JP2018181554A - ヒータユニット及び車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒータ素子の断線を防止し、作業性を向上したヒータユニット及びそれを用いた車両用シートを提供すること。【解決手段】基材11と、該基材11上に配設されるヒータ素子10とからなり、複数の採暖部31aが連結部31bで連結されており、該連結部31bにおいて、上記ヒータ素子10の少なくとも一部が上記基材11及び被覆材11bによって挟持されているとともに、上記ヒータ素子10における上記基材11及び上記被覆材11bによって挟持されている箇所において、上記ヒータ素子10が、上記基材11及び上記被覆材11bと一体化している部分と、上記基材11及び上記被覆材11bと一体化していない部分とを有することを特徴とするヒータユニット31。上記のヒータユニット31が配設される車両用シート。【選択図】 図1

Description

本発明は、電気毛布、電気カーペット、カーシートヒータなどに好適に使用可能なヒータユニットに係り、ヒータ素子の断線を防止し、ヒータユニットを車両用シート等に設置する際の作業性を向上させたものに関する。
従来より、車両用シートに装着されシートヒータとして供されるヒータユニットとしては、例えば、基材上に熱融着部を備えたコード状ヒータを蛇行配線し、加熱加圧による熱融着により基材と熱融着部を接着固定した構成のもの(例えば、特許文献1,2参照)や、カレンダー加工を施して表面を硬化させた不織布を基材とし、基材の硬化させた表面上にヒータ線を縫合したもの(例えば、特許文献3)などがある。また、本願発明に関連する技術として、例えば、特許文献5〜7が挙げられる。
実公平6−25916号公報:クラベ 特許第4202071号公報:クラベ 特開2007−200866公報:松下電器産業 特開2004−123721公報:松下電器産業 特開2010−3543公報:クラベ 特開2015−64926公報:クラベ 特開平7−57855公報:三菱電線工業
上記のようなヒータユニットに対し、特にカーシートヒータに適用した際には、市場からは更に高度な要求がなされている。まず、運転者等の着座・離座によって繰り返し加えられる荷重や、ヒータユニットを車両用シートに設置する際の作業に対しても、ヒータ素子の断線が生じないことが要求されている。車両用シートには、シート表皮をシートパットに固定するための吊り込み部が形成されており、この吊り込み部にはヒータユニットを配置することができないため、吊り込み部を避けるようにヒータユニットの採暖部を分割し、これら採暖部を連結部で連結する構成がとられている。このような連結部は、幅が狭く、且つ、車両用シートへのヒータユニット設置の際に強い引張力を受けることから、この部分で断線する可能性が高い。
このような問題に対し、上記特許文献2には、連結部において、ヒータ素子を基材に接着固定しない離脱部を設けることが記載されている。しかし、その場合、他の問題が生じることになる。即ち、離脱部においては、ヒータ素子が宙に浮いて自由に動いてしまうことになることから、ヒータユニットの設置の際に、離脱したヒータ素子を適切な位置に収納する作業が必要となってしまう。ヒータ素子の収納位置が不適切であると、ヒータ素子に予期しない荷重がかかったり、鋭角の屈曲が加わったりすることで、ヒータ素子の断線が生じてしまう恐れがあるため、作業は充分な注意が必要な煩雑なものとなってしまう。これを解決するために、例えば、特許文献6,7には連結部の基材を筒状にし、この筒状部分では基材とヒータ素子を一体化させずに自由に動けるようすることが記載されている。しかし、このようなものでも、ヒータ素子の断線防止にはまだ充分な効果が得られていなかった。
本発明はこのような従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ヒータ素子の断線を防止し、作業性を向上したヒータユニットを提供することにある。
