JP2018184808A - 吹きこぼし耐火材回収装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】吹きこぼし耐火材の回収を容易に行うことができる吹きこぼし耐火材回収装置を提供する。【解決手段】耐火被覆対象物に吹き付けられた耐火材のうちの吹きこぼれた吹きこぼし耐火材13を回収する吹きこぼし耐火材回収装置1において、吹きこぼし耐火材13を吸引するための負圧を形成する吸引部2と、吸引部2に形成された負圧によって吸引された吹きこぼし耐火材13を回収する回収部3と、を有し、吸引部2は、耐火被覆対象物に吹き付けられる耐火材を圧送するために設けられたブロア12による空気の吸込みを利用して負圧を形成する。【選択図】図1
Description
本発明は、耐火被覆材の施工時に吹きこぼされた耐火材(吹きこぼし耐火材)を回収する吹きこぼし耐火材回収装置に関する。
鉄骨造の建物では、火災時の構造耐力性能を確保するために、鉄骨の表面に耐火被覆を行うことが一般的である。耐火被覆の方法としては、例えば、鉄骨の表面に耐火塗装により耐火膜を形成する方法や、耐火材とセメントスラリーを練り混ぜて鉄骨に表面に吹き付けて耐火膜を形成する方法や、耐火ボードや耐火シートなどで鉄骨を覆い囲み、耐火層を形成する方法などがある(例えば、特許文献1参照)。
実際にどの方法で耐火被覆を行うかは様々であり、1つの建物の中でも要求される耐火性能や、施工条件などから場所によって異なる方法で耐火被覆が行われることがある。一般的には、耐火材とセメントスラリーを混ぜ合わせて鉄骨に表面に吹き付けて耐火膜を形成する方法が多く行われている。
実際にどの方法で耐火被覆を行うかは様々であり、1つの建物の中でも要求される耐火性能や、施工条件などから場所によって異なる方法で耐火被覆が行われることがある。一般的には、耐火材とセメントスラリーを混ぜ合わせて鉄骨に表面に吹き付けて耐火膜を形成する方法が多く行われている。
耐火材とセメントスラリーを練り混ぜて鉄骨に表面に吹き付けて耐火膜を形成する方法としては、主に以下の2つの方法がある。
1つ目の方法は、現場内に設けられたプラントと称される加工場で、耐火材およびセメントスラリーを作るとともにこれらを混ぜ合わせ、混ぜ合わされた耐火材およびセメントスラリーを耐火被覆を行う施工階まで圧送し、ノズルで鉄骨に吹き付ける湿式耐火被覆吹付工法である。2つ目の方法は、加工場において耐火材およびセメントスラリーを作り、これらを混ぜ合わせずに別々の状態で施工階まで圧送し、それぞれを鉄骨に重ねあわせて吹き付ける半湿式耐火被覆吹付工法である。
一般的には、設備の簡便さや圧送管に閉塞が発生しにくいなど点などから後者の半湿式耐火被覆吹付工法が多く行われている。
1つ目の方法は、現場内に設けられたプラントと称される加工場で、耐火材およびセメントスラリーを作るとともにこれらを混ぜ合わせ、混ぜ合わされた耐火材およびセメントスラリーを耐火被覆を行う施工階まで圧送し、ノズルで鉄骨に吹き付ける湿式耐火被覆吹付工法である。2つ目の方法は、加工場において耐火材およびセメントスラリーを作り、これらを混ぜ合わせずに別々の状態で施工階まで圧送し、それぞれを鉄骨に重ねあわせて吹き付ける半湿式耐火被覆吹付工法である。
一般的には、設備の簡便さや圧送管に閉塞が発生しにくいなど点などから後者の半湿式耐火被覆吹付工法が多く行われている。
しかしながら、半湿式耐火被覆工法では、ノズルから吹出された耐火材が多量の場合、セメントスラリーと混ぜ合わさらなかった耐火材が吹きこぼれとして床面に落下することになる。特に、施工速度を向上させるために耐火材の送量を多くすると、吹きこぼれが多く発生することになる。
吹きこぼれた耐火被覆材(吹きこぼし耐火材)は、作業員が清掃回収し、袋詰めして搬出する必要がある。このため、吹きこぼれた耐火被覆材の回収を容易に行うことができる吹きこぼし耐火材回収装置が望まれている。
吹きこぼれた耐火被覆材(吹きこぼし耐火材)は、作業員が清掃回収し、袋詰めして搬出する必要がある。このため、吹きこぼれた耐火被覆材の回収を容易に行うことができる吹きこぼし耐火材回収装置が望まれている。
そこで、本発明は、吹きこぼし耐火材の回収を容易に行うことができる吹きこぼし耐火材回収装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る吹きこぼし耐火材回収装置は、耐火被覆対象物に吹き付けられた耐火材のうちの吹きこぼれた吹きこぼし耐火材を回収する吹きこぼし耐火材回収装置において、前記吹きこぼし耐火材を吸引するための負圧を形成する吸引部と、前記吸引部に形成された負圧によって吸引された前記吹きこぼし耐火材を回収する回収部と、を有し、前記吸引部は、前記耐火被覆対象物に吹き付けられる前記耐火材を圧送するために設けられたブロアによる空気の吸込みを利用して負圧を形成することを特徴とする。
本発明では、吸引部は、耐火被覆対象物に吹き付けられる耐火材を圧送するために設けられたブロアによる空気の吸込みを利用して負圧を形成することにより、負圧を形成するための専用の装置を設ける必要がない。このため、吹きこぼし耐火材回収装置を容易に設置することができて、吹きこぼし耐火材の回収を容易に行うことができる。
