JP2018180538A - 画像形成装置及びカートリッジ - Google Patents
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Abstract
Description
動力源と、
前記動力源から伝達される駆動力で回転する第1カップリング部材と、
前記第1カップリング部材と吸着して回転する第2カップリング部材と前記第2カップリング部材と連結された回転体とを備えるカートリッジと、
を有し、
前記第1カップリング部材は、前記第1カップリング部材の回転軸線に直交する第1駆動伝達面を備え、前記第2カップリング部材は、前記第2カップリング部材の回転軸線に直交する第2駆動伝達面を備え、前記第1駆動伝達面と前記第2駆動伝達面との間に互いに吸着する力が発生した状態で、前記第1カップリング部材から前記第2カップリング部材へ駆動力を伝達することを特徴とする。
らのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1〜図6を参照して、本発明の実施例に係る画像形成装置について説明する。ここで、本発明が適用される画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録材に画像を形成する画像形成装置であり、具体的には、複写機、プリンタ(LEDプリンタ、レーザプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が該当する。また、本発明が適用される画像形成装置は、プロセスカートリッジ方式を採用した画像形成装置である。すなわち、電子写真感光体である感光ドラム(像担持体)と感光ドラムに作用するプロセス手段とをプロセスカートリッジとして一体化し、このプロセスカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能(装着可能)とした装置構成を有する画像形成装置である。プロセスカートリッジは、感光ドラム、帯電手段、クリーニング手段等を備えたクリーニングユニットや、現像ローラ(現像剤担持体)、現像剤を収容する現像容器等を備えた現像ユニットなどの複数のユニットで構成される場合がある。また、これらユニットが単独で装置本体に対して着脱自在なカートリッジとして構成される場合もある。本発明においてカートリッジとは、プロセスカートリッジだけでなく、上記各ユニットがカートリッジ化されたものも含まれる。
図2に示すように、本実施例に係る画像形成装置は、カートリッジBを装置本体Aに着脱自在とした電子写真技術を利用したレーザビームプリンタである。装置本体Aに装着されたカートリッジBに対して、その上側に露光装置3(レーザスキャナユニット)が配置されている。また、カートリッジBの下側には画像形成対象となる記録材(以下、シート材Pと記載する)を収容したシートトレイ4が配置されている。更に、装置本体Aには、シート材Pの搬送方向Dに沿って、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5c、転写ガイド6、転写ローラ7、搬送ガイド8、定着装置9、排出ローラ対10、排出トレイ11等が順次配置されている。なお、定着装置9は、加熱ローラ9a及び加圧ローラ9bにより構成されている。
図3に示すように、カートリッジBは、クリーニングユニット60と現像ユニット20を合体して構成される。クリーニングユニット60は、クリーニング枠体71、感光ドラム(以下、ドラム)62、帯電ローラ66およびクリーニングブレード77等からなる。一方、現像ユニット20は、底部材22、現像容器23、現像ブレード42、現像ローラ32、マグネットローラ34、搬送部材43、トナーT、等からなる。これらクリーニングユニット60と現像ユニット20を、互いに回動可能に結合することによってカートリッジBを構成する。
図1、図3〜図5を参照して、クリーニングユニット60の構成について説明する。図
1は、本実施例に係る駆動力伝達機構の模式的断面図であって、ドラムユニット61近傍の構成について装置本体Aの構成を含めて示した図である。図4は、クリーニングユニット60の構成を説明する模式的斜視図である。図5は、装置本体Aに対するカートリッジBの着脱の様子を示す模式的斜視図であり、カートリッジBを着脱するために装置本体Aの開閉扉13が開かれた状態を示している。
図5に示すように、装置本体Aには開閉扉13が回動可能に取り付けられている。開閉扉13を開くと、不図示のリンク機構が開閉扉13の動作に連動して動作することにより、装置本体Aに設けられた駆動カップリング90が、カートリッジBの長手退避方向(駆動カップリング90の回転軸線方向)に移動する。装置本体Aにはガイドレール12が備えてあり、カートリッジBはガイドレール12に沿って装置本体A内に装着される。このとき、上述したクリーニングユニット60に設けた位置決め部80と回転止め部81が、装置本体Aの位置決め部(不図示)と係合することによりカートリッジBが装置本体Aに
位置決めされる。開閉扉13を閉じると、不図示のリンク機構が開閉扉13の動作に連動して動作し、駆動カップリング90が前述とは反対にカートリッジBに設けられた被駆動カップリング63に近づく方向に移動し、カップリングの駆動伝達面同士が接合される。
