JP2018177053A - スロットルグリップ装置 - Google Patents

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【課題】ハンドルパイプ内のスペースを有効活用することができるとともに、付勢手段の固定側端部を確実に固定させることができるスロットルグリップ装置を提供する。【解決手段】スロットルグリップの回転に連動して回転し得る連動部材と、スロットルグリップを初期位置に向かって付勢する捻りコイルばね8b、8cと、スロットルグリップの回転角度を検出し得る磁気センサ6とを具備したスロットルグリップ装置であって、ハンドルパイプに固定されてスロットルグリップの先端側に位置する錘部と、錘部からスロットルグリップの長手方向に延設された延設部とを有するバランサを具備するとともに、捻りコイルばねは、その可動側端部がスロットルグリップと共に回転可能なホルダに接続され、固定側端部8bがバランサの延設部に対して接続されたものである。【選択図】図21

Description

本発明は、スロットルグリップの回転操作に基づいて車両のエンジンが制御されるスロットルグリップ装置に関するものである。
近時の二輪車においては、スロットルグリップの回転角度をポテンショメータ等のスロットル開度センサにて検出し、その検出値を電気信号として当該二輪車が搭載する電子制御装置等に送るよう構成されたものが普及されるに至っている。そして、かかる検出信号に基づき電子制御装置が所定の演算を行い、その演算結果に基づいてエンジンの点火時期、吸気バルブ若しくはスロットルバルブの開閉が制御されるようになっている。
例えば、特許文献1には、スロットルグリップと連動して回転する磁石と、該磁石からの磁力の変化を検出し、スロットルグリップの回転角度を検出可能な検出手段と、スロットルグリップに対して初期位置に戻る方向に付勢する付勢手段(リターンスプリング)とを具備し、付勢手段がハンドルパイプ内に配設されたスロットルグリップ装置が開示されている。かかる従来のスロットルグリップ装置によれば、付勢手段をハンドルパイプ内に配設するので、ハンドルパイプ内のスペースを有効活用することができ、装置全体を小型化することができる。
特開2012−116423号公報
しかしながら、上記従来のスロットルグリップ装置においては、ハンドルパイプ内における付勢手段の固定側端部を十分に固定することが困難となってしまい、スロットルグリップの回転操作に伴って初期位置に向かう付勢力を確実に付与することができないという不具合があった。また、例えばハンドルパイプを孔あけ加工して付勢手段の固定側端部を固定させることも考えられるが、その場合、ハンドルパイプに対する別個の加工が必要となってしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ハンドルパイプ内のスペースを有効活用することができるとともに、付勢手段の固定側端部を確実に固定させることができるスロットルグリップ装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、車両のハンドルパイプの先端側に取り付けられ、運転者による回転操作が可能とされたスロットルグリップと、前記スロットルグリップの回転に連動して回転し得る連動部材と、前記ハンドルパイプ内に配設されるとともに、前記スロットルグリップが回転したとき、当該スロットルグリップを初期位置に向かって付勢する付勢手段と、前記連動部材の回転角度を検出することにより前記スロットルグリップの回転角度を検出し得る回転角度検出手段とを具備し、前記回転角度検出手段で検出された前記スロットルグリップの回転角度に応じて車両のエンジンを制御可能とされたスロットルグリップ装置であって、前記ハンドルパイプに固定されて前記スロットルグリップの先端側に位置する錘部と、該錘部から前記スロットルグリップの長手方向に延設された延設部とを有するバランサを具備するとともに、前記付勢手段は、その可動側端部が前記スロットルグリップと共に回転可能な回転部に接続され、固定側端部が前記バランサの延設部に対して接続されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスロットルグリップ装置において、前記付勢手段は、コイル部に前記延設部を挿通した状態とされた捻りコイルばねから成ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のスロットルグリップ装置において、前記連動部材は、前記延設部を挿通した状態とされて当該延設部を回転軸として回転可能なパイプ状部材から成ることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のスロットルグリップ装置において、前記パイプ状部材は、一端が前記回転部に対して連結されるとともに、他端が磁石を保持して構成され、前記スロットルグリップの回転と連動して当該パイプ状部材が回転するのに伴って前記磁石を回転させ、当該磁石からの磁力変化に基づいて前記回転角度検出手段が前記連動部材の回転角度を検出し得ることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のスロットルグリップ装置において、前記バランサにおける前記延設部に固定されるとともに、前記磁石を回転自在に保持し得る固定部材を具備したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載のスロットルグリップ装置において、前記固定部材は、前記付勢手段の固定側端部を接続する接続部が形成されたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5又は請求項6記載のスロットルグリップ装置において、前記固定部材に固定されるとともに、前記磁石に対応する位置にて前記回転角度検出手段を収容した収容部材を具備したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、付勢手段は、ハンドルパイプ内に配設されるとともに、その可動側端部がスロットルグリップと共に回転可能な回転部に接続され、固定側端部がバランサの延設部に対して接続されたので、ハンドルパイプ内のスペースを有効活用することができるとともに、付勢手段の固定側端部を確実に固定させることができる。
請求項2の発明によれば、付勢手段は、コイル部に延設部を挿通した状態とされた捻りコイルばねから成るので、延設部を利用して付勢手段を所定の位置に確実に組み付けて保持させることができる。
請求項3の発明によれば、連動部材は、延設部を挿通した状態とされて当該延設部を回転軸として回転可能なパイプ状部材から成るので、連動部材の軽量化を図ることができるとともに、ハンドルグリップの回転に伴って良好且つ円滑に連動部材を回転させることができる。
請求項4の発明によれば、パイプ状部材は、一端が回転部に対して連結されるとともに、他端が磁石を保持して構成され、スロットルグリップの回転と連動して当該パイプ状部材が回転するのに伴って磁石を回転させ、当該磁石からの磁力変化に基づいて回転角度検出手段が連動部材の回転角度を検出し得るので、より確実にスロットルグリップの回転角度を回転角度検出手段にて検出させることができる。
請求項5の発明によれば、バランサにおける延設部に固定されるとともに、磁石を回転自在に保持し得る固定部材を具備したので、スロットルグリップ及び連動部材の回転に伴って固定部材内で磁石を安定して回転させることができる。
請求項6の発明によれば、固定部材は、付勢手段の固定側端部を接続する接続部が形成されたので、固定部材について、磁石を保持する機能と、付勢手段の固定側端部を接続する機能とを兼用させることができる。
請求項7の発明によれば、固定部材に固定されるとともに、磁石に対応する位置にて回転角度検出手段を収容した収容部材を具備したので、磁石と回転角度検出手段の相対的な位置決めを確実に行わせることができるとともに、固定部材内の磁石の配設部位と収容部材内の回転角度検出手段の配設部位とを画成して、回転角度検出手段に対する防水を図ることができる。
