JP2018185212A - センサユニット - Google Patents

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【課題】監視対象物への取り付けが簡単で、1kHzよりも高い卓越周波数の検出を可能とする。【解決手段】センサユニット10は、振動センサ22が実装されたセンサ基板20と、センサ基板20と電気的に接続されたメイン基板25と、これらに電力を供給するための電池32と、これらが収容されたケース12とを備える。メイン基板25と電池32とはケース12内に固定され、センサ基板20はケース12の開口15内に非接触状態で配置される。センサ基板20とケース12とはそれぞれ、監視対象物に対して直接固定される。【選択図】図2A

Description

本発明は、回転機械のセンサユニットに関する。
回転機械は、大きく重要機械と汎用機械に分けられている。
発電所の給水ポンプ等の重要回転機械には、運転状態を常に監視するための監視システムが用いられている。監視システムは、軸受周辺に配置した振動センサと温度センサからの検出値を読み込み、検出値が予め設定した閾値を超えれば異常警報を出力する。この監視システムには、その他に専用振動計、データロガー、パソコン等が必要であり、大掛かりで高価なうえ、取扱いに経験と技能が要求される。また、異常警報が出た場合、周波数分析等による異常振動の原因分析、診断、対策決定が必要であり、対応には高度な知識と経験が要求される。
汎用回転機械は、監視対象機械と非監視対象機械に分けられる。故障停止により大きな損失が生じる一部の汎用回転機械は、重要回転機械と同様に監視対象機械として位置づけられ、監視システムによって常に監視される場合もある。しかし、大半は監視費用削減のために、携帯型の測定装置を用いて作業者が巡回監視するのが一般的である。この巡回監視を無くすために、汎用回転機械に採用できる安価な監視装置の開発が望まれている。また、汎用回転機械は、0.1kW程度の小型のものから100kW程度の中型のものまで含まれるため、監視装置としては小型のものが望まれている。
特許文献1には、回転機械の軸受ケースに設置して、転がり軸受の健全性を監視するようにしたセンサユニットが開示されている。このセンサユニットのケースは、一端開口のケース本体と、ケース本体の開口を塞ぐ台座とを備えている。ケース本体には基板と電池とが固定されており、基板には、振動センサ、MPU(データ演算処理プロセッサ)、LED、及び無線通信チップ等が実装されている。また、特許文献2には、監視対象の回転機械に振動センサを直接固定し、監視ボックスに収容した監視制御部と振動センサとをケーブル接続した監視装置が開示されている。
また、非特許文献1には、図1に示すように、回転機械の軸受周辺の検出周波数が上昇傾向を示してから故障に至るまでの時間と、正常値に対する検出周波数の倍率との関係が開示されている。図1を参照すると、転がり軸受を搭載した回転機械では、卓越周波数成分が1kHz以下である場合、故障停止に至るまでの統計的な余寿命が1000時間(概ね40日)以内であることが知られている。また、転がり軸受の統計的な余寿命は、卓越周波数成分が1kHzから10kHzである場合には1000〜3000時間(概ね1〜4ヶ月)であり、卓越周波数成分が10kHz〜30kHzである場合には3000〜7000時間(概ね4〜10ヶ月)であることが知られている。
米国特許出願公開第2014/152451号明細書 特開2016−188637号公報
PLANT ENGINEER (プラント エンジニア) 2012年 04月号 [雑誌] 「ハイブリッド軸受診断システム(MD−370)の技術と適用について」 迫 孝司他
特許文献1のセンサユニットでは、振動センサとケース本体とが一体化されている。そのため、振動センサによる検出周波数の上限値をケース本体の共振振動数(特許文献1の例では2〜3kHz)の50%以上の数値にすると、ケース本体の共振を振動センサが検出するため、軸受の振動のみを正確に検出できない。よって、特許文献1のセンサユニットでは、検出周波数の上限値が1kHzに設定される。この場合、振動値の異常を検出してから交換部品を準備するまでの時間に余裕が無いため、故障停止や、停止に伴う損失を招く可能性がある。また、1kHz以下の振動が増加する要因には、転がり軸受の損耗の他に、芯出し不良、架台の施工不良、過大な配管荷重、過大又は過小流量、及びキャビテーションの発生等がある。そのため、異常振動の原因が転がり軸受の損耗によるものか、それ以外の要因によるものかを分析するには、熟練者による精密診断が必要であり、そうでない者には困難であった。
特許文献2の監視装置では、振動センサと監視制御部とが別々に固定されているため、振動センサによって1kHzよりも高い卓越周波数成分の検出が可能である。しかし、振動センサと監視制御部とをケーブル接続する必要があるため、取付作業性が悪い。また、露出したケーブルが何らかの原因で断線する可能性がある。
