JP2018187064A - スリットランプ顕微鏡 - Google Patents
スリットランプ顕微鏡 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018187064A JP2018187064A JP2017091876A JP2017091876A JP2018187064A JP 2018187064 A JP2018187064 A JP 2018187064A JP 2017091876 A JP2017091876 A JP 2017091876A JP 2017091876 A JP2017091876 A JP 2017091876A JP 2018187064 A JP2018187064 A JP 2018187064A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slit
- light
- light source
- opening
- lamp microscope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005286 illumination Methods 0.000 claims abstract description 213
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 68
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims abstract description 15
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 95
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 35
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 15
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 11
- 210000000695 crystalline len Anatomy 0.000 description 72
- 210000004087 cornea Anatomy 0.000 description 36
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 18
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 4
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 4
- 210000001061 forehead Anatomy 0.000 description 4
- 230000008569 process Effects 0.000 description 4
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 3
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 2
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 2
- 210000004220 fundus oculi Anatomy 0.000 description 2
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000002367 halogens Chemical class 0.000 description 2
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 210000004175 meibomian gland Anatomy 0.000 description 2
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 2
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 2
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 2
- 229910052724 xenon Inorganic materials 0.000 description 2
- FHNFHKCVQCLJFQ-UHFFFAOYSA-N xenon atom Chemical compound [Xe] FHNFHKCVQCLJFQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 1
- 208000014674 injury Diseases 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 230000008832 photodamage Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B3/00—Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