図2、図3を参照して、画像形成プロセスの概略を説明する。プリントスタート信号に基づいて、ドラム62は矢印R方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。バイアス電圧が印加された帯電ローラ66は、ドラム62の外周面に接触し、ドラム62の外周面を一様均一に帯電する。露光装置3は、画像情報に応じたレーザ光Lを出力する。そのレーザ光LはカートリッジBの上面の露光窓部74を通り、ドラム62の外周面を走査露光する。これにより、ドラム62の外周面には画像情報に対応した静電潜像が形成される。
図1、図6を参照して、本発明の根幹をなす、駆動伝達カップリングの構成について詳細に説明する。図6は、本実施例に係る駆動伝達カップリング(駆動力伝達機構)の模式的断面図であって、駆動カップリング90と被駆動カップリング63とが連結される前の状態を示した図である。本発明の駆動伝達カップリングは、装置本体Aに具備される駆動カップリング90と、カートリッジBに具備される被駆動カップリング63と、で構成される。まず、カートリッジBに具備される被駆動側のカップリングである被駆動カップリ
ング63の構成について説明する。
また、前述のクリーニングユニット60の構成説明で述べたフランジ64が導電性を有し、同じく導電性を有するドラム軸78が装置本体Aのアースと電気的に導通している。以上の構成により被駆動カップリング63は、プロセスカートリッジが装置本体Aに装着された際、ドラム軸78を介して、装置本体Aのアースと電気的に繋がり、駆動カップリング90に対してアース側に位置することになる。
縁部材であるポリアセタールを用い、導電性を有するカップリング基材63aと電気的に絶縁状態で別体に構成している。ここで、円形ボス63dの材質においてもカップリング基材63aと電気的に絶縁関係を維持できるものを適宜選択すれば良く、セラミックや、ポリエステル、エポキシ樹脂等、適宜選択可能である。絶縁の目安としては、体積抵抗率で1×1015Ωcm以上である。
、ウレタンゴムなど、特に限定されるものでは無く、また、体積抵抗率調整の為の導電剤も、電子導電剤、イオン導電剤など、適宜選択可能である。電子導電剤としては、電子導電性を示すカーボンブラック、グラファイト;酸化錫等の酸化物;銅、銀等の金属;酸化物や金属を粒子表面に被覆して導電性を付与した導電性粒子が挙げられる。また、イオン導電剤としては、イオン導電性を示す第四級アンモニウム塩、スルホン酸塩等のイオン交換性を有するイオン導電剤が挙げられる。
図1、図6を参照して、駆動伝達カップリングが感光ドラムの駆動するための、前述の駆動伝達面90c、63cにおける駆動伝達メカニズムについて説明する。本発明においては、ジョンセン・ラーベック力による静電吸着作用を、駆動伝達面90c、63cでの摩擦を得る手段として利用している。ジョンセン・ラーベック力とは、誘電体(静電吸着機能部90g)の体積抵抗率を小さくすることで、誘電体内の電荷の移動が容易になり、吸着界面である誘電層最表面(駆動伝達面90c)に電荷が多量に誘起されることで発生する力である。一般的に、誘電体(静電吸着機能部90g)として抵抗成分の非常に大きい絶縁体を用いた場合に発生する力(=クーロン力と呼ばれる)と比べると、大きな力を発生する。すなわち、電極(給電接点98)に印加された電荷は、誘電層(静電吸着機能部90g)を通って誘電層最表面(駆動伝達面90c)に移動する。そして前述の誘電層最表面(駆動伝達面90c)に移動した電荷の一部は被吸着対象(駆動伝達面63c)に流れつつも、この電荷に対して被吸着対象(駆動伝達面63c)が静電誘導あるいは誘電分極により帯電して静電吸着力が発生するものである。
する。この電荷に対し、被吸着対象(他方の電極)としての被駆動カップリング63の駆動伝達面63cが静電誘導または誘電分極により帯電する。このことにより、駆動伝達面90cと駆動伝達面63cの間で静電吸着力が発生する。そして、装置本体Aに具備されたモータ95が駆動され、小ギヤ96を介して、大ギヤ97が駆動される。この動作に伴い、静電吸着力が、駆動伝達面90cと駆動伝達面63cの摩擦力に変換されることで、ドラム62が駆動されるのである。
ここで、図7(a)に示したカップリング構成をもとに、静電吸着力を利用した駆動力伝達機構における伝達可能トルクと静電吸着力の関係について説明する。図7(a)に示したカップリング構成は、本実施例のカップリング構成において円形ボスによる芯合せ機構を排して簡略化した構成である。具体的には、駆動カップリグ90の駆動伝達機能部90bの先端面、およびこれに対向する被駆動カップリング63の駆動伝達機能部63bの
先端面が、それぞれ嵌合穴が排された円形端面となっている。また、静電吸着機能部63gは、本実施例の円形ボスを挿通するための貫通孔が排されており、被駆動カップリング63に接着固定されるとともに、駆動伝達機能部90b、63bと同径に形成されている。すなわち、駆動カップリング63の駆動伝達機能部90bの先端面が駆動伝達面となっており、該駆動伝達面と静電吸着機能部63gとが互いに静電吸着することで駆動力が伝達される構成となっている。
式(1)において、T:伝達可能トルク[N・m]、μ:静電吸着機能部63gと駆動カップリング90の摩擦係数、D:静電吸着機能部63gの外径[m]、p(r):静電吸着力[Pa]、r:回転中心からの半径方向位置[m]である。
静電吸着力が駆動伝達面内で一定である場合、式(1)は以下のように表される。