本発明は、監視対象物への取り付けが簡単で、1kHzよりも高い卓越周波数の検出が可能なセンサユニットを提供することを課題とする。
本発明は、監視対象物の振動を検出するための振動センサが実装されたセンサ基板と、前記センサ基板と電気的に接続されたメイン基板と、前記センサ基板と前記メイン基板に電力を供給するための電池と、前記センサ基板、前記メイン基板、及び前記電池が収容されたケースとを備えるセンサユニットを提供する。
第1の態様では、前記メイン基板と前記電池とが前記ケース内に固定されるとともに、前記センサ基板が前記ケースの開口内に非接触状態で配置されており、前記センサ基板と前記ケースとがそれぞれ、前記監視対象物に対して固定される。
第2の態様では、前記ケースは、一端開口の本体と、前記本体の前記開口を塞ぐ台座とを有し、前記メイン基板と前記電池とが前記本体内に固定されるとともに、前記センサ基板が前記本体と非接触状態で前記台座に固定されており、前記台座が前記監視対象物に固定される。
これらのセンサユニットでは、監視対象物の振動は、振動センサへ直接伝達され、振動センサによって検出される。一方、メイン基板及び電池が固定されたケース又は本体は、振動センサが実装されたセンサ基板に対して非接触状態で配置されているため、センサ基板とは別の独立した振動系で振動する。そのため、ケースの共振が振動センサに直接伝わることはない。
そのため、振動センサによる検出周波数の上限値をケースの共振周波数に関係なく、振動センサの能力に応じた数値に設定できる。よって、1kHzを超える周波数帯の振動成分が卓越したことを振動センサによって正確に検出できる。その結果、転がり軸受の統計的な余寿命が1ヶ月以上となる期間を検出できるため、交換部品を準備するまでの時間に十分な余裕を持たせることができる。そのため、監視対象物の故障停止や、停止に伴う損失を防止できる。
また、1kHzを超える異常振動の原因は、転がり軸受の損耗かキャビテーションの発生であり、芯出し不良、架台の施工不良、過大な配管荷重、そして過大又は過小流量ではない。また、キャビテーションによる高周波振動は発生場所から離れるほど減衰が大きくなるため、軸受近傍では殆ど検出されない。よって、振動センサによって1kHzを超える異常振動を検出した場合の原因は、転がり軸受の損耗であると診断できるため、診断する者は熟練者である必要はない。
また、センサユニットは、振動センサを実装したセンサ基板、メイン基板、及び電池を一体に備えるため、監視対象物に対する取付作業性、耐久性、及び信頼性が高い。しかも、外部に露出するようなケーブルは無いため、断線に伴う不具合の発生や発火の可能性を無くすことができる。よって、小型の汎用回転機械にも採用できる安価で小型の監視装置を提供できる。
第2の態様では、前記台座は、高弾性率の接着剤によって前記監視対象物に固定される。この態様によれば、台座と監視対象物とが一体になって振動し、本体の共振が振動センサに影響しない程度に抑制できる。
また、第2の態様では、前記台座は、前記本体を固定した第1固定部と、前記センサ基板を固定した第2固定部とを含み、前記台座の厚みと、前記第1固定部と前記第2固定部の間隔とは、以下を満たす。
3T≦L
T:台座の厚み
L:第1固定部と第2固定部の間隔
この態様によれば、本体の共振が台座を介して振動センサに伝わることを抑制できる。
さらに、第2の態様では、前記振動センサは、前記本体から前記台座に伝わった振動を減衰するための緩衝部材を介して前記台座に固定されている。この態様によれば、本体から台座に伝わった高周波振動を振動センサが検出することを抑制できる。
第1の態様と第2の態様では、前記メイン基板と前記電池とは、前記ケース内に充填された絶縁樹脂によって固定されており、前記センサ基板は、前記ケース内の前記絶縁樹脂が充填されていない空隙部に配置されている。この態様によれば、本体の共振が振動センサに伝わることを確実に抑制できる。また、メイン基板と電池を水分及びガスから遮断しつつ、確実にケース内に固定できる。
また、前記メイン基板には、前記振動センサの検出値に基づいて前記監視対象物の異常の有無を判断する判断部と、前記判断部の結果を無線送信するための送信部とが実装されている。この態様によれば、監視対象物を設置した機場以外の監視センター等で、監視対象物の異常を監視できるため、利便性を高めることができる。
本発明では、ケースの共振周波数の影響を受けることなく、振動センサによって監視対象物の振動のみを正確に検出できる。よって、1kHzを超える周波数帯の振動成分が卓越したことを振動センサによって正確に検出できる。その結果、監視対象物の故障停止や、停止に伴う損失を防ぐことができるとともに、熟練者でなくても異常振動の原因を診断できる。また、ケース内に各構成部品を一体に備えるため、監視対象物に対する取付作業性を向上できるとともに、ケーブルの断線に伴う不具合を回避できる。
