JP2018188212A - 液剤吐出器 - Google Patents

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雅之 奥山
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Abstract

【課題】抜きテーパが形成された容器であっても、液剤の酸化、変質、腐敗等の劣化を低減することができる液剤吐出器を提供する。【解決手段】上方に開口部2aを有し、液剤Lが内部に収容される容器本体2と、容器本体2の開口部2aを閉塞する上蓋3と、上蓋3を貫通するように装着され、容器本体2に収容された液剤Lを吸入するシリンダ4dと、該シリンダ4dから吸入された液剤Lを外部に吐出するノズル4bと、を有するポンプ4と、上端部がポンプ4のシリンダ4dに装着され、下端部が容器本体2の底部2cに延出され、容器本体2に収容された液剤Lを吸入するパイプ5と、液剤Lの液面L1の全体に密着するように載置される中蓋6、を備え、中蓋6の内周部は、パイプ5の外周部に摺動自在に装着され、中蓋6の外周部は、容器本体2の内周部に常に密着するように弾性変形可能に設けられてなる。【選択図】図2

Description

本発明は、液剤が内部に収容され、ポンプの操作により液剤を外部に吐出する液剤吐出器に関する。
従来の液剤吐出器として、化粧水、乳液、美容液等の液剤を内部に収容し、液剤と空気との接触を低減するために、液剤の液面に密着するように仕切り板(中蓋)を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この液剤吐出器は、仕切り板(中蓋)の外周部が、円筒状の容器本体の内周部に密着するように配置されているものである。
特開2003−267416号公報
しかしながら、上記のような液剤吐出器を使用しようとすると、特殊な容器本体を製造しなければならないといった問題があった。すなわち、一般的に、円筒状の容器本体を射出成形により形成する場合には、円筒状の容器本体の内周部に、射出成形の金型による抜きテーパ(抜き勾配)が形成されることが知られている。そのため、そのような抜きテーパ(抜き勾配)が形成された円筒状の容器本体を使用すると、仕切り板(中蓋)が容器本体の開口部近くの高さに位置しているときには、仕切り板(中蓋)の外周部と容器本体の内周部との間に僅かな隙間が生成され、この隙間から液剤と空気とが接触することとなり、もって、液剤の酸化、変質、腐敗等の劣化を引き起こすといった問題があった。それゆえ、そのような問題が起こらないよう、上記のような液剤吐出器を使用するにあたっては、抜きテーパ(抜き勾配)が形成されないような特殊な容器本体を製造しなければならないといった問題があった。
そこで、本発明は、上述の事情に鑑み、抜きテーパが形成された容器であっても、液剤の酸化、変質、腐敗等の劣化を低減することができる液剤吐出器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明に係る液剤吐出器1は、
上方に開口部2aを有し、液剤Lが内部に収容される容器本体2と、
前記容器本体2の開口部2aを閉塞する上蓋3と、
前記上蓋3を貫通するように装着され、前記容器本体2に収容された液剤Lを吸入するシリンダ4d(吸入部)と、該シリンダ4d(吸入部)から吸入された液剤Lを外部に吐出するノズル4b(吐出部)と、を有するポンプ4と、
上端部が前記ポンプ4のシリンダ4d(吸入部)に装着され、下端部が前記容器本体2の底部2cに延出され、前記容器本体2に収容された液剤Lを吸入するパイプ5(吸入管)と、
前記液剤Lの液面L1の全体に密着するように載置される中蓋6と、を備え、
前記中蓋6の内周部は、前記パイプ5(吸入管)の外周部に摺動自在に装着され、
前記中蓋6の外周部は、前記容器本体2の内周部に常に密着するように弾性変形可能に設けられてなることを特徴としている。
請求項2の発明は、上記請求項1の液剤吐出器1において、前記容器本体2内には、前記中蓋6の上方に空気Aが収容される上部空間S1が形成されると共に、前記中蓋6の下方に前記液剤Lが収容される下部空間S2が形成され、
前記ポンプ4のシリンダ4d(吸入部)と前記パイプ5(吸入管)の上端部との間には、空気注入手段10が設けられ、
前記空気注入手段10は、前記中蓋6が前記容器本体2の底部2cに位置したとき、前記上部空間S1に収容された空気Aが前記下部空間S2に注入できるように、該空気Aを前記パイプ5(吸入管)に注入可能としてなることを特徴としている。
