JP2018179115A - 縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構を提供する。【解決手段】本発明は遊星フレームにより固定され、リングギアにより出力動力が出力される。すなわち、動力の出力は出力軸からではなく、前記リングギアを備えるケースから動力が出力される。前記減速機構の下部ケースは全密閉式であるため、前記減速機構内部の潤滑油の油面が正常な油面を超えない前提の下、油漏れがなくなる。また、前記減速機構はケースの最高点及び最低点に2つのテーパーローラーベアリングが配置され、支点は堅固で特に長く、攪拌軸の径方向の力及び軸方向の力を受力させる。これにより、前記減速機構は長い支点の支持台やカップリング等が不要になり、部材が減少してコストも低下し、機構全体の体積及び重量も減少する。【選択図】図6

Description

本発明は、縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構に関し、より詳しくは、駆動ケースが回転することにより動力が出力され、前記減速機は油漏れを防止させ、且つ軸方向の力及び径方向の力へのより高い抵抗力を有する縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構に関する。
従来の攪拌機に用いられる一般的な縦型遊星歯車減速機は須くリングギアにより固定され、遊星フレームが回転させ、遊星フレームに設置される出力軸から動力が出力される。このような減速機は出力軸にオイルシールを装着させて油漏れを防止する必要がある。前記減速機が長時間運転されると、前記オイルシールの材質が劣化し、出力軸とオイルシールとの接触位置が摩損され、油漏れが発生し、攪拌される物体が汚染された。
前記従来の減速機が縦型攪拌機に用いられる場合、前述の油漏れが攪拌される製品に甚大な汚染をもたらし、企業が大きな損失を被った。高級な減速機では信頼性が高く、コストも高いメカニカルオイルシール(フローティングオイルシール(Floating oil seal))を採用するものもあるが、油漏れを完全に防止させることはできない。前記攪拌機が攪拌する製品が食品や薬品である場合、油漏れを即時に発見できなければ、もたらされる被害はより深刻なものになった。
図1は従来の縦型遊星歯車減速機の構成を示す概略図である。前記減速機はモーター10と、減速箱11と、カップリング12と、出力軸13とを備える。前記減速箱11内には遊星歯車減速機構が内設される(図示せず)。前記カップリング12は前記減速箱11に連結される動力出力軸14及び前記出力軸13により、動力が前記出力軸13から出力される。前記出力軸13が径方向の圧力への好ましい抵抗力を有するようにするために、設置される2つの軸受15、16の距離を近付けすぎないようにし、前記2つの軸受15、16を装設させるための支持台17の長さを短すぎないようにしているが、これでは減速機の長さが長くなってしまう。前記出力軸13が長期間作動されると、オイルシール18が容易に摩損して油漏れが発生した。
本発明の主な目的は、遊星フレームにより固定され、リングギアにより動力が出力され、前記リングギアはケースの一部分であり、ケースを回転させて動力を出力させる縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、油漏れを防止させ、部材を減少させてコストを低下させる縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構を提供することにある。
本発明のさらにもう一つの目的は、攪拌機に使用される場合、軸方向の力及び径方向の力へのより好ましい抵抗力を有する縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構を提供することにある。
本発明に係る縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構は、フランジと、第一遊星歯車セットと、第一太陽歯車と、第二遊星歯車セットと、第二太陽歯車と、ケースとを備える。前記ケースには攪拌棒が連結される。前記第一遊星歯車セットのリングギア及びフランジが固着されて一体となる。前記第一太陽歯車はモーターにより駆動され、前記第一遊星歯車セットを駆動させて運転させる。前記第二太陽歯車により前記第一遊星歯車セットが前記第二遊星歯車セットを駆動させて回転させる。前記第二遊星歯車セットの遊星歯車フレームは接合部に固定され、前記接合部及び前記第一遊星歯車セットのリングギアは固着されて一体となり、前記第二遊星歯車フレームが固定されて動かなくなる。前記ケースは上円筒部と、下カップ部と、前記上円筒部と下カップ部との間に狭装される前記第二遊星歯車セットのリングギアとを含む。複数のネジにより前記上円筒部、前記第二遊星歯車セットのリングギア、及び下カップ部が螺着されて一体となり、且つ接合箇所には漏洩防止接着剤が設けられる。前記モーターが起動されると、前記ケースが減速回転を行う。