検出周波数が上昇傾向を示してから故障に至るまでの時間と、正常値に対する検出周波数の倍率との関係を示すグラフ。 第1実施形態に係るセンサユニットの概略を示す正面断面図。 図2Aの側面断面図。 センサユニットの構成を示すブロック図。 第2実施形態に係るセンサユニットの概略を示す正面断面図。 第3実施形態に係るセンサユニットの概略を示す正面断面図。 第4実施形態に係るセンサユニットの概略を示す正面断面図。 図6Aの側面断面図。 台座に加わる振動と距離の関係を示すグラフ。 第5実施形態に係るセンサユニットの概略を示す正面断面図。 第6実施形態に係るセンサユニットの概略を示す正面断面図。 第7実施形態に係るセンサユニットの概略を示す正面断面図。 第8実施形態に係るセンサユニットの概略を示す正面断面図。 第9実施形態に係るセンサユニットの概略を示す正面断面図。 第10実施形態に係るセンサユニットの概略を示す正面断面図。 第11実施形態に係るセンサユニットの概略を示す正面断面図。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図2Aから図3は、第1実施形態に係るセンサユニット10を示す。このセンサユニット10は、監視対象物(例えば汎用回転機械である排水ポンプ)に取り付けられ、監視対象物の交換部品である転がり軸受の損耗を検出する。図2A及び図2Bに示すように、センサユニット10は、樹脂製のケース12内に、センサ基板20、メイン基板25、及び電池32を備えている。
ケース12は、平面視四角筒状の外周壁13と、外周壁13の一端(図2Aにおいて上端)を塞ぐ端壁14とを備える直方体形状である。外周壁13の端壁14と反対側の端部は開口15である。このケース12は、幅×奥行き×高さが、40mm×23mm×40mmのコンパクトなサイズである。端壁14には、透光性を有する透明樹脂によって表示部16が設けられている。ケース12は、表示部16を除く部分が不透明な樹脂からなり、二色成形により一体成形されている。外周壁13の開口15側の縁には、監視対象物の軸受ケース1にボルト36によって固定するためのブラケット部17が複数(この例では2個)設けられている。
センサ基板20は、ケース12の開口15内に位置するように、軸受ケース1に対して1個のボルト37によって直接固定される。センサ基板20に対するボルト37の固定位置は、センサ基板20の重心(中心)である。センサ基板20がケース12に接触しないように、開口15から見たセンサ基板20の投影面積は、開口15の面積よりも小さくなっている。センサ基板20には、温度センサ21と振動センサ22とが実装されている。そのうち、振動センサ22には、渦電流型変位センサ、導電型振動速度センサ、圧電型振動加速度センサ等を使用できる。ここでは、圧電型振動加速度センサを使用し、0.01kHz〜10kHzの振動を測定できるようにしている。センサ基板20は軸受ケース1に直接固定され、振動センサ22はセンサ基板20に実装されている。よって、振動センサ22は、監視対象物の振動を直接検出できる。
メイン基板25は、耐水性及び耐候性を有するリード線26によってセンサ基板20と電気的に接続されている。リード線26は、温度センサ21と振動センサ22を駆動するための電力供給と、温度センサ21と振動センサ22による検出値に相当する信号の通信が可能である。図3を併せて参照すると、メイン基板25には、2つのLED(Light Emitting Diode)27A,27B、無線通信チップ28、プロセッサ(Micro Processor Unit)29、及びメモリ30が実装されている。
LED27Aは青色であり、LED27Bは赤色である。これらは表示部16の内側に配置された表示手段であり、照射した光は表示部16の外部から視認可能である。無線通信チップ28は、監視対象物を設置した機場以外の監視センター等と情報を送受信する無線通信手段である。プロセッサ29は演算処理手段であり、温度センサ21及び振動センサ22からの信号を処理し、軸受ケース1の温度状態と振動状態を診断することで、転がり軸受の異常の有無を判断する判断部の機能を兼ね備える。メモリ30は、プロセッサ29を動作させるためのプログラムと、プログラムで使用する閾値等が記憶された記憶手段である。
例えば、プロセッサ29は、振動センサ22が0.01kHz〜10kHzの振動を検出しなければ、正常であると判断して青色LED27Aを点灯させる。振動センサ22が1kHzよりも高く10kHz以下の振動を検出すると、メンテナンス時期であると判断して赤色LED27Bを点灯させる。振動センサ22が0.01kHz以上1kHz以下の振動を検出すると、異常であると判断して赤色LED27Bを点滅させる。また、プロセッサ29は、判断結果を無線通信チップ28によって監視センター等に送信する。
電池32は、センサ基板20とメイン基板25に電力を供給するものであり、ここではリチウム電池が使用されている。電池32は、例えばメイン基板25に実装した電池ホルダ(図示せず)に装着されることで、メイン基板25に電力を供給可能に接続される。センサ基板20への電力供給は、メイン基板25からリード線26を介して行われる。
