JP2018177877A - インク、インクジェット捺染方法、インクカートリッジ、インクジェットプリンタ、及び着色布 - Google Patents

インク、インクジェット捺染方法、インクカートリッジ、インクジェットプリンタ、及び着色布 Download PDF

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Hiromi Kobayashi
博美 小林
藤江 賀彦
Yoshihiko Fujie
賀彦 藤江
未奈子 原
Minako Hara
未奈子 原
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Abstract

【課題】様々な種類の布帛に対して鮮明性に優れた画像を形成でき、かつ湿摩擦堅牢度に優れた着色布を提供することができるインク、上記インクを用いたインクジェット捺染方法、上記インクを有するインクカートリッジ、及びインクジェットプリンタ、並びに上記着色布を提供すること。【解決手段】染料に由来する構造を有するポリマーの水分散体、及び非水溶性染料を含むインク、上記インクを用いたインクジェット捺染方法、上記インクを有するインクカートリッジ、及びインクジェットプリンタ、並びに、染料に由来する構造を有するポリマーと非水溶性染料とを含む着色布。【選択図】なし

Description

本発明は、インク、インクジェット捺染方法、インクカートリッジ、インクジェットプリンタ、及び着色布に関する。
インクジェット捺染は、版を作製する必要がなく、手早く階調性に優れた画像を形成でき、更に、形成画像として必要な量のインクのみを使用するため、廃液が少ないなどの環境的な利点を有する優れた捺染方法であると言える。
たとえば、特許文献1には、非水溶性染料を含む水性分散液を含有するインクを用いたインクジェット捺染方法が記載されている。
また、特許文献2及び3には染料が連結したポリマーを含有するインクジェットインクが記載されている。
特開特開2015−91907号公報 特表2004−534106号公報 特表2002−509957号公報
しかしながら、特許文献1に記載された非水溶性染料を含むインクを用いたインクジェット捺染は、主にポリエステル布帛の着色にしか対応していないという問題がある。また湿摩擦堅牢度についても改善の余地がある。
特許文献2及び3には、捺染については具体的な開示はなく、上記問題点についても一切記載されていない。
本発明の課題は、様々な種類の布帛に対して鮮明性に優れた画像を形成でき、かつ湿摩擦堅牢度に優れた着色布を提供することができるインク、上記インクを用いたインクジェット捺染方法、上記インクを有するインクカートリッジ及びインクジェットプリンタ、並びに上記着色布を提供することにある。
本発明の課題は、以下の手段によって解決された。本発明のインクにより、上記課題が解決された理由の詳細は明らかになっていないが、染料に由来する構造を有するポリマーは様々な種類の布帛を着色できるものであり、非水溶性染料が染料に由来する構造を有するポリマーへ拡散していることが有効にはたらいていると考えられる。
<1>
染料に由来する構造を有するポリマーの水分散体、及び非水溶性染料を含むインク。
<2>
インクジェット捺染用である<1>に記載のインク。
<3>
上記非水溶性染料が、
C.I.Disperse Yellow 3,7,8,23,39,51,54,60,71,86、
C.I.Solvent Yellow 2,14,16,21,33,43,44,56,82,85,93,98,114,131,135,157,160,163,167,176,179,185,189、
C.I.Disperse Red 11,50,53,55,55:1,59,60,65,70,75,93,146,158,190,190:1,207,239,240、
C.I.Solvent Red 8,23,24,25,49,52,109,111,119,122,124,135,146,149,150,168,169,172,179,195,196,197,207,222,227,312,313、
C.I.Disperse Blue 3,5,19,26,26:1,35,55,56,58,64,64:1,72,72:1,79,81,81:1,91,95,108,131,141,145,359,360、
C.I.Solvent Blue 3,4,5,35,36,38,45,59,63,67,68,70,78,83,97,101,102,104,105,111,122、
C.I.Disperse Orange 1,1:1,5,7,20,23,25,25:1,33,56,76、
C.I.Solvent Orange 3,14,54,60,62,63,67,86,107、
C.I.Disperse Violet 8,11,17,23,26,27,28,29,36,57、
C.I.Solvent Violet 8,9,11,13,14,26,28,31,36,59、
C.I.Solvent Green 3,5,7,28、
C.I.Disperse Brown 2,4、
C.I.Solvent Brown 53、
C.I.Solvent Black 3,5,7,27,29,34
から選ばれる少なくとも1種である<1>又は<2>に記載のインク。
<4>
上記染料に由来する構造が、アゾ化合物、スチルベン、トリアリールメタン、キサンテン、インドアニリン、インドフェノール、ニグロシン、アントラキノン、キノフタロン、ジシアノスチリル化合物、及びフタロシアニンから選択されるいずれかの染料に由来する構造を含む、<1>〜<3>のいずれか1項に記載のインク。
<5>
<1>〜<4>のいずれか1項に記載のインクを、インクジェット方式で布帛に直接印捺する工程を有するインクジェット捺染方法。
<6>
凝集剤を含む水性前処理液を布帛に付与して、前処理された布帛を得る前処理工程、及び、<1>〜<4>のいずれか1項に記載のインクを、インクジェット方式で上記前処理された布帛に印捺する工程を有するインクジェット捺染方法。
<7>
更に、熱処理工程を含む、<5>又は<6>に記載のインクジェット捺染方法。
<8>
<1>〜<4>のいずれか1項に記載のインクを有するインクカートリッジ。
<9>
<1>〜<4>のいずれか1項に記載のインクを有するインクジェットプリンタ。
<10>
布帛と、染料に由来する構造を有するポリマーと、非水溶性染料とを含む着色布。
