JP2018186050A - 発光ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化と温度上昇の抑制とを両立可能にする発光ユニットを提供する。【解決手段】発光ユニットのLEDモジュール2は、LED8が配置された筐体10と前面カバー14とによって囲まれた空間Sには、LED8を覆いつつ、前面カバー14の一部(基端部21K)に接し、且つ前面カバー14の他の部分(頂部21T)との間に隙間SBを空けて、透光性及び熱伝導性を有した熱伝導材(充填材)を充填している。【選択図】図3

Description

本発明は、発光ユニットに関する。
従来、発光ダイオードランプが挿入されたガラスバルブの頂部の内面から発光ダイオードランプの底面の高さまで透明で熱伝導性のシリコーン樹脂(以下、充填剤)を充填した発光ユニットが知られている。(例えば、特許文献1参照)。この発光ユニットは、灯具が有するソケットに着脱自在な口金を有している。
特許第6058052号明細書
しかし、従来の構成は、ガラスバルブの頂部の内面から発光ダイオードランプの底面の高さまで充填剤が充填されるので、発光ダイオードランプの重量が増加してしまう。重量の増加は、口金や器具の加重負担を増やしてしまう。
本発明は、軽量化と温度上昇の抑制とを両立可能にすることを目的とする。
本発明は、発光素子と、前記発光素子が配置された筐体と、前記筐体に配置された前記発光素子を覆うカバーとを備え、前記筐体と、前記カバーとによって囲まれた空間には、前記発光素子を覆いつつ、前記カバーの一部に接し、且つ前記カバーの他の部分との間に隙間を空けて、透光性及び熱伝導性を有した充填材が充填されていることを特徴とする。
本発明は、上記発光ユニットにおいて、前記筐体の熱を放熱する放熱部材と、前記発光素子が実装された基板とを有し、前記充填材は、前記基板と、前記筐体との間の隙間を塞ぐように充填されていることを特徴とする。
本発明は、上記発光ユニットにおいて、前記充填材は、前記筐体と、前記カバーとの間に形成される空間に占める割合が50%以下であることを特徴とする。
本発明は、上記発光ユニットにおいて、前記カバーは、前記充填材と接する領域と、前記充填材と接しない領域と、の境界からの照射光の輝度ムラを少なくとも低減可能に前記発光素子からの光を拡散して放射することを特徴とする。
本発明によれば、軽量化と温度上昇の抑制とを両立可能になる。
本実施形態に係るLEDユニットの構成を示す斜視図である。 LEDモジュールの構成を示す斜視図である。 LEDモジュールの第一実施例の断面図である。 LEDモジュールの第二実施例の断面図である。 (A)は比較例1、(B)は比較例2、(C)は比較例3、(D)は比較例4の各々の断面図である。 第一及び第二実施例と比較例1〜4のシミュレーション結果を示した図である。 比較例3及び4を除く充填率V―温度Tcの関係を示した図である。 比較例3及び4を含む充填率V―温度Tcの関係を示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るLEDユニット1の構成を示す斜視図である。
LEDユニット1(発光ユニット)は、複数のLEDモジュール2(発光素子モジュール)を備える口金型LEDユニットである。このLEDユニット1の端部には、口金6が設けられる。口金6は、例えばE26タイプやE39タイプ等の一般的にE型口金と呼ばれるねじ込み式(回しこみ式)のものであり、灯具が備えるソケットに螺合して装着可能である。なお、口金6は差し込み式でもよい。
LEDモジュール2は、LED8(発光素子)を光源として放射光を放射するユニットであり、LEDユニット1の中心軸線である軸線Kに沿って延びる棒状のモジュールに形成される。このLEDユニット1は、5つのLEDモジュール2を備え、これらのLEDモジュール2が各筐体10の裏面を内側に向け、なおかつ、LEDユニット1の軸線Kと同一方向に延びる姿勢で、当該軸線Kの周囲に等間隔に環状に配列される。これにより、LEDユニット1は、軸線Kの全周囲に亘る範囲に光を放射する。各LEDモジュール2は、同一構造、及び形状である。なお、各LEDモジュール2の光出力、及び数等を調整することによって、LEDユニット1の仕様を変更可能である。
