JP2018183760A - 浄化水生成装置 - Google Patents

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猛 藤原
Takeshi Fujiwara
猛 藤原
政弥 西村
Masaya Nishimura
政弥 西村
維大 大堂
Korehiro Odo
維大 大堂
啓 鈴村
Kei Suzumura
啓 鈴村
智己 齋藤
Tomomi Saito
智己 齋藤
幸子 山口
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幸子 山口
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Abstract

【課題】放電板を容易に取り外すことができ、且つ第1室と第2室との間での水漏れを防止できる放電装置を提案する。
【解決手段】浄化水生成装置(10)には、電源(E)が設けられるとともに水槽(21,31)が取り外し可能に設置される設置部(71)を有する装置本体(60)が設けられる。一対の電極(51,55)は、水槽(21,31)に固定されるとともに、水槽(21,31)が設置部(71)から外れたときに電源(E)と非導通状態になる。
【選択図】図7

Description

本発明は、浄化水生成装置に関する。
従来より、水中で浄化水を生成する浄化水生成装置が知られている。
特許文献1に記載の浄化水生成装置は、電源と、一対の電極と、水が貯留される水槽とを備える。水槽は仕切板によって2つの室に区画され、一方の室に第1の電極が、他方の室には第2の電極が配置される。仕切板には、微細な小孔が形成され、小孔を介して第1室と第2室とが連通する。
電源から一対の電極に電圧が印加されると、小孔内の電流密度が上昇し、ジュール熱によって水が気化する。これにより、小孔の内部で気泡が発生し、2つの貯留室内の水が気泡によって分断される。この状態で一対の電極に継続して電圧が印加されると、気泡を挟んだ第1室側の界面と第2室側の界面とが擬似的な電極となり、両者の界面の間で放電が行われる。この放電に伴い水中で水酸ラジカル等の活性種が生成される。
特開2016−123917号公報
特許文献1に開示のような浄化水生成装置では、電源、一対の電極、及び水槽が1つの装置に一体となって組み込まれている。このため、例えば水槽内に水を補充する際や、水槽内を洗浄する際などには、水槽を装置本体や電源とともに取り扱う必要があり、これらの作業が繁雑となるという問題があった。
本発明は、このような課題に着目しなされたものであり、その目的は、水槽内の水の補充や洗浄を簡便に行うことができる浄化水生成装置を提案することである。
第1の発明は、電源(E)と、前記電源(E)に導通可能な一対の電極(51,55)と、水が貯留されるとともに前記一対の電極(51,55)が内部に配置される水槽(21,31)とを備え、前記電源(E)から前記一対の電極(51,55)に電圧を印加することで、水槽(21,31)内の水中で浄化成分を生成する浄化水生成装置であって、前記電源(E)が設けられるとともに、前記水槽(21,31)が取り外し可能に設置される設置部(71)を有する装置本体(60)を更に備え、前記一対の電極(51,55)は、前記水槽(21,31)に固定されるとともに、該水槽(21,31)が前記設置部(71)から外れたときに、前記電源(E)と非導通状態になることを特徴とする。
ここで、浄化水生成装置は、放電により浄化成分を生成する放電方式、及び電気分解により浄化成分を生成する電気分解方式を含むものである。
第1の発明では、電源(E)を有する装置本体(60)に対し、電極(51,55)とともに水槽(21,31)を取り外すことができる。これにより、水槽(21,31)の水の補充や洗浄の際には、装置本体(60)と分離された水槽(21,31)だけを取り扱うことができる。従って、これらの作業を簡便に行うことができる。
装置本体(60)の設置部(71)から水槽(21,31)を取り外した状態では、一対の電極(51,55)が電源(E)と非導通状態となる。このため、水槽(21,31)を取り外した状態において、水槽(21,31)内の水や一対の電極(51,55)を電流が流れてしまうことを確実に防止できる。
第2の発明は、第1の発明において、前記設置部(71)は、前記水槽(21,31)を収容するとともに上側が開放された収容部(71)で構成され、前記装置本体(60)には、前記収容部(71)の開放部(72)を開閉する開閉蓋(90)が設けられ、前記一対の電極(51,55)は、前記開閉蓋(90)が閉状態であるときに前記電源(E)と導通状態となり、前記開閉蓋(90)が開状態であるときに、前記電源(E)と非導通状態になることを特徴とする。
第2の発明では、水槽(21,31)を装置本体(60)の収容部(71)に設置した状態で、装置本体(60)の開閉蓋(90)を閉状態にすると、水槽(21,31)が開閉蓋(90)によって覆われる。これにより、装置本体(60)の内部に水槽(21,31)を内蔵できる。従って、電源(E)から一対の電極(51,55)に電圧が印加されるときに、ユーザ等が水槽(21,31)や一対の電極(51,55)にアクセスすることを確実に禁止できる。
一方、装置本体(60)の開閉蓋(90)を開状態にすると、収容部(71)内の水槽(21,31)が外部へ露出される。このため、ユーザ等は、水槽(21,31)や一対の電極(51,55)にアクセスすることができる。開閉蓋(90)を開状態にすると、一対の電極(51,55)が電源(E)と非導通状態になる。従って、ユーザ等が水槽(21,31)や一対の電極(51,55)にアクセスできる状態において、水槽(21,31)内の水や一対の電極(51,55)を電流が流れてしまうことを確実に防止できる。
