JP2018182219A - パワー半導体モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】パワー半導体モジュールの小型化と低コスト化を図るとともに、冷却器と半導体素子との間の冷却効率を高めること。【解決手段】パワー半導体モジュール10は、半導体素子60と、前記半導体素子60を収容したケース70と、前記半導体素子60及び前記ケース70を実装した冷却器11とを備えている。前記冷却器11は、冷媒を通す凹状の冷媒路22を有した本体部20と、前記凹状の冷媒路22を塞ぐように前記本体部20の開口側の端面20aに積層された導電性を有するリッド40とからなる。前記本体部20の開口側の端面20aと前記リッド40との間には、熱伝導性と電気絶縁性とを有した熱伝導性絶縁部材50が介在している。前記半導体素子60は、前記リッド40に実装されている。【選択図】図3
Description
本発明は、パワー半導体モジュールの改良技術に関する。
近年、大電流、高電圧の環境下であっても動作可能なパワー半導体モジュールが、様々な分野で用いられるようになってきている。この種のパワー半導体モジュールの技術が種々提案されてきた(例えば、特許文献1)。
特許文献1で知られているパワー半導体モジュールは、平板状の金属製ベース板(冷却器に相当)と、この金属製ベース板に実装される絶縁基板及びケースとを備える。絶縁基板は、セラミック板と、このセラミック板の下面に設けられた金属製の放熱板と、セラミック板の上面に設けられた金属製の回路板とからなる。放熱板は、ハンダ層によって金属製ベース板に実装されている。回路板には、ハンダ層によって半導体チップ(半導体素子に相当)が実装されている。絶縁基板及び半導体チップは、ケースに収容されている。ケースの内部はゲルによって封止されている。このように、半導体チップ及びケースは、金属製ベース板に実装されている。
しかし、特許文献1で知られているパワー半導体モジュールは、前記絶縁基板を採用しているので、その分、コストが増す。パワー半導体モジュールの低コスト化を図るには、改良の余地がある。しかも、冷却器と半導体素子との間に絶縁基板が介在している分、冷却器と半導体素子との間の距離が大きいので、その間の熱抵抗が増える。つまり、冷却器と半導体素子との間の冷却効率は、比較的低い。この低効率を補うには、冷却器と絶縁基板との接触面積を増やす必要がある。これでは、パワー半導体モジュールの小型化を図る上で、不利である。
本発明は、パワー半導体モジュールの小型化と低コスト化を図るとともに、冷却器と半導体素子との間の冷却効率を高めることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、半導体素子と、前記半導体素子を収容したケースと、前記半導体素子及び前記ケースを実装した冷却器とを備えたパワー半導体モジュールにおいて、
前記冷却器は、冷媒を通す凹状の冷媒路を有した本体部と、前記本体部の開口側の端面に積層された導電性を有するリッドとからなり、前記本体部の開口側の端面と前記リッドとの間には、熱伝導性と電気絶縁性とを有した熱伝導性絶縁部材が介在しており、前記半導体素子は、前記リッドに実装されていることを特徴とする。
前記冷却器は、冷媒を通す凹状の冷媒路を有した本体部と、前記本体部の開口側の端面に積層された導電性を有するリッドとからなり、前記本体部の開口側の端面と前記リッドとの間には、熱伝導性と電気絶縁性とを有した熱伝導性絶縁部材が介在しており、前記半導体素子は、前記リッドに実装されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記熱伝導性絶縁部材は、両面に接着層を有するとともに熱伝導性と電気絶縁性とを有した樹脂シートによって構成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記本体部は、前記冷媒路の底面から、前記本体部の開口側の端面まで、起立した複数の冷却フィンを有し、前記複数の冷却フィンは、複数の