本構成のLEDユニット1は、HIDランプのような高出力タイプの放電ランプと同等の光出力を有し、HIDランプの代替として用いることができる。
ここで、HIDランプなどの放電ランプは交流電力で点灯するのに対し、LED8は直流電力で点灯する。したがって、LED8を光源とするLEDモジュール2を交流の商用電力で点灯させる場合、商用電力を直流電力に変換する電源回路が必要になる。本実施形態のLEDユニット1は電源回路を内蔵せず、ソケットを有する灯具の側に電源回路を設け、当該ソケットから口金6を通じて直流電力を供給する。
図2は、LEDモジュール2の構成を示す斜視図である。
LEDモジュール2は、図2に示すように、面状のLED8を実装した基板9と、基板9が配置された筐体10と、筐体10に配置された基板9を覆う前面カバー14とを備える。基板9は、矩形板状のプリント配線基板であり、複数のLED8が実装される。本構成のLED8は、多数のLED素子を、例えば格子状に平面視略矩形の範囲内に配列し、その表面を樹脂材で薄い厚みでモールドして成るCOB型LEDであり、その略全面が発光する。この基板9には、複数(本構成では3つ)のLED8が一列に並べて配置され、これらLED8によって広い発光面積が得られる。
筐体10は、基板9が載置される載置面10A(図3)を有する板状の本体部11と、本体部11の裏面(載置面と反対側の面)から突出する放熱フィン12(放熱部材)とを一体に有する。筐体10は、例えばアルミニウム等の高熱伝導性を有する金属材によって形成され、LED8からの熱を受けて放熱するヒートシンクとして機能する。
前面カバー14は、透光性のある材料、例えば樹脂材を用いて形成される。前面カバー14は、平面視楕円形状、かつ、断面半円形状に形成されたドーム状のカバー部21と、カバー部21を筐体10に連結する連結部22とを一体に備える。カバー部21は、筐体10に配置されたLED8を、基板9を含めて覆う。連結部22は、複数設けられ、筐体10の本体部11に係合する爪形状に形成される。前面カバー14と筐体10との間は、パッキン等によって封止され、内部への水の浸入が防止される。
図3は、LEDモジュール2の第一実施例の断面図である。以下の説明において、特に説明がない限り、上下等の各方向は図3に示す方向に従う。但し、実際の使用態様ではLEDモジュール2の向きは図3の向きに限定されない。LEDモジュール2は、筐体10と前面カバー14とによって囲まれた断面視で略半円形状の空間Sを有している。この空間Sには、透光性及び熱伝導性を有する熱伝導材100(充填材)が充填される。
熱伝導材100は、透明のシリコーン樹脂、又は、そのシリコーン樹脂に熱伝導性物質等を複合させた複合材料で形成され、空気等と比べて高い熱伝導率を有する。また、シリコーン樹脂は絶縁体(不導体)であるので、基板9の導通部等に付着しても導通には影響しない。熱伝導材100は、シリコーン樹脂に限定されず、透光性及び熱伝導性を有する他の材料を適用可能である。
本構成では、空間Sの一部だけに熱伝導材100が充填されることによって、熱伝導材100からなる熱伝導層SAが形成されるとともに、熱伝導層SAと前面カバー14との間に隙間SBが形成される。図3に示すように、熱伝導層SAは、LEDモジュール2が有する全てのLED8を覆いつつ前面カバー14の一部だけに接しており、発熱体であるLED8の熱を、前面カバー14に効率良く伝える。つまり、LED8から前面カバー14への熱伝導性を改善する。
詳述すると、筐体10と前面カバー14とを組み付け、図3に示すように、筐体10を前面カバー14よりも下方、且つ、基板9及びLED8を表面が水平となるようにLEDモジュール2を水平配置した状態で、外部から空間S内に、液体状態の熱伝導材100を充填する。液体状態の熱伝導材100は、重力の作用により、空間Sの最も下に位置する基板9の載置面10Aから溜まっていく。このため、載置面10Aと基板9との間等に生じる隙間を熱伝導材100で塞ぐことができる。
LED8を覆うまで熱伝導材100が充填された後、熱伝導材100が硬化することによって熱伝導層SAが形成される。この場合、熱伝導層SAの表面は水平面となるので、基板9の表面及びLED8の表面と平行となり、LED8等の前面を均等に覆うことができる。