上記目的を達成するべく、本発明によるヒータユニットは、基材と、該基材上に配設されるヒータ素子と、からなるヒータユニットにおいて、上記ヒータユニットは、複数の採暖部が連結部で連結されており、該連結部において、上記ヒータ素子の少なくとも一部が上記基材及び被覆材によって挟持されているとともに、上記ヒータ素子における上記基材及び上記被覆材によって挟持されている箇所において、上記ヒータ素子が、上記基材及び上記被覆材と一体化している部分と、上記基材及び上記被覆材と一体化していない部分とを有することを特徴とするものである。
また、上記被覆材における上記ヒータ素子の長さ方向の両端部において、上記基材及び上記被覆材と上記ヒータ素子が一体化していることが考えられる。
また、上記被覆材が、上記基材と連続した部材であり、上記基材の延長部が折り返されて形成されたものであることが考えられる。
また、上記被覆材が、上記基材とは別部材のものであることが考えられる。
また、上記ヒータ素子がコード状ヒータであり、所定のパターン形状にて上記基材上に配設されていることが考えられる。
また、本発明による車両用シートは、シート表皮とシートパットを有し、上記シート表皮を上記シートパットに固定するための吊り込み部が形成され、上記シート表皮と上記シートパットの間に上記のヒータユニットが配設された車両用シートにおいて、上記吊り込み部が位置する箇所を避けるように上記採暖部が配置され、上記吊り込み部が位置する箇所に上記連結部が配置されることを特徴とするものである。
本発明によるヒータユニットによれば、連結部において、ヒータ素子が基材と一体化していない部分と、ヒータ素子が基材及び被覆材と一体化している部分を有しているため、一体化している部分ではヒータ線を確実に固定し、一方、一体化していない部分ではヒータ素子が強い引張力を受けることない。この相互の作用によって、この連結部での断線を防止することができる。また、連結部において、ヒータ素子が基材及び被覆材によって挟持されているため、ヒータ素子が宙に浮いて自由に動いてしまうことがなく、ヒータユニットを車両用シート等に設置する際の作業性に優れることになる。
本発明による実施の形態を示す図で、ヒータユニットの構成を示す平面図である。 本発明による実施の形態を示す図で、ヒータユニットの一部を拡大したした平面図である。 本発明による実施の形態を示す図で、ホットプレス式ヒータ製造装置の構成を示す図である。 本発明による実施の形態を示す図で、コード状ヒータを所定のパターン形状に配設する様子を示す一部斜視図である。 本発明による実施の形態を示す図で、コード状ヒータの構成を示す一部切り欠き側面図である。 本発明による実施の形態を示す図で、ヒータユニットを車両用シート内に埋め込んだ様子を一部切り欠いて部示す斜視図である。 本発明による他の実施の形態を示す図で、コード状ヒータの構成を示す一部切り欠き側面図である。 本発明による他の実施例を示す図で、ヒータユニットの一部を拡大した平面図である。 折り曲げ試験の試験装置を示す側面図である。
以下、図1〜図5を参照して本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態は、本発明を車両用シートのシートヒータに適用することを想定した例を示すものである。
まず、本実施の形態におけるヒータ素子の構成から説明する。本実施の形態は、ヒータ素子としてコード状ヒータ10を使用した例である。本実施の形態におけるコード状ヒータ10は図5に示すような構成になっている。まず、外径約0.2mmの芳香族ポリアミド繊維束からなるヒータ芯3の外周に、素線径0.08mmの錫銅合金線からなる導体素線5aを7本引き揃え、ピッチ1mmで螺旋状に巻装して発熱線1を構成する。なお、導体素線5aには、シリコーンゴムからなる絶縁被膜5bが厚さ約0.005mmで被覆されている。この発熱線1の外周に、熱融着部9としての難燃剤が配合されたポリエチレン樹脂が0.30mmの厚さで押出・被覆されている。コード状ヒータ10はこのような構成になっていて、その仕上外径は1.0mmである。又、屈曲性や引張強度を考慮した場合には上記ヒータ芯3は有効であるが、ヒータ芯3の代わりに複数本の発熱体素線を引き揃えるか或いは撚り合わせたものを使用することも考えられる。