前記第二遊星歯車フレームの下端の中央部にはカムシャフトが連結される。前記ケースの上円筒部と前記第一遊星歯車のリングギアとの間には第一テーパーローラーベアリングが設置される。前記ケースの下カップ部と前記第二遊星歯車フレームの下端のカムシャフトとの間には下から上にかけて第二テーパーローラーベアリング及びボールベアリングが設置される。前記第一テーパーローラーベアリング及び第二テーパーローラーベアリングにより前記ケースの上下に2つの回動支点が構成される。
前記攪拌棒の上端には水平状の接合部が設けられる。複数のネジにより前記攪拌棒の接合部が前記下カップ部に螺設される。前記ケース体の下カップ部の底面と前記攪拌棒の接合部との間にはフラットキーが圧着される。前記フラットキーの上部は前記下カップ部の底面に予め設けられる嵌込溝内に嵌入される。前記フラットキーの下部は前記攪拌棒の接合部の上面に予め設けられる嵌込溝内に嵌入される。
本発明によれば、安定的に動力が出力され、体積が小さく、重量が軽く、コストが低い等の長所を有する。
従来の縦型遊星歯車減速機の構成を示す概略図である。 本発明に係る縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構を説明する側面図である。 本発明に係る縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構を説明する外観斜視図である。 図3に示す分解図である。 本発明のケースが取り外された外観図である。 本発明に係る縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構を説明する外断面図である。 本発明が撹拌棒を組み立てる分解図である。 本発明が撹拌棒を組み立てる外観図である。
図2乃至図6に示すように、本発明の縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構は、フランジ21と、第一遊星歯車セット30と、第一太陽歯車31と、接合部40と、第二遊星歯車セット50と、第二太陽歯車51と、ケース60とを備える。前記ケースの下端には攪拌棒70が連結される(図8参照)。前記モーター20は前記フランジ21の上面に固定される。前記モーター20により前記第一太陽歯車31が駆動されて回転を行い、前記第一遊星歯車セット30、第二太陽歯車51、及び第二遊星歯車セット50の駆動により減速作用を達成させる。
前記第一遊星歯車セット30は第一リングギア32及び第一遊星歯車フレーム33を備える。前記第一遊星歯車フレーム33には3つの遊星歯車34が設置される。前記第一リングギア32及び前記フランジ21は固着されて一体となる。前記第一太陽歯車31は前記モーター20により駆動され、前記第一遊星歯車フレーム33の3つの遊星歯車34を駆動させて回転させる。その間に、前記第一リングギア32が固定されて動かなくなり、前記第一遊星歯車フレーム33が第一段の減速回転を行う。
前記第二遊星歯車セット50は第二リングギア52及び第二遊星歯車フレーム53を備える。前記第二遊星歯車フレーム53には3つの遊星歯車54が設置される。前記第一遊星歯車フレーム33は前記第二太陽歯車51を介して前記第二遊星歯車フレーム53の遊星歯車54を駆動させて回転させる。前記第二遊星歯車フレーム53は複数のネジ42により前記接合部40に固定されて一体となる。前記接合部40は他の複数のネジ41により前記第一遊星歯車セット30のリングギア32に固着されて一体となる。その間に、前記第二遊星歯車フレーム53が固定されて動かなくなり、前記第二リングギア52が第二段の減速回転を行う。
図4及び図6に示すように、前記ケース60は上円筒部61と、下カップ部62と、前記上円筒部61と下カップ部62との間に狭装される前記第二遊星歯車セット50の第二リングギア52とを備える。複数のネジ63により前記上円筒部61、第二リングギア52、及び下カップ部62が螺着されて一体となり、且つ接合箇所には漏洩防止接着剤が設けられ、前記ケース60は漏洩防止機能を有する。
前記第二遊星歯車フレーム53の下端の中央部にはカムシャフト531が連結され、前記カムシャフト531の下半部の外径は上半部の外径より小さい。前記ケース60の上円筒部61と前記第一遊星歯車セット30の第一リングギア32との間には第一テーパーローラーベアリング35が設置される。前記ケース60の下カップ部62と前記第二遊星歯車フレーム53の下端のカムシャフト531との間には下から上にかけて第二テーパーローラーベアリング55及び円筒ころ軸受56が設置される。前記モーター20が運転すると、前記第二リングギア52が駆動され、前記ケース60により前記攪拌棒70が駆動されて減速回転を行う。
