JP2018185887A - コネクタ - Google Patents

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【課題】低コスト化することができ、ハウジングに対する端子の保持を安定化することができるコネクタを提供する。【解決手段】ハウジング3と、ハウジング3に組付けられ一定の厚さを有し一端側にハウジング3の内部に収容される端子接続部5が設けられ他端側にハウジング3から露出される露出接続部が設けられた複数の端子9とを備えたコネクタ1において、端子接続部5と露出接続部との間に、圧入部11を設け、複数の端子9を、ハウジング3に組付けられる前の状態で連結部13を介して連結し、それぞれの端子9に、連結部13を介して連結された複数の端子9を一体に搬送可能な厚さ方向に貫通されたパイロット孔15を有するキャリア17を設け、キャリア17の少なくともパイロット孔15が設けられた部分を、端子9がハウジング3に組付けられた状態でハウジング3の外部に露出した。【選択図】図3

Description

本発明は、コネクタに関する。詳細には、連結された複数の端子を切り離し、切り離した端子がハウジングに圧入部で固定されるコネクタに関する。
従来、コネクタとしては、ハウジングと、このハウジングに組付けられ一定の厚さを有し一端側にハウジングの内部に収容される端子接続部が設けられ他端側にハウジングから露出される露出接続部としての基板接続部とが設けられた複数の端子とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコネクタでは、端子接続部と基板接続部との間に、ハウジングに密着して挿入される圧入部が設けられ、圧入部を介して端子がハウジングに固定されている。
このようなコネクタでは、複数の端子が、ハウジングに組付けられる前の状態で、連結されている。
このような連結された複数の端子としては、隣り合う端子がキャリアで連結されたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
この連結された複数の端子では、隣り合う端子間に位置するキャリアの部分に複数の端子を一体に搬送可能とする厚さ方向に貫通されたパイロット孔としての透孔が設けられ、隣り合う端子間に位置するキャリアを任意の位置で分断することによって、切り離した端子に矩形片を形成させている。
特開2005−203271号公報 特開2010−257924号公報
しかしながら、上記特許文献1のようなコネクタでは、圧入部の周辺に圧入部で発生する熱を放熱する構成がないので、圧入部で発生した熱によりハウジングが変形するなどしてハウジングに対する端子の保持が低下する恐れがあった。
一方、上記特許文献2のような連結された複数の端子では、キャリアの切り離す部分によってはパイロット孔が端子から切り離されることがあり、このパイロット孔が設けられて切り離された部分が無駄になってしまい、材料ロスを生じて高コスト化する恐れがあった。
そこで、この発明は、低コスト化することができ、ハウジングに対する端子の保持を安定化することができるコネクタの提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、ハウジングと、このハウジングに組付けられ一定の厚さを有し一端側に前記ハウジングの内部に収容される端子接続部が設けられ他端側に前記ハウジングから露出される露出接続部が設けられた複数の端子とを備えたコネクタであって、前記端子接続部と前記露出接続部との間には、前記ハウジングに密着して挿入され前記端子を前記ハウジングに固定する圧入部が設けられ、複数の前記端子は、前記ハウジングに組付けられる前の状態で連結部を介して連結され、それぞれの前記端子には、前記連結部を介して連結された複数の前記端子を一体に搬送可能な厚さ方向に貫通されたパイロット孔を有するキャリアが設けられ、前記キャリアは、前記連結部から切り離された前記端子が前記ハウジングに組付けられた状態で少なくとも前記パイロット孔が設けられた部分が前記ハウジングの外部に露出されていることを特徴とする。
このコネクタでは、連結部を介して連結された複数の端子のそれぞれに、連結部を介して連結された複数の端子を一体に搬送可能な厚さ方向に貫通されたパイロット孔を有するキャリアが設けられているので、連結部にパイロット孔を設ける必要がなく、連結部を必要最低限の形状とすることができ、材料ロスを低減して低コスト化することができる。
また、キャリアは、厚さ方向に貫通されたパイロット孔を有するので、圧入部の断面積よりキャリアの断面積を小さくすることができ、単位長さあたりの電気抵抗を圧入部よりキャリアで大きくし、発生する熱量を圧入部よりキャリアで大きくすることができる。
