JP2018177244A - 二液混合スプレー容器 - Google Patents

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【課題】ポリウレアを施工する際、作業者の負担を軽減できる二液混合スプレー容器を提供する。【解決手段】スプレー缶1は、使用時に混合される二液型組成物を収納したスプレー容器である。スプレー缶1は、第1容器2と、第2容器3と、バルブ4と、チューブ5と、開封手段6と、スタティックミキサー20と、を備えている。第1容器2には、噴射剤を含む第1内容物100が封入されている。第2容器3は、第1容器2に収納されている。第2容器3には、第2内容物200が封入されている。バルブ4は、第1容器2の開口14に設けられている。チューブ5の一端5Aは、バルブ4に接続されている。他端5Bは、第1内容物100に没している。開封ピン6は、第2容器200を開封できる。チューブ5に内蔵されたスタティックミキサー20は、噴射剤の圧力によってチューブ20の内部を流れる第1内容物100と第2内容物200との混合物を攪拌する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、使用時に混合される二液を互いに隔離した状態で封入した二液混合スプレー容器に関する。
コンクリート構造物や金属製タンク等の種々の設備に、ライニング材としてポリウレアを施工することにより、防食・防水、構造物の延命・補強等に優れた効果を発揮することが知られている。現在、ポリウレアを塗装するには、一人では取り回しが困難な大型の専用装置による噴霧が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
塗膜に傷があるとき、タッチアップが必要になる。タッチアップを刷毛で手塗りする場合、施工現場でポリウレア組成物であるA剤及びB剤をその都度混合しなければならない。タッチアップを噴霧する場合と比較して作業者の負担が重い。さらに手塗りの場合、作業者の技量によって仕上がりが大きく左右されるため、液だれして美観が損なわれるおそれもある。かといって、大型の専用装置を用いて再度塗り直すことも困難である。そのため、取り扱いに優れたスプレー缶タイプのタッチアップが望まれている。
特開平8−238453号公報 特許第4947792号公報
ポリウレアは、他のライニング材にはない種々の特長を有する反面、取り扱いが難しい。二液型の材料をスプレーする容器は知られているものの、ポリウレア組成物に適用できる構造ではなかった。例えば、ポリウレアは硬化が速く、A剤にB剤を加えると急速に粘度が上昇する。スプレー缶の震盪だけではA剤及びB剤を十分に混合することが難しい。また、ポリウレア組成物は水分に敏感であり、混入した水分量によってはスプレー缶を貯蔵できる期間が著しく短くなってしまう。使い捨てのスプレー缶は、爆発の危険を避けるために換気の良好な環境で製造されており、季節や天候によってスプレー缶に吸着される水分量が大きく変動する。
本発明の目的は、内容物を湿気から守り且つ作業者の攪拌等の負担を軽減できる二液混合スプレー容器を提供することである。
本発明に係る一実施形態の二液混合スプレー容器は、使用時に混合される二液型組成物を収納したスプレー容器である。スプレー缶1は、第1容器と、第2容器と、バルブと、チューブと、開封手段と、スタティックミキサーと、を備えている。第1容器には、噴射剤を含む第1内容物が封入されている。第2容器は、第1容器に収納されている。第2容器には、第1内容物とは異なる種類の第2内容物が封入されている。バルブは、第1容器の開口に設けられている。チューブは、第1容器に収納されている。チューブの一端は、バルブに接続されている。チューブの他端は、第1内容物に没している。開封手段は、第2容器を開封する。スタティックミキサーは、チューブに内蔵されている。スタティックミキサーは、噴射剤の圧力によってチューブ内を流れる第1内容物と第2内容物との混合物を攪拌する。
一実施形態の二液混合スプレー容器は、容器が一体構造であり、ハンドリングに優れ作業者の負担を軽減できる。湿度に対する耐性が良好であり、季節や天候に左右されることなくスプレー容器を製造でき、製造したスプレー容器を長期貯蔵できる。