熱伝導材100の充填位置は、上記の充填が可能な範囲で任意の位置でよい。例えば、筐体10の本体部11及び基板9を貫通する貫通孔を設け、図3におけるLED8の下方等から圧力をかけて充填する方法、又は、前面カバー14の基端部21K(後述する熱伝導層SAが接する箇所)に貫通孔を設け、図3におけるLED8の側方から充填する方法を適用すればよい。なお、充填後は熱伝導材100が硬化することによって貫通孔は塞がれる。
第一実施例では、熱伝導材100が、空間Sの体積の50%を満たすまで充填されることによって、空間Sの下半分の領域に熱伝導層SAが形成される。これにより、基板9及びLED8を覆いつつ、前面カバー14の一部(カバー部21の左右の基端部21K)に面接触する熱伝導層SAが形成される。また、充填によって基板9及びLED8を覆う熱伝導層SAを設けるので、筐体10と基板9との間等にできる隙間を熱伝導材100で塞ぎ、各部材間の熱伝導性が向上する。
また、空間Sの上半分の領域には熱伝導層SAが形成されないので、基板9及びLED8の表面に対して垂直方向に離間する前面カバー14の頂部21Tには熱伝導層SAが接触しない。つまり、基板9及びLED8から垂直方向に離れた領域に、熱伝導層SAが存在しない隙間SB、つまり、空気のみが存在する隙間SBが形成される。
従って、この隙間SBに熱伝導材100を充填した場合と比べて重量を低減できる。また、上記隙間SBは、空間SのうちLED8から垂直方向に最も離れているので、隙間SBに熱伝導材100を充填する場合と比べて、放熱性の低下を効率良く抑制できる。以上の構成により、LEDモジュール2の軽量化と、LED8の温度上昇の抑制とを効率良く両立できる。
次いで、LEDモジュール2の第二実施例を説明する。
図4は、LEDモジュール2の第二実施例の断面図である。
第二実施例は、熱伝導材100の充填量を空間Sの体積の70%にした点が第一実施例と異なる。つまり、第二実施例では、熱伝導層SAが厚くなり、前面カバー14との接触面積が第一実施例よりも増える。従って、第一実施例よりも放熱効果の向上を期待できる。また、第一実施例と同様に、前面カバー14の頂部21Tと熱伝導層SAとの間に隙間SBが形成されるので、LED8の温度上昇を抑制しつつLEDモジュール2の軽量化が可能である。例えば、LED8の出力の違い等に起因するLED8の発熱量に応じて、第一実施例の構成、又は第二実施例の構成を適宜に選択すればよい。
続いて比較例を説明する。
図5(A)は比較例1、図5(B)は比較例2、図5(C)は比較例3、図5(D)は比較例4の各々の断面図を示す。図5(A)及び図5(B)に示すように、比較例1は、充填率Vが零であり、比較例2は、充填率Vが100%である。図5(C)に示すように、比較例3は、前面カバー14の内面全体に渡って熱伝導材100(熱伝導層SAに相当)を接触させるとともに、熱伝導材100内に隙間SBを設けた構成であり、充填率Vは60%である。図5(D)に示すように、比較例4は、熱伝導材100を空間Sの上半分の領域に充填させたものであり、充填率Vは50%である。
図6は第一及び第二実施例と比較例1〜4のシミュレーション結果を示した図である。
図6中の充填率Vは、空間Sに占める熱伝導材100の体積の割合を示し、上記したように第一実施例は50%、第二実施例は70%である。また、図6中の温度Tcは、LED8のジャンクション温度である。また、図6中の温度差dTは、比較例Q2に対する温度Tcの差を示す。
図7及び図8は、シミュレーション結果に基づく充填率V―温度Tcの関係を示した図である。図7及び図8において、第一実施例は符号P1、第二実施例は符号P2、比較例1は符号Q1、比較例2は符号Q2、比較例3は符号Q3、比較例4は符号Q4を付して示す。なお、図7は充填率Vの違いを比較するため、充填率V以外の条件が異なる比較例3及び4を記載していない。
第一実施例、第二実施例、比較例1及び2を比較すると、図7に示すように、充填率Vが高いほど、温度Tcが下がっており、熱伝導材100が有用であることが明らかである。また、充填率Vが相対的に高い第一実施例、第二実施例、及び比較例2を示す点P1、P2、Q2は略同一の直線f1上に並ぶ結果が得られた。