このキャリアは、連結部から切り離された端子がハウジングに組付けられた状態で少なくともパイロット孔が設けられた部分がハウジングの外部に露出されているので、圧入部における熱の発生を抑制しつつ、放熱効率を向上させることができる。
このため、圧入部で発生する熱によるハウジングの変形などを防止でき、ハウジングに対する端子の保持を安定化することができる。
加えて、パイロット孔は、連結された複数の端子を一体に搬送させる他に、切り離された端子のキャリアの断面積を低減させることができ、パイロット孔を無駄にすることがない。
従って、このようなコネクタでは、低コスト化することができ、ハウジングに対する端子の保持を安定化することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記キャリアの幅は、前記端子接続部の幅より大きく設定され、前記キャリアには、前記圧入部が設けられていることを特徴とする。
このコネクタでは、キャリアの幅が、端子接続部の幅より大きく設定されているので、端子接続部の断面積よりキャリアの断面積を大きくすることができ、単位長さあたりの電気抵抗を端子接続部よりキャリアで小さくし、発生する熱量を端子接続部よりキャリアで小さくすることができる。
このキャリアには、圧入部が設けられているので、圧入部における熱の発生を抑制しつつ、圧入部で発生した熱をキャリアのパイロット孔が設けられた部分で放熱することができ、ハウジングに対する端子の保持をさらに安定化することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記圧入部と前記露出接続部との間には、前記ハウジングの外部に露出し前記露出接続部を前記端子接続部と異なる方向に屈曲させる屈曲部が設けられ、前記キャリアは、前記屈曲部に設けられていることを特徴とする。
このコネクタでは、パイロット孔を有するキャリアが、ハウジングの外部に露出された屈曲部に設けられているので、キャリアの表面全体でキャリアで発生する熱を放熱することができ、さらに放熱効率を向上させることができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のコネクタであって、前記端子接続部と前記キャリアとの幅は、前記圧入部の最大幅より小さく設定され、前記圧入部と前記キャリアとの間及び前記露出接続部と前記キャリアとの間に位置する周辺部の幅は、前記端子接続部の幅と同等に設定され、前記キャリアの幅は、前記周辺部の幅と前記パイロット孔の直径との合計より大きく設定されていることを特徴とする。
このコネクタでは、端子接続部とキャリアとの幅が、圧入部の最大幅より小さく設定されているので、圧入部の断面積より端子接続部及びキャリアの断面積を小さくすることができ、単位長さあたりの電気抵抗を圧入部より端子接続部及びキャリアで大きくし、発生する熱量を圧入部より端子接続部及びキャリアで大きくすることができる。
また、圧入部とキャリアとの間及び露出接続部とキャリアとの間に位置する周辺部の幅は、端子接続部の幅と同等に設定されているので、キャリアの周辺に位置する周辺部で発生する熱量を端子接続部と同等とすることができる。
さらに、キャリアの幅は、周辺部の幅とパイロット孔の直径との合計より大きく設定されているので、キャリアの断面積が周辺部の断面積より大きくなり、キャリアで発生する熱量を周辺部で発生する熱量より小さく抑えることができる。
このため、屈曲部に設けられたキャリアでは、周辺部より発生する熱量が小さく抑えられているので、熱によって屈曲部に発生する変形を低下させることができ、端子接続部及び露出接続部の位置ズレを防止することができる。
本発明によれば、低コスト化することができ、ハウジングに対する端子の保持を安定化することができるコネクタを提供することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係るコネクタの正面図である。 図1のX−X断面図である。 図1のY−Y断面図である。 (a)は本発明の第1実施形態に係るコネクタの端子の展開図である。(b)は図4(a)の側面図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタの断面図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタの端子の展開図である。
図1〜図6を用いて本発明の実施の形態に係るコネクタについて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図4を用いて第1実施形態について説明する。
本実施の形態に係るコネクタ1は、ハウジング3と、このハウジング3に組付けられ一定の厚さを有し一端側にハウジング3の内部に収容される端子接続部5が設けられ他端側にハウジング3から露出される露出接続部7が設けられた複数の端子9とを備えている。