次に、上記構成をなすコード状ヒータ10を接着・固定する基材11の構成について説明する。本実施例における基材11は、低融点ポリエステルを鞘成分とする芯鞘構造を有する熱融着性繊維10%と、難燃性ポリエステル繊維からなる難燃性繊維90%とを混合させた不織布(目付150g/m,厚さ0.6mm)で構成にされている。なお、この不織布は、繊維を構成する材料を溶融押出して紡糸しながら積層してウェブを形成して得たものであり、長繊維からなるものである。この長繊維とは、繊維長さを有さない連続した繊維のことであり、フィラメントとも称される。また、本実施の形態によるヒータユニット31は、2つの採暖部31a,31a´が、2つの連結部31b,31b´で連結された形状であるため、基材11もそれに対応した形状となっている。
次に、上記コード状ヒータ10を基材11上に蛇行形状で配設して接着・固定する構成について説明する。本実施の形態においては、蛇行間隔を20mmとした。図3はコード状ヒータ10を基材11上に接着・固定させるためのホットプレス式ヒータ製造装置13の構成を示す図である。まず、ホットプレス治具15があり、このホットプレス治具15上には複数個の係り止め機構17が設けられている。上記係り止め機構17は、図4に示すように、ピン19を備えていて、このピン19はホットプレス冶具15に穿孔された孔21内に下方より差し込まれている。このピン19の上部には係り止め部材23が軸方向に移動可能に取り付けられていて、コイルスプリング25によって常時上方に付勢されている。そして、図4中仮想線で示すように、これら複数個の係り止め機構17の係り止め部材23にコード状ヒータ10を引っ掛けながら蛇行形状にて配設することになる。
図3に戻って、上記複数個の係り止め機構17の上方にはプレス熱板27が昇降可能に配置されている。すなわち、コード状ヒータ10を複数個の係り止め機構17の係り止め部材23に引っ掛けながら蛇行形状にて配設し、その上に基材11を置く。その状態で上記プレス熱板27を降下させてコード状ヒータ10と基材11に、例えば、230℃/5秒間の加熱・加圧を施すものである。それによって、コード状ヒータ10側の熱融着部9と基材11側の熱融着性繊維が融着することになり、その結果、コード状ヒータ10と基材11が接着・固定されることになる。尚、上記プレス熱板27の降下による加熱・加圧時には複数個の係り止め機構17の係り止め部材23はコイルスプリング25の付勢力に抗して下方に移動するものである。また、連結部31b,31b´の位置については、コード状ヒータ10と基材11が一体化しない構成とするため、プレス熱板27における連結部31b,31b´に位置する箇所については、凹部が形成されている。これにより、連結部31b,31b´の位置については、加熱・加圧されることはなく、コード状ヒータ10と基材11が接着・固定されなくなる。
このようにして、連結部31b,31b´以外の位置について、コード状ヒータ10と基材11が接着・固定されたヒータユニット31が得られる。このヒータユニット31について、連結部31b,31b´において、コード状ヒータ10を基材11及び被覆材11b、11b´によって挟持する。被覆材11b、11b´は、基材11と同じ材料のものを使用し、予め、連結部31b,31b´の形状に適合したものを用意した。連結部31b,31b´において、この被覆材11b、11b´を基材11におけるコード状ヒータ10が配設された面に配置して、被覆材11b、11b´におけるコード状ヒータ10の長さ方向の両端部を接着する。この際、中間部(両端部以外)は接着しない。図2において、接着により一体化した一体化部をAにて示し(図2において斜線にて示した部分)、接着せず一体化していない非一体化部をFにて示す。接着は、市販の粘着テープを使用して行ったが、各種接着剤を使用しても良いし、上記のプレス熱板27による加熱・加圧時に予め被覆材11b、11b´を連結部31b,31b´に配置しておき、コード状ヒータ10の接着・固定と併せて行っても良い。このようなプレス熱板27による加熱・加圧の場合、コード状ヒータ10側の熱融着部9と基材11及び被覆材11b、11b´側の熱融着性繊維が融着することになるため、市販の粘着テープのような各種接着剤を使用しなくとも、コード状ヒータ10の一部が、基材11及び被覆材11b、11b´と接着し一体化することとなる。
基材11のコード状ヒータ10を配設しない側の面には、接着層の形成、或いは、両面テープの貼り付けがなされても良い。これは、座席に取り付ける際、ヒータユニット31を座席に固定するためのものである。