- A61B3/10—Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
- A61B3/13—Ophthalmic microscopes
- A61B3/135—Slit-lamp microscopes
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Eye Examination Apparatus (AREA)
Abstract
Description
請求項2記載の発明にあっては、前記照明系の条件は光源の光量であることを特徴とする。
請求項10記載の発明にあっては、前記開口面積検知部は、前記一対のスリット刃の移動量を検知することによりスリット幅値を検知することを特徴とする。
請求項11記載の発明にあっては、前記開口面積検知部は、観察系に配置された撮像装置により取得された前眼部画像の開口像に基づき開口面積を検知することを特徴とする。
請求項13記載の発明にあっては、前記開口面積検知手段は、光検知部により前記ターレットの回転角度を検出することにより開口径を検知することを特徴とする。
本実施形態に係るスリットランプ顕微鏡の全体構成について図1及び図2を参照しながら説明する。スリットランプ顕微鏡1には、コンピュータ100が接続されている。コンピュータ100は、各種の制御処理や演算処理を行う。
また、照明光や背景照明光の強度の変更を、他の操作部材により行えるように構成することも可能である。他の操作部材としては、スリットランプ顕微鏡1の筐体に設けられた操作部材や、コンピュータ100に設けられた操作部材がある。
なお、照明光の反射光には、たとえば散乱光のように被検眼Eを経由した各種の光が含まれるが、これら各種の光を含めて「反射光」と呼ぶ。
撮像装置13は撮像素子を含んで構成されている。
撮像素子は、光を検出して電気信号(画像信号)を出力する光電変換素子である。画像信号はコンピュータ100に入力される。撮像素子としては、たとえばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサや、CMOS(Complementary Metal OxideSemiconductor)イメージセンサが用いられる。照明系8の下方位置には、照明系8から出力される照明光束を被検眼Eに向けて反射するミラー12が配置されている。また、ミラー12は、背景照明系20から出力される背景照明光を被検眼Eに向けて反射する。
スリットランプ顕微鏡1の光学系の構成について、図2を参照しながら説明する。スリットランプ顕微鏡1は、観察系6と、照明系8と、背景照明系20とを有する。
観察系6は左右一対の光学系を備えている。左右の光学系は、ほぼ同様の構成を有する。操作者は、この左右の光学系により被検眼Eを双眼で観察することができる。なお、図2には、観察系6の左右の光学系の一方のみが示されている。符号O1は観察系6の光軸(観察光軸)である。
これら変倍レンズ群は、それぞれ異なる倍率を付与するように構成されている。観察系6の光路に配置された変倍レンズ群が変倍レンズ32a、32bとして用いられる。それにより、被検眼Eの接眼レンズによる観察像や撮影画像の倍率(画角)を変更できる。倍率の変更、即ち観察系6の光路に配置される変倍レンズ群の切り替えは、観察倍率操作ノブ11を操作することにより行われる。また、図示しないスイッチ等を用いて電動で倍率を変更するように構成してもよい。
照明系8は、光源51、リレーレンズ52、照明絞り56、コンデンサレンズ53、スリット部54、視野絞り部60、および結像レンズ55を有する。符号O2は、照明系8の光軸(照明光軸)を示す。
本実施の形態にあっては、照明系8は光源51の照明光が通過する開口部71の面積を変更可能な光束制御部70を有しており、光束制御部70を通過することにより面積を制限した観察光を被検眼Eに照射する。
スリット部54は、スリット光(観察光)を生成するために用いられる。スリット部54は、互いに所定間隔をおいて対向して配置された一対のスリット刃54a、54bを有する。これらスリット刃54a、54bの配置間隔(スリット幅)を変更することによりスリット光の幅が変更される。手動操作により任意にスリット刃54a、54bの配置間隔を調整することができる。この場合、スリット刃54a、54bを電動により開閉するように構成してもよい。
図2、図3及び図4に示すように、視野絞り部60は、スリット部54の反光源51側においてスリット部54に近接して配置され、異なる大きさ及び形状の複数の開口62を有し、回転中心66を中心として回転動するターレット61を有している。
従って、ターレット61を適宜回転させることにより任意の開口62の中心を照明光軸02に合わせることにより観察面の照明範囲を適宜制限することが可能となる。
本実施の形態に係るスリットランプ顕微鏡1はスリット部54のスリット刃54a、54bの配置間隔及び視野絞り部60のターレット61の回転角度を検知する検知手段を備えた開口面積検知部59を有している。制御部101は開口面積検知部59により検知されたスリット幅及びターレット61の開口62により形成される開口面積に基づき光源51の最大光度値光度を決定する。
スリット部54の幅については、回転操作可能に形成されたスリット操作部としてのスリット開閉ノブ(図示せず)の回転量を、エンコーダにより検知して検知情報を制御部101に送信する。