このセンサユニット10を製造する場合、例えば、電気回路がプリント印刷されたメイン基板25に、LED27A,27B、無線通信チップ28、プロセッサ29、及びメモリ30等を実装し、リード線26を接続する。また、メイン基板25に電池32を配置した後、LED27A,27Bが表示部16の内側に位置するように、メイン基板25をケース12の端壁14側に位置決めする。ついで、リード線26の先端を開口15側に引き出して保持した後、ケース12内にエポキシ等の溶融した絶縁樹脂34を充填することで、メイン基板25及び電池32をケース12と一体化する。これにより、絶縁樹脂34によってメイン基板25と電池32は、水分及びガスから遮断され、ケース12内に固定される。なお、ケース12の開口15側には、絶縁樹脂34を充填していない空隙部35が形成されている。この空隙部35は、振動センサ22を含むセンサ基板20が絶縁樹脂34に接触しない容積である。
絶縁樹脂34の硬化後、温度センサ21と振動センサ22を実装したセンサ基板20をケース12の開口15に配置し、センサ基板20にリード線26を接続する。これにより、センサ基板20、メイン基板25、及び電池32を一体としたセンサユニット10が製造される。なお、センサ基板20に対するリード線26の接続は、後述する監視対象物にセンサユニット10を取り付ける際に、センサ基板20を軸受ケース1に固定した後、行ってもよい。
センサユニット10を使用する場合、まず、監視対象物の軸受ケース1にセンサ基板20を載置し、ボルト37によって固定する。その後、センサ基板20に外周壁13(絶縁樹脂34)が接触しないように、ケース12をセンサ基板20に被せ、ボルト36によってケース12を軸受ケース1に固定する。センサユニット10は、前述のようにコンパクトなサイズに形成されているため、限られた設置スペースであっても安定状態で取り付けられる。また、ケース12に固定したメイン基板25は、軸受ケース1から離れて位置し、絶縁樹脂34によって覆われているため、軸受の熱による悪影響を抑制できる。
このように、センサユニット10は、振動センサ22を実装したセンサ基板20が軸受ケース1に直接固定されている。また、その他の部品はケース12内に収容され、このケース12は、センサ基板20と接触しないように軸受ケース1に固定されている。よって、監視対象物の振動は、振動センサ22へ直接伝達され、振動センサ22によって検出される。また、メイン基板25と電池32が固定されたケース12は、センサ基板20とは別の独立した振動系で振動する。そのため、ケース12の共振が振動センサ22へ伝達され、振動センサ22の検出に悪影響を与えることはない。
よって、振動センサ22による検出周波数の上限値をケース12の共振周波数に関係なく、振動センサ22の能力に応じた数値に設定できる。そのため、1kHzを超える周波数帯の振動成分が卓越したことを、振動センサ22によって正確に検出できる。そして、プロセッサ29は、1kHz〜10kHzの振動周波数成分が予め設定した異常レベルに達すると、青色LED27Aを消灯するとともに赤色LED27Bを点灯し、無線通信チップ28によって監視センターに送信する。これにより、監視対象物を設置した機場の作業者、及び機場以外の監視センターの作業者は、監視対象物の転がり軸受がメンテナンス時期に近づいていると診断できる。
このように、本実施形態のセンサユニット10では、転がり軸受の統計的な余寿命が1ヶ月程度になった時期を検出できるため、交換部品を準備するまでの時間に十分な余裕を持たせることができる。そのため、監視対象物の故障停止や、停止に伴う損失を防止できる。また、プロセッサ29の判断結果を無線通信チップ28によって外部へ無線送信できるため、監視対象物の異常監視に関する利便性を高めることができる。
また、ポンプのような回転機械においては、1kHzを超える振動の原因は、転がり軸受の損耗かキャビテーションの発生であり、芯出し不良、架台の施工不良、過大な配管荷重、そして過大又は過小流量ではない。また、キャビテーションによる高周波振動は発生場所から離れるほど減衰が大きくなるため、軸受近傍では殆ど検出されない。よって、振動センサ22によって1kHzを超える異常振動を検出した場合の原因は、転がり軸受の損耗であると診断できるため、診断する者は熟練者でなくてもよい。
また、センサユニット10は、振動センサ22を実装したセンサ基板20、メイン基板25、及び電池32を一体に備えるため、監視対象物に対する取付作業性、耐久性、及び信頼性が高い。しかも、外部に露出するようなケーブルは無いため、断線に伴う不具合の発生や発火の可能性を無くすことができる。よって、小型の汎用回転機械にも採用できる安価で小型の監視装置を実現できる。
なお、本実施形態のセンサユニット10によれば、振動センサ22によって10kHzを超える振動の検出も可能である。但し、このような初期損耗時点での転がり軸受の統計的な余寿命は概ね4ヶ月以上であり、この時期に部品交換等の保全を行うのは経済的でない。よって、1kHz〜10kHzの振動周波数帯を閾値とすることで、警報時期として理想的な故障停止1ヶ月前の報知が可能となる。
