JP2018176782A - 飛行装置 - Google Patents

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武典 松江
Takenori Matsue
武典 松江
川崎 宏治
Koji Kawasaki
宏治 川崎
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【課題】基体の傾斜を招くことなく、飛行方向および飛行速度が変更される飛行装置を提供する。【解決手段】飛行装置10は、基体11、推力発生モジュール12およびモジュール駆動部13を備える。推力発生モジュール12は、基体11の重心を包囲して基体11に複数設けられている。推力発生モジュール12は、一対の第一ファン部21および第二ファン部22を有し、第一ファン部21のプロペラ211は第一回転方向へ回転し、第二ファン部22のプロペラ221は第一回転方向と逆の第二回転方向へ回転し、推進力を発生する。モジュール駆動部13は、推力発生モジュール12の基体11に対する角度を変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、飛行装置に関する。
近年、いわゆるドローンと称される飛行装置の普及が進んでいる。このような飛行装置は、一般に開放されたプロペラを有する複数のスラスタをアームで接続する構成が採用されている。このような構成により、従来の飛行装置は、軽量で効率が高いという利点を有している。
しかしながら、このような従来の飛行装置の場合、推力の発生方向を変更するのは困難である。そのため、従来の飛行装置は、基体の傾きを変更することによって、移動方向および移動速度を変更している(特許文献1参照)。このように基体の傾きを用いて移動方向および移動速度を変更する場合、飛行中に基体の傾きが常に変化する。その結果、従来の飛行装置は、飛行中に水平を維持することが困難であり、物品の搭載位置は基体の中心に限定されるという問題がある。
特許第4791492号明細書
そこで、本発明の目的は、基体の傾斜を招くことなく、飛行方向および飛行速度が変更される飛行装置を提供することにある。
請求項1記載の発明では、推力発生モジュールは、基体の重心を包囲して基体に複数設けられている。そして、推力発生モジュールは、モジュール駆動部によって基体に対する角度が変更される。そのため、推力発生モジュールから発生する推進力の方向は、基体に設けられた推力発生モジュールの角度によって調整される。これにより、推力発生モジュールの角度によって、飛行方向および飛行速度が変更され、飛行中、基体は一定の姿勢を維持する。したがって、基体の傾斜を招くことなく、飛行方向および飛行速度を変更することができ、基体の姿勢を一定に維持することができる。
また、請求項1記載の発明では、推力発生モジュールは、一対の第一ファン部および第二ファン部を有している。これら第一ファン部と第二ファン部とは、プロペラの回転方向が互いに逆に設定されている。そのため、推力発生モジュールは、第一ファン部と第二ファン部とで生じるジャイロ効果が相殺される。したがって、基体の無用な旋回が低減され、基体の姿勢をより安定して維持することができる。
第1実施形態による飛行装置の簡略化した構成を示す概略図 第1実施形態による飛行装置をヨー軸方向の上方から見た模式的な斜視図 第2実施形態による飛行装置の簡略化した構成を示す概略図 第3実施形態による飛行装置の簡略化した構成を示す概略図 第4実施形態による飛行装置の簡略化した構成を示す概略図 第5実施形態による飛行装置の簡略化した構成を示す概略図 第6実施形態による飛行装置の簡略化した構成を示す概略図 第6実施形態による飛行装置の推力発生モジュールを示す模式図 第6実施形態による飛行装置の推力発生モジュールの変形例を示す模式図 第7実施形態による飛行装置を示す模式的な斜視図 第7実施形態による飛行装置の推力発生モジュールを示す模式図 第8実施形態による飛行装置の推力発生モジュールを示す模式図