本発明によれば、様々な種類の布帛に対して鮮明性に優れた画像を形成でき、かつ湿摩擦堅牢度に優れた着色布を提供することができるインク、上記インクを用いたインクジェット捺染方法、上記インクを有するインクカートリッジ及びインクジェットプリンタ、並びに上記着色布を提供することができる。
[インク]
本発明のインクは、少なくとも、染料に由来する構造を有するポリマーの水分散体と非水溶性染料とを含む。
本発明のインクはインクジェット捺染用であることが好ましい。
以下、各成分について説明する。
(染料に由来する構造を有するポリマー)
本発明に用いられる、染料に由来する構造を有するポリマー(以下、「染料ポリマー」とも呼ぶ。)において、染料に由来する構造とは、染料として用いられる有機化合物から任意の水素原子を1個以上取り除いてなる基(染料残基)であり、好ましくは染料として用いられる有機化合物から任意の水素原子を1個又は2個取り除いてなる基である。
染料ポリマーは、染料に由来する構造を含む色素多量体であり、線状のポリマーであっても良いし、網目状のポリマーであっても良い。線状のポリマーである場合は、染料に由来する構造はポリマーの主鎖に有していても良いし、側鎖に有していても良い。
染料ポリマーは、染料に由来する構造を含む繰り返し単位を有するポリマーであることが好ましい。
染料ポリマーを得るための方法は任意であるが、染料に由来する構造を含む単量体を重合、または共重合させて染料ポリマーを得る方法、又は、予め染料に由来する構造を有さないポリマーを用意した後に、高分子反応などにより染料に由来する構造を導入して染料ポリマーとする方法が挙げられる。染料ポリマー又は染料に由来する構造を有さないポリマーの製造方法は、特に制限されないが、ラジカル重合、付加重合又は縮重合で合成したものが好ましく用いられる。
染料に由来する構造としては、カラーインデックス(略称は「C.I.」)で分類されているような染料に由来する構造、又はその構造に本発明の効果を奏する範囲内で任意の置換基を置換させた構造、若しくはその構造から本発明の効果を奏する範囲内で任意の置換基を取り除いた構造であることが好ましい。
染料に由来する構造としては、例えば、アゾ化合物(モノアゾ化合物、ジスアゾ化合物、トリスアゾ化合物、ポリアゾ化合物)、スチルベン、カロテノイド、ジアリールメタン、トリアリールメタン、キサンテン、アクリジン、キノリン、メチン(モノメチン、ポリメチン)、アゾメチン、アニリン、インドアニリン、インダミン、インドフェノール、アジン、オキサジン、チアジン、アントラキノン、インジゴ、キノフタロン、二グロシン、ポルフィリン、ジシアノスチリル化合物、シアニン、及びフタロシアニンから選択されるいずれかの染料に由来する構造を含むものが挙げられる。
染料に由来する構造は、アゾ化合物、スチルベン、ジアリールメタン、トリアリールメタン、キサンテン、アクリジン、キノリン、ポリメチン、モノメチン、アゾメチン、インドアニリン、インドフェノール、ニグロシン、オキサジン、チアジン、アントラキノン、インジゴ、キノフタロン、ポルフィリン、シアニン及びフタロシアニンから選択されるいずれかの染料に由来する構造を含むことが好ましく、着色力の観点から、アゾ化合物、スチルベン、トリアリールメタン、キサンテン、インドアニリン、インドフェノール、ニグロシン、アントラキノン、キノフタロン、ジシアノスチリル化合物、及びフタロシアニンから選択されるいずれかの染料に由来する構造を含むことがより好ましい。
染料としては、水に溶解する染料であってもよいし、水に不溶な染料であってもよいが、染料ポリマーの耐水性及び耐洗濯性の観点から、水に不溶な染料であることが好ましい。また、カルボキシル基、スルホ基、リン酸基、及びこれらの塩、アンモニウム基などのイオン性基を有さない染料であることが好ましい。このような染料としては、特に限定されないが、例えば分散染料など水に不溶な染料を用いてもよいし、水に可溶な染料からイオン性基を除いたものを用いてもよい。
染料ポリマーとしては、主鎖又は側鎖に染料に由来する構造を含むポリマーが好ましく用いられる。主鎖又は側鎖に染料に由来する構造を含むポリマーにおける主鎖を構成するポリマーとしては特に限定されないが、アクリルポリマー、ウレタンポリマー、又はスチレンポリマーが好ましく用いられ、特に、アクリルポリマー、ウレタンポリマーが好ましい。
本発明におけるアクリルポリマーとは、(メタ)アクリル酸に由来する繰り返し単位及び(メタ)アクリル酸エステルに由来する繰り返し単位からなる群のうち、少なくとも1種の繰り返し単位を有するポリマーである。本明細書において、「(メタ)アクリル酸」はアクリル酸及びメタクリル酸の少なくとも一方を表し、「(メタ)アクリル酸エステル」はアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの少なくとも一方を表す。また、本発明におけるウレタンポリマーとは、ウレタン結合を主鎖に有するポリマーのことであり、ポリオール化合物とポリイソシアネート化合物の反応により形成される。ポリウレタンという場合もある。また、本発明におけるスチレンポリマーとは、スチレンに由来する繰り返し単位を有するポリマーのことをいう。
(染料ポリマーの分子量)
染料ポリマーの重量平均分子量(Mw)は3,000〜2,000,000が好ましく、3,000〜1,000,000がより好ましく、3,000〜200,000が特に好ましい。染料ポリマーの重量平均分子量はゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定することができる。
(染料ポリマーの構造)
染料ポリマーは、必須の構造として、染料に由来する構造を有していればよいが、水への分散性の観点から疎水基(電気的に中性の非極性基で水と親和性が低い基)、及びイオン性基(電気的にイオン性の極性基で、水との親和性が高い基)の少なくとも1種を含む繰り返し単位を導入することがより好ましい。染料ポリマーの分子構造は、直鎖又は分岐したものいずれでもよく、ランダム、交互、周期、ブロックのいずれの構造でもよく、幹と枝の構造がデザインされたグラフトポリマーであってもよい。
(染料ポリマーの水分散体)
染料ポリマーの水分散体(染料ポリマー水分散体)は、少なくとも、水、及び染料ポリマーを含んでおり、好ましくは水性有機溶剤を含有する。また、染料ポリマーの水分散体の製造方法によっては、低分子型界面活性剤又は高分子型分散剤を併用する場合と、併用しない場合(いわゆる自己分散)のいずれの形態であってもよい。
染料ポリマーは1種のみ用いることもできるし、2種以上を任意の割合で混合して用いることもできる。