第3の発明は、第2の発明において、前記装置本体(60)には、前記電源(E)と繋がる本体側導通部(C1,C2)が設けられ、前記水槽(21,31)には、前記一対の電極(51,55)とそれぞれ繋がる電極側導通部(52,56)が設けられ、前記開閉蓋(90)には、該開閉蓋(90)が閉状態であるときに、前記本体側導通部(C1,C2)と前記電極側導通部(52,56)との双方と接触し、該開閉蓋(90)が開状態であるときに、前記本体側導通部(C1,C2)と前記電極側導通部(52,56)の少なくとも一方から離間する導電部材(94,95)が設けられることを特徴とする。
第3の発明では、開閉蓋(90)の開閉状態の切り換えに伴い、本体側導通部(C1,C2)と電極側導通部(52,56)とが電気的に断続される。具体的には、開閉蓋(90)が開状態であるときには、開閉蓋(90)の導電部材(94,95)が、本体側導通部(C1,C2)及び電極側導通部(52,56)の少なくとも一方から離間する。従って、本体側導通部(C1,C2)と電極側導通部(52,56)とは、電気的に遮断されるため、電源(E)と一対の電極(51,55)とは非導通状態になる。このため、ユーザ等が水槽(21,31)や一対の電極(51,55)にアクセスできる状態において、水槽(21,31)内の水や一対の電極(51,55)を電流が流れてしまうことを確実に防止できる。
一方、開閉蓋(90)が閉状態であるときには、開閉蓋(90)の導電部材(94,95)が、本体側導通部(C1,C2)及び電極側導通部(52,56)の双方と接触する。従って、本体側導通部(C1,C2)と電極側導通部(52,56)とは、電気的に接続されるため、電源(E)と一対の電極(51,55)とが導通状態になる。従って、電源(E)から一対の電極(51,55)に電圧が印加されるときに、ユーザ等が水槽(21,31)や一対の電極(51,55)にアクセスすることを確実に禁止できる。
第4の発明は、第3の発明において、前記本体側導通部(C1,C2)及び前記電極側導通部(52,56)の少なくとも一方には、凸状又は凹状の第1導通部(79,80)が設けられ、前記導電部材(94,95)には、前記第1導通部が嵌合する第2導通部(94b,95b)が設けられることを特徴とする。
第4の発明では、凸状又は凹状の第1導通部(79,80)が、第2導通部(94b,95b)に嵌合することで、本体側導通部(C1,C2)ないし電極側導通部(52,56)と、導電部材(94,95)との接触が確実に維持される。
第5の発明は、第4の発明において、前記第1導通部(79,80)及び前記第2導通部(94b,95b)の少なくとも一方は、弾性材料であることを特徴とする。
第5の発明では、第1導通部(79,80)が第2導通部(94b,95b)に嵌合すると、第1導通部(79,80)及び第2導通部(94b,95b)の少なくとも一方が弾性変形する。これにより、第1導通部(79,80)と第2導通部(94b,95b)の接触を一層確実に維持できる。
第6の発明は、第3乃至5のいずれか1つの発明において、前記本体側導通部(C1,C2)には、水抜き孔(79a,80a)が形成され、前記装置本体(60)には、前記水抜き孔(79a,80a)から排出された水を溜める水溜空間(79b,80b)が形成されることを特徴とする。
第6の発明では、開閉蓋(90)の裏側などに付着した水が、本体側導通部(C1,C2)付近に回り込むと、この水を水抜き孔(79a,80a)を通じて水溜空間(79b,80b)へ排出できる。従って、本体側導通部(C1,C2)や一対の電極(51,55)の付近に水が付着してしまうことを回避でき、これらの付近での短絡を回避できる。
第7の発明は、第1乃至第6のいずれか1つにおいて、前記装置本体(60)は、前記電源(E)を収容する電源側ケーシング(61)と、前記設置部(71)を有する設置側ケーシング(70)とを有することを特徴とする。
第7の発明では、電源(E)が設けられる電源側ケーシング(61)と、水槽(21,31)が設置される設置側ケーシング(70)とが別体に構成される。更に、電源(E)は、電源側ケーシング(61)に収容される。このため、水槽(21,31)側の水が、電源(E)の周囲へ回り込むことを確実に防止できる。
第8の発明は、第7の発明において、前記電源側ケーシング(61)には、前記電源(E)と繋がる電源側導通部(64,65)が設けられ、前記設置側ケーシング(70)には、前記電源(E)と導通可能な設置側導通部(86,87)が設けられ、前記電源側導通部(64,65)及び設置側導通部(86,87)は、前記電源側ケーシング(61)と設置側ケーシング(70)とが連結されると、互いに導通するように構成されることを特徴とする。
第8の発明では、電源側ケーシング(61)と設置側ケーシング(70)とが連結されると、電源側導通部(64,65)と設置側導通部(86,87)とが導通し、ひいては、電源(E)と一対の電極(51,55)が導通状態になる。一方、電源側ケーシング(61)と設置側ケーシング(70)との連結を解除すると、電源側導通部(64,65)と設置側導通部(86,87)とが分断される。これにより、電源側ケーシング(61)と設置側ケーシング(70)とを分離して扱うことができるとともに、電源(E)と一対の電極(51,55)とが非導通状態になる。
第9の発明は、請求項1乃至8のいずれか1つにおいて、前記水槽(21,31)は、前記一対の電極(51,55)のうちの一方の電極(51,55)が配置される第1室(23)と、他方の電極(51,55))が配置される第2室(33)とに仕切られるとともに、第1室(23)と第2室(33)とを連通させる小孔(39)が形成されることを特徴とする。
第9の発明では、電源(E)から一対の電極(51,55)に電圧が印加されると、小孔(39)内の電流密度が増大し、小孔(39)内で気泡が生成される。これにより、第1室(23)の水と第2室(33)の水とが気泡を介して分断され、該気泡中で放電が行われる。この結果、水中では、水酸ラジカル等の浄化成分が生成する。