厚肉状の厚肉フィンと、複数の薄肉状の薄肉フィンとからなり、前記パワー半導体モジュールを、前記半導体素子側から前記冷却器側へ向かって見たときに、前記複数の厚肉フィンは、前記リッドの縁の少なくとも一部と、前記ケースの少なくとも一部とに、重なり合っていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、前記複数の厚肉フィンの列と、前記複数の薄肉フィンの列とは、前記冷媒路を流れる前記冷媒の流れ方向に交互に配列され、且つ、各列毎に千鳥配列されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、本体部とリッドとは、熱伝導性絶縁部材によって互いに電気的に絶縁されている。このため、導電性を有するリッドに対して半導体素子を直接実装することが可能である。リッドには、半導体素子を実装する面に、別個の電気絶縁部材を設ける必要はない。よって、電気絶縁部材の削減により、半導体素子を実装する高さ方向が低くなり、パワー半導体モジュールの小型化に寄与するとともに、このパワー半導体モジュールの製造コストを低減することができる。しかも、別個の電気絶縁部材が不要なので、冷却器と半導体素子との距離が短くなり、冷却器と半導体素子との間の熱抵抗を低減できることにより、冷却効率を高めることができる。
請求項2に係る発明では、熱伝導性と電気絶縁性とを有した樹脂シートを、本体部とリッドとに貼り付けるだけで、本体部とリッドとの間を電気的に絶縁することができるとともに、リッドから本体部への放熱性を確保することができる。しかも、熱伝導性絶縁部材を樹脂シートによって構成するので、パワー半導体モジュールの薄型化を、より一層図ることができる。
請求項3に係る発明では、本体部の開口側の端面に対して、リッドとケースとを重ねて実装する場合に、リッドの縁とケースの、各々少なくとも一部は、複数の厚肉フィンの先端面に重なる。厚肉フィンの先端面の面積は、薄肉フィンの先端面の面積よりも大きい。薄肉フィンの先端面に比べて、面積が大きい厚肉フィンの先端面に、リッドの縁とケースの一部を重ねることができるので、リッドとケースとを本体部に実装しやすい。
請求項4に係る発明では、冷媒路における冷媒の流れの偏りを規制して極力均一化することができる。この結果、冷却器の冷却効率を高めることができる。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例に係るパワー半導体モジュールについて図1〜図4に基づき説明する。
図1(a)は、パワー半導体モジュールの平面図である。図1(b)は、パワー半導体モジュールの冷却器の本体部を開口側から見た図である。図2は、図1(a)に示されるパワー半導体モジュールの一部の拡大図である。図3(a)は、図2の3−3線に沿った断面図である。図3(b)は、図3(a)に示されるパワー半導体モジュールの分解図である。図4(a)は、図2の4−4線に沿った断面図である。図4(b)は、図4(a)に示されるパワー半導体モジュールの分解図である。
パワー半導体モジュール10は、冷却器11と、少なくとも1つの半導体素子60と、ケース70とを備えた、いわゆる電子回路ユニットである。
冷却器11は、1つの本体部20と、少なくとも1つのリッド40とからなる。本体部20は、アルミニウム合金等の金属製の平面視矩形状の部材であって、例えばダイキャスト品からなる。この本体部20は、平坦な1つの面20aに形成されてなる凹状の冷媒路22を有する。つまり、この冷媒路22は、1つの面20aに開口している。本体部20の1つの面20aのことを、以下「開口側の端面20a」という。
詳しく述べると、図1(b)に示されるように、本体部20を開口側の端面20a側から見て、この本体部20は一定幅の外周壁21に囲まれた、矩形状の冷媒路22を有する。この冷媒路22は、本体部20の長手方向Arに長い。本体部20の外周壁21には、冷媒(例えば冷却水)を冷媒路22へ供給する冷媒入口23と、冷媒路22から冷媒を排出する冷媒出口24とが設けられている。この冷媒出口24は、冷媒入口23に対して本体部20の反対側に位置することが好ましい。例えば、冷媒入口23は本体部20の長手方向Arの一端に位置している。冷媒出口24は、本体部20の長手方向Arの他端に、且つ、冷媒入口23とは本体部20の幅方向Wiの反対側に位置している。
