JP2018177407A - エレベーター及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗りかごに搭載する蓄電装置の蓄電容量の増大を抑制するとともに、確実に蓄電残量の低下を抑制する。【解決手段】本発明の一態様は、蓄電装置が搭載された複数の乗りかごと、該乗りかごを呼ぶための呼び信号に基づく呼び階情報、及び行先階を登録するための登録信号に基づく行先階情報に応答して各号機の乗りかごの運行を制御する群管理制御装置とを備え、乗りかごが給電階で停止した際に給電を行うエレベーターである。上記群管理制御装置は、少なくとも呼び階情報と、号機ごとの給電階の情報である給電階設定情報と、呼び信号を受信する前に登録された呼び階及び行先階の情報を含む登録済み行先階情報とに基づいて、給電できない非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えないように各号機の乗りかごの運行を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、乗りかごに搭載された蓄電装置に非接触で給電を行う機能を有するエレベーター及び制御方法に関する。
一般的なエレベーターは、乗りかごから吊り下げられるテールコードと呼ばれる給電線により、かご内機器への給電を行っている。ところで、最近では超高層ビルディングが建築され、この超高層ビルディングにエレベーターを設置する場合は、設置されるエレベーターは長行程となる。エレベーターが長行程化した場合には、テールコードが長くなるとともに質量も増大し、ある長さを超えると自重に耐えられなくなることが懸念される。ただし、テールコードを無くした場合には、エレベーターのかご内機器への給電が課題となる。
かご内機器への給電方法として、例えば特許文献1に示すように、停止中に非接触給電を用いて給電し、かご上に搭載した蓄電装置に充電して、走行中は蓄電装置から電力供給する方法が開示されている。
このようなかご上に蓄電装置を搭載したエレベーターでは、蓄電残量が低下したときの運行効率低下が懸念される。特許文献1では、号機ごとに設けられた号機制御装置それぞれで、乗場からの呼びの応答に必要な電力量として、現在かごがいる階から呼びのある階(以下「呼び階」と記す)までの移動時間と、当該呼び階から行先階までの移動時間とから、移動に必要な電力量を予測し、さらにこれに停止時間中の消費を想定した予備電力量を加算した予測値を算出して、蓄電残量がこれを下回る場合には割当を除外する対応策が開示されている。
特開2013−71804号公報
ところで、特許文献1に記載の技術では、乗りかごが給電できない階(以下「非給電階」と記す)に停止中に乗りかごが消費する電力量を予備電力量に計上しているが、給電できる階(以下「給電階」と記す)と非給電階とを区別していない。そのため、予備電力量が大きくなってしまい、かごに搭載する蓄電装置が増大する懸念がある。
一方で、蓄電装置が一定の電力量を予備として蓄えていても、乗りかごが非給電階に連続して停止すると、蓄電残量が大幅に低下するため、途中でサービス(エレベーターの運行)を停止せざるを得ない可能性も懸念される。
上記の状況から、乗りかごに蓄電装置を搭載したエレベーターにおいて、蓄電容量の増大を抑制するとともに、確実に蓄電残量の低下を抑制する手法が要望されていた。
本発明の一態様のエレベーターは、複数の号機の各々に設置された蓄電装置が搭載された乗りかごと、該乗りかごを呼ぶための呼び信号に基づく呼び階情報及び行先階を登録するための登録信号に基づく行先階情報に応答して各号機の乗りかごの運行を制御する群管理制御装置とを備え、乗りかごが給電階で停止した際に給電を行うエレベーターである。
上記群管理制御装置は、号機ごとの給電階の情報である給電階設定情報を記憶する給電階設定記憶部、を更に備え、少なくとも上記呼び階情報と、上記給電階設定情報と、上記呼び信号を受信する前に登録された呼び階及び行先階の情報を含む登録済み行先階情報とに基づいて、給電できない非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えないように各号機の乗りかごの運行を制御する。
本発明の少なくとも一態様によれば、乗りかごに搭載する蓄電装置の蓄電容量の増大を抑制するとともに、確実に蓄電残量の低下を抑制することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係る非接触給電を行うエレベーターシステムの全体構成例を示す概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る群管理制御装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る群管理制御装置における割当号機決定手法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る群管理制御装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る群管理制御装置における割当号機決定手法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る非接触給電を行うエレベーターシステムの全体構成例を示す概略構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る群管理制御装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る群管理制御装置における割当号機決定手法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の変形例に係る群管理制御装置の内部構成例を示すブロック図である。 図9に示した群管理制御装置の割当候補優先順位設定部による割当候補優先の順位設定を示す説明図である。 本発明の第1〜第3の実施形態に係る群管理制御装置が備えるコンピューターのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。添付図面において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施形態と実装例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
<1.第1の実施形態>
[エレベーターシステムの全体構成]
まず、第1の実施形態に係る非接触給電を行うエレベーターシステムの全体構成例を説明する。
図1は、非接触給電を行うエレベーターシステムの全体構成例を示す概略構成図である。図1に示すエレベーターシステム1(エレベーターの一例)は、各階の乗場に行先階登録装置を備えた例である。ここでは、乗りかごの運転制御手法や給電システム及びについて説明するため、ロープ、レール及びガイドローラ等といったエレベーターの詳細構造や機器配線については説明を省略する。なお、本実施形態の給電システムとして、コイル間の電磁誘導を利用した非接触給電を想定しているが、電界結合や電磁波(マイクロ波)による非給電方式も適用可能である。