以下、飛行装置の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態による飛行装置10は、図1および図2に示すように基体11、推力発生モジュール12およびモジュール駆動部13を備えている。飛行装置10は、無線もしくは有線による遠隔制御、または航法制御による自立的な制御によって無人で飛行する無人飛行装置である。第1実施形態の場合、基体11は、図2に示すように本体14およびフレーム15を有している。本体14は、飛行装置10のヨー軸方向において上方に位置している。本体14は、平板状に形成されている。本体14は、推力発生モジュール12の数にあわせてモジュール収容部16を有している。モジュール収容部16は、本体14の外周側の端部からヨー軸を中心とする径方向の内側へ窪んでいる。フレーム15は、飛行装置10のヨー軸方向において下方に位置している。フレーム15は、概ね円環状に形成されており、推力発生モジュール12の外側を包囲している。
推力発生モジュール12は、基体11の重心を包囲して設けられている。第1実施形態の場合、基体11の重心は、概ね飛行装置10のヨー軸が貫く位置にある。これにより、第1実施形態の場合、推力発生モジュール12は、ヨー軸を包囲する円周上に配置されている。また、第1実施形態の場合、飛行装置10は、ヨー軸を包囲する円周の周方向へ3つの推力発生モジュール12を備えている。
推力発生モジュール12は、それぞれ一対となった第一ファン部21および第二ファン部22を有している。第一ファン部21は、プロペラ211、モータ212および第一筒部213を有している。モータ212は、第一ファン部21のプロペラ211を駆動する。第一筒部213は、これらプロペラ211およびモータ212の外周側を筒状に覆っている。すなわち、第一ファン部21は、プロペラ211が第一筒部213によって覆われたダクテッドファンである。第一筒部213は、ヨー軸方向の上端および下端がそれぞれ開口している。つまり、第一筒部213は、軸方向において上端側に上部開口214を有し、下端側に下部開口215を有している。同様に、第二ファン部22は、プロペラ221、モータ222および第二筒部223を有している。モータ222は、第二ファン部22のプロペラ221を駆動する。第二筒部223は、これらプロペラ221およびモータ222の外周側を筒状に覆っている。すなわち、第二ファン部22は、第一ファン部21と同様に、プロペラ221が第二筒部223によって覆われたダクテッドファンである。第二筒部223は、ヨー軸方向の上端および下端がそれぞれ開口している。つまり、第二筒部223は、軸方向において上端側に上部開口224を有し、下端側に下部開口225を有している。
第一ファン部21のプロペラ211と第二ファン部22のプロペラ221とは、互いに逆方向に回転する。すなわち、第一ファン部21のプロペラ211は、モータ212の駆動力により図1の矢印R1で示すように第一回転方向R1へ回転する。一方、第二ファン部22のプロペラ221は、モータ222の駆動力により図1の矢印R2で示すように第二回転方向R2へ回転する。第一回転方向R1と第二回転方向R2とは互いに逆方向である。第一ファン部21は、プロペラ221が第一回転方向R1へ回転することにより、上部開口214から空気を吸入し、吸入した空気を加速して下部開口215から排出する。一方、第二ファン部22は、プロペラ221が第二回転方向R2へ回転することにより、上部開口224から空気を吸入し、吸入した空気を加速して下部開口225から排出する。これにより、推力発生モジュール12は、基体11を飛行させる推進力を発生する。
モジュール駆動部13は、図1および図2に示すように基体11と推力発生モジュール12との間に設けられている。モジュール駆動部13は、推力発生モジュール12を、図示しない回転軸を中心として図1の矢印R3で示すように駆動方向R3へ駆動する。モジュール駆動部13が推力発生モジュール12を駆動方向R3へ駆動することにより、モジュール駆動部13は、基体11のヨー軸に対する推力発生モジュール12の角度を変更する。このように、モジュール駆動部13で推力発生モジュール12を回転駆動することにより、推力発生モジュール12が発生する推進力の向きは変更される。換言すると、推力発生モジュール12が発生する推進力の向きは、モジュール駆動部13によってヨー軸に対する角度が変更される。