以上のように、センサユニット10は、監視対象物の振動を監視し、異常を検知して警報を出力するために必要な構成部品と機能の全てを小さいケース12の中に一体に備え、1ヶ月程度の余寿命が残っている時点で異常警報を出力する。よって、故障停止を招くことなく、交換部品の確保を可能とする安価で小型のセンサユニット10を実現できる。
(第2実施形態)
図4は第2実施形態のセンサユニット10を示す。この第2実施形態では、接着剤による接着層38によってセンサ基板20を軸受ケース1に固着している。センサ基板20の固定方法以外の構成は第1実施形態と同一である。接着層38は、センサ基板20のセンサ21,22の実装面(図4において上面)と反対側の面全体に設けられている。接着層38を構成する接着剤は、例えば弾性率が高いエポキシ系(弾性率:2000MPa程度)、又はシアノアクリレート系(弾性率:1000MPa程度)を用いることが好ましい。このようにした第2実施形態では、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図5は第3実施形態のセンサユニット10を示す。この第3実施形態では、永久磁石40によってセンサ基板20を軸受ケース1に固着している。センサ基板20の固定方法以外の構成は第1実施形態と同一である。永久磁石40は、接着層38によってセンサ基板20のセンサ21,22の実装面と反対側の面に固着されている。センサ基板20、温度センサ21、及び振動センサ22は、永久磁石40の磁力による影響が生じない素材で形成されている。このようにした第3実施形態では、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
第1実施形態から第3実施形態のセンサユニット10では、ケース12とセンサ基板20をそれぞれ軸受ケース1に直接固定するため、監視対象物としては新設の回転機械が有効である。それは、ボルト36を締め付ける軸穴を軸受ケース1に形成する必要があるためである。以下で説明する第4実施形態から第7実施形態のセンサユニット10は、既設の回転機械に何ら加工を施すことなく簡単に取り付けることができ、1kHzよりも高い卓越周波数の検出を可能とするものである。
(第4実施形態)
図6A及び図6Bは第4実施形態のセンサユニット10を示す。この第4実施形態では、本体46と台座47とからなるケース45内に、第1実施形態と同様のセンサ基板20、メイン基板25、及び電池32を一体に収容している。センサ基板20は台座47に固定され、メイン基板25と電池32は本体46に固定され、本体46はセンサ基板20に接触しないように台座47に固定されている。
本体46は、図2Aのケース12と同一であり、外周壁13、端壁14、開口15、表示部16、及びブラケット部17を備えている。本体46の開口15は、センサ基板20には接触しない開口面積である。本体46の内部には、第1実施形態と同様に絶縁樹脂34が充填され、この絶縁樹脂34によってメイン基板25と電池32とが固定されている。また、本体46の開口15側には、絶縁樹脂34が充填されていない空隙部35が形成されている。
台座47はステンレス又は鋳鉄等の金属製で、本体46の開口15を塞く板状部材である。本体46と台座47との間はシールされ、外部から内部への水の進入が阻止されている。本実施形態では、本体46とセンサ基板20の固定面48が平坦面であり、軸受ケース1に取り付ける装着面49が所定曲率の湾曲面である。但し、台座47の装着面49も平坦面としてもよい。
台座47には、ボルト36によって本体46を固定するための第1固定部として第1軸穴50が設けられている。また、台座47には、ボルト37によってセンサ基板20を固定するための第2固定部として第2軸穴51が設けられている。ボルト37によって台座47に固定されたセンサ基板20は、空隙部35内に非接触状態で収容されている。
第4実施形態のセンサユニット10を製造する場合、第1実施形態と同様に、電池32を配置したメイン基板25を本体46内に位置決めする。ついで、リード線26の先端を開口15側に引き出して保持した後、本体46内に溶融した絶縁樹脂34を充填することで、メイン基板25及び電池32を本体46と一体化する。また、本体46の開口15側には、絶縁樹脂34を充填していない空隙部35が残るようにする。
また、温度センサ21と振動センサ22を実装したセンサ基板20を台座47に配置し、これらをボルト37によって固定する。ついで、絶縁樹脂34が硬化した本体46を台座47に配置し、センサ基板20にリード線26を接続する。その後、センサ基板20に外周壁13(絶縁樹脂34)が接触しないように、本体46をセンサ基板20に被せ、ボルト36によって本体46と台座47とを固定する。これにより、センサ基板20、メイン基板25、及び電池32を一体に収容したセンサユニット10が製造される。