本発明では、上述の染料ポリマーを、水に溶解した状態ではなく、水に分散した状態(水分散体)として用いる。
染料ポリマーが水に分散した状態では、水に溶解した状態とは異なり、実質的に水に溶けないポリマーになっているので、耐洗濯性、耐汗性などの耐水性の面で優れる。本発明のインクジェット捺染方法では、印捺後に、水で洗い流す工程が不要であるため、染料ポリマーは実質的に水に溶けないポリマーである。染料ポリマーの水分散体において、水に溶けない染料ポリマーは粒子として分散しており、その平均粒子径が50〜500nmであることが好ましい。染料ポリマーが水に溶けている場合には染料ポリマーは水中で粒子として存在しない。染料ポリマーが水分散体となるためには、染料ポリマー中にスルホ基を有さないことが好ましい。
水としては超純水を用いることが好ましい。
染料ポリマーは、水分散時において、染料ポリマー自体の性質として、又は併用する低分子型界面活性剤若しくは高分子型分散剤との吸着により、水となじみやすく(濡れやすく)、静電反発(斥力)又は立体反発により染料ポリマーの微粒子の再凝集を防止し、沈降生成の抑制の機能を有する。
染料ポリマーは水分散体中で粒子状になっている。染料ポリマーの水分散体における粒子状の染料ポリマーの平均粒子径は50〜500nmであることが好ましく、50〜300nmであることがより好ましく、50〜200nmであることが特に好ましい。この範囲内であると、インクジェット法により布帛に印捺することができる。
本明細書における平均粒子径は、粒度分布測定装置(ナノトラックUPA EX150、日機装株式会社製、商品名)を用いて測定した値を用いた。
染料ポリマー水分散体中の染料ポリマーの含有量は、好ましくは0.1〜40質量%であり、より好ましくは1〜30質量%であり、特に好ましくは3〜25質量%である。この範囲であるとインクジェットインクとしての貯蔵安定性を確保しつつ、印刷において高濃度の着色布を得ることができる。
染料ポリマー水分散体中の水の含有量は、好ましくは50〜95質量%であり、より好ましくは55〜90質量%であり、特に好ましくは60〜90質量%である。この範囲であると、水分散体の安定性と、インクジェットインクとしての吐出安定性を付与することができるため好ましい。なお、水分散体の安定性とは沈降などが起こりにくいことを示す。
(水性有機溶剤)
水性有機溶剤としては、25℃における水溶解度として10g/100g−HO以上であるものが好ましく、20g/100g−HO以上であるものがより好ましく、水と任意の割合で混和するものが特に好ましい。水性有機溶剤としては、アルコール系溶剤、アミド系溶剤、ニトリル系溶剤が挙げられる。
染料ポリマー水分散体中の水性有機溶剤の含有量は、好ましくは5〜50質量%であり、より好ましくは5〜40質量%であり、特に好ましくは、10〜30質量%である。この範囲であると、水分散体の安定性と、インクジェットインクとしての吐出安定性を付与することができるため好ましい。
(低分子界面活性剤又は高分子型分散剤)
低分子界面活性剤又は高分子型分散剤としては、好ましくは、疎水基とイオン性基を有する低分子界面活性剤又は高分子型分散剤であり、染料ポリマーを分散させる際に添加されることで、低分子界面活性剤又は高分子型分散剤が染料ポリマー表面に吸着し水となじませ(濡れさせる)、機械的作用により摩砕させた染料ポリマー微粒子を静電反発(斥力)又は立体反発により微粒子の再凝集を防止し、沈降生成の抑制の機能を有する。
低分子界面活性剤の含有量は、染料ポリマー水分散体の全質量に対して、0.001質量%〜5.0質量%の範囲であることが好ましく、かかる範囲で水分散体の表面張力を任意に調整することが好ましい。
高分子型分散剤の含有量は、染料ポリマー水分散体の全質量に対して、0.001質量%〜50質量%の範囲であることが好ましく、かかる範囲で水分散体の表面張力を任意に調整することが好ましい。
染料ポリマーの水分散体の製造方法は、
(i)染料ポリマーの粉体又はペースト、及び必要に応じて低分子型界面活性剤又は高分子型分散剤を、水又は水性有機溶剤中で混合した後に、ガラスビーズ、ジルコニアビーズ、チタニアビーズ、又はステンレス球などとともにアトライター又はミル機で微分散する方法、
(ii)有機溶媒中で染料ポリマーを合成した後、水、場合により界面活性剤又は溶媒を添加し、水以外の溶媒を除去して染料ポリマーの水分散体を得る方法、などがあり、これらを好適に用いることができる。
[非水溶性染料]
本発明のインクは非水溶性染料を含む。
非水溶性染料とは、水に溶けない(水不溶性)染料である。ここで、水不溶性とは、25℃における水への溶解度が、1g/リットル以下、好ましくは500mg/リットル以下、より好ましくは100mg/リットル以下であることを意味する。
非水溶性染料は、分散染料又は油溶性染料であることが好ましい。
本発明に用いることができる非水溶性染料は、特に限定されないが、
C.I.Disperse Yellow 3,7,8,23,39,51,54,60,71,86、
C.I.Solvent Yellow 2,14,16,21,33,43,44,56,82,85,93,98,114,131,135,157,160,163,167,176,179,185,189、
C.I.Disperse Red 11,50,53,55,55:1,59,60,65,70,75,93,146,158,190,190:1,207,239,240、
C.I.Solvent Red 8,23,24,25,49,52,109,111,119,122,124,135,146,149,150,168,169,172,179,195,196,197,207,222,227,312,313、
C.I.Disperse Blue 3,5,19,26,26:1,35,55,56,58,64,64:1,72,72:1,79,81,81:1,91,95,108,131,141,145,359,360、
C.I.Solvent Blue 3,4,5,35,36,38,45,59,63,67,68,70,78,83,97,101,102,104,105,111,122、
C.I.Disperse Orange 1,1:1,5,7,20,23,25,25:1,33,56,76、
C.I.Solvent Orange 3,14,54,60,62,63,67,86,107、
C.I.Disperse Violet 8,11,17,23,26,27,28,29,36,57、
C.I.Solvent Violet 8,9,11,13,14,26,28,31,36,59、