第10の発明は、前記水槽(21,31)の上側の開放部(72)を覆うように該水槽(21,31)に着脱可能に取り付けられる内蓋(40)を備え、前記内蓋(40)には、貫通穴(43,44)が形成されることを特徴とする。
第10の発明では、水槽(21,31)の開放部(72)を内蓋(40)で覆うことで、水槽(21,31)内の水を外部へ流出することを確実に防止できる。水槽(21,31)に内蓋(40)を装着した状態において、小孔(39)で気泡(水蒸気)が発生すると、水槽(21,31)内の圧力が上昇してしまう可能性がある。これに対し、内蓋(40)に貫通穴(43,44)を形成することで、この水蒸気を貫通穴(43,44)を介して外部へ逃がすことができる。従って、水槽(21,31)内の圧力が過剰に上昇してしまうことを回避できる。
本発明によれば、装置本体(60)から水槽(21,31)を取り外すことで、水槽(21,31)内の水の補充や水槽(21,31)の洗浄等の作業を簡便に行うことができる。また、水槽(21,31)を取り外した状態では、電源(E)と一対の電極(51,55)とが非導通状態となるため、水槽(21,31)の取り扱いの安全性も十分に確保できる。
図1は、実施形態に係る浄化水生成装置の概略の外観を示す斜視図である。開閉蓋が開いた状態を二点鎖線で表している。 図2は、タンクユニットの斜視図である。内蓋は図示していない。 図3は、タンクユニットの縦断面図である。 図4は、浄化水生成装置の概略構成を示す縦断面図である。タンクユニットが装置本体に設置され、開閉蓋は閉じている。本体側ケーシングと電源側ケーシングとは連結されている。 図5は、タンクユニットの上面図である。内蓋を図示している。 図6は、放電板の小孔の気泡の発生状態を模式的に示した図である。 図7は、図4において、開閉蓋が開いた状態を模式的に表している。 図8は、図4において、タンクユニット、本体側ケーシング、及び電源側ケーシングを分離した状態を模式的に表している。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明に係る放電装置は、例えば浄化水生成装置(10)に適用される。浄化水生成装置(10)は、放電に伴って、浄化成分・殺菌因子を含む浄化水を生成する。生成された浄化水は、対象物(例えば入れ歯)の洗浄・殺菌に利用される。浄化水生成装置(10)は、装置本体(60)(図1を参照)と、該装置本体(60)の内部に収容されるタンクユニット(20)(図2等を参照)とを備えている。
〈タンクユニットの全体構成〉
図2及び図3に示すように、タンクユニット(20)は、第1水槽(21)、第2水槽(31)、放電板(37)、第1電極(51)、第2電極(55)、及び内蓋(40)を備えている。
〈第1水槽及び第2水槽〉
第1水槽(21)及び第2水槽(31)は、上側が開放された容器を構成している。第1水槽(21)及び第2水槽(31)は、絶縁性の例えば樹脂材料で構成される。第1水槽(21)の上部には、矩形枠状の第1鍔部(22)が形成される。第2水槽(31)の上部には、矩形枠状の第2鍔部(32)が形成される。第1水槽(21)には、水を貯留する第1室(23)が形成され、第2水槽(31)には、水を貯留する第2室(33)が形成される。第1水槽(21)と第2水槽(31)とは、左右に隣接する状態でボルト等の連結部材(図示省略)によって連結される。
本実施形態では、第1室(23)及び第2室(33)の高さが等しく、第1室(23)の左右の幅が第2室(33)の左右の幅よりも大きく、第1室(23)の前後の長さが第2室(33)の前後の長さよりも大きい。即ち、第1室(23)の容積は第2室(33)の容積よりも大きい。
第1水槽(21)のうち第2水槽(31)に対向する第1側壁(24)には、第1室(23)に連通する第1連通穴(25)が形成される。第2水槽(31)のうち第1水槽(21)に対向する第2側壁(34)には、第2室(33)に連通する第2連通穴(35)が形成される。第1連通穴(25)及び第2連通穴(35)は、各水槽(21,31)の内側から外側に向かって縮径するテーパ状に形成される。
〈放電板〉
図3に示すように、放電板(37)は、第1側壁(24)と第2側壁(34)との間に挟持される。放電板(37)は、円盤状の放電板本体(37a)と、該放電板本体(37a)の外周縁部を覆う弾性部材(38)とを有する。
放電板本体(37a)は、円形の薄板状に形成され、その軸心部に微細な円形の小孔(39)が形成される。放電板本体(37a)の厚さは、例えば0.5mmであり、小孔(39)の内径は、例えば50μmである。小孔(39)は、第1連通穴(25)及び第2連通穴(35)と同軸上に配置される。これにより、第1室(23)と第2室(33)とは、第1連通穴(25)、小孔(39)、及び第2連通穴(35)を介して互いに連通する。
〈第1電極〉
図2及び図3に示すように、第1電極(51)は、第1水槽(21)の左側の側壁付近に設けられる。第1電極(51)は、薄板状の金属が折り返されて構成される。第1電極(51)の一端(上端)と他端(下端)の間の中間部分は、第1水槽(21)の内部に埋設される。第1電極(51)の一端は、第1鍔部(22)の左側縁部から上側に露出している。第1電極(51)の一端側の露出部分は、第1電極側導通部(52)を構成している。第1電極(51)の他端は、第1水槽(21)の内壁から第1室(23)の内部に露出している。第1電極(51)の他端側の露出部分は、第1室(23)の水中に浸漬する第1電極部(53)を構成する。
〈第2電極〉
第2電極(55)は、第2水槽(31)の右側の側壁付近に設けられる。第2電極(55)は、薄板状の金属が折り返されて構成される。第2電極(55)の一端(上端)と他端(下端)の間の中間部分は、第2水槽(31)の内部に埋設される。第2電極(55)の一端は、第2鍔部(32)の右側縁部から上側に露出している。第2電極(55)の一端側の露出部分は、第2電極側導通部(56)を構成している。第2電極(55)の他端は、第2水槽(31)の内壁から第2室(33)の内部に露出している。第2電極(55)の他端側の露出部分は、第2室(33)の水中に浸漬する第2電極部(57)を構成する。