また、端子接続部5と露出接続部7との間には、ハウジング3に密着して挿入され端子9をハウジング3に固定する圧入部11が設けられている。
さらに、複数の端子9は、ハウジング3に組付けられる前の状態で連結部13を介して連結され、それぞれの端子9には、連結部13を介して連結された複数の端子9を一体に搬送可能な厚さ方向に貫通されたパイロット孔15を有するキャリア17が設けられている。
そして、キャリア17は、連結部13から切り離された端子9がハウジング3に組付けられた状態で少なくともパイロット孔15が設けられた部分がハウジング3の外部に露出されている。
また、キャリア17の幅は、端子接続部5の幅より大きく設定され、キャリア17には、圧入部11が設けられている。
図1〜図4に示すように、ハウジング3は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、筐体状に形成され、一端側が開口され内部に相手ハウジング(不図示)が嵌合される嵌合部19が設けられている。
このハウジング3は、電子部品(不図示)などが表面に実装された回路基板である基板21の表面に載置される。
このようなハウジング3の嵌合部19内には、ハウジング3の他端側である嵌合部19の底部23に貫通して設けられた複数の端子固定部25から挿入される複数の端子9の端子接続部5がそれぞれ配置される。
端子9は、導電性材料からなる1枚の板材にプレス加工や折り曲げ加工などを施すことにより、全体的に一定の厚さtを有し、端子接続部5と、露出接続部7と、圧入部11と、屈曲部27とを備えている。
端子接続部5は、端子9の一端側にタブ状に形成され、ハウジング3の端子固定部25から嵌合部19内に挿入され、圧入部11が端子固定部25に圧入されることによって嵌合部19内に収容配置される。
この端子接続部5は、ハウジング3の嵌合部19に相手コネクタが嵌合することにより、相手コネクタ内に収容された電源や機器などに接続された相手端子(不図示)の接続部が接続され、端子9と相手端子とが電気的に接続される。
露出接続部7は、端子9の他端側に設けられ、圧入部11が端子固定部25に圧入された状態で、ハウジング3から露出し、基板21の回路を形成する導体部に接続される。
この露出接続部7は、ハウジング3に端子9が組付けられた状態で、ハウジング3を基板21上に配置することにより、基板21の導体部にはんだ部29を介してはんだ付けされ、端子9と基板21とが電気的に接続される。
圧入部11は、端子接続部5と露出接続部7との間で端子接続部5側に設けられ、端子接続部5の幅より大きな幅に設定された第1圧入部31と、第1圧入部31の幅より大きな幅に設定された第2圧入部33とを有する。
この圧入部11は、端子固定部25に圧入されることにより、第1圧入部31が端子固定部25の第1固定部35の内壁面に埋め込まれるように密着して挿入され、第2圧入部33が端子固定部25の第2固定部37の内壁面に埋め込まれるように密着して挿入される。
このとき、第1圧入部31と第2圧入部33との間に設けられた肩部39が、第1固定部35と第2固定部37との間に設けられた段差部41と当接され、圧入部11の端子固定部25への挿入が規制される。
このように圧入部11を端子固定部25に圧入することにより、端子9がハウジング3に組付けられると共に、ハウジング3に対して端子9が位置決めされた状態で固定される。
屈曲部27は、端子接続部5と露出接続部7との間に設けられ、端子接続部5と露出接続部7とを異なる方向(ここでは90°異なる方向)に向けて配置させるように屈曲されている。
この屈曲部27は、圧入部11が端子固定部25に圧入された状態で、ハウジング3の外部に露出して配置され、露出接続部7を基板21側に向けて配置させる。
このような端子9は、ハウジング3に組付けられる前の状態で、隣り合う端子9,9が連結部13を介して連結され、複数の端子9が一体に連結されている。
連結部13は、1枚の板材がプレス加工などによって打ち抜かれた状態で、隣り合う端子9,9の屈曲部27,27間を連結して設けられている。
この連結部13は、複数の端子9をそれぞれハウジング3に組付ける前に、隣り合う端子9,9の屈曲部27,27の幅方向の端面における切断部43,43で切断され、複数の端子9を独立した1つの端子9にさせる。
このような連結部13は、隣り合う端子9,9を連結させればよいので、複数の端子9を一体に搬送可能とする程度の強度を有していればよく、必要最低限の材料を用いた形状となっている。
このため、連結部13を切断したとしても、複数の端子9における材料ロスを低減することができ、端子9の製造コストを低コスト化することができる。
