JP2018185011A - 配管用継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】第一流路部材と第二流路部材とをスナップ係合する前に、第二流路部材にインコアを挿入する組立手順を採用することが容易な配管用継手を提供すること。【解決手段】配管用継手は、外筒部15を有する第一流路部材11と、樹脂製の内筒部17を有する第二流路部材12とを備えている。外筒部15に内筒部17が挿入され、内筒部17の外周面に形成された係合凸部19が、内筒部17が樹脂製であることで備える弾性を利用して、外筒部15の内周面に形成された被係合部16にスナップ係合されている。内筒部17の内側には、スプリングピンよりなるインコア14が挿入配置されている。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば水道に用いられる配管用継手に関する。
特許文献1においては、継手本体と樹脂製短管とをスナップ係合させた後に、樹脂製短管にインコアを圧入して、当該樹脂製短管を内側から補強する技術が開示されている。
ところが、特許文献1の技術にあっては、樹脂製短管にインコアを圧入する前に、当該樹脂製短管と継手本体とをスナップ係合させる組立手順であるため、比較的小さな部品であるインコアが、組立工程の最終段階まで単独で存在することになり、当該インコアを紛失し易い等の問題があった。
本発明の目的は、第一流路部材と第二流路部材とをスナップ係合する前に第二流路部材にインコアを挿入する組立手順を採用することが容易な配管用継手を提供すること。
上記目的を達成するために請求項1の発明の配管用継手は、外筒部を有する第一流路部材と、樹脂製の内筒部を有する第二流路部材とを備え、前記外筒部に前記内筒部が挿入され、前記内筒部の外周面に形成された係合部が、当該内筒部が樹脂製であることで備える弾性を利用して、前記外筒部の内周面に形成された被係合部にスナップ係合する配管用継手であって、前記内筒部の内側に、スプリングピンよりなるインコアが挿入配置されている。
本発明によれば、インコアとしてスプリングピンを用いているため、係合部の弾性変形(縮径)がインコアによって阻害されることがない。したがって、第一流路部材と第二流路部材とをスナップ係合する前に、第二流路部材にインコアを挿入する組立手順を採用することが容易となる。
以下、本発明を、水道に用いられる配管用継手に具体化した一実施形態について、図1及び図2にしたがって説明する。
図1に示すように、本実施形態の配管用継手は、金属製又は合成樹脂製であって円筒状をなす第一流路部材11と、合成樹脂製であって円筒状をなす第二流路部材12と、ゴム製のシールリング13と、金属製又は合成樹脂製であって円筒状をなすインコア14とを備えている。
インコア14は、スプリングピンよりなっている。スプリングピンとは、周方向の一部が軸線方向に延びるスリット14aにより離断されることで、拡径変形及び縮径変形が可能な弾性が付与された円筒体である。なお、インコア14のスリット14aは波形であるが、ストレート形のスリットを有するインコアに変更してもよい。
第一流路部材11は、第一端部(図1の左方側の端部)の外周面に雄ねじ部11aが、第二端部(図1の右方側の端部)に外筒部15が、外筒部15の外周面に六角部11bが、それぞれ設けられている。雄ねじ部11aは、配管用継手を機器等に接続するための部位である。六角部11bは、当該機器等への接続作業時に工具を掛けるための部位である。
第一流路部材11の内周面において、第一端部と第二端部との間には、第二端部側(外筒部15側)が大径となる段差15aが設けられている。外筒部15の内周面において段差15aの付近には、円環状をなすシール収容溝15bが設けられている。シール収容溝15bにはシールリング13が収容されている。
外筒部15の内周面において、外筒部15の開口15cとシール収容溝15bとの間には、被係合部としての円環状をなす係合凹部16が設けられている。係合凹部16において、開口15c側の内壁面は、管軸Lに対して垂直面16aをなすとともに、垂直面16aとは反対側の内壁面は、シール収容溝15b側が小径となるテーパ面16bをなしている。
第二流路部材12は、第一端部(図1の左方側の端部)に内筒部17が、第二端部(図1の右方側の端部)に円筒状をなすエレクトロフュージョン部18(以下EF部18とする)が、それぞれ設けられている。内筒部17の外周面においてEF部18の付近には、係合部としての円環状をなす係合凸部19が設けられている。係合凸部19において、EF部18側の壁面は、管軸Lに対して垂直面19aをなすとともに、垂直面19aとは反対側の壁面は、内筒部17の開口17a側が小径となるテーパ面19bをなしている。
EF部18の内周面には、段差18aが設けられている。EF部18の内周面において、段差18aよりも第一端部側の内径は内筒部17の内径と同じであり、段差18aよりも第二端部側の内径は、内筒部17の内径よりも大きい。
EF部18には、管軸L周りにコイル20が埋設されている。EF部18の外周面には、コイル20に対して電気的に接続された一対の端子21が取り付けられている。そして、EF部18に対して、合成樹脂製のパイプ(図示しない)を開口18bから挿入して段差18aに至るまで押し進めた後、端子21を介してコイル20に通電しコイル20が発熱することで、EF部18の内周面とパイプの外周面とが溶融して一体化し、EF部18とパイプとが接続される。
さて、図2に示すように、配管用継手を図1に示す状態へと組み上げるには、先ず、第二流路部材12の内筒部17に、開口17a又は開口18bからインコア14を挿入(圧入)する。インコア14の挿入が完了した第二流路部材12は、内筒部17を以て、第一流路部材11の外筒部15に対し、外筒部15の開口15cから挿入される。