請求項3の発明は、上記請求項2の液剤吐出器1において、前記空気注入手段10は、
前記上蓋3を前記容器本体2から取り外すと、前記ポンプ4のシリンダ4d(吸入部)が上方に移動し、前記上部空間S1と前記パイプ5(吸入管)とが連通して前記パイプ5(吸入管)に前記空気Aが注入可能となる一方、
前記上蓋3を前記容器本体2に装着すると、前記ポンプ4のシリンダ4d(吸入部)が下方に移動し、前記上部空間S1と前記パイプ5(吸入管)とが遮断して前記パイプ5(吸入管)に前記空気Aが注入不能となることを特徴としている。
以下に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。請求項1の発明に係る液剤吐出器1は、中蓋6の内周部がパイプ5(吸入管)の外周部に摺動自在に装着され、中蓋6の外周部が容器本体2の内周部に常に密着するように弾性変形可能に設けられ、中蓋6が液剤Lの液面L1の全体に密着するように載置されている。これにより、ノズル4b(吸入部)から外部に液剤Lを吐出していくと、液剤Lが減少し、液剤Lの液面L1が低下していくこととなる。それに伴い、中蓋6も、パイプ5(吸入管)の外周部を摺動しながら下降していくこととなるが、この際、中蓋6の外周部は、容器本体2の内周部に常に密着するように弾性変形した状態で下降していくこととなる。これにより、容器本体2の内周部に抜きテーパが形成されていても、中蓋6の外周部が、容器本体2の内周部に常に密着するように弾性変形した状態で下降していくから、液剤Lと空気Aとが接触することがなく、もって、容器本体2の内周部に抜きテーパが形成されていても、液剤Lの酸化、変質、腐敗等の劣化を低減することができる。
請求項2の発明によれば、空気注入手段10を、ポンプ4のシリンダ4d(吸入部)とパイプ5(吸入管)の上端部との間に設け、中蓋6が容器本体2の底部2cに位置したとき、空気Aを下部空間S2に注入することができるように、上部空間S1に収容された空気Aをパイプ5(吸入管)に注入可能としている。これにより、中蓋6を容器本体2から容易に取り外すことができるから、容器本体2に液剤Lを詰め替えることができ、もって、容器本体2を繰り返し使用することができることとなる。
請求項3の発明によれば、空気注入手段10は、上蓋3を容器本体2から取り外すと、ポンプ4のシリンダ4d(吸入部)が上方に移動し、上部空間S1とパイプ5(吸入管)とが連通してパイプ5(吸入管)に空気Aが注入可能となる一方、上蓋3を容器本体2に装着すると、ポンプ4のシリンダ4d(吸入部)が下方に移動し、上部空間S1とパイプ5(吸入管)とが遮断してパイプ5(吸入管)に空気Aが注入不能となるから、上蓋3を容器本体2に脱着するだけで、空気Aの注入可能・不能を容易に切替えることができる。
本発明の一実施形態に係る液剤吐出器の正面図である。 同実施形態に係る液剤吐出器の縦断面図である。 同実施形態に係る液剤吐出器の空気注入手段を示し、(a)は、空気注入孔が閉塞状態となる空気注入手段の要部縦断面図であり、(b)は、開放状態となる空気注入手段の要部縦断面図である。 同実施形態に係る液剤吐出器の上蓋、ポンプ、パイプ、中蓋、空気注入手段を容器本体に装着する手順を(a)〜(c)の順に例示する正面図である。 同実施形態に係る液剤吐出器の上蓋、ポンプ、パイプ、中蓋、空気注入手段を容器本体から取り外す手順を(a)〜(c)の順に例示する正面図である。
以下に、本発明に係る液剤吐出器の一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
<液剤吐出器の構成の説明>
図1及び図2に示すように、液剤吐出器1は、化粧水、乳液、美容液等の液剤Lが内部に収容され、ポンプ4の操作により液剤Lを外部に吐出することができるものである。より詳しくは、プッシュ(押下)式のポンプディスペンサからなるポンプ4の押圧操作によって、液剤Lをそのまま外部に吐出するものである。
かくして、このような液剤吐出器1は、図1及び図2に示すように、上方に開口部2a(図2参照)を有し、液剤Lが内部に収容される容器本体2と、容器本体2の開口部2aを閉塞する上蓋3と、上蓋3を貫通するように装着され、容器本体2に収容された液剤Lを吸入し外部に吐出するポンプ4と、容器本体2に収容された液剤Lを吸入するパイプ5(吸入管の一例)と、液剤Lの液面L1(上面)の全体に密着するように載置される中蓋6と、で主に構成されている。