その結果、開口面積検知部59は、スリット部54のスリット幅とターレット61の回転角度から得られた視野絞り部60の開口62の開口径の組み合わせから、複合された開口面積を得ることができる。
背景照明光20は、被検眼Eに背景照明光を照射する。背景照明光は、照明系8による被検眼Eに対する照明光の照射領域の周囲の領域に照射される。なお、背景照明光の照射領域は、少なくともこの周囲領域を含むものであればよい。たとえば、背景照明光の照射領域は、照明系8による照射領域の少なくとも一部と重複していてもよい。
スリットランプ顕微鏡1の制御系について、図5を参照しながら説明する。
スリットランプ顕微鏡1の制御系は、制御部101を中心に構成されている。なお、制御系の構成の少なくとも一部がコンピュータ100に含まれていてもよい。
制御部101は、スリットランプ顕微鏡1の各部を制御する。
制御部101は、観察系6の制御、照明系8の制御、背景照明系20の制御を行う。観察系6の制御としては、変倍光学系32の制御、絞り33の制御、撮像素子43の電荷蓄積時間、感度、フレームレート等の制御などがある。照明系8の制御としては、光源51、光源光度検知部58、光束制御部70を構成するスリット部54、視野絞り部60及び開口面積検知部59、照明絞り56の制御などがある。背景照明系20の制御としては、背景光源の制御などがある。
表示部102は、制御部101の制御を受けて各種の情報を表示する。表示部102は、LCD等のフラットパネルディスプレイなどの表示デバイスを含んで構成される。表示部102は、スリットランプ顕微鏡1の装置本体に設けられていてもよいし、コンピュータ100に設けられていてもよい。
操作部103は、操作デバイスや入力デバイスを含んで構成される。操作部103には、スリットランプ顕微鏡1に設けられたボタンやスイッチ(たとえば操作ハンドル5、照明強度操作部18等)や、コンピュータ100に設けられた操作デバイス(マウス、キーボード等)が含まれる。また、操作部103は、トラックボール、操作パネル、スイッチ、ボタン、ダイアルなど、任意の操作デバイスや入力デバイスを含んでいてもよい。
光源51の光度は印加電力にほぼ相関するため、印加電力を制限することで光源51の光度を制御することもできるが、図2に示すように、本実施の形態に係るスリットランプ顕微鏡1においては、光源51の光度を測定検知する光源光度検知部58が設けられている。
この光源光度検知部58は、光源51の光度を直接モニタするように構成されており、このように光量を直接にモニタすることで光源のバラツキや、光源の劣化による光量低下が起きた場合であっても、適切な照度のスリット像を投影することができる。
以下に、本発明における「スリット幅及び視野絞り径に基づく光源の最大光度値制御」の趣旨及び意義について説明する。
光源像はミラー12を介して被検眼Eの眼底Er付近に結像する。前記開口部71の像は結像レンズ55によりミラー12を介して観察部位に結像する。角膜Ecを観察する場合は角膜Ecがこの観察位置に合致するようにアライメントを行う。
この時、照射した光束のほとんどは角膜Ecを透過して眼底Erに達し、眼底Erを照明してしまうため、従来は、どのような照明条件であっても眼底照度の安全値を超えないよう光量ボリュウムに制限がかけられているか、又は警告を報知するように構成されたものも存在した。
そこで、本件発明にあってはスリット部54の幅及び視野絞り60の径を各々検出して、検出され複合された開口面積に応じて光源51の最大光度を可変にするものである。
制御部101は、開口面積検知部59により検知された、スリット幅及び選択された視野絞り径からなる開口面積に基づき、記憶部101aのデータを参照して光源51の最大光度値を決定する。
本実施の形態に係るスリットランプ顕微鏡1を使用して検眼するに際し、開口面積に基づく光源51の光度制御を行う場合の手順について図6のフローチャートを参照しながら説明する。
02 照明光軸
03 背景照明光軸
1 スリットランプ顕微鏡
2 テーブル
3 移動機構部
4 基台
5 操作ハンドル
6 観察系
8 照明系
9 鏡筒本体
9a 接眼部
10 顎受け台
10a 顎受け部
10b 額当て
11 観察倍率操作ノブ
12 反射ミラー
15 支持部
16 支持アーム
17 支持アーム
18 照明強度操作部
20 背景照明系
31 対物レンズ
32 変倍光学系
33 絞り
34 ビームスプリッタ
35 リレーレンズ
36 プリズム
36a 光学素子
36b 光学素子
37 接眼レンズ
41 リレーレンズ
42 ミラー
43 撮像素子
51 光源
52 リレーレンズ
53 コンデンサレンズ
54 スリット部(光束制御部)
54a スリット刃
54b スリット刃
55 コンデンサレンズ
56 照明絞り
58 光源光度検知部
59 開口面積検知部(光束制御部)
60 視野絞り部(光束制御部)
61 ターレット
62 開口
63a 円形開口部
63b 円形開口部
63c 円形開口部
63d 円形開口部
64 湾曲涙滴状開口部
65 照明光束
70 光束制御部
71 開口部
100 コンピュータ
101 制御部
101a 記憶部
102 表示部
103 操作部
E 被検眼
Ec 角膜
Ep 虹彩
Er 眼底
P 光の結像位置
L スリット間隔の長さ