図3も参照すると、冷媒路22の底面22aは、開口側の端面20aに平行である。本体部20は、冷媒路22の底面22aから、本体部20の開口側の端面20aまで、それぞれ起立した、1つの仕切り板25と複数の冷却フィン26とを有する。1つの仕切り板25と複数の冷却フィン26の、それぞれの先端面25a,26aは開口側の端面20aに平行な平坦面である。
仕切り板25は、本体部20の幅方向Wiの中央に位置するとともに、本体部20の長手方向Arへ細長く延びている。冷媒路22の長手方向両端と、仕切り板25の長手方向両端との間には、冷媒が通過可能な通路27,28を有する。仕切り板25は、冷媒路22を幅方向Wiの両側に、第1流路31と第2流路32とに仕切る。冷媒入口23から冷媒路22へ流入した冷媒は、入口側の通路27で幅方向Wi両側に分かれて、第1流路31または第2流路32を流れた後に、出口側の通路28で再び合流して、冷媒出口24から流出する。以下、第1流路31と第2流路32を流れる冷媒の流れ方向Foのことを、適宜「冷媒路22を流れる冷媒の流れ方向Fo」と言い換える。
図1(b)に示されるように、本体部20を開口側の端面20a側から見て、全ての冷却フィン26は、全体として本体部20の長手方向Arに細長い形であり、仕切り板25に沿って位置している。複数の冷却フィン26は、複数の厚肉状の厚肉フィン33と、複数の薄肉状の薄肉フィン34とからなる。厚肉フィン33の全体形状は、開口側の端面20a側から見て、長手中央から前端と後端へ向かって尖りつつ、丸みを帯びている。つまり、厚肉フィン33は長手中央部分が最も肉厚である。薄肉フィン34は、一定厚みの平板であって、厚肉フィン33の長手中央部分よりも薄肉である。
複数の厚肉フィン33は、本体部20の幅方向Wiへ一定の個数ずつ、1列に整列している。同様に、複数の薄肉フィン34も、本体部20の幅方向Wiへ一定の個数ずつ、1列に整列している。例えば、第1流路31と第2流路32には、それぞれ4個ずつの厚肉フィン33が、幅方向Wiへ1列に整列している。第1流路31の厚肉フィン33の列35と、第2流路32の厚肉フィン33の列35とは、幅方向Wiへ一直線状に整列している。また、第1流路31と第2流路32には、それぞれ3個ずつの薄肉フィン34が、幅方向Wiへ1列に整列している。第1流路31の薄肉フィン34の列36と、第2流路32の薄肉フィン34の列36とは、幅方向Wiへ一直線状に整列している。
さらに、第1流路31にそれぞれ位置している、複数の厚肉フィン33の列35と、複数の薄肉フィン34の列36とは、冷媒路22を流れる冷媒の流れ方向Foに交互に配列され、且つ、各列35,36毎に千鳥状に配列されてなる。第2流路32にそれぞれ位置している、複数の厚肉フィン33の列35と、複数の薄肉フィン34の列36も、同様に千鳥状に配列されてなる。このように千鳥配列をすることにより、冷媒路22における冷媒の流れの偏りを規制して極力均一化することができる。この結果、冷却器11の冷却効率を高めることができる。
リッド40は、本体部20の開口側の端面20aに積層された平板によって構成されており、基材40又は基板40ともいう。このリッド40は、導電性を有しており、ハンダ付けが可能な材料によって構成されている。
本体部20の開口側の端面20aとリッド40との間には、熱伝導性絶縁部材50が介在している。この熱伝導性絶縁部材50は、熱伝導性と電気絶縁性とを有した平板状の部材であって、本体部20の開口側の端面20a全体を覆い、且つ端面20aに固定されている。このため、本体部20の開口側の端面20aは、熱伝導性絶縁部材50によって密封されている。