エレベーターシステム1は、A号機、B号機及びC号機の3台のエレベーターで一つのエレベーター群を構成し、群管理制御装置20により、乗場からの呼び(以下「乗場呼び」ということがある)に対する号機(エレベーター)の割り当て及び運転制御が行われる。図1において、1階、2階、3階、4階、及び5階の階床を表示している。
A号機、B号機及びC号機にはそれぞれ、号機制御装置11a,11b,11cが設けられている。号機制御装置11a,11b,11cは、各号機に対応して設けられ、各号機の乗りかごと釣り合い錘(図示略)を連結するロープが巻き架けられた、図示しない巻上機の駆動制御やドア開閉制御を行う。これにより、各号機の乗りかご12a,12b,12cは、各々の昇降路内を昇降動作する。なお、以降の説明において、号機制御装置11a、号機制御装置11b及び号機制御装置11cを区別しない場合には、号機制御装置11と記す。また、乗りかご12a、乗りかご12b及び乗りかご12cを区別しない場合には、乗りかご12と記す。
A号機、B号機及びC号機の各乗りかご12a〜12cに搭載された蓄電装置33の蓄電残量Estは、通信回線を介してかご機器34から各号機制御装置11a〜11cへ伝送される。そして、各号機の乗りかご12に搭載された蓄電装置33の蓄電残量Estが、通信回線を介して各号機制御装置11a〜11cから群管理制御装置20に伝送される。蓄電残量Estは、蓄電装置33の満充電の状態に対する割合[%]で示される。
また、乗場行先階登録装置13からの情報として、行先階の登録操作が行われた階(呼び階Fc)及び登録された行先階Fdが、通信回線を介して群管理制御装置20に伝送される。各乗りかご12a〜12cの建物内(昇降路内)の位置および積載情報など、一般的に群管理に用いている情報も各号機制御装置11a〜11cから伝送されるが、ここでは図示を省略する。群管理制御装置20は、蓄電残量Est、呼び階Fc及び行先階Fd等の情報に基づいて、呼びに対する割当候補の中から実際に割り当てる号機を決定し、割当結果ARとして該当する号機(エレベーター)に出力する。
一方、建物の各階床のエレベーターホール手前又はエレベーターホール内に、利用者が行先階を予約(登録)するための乗場行先階登録装置13が設置されている。この乗場行先階登録装置13は、利用者による入力操作が行われる操作部14と、割当号機を表示するための表示部15とを備える。図1において、5階の乗場行先階登録装置13にのみ操作部14及び表示部15の符号を付して示している。操作部14は、乗りかご12を呼ぶための呼び信号、及び、入力された行先階に応じた登録信号を、通信回線を介して対応する号機制御装置11へ出力する。行先階の登録方法としては、数字の書いてあるテンキーによる操作が一般的であるが、行先階を登録可能であれば音声処理や無線通信を利用するものでもよい。
A号機の乗りかご12aには、受電コイル等により構成される受電部32、蓄電装置33、及びかご機器34が搭載されている。一方、A号機の昇降路内の側壁には、階床ごとに送電コイル等により構成される送電部31aが設置されている。送電部31aからA号機の乗りかご12aに搭載された受電部32に非接触給電を行い、受電部32を介して蓄電装置33を充電する。そして、蓄電装置33に蓄電された電力は、乗りかご12aに搭載されたかご機器34に供給される。かご機器34としては、例えばドア開閉装置、制御器、表示器等がある。かご機器34は、通信回線(テールコードをなくした場合には無線伝送)を介してA号機の号機制御装置11aと通信を行う。
B号機の乗りかご12b及びC号機の乗りかご12cについても同様である。B号機の昇降路内の側壁に階床に対応して設置された送電部31bから、B号機の乗りかご12bに搭載された受電部32に非接触給電を行い、蓄電装置33を充電する。また、C号機の昇降路内の側壁に階床に対応して設置された送電部31cから、C号機の乗りかご12cに搭載された受電部32に非接触給電を行い、蓄電装置33を充電する。以降の説明において、送電部31a、送電部31b及び送電部31cを区別しない場合には、送電部31と記す。なお、図1では、送電部31から受電部32に非接触給電が行われる場合、若しくは送電部31と受電部32の位置関係が非接触給電可能である場合には、受電部32を塗りつぶして表している。
ここで、A号機の送電部31aは、1階、2階及び4階の3階床に設置されており、乗りかご12aがこれらの階床に停止中に給電することが可能である。また、B号機の送電部31bは、1階と5階の2階床に設置され、C号機の送電部31cは1階、2階、及び5階の3階床に対応して設置されている。給電階の設置態様はこの例に限定されないが、ここでは以下の理由からこのように設定した。
まず、1階は地上階であり、乗降客が最も多い階である。1階はエレベーターの基準階とも言われ、利用者のいない空の乗りかごも基準階で待機させることが多い。そのため、1階は停止時間が多く、また停止頻度も高く、充電時間を確保することとサービス性向上(待ち時間短縮)の両立が可能である。そこで、本実施形態では、1階のすべての号機に送電部を設けて、1階をA号機、B号機及びC号機の3台のエレベーターともに給電できる階とした。また、2階には2台の送電部(A号機の送電部31a、C号機の送電部31c)を設けることにした。
ここで、給電階が多いほど乗りかごの蓄電装置33に充電できる機会が増えるため、蓄電装置33の蓄電容量の増大を抑制できる。ただし、給電階を少なくすることで、送電部の据え付けを含めた費用を抑えることができる。そこで、エレベーターシステム1では、3階はどの号機も給電できない階(非給電階)に設定した。また、4階にはA号機の送電部31aを設置し、また5階にはB号機の送電部31b、C号機の送電部31cを設置した。このように号機によって、給電階の設定(階床ごとの送電部の有無)を変えることで、各号機の乗りかごがある特定の階に行くときに極端に時間がかかるという事態を避けることが可能となるため、サービス性が向上する。
また、本実施形態では、非給電階に関し、どの号機も給電できない階の数が、複数の号機の台数以下となるように設定されている。このような構成とすることにより、どの号機も非給電階に停止しているという時間帯が存在せず、1台以上の号機が必ず運転しており、利用者にサービスを提供し続けることができる。
本実施形態に係る群管理制御装置20は、少なくとも乗りかご12を呼ぶための呼び信号に基づく呼び階Fcと、号機ごとの給電階の情報である給電階設定情報と、呼び信号を受信する前に登録された呼び階及び行先階の情報を含む登録済み行先階情報とを取得する。そして、群管理制御装置20は、少なくとも呼び階Fc、給電階設定情報、及び登録済み行先階情報に基づいて、給電できない非給電階への連続停止許容回数の規定値(連続無給電許容回数)を超えないように各号機の乗りかご12の運行を制御する。