なお、本発明は前記ケース60の回転により動力が出力される。前記ケース60の最高点及び最低点の位置には2つのテーパーローラーベアリング35、55が配置されて2つの支点とし、2つの支点の間隔は長い。前記減速機に攪拌棒70が連結されて攪拌機が構成されると、大きな径方向の力及び軸方向の力を受力可能になる。よって、本発明には長い支点支持台やカップリング等の装置を増設させる必要がなく、部材が減少し、コストが低下し、且つ減速機全体の重量及び体積も減少する。
前記減速機は潤滑油面の上方に防塵装置を設置させるのみで、粉塵の進入を防げる。前記ケース60の上端と前記フランジ21との間にはオイルシール22が設置され、防塵作用を達成させる。前記減速機は前述の全密閉式のケース60により油漏れを完全に防止させる目的を達成させる。
さらに、図7及び図8に示すように、前記ケース体60の下カップ部62の下端には前記攪拌棒70が螺着され、攪拌機が構成される。前記攪拌棒70の上端には水平状の接合部71が設けられる。前記接合部71は前記下カップ部62の底面に貼り合わせられ、且つ複数のネジ72により前記攪拌棒70の接合部71が前記下カップ部62に螺設される。前記ケース体60の下カップ部61の底面と前記攪拌棒70の接合部71との間にはフラットキー73が圧着される。前記フラットキー73の上部は前記下カップ部62の底面に予め設けられる嵌込溝621内に嵌入される。前記フラットキー73の下部は前記攪拌棒70の接合部71の上面に予め設けられる嵌込溝74内に嵌入される。前記ケース60は前記フラットキー73により前記攪拌棒70を駆動させて回転させ、前記ネジ72が受けるせん断力を大幅に低減させる。
総合すると、本発明に係る縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構は、油漏れを防止させ、食品や薬品等の製品原料の攪拌機に用いられる場合、油漏れにより原料が汚染されることはなくなる。本発明の動力を出力させるケースは、その上下2つの支点の距離が長く、回転時の安定性が高い。本発明では油漏れによる汚染がなく、安定的に動力が出力され、体積が小さく、重量が軽く、コストが低い等の長所を有する新規の実用的な技術である。
上述の実施形態は本発明の技術思想及び特徴を説明するためのものにすぎず、当該技術分野を熟知する者に本発明の内容を理解させると共にこれをもって実施させることを目的とし、本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。従って、本発明の精神を逸脱せずに行う各種の同様の効果をもつ改良又は変更は、後述の請求項に含まれるものとする。
10 モーター
11 減速箱
12 カップリング
13 出力軸
14 動力出力軸
15 軸受
16 軸受
17 支持台
18 オイルシール
20 モーター
21 フランジ
22 オイルシール
30 第一遊星歯車セット
31 第一太陽歯車
32 第一リングギア
33 第一遊星歯車フレーム
34 遊星歯車
35 第一テーパーローラーベアリング
40 接合部
41 ネジ
42 ネジ
50 第二遊星歯車セット
51 第二太陽歯車
52 第二リングギア
53 第二遊星歯車フレーム
531 カムシャフト
54 遊星歯車
55 第二テーパーローラーベアリング
56 円筒ころ軸受
60 ケース
61 上円筒部
62 下カップ部
621 嵌込溝
63 ネジ
70 攪拌棒
71 接合部
72 ネジ
73 フラットキー
74 嵌込溝
本発明は、縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構に関し、より詳しくは、駆動ケースが回転することにより動力が出力され、前記減速機は油漏れを防止させ、且つ軸方向の力及び径方向の力へのより高い抵抗力を有する縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構に関する。
従来の攪拌機に用いられる一般的な縦型遊星歯車減速機は須くリングギアにより固定され、遊星フレームが回転させ、遊星フレームに設置される出力軸から動力が出力される。このような減速機は出力軸にオイルシールを装着させて油漏れを防止する必要がある。前記減速機が長時間運転されると、前記オイルシールの材質が劣化し、出力軸とオイルシールとの接触位置が摩損され、油漏れが発生し、攪拌される物体が汚染された。