ところで、容器本体2は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の合成樹脂を射出成形してなる円筒状の容器であって、内周部に、射出成形の金型による抜きテーパ(抜き勾配)(例えば、1度〜2度の抜きテーパ)が形成されているものである。しかるに、このような容器本体2は、図1及び図2に示すように、上方に開口する円形状の開口部2aと、上部に開口部2aが設けられた円筒状の側部2bと、側部2bの下部に一体的に形成される円板状の底部2cと、を有している。そして、側部2bの上部外周部には、図2に示すように、上蓋3を容器本体2にねじ結合により装着するための雄ねじ部2b1が形成されている。なお、容器本体2は、円筒状であるが、容器本体2の内周部に抜きテーパ(抜き勾配)が形成されているから、円形状の開口部2aの内径が、円板状の底部2cの内径よりも僅かに大きくなっている。
一方、上蓋3は、白色のPP等の合成樹脂製の部材で形成され、図1及び図2に示すように、容器本体2の開口部2aを閉塞する蓋部材である。しかるに、このような上蓋3は、図1及び図2に示すように、上方に開口する円形状の開口部3a(図2参照)と、上部に開口部3aが設けられた円筒状の筒状部3bと、筒状部3bの下部に一体的に形成され、下方に向かって大径となるように延びる円錐台形状の裾野部3cと、裾野部3cの下部に一体的に形成され、下方に向かって同径となるように延びる円環状の環状部3dと、を有している。そして、筒状部3bの外周部には、図2に示すように、ポンプ4を上蓋3にねじ結合により装着するための雄ねじ部3b1が形成されている。そしてさらに、環状部3dの内周部には、側部2bの雄ねじ部2b1に螺合可能な雌ねじ部3d1が形成されている。これにより、上蓋3を容器本体2にねじ結合により装着できることとなる。
また一方、ポンプ4は、図1及び図2に示すように、上蓋3の開口部3a(図2参照)から容器本体2の内部に装着されるプッシュ(押下)式のポンプディスペンサである。しかるに、このようなポンプ4は、図2に示すように、使用者が手で下方に押圧操作するための押圧ヘッド4aと、押圧ヘッド4aの側部側方(図2では、左方)に突出するように押圧ヘッド4aと一体的に設けられ、押圧ヘッド4aから吐出された液剤Lを外部に吐出する円筒状のノズル4b(吐出部の一例)と、押圧ヘッド4aの内部に液剤Lを吐出するように、押圧ヘッド4aの下部に圧入固定され、押圧ヘッド4aとともに上下方向に移動する円筒状のピストン4cと、ピストン4cの内部に液剤Lを吐出するように、上部が上蓋3の開口部3aに挿入固定される一方、下部が後述する空気注入手段10を介してパイプ5に挿入され、内周部にピストン4cが上下方向に移動自在に配置される円筒状のシリンダ4d(吸入部の一例)と、ピストン4cの上側の内部又は押圧ヘッド4aの内部に配置される球状の吐出弁4eと、シリンダ4dの下側の内部に配置され、下方に尖突する砲弾状の吸入弁4fと、シリンダ4dの内部において、ピストン4cの下端部と吸入弁4fの上端部との間に配置されるコイルばね4gと、ピストン4cの中間部及びシリンダ4dの上部が貫通するように挿入され、ポンプ4を上蓋3にねじ結合により装着するための有底筒状のキャップ4hと、を有している。そして、キャップ4hの内周部には、図2に示すように、筒状部3bの雄ねじ部3b1に螺合可能な雌ねじ部4h1が形成されている。これにより、ポンプ4を上蓋3にねじ結合により装着できることとなる。なお、押圧ヘッド4a、ノズル4b、ピストン4c、シリンダ4d、吸入弁4f、キャップ4hは、例えば、白色のPP、PE等の合成樹脂製の部材にて形成されており、吐出弁4e、コイルばね4gは、例えば、ステンレス、鉄鋼等の金属製の部材にて形成されている。
かくして、上記のように構成されるポンプ4の動作は、次のような動作となる。すなわち、押圧ヘッド4aが下方に押圧操作されると、ピストン4cが下方に移動し、シリンダ4dの内部が正圧となる。これにより、吸入弁4fが下方に移動し、シリンダ4dとパイプ5とを遮断するとともに、吐出弁4eがピストン4cの内部から上方の押圧ヘッド4aの内部に移動し、シリンダ4dと押圧ヘッド4aの内部とが連通することとなる。しかして、これにより、ピストン4cの内部に吸入された液剤Lが、押圧ヘッド4aの内部及びノズル4bに吐出され、ノズル4bから外部に吐出されることとなる。
