JP2018190046A - デバイス制御装置、デバイス制御方法、およびプログラム - Google Patents

デバイス制御装置、デバイス制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】デバイス制御装置にローカル接続されたデバイスを情報処理装置が仮想化制御している場合、デバイス制御装置は情報処理装置から制御されるデバイスの状態について整合性を取らなければならない。【解決手段】デバイス制御装置は、解像度情報紐付け部によってインターフェース設定要求と要求元の情報処理装置とを紐付け、設定値に応じたデバイスが複数存在するかのように情報処理装置に認識させて、情報処理装置に仮想化制御させ、各情報処理装置のデータ取得要求に応じたデータを送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介して接続された情報処理装置から送られる各種要求を処理するためのデバイス制御装置、デバイス制御方法、およびプログラムに関する。
近年、ネットワークの普及により、パーソナルコンピュータ(以下、情報処理装置)などに直結(ローカル接続)して利用していた周辺機器(デバイス)を、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して情報処理装置から利用できるように制御する装置(デバイス制御装置)がいくつか提案されている。
例えば、情報処理装置とUSB(Universal Serial Bus)規格のインターフェースを介して直結(ローカル接続)して使用するプリンタ、ストレージ、スキャナなどのデバイス(以下、USBデバイス)をデバイス制御装置に接続することで、ネットワーク上の情報処理装置は、デバイス制御装置を介してUSBデバイスにアクセスし、直結(ローカル接続)したときと同様の状態で使用できるようになるものがある。
特許文献1では、周辺機器サーバ(デバイス制御装置)を介してネットワーク上のネットワーククライアント(情報処理装置)と周辺機器(デバイス)間でデータ送受信を可能とするデバイス制御システムにおいて、アイソクロナス転送により、周辺機器で処理されたデータをネットワーククライアントにデータ転送するものが提案されている。
特開2008−090847号公報
デバイス制御装置にローカル接続されたデバイスを複数の情報処理装置が仮想化制御している場合、一方の情報処理装置によるデバイスの仮想化制御において、デバイス制御装置が当該デバイスを仮想化制御している他方の情報処理装置についてもデバイスの状態の整合性を取る必要がある。これは、複数の情報処理装置からデバイスを仮想化制御した場合に、一方の情報処理装置がデバイスの設定を変更した場合に、他方の情報処理装置が意図しない設定により動作してしまうためである。
本発明は、デバイス制御装置にローカル接続されたデバイスを情報処理装置が仮想化制御している場合、デバイス制御装置にローカル接続されたデバイスを設定値ごとにデバイスが複数あるかのように情報処理装置に認識させることで、情報処理装置がデバイスの設定を変更した場合に、意図しない設定により動作することを防ぐことが可能なデバイス制御装置、デバイス制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載のデバイス制御装置は、ネットワークを介して少なくとも1台以上の情報処理装置に接続されるとともに、各設定に応じた所定のデータをローカル接続されているデバイスから取得するデバイス制御装置であって、前記設定ごとに前記デバイスの個体識別情報を生成し、前記情報処理装置に送信する識別情報生成手段と、前記設定ごとに前記デバイスが複数あるかのように前記情報処理装置に認識させ、当該デバイスを情報処理装置に仮想化制御させる仮想化制御手段と、前記デバイスを仮想化制御している前記情報処理装置が第1の設定によるデータ取得要求から第2の設定によるデータ取得要求に変更した場合、第2の設定に対応するデータを前記情報処理装置に送信するデータ送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、デバイス制御装置にローカル接続されたデバイスをネットワーク上の情報処理装置で仮想化制御した際に、情報処理装置に設定値ごとにデバイスがあるかのように認識させることで情報処理装置がデバイスの設定を変更した場合に、意図しない設定により動作することを防ぐことが可能になる。
本発明の第1の実施形態によるデバイス制御システムの一例を概略的に示すブロック図である。 図1の解像度情報、デバイス解像度情報、負荷状況デバイス解像度情報、紐付け情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態においてデバイス制御装置がデバイスから取得した画像を情報処理装置に送信する場合のシーケンス図の一例である。 デバイス制御装置がデバイスから画像を取得する際の動作を説明するシーケンス図である。 情報処理装置がデバイス制御装置の保持する画像を取得する際の動作を説明するシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態によるデバイス制御システムの一例を概略的に示すブロック図である。 第2の実施形態にデバイス制御装置が情報処理装置からの仮想化制御の開始に応じてネットワーク性能情報を算出し、算出結果に応じた負荷状況デバイス解像度情報を各情報処理装置に送信する場合のシーケンス図の一例である。
以下、本発明の実施形態によるデバイス制御システムの一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態によるデバイス制御システムの一例を概略的に示すブロック図である。
<システム構成>
図示のデバイス制御システムにおいては、情報処理装置100Aと情報処理装置100B、デバイス制御装置200、デバイス300から構成されている。
情報処理装置100Aと情報処理装置100B、デバイス制御装置200は有線回線または無線回線のローカルエリアネットワーク(LAN)を介して接続されている。または、情報処理装置100A、情報処理装置100B、および、デバイス制御装置200が、3G回線やWi−Fi(登録商標)などの無線通信路を介して接続されている。
デバイス300は、USB(Universal Serial Bus)インターフェースに準拠した接続ケーブルでデバイス制御装置200に接続(ローカル接続)されている。ただし、USBに限定されるものではなく、IEEE1394やFibre Channelなど別のインターフェースに準拠したものであってもよい。以降の説明ではデバイス300の通信インターフェースをUSBとして説明する。