前記従来の減速機が縦型攪拌機に用いられる場合、前述の油漏れが攪拌される製品に甚大な汚染をもたらし、企業が大きな損失を被った。高級な減速機では信頼性が高く、コストも高いメカニカルオイルシール(フローティングオイルシール(Floating oil seal))を採用するものもあるが、油漏れを完全に防止させることはできない。前記攪拌機が攪拌する製品が食品や薬品である場合、油漏れを即時に発見できなければ、もたらされる被害はより深刻なものになった。
図1は従来の縦型遊星歯車減速機の構成を示す概略図である。前記減速機はモーター10と、減速箱11と、カップリング12と、出力軸13とを備える。前記減速箱11内には遊星歯車減速機構が内設される(図示せず)。前記カップリング12は前記減速箱11に連結される動力出力軸14及び前記出力軸13により、動力が前記出力軸13から出力される。前記出力軸13が径方向の圧力への好ましい抵抗力を有するようにするために、設置される2つの軸受15、16の距離を近付けすぎないようにし、前記2つの軸受15、16を装設させるための支持台17の長さを短すぎないようにしているが、これでは減速機の長さが長くなってしまう。前記出力軸13が長期間作動されると、オイルシール18が容易に摩損して油漏れが発生した。
本発明の主な目的は、遊星フレームにより固定され、リングギアにより動力が出力され、前記リングギアはケースの一部分であり、ケースを回転させて動力を出力させる縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、油漏れを防止させ、部材を減少させてコストを低下させる縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構を提供することにある。
本発明のさらにもう一つの目的は、攪拌機に使用される場合、軸方向の力及び径方向の力へのより好ましい抵抗力を有する縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構を提供することにある。
本発明に係る縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構は、フランジと、第一遊星歯車セットと、第一太陽歯車と、第二遊星歯車セットと、第二太陽歯車と、ケースとを備える。前記ケースには攪拌棒が連結される。前記第一遊星歯車セットのリングギア及びフランジが固着されて一体となる。前記第一太陽歯車はモーターにより駆動され、前記第一遊星歯車セットを駆動させて運転させる。前記第二太陽歯車により前記第一遊星歯車セットが前記第二遊星歯車セットを駆動させて回転させる。前記第二遊星歯車セットの遊星歯車フレームは接合部に固定され、前記接合部及び前記第一遊星歯車セットのリングギアは固着されて一体となり、前記第二遊星歯車フレームが固定されて動かなくなる。前記ケースは上円筒部と、下カップ部と、前記上円筒部と下カップ部との間に狭装される前記第二遊星歯車セットのリングギアとを含む。複数のネジにより前記上円筒部、前記第二遊星歯車セットのリングギア、及び下カップ部が螺着されて一体となり、且つ接合箇所には漏洩防止接着剤が設けられる。前記モーターが起動されると、前記ケースが減速回転を行う。
前記第二遊星歯車フレームの下端の中央部にはカムシャフトが連結される。前記ケースの上円筒部と前記第一遊星歯車セットのリングギアとの間には第一テーパーローラーベアリングが設置される。前記ケースの下カップ部と前記第二遊星歯車フレームの下端のカムシャフトとの間には下から上にかけて第二テーパーローラーベアリング及びボールベアリングが設置される。前記第一テーパーローラーベアリング及び第二テーパーローラーベアリングにより前記ケースの上下に2つの回動支点が構成される。
前記攪拌棒の上端には水平状の接合部が設けられる。複数のネジにより前記攪拌棒の接合部が前記下カップ部に螺設される。前記ケースの下カップ部の底面と前記攪拌棒の接合部との間にはフラットキーが圧着される。前記フラットキーの上部は前記下カップ部の底面に予め設けられる嵌込溝内に嵌入される。前記フラットキーの下部は前記攪拌棒の接合部の上面に予め設けられる嵌込溝内に嵌入される。
本発明によれば、安定的に動力が出力され、体積が小さく、重量が軽く、コストが低い等の長所を有する。
従来の縦型遊星歯車減速機の構成を示す概略図である。 本発明に係る縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構を説明する側面図である。 本発明に係る縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構を説明する外観斜視図である。 図3に示す分解図である。 本発明のケースが取り外された外観図である。 本発明に係る縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構を説明する外断面図である。 本発明が撹拌棒を組み立てる分解図である。 本発明が撹拌棒を組み立てる外観図である。