なお、隣り合う端子9,9の第2圧入部33,33は、連結部13を介して複数の端子9が連結された状態で、隣り合う端子9,9を連結させる補助連結部45となっている。
この補助連結部45は、第2圧入部33の幅方向の端面を形成するように、材料ロスを生じることなく、切断される。
このような連結部13を介して連結された複数の端子9には、それぞれキャリア17が設けられている。
キャリア17は、1つの端子9において、端子接続部5と屈曲部27との間に設けられ、屈曲部27側にキャリア17を厚さ方向に貫通するパイロット孔15が設けられている。
このキャリア17のパイロット孔15は、連結部13を介して連結された複数の端子9を、例えば、端子9を成形する製造装置などに搬送する際に、複数の端子9を一体に搬送する搬送用の孔部として用いられる。
このようなパイロット孔15が設けられたキャリア17には、端子接続部5側に圧入部11を構成する第2圧入部33が設けられている。
この第2圧入部33を端子固定部25に圧入した状態で、キャリア17のパイロット孔15が設けられた部分は、ハウジング3の外部に露出して配置される。
ここで、キャリア17の幅Aは、端子接続部5の幅Bより大きく設定されている。
このため、端子9の厚さtは、一定であるので、端子接続部5の断面積よりキャリア17の断面積が大きくなる。
このようにキャリア17の断面積を端子接続部5の断面積より大きくすることにより、単位長さあたりの電気抵抗を端子接続部5よりキャリア17で小さくし、発生する熱量を端子接続部5よりキャリア17で小さくすることができる。
このキャリア17には、圧入部11の第2圧入部33が設けられているので、圧入部11で発生する熱を抑制することができ、熱の発生によるハウジング3の端子固定部25の軟化などの変形を抑制することができる。
このようなキャリア17のハウジング3から露出する部分には、パイロット孔15が設けられているので、キャリア17の第2圧入部33が設けられた部分より断面積が小さくなる。
このため、キャリア17のパイロット孔15が設けられた範囲Cでは、キャリア17の第2圧入部33が設けられた範囲Dより電気抵抗が大きくなり、発生する熱量が範囲Dより範囲Cで大きくなる。
このようにキャリア17のパイロット孔15が設けられた範囲Cで発生する熱量をキャリア17の第2圧入部33が設けられた範囲Dより大きくすることにより、範囲Dにおける熱の発生を抑制でき、熱の発生によるハウジング3の端子固定部25の軟化などの変形をさらに抑制することができる。
この発生する熱量が大きいキャリア17のパイロット孔15が設けられた範囲Cをハウジング3の外部に露出させることにより、放熱効率を高め、圧入部11近傍で熱を溜まり難くし、ハウジング3の端子固定部25の高熱化による変形を防止することができる。
加えて、キャリア17のハウジング3から露出する部分にパイロット孔15を設けることにより、ハウジング3の外気と接触する表面積を増大させることができ、さらに放熱効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、キャリア17のパイロット孔15が設けられた範囲Cと、キャリア17の第2圧入部33が設けられた範囲Dとの長さが同程度に設定されているが、これに限らず、例えば、キャリア17のパイロット孔15が設けられた範囲Cを第2圧入部33が設けられた範囲Dより長くし、さらに放熱効率を高めてもよい。
このようなコネクタ1では、連結部13を介して連結された複数の端子9のそれぞれに、連結部13を介して連結された複数の端子9を一体に搬送可能な厚さ方向に貫通されたパイロット孔15を有するキャリア17が設けられているので、連結部13にパイロット孔15を設ける必要がなく、連結部13を必要最低限の形状とすることができ、材料ロスを低減して低コスト化することができる。
また、キャリア17は、厚さ方向に貫通されたパイロット孔15を有するので、圧入部11の断面積よりキャリア17の断面積を小さくすることができ、単位長さあたりの電気抵抗を圧入部11よりキャリア17で大きくし、発生する熱量を圧入部11よりキャリア17で大きくすることができる。
このキャリア17は、連結部13から切り離された端子9がハウジング3に組付けられた状態で少なくともパイロット孔15が設けられた部分がハウジング3の外部に露出されているので、圧入部11における熱の発生を抑制しつつ、放熱効率を向上させることができる。
このため、圧入部11で発生する熱によるハウジング3の変形などを防止でき、ハウジング3に対する端子9の保持を安定化することができる。
加えて、パイロット孔15は、連結された複数の端子9を一体に搬送させる他に、切り離された端子9のキャリア17の断面積を低減させることができ、パイロット孔15を無駄にすることがない。