なお、図1に示すデバイス制御システムにおいては情報処理装置100Aと情報処理装置100B、デバイス制御装置200、デバイス300がそれぞれ1つのみ示されているが、情報処理装置100Aと情報処理装置100B、デバイス制御装置200、デバイス300の台数は図示の例に限定されるものではない。以降、複数台の情報処理装置を総称する場合は情報処理装置100と記載し、1台の情報処理装置を示す場合は情報処理装置100Aや情報処理装置100Bと記載する。
<情報処理装置100の構成>
情報処理装置100は、例えば、ユーザーによって利用されるパーソナルコンピュータ(PC)などの装置であって、ハードウェア構成として、CPU151、入力部152、表示部153、メモリ154、および通信部155、記憶部を備えており、これらハードウェアは内部バスで相互に接続されている。
CPUは151、情報処理装置100全体の制御を司る。入力部152は、例えば、キーボードおよびマウスを備えている。表示部153として、例えば、液晶モニタが用いられる。メモリ154はRAMおよびROMなどである。
通信部155は、LANおよび無線通信路に接続するためのインターフェースであって、デバイス制御装置200とデータ送受信を行う。
記憶部には、ソフトウェアであるオペレーティングシステム(以下「OS」と呼ぶ:不図示)、アプリケーション101、解像度情報保持部102、デバイスドライバ104、仮想化制御部105、通信制御部106が記憶されるとともに、他の機能に係るソフトウェアが記憶されている。なお、これらソフトウェアはメモリ154に読み出されて、CPU151の制御に従い動作する。
アプリケーション101は、デバイスドライバ104に対してデータ入出力要求を指示することによって、デバイス制御装置200を介してデバイス300を制御するソフトウェアプログラムである。
解像度情報保持部102は、後述するデバイス制御装置200が備える解像度情報制御部203から送信されるデバイス解像度情報204を解像度情報103として保持する。
デバイスドライバ104は、OSまたはアプリケーション101からのデータ入出力要求を、デバイス制御装置200を介してデバイス300に応じたデータ形式のデータ(以下「制御コマンド」と呼ぶ)に変換して、当該制御コマンドを仮想化制御部105に送る。さらに、デバイスドライバ104は制御コマンドに対する応答をアプリケーション101に送信する。デバイスドライバ104は、一般に製造会社によって提供されるソフトウェア部品であって、情報処理装置100は各デバイスに対応したデバイスドライバ104によってデバイス制御装置200を介してデバイス300を制御することができる。
仮想化制御部105は、デバイス300とのデータ送受信に必要なデバイススタックを解像度(設定値)ごとにデバイス制御装置が生成した個体識別情報により一意に特定し順次動的に生成されたものである。情報処理装置100は、データ送受信要求に含まれる解像度(設定値)に対応したデバイス300が複数あるかのように認識する。
仮想化制御部105は、デバイスドライバ104から送られた制御コマンド(つまり、データ入出力要求)をUSBデータ形式に準拠したパケットデータ(以下「USBデータ」と呼ぶ)に変換する。また、仮想化制御部105は通信制御部106から送られてくるUSBデータを制御コマンドと同様のデータ形式に変換してデバイスドライバ104に送る。
さらに、仮想化制御部105は、デバイス300に対するデータ送受信要求に対して、デバイス300が情報処理装置100に直接的に接続(ローカル接続)されている際と同様の振る舞いをシミュレートする機能(以下「仮想化制御機能」と呼ぶ)を備えている。この仮想化制御機能によって、情報処理装置100はデバイス300をローカル接続した場合と同一の状態であると認識してデータの送受信を行うことができる。
通信制御部106は、仮想化制御部105から送られるUSBデータとデバイス制御装置200と通信する際のネットワークパケットとの変換処理を行って、デバイス制御装置200との間でデータ送受信の制御を行うソフトウェアである。また、通信制御部106は仮想化制御部105を介してアプリケーション101またはデバイスドライバ104から送られるデータ送受信要求に応じて、デバイス制御装置200との間のセッションの開始および切断の制御を行う。
<デバイス制御装置200の構成>
デバイス制御装置200は、ハードウェア構成として、CPU351、入力部352、表示部353、メモリ354、通信部355、記憶部備えている。
CPUは351、デバイス制御装置200全体の制御を司る。入力部352は、例えば、キーボードおよびマウスを備えている。表示部353として、例えば、液晶モニタが用いられる。メモリ354はRAMおよびROMなどである。
通信部355は、LANおよび無線通信路に接続するためのインターフェースであって、情報処理装置100Aまたは情報処理装置100Bとデータ送受信を行う。
記憶部には、ソフトウェアであるオペレーティングシステム(以下「OS」と呼ぶ:不図示)、通信制御部201、仮想化通信部202、解像度情報制御部203、解像度情報紐付け部206、画像格納部208、画像取得部209を備えている。なお、これらソフトウェアはメモリ354に読み出されて、CPU351の制御に従い動作する。
通信制御部201は、デバイス制御装置200と情報処理装置100との間で行われる入出力データなどの送受信を制御するソフトウェアである。
仮想化通信部202は、デバイス300があたかも情報処理装置100に直接的に(ローカル)接続されているかのように認識させて制御できるようにするため、情報処理装置100の仮想化制御部105からの制御要求に従って(連動して)デバイス300と自身の制御を行う。
また、仮想化通信部202がデバイス300への接続を要求すると、仮想化制御を開始する。一方、仮想化通信部202がデバイス300に切断を要求すると、仮想化通信部202はデバイス300の仮想化制御を終了する。
仮想化通信部202は、デバイス解像度情報(後述)に基づき、解像度ごとにデバイス300が接続されているかのように情報処理装置100に認識させるために、解像度ごとに個体識別情報を作成し、通信制御部201を介して情報処理装置100に送信する。この作成された個体識別情報により、デバイス制御装置200は、情報処理装置100に対して解像度ごとにデバイス300が接続されているように認識させる。情報処理装置100から送信される画像取得要求の解像度(設定値)が変更された場合、変更された解像度の画像を送信することができるデバイス300に接続を切り替えているかのように振る舞う。なお、個体識別情報とは、情報処理装置100がデバイス300を解像度(設定値)ごとに識別するための情報であって、メーカーを識別するために機器を製造したメーカー毎に割り当てられたベンダーID(VID)、機種を識別するために機種毎に割り当てられた製品ID(PID)、機器の個体を識別するために機器毎に割り当てられたシリアル番号などである。シリアル番号はそれぞれの解像度(設定値)と仮想化通信部202が紐付けることで、1台のデバイス300が解像度ごとに複数台存在しているかのように個体識別情報を複数作成することができる。