一方、ピストン4cが下方に移動すると、コイルばね4gが圧縮して上方向に付勢力を付与する状態となっているから、押圧ヘッド4aの押圧操作を停止したとき、コイルばね4gがピストン4c及び押圧ヘッド4aを上方に押し上げ、ピストン4c及び押圧ヘッド4aが上方位置に復帰する。このとき、シリンダ4dの内部が負圧となるから、吐出弁4eが下方に移動し、シリンダ4dと押圧ヘッド4aの内部とを遮断するとともに、吸入弁4fが上方に移動し、シリンダ4dとパイプ5とが連通し、パイプ5に吸入された液剤Lが、シリンダ4dの内部に吐出されることとなる。
しかして、このようにして、押圧ヘッド4aを下方に押圧操作することにより、ノズル4bから外部に液剤Lを吐出することができることとなる。
他方、パイプ5は、白色のPP等の合成樹脂製の部材で形成され、図1及び図2に示すように、上端部が後述する空気注入手段10を介してポンプ4のシリンダ4dに装着され、下端部が容器本体2の底部2cに延出され、容器本体2に収容された液剤Lを吸入する円筒状部材である。しかるに、このようなパイプ5は、図2に示すように、上下方向に長尺となるように延びる円筒状のパイプ本体5aと、パイプ本体5aの下部に一体的に形成され、下面が容器本体2の底部2cの内側面2c1に接触して載置される円錐台形状のパイプ底部5bと、を有している。このパイプ本体5aは、上方に開口する開口部5a1と、上部に開口部5a1が設けられ、内部を上下方向に貫通する貫通孔5a2と、を有している。そしてさらに、パイプ底部5bは、貫通孔5a2の下部と連通するとともに、下方に開口する開口部5b1と、側方に開口するとともに、開口部5b1の周囲に連通するように設けられ、周方向に等配される複数(本実施形態では、3個)の半円形状の吸入孔5b2(図1では、1個のみ図示する)と、を有している。しかして、このように構成されるパイプ5によって、側方に開口する吸入孔5b2から容器本体2に収容された液剤Lが吸入され、この吸入された液剤Lがパイプ本体5aの貫通孔5a2を介して、シリンダ4dの内部に吐出されることとなる。
一方、中蓋6は、生成り色のPE等の合成樹脂製の部材であって、ボビン形状の部材からなり、図1及び図2に示すように、内周部がパイプ本体5aの外周部に上下方向に摺動自在に装着されるとともに、外周部が容器本体2の側部2bの内側面2b2に常に密着するように外方に弾性変形可能に設けられ、下面が液剤Lの液面L1(上面)の全体に密着するように載置される蓋部材である。しかるに、このような中蓋6は、図2に示すように、内周部がパイプ本体5aの外周部に上下方向に摺動自在に装着される円筒部6aと、円筒部6aの下部に円筒部6aより大径となるように一体的に形成され、パイプ底部5bの上部が収納される第1凹部6b(図5(b)参照)と、第1凹部6bの下部に第1凹部6bより大径となるように一体的に形成され、パイプ底部5bの下部が収納係止される第2凹部6c(図5(b)参照)と、第2凹部6cの下部外周部に一体的に形成される円板部6dと、内周部が円板部6dの外周部と一体的に形成され、外周部が容器本体2の側部2b内側面2b2と離間するように配置される環状部6e(図1参照)と、環状部6eの上部に一体的に形成され、上方に向かって拡径するとともに、上端部の外周部が容器本体2の側部2bの内側面2b2に常に密着するように外方に弾性変形可能に設けられる第1フランジ部6fと、環状部6eの下部に一体的に形成され、下方に向かって拡径するとともに、下端部の外周部が容器本体2の側部2bの内側面2b2に常に密着するように外方に弾性変形可能に設けられる第2フランジ部6gと、を有している。
かくして、このよう構成される中蓋6の第1凹部6b、第2凹部6c、円板部6d、第2フランジ部6gの下面は、連続した1つの面で構成されており、液剤Lの液面L1(上面)の全体に密着するように載置可能となっている。また、第1フランジ部6f及び第2フランジ部6gは、薄板状の部材であって、第1フランジ部6fの上端部の外周部の外径が、容器本体2の側部2bの内側面2b2の内径よりもやや大きくなるように形成され、第2フランジ部6gの下端部の外周部の外径が、容器本体2の側部2bの内側面2b2の内径よりもやや大きくなるように形成されている。これにより、中蓋6を容器本体2の内部に配置すると、第1フランジ部6fの上端部の外周部は、容器本体2の側部2b内側面2b2の形状に合わせて、容器本体2の側部2b内側面2b2に常に密着するように外方に弾性変形するとともに、第2フランジ部6gの下端部の外周部も、容器本体2の側部2b内側面2b2の形状に合わせて、容器本体2の側部2b内側面2b2に常に密着するように外方に弾性変形することとなる。