本発明の実施形態に係るスロットルグリップ装置を示す正面図及び側面図 図1におけるII−II線断面図 図1におけるIII−III線断面図 同スロットルグリップ装置(ハンドルパイプ及びスロットルグリップを省略した状態)を示す正面図 同スロットルグリップ装置(ハンドルパイプ及びスロットルグリップを省略した状態)を示す平面図 同スロットルグリップ装置のバランサを示す斜視図 同スロットルグリップ装置のホルダ(回転部)を示す斜視図 同スロットルグリップ装置のホルダ(回転部)を示す3面図 図1におけるIX−IX線断面図 同スロットルグリップ装置の連動部材を示す斜視図 同スロットルグリップ装置の連動部材を示す4面図 同スロットルグリップ装置の固定部材を示す斜視図 同スロットルグリップ装置の固定部材を示す斜視図 同スロットルグリップ装置の固定部材を示す4面図 図14におけるXV−XV線断面図 図14におけるXVI−XVI線断面図 同スロットルグリップ装置の収容部材を示す斜視図 同スロットルグリップ装置の収容部材を示す斜視図 同スロットルグリップ装置の収容部材を示す4面図 同スロットルグリップ装置の捻りコイルばね(付勢手段)の可動側端部とホルダ(回転部)との接続部を示す断面図 同スロットルグリップ装置の捻りコイルばね(付勢手段)の固定側端部と固定部材及び収容部材との接続部を示す断面図 同スロットルグリップ装置の収容部材にカバーを取り付けた状態を示す断面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るスロットルグリップ装置は、図1に示すように、二輪車のハンドルパイプH(ハンドルバー)に取り付けられたスロットルグリップGの回転角度を検出し、その検出信号を二輪車が搭載するECU等電子制御装置に送るためのもので、図1〜5に示すように、スロットルグリップGと、バランサBと、連動部材1と、ホルダ2(回転部)と、磁石3と、固定部材4と、収容部材5と、磁気センサ6(回転角度検出手段)と、捻りコイルばね8(付勢手段)とを有して構成されている。
スロットルグリップGは、図1に示すように、車両のハンドルパイプHの先端側に取り付けられ、運転者による回転操作が可能とされるとともに、把持部材Gaを把持しつつ初期位置から所定方向に回転操作可能とされている。本実施形態に係るスロットルグリップGは、図2、3に示すように、例えば硬質樹脂から成る基部材Gbの外周面に軟質樹脂や合成ゴム等から成る把持部材Gaが固着して構成されている。
バランサBは、ハンドルパイプHにエンジンの振動が伝達された際、その振動を抑制するための比較的重量が大きなウェイト部材(例えば金属製の錘)から成るもので、図6に示すように、ハンドルパイプHに固定されてスロットルグリップGの先端側に位置する錘部Baと、該錘部BaからスロットルグリップGの長手方向に一体的に延設された延設部Bbとを有するものである。また、本実施形態に係るバランサBは、同図に示すように、錘部Baと延設部Bbとの境界部に形成されたネジ穴Bcと、延設部Bbの突端側に形成された取付孔Bdとを有している。しかして、図2、3に示すように、ネジ穴Bcにネジnを挿通して螺合させることにより、バランサBがハンドルパイプHに固定されるとともに、取付孔BdにピンPを挿通可能とされている。
連動部材1は、ハンドルパイプHの内部に配設され、スロットルグリップGの回転に連動して回転し得るもので、図10、11に示すように、一端に一対の切欠き1aが形成されるとともに他端に一対の突出部1bが形成されたパイプ状部材から成る。かかる連動部材1(パイプ状部材)は、その一端の切欠き1aがホルダ2に形成された一対の凸部2c(図7、8参照)にそれぞれ嵌合して当該ホルダ2に対して連結されるとともに、他端の突出部1bが磁石3に形成された一対の溝部3a(図13〜15参照)にそれぞれ嵌合して当該磁石3を保持するよう構成されている。
ホルダ2(回転部)は、スロットルグリップGと共に回転可能な部品から成り、図7、8に示すように、凸部2cに加え、係止部2a及び取付穴2bを有して構成されている。係止部2aは、ホルダ2の側方に延びた一対の突出部から成り、図9に示すように、スロットルグリップGが有する基部材Gbに形成された一対の切欠きmに対して係止して組み付けられるようになっている。これにより、スロットルグリップGが回転すると、その回転力が係止部2aを介してホルダ2に伝達され、当該ホルダ2が回転し得るよう構成されている。