解像度情報制御部203は、デバイス解像度情報204を備えている。デバイス解像度情報204は、デバイス300から受信したデバイス300が設定可能な解像度情報である。解像度情報制御部203は、この解像度情報に基づき、情報処理装置100の仮想化制御部105に対して、解像度ごとにデバイス300が情報処理装置100に接続されているかのように認識させるために、仮想化通信部202によって個体識別情報を割り当てる。
解像度情報制御部203は、情報処理装置100からの画像取得要求に対し、紐付け情報207(後述)の要求元情報を参照し、一致するインターフェース設定番号の画像を画像格納部208(後述)から取得する。解像度情報制御部203は、紐付け情報207の要求元情報に基づき要求元の情報処理装置100に画像格納部208から取得した画像を送信する。
また、解像度情報制御部203は、情報処理装置100から送信される継続要求に対し、紐付け情報207に基づき、一致するインターフェース設定番号に対する画像を情報処理装置100に送信する。
ここで、継続要求とは、解像度情報保持部102が発行し、解像度情報保持部102が、アプリケーション101から画像取得要求を受けずに、情報処理装置100がアプリケーション101で設定した解像度の画像をデバイス制御装置200から取得できるようにするための要求である。
図2は、図1に示す解像度情報103、デバイス解像度情報204、デバイス解像度情報304、紐付け情報207の一例を示す図である。なお、図1で説明したデバイス解像度情報204、デバイス解像度情報304は、図2(a)のデバイス解像度情報を備えている。また、図2(c)の負荷状況デバイス解像度情報は第2の実施形態で後述する。紐付け情報207は、図2(b)の紐付け情報を備えている。
図2(a)のデバイス解像度情報は、インターフェース設定番号と解像度情報から構成されている。デバイス300は、デバイス300が撮像可能な解像度と、デバイス300の解像度を変更するために必要なインターフェース設定番号のリストである図2(a)のデバイス解像度情報304を備えている。デバイス300が、デバイス300の設定を変更するためにデバイス制御装置200が備える解像度情報制御部203からの要求に応じて、図2(a)のデバイス解像度情報304を解像度情報制御部203へ送信する。また、デバイス制御装置200は、情報処理装置100から解像度変更を可能にするために、デバイス300から受信した図2(a)のデバイス解像度情報204を解像度情報保持部102に送信する。図示の例では、インターフェース設定番号の#1が1920×1080の解像度に対応している。
解像度情報紐付け部206は、図2(b)の紐付け情報207を備えている。解像度情報紐付け部206は、情報処理装置100からのインターフェース設定要求と要求元情報とを紐付ける処理を行い、図2(b)の紐付け情報207として紐付け結果を保持する。解像度情報紐付け部206が、情報処理装置100からインターフェース設定要求を受信すると図2(b)の紐付け情報207を生成する。ここで、インターフェース設定要求とは、情報処理装置100から送信されるインターフェース設定番号のことである。
図2(b)の紐付け情報207は、要求元情報とインターフェース設定番号から構成されている。要求元情報は、例えば、デバイス名やIPアドレス、MACアドレスなどであり、要求元となる情報処理装置を一意に識別できる情報であればよい。インターフェース設定番号は、解像度と対応付けられており、デバイス300の設定を変更するための番号である。
画像格納部208は、画像取得部209を介してデバイス300から取得した画像を格納する。
画像取得部209は、アプリケーション101、解像度情報保持部102からの画像取得要求または継続要求に応じて解像度情報制御部203から受信した画像取得要求に従い、デバイス300から画像を取得するための機能部である。
解像度情報制御部203は、解像度情報保持部102に図2(a)のデバイス解像度情報204を送信後、画像取得要求を画像取得部209に送信する。その後、画像取得部209が、解像度情報制御部203から画像取得要求を受けると、図2(a)のデバイス解像度情報204を参照し、順次、デバイス300へ画像取得要求を送信することで、画像取得を行う。
<デバイス300の構成>
デバイス300は、ネットワークカメラなどの撮影装置であって、解像度情報送信部301、画像送信部302、撮像部303を備えている。なお、撮影装置として例示するが、これに限定したものではない。
解像度情報送信部301は、デバイス300がデバイス制御装置200への接続後またはデバイス制御装置200からの解像度情報送信要求があると、撮像部にある図2(a)のデバイス解像度情報304を解像度情報制御部203へ送信する。
画像送信部302は、撮像部303によって撮像された画像を画像格納部208に送信する。
撮像部303は、図2(a)のデバイス解像度情報304を備えている。デバイス解像度情報304は、デバイス300が撮像可能な画像の解像度とインターフェース設定番号の一覧である。USBデバイスは、インターフェース情報として解像度やサンプリング周波数などの各設定に対応したインターフェース設定番号と、インターフェース設定番号に紐付く最大転送サイズ情報を含むインターフェース設定を規格として持っている。デバイス300が、デバイス制御装置200に接続され、解像度情報制御部203からの画像取得要求を受けた画像取得部209からの指示を受信すると撮像を開始する。撮像する際は、図2(a)のデバイス解像度情報304に基づき、デバイス300の解像度を順次切り替える。これにより、複数の解像度(設定値)による画像を取得することができる。
<第1の実施形態におけるシーケンス>
図3は、本発明の第1の実施形態においてデバイス制御装置200がデバイス300から取得した画像を情報処理装置100に送信する場合のシーケンスの一例である。
まず、デバイス300がデバイス制御装置200に接続されると、デバイス制御装置200が備える解像度情報制御部203は、デバイス300に解像度情報を含むデバイス情報取得要求を送信する(ステップS101)。