従って、このようなコネクタ1では、低コスト化することができ、ハウジング3に対する端子9の保持を安定化することができる。
また、キャリア17の幅は、端子接続部5の幅より大きく設定されているので、端子接続部5の断面積よりキャリア17の断面積を大きくすることができ、単位長さあたりの電気抵抗を端子接続部5よりキャリア17で小さくし、発生する熱量を端子接続部5よりキャリア17で小さくすることができる。
このキャリア17には、圧入部11が設けられているので、圧入部11における熱の発生を抑制しつつ、圧入部11で発生した熱をキャリア17のパイロット孔15が設けられた部分で放熱することができ、ハウジング3に対する端子9の保持をさらに安定化することができる。
(第2実施形態)
図5,図6を用いて第2実施形態について説明する。
本実施の形態に係るコネクタ101は、キャリア103が、屈曲部27に設けられている。
また、端子接続部5とキャリア103との幅は、圧入部11の最大幅より小さく設定され、圧入部11とキャリア103との間及び露出接続部7とキャリア103との間に位置する周辺部105,105の幅は、端子接続部5の幅と同等に設定されている。
そして、キャリア103の幅は、周辺部105,105の幅とパイロット孔15の直径との合計より大きく設定されている。
なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して構成及び機能説明は第1実施形態を参照するものとし省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、得られる効果は同一である。
図5,図6に示すように、パイロット孔15を有するキャリア103は、ハウジング3の外部に露出される屈曲部27に設けられている。
このキャリア103の幅Eは、圧入部11の最大幅、すなわち第2圧入部33の幅Aより小さく設定されている。
このため、キャリア103では、圧入部11の第2圧入部33より断面積が小さくなり、単位長さあたりの電気抵抗を第2圧入部33よりキャリア103で大きくし、発生する熱量を第2圧入部33よりキャリア103で大きくすることができる。
加えて、キャリア103には、パイロット孔15が設けられているので、圧入部11よりキャリア103の断面積を小さくし、発生する熱量を圧入部11よりキャリア103で大きくすることができる。
このようにキャリア103で発生する熱量を圧入部11より大きくすることにより、圧入部11における熱の発生を抑制でき、熱の発生によるハウジング3の端子固定部25の軟化などの変形を抑制することができる。
この発生する熱量が大きいキャリア103は、ハウジング3の外部に露出された屈曲部27に設けられているので、キャリア103の表面全体でハウジング3の外気と接触してさらに放熱効率を高めることができ、圧入部11近傍で熱を溜まり難くし、ハウジング3の端子固定部25の高熱化による変形を防止することができる。
加えて、キャリア103は、パイロット孔15が設けられているので、ハウジング3の外気と接触するキャリア103の表面積を増大させることができ、さらに放熱効率を向上させることができる。
ここで、屈曲部27に設けられたキャリア103は、圧入部11で発生する熱量より大きくなるように設定されているが、キャリア103で発生する熱量が大きくなると、その熱によって屈曲部27の復元力が増大される恐れがある。
この屈曲部27の復元力が増大されると、露出接続部7が基板21(図2参照)から離れる方向に移動しようとし、露出接続部7と基板21とのはんだ部29(図2参照)にクラックなどが発生し、端子9と基板21との接続信頼性が低下する恐れがある。
そこで、キャリア103の幅Eは、周辺部105,105の幅Fとパイロット孔15の直径2rとの合計より大きく設定されている。
周辺部105,105は、圧入部11とキャリア103との間及び露出接続部7とキャリア103との間に位置する部分となっている。
この周辺部105,105の幅Fは、端子接続部5の幅Bと同等に設定されている。
ここで、端子接続部5の幅Bは、圧入部11の最大幅、すなわち第2圧入部33の幅Aより小さく設定されている。
このため、周辺部105,105の断面積は、圧入部11より小さく設定されており、周辺部105,105で発生する熱量が圧入部11より大きくされている。
このように周辺部105,105で発生する熱量を圧入部11より大きくすることにより、キャリア103と共に圧入部11における熱の発生を抑制でき、熱の発生によるハウジング3の端子固定部25の軟化などの変形をさらに抑制することができる。
このような周辺部105,105が設けられたキャリア103の幅Eは、周辺部105,105の幅Fとパイロット孔15の直径2rとの合計より大きく設定、すなわちE−F>2rとなるように設定されている。