一方、連動部材1は、図2、3に示すように、延設部Bbを挿通した状態で組み付けられて当該延設部Bbを回転軸として回転可能なパイプ状部材(例えば、薄肉のSUS製部品等)から成る。これにより、スロットルグリップGと共にホルダ2が回転すると、連動部材1が延設部Bbを回転軸として回転するので、その連動部材1の他端側に保持した磁石3をスロットルグリップGと同一角度だけ回転させ得るようになっている。
固定部材4は、ピンPによってバランサBにおける延設部Bbに固定されるとともに、磁石3を回転自在に保持し得るもので、図12〜16に示すように、磁石3を回転自在に保持し得る保持孔4aと、収容部材5と係止可能な一対の係止爪4bと、ピンPを挿通可能な挿通孔4cと、捻りコイルばね8(付勢手段)の固定側端部8bを挿通して接続可能な接続孔4d(接続部)とを有して構成されている。
そして、図2、3に示すように、固定部材4に形成された挿通孔4cとバランサBの延設部Bbに形成された取付孔BdにピンPを挿通することにより、当該固定部材4をバランサBの延設部Bbに固定させ得るようになっている。また、スロットルグリップGの回転操作に伴って連動部材1が延設部Bbを回転軸として回転すると、その連動部材1の他端側に保持された磁石3が保持孔4a内で回転し得るようになっている。
収容部材5は、固定部材4に固定されるとともに、磁石3に対応する位置にて磁気センサ6(回転角度検出手段)を収容したもので、図17〜19に示すように、磁気センサ6(回転角度検出手段)及び基板7を収容する収容凹部5aと、係止孔5baが形成された一対の突出部5bと、捻りコイルばね8(付勢手段)の固定側端部8bを挿通して接続可能な接続孔5c(接続部)とを有して構成されている。
そして、図2〜5に示すように、固定部材4の係止爪4bに収容部材5の係止孔5baを挿通して係止することにより当該収容部材5を固定部材4に固定するとともに、固定部材4の接続孔4dと収容部材5の接続孔5cとを連通した状態とし、これら接続孔(4d、5c)に対して捻りコイルばね8(付勢手段)の固定側端部8bを挿通して接続し得るようになっている。
また、スロットルグリップGの回転操作に伴って連動部材1が延設部Bbを回転軸として回転し、磁石3が保持孔4a内で回転すると、その磁界の変化を収容凹部5aに収容された磁気センサ6にて検出し得るようになっている。さらに、本実施形態においては、固定部材4内の磁石3の配設部位と収容部材5内の磁気センサ6(回転角度検出手段)の配設部位とが収容部材5の底面5dにて画成されるようになっており、磁気センサ6に対する防水を容易に図ることができる(例えば、収容凹部5a内に樹脂を充填する等)ようになっている。
磁気センサ6(回転角度検出手段)は、連動部材1の回転軸である延設部Bbの延長線上の位置に配設されたセンサから成り、連動部材1に取り付けられた磁石3から生じる磁気の変化を検出することにより、スロットルグリップGの回転角度を検出可能とされている。具体的には、磁気センサ6は、磁石3の磁場変化(磁束密度の変化)に応じた出力電圧を得ることができるもので、例えばホール効果を利用した磁気センサであるホール素子(具体的には、磁石3の磁場(磁束密度)に比例した出力電圧を得ることができるリニアホールIC)等により構成されている。なお、本実施形態に係る磁気センサ6は、所定の電気回路が印刷された基板7(プリント基板)に形成されている。
しかして、スロットルグリップGの回転操作に伴って連動部材1が回転すると、当該連動部材1に取り付けられた磁石3も同方向に同一角度だけ回転する。これにより、その回転角度によって磁場が変化するので、当該回転角度に応じた出力電圧を得ることができ、当該出力電圧に基づき連動部材1の回転角度(即ち、スロットルグリップGの回転角度)を検出することが可能とされている。このように検出されたスロットルグリップGの回転角度は、二輪車に搭載されたECU(エンジン・コントロール・ユニット)に対して電気信号として送信され、送信されたスロットルグリップGの回転角度に応じて車両のエンジンが制御され得るようになっている。
