JP2018176214A - 電動プレス、制御方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】タクトタイムの延長を防止しつつ、ワークに対して適切な荷重で加圧作業を実行できる電動プレスを提供する。【解決手段】電動モータと、電動モータに駆動電力を供給するモータドライバーと、電動モータの動力によりワークに対して加圧作業を行うラムと、ラムの目標荷重値を記憶する目標荷重値記憶部とを有し、モータドライバーに入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、ラムがオーバーシュートする距離を推定する第1の推定部と、目標荷重値に到達するまでのラムの移動距離を推定する第2の推定部と、第1の推定部による推定値が第2の推定部による推定値となった時点で駆動指令パルス信号の供給を停止する駆動指令パルス信号停止部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、電動プレス、制御方法およびプログラムに関する。
一般に、電動プレスにおいては、「一定速度・荷重停止」、「一定速度・ディファレンシャル停止」といった駆動モードがある。このような駆動モードでは、本来、ラムが停止すべき位置からオーバーシュートしてしまう現象が生じる場合がある。このオーバーシュート量は、一般的に、ラムの駆動速度に依存し、駆動速度が高いほど、オーバーシュート量は増えることが知られている。
このようなオーバーシュート現象を低減するために、「減速荷重率」(目標の荷重に対して、設定した荷重率に到達した時点で、駆動速度を低速にした加圧を行なう制御)や「参照停止位置」(ラムが停止するであろう位置を設定することにより、その位置からは超低速で加圧する制御)といった方法が用意されている。
また、オーバーシュート量を低減するために、目標の荷重と現在荷重の差分や、荷重の増加傾向といったものに基づいて、駆動速度を適応的に変化させるといった方法も開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3076755号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、あくまでも、目標に近づくに従って駆動速度を落としていくことにより、オーバーシュートを減らそうといったものであり、駆動速度を落とすことにより、加工時間が長くなるため、タクトタイムの短縮を図ることができないという問題があった。
また、一般に、サーボモータをモータドライバーでパルス制御駆動する場合、モータドライバーに入力する指令パルス信号の供給を停止したときには、モータドライバーがその時点で持っている指令パルス位置とモータエンコーダの示す位置との差、いわゆる「溜まりパルス」に相当する距離だけ指令パルス信号の供給を停止した位置よりも移動して停止する。このような現象から、指令パルス信号の供給を停止したと同時に、この「溜まりパルス」をなくすようにすれば、オーバーシュート現象を発生しない様にすることも可能であると考えられる。
確かに、「溜まりパルス」をなくすと、最終的な停止位置は指令パルス信号の供給を停止した位置となるが、その動作としては、一旦、指令パルス信号の供給を停止した位置を行き過ぎた後、戻ってきて停止するといった挙動になる。
そのため、上記のような挙動は、加工作業として加圧駆動をしているプレスの動作としては不適切である。実際、曲げ加工や圧入加工で、一旦、オーバーシュートをして、ワークを押してしまうと、その後に適切な位置に戻ってきたとしても意味はなく、また停止した時の荷重値は加圧した最大値ではなく、荷重不足の値になってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、タクトタイムの延長を防止しつつ、ワークに対して適切な荷重で加圧作業を実行できる電動プレス、制御方法およびプログラムを提供する。
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、電動モータと、該電動モータに駆動電力を供給するモータドライバーと、前記電動モータの動力によりワークに対して加圧作業を行うラムと、該ラムの目標荷重値を記憶する目標荷重値記憶部とを有し、前記モータドライバーに入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、前記ラムがオーバーシュートする距離を推定する第1の推定部と、前記目標荷重値に到達するまでの前記ラムの移動距離を推定する第2の推定部と、前記第1の推定部による推定値が前記第2の推定部による推定値となった時点で前記駆動指令パルス信号の供給を停止する駆動指令パルス信号停止部と、を備えたことを特徴とする電動プレスを提案している。
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記ラムの速度を検出する速度検出部を有し、前記第1の推定部は、前記ラムがオーバーシュートする距離をD〔mm〕、速度依存係数をK〔sec〕、前記ラムの速度をV〔mm/s〕としたときに、数1に基づいて、前記ラムがオーバーシュートする距離を推定することを特徴とする電動プレスを提案している。
形態3;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記ラムの速度を検出する速度検出部と、該ラムにかかる荷重値を検出する荷重値検出部とを有し、前記第1の推定部は、前記ラムがオーバーシュートする距離をDvf〔mm〕、速度依存係数をK〔sec〕、前記ラムの速度をV〔mm/s〕、荷重依存係数をK〔sec/N〕、前記荷重値をF〔N〕としたときに、数2に基づいて、前記ラムがオーバーシュートする距離を推定することを特徴とする電動プレスを提案している。