C.I.Solvent Green 3,5,7,28、
C.I.Disperse Brown 2,4、
C.I.Solvent Brown 53、
C.I.Solvent Black 3,5,7,27,29,34
から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
本発明では、インクの調製に際して、好ましくは分散剤を用いて非水溶性染料を水中に分散させた非水溶性染料の水分散体(「非水溶性染料水分散体」とも呼ぶ。)を用いることもできる。
非水溶性染料は分散剤で分散して使用することができる。分散剤としては特に限定されないが、後述するもののほか、前述の染料ポリマー水分散体中の染料ポリマーを分散剤として使用することもできる。
非水溶性染料は、1種のみ用いることもできるし、2種以上を任意の割合で混合して用いることもできる。
本発明における非水溶性染料水分散体では、非水溶性染料が水中に分散して存在している。
非水溶性染料は、分散時において、好ましくは分散剤との吸着により、水となじみやすく(濡れやすく)、静電反発(斥力)又は立体反発により非水溶性染料の微粒子の再凝集を防止し、沈降生成の抑制の機能を有する。
非水溶性染料を分散させる方法としては公知の方法を用いることができる。
分散している非水溶性染料は粒子状であることが好ましい。分散している非水溶性染料は、平均粒子径200nm以下の粒子状であることが好ましく、20〜200nmの粒子状であることがより好ましく、40〜150nmの粒子状であることが更に好ましい。分散している非水溶性染料の平均粒子径が200nm以下であると、インクジェット法により布帛に直接印捺することが容易となる。
非水溶性染料の平均粒子径は、粒度分布測定装置(ナノトラックUPA EX150、日機装株式会社製、商品名)を用いて測定した値を用いた。
非水溶性染料水分散体中の非水溶性染料の含有量は、1.0〜30質量%が好ましく、3.0〜15質量%がより好ましい。
非水溶性染料水分散体中の水の含有量は、40〜90質量%であることが好ましく、50〜80質量%であることがより好ましい。
(分散剤)
非水溶性染料水分散体は、分散剤を含むことが好ましい。
分散剤を用いることで、非水溶性染料の分散安定性に優れ、インクの保存安定性、長期にわたる吐出安定性等を高めることができる。
分散剤としては、特に限定はなく、低分子型分散剤であっても、高分子型分散剤であってもよい。
低分子型分散剤としては、特に限定されないが、アニオン系分散剤、ノニオン系分散剤が挙げられる。
アニオン系分散剤としては、特に限定されないが、例えば、芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物、β−ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、及び、クレオソート油スルホン酸のホルマリン縮合物が挙げられる。
芳香族スルホン酸としては、特に限定されないが、例えば、クレオソート油スルホン酸、クレゾールスルホン酸、フェノールスルホン酸、β−ナフトールスルホン酸、メチルナフタレンスルホン酸、ブチルナフタレンスルホン酸等のアルキルナフタレンスルホン酸、β−ナフタレンスルホン酸とβ−ナフトールスルホン酸との混合物、クレゾールスルホン酸と2−ナフトール−6−スルホン酸との混合物、リグニンスルホン酸等が挙げられる。
ノニオン系分散剤としては、特に限定されないが、例えば、フィトステロールのエチレンオキサイド付加物、コレスタノールのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
高分子型分散剤としては、特に限定されないが、例えば、ポリアクリル酸部分アルキルエステル、ポリアルキレンポリアミン、ポリアクリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合物等が挙げられる。
非水溶性染料水分散体は分散剤を含有する場合は、非水溶性染料水分散体中の分散剤の含有量は、0.1〜10質量%が好ましく、0.2〜5質量%がより好ましい。
また、非水溶性染料水分散体としては、特開2015−91907号公報に記載された水不溶性色材(特に、分散染料又は油溶性染料)を含む水性分散液を用いることもできる。
非水溶性染料水分散体の調製方法は特に限定されない。例えば、非水溶性染料及び水、並びに必要に応じて分散剤を混合し、ガラスビーズ、ジルコニアビーズ、チタニアビーズ、又はステンレス球とともにアトライター又はミル機で微分散して、ガラスビーズ、ジルコニアビーズ、チタニアビーズ、又はステンレス球を取り除き、非水溶性染料水分散体を得る方法が挙げられる。
(樹脂)
本発明のインクは、インク中に分散した状態の樹脂を含むことができる。
なお、上記樹脂は、分散剤として用い得る高分子型分散剤とは異なる成分である。
インクが樹脂及び高分子型分散剤を含む場合、樹脂は、インク中で単独で分散して存在するが、高分子型分散剤は、インク中で非水溶性染料との混合物で分散して存在する。
インクが樹脂を含む場合、樹脂が布帛上で膜を形成し、この膜に非水溶性染料が拡散することで着色画像を形成することができるが、この際、布帛と樹脂との密着性をより強固にして、画像の堅牢性を向上させるために、架橋剤を用いることができる。したがって、樹脂が、架橋剤の架橋性基と反応できる基としてカルボキシル基、ヒドロキシル基、スルホン酸基、アミド基等を有することが好ましい。
樹脂は公知の方法で合成してもよいし、市販品を用いてもよい。
樹脂は、前述の染料に由来する構造を有するポリマーであることが好ましい。
[その他の成分]
本発明のインクは、高分子微粒子を含んでいてもよい。高分子微粒子としては、特開2012−7148号公報に記載された高分子微粒子を用いることができる。高分子微粒子は、架橋性ポリウレタンおよび/または架橋性ポリウレタン−ポリウレアが好ましく用いられる。
本発明のインクは、1,2−アルキレングリコール、グリコールエーテル、又は水性有機溶剤を含んでいてもよい。1,2−アルキレングリコール、グリコールエーテルについての好ましい形態は、特開2012−7148号公報に記載された形態である。水性有機溶剤としては前述したものの他、特開2012−7148号公報に記載された水溶性有機溶媒も好ましく用いることができる。
本発明のインクは、上記した以外のその他の成分を含んでいてもよい。その他の成分としては、たとえば、上記染料ポリマー及び非水溶性染料以外の着色剤、有機溶媒、界面活性剤、架橋剤、pH調整剤、蛍光増白剤、表面張力調整剤、消泡剤、乾燥防止剤、潤滑剤、増粘剤、紫外線吸収剤、退色防止剤、帯電防止剤、マット剤、酸化防止剤、比抵抗調整剤、防錆剤、無機顔料、還元防止剤、防腐剤、防黴剤、及びキレート剤等が挙げられる。