また、本発明に係る吹きこぼし耐火材回収装置では、前記回収部は、吸引された前記吹きこぼし耐火材が空気と共に流れる流路部を有し、前記流路部には、吸引される前記吹きこぼし耐火材および空気を上下方向に蛇行させるようにガイドするガイド部が設けられていてもよい。
このような構成とすることにより、重力によって流路部を流れる吹きこぼし耐火材を下側に落下させて回収することができる。
このような構成とすることにより、重力によって流路部を流れる吹きこぼし耐火材を下側に落下させて回収することができる。
また、本発明に係る吹きこぼし耐火材回収装置では、前記回収部は、前記ガイド部よりも上流側に設けられて前記回収部に吸引された前記吹きこぼし耐火材を衝突させて下方に落とす衝突板を有していてもよい。
このような構成とすることにより、衝突板に衝突して落下した吹きこぼし耐火材を回収すればよいため、吹きこぼし耐火材を容易に回収することができる。また、衝突板がガイド部よりも上流側に設けられていることにより、衝突板に衝突して落下した吹きこぼし耐火材は、ガイド部に流れずに衝突板の下方に堆積する。このため、ガイド部に流れ込む吹きこぼし耐火材が少なくなり、ガイド部を簡便な形態としても吹きこぼし耐火材を回収することができる。
このような構成とすることにより、衝突板に衝突して落下した吹きこぼし耐火材を回収すればよいため、吹きこぼし耐火材を容易に回収することができる。また、衝突板がガイド部よりも上流側に設けられていることにより、衝突板に衝突して落下した吹きこぼし耐火材は、ガイド部に流れずに衝突板の下方に堆積する。このため、ガイド部に流れ込む吹きこぼし耐火材が少なくなり、ガイド部を簡便な形態としても吹きこぼし耐火材を回収することができる。
また、本発明に係る吹きこぼし耐火材回収装置では、前記回収部は、吸引された前記吹きこぼし耐火材が空気と共に流れる流路部を有し、前記流路部は、サイクロン構造に形成されていてもよい。
このような構成とすることにより、吹きこぼし耐火材を効率よく回収することができる。
このような構成とすることにより、吹きこぼし耐火材を効率よく回収することができる。
また、本発明に係る吹きこぼし耐火材回収装置では、前記回収部は、前記流路部に設けられて前記吹きこぼし耐火材を捕集するフィルタを有していてもよい。
このような構成とすることにより、流路部を流れる吹きこぼし耐火材を確実に回収することができる。
このような構成とすることにより、流路部を流れる吹きこぼし耐火材を確実に回収することができる。
また、本発明に係る吹きこぼし耐火材回収装置では、前記回収部は、前記フィルタを振動させて前記フィルタに付着した前記吹きこぼし耐火材を前記フィルタから払い落とすバイブレータを有していてもよい。
このような構成とすることにより、フィルタに付着した吹きこぼし耐火材を容易に回収することができる。
このような構成とすることにより、フィルタに付着した吹きこぼし耐火材を容易に回収することができる。
また、本発明に係る吹きこぼし耐火材回収装置では、前記回収部の下側に設けられ、前記回収部で回収された前記吹きこぼし耐火材を収容する収容部を有し、前記回収部は、下側に開口し前記回収部の内部と前記収容部とを連通させる開口部と、前記開口部を開閉する蓋部と、を有していてもよい。
このような構成とすることにより、回収部に回収された吹きこぼし耐火材を、回収部の蓋部をあけて開口部を開口させることで容易に収容部に移動させることができる。そして、収容部に収容された吹きこぼし耐火材を回収すれば容易ため、吹きこぼし耐火材の回収を容易に行うことができる。
このような構成とすることにより、回収部に回収された吹きこぼし耐火材を、回収部の蓋部をあけて開口部を開口させることで容易に収容部に移動させることができる。そして、収容部に収容された吹きこぼし耐火材を回収すれば容易ため、吹きこぼし耐火材の回収を容易に行うことができる。
本発明によれば、吹きこぼし耐火材の回収を容易に行うことができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態による吹きこぼし耐火材回収装置について、図1に基づいて説明する。
図1に示す第1実施形態による吹きこぼし耐火材回収装置1は、半湿式耐火被覆吹付工法によって例えば鉄骨などの耐火被覆対象物の表面に耐火膜を形成する際に吹きこぼれた耐火材(以下、吹きこぼし耐火材13とする)を回収するように構成されている。半湿式耐火被覆吹付工法では、現場内に設けられたプラントと称される加工場において耐火材およびセメントスラリーを作り、これらを混ぜ合わせずに別々の状態で施工階まで圧送し、それぞれを鉄骨に重ねあわせて吹き付けて鉄骨の表面に耐火膜を形成している。
耐火材を圧送する耐火材圧送装置11には、送風を行うブロア12が設けられている。
以下、本発明の第1実施形態による吹きこぼし耐火材回収装置について、図1に基づいて説明する。
図1に示す第1実施形態による吹きこぼし耐火材回収装置1は、半湿式耐火被覆吹付工法によって例えば鉄骨などの耐火被覆対象物の表面に耐火膜を形成する際に吹きこぼれた耐火材(以下、吹きこぼし耐火材13とする)を回収するように構成されている。半湿式耐火被覆吹付工法では、現場内に設けられたプラントと称される加工場において耐火材およびセメントスラリーを作り、これらを混ぜ合わせずに別々の状態で施工階まで圧送し、それぞれを鉄骨に重ねあわせて吹き付けて鉄骨の表面に耐火膜を形成している。