このように屈曲部27に設けられたキャリア103の幅Eを設定することにより、キャリア103の断面積を周辺部105,105の断面積より大きくすることができる。
このため、キャリア103で発生する熱量を周辺部105,105より小さく抑えることができ、熱によって発生する屈曲部27の復元力を低下させることができる。
従って、屈曲部27の復元による露出接続部7の基板21に対する移動を抑制でき、露出接続部7と基板21とのはんだ部29におけるクラックなどの発生を抑制し、端子9と基板21との接続信頼性を保持することができる。
このようなコネクタ101では、パイロット孔15を有するキャリア103が、ハウジング3の外部に露出された屈曲部27に設けられているので、キャリア103の表面全体でキャリア103で発生する熱を放熱することができ、さらに放熱効率を向上させることができる。
また、端子接続部5とキャリア103との幅は、圧入部11の最大幅より小さく設定されているので、圧入部11の断面積より端子接続部5及びキャリア103の断面積を小さくすることができ、単位長さあたりの電気抵抗を圧入部11より端子接続部5及びキャリア103で大きくし、発生する熱量を圧入部11より端子接続部5及びキャリア103で大きくすることができる。
また、圧入部11とキャリア103との間及び露出接続部7とキャリア103との間に位置する周辺部105,105の幅は、端子接続部5の幅と同等に設定されているので、キャリア103の周辺に位置する周辺部105,105で発生する熱量を端子接続部5と同等とすることができる。
さらに、キャリア103の幅は、周辺部105,105の幅とパイロット孔15の直径との合計より大きく設定されているので、キャリア103の断面積が周辺部105,105の断面積より大きくなり、キャリア103で発生する熱量を周辺部105,105で発生する熱量より小さく抑えることができる。
このため、屈曲部27に設けられたキャリア103では、周辺部105,105より発生する熱量が小さく抑えられているので、熱によって屈曲部27に発生する変形を低下させることができ、端子接続部5及び露出接続部7の位置ズレを防止することができる。
なお、本発明の実施の形態に係るコネクタでは、端子の露出接続部が基板に接続されているが、これに限らず、露出接続部を機器などに接続してもよい。
1,101…コネクタ
3…ハウジング
5…端子接続部
7…露出接続部
9…端子
11…圧入部
13…連結部
15…パイロット孔
17,103…キャリア
27…屈曲部
101…コネクタ
103…キャリア
105…周辺部

Claims (4)

  1. ハウジングと、このハウジングに組付けられ一定の厚さを有し一端側に前記ハウジングの内部に収容される端子接続部が設けられ他端側に前記ハウジングから露出される露出接続部が設けられた複数の端子とを備えたコネクタであって、
    前記端子接続部と前記露出接続部との間には、前記ハウジングに密着して挿入され前記端子を前記ハウジングに固定する圧入部が設けられ、
    複数の前記端子は、前記ハウジングに組付けられる前の状態で連結部を介して連結され、それぞれの前記端子には、前記連結部を介して連結された複数の前記端子を一体に搬送可能な厚さ方向に貫通されたパイロット孔を有するキャリアが設けられ、
    前記キャリアは、前記連結部から切り離された前記端子が前記ハウジングに組付けられた状態で少なくとも前記パイロット孔が設けられた部分が前記ハウジングの外部に露出されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記キャリアの幅は、前記端子接続部の幅より大きく設定され、
    前記キャリアには、前記圧入部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記圧入部と前記露出接続部との間には、前記ハウジングの外部に露出し前記露出接続部を前記端子接続部と異なる方向に屈曲させる屈曲部が設けられ、
    前記キャリアは、前記屈曲部に設けられていることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項3記載のコネクタであって、
    前記端子接続部と前記キャリアとの幅は、前記圧入部の最大幅より小さく設定され、
    前記圧入部と前記キャリアとの間及び前記露出接続部と前記キャリアとの間に位置する周辺部の幅は、前記端子接続部の幅と同等に設定され、
    前記キャリアの幅は、前記周辺部の幅と前記パイロット孔の直径との合計より大きく設定されていることを特徴とするコネクタ。
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