(架橋剤)
着色布の耐摩擦性又は洗濯堅牢度を向上させる目的で、本発明のインクは架橋剤を含有してもよい。架橋剤としては、ブロックイソシアネート架橋剤(例えば、メイカネートCX、同TP−10、同DM−35HC、SU−268Aなど、いずれも明成工業株式会社製、商品名)や、多官能エポキシ架橋剤(例えば、デナコールEX−313、同314、同322、411など、いずれもナガセケムテクス株式会社製、商品名)が挙げられる。
本発明のインクは、少なくとも、染料ポリマーの水分散体と非水溶性染料とを含むものであり、すなわち、本発明のインクは、水を含む液体中に染料ポリマーと非水溶性染料が分散した分散液である。なお、本発明のインク中で染料ポリマーは粒子状になっており、粒子状の染料ポリマーの好ましい平均粒子径は前述したものと同様である。また、本発明のインク中で非水溶性染料は粒子状になっていることが好ましく、好ましい平均粒子径は前述したものと同様である。
本発明のインク中の染料ポリマーの含有量は、0.1〜20質量%であることが好ましく、1〜15質量%であることがより好ましく、3〜12質量%であることが更に好ましい。
本発明のインク中の非水溶性染料の含有量は、1.0〜30質量%であることが好ましく、3.0〜15質量%であることがより好ましい。非水溶性染料の添加量が1.0質量%以上であれば、印字濃度が高くなり好ましく、30質量%以下であれば、インクの粘度増加又は粘度特性に構造粘性が生じにくく、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れるため好ましい。
本発明のインク中の水の含有量は、20〜95質量%であることが好ましく、50〜90質量%であることがより好ましい。
本発明のインクの調製方法は特に限定されないが、たとえば、染料ポリマーの水分散体と、非水溶性染料の水分散体と、必要に応じて水又はその他の成分とを混合することで調製することができる。
[インクジェット捺染方法]
本発明のインクジェット捺染方法は、本発明のインクを、インクジェット方式で布帛に印捺する工程を有するインクジェット捺染方法であるが、好ましい態様として下記2つの態様がある。
第1態様:本発明のインクを、インクジェット方式で布帛に直接印捺する工程を有するインクジェット捺染方法。
第2態様:凝集剤を含む水性前処理液を布帛に付与して、前処理された布帛を得る前処理工程、及び、本発明のインクを、インクジェット方式で前処理された布帛に印捺する工程を有するインクジェット捺染方法。
なお、本発明において、インクジェット方式で布帛に「直接印捺する」とは、転写工程が不要であり、インクが直接布帛に印捺されること、及び、前処理工程が不要でインクが直接布帛に印捺されることの両方を指す。
本発明のインクジェット捺染方法は、廃水及び転写紙などの廃材を出さず、簡便な作業性である、という効果を奏する。
(前処理工程)
上記第2態様における前処理工程は、凝集剤を含む水性前処理液を布帛に付与して、前処理された布帛を得る工程である。水性前処理液を布帛に付与する方法としては、特に限定されるものではないが、コーティング法、パディング法、インクジェット法、スプレー法、スクリーン印刷法などが挙げられる。
水性前処理液に含まれる凝集剤としては、染料ポリマーを凝集させる作用を有するものであれば、特に限定されないが、有機酸、多価金属塩、及びカチオン性化合物から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
本発明のインクジェット捺染方法は、後述するように、更に、熱処理工程を加えることにより、布帛の繊維に対して染料ポリマーが融着することで、繊維とより一体化し、耐摩擦性などを更に付与できるという利点がある。
(熱処理工程)
本発明のインクジェット捺染方法は、更に、熱処理工程を含むことが好ましい。特に、布帛に印捺した後に、熱処理工程を行うことで、染料ポリマー粒子を溶融(もしくは軟化)させ、繊維との密着性を高めることができる(すなわち、熱処理することにより、溶融染着させることができる)。着色布は乾燥後、上記溶融染着させることを目的として熱処理を行うことが好ましく、通常100〜250℃で行うことが好ましく、より好ましくは100℃〜200℃であり、特に好ましくは120℃〜200℃である。熱処理時間としては、30秒〜3分間の熱処理を行うことが好ましい。また、染料ポリマーに反応性基(例えばブロックイソシアネート基)を導入した場合、又は添加剤として架橋剤(例えばブロックイソシアネート架橋剤や多官能エポキシ架橋剤)を併用した場合は、この熱処理工程において、染料ポリマーに導入した反応性基(例えばブロックイソシアネート基)、又は添加剤として併用した架橋剤(例えばブロックイソシアネート架橋剤や多官能エポキシ架橋剤)を用いて、架橋反応させることが耐摩擦性の観点で好ましい。
(後処理)
本発明のインクジェット捺染方法により着色した布帛(着色布)は、堅牢性(耐摩擦性)に優れるが、必要に応じて、着色布に後処理剤を全面にパディング処理することで、堅牢性(特に耐摩擦性)が、更に向上した着色布を得ることができる。柔軟化を目的とした後処理剤としては、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、ジメチルシリコーンオイル、アミノシリコーンオイル、カルボキシ変性シリコーンオイル、ヒドロキシ変性シリコーンオイル、脂肪酸、脂肪酸アマイド、鉱物油、植物油、動物油、可塑剤などが挙げられる。
また、着色布表面のスベリ性を向上させる目的の後処理剤としては、金属石鹸、パラフィンワックス、カルナバワックス、マイクロスタリンワックス、ジメチルシリコーンオイル、アミノシリコーンオイル、カルボキシ変性シリコーンオイル、ヒドロキシ変性シリコーンオイルなどが挙げられる。
パディング処理は、これらの後処理剤を水溶媒にミキサー攪拌により乳化、熱乳化、又は分散したものに、着色布を浸漬しマングル等で絞り乾燥、熱処理を加えて処理する。
また、後処理剤中に固着剤として樹脂エマルジョンを少量配合することにより、着色布の耐摩擦性を向上させることができる。後処理剤に対しての配合量は5%未満が好ましく、これにより着色布の風合いの柔らかさが損なわれにくいため好ましい。
後処理剤に固着剤として配合する樹脂エマルジョンとしては、特に限定するものではないが、アクリル酸エステル樹脂エマルジョン、ウレタン樹脂エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂(EVA樹脂)エマルジョン、シリコーン/アクリル樹脂エマルジョン、ポリエステル樹脂エマルジョンなどを用いることができ、着色布の風合いを柔らかくするために、これらの樹脂エマルジョンのガラス転移点が0℃以下であることが好ましい。
(布帛)
本発明のインクジェット捺染方法を適用し得る布帛としては、以下のものがある。生地布帛(繊維種)としては、ナイロン、ポリエステル、アクリロニトリル等の合成繊維、アセテート、レーヨン等の半合成繊維、綿、絹、毛等の天然繊維、及びこれらの混合繊維、織物、編み物、不織布等が挙げられる。
布帛としては、前処理した布帛を用いることもできる。前処理液は、コーティング法、パディング法、インクジェット法、スプレー法、スクリーン印刷法などにより、付与できる。前処理液は、色素ポリマーを凝集させる凝集剤を含み、水溶液であることが好ましい。凝集剤としては、例えば、有機酸、多価金属塩、及びカチオン性化合物などが挙げられる。
衣料品としては、Tシャツ、トレーナー、ジャージ、パンツ、スウェットスーツ、ワンピース、ブラウスなどが挙げられる。また、寝具、ハンカチ、クッションカバー、カーテンなどにも好適である。
[インクカートリッジ、及びインクジェットプリンタ]
本発明は、本発明のインクを有するインクカートリッジ、及び本発明のインクを有するインクジェットプリンタにも関する。
[着色布]
本発明は、布帛と、染料ポリマーと、非水溶性染料とを含む着色布にも関する。布帛、染料ポリマー、及び非水溶性染料は前述のとおりである。
本発明の着色布は、前述の本発明のインクジェット捺染方法により製造することができる。
〔染料ポリマー(Y−2−1)の合成〕
染料ポリマー(Y−2−1)は以下のスキームにより合成した。下記繰り返し単位の比率の単位は質量%である。
Figure 2018177877
100mL三ツ口フラスコにN−メチルピロリドン(NMP)10mLを加え、内温を85℃に昇温した。上記NMPに、重合性モノマーであるYM−1(特許5315267号公報記載の方法で合成)9.0g、重合性モノマーであるメタクリル酸(MAA)1.0g、V−601(和光純薬製、商品名)0.126g、及び1−ドデカンチオール0.443gを13.24gのNMPに溶解させた溶液を3時間かけて滴下した。滴下終了後、85℃で1時間反応させて反応液Aを得た。その後、反応液Aに、V−601(0.098g)を添加し、さらに85℃で2時間反応させ、反応液Bを得た。反応液Bを20℃まで放冷し、水500mLに注ぎ入れ、結晶を析出させ、ろ過により結晶をろ別した後に、ろ別した結晶を60℃の送風乾燥機で1日間乾燥させ、染料ポリマー(Y−2−1)の黄色粉末を得た。染料ポリマー(Y−2−1)の収量は8.7gであった。染料ポリマー(Y−2−1)のテトラヒドロフラン(THF)希薄溶液での紫外可視吸収スペクトルの吸収極大波長は441nmであった。また、染料ポリマー(Y−2−1)のゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)測定での重量平均分子量(Mw)は10,500(ポリスチレン換算)であり、分散度(Mw/Mn)は1.7であった。染料ポリマーの重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)測定から算出した。具体的には、HLC−8220GPC(東ソー(株)製)を用いた。
〔染料ポリマー(Br−1)の合成〕
特表2002−509957号公報の実施例1にしたがって、染料ポリマーであるポリウレタン化合物(Br−1)を合成した。
Figure 2018177877
〔染料ポリマー(B−5)の合成〕
特表2002−509957号公報の実施例11にしたがって、染料ポリマーであるポリウレタン化合物(B−5)を合成した。
Figure 2018177877
〔染料ポリマー(D−3−2)の合成〕
染料ポリマー(D−3−2)は以下のスキームにより合成した。下記繰り返し単位の比率の単位は質量%である。
Figure 2018177877
200mL三ツ口フラスコにD−3を5.0g、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸を0.79g、N−メチルピロリドン(NMP)を45.8g加え、内温を90℃に昇温した。ここへ、ネオスタンU−600(日東化成製、商品名)を81mg、及びイソホロンジイソシアネート2.46gを添加した。滴下終了後、90℃で4時間反応させた。反応液を20℃まで放冷し、0.1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液1Lに注ぎ入れた後、1mol/L塩酸水を110mLを加え、ろ過した。得られた残渣を0.1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液1Lに加え10分攪拌後、1mol/L塩酸水を加え、pH5.2に調整し、ろ過した。得られた残渣を水500mLに注ぎ入れ、10分攪拌後、ろ過した。得られた残渣を60℃の減圧乾燥機で3時間乾燥させ、染料ポリマー(D−3−2)を得た。収量23.2g。染料ポリマー(D−3−2)はメタノール/クロロホルム=1/1の希薄溶液での紫外可視吸収スペクトルの吸収極大波長は555nmであった。また、GPC測定での重量平均分子量(Mw)は13,100(ポリメチルメタクリレート換算)であり、分散度(Mw/Mn)は4.3であった。GPCは、HLC−8220GPC(東ソー(株)製)を用いた。
〔染料ポリマー水分散体(Y1)の作成〕
染料ポリマー(Y−2−1)1.0g、ジルコニアビーズ(ニッカトー製、商品名YTZボール、直径0.1μm)10g、オレイン酸ナトリウム10質量%水溶液0.3g、及び超純水3.7gを加え、遊星型微粒粉砕機(フリッチュ製Pulverlsette7)を用いて、回転数400rpm(revolution per minute)で、8時間分散させた。得られた分散液から、ろ布を用いてジルコニアビーズを除き、染料ポリマー水分散体(Y1)を得た。染料ポリマー水分散体(Y1)における粒子状の染料ポリマーの平均粒子径は160nmであった。
〔染料ポリマー水分散体(Bk1)の作成〕
