JP2018189022A - 油圧制御装置 - Google Patents

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【課題】ピストン温度がピストン頂面にデポジットを生成させやすい温度領域をとり難くするようオイルジェット機構を制御する油圧制御装置を提供すること。【解決手段】油圧制御装置50は、ピストン推定温度Tがピストン頂面にデポジットが生成されやすい温度領域Bに在る場合、オイルジェットOの噴射を行ってピストン10を冷却させる。ピストン推定温度Tが温度領域Bの上限温度を超えて温度領域Cに在る場合、ピストン強度上許容されない温度領域Dに対応する運転状態に達するまでオイルジェットOを停止させる。これにより、温度領域Cに対応する運転状態をとるときにピストン温度を上昇しやすくし、ピストン温度が温度領域B内の温度をとり難くする。すなわち本発明の油圧制御装置は、ピストン温度がピストン頂面にデポジットが生成されやすい温度領域B内の温度をとり難くすることで、ピストン頂面にデポジットを生成させ難くする。【選択図】図1

Description

本発明は、ピストンにオイルを噴射するオイルジェット機構を備えるエンジンの油圧制御装置に関する。
一般に、エンジンには、ピストンやクランクジャーナルなどの被潤滑部にエンジンオイルを供給するように、オイルポンプおよびオイル通路が備えられている。また、高負荷又は高速回転時等にピストン温度が上昇したときにピストンを冷却するため、ピストンに対して直接オイルを噴射するオイルジェット機構をさらに備えられる場合もある。
特許文献1に記載のオイルジェット機構を備えたエンジンの油圧制御装置は、エンジンの運転状態が定常的であるか過渡的であるかを推定し、推定された運転状態に応じて目標油圧を変えることをで、ピストンの冷却性能を維持しながら、オイルポンプの駆動負荷を低減している。
この油圧制御装置では、エンジンが定常的な運転状態にあることをエンジン回転数や負荷率の時間あたりの変化量等から判定し、エンジン回転数、負荷率等に基づきピストン温度を推定して、推定されるピストン温度に対応する目標油圧を算出する。ピストン温度は負荷率、エンジン回転数が高いほど高いと推定され、ピストン温度が高いほど可変容量オイルポンプの目標油圧が高圧側に設定される。ピストン温度が所定の温度以上と推定された場合にオイルジェットを噴射することにより、ピストン温度の上昇を抑制し、高温によりピストン強度が低下するのを防止することができるとしている。
特開2014−159760号公報
しかしながら、ピストン強度上は許容される温度であって、従来オイルジェットの噴射が行われていなかったピストン温度領域に、ピストン頂面にデポジットが生成しやすいデポジット生成温度領域が存在することが明らかになった。従来技術では、デポジット生成温度領域においてオイルジェットを噴射せず、ピストン温度を積極的に制御することはなかったため、運転の仕方によってはピストン温度がデポジット生成温度領域内の温度をとることが多くなることも可能であった。そのため、ピストン温度がデポジット生成温度領域内の温度をとる運転状態の期間が長くなると、デポジットによるノッキングが起き易くなるという課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ピストン温度がピストン頂面にデポジットを生成させやすい温度領域をとり難くするようオイルジェット機構を制御する油圧制御装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、可変容量オイルポンプとオイルをピストンへ噴射するオイルジェット機構とを備えたエンジンの油圧制御装置であって、前記エンジンの運転状態に基づいてピストン温度を推定するピストン温度推定手段と、前記ピストン温度推定手段において推定されたピストン推定温度に応じて設定する要求油圧を発生させる前記可変容量オイルポンプに対する要求吐出容量を設定する要求吐出容量設定手段とを備え、前記ピストン推定温度が少なくとも前記ピストンの頂面にデポジットが生成しやすい所定の温度領域に在るときは、前記要求油圧を前記オイルジェット機構の作動圧よりも高圧にし、前記ピストン推定温度が前記所定の温度領域外に在るときは、前記要求油圧を前記オイルジェット機構の作動圧よりも低圧に設定するよう構成されていることを特徴とする。