他方、空気注入手段10は、図1及び図2に示すように、ポンプ4のシリンダ4dとパイプ5の上端部との間に設けられ、中蓋6が容器本体2の底部2cに位置したとき(図5(a)参照)、中蓋6の上方に形成される上部空間S1に収容された空気Aを、空気注入孔12a2を介してパイプ5内に注入し、パイプ5内に注入された空気Aを中蓋6の下方に形成される下部空間S2に注入するものである。
ここで、より詳しく、空気注入手段10について説明すると、空気注入手段10は、図3に示すように、円筒状の第1部材11と、有底筒状の第2部材12と、上部空間S1(図1及び図2参照)とパイプ5とを遮断して空気注入孔12a2よりパイプ5に空気Aが注入されないようにするための封止部材であるOリング13と、第2部材12の上方への移動を規制するための抜け止め部材であるOリング14と、を備えている。なお、第1部材11及び第2部材12は、例えば、白色のPP等の合成樹脂製の部材で形成されており、Oリング13,14は、例えば、NBR(ニトリルゴム)、EPDM、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、水素化ニトリルゴム等のエラストマー製の部材で形成されている。
ところで、この第1部材11は、図3に示すように、内周部がシリンダ4dの下端部に設けられている小径部4d1の外周部に圧入固定されるとともに、パイプ本体5aの貫通孔5a2に挿入され、外周部の一部がD字形状に切り欠かれてパイプ本体5aの貫通孔5a2との間に隙間を生成するスリット11a1が形成されている円筒状の小径部11aと、内周部がシリンダ4dの上端部に設けられている大径部4d2の外周部に圧入固定されるとともに、小径部11aの上端部に一体的に設けられ、小径部11aよりも大径となるように形成されている円筒状の大径部11bと、を有している。そして、この大径部11bの外周部には、雄ねじ部11b1が形成されている。
一方、第2部材12は、図3に示すように、円筒状の側部12aと、側部12aの下端部に一体的に設けられている円板状の底部12bと、を有しており、側部12aは、第2部材12の上端部の内周部に形成され、第1部材11の大径部11bの外周部に形成された雄ねじ部11b1に螺合する雌ねじ部12a1と、外周部と内周部とを貫通する矩形状の空気注入孔12a2と、を有している。そして、底部12bには、パイプ本体5aの外周部に上下方向に移動可能に挿通される貫通孔12b1が形成されている。
また一方、Oリング13は、図3に示すように、第1部材11の大径部11bの下端面11b2に接触するように第1部材11の小径部11aの上端部の外周部に装着固定されている。これにより、図3(a)に示すように、Oリング13の下端部がパイプ本体5aの上端面5a3に密着すると、上部空間S1(図1及び図2参照)とパイプ5とが遮断され、空気注入孔12a2よりパイプ5に空気Aが注入されなくなる一方、図3(b)に示すように、Oリング13の下端部がパイプ本体5aの上端面5a3に密着せず離間すると、上部空間S1(図1及び図2参照)とパイプ5とが連通して空気注入孔12a2よりパイプ5に空気Aが注入されることとなる。
他方、Oリング14は、図3に示すように、外周部が外方に突出するように、パイプ本体5aの外周部に形成された環状溝5a4に装着固定されている。これにより、図3(b)に示すように、第2部材12が上方に移動した際、Oリング14に第2部材12の底部12bの上端面12bが接触することとなり、もって、第2部材12の上方への移動を規制することができる。
<液剤吐出器の使用方法の説明>
かくして、上記のように構成される液剤吐出器1は、次のように使用される。なお、以下に示す使用方法はあくまで一例であり、これに限定されるものではない。
まず、液剤吐出器1の上蓋3、ポンプ4、パイプ5、中蓋6、空気注入手段10を容器本体2に装着する方法を、図4を参照しながら、詳細に説明する。
図4(a)に示すように、上蓋3、ポンプ4、パイプ5、中蓋6、空気注入手段10が一体となるように連結するにあたっては、まず、図2に示すキャップ4hの雌ねじ部4h1を、筒状部3bの雄ねじ部3b1に螺合し、ポンプ4を上蓋3に装着する。次いで、図3(a)に示すように、第1部材11の小径部11a及び大径部11bの内周部を、シリンダ4dの小径部4d1及び大径部4d2の外周部に圧入固定するとともに、Oリング13を第1部材11の小径部11aの外周部に装着固定する。次いで、中蓋6を、パイプ本体5aの外周部に装着するとともに、第2部材12の底部12bの貫通孔12b1を、パイプ本体5aの環状溝5a4が外部に露出するように、パイプ本体5aの外周部に挿通し、Oリング14をパイプ本体5aの環状溝5a4に装着固定する。次いで、第2部材12を上方に移動し、第2部材12の側部12aの雌ねじ部12a1を、第1部材11の大径部11bの雄ねじ部11b1に螺合し、第2部材12を第1部材11に装着する。これにより、空気注入手段10が、ポンプ4のシリンダ4dとパイプ5の上端部との間に設けられることとなり、ポンプ4及びパイプ5が、空気注入手段10を介して、連結されることとなる。しかして、この結果、図4(a)に示すように、上蓋3、ポンプ4、パイプ5、中蓋6、空気注入手段10が一体となるように連結されることとなる。