デバイス300は、解像度情報制御部203からのデバイス情報取得要求を受信すると、解像度情報制御部203に図2(a)のデバイス解像度情報304およびデバイス情報を送信する(ステップS102)。解像度情報制御部203は、デバイス解像度情報304を受信すると、デバイス解像度情報204として記憶・保持する。あわせてデバイス情報もデバイス制御装置200の記憶部に記憶・保持する。
解像度情報制御部203は、図2(a)のデバイス解像度情報204を仮想化通信部202に送信する(ステップS103)。仮想化通信部202は、デバイス解像度情報204とデバイス情報に基づき、解像度ごとに個体識別情報を作成する。
次に説明するステップS104〜ステップS110は、情報処理装置100Aがデバイス300との間で仮想化制御を開始するまでを説明するものである。ステップS111〜ステップS117は、情報処理装置100Bがデバイス300との間で仮想化制御を開始するまでを説明するものである。
仮想化通信部202は、解像度ごとの個体識別情報および図2(a)のデバイス解像度情報204を仮想化制御部105Aに送信する(ステップS104)。
仮想化制御部105Aは、解像度ごとの個体識別情報およびのデバイス解像度情報204をデバイスドライバ104Aに送信する(ステップS105)。
デバイスドライバ104Aは、解像度ごとの個体識別情報およびのデバイス解像度情報204を解像度情報保持部102Aに送信する(ステップS106)。解像度情報保持部102Aは、受信したデバイス解像度情報204を解像度情報103として記憶・保持する。
解像度情報保持部102Aは、解像度ごとの個体識別情報をアプリケーション101Aに送信する(ステップS107)。この個体識別情報により、情報処理装置100Aは、デバイス300が解像度ごとに複数台あるかのように認識することができる。
アプリケーション101Aは、情報処理装置100Aとデバイス300との間の仮想化制御を開始するために、所定の解像度のデバイス300への仮想化開始要求をデバイスドライバ104Aに送信する(ステップS108)。
デバイスドライバ104Aは、仮想化開始要求を受信すると仮想化制御部105Aに仮想化開始要求を送信する(ステップS109)。
仮想化制御部105Aは、仮想化開始要求を受信すると仮想化通信部202に仮想化開始要求を送信する(ステップS110)。ステップS110により、情報処理装置100Aとデバイス300の間で仮想化制御が開始され、セッションが確立される。
情報処理装置100Bも情報処理装置100Aと同様に、アプリケーション101Bへ個体識別情報を送信し、その後、情報処理装置100Bとデバイス300とを仮想化制御を開始するための仮想化開始要求をデバイス制御装置200に送信する(ステップS111〜ステップS117)。
ステップS117以降は、後述する図4の画像取得処理のシーケンス、図5の情報処理装置画像取得処理のシーケンスが行われ、繰り返し画像取得が行われる。
<デバイス制御装置200による画像取得シーケンス>
図4は、デバイス制御装置200がデバイス300から画像を取得し、画像格納部208に画像を格納する際の動作を説明するためのシーケンス図である。このとき、デバイス制御装置200は、デバイス300から取得した図2(a)のデバイス解像度情報204におけるすべてのインターフェース設定番号に対応した解像度の画像を取得するものとして説明する。
解像度情報制御部203は、解像度情報保持部102に解像度ごとの個体識別情報およびデバイス解像度情報204を送信後、画像取得要求を画像取得部209に送信する(ステップS201)。
画像取得部209は、解像度情報制御部203から画像取得要求を受信すると、デバイス解像度情報204を参照し、まず、撮像部303にインターフェース設定要求#1を送信する(ステップS202)。インターフェース設定要求#1を撮像部303が受信すると、撮像部303はデバイス300で撮像する画像の解像度をインターフェース設定要求#1に対応した2560×1440に変更する。
画像取得部209は、デバイス解像度情報204に基づき、インターフェース設定要求#1を送信後、撮像部303に画像取得要求を送信する(ステップS203)。
撮像部303は、画像取得部209から画像取得要求を受信すると、撮像部303で撮像している画像を取得し、取得した画像を画像送信部302に送信する(ステップS204)。例えば、画像取得部209から受信したインターフェース設定要求の設定番号#1の場合、解像度2560×1440の画像を取得する。
画像送信部302は、撮像部303からインターフェース設定要求の設定番号#1の解像度である2560×1440の画像を受信すると、画像取得部209に解像度2560×1440の画像を送信する(ステップS205)。
画像取得部209は、画像送信部302からインターフェース設定要求の設定番号#1の解像度である2560×1440の画像を受信すると、画像格納部208に解像度2560×1440の画像を送信する(ステップ206)。
画像取得部209が解像度2560×1440の画像を受信が完了すると、図2(a)のデバイス解像度情報204に基づき、撮像部303に送信するインターフェース設定要求の設定番号を#1から#2に変更し、撮像部303にインターフェース設定要求#2を送信する(ステップS207)。インターフェース設定要求#2を撮像部303が受信すると、撮像部303は、デバイス300で撮像する画像の解像度を1920×1200に変更する。
画像取得部209は、インターフェース設定要求#2を撮像部303に送信後、撮像部303に画像取得要求を送信する(ステップS208)。
撮像部303は、画像取得部209から画像取得要求を受信すると、撮像部303で撮像している解像度1920×1200の画像を画像送信部302に送信する(ステップS209)。
画像送信部302は、撮像部303から解像度1920×1200の画像を受信すると、画像取得部209に解像度1920×1200の画像を送信する(ステップS210)。
画像取得部209は、画像送信部302から解像度1920×1200の画像を受信すると、画像格納部208に解像度1920×1200の画像を送信する(ステップS211)。
以降、図2(a)デバイス解像度情報204にあるインターフェース設定番号に紐付いたすべての解像度に対応する画像を取得する。
画像取得部209は、解像度情報制御部203から受信した図2(a)デバイス解像度情報204に基づき、インターフェース設定要求#N(Nは最大のインターフェース設定番号)を撮像部303に送信する(ステップS212)。インターフェース設定要求#Nを撮像部303が受信すると、撮像部303はデバイス300で撮像する画像の解像度を320×200に変更する。