図1は、スプレー缶の内部を示す断面図である。 図2は、図1に示されたバルブの内部を示す断面図である。
一実施形態の二液混合スプレー容器について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、開封前の状態のスプレー缶1を示す断面図である。スプレー缶1は、二液混合スプレー容器の一例である。図1に示すように、スプレー缶1は、使い捨てのスプレー缶であって、第1容器2と、第1容器2に収納された第2容器3と、バルブ4と、チューブ5と、開封ピン6と、を備えている。第1容器2には、イソシアネートを主成分とするA剤及び噴射剤が封入されている。第2容器3には、ポリアミンを主成分とするB剤が封入されている。
開封ピン6によって第2容器3を開封すると、第1容器2のA剤が第2容器3に流れ込み、A剤及びB剤の混合物が第1容器2内に押し出される。スプレー缶1を振ってからバルブ4を開放すると、噴射剤の圧力によってA剤及びB剤の混合物がチューブ5に流れ込む。チューブ5にはスタティックミキサー20が内蔵されており、チューブ5を流れるA剤及びB剤の混合物は、十分に攪拌されてバルブ4から噴射される。以下、各構成について詳しく説明する。
図1に示すように、第1容器2は円筒状に形成され、胴部11と、蓋部12と、底部13と、を備えている。蓋部12は、中央に開口14を有している。開口14には、バルブ4を固定するマウンテンカップ15が被せられている。底部13は、ピン孔16が設けられたボスが固定されている。開封ピン6は、ピン孔16に装着されている。第1容器2は、胴部11と底部13とが一体に形成されていてもよい。底部13には、開封ピン6を保護するキャップ17が装着されている。
チューブ5は、第1容器2の底部に達する十分な長さを有している。バルブ4に接続された一端5Aとは反対側の他端(遊端)5Bは、第1内容物100の液相部100Aに没している。チューブ5の内部には、スタティックミキサー20が設置されている。スタティックミキサー20による圧力損失を小さくするため、チューブ5は一般的な塗装用スプレー缶よりも太いものが好ましい。アタッチメント21は、バルブ4に適合する小径部と、チューブ5に適合する大径部と、を有している。チューブ5は、アタッチメント21を介してバルブ4に接続されている。
スタティックミキサー20は、右エレメント20A及び左エレメント20Bを含んでいる。交互に配置された右エレメント20A及び左エレメント20Bは、直列に接続されている。右エレメント20Aは、スタティックミキサー20を通過する流体を二分割するとともに左回転させる。左エレメント20Bは、スタティックミキサー20を通過する流体を二分割するとともに右回転させる。スタティックミキサー20を通過する二液は、回転方向が交互に切り替わる右エレメント20A及び左エレメント20Bによって攪拌混合される。
第2容器3は、第1容器2よりも小さい容器であって、第1容器2に収納されている。第1容器2を主缶(外容器・外缶)と称し、第2容器3を内部缶(内容器、内缶)や内袋と称してもよい。第2容器3は、第1容器2の内部で動かないようにホルダー22によって固定されている。ホルダー22は、例えば第1容器2の胴部11に被せられた蓋部12に支持されている。第1容器2の底部13に固定されていてもよい。
イソシアネートを主成分とするA剤は、噴射剤とともに第1容器2に第1内容物100として封入されている。ポリアミンを主成分とするB剤は、第2容器3に第2内容物200として封入されている。第2容器3には、第2内容物200が満充填されていない。第2容器3は、残余の内部空間を有している。以下の説明において、第1及び第2内容物100,200を単に内容物と称することがある。また、A剤を主剤と称し、B剤を硬化剤と称することがある。
イソシアネートは、例えばイソホロンジイソシアネート(IPDI)等の脂肪族イソシアネートである。なお、イソシアネートは、芳香族イソシアネートであってもよい。A剤は、これらのイソシアネートの一部をポリオールと反応させてウレタンプレポリマーとした混合物であってもよい。ポリアミンは、例えばジエチルメチルベンゼンジアミン等の芳香族ジアミンである。第2容器3に封入されるB剤は、A剤よりも少量でよい。A剤に対するB剤の配合比(体積比)の一例は、A剤:B剤=4:1である。