請求項2記載の発明にあっては、前記照明系の条件は光源の光量であることを特徴とする。
請求項10記載の発明にあっては、前記開口面積検知部は、前記一対のスリット刃の移動量を検知することによりスリット幅値を検知することを特徴とする。
請求項11記載の発明にあっては、前記開口面積検知部は、観察系に配置された撮像装置により取得された前眼部画像の開口像に基づき開口面積を検知することを特徴とする。
請求項13記載の発明にあっては、前記開口面積検知手段は、光検知部により前記ターレットの回転角度を検出することにより開口径を検知することを特徴とする。
本実施形態に係るスリットランプ顕微鏡の全体構成について図1及び図2を参照しながら説明する。スリットランプ顕微鏡1には、コンピュータ100が接続されている。コンピュータ100は、各種の制御処理や演算処理を行う。
また、照明光や背景照明光の強度の変更を、他の操作部材により行えるように構成することも可能である。他の操作部材としては、スリットランプ顕微鏡1の筐体に設けられた操作部材や、コンピュータ100に設けられた操作部材がある。
なお、照明光の反射光には、たとえば散乱光のように被検眼Eを経由した各種の光が含まれるが、これら各種の光を含めて「反射光」と呼ぶ。
撮像装置13は撮像素子を含んで構成されている。
撮像素子は、光を検出して電気信号(画像信号)を出力する光電変換素子である。画像信号はコンピュータ100に入力される。撮像素子としては、たとえばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサや、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが用いられる。照明系8の下方位置には、照明系8から出力される照明光束を被検眼Eに向けて反射するミラー12が配置されている。また、ミラー12は、背景照明系20から出力される背景照明光を被検眼Eに向けて反射する。
スリットランプ顕微鏡1の光学系の構成について、図2を参照しながら説明する。スリットランプ顕微鏡1は、観察系6と、照明系8と、背景照明系20とを有する。
観察系6は左右一対の光学系を備えている。左右の光学系は、ほぼ同様の構成を有する。操作者は、この左右の光学系により被検眼Eを双眼で観察することができる。なお、図2には、観察系6の左右の光学系の一方のみが示されている。符号O1は観察系6の光軸(観察光軸)である。
これら変倍レンズ群は、それぞれ異なる倍率を付与するように構成されている。観察系6の光路に配置された変倍レンズ群が変倍レンズ32a、32bとして用いられる。それにより、被検眼Eの接眼レンズによる観察像や撮影画像の倍率(画角)を変更できる。倍率の変更、即ち観察系6の光路に配置される変倍レンズ群の切り替えは、観察倍率操作ノブ11を操作することにより行われる。また、図示しないスイッチ等を用いて電動で倍率を変更するように構成してもよい。
照明系8は、光源51、リレーレンズ52、照明絞り56、コンデンサレンズ53、スリット部54、視野絞り部60、および結像レンズ55を有する。符号O2は、照明系8の光軸(照明光軸)を示す。
本実施の形態にあっては、照明系8は光源51の照明光が通過する開口部71の面積を変更可能な光束制御部70を有しており、光束制御部70を通過することにより面積を制限した観察光を被検眼Eに照射する。
スリット部54は、スリット光(観察光)を生成するために用いられる。スリット部54は、互いに所定間隔をおいて対向して配置された一対のスリット刃54a、54bを有する。これらスリット刃54a、54bの配置間隔(スリット幅)を変更することによりスリット光の幅が変更される。手動操作により任意にスリット刃54a、54bの配置間隔を調整することができる。この場合、スリット刃54a、54bを電動により開閉するように構成してもよい。
図2、図3及び図4に示すように、視野絞り部60は、スリット部54の反光源51側においてスリット部54に近接して配置され、異なる大きさ及び形状の複数の開口62を有し、回転中心66を中心として回転動するターレット61を有している。
従って、ターレット61を適宜回転させることにより任意の開口62の中心を照明光軸02に合わせることにより観察面の照明範囲を適宜制限することが可能となる。
本実施の形態に係るスリットランプ顕微鏡1はスリット部54のスリット刃54a、54bの配置間隔及び視野絞り部60のターレット61の回転角度を検知する検知手段を備えた開口面積検知部59を有している。制御部101は開口面積検知部59により検知されたスリット幅及びターレット61の開口62により形成される開口面積に基づき光源51の最大光度値光度を決定する。
スリット部54の幅については、回転操作可能に形成されたスリット操作部としてのスリット開閉ノブ(図示せず)の回転量を、エンコーダにより検知して検知情報を制御部101に送信する。
その結果、開口面積検知部59は、スリット部54のスリット幅とターレット61の回転角度から得られた視野絞り部60の開口62の開口径の組み合わせから、複合された開口面積を得ることができる。
背景照明光20は、被検眼Eに背景照明光を照射する。背景照明光は、照明系8による被検眼Eに対する照明光の照射領域の周囲の領域に照射される。なお、背景照明光の照射領域は、少なくともこの周囲領域を含むものであればよい。たとえば、背景照明光の照射領域は、照明系8による照射領域の少なくとも一部と重複していてもよい。