本発明は、ピストン推定温度がデポジット生成温度領域内にあるときは、オイルジェットを噴射してピストンを冷却することで、ピストン頂面温度がデポジット生成域から外れ易くなり、頂面デポジットの堆積を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る油圧制御装置、可変容量ポンプおよびオイルジェット機構の概略図を示す図である。 ポンプ容量が最大状態と最小状態とにおける可変容量ポンプの断面図である。 本発明の一実施形態に係る油圧制御装置によるオイルポンプの吐出容量調整行程を説明するフローチャートを示す図である。 エンジンの回転数および負荷とピストン温度との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る油圧制御装置を備えるエンジン1には、シリンダ内にその中心線Pに沿って往復運動をするピストン10が収容されており、ピストン10と連結されたコネクティングロッド16およびコネクティングロッド16を介してピストン10と連結されたクランクシャフト(不図示)が設けられている。ピストン10の頂面側は燃焼室となっており、燃焼室にはインジェクタ11が設けられている。燃焼室は、吸気バルブ14、排気バルブ15を介して吸気ポート12、排気ポート13と連通されている。
(オイルジェット機構20)
コネクティングロッド16およびクランクシャフトが収容されている側のシリンダブロックの側面には、ピストン10に向かってオイルジェットOを噴射するオイルジェットノズル21を含むオイルジェット機構20が設けられている。オイルジェットノズル21は、オイル通路22を介してエンジン1が備えるオイルポンプ30と連通している。尚、オイル通路22は、オイルジェット機構20とオイルポンプ30との間にオイルギャラリを備えていてもよく、オイルポンプ30からオイルジェット機構20以外のエンジン1の各摺動部等に圧油を供給するように複数のオイル通路を有していてもよい。
(オイルポンプ30)
オイルポンプ30は、可変容量オイルポンプであり、1回転毎に吐出するオイル量、すなわちポンプ容量を変更可能な容量可変機構を備えている。可変容量オイルポンプは、エンジン1が備える油圧制御装置50によって設定される要求油圧およびポンプ回転数(エンジン回転数)に応じてオイルの吸入および吐出を調整し、要求油圧を発生させることができる。
図2(a)、(b)に、エンジンで駆動される可変容量型のオイルポンプ30の構成例を示す。オイルポンプ30は、ドライブロータ32の1回転につき吐出するオイルの量、即ちポンプ容量を変更可能な、電子制御式の制御弁40(Oil Control Vale:以下、OCVという)を含む容量可変機構を備えている。
ハウジング31の内部には、駆動軸Xと一体的に回転するドライブロータ32と、ドライブロータ32の中心に対して所定量、偏心した駆動軸を中心として回転するドリブンロータ33とが収容されている。ドライブロータ32は、外周に外歯32Aが複数形成され、ドリブンロータ33は円環状に形成され、その内周にはドライブロータ32の外歯32Aと噛み合うよう、これより歯数が1歯大きい内歯33Aが形成されている。ドライブロータ32の外歯32Aとドリブンロータ33の内歯33Aとは、ドリブンロータ33の偏心している側(図2(a)では左上側)で噛み合っている。ドリブンロータ33は、調整リング34によって摺動自在に嵌合支持されている。
吸入および吐出するオイルの流量は、ドライブロータ32の外歯32Aとドリブンロータ33の内歯33Aにより形成される油移送溜まり部Rの容積によって決まるが、これは調整リング34を変位させることによって調整可能である。ここで示すオイルポンプ30は、吐出ポート39Bから導入する油圧(吐出圧)およびOCV40から丸穴41Aを介して導入される制御油圧によって調整リング34を変位させて、吸入ポート39A、吐出ポート39Bと連通する油移送溜まり部Rの容積を変更することができる。