本実施形態には、ゲルタイムが長いポリウレア組成物が好適である。ゲルタイムの一例は15〜20分間である。ゲルタイムが短い場合、硬化遅延剤を加えて調整してもよい。硬化遅延剤は、A剤と相溶してA剤の粘度を低下させるとともに、B剤が混合されたA剤の硬化を遅延させる。硬化遅延剤の一例は、メチルエチルケトン(MEK)である。
噴射剤として、液化ガス系の噴射剤や圧縮ガス系の噴射剤を使用できる。液化ガス系の噴射剤として、例えばジメチルエーテル(DME)や液化石油ガス(LPG)等の液化ガス系の噴射剤が挙げられる。圧縮ガス系の噴射剤として、圧縮された炭酸ガスや窒素ガスが挙げられる。
第1容器2に封入する噴射剤には、液化ガス系の噴射剤が好適である。とりわけ、ジメチルエーテルが好適である。液化ガス系の噴射剤は缶内で液相であるため、A剤の粘度低下に寄与する。押しボタン35のノズル44によって液相の内容物100,200が霧化されたとき、ジメチルエーテルは液化石油ガスよりも急激に膨張して非常に細かい霧状のポリウレアを形成する。液化ガス系の噴射剤が封入された第1容器2の内圧は、常温で例えば2〜4気圧である。噴射剤が封入されていない第2容器の内圧は、常温で例えば1気圧である。
A剤の主成分であるイソシアネートは水分に敏感である。本実施形態のスプレー缶1は、乾燥剤23と、乾燥剤シート24と、を備えている。乾燥剤23は、第1内容物100の液相部100Aに沈殿又は分散している。乾燥剤23は、例えばパウダー状のモレキュラーシーブが好適である。乾燥剤23がチューブ5の内径よりも大きなペレット状であると、スプレー缶1を使用する際に、チューブ5の入口である遊端5Bに乾燥剤23が溜まってチューブ5の圧力損失が大きくなることがある。乾燥剤23がパウダー状であれば、A剤及びB剤の混合物とともに乾燥剤23が流れ出るため、チューブ5の目詰まりを防止できる。
乾燥剤シート24は、モレキュラーシーブ等の乾燥剤を含有し、液相部100Aの深さよりも背高のシート状に形成されている。乾燥剤シート24は、液相部100A及び気相部100Bの両方に跨って配置され、液相部100A及び気相部100Bに接触している。乾燥剤シート24は、気相部100Bに接触する乾燥剤の一例である。さらに、本実施形態に係るバルブ4の少なくとも一部(例えば、ハウジング31)及びチューブ5は、モレキュラーシーブ等の乾燥剤を含有した樹脂から形成されている。
図2は、使用中のスプレー缶1において、バルブ4の内部を示す断面図である。図2に示すように、バルブ4は、マウンテンカップ15によって第1容器2の開口14に固定されている。バルブ4は、ハウジング31と、ステム32と、コイルスプリング33と、ガスケット(ステムラバー)34と、を備えている。ハウジング31は、上筒部31Aと、上筒部31Aよりも直径が小さい下筒部31Bと、を有した筒状に形成されている。上筒部31Aは、マウンテンカップ15に固定されている。下筒部31Bには、チューブ5の一端5Aが接続されている。
ステム32は、第1容器2の外へ突出した先端部32Aと、先端部32Aよりも直径が大きく、ハウジング31の上筒部31Aに挿入された基端部32Bと、を有した棒状に形成されている。ステム32の先端部32Aには、押しボタン35が装着されている。ステム32は、先端部32Aがハウジング31から突出した閉位置と、閉位置よりも先端部32Aがハウジング31に相対的に没入した開位置との間で突没自在に移動できる。押しボタン35が図2中に二点鎖線で示すP1の位置にあるとき、ステム32は閉位置にある。押しボタン35を図2中に実線で示すP2の位置に押下すると、ステム32は開位置に移動する。なお、図2に示す開位置であってもステム32の突出端はハウジング31から突出して露出した状態である。
ステム32は、ハウジング31の内部に設けられたコイルスプリング33により、ハウジング31の外部に向かって付勢されている。ステム32の先端部32Aは、突出端に形成された噴射孔41と、周面に等間隔で形成された複数の流入孔42と、流路43と、を有している。噴射孔41及び流入孔42は、流路43を介して連通している。噴射孔41は、押しボタン35に設けられたノズル44と連通している。