上記作業を行うことにより、図1に示すような車両用シートヒータのヒータユニット31を得ることができる。尚、上記ヒータユニット31におけるコード状ヒータ10の両端、及び、温度制御装置39にはコードが接続されており、このコードにより、コード状ヒータ10、温度制御装置39、及び、コネクタ35が接続されている。そして、このコネクタ35を介して図示しない車両の電気系統に接続されることになる。
そして、上記構成をなすヒータユニット31は、図6に示すような状態で、車両用シート41内に埋め込まれて配置されることになる。すなわち、上記した通り、車両用シート41のシート表皮43又はシートパット45に、ヒータユニット31が貼り付けられることとなるものである。この際、ヒータユニット31におけるコード状ヒータ10が配設された面がシート表皮43側となっていることが好ましい。これにより、コード状ヒータ10からの熱が、基材11によって断熱されることなく、シート表皮43のみを介して着座者に伝わることになり、熱効率に優れるものとなる。また、車両用シート41の吊り込み部47が位置にする箇所を避けるように採暖部31a,31a´が配置され、吊り込み部47が位置にする箇所に連結部31b,31b´が配置されるよう、ヒータユニット31が車両用シート41に配置される。
上記実施の形態のようにして得られたヒータユニット31は、連結部31b,31b´において、ヒータ素子10が基材11及び被覆材11b、11b´と一体化していない部分を有するため、連結部31b,31b´近傍に強い力が加わってもヒータ素子10が強い引張力を受けることなく、この部分での断線を防止することができる。特に、ヒータ素子10が基材11及び被覆材11bと一体化している部分と、一体化していない部分を両方有することで、ヒータ素子が基材に確実に固定されるとともに、ヒータ素子が動くことが可能な部分を有することになるので、特定点での屈曲を受けにくくなり、断線がしにくくなると推察される。より詳しく説明すると以下の通りである。ヒータユニット31が受ける屈曲は、所定の箇所に生じる屈曲線で山折り又は谷折りによって生じることになる。吊り込み部47に配置されるヒータユニット31の連結部31bにおいては、この屈曲線は、連結部31bによって基材11を連結する方向に垂直に引かれることになる。ここで、配設されたヒータ素子10が、屈曲線に対して垂直であると、屈曲角度は大きくなり、且つ、屈曲線近傍に集中して屈曲を受けることがあるため、ヒータ素子10にかかる負担は大きいものとなる可能性がある。ヒータ素子10と屈曲線との角度が小さくなってくると、実質的なヒータ素子10の屈曲角度は小さくなる。更に、屈曲線近傍でヒータ素子10が基材11及び被覆材11bと一体化しておらず自由に移動できるようになっていれば、繰返しの屈曲でヒータ素子10が移動しながら屈曲されることになり、その結果、屈曲位置が特定位置に集中しないため、ヒータ素子10にかかる負担は小さいものとなる。なお、ヒータ素子10と屈曲線との角度は、上記の通り小さい方が屈曲に対しては好ましいが、この角度が小さすぎると連結部31bの幅が大きくなりすぎるようになる。そのため、連結部31bによって基材11を連結する方向とヒータ素子10の角度が30〜60度になるよう設計することが好ましい。このように、連結部31bにおいては、ヒータ素子10の角度が所定の範囲となっていることが好ましいが、上記特許文献6,7のように、ヒータ素子10が何ら固定されてない状態であると、この角度を保持することができない。そこで本発明では、ヒータ素子10が基材11及び被覆材11bと一体化している部分を有することにより、この角度を保持し、屈曲に対するヒータ素子の断線防止を図ったものである。また、連結部31bにおいて、ヒータ素子10が基材11と被覆材11bの間に挟持されているため、ヒータ素子10が宙に浮いて自由に動いてしまうことがなく、ヒータユニット31を車両用シート41等に設置する際の作業性に優れることになる。特に、ヒータ素子が基材11と被覆材11bの両方と一体化しているため、被覆材11の浮き上がりも少なく、より一層、車両用シート41等に設置する際の作業性に優れることになる。