式(2)を図で示すと、図7(b)に示すようになる。図7(b)は、外径Dを16mm、摩擦係数μを0.3としたときの計算結果である。この図をみると、伝達可能トルクは、静電吸着力に比例して大きくなることが分かる。例えば、伝達可能トルクを0.1Nmに設定したい場合は、静電吸着力としておよそ300kPa得られればよい。
図8は、図7(a)に示すカップリング構成における、駆動カップリング90の駆動伝達機能部90bと、静電吸着機能部63gのミクロな接触状態と、その電気的性質を示した等価回路図である。この図において、電圧印加後、十分時間が経過した後の静電吸着力は以下の式で表される。
式(3)において、ε0:雰囲気中の誘電率、Rg:静電吸着機能部63gと駆動伝達機能部90bの接触抵抗[Ω]、Rb:静電吸着機能部63gの体積抵抗[Ω]である。また、V:印加電圧、d:駆動伝達機能部90bと静電吸着機能部63gの平均空隙距離[m]である。式(3)は、静電吸着機能部63eの体積抵抗Rbによって静電吸着力が変化することを示しており、静電吸着力を大きくするには、静電吸着機能部63gの体積抵抗率を小さくすればよいことが分かる。
図9は、静電吸着力とそのときに流れた電流を測定した結果である。静電吸着力の測定は、静電吸着機能部63gを具備したカートリッジBを装置本体Aから取り出し、駆動カップリング90に見立てたアルミ板に静電吸着機能部63gを密着させて、静電吸着機能部63gをアルミ板からひきはがす力を測定することで行なった。また、この予備試験には、静電吸着機能部63gの体積抵抗率として1×1011Ωcmと1×1013Ωcmのものを使用し、厚みはいずれも75μmのものを用いた。なお、ここでの体積抵抗率は、印加電圧100Vとしたときの電流値から求めたもので、中抵抗材料では一般的に、材料の温度特性や非オーミック電導機構に依り印加電圧によって体積抵抗率は変化する。
結果からわかった。図10は、静電吸着力とそのときに流れた電流を測定した結果を体積抵抗率との関係で示したものであり、図9を用いて説明した上記予備試験と同様の試験を、印加電圧を200Vとして行った結果である。図8を用いて説明すると、体積抵抗率が大きいと、電流が流れないため、gapに蓄積される電荷量が小さくなる。そのため、電荷に依存する静電吸着力が小さくなる。すなわち、ジョンセン・ラーベック力が働かない。一方で、体積抵抗率が小さいと、表面に析出する導電カーボンが多くなり、接触抵抗Rgが小さくなる。式(3)からわかるように、体積抵抗Rbに対しRgが小さくなると、ギャップにかかる電圧Vgが小さくなる。すると、静電吸着力が下がる。すなわち、静電吸着機能部63gの体積抵抗率を小さくすれば、必ず静電吸着力が大きくなるかと言うと必ずしもそうではなく、静電吸着力が最も大きくなる体積抵抗率の大きさがあることが分かる。
本実施例では、円形ボス63dを用いて駆動カップリング90と被駆動カップリング63のそれぞれの回転中心軸を合わせる芯合せ構成(回転中心を規定する調芯機能部)を、回転中心軸近傍の領域、すなわち、円形の吸着接合面における中央部に配置している。回転軸線に垂直な円形の接合面におけるロスのない回転駆動力の伝達とは、接合面同士が周方向に互いにずれることがないこと、すなわち、回転方向における駆動カップリング90と被駆動カップリング63との間の相対移動が規制されることである。接合面の周方向のずれの抑制において重要となるのが、接合面積が相対的に広くなる回転軸中心から離れた外周側の領域での吸着力である。式(1)に示したように、伝達可能トルクTは、半径方向位置rとその位置での静電吸着力P(r)との積の積分によって決まる。つまり、静電吸着機能部の半径方向内側(rが小)よりも、半径方向外側(rが大)の静電吸着力が伝達可能トルクに大きく寄与する。したがって、外周側の領域において十分な吸着力を確保できれば、回転軸中心に近い領域では吸着力を働かせなくても、ロスのない回転駆動力の伝達が可能となる。本実施例では、駆動カップリング90、被駆動カップリング63、静電吸着機能部90gの静電吸着接合面を、内径及び外径を有する環状の面とし、該接合面の内側の回転中心部に芯合せ構成を配置している。さらに、芯合せ部材である円形ボス63dを絶縁部材で構成し、各カップリングの嵌合穴の開口部に面取りを施している。またさらに、静電吸着機能部90gの内径及び外径を、各カップリングとの接合領域(接合面)に対して内径側及び外径側にそれぞれ拡張した構成としている。すなわち、静電吸着機能部90gにおける、各カップリングとの対向面の外径が、各カップリングとの接合領域(接合面)の外径よりも大きく、各カップリングとの対向面の内径が、各カップリングとの接合領域(接合面)の内径よりも小さい構成としている。また、静電吸着機能部90gは、環状の接合面の内径側で円形ボス63と接触するように、貫通孔の内径が円形ボス63の外径と略同径とされている。これにより、駆動カップリング90と被駆動カップリング63の確実な芯合せと、リークのない安定した静電吸着力の発生が可能となり、ロスのない駆動力伝達を実現することができる。
次に本実施例の変形例である変形例1について説明する。本変形例は、上記実施例で説明した静電吸着を利用した駆動伝達カップリングの消費電力を削減する目的で、静電吸着に替えて磁気吸着(磁気吸着力)を利用する構成としてものである。