センサユニット10を使用する場合、監視対象物の軸受ケース1にセンサユニット10を載置し、台座47の装着面49を接着剤によって固定する。この際、装着面49全面に接着層53が形成されるように接着剤を塗布する。接着剤としては、第2実施形態と同様に、弾性率が高いエポキシ系(弾性率:2000MPa程度)、又はシアノアクリレート系(弾性率:1000MPa程度)を用いる。また、接着層53は、装着面49に予め形成され、剥離紙によって他部材への接着を防いだ状態とすることが好ましい。
このセンサユニット10では、軸受ケース1に対して高弾性率の接着層53によって強固に固定した台座47に、センサ基板20と本体46とが固定されている。よって、台座47と軸受ケース1とは一体になって振動し、本体47の共振が振動センサ22に伝わることを抑制できる。即ち、接着層53の弾性率が低い場合、台座47と軸受ケース1とが一体に振動しないため、本体47の共振が台座47を介してセンサ基板20に伝わり、振動センサ22による検出に影響を及ぼす。よって、接着層53の弾性率を500MPa以上、好ましくは1000MPa以上とすることで、センサ基板20を軸受ケース1に直接固定した第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
このようにすれば、振動センサ22による検出周波数の上限値を本体46の共振周波数に関係なく、振動センサ22の能力に応じた数値に設定できるため、1kHzを超える周波数帯の振動成分が卓越したことを、振動センサ22によって正確に検出できる。その結果、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。しかも、第4実施形態では、全ての構成部品がケース45内に収容固定されている。よって、第1実施形態よりも、取扱性を更に向上できるとともに、軸受ケース1への取付作業性を更に向上できる。また、軸受ケース1には何の加工も必要ないため、既設の回転機械に用いるのに好適である。
また、第4実施形態では、接着に不具合がある場合に本体46の共振が台座47に伝わり、振動が振動センサ22に伝わることも考えられる。この共振による振動センサ22の影響を確実に防ぐために、第1軸穴50の中心軸A1と第2軸穴51の中心軸A2とは、振動が減衰する定められた間隔Lをあけて設けられている。
図7は、高周波振動の大きさ(dB)と距離(mm)の関係を示す。この図7に示すように、本体46が共振することで台座47に伝わる高周波の振動は、距離が長くなる(外周壁13から離れる)に従って減衰する。また、振動の伝達(減衰)には、台座47の固定面48と交差(直交)する方向の厚みT(平均値)も関連する。よって、第1軸穴50と第2軸穴51の間隔Lと、台座47の厚みTを適正に設定することで、本体46から台座47に伝わった振動をセンサ基板20には伝えることなく、共振による振動センサ22の誤検出を防止できる。
例えば、台座47の厚みTが6〜8mmの場合、間隔Lを24〜32mmに設定することで、振動センサ22の測定精度に影響がない程度(フルスケールの10%程度)まで高周波振動を減衰できる。台座47の厚みTは、メイン基板25及び電池32を含む本体46の固定強度と、台座47を含む全体の重量を考慮すると、3mm以上10mm以下にするのが好ましく、より好ましくは5mm以上8mm以下に設定される。そのため、第1軸穴50と第2軸穴51の間隔Lは、以下式(1)を満たすように形成されることが好ましく、より好ましくは以下式(2)を満たすように形成される。
Figure 2018185212
このようにした第4実施形態では、台座47に対する本体46の固定部分とセンサ基板20の固定部分とは間隔Lをあけているため、本体46の共振が台座47に伝わることがあっても、台座47に伝わった高周波振動は振動センサ22に伝わることはない。よって、第1実施形態と同様の作用及び効果を確実に得ることができる。
(第5実施形態)
図8は第5実施形態のセンサユニット10を示す。この第5実施形態では、接着剤による接着層38によってセンサ基板20を台座47に固着している。センサ基板20の固定方法以外の構成は第4実施形態と同一である。接着層38は、センサ基板20のセンサ21,22の実装面と反対側の面全体に設けられている。台座47に対する本体46の第1固定部(第2軸穴51)とセンサ基板20とは、第4実施形態と同様に、共振による振動が減衰する定められた間隔Lをあけることが好ましい。そして、このようにした第5実施形態では、第4実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
(第6実施形態)
図9は第6実施形態のセンサユニット10を示す。この第6実施形態では、センサ基板20に永久磁石40を固定するとともに、台座47を永久磁石40が吸着可能な金属材料によって形成している。センサ基板20の固定方法以外の構成は第4実施形態と同一である。永久磁石40は、接着層38によってセンサ基板20のセンサ21,22の実装面と反対側の面に固着されている。センサ基板20、温度センサ21、及び振動センサ22は、永久磁石40の磁力による影響が生じない素材で形成されている。この第6実施形態においても第4実施形態のように、台座47に対する本体46の第1固定部(第2軸穴51)とセンサ基板20とは、共振による振動が減衰する定められた間隔Lをあけることが好ましい。そして、このようにした第5実施形態では、第4実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