例えばA号機を例にとると、乗りかご12aが送電部31aが設置されていない3階と5階に連続して停止する場合には、乗りかご12aが非給電階へ連続して停止することになる。非給電階への連続停止回数は、乗りかご12が2回以上連続して非給電階へ停止した場合に2回連続を‘1’として、3回目以降その値を1ずつ増加させてカウントする。例えば乗りかご12が連続して非給電階へ停止しない場合には、非給電階への連続停止回数は‘0’、2回連続して非給電階へ停止した場合には、非給電階への連続停止回数は‘1’、3回連続して非給電階へ停止した場合には、非給電階への連続停止回数は‘2’と計算される。上述した非給電階への連続停止許容回数の規定値(連続無給電許容回数)とは、この非給電階への連続停止回数を許容する値である。
[群管理制御装置の内部構成]
図2は、群管理制御装置20の内部構成例を示すブロック図である。
群管理制御装置20は、蓄電残量判定部21、給電制御部22、割当候補抽出部23、及び割当制御部24を備える。
蓄電残量判定部21は、各号機の乗りかご12に搭載された蓄電装置33の蓄電残量Estが閾値Eth以上(Est≧Eth)であるか否かを判定し、判定結果を給電制御部22又は割当候補抽出部23に出力する。閾値Ethの情報は、例えば後述する図11のCPU51が備えるレジスタ、又は後述するROM52等に保持されている。一般に、給電システムを備えたエレベーターには、蓄電残量判定部21が設置されている。
給電制御部22は、蓄電残量Estが閾値Ethよりも少ない場合には、蓄電残量が不足しているとして該当する号機を給電モードにする。ここで、給電モードとは、該当する号機を割当候補から除外して、乗りかご12を給電階に移動させて給電を行うモードである。乗りかご12が給電階に到着すると、送電部31から受電部32へ非接触給電を行い、蓄電装置33を充電する。該当乗りかご12が乗客の輸送をしている途中であれば、給電モードに移行するのは給電階に行くそのサービスを終了してからになる。そのため、予め給電階に行くまでの標準的な時間などを考慮して、閾値Ethを定めておく。
割当候補抽出部23は、蓄電残量判定部21において各号機の乗りかご12の蓄電装置33の蓄電残量Estが閾値Eth以上である場合に動作する。この割当候補抽出部23は、呼び階Fc(呼び階情報)と、行先階Fd(行先階情報)と、号機ごとの給電階の情報(階床ごとの送電部の有無)である給電階設定情報と、号機ごとの登録済み行先階情報とに基づいて、乗りかご12が非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えない号機を割当候補として抽出する。
(割当候補抽出部の構成)
ここで、割当候補抽出部23についてさらに説明する。図2に示すように、割当候補抽出部23は、給電階設定記憶部231、乗場階給電判定部232、行先階給電判定部233、連続無給電判定部234、登録済み行先階リスト235、及び割当候補リスト236を備える。
給電階設定記憶部231は、上記給電階設定情報を記憶する不揮発性の記憶部である。図1では、給電階設定記憶部231は割当候補抽出部23内に設けられているが、群管理制御装置20に設けられていればよい。
乗場階給電判定部232は、給電階設定記憶部231の給電階設定情報を参照して、乗場行先階登録装置13から出力された呼び階Fcが給電階であるか否かを判定し、判定結果を連続無給電判定部234へ出力する。
行先階給電判定部233は、給電階設定記憶部231の給電階設定情報を参照して、乗場行先階登録装置13から出力された行先階Fdが給電階であるか否かを判定し、判定結果を連続無給電判定部234へ出力する。
連続無給電判定部234は、乗場階給電判定部232及び行先階給電判定部233の各判定結果と、登録済み行先階リスト235と、給電階設定情報とに基づいて、各号機の乗りかご12の非給電階への連続停止回数が許容回数(規定値)を超えるか否かを判定する。登録済み行先階リスト235には、乗場行先階登録装置13から呼び階Fcを受信する前に既に登録された呼び階及び行先階の情報が格納されている。そして、乗りかご12の非給電階への連続停止回数が許容回数を超えない場合には、該当する号機を乗場呼びに対する割当候補として割当候補リスト236に登録する。割当候補リスト236は、例えば後述する図11のRAM53に保持される。
割当制御部24は、連続無給電判定部234により抽出されて割当候補リスト236に登録された割当候補の号機の中から、乗場行先階登録装置13から出力された呼び信号(乗場呼び)に対する割当号機を決定する。そして、割当制御部24は、割当号機を割当結果ARとして該当する号機制御装置11へ出力する。
[割当号機決定手法の手順]
図3は、群管理制御装置20における割当号機決定手法の手順を示すフローチャートである。
前提として、群管理制御装置20は、蓄電残量判定部21により各号機の乗りかご12に搭載された蓄電装置33の蓄電残量Estが閾値Eth以上(Est≧Eth)であるか否かを判定する(S1)。蓄電残量Estが閾値Ethよりも少ない場合には(S1のNO)、群管理制御装置20は、蓄電残量が不足しているとして該当する号機を給電モードに移行する(S2)。そして、給電制御部22は、給電モードの制御を行う。
一方、蓄電装置33の蓄電残量Estが閾値Eth以上である場合には(S1のYES)、乗場階給電判定部232において、呼び階Fc及び行先階Fdの情報と、給電階設定記憶部231に記憶されている各号機の給電階の情報から、呼び階Fcが給電階又は非給電階のいずれであるかを判定する(S3)。このように呼び階Fcが給電階又は非給電階のいずれであるかを判定することにより、群管理制御装置20は、乗りかご12が呼び階Fcに停止する前から後にかけて非給電階へ連続で停止するかどうかを把握することができる。
さらに、ステップS1の判定結果がYESの場合にはステップS3の処理と並行して、行先階給電判定部233において、行先階Fdが給電階又は非給電階のいずれであるかを判定する(S4)。このように行先階Fdが給電階又は非給電階のいずれであるかを判定することにより、群管理制御装置20は、乗りかご12が行先階Fdに停止する前から後にかけて非給電階へ連続で停止するかどうかを把握することができる。
次に、ステップS3及びS4の処理後、連続無給電判定部234において、ステップS3の呼び階Fcの判定結果と、ステップS4の行先階Fdの判定結果と、呼び階Fcの情報を受信する前に既に登録済み行先階リスト235に登録済みの行先階の情報とに基づいて、対象号機の乗りかご12の非給電階への連続停止回数が規定の連続無給電許容回数を超えるか否かを判定する(S5)。例えば本実施形態では、連続無給電許容回数の規定値を‘0’回とする。連続無給電許容回数が0回の場合には、乗りかご12が非給電階へ連続で停止することは許されない。