スリットランプ顕微鏡1の制御系について、図5を参照しながら説明する。
スリットランプ顕微鏡1の制御系は、制御部101を中心に構成されている。なお、制御系の構成の少なくとも一部がコンピュータ100に含まれていてもよい。
制御部101は、スリットランプ顕微鏡1の各部を制御する。
制御部101は、観察系6の制御、照明系8の制御、背景照明系20の制御を行う。観察系6の制御としては、変倍光学系32の制御、絞り33の制御、撮像素子43の電荷蓄積時間、感度、フレームレート等の制御などがある。照明系8の制御としては、光源51、光源光度検知部58、光束制御部70を構成するスリット部54、視野絞り部60及び開口面積検知部59、照明絞り56の制御などがある。背景照明系20の制御としては、背景光源の制御などがある。
表示部102は、制御部101の制御を受けて各種の情報を表示する。表示部102は、LCD等のフラットパネルディスプレイなどの表示デバイスを含んで構成される。表示部102は、スリットランプ顕微鏡1の装置本体に設けられていてもよいし、コンピュータ100に設けられていてもよい。
操作部103は、操作デバイスや入力デバイスを含んで構成される。操作部103には、スリットランプ顕微鏡1に設けられたボタンやスイッチ(たとえば操作ハンドル5、照明強度操作部18等)や、コンピュータ100に設けられた操作デバイス(マウス、キーボード等)が含まれる。また、操作部103は、トラックボール、操作パネル、スイッチ、ボタン、ダイアルなど、任意の操作デバイスや入力デバイスを含んでいてもよい。
光源51の光度は印加電力にほぼ相関するため、印加電力を制限することで光源51の光度を制御することもできるが、図2に示すように、本実施の形態に係るスリットランプ顕微鏡1においては、光源51の光度を測定検知する光源光度検知部58が設けられている。
この光源光度検知部58は、光源51の光度を直接モニタするように構成されており、このように光量を直接にモニタすることで光源のバラツキや、光源の劣化による光量低下が起きた場合であっても、適切な照度のスリット像を投影することができる。
以下に、本発明における「スリット幅及び視野絞り径に基づく光源の最大光度値制御」の趣旨及び意義について説明する。
光源像はミラー12を介して被検眼Eの眼底Er付近に結像する。前記開口部71の像は結像レンズ55によりミラー12を介して観察部位に結像する。角膜Ecを観察する場合は角膜Ecがこの観察位置に合致するようにアライメントを行う。
この時、照射した光束のほとんどは角膜Ecを透過して眼底Erに達し、眼底Erを照明してしまうため、従来は、どのような照明条件であっても眼底照度の安全値を超えないよう光量ボリュウムに制限がかけられているか、又は警告を報知するように構成されたものも存在した。
そこで、本件発明にあってはスリット部54の幅及び視野絞り60の径を各々検出して、検出され複合された開口面積に応じて光源51の最大光度を可変にするものである。
制御部101は、開口面積検知部59により検知された、スリット幅及び選択された視野絞り径からなる開口面積に基づき、記憶部101aのデータを参照して光源51の最大光度値を決定する。
本実施の形態に係るスリットランプ顕微鏡1を使用して検眼するに際し、開口面積に基づく光源51の光度制御を行う場合の手順について図6のフローチャートを参照しながら説明する。
02 照明光軸
03 背景照明光軸
1 スリットランプ顕微鏡
2 テーブル
3 移動機構部
4 基台
5 操作ハンドル
6 観察系
8 照明系
9 鏡筒本体
9a 接眼部
10 顎受け台
10a 顎受け部
10b 額当て
11 観察倍率操作ノブ
12 反射ミラー
15 支持部
16 支持アーム
17 支持アーム
18 照明強度操作部
20 背景照明系
31 対物レンズ
32 変倍光学系
33 絞り
34 ビームスプリッタ
35 リレーレンズ
36 プリズム
36a 光学素子
36b 光学素子
37 接眼レンズ
41 リレーレンズ
42 ミラー
43 撮像素子
51 光源
52 リレーレンズ
53 コンデンサレンズ
54 スリット部(光束制御部)
54a スリット刃
54b スリット刃
55 コンデンサレンズ
56 照明絞り
58 光源光度検知部
59 開口面積検知部(光束制御部)
60 視野絞り部(光束制御部)
61 ターレット
62 開口
63a 円形開口部
63b 円形開口部
63c 円形開口部
63d 円形開口部
64 湾曲涙滴状開口部
65 照明光束
70 光束制御部
71 開口部
100 コンピュータ
101 制御部
101a 記憶部
102 表示部
103 操作部
E 被検眼
Ec 角膜
Ep 虹彩
Er 眼底
P 光の結像位置
L スリット間隔の長さ
Claims (13)
- スリットランプ顕微鏡において、照明系の条件を検知する検知手段を有し、前記検知手段の検知結果に基づき照明光源の光度を制御することを特徴とするスリットラン
プ - 前記照明系の条件は光源の光量であることを特徴とする請求項1に記載のスリットランプ顕微鏡
- 照明光を出力する光源を有し、前記照明光が開口部の面積を変更可能な光束制御部を通過することにより面積が制限された観察光を被検眼に照射する照明系と、前記観察光の被検眼からの戻り光を観察する観察系と、少なくとも前記照明系の作動を制御する制御部とを備えたスリットランプ顕微鏡であって、