推力発生モジュール12が回転する中心となる回転軸は、推力発生モジュール12の重心の近傍に設けられていることが好ましい。回転軸を推力発生モジュール12の重心に設けることにより、モジュール駆動部13が推力発生モジュール12を駆動するために必要な駆動力は低減される。すなわち、推力発生モジュール12の重心の近傍に回転軸を設けることにより、モジュール駆動部13はより小さな力で推力発生モジュール12の位置を制御することができる。
第1実施形態のように3つの推力発生モジュール12は、モジュール駆動部13によって駆動方向R3へ回転駆動される。これにより、3つの推力発生モジュール12が発生する推進力の方向は、個別に変化する。各推進力発生モジュール12で発生する推進力の大きさを変更するのに加え、モジュール駆動部13によって推進力の向きを変更することにより、基体11は姿勢を一定に保持したまま飛行方向や飛行速度が変化する。例えば、基体11の本体14を地面と水平な姿勢に維持したまま、飛行装置10の飛行方向や飛行速度が変更される。すなわち、飛行装置10は、本体14を地面に対して傾斜させることなく飛行方向や飛行速度だけを変更することができる。また、飛行装置10は、例えば基体11のヨー軸と地面との角度を一定に保ったままの姿勢で飛行方向や飛行速度が変更される。
第1実施形態では、推力発生モジュール12は、基体11の重心を包囲して基体11に複数設けられている。そして、推力発生モジュール12は、モジュール駆動部13によって基体11のヨー軸に対する角度が変更される。そのため、推力発生モジュール12から発生する推進力の方向は、基体11に設けられた推力発生モジュール12の角度によって調整される。これにより、推力発生モジュール12の角度によって、飛行方向および飛行速度が変更され、飛行中、基体11は一定の姿勢を維持する。したがって、基体11の傾斜を招くことなく、飛行方向および飛行速度を変更することができ、基体11の姿勢を一定に維持することができる。
また、第1実施形態では、推力発生モジュール12は、一対の第一ファン部21および第二ファン部22を有している。これら第一ファン部21のプロペラ211と第二ファン部22のプロペラ221とは、回転方向が互いに逆に設定されている。そのため、推力発生モジュール12は、第一ファン部21と第二ファン部22とで生じるジャイロ効果が相殺される。したがって、基体11の無用な旋回が低減され、基体11の姿勢をより安定して維持することができる。
第1実施形態では、3つの推力発生モジュール12を備えている。そのため、基体11の姿勢は、3つの推力発生モジュール12が発生する推進力を制御することにより、任意に変更される。したがって、基体11の姿勢を精密に一定に維持することができる。
第1実施形態では、推力発生モジュール12の第一ファン部21および第二ファン部22は、いずれもダクテッドファンである。そのため、第一ファン部21のプロペラ211および第二ファン部22のプロペラ221が発生する空気の流れは第一筒部213および第二筒部223によって整流され、推進力が発生する方向は容易に変更可能である。したがって、推進力の方向の制御精度が向上し、基体11の姿勢をより安定して維持することができる。
第1実施形態では、モジュール駆動部13は推力発生モジュール12の重心の近傍に設けられた回転軸を中心として推力発生モジュール12を駆動する。これにより、モジュール駆動部13は、推力発生モジュール12の駆動のために必要な力が小さくなり、小型化が図られる。飛行装置10は、物品の運搬などに用いられる。そのため、飛行装置10は、できる限り軽量であることが求められる。モジュール駆動部13の小型化を図ることにより、重量の増加が抑えられる。したがって、ペイロードの維持を図りつつ、基体11の安定した姿勢の維持を図ることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による飛行装置を図3に示す。