ステップS5の判定処理において、対象号機の乗りかご12による非給電階への連続停止回数が規定の連続無給電許容回数を超えていないと判定された場合には(S5のNO)、連続無給電判定部234は、対象号機を割当候補として抽出し、割当候補リスト236に登録する(S6)。一方、対象号機の乗りかご12による非給電階への連続停止回数が規定の連続無給電許容回数を超えたと判定された場合には(S5のYES)、連続無給電判定部234は、対象号機を割当候補から除外する(S7)。
そして、ステップS6又はステップS7の処理後、割当制御部24は、規定のルールに従い、割当候補リスト236に登録された割当候補の号機の中から、呼び信号(呼び階Fcの乗場呼び)に対する割当号機を決定し、割当結果ARとして該当する号機制御装置11へ出力する(S8)。群管理制御装置20から割当結果ARを受信した号機制御装置11は、乗りかご12を呼び階Fcへ向けて走行させる。ステップS8の処理後、割当制御部24は、本フローチャートの処理を終了する。
例えば、3階の乗場行先階登録装置13に、5階への行先階登録が発生した場合を想定する(Fc=3,Fd=5)。図1において、3階はどの号機も給電階には設定されていない。また、A号機の5階は非給電階であるため、A号機において乗りかご12aが3階と5階に停止すると非給電階に連続停止となる。ここで、連続無給電許容回数が0回に設定されている場合には、A号機は割当候補から除外される。そして、5階が給電階であるB号機及びC号機が割当候補として残り、割当制御部24は3階の呼びに対し、B号機又はC号機のどちらか一方を割り当てる。ここでは、3階の呼びに対しB号機は下に向かうサービス中で、C号機は1階から上に向かおうとしているため、C号機が割り当てられる。3階の乗場行先階登録装置13の表示部15には、利用客に対してC号機への乗車を促すメッセージが表示される。
なお、仮にA号機の乗りかご12aに4階を登録した乗客が乗っている場合には、乗りかご12aが3階から5階へ向かう呼びに応答しても、3階(非給電階)に停止した後に給電階である4階に停止するため、非給電階への連続停止にはならない。そのため、連続無給電判定部234において連続停止ではないと判定され、A号機も割当候補になり、B号機よりも待ち時間が少ないA号機が割り当てられることもある。
上述した第1の実施形態によれば、乗りかご12の非給電階での連続停止を避けるように制御することで、従来不確定な停止時間がゆえに大きめに取らざるをえなかった予備分の蓄電容量を適正化することができる。それにより、乗りかご12に搭載する蓄電装置33の蓄電容量の増大を抑制するとともに、確実に蓄電残量の低下を抑制することが可能となる。その結果、蓄電残量不足のためのサービス低下を抑制することができる。
例えば、リチウムイオンバッテリーのような充電装置はコストが高いため、近年、スーパーキャパシタと呼ばれるキャパシタ型の蓄電デバイスも用いられている。キャパシタ型の蓄電デバイスは、リチウムイオンバッテリーよりも容量が小さいが、電力の取出しが容易であり、繰り返し寿命もリチウムイオンバッテリーよりも長い。本発明は、このような充電容量の比較的小さな蓄電デバイスを用いた蓄電装置に適用して好適である。
なお、ここでは、蓄電残量判定部21を群管理制御装置20の中に設けたが、A号機〜C号機のいずれかの号機制御装置11で判定させて、蓄電残量不足の場合には、該当号機制御装置11から群管理制御装置20へ割当除外であることを通知する構成でもよい。
<2.第2の実施形態>
第2の実施形態は、各号機の乗りかご12に搭載された蓄電装置33の蓄電残量に応じて、号機ごとに連続無給電許容回数を設定する例である。
[群管理制御装置の内部構成]
図4は、第2の実施形態に係る群管理制御装置の内部構成例を示すブロック図である。
図4に示す群管理制御装置20Aは、図1の群管理制御装置20に、連続無給電許容回数設定部25、及び、連続停止許容回数テーブル26を追加した構成である。
連続無給電許容回数設定部25は、蓄電残量判定部21において各号機の乗りかご12の蓄電装置33の蓄電残量Estが閾値Eth以上である場合に動作する。この連続無給電許容回数設定部25は、連続停止許容回数テーブル26を参照し、蓄電残量判定部21で判定された対象号機の蓄電装置33の蓄電残量に応じて連続停止許容回数の規定値を動的に設定する。そして、連続無給電許容回数設定部25は、設定した連続停止許容回数の規定値を割当候補抽出部23へ出力する。
連続停止許容回数テーブル26は、蓄電装置33の蓄電残量Est[%]と非給電階への連続停止許容回数Nmとの対応関係が登録されたテーブルである。図4では、蓄電残量Est[%]が‘Eth%以上〜40%未満’のとき連続停止許容回数Nmは‘0’、蓄電残量Est[%]が‘40%以上〜60%未満’のとき連続停止許容回数Nmは‘1’回である。さらに、蓄電残量Est[%]が‘60%以上〜80%未満’のとき連続停止許容回数Nmは‘2’回、蓄電残量Est[%]が‘80%以上’のとき連続停止許容回数Nmは‘3’回である。
[割当号機決定手法の手順]
図5は、群管理制御装置20Aにおける割当号機決定手法の手順を示すフローチャートである。
図5において、ステップS11,S12の処理は図3のステップS1,S2の処理と同じであるため、詳細な説明を省略する。
ステップS11の判定処理において蓄電装置33の蓄電残量Estが閾値Eth以上である場合には(S11のYES)、連続無給電許容回数設定部25は、連続停止許容回数テーブル26を参照し、蓄電残量判定部21で判定された対象号機の蓄電装置33の蓄電残量に応じて連続停止許容回数の規定値を動的に設定する(S13)。そして、連続無給電許容回数設定部25は、設定した連続停止許容回数の規定値を、割当候補抽出部23へ出力する。
ステップS13の処理後、割当候補抽出部23の各部はステップS14〜S19の処理を実行する。これらステップS14〜S19の処理は、図3のステップS3〜S8の処理と同じであるため、詳細な説明を省略する。ステップS16では、連続無給電判定部234は、ステップS14の呼び階Fcの判定結果と、ステップS15の行先階Fdの判定結果と、登録済み行先階リスト235に登録済みの行先階の情報に基づいて、対象号機の乗りかご12の非給電階への連続停止回数が規定の連続無給電許容回数を超えるか否かを判定する。ここでの連続無給電許容回数の規定値は、ステップS13において連続無給電許容回数設定部25により蓄電装置33の蓄電残量に応じて動的に設定された値である。ステップS19の処理後、割当制御部24は、本フローチャートの処理を終了する。