図2(a)、(b)に示すように、調整リング34の径方向外方に延びるアーム部34Aには、コイルスプリング36からの押圧力が作用しており、これによって調整リング34が駆動軸Xの回転方向と逆方向に回動するように付勢されている。
調整リング34は、ハウジング31内を、図2(a)における右上側の高圧空間THと、左上側の制御空間TCと、左側から下側にかけての低圧空間TLとに仕切っており、コイルスプリング36の弾発力、高圧空間THおよび制御空間TCの油圧を受けて動作される。高圧空間THには吐出ポート39Bが設けられており、オイルポンプ30の吐出圧が高圧空間THに導かれて調整リング34外周面に作用するようになる。これに対して、吸入ポート39Aの連通する低圧空間TLには概ね大気圧が作用しているので、調整リング34は、高圧空間THからの油圧が駆動軸Xの回転方向に回動するように付勢される。
ここで本発明の一実施形態に係るオイルポンプ30は、高圧空間THの油圧のみを受けて動作するとき、エンジン回転数が高いほど吐出容量が大きくなるように設定される。調整リング34は、アーム部34Aに作用するコイルスプリング36の弾発力を受けて時計回りに付勢される。例えばアイドリングのようにエンジン回転数が低いときに調整リング34は、コイルスプリング36の弾発力によって図2(a)のように最小容量位置に付勢される。このとき、ドライブロータ32およびドリブンロータ33の1回転当たりの吸入ポート39Aから吸い込んで吐出ポート39Bら吐出するオイルの量、即ちポンプ容量が最小になる。
この状態からエンジン回転数が上昇すると、高圧空間THの油圧を受けて調整リング34がコイルスプリング36の弾発力に抗して反時計回りに変位し、ポンプ容量が増大する。そして、図2(b)に示すように調整リング34が最大容量位置に位置づけられると、1回転当たりの吐出量は最大になる。
また、本発明の一実施形態に係るオイルポンプ30では、ハウジング31内において高圧空間THに隣接するように設けられた制御空間TCに、制御空間TCにおいて開口する制御油路41を介してOCV40から制御油圧を供給可能にされている。制御空間TCの油圧は、調整リング34をオイルポンプ30の容量が増大する向きに変位させるような力を発生させる。
制御油路41は、その一端部が制御空間TCの丸穴41Aとして開口する一方、他端部がOCV40の制御ポート40Aに連通している。OCV40は、油圧制御装置50からの制御信号を受けてスプールの位置を変更させ、供給ポート40Bからのオイルを制御ポート40Aから制御油路41へ送り出す状態と、制御油路41から排出されてきたオイルを制御ポート40Aに受け入れて、ドレンポート40Cから排出する状態とに切り換えられる。
また、一例としてリニアソレノイドバルブであるOCV40は、油圧制御装置50からの制御信号に応じてスプールの位置を連続的に変化させ、制御ポート40Aから制御油路41へ送り出すオイルの圧力(制御油圧)をリニアに増大または減少させることができる。この制御油圧の調整により、以下に述べるように調整リング34を変位させてオイルポンプ30の容量を調整し、その吐出圧、オイル通路22の油圧を制御することができる。
例えば、OCV40からの制御油圧を増大させることによって、制御空間TCの油圧が増大すると調整リング34が駆動軸Xの回転方向に変位して図2(b)の状態に近づき、ポンプ容量が増大して、その吐出圧が上昇する。反対に制御油圧を低下させると、調整リング33は駆動軸Xの回転方向と逆方向に変位して図2(a)の状態に近づき、ポンプ容量が減少して、その吐出圧が低下するようになる。
このようなオイルポンプ30に対し、油圧制御装置50がオイルポンプ30への要求油圧を所定の値よりも大きく設定することで、オイル通路22の油圧Pをオイルジェット機構20の作動圧P0よりも大きくし、オイルジェットノズル21からオイルジェットOを噴射させることができる。また、油圧制御装置50がオイルポンプ30への要求油圧を所定の値よりも小さく設定することで、オイル通路22の油圧Pをオイルジェット機構20の作動圧P0よりも小さくし、オイルジェットノズル21から噴射されるオイルジェットOを停止させることができる。