外筒部15に対する内筒部17の挿入が開始されると、内筒部17の係合凸部19が、テーパ面19bで以て外筒部15の開口15cの内周面に当接し、テーパ面19bの案内によって、内筒部17が樹脂製であることで備える弾性を利用して縮径する。このとき、スプリングピンよりなるインコア14も弾性変形(縮径)するため、係合凸部19の弾性変形(縮径)がインコア14によって阻害されることはない。
内筒部17が外筒部15に対してさらに押し込まれると、係合凸部19が外筒部15の係合凹部16に到達して、内筒部17及びインコア14にそれぞれ蓄積されていた弾性力が解放され、係合凸部19が拡径して係合凹部16へと入り込む。したがって、係合凸部19の垂直面19aが、係合凹部16の垂直面16aに対して、管軸Lに沿う方向の前後で対向する状態となる。よって、垂直面16aと垂直面19aとの当接により、第二流路部材12が第一流路部材11から抜け出すことが規制される。
なお、内筒部17が、外筒部15に対して図1の状態よりもさらに押し込まれることは、内筒部17及び/又はインコア14の先端面が、外筒部15の段差15aに当接することで規制される。
図1に示すように、インコア14で補強された内筒部17は、第一流路部材11と第二流路部材12とをスナップ係合する工程(つまり内筒部17の縮径工程)を経た後も、所定の真円度及び内径を復元・維持し易い。したがって、シールリング13によるシール機能を発揮し易く、外筒部15の内周面と内筒部17の外周面との間のシール性を高めることができる。また、係合凸部19の所定の外径を復元・維持し易く、内筒部17が外筒部15から抜け出すことを効果的に抑制できる。
以上のように、本実施形態においては、第一流路部材11と第二流路部材12とをスナップ係合する前に、第二流路部材12に対してインコア14を挿入する組立手順を採用している。したがって、比較的小さな部品であるインコア14が、組立工程の最終段階まで単独で存在することがなくなり、インコア14の紛失を抑制することができる。
<別例>
本発明は例えば次の態様でも実施可能である。
〇第一流路部材11と第二流路部材12とのスナップ係合が完了された後に、インコア14内に拡径治具を挿入して、インコア14に対して拡径方向への力を作用させること。このようにすれば、第一流路部材11と第二流路部材12とをスナップ係合する工程を経た後も、内筒部17の所定の真円度及び内径を確実に復元・維持できる。
本発明は例えば次の態様でも実施可能である。
〇第一流路部材11と第二流路部材12とのスナップ係合が完了された後に、インコア14内に拡径治具を挿入して、インコア14に対して拡径方向への力を作用させること。このようにすれば、第一流路部材11と第二流路部材12とをスナップ係合する工程を経た後も、内筒部17の所定の真円度及び内径を確実に復元・維持できる。
〇第二流路部材12にインコア14を挿入した状態で、インコア14のスリット14aの端部同士が径方向に重合されるような各所の寸法設定とすること。
○第一流路部材11と第二流路部材12とのスナップ係合が完了された後に、内筒部17へインコア14を挿入する組立手順を採用すること。
〇第一流路部材11と第二流路部材12とのスナップ係合及びインコア14の挿入が完了された後、インコア14が縮径しないように、例えばスリット14aへ縮径防止用の部材を嵌め入れたり、或いはEF部18で溶融した樹脂をスリット14aに流れ込ませたりすること。
○外筒部15の内周面において、開口15cから遠い位置に係合凹部16を形成するとともに、開口15cに対して近い位置にシール収容溝15bを形成すること。それに応じて、内筒部17の外周面において、開口17aに対して近い位置に係合凸部19を形成すること。
○シール収容溝15bを、外筒部15の内周面ではなく内筒部17の外周面に形成すること。
11…第一流路部材、12…第二流路部材、14…インコア、15…外筒部、17…内筒部、16…被係合部としての係合凹部、19…係合部としての係合凸部。
Claims (1)
- 外筒部を有する第一流路部材と、樹脂製の内筒部を有する第二流路部材とを備え、前記外筒部に前記内筒部が挿入され、前記内筒部の外周面に形成された係合部が、当該内筒部が樹脂製であることで備える弾性を利用して、前記外筒部の内周面に形成された被係合部にスナップ係合する配管用継手であって、前記内筒部の内側に、スプリングピンよりなるインコアが挿入配置された配管用継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017087788A JP2018185011A (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 配管用継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017087788A JP2018185011A (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 配管用継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018185011A true JP2018185011A (ja) | 2018-11-22 |
Family
ID=64355610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017087788A Pending JP2018185011A (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 配管用継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018185011A (ja) |
-
2017
- 2017-04-27 JP JP2017087788A patent/JP2018185011A/ja active Pending
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