画像取得部209は、インターフェース設定要求#Nを撮像部303に送信後、撮像部303に画像取得要求を送信する(ステップS213)。
撮像部303は、画像取得部209から画像取得要求を受信すると、解像度320×200の画像を画像送信部302に送信する(ステップS214)。
画像送信部302は、撮像部303から解像度320×200の画像を受信すると、画像取得部209に解像度320×200の画像を送信する(ステップS215)。
画像取得部209は、画像送信部302から解像度320×200の画像を受信すると、画像格納部208に解像度320×200の画像を送信する(ステップS216)。
画像取得部209は、図2(a)のデバイス解像度情報204を参照し、取得すべき解像度の画像を取得完了確認後、解像度情報制御部203に画像取得完了通知を送信する(ステップS217)。
<情報処理装置100による画像取得シーケンス>
図5は、情報処理装置100が取得する画像の解像度を変更しデバイス制御装置200から画像を取得する際の動作を説明するためのシーケンス図である。
まず、情報処理装置100Aとデバイス制御装置200との間での画像取得シーケンスについてステップS301〜ステップS322にて説明する。アプリケーション101Aは、図2(a)の解像度情報103Aを参照し、取得したい画像の解像度を解像度情報保持部102Aに送信する(ステップS301)。
解像度情報保持部102Aは、取得したい画像の解像度をアプリケーション101Aから取得すると、解像度情報103Aを参照し、アプリケーション101Aから取得した解像度と一致するインターフェース設定番号を解像度情報103Aに基づき決定する。解像度情報保持部102Aは、アプリケーション101Aから取得した解像度と一致するインターフェース設定番号のインターフェース設定要求をデバイスドライバ104Aに送信する(ステップS302)。
デバイスドライバ104Aは、解像度情報保持部102Aからインターフェース設定要求を受信すると、仮想化制御部105Aにインターフェース設定要求を送信する(ステップS303)。
仮想化制御部105Aは、デバイスドライバ104Aからインターフェース設定要求を受信すると、仮想化通信部202にインターフェース設定要求を送信する(ステップS304)。
仮想化通信部202は、仮想化制御部105Aからインターフェース設定要求を受信すると、解像度情報紐付け部206にインターフェース設定要求を送信する(ステップS305)。
解像度情報紐付け部206は、仮想化通信部202から受信したインターフェース設定要求と、情報処理装置100Aの要求元情報との紐付け処理を行い、図2(b)の紐付け情報207を生成し、保持する(ステップS306)。
解像度情報紐付け部206は、情報処理装置100Aのインターフェース設定要求と情報処理装置100の要求元情報との紐付け処理が完了すると仮想化通信部202に紐付け完了通知を送信する(ステップS307)。
仮想化通信部202は、解像度情報紐付け部206から紐付け完了通知を受信すると、仮想化制御部105Aに紐付け完了通知を送信する(ステップS308)。
仮想化制御部105Aは、仮想化通信部202から紐付け完了通知を受信すると、デバイスドライバ104Aに紐付け完了通知を送信する(ステップS309)。
デバイスドライバ104Aは、仮想化制御部105Aから紐付け完了通知を受信すると、解像度情報保持部102Aに紐付け完了通知を送信する(ステップS310)。
解像度情報保持部102Aは、デバイスドライバ104Aから紐付け完了通知を受信すると、アプリケーション101Aに紐付け完了通知を送信する(ステップS311)。
アプリケーション101Aは、デバイスドライバ104Aから紐付け完了通知を受信すると、デバイスドライバ104Aに画像取得要求を送信する(ステップS312)。
デバイスドライバ104Aは、アプリケーション101Aから画像取得要求を受信すると、仮想化制御部105Aに画像取得要求を送信する(ステップS313)。
仮想化制御部105Aは、デバイスドライバ104Aから画像取得要求を受信すると、仮想化通信部202に画像取得要求を送信する(ステップS314)。
仮想化通信部202は、仮想化制御部105Aから画像取得要求を受信すると、解像度情報紐付け部206に画像取得要求を送信する(ステップS315)。
解像度情報紐付け部206は、仮想化通信部202から画像取得要求を受信すると、画像格納部208に画像取得要求を送信する(ステップS316)。
画像格納部208は、解像度情報紐付け部206から画像取得要求を受信すると、情報処理装置100が解像度情報紐付け部206にインターフェース設定要求を送信することで生成した図2(b)の紐付け情報207を参照し、情報処理装置100Aの設定したインターフェース設定番号に一致する画像を検索する(ステップS317)。
画像格納部208は、情報処理装置100Aの設定したインターフェース設定番号と一致する解像度の画像を検索後、情報処理装置100Aの設定したインターフェース設定番号に一致する解像度の画像を仮想化通信部202に送信する(ステップS318)。
仮想化通信部202は、画像格納部208から情報処理装置100Aの設定したインターフェース設定番号に一致する解像度の画像を取得すると、情報処理装置100Aの設定したインターフェース設定番号に一致する解像度の画像を仮想化制御部105Aに送信する(ステップS319)。
仮想化制御部105Aは、仮想化通信部202から情報処理装置100Aの設定したインターフェース設定番号に一致する解像度の画像を取得すると、情報処理装置100Aの設定したインターフェース設定番号に一致する解像度の画像をデバイスドライバ104Aに送信する(ステップS320)。
デバイスドライバ104Aは、仮想化制御部105Aから情報処理装置100Aの設定したインターフェース設定番号に一致する解像度の画像を取得すると、情報処理装置100Aの設定したインターフェース設定番号に一致する解像度の画像をアプリケーション101Aに送信する(ステップS321)。
その後、アプリケーション101Aが解像度情報103Aを参照し、画像格納部208から取得したい画像の解像度を変更しない限り、解像度情報保持部102Aが継続要求を発行し、解像度情報保持部102Aは継続要求をデバイスドライバ104Aに送信する(ステップS322)。解像度情報保持部102Aが発行する継続要求は、解像度情報保持部102Aがアプリケーション101Aからの画像取得要求を受けずとも、情報処理装置100Aがアプリケーション101Aに設定した解像度の画像を取得できるようにするための要求である。
デバイスドライバ104Aは、解像度情報保持部102Aから継続要求を受信すると、仮想化制御部105Aに継続要求を送信する(ステップS323)。