図1に示すオイルジェット機構20は、オイル通路22にオイルジェットノズル21が接続され、オイル通路22の油圧に応じてオイルジェットノズル21から流出するオイル量が変化するものである。そのため、図1に示す本発明の一実施形態に係るオイルジェット機構20の作動圧P0とは、所定の量以上のオイルをオイルジェットノズル21からピストンまで噴射可能にする所定の油圧の下限を意味し、作動圧P0未満の油圧では、オイルジェットノズル21からオイルが噴射されても所定の量以上のオイルをピストンに供給できないものとする。このことから、図1に示す本発明の一実施形態においては、オイルジェットOの噴射とは、オイルジェットノズル21からピストンにオイルを噴射して所定の量以上のオイルをピストンに供給し、所定のピストン冷却効果を奏する状態を意味する。一方、オイルジェットOの停止とは、必ずしもオイルジェットノズル21からオイルを完全に出なくすることを意味せず、オイルジェットノズル21からオイルが出ていても、オイルジェットノズル21から所定の量以上のオイルをピストンに供給できず、所定のピストン冷却効果を奏さない状態を意味する。
尚、オイルジェット機構20の他の実施形態としては、圧力センサでオイル通路22の油圧を測定し、オイル通路22の油圧が作動圧P0以上のときに弁を開き、作動圧P0未満のときに弁を閉じるように制御された電磁弁などをオイルジェットノズル21とオイル通路22との間に設けてもよい。
(油圧制御装置50)
本発明の一実施形態に係る油圧制御装置50は、エンジン1の運転状態に応じたピストン温度を推定するピストン温度推定手段51と、ピストン推定温度が所定の温度領域内に在るか否かに応じて設定する要求油圧を発生させる可変容量オイルポンプに対する要求吐出容量を設定する要求吐出容量設定手段52とを備える。ピストン推定温度が所定の温度領域内に在る場合、要求油圧はオイルジェットOを噴射するようにオイルジェット機構20の作動圧P0よりも高圧側に設定され、ピストン推定温度が所定の温度領域外に在る場合、要求油圧はオイルジェットOを停止するようにオイルジェット機構20の作動圧P0よりも低圧側に設定される。
図3に、本発明の一実施形態に係る油圧制御装置50によるオイルポンプ30の吐出容量調整行程を説明するフローチャートを示す。尚、図3に示す吐出容量調整行程は、エンジン始動からエンジン停止までの間、油圧制御装置50によって繰り返し行われる吐出容量調整行程の1サイクルを示すものである。ピストン温度推定手段51は、エンジン1の運転状態に関する所定の情報を取得し、例えば、エンジンの回転数、吸気量を取得する。ピストン温度推定手段51は、クランク角センサからの信号によってエンジン1の回転数を取得し、吸気通路に配設されたエアフローメータからの信号によって吸気量を取得し、吸気量からエンジンの負荷を算出する(S101)。尚、エンジンの負荷は、吸気量から算出する代わりにアクセル操作量を取得して所得したアクセル操作量から算出してもよい。また、エンジンの負荷に代えて、エンジンの負荷率を用いてもよい。負荷率は、自然吸気での現在のエンジン回転数におけるシリンダ流入空気量の最大値を「100%」としたときの現在のシリンダ流入空気量の比率を表し、エンジン回転数および吸気量又はアクセル操作量などから算出することができる。
さらにピストン温度推定手段51は、予め実験やコンピュータシミュレーションを行い作成された、エンジン回転数、負荷、ピストン推定温度Tの対応関係を示すマップを記憶しており、そのマップを参照することで、算出したエンジン1の回転数および負荷から運転状態に応じたピストン推定温度Tを算出する(S102)。