〈内蓋〉
図3及び図5に示すように、タンクユニット(20)には、第1水槽(21)及び第2水槽(31)に着脱可能に取り付けられる内蓋(40)が設けられる。本実施形態の内蓋(40)は、第1水槽(21)及び第2水槽(31)に跨がる略矩形板状に形成される。内蓋(40)は、第1水槽(21)の上側の第1開放部(26)と、第2水槽(31)の上側の第2開放部(36)とを覆っている。
内蓋(40)には、上方に突出する第1把持部(41)及び第2把持部(42)が設けられる。第1把持部(41)は、第1室(23)の上方に位置し、第2把持部(42)は、第2室(33)の上方に位置する。ユーザ等が第1把持部(41)及び第2把持部(42)を持つことで、内蓋(40)の取り外しが行われる。
内蓋(40)には、第1貫通穴(43)と第2貫通穴(44)とが形成される。第1貫通穴(43)は、第1室(23)の上方に位置し、第1室(23)と連通する。第2貫通穴(44)は、第2室(33)の上方に位置し、第2室(33)と連通する。
第1貫通穴(43)は、円形状の第1円孔(43a)と、第1円孔(43a)を跨ぐように水平に延びる2本の第1スリット穴(43b)とを含む。同様に、第2貫通穴(44)は、円形状の第2円孔(44a)と、第2円孔(44a)を跨ぐように水平に延びる2本の第2スリット穴(44b)とを含む。
図3に示すように、内蓋(40)の下面(裏面)には、第1水槽(21)の第1開放部(26)を囲む枠状の第1シール部材(45)と、第2水槽(31)の第2開放部(36)を囲む第2シール部材(46)とが設けられる。内蓋(40)を第1水槽(21)及び第2水槽(31)に取り付けると、第1シール部材(45)が第1開放部(26)に密に接触する。また、第2シール部材(46)が第2開放部(36)に密に接触する。これにより、第1室(23)及び第2室(33)のシール性が向上する。
〈装置本体の全体構成〉
図4、図7、及び図8に示すように、装置本体(60)は、電源側ケーシング(61)と、電源側ケーシング(61)の上側に設けられる設置側ケーシング(70)と、設置側ケーシング(70)に開閉可能に取り付けられる開閉蓋(90)とを有している。電源側ケーシング(61)及び設置側ケーシング(70)は、別体に構成され、上下に積み重ねられる。
〈電源側ケーシング〉
図4に示すように、電源側ケーシング(61)は、装置本体(60)の下部に設けられる。電源側ケーシング(61)は、上下の高さが低い直方体箱状に形成される。電源側ケーシング(61)の内部には、電源(E)を含む電源基板(62)と、該電源基板(62)を支持する複数の支持部材(63)とが設置される。
電源(E)は、第1電極(51)及び第2電極(55)に電圧を印加するための高圧電源である。電源(E)は、第1電極(51)及び第2電極(55)に対して正負が入れ替わる交番波形(方形波)の高電圧を印加する。交番波形のデューティー比は、正極側と負極側の割合が等しいのが好ましい。また、電源(E)から第1電極(51)及び第2電極(55)に印加される電圧は、方形波に限らず、例えば正弦波であってもよい。
電源側ケーシング(61)の内部には、第1電源側配線(64)(第1電源側導通部)と第2電源側配線(65)(第2電源側導通部)とが設けられる。第1電源側配線(64)の一端は、電源基板(62)の第1端子(66)に接続される。第1電源側配線(64)の他端は、第1中継コネクタ(68)に接続される。第2電源側配線(65)の一端は、電源基板(62)の第2端子(67)に接続される。第2電源側配線(65)の他端は、第2中継コネクタ(69)に接続される。
第1中継コネクタ(68)及び第2中継コネクタ(69)は、電源側ケーシング(61)の上壁に取り付けられる。第1中継コネクタ(68)は、設置側ケーシング(70)の第1接続端子(88)が挿通されることで、該第1接続端子(88)に連結される第1の連結部材(例えばカップリング)で構成される。第2中継コネクタ(69)は、設置側ケーシング(70)の第2接続端子(89)が挿通されることで、該第2接続端子(89)に連結される第2の連結部材(例えばカップリング)で構成される。
〈本体側ケーシング〉
設置側ケーシング(70)は、装置本体(60)の上部に設けられる。設置側ケーシング(70)は、上側が開放する略凹状に構成される。設置側ケーシング(70)の中央には、凹部(71)が形成される。凹部(71)は、タンクユニット(20)(第1水槽(21)及び第2水槽(31))が収容される収容部であり、且つタンクユニット(20)が取り外し可能に設置される設置部を構成する。凹部(71)の上側には、開閉蓋(90)によって開閉させる開放部(72)が形成される。
凹部(71)は、第1水槽(21)の側壁の周囲に形成される第1内壁部(73)と、第2水槽(31)の側壁の周囲に形成される第2内壁部(74)と、タンクユニット(20)が設置される底壁部(75)とを有する。底壁部(75)には、複数の凹溝(76)が形成される。各凹溝(76)は、例えば第1電極(51)と第2電極(55)とを分断する方向(放電板(37)に沿った方向)に延びている。
設置側ケーシング(70)には、第1鍔部(22)が設置される第1支持壁(77)と、第2鍔部(32)が設置される第2支持壁(78)とが設けられる。第1支持壁(77)及び第2支持壁(78)は、それぞれ略水平な平板状に形成される。
第1支持壁(77)には、開閉蓋(90)の第1プラグ(94b)(コンセント)が挿通される第1挿通部(79)が形成される。第2支持壁(78)には、開閉蓋(90)の第2プラグ(95b)(コンセント)が挿通される第2挿通部(80)が形成される。第1挿通部(79)及び第2挿通部(80)は、導電性の金属材料で構成される。第1挿通部(79)は、第1プラグ(94b)が嵌合する略凹状に形成され、第2挿通部(80)は、第2プラグ(95b)が嵌合する略凹状に形成される。