第2実施形態では、図3に示すように飛行装置10は、2つの推力発生モジュール12を備えている。2つの推力発生モジュール12は、それぞれ第一ファン部21および第二ファン部22を有している。第一ファン部21のプロペラ211は第一回転方向R1へ回転し、第二ファン部22のプロペラ221は第二回転方向R2へ回転する。このように、一対の第一ファン部21および第二ファン部22で推力発生モジュール12を構成することにより、プロペラ211およびプロペラ221の回転にともなうジャイロ効果は低減される。したがって、推力発生モジュール12の数にかかわらずジャイロ効果を低減することができ、基体11の安定した飛行を維持することができる。
(第3、第4実施形態)
第3実施形態による飛行装置を図4、および第4実施形態による飛行装置を図5に示す。
第3実施形態の場合、モジュール駆動部13は、図4に示すように基体11の重心を中心とする円周上に配置されている。モジュール駆動部13は、この基体11の重心を中心とする円周の接線方向に設けられた回転軸を中心に推力発生モジュール12を駆動する。
第4実施形態の場合、モジュール駆動部13は、図5に示すように基体11の重心を中心とする円周上に配置されている。一方、第4実施形態では、モジュール駆動部13は、この基体11の重心の径方向に設けられた回転軸を中心に推力発生モジュール12を駆動する。
第3実施形態および第4実施形態では、モジュール駆動部13は、推力発生モジュール12を回転駆動する回転中心の配置を周方向または径方向に設定することができる。このように、飛行装置10の基体11の設計に応じて、推力発生モジュール12の駆動方向は任意に設定することができる。
(第5、第6実施形態)
第5実施形態による飛行装置を図6、および第6実施形態による飛行装置を図7に示す。
第5実施形態および第6実施形態では、推力発生モジュール12は、第一ファン部21と第二ファン部22とが直列に配置されている。推力発生モジュール12は、上述の第1実施形態から第4実施形態のように並列に配置する例に限らず、第5実施形態および第6実施形態のように直列に配置してもよい。このように、直列に配置された第一ファン部21および第二ファン部22を有する推力発生モジュール12は、互いに逆方向へ回転するプロペラ211およびプロペラ221のジャイロ効果が低減される。これら第5実施形態および第6実施形態の場合、図8に示すように筒部30は、第一筒部31と第二筒部32とが軸方向に一体に構成されている。筒部30は、軸方向において一方の端部側に開口33を有し、他方の端部側に開口34を有している。この場合、第一ファン部21および第二ファン部22が作動することにより、空気は、開口33から吸入され、第一ファン部21および第二ファン部22で加速された後、開口34から排出される。
第5実施形態の場合、モジュール駆動部13は、第3実施形態と同様に基体11の重心を中心とする円周の接線方向に設けられた回転軸を中心に推力発生モジュール12を駆動する。また、第6実施形態の場合、モジュール駆動部13は、第4実施形態と同様に基体11の重心の径方向に設けられた回転軸を中心に推力発生モジュール12を駆動する。
第5実施形態および第6実施形態では、第一ファン部21および第二ファン部22は直列に配置することができる。したがって、飛行装置10の基体11の設計に応じて、推力発生モジュール12の設計自由度を高めることができる。
第5実施形態および第6実施形態の変形例として、図9に示すように第一ファン部21と第二ファン部22とは、プロペラ211とプロペラ221とを二重反転プロペラとして構成してもよい。
(第7実施形態)
第7実施形態による飛行装置を図10に示す。
第7実施形態の飛行装置10は、基体11の本体14に設けられた搭載部40を備えている。搭載部40は、平面状に形成されている。これにより、搭載部40は、第一ファン部21の第一筒部213において一方の端部側、および第二ファン部22の第二筒部223において一方の端部側に被さっている。この場合、図11に示すように搭載部40と、第一筒部213の上部開口214および第二筒部223の上部開口224との間には、空気が流れる十分な間隔が確保されている。