好ましくは、熱伝導性絶縁部材50は、両面に接着層を有するとともに熱伝導性と電気絶縁性とを有した樹脂シート51によって構成される。この樹脂シート51は、熱伝導性と電気絶縁性とが優れたシート(薄膜を含む)の両面に、接着層を有した構成であり、柔軟性と加工性を有することが、より好ましい。この樹脂シート51は、一般に高熱伝導性絶縁シートとして知られている(例えば、特開2015−202995号公報、特開2016−060785号公報参照)。
本体部20の開口側の端面20aの全体が、1枚の樹脂シート51により覆われている。しかも、この樹脂シート51は、自己の接着層により端面20aに固定されてなる。このため、冷媒路22の開口22b(図3(b)参照)は、樹脂シート51によって密閉されている。さらに、樹脂シート51は、仕切り板25と複数の冷却フィン26の、それぞれの先端面25a,26aにも重ねられ且つ接着層により固定されてなる。
このように、熱伝導性と電気絶縁性とを有した樹脂シート51を、本体部20とリッド40とに貼り付けるだけで、本体部20とリッド40との間を電気的に絶縁することができるとともに、リッド40から本体部20への放熱性を確保することができる。しかも、熱伝導性絶縁部材50を樹脂シート51によって構成するので、パワー半導体モジュール10の薄型化を、より一層図ることができる。
半導体素子60は、IGBT等の発熱性が高いパワー半導体を含んでおり、リッド40にハンダ層61によって実装されている。例えば、1つの本体部20に対して複数個のリッド40が組み合わされ、それぞれのリッド40に対して複数の半導体素子60が実装される。図1に示される例では、本体部20の幅方向Wiに2つのリッド40が配列されている。各リッド40には、それぞれ幅方向Wiに配列された2つずつの半導体素子60が、実装されている。
図4も参照すると、ケース70は、半導体素子60を収容している。半導体素子60及びケース70は、冷却器11に実装されている。詳しく述べると、パワー半導体モジュール10を、半導体素子60側から冷却器11側へ向かって(つまり矢印Ia方向に)見たときに、ケース70は、グリッド状(格子状)の構成であり、矢印Ia方向に貫通した複数の収納孔71を有する。このケース70は、矢印Ia方向に見て、冷却器11の外周壁21の上にそのまま重なる外枠72と、この外枠72の幅中央に位置して外枠72を幅方向Wiに2区分する幅区画板73と、外枠72を長手方向に複数に区分けする複数の長手区画板74とからなる。
それぞれ区画された複数の収納孔71には、複数のリッド40及び複数の半導体素子60が収容されている。複数の収納孔71に収容された各々のリッド40は、樹脂シート51に重ねられ、且つ接着層によって固定されている。図3(a)に示されるように、ケース70には端子75が設けられている。各半導体素子60の電極同士や、半導体素子60の電極と端子75との間は、ボンディングワイヤ76によって配線されている。各収納孔71内は、封止樹脂77によって封止されている。
上述のように、本体部20と複数のリッド40とは、熱伝導性絶縁部材50によって互いに電気的に絶縁されている。このため、導電性を有する複数のリッド40に対して各々の半導体素子60を直接実装することが可能である。複数のリッド40には、半導体素子60を実装する面に、別個の電気絶縁部材を設ける必要はない。よって、電気絶縁部材の削減により、半導体素子60を実装する高さ方向が低くなり、パワー半導体モジュール10の小型化に寄与するとともに、このパワー半導体モジュール10の製造コストを低減することができる。しかも、別個の電気絶縁部材が不要なので、冷却器11と各半導体素子60との距離が短くなり、冷却器11と各半導体素子60との間の熱抵抗を低減できることにより、冷却効率を高めることができる。
図2、図3(a)、図4(a)に示されるように、パワー半導体モジュール10を、半導体素子60側から冷却器11側へ向かって(矢印Ia方向に)見たときに、複数の厚肉フィン33は、リッド40の縁41の少なくとも一部と、ケース70の少なくとも一部とに、重なり合っている。