上述した第2の実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加えて次のような効果が得られる。第2の実施形態では、各号機の乗りかご12に搭載された蓄電装置33の蓄電残量に応じて、号機ごとに連続無給電許容回数の規定値を設定することができる。それにより、例えば蓄電残量に余裕がある号機では給電のタイミングを遅らせるなど、蓄電残量の状態に応じて号機ごとに最適なサービスを提供することが可能となる。また、蓄電残量が少ない場合には、連続無給電許容回数を小さくすることで、給電のタイミングを早めることができる。これにより、蓄電残量切れ及びそれに伴う一度の給電時間の増大による長時間のサービス停止を防止し、もってサービス性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、蓄電残量に応じて連続無給電許容回数の規定値を設定したが、乗りかご12が非給電階へ連続して移動する場合の総移動距離に基づいて、連続無給電許容回数の規定値を設定してもよい。非給電階へ連続して移動する場合の総移動距離が大きいほど、消費する電力量が多くなり、蓄電残量の減少が予想される。
<3.第3の実施形態>
第3の実施形態は、図6に示すように、エレベーターシステムが乗場行先階登録装置13に代えて、乗場呼び装置5とかご行先階登録装置6を別々に備える例である。
[エレベーターの全体構成]
図6は、第3の実施形態に係るエレベーターシステムの全体構成例を示す概略構成図である。
図6に示すように、エレベーターシステム1Bは、各階の乗場に乗場呼び装置5を備える。各階でエレベーターを利用する場合には、乗場呼び装置5は、上方向へ向かうための上ボタンと、上方向へ向かうための下ボタンを有し、利用者はいずれかのボタンを押す。乗場呼び装置5は、押下されたボタンに応じて呼び信号を出力する。各号機の乗りかご12の内部には、かご行先階登録装置6が配置されている。行先階の登録は、各乗りかご12内のかご行先階登録装置6を利用して行われる。かご行先階登録装置6は、行先階を指定するための操作部62と、乗りかご12の行先階等を表示する表示部63を備える。図6において、B号機のかご行先階登録装置6にのみ操作部62及び表示部63の符号を付して示している。
また、各階の乗場には、停止制限表示部7a,7bが設置されている。図6において、A号機の停止制限表示部7aには2階と4階を優先すること、B号機の停止制限表示部7bには3階と5階を優先することが表示されている。これにより、利用者は、2階あるいは4階に行く場合にはA号機に乗る、また3階あるいは5階に行く場合にはB号機に乗ることになると判断できる。A号機の給電階は、基準階である1階と優先的に停止する2階及び4階であり、B号機の給電階は、基準階である1階と優先的に停止する3階及び5階である。また、C号機は、すべての階を給電階としている。
各乗場呼び装置5は、上下いずれかのボタンが押された階の情報(呼び階Fc)を、通信回線を介して群管理制御装置20Bに伝送する。また、各乗りかご12内のかご行先階登録装置6は、乗客により指定された階の情報(行先階Fd)をかご機器34に出力し、かご機器34は通信回線を介して各号機制御装置11a〜11cへ行先階Fdを伝送する。そして、各号機の乗りかご12内で指定された行先階Fdが、通信回線を介して各号機制御装置11a〜11cから群管理制御装置20Bへ伝送される。
[群管理制御装置の内部構成]
図7は、群管理制御装置20Bの内部構成例を示すブロック図である。
群管理制御装置20Bは、蓄電残量判定部21、給電制御部22、割当候補抽出部41、割当制御部24、及び行先階受付部42を備える。蓄電残量判定部21及び給電制御部22は、図2に記載のものと同じであるため説明を省略する。
割当候補抽出部41は、蓄電残量判定部21において各号機の乗りかご12の蓄電装置33の蓄電残量Estが閾値Eth以上である場合に動作する。この割当候補抽出部41は、呼び階Fc(呼び階情報)と、号機ごとの給電階設定情報と、号機ごとの登録済み行先階情報とに基づいて、乗りかご12が非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えない可能性がある号機を割当候補として抽出する。
割当制御部24は、割当候補抽出部41で抽出されて割当候補リスト236に登録された割当候補の号機の中から、乗場呼び装置5から出力された呼び信号(乗場呼び)に対する割当号機を決定する。そして、割当制御部24は、割当号機を割当結果ARとして該当する号機制御装置11へ出力する。
行先階受付部42は、かご行先階登録装置6により指定された行先階の情報(行先階登録情報)と、給電階設定情報と、登録済み行先階情報とに基づいて、割当制御部24により割り当てられた割当号機の乗りかご12が非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えるか否かを判定する。そして、行先階受付部42は、割当号機の乗りかご12が非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えない場合に、対象の行先階登録情報を受け付けて、乗りかご12の行先階を登録する。
(割当候補抽出部の構成)
ここで、割当候補抽出部41についてさらに説明する。図7に示すように、割当候補抽出部41は、給電階設定記憶部231、乗場階給電判定部232、割当候補選定部411、第1の連続無給電判定部412、登録済み行先階リスト235、及び割当候補リスト236を備える。
割当候補選定部411は、乗場階給電判定部232の判定結果及び給電階設定記憶部231の給電階設定情報を参照して、蓄電残量Est≧Ethを満たす号機から呼び階Fcが給電階である号機を割当候補として選定(予備登録)する。そして、選定結果を第1の連続無給電判定部412に出力する。
第1の連続無給電判定部412は、登録済み行先階リスト235及び給電階設定記憶部231の給電階設定情報とに基づいて、割当候補選定部411で選定された号機が非給電階に停止するかどうかを判定する。非給電階に停止する予定が無ければ、該当する号機を乗場呼びに対する割当候補として割当候補リスト236に登録する。一方、乗りかご12が非給電階へ停止する予定があり、乗りかご12の非給電階への連続停止回数が規定の連続無給電許容回数を超えることになる場合には、その号機を割当除外とする。
(行先階受付部の構成)
ここで、行先階受付部42についてさらに説明する。図7に示すように、行先階受付部42は、行先階給電判定部233、第2の連続無給電判定部421、行先階登録部422、及び行先階無効処理部423を備える。
行先階給電判定部233は、呼び階Fcにて乗客が割当号機の乗りかご12に乗り、乗りかご12内のかご行先階登録装置6の操作部62により行先階Fdが登録された場合に、行先階Fdが給電階又は非給電階のいずれであるかを判定する。そして、判定結果を第2の連続無給電判定部421に出力する。
第2の連続無給電判定部421は、行先階給電判定部233の判定結果と、給電階設定記憶部231の給電階設定情報と、登録済み行先階リスト235とに基づいて、割当制御部24で割り当てられた号機の乗りかご12の非給電階への連続停止回数が連続無給電許容回数(規定値)を超えるか否かを判定する。第2の連続無給電判定部421は、乗りかご12の非給電階への連続停止回数が連続無給電許容回数を超えない場合には、判定結果を行先階登録部422に出力し、乗りかご12の非給電階への連続停止回数が連続無給電許容回数を超える場合には、判定結果を行先階無効処理部423に出力する。
行先階登録部422は、第2の連続無給電判定部421から、乗りかご12の非給電階への連続停止回数が連続無給電許容回数を超えないことを通知された場合には、入力された行先階Fdの登録を受け付けて対象号機の運転を続行する。
行先階無効処理部423は、第2の連続無給電判定部421から、乗りかご12の非給電階への連続停止回数が連続無給電許容回数を超えることを通知された場合には、入力された行先階Fdを無効とする。また、行先階無効処理部423は、対象号機のかご行先階登録装置6に対し乗客が指定した行先階Fdは無効であることを通知し、通知内容を表示部63に表示させる。乗客は、表示部63の表示内容を見て、指定した行先階Fdが無効であること(もしくは無効になっていないこと)を確認できる。また、行先階無効処理部423は、対象号機のかご行先階登録装置6で乗客が指定した行先階Fdは無効であることを、割当制御部24へ通知する。この通知を受信した割当制御部24は、別の代替号機をその呼び階Fcに呼ぶ処理を行う。
[割当号機決定手法の手順]
図8は、群管理制御装置20Bにおける割当号機決定手法の手順を示すフローチャートである。
図8におけるステップS21の判定処理及びステップS22の処理は、図3のステップS1の判定処理及びステップS2の処理と同じである。
次いで、ステップS21のYESの場合、割当候補抽出部41の乗場階給電判定部232において、呼び階Fcの情報と、給電階設定記憶部231に記憶されている各号機の給電階の情報から、呼び階Fc(乗場階)が給電階であるか否かを判定する(S23)。ここで呼び階Fcが給電階である場合には(S23のYES)、ステップS24の処理に移り、呼び階Fcが給電階ではない場合には(S23のNO)、ステップS27の処理に移る。このステップS23の判定処理は、図3のステップS3の処理に対応する。
次いで、割当候補選定部411において、呼び階Fcが給電階である号機を割当候補として選定(予備登録)する(S24)。そして、選定結果を第1の連続無給電判定部412に出力する。
次いで、第1の連続無給電判定部412において、ステップS24で選定された号機について、登録済み行先階リスト235に登録済みの行先階の情報と、給電階設定情報とに基づき、対象号機の乗りかご12の非給電階への連続停止回数が規定の連続無給電許容回数を超えるか否かを判定する(S25)。ステップS25の判定処理は、図3のステップS5の判定処理と類似するが、ここでは予備的なものである。
ステップS25の判定処理において、対象号機の乗りかご12による非給電階への連続停止回数が規定の連続無給電許容回数を超えていないと判定された場合には(S25のNO)、第1の連続無給電判定部412は、対象号機を割当候補として抽出し、割当候補リスト236に登録する(S26)。一方、対象号機の乗りかご12による非給電階への連続停止回数が規定の連続無給電許容回数を超えたと判定された場合(S25のYES)、又はステップS23のNOの場合には、第1の連続無給電判定部412は、対象号機を割当候補から除外する(S27)。このステップS26,S27の処理は、図3のステップS6,S7の処理に対応する。
次いで、ステップS27又はステップS28の処理後、割当制御部24は、規定のルールに従い、割当候補リスト236に登録された割当候補の号機の中から、呼び信号(呼び階Fcの乗場呼び)に対する割当号機を決定し、割当結果ARとして該当する号機制御装置11へ出力する(S28)。割当制御部24は、割当候補の中から待ち時間が短いなどサービス性を考慮して割当を行う。このステップS28の処理は、図3のステップS8の処理に対応する。そして、群管理制御装置20Bから割当結果ARを受信した号機制御装置11は、乗りかご12を呼び階Fcへ向けて走行させる。
例えば、1階で乗りかご12に乗り込んだ人が、かご行先階登録装置6により無給電階を登録していた場合、呼び階Fcの乗客が乗りかご12に乗り込み行先階Fdとして無給電階を登録すると、無給電階への連続停止となる。ステップS25の判定処理により、このような乗りかご12の無給電階への(連続無給電許容回数を超えての)連続停止となる事態を防止できる。
次に、行先階受付部42の行先階給電判定部233において、対象号機の乗りかご12のかご行先階登録装置6で指定された行先階Fdの情報と、給電階設定記憶部231に記憶されている各号機の給電階の情報から、行先階Fdが給電階であるか否かを判定する(S29)。このステップS29の処理は、図3のステップS4の処理に対応する。
次いで、第2の連続無給電判定部421において、ステップS24で選定された号機について、登録済み行先階リスト235に登録済みの行先階の情報と、給電階設定情報とに基づき、対象号機の乗りかご12の非給電階への連続停止回数が規定の連続無給電許容回数を超えるか否かを判定する(S30)。ここで第2の連続無給電判定部421は、乗りかご12の非給電階への連続停止回数が連続無給電許容回数を超えない場合には(S30のNO)、判定結果を行先階登録部422に出力する。一方、乗りかご12の非給電階への連続停止回数が連続無給電許容回数を超える場合には(S30のYES)、判定結果を行先階無効処理部423に出力する。
次いで、行先階登録部422は、乗りかご12の非給電階への連続停止回数が連続無給電許容回数を超えないと判定された場合(S30のNO)、入力された行先階Fdの登録を受け付けて対象号機の運転を続行する(S31)。
一方、行先階無効処理部423は、乗りかご12の非給電階への連続停止回数が連続無給電許容回数を超えると判定された場合(S30のYES)、入力された行先階Fdを無効とするとともに、対象号機のかご行先階登録装置6の表示部63に行先階無効を表示する(S33)。
次いで、行先階無効処理部423は、対象号機のかご行先階登録装置6で乗客により指定された行先階Fdが無効であることを割当制御部24へ通知する。この行先階無効の通知を受信した割当制御部24は、別の代替号機を呼び階Fcに該当する階に呼ぶ処理を行う(S33)。
例えば、行先階Fdが非給電階(その場合には、優先運転階ではないことになる)の場合には、ステップS30において第2の連続無給電判定部421で乗りかご12が連続無給電許容回数を超えて非給電階に連続停止にならないかを判定する。もし非給電階への連続停止階数が連続無給電許容回数を超える場合には、行先階無効処理部423は、行先階Fdを無効として、例えば表示部63により乗客に知らせ、別号機の乗りかご12をその階に呼ぶ。
このようにすることで、非給電階へ連続無給電許容回数を超えて連続停止することによる蓄電残量の低下を抑制することができる。なお、図6の例では、予め乗りかご12の停止可能な階床を制限することを表示しており、それを乗客に理解させることができる。
ステップS31又はステップS33の処理後、行先階受付部42は、本フローチャートの処理を終了する。
なお、停止制限している号機のかご行先階登録装置6で、行先階Fdとして給電階だけしか選べないように設定しておくことも可能である。ただし、非給電階への連続停止(連続無給電許容回数が0回に相当)を制限した場合、連続停止を超えなければ給電階から非給電階への移動も許容することになり、待ち時間の低減になる。
上述した第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。即ち、上述した乗場行先階登録装置13を備えていないエレベーターシステム1Bでも、非給電階への(連続無給電許容回数を超えての)連続停止を抑制することが可能である。それにより、乗りかご12に搭載する蓄電装置33の蓄電容量の適正化(低減)と、蓄電残量低下によるサービス低下を抑制することが可能である。
なお、上記の第3の実施形態に、第2の実施形態における連続無給電許容回数の規定値を動的に設定する構成を適用してもよい。
<4.第3の実施形態の変形例>
第3の実施形態の変形例は、割当候補抽出部41が、図7の割当候補選定部411に代えて、割当候補優先順位設定部413を備える例である。
[群管理制御装置の内部構成]
図9は、第3の実施形態の変形例に係る群管理制御装置20Cの内部構成例を示すブロック図である。図9に示す群管理制御装置20Cの割当候補抽出部41Aは、図7の群管理制御装置20Bの割当候補抽出部41が備えていた割当候補選定部411の代わりに、割当候補優先順位設定部413を備える。
割当候補優先順位設定部413は、乗場階給電判定部232の判定結果と給電階設定記憶部231の給電階設定情報を受けて、割当候補とする号機に優先順位を付与するものである。図7の割当候補選定部411では、呼び階Fcが給電階である号機を割当候補として選定(予備登録)し、給電階ではない号機を割当候補から除外していた。しかし、割当候補優先順位設定部413は、呼び階Fcが給電階である号機を割当候補としての優先順位を高くするが、給電階ではない号機を割当候補から除外せずに、低い優先順位を付与して割当候補としては残しておく。このように、呼び階Fcが給電階であるか否かの判定結果に基づいて、号機ごとに優先順位を付与することにより、さまざまな状況に対して柔軟に対応する(乗りかごの呼びを行う)ことが可能となる。
図10は、群管理制御装置20Cの割当候補優先順位設定部413による割当候補の優先順位設定を示す説明図である。
図10に示すエレベーターシステム1Bは、N号機のエレベーターとして、乗りかご12と、乗りかご12nを制御する号機制御装置11nと、送電部31nからなるエレベーターを備える。N号機は、1階が給電階、2階が非給電階、3階〜5階が給電階である。前提として、連続無給電許容回数の規定値が0回とする。
利用者が2階で呼び、それに対し、1階から乗り込んだ乗客がいる乗りかご12nのN号機を割り当てる場合を考える。乗りかご12nは、1階から出発して途中で停止することなく2階まで走行する。利用者が無給電階である2階から乗って上階の行先階Fdへ移動する場合に、先に乗りかご12に乗り込んだ乗客により行先階Fdよりも上階にある給電階が既に登録されている。このとき、その2つの行先階の間に無給電階が存在しないか、そもそも間に階床がない場合には、非給電階に連続して停止することがない。図10の場合、1階から乗りかご12に乗り込んだ乗客が3階から5階のいずれを行先階として登録した場合に、2階(非給電階)から乗り込で上階へ行く乗客がいずれの行先階Fdを指定しても、無給電階への連続停止とはならない。これと同様の考え方は、連続無給電許容回数の規定値が0回でない場合にも適用できる。なお、図10は、呼び階Fcが非給電階である場合の一例であって、この例に限らない。
[群管理制御装置のハードウェア構成例]
図11は、第1〜第3の実施形態に係る群管理制御装置20,20A,20B,20Cが備えるコンピューターのハードウェア構成例を示すブロック図である。
コンピューター50は、バス54にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53を備える。さらに、コンピューター50は、表示部55、操作部56、不揮発性ストレージ57、通信インターフェース58を備える。
CPU51は、ソフトウェアのプログラムコード(単にプログラムともいう)をROM52から読み出して実行する。CPU51がプログラムを実行することにより、各実施形態の群管理制御装置20,20A,20B,20Cの各機能が実現される。なお、コンピューター50は、CPU51の代わりに、MPU(Micro-Processing Unit)等の処理装置を備えるようにしてもよい。
RAM53には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。例えばRAM53には、登録済み行先階リスト235、割当候補リスト236等が保持される。ROM52には、蓄電残量の閾値Eth、連続停止許容回数の規定値等が保存される。
表示部55は、例えば、液晶ディスプレイモニタであり、コンピューター50で行われる処理の結果等を表示する。操作部56には、例えば、キーボード、マウス又はタッチパネル等が用いられ、ユーザーが所定の操作入力、指示を行うことが可能である。
不揮発性ストレージ57としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等が用いられる。この不揮発性ストレージ57には、OS(Operating System)や各種のパラメータの他に、コンピューター50を機能させるためのプログラムが記録されていてもよい。例えば不揮発性ストレージ57には、給電階設定記憶部231、連続停止許容回数テーブル26などが格納される。
通信インターフェース58には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、LAN等のネットワークNを介して各装置間で各種のデータを送受信することが可能である。CPU51は、通信インターフェース58を介して、各号機制御装置11a〜11c、乗場行先階登録装置13、行先階登録装置6等と通信を行う。
また、乗場行先階登録装置13及び行先階登録装置6についても、コンピューター50を備えている。例えば乗場行先階登録装置13の操作部14及び行先階登録装置6の操作部62は、操作部56に対応する。また乗場行先階登録装置13の表示部15及び行先階登録装置6の表示部63は、表示部55に対応する。
なお、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。上述の説明の中で、通信回線と記述したが、乗りかごと制御装置の通信は無線伝送とすることでテールコードを削除することができる。また、各号機の制御装置と群管理制御装置との間や、各乗場の登録装置と群管理制御装置との間は、有線による通信で構成されてもよい。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
