JP2018183055A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性の向上及び小型化を図ることができる電源装置を提供すること【解決手段】電源装置1は、トランス13と一次側半導体部品11と二次側半導体部品12とチョークコイル14と制御回路基板15と配線モジュール2とを備える。配線モジュール2は、導体部3を樹脂製の導体保持部21と一体化してなる。一次側半導体部品11及び二次側半導体部品12の一方には、積層方向Zに、トランス13、チョークコイル14、及び制御回路基板15が積層配置されている。配線モジュール2は、導体保持部21から積層方向Zの両方に接続端子5を突出してなる導体部3である両端子導体部31を有する。両端子導体部31の両方の接続端子5は、導体保持部21の積層方向Zの両方にそれぞれ配された被接続端子4と接続されている。互いに接続される接続端子5と被接続端子4とは、一方が他方に対し、積層方向Zに挿入されるとともに、互いに弾性的に当接している。【選択図】図3

Description

本発明は、DC−DCコンバータ等の電源装置に関する。
DC−DCコンバータやこれを搭載した充電装置等の電源装置には、例えば、一次コイル及び二次コイルを備えたトランスと、トランスの二次コイル側に接続された二次側半導体部品と、二次側半導体部品に接続されたチョークコイルとを有するものがある。
このような電源装置においては、構成部品が二次元平面上に広がるように配置されていたため、この二次元平面の広がり方向において電源装置が大型化するという問題があった。かかる問題を解決すべく、特許文献1には、二次側半導体部品とチョークコイルとを、上記二次元平面の法線方向に積層配置した電源装置が開示されている。これにより、電源装置の小型化を容易にしている。
特開2012−213309号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電源装置においては、複数の構成部品を電気的接続するための配線の引き回しが複雑になりやすい。それゆえ、部品の端子同士を接続するにあたり、ねじ締め、溶接、半田付け等を用いると、その接続作業が困難となりやすい。また、部品の端子同士の接続に、ねじ締め、溶接、半田付け等を用いた場合、これらの締結作業を行うための充分なスペースが必要となり、結局電源装置の小型化が困難となる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、生産性の向上及び小型化を図ることができる電源装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、一次コイル及び二次コイルを備えたトランスと、
該トランスの上記一次コイル側に接続された一次側半導体部品と、
上記トランスの上記二次コイル側に接続された二次側半導体部品と、
上記二次側半導体部品に接続されたチョークコイルと、
少なくとも上記一次側半導体部品に接続された制御回路基板と、
上記トランス、上記一次側半導体部品、上記二次側半導体部品、上記チョークコイル、及び、上記制御回路基板の少なくともいずれかに接続される導体部を、樹脂製の導体保持部と一体化してなる配線モジュールと、を備え、
上記導体部は、上記トランス、上記一次側半導体部品、上記二次側半導体部品、上記チョークコイル、及び、上記制御回路基板のいずれかの被接続端子と接続する接続端子を、上記導体保持部から露出してなり、
上記一次側半導体部品及び上記二次側半導体部品の少なくとも一方には、その主面の法線方向である積層方向に、上記トランス、上記チョークコイル、及び、上記制御回路基板のうち少なくとも1つの部品が、積層配置されており、
上記配線モジュールは、上記導体保持部から上記積層方向の両方に上記接続端子を突出してなる上記導体部である両端子導体部を有し、
該両端子導体部における、上記導体保持部から上記積層方向の両方に突出した上記接続端子は、上記導体保持部の上記積層方向の両方にそれぞれ配された上記被接続端子に接続されており、
互いに接続される上記接続端子と上記被接続端子とは、一方が他方に対し、上記積層方向に挿入されるとともに、互いに弾性的に当接している、電源装置にある。