より詳しく述べると、ケース70の外枠72は、冷却器11の外周壁21に対して矢印Ia方向に全体が重なっており、樹脂シート51を介して開口側の端面20aに載置され且つ固定されている。ケース70の幅区画板73は、冷却器11の仕切り板25に対して矢印Ia方向に概ね全体が重なっており、樹脂シート51を介して仕切り板25に載置され且つ固定されている。ケース70の複数の長手区画板74は、冷却器11の外周壁21と仕切り板25と複数の厚肉フィン33とに対して矢印Ia方向に概ね全体が重なっており、樹脂シート51を介して載置され且つ固定されている。
リッド40の縁41の少なくとも一部は、冷却器11の外周壁21に対して矢印Ia方向に重なっており、樹脂シート51を介して開口側の端面20aに載置され且つ固定されている。さらに、リッド40の縁41の少なくとも一部は、冷却器11の仕切り板25と複数の厚肉フィン33とに対して矢印Ia方向に重なっており、樹脂シート51を介して、それぞれ載置され且つ固定されている。さらに、リッド40の中央部分は、冷却器11の複数の薄肉フィン34に対して矢印Ia方向に重なっており、樹脂シート51を介して、それぞれ載置され且つ固定されている。
このように、本体部20の開口側の端面20aに対して、リッド40とケース70とを重ねて実装する場合に、リッド40の縁41とケース70の縁70aの、各々少なくとも一部は、複数の厚肉フィン33の先端面33aに重なる。厚肉フィン33の先端面33aの面積は、薄肉フィン34の先端面34a(図4(b)参照)の面積よりも大きい。薄肉フィン34の先端面34aに比べて、面積が大きい厚肉フィン33の先端面33a、にリッド40の縁41とケース70の縁70aの一部を重ねることができるので、本体部20に実装しやすい。
なお、本発明では、厚肉フィン33と薄肉フィン34とは、上記実施例のように互いに分割した構成の他に、一体化した構成であってもよい。
本発明は、車両に搭載されるパワー半導体モジュールに好適である。
10…パワー半導体モジュール、11…冷却器、20…本体部、20a…開口側の端面、22…冷媒路、22a…底面、26…冷却フィン、33…厚肉フィン、34…薄肉フィン、35…厚肉フィンの列、36…厚肉フィンの列、40…リッド、41…リッドの縁、50…熱伝導性絶縁部材、51…樹脂シート、60…半導体素子、70…ケース、70a…ケースの縁、Fo…冷媒路の流れ方向、Ia…半導体素子側から冷却器側へ向かう方向。
Claims (4)
- 半導体素子と、前記半導体素子を収容したケースと、前記半導体素子及び前記ケースを実装した冷却器とを備えたパワー半導体モジュールにおいて、
前記冷却器は、冷媒を通す凹状の冷媒路を有した本体部と、前記本体部の開口側の端面に積層された導電性を有するリッドとからなり、
前記本体部の開口側の端面と前記リッドとの間には、熱伝導性と電気絶縁性とを有した熱伝導性絶縁部材が介在しており、
前記半導体素子は、前記リッドに実装されていることを特徴とするパワー半導体モジュール。 - 前記熱伝導性絶縁部材は、両面に接着層を有するとともに熱伝導性と電気絶縁性とを有した樹脂シートによって構成されていることを特徴とする請求項1記載のパワー半導体モジュール。
- 前記本体部は、前記冷媒路の底面から、前記本体部の開口側の端面まで、起立した複数の冷却フィンを有し、
前記複数の冷却フィンは、複数の厚肉状の厚肉フィンと、複数の薄肉状の薄肉フィンとからなり、
前記パワー半導体モジュールを、前記半導体素子側から前記冷却器側へ向かって見たときに、前記複数の厚肉フィンは、前記リッドの縁の少なくとも一部と、前記ケースの少なくとも一部とに、重なり合っていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパワー半導体モジュール。 - 前記複数の厚肉フィンの列と、前記複数の薄肉フィンの列とは、前記冷媒路を流れる前記冷媒の流れ方向に交互に配列され、且つ、各列毎に千鳥配列されていることを特徴とする請求項3記載のパワー半導体モジュール。
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