解像度情報保持部102Aは、デバイスドライバ104Aから継続要求を受信すると、仮想化通信部202に継続要求を送信し、画像取得を継続して行う(ステップS324)。
続いて、情報処理装置100Bとデバイス制御装置200との間での画像取得シーケンスについてステップS325〜ステップS348にて説明する。
アプリケーション101Bは、図2(a)の解像度情報103Bを参照し、取得したい画像の解像度を解像度情報保持部102Bに送信し、解像度の設定を変更する(ステップS325)。
解像度の設定を変更後の処理(ステップS326〜ステップS348)は、情報処理装置100Aと同様(ステップS302〜ステップS324)にインターフェース設定番号と情報処理装置100Bの紐付けを行い、インターフェース設定番号に一致する解像度の画像を取得するので、説明を省略する。
上述のように、本発明の第1の実施形態では、デバイス制御装置200が解像度(設定値)ごとの個体識別情報を作成し、デバイスを情報処理装置に仮想化制御させることで、情報処理装置100は、解像度ごとにデバイスが複数あるかのように認識し、画像取得要求に応じた画像を取得・表示が可能となる。これにより、情報処理装置100からデバイス300を仮想化制御した場合に、一方の情報処理装置100がデバイス300の設定を変更したとしても、情報処理装置100はデバイス300が解像度(設定値)ごとに複数存在しているかのように認識して仮想化制御するため、他方の情報処理装置100が意図しない設定により動作することを防ぐことができる。
[第2の実施形態]
次に本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、デバイス制御装置200が、情報処理装置100にデバイス解像度情報204を送信する際、情報処理装置100のネットワーク負荷状況を考慮し、後述する負荷状況デバイス解像度情報205を解像度情報制御部203が作成する。解像度情報制御部203が、負荷状況デバイス解像度情報205を作成後、解像度情報制御部203が、負荷状況デバイス解像度情報205を情報処理装置100に送信し、情報処理装置100が、画像を取得するまでの流れを説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態によるデバイス制御システムの一例を概略的に示すブロック図である。なお、第1の実施形態と同様の構成については同じ参照番号を付し説明を省略する。第2の実施形態では、解像度情報制御部203が、負荷状況デバイス解像度情報205をさらに備えている。
解像度情報制御部203は、情報処理装置100からデバイス300との仮想化制御を開始するために送信される仮想化開始要求を受信すると、情報処理装置100の応答時間やIPパケット数などを取得するためのネットワーク性能情報取得要求を情報処理装置100に送り、情報処理装置100の応答時間やIPパケット数などのネットワーク性能情報を取得する。なお、ネットワーク性能情報を応答時間やIPパケット数として例示したが、これに限定したものではなく、情報処理装置100とデバイス制御装置200との間のネットワーク区間における負荷状況が分かるものであればよい。
さらに、解像度情報制御部203は、取得したネットワーク性能情報よりネットワーク負荷状況を算出し、当該ネットワーク負荷状況に基づき、情報処理装置100に送信する負荷状況デバイス解像度情報205を作成する。
例えば、情報処理装置100Aのネットワーク負荷状況が、デバイス300の全ての解像度を表示可能であれば、負荷状況デバイス解像度情報205は、図2(a)のデバイス解像度情報と同じものを情報処理装置100に送信する。
また、情報処理装置100Bのネットワーク負荷が高い状態であり、解像度情報制御部203が、図2(a)のデバイス解像度情報204のインターフェース設定番号#1の解像度2560×1440が表示できないと判断すると、インターフェース設定番号#1の解像度2560×1440を除く、図2(c)の負荷状況デバイス解像度情報205を解像度情報制御部203が生成し、保持する。その後、解像度情報制御部203が、情報処理装置100Bに負荷状況デバイス解像度情報205を送信する。
<第2の実施形態におけるシーケンス>
図7は、本発明の第2の実施形態においてデバイス制御装置200がネットワーク性能情報を算出し、算出結果に応じた負荷状況デバイス解像度情報205を各情報処理装置に送信し、情報処理装置100とデバイス300との間で仮想化制御する場合のシーケンスの一例である。
仮想化通信部202は、情報処理装置100Aの応答時間やIPパケット数などのネットワーク性能情報を取得するために、pingなどのネットワーク性能情報取得要求を仮想化制御部105Aに送信する(ステップS401)。
仮想化制御部105Aは、仮想化通信部202からネットワーク性能情報取得要求を受信すると、デバイスドライバ104Aにネットワーク性能情報取得要求を送信する(ステップS402)。
デバイスドライバ104Aは、仮想化制御部105Aからネットワーク性能情報取得要求を受信すると、アプリケーション101Aにネットワーク性能情報取得要求を送信する(ステップS403)。
次に、アプリケーション101Aは、ステップS403でデバイスドライバ104Aからネットワーク性能情報取得要求を受信すると、応答時間やIPパケット数などのネットワーク性能情報をデバイスドライバ104Aに送信する(ステップS404)。
デバイスドライバ104Aは、アプリケーション101Aからネットワーク性能情報を受信すると、仮想化制御部105Aにネットワーク性能情報を送信する(ステップS405)。
仮想化制御部105Aは、デバイスドライバ104Aからネットワーク性能情報を受信すると、仮想化通信部202にネットワーク性能情報を送信する(ステップS406)。
仮想化通信部202は、仮想化制御部105Aからネットワーク性能情報を受信すると、解像度情報制御部203にネットワーク性能情報を送信する(ステップS407)。ここで、取得したネットワーク性能情報の応答時間や受信IPパケット数などからネットワーク性能を計測する。
まず、アプリケーション101Aは、デバイスドライバ104Aに情報処理装置100Aとデバイス300との間の仮想化制御を開始するための仮想化開始要求をデバイスドライバ104Aに送信する(ステップS401)。
デバイスドライバ104Aは、アプリケーション101Aから仮想化開始要求を受信すると、仮想化制御部105Aに仮想化開始要求を送信する(ステップS402)。
仮想化制御部105Aは、デバイスドライバ104Aから仮想化開始要求を受信すると、仮想化通信部202に仮想化開始要求を送信する(ステップS403)。ステップS403により、情報処理装置100Aとデバイス300の間で仮想化制御が開始され、セッションが確立される。