磁石部630gは、Φ4の貫通孔を有し、カップリング基材630aの相対面630f2に、上記貫通孔とΦ4の嵌合穴630hとを位置合わせして、両面テープ等により固定される。同様に、磁性体部900gも、Φ4の貫通孔を有し、カップリング基材900aの相対面900fに、上記貫通孔とΦ4の嵌合穴900dとを位置合わせして、両面テープ等により固定される。
本変形例では、磁石部630gはフェライト磁石、磁性体部900gは鉄を用いた。しかし、磁石部630gの材質はフェライト磁石に限るものでなく、ネオジム磁石等の永久磁石も適宜選択可能である。また、磁性体部900gの材質も鉄に限るものでなく、フェライト、コバルト、ニッケル、ガドリニウム等の磁性体も適宜選択可能である。
また、被駆動側カップリング630側に磁性体部、駆動カップリング900側に磁石部を配置した構成をとっても良い。
図11、図12を参照して、実施例2について説明する。実施例1は、誘電層としての静電吸着機能部90gを駆動カップリング90に配置した構成となっているが、かかる構成に限定されるものではない。
図13、図14を参照して、実施例3について説明する。
図13は、実施例3にかかる駆動力伝達機構の模式的断面図であって、駆動カップリング90と被駆動カップリング63とが連結される前の状態を示した図である。図14は、実施例3にかかる駆動力伝達機構の模式的断面図であって、駆動カップリング90と被駆動カップリング63とが連結された状態を示した図である。
また、本発明は、クリーニングブレードを廃止したクリーナレスプロセスを採用する装置構成に対しても効果的に適用可能である。また、現像ユニットの駆動カップリングにも好適に適用可能である。また、多色画像形成プロセスにおいても好適に適用可能である。また、カップリングに印加する電圧のON・OFFによる静電吸着作用のON・OFF作用を利用して、電気クラッチとしても好適に適用可能である。
図15〜図20を参照して、実施例4の駆動伝達カップリングの構成について詳細に説
明する。図16、図17は、本実施例におけるカートリッジBの被駆動カップリング63の構成を示す模式的斜視図である。図19は、本実施例における装置本体Aの駆動カップリング90の構成を示す模式的斜視図である。図20は、本実施例に係る駆動力伝達機構の模式的断面図であって、駆動カップリング90と被駆動カップリング63とが連結される前の状態を示した図である。
本発明の駆動伝達カップリングは、装置本体Aに具備される駆動カップリング90と、カートリッジBに具備される被駆動カップリング63と、で構成される。
まず、カートリッジBに具備される被駆動側のカップリングである被駆動カップリング63の構成について説明する。
図15に示すように、カートリッジBに取り付けられたドラム62の長手方向一方端部にはカップリング手段としての被駆動カップリング63が設けてある。被駆動カップリング63は、カップリング基材63aを有している。ドラムカップリング基材63aには、直径16mmの駆動伝達機能部63bと、ドラムフランジ機能部63fと、が一体的に設けられている。駆動伝達機能部63bの先端面には、装置本体Aに具備された駆動カップリング90と面構成で接触する駆動伝達機能部としての第二の電極である駆動伝達面63cが、ドラム62及び被駆動カップリング63の回転軸線と直交する方向に延びる面として設けられている。
図17〜図19を参照して、装置本体AへのカートリッジB装着に伴う、駆動伝達カップリングの結合作用について説明する。
前述した構成により、図18に示すように、装置本体Aの開閉扉13を開けると、装置本体Aに具備された駆動カップリング90が、その回転軸線方向において、カートリッジBと離れる方向に移動する。
規定し、更に凸部63jが凹部90jと係合することで駆動伝達機能部として機能する。ここで、被駆動係合部63hの凸部63jが駆動カップリング90の凹部90jと係合する状態とは、ドラム62及び被駆動カップリング63の回転軸(回転軸線)に直交する面に対して交差する面同士(係合面90j1、63j1)が接触することで、カップリング90から被駆動カップリング63に駆動力が伝達可能な状態を示す。駆動伝達面90cは駆動カップリング90の回転軸線に直交する面である。
図15、図17〜図19を参照して、プリント動作に伴う、駆動伝達カップリングの駆動伝達作用について説明する。
装置本体Aに装着されたカートリッジBは、前述した開閉扉13の閉動作により、図1に示すように、駆動伝達機能部としての、駆動カップリング90の駆動係合部93hと被駆動カップリング63被駆動係合部63hが係合されている。プリントスタート信号に基づいて、装置本体Aに具備されたモータ95が駆動され、小ギヤ96を介して、大ギヤ97が駆動される。さらに、大ギヤ97の駆動に連動し、大ギヤ97と一体に構成された駆動カップリング90が駆動する。そして、駆動伝達機能部として、駆動側カップリング90の凹部90jの係合面90j1と、被駆動カップリング63の凸部63jの係合面63j1との係合(当接)により、駆動カップリング90の回転に伴い被駆動カップリング63が回転し、感光体ドラム62に駆動力が伝達される。実際には、駆動カップリング90の駆動係合部93hと被駆動カップリング63被駆動係合部63hが係合により約1.6kgfcmの駆動伝達トルクを得られた。