上記一体化部A、非一体化部Fの箇所は任意で設定することができる。被覆材11bがめくれ上がるような不具合を防止するために、被覆材11bにおけるヒータ素子10の長さ方向の両端部において、基材11及び被覆材11bとヒータ素子10が一体化していることが好ましい。また、両端部以外の中間部については非一体化部Fとしてもよいが、必要に応じてその他の部分に一体化部Aを形成してもよい。例えば、ヒータ素子10が蛇行形状で配設されている場合、直線部分を一体化部A、曲がり部分を非一体化部Fとすることや、その逆に、直線部分を非一体化部F、曲がり部分を一体化部Aとすることも考えられる。また、上記の通り、ヒータユニット31が車両用シート41に配置される際、吊り込み部47が位置にする箇所に連結部31b,31b´が配置されるようことが好ましい。特に、吊り込み部47への配置に当たって折り曲げられる箇所や、屈曲を受けやすい箇所について、非一体化部Fが位置するようにすることが好ましい。例えば、被覆材11bにおけるヒータ素子10の長さ方向の両端部、及び、吊り込み部47に設置した際に最底部となる箇所について一体化部Aを形成し、その他の箇所について非一体化部Fとすることも考えられる。また、一体化部Aと非一体化部Fの面積比については任意に設定されるが、一体化部Aが大きすぎるとヒータ素子10の自由な動きが妨げられて断線防止の効果が低下し、非一体化部Fが大きすぎるとヒータ素子10の固定が不充分となってしまう傾向がある。
なお、ヒータ素子10が存在しない箇所において、基材11と被覆材11bが接着等により一体化していても構わない。また、被覆材11bにおけるヒータ素子10の長さ方向の両端部において、ヒータ素子10が存在する位置のみ基材11及び被覆材11bとヒータ素子10が一体化し、ヒータ素子が存在しない位置については基材11と被覆材11bが接着されていないような態様も考えられる。
上記のようにして得られたヒータユニット31に対し、折り曲げ試験を行った。折り曲げ試験は、図9に示す試験装置51を使用するものであり、この試験装置51は、試料であるヒータユニット31を固定する押さえ金具53,53´、一方の押さえ金具53が設置され上下に往復運動する上板55、もう一方の押さえ金具53´が設置され緩衝材を有する下板57からなる。まず、ヒータユニット31における連結部31bが2つの押さえ金具53,53´に位置するように、試験装置51にヒータユニット31がセットされる。その状態で、ヒータユニット31における押さえ金具53,53´間の略中央部が折り曲げられるように、上板55が上下に往復運動される。この往復運動は、2秒/サイクルの周期、上板55と下板57の間隔Lについて最小値L=3mm、最大値L=90mmとなる振幅で行われた。また、折り曲げの線が、コード状ヒータ10に対して45度の角度となるよう、押さえ金具53,53´をセットした。この間、ヒータユニット31のコード状ヒータ10における7本の各導体素線5aには独立して通電がなされており、ヒータユニット31の折り曲げにより何れか1本の導体素線5aが断線するまでの往復回数を測定した。なお、試料数n=5とし、平均値を測定結果として用いた。本実施の形態に対し、連結部31bにおいて被覆材11bを使用しておらず、且つ、基材11上にコード状ヒータ10が接着・固定されたものについて、比較の形態とし、同様に折り曲げ試験を行った。これら試験結果を表1に示す。
Figure 2018181554
表1に示す通り、本実施の形態によるヒータユニット31は、100万回を超える折り曲げに対しても、導体素線5aの断線はなく、確実な断線の防止が図られたものであることが確認された。なお、この折り曲げ試験の間、コード状ヒータ10は筒状の基材11内部に挿通されたままであり、コード状ヒータ10予期せぬ位置に移動してしまうようなことはなかった。一方、比較の形態によるヒータユニット31は、3万回程度で導体素線の断線が確認されており、実使用上は充分ではあるが、更なる断線の防止策が必要なものであった。