このような第7実施形態の場合、第一ファン部21は、第一筒部213の軸方向において搭載部40側の端部である上部開口214から吸気して、搭載部40と反対側の端部である下部開口215から排気する。同様に、第二ファン部22は、第二筒部223の軸方向において搭載部40側の端部である上部開口224から吸気して、搭載部40と反対側の端部である下部開口225から排気する。このように、第7実施形態の飛行装置10は、第一ファン部21および第二ファン部22をダクテッドファンとし、搭載部40と第一筒部213の上部開口214および第二筒部223の上部開口224との間に空間を確保している。これにより、推力発生モジュール12の一方の端部側に搭載部40が被さる場合でも、空気は第一ファン部21および第二ファン部22を安定した流れで通過する。第7実施形態の場合、上述の複数の実施形態と同様に第一ファン部21および第二ファン部22を有する推力発生モジュール12は、モジュール駆動部13によって駆動される。
第7実施形態の場合、搭載部40は、推力発生モジュール12の端部側に被さっている。そのため、飛行装置10は、物品を搭載するための広い面が確保される。したがって、ペイロードの増加を図ることができる。また、第7実施形態の場合、推力発生モジュール12の第一ファン部21および第二ファン部22をダクテッドファンで構成することにより、空気の流れの制約を受けにくくなる。そのため、広い面積の搭載部40を確保することにより、推力発生モジュール12の端部に搭載部40が被さる場合でも、推力発生モジュール12は安定した推進力を発生する。したがって、広い搭載面積と安定した飛行とを両立することができる。さらに、第7実施形態では、推力発生モジュール12はモジュール駆動部13によって駆動される。これにより、推力発生モジュール12が発生する推進力の方向は、任意に変更される。したがって、搭載部40の姿勢を一定に維持したまま飛行速度や飛行方向を変更することができる。
(第8実施形態)
第8実施形態による飛行装置を図12に示す。
第8実施形態では、推力発生モジュール12の第一筒部213および第二筒部223は、軸方向の一方の端部が搭載部40によってほぼ塞がれている。すなわち、第一筒部213の上部開口214と搭載部40との間の距離、および第二筒部223の上部開口224と搭載部40との間の距離は、小さい、またはほとんど空間が形成されない程度に設定されている。一方、推力発生モジュール12の第一筒部213は、搭載部40側の端部付近に、第一開口部51を有している。第一開口部51は、第一筒部213の周方向へ一つ以上設けられている。同様に、第二筒部223は、搭載部40側の端部付近に、第二開口部52を有している。第二開口部52は、第二筒部223の周方向へ一つ以上設けられている。
上記の構成により、第一ファン部21は、モータ212でプロペラ211を駆動することにより、プロペラ211よりも搭載部40側に設けられた第一開口部51から吸気して、搭載部40と反対側に位置する下部開口215から排気する。同様に、第二ファン部22は、モータ222でプロペラ221を駆動することにより、プロペラ221よりも搭載部40側に設けられた第二開口部52から吸気して、搭載部40と反対側に位置する下部開口225から排気する。これにより、第一筒部213の上部開口214と搭載部40との間の距離、および第二筒部223の上部開口224と搭載部40との間の距離が小さいときでも、第一ファン部21は第一開口部51から空気を吸入し、第二ファン部22は第二開口部52から空気を吸入する。
第8実施形態では、第一筒部213は第一開口部51を有し、第二筒部223は第二開口部52を有している。そのため、第一ファン部21および第二ファン部22は、第一筒部213および第二筒部223と搭載部40との間の形状に依存することなく、十分な空気を吸入する。したがって、推力発生モジュール12および搭載部40の設計自由度を高めることができ、より大きなペイロードの確保、および飛行姿勢の安定化を図ることができる。
なお、空気を排気する場合、プロペラ211およびプロペラ221を通過した空気は、第一筒部213のプロペラ211よりも搭載部40から遠い側、または第二筒部223のプロペラ221よりも搭載部40から遠い側に形成した開口から排出する構成としてもよい。
(その他の実施形態)
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