これにより、カップリング基材90a⇒誘電層としての静電吸着機能部90g⇒駆動伝達面90c⇒駆動伝達面63c⇒カップリング基材63a⇒感光ドラム62内面の導電部⇒フランジ64⇒ドラム軸78⇒アース接点99を介して、アースへと電流が流れる。
本実施例では、一方のカップリング部材としての被駆動カップリング63に設けられた凸部としての被駆動係合部63hと、他方のカップリング部材としての駆動カップリング90に設けられた凹部としての駆動係合部90hと、によって凹凸係合部を形成する。この凹凸係合部において被駆動係合部63hと駆動係合部90hとが、駆動カップリング90の回転方向における被駆動カップリング63と駆動カップリング90との相対移動を規制するように、上記回転方向に互いに係合する。一方、駆動カップリング90、静電吸着機能部90g、被駆動カップリング63の間の電圧印加によって、上記相対移動が規制されるように被駆動カップリング63と駆動カップリング90とが誘電体としての静電吸着機能部90gを介して互いに静電吸着される。このような凹凸係合部による機械的な連結
に加えて、静電吸着力を利用した連結を用いることで、駆動カップリング90から被駆動カップリング63へガタのない安定した駆動力伝達が可能となる。すなわち、前述した駆動係合部90hと被駆動係合部63hの構成においては、製造時の寸法誤差の観点から係合部に隙間を設ける必要がある。この隙間が回転方向のガタ成分となり、感光体ドラムなどの被駆動部の駆動伝達性能が悪化する場合がある。本実施例では、駆動伝達機能部として駆動伝達面90cと被駆動伝達面63cとを静電吸着力を用いた摩擦力により結合しているため、前述した駆動係合部90hと被駆動係合部63hの回転方向のガタを無くすことができる。さらに、本実施例では、係合を利用した駆動伝達部と、静電吸着力を用いた摩擦力を利用した駆動伝達部の2種類の駆動伝達部を有することで、本体装置AからカートリッジBにより大きな駆動力を伝達することが可能である。したがって、装置本体Aの駆動カップリング90から、カートリッジBの被駆動カップリング63に連結された感光体ドラム62に、回転方向のガタを無くした駆動力を伝達することができる。以上説明した構成・作用により、駆動カップリングのガタレスが達成可能になる。
。すなわち、静電吸着機能部90gにおける、各カップリングとの対向面の外径が、各カップリングとの接合領域(接合面)の外径よりも大きい構成としている。これにより、駆動カップリング90と被駆動カップリング63の確実な芯合せと、リークのない安定した静電吸着力の発生が可能となり、ロスのない駆動力伝達を実現することができる。
また、本実施例においては、クリーニングユニットと現像ユニットを一体に構成したプロセスカートリッジについて記載したが、装置本体に着脱可能なカートリッジの構成は、本実施例で示した構成に限定されるものではない。クリーニングユニット、現像ユニットがそれぞれ独立してクリーニングカートリッジ(ドラムカートリッジ)、または現像カートリッジとして、装置本体に着脱可能な構成に対しても本発明が適用可能なことは言うまでもない。
変形例2には、実施例4の駆動伝達面63cと駆動カップリング90との吸着原理を静電吸着から磁気吸着に変更した構成である。具体的には実施例4の駆動伝達面63cを磁石部の表面として、駆動伝達面90cを磁性体の表面として構成する。この構成であっても実施例4と同様の効果を得ることができる。
図21、図22を参照して、実施例5について説明する。実施例4では駆動伝達機能部として、本体装置Aの駆動係合部90hとカートリッジBの被駆動係合部63hをそれぞれのカップリングの中心部近傍に設けた構成を例示したが、この構成の限るものではない。すなわち、本実施例では、駆動係合部90hと被駆動係合部63hとからなる凹凸係合部は、駆動カップリング90とカップリング63が対向する領域における回転軸近傍に配置し、凹凸係合部を囲む外周領域に、静電吸着力による連結部を配置した。これに対し、図21、図22に示すように、凹凸係合部による機械的な連結部と、静電吸着力を利用した連結部との配置関係を逆に構成しても良い。すなわち、駆動カップリング90の被駆動カップリング63との対向領域における回転中心部に回転軸線方向に凹む凹部を設け、該凹部の底面を円形の静電吸着面90cとし、該凹部の外周に凹凸係合部を構成する駆動係合部90hを設ける。駆動係合部90hは、駆動カップリング90とは別部材の絶縁部材で構成する。一方、被駆動カップリング63の駆動カップリング90との対向領域における回転中心部に回転軸方向に突出する凸部を設け、該凸部の先端に誘電体である静電吸着機能部を接着固定して円形の静電吸着面63cを形成する。そして、該凸部の外周に凹凸係合部を構成する被駆動係合部63hを設ける。被駆動係合部63hは、被駆動カップリ
ング63のカップリング基材63aと一体化して設ける。以上の駆動係合部90hと被駆動係合部63hの係合によってカップリング同士を連結するよう構成しても良い。この構成においても、前述した実施例と同様に、駆動係合部90hの調芯機能面90iと被駆動係合部63hの被調芯機能面63iが嵌合すると共に、凹部90jと凸部63jが係合し、係合面90j1、63j1とが接触する。その後、駆動伝達面90cと被駆動伝達面63cが当接する構成である。