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。コード状ヒータ10は、従来公知の種々のコード状ヒータを使用することができる。例えば、図7に示すような構成のものも考えられる。具体的には、外径約0.2mmの芳香族ポリアミド繊維束からなるヒータ芯3があり、該ヒータ芯3の外周には、素線径0.08mmの錫鍍金硬質錫入り銅合金線(TH−SNCC−3)又は銅ニッケル合金線(CNW−5)からなる6本の導体素線5aを引き揃えて構成されたものがピッチ約0.7mmで螺旋状に巻装されている。このヒータ芯3上に導体素線5aを巻装したものの外周に、絶縁体層7としての四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体(FEP)が約0.15mmの肉厚で押出・被覆され、発熱線1が構成されている。又、この発熱線1の外周には、更に、熱融着部9としての難燃剤が配合されたポリエステル樹脂が0.4mmの厚さで押出・被覆されている。コード状ヒータ10はこのような構成になっていて、その仕上外径は1.5mmである。また、コード状ヒータ10を構成する各構成材料についても、種々のものが使用できるため、適宜選定すればよい。また、温度検知線や圧力検知線、人体検知線などと一体化したコード状ヒータ10を使用することもできる。
また、ヒータ素子として、上記のコード状ヒータ10の他に、例えば、エッチングヒータ、カーボンヒータ、箔状ヒータ等、種々のヒータを使用することもできる。
基材11としては、上記実施の形態で示した不織布の他に、例えば、織布、編物、発泡樹脂シート、発泡ゴムシート、延伸多孔質体等、種々のものが使用できる。これらの中でも、不織布は、風合いが良く柔軟であるため、特にカーシートヒータの用途において好ましい。また、不織布を使用する場合も、上記実施の形態の場合には、不織布を構成する熱融着性繊維として、低融点ポリエステルを鞘成分とする芯鞘構造を有する繊維を使用しているが、それ以外にも、例えば、低融点ポリプロピレンを鞘成分とする芯鞘構造を有する繊維、又はポリエチレンを鞘成分とする芯鞘構造を有する繊維等の使用が考えられる。このような熱融着性繊維を使用することで、熱融着性繊維の芯部を取り囲んだ状態で、熱融着性繊維の鞘部と上記熱融着部9とが互いに融着し一体化することとなるため、コード状ヒータ1と不織布との接着は非常に強固なものとなる。又、難燃性繊維としては、例えば、上記の難燃性ポリエステルの他に、種々の難燃性繊維の使用が考えられる。
又、基材の大きさや厚さなどは、使用用途によって適宜に変更するものであるが、例えば、機材として不織布を使用する場合、その厚さ(乾燥時に測定した値)は、例えば、0.6mm〜1.4mm程度とすることが望ましい。このような厚さの不織布を使用すれば、加熱・加圧によりコード状ヒータと不織布とを接着・固定した際、不織布がコード状ヒータの外周の30%以上、好ましくは50%以上の部分と良好に接着することになるからであり、それによって、強固な接着状態を得ることができるからである。
被覆材11b(11b´)の材料についても、上記の基材11と同様にして、種々の材料等を使用することができる。
また、ヒータユニット31を座席に固定するための接着層については、基材11の伸縮性の点や、良質な風合いの保持という点からすると、離型シート等の上に接着剤のみからなる接着層を形成し、該接着層を上記離型シートから上記基材11表面に転写することによって接着層を形成することが好ましい。
また、コード状ヒータ10を基材11に配設する際、上記のようなホットプレス治具を用いた加熱加圧による融着によって接着・固定する態様でなく、他の態様によりコード状ヒータ10を基材11に固定しても良い。例えば、加熱ロールによって熱融着部9を溶融させながら偏平形状とし、コード状ヒータ10を基材11に固定することも考えられる。また、ヒータ素子に形成された熱融着層により接着する方法のみならず、縫製による方法、接着性を有する基材31により挟持保持する方法など種々の方法によって、ヒータ素子10を基材11に配設することが考えられる。また、ヒータ素子10を基材11及び被覆材11bと一体化させる際にも種々の方法を用いればよく、例えば、縫製による方法等を使用してもよい。
また、採暖部31aの数は、2つでなく3つ以上となっても良い。また、連結部31bについても、2つでなく3つ以上となっても良いし、採暖部31aの数が2つであれば連結部31bの数は1つであることも考えられる。また、1つの連結部31b中に複数のヒータ素子が挿通されていても良い。