次に、図4(a)に示すように、容器本体2に液剤Lを収容し、上蓋3、ポンプ4、パイプ5、中蓋6、空気注入手段10を容器本体2の内部に挿入する。これにより、中蓋6は、図4(b)に示すように、外周部が容器本体2の側部2bの内側面2b2に常に密着するように弾性変形した状態で、容器本体2の内部に挿入され、液剤Lの液面L1の全体に密着するように配置されることとなる。
次いで、図4(c)に示すように、パイプ底部5bの下面が容器本体2の底部2cの内側面2c1に接触して載置されるように、上蓋3、ポンプ4、パイプ5、空気注入手段10を容器本体2の内部に挿入し、上蓋3の雌ねじ部3d1を、容器本体2の雄ねじ部2b1に螺合し、上蓋3を容器本体2に装着する。これにより、上蓋3、ポンプ4、パイプ5、中蓋6、空気注入手段10が容器本体2に装着され、もって、容器本体2は、中蓋6の上方の上部空間S1に空気Aが収容され、中蓋6の下方の下部空間S2に液剤Lが収容されることとなる。
ところで、図4(c)に示すように、上蓋3を容器本体2に装着すると、ポンプ4のシリンダ4dが下方に移動し、図3(a)に示すように、シリンダ4dの下端部に圧入固定された第1部材11と、第1部材11にねじ結合した第2部材12と、第1部材11の外周部に装着固定されたOリング13と、が下方向(矢印B方向)に移動し、Oリング13の下端部が、パイプ本体5aの上端面5a3に密着することとなる。これにより、上部空間S1とパイプ本体5aの貫通孔5a2とが遮断され、パイプ本体5aの貫通孔5a2に空気注入孔12a2より空気Aが注入されなくなる。しかるに、このようにすれば、図2に示すように、パイプ本体5aの貫通孔5a2に液剤Lを吸入したとき、パイプ本体5aの貫通孔5a2に吸入された液剤Lが、上部空間S1に漏出する事態を低減させることができる。
次に、図4(c)に示す状態から、押圧ヘッド4aを下方に押圧操作し、ノズル4bから外部に液剤Lを吐出していくと、下部空間S2に収容されている液剤Lが減少し、液剤Lの液面L1が矢印Y方向に低下していくこととなる。それに伴い、中蓋6(中蓋6の円筒部6a(図2参照))も、図4(c)の破線部分に示すように、矢印Y方向に、パイプ本体5aの外周部を摺動しながら下降していくこととなる。この際、中蓋6の外周部(第1フランジ部6f及び第2フランジ部6g(図2参照))は、容器本体2の側部2bの内側面2b2に常に密着するように弾性変形した状態で下降していくこととなるから、容器本体2の内周部に抜きテーパが形成されていても、中蓋6の外周部(第1フランジ部6f及び第2フランジ部6g(図2参照))が、容器本体2の側部2bの内側面2b2に常に密着するように弾性変形した状態で下降していくこととなる。これにより、容器本体2の内周部に抜きテーパが形成されていても、液剤Lと空気Aとが接触することがなく、もって、液剤Lの酸化、変質、腐敗等の劣化を低減させることができる。
かくして、上記のように押圧ヘッド4aを下方に押圧操作し、ノズル4bから外部に液剤Lを吐出していくと、図5(a)に示すように、中蓋6が容器本体2の底部2cに位置することとなる。この際、ポンプ4の吸引力(負圧)により、中蓋6が容器本体2の底部2cに引き込まれた状態となり、中蓋6、延いては、上蓋3、ポンプ4、パイプ5、空気注入手段10が容器本体2から取り外しできないこととなる。そこで、ポンプ4の吸引力(負圧)を解放して、中蓋6が容器本体2の底部2cに引き込まれている状態を解消するため、図5(b)に示すように、上蓋3の雌ねじ部3d1を、容器本体2の雄ねじ部2b1から取り外し、上蓋3を容器本体2から取り外す。次いで、中蓋6が容器本体2の底部2cに引き込まれた状態で、上蓋3、ポンプ4、パイプ5、空気注入手段10を上方に引き上げる。これにより、パイプ底部5bの上部が中蓋6の第1凹部6bに収納され、パイプ底部5bの下部が中蓋6の第2凹部6cに収納係止されることとなる。