要求吐出容量設定手段52は、ピストン温度推定手段51で推定されたピストン推定温度Tが、ピストン強度上許容されない温度領域D(T≧T3)に加え、ピストン頂面にデポジットを生成させやすいの温度領域B(T1≦T≦T2)(図4の斜線で示す領域)に在るとき、要求油圧Pをオイルジェット機構20の作動圧P0よりも高圧側に設定する(P>P0)(S103、104)。そして要求吐出容量設定手段52は、設定した要求油圧Pに基づき、現在のエンジン回転数からオイルポンプ30に必要な制御油圧を算出し(S105)、必要な制御油圧を発生させるようオイルポンプ30のOCV40に制御信号を送信する(S106)。OCV40は、要求吐出容量設定手段52から受信した制御信号に応じてスプールの位置を変化させ、制御ポート40Aから制御油路41を介して制御空間TCへ必要なオイルを供給して、必要な制御油圧を発生させる。この制御油圧の調整により、調整リング34を変位させてオイルポンプ30の容量を調整し、オイル通路22の油圧を作動圧P0よりも高圧側に制御する。このようにして油圧制御装置50は、ピストン推定温度Tが温度領域Bまたは温度領域Dの温度をとる運転状態にあるとき、オイルジェットOを噴射させる。
また要求吐出容量設定手段52は、ピストン推定温度Tが、温度領域Bよりも低い温度領域A(T<T1)、および温度領域Bと温度領域Dとの間の温度領域C(T2<T<T3)(図4の斜線で示す領域以外の領域)に在るとき、要求油圧Pをオイルジェット機構20の作動圧P0よりも低圧側に設定する(P<P0)(S103、107)。要求吐出容量設定手段52は、設定した要求油圧Pに基づき、現在のエンジン回転数からオイルポンプ30に必要な制御油圧を算出し、必要な制御油圧を発生させるようオイルポンプ30のOCV40に制御信号を送信する。OCV40が制御信号に応じて必要な制御油圧を制御空間TCに発生させることによりオイルポンプ30の容量が調整され、オイル通路22の油圧が作動圧P0よりも低圧側に制御される。このようにして油圧制御装置50は、ピストン推定温度Tが温度領域Aまたは温度領域Cの温度をとる運転状態にあるとき、オイルジェットOを停止させる。
以上のように、本発明の油圧制御装置50は、ピストン推定温度Tがピストン頂面にデポジットが生成されやすい温度領域Bに在る場合、オイルジェットOの噴射を行わせてピストン10を冷却させる。また、油圧制御装置50は、ピストン推定温度Tが温度領域Bの上限温度を超えて温度領域Cに在る場合、ピストン強度上許容されない温度領域Dに対応する運転状態に達するまでオイルジェットOを停止させる。これにより、温度領域Cに対応する運転状態をとるときにピストン温度を上昇しやすくし、ピストン温度が温度領域B内の温度をとり難くする。すなわち本発明の油圧制御装置50は、ピストン温度がピストン頂面にデポジットが生成されやすい温度領域B内の温度をとり難くすることで、ピストン頂面にデポジットを生成させ難くすることができる。
1 エンジン
10 ピストン
11 インジェクタ
12 吸気ポート
13 排気ポート
14 吸気バルブ
15 排気バルブ
16 コネクティングロッド
20 オイルジェット機構
21 オイルジェットノズル
22 オイル通路
30 オイルポンプ
32 ドライブロータ
33 ドリブンロータ
34 調整リング
39A 吸入ポート
39B 吐出ポート
40 制御弁(OCA)
41 制御油路
50 油圧制御装置
51 ピストン温度推定手段
52 要求吐出容量設定手段

Claims (1)

  1. 可変容量オイルポンプとオイルをピストンへ噴射するオイルジェット機構とを備えたエンジンの油圧制御装置であって、
    前記エンジンの運転状態に基づいてピストン温度を推定するピストン温度推定手段と、
    前記ピストン温度推定手段において推定されたピストン推定温度に応じて設定する要求油圧を発生させる前記可変容量オイルポンプに対する要求吐出容量を設定する要求吐出容量設定手段とを備え、
    前記ピストン推定温度が少なくとも前記ピストンの頂面にデポジットが生成しやすい所定の温度領域に在るときは、前記要求油圧を前記オイルジェット機構の作動圧よりも高圧にし、前記ピストン推定温度が前記所定の温度領域外に在るときは、前記要求油圧を前記オイルジェット機構の作動圧よりも低圧に設定するよう構成されていることを特徴とするエンジンの油圧制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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