具体的に、第1挿通部(79)及び第2挿通部(80)の各々は、互いに水平方向に対向する一対の導電性の板金(81)を有している。各挿通部(79,80)では、一対の板金(81)の間に各プラグ(94b,95b)が挿通される。つまり、各挿通部(79,80)は、対応するプラグ(94b,95b)が嵌合する第2導通部を構成する。
第1挿通部(79)の下部には、第1水抜き孔(79a)が形成され、第2挿通部(80)の下部には、第2水抜き孔(80a)が形成される。第1水抜き孔(79a)及び第2水抜き孔(80a)は、対応する一対の板金(81)の下端の間に形成される。
設置側ケーシング(70)には、第1支持壁(77)の下側に第1水溜空間(79b)が形成される。第1水溜空間(79b)は、第1水抜き孔(79a)と連通し、第1水抜き孔(79a)から排出された水が回収される。第1内壁部(73)の下側寄りの部分には、第1水溜空間(79b)と連通する第1横穴(83)が形成される。
設置側ケーシング(70)には、第2支持壁(78)の下側に第2水溜空間(80b)が形成される。第2水溜空間(80b)は、第2水抜き孔(80a)と連通し、第2水抜き孔(80a)から排出された水が回収される。第2内壁部(74)の下側寄りの部分には、第2水溜空間(80b)と連通する第2横穴(84)が形成される。
設置側ケーシング(70)には、凹部(71)の裏側に配線用空間(85)が区画されている。配線用空間(85)には、第1設置側配線(86)(第1設置側導通部)と第2設置側配線(87)(第2設置側導通部)とが収容される。第1設置側配線(86)の一端は、第1接続端子(88)に接続される。第1設置側配線(86)の他端は、第1挿通部(79)の板金(81)に接続される。第2設置側配線(87)の一端は、第2接続端子(89)に接続される。第2設置側配線(87)の他端は、第2挿通部(80)の板金(81)に接続される。
第1接続端子(88)及び第2接続端子(89)は、設置側ケーシング(70)の下面に取り付けられる。第1接続端子(88)は、第1中継コネクタ(68)に内嵌するように下方に突出している。第2接続端子(89)は、第2中継コネクタ(69)に内嵌するように下方に突出している。各接続端子(88,89)を各中継コネクタ(68,69)に接続することで、電源側ケーシング(61)の上部に設置側ケーシング(70)が連結される。第1接続端子(88)と第1中継コネクタ(68)とが接続されると、第1設置側配線(86)と第1電源側配線(64)とが導通し、第1本体側導通部(C1)が構成される。第2接続端子(89)と第2中継コネクタ(69)とが接続されると、第2設置側配線(87)と第2電源側配線(65)とが導通し、第2本体側導通部(C2)が構成される。
ここで、第1本体側導通部(C1)は、第1電源側配線(64)、第1中継コネクタ(68)、第1接続端子(88)、第1設置側配線(86)、及び第1挿通部(79)を含んでいる。第2本体側導通部(C2)は、第2設置側配線(87)、第2中継コネクタ(69)、第2接続端子(89)、第2設置側配線(87)、及び第2挿通部(80)を含んでいる。
〈開閉蓋〉
図1に示すように、開閉蓋(90)は、略矩形板状に形成される。開閉蓋(90)の前側の側縁の中央には、前方に突出する突片部(91)が形成される。開閉蓋(90)の後側の側縁には、2本のヒンジ(92)が設けられる。開閉蓋(90)は、これらのヒンジ(92)を介して設置側ケーシング(70)に取り付けられる。ユーザ等は、開閉蓋(90)の突片部(91)を持ち、開閉蓋(90)を上下に回動させる。これにより、開閉蓋(90)は、装置本体(60)の開放部(72)を閉じる閉状態の位置(図1の実線で示す位置)と、装置本体(60)の開放部(72)を開放する開状態の位置(図1の二点鎖線で示す位置)との間を移動する。
図4に示すように、開閉蓋(90)の下面(裏側)には、装置本体(60)の開放部(72)を囲む枠状のシール部材(例えばOリング(93))が取り付けられる。また、開閉蓋(90)の下面(裏側)には、電源(E)と一対の電極(51,55)との導通状態を切り換えるための第1導電部材(94)及び第2導電部材(95)が設けられる。
第1導電部材(94)は、第1電極(51)及び第1挿通部(79)に跨がるように配置される。第1導電部材(94)は、導電性の金属材料で構成される。第1導電部材(94)は、第1基部(94a)と、第1基部(94a)の下端から下方に突出する略凸状の第1プラグ(94b)と、第1基部(94a)から第1電極(51)側に向かって水平に延びる第1延出部(94c)とを有する。第1プラグ(94b)は、例えば2枚の弾性を有する金属板が菱形状に組み合わされた構造をしている。第1延出部(94c)は、第1電極側導通部(52)の上方に位置する。
第2導電部材(95)は、第2電極(55)及び第2挿通部(80)に跨がるように配置される。第2導電部材(95)は、導電性の金属材料で構成される。第2導電部材(95)は、第2基部(95a)と、第2基部(95a)の下端から下方に突出する略凸状の第2プラグ(95b)と、第2基部(95a)から第2電極(55)側に向かって水平に延びる第2延出部(95c)とを有する。第2プラグ(95b)は、例えば2枚の弾性を有する金属板が菱形状に組み合わされた構造をしている。第2延出部(95c)は、第2電極側導通部(56)の上方に位置する。
第1プラグ(94b)及び第2プラグ(95b)は、各挿通部(79,80)に内嵌する第1導通部を構成する。
−運転の準備−
浄化水生成装置(10)の運転する前には、開閉蓋(90)の開状態とし、タンクユニット(20)を設置側ケーシング(70)の外部へ取り出す。図7に模式的に示すように、開閉蓋(90)を開状態とすると、第1プラグ(94b)が第1挿通部(79)から外れ、第1導電部材(94)が、第1本体側導通部(C1)と第1電極側導通部(52)との双方と離間する。同時に、第2プラグ(95b)が第2挿通部(80)から外れ、第2導電部材(95)が、第2本体側導通部(C2)と第2電極側導通部(56)との双方と離間する。