次いで、上蓋3、ポンプ4、パイプ5、空気注入手段10を上方に引き上げると、図3(b)に示すように、ポンプ4のシリンダ4dが上方に移動し、第1部材11、第2部材12、Oリング13が上方に移動することとなる。これにより、図3(b)に示すように、第2部材12の底部12bの上端面12b2が、パイプ本体5aの環状溝5a4に装着固定されたOリング14に接触することとなり、もって、第1部材11、第2部材12、Oリング13の上方向(矢印C方向)への移動が規制されることとなる。この際、Oリング13の下端部が、パイプ本体5aの上端面5a3と離間し、第1部材11に装着されたOリング13とパイプ5の上端面5a3との間に隙間15が生成されることとなる。これにより、図3(b)に示すように、上部空間S1と、空気注入孔12a2と、隙間15と、スリット11a1(第1部材11の小径部11aとパイプ本体5aの貫通孔5a2との間の隙間)と、パイプ本体5aの貫通孔5a2と、が順方向(矢印A1方向〜矢印A2方向)に連通することとなる。しかるに、上部空間S1に収容された空気Aが、空気注入孔12a2、隙間15、スリット11a1を介して、パイプ本体5aの貫通孔5a2に注入されることとなる。しかして、パイプ本体5aの貫通孔5a2に注入された空気Aは、図5(b)に示すように、パイプ底部5bの吸入孔5b2から下部空間S2に注入されることとなる。これにより、下部空間S2が常圧となるから、ポンプ4の吸引力(負圧)が解放されることとなり、もって、中蓋6が容器本体2の底部2cに引き込まれた状態を解消することができる。
かくして、上記のように中蓋6が容器本体2の底部2cに引き込まれた状態を解消することができると、図5(c)に示すように、上蓋3、ポンプ4、パイプ5、中蓋6、空気注入手段10を上方に引き上げるでき、もって、上蓋3、ポンプ4、パイプ5、中蓋6、空気注入手段10を容器本体2から取り外すことができることとなる。
しかるに、空気注入手段10を、ポンプ4のシリンダ4dとパイプ5の上端部との間に設け、中蓋6が容器本体2の底部2cに位置したとき、上部空間S1に収容された空気Aをパイプ5に注入できるようにすることにより、空気Aを下部空間S2に注入することができる。それゆえ、中蓋6を容器本体2から容易に取り外すことができる。これにより、容器本体2に液剤Lを詰め替えることができ、もって、容器本体2を繰り返し使用することができることとなる。
すなわち、従来の液剤吐出器(例えば、特許文献1参照)においては、全ての液剤が外部に吐出され、仕切り板(中蓋)が容器本体の底部に位置したとき、ポンプの吸引力(負圧)により、仕切り板(中蓋)が容器本体の底部に引き込まれ、仕切り板(中蓋)を容器本体から取り外すことができないという問題があった。それゆえ、従来の液剤吐出器は、容器本体に液剤を詰め替えることができず、もって、全ての液剤が外部に吐出されてしまうと、容器本体を処分するしかないという問題があった。
しかしながら、本実施形態によれば、空気注入手段10を、ポンプ4のシリンダ4dとパイプ5の上端部との間に設け、中蓋6が容器本体2の底部2cに位置したとき、上部空間S1に収容された空気Aをパイプ5に注入し、空気Aを下部空間S2に注入するようにしているから、中蓋6を容器本体2から容易に取り外すことができる。これにより、容器本体2に液剤Lを詰め替えることができ、もって、容器本体2を繰り返し使用することができる。
また、本実施形態に示す空気注入手段10の構成によれば、上蓋3を容器本体2から取り外すことによって、ポンプ4のシリンダ4dを上方に移動させ、上部空間S1とパイプ5とを連通させてパイプ5に空気Aが注入可能となるようにする一方、上蓋3を容器本体2に装着することによって、ポンプ4のシリンダ4dを下方に移動させ、上部空間S1とパイプ5とを遮断させてパイプ5に空気Aが注入不能となるようにしている。しかして、このような構成によれば、上蓋3を容器本体2に脱着するだけで、空気Aの注入可能・不能を容易に切替えることができる。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、中蓋6の内周部がパイプ5の外周部に摺動自在に装着され、中蓋6の外周部が容器本体2の側部2bの内側面2b2に常に密着するように弾性変形可能に設けられ、中蓋6が液剤Lの液面L1の全体に密着するように載置されている。これにより、ノズル4bから外部に液剤Lを吐出していくと、下部空間S2に収容されている液剤Lが減少し、液剤Lの液面L1が低下していくこととなる。それに伴い、中蓋6も、パイプ5の外周部を摺動しながら下降していくこととなるが、この際、中蓋6の外周部は、容器本体2の側部2bの内側面2b2に常に密着するように弾性変形した状態で下降していくこととなる。これにより、容器本体2の内周部に抜きテーパが形成されていても、中蓋6の外周部が、容器本体2の側部2bの内側面2b2に常に密着するように弾性変形した状態で下降していくから、液剤Lと空気Aとが接触することがなく、もって、容器本体2の内周部に抜きテーパが形成されていても、液剤Lの酸化、変質、腐敗等の劣化を低減することができる。