染料ポリマー(Br−1)1.0g、染料ポリマー(B−5)1.0g、ジルコニアビーズ(ニッカトー製、商品名YTZボール、直径0.1μm)20g、及び超純水8.0gを加え、遊星型微粒粉砕機(フリッチュ製Pulverlsette7)を用いて、回転数400rpm(revolution per minute)で、5時間分散させた。得られた分散液から、ろ布を用いてジルコニアビーズを除き、染料ポリマー水分散体(Bk1)を得た。染料ポリマー水分散体(Bk1)における粒子状の染料ポリマーの平均粒子径は190nmであった。
〔染料ポリマー水分散体(M1)の作成〕
染料ポリマー(Y−2−1)に代えて染料ポリマー(D−3−2)を用いた以外は、染料ポリマー水分散体(Y1)の作成と同様にして、染料ポリマー水分散体(M1)を作成した。染料ポリマー水分散体(M1)中の粒子状の染料ポリマーの平均粒子径は130nmであった。
〔非水溶性染料水分散液(M2)の作成〕
非水溶性染料であるC.I.Disperse Red 60(10質量部)、デモールNL(花王株式会社製)(6質量部)、水(84質量部)、及び直径0.1mmのジルコニアビーズを混合し、遊星型微粒子粉砕機(フリッチュ社製Pulverlsette7)を用いて、回転数400rpm(revolution per minute)で、10時間分散させて分散液を得た。得られた分散液からろ布を用いてジルコニアビーズを取り除き、非水溶性染料水分散液(M2)を得た。非水溶性染料水分散液(M2)中の非水溶性染料の平均粒子径は90nmであった。
なお、デモールNLは分散剤である。
〔非水溶性染料水分散液(Y2)の作成〕
非水溶性染料として、C.I.Disperse Red 60に代えて、C.I.Disperse Yellow 54を用いた以外は、非水溶性染料水分散液(M2)の作成と同様にして、非水溶性染料水分散液(Y2)を作成した。非水溶性染料水分散液(Y2)中の非水溶性染料の平均粒子径は103nmであった。
〔非水溶性染料水分散液(Bk2)の作成〕
非水溶性染料として、C.I.Disperse Red 60(15質量部)に代えてC.I.Disperse Brown 4(7.5質量部)及びC.I.Disperse Blue 79(7.5質量部)を用いた以外は、非水溶性染料水分散液(M2)の作成と同様にして、非水溶性染料水分散液(Bk2)を作成した。非水溶性染料水分散液(Bk2)中の非水溶性染料の平均粒子径は122nmであった。
(実施例1)
〔イエローインク1の作成〕
以下の成分を、20℃で混合し、15分間撹拌したのちに、メンブランフィルター(平均孔径0.8μm)でろ過して、イエローインク1を調製した。
染料ポリマー水分散液(Y1) 2.0g
非水溶性染料水分散液(Y2) 1.0g
トリメチロールプロパン 0.056g
超純水 0.913g
1,2−ヘキサンジオール 0.112g
グリセリン 0.560g
トリエチレングリコールモノブチルエーテル 0.112g
2−ピロリドン 0.168g
プロピレングリコール 0.028g
サーフィノール465(日信化学工業製、商品名) 0.056g
〔インクジェット捺染〕
インクジェット捺染用インクとしてイエローインク1を、インクカートリッジに装填し、インクジェットプリンタ(セイコーエプソン株式会社製カラリオPX−045A、商品名)を用いて、ポリエステル布帛(ポリエステルトロピカル(帝人株式会社製)、株式会社色染社製、商品コードA02−01019)、コットン布帛(綿ブロードシル付、株式会社色染社製、商品コードA02−01002)、及びポリエステル65%コットン35%混紡(混紡ポリエステル65/綿35ブロード、株式会社色染社製、商品コードA02−01030)にそれぞれ画像を印捺し、20℃で12時間乾燥させた。乾燥後、ヒートプレス(アサヒ繊維機械株式会社製、商品名:卓上自動平プレス機AF−54TEN型)を用いて、温度200℃、圧力0.20N/cm、時間60秒間、熱処理を行い、着色布を得た。
(比較例1)
〔イエローインク2の作成〕
上記で得られた非水溶性染料水分散体(Y2)(30質量部)、グリセリン(10質量部)、プロピレングリコール(20質量部)、BYK−348(ビックケミー・ジャパン社製)(0.4質量部)、ポリエステル樹脂バイロナールMD−1480(「MD1480」とも記載する)(東洋紡株式会社製, 固形分30質量%(固形分以外は水)、体積平均粒子径(Mv):110nm)(30質量部)、及び水(9.6質量部)を混合し、メンブレンフィルター(孔径:0.8μm)でろ過し、イエローインク2を調製した。
なお、グリセリン及びプロピレングリコールは水性有機溶剤であり、BYK−348は界面活性剤である。
〔インクジェット捺染〕
イエローインク1に代えて、イエローインク2を用いた以外は、実施例1と同様にインクジェット捺染を行い、着色布を得た。
(実施例2)
〔ブラックインク1の作成〕
以下の成分を、20℃で混合し、15分間撹拌したのちに、メンブランフィルター(平均孔径0.8μm)でろ過して、ブラックインク1を調製した。
染料ポリマー水分散体(Bk1) 2.0g
非水溶性染料水分散液(Bk2) 2.0g
トリメチロールプロパン 0.056g
超純水 0.913g
1,2−ヘキサンジオール 0.112g
グリセリン 0.560g
トリエチレングリコールモノブチルエーテル 0.112g
2−ピロリドン 0.168g
プロピレングリコール 0.028g
サーフィノール465(日信化学工業製、商品名) 0.056g
〔インクジェット捺染〕
イエローインク1に代えて、ブラックインク1を用いた以外は、実施例1と同様にインクジェット捺染を行い、着色布を得た。
(比較例2)
〔ブラックインク2の作成〕
非水溶性染料水分散液(Y2)に代えて非水溶性染料水分散液(Bk2)を用いた以外は、イエローインク2の作成と同様にして、ブラックインク2を作成した。
〔インクジェット捺染〕
イエローインク1に代えて、ブラックインク2を用いた以外は、実施例1と同様にインクジェット捺染を行い、着色布を得た。
(実施例3)
〔マゼンタインク1の作成〕
染料ポリマー水分散液(Y1)に代えて染料ポリマー水分散体(M1)を用い、非水溶性染料水分散液(Y2)に代えて非水溶性染料水分散液(M2)を用いた以外はイエローインク1の作成と同様にして、マゼンタインク1を作成した。
〔インクジェット捺染〕
イエローインク1に代えて、マゼンタインク1を用いた以外は、実施例1と同様にインクジェット捺染を行い、着色布を得た。
(比較例3)
〔マゼンタインク2の作成〕
非水溶性染料水分散液(Y2)に代えて非水溶性染料水分散液(M2)を用いた以外は、イエローインク2の作成と同様にして、マゼンタインク2を作成した。
〔インクジェット捺染〕