これにより、第1本体側導通部(C1)と第1電極側導通部(52)とが分断され、電源(E)と第1電極(51)が非導通状態となる。同時に、第2本体側導通部(C2)と第2電極側導通部(56)とが分断され、電源(E)と第2電極(55)とが非導通状態となる。このため、第1電極(51)及び第2電極(55)を電流が流れることを、物理的に禁止できる。
この状態から、図8に示すように、タンクユニット(20)を設置側ケーシング(70)の外部へ取り出し、第1水槽(21)及び第2水槽(31)から内蓋(40)を取り外す。そして、第1室(23)及び第2室(33)へ水を補充する。この際、第1室(23)及び第2室(33)には、水面の高さが第1電極部(53)及び第2電極部(57)よりも高い位置となるまで水を補充する。
次いで、内蓋(40)を第1水槽(21)及び第2水槽(31)に装着し、タンクユニット(20)を設置側ケーシング(70)の凹部(71)に設置する。次いで、図4に示すように、開閉蓋(90)を閉状態とする。
開閉蓋(90)が閉状態になると、第1プラグ(94b)が第1挿通部(79)に内嵌すると同時に、第1延出部(94c)が第1電極(51)の第1電極側導通部(52)に面接触する。これにより、第1導電部材(94)が、第1本体側導通部(C1)と第1電極側導通部(52)との双方と接触する。また、第2プラグ(95b)が第2挿通部(80)に内嵌すると同時に、第2延出部(95c)が第2電極(55)の第2電極側導通部(56)に面接触する。これにより、第2導電部材(95)が、第2本体側導通部(C2)と第2電極側導通部(56)との双方と接触する。
以上のようにして、第1本体側導通部(C1)と第1電極側導通部(52)とが繋がり、電源(E)と第1電極(51)が導通状態となる。同時に、第2本体側導通部(C2)と第2電極側導通部(56)とが繋がり、電源(E)と第2電極(55)とが導通状態となる。
ここで、挿通前の状態の各プラグ(94b,95b)の最大幅は、各挿通部(79,80)の板ばね(81)のピッチよりも僅かに大きい。このため、各プラグ(94b,95b)を各挿通部(79,80)へ挿通させると、各プラグ(94b,95b)が板ばね(81)に挟まれて弾性変形し、各プラグ(94b,95b)が各挿通部(79,80)と密に接触する。これにより、各本体側導通部(C1,C2)と各電極側導通部(52,56)との導通状態を確実に維持できる。
−運転動作−
上記の運転準備が完了した後、浄化水生成装置(10)の運転動作が開始されると、電源(E)から各電極(51,55)へ電圧が印加される。すると、タンクユニット(20)では、一方の室(23,33)から他方の室(33,23)へ小孔(39)を介して電流が流れる。
小孔(39)の孔径は極めて小さいため、小孔(39)内の電流経路の電流密度が上昇する。すると、小孔(39)の内部で発生するジュール熱が大きくなり、小孔(39)内の水が気化されて気泡(B)が形成される(図6を参照)。この気泡(B)は、小孔(39)の軸方向の両端に亘って形成される。
この状態では、第1室(23)と第2室(33)とが気泡(B)によって電気的に分断される。つまり、気泡(B)は、第1室(23)の水と第2室(33)の水との間の導電を阻止する絶縁抵抗体として機能する。これにより、気泡(B)の気液界面では、第1室(23)に対応する界面と、第2室(33)に対応する界面とがそれぞれ擬似的な電極となり、これらの電極の電位差が増大する。この結果、気泡(B)では、両者の気液界面を挟んで気泡(B)中で絶縁破壊が生じ、放電が発生する。この放電に伴い、第1水槽(21)及び第2水槽(31)では、浄化成分・殺菌因子(水酸ラジカル等の活性種)を含む浄化水が生成される。
以上のような運転動作は、開閉蓋(90)が閉状態であるときに実行される。また、運転動作中に、ユーザが開閉蓋(90)を開状態とした場合、各プラグ(94b,95b)が各挿通部(79,80)から外れ、第1電極(51)及び第2電極(55)は非導通状態となる。従って、ユーザ等が通電状態の各電極(51,55)や各水槽(21,31)にアクセスしてしまうことがない。
また、上述した運転動作において、小孔(39)から連続的に気泡が発生すると、この気泡は、水蒸気となって各室(23,33)の上部へ溜まっていく。内蓋(40)には、第1室(23)と連通する第1貫通穴(43)と、第2室(33)と連通する第2貫通穴(44)とが形成される。このため、各室(23,33)の水蒸気を、各貫通穴(43,44)を通じて各水槽(21,31)の外部へ排出できる。従って、各室(23,33)の内圧が過剰に高くなってしまうことを確実に回避できる。
−水抜き−
開閉蓋(90)の裏面等に水が付着し、この水が各導電部材(94,95)や各挿通部(79,80)の周囲に付着すると、これらの近傍で短絡や漏れ電流が生じる可能性がある。一方、本実施形態では、各挿通部(79,80)の下端にそれぞれ水抜き孔(79a,80a)が形成されている。従って、開閉蓋(90)の裏側の水は、各水抜き孔(79a,80a)を介して各水溜空間(79b,80b)へ排出される。更に、各水溜空間(79b,80b)の水は、各横穴(83,84)を介して凹部(71)の底壁部(75)側へ流れる。この結果、開閉蓋(90)の裏側の水を、各本体側導通部(C1,C2)から比較的遠い箇所まで送ることができ、短絡や漏れ電流を回避できる。凹部(71)の底壁部(75)に送られた水は、更に複数の凹溝(76)の内部へ流出する。従って、第1本体側導通部(C1)と第2本体側導通部(C2)とが、凹部(71)の底壁部(75)側の表面を介して導通してしまうことも確実に回避できる。
−その他の作業−