図2乃至図6に示すように、本発明の縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構は、フランジ21と、第一遊星歯車セット30と、第一太陽歯車31と、接合部40と、第二遊星歯車セット50と、第二太陽歯車51と、ケース60とを備える。前記ケースの下端には攪拌棒70が連結される(図8参照)。前記モーター20は前記フランジ21の上面に固定される。前記モーター20により前記第一太陽歯車31が駆動されて回転を行い、前記第一遊星歯車セット30、第二太陽歯車51、及び第二遊星歯車セット50の駆動により減速作用を達成させる。
前記第一遊星歯車セット30は第一リングギア32及び第一遊星歯車フレーム33を備える。前記第一遊星歯車フレーム33には3つの遊星歯車34が設置される。前記第一リングギア32及び前記フランジ21は固着されて一体となる。前記第一太陽歯車31は前記モーター20により駆動され、前記第一遊星歯車フレーム33の3つの遊星歯車34を駆動させて回転させる。その間に、前記第一リングギア32が固定されて動かなくなり、前記第一遊星歯車フレーム33が第一段の減速回転を行う。
前記第二遊星歯車セット50は第二リングギア52及び第二遊星歯車フレーム53を備える。前記第二遊星歯車フレーム53には3つの遊星歯車54が設置される。前記第一遊星歯車フレーム33は前記第二太陽歯車51を介して前記第二遊星歯車フレーム53の遊星歯車54を駆動させて回転させる。前記第二遊星歯車フレーム53は複数のネジ42により前記接合部40に固定されて一体となる。前記接合部40は他の複数のネジ41により前記第一遊星歯車セット30のリングギア32に固着されて一体となる。その間に、前記第二遊星歯車フレーム53が固定されて動かなくなり、前記第二リングギア52が第二段の減速回転を行う。
図4及び図6に示すように、前記ケース60は上円筒部61と、下カップ部62と、前記上円筒部61と下カップ部62との間に狭装される前記第二遊星歯車セット50の第二リングギア52とを備える。複数のネジ63により前記上円筒部61、第二リングギア52、及び下カップ部62が螺着されて一体となり、且つ接合箇所には漏洩防止接着剤が設けられ、前記ケース60は漏洩防止機能を有する。
前記第二遊星歯車フレーム53の下端の中央部にはカムシャフト531が連結され、前記カムシャフト531の下半部の外径は上半部の外径より小さい。前記ケース60の上円筒部61と前記第一遊星歯車セット30の第一リングギア32との間には第一テーパーローラーベアリング35が設置される。前記ケース60の下カップ部62と前記第二遊星歯車フレーム53の下端のカムシャフト531との間には下から上にかけて第二テーパーローラーベアリング55及び円筒ころ軸受56が設置される。前記モーター20が運転すると、前記第二リングギア52が駆動され、前記ケース60により前記攪拌棒70が駆動されて減速回転を行う。
なお、本発明は前記ケース60の回転により動力が出力される。前記ケース60の最高点及び最低点の位置には2つのテーパーローラーベアリング35、55が配置されて2つの支点とし、2つの支点の間隔は長い。前記減速機に攪拌棒70が連結されて攪拌機が構成されると、大きな径方向の力及び軸方向の力を受力可能になる。よって、本発明には長い支点支持台やカップリング等の装置を増設させる必要がなく、部材が減少し、コストが低下し、且つ減速機全体の重量及び体積も減少する。
前記減速機は潤滑油面の上方に防塵装置を設置させるのみで、粉塵の進入を防げる。前記ケース60の上端と前記フランジ21との間にはオイルシール22が設置され、防塵作用を達成させる。前記減速機は前述の全密閉式のケース60により油漏れを完全に防止させる目的を達成させる。
さらに、図7及び図8に示すように、前記ケース60の下カップ部62の下端には前記攪拌棒70が螺着され、攪拌機が構成される。前記攪拌棒70の上端には水平状の接合部71が設けられる。前記接合部71は前記下カップ部62の底面に貼り合わせられ、且つ複数のネジ72により前記攪拌棒70の接合部71が前記下カップ部62に螺設される。前記ケース60の下カップ部61の底面と前記攪拌棒70の接合部71との間にはフラットキー73が圧着される。前記フラットキー73の上部は前記下カップ部62の底面に予め設けられる嵌込溝621内に嵌入される。前記フラットキー73の下部は前記攪拌棒70の接合部71の上面に予め設けられる嵌込溝74内に嵌入される。前記ケース60は前記フラットキー73により前記攪拌棒70を駆動させて回転させ、前記ネジ72が受けるせん断力を大幅に低減させる。