イエローインク1に代えて、マゼンタインク2を用いた以外は、実施例1と同様にインクジェット捺染を行い、着色布を得た。
(実施例4)
〔凝集剤を含む水性前処理液A(1)の調製〕
以下の成分を混合し、攪拌することにより、水性前処理液A(1)を調製した。
カチオマスターPD−7(含凝集剤;四日市合成製、固形分50質量%)
50g
BYK348(ビックケミー・ジャパン製) 5g
グリセリン 100g
水 845g
〔前処理工程〕
ポリエステル布帛(ポリエステルトロピカル(帝人株式会社製)、株式会社色染社製、商品コードA02−01019)、コットン布帛(綿ブロードシル付、株式会社色染社製、商品コードA02−01002)、及びポリエステル65%コットン35%混紡(混紡ポリエステル65/綿35ブロード、株式会社色染社製、商品コードA02−01030)にそれぞれ、上記調製した水性前処理液A(1)を、パディング法により付与し、絞り率70%で絞って24時間乾燥させた。なお、絞り率(%)は、水性処理液A(1)を含んだ布帛を絞った後の、布帛に対する水性処理液A(1)の残存量(質量比率)を表す。
〔インクジェット捺染工程〕
布帛として前処理された布帛を用いた以外は、実施例1と同様にインクジェット捺染を行い、着色布を得た。
(実施例5)
イエローインク1に代えて、ブラックインク1を用いた以外は、実施例4と同様にインクジェット捺染を行い、着色布を得た。
(実施例6)
イエローインク1に代えて、マゼンタインク1を用いた以外は、実施例4と同様にインクジェット捺染を行い、着色布を得た。
実施例1〜6、比較例1〜3で得られた着色布について、以下の評価を行った。
なお湿摩擦堅牢度の評価では、3種類布帛のうち、コットン布帛を使用した。
・画像鮮明性:目視による官能評価を行った。3種類の布帛とも鮮明な場合をA、2種類で鮮明な場合をB、1種類のみ鮮明な場合をC、鮮明な画像なしをDの4段階で評価した。
・湿摩擦堅牢度:JIS(日本工業規格) L−0849(2013年改訂) 学振型摩擦試験(5級法)に基づいて評価した。
湿摩擦堅牢度の評価結果は数値が大きい方が堅牢性に優れることを示す。
Figure 2018177877
上記結果から明らかなように、本発明の実施例のインクジェット捺染用インクにより、様々な種類の布帛に対して優れた画像鮮明性及び摩擦堅牢度を有する着色布を与えることがわかる。また、本発明の実施例によるインクジェット捺染方法は前処理工程が不要で、かつ廃水、廃材が出ないため環境負荷に優れ、作業性に問題がない。

Claims (10)

  1. 染料に由来する構造を有するポリマーの水分散体、及び非水溶性染料を含むインク。
  2. インクジェット捺染用である請求項1に記載のインク。
  3. 前記非水溶性染料が、
    C.I.Disperse Yellow 3,7,8,23,39,51,54,60,71,86、
    C.I.Solvent Yellow 2,14,16,21,33,43,44,56,82,85,93,98,114,131,135,157,160,163,167,176,179,185,189、
    C.I.Disperse Red 11,50,53,55,55:1,59,60,65,70,75,93,146,158,190,190:1,207,239,240、
    C.I.Solvent Red 8,23,24,25,49,52,109,111,119,122,124,135,146,149,150,168,169,172,179,195,196,197,207,222,227,312,313、
    C.I.Disperse Blue 3,5,19,26,26:1,35,55,56,58,64,64:1,72,72:1,79,81,81:1,91,95,108,131,141,145,359,360、
    C.I.Solvent Blue 3,4,5,35,36,38,45,59,63,67,68,70,78,83,97,101,102,104,105,111,122、
    C.I.Disperse Orange 1,1:1,5,7,20,23,25,25:1,33,56,76、
    C.I.Solvent Orange 3,14,54,60,62,63,67,86,107、
    C.I.Disperse Violet 8,11,17,23,26,27,28,29,36,57、
    C.I.Solvent Violet 8,9,11,13,14,26,28,31,36,59、
    C.I.Solvent Green 3,5,7,28、
    C.I.Disperse Brown 2,4、
    C.I.Solvent Brown 53、
    C.I.Solvent Black 3,5,7,27,29,34
    から選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2に記載のインク。
  4. 前記染料に由来する構造が、アゾ化合物、スチルベン、トリアリールメタン、キサンテン、インドアニリン、インドフェノール、ニグロシン、アントラキノン、キノフタロン、ジシアノスチリル化合物、及びフタロシアニンから選択されるいずれかの染料に由来する構造を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインク。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクを、インクジェット方式で布帛に直接印捺する工程を有するインクジェット捺染方法。
  6. 凝集剤を含む水性前処理液を布帛に付与して、前処理された布帛を得る前処理工程、及び、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクを、インクジェット方式で前記前処理された布帛に印捺する工程を有するインクジェット捺染方法。
  7. 更に、熱処理工程を含む、請求項5又は6に記載のインクジェット捺染方法。
  8. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクを有するインクカートリッジ。
  9. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクを有するインクジェットプリンタ。
  10. 布帛と、染料に由来する構造を有するポリマーと、非水溶性染料とを含む着色布。
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