耐火材を圧送する耐火材圧送装置11には、送風を行うブロア12が設けられている。
図1に示すように、吹きこぼし耐火材回収装置1は、吹きこぼし耐火材を吸引するための負圧を形成する吸引部2と、吸引部2に形成された負圧によって吸引された吹きこぼし耐火材13を回収する回収部3と、回収部3の下側に設けられて回収部3に回収された吹きこぼし耐火材13を収容する収容部4と、を有している。
吸引部2は、耐火材圧送装置11のブロア12による空気の吸込みを利用して負圧を形成するように構成されている。吸引部2は、ブロア12と回収部3とを接続するブロア側ホース21を有している。ブロア12と回収部3とがブロア側ホース21で接続されることにより、回収部3に負圧が形成される。吸引部2は、負圧の形成と停止を行うスイッチ(不図示)を有している。
ブロア12によって吸引される空気の流れの上流側、下流側を、吹きこぼし耐火材回収装置1においても上流側、下流側とする。
ブロア12によって吸引される空気の流れの上流側、下流側を、吹きこぼし耐火材回収装置1においても上流側、下流側とする。
回収部3は、吹きこぼし耐火材13を吸引するノズル部31と、ノズル部31で吸引された吹きこぼし耐火材13が流入する本体部32と、を有している。
ノズル部31は、本体部32に接続されるノズル用ホース311と、ノズル用ホース311の先端に設けられたノズル本体312と、を有している。
ノズル部31は、本体部32に接続されるノズル用ホース311と、ノズル用ホース311の先端に設けられたノズル本体312と、を有している。
本体部32は、外殻部5と、外殻部5の内部に形成され流入した吹きこぼし耐火材13が空気と共に流れる流路が形成された流路部6と、流路部の流路の途中に設けられ吹きこぼし耐火材13を捕集するフィルタ7と、フィルタ7を振動させるバイブレータ8と、を有している。
外殻部5は、略直方体の箱状に形成されている。外殻部5は、下側に配置される下板部51と、下板部51の上側に間隔をあけて配置される上板部52と、下板部51と上板部52との間に配置される第1〜第4側板部53〜56と、を有している。第1〜第4側板部53〜56は、この順に周方向に配列され、第1側板部53と第3側板部55とが対向し、第2側板部54と第4側板部56とが対向している。下板部51と上板部52とが対向する方向を高さ方向または上下方向とし、第1側板部53と第3側板部55とが対向する方向(図1の左右方向)を長さ方向とし、第2側板部54と第4側板部56とが対向する方向(図1の紙面に直交する方向)を幅方向とする。
第1側板部53には、ノズル用ホース311が接続される流入口531が形成されている。本実施形態では、流入口531は、第1側板部53の上部側に形成されている。第3側板部55には、ブロア側ホース21が接続される排出口551が形成されている。本実施形態では、排出口551は、第3側板部55の上部側に形成されている。
外殻部5の内部には、流入口531から空気が流入して、排出口551から空気が排出される空気の流れが形成されている。回収部3は、この空気の流れと共に吹きこぼし耐火材13も流れるように構成されている。
第1側板部53と第3側板部55とは、第1側板部53側が空気の流れの上流側となり、第3側板部55側が空気の流れの下流側となっている。
外殻部5の内部には、流入口531から空気が流入して、排出口551から空気が排出される空気の流れが形成されている。回収部3は、この空気の流れと共に吹きこぼし耐火材13も流れるように構成されている。
第1側板部53と第3側板部55とは、第1側板部53側が空気の流れの上流側となり、第3側板部55側が空気の流れの下流側となっている。
下板部51は、第1〜第4側板部53〜56に対して着脱可能に構成されている。外殻部5には、下板部51を外すことで、下側に開口する開口部511が形成されるように構成されている。本実施形態では、下板部51の下側には収容部4が設けられている。このため、下板部51を外して開口部511を開口状態とすることにより、開口部511を介して回収部3と収容部4とが連通するように構成されている。下板部51は、本発明の蓋部に相当している。
なお、回収部3には、メンテナンスなどの為に、上記の開口部511以外の開口部や、その開口部を開閉する蓋が設けられていてもよい。
なお、回収部3には、メンテナンスなどの為に、上記の開口部511以外の開口部や、その開口部を開閉する蓋が設けられていてもよい。
流路部6は、流入口531から流入した吹きこぼし耐火材13および空気が衝突する衝突板61と、衝突板61の下流側に設けられて吹きこぼし耐火材13および空気が流れる流路を形成するガイド部62と、を有している。
衝突板61は、平板状に形成され、板面が長さ方向を向く向きで流入口531を長さ方向に間隔をあけて対向する位置に配置されている。衝突板61は、上板部52に吊り支持されている。衝突板61の下縁部は下板部51と離間している。衝突板61の側縁部は第2側板部54および第4側板部56と離間している。
衝突板61は、流入口531から流入してきた吹きこぼし耐火材13を衝突させて下方の下板部51の上に落下させるように構成されている。流入口531から流入してきた空気、衝突板61に衝突しなかった吹きこぼし耐火材13、および衝突板61に衝突しても下板部51まで落下しなかった吹きこぼし耐火材13は、衝突板61の側方や下方から下流側に流れるように構成されている。