前記開口部の面積を検知する開口面積検知部を有し、前記制御部は前記開口面積検知部により検知された開口面積に基づき光源の光度を制御することを特徴とするスリットランプ顕微鏡。 - 前記光束制御部はスリット部を有し、前記スリット部は少なくとも配置間隔が可変な一対のスリット刃を有し、前記スリット刃の間隔を検知可能に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のスリットランプ顕微鏡
- 前記光束制御部は視野絞り部を有し、複数の径の異なる開口を選択的に光軸上に配置することにより開口を通過する前記光束の径を可変とし、配置された開口を検知可能に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のスリットランプ顕微鏡。
- 前記光束制御部は、スリット部と、前記スリット部の反光源側に設けられた視野絞り部とを備え、前記視野絞り部は、前記光束に対して直交する方向において回転可能に配置された円盤状のターレットにより形成され、前記開口は前記ターレット本体において同心円上に配置された複数の円形開口部と単一の湾曲涙滴状開口部とからなり、前記湾曲涙滴状開口部は、大径円弧端部と、前記大径円弧端部に同心円の円周方向に対向して配置された小径円弧端部と、前記大径円弧端部から前記小径円弧端部にかけて徐々に幅寸法が小さくなるように形成された湾曲輪郭部とにより形成され、前記湾曲涙滴状開口部は前記スリット部を通過した光束の幅を連続的に変更制御しうることを特徴とする請求項3記載のスリットランプ顕微鏡。
- 検者によって前記スリット部の一対のスリット刃の配置間隔及び前記視野絞り部の開口径が操作設定された場合には、前記制御部は前記開口面積検知部により検知された前記一対のスリット刃の配置間隔及び前記視野絞り部の開口径に基づき前記光源の最大光度値を決定すると共に、前記光源の光度値は前記最大光度値以下に設定されるように構成されていることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載のスリットランプ顕微鏡。
- 前記制御部は記憶部を有し、前記記憶部は、設定された一対のスリット刃の配置間隔幅及び視野絞り部の開口径からなる開口面積と、前記一対のスリット刃の配置間隔及び視野絞り部の開口径に対応した前記観察光が被検眼の眼底に照射された場合であっても眼底照度安全値を超えない適切な光源の最大光度値とからなるデータを格納しており、前記制御部は、前記記憶部のデータを参照して、前記開口面積検知部により検知されたスリット部のスリット幅及び視野絞り部の開口径に基づき前記光源の最大光度値を決定することを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載のスリットランプ顕微鏡。
- 前記開口面積検知部は、スリット操作部の操作量を検知することにより前記スリット幅値を取得することを特徴とする請求項3乃至8のいずれか1項に記載のスリットランプ顕微鏡。
- 前記開口面積検知部は、前記一対のスリット刃の移動量を検知することによりスリット幅値を検知することを特徴とする請求項3乃至8のいずれか1項に記載のスリットランプ顕微鏡。
- 前記開口面積検知部は、観察系に配置された撮像装置により取得された前眼部画像の開口像に基づき開口面積を検知することを特徴とする請求項3乃至8のいずれか1項に記載のスリットランプ顕微鏡。
- 前記開口面積検知部は、前記ターレットを駆動するステッピングモータのステップを計測することにより前記ターレットの開口部により形成される開口径を検知することを特徴とする請求項3乃至8のいずれか1項に記載のスリットランプ顕微鏡。
- 前記開口面積検知手段は、光検知部により前記ターレットの回転角度を検出することにより開口径を検知することを特徴とする請求項3乃至8のいずれか1項に記載のスリットランプ顕微鏡。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017091876A JP6904776B2 (ja) | 2017-05-02 | 2017-05-02 | スリットランプ顕微鏡 |
PCT/JP2018/017455 WO2018203562A1 (ja) | 2017-05-02 | 2018-05-01 | スリットランプ顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017091876A JP6904776B2 (ja) | 2017-05-02 | 2017-05-02 | スリットランプ顕微鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018187064A true JP2018187064A (ja) | 2018-11-29 |
JP6904776B2 JP6904776B2 (ja) | 2021-07-21 |
Family
ID=64016145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017091876A Active JP6904776B2 (ja) | 2017-05-02 | 2017-05-02 | スリットランプ顕微鏡 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6904776B2 (ja) |