総合すると、本発明に係る縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構は、油漏れを防止させ、食品や薬品等の製品原料の攪拌機に用いられる場合、油漏れにより原料が汚染されることはなくなる。本発明の動力を出力させるケースは、その上下2つの支点の距離が長く、回転時の安定性が高い。本発明では油漏れによる汚染がなく、安定的に動力が出力され、体積が小さく、重量が軽く、コストが低い等の長所を有する新規の実用的な技術である。
上述の実施形態は本発明の技術思想及び特徴を説明するためのものにすぎず、当該技術分野を熟知する者に本発明の内容を理解させると共にこれをもって実施させることを目的とし、本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。従って、本発明の精神を逸脱せずに行う各種の同様の効果をもつ改良又は変更は、後述の請求項に含まれるものとする。
10 モーター
11 減速箱
12 カップリング
13 出力軸
14 動力出力軸
15 軸受
16 軸受
17 支持台
18 オイルシール
20 モーター
21 フランジ
22 オイルシール
30 第一遊星歯車セット
31 第一太陽歯車
32 第一リングギア
33 第一遊星歯車フレーム
34 遊星歯車
35 第一テーパーローラーベアリング
40 接合部
41 ネジ
42 ネジ
50 第二遊星歯車セット
51 第二太陽歯車
52 第二リングギア
53 第二遊星歯車フレーム
531 カムシャフト
54 遊星歯車
55 第二テーパーローラーベアリング
56 円筒ころ軸受
60 ケース
61 上円筒部
62 下カップ部
621 嵌込溝
63 ネジ
70 攪拌棒
71 接合部
72 ネジ
73 フラットキー
74 嵌込溝

Claims (4)

  1. フランジと、第一遊星歯車セットと、第一太陽歯車と、第二遊星歯車セットと、第二太陽歯車と、ケースとを備え、前記第一遊星歯車セットのリングギア及びフランジが固着されて一体となり、前記第一太陽歯車はモーターにより駆動され、前記第一遊星歯車セットを駆動させて運転させ、前記第二太陽歯車により前記第一遊星歯車セットが前記第二遊星歯車セットを駆動させて回転させ、前記ケースには攪拌棒が連結される縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構であって、
    前記ケースは上円筒部と、下カップ部と、前記上円筒部と下カップ部との間に狭装される前記第二遊星歯車セットのリングギアとを含み、複数のネジにより前記上円筒部、前記第二遊星歯車セットのリングギア、及び下カップ部が螺着されて一体となり、且つ接合箇所には漏洩防止接着剤が設けられ、前記第二遊星歯車セットの遊星歯車フレームは接合部に固定され、前記接合部及び前記第一遊星歯車セットのリングギアは固着されて一体となり、前記第二遊星歯車フレームの下端の中央部にはカムシャフトが連結され、
    前記ケースの上円筒部と前記第一遊星歯車のリングギアとの間には第一テーパーローラーベアリングが設置され、前記ケースの下カップ部と前記第二遊星歯車フレームの下端のカムシャフトとの間には第二テーパーローラーベアリングが設置され、前記ケースの上端と前記フランジとの間にはオイルシールが設置され、
    前記モーターが運転すると、前記ケースを構成させるリングギアが駆動され、前記ケースが減速回転を行うことを特徴とする縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構。
  2. 前記ケースの下カップ部と前記第二遊星歯車フレームの下端のカムシャフトとの間には円筒ころ軸受が更に増設されることを特徴とする、請求項1に記載の縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構。
  3. 前記攪拌棒の上端には水平状の接合部が固設され、前記接合部は前記下カップ部の底面に貼り合わせられ、且つ複数のネジにより前記攪拌棒の接合部が前記下カップ部に螺設されることを特徴とする、請求項1に記載の縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構。
  4. 前記ケース体の下カップ部の底面と前記攪拌棒の接合部との間にはフラットキーが圧着され、前記フラットキーの上部は前記下カップ部の底面に予め設けられる嵌込溝内に嵌入され、前記フラットキーの下部は前記攪拌棒の接合部の上面に予め設けられる嵌込溝内に嵌入されることを特徴とする、請求項3に記載の縦型ミキサーのケース駆動式遊星歯車減速機構。
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