捻りコイルばね8は、ハンドルパイプH内に配設されるとともに、スロットルグリップGが回転したとき、当該スロットルグリップGを初期位置に向かって付勢するもので、図2〜5に示すように、可動側端部8aと、固定側端部8bと、コイル部8cとを有するとともに、コイル部8cに延設部Bbを挿通した状態で組み付けられている。なお、捻りコイルばね8に代えて、可動側端部及び固定側端部を有する他の形態の付勢手段としてもよい。
ここで、本実施形態に係る捻りコイルばね8は、その可動側端部8aがスロットルグリップと共に回転可能なホルダ2(回転部)に接続され、固定側端部8bがバランサBの延設部Bbに対して接続されている。具体的には、捻りコイルばね8は、図20に示すように、可動側端部8aがホルダ2の取付穴2bに挿通されて可動側で接続されるとともに、図21に示すように、固定側端部8bが固定部材4の接続孔4d及び収容部材5の接続孔5cに挿通されて固定側で接続されるようになっている。すなわち、捻りコイルばね8の固定側端部8bは、固定部材4を介してバランサBの延設部Bbに固定されているのである。
しかして、スロットルグリップGの回転操作に伴ってホルダ2が回転すると、捻りコイルばね8の可動側端部8aもホルダ2の回転方向に移動する一方、捻りコイルばね8の固定側端部8bが固定されているため、当該スロットルグリップGを初期位置に戻す付勢力が生じることとなる。よって、スロットルグリップGを把持する力を緩めることにより、捻りコイルばね8の付勢力によって当該スロットルグリップGが初期位置まで自然と戻るようになっている。
上記実施形態によれば、捻りコイルばね8(付勢手段)は、ハンドルパイプH内に配設されるとともに、その可動側端部8aがスロットルグリップGと共に回転可能なホルダ2に接続され、固定側端部8bがバランサBの延設部Bbに対して接続(固定部材4を介して延設部Bbに固定)されたので、ハンドルパイプH内のスペースを有効活用することができるとともに、付勢手段としての捻りコイルばね8の固定側端部8bを確実に固定させることができる。
また、本実施形態に係る付勢手段は、コイル部8cに延設部Bbを挿通した状態とされた捻りコイルばね8から成るので、延設部Bbを利用して付勢手段(捻りコイルばね8)を所定の位置に確実に組み付けて保持させることができる。さらに、本実施形態に係る連動部材1は、延設部Bbを挿通した状態とされて当該延設部Bbを回転軸として回転可能なパイプ状部材から成るので、連動部材1の軽量化を図ることができるとともに、ハンドルグリップGの回転に伴って良好且つ円滑に連動部材1を回転させることができる。
またさらに、連動部材1としてのパイプ状部材は、一端がホルダ2(回転部)に対して連結されるとともに、他端が磁石3を保持して構成され、スロットルグリップGの回転と連動して当該パイプ状部材が回転するのに伴って磁石3を回転させ、当該磁石3からの磁力変化に基づいて磁気センサ6(回転角度検出手段)が連動部材1の回転角度を検出し得るので、より確実にスロットルグリップGの回転角度を回転角度検出手段にて検出させることができる。
また、バランサBにおける延設部Bbに固定されるとともに、磁石3を回転自在に保持し得る固定部材4を具備したので、スロットルグリップG及び連動部材1の回転に伴って固定部材4内で磁石3を安定して回転させることができる。さらに、本実施形態に係る固定部材4は、捻りコイルばね8(付勢手段)の固定側端部8bを接続する接続孔4d(接続部)が形成されたので、固定部材4について、磁石3を保持する機能と、捻りコイルばね8(付勢手段)の固定側端部8bを接続する機能とを兼用させることができる。
またさらに、固定部材4に固定されるとともに、磁石3に対応する位置にて磁気センサ6(回転角度検出手段)を収容した収容部材5を具備したので、磁石3と磁気センサ6(回転角度検出手段)の相対的な位置決めを確実に行わせることができるとともに、固定部材4内の磁石3の配設部位と収容部材5内の磁気センサ6(回転角度検出手段)の配設部位とを底面5dにて画成して、磁気センサ6(回転角度検出手段)に対する防水を図ることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図22に示すように、収容部材5の開口側を蓋部材Cにて塞いで防水を図るようにしてもよい。また、磁気センサ6に代えてスロットルグリップGの回転角度を検出し得る他のセンサ(磁気を使用しないセンサ等)としてもよい。なお、適用される車両は、本実施形態の如く二輪車に限定されるものではなく、ハンドルパイプHを有した他の車両(例えばATVやスノーモービル等)に適用してもよい。