一方、充填率Vが零の比較例1を示す点Q1は、上記直線f1よりも温度Tcが高かった。充填率Vが零の点Q1と充填率Vが50%の点P1とを直線f2(一点鎖線で示す)で結んだ場合、この直線f2と上記直線f1との縦軸方向に沿う間隔は、LED8の温度低減効果を示す。図7に示すように、LED8の温度低減効果は、充填率Vが高くなるほど、小さくなる傾向であった。
発明者等の検討によれば、充填率Vが0〜50%までは効率良くLED8の温度低減効果が得られ、値50%を超えると、その温度低減効果は飽和傾向であることを確認した。このことから、充填率Vは、LEDモジュール2の重量を十分に抑えられる範囲で0〜100%の範囲にすればよく、より好ましくは、0〜50%以下にすることで、温度低減効果を効率良く得ることが可能である。
図8に示すように、比較例3及び4(点Q3、Q4に相当)は、隙間SBの位置を略揃えて充填率Vだけを異ならせた第一実施例、及び第二実施例等(点P1、P2、Q1及びQ2)を近似した特性曲線f3と離れた位置にある。このことから、比較例3及び4は、特性曲線f3で示す傾向とは異なる傾向を有している。つまり、比較例3及び4(点Q3、Q4に相当)は、特性曲線f3で示される傾向と比較すると、同条件の充填率VではLED8の温度低減効果が低かった。また、図3、図4、及び図5(A)〜図5(D)には、LED8からの熱の流れ、及び放熱量のイメージを矢印で示している。矢印の方向が放熱方向を示し、矢印の幅が放熱量を示している。
すなわち、本構成のLEDモジュール2は、図3及び図4に示すように、LED8を覆う熱伝導層SAが前面カバー14の左右の基端部21Kに面接触しているので、基端部21Kからの放熱量が相対的に大きく、前面カバー14の他の部分(頂部21T)からの放熱量は相対的に小さくなる。
一方、図5(A)に示す比較例1では、前面カバー14内の空間S内は断熱性を有する空気で満たされるので、前面カバー14のいずれからも放熱量が少ない。また、図5(B)に示す比較例2は、空間S全体が熱伝導層SAであるので前面カバー14からの放熱量は最も大きいものの、熱伝導層SAの体積が大きく、重量が増加してしまう。
図5(C)に示す比較例3では、前面カバー14の内面を覆うように熱伝導層SAが設けられるので、充填率Vが同じ比較例1と比べると、LED8を覆う熱伝導層SAが薄く、前面カバー14への熱伝導量が減り、基端部21Kからの放熱量が相対的に小さくなる。また、図5(D)に示す比較例4では、発熱源であるLED8と熱伝導層SAとの間に、断熱性を有する空気が介在するので、熱伝導層SAによる放熱効果が小さく、前面カバー14からの放熱量が少なくなる。
以上説明したように、本構成では、LED8が配置された筐体10と前面カバー14とによって囲まれた空間Sには、LED8を覆いつつ、前面カバー14の一部(基端部21K)に接し、且つ前面カバー14の他の部分(頂部21T)との間に隙間SBを空けて、透光性及び熱伝導性を有した熱伝導材100(充填材)を充填するので、LEDモジュール2の軽量化と、LED8の温度上昇の抑制とを両立可能になる。
LEDモジュール2の軽量化を図ることで、LEDユニット1(発光ユニット)の口金6、及び灯具が備えるソケットに作用する荷重を低減することができる。
また、熱伝導材100を充填して空間S内に熱伝導層SAを設けているので、LED8周囲に存在する隙間を熱伝導材100で塞ぐことができる。換言すると、熱伝導材100は、LED8を実装した基板9と筐体10との間等に生じた隙間を塞ぐように充填されている。これにより、基板9と筐体10との間等の熱伝導性を向上させることができる。筐体10には放熱フィン12が設けられるので、筐体10及び放熱フィン12による放熱を効率良く行うことができる。
さらに、熱伝導材100は、筐体10と前面カバー14との間に形成される空間に占める割合が50%以下であるので、軽量化を図りつつ、効率良くLED8の温度上昇を抑制できる。しかも、本構成では、LEDユニット1が有する複数のLEDモジュール2の各々が、LED8が配置された筐体10と前面カバー14とによって囲まれた空間Sに、LED8を覆いつつ、前面カバー14の一部(基端部21K)に接し、且つ前面カバー14の他の部分(頂部21T)との間に隙間SBを空けて熱伝導材100を充填している。従って、HIDランプのような高出力タイプで、各LEDモジュール2の軽量化と、LED8の温度上昇の抑制とを両立したLEDユニット1を提供可能になる。