仮想化通信部202は、仮想化制御が開始されると、解像度情報制御部203に仮想化開始通知を送信する(ステップS404)。
情報処理装置100Bの場合も情報処理装置100Aと同様に、仮想化通信部202がネットワーク性能情報取得要求を情報処理装置100Bに送信し、解像度情報制御部203がネットワーク性能情報を受信するする(ステップS408〜ステップS415)。
解像度情報制御部203は、情報処理装置100の表示可能な画像の解像度を、デバイス300が撮像可能な解像度情報から決定するために、デバイス解像度情報304を含むデバイス情報取得要求をデバイス300に送信する(ステップS416)。
デバイス300は、デバイス300が撮影可能な解像度情報である図2(a)のデバイス解像度情報304およびデバイス情報を解像度情報制御部203に送信する(ステップS417)。
解像度情報制御部203は、情報処理装置100から取得した応答時間やIPパケット数などのネットワーク性能情報と、デバイス300から取得した図2(a)のデバイス解像度情報204に基づき、情報処理装置100Aまたは情報処理装置100Bに送信する図2(c)の負荷状況デバイス解像度情報205を作成する(ステップS418)。あわせてデバイス情報もデバイス制御装置200の記憶部に記憶・保持する。
図2(c)の負荷状況デバイス解像度情報205を作成する際の決定方法は、解像度情報制御部203が、ネットワーク性能情報とフレーム処理時間により得られたデータ量を閾値とし、1フレームのデータ量がこの閾値を超えないインターフェース設定番号に基づき決定する。なお、情報処理装置100とデバイス制御装置200との間のネットワーク負荷が低い場合、解像度情報制御部203は、負荷状況デバイス解像度情報205を作成せず、デバイス300から取得したデバイス解像度情報204をそのまま使用してもよい。
以下、情報処理装置100Aは、ネットワーク負荷が低く、図2(a)のデバイス解像度情報204にて十分画像を表示可能であり、情報処理装置100Aが図2(a)のデバイス解像度情報204を使用する例を示す。また、情報処理装置100Bは、ネットワーク負荷が高く、図2(a)のデバイス解像度情報におけるインターフェース設定番号#1の解像度2560×1440では、画像の表示が不可能であるとネットワーク負荷状況を考慮した解像度情報決定方法に基づき解像度情報制御部203が判断すると、解像度情報制御部203が、負荷状況デバイス解像度情報205を作成し、解像度情報制御部203が、情報処理装置100Bに負荷状況デバイス解像度情報205を送信することで、情報処理装置100Bが負荷状況デバイス解像度情報205を使用することを例に説明をする。
解像度情報制御部203は、情報処理装置100のAネットワーク負荷状況を、情報処理装置100Aから取得した応答時間やIPパケット数などのネットワーク性能情報から判断し、情報処理装置100Aが表示可能な解像度情報を、図2(a)のデバイス解像度情報204と決定後、仮想化通信部202にデバイス情報およびデバイス解像度情報204を送信する(ステップS419)。
仮想化通信部202は、解像度情報制御部203からデバイス情報およびデバイス解像度情報204を受信すると、デバイス解像度情報204とデバイス情報に基づき、解像度ごとに個体識別情報を作成し、仮想化制御部105Aに個体識別情報およびデバイス解像度情報204を送信する(ステップS420)。
仮想化制御部105Aは、仮想化通信部202から個体識別情報およびデバイス解像度情報204を受信すると、デバイスドライバ104Aに個体識別情報およびデバイス解像度情報204を送信する(ステップS421)。
デバイスドライバ104Aは、仮想化制御部105Aから個体識別情報およびデバイス解像度情報204を受信すると、解像度情報保持部102Aに個体識別情報およびデバイス解像度情報204を送信する(ステップ422)。解像度情報保持部102Aは、デバイス解像度情報204を解像度情報103Aとして記憶・保持する。
解像度情報保持部102Aは、解像度ごとの個体識別情報をアプリケーション101Aに送信する(ステップS423)。この個体識別情報により、情報処理装置100Aは、デバイス300が解像度ごとに複数台あるかのように認識することができる。
解像度情報制御部203は、情報処理装置100Bのネットワーク負荷状況を、情報処理装置100Bから取得した応答時間やIPパケット数などのネットワーク性能情報から判断し、情報処理装置100Bが表示可能な解像度情報である、図2(c)の負荷状況デバイス解像度情報205を生成後、仮想化通信部202を介し、解像度情報保持部102Bに個体識別情報および負荷状況デバイス解像度情報205を送信する(ステップS424〜ステップS428)。
アプリケーション101Aは、情報処理装置100Aとデバイス300との間の仮想化制御を開始するために、所定の解像度のデバイス300への仮想化開始要求をデバイスドライバ104Aに送信する(ステップS429)。
デバイスドライバ104Aは、仮想化開始要求を受信すると仮想化制御部105Aに仮想化開始要求を送信する(ステップS430)。
仮想化制御部105Aは、仮想化開始要求を受信すると仮想化通信部202に仮想化開始要求を送信する(ステップS431)。ステップS431により、情報処理装置100Aとデバイス300の間で仮想化制御が開始され、セッションが確立される。
情報処理装置100Bも同様に仮想化開始要求をデバイス制御装置200に送信し、仮想化制御を開始する(ステップS432〜ステップS434)。
ステップS434以降は、第1の実施形態で説明した図4の画像取得処理のシーケンス、図5の情報処理装置画像取得処理のシーケンスが行われ、繰り返し画像取得が行われる。
上述のように、本発明の第2の実施形態では、情報処理装置100のネットワーク負荷状況に基づき決定した負荷状況デバイス解像度情報205をデバイス制御装置200の解像度情報制御部203が作成することで、情報処理装置100で配信可能な範囲の解像度情報を生成する。これにより、デバイス制御装置200が情報処理装置100で配信可能な解像度(設定値)に絞った個体識別情報を作成し、情報処理装置100は配信可能な解像度(設定値)のデバイスのみを認識することができる。
以上説明したように、本発明では、デバイス制御装置200はデバイス300が撮像可能な解像度(設定値)ごとに個体識別情報を作成し、情報処理装置100に解像度(設定値)ごとにデバイスがあるかのように認識させて仮想化制御する。これにより、情報処理装置100がデバイス300を仮想化制御した場合に、一方の情報処理装置100がデバイス300の設定を変更したとしても、情報処理装置100はデバイス300が設定値ごとに複数存在しているかのように認識して仮想化制御するため、他方の情報処理装置が意図しない設定により動作することを防ぐことができる。