ガスケット34は、中央に貫通孔が空いた円盤状に形成され、可撓性を有している。ガスケット34の材質は、ブチルゴム(IIR)やパーフロロエラストマー(FFKM)が好適である。ブチルゴムのガスケット34は、本実施形態に係る第1内容物100に含まれるイソシアネート、メチルエチルケトン、ジメチルエーテル等に耐性がある。しかも、入手が容易である。一方、パーフロロエラストマーのガスケット34は、ブチルゴムよりもさらに耐性に優れる。
なお、ガスケット34の材質がニトリルゴム(NBR)であると、A剤のイソシアネートや硬化遅延剤のメチルエチルケトンによってガスケット34が膨潤するおそれがあるので好ましくない。フッ素ゴム(FKM)であると、噴射剤のジメチルエーテルや硬化遅延剤のメチルエチルケトンによってガスケット34が膨潤するおそれがあるので好ましくない。
ガスケット34は、ハウジング31の上筒部31Aに設けられ、マウンテンカップ15に覆われている。ガスケット34は、ステム32の先端部32Aに当接されると変形する。マウンテンカップ15は、ガスケット34の変形をハウジング31の内部に撓む方向のみに規制する。
ハウジング31の外部へ付勢されているステム32は、基端部31Bがガスケット34を介してマウンテンカップ15に当接すると、閉位置に位置決めされる。ガスケット34は、ステム32が閉位置に位置した状態において、流入孔42を閉塞する。コイルスプリング33の付勢力に抗してステム32(押しボタン35)が押下された状態において、流入孔42を開放する。バルブ4は、ガスケット34の変形によって第1容器2を開放又は閉塞する。
以上のように構成された本実施形態のスプレー缶1は、開封するとB剤が流れ出るように構成された第2容器3と、第2容器を包むように構成されて流れ出たB剤を受け止める第1容器2と、第1容器2に存在していてB剤と混ざり合うA剤及び噴射剤と、A剤及びB剤の混合物とバルブ4とを接続するチューブ5と、このチューブ5に内蔵されているスタティックミキサー20と、を備えている。スタティックミキサー20は、噴射剤の圧力によってチューブ5を流れるA剤及びB剤の混合物を攪拌する。
本実施形態のスプレー缶1によれば、第2容器3を開封するだけで容易に二液を混合することができる。小規模な施工も可能で補修工事やタッチアップに適している。作業者の手間を大幅に省力化できる。しかも、作業者の技量に左右されづらいスプレー方式であるため、手塗りよりも仕上がりが安定する。
一般に、使い捨てのスプレー缶は、爆発の危険を避けるために換気の良好な環境で製造される。ポリウレア組成物のように水分に敏感な内容物を夏季や雨天に封入すると、製造されたスプレー缶の内部でポリウレア組成物が硬化し、スプレー缶を貯蔵できる期間が著しく短くなってしまう。また、スプレー缶のバルブは精密に形成されている。バルブの内部でポリウレア組成物やガスケットが硬化すると、バルブの流入孔が目詰まりしてしまう。
本実施形態は、乾燥剤23、乾燥剤シート24、一部の部材に乾燥剤を含有した樹脂を使用しているバルブ4及びチューブ5を備えている。ガスケット32の材質が、ブチルゴムやパーフロロエラストマーである。液相部100Aに沈殿又は分散したパウダー状の乾燥剤23は、製造直後のスプレー缶1から液相部100Aの水分を速やかに除去する。そのため、本実施形態のスプレー缶1は、長期に亘って貯蔵できる。なお、パウダー状の乾燥剤23は、ノズル44から噴射されたポリウレアに均一に分散し、塗膜の充填材としても機能する。
液相部100Aから露出した背高の乾燥剤シート24やチューブ5は、バルブ4が配置された気相部100Bの水分を除去し、流入孔42の目詰まりを防止する。さらに、バルブ4のハウジング31が乾燥剤を含有しており、流入孔42の目詰まりを防止する。第1内容物100に耐性を有するガスケット32は長期に亘って硬化することがなく、流入孔42の目詰まりを防止する。
本実施形態は、スタティックミキサー20が収納されたチューブ5を備えている。噴射剤によって圧送されるA剤及びB剤がスタティックミキサー20を通過するように構成されているため、使用前の攪拌が不十分であってもA剤及びB剤を十分に攪拌混合してポリウレアを噴射できる。大型の専用装置を必要とすることなく、小規模な施工や補修工事、施工後のタッチアップ等にも対応できる。