また、本発明は、クリーニングブレードを廃止したクリーナレスプロセスを採用する装置構成に対しても効果的に適用可能である。また、現像ユニットの駆動カップリングにも好適に適用可能である。また、多色画像形成プロセスにおいても好適に適用可能である。本実施例に記載されている構成部品の機能、材質、形状その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
変形例3は、実施例5の駆動伝達面63cと駆動カップリング90との吸着原理を静電吸着から磁気吸着に変更した構成である。具体的には実施例5の駆動伝達面63cを磁石部の表面として、駆動伝達面90cを磁性体の表面として構成する。この構成であっても実施例5と同様の効果を得ることができる。
図23〜図29を参照して、実施例6について説明する。
<駆動伝達カップリングの概要>
実施例6の駆動伝達カップリングの構成について図23を用いて詳細に説明する。本発明の駆動伝達カップリングは、装置本体Aに具備される駆動カップリング90と、カートリッジBに具備される被駆動カップリング63で構成される。まず、カートリッジBに具備される被駆動カップリング63の構成について説明する。図23に示すように、カートリッジBの内部に取り付けられた感光ドラム62の長手方向一方端部にはカップリング手段としての被駆動カップリング63が設けてある。この被駆動カップリング63は、カップリング基材63aを有している。そして、カップリング基材63aは、直径16mmの駆動伝達機能部63bと、ドラムフランジ機能部63fと、を一体に設けたものである。そして、駆動伝達機能部63bの先端面、すなわち駆動カップリング90と被駆動カップリング63の対向領域には、カップリングの端面同士を吸着させる誘電体としての静電吸着機能部63eが固定されている。この固定には、導電両面テープ(不図示)を用いたが、必要接着強度に応じて接着方法は適宜選択すればよい。静電吸着機能部63eの表面粗さ(中心線平均粗さ)は、Ra=0.2μmに調整した。なお、カップリング部材や後述の誘電体の表面粗さRaは、例えば、JIS表面粗さ「JIS B 0601(2001)」に基づき、表面粗さ測定器を用いて測定される中心線平均粗さにより規定することができる。
ッジで一般的に使用される導電性樹脂といった導電性を有するものであればよい。具体的にはポリアセタール、ポリエステル、エポキシ樹脂等に前述導電剤を添加したものを用いた成型品でも構わない。目安としては、体積抵抗率で1×1010Ωcm以下である。
次に、本発明の根幹をなす、消費電力を削減するための静電吸着機能部63eの構成について詳細に説明する。まず、図26を用いて、静電吸着機能部63eとして、体積抵抗率と厚みに分布を持たない場合の静電吸着力、伝達可能トルクおよび消費電力について説明する。図26(a)は、駆動伝達機能部90bと静電吸着機能部63eが結合する前の状態を示した図である。図26(a)において、静電吸着機能部63eの回転中心からの半径方向の位置をrと定義する。図26(b)は半径方向位置rに対する体積抵抗率の分布を示した図であるが、前述したように、この例では一定の体積抵抗率である。なお、静電吸着機能部63eの材質は、図26で用いた体積抵抗率1×1011Ωcmと同一のものであるが、印加電圧が400Vのときには、体積抵抗率に換算すると2.8×108Ωcmとなる。
、半径方向位置rとその位置での静電吸着力P(r)との積の積分に決まる。したがって、静電吸着機能部63eの半径方向内側(rが小)(中心領域)よりも、半径方向外側(rが大)(外周領域)の静電吸着力が伝達可能トルクに大きく寄与する。この思想を利用して、本発明では、静電吸着機能部63eの半径方向外側に作用する静電吸着力を大きくすることで、全体として消費電力を下げることを可能としている。具体的には、静電吸着機能部63eを形成する中抵抗ポリイミドなどに抵抗調整用として含ませたカーボンブラックなどの粒子を、静電吸着機能部63eの回転軸線中心近傍の中心領域から半径方向外側の外周領域に向けて、粒子密度が濃くなるように分布させる。そうすることで、図27(b)に示すように、形状を変化させなくても半径方向位置rが大きくなるに従って、体積抵抗率を小さくすることができる。このように構成することで、図27(c)に示すように、半径方向位置rが大きい位置で静電吸着力が大きくなる。図27(c)に示した静電吸着力の分布から、式(1)に従って伝達可能トルクを算出すると、図26と同様に0.1Nmとなる。また、図27(b)の体積抵抗率分布から電力分布を算出すると、図27(d)のようになる。図27(d)に示したように、半径方向位置rが大きい位置で電力分布も大きくなる。この電力分布を積分することで全体の消費電力が算出され、この場合、消費電力は0.13Wとなる。
きく、外側で小さくしている。すなわち、複数の微小孔63hを静電吸着機能部63eの回転軸線中心近傍に集中的に設け、半径方向外側に向かうにつれて微小孔63hの数を減らすようにしている。静電吸着力は静電吸着機能部63eと駆動伝達部90bとの接触面積に比例して大きくなるため、微小孔63hの密度を中心部より外側で小さくすることで、静電吸着機能部63eの外側での静電吸着機能部63eと駆動伝達部90bとの接触面積が大きくなる。さらに、微小孔が開いている箇所には、空気が入り込むことになる。空気は絶縁性が高いので、微小孔が集中する中心部は、半径方向外側に比べて抵抗値(体積抵抗率)が大きくなり、半径方向外側は、中心部よりも抵抗値(体積抵抗率)が小さくなる。その結果、静電吸着機能部63eの外側に働く静電吸着力が大きくなる。微小孔63hの直径は、静電吸着機能部63eの膜厚よりも小さいほうが好ましく、たとえば、膜厚が75μmである場合には、微小孔63hの直径の目安としては10〜50μm程度にすればよい。