以上、本発明について実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
なお、システム構成として情報処理装置が2台の例示をしたが、1台の場合にはデバイス制御装置で不整合が起きない。また、複数台の情報処理装置がデバイス制御装置200に接続され、デバイス300に対して仮想化制御を行う場合であっても、複数の情報処理装置が同じ設定の画像取得要求をデバイス300にデバイス制御装置200を介して送信する場合も不整合は起きない。つまり、複数の情報処理装置が、それぞれ異なった設定の画像取得要求を行った際に不整合を防ぐために、紐付け情報207を参照し、それぞれの設定に基づいた画像取得要求を送信した要求元の情報処理装置へ画像を送信する。
また、情報処理装置の台数が増減した場合、その増減に応じて必要(または不要)となった解像度の画像の取得を行う(または取得をやめる)ことも可能である。
加えて、第2の実施形態においてネットワーク負荷状況を算出すると例示したが、ネットワーク負荷に限定したものではない。例えば、情報処理装置のCPUやメモリの使用率、あるいは情報処理装置のスペックに応じて、情報処理装置へ負荷状況デバイス解像度情報205を作成し、送信してもよい。このとき、pingなどのネットワーク性能情報取得要求にあたる、CPUやメモリの使用率やスペックを取得するための情報取得要求を送信し、その取得結果に基づき負荷状況デバイス解像度情報205を作成する。
デバイス300をカメラと例示したが、これに限定したものではなく、オーディオ装置などであってもよい。この場合、解像度ではなく音声データのサンプリング周波数などの情報に基づいた設定と紐付けた処理を行う。
例えば、情報処理装置100に、解像度情報保持部102を備えると説明したが、解像度情報保持部102がなくとも、解像度情報103をアプリケーション101などの別部品に含ませるようにしてもよい。
また、情報処理装置100に仮想化制御されるデバイスは、デバイス制御装置200に接続されているデバイス300として説明したが、デバイス制御装置200に内蔵している内部デバイスであってもよい。
上記の実施形態の機能を制御方法として、この制御方法を情報処理装置100に実行させるようにすればよい。また、上述の実施形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを情報処理装置100が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100:情報処理装置
101:アプリケーション
102:解像度情報保持部
103:解像度情報
104:デバイスドライバ
105:仮想化制御部
106:通信制御部
200:デバイス制御装置
201:通信制御部
202:仮想化通信部
203:解像度情報制御部
204:デバイス解像度情報
205:負荷状況デバイス解像度情報
206:解像度情報紐付け部
207:紐付け情報
208:画像格納部
209:画像取得部
300:デバイス
301:解像度情報送信部
302:画像送信部
303:撮像部
304:デバイス解像度情報

Claims (6)

  1. ネットワークを介して少なくとも1台以上の情報処理装置に接続されるとともに、各設定に応じた所定のデータをローカル接続されているデバイスから取得するデバイス制御装置であって、
    前記設定ごとに前記デバイスの個体識別情報を生成し、前記情報処理装置に送信する識別情報生成手段と、
    前記設定ごとに前記デバイスが複数あるかのように前記情報処理装置に認識させ、当該デバイスを情報処理装置に仮想化制御させる仮想化制御手段と、
    前記デバイスを仮想化制御している前記情報処理装置が第1の設定によるデータ取得要求から第2の設定によるデータ取得要求に変更した場合、第2の設定に対応するデータを前記情報処理装置に送信するデータ送信手段と、
    を備えることを特徴とするデバイス制御装置。
  2. 前記情報処理装置との間の負荷を計測する負荷計測手段と、
    前記負荷計測手段の計測結果に応じて前記情報処理装置のデータ処理性能を算出する性能算出手段と、
    前記性能算出手段によって算出されたデータ処理性能と前記デバイスの対応可能なデータの前記設定から、前記情報処理装置に送信可能なデータの設定を決定する決定手段と、をさらに備え、
    前記データ送信手段が前記決定手段によって決定された設定を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のデバイス制御装置。
  3. 前記デバイス制御装置に接続された前記情報処理装置からの前記データ取得要求に含まれる前記設定の数に応じて、前記設定に対応するデータの取得を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデバイス制御装置。
  4. 前記データ取得要求を送信した前記情報処理装置と当該データ取得要求に含まれる設定値とを紐付ける紐付け手段をさらに備え、
    前記データ送信手段が前記紐付け手段に基づき前記設定に対応したデータを前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のデバイス制御装置。
  5. ネットワークを介して少なくとも1台以上の情報処理装置に接続されるとともに、各設定に応じた所定のデータをローカル接続されているデバイスから取得するデバイス制御装置のデバイス制御方法であって、
    前記設定ごとに前記デバイスの個体識別情報を生成し、前記情報処理装置に送信する識別情報生成ステップと、
    前記設定ごとに前記デバイスが複数あるかのように前記情報処理装置に認識させ、当該デバイスを情報処理装置に仮想化制御させる仮想化制御ステップと、
    前記仮想化制御をしている前記情報処理装置が第1の設定によるデータ取得要求から第2の設定によるデータ取得要求に変更した場合、第2の設定に対応するデータを前記情報処理装置に送信するデータ送信ステップと、
    を備えることを特徴とするデバイス制御方法。
  6. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のデバイス制御装置の各手段をコンピュータに機能させるためのプログラム。
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