ところで、前面カバー14において、熱伝導材100(熱伝導層SA)と接する領域と、熱伝導材100と接しない領域とでは、透過率等の光学特性が異なり、光学特性の違いにより、輝度ムラが生じるおそれがある。
そこで、本構成の前面カバー14は、熱伝導材100(熱伝導層SA)と接する領域(基端部21Kに相当)と、熱伝導材100と接しない領域(頂部21Tに相当)との間の輝度ムラを低減可能にLED8からの光を拡散する。具体的には、前面カバー14に、拡散効果を付与する表面処理を施す方法(例えば、梨地加工)、又は前面カバー14の材質に、拡散効果を付与する材料を複合させた複合材料を用いることによって、輝度ムラを低減している。
なお、拡散効果を付与する範囲は、輝度ムラを低減可能な範囲で適宜に設定すればよい。例えば、前面カバー14の表面及び裏面の全面、又はいずれか一面の全体に拡散効果を付与する構成、若しくは、前面カバー14における基端部21Kと頂部21Tとの境界部分を中心とする一部の範囲だけに拡散効果を付与する構成のいずれでもよい。
以上、一実施形態に基づいて、本発明を説明したが、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様の例示であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変形、および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、熱伝導材100が、LED8を覆いつつ、前面カバー14の基端部21Kに接し、且つ前面カバー14の頂部21Tとの間に隙間SBを空けて充填される場合を説明したが、これに限定されない。軽量化と温度上昇の抑制とを両立可能な範囲で、熱伝導材100が、LED8を覆いつつ、前面カバー14における基端部21K以外の部分に接し、且つ前面カバー14における頂部21T以外の部分との間に隙間SBを空けて充填されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、口金6を備えると共に複数のLEDモジュール2を有するLEDユニット1に本発明を適用する場合を説明したが、口金6を備えなくてもよいし、LEDモジュール2の数も任意でよい。また、LEDユニット1に限定されず、有機EL等の発光素子と、発光素子が配置された筐体と、筐体に配置された発光素子を覆うカバーとを備える様々な発光ユニットに本発明を適用してもよい。
1 LEDユニット(発光ユニット)
2 LEDモジュール(発光素子モジュール)
6 口金
8 LED(発光素子)
9 基板
10 筐体
12 放熱フィン(放熱部材)
14 前面カバー(カバー)
21 カバー部
21K 基端部
21T 頂部
100 熱伝導材(充填材)
S 空間
SA 熱伝導層
SB 隙間

Claims (4)

  1. 発光素子と、前記発光素子が配置された筐体と、前記筐体に配置された前記発光素子を覆うカバーとを備え、
    前記筐体と、前記カバーとによって囲まれた空間には、前記発光素子を覆いつつ、前記カバーの一部に接し、且つ前記カバーの他の部分との間に隙間を空けて、透光性及び熱伝導性を有した充填材が充填されていることを特徴とする発光ユニット。
  2. 前記筐体の熱を放熱する放熱部材と、前記発光素子が実装された基板とを有し、
    前記充填材は、前記基板と、前記筐体との間の隙間を塞ぐように充填されていることを特徴とする請求項1に記載の発光ユニット。
  3. 前記充填材は、前記筐体と、前記カバーとの間に形成される空間に占める割合が50%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の発光ユニット。
  4. 前記カバーは、前記充填材と接する領域と、前記充填材と接しない領域との間の輝度ムラを低減可能に前記発光素子からの光を拡散することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の発光ユニット。
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