ハンドルパイプに固定されてスロットルグリップの先端側に位置する錘部と、該錘部からスロットルグリップの長手方向に延設された延設部とを有するバランサを具備するとともに、付勢手段は、その可動側端部がスロットルグリップと共に回転可能な回転部に接続され、固定側端部がバランサの延設部に対して接続されたスロットルグリップ装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 連動部材
1a 切欠き
1b 突出部
2 ホルダ(回転部)
2a 係止部
2b 取付穴
2c 凸部
3 磁石
3a 溝部
4 固定部材
4a 保持孔
4b 係止爪
4c 挿通孔
4d 接続孔(接続部)
5 収容部材
5a 収容凹部
5b 突出部
5c 接続孔(接続部)
6 磁気センサ(回転角度検出手段)
7 基板
8 捻りコイルばね(付勢手段)
8a 可動側端部
8b 固定側端部
8c コイル部
H ハンドルパイプ
G スロットルグリップ
Ga 把持部材
Gb 基部材
B バランサ
Ba 錘部
Bb 延設部

Claims (7)

  1. 車両のハンドルパイプの先端側に取り付けられ、運転者による回転操作が可能とされたスロットルグリップと、
    前記スロットルグリップの回転に連動して回転し得る連動部材と、
    前記ハンドルパイプ内に配設されるとともに、前記スロットルグリップが回転したとき、当該スロットルグリップを初期位置に向かって付勢する付勢手段と、
    前記連動部材の回転角度を検出することにより前記スロットルグリップの回転角度を検出し得る回転角度検出手段と、
    を具備し、前記回転角度検出手段で検出された前記スロットルグリップの回転角度に応じて車両のエンジンを制御可能とされたスロットルグリップ装置であって、
    前記ハンドルパイプに固定されて前記スロットルグリップの先端側に位置する錘部と、該錘部から前記スロットルグリップの長手方向に延設された延設部とを有するバランサを具備するとともに、前記付勢手段は、その可動側端部が前記スロットルグリップと共に回転可能な回転部に接続され、固定側端部が前記バランサの延設部に対して接続されたことを特徴とするスロットルグリップ装置。
  2. 前記付勢手段は、コイル部に前記延設部を挿通した状態とされた捻りコイルばねから成ることを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
  3. 前記連動部材は、前記延設部を挿通した状態とされて当該延設部を回転軸として回転可能なパイプ状部材から成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスロットルグリップ装置。
  4. 前記パイプ状部材は、一端が前記回転部に対して連結されるとともに、他端が磁石を保持して構成され、前記スロットルグリップの回転と連動して当該パイプ状部材が回転するのに伴って前記磁石を回転させ、当該磁石からの磁力変化に基づいて前記回転角度検出手段が前記連動部材の回転角度を検出し得ることを特徴とする請求項3記載のスロットルグリップ装置。
  5. 前記バランサにおける前記延設部に固定されるとともに、前記磁石を回転自在に保持し得る固定部材を具備したことを特徴とする請求項4記載のスロットルグリップ装置。
  6. 前記固定部材は、前記付勢手段の固定側端部を接続する接続部が形成されたことを特徴とする請求項5記載のスロットルグリップ装置。
  7. 前記固定部材に固定されるとともに、前記磁石に対応する位置にて前記回転角度検出手段を収容した収容部材を具備したことを特徴とする請求項5又は請求項6記載のスロットルグリップ装置。
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