上記電源装置においては、導体部を、樹脂製の導体保持部と一体化してなる配線モジュールを備える。そして、導体部の接続端子と被接続端子とは、一方が他方に対し、積層方向に挿入するように互いに嵌合している。それゆえ、接続端子と被接続端子との電気的接続を容易にすることができる。すなわち、接続端子を被接続端子に向けた状態で、配線モジュールをトランス、一次側半導体部品、二次側半導体部品、チョークコイル、或いは制御回路基板に向って相対的に移動させることにより、接続端子と被接続端子とを嵌合させることができる。それゆえ、接続端子と被接続端子とを、ねじ締め、溶接、半田付け等を用いることなく、互いに接続することができる。その結果、接続作業のためのスペースを特に大きく確保する必要がなく、電源装置の小型化を図ることが容易になる。
以上のごとく、本発明によれば、生産性の向上及び小型化を図ることができる電源装置を提供することができる。
実施例1における、制御回路基板を外した電源装置の斜視図。 実施例1における、電源装置の分解斜視図。 実施例1における、電源装置の構成部品の配置場所を説明するための模式断面図。 実施例1における、配線モジュールを下側からみた斜視図。 実施例1における、両端子導体部の接続の仕方を示す模式断面図であって、接続端子と被接続端子との(a)接続前の図、(b)接続後の図。 実施例1における、片端子導体部の接続の仕方を示す模式断面図であって、接続端子と被接続端子との(a)接続前の図、(b)接続後の図。 実施例1における、半導体保持部材に対して配線モジュールが積層配置される直前の斜視図。
電源装置は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車に搭載され、直流電源の高圧の直流電力を低圧の直流電圧に降圧し、補機用バッテリに供給するために用いられるDC−DCコンバータとすることができる。
(実施例1)
上記電源装置1の実施例につき、図1〜図7を用いて説明する。
本例の電源装置1は、図1〜図3に示すごとく、一次コイル及び二次コイルを備えたトランス13と、トランス13の一次コイル側に接続された一次側半導体部品11と、トランス13の二次コイル側に接続された二次側半導体部品12と、を備える。また、電源装置1は、二次側半導体部品12に接続されたチョークコイル14と、少なくとも一次側半導体部品11に接続された制御回路基板15と、配線モジュール2とを備える。
図2、図4に示すごとく、配線モジュール2は、トランス13、一次側半導体部品11、二次側半導体部品12、チョークコイル14、及び、制御回路基板15の少なくともいずれかに接続される導体部3を、樹脂製の導体保持部21と一体化してなる。本例の電源装置1は、配線モジュール2を2個有し、各配線モジュール2の導体部3は、一次側半導体部品11、二次側半導体部品12、制御回路基板15のいずれかに接続されている。また、本例においては、導体部3を導体保持部21にインサート成形することにより、導体部3と導体保持部21とが一体化されて配線モジュール2が構成されている。また、導体部3は、一次側半導体部品11、二次側半導体部品12、及び、制御回路基板15のいずれかの被接続端子4と接続する接続端子5を、導体保持部21から露出してなる。
図2、図3に示すごとく、一次側半導体部品11及び二次側半導体部品12には、その主面の法線方向に、トランス13、チョークコイル14、及び、制御回路基板15が、積層配置されている。すなわち、一次側半導体部品11には、トランス13が積層配置され、二次側半導体部品12には、チョークコイル14が積層配置されている。そして、トランス13及びチョークコイル14には、一次側半導体部品11及び二次側半導体部品12が配された側と反対側に、制御回路基板15が積層配置されている。
そして、図5〜図7に示すごとく、接続端子5と被接続端子4とは、一方が他方に対し、積層方向Zに挿入するように互いに嵌合している。
本例の電源装置1は、例えば、直流電源の高圧の直流電力を降圧して低圧の直流電力に変換するDC−DCコンバータとすることができる。また、電源装置1は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車に搭載するものとすることができる。
一次側半導体部品11は、複数のスイッチング素子を内蔵している。スイッチング素子としては、例えばIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)又はMOSFET(MOS型電界効果トランジスタ)を用いることができる。二次側半導体部品12は、複数のダイオードを内蔵している。
電源装置1は、図2、図3に示すごとく、金属製のベースプレート17の一方の主面である搭載面171に、一次側半導体部品11及び二次側半導体部品12を、それぞれ並べて搭載している。ここで、本例において、ベースプレート17の搭載面171側を上側、その反対側を下側というものとする。また、一次側半導体部品11と二次側半導体部品12との並び方向を横方向Xというものとする。
電源装置1は、一次側半導体部品11と二次側半導体部品12とを保持する半導体保持部材16を備える。すなわち、一次側半導体部品11及び二次側半導体部品12は、半導体保持部材16に保持された状態で、半導体保持部材16と共に、ベースプレート17に積層されている。図2に示すごとく、半導体保持部材16は、一次側半導体部品11を収容配置する第1収容部161と、二次側半導体部品12を収容保持する第2収容部162とを有する。第1収容部161及び第2収容部162は、それぞれ積層方向Zに貫通している。
図3に示すごとく、半導体保持部材16と配線モジュール2とは、積層方向Zに積層配置されている。また、半導体保持部材16と、複数の配線モジュール2と、制御回路基板15とは、積層方向Zに積層配置されている。積層方向Zにおいて、半導体保持部材16と制御回路基板15との間には、トランス13及びチョークコイル14が配されている。そして、一次側半導体部品11と制御回路基板15とは、配線モジュール2によって接続されている。
また、図2に示すごとく、トランス13及びチョークコイル14と制御回路基板15との間には、金属製の遮閉カバー18が配されている。遮閉カバー18は、トランス13及びチョークコイル14を、ベースプレート17側へ押し付けて固定すると共に、トランス13、チョークコイル14等が生ずる電磁ノイズから制御回路基板15を保護している。また、遮閉カバー18には、配線モジュール2の接続端子5が制御回路基板15側へ露出するように、開口部が適所に設けてある。なお、遮閉カバー18は、図2以外の図面においては適宜省略している。
また、図1〜図3に示すごとく、本例の電源装置1は、2個の配線モジュール2(2a、2b)を有する。2つの配線モジュール2(2a、2b)は、互いに横方向Xに離れた位置において、一次側半導体部品11及び二次側半導体部品12を保持した半導体保持部材16の上面に配置されている。積層方向Zから見たとき、2つの配線モジュール2のうちの1つの配線モジュール2aは、一次側半導体部品11と二次側半導体部品12とにおける互いに対向する辺に沿った部分に配されている。また、他の1つの配線モジュール2bは、一次側半導体部品11における二次側半導体部品12と反対側の辺に沿った部分に配されている。
なお、二次側半導体部品12における一次側半導体部品11と反対側の辺に沿った部分には、支持部材19が配置されている。この支持部材19と、上記2つの配線モジュール2の導体保持部21とによって、半導体保持部材16と制御回路基板15とを、互いに所定の間隔をもって支持している。
図4、図7に示すごとく、配線モジュール2a、2bは、それぞれ複数の導体部3を有する。配線モジュール2a、2bにおける複数の導体部3は、互いに絶縁された状態で、導体保持部21にインサートされている。
図4〜図6に示すごとく、配線モジュール2は、導体保持部21から積層方向Zの両方に接続端子5を突出してなる導体部3である両端子導体部31と、導体保持部21から積層方向Zの一方に接続端子5を突出してなる導体部3である片端子導体部32とを有する。
図5(b)に示すごとく、両端子導体部31は、導体保持部21の積層方向Zの両方にそれぞれ配された被接続端子4に接続されている。
両端子導体部31の上側の接続端子5(52)は、上側に配された被接続端子4である、制御回路基板15のスルーホール415に接続されている。すなわち、両端子導体部31の上側の接続端子52は、スルーホール415に挿入されて、嵌合している。また、接続端子52は、導体保持部21から積層方向Zに突出していると共に、積層方向Zに直交する方向に圧縮弾性変形可能な構造を有する。これにより、接続端子52がスルーホール415に挿入されたとき、接続端子52の側面が、スルーホール415の内壁面に圧接することとなる。
また、両端子導体部31の下側の接続端子5(51)は、下側に配された被接続端子4である、一次側半導体部品11又は二次側半導体部品12の信号端子41に接続されている。この信号端子41としては、例えば、半導体素子のゲート端子や、半導体部品中にモールドされたサーミスタ素子の電極端子等がある。
図2、図5に示すごとく、一次側半導体部品11及び二次側半導体部品12は、それぞれ側面から横方向Xに引き出されると共に上方に屈曲して上方へ突出した複数の端子を有する。これらの端子のうちの一部が、上記信号端子41であり、配線モジュール2に接続される被接続端子4となる。
図5(b)に示すごとく、接続端子51は、被接続端子4を、突出方向(積層方向Z)に直交する方向から挟持するように構成されたクリップ状の端子である。すなわち、接続端子51は、一対の挟持片が互いの並び方向に弾性変形するよう構成されており、一対の挟持片が互いに近付く方向に付勢された状態で、被接続端子4を挟持するよう構成されている。
両端子導体部31は、下側の接続端子51と上側の接続端子52との間の連結部311が、導体保持部21に埋設されている。
図6に示すごとく、片端子導体部32は、導体保持部21の積層方向Zの一方に配された一対の被接続端子4同士もしくは、被接続端子4と接地端子172とを接続している。本例において、片端子導体部32は、ベースプレート17に設けられた接地端子172aと、一次側半導体部品11の被接地端子42(被接続端子4)とを接続し、或いは、ベースプレート17の接地端子172bと二次側半導体部品12の被接地端子42(被接続端子4)とを接続している。
片端子導体部32の接続端子5(53)は、上述の両端子導体部31の接続端子51と同様に、被接続端子4を、突出方向(積層方向Z)に直交する方向から挟持するように構成されたクリップ状の端子である。
図2、図6(b)、図7に示すごとく、接地端子172は、ベースプレート17の本体部分から部分的に上側に向かって折り曲げられて形成されている。接地端子172と被接続端子4とは、その厚み方向から重ね合され、この重なり部分を片端子導体部32の接続端子53によって挟持することにより互いに接続されている。
片端子導体部32は、接続端子53の上側に突出した突出部321が、導体保持部21に埋設されている。
図2、図7に示すごとく、配線モジュール2は、半導体保持部材16側に突出する位置決め凸部211を有し、半導体保持部材16は、上端面に位置決め凹部163を有する。そして、配線モジュール2は、位置決め凸部211を位置決め凹部163に挿入することにより、半導体保持部材16に対して位置決めされている。
次に、本例の電源装置1の組み立て方法につき、説明する。
まず、ベースプレート17の搭載面171に、半導体保持部材16と該半導体保持部材16に保持させた一次側半導体部品11及び二次側半導体部品12とを載置する。この状態において、一次側半導体部品11の信号端子41(被接続端子4)、被接地端子42(被接続端子4)及び二次側半導体部品12の信号端子41(被接続端子4)、被接地端子42(被接続端子4)が上方を向いた状態となっている。
次いで、配線モジュール2を、複数の接続端子51、53のそれぞれに、被接続端子4が挿入されるように、積層方向Zから、一次側半導体部品11及び二次側半導体部品12を保持した半導体保持部材16に積層配置する。これにより、一次側半導体部品11及び二次側半導体部品12における複数の被接続端子4が、一度に、配線モジュール2の接続端子5に挿入され、嵌合接続される。また、このとき、配線モジュール2の位置決め凸部211を、半導体保持部材16の位置決め凹部163に挿入する。
上記の作業を、2つの配線モジュール2(2a、2b)のそれぞれについて行う。また、支持部材19も、半導体保持部材16の上面の所定位置に載置し、組付ける。
次いで、トランス13及びチョークコイル14を、一次側半導体部品11及び二次側半導体部品12を保持した半導体保持部材16の上面に積層配置する。このとき、トランス13を一次側半導体部品11の上面に配置し、チョークコイル14を二次側半導体部品12の上面に配置する。なお、トランス13及びチョークコイル14は、互いに接続された状態で、半導体保持部材16の上側に載置することができる。そして、トランス13及びチョークコイル14の所定の端子を、適宜、一次側半導体部品11又は二次側半導体部品12の所定の端子に接続する。
次いで、遮閉カバー18を、トランス13及びチョークコイル14の上方から、これらを覆うように、配置する。そして、遮閉カバー18とベースプレート17とを、互いの端縁において固定する。このとき、遮閉カバー18に設けた開口部から、配線モジュール2における上側の接続端子52が露出し、突出するようにする。
次いで、遮閉カバー18の上方から、制御回路基板15を被せるように積層配置する。このとき、制御回路基板15に設けた被接続端子4である複数のスルーホール415のそれぞれに、配線モジュール2の上側の接続端子52のそれぞれが、適宜挿入されるようにする。接続端子52は、スルーホール415に挿入されると、内側に圧縮弾性変形する。これにより、接続端子52には、外側へ向かう付勢力が生じ、該付勢力によって、接続端子52がスルーホール415の内壁面に圧接した状態で、嵌合することとなる。
以上により、電源装置1が組み立てられる。
上述のように、各部品は、積層方向Zに順次積層されることにより、互いに組み付けられ、接続されることとなる。特に、配線モジュール2を、他の部品に対して積層方向Zに相対的に移動させることにより、接続端子5と被接続端子4とが嵌合し、接続されることとなる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記電源装置1においては、導体部3を、樹脂製の導体保持部21と一体化してなる配線モジュール2を備える。そして、導体部3の接続端子5と被接続端子4とは、一方が他方に対し、積層方向Zに挿入するように互いに嵌合している。それゆえ、接続端子5と被接続端子4との電気的接続を容易にすることができる。すなわち、接続端子5を被接続端子4に向けた状態で、配線モジュール2を一次側半導体部品11、二次側半導体部品12、或いは制御回路基板15に向って相対的に移動させることにより、接続端子5と被接続端子4とを嵌合させることができる。それゆえ、接続端子5と被接続端子4とを、ねじ締め、溶接、半田付け等を用いることなく、互いに接続することができる。その結果、接続作業のためのスペースを特に大きく確保する必要がなく、電源装置1の小型化を図ることが容易になる。
また、配線モジュール2は、両端子導体部31を有し、両端子導体部31は、導体保持部21の積層方向Zの両方にそれぞれ配された被接続端子4に接続されている。それゆえ、配線モジュール2の積層方向Zの両側に配された部品同士の電気的接続を容易にすることができる。
また、配線モジュール2は、片端子導体部32を有し、導体保持部21の積層方向Zの一方に配された被接続端子4と接地端子172とを接続している。それゆえ、配線モジュール2の積層方向Zの一方に配された部品同士の電気的接続を容易にすることができる。
また、半導体保持部材16と配線モジュール2とは、積層方向Zに積層配置されている。それゆえ、接続端子5を被接続端子4に向けた状態で、配線モジュール2を半導体保持部材16に積層することにより、接続端子5(51)と被接続端子4(信号端子41)との一方が他方に対し、積層方向Zに挿入嵌合させるような構成を容易に実現することができる。
また、半導体保持部材16と、複数の配線モジュール2と、制御回路基板15とは、積層方向Zに積層配置されている。そして、積層方向Zにおいて、半導体保持部材16と制御回路基板15との間には、トランス13及びチョークコイル14が配されている。よって、積層方向Zに直交する方向において、電源装置1が大型化することを防ぐことができる。また、トランス13と一次側半導体部品11と二次側半導体部品12とチョークコイル14と制御回路基板15とを互いに近接した位置に配置できるため、これらの電子部品同士を接続するための配線を短くしやすい。
以上のごとく、本例によれば、生産性の向上及び小型化を図ることができる電源装置を提供することができる。
なお、本発明は、上記実施例に記載したものに限られるものではない。例えば、トランス、一次側半導体部品、二次側半導体部品、チョークコイル、制御回路基板の位置関係を適宜変更することもできる。また、配線モジュールをトランスやチョークコイルに接続する構成とすることもできる。
また、上記実施例において、配線モジュールは、導体部を、導体保持部にインサート成形することにより、導体部と導体保持部とが一体化されて構成されている例を示したが、これに限られるものではない。例えば、配線モジュールは、導体部を、導体保持部にアウトサート成形することにより、導体部と導体保持部とが一体化されて構成されるものであってもよい。
また、被接続端子及び接続端子は、一方が他方に対し、積層方向に挿入するように互いに嵌合するような構成であれば、上記実施例のものに限られない。例えば、上記実施例で示した、互いに嵌合する接続端子と被接続端子との構成を入れ替えてもよい。また、例えば、接続端子及び被接続端子の一方の外周を覆うように他方を接続するような構成とすることにより、被接続端子及び被接続端子の一方が他方に対し積層方向に挿入するように互いに嵌合するような構成を実現できる。その他、本発明の電源装置の構成は、種々の態様を採り得る。
1 電源装置
11 一次側半導体部品
12 二次側半導体部品
13 トランス
14 チョークコイル
15 制御回路基板
2 配線モジュール
21 導体保持部
3 導体部
4 被接続端子
5 接続端子
Z 積層方向

Claims (4)

  1. 一次コイル及び二次コイルを備えたトランス(13)と、
    該トランス(13)の上記一次コイル側に接続された一次側半導体部品(11)と、
    上記トランス(13)の上記二次コイル側に接続された二次側半導体部品(12)と、
    上記二次側半導体部品(12)に接続されたチョークコイル(14)と、
    少なくとも上記一次側半導体部品(11)に接続された制御回路基板(15)と、
    上記トランス(13)、上記一次側半導体部品(11)、上記二次側半導体部品(12)、上記チョークコイル(14)、及び、上記制御回路基板(15)の少なくともいずれかに接続される導体部(3)を、樹脂製の導体保持部(21)と一体化してなる配線モジュール(2)と、を備え、
    上記導体部(3)は、上記トランス(13)、上記一次側半導体部品(11)、上記二次側半導体部品(12)、上記チョークコイル(14)、及び、上記制御回路基板(15)のいずれかの被接続端子(4)と接続する接続端子(5)を、上記導体保持部(21)から露出してなり、
    上記一次側半導体部品(11)及び上記二次側半導体部品(12)の少なくとも一方には、その主面の法線方向である積層方向(Z)に、上記トランス(13)、上記チョークコイル(14)、及び、上記制御回路基板(15)のうち少なくとも1つの部品が、積層配置されており、
    上記配線モジュール(2)は、上記導体保持部(21)から上記積層方向(Z)の両方に上記接続端子(5)を突出してなる上記導体部(3)である両端子導体部(31)を有し、
    該両端子導体部(31)における、上記導体保持部(21)から上記積層方向(Z)の両方に突出した上記接続端子(5)は、上記導体保持部(21)の上記積層方向(Z)の両方にそれぞれ配された上記被接続端子(4)に接続されており、
    互いに接続される上記接続端子(5)と上記被接続端子(4)とは、一方が他方に対し、上記積層方向(Z)に挿入されるとともに、互いに弾性的に当接している、電源装置(1)。
  2. 上記配線モジュール(2)は、上記導体保持部(21)から上記積層方向(Z)の一方に上記接続端子(5)を突出してなる上記導体部(3)である片端子導体部(32)を有し、該片端子導体部(32)は、上記導体保持部(21)の上記積層方向(Z)の一方に配された一対の上記被接続端子(4)同士もしくは、上記被接続端子(4)と接地端子(172)とを接続している、請求項1に記載の電源装置(1)。
  3. 上記一次側半導体部品(11)と上記二次側半導体部品(12)とを保持する半導体保持部材(16)を備え、該半導体保持部材(16)と上記配線モジュール(2)とは、上記積層方向(Z)に積層配置されている、請求項1又は2に記載の電源装置(1)。
  4. 上記半導体保持部材(16)と、複数の上記配線モジュール(2)と、上記制御回路基板(15)とは、上記積層方向(Z)に積層配置されており、該積層方向(Z)において、上記半導体保持部材(16)と上記制御回路基板(15)との間には、上記トランス(13)及び上記チョークコイル(14)が配されており、上記一次側半導体部品(11)と上記制御回路基板(15)とは、上記配線モジュール(2)によって接続されている、請求項3に記載の電源装置(1)。
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