ユーザ等が、各水槽(21,31)の水の補充・交換、各水槽(21,31)の洗浄、各水槽等のメンテナンスを行う際には、上述した運転準備の作業と同様、開閉蓋(90)を開状態とし、タンクユニット(20)を設置側ケーシング(70)の外部へ取り出す。この結果、各プラグ(94b,95b)が各挿通部(79,80)から外れ、第1電極(51)及び第2電極(55)が非導通状態となる。この場合、非導通状態の各電極(51,55)及び各水槽(21,31)を装置本体(60)から独立して取り扱うことができる。従って、ユーザ等は、これらの作業を安全且つ簡便に行うことができる。
−電源側ケーシングの取り外し−
浄化水生成装置(10)では、図7に示すように、設置側ケーシング(70)と電源側ケーシング(61)とを分離することもできる。この際には、電源側ケーシング(61)の各中継コネクタ(68,69)と、設置側ケーシング(70)の各接続端子(88,89)との連結を解除する。この結果、設置側ケーシング(70)の各設置側配線(86,87)を電源(E)から分断させた状態で、設置側ケーシング(70)だけを個別に取り扱うことができる。
−実施形態の効果−
上記実施形態では、電源(E)を有する装置本体(60)に対し、水槽(21,31)とともに電極(51,55)を取り外すことができる。これにより、水槽(21,31)の水の補充や洗浄の際には、装置本体(60)と分離された水槽(21,31)だけを取り扱うことができる。従って、これらの作業を簡便に行うことができる。
装置本体(60)から水槽(21,31)を取り外した状態では、一対の電極(51,55)が電源(E)と非導通状態となる。このため、水槽(21,31)を取り外した状態において、水槽(21,31)内の水や一対の電極(51,55)を電流が流れてしまうことを確実に防止できる。
水槽(21,31)を装置本体(60)の凹部(71)に設置した状態で、装置本体(60)の開閉蓋(90)を閉状態にすると、水槽(21,31)が開閉蓋(90)によって覆われる。これにより、装置本体(60)の内部に水槽(21,31)を内蔵できる。従って、電源(E)から一対の電極(51,55)に電圧が印加されるときに、ユーザ等が水槽(21,31)や一対の電極(51,55)にアクセスすることを確実に禁止できる。
一方、装置本体(60)の開閉蓋(90)を開状態にすると、凹部(71)内の水槽(21,31)が外部へ露出される。このため、ユーザ等は、水槽(21,31)や一対の電極(51,55)にアクセスすることができる。開閉蓋(90)を開状態にすると、一対の電極(51,55)が電源(E)と非導通状態になる。従って、ユーザ等が水槽(21,31)や一対の電極(51,55)にアクセスできる状態において、水槽(21,31)内の水や一対の電極(51,55)を電流が流れてしまうことを確実に防止できる。
開閉蓋(90)を閉状態にすると、各プラグ(94b,95b)が各挿通部(79,80)に内嵌する。従って、各プラグ(94b,95b)と各挿通部(79,80)との接触を確実に維持できる。しかも、各挿通部(79,80)に挿通される各プラグ(94b,95b)は、一対の板金(81)の間で弾性変形するため、各プラグ(94b,95b)と各挿通部(79,80)との接触を更に確実に維持できる。この結果、開閉蓋(90)が閉状態であるときには、電源(E)から一対の電極(51,55)へ電圧を確実に印加できる。
上記実施形態では、電源(E)が設けられる電源側ケーシング(61)と、水槽(21,31)が設置される設置側ケーシング(70)とが別体に構成される。更に、電源(E)は、電源側ケーシング(61)に収容される。このため、水槽(21,31)側の水が、電源(E)の周囲へ回り込むことを確実に防止できる。
上記実施形態では、上述したようにタンクユニット(20)を装置本体(60)から取り外すことできる。従って、例えばタンクユニット(20)の各水槽(21,31)のサイズや種類を、用途に応じて適宜変更することができる。具体的には、例えば第1水槽(21)と第2水槽(31)の各室(23,33)の高さ、幅、長さを適宜変更することで、各室(23,33)の容積を変更できる。あるいは、各室(23,33)にブロック状のアタッチメントを設置することで、各室(23,33)の実質的な容積を変更できる。この結果、各室(23,33)で発生する浄化成分の濃度を用途に応じて変更できる。
《その他の実施形態》
上述した実施形態においては、次のような構成としてもよい。
上記実施形態は、小孔(39)の内部で放電を行うものである。しかし、これに限らず、一対の電極(51,55)の間で他の形態の放電を行うものや、一対の電極(51,55)の間で電気分解を行うものに、本発明を採用してもよい。
上記実施形態において、開閉蓋(90)を省略した構成としてもよい。この場合、例えばタンクユニット(20)を装置本体(60)に設置すると、各電極(51,55)が本体側導通部(C1,C2)と接触し、タンクユニット(20)を装置本体(60)から外すと、各電極(51,55)が本体側導通部(C1,C2)と離れるように構成することができる。このようすると、上記実施形態と同様、各電極(51,55)及び各水槽(21,31)を安全且つ簡便に取り扱うことができる。
上記実施形態では、各本体側導通部(C1,C2)に凹状の挿通部(79,80)を形成しているが、各電極側導通部(52,56)に凹状の挿通部(79,80)を形成したり、各本体側導通部(C1,C2)と各電極側導通部(52,56)の双方に凹状の挿通部(79,80)を形成したりしてもよい。また、各導電部材(94,95)側に凹状の第1導通部(例えば挿通部)を設け、各本体側導通部(C1,C2)及び各電極側導通部(52,56)のいずれか一方又は両方に、第1導通部(79,80)に嵌合する第2挿通部(例えばプラグ)を設けてもよい。
上記実施形態において、第1電極(51)と第2電極(55)のいずれか一方に対応する導通経路のみに、本発明に係る導電部材(94,95)を採用してもよい。