衝突板61は、平板状に形成され、板面が長さ方向を向く向きで流入口531を長さ方向に間隔をあけて対向する位置に配置されている。衝突板61は、上板部52に吊り支持されている。衝突板61の下縁部は下板部51と離間している。衝突板61の側縁部は第2側板部54および第4側板部56と離間している。
衝突板61は、流入口531から流入してきた吹きこぼし耐火材13を衝突させて下方の下板部51の上に落下させるように構成されている。流入口531から流入してきた空気、衝突板61に衝突しなかった吹きこぼし耐火材13、および衝突板61に衝突しても下板部51まで落下しなかった吹きこぼし耐火材13は、衝突板61の側方や下方から下流側に流れるように構成されている。
ガイド部62は、空気の流れをガイドする第1〜第5ガイド板621〜625を有している。
第1〜第5ガイド板621〜625は、それぞれ平板状に形成されていて、板面が長さ方向を向く向きで長さ方向に間隔をあけて配列されている。第1〜第5ガイド板621〜625は、この順番で長さ方向の上流側から下流側に向かって配列されている。
第1〜第5ガイド板621〜625それぞれの幅方向の寸法は、外殻部5の内部の幅方向の寸法と略同じに形成されている。第1〜第5ガイド板621〜625それぞれの高さ方向の寸法は、外殻部5の内部の高さ方向の寸法よりも小さく形成されている。
第1〜第5ガイド板621〜625は、それぞれ平板状に形成されていて、板面が長さ方向を向く向きで長さ方向に間隔をあけて配列されている。第1〜第5ガイド板621〜625は、この順番で長さ方向の上流側から下流側に向かって配列されている。
第1〜第5ガイド板621〜625それぞれの幅方向の寸法は、外殻部5の内部の幅方向の寸法と略同じに形成されている。第1〜第5ガイド板621〜625それぞれの高さ方向の寸法は、外殻部5の内部の高さ方向の寸法よりも小さく形成されている。
第1ガイド板621、第3ガイド板623および第5ガイド板625は、上縁部が上板部52の下面と当接し、幅方向の両側縁部が第2側板部54および第4側板部56の内側の面と当接し、下縁部が下板部51の上面と所定の間隔をあけて離間している。第1ガイド板621の下縁部と下板部51の上面との隙間621a、第3ガイド板623の下縁部と下板部51の上面との隙間623a、および第5ガイド板625の下縁部と下板部51の上面との隙間625aは、空気および吹きこぼし耐火材13が通過できるように構成されている。これらの隙間621a,623a,625aは、例えば、10〜30mm程度に設定されている。
第2ガイド板622および第4ガイド板624は、下縁部が下板部51の上面と当接し、幅方向の両側縁部が第2側板部54および第4側板部56の内側の面と当接し、上縁部が上板部52の下面と所定の間隔をあけて離間している。第2ガイド板622の上縁部と上板部52の下面との隙間622a、および第4ガイド板624の上縁部と上板部52の下面との隙間624aは、空気および吹きこぼし耐火材13が通過できるように構成されている。これらの隙間622a,624aは、例えば、10〜30mm程度に設定されている。
衝突板61よりも下流側の流路は、第1ガイド板621と下板部51との間の隙間621aを介して第1ガイド板621と第2ガイド板622との間に続き、第2ガイド板622と上板部52との隙間622aを介して第2ガイド板622と第3ガイド板623との間に続き、第3ガイド板623と下板部51との隙間623aを介して第3ガイド板623と第4ガイド板624との間に続き、第4ガイド板624と上板部52との隙間624aを介して第4ガイド板624と第5ガイド板625との間に続き、第5ガイド板625と下板部51との隙間625aを介して第5ガイド板625と第3側板部55との間に続いている。
このように、第1〜第5ガイド板621〜625によってガイドされる流路は、上下方向に蛇行している。
このように、第1〜第5ガイド板621〜625によってガイドされる流路は、上下方向に蛇行している。
フィルタ7は、第2ガイド板622と第3ガイド板623との間に配置されている。
フィルタ7は、例えばスポンジフィルタで、第2ガイド板622と第3ガイド板623との長さ方向の中間部に幅方向および高さ方向全体にわたって配置されている。フィルタ7は、第1ガイド板621および第3ガイド板623それぞれと離間している。フィルタ7と第2ガイド板622との間およびフィルタ7と第3ガイド板623との間には、空気および吹きこぼし耐火材13が流通可能な空間が形成されている。
フィルタ7は、例えばスポンジフィルタで、第2ガイド板622と第3ガイド板623との長さ方向の中間部に幅方向および高さ方向全体にわたって配置されている。フィルタ7は、第1ガイド板621および第3ガイド板623それぞれと離間している。フィルタ7と第2ガイド板622との間およびフィルタ7と第3ガイド板623との間には、空気および吹きこぼし耐火材13が流通可能な空間が形成されている。
バイブレータ8は、フィルタ7を振動させてフィルタ7に付着した吹きこぼし耐火材13を落下させるように構成されている。本実施形態では、バイブレータ8は、外殻部5も振動させることができるように構成されている。バイブレータ8で外殻部5を振動させることで外殻部5に付着した吹きこぼし耐火材13を落下させることができる。
収容部4は、上側に開口する箱状に形成されている。収容部4は、回収部3で回収された吹きこぼし耐火材13が回収部3の開口部511から落下して収容されるように構成されている。収容部4には、吸引部2による空気の流れが及ばないように構成されている。
次に、本実施形態による吹きこぼし耐火材回収装置1を使用した吹きこぼし耐火材回収方法について説明する。
まず、吸引部2のスイッチをONとし、ノズル部31から吹きこぼし耐火材13を吸引する。
ノズル部31から吸引された吹きこぼし耐火材13は、空気と共に流入口531から回収部3の外殻部5の内部に流入する。空気と共に外殻部5の内部に流入した吹きこぼし耐火材13は、衝突板61と衝突して下方の下板部51の上に落下して堆積される。なお、吹きこぼし耐火材13のうち比較的軽量の吹きこぼし耐火材13は下板部51の上に堆積されず、回収部3に形成された空気の流れと共に下流側に流れる。
まず、吸引部2のスイッチをONとし、ノズル部31から吹きこぼし耐火材13を吸引する。
ノズル部31から吸引された吹きこぼし耐火材13は、空気と共に流入口531から回収部3の外殻部5の内部に流入する。空気と共に外殻部5の内部に流入した吹きこぼし耐火材13は、衝突板61と衝突して下方の下板部51の上に落下して堆積される。なお、吹きこぼし耐火材13のうち比較的軽量の吹きこぼし耐火材13は下板部51の上に堆積されず、回収部3に形成された空気の流れと共に下流側に流れる。
衝突板61の下流側に空気と共に流れてきた吹きこぼし耐火材13は、第1ガイド板621と下板部51との間の隙間621aから第1ガイド板621と第2ガイド板622との間に流れ、第1ガイド板621と第2ガイド板622との間において上側に流れて第2ガイド板622と上板部52との隙間622aから第2ガイド板622と第3ガイド板623との間に流れる。このとき、吹きこぼし耐火材13のうち重力によって第1ガイド板621と第2ガイド板622との間において上側に上昇できない吹きこぼし耐火材13は、第1ガイド板621と第2ガイド板622との間において下板部51の上に堆積する。
第2ガイド板622と第3ガイド板623との間に空気と共に流れてきた吹きこぼし耐火材13は、フィルタ7を通過不可能な大きさの吹きこぼし耐火材13はフィルタ7に捕集され、フィルタ7を通過可能な大きさの吹きこぼし耐火材13はフィルタ7を通過する。
フィルタ7を通過した吹きこぼし耐火材13は、第3ガイド板623と下板部51との隙間623aから第3ガイド板623と第4ガイド板624との間に流れ、第3ガイド板623と第4ガイド板624との間において上方に流れて第4ガイド板624と上板部52との隙間624aから第4ガイド板624と第5ガイド板625との間に流れる。このとき、吹きこぼし耐火材13のうち重力によって第3ガイド板623と第4ガイド板624との間において上側に上昇できない吹きこぼし耐火材13は、第3ガイド板623と第4ガイド板624との間において下板部51の上に堆積する。
フィルタ7を通過した吹きこぼし耐火材13は、第3ガイド板623と下板部51との隙間623aから第3ガイド板623と第4ガイド板624との間に流れ、第3ガイド板623と第4ガイド板624との間において上方に流れて第4ガイド板624と上板部52との隙間624aから第4ガイド板624と第5ガイド板625との間に流れる。このとき、吹きこぼし耐火材13のうち重力によって第3ガイド板623と第4ガイド板624との間において上側に上昇できない吹きこぼし耐火材13は、第3ガイド板623と第4ガイド板624との間において下板部51の上に堆積する。
第4ガイド板624と第5ガイド板625との間に空気と共に流れてきた吹きこぼし耐火材13は、下側に流れて第5ガイド板625と下板部51との隙間625aから第5ガイド板625と第3側板部55との間に流れ、第5ガイド板625と第3側板部55との間において上側に流れる。このとき、吹きこぼし耐火材13のうち重力によって第5ガイド板625と第3側板部55との間において上側に上昇できない吹きこぼし耐火材13は、第4ガイド板624と第5ガイド板625との間および第5ガイド板625と第3側板部55との間において下板部51の上に堆積する。
第5ガイド板625と第3側板部55との間において上昇した吹きこぼし耐火材13は、排出口551から外殻部5の外部に排出される。外殻部5の外部に排出された吹きこぼし耐火材13は、ブロア12に設けられたフィルタ7に捕集される。
吹きこぼし耐火材13の吸引が終了したら、吸引部2のスイッチをOFFとし、吸引を停止する。
続いて、バイブレータ8でフィルタ7を振動させて、フィルタ7に付着した吹きこぼし耐火材13を落下させて下板部51の上に堆積させる。本実施形態では、バイブレータ8を駆動させることにより外殻部5も振動させ、外殻部5の内面に付着した吹きこぼし耐火材13も下側に落下させて底版部の上に堆積させる。
続いて、外殻部5の下板部51を外して、開口部511を開口させる。これにより、回収部3の下板部51の上に堆積された吹きこぼし耐火材13が、下側にある収容部4に落下し、収容部4に収容される。
収容部4に収容された吹きこぼし耐火材13を、収容部4のまま、または袋詰めして外部に搬出し廃棄する。
続いて、バイブレータ8でフィルタ7を振動させて、フィルタ7に付着した吹きこぼし耐火材13を落下させて下板部51の上に堆積させる。本実施形態では、バイブレータ8を駆動させることにより外殻部5も振動させ、外殻部5の内面に付着した吹きこぼし耐火材13も下側に落下させて底版部の上に堆積させる。
続いて、外殻部5の下板部51を外して、開口部511を開口させる。これにより、回収部3の下板部51の上に堆積された吹きこぼし耐火材13が、下側にある収容部4に落下し、収容部4に収容される。
収容部4に収容された吹きこぼし耐火材13を、収容部4のまま、または袋詰めして外部に搬出し廃棄する。
次に、上述した第1実施形態による吹きこぼし耐火材回収装置1の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した第1実施形態による吹きこぼし耐火材回収装置1では、吸引部2は、耐火材圧送装置11のブロア12による空気の吸込みを利用して負圧を形成することにより、負圧を形成するための専用の装置を設ける必要がない。このため、吹きこぼし耐火材回収装置1を容易に設置することができて、吹きこぼし耐火材13の回収を容易に行うことができる。
上述した第1実施形態による吹きこぼし耐火材回収装置1では、吸引部2は、耐火材圧送装置11のブロア12による空気の吸込みを利用して負圧を形成することにより、負圧を形成するための専用の装置を設ける必要がない。このため、吹きこぼし耐火材回収装置1を容易に設置することができて、吹きこぼし耐火材13の回収を容易に行うことができる。
また、回収部3は、吸引された吹きこぼし耐火材13が空気と共に流れる流路部6を有し、流路部6には、吸引される吹きこぼし耐火材13および空気を上下方向に蛇行させるようにガイドするガイド部62が設けられていることにより、重力によって流路部6を流れる吹きこぼし耐火材13を下側に落下させて回収することができる。
また、流路部6には、吹きこぼし耐火材13を捕集するフィルタ7が設けられていることにより、流路部6を流れる吹きこぼし耐火材13を確実に回収することができる。
また、フィルタ7を振動させてフィルタ7に付着した吹きこぼし耐火材13をフィルタ7から払い落とすバイブレータ8を有していることにより、フィルタ7に付着した吹きこぼし耐火材13を容易に回収することができる。
また、フィルタ7を振動させてフィルタ7に付着した吹きこぼし耐火材13をフィルタ7から払い落とすバイブレータ8を有していることにより、フィルタ7に付着した吹きこぼし耐火材13を容易に回収することができる。
また、回収部3は、吸引された吹きこぼし耐火材13を衝突させて下方に落とす衝突板61を有していることにより、衝突板61に衝突して落下した吹きこぼし耐火材13を回収すればよいため、吹きこぼし耐火材13を容易に回収することができる。また、衝突板61がガイド部62よりも上流側に設けられていることにより、衝突板61に衝突して落下した吹きこぼし耐火材13は、ガイド部62に流れずにガイド部62の下方に堆積する。このため、ガイド部62に流れ込む吹きこぼし耐火材13が少なくなり、ガイド部62を簡便な形態としても吹きこぼし耐火材13を回収することができる。
また、回収部3の下側に収容部4が設けられていて、回収部3の下板部51を外すと下側に開口する開口部511が形成されることにより、下板部51を外して回収部3の開口部511を開口させれば、回収部3に回収された吹きこぼし耐火材13を容易に収容部4に移動させることができる。そして、収容部4に収容された吹きこぼし耐火材13を回収すれば容易ため、吹きこぼし耐火材13の回収を容易に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、他の実施形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1実施形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、実施形態と異なる構成について説明する。
次に、他の実施形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1実施形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、実施形態と異なる構成について説明する。
図2に示すように、第2実施形態による吹きこぼし耐火材回収装置1Bは、第1実施形態による吹きこぼし耐火材回収装置1と同様に、吸引部2Bが耐火材圧送装置11のブロア12による空気の吸込みを利用して負圧を形成している。
第2実施形態では、回収部3Bの外殻部5Bは、上下方向に延びて上側から下側に向かって漸次内径が小さくなる筒状部57と、筒状部57の上側の開口を塞ぐ上板部58と、を有している。筒状部57の下側は開口されていて、筒状部57の下側には、吹きこぼし耐火材13が収容される収容部4Bが設けられている。
外殻部5Bの筒状部57の上端部近傍には、流入口531Bが形成されて、この流入口531Bにノズル部31Bのノズル用ホース311Bが接続されている。外殻部5Bの上板部58には、排出口551Bが形成されて、この排出口551Bにブロア用ホース21Bが接続されている。
第2実施形態では、回収部3Bの外殻部5Bは、上下方向に延びて上側から下側に向かって漸次内径が小さくなる筒状部57と、筒状部57の上側の開口を塞ぐ上板部58と、を有している。筒状部57の下側は開口されていて、筒状部57の下側には、吹きこぼし耐火材13が収容される収容部4Bが設けられている。
外殻部5Bの筒状部57の上端部近傍には、流入口531Bが形成されて、この流入口531Bにノズル部31Bのノズル用ホース311Bが接続されている。外殻部5Bの上板部58には、排出口551Bが形成されて、この排出口551Bにブロア用ホース21Bが接続されている。
第2実施形態による吹きこぼし耐火材回収装置1Bでは、外殻部5Bの内部において、内周面に沿った下側に向かう渦巻き流と、渦巻き流の中心部において上昇する空気の流れが形成され、流路部6Bがサイクロン構造となっている。
このため、外殻部5Bの内部に空気と共に流入した吹きこぼし耐火材13は、重力により渦巻き流に載って下側に移動する。そして、外殻部5Bの内部において下側に移動した吹きこぼし耐火材13は、収容部4Bまで落下し収容部4Bに収容される。
なお、空気は、渦巻き流の中心を上昇して排出口551Bから外部に排出される。
図2では、空気の流れを実線の矢印で示し、落下する吹きこぼし耐火材13の流れを破線で示している。
このため、外殻部5Bの内部に空気と共に流入した吹きこぼし耐火材13は、重力により渦巻き流に載って下側に移動する。そして、外殻部5Bの内部において下側に移動した吹きこぼし耐火材13は、収容部4Bまで落下し収容部4Bに収容される。
なお、空気は、渦巻き流の中心を上昇して排出口551Bから外部に排出される。
図2では、空気の流れを実線の矢印で示し、落下する吹きこぼし耐火材13の流れを破線で示している。
また、第2実施形態では、外殻部5の内部における流入口531Bと排出口551Bとの間にフィルタ7Bが設けられている。このため、比較的軽く空気と共に上昇した吹きこぼし耐火材13は、フィルタ7Bに捕集されるように構成されている。
第2実施形態においても、外殻部5Bの外側にフィルタ7Bを振動させて、フィルタ7Bに付着した吹きこぼし耐火材13をフィルタ7Bから払い落とすバイブレータ8Bが設けられている。
第2実施形態においても、外殻部5Bの外側にフィルタ7Bを振動させて、フィルタ7Bに付着した吹きこぼし耐火材13をフィルタ7Bから払い落とすバイブレータ8Bが設けられている。
第2実施形態による吹きこぼし耐火材回収装置1Bでは、吸引部2は、耐火材圧送装置11のブロア12による空気の吸込みを利用して負圧を形成することにより、負圧を形成するための専用の装置を設ける必要がない。このため、吹きこぼし耐火材回収装置1Bを容易に設置することができて、吹きこぼし耐火材13の回収を容易に行うことができる。
また、回収部3Bは、サイクロン構造の流路部6Bを有することにより、吹きこぼし耐火材13を効率よく回収することができる。
以上、本発明による吹きこぼし耐火材回収装置の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の第1実施形態では、流路部6がガイド部62によって空気が上下方向に蛇行するように構成され、第2実施形態では、流路部6がサイクロン構造に形成されているが、流路部6は、空気が上下方向に蛇行するように構成されていなくてもよいし、サイクロンが形成されていなくてもよい。また、上記の第1実施形態では、ガイド部62は、長さ方向に配列された第1〜第5ガイド板621〜625を有しているが、ガイド部62の形態は上記以外であってもよい。
例えば、上記の第1実施形態では、流路部6がガイド部62によって空気が上下方向に蛇行するように構成され、第2実施形態では、流路部6がサイクロン構造に形成されているが、流路部6は、空気が上下方向に蛇行するように構成されていなくてもよいし、サイクロンが形成されていなくてもよい。また、上記の第1実施形態では、ガイド部62は、長さ方向に配列された第1〜第5ガイド板621〜625を有しているが、ガイド部62の形態は上記以外であってもよい。
また、上記の実施形態では、流路部6には、吹きこぼし耐火材13を捕集するフィルタ7が設けられているが設けられていなくてもよい。また、フィルタ7が設けられる場合は、フィルタ7の形態や設けられる位置は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、フィルタ7を振動させてフィルタ7に付着した吹きこぼし耐火材13をフィルタ7から払い落とすバイブレータ8が設けられているが設けられていなくてもよい。
また、上記の実施形態では、フィルタ7を振動させてフィルタ7に付着した吹きこぼし耐火材13をフィルタ7から払い落とすバイブレータ8が設けられているが設けられていなくてもよい。
また、上記の第1実施形態では、回収部3は、吸引された吹きこぼし耐火材13を衝突させて下方に落とす衝突板61が設けられているが、設けられていなくてもよい。また、衝突板61が設けられる場合は、衝突板61の形状や設けられる位置は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、回収部3の下側に回収部3で回収された吹きこぼし耐火材13を収容する収容部4が設けられているが、回収部3の下側に収容部4が設けられずに回収部3で回収された吹きこぼし耐火材13を直接袋詰めするなどして廃棄してもよい。
また、上記の第1実施形態では、回収部3の下板部51が回収部3を下側に開閉可能に構成されているが、回収部3の下側が常に開口していて、回収部3と収容部4とが連通していてもよい。また、上記の第2実施形態では、回収部3Bの下側が開口していて回収部3Bと収容部4Bとが連通しているが、回収部3Bの下側の開口を開閉可能な蓋部が設けられていてもよい。
また、上記の第1実施形態では、回収部3の下板部51が回収部3を下側に開閉可能に構成されているが、回収部3の下側が常に開口していて、回収部3と収容部4とが連通していてもよい。また、上記の第2実施形態では、回収部3Bの下側が開口していて回収部3Bと収容部4Bとが連通しているが、回収部3Bの下側の開口を開閉可能な蓋部が設けられていてもよい。
1,1B 吹きこぼし耐火材回収装置
2 吸引部
3,3B 回収部
4,4B 収容部
6,6B 流路部
7 フィルタ
8 バイブレータ
12 ブロア
13 吹きこぼし耐火材
61 衝突板
62 ガイド部
51 下板部(蓋部)
511 開口部
2 吸引部
3,3B 回収部
4,4B 収容部
6,6B 流路部
7 フィルタ
8 バイブレータ
12 ブロア
13 吹きこぼし耐火材
61 衝突板
62 ガイド部
51 下板部(蓋部)
511 開口部
Claims (7)
- 耐火被覆対象物に吹き付けられた耐火材のうちの吹きこぼれた吹きこぼし耐火材を回収する吹きこぼし耐火材回収装置において、
前記吹きこぼし耐火材を吸引するための負圧を形成する吸引部と、
前記吸引部に形成された負圧によって吸引された前記吹きこぼし耐火材を回収する回収部と、を有し、
前記吸引部は、前記耐火被覆対象物に吹き付けられる前記耐火材を圧送するために設けられたブロアによる空気の吸込みを利用して負圧を形成することを特徴とする吹きこぼし耐火材回収装置。 - 前記回収部は、吸引された前記吹きこぼし耐火材が空気と共に流れる流路部を有し、
前記流路部には、吸引される前記吹きこぼし耐火材および空気を上下方向に蛇行させるようにガイドするガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の吹きこぼし耐火材回収装置。 - 前記回収部は、前記ガイド部よりも上流側に設けられて前記回収部に吸引された前記吹きこぼし耐火材を衝突させて下方に落とす衝突板を有することを特徴とする請求項2に記載の吹きこぼし耐火材回収装置。
- 前記回収部は、吸引された前記吹きこぼし耐火材が空気と共に流れる流路部を有し、
前記流路部は、サイクロン構造に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吹きこぼし耐火材回収装置。 - 前記回収部は、前記流路部に設けられて前記吹きこぼし耐火材を捕集するフィルタを有することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の吹きこぼし耐火材回収装置。
- 前記回収部は、前記フィルタを振動させて前記フィルタに付着した前記吹きこぼし耐火材を前記フィルタから払い落とすバイブレータを有することを特徴とする請求項5に記載の吹きこぼし耐火材回収装置。
- 前記回収部の下側に設けられ、前記回収部で回収された前記吹きこぼし耐火材を収容する収容部を有し、
前記回収部は、下側に開口し前記回収部の内部と前記収容部とを連通させる開口部と、
前記開口部を開閉する蓋部と、を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の吹きこぼし耐火材回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017088561A JP2018184808A (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 吹きこぼし耐火材回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017088561A JP2018184808A (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 吹きこぼし耐火材回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018184808A true JP2018184808A (ja) | 2018-11-22 |
Family
ID=64356450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017088561A Pending JP2018184808A (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 吹きこぼし耐火材回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018184808A (ja) |
-
2017
- 2017-04-27 JP JP2017088561A patent/JP2018184808A/ja active Pending
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