1,1B…エレベーター、 5…乗場呼び装置、 6…かご行先階指定装置、7a,7b…停止制限表示部、 11a〜11c…号機制御装置、 12a〜12c…乗りかご、 13…乗場行先階登録装置、 14…操作部、 15…表示部、 20,20A,20B,20C…群管理制御装置、 21…蓄電残量判定部、 23…割当候補抽出部、 24…割当制御部、 25…許容回数設定部、 26…連続停止許容回数テーブル、 31a〜31c…送電部、 32…受電部、 33…蓄電装置、 34…かご機器、 41…割当候補抽出部、 42…行先階受付部、 62…操作部、 63…表示部、 231…給電階設定記憶部、 232…乗場階給電判定部232、 233…行先階給電判定部、 234…連続無給電判定部、 235…登録済み行先階リスト、 236…割当候補リスト、 Est…蓄電残量、 Eth…閾値、 Fc…呼び階、 Fd…行先階、 AR…割当結果

Claims (14)

  1. 複数の号機の各々に設置された蓄電装置が搭載された乗りかごと、該乗りかごを呼ぶための呼び信号に基づく呼び階情報、及び行先階を登録するための登録信号に基づく行先階情報に応答して各号機の前記乗りかごの運行を制御する群管理制御装置とを備え、前記乗りかごが給電階で停止した際に給電を行うエレベーターにおいて、
    前記群管理制御装置は、
    号機ごとの給電階の情報である給電階設定情報を記憶する給電階設定記憶部、を更に備え、少なくとも前記呼び階情報と、前記給電階設定情報と、前記呼び信号を受信する前に登録された呼び階及び行先階の情報を含む登録済み行先階情報とに基づいて、給電できない非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えないように各号機の前記乗りかごの運行を制御する
    エレベーター。
  2. 前記群管理制御装置は、
    前記呼び階情報と、前記行先階情報と、前記給電階設定情報と、前記登録済み行先階情報とに基づいて、前記乗りかごが前記非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えない号機を割当候補として抽出する割当候補抽出部と、
    前記割当候補抽出部で抽出された前記割当候補の号機の中から、前記呼び信号に対する割当号機を決定する割当制御部と、を備える
    請求項1に記載のエレベーター。
  3. 前記蓄電装置の蓄電残量と前記非給電階への連続停止許容回数との対応関係が登録された連続停止許容回数テーブルと、
    前記連続停止許容回数テーブルを参照し、対象号機の前記蓄電装置の蓄電残量に応じて前記連続停止許容回数の規定値を動的に設定する許容回数設定部と、を更に備える
    請求項1又は2に記載のエレベーター。
  4. 前記群管理制御装置は、
    前記呼び階情報と、前記給電階設定情報と、前記登録済み行先階情報とに基づいて、前記乗りかごが前記非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えない可能性がある号機を割当候補として抽出する割当候補抽出部と、
    前記割当候補抽出部で抽出された前記割当候補の号機の中から、前記呼び信号に応答して割当号機を決定する割当制御部と、を備える
    請求項1に記載のエレベーター。
  5. 前記行先階情報と、前記給電階設定情報と、前記登録済み行先階情報とに基づいて、前記割当制御部により割り当てられた割当号機の乗りかごが前記非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えるか否かを判定し、前記割当号機の乗りかごが前記非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えない場合に、指定された前記行先階情報を受け付ける行先階受付部、を更に備える
    請求項4に記載のエレベーター。
  6. 前記非給電階への連続停止許容回数の規定値が0回である
    請求項1に記載のエレベーター。
  7. 前記複数の号機の乗場に設置された前記呼び信号及び前記登録信号を出力する乗場行先階登録装置、を更に備える
    請求項1に記載のエレベーター。
  8. 前記複数の号機の乗場に設置された、前記呼び信号を出力する乗場呼び装置と、
    前記乗りかご内に配置された、前記登録信号を出力するかご行先階登録装置と、
    前記乗りかごが前記かご行先階登録装置で指定された行先階へ行けない場合に、その旨を表示する表示部と、を更に備える
    請求項1に記載のエレベーター。
  9. 前記非給電階は、どの号機も給電できない階の数が、複数の前記号機の台数以下となるように設定されている
    請求項1に記載のエレベーター。
  10. 前記給電階のうち少なくとも一部の給電階は、前記号機ごとに設定階が異なる
    請求項1に記載のエレベーター。
  11. 前記複数の号機の乗場に、号機ごとに前記乗りかごが停止できる階が限定されていることを表示する停止制限表示部、を更に備える
    請求項1に記載のエレベーター。
  12. 前記割当候補抽出部は、前記給電階設定情報を参照して、前記呼び階情報に含まれる呼び階が給電階であるか否かを判定するとともに、前記行先階情報に含まれる前記行先階が給電階であるか否かを判定し、前記判定の結果を、前記乗りかごが前記非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えるか否かを判定する際に利用する
    請求項2に記載のエレベーター。
  13. 前記割当候補抽出部は、前記給電階設定情報を参照して前記呼び階情報に含まれる呼び階が給電階であるか否かを判定するとともに、前記行先階受付部は、前記給電階設定情報を参照して前記行先階情報に含まれる前記行先階が給電階であるか否かを判定し、
    前記割当候補抽出部及び前記行先階受付部は、各々の判定の結果を、前記乗りかごが前記非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えるか否かを判定する際に利用する
    請求項5に記載のエレベーター。
  14. 複数の号機の各々に設置された蓄電装置が搭載された乗りかごと、該乗りかごを呼ぶための呼び信号に基づく呼び階情報、及び行先階を登録するための登録信号に基づく行先階情報に応答して各号機の前記乗りかごの運行を制御する群管理制御装置とを備え、前記乗りかごが給電階で停止した際に給電を行うエレベーターにおける制御方法であって、
    前記群管理制御装置は、少なくとも前記呼び階情報と、号機ごとの給電階の情報である給電階設定情報と、前記呼び信号を受信する前に登録された呼び階及び行先階の情報を含む登録済み行先階情報とに基づいて、給電できない非給電階への連続停止許容回数の規定値を超えないように各号機の前記乗りかごの運行を制御する
    制御方法。
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