WO (1) | WO2018203562A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020146375A (ja) * | 2019-03-15 | 2020-09-17 | 株式会社トプコン | 眼科装置及びその作動方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114431825B (zh) * | 2022-04-12 | 2022-06-21 | 万灵帮桥医疗器械(广州)有限责任公司 | 裂隙灯显微镜、及其滤光调节结构 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2012172907A1 (ja) * | 2011-06-14 | 2015-02-23 | 株式会社トプコン | 細隙灯顕微鏡 |
JP2016067852A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-09 | 株式会社イナミ | スリットランプ |
-
2017
- 2017-05-02 JP JP2017091876A patent/JP6904776B2/ja active Active
-
2018
- 2018-05-01 WO PCT/JP2018/017455 patent/WO2018203562A1/ja active Application Filing
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020146375A (ja) * | 2019-03-15 | 2020-09-17 | 株式会社トプコン | 眼科装置及びその作動方法 |
JP7204546B2 (ja) | 2019-03-15 | 2023-01-16 | 株式会社トプコン | 眼科装置及びその作動方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2018203562A1 (ja) | 2018-11-08 |
JP6904776B2 (ja) | 2021-07-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6118442B2 (ja) | 細隙灯顕微鏡 | |
US8205988B2 (en) | Stereomicroscope | |
JP5748268B2 (ja) | マイボーム腺観察装置 | |
JP2016179004A (ja) | スリットランプ顕微鏡及びその制御方法 | |
JP6518126B2 (ja) | 細隙灯顕微鏡 | |
US10039449B2 (en) | Slit lamp microscope | |
WO2018203562A1 (ja) | スリットランプ顕微鏡 | |
JP2010200905A (ja) | 眼科装置 | |
JP6431562B2 (ja) | スリットランプ顕微鏡 | |
EP2695571A1 (en) | Slit lamp microscope | |
JP6784550B2 (ja) | 眼科装置及び被検眼表示方法 | |
JP4851176B2 (ja) | 視標提示光学装置 | |
JP2014033733A (ja) | 細隙灯顕微鏡 | |
JP6585377B2 (ja) | 細隙灯顕微鏡 | |
JP2016174759A (ja) | 細隙灯顕微鏡 | |
JP2016174758A (ja) | 細隙灯顕微鏡 | |
JP2019155147A (ja) | スリットランプ顕微鏡を含む眼科システム | |
JP7117120B2 (ja) | 眼科装置 | |
JP7035231B2 (ja) | 細隙灯顕微鏡 | |
JP2020062380A (ja) | 細隙灯顕微鏡 | |
JP2014033734A (ja) | 細隙灯顕微鏡 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20170503 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180208 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180507 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200501 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201016 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20201026 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210624 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6904776 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |