JP2018148180A - 電気部品、電気部品の実装構造、及び電気部品の固定部材 - Google Patents

電気部品、電気部品の実装構造、及び電気部品の固定部材 Download PDF

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諒 石川
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Abstract

【課題】簡易な構成で、高い絶縁耐力と振動耐性を共に実現し得る電気部品を提供すること。【解決手段】回路基板2の表面上に実装される電気部品1であって、本体部11と、前記本体部11から所定の方向に延出する形状を呈し、前記回路基板2に形成された第1及び第2の貫通口21、22それぞれに挿入されて、互いに異なる電圧が印加されるように前記回路基板2に接続される第1及び第2の端子12、13と、前記第1及び第2の端子12、13の端子間に介在し、前記第1及び第2の端子12、13よりも突出するように前記本体部11から前記所定の方向に延出する形状を呈し、前記回路基板2に形成された第3の貫通口23に挿入される絶縁性の突起部14と、前記突起部14の側面から外側に延出するように配設され、前記回路基板2と係合する係合部15と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、電気部品、電気部品の実装構造、及び電気部品の固定部材に関する。
近年の電力モジュール(例えば、充電器やインバータ装置)においては、高電圧が使用される傾向にある。そして、電力モジュールにおける使用電圧の高電圧化に伴って、電気部品においても、絶縁耐力を向上させることが求められ、特に、電気部品を回路基板に実装した際の端子間の絶縁耐力を向上させる要請がある。
電気部品の端子間の絶縁耐力を向上させるためには、端子間の実距離を延長する構成が考えられるが、かかる構成は、部品サイズの大型化、ひいては、電力モジュールの大型化につながる。
特許文献1には、電気部品の樹脂パッケージに、端子間において突出する凸形状を持たせることで、部品サイズを変えることなく、端子間の絶縁距離を延長する構造が記載されている。
実開昭57−000972号公報
ところで、車載用等の移動体に適用される電気部品の実装構造としては、絶縁耐力のみならず、走行時の振動に対する振動耐性が求められる。
この点、従来技術においては、絶縁耐力と振動耐性を共に充足させるための構成までは考慮されていなかった。例えば、特許文献1に係る実装構造は、電気部品の端子と回路基板を半田部のみで接続する構成となっているため、振動に弱く、当該半田部にクラックが生じたり、電気部品の端子が折れ曲がったりするおそれがある。その結果、電気部品の端子と回路基板の間の接続部分において、接続不良が発生し、ひいては過熱状態が発生するおそれもある。
このようなことから、従来技術に係る電気部品の実装構造においては、振動耐性を向上させるため、振動止めのための固定部品等を後付けする必要があり、部品サイズの大型化や製造プロセスの煩雑化につながっていた。
本開示は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、簡易な構成で、高い絶縁耐力と振動耐性を共に実現し得る電気部品、電気部品の実装構造、及び電気部品の固定部材を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本開示は、
回路基板の表面上に実装される電気部品であって、
本体部と、
前記本体部から所定の方向に延出する形状を呈し、前記回路基板に形成された第1及び第2の貫通口それぞれに挿入されて、互いに異なる電圧が印加されるように前記回路基板に接続される第1及び第2の端子と、
前記第1及び第2の端子の端子間に介在し、前記第1及び第2の端子よりも突出するように前記本体部から前記所定の方向に延出する形状を呈し、前記回路基板に形成された第3の貫通口に挿入される絶縁性の突起部と、
前記突起部の側面から外側に延出するように配設され、前記回路基板と係合する係合部と、
を備える、電気部品である。
又、他の局面では、
回路基板の表面上に実装した電気部品の実装構造であって、
前記回路基板は、
第1、第2及び第3の貫通口を有し、
前記電気部品は、
本体部と、
前記本体部から所定の方向に延出する形状を呈し、前記第1及び第2の貫通口それぞれに挿入されて、互いに異なる電圧が印加されるように前記回路基板に接続される第1及び第2の端子と、
前記第1及び第2の端子の端子間に介在し、前記第1及び第2の端子よりも突出するように前記本体部から前記所定の方向に延出する形状を呈し、前記第3の貫通口に挿入される絶縁性の突起部と、
前記突起部の側面から外側に延出するように配設され、前記回路基板と係合する係合部と、を有する、
電気部品の実装構造である。
又、他の局面では、
回路基板の表面上に電気部品を実装するための固定部材であって、
前記電気部品の本体部から所定の方向に延出する第1及び第2の端子が、前記回路基板に形成された第1及び第2の貫通口それぞれに挿入されるように、前記本体部を保持する保持部と、
前記第1及び第2の端子の端子間に介在し、前記第1及び第2の端子よりも突出するように前記本体部から前記所定の方向に延出する形状を呈し、第3の貫通口に挿入される絶縁性の突起部と、
前記突起部の側面から外側に延出するように配設され、前記回路基板と係合する係合部と、
を備える、電気部品の固定部材である。
本開示に係る電気部品によれば、簡易な構成で、高い絶縁耐力と振動耐性を共に実現することができる。
第1の実施形態に係る電気部品及び回路基板の構成を示す分解斜視図 第1の実施形態に係る電気部品を回路基板に実装した状態を示す斜視図 第1の実施形態に係る電気部品を回路基板に実装した状態を示す側面図 第2の実施形態に係る電気部品及び回路基板の構成を示す分解斜視図 第3の実施形態に係る電気部品及び回路基板の構成を示す分解斜視図 第3の実施形態に係る電気部品の固定部材を示す斜視図 第4の実施形態に係る電気部品を回路基板に実装した状態を示す側面図 第4の実施形態に係る電気部品を回路基板に実装した状態を示す側面図 第4の実施形態に係る電気部品を回路基板に実装した状態を示す斜視図
(第1の実施形態)
[電気部品の実装構造]
以下、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る電気部品の構成、及び電気部品の実装構造の一例について説明する。
本実施形態に係る電気部品の実装構造は、例えば、充電器やインバータ装置等の車載電力モジュールに好適に適用することができる。
図1は、本実施形態に係る電気部品1及び回路基板2の構成を示す分解斜視図である。図2及び図3は、それぞれ、電気部品1を回路基板2に実装した状態を示す斜視図及び側面図である。
尚、以下では、説明の便宜として、図中の上下方向、左右方向を基準に各部の位置関係を説明する。
回路基板2は、表面上に電気部品1を実装する基板である。回路基板2には、電力を通流させるための配線(例えば、パターニング配線、バスバー等)(図示せず)が形成されており、当該配線を介して、電気部品1と他の電気部品(図示せず)を電気的に接続する。尚、回路基板2としては、プリント基板が好適に用いられるが、プリント基板に限らず、任意の絶縁性の回路基板が用いられてもよい。
回路基板2は、第1及び第2の端子用貫通口21、22、並びに突起部用貫通口23を備えている。
第1及び第2の端子用貫通口21、22、並びに突起部用貫通口23は、それぞれ、回路基板2を表面側から裏面側まで貫通するように形成された開口である。第1及び第2の端子用貫通口21、22、並びに突起部用貫通口23は、それぞれ、平面視で、第1及び第2の端子12、13、並びに突起部14と略同一の形状を呈している。
電気部品1は、例えば、コンデンサ、電力用半導体、トランス、又はフォトカプラ等の電気回路を構成する部品である。但し、電気部品1は、単体の電気部品に限らず、複数の電気部品の集合体であってもよい。
電気部品1は、本体部11、第1及び第2の端子12、13、突起部14、及び係合爪15を備えている。
本体部11は、コンデンサ、電力用半導体、トランス、又はフォトカプラ等が収納された本体部分であって、絶縁材料(例えば、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂等)に封入されてパッケージングされた状態となっている。
第1及び第2の端子12、13は、共に、本体部11から下方向に向かって延出するピン形状を呈している。第1及び第2の端子12、13は、それぞれ、回路基板2に形成された第1及び第2の端子用貫通口21、22に表面側から裏面側まで挿入されている。そして、第1及び第2の端子12、13は、それぞれ、半田付け等によって、回路基板2の配線と電気的に接続されている。
第1及び第2の端子12、13は、回路基板2と接続されて、個別に電圧が印加される異なる端子である。例えば、電気部品1としてコンデンサが用いられる場合、第1及び第2の端子12、13には、それぞれ、一方の電極と他方の電極が接続される。
突起部14は、第1及び第2の端子12、13の端子間において、本体部11の下面から下方に向かって突出する部位である。突起部14は、回路基板2の表面側から突起部用貫通口23に挿入され、回路基板2の裏面側から突出する構成となっている。突起部14は、第1及び第2の端子12、13よりも下方に突出する形状を呈すると共に、平面視で、少なくとも第1の端子12と第2の端子13が対向する領域を仕切る形状を呈する。これによって、突起部14は、実装状態において、第1及び第2の端子12、13の端子間に介在する構造となる。
突起部14は、絶縁性の素材で構成されており、第1及び第2の端子12、13の端子間に介在することで、端子間の沿面絶縁距離(図3中のL1)及び空間絶縁距離(図3中のL2)を延長する。
係合爪15(本発明の「係合部」に相当する)は、突起部14の側面から外側に延出するように配設され、回路基板2と係合する。
本実施形態に係る係合爪15は、より好適な形状として、突起部14の側面から両側に、突起部14が延出する方向に対して逆向き(図中では上方)に延出する返し形状を呈する。換言すると、本実施形態に係る係合爪15は、一端が突起部14の先端の左右両側に接続され、係合爪15の他端(以下、「押さえ部15a」と称する)は、突起部14から離間するように、突起部14の先端の付け根の接続位置から基端側に向かって延出する。そして、係合爪15の端部の押さえ部15aが、回路基板2の突起部用貫通口23の縁部23aにおいて、回路基板2の裏面と係合する構成となっている。但し、係合爪15は、突起部14の側面から放射状に延出する形状であってもよい。
係合爪15は、突起部14の先端の付け根の接続位置において、弾性変形が可能に構成されている。そして、係合爪15は、回路基板2の突起部用貫通口23に挿入される際には、突起部14側に折り畳まれるように弾性変形し、当該突起部用貫通口23を通過した後に、再び、付け根の接続位置を基点として左右に広がるように弾性変形して、回路基板2の裏面に係合する状態となる。
又、係合爪15の押さえ部15aと本体部11の下面とが対向する空間領域の間隔d1は、回路基板2の基板厚d2と略同一となっている。つまり、電気部品1が回路基板2に実装されたとき、係合爪15の押さえ部15aと本体部11の下面との間で、回路基板2を挟持するような状態となる。このとき、係合爪15は、突起部14の先端の付け根の位置における弾性によって、回路基板2を裏面側から付勢した状態となる。
本実施形態に係る突起部14及び係合爪15は、本体部11を構成するパッケージの一体的に絶縁材料で形成されており、例えば、ナイロン樹脂やエポキシ樹脂によって形成されている。但し、突起部14及び係合爪15は、絶縁性及び弾性特性の観点から、ナイロン樹脂を用いるのが望ましい。
[電気部品の実装方法]
次に、図1を参照して、電気部品1の実装方法について説明する。尚、この実装工程は、例えば、自動組立装置(図示せず)によって実行される。
自動組立装置は、まず、電気部品1の第1及び第2の端子12、13、並びに突起部14を、それぞれ、回路基板2の第1及び第2の端子用貫通口21、22、並びに突起部用貫通口23と位置合わせする。
次に、自動組立装置は、電気部品1を下方に移動させて、電気部品1の第1及び第2の端子12、13、並びに突起部14を、それぞれ、回路基板2の第1及び第2の端子用貫通口21、22、並びに突起部用貫通口23に挿入する。このとき、電気部品1の係合爪15は、挿入時の押圧力によって、突起部14側に折り畳まれるように弾性変形し、突起部14と共に突起部用貫通口23に挿入される。そして、自動組立装置は、電気部品1の本体部11の下面が、回路基板2の裏面と当接するまで、上記挿入動作を行う。
このようにして、挿入が完了した後には、電気部品1の第1及び第2の端子12、13、並びに突起部14は、回路基板2の裏面側から露出した状態となる。そして、電気部品1の係合爪15は、再び、左右に広がるように弾性変形して、押さえ部15aが回路基板2の裏面の突起部用貫通口23の縁部23aと当接する。そして、電気部品1は、係合爪15の押さえ部15aと本体部11の下面との間で、回路基板2を表裏面から挟持して、当該回路基板2と固定された状態となる。
その後、自動組立装置は、第1及び第2の端子12、13に対して半田付けを行うことによって、第1及び第2の端子12、13それぞれを回路基板2に形成された配線と電気的に接続する。
このような製造プロセスによって、電気部品1が、回路基板2に対して実装されることになる。
以上のように、本実施形態に係る電気部品1によれば、第1及び第2の端子12、13の端子間に突起部14を配設することによって、端子間の実距離を変化させることなく、端子間の沿面絶縁距離L1及び端子間の空間絶縁距離L2を延長することができる。その際、本実施形態に係る電気部品1は、係合爪15が回路基板2の裏面に係合することになるため、回路基板2に対して安定的に固定されることになる。
従って、本実施形態に係る電気部品1によれば、製造プロセスを増加させることなく、小型化、絶縁耐力の向上、及び振動耐性の向上を実現することができる。又、電気部品1と回路基板2が当接することによって、電気部品1からの放熱特性も向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、図4を参照して、第2の実施形態に係る電気部品1及び電気部品1の実装構造について説明する。尚、第1の実施形態と共通する構成については、説明を省略する(以下、他の実施形態についても同様)。
図4は、第2の実施形態に係る電気部品1及び回路基板2の構成を示す分解斜視図である。
本実施形態に係る電気部品1は、突起部14及び係合爪15が、本体部11のパッケージ材料とは別体の部材によって形成されている点で、第1の実施形態と相違する。
本実施形態に係る突起部14及び係合爪15は、形状自体は、第1の実施形態で説明したものと同様である。しかしながら、本実施形態に係る突起部14及び係合爪15は、本体部11とは別体として形成され、本体部11のパッケージが完了したものに対して、後付けで取り付けられる。
図4中では、突起部14が、接着材16によって、本体部11の下面に固定された構成を示している。
このように、本実施形態によれば、突起部14及び係合爪15を有しない既存の電気部品等に対しても、接着材16を用いて、第1の実施形態と同様の実装構造とすることが可能である。又、本実施形態によれば、突起部14及び係合爪15を形成する材料を、本体部11のパッケージ材料よりも絶縁耐力が高いものを用いたりすることも可能である。
(第3の実施形態)
次に、図5、図6を参照して、第3の実施形態に係る電気部品1及び電気部品1の実装構造について説明する。
図5は、第3の実施形態に係る電気部品1及び回路基板2の構成を示す分解斜視図である。図6は、第3の実施形態に係る電気部品1の本体部11を固定する固定部材17を示す斜視図である。
本実施形態に係る電気部品1は、第2の実施形態と同様に、突起部14及び係合爪15が、本体部11のパッケージ材料とは別体の部材によって形成されている。但し、本実施形態に係る突起部14及び係合爪15は、本体部11を保持する固定部材17と一体的に形成されている。
固定部材17は、例えば、ナイロン樹脂製の部品ホルダであり、本体部11を両側から把持する保持部17aを有している。そして、本体部11は、固定部材17の保持部17aに両側から把持されるようにして、回路基板2と固定されることになる。
このように、本実施形態によれば、突起部14及び係合爪15を有しない既存の電気部品等に対しても、固定部材17を用いて、第1の実施形態と同様の実装構造とすることが可能である。又、本実施形態によれば、突起部14及び係合爪15を形成する材料を、本体部11のパッケージ材料よりも絶縁耐力が高いものを用いたりすることも可能である。
(第4の実施形態)
次に、図7〜図9を参照して、第4の実施形態に係る電気部品1及び電気部品1の実装構造について説明する。
図7は、第4の実施形態に係る電気部品1を回路基板2に実装した状態を示す側面図である。図8は、第4の実施形態に係る電気部品1の突起部14及び係合爪15の拡大図である。図9は、第4の実施形態に係る電気部品1を回路基板2に実装した状態を示す斜視図である。
本実施形態に係る電気部品1は、係合爪15が、回路基板2の裏面側に加えて、回路基板2の突起部用貫通口23の側面とも係合する構成となっている点で、第1の実施形態と相違する。
本実施形態に係る係合爪15は、端部側に、第1の押さえ部15aと第2の押さえ部15bとを備えている。第1の押さえ部15aは、第1の実施形態と同様に、回路基板2の裏面と当接して、上下方向において回路基板2に対して係合する。又、第2の押さえ部15bは、第1の押さえ部15aから、更に先端側に延出した部位であり、突起部用貫通口23の内部の内部で回路基板2に対して係合する。
本実施形態においては、係合爪15は、先端側の第2の押さえ部15bを突起部用貫通口23の内部に配設した状態で保持される。この状態で、係合爪15は、突起部14との接続部分を基点として、左右方向に広がるように、弾性変形する。これによって、係合爪15は、第2の押さえ部15bが突起部用貫通口23の側面を付勢する状態となる。これにより、電気部品1は、左右方向に対しても回路基板2に対して固定されることになる。
このように、本実施形態に係る電気部品1によっても、端子間の沿面絶縁距離L1及び端子間の空間絶縁距離L2を延長すると共に、回路基板2に対して安定的に固定することが可能である。特に、本実施形態に係る電気部品1は、第1の押さえ部15aと第2の押さえ部15bによって、上下方向において回路基板2に対して係合すると共に、左右方向においても突起部用貫通口23内で回路基板2に対して係合する。従って、本実施形態に係る電気部品1は、より安定した状態で、回路基板2に対して実装することが可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限らず、種々に変形態様が考えられる。
上記実施形態では、電気部品1の構成の一例を種々に示した。但し、各実施形態で示した態様を種々に組み合わせたものを用いてもよいのは勿論である。
又、上記実施形態では、係合爪15の一例として、返し形状を呈する態様を示したが、他の形状を呈していてもよい。例えば、係合爪15は、突起部14の側面から左右方向に直線的に延出する形状であってもよい。
又、上記実施形態では、電気部品1の一例として、2つの端子12及び13のみを備える態様を示したが、更に複数の端子を有していてもよい。但し、その場合、高電圧が印加される端子間には、上記した突起部14を介在させる構成とする。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本開示に係る電気部品によれば、簡易な構成で、高い絶縁耐力と振動耐性を共に実現することができる。
1 電気部品
2 回路基板
11 本体部
12 第1の端子
13 第2の端子
14 突起部
15 係合爪
16 接着材
17 固定部材
21 第1の端子用貫通口
22 第2の端子用貫通口
23 突起部用貫通口

Claims (11)

  1. 回路基板の表面上に実装される電気部品であって、
    本体部と、
    前記本体部から所定の方向に延出する形状を呈し、前記回路基板に形成された第1及び第2の貫通口それぞれに挿入されて、互いに異なる電圧が印加されるように前記回路基板に接続される第1及び第2の端子と、
    前記第1及び第2の端子の端子間に介在し、前記第1及び第2の端子よりも突出するように前記本体部から前記所定の方向に延出する形状を呈し、前記回路基板に形成された第3の貫通口に挿入される絶縁性の突起部と、
    前記突起部の側面から外側に延出するように配設され、前記回路基板と係合する係合部と、
    を備える、電気部品。
  2. 前記係合部は、前記突起部の側面から両側又は放射状に、前記突起部が延出する方向に対して逆向きに延出する返し形状を呈する、
    請求項1に記載の電気部品。
  3. 前記係合部は、前記回路基板の裏面と係合する、
    請求項1又は2に記載の電気部品。
  4. 前記係合部が前記回路基板の裏面と当接すると共に、前記本体部が前記回路基板の表面と当接することによって、前記回路基板を表裏面から挟持する、
    請求項3に記載の電気部品。
  5. 前記係合部は、弾性変形により、前記回路基板を裏面側から付勢する、
    請求項4に記載の電気部品。
  6. 前記突起部及び前記係合部は、前記本体部を構成するパッケージング素材によって、前記本体部と一体的に形成された、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の電気部品。
  7. 前記突起部は、接着材によって、前記本体部の表面上に固定された、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の電気部品。
  8. 前記突起部及び前記係合部は、前記本体部を把持する固定部材と一体的に形成された、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の電気部品。
  9. 前記係合部は、前記回路基板に形成された前記第3の貫通口の側面と係合する、
    請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の電気部品。
  10. 回路基板の表面上に実装した電気部品の実装構造であって、
    前記回路基板は、
    第1、第2及び第3の貫通口を、有し、
    前記電気部品は、
    本体部と、
    前記本体部から所定の方向に延出する形状を呈し、前記第1及び第2の貫通口それぞれに挿入されて、互いに異なる電圧が印加されるように前記回路基板に接続される第1及び第2の端子と、
    前記第1及び第2の端子の端子間に介在し、前記第1及び第2の端子よりも突出するように前記本体部から前記所定の方向に延出する形状を呈し、前記第3の貫通口に挿入される絶縁性の突起部と、
    前記突起部の側面から外側に延出するように配設され、前記回路基板と係合する係合部と、を有する、
    電気部品の実装構造。
  11. 回路基板の表面上に電気部品を実装するための固定部材であって、
    前記電気部品の本体部から所定の方向に延出する第1及び第2の端子が、前記回路基板に形成された第1及び第2の貫通口それぞれに挿入されるように、前記本体部を保持する保持部と、
    前記第1及び第2の端子の端子間に介在し、前記第1及び第2の端子よりも突出するように前記本体部から前記所定の方向に延出する形状を呈し、第3の貫通口に挿入される絶縁性の突起部と、
    前記突起部の側面から外側に延出するように配設され、前記回路基板と係合する係合部と、
    を備える、電気部品の固定部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019209104A (ja) * 2018-09-03 2019-12-12 株式会社北電子 遊技機

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