変形例4は、実施例6の静電吸着機能部63eと駆動カップリング90との吸着原理を静電吸着から磁気吸着に変更した構成である。具体的には実施例6の静電吸着機能部63eを磁石である磁性吸着機能部63eへ変更し、駆動伝達面90bを磁性体の表面に変更
した。そして、磁性吸着機能部63eに半径方向内側に向かうにつれて微小孔63hの数を増やすように微小孔63hを設ける。この構成によれば、半径方向内側(rが小)(中心領域)と比べて伝達可能トルクに大きく寄与する半径方向外側(rが大)(外側領域)に磁磁性吸着機能部63eを設けている。このため、半径方向内側に配置する磁性吸着機能部63eの体積を減らすことができ、磁性吸着機能部63e全体の体積を減らすことが可能となる。このため、伝達可能トルクの低下を抑制しつつ被駆動カップリング63やカートリッジBのコストダウンや軽量化することができる。
図30〜図34を参照して、本発明の実施例7について説明する。本実施例は、実施例6と同様、駆動伝達カップリングの消費電力を削減する目的で、静電吸着機能部の構造について述べたものである。実施例6では、静電吸着機能部の体積抵抗率や厚みの分布をなだらかに変化させるため、静電吸着機能部の製造が困難な場合もある。そこで、本実施例では、駆動伝達カップリングの消費電力を削減しつつ、静電吸着機能部の製造をより容易にする構成について説明する。なお、画像形成装置、クリーナユニット、現像ユニット、およびプロセスカートリッジなどの構成や動作は、実施例6と同様である。本実施例では、実施例6との相違点のみ説明し、他の部分に関する詳細な説明は省略する。
.16≒6%だけ削減することが可能となる。
変形例5は、実施例7の静電吸着機能部63eと駆動カップリング90との吸着原理を静電吸着から磁気吸着に変更した構成である。具体的には実施例7の静電吸着機能部63eを磁性吸着機能部63eに、駆動伝達面90bを磁性体の表面に変更した。そして、図31の構成と同様に、被駆動側カップリング63の回転軸線方向に直交する方向に関して磁性吸着機能部63eの中心部に円形穴63iを設ける。このため、半径方向内側に配置する磁石部63eの体積を減らすことができ、磁性吸着機能部63e全体の体積を減らすことが可能となる。このため、伝達可能トルクの低下を抑制しつつ被駆動カップリング63やカートリッジBをコストダウン及び又は軽量化することができる。
本発明の実施例8について説明する。本実施例は、駆動伝達カップリングの消費電力を削減する目的に加え、駆動側カップリング(駆動カップリング90)と非駆動側カップリング(被駆動カップリング63)の位置決めを高精度に行なうための構造について述べたものである。なお、本実施例においても、画像形成装置、クリーナユニット、現像ユニット、およびプロセスカートリッジなどの構成や動作は、実施例1と同様である。本実施例では、実施例6および実施例7との相違点のみ説明し、他の部分に関する詳細な説明は省略する。図33で述べたように、カートリッジBは、装置本体Aに装着される場合に位置決め部80で位置が決められる。しかし、位置決め部80と駆動カップリングまでの距離が遠い場合、製造誤差などの要因により、駆動カップリング90と被駆動カップリング63が位置ずれを起こし、十分に吸着しない、あるいは回転駆動した際に大きな偏芯運動が起こってしまう場合がある。このような駆動不良は、画像不良の原因となってしまう。
基材、63b…駆動伝達機能部、63c…駆動伝達面、63d…円形ボス、63e…C面取り、63f…ドラムフランジ機能部、63g…静電吸着機能部、90…駆動カップリング、90a…カップリング基材、90b…駆動伝達機能部、90c…駆動伝達面、90d…嵌合穴、90e…C面取り、90f…相対面、90g…静電吸着機能部、95…モータ、96…小ギヤ、97…大ギヤ、98…給電接点、99…アース接点、630g…磁石部、900g…磁性体部、A…画像形成装置本体(装置本体)、B…プロセスカートリッジ(カートリッジ)
Claims (23)
- 動力源と、
前記動力源から伝達される駆動力で回転する第1カップリング部材と、
前記第1カップリング部材と吸着して回転する第2カップリング部材と前記第2カップリング部材と連結された回転体とを備えるカートリッジと、
を有し、
前記第1カップリング部材は、前記第1カップリング部材の回転軸線に直交する第1駆動伝達面を備え、前記第2カップリング部材は、前記第2カップリング部材の回転軸線に直交する第2駆動伝達面を備え、前記第1駆動伝達面と前記第2駆動伝達面との間に互いに吸着する力が発生した状態で、前記第1カップリング部材から前記第2カップリング部材へ駆動力を伝達することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1カップリングは前記第1カップリング部材の回転軸線に直交する面に対して交差する第1係合面を備え、前記第2カップリングは前記第2カップリング部材の回転軸線に直交する面に対して交差する第2係合面を備え、前記第1係合面と前記第2係合面が接触した状態で前記第1カップリング部材から前記第2カップリング部材へ駆動力を伝達することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第2カップリング部材の回転軸線に直交する方向に関して、前記第2係合面は前記第2駆動伝達面よりも前記回転軸線の近い位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記第2カップリング部材の回転軸線に直交する方向に関して、前記第2係合面は前記第2駆動伝達面よりも前記回転軸線から遠い位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記第2駆動伝達面は前記回転軸線の方向で見て、前記回転軸線を含む中心部に設けられず、前記中心部を囲む領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第1駆動伝達面と前記第2駆動伝達面との間には静電吸着力が発生することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記第1駆動伝達面と前記第2駆動伝達面との間には磁気吸着力が発生することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記第1駆動伝達面は磁性体の表面であり、前記第2駆動伝達面は磁石の表面であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記第1駆動伝達面は磁石の表面であり、前記第2駆動伝達面は磁性体の表面であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 動力源と、前記動力源から伝達される駆動力で回転する第1カップリング部材と、を有する画像形成装置に装着可能なカートリッジであって、
前記第1カップリング部材と吸着して回転する第2カップリング部材と、
前記第2カップリング部材と連結された回転体と、
を有し、
前記第1カップリング部材は、前記第1カップリング部材の回転軸線に直交する第1駆動伝達面を備え、前記第2カップリング部材は、前記第2カップリング部材の回転軸線に
直交する第2駆動伝達面を備え、前記第1駆動伝達面と前記第2駆動伝達面との間に互いに吸着する力が発生した状態で、前記第1カップリング部材から前記第2カップリング部材へ駆動力が伝達されることを特徴とするカートリッジ。 - 前記第1カップリングは前記第1カップリング部材の回転軸線に直交する面に対して交差する第1係合面を備え、前記第2カップリングは前記第2カップリング部材の回転軸線に直交する面に対して交差する第2係合面を備え、前記第1係合面と前記第2係合面が接触した状態で前記第1カップリング部材から前記第2カップリング部材へ駆動力が伝達されることを特徴とする請求項10に記載のカートリッジ。
- 前記第2カップリング部材の回転軸線に直交する方向に関して、前記第2係合面は前記第2駆動伝達面よりも前記回転軸線の近い位置に配置されていることを特徴とする請求項11に記載のカートリッジ。
- 前記第2カップリング部材の回転軸線に直交する方向に関して、前記第2係合面は前記第2駆動伝達面よりも前記回転軸線から遠い位置に配置されていることを特徴とする請求項11に記載のカートリッジ。
- 前記第2駆動伝達面は前記回転軸線の方向で見て、前記回転軸線を含む中心部に設けられず、前記中心部を囲む領域に設けられていることを特徴とする請求項10に記載のカートリッジ。
- 前記第1駆動伝達面と前記第2駆動伝達面との間には静電吸着力が発生することを特徴とする請求項10乃至14のいずれか一項に記載のカートリッジ。
- 前記第1駆動伝達面と前記第2駆動伝達面との間には磁気吸着力が発生することを特徴とする請求項10乃至14のいずれか一項に記載のカートリッジ。
- 前記第2駆動伝達面は磁石の表面であることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
- 前記第2駆動伝達面は磁性体の表面であることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
- カップリング部材と前記カップリング部材と連結された回転体とを備えるカートリッジであって、
前記カップリング部材は、前記カップリング部材の回転軸線に直交する駆動伝達面を備え、前記駆動伝達面は磁石又は磁性体の表面であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記カップリングは前記カップリング部材の回転軸線に直交する面に対して交差する係合面を備えることを特徴とする請求項10に記載のカートリッジ。
- 前記カップリング部材の回転軸線に直交する方向に関して、前記係合面は前記駆動伝達面よりも前記回転軸線の近い位置に配置されていることを特徴とする請求項20に記載のカートリッジ。
- 前記カップリング部材の回転軸線に直交する方向に関して、前記係合面は前記駆動伝達面よりも前記回転軸線から遠い位置に配置されていることを特徴とする請求項20に記載のカートリッジ。
- 前記駆動伝達面は前記回転軸線の方向で見て、前記回転軸線を含む中心部に設けられず、前記中心部を囲む領域に設けられていることを特徴とする請求項19に記載のカートリッジ。
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