また、被覆材11b(11b´)の構成について、上記実施の形態では、他部材を使用したが、他の形態も考えられる。例えば、基材11と連続した部分を被覆材11bとすることも考えられる。より具体的には、図8に示すように、連結部31bに位置する箇所を幅広に延長した延長部を有する基材11を使用して(図8の(a)参照)、ヒータ素子10を挟むように、基材11の延長部をヒータ素子10の配設方向を折り線として折り曲げ(図8の(b)参照)、ヒータ素子10の長さ方向における両端部を接着する(図8の(c)参照)ということも考えられる。その上で、他の所定の箇所に一体化部Aを形成してもよい。
また、上記の実施の形態においては、ヒータ素子10を基材11に予め配設しておき、その後に、被覆材11bを配置し、一体化部Aと非一体化部Fを形成している。ここで、一体化部Aについては、予めヒータ素子10と基材11を一体化させておいても良い。また、被覆材11bが配置される箇所全てにおいて、ヒータ素子10と基材11が一体化していない状態で被覆材11bを配置し、その後、所定の箇所において、一体化部Aを形成してもよい。例えば、ヒータ素子10を加熱・加圧により基材11に融着させる場合、一体化部Aにおいて、ヒータ素子10と基材11が融着している部分と、ヒータ素子10と基材11が融着していない部分を両方含むようにしてもよい。また、被覆材11bが配置されていない箇所において、ヒータ素子10と基材11が一体化されていない部分があってもよい。
以上詳述したように本発明によれば、ヒータ素子の断線を防止し、車両用シート等に設置する際の作業性を向上したヒータユニットを得ることができる。特に、設置後に屈曲を受けるような用途であっても、ヒータ素子の断線がしにくく、好適に使用することができるが、勿論、この用途に限定されるものではない。このヒータユニットは、例えば、電気毛布、電気カーペット、カーシートヒータ、ステアリングヒータ、暖房便座、防曇鏡用ヒータ、加熱調理器具、床暖房用ヒータ等に好適に使用可能である。
10 コード状ヒータ(ヒータ素子)
11 基材
11b,11b´ 被覆材
31 ヒータユニット
31a,31a´ 採暖部
31b,31b´ 連結部
41 車両用シート

Claims (6)

  1. 基材と、該基材上に配設されるヒータ素子と、からなるヒータユニットにおいて、
    上記ヒータユニットは、複数の採暖部が連結部で連結されており、
    該連結部において、上記ヒータ素子の少なくとも一部が上記基材及び被覆材によって挟持されているとともに、
    上記ヒータ素子における上記基材及び上記被覆材によって挟持されている箇所において、上記ヒータ素子が、上記基材及び上記被覆材と一体化している部分と、上記基材及び上記被覆材と一体化していない部分とを有することを特徴とするヒータユニット。
  2. 上記被覆材における上記ヒータ素子の長さ方向の両端部において、上記基材及び上記被覆材と上記ヒータ素子が一体化していることを特徴とする請求項1記載のヒータユニット。
  3. 上記被覆材が、上記基材と連続した部材であり、上記基材の延長部が折り返されて形成されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヒータユニット。
  4. 上記被覆材が、上記基材とは別部材のものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヒータユニット。
  5. 上記ヒータ素子がコード状ヒータであり、所定のパターン形状にて上記基材上に配設されていることを特徴とする請求項1〜4何れか記載のヒータユニット。
  6. シート表皮とシートパットを有し、上記シート表皮を上記シートパットに固定するための吊り込み部が形成され、上記シート表皮と上記シートパットの間に請求項1〜請求項5何れか記載のヒータユニットが配設された車両用シートにおいて、
    上記吊り込み部が位置する箇所を避けるように上記採暖部が配置され、上記吊り込み部が位置する箇所に上記連結部が配置されることを特徴とする車両用シート。
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