本実施形態は、噴射剤として液化ガス系の噴射剤が封入されている。A剤に硬化遅延剤を加えてもよい。液化ガスや硬化遅延剤によって粘度が低下したA剤及びB剤であれば、噴射剤の圧力だけでもスタティックミキサー20の内部で十分に攪拌できる。
本発明は、以上説明した各実施形態の構成に種々の変形を加えて実施できる。例えば、各実施形態において開示した構成は適宜組み合わせてもよい。発明の要旨を逸脱しない範囲で変形された形態は、特許請求の範囲に記載された発明及びその均等の範囲に含まれる。
例えば、乾燥剤シート24に代えて、棒状に形成した乾燥剤スティックを液相部100A及び気相部100Bの両方に跨って配置してもよい。液相部100Aよりも比重の軽い乾燥剤フロートを形成し、液相部100Aに浮かべて液相部100A及び気相部100Bに接触させてもよい。乾燥剤スティックや乾燥剤フロートは、気相部100Bに接触する乾燥剤の一例であり、乾燥剤シート24と同様に、乾燥剤や乾燥剤を含有した樹脂から形成する。
例えば、開封手段を底部13に設けたが、開封手段を蓋部12に設けてもよい。開封手段は、開封ピン6に限られず、他の構成でもよい。例えば、第2容器3の一部又は全部をガラス等の脆弱な材料から形成し、スプレー缶1を強く振ると第2容器3が第1容器2に衝突して破壊されるように構成し、開封ピン6を省略してもよい。
例えば、第1及び第2内容物100,200としてポリウレア組成物ではない液体及び粉体を適用してもよい。チューブ5と一体のスタティックミキサー20を内蔵した本実施形態の二液混合スプレー容器は、第1内容物100と第2内容物200とを十分に攪拌混合して噴射できる。
1…スプレー缶(二液混合スプレー容器の一例)、2…第1容器、3…第2容器、4…バルブ、5…チューブ、5A…一端、5B…他端、6…開封ピン(開封手段の一例)、14…開口、20…スタティックミキサー、24…乾燥剤シート(気相部に接触する乾燥剤の一例)、100…第1内容物、100A…液相部、100B…気相部、200…第2内容物。

Claims (8)

  1. 使用時に混合される二液型組成物を収納したスプレー容器であって、
    噴射剤を含む第1内容物を封入した第1容器と、
    前記第1容器に収納され、前記第1内容物とは異なる種類の第2内容物を封入した第2容器と、
    前記第1容器の開口に設けられたバルブと、
    前記第1容器に収納され、一端が前記バルブに接続され、他端が第1内容物に没しているチューブと、
    前記第2容器を開封可能な開封手段と、
    前記チューブに内蔵され、前記噴射剤の圧力によって前記チューブ内を流れる前記第1内容物と前記第2内容物との混合物を攪拌するスタティックミキサーと、
    を備えたことを特徴とする二液混合スプレー容器。
  2. 前記第1内容物は、イソシアネートを主成分とするA剤及び噴射剤であり、
    前記第2内容物は、ポリアミンを主成分とするB剤であることを特徴とする請求項1に記載の二液混合スプレー容器。
  3. 前記第1内容物は、前記A剤と前記B剤との硬化反応を遅延させる硬化遅延剤を含むことを特徴とする請求項2に記載の二液混合スプレー容器。
  4. 前記第1容器に収容され、前記第1内容物の液相部及び気相部の両方に接触する状態に配置された乾燥剤をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の二液混合スプレー容器。
  5. 前記チューブは、乾燥剤を含有した樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の二液混合スプレー容器。
  6. 前記バルブは、少なくとも一部が乾燥剤を含有した樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の二液混合スプレー容器。
  7. イソシアネートを主成分とするA剤及び噴射剤と、ポリアミンを主成分とするB剤とを互いに隔離した状態で収納することを特徴とする二液混合スプレー容器。
  8. 前記噴射剤の液相部及び気相部の両方に接触する状態に配置された乾燥剤をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の二液混合スプレー容器。
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