(第7実施形態)
図10は第7実施形態のセンサユニット10を示す。この第7実施形態では、筒状の緩衝部材56を介してセンサ基板20を台座47に固定している。センサ基板20の固定方法以外の構成は第4実施形態と同一である。
台座47には、ケース45の内側(空隙部35)から外側へ貫通する貫通孔55が設けられている。貫通孔55の上部には、緩衝部材56を配置するための段部55aが設けられている。緩衝部材56は、弾性的に伸縮が可能なゴム製であり、センサ基板20に固定した永久磁石40を貫通させて保持するための保持孔57を備えている。この保持孔57の内面には、軸方向に間隔をあけて径方向に膨出する凸部が形成されている。
センサ基板20には、センサ21,22の実装面と反対側の面に、接着層38によって永久磁石40が固定されている。センサ基板20、温度センサ21、及び振動センサ22は、永久磁石40の磁力による影響が生じない素材で形成されている。永久磁石40は、緩衝部材56の保持孔57に挿通可能な形状である。センサ基板20は、台座47には接することなく、緩衝部材56だけに接している。本体46の外周壁13から保持孔57の中心線までの間隔は、第4実施形態と同様に形成されることが好ましい。
このセンサユニット10を製造する場合、台座47の貫通孔55に配置された緩衝部材56に永久磁石40を差し込むことで、センサ基板20を台座47に固定する。その他の工程は第4実施形態と同一である。
このセンサユニット10を使用する場合、監視対象物の軸受ケース1にセンサユニット10を載置し、台座47の装着面49を接着剤によって固定する。この際、貫通孔55を除く装着面49全面に接着層53が形成されるように接着剤を塗布する。これにより、貫通孔55から露出した永久磁石40が軸受ケース1に吸着する。
このセンサユニット10では、緩衝部材56を介してセンサ基板20が台座47に保持され、センサ基板20は永久磁石40を介して軸受ケース1に直接固定されている。よって、センサユニット10の取扱性と取付作業性は、第4実施形態と同様に簡単であり、軸受ケース1の振動は、第1実施形態と同様にセンサ基板20に直接伝達される。また、たとえ本体46の共振が台座47に伝わったとしても、その振動は緩衝部材56によって減衰されるため振動センサ22に伝わることはない。
よって、振動センサ22による検出周波数の上限値を本体46の共振周波数に関係なく、振動センサ22の能力に応じた数値に設定できるため、1kHzを超える周波数帯の振動成分が卓越したことを、振動センサ22によって正確に検出できる。その結果、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。しかも、取扱性と取付性に関しては、第4実施形態と同様の作業及び効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
図11から図14は第8実施形態から第11実施形態のセンサユニット10を示す。これらのセンサユニット10では、ケース45の本体46内にホルダ60が固定され、このホルダ60にメイン基板25と電池32を配置することで、これらが本体46に一体化されている。第1実施形態から第7実施形態に示す絶縁樹脂の代わりにホルダ60を用いることで、電池32等の交換作業を簡単に行うことができる。なお、本体46の外周壁13には、カバー(図示せず)によって開閉可能な開口部(図示せず)が設けられている。
また、第8実施形態から第11実施形態では、台座47にセンサ基板20を配置するための凹部47aが形成されている。台座47とセンサ基板20の固定は、第1実施形態のようにボルト37を用いてもよいし、第2実施形態のように接着剤(接着層38)を用いてもよいし、第3実施形態のように磁石40を用いてもよい。
また、本体46の開口15は、外周壁13の断面形状よりも小さい形状であり、平面視で外周壁13の偏った位置に形成されている。つまり、開口15の軸線は、外周壁13の軸線に対して間隔をあけて位置している。台座47は、インサート成形によって本体46の開口15の外側に一体化されている。これにより、本体46内のメイン基板25と電池32を水分及びガスから遮断できる。また、台座47が本体46から軸受ケース1側へ突出し、本体46と軸受ケース1の間に隙間Sが形成されている。よって、ケース45は、軸受ケース1に対して片持ち構造で固定される。以下に軸受ケース1に対するケース45の固定方法を具体的に説明する。
図11の第8実施形態では、弾性率が高いエポキシ系(弾性率:2000MPa程度)、又はシアノアクリレート系(弾性率:1000MPa程度)の接着剤を用い、接着層53によって軸受ケース1に台座47が固定されている。