上記実施形態の装置本体(60)において、設置側ケーシング(70)と電源側ケーシング(61)とを一体に構成してもよい。
以上説明したように、本発明は浄化水生成装置について有用である。
10 浄化水生成装置
21 第1水槽
23 第1室
31 第2水槽
33 第2室
39 小孔
40 内蓋
43 第1貫通穴
44 第2貫通穴
51 第1電極
52 第1電極側導通部
55 第2電極
56 第2電極側導通部
60 装置本体
61 電源側ケーシング
64 第1電源側配線(電源側導通部)
65 第2電源側配線(電源側導通部)
70 設置側ケーシング
71 凹部(収容部、設置部)
72 開放部
79 第1挿通部(第1導通部)
80 第2挿通部(第1導通部)
79a 第1水抜き孔
80a 第2水抜き孔
79b 第1水溜空間
80b 第2水溜空間
86 第1設置側配線(設置側導通部)
87 第2設置側配線(設置側導通部)
90 開閉蓋
94 第1導電部材
94b 第1プラグ(第2導通部)
95 第2導電部材
95b 第2プラグ(第2導通部)
C1 第1本体側導通部(本体側導通部)
C2 第2本体側導通部(本体側導通部)

Claims (10)

  1. 電源(E)と、
    前記電源(E)に導通可能な一対の電極(51,55)と、
    水が貯留されるとともに前記一対の電極(51,55)が内部に配置される水槽(21,31)とを備え、
    前記電源(E)から前記一対の電極(51,55)に電圧を印加することで、水槽(21,31)内の水中で浄化成分を生成する浄化水生成装置であって、
    前記電源(E)が設けられるとともに、前記水槽(21,31)が取り外し可能に設置される設置部(71)を有する装置本体(60)を更に備え、
    前記一対の電極(51,55)は、
    前記水槽(21,31)に固定されるとともに、
    該水槽(21,31)が前記設置部(71)から外れたときに前記電源(E)と非導通状態になることを特徴とする浄化水生成装置。
  2. 請求項1において、
    前記設置部(71)は、前記水槽(21,31)を収容するとともに上側が開放された収容部(71)で構成され、
    前記装置本体(60)には、前記収容部(71)の開放部(72)を開閉する開閉蓋(90)が設けられ、
    前記一対の電極(51,55)は、前記開閉蓋(90)が閉状態であるときに前記電源(E)と導通状態となり、前記開閉蓋(90)が開状態であるときに前記電源(E)と非導通状態になることを特徴とする浄化水生成装置。
  3. 請求項2において、
    前記装置本体(60)には、前記電源(E)と繋がる本体側導通部(C1,C2)が設けられ、
    前記水槽(21,31)には、前記一対の電極(51,55)とそれぞれ繋がる電極側導通部(52,56)が設けられ、
    前記開閉蓋(90)には、該開閉蓋(90)が閉状態であるときに、前記本体側導通部(C1,C2)と前記電極側導通部(52,56)との双方と接触し、該開閉蓋(90)が開状態であるときに、前記本体側導通部(C1,C2)と前記電極側導通部(52,56)の少なくとも一方から離間する導電部材(94,95)が設けられることを特徴とする浄化水生成装置。
  4. 請求項3において、
    前記本体側導通部(C1,C2)及び前記電極側導通部(52,56)の少なくとも一方には、凸状又は凹状の第1導通部(79,80)が設けられ、
    前記導電部材(94,95)には、前記第1導通部が嵌合する第2導通部(94b,95b)が設けられることを特徴とする浄化水生成装置。
  5. 請求項4において、
    前記第1導通部(79,80)及び前記第2導通部(94b,95b)の少なくとも一方は、弾性材料であることを特徴とする浄化水生成装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれか1つにおいて、
    前記本体側導通部(C1,C2)には、水抜き孔(79a,80a)が形成され、
    前記装置本体(60)には、前記水抜き孔(79a,80a)から排出された水を溜める水溜空間(79b,80b)が形成されることを特徴とする浄化水生成装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1つにおいて、
    前記装置本体(60)は、
    前記電源(E)を収容する電源側ケーシング(61)と、
    前記設置部(71)を有する設置側ケーシング(70)とを有することを特徴とする浄化水生成装置。
  8. 請求項7において、
    前記電源側ケーシング(61)には、前記電源(E)と繋がる電源側導通部(64,65)が設けられ、
    前記設置側ケーシング(70)には、前記一対の電源(E)と導通可能な設置側導通部(86,87)が設けられ、
    前記電源側導通部(64,65)及び設置側導通部(86,87)は、前記電源側ケーシング(61)と設置側ケーシング(70)とが連結されると、互いに導通するように構成されることを特徴とする浄化水生成装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1つにおいて、
    前記水槽(21,31)は、前記一対の電極(51,55)のうちの一方の電極(51,55))が配置される第1室(23)と、他方の電極(51,55))が配置される第2室(33)とに仕切られるとともに、第1室(23)と第2室(33)とを連通させる小孔(39)が形成されることを特徴とする浄化水生成装置。
  10. 請求項9において、
    前記水槽(21,31)の上側の開放部(72)を覆うように該水槽(21,31)に着脱可能に取り付けられる内蓋(40)を備え、
    前記内蓋(40)には、貫通穴(43,44)が形成されることを特徴とする浄化水生成装置。
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