なお、本実施形態において示した液剤吐出器1の形状等はあくまで一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、液剤吐出器1に収容される液剤Lとして、化粧水、乳液、美容液等を例示したが、これに限らず、例えば、シャンプー、ボディソープ、リンスのように浴室で使用されるもの、液状洗剤、洗浄剤、消毒剤、消臭剤、芳香剤、除菌・殺菌剤、漂白剤、黴取り剤、液状肥料、植物賦活剤等の液剤Lであってもよい。
また、本実施形態においては、ポンプ4として、プッシュ(押下)式のポンプディスペンサを例示したが、これに限らず、例えば、トリガー式のポンプディスペンサ、加圧式のポンプディスペンサ等であってもよい。また、本実施形態では、ポンプ4として、液剤Lがそのまま吐出するものを例示したが、これに限らず、例えば、液剤Lが霧状に吐出するもの、液剤Lが空気と混合して泡状に吐出するもの等であってもよい。
1 液剤吐出器
2 容器本体
2a 開口部
2b 側部
2b1 雄ねじ部
2b2 内側面
2c 底部
2c1 内側面
3 上蓋
3a 開口部
3b 筒状部
3b1 雄ねじ部
3c 裾野部
3d 環状部
3d1 雌ねじ部
4 ポンプ
4a 押圧ヘッド
4b ノズル(吐出部)
4c ピストン
4d シリンダ(吸入部)
4d1 小径部
4d2 大径部
4e 吐出弁
4f 吸入弁
4g コイルばね
4h キャップ
4h1 雌ねじ部
5 パイプ(吸入管)
5a パイプ本体
5a1 開口部
5a2 貫通孔
5a3 上端面
5a4 環状溝
5b パイプ底部
5b1 開口部
5b2 吸入孔
6 中蓋
6a 円筒部
6b 第1凹部
6c 第2凹部
6d 円板部
6e 環状部
6f 第1フランジ部
6g 第2フランジ部
10 空気注入手段
11 第1部材
11a 小径部
11a1 スリット
11b 大径部
11b1 雄ねじ部
11b2 下端面
12 第2部材
12a 側部
12a1 雌ねじ部
12a2 空気注入孔
12b 底部
12b1 貫通孔
12b2 上端面
13,14 Oリング
15 隙間
A 空気
L 液剤
L1 液面
S1 上部空間
S2 下部空間

Claims (3)

  1. 上方に開口部を有し、液剤が内部に収容される容器本体と、
    前記容器本体の開口部を閉塞する上蓋と、
    前記上蓋を貫通するように装着され、前記容器本体に収容された液剤を吸入する吸入部と、該吸入部から吸入された液剤を外部に吐出する吐出部と、を有するポンプと、
    上端部が前記ポンプの吸入部に装着され、下端部が前記容器本体の底部に延出され、前記容器本体に収容された液剤を吸入する吸入管と、
    前記液剤の液面の全体に密着するように載置される中蓋と、を備え、
    前記中蓋の内周部は、前記吸入管の外周部に摺動自在に装着され、
    前記中蓋の外周部は、前記容器本体の内周部に常に密着するように弾性変形可能に設けられてなる液剤吐出器。
  2. 前記容器本体内には、前記中蓋の上方に空気が収容される上部空間が形成されると共に、前記中蓋の下方に前記液剤が収容される下部空間が形成され、
    前記ポンプの吸入部と前記吸入管の上端部との間には、空気注入手段が設けられ、
    前記空気注入手段は、前記中蓋が前記容器本体の底部に位置したとき、前記上部空間に収容された空気が前記下部空間に注入できるように、該空気を前記吸入管に注入可能としてなる請求項1に記載の液剤吐出器。
  3. 前記空気注入手段は、
    前記上蓋を前記容器本体から取り外すと、前記ポンプの吸入部が上方に移動し、前記上部空間と前記吸入管とが連通して前記吸入管に前記空気が注入可能となる一方、
    前記上蓋を前記容器本体に装着すると、前記ポンプの吸入部が下方に移動し、前記上部空間と前記吸入管とが遮断して前記吸入管に前記空気が注入不能となる請求項2に記載の液剤吐出器。

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