図12の第9実施形態では、永久磁石62によって、軸受ケース1に台座47が固定されている。台座47には、永久磁石62を配置するための凹部63が形成されている。この凹部63の深さは、永久磁石62の一部が突出するように、永久磁石62の厚みよりも小さい寸法に設定されている。
図13の第10実施形態では、ボルト36によって、軸受ケース1に台座47が固定されている。台座47には、本体46の外周壁13よりも外方に突出するブラケット部65が設けられている。
図14の第11実施形態では、軸受ケース1に軸穴を形成することを避けるために、台座47とは別の台座67が用いられている。台座47は、第10実施形態と同様に、ボルト36によって台座67に固定されている。台座67は、第8実施形態と同様に、接着剤による接着層53によって軸受ケース1に固定されている。
これらの実施形態のように、軸受ケース1に対するセンサユニット10の固定方法は、必要に応じて変更が可能である。また、このようにした第8実施形態から第11実施形態では、第4実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、第2実施形態と第3実施形態では、軸受ケース1に対してケース12を、ボルト36の代わりに接着剤によって固定してもよい。また、第5実施形態と第6実施形態では、台座47に対して本体46を、ボルト36の代わりに接着剤によって固定してもよい。さらに、センサユニット10は、設置する場所(例えば原子力発電所等)に応じて防爆構造を採用してもよい。
1…軸受ケース(監視対象物)
10…センサユニット
12…ケース
13…外周壁
14…端壁
15…開口
16…表示部
17…ブラケット部
20…センサ基板
21…温度センサ
22…振動センサ
25…メイン基板
26…リード線
27A,27B…LED
28…無線通信チップ
29…プロセッサ
30…メモリ
32…電池
34…絶縁樹脂
35…空隙部
36…ボルト
37…ボルト
38…接着層
40…永久磁石
45…ケース
46…本体
47…台座
47a…凹部
48…固定面
49…装着面
50…第1軸穴
51…第2軸穴
53…接着層
55…貫通孔
55a…段部
56…緩衝部材
57…保持孔
60…ホルダ
62…永久磁石
63…凹部
65…ブラケット部
67…台座

Claims (7)

  1. 監視対象物の振動を検出するための振動センサが実装されたセンサ基板と、
    前記センサ基板と電気的に接続されたメイン基板と、
    前記センサ基板と前記メイン基板に電力を供給するための電池と、
    前記センサ基板、前記メイン基板、及び前記電池が収容されたケースとを備え、
    前記メイン基板と前記電池とが前記ケース内に固定されるとともに、前記センサ基板が前記ケースの開口内に非接触状態で配置されており、
    前記センサ基板と前記ケースとがそれぞれ、前記監視対象物に対して固定される、センサユニット。
  2. 監視対象物の振動を検出するための振動センサが実装されたセンサ基板と、
    前記センサ基板と電気的に接続されたメイン基板と、
    前記センサ基板と前記メイン基板に電力を供給するための電池と、
    前記センサ基板、前記メイン基板、及び前記電池が収容されたケースとを備え、
    前記ケースは、一端開口の本体と、前記本体の前記開口を塞ぐ台座とを有し、
    前記メイン基板と前記電池とが前記本体内に固定されるとともに、前記センサ基板が前記本体と非接触状態で前記台座に固定されており、
    前記台座が前記監視対象物に固定される、センサユニット。
  3. 前記台座は、高弾性率の接着剤によって前記監視対象物に固定される、請求項2に記載のセンサユニット。
  4. 前記台座は、前記本体を固定した第1固定部と、前記センサ基板を固定した第2固定部とを含み、前記台座の厚みと、前記第1固定部と前記第2固定部の間隔とは、以下を満たす、
    3T≦L
    T:台座の厚み
    L:第1固定部と第2固定部の間隔
    、請求項2又は3に記載のセンサユニット。
  5. 前記センサ基板は、前記本体から前記台座に伝わった振動を減衰するための緩衝部材を介して前記台座に固定されている、請求項2から4のいずれか1項に記載のセンサユニット。
  6. 前記メイン基板と前記電池とは、前記ケース内に充填された絶縁樹脂によって固定されており、
    前記センサ基板は、前記ケース内の前記絶縁樹脂が充填されていない空隙部に配置されている、請求項1から5のいずれか1項に記載のセンサユニット。
  7. 前記メイン基板には、前記振動センサの検出値に基づいて前記監視対象物の異常の有無を判断する判断部と、前記判断部の結果を無線送信するための送信部とが実装されている、請求項1から6のいずれか1項に記載のセンサユニット。
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