以上説明した複数の実施形態では、推力発生モジュール12が第一筒部213および第二筒部223を有するダクテッドファンを例に説明した。しかし、第1実施形態から第6実施形態の例の場合、推力発生モジュール12は第一筒部213および第二筒部223を有していなくてもよい。すなわち、第1実施形態から第6実施形態の場合、推力発生モジュール12は、第一ファン部21のプロペラ211および第二ファン部22のプロペラ221が露出したオープンロータであってもよい。
また、複数の実施形態では、モジュール駆動部13は、回転軸を中心に推力発生モジュール12を回転駆動する例について説明した。しかし、モジュール駆動部13は、基体11と推力発生モジュール12との間の角度を変更可能であれば、上述の実施形態の例に限らず、任意の構成を採用することができる。
また、複数の実施形態では、推力発生モジュール12は、基体11のヨー軸の上方から空気を吸入し、下方へ排出する例について説明した。しかし、例えば基体11が下降する場合、第一ファン部21および第二ファン部22を上述の実施形態とは逆方向へ駆動して、上昇時とは逆方向へ推進力を発生する構成としてもよい。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、10は飛行装置、11は基体、12は推力発生モジュール、13はモジュール駆動部、21は第一ファン部、22は第二ファン部、31は第一筒部、32は第二筒部、40は搭載部、51は第一開口部、52は第二開口部、211はプロペラ、213は第一筒部、221はプロペラ、223は第二筒部を示す。

Claims (9)

  1. 基体(11)と、
    前記基体(11)の重心を包囲して前記基体(11)に複数設けられ、一対の第一ファン部(21)および第二ファン部(22)を有し、前記第一ファン部(21)のプロペラ(211)は第一回転方向へ回転し、前記第二ファン部(22)のプロペラ(221)は前記第一回転方向と逆の第二回転方向へ回転し、推進力を発生する推力発生モジュール(12)と、
    前記推力発生モジュール(12)の前記基体(11)に対する角度を変更するモジュール駆動部(12)と、
    を備える飛行装置。
  2. 2つ以上の前記推力発生モジュール(12)を備える請求項1記載の飛行装置。
  3. 前記推力発生モジュール(12)は、前記第一ファン部(21)の外周側を筒状に覆う第一筒部(213)、および前記第二ファン部(22)の外周側を筒状に覆う第二筒部(223)を有するダクテッドファンである請求項1または2記載の飛行装置。
  4. 前記基体(11)に設けられ、前記第一筒部(213)の一方の端部側および前記第二筒部(223)の一方の端部側に被さる平面状の搭載部(40)をさらに備える請求項3記載の飛行装置。
  5. 前記第一ファン部(21)は、前記第一筒部(213)の軸方向において前記搭載部(40)側の端部から吸気して、前記搭載部(40)と反対側の端部から排気するとともに、
    前記第二ファン部(22)は、前記第二筒部(223)の軸方向において前記搭載部(40)側の端部から吸気して、前記搭載部(40)と反対側の端部から排気する請求項3記載の飛行装置。
  6. 前記第一ファン部(21)は、前記第一筒部(213)において前記搭載部(40)側に設けられた第一開口部(51)から吸気して、前記搭載部(40)と反対側の端部から排気するとともに、
    前記第二ファン部(22)は、前記第二筒部(223)において前記搭載部(40)側に設けられた第二開口部(52)から吸気して、前記搭載部(40)と反対側の端部から排気する請求項3記載の飛行装置。
  7. 前記第一ファン部(21)と前記第二ファン部(22)とは、並列に設けられている請求項1から6のいずれか一項記載の飛行装置。
  8. 前記第一ファン部(21)と前記第二ファン部(22)とは、直列に設けられ、前記第一筒部(31)と前記第二筒部(32)とが軸方向に一体に構成されている請求項1から6のいずれか一項記載の飛行装置。
  9. 前記モジュール駆動部(13)は、前記推力発生モジュール(12)の重心に設けられた回転軸を中心に前記推力発生モジュール(12)を回転駆動する請求項1から8のいずれか一項記載の飛行装置。
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