形態4;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記ラムの位置を検出する位置検出部と、該ラムにかかる荷重値を検出する荷重値検出部と、前記ラムの位置と該位置において前記ラムにかかる荷重値とを紐付けたデータ列を記憶するデータ列記憶部と、前記データ列記憶部に記憶されたデータ列に基づいて、荷重傾斜値を算出する荷重傾斜値算出部と、を備え、前記第2の推定部が、前記荷重値検出部が検出する現在の前記ラムにかかる荷重値と前記荷重傾斜値算出部が算出する前記荷重傾斜値とに基づいて、前記目標荷重値記憶部に記憶された前記目標荷重値に前記荷重値検出部により検出される荷重値が到達するまでの前記ラムの移動距離を推定することを特徴とする電動プレスを提案している。
形態5;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記荷重傾斜値算出部は、前記荷重傾斜値として、前記ラムの位置の変化に関する荷重値の1階微分値を算出することを特徴とする電動プレスを提案している。
形態6;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記荷重傾斜値算出部は、前記荷重傾斜値を回帰計算により算出することを特徴とする電動プレスを提案している。
形態7;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記荷重傾斜値算出部は、さらに、前記ラムの位置の変化に関する荷重値の2階微分値を算出し、前記第2の推定部は、前記目標荷重値をF〔N〕、現在の荷重値をF〔N〕、前記荷重傾斜値をS〔N/mm〕、前記荷重値の2階微分値をSsf〔N/mm2〕、前記移動距離をD〔mm〕としたときに、数3に基づいて、Dを推定することを特徴とする電動プレスを提案している。
形態8;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記ラムを一旦停止させた後、前記ラムをさらに、所定の設定位置に移動させて、ワークに対して加圧作業を行なう場合に、前記第1の推定部が推定した前記ラムがオーバーシュートする距離に対する位置を基点として、さらに、前記設定位置までの距離に相当する駆動指令パルス信号を前記モータドライバーに入力することを特徴とする電動プレスを提案している。
形態9;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、電動モータと、該電動モータに駆動電力を供給するモータドライバーと、前記電動モータの動力により、ワークに対して加圧動作を行なうラムと、前記ラムにかかる荷重値を検出する荷重値検出部と、前記ラムの位置を検出する位置検出部と、を備えた電動プレスであって、前記モータドライバーに入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、前記ラムがオーバーシュートする距離を推定する第1の推定部と、前記ラムの位置と該位置において前記ラムにかかる荷重値とを紐付けたデータ列を記憶するデータ列記憶部と、前記データ列記憶部に記憶されたデータ列に基づいて、荷重傾斜値を算出する荷重傾斜値算出部と、目標荷重傾斜値を記憶する目標荷重傾斜値記憶部と、前記荷重傾斜値算出部が算出する現在の荷重傾斜値と前記目標荷重傾斜値記憶部に記憶されたが前記目標荷重傾斜値とに基づいて、前記目標荷重傾斜値に到達するまでの前記ラムの移動距離を推定する第3の推定部と、前記第1の推定部による推定値が前記第3の推定部による推定値となった時点で前記駆動指令パルス信号の供給を停止する駆動指令パルス信号停止部と、を備えたことを特徴とする電動プレスを提案している。
形態10;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記荷重傾斜値算出部は、前記荷重傾斜値を、前記ラムの位置の変化に関する荷重値の1階微分値あるいは回帰計算により算出するとともに、前記ラムの位置の変化に関する荷重値の2階微分値を算出し、前記第3の推定部は、前記目標荷重傾斜値をSft〔N/mm〕、前記1階微分値あるいは回帰計算により算出した荷重傾斜値(現在荷重傾斜値)をSf0〔N/mm〕、前記荷重値の2階微分値をSsf〔N/mm2〕、前記目標荷重傾斜値となるまでの移動距離をD〔mm〕としたときに、数4に基づいて、Dを推定することを特徴とする電動プレスを提案している。
形態11;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、電動モータと、該電動モータに駆動電力を供給するモータドライバーと、前記電動モータの動力によりワークに対して加圧作業を行うラムと、該ラムの目標荷重値を記憶する目標荷重値記憶部と、第1の推定部と、第2の推定部と、駆動指令パルス信号停止部と、を有する電動プレスにおける制御方法であって、前記第1の推定部が前記モータドライバーに入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、前記ラムがオーバーシュートする距離を推定する第1の工程と、前記第2の推定部が、前記目標荷重値に到達するまでの前記ラムの移動距離を推定する第2の工程と、前記駆動指令パルス信号停止部が前記第1の推定部による推定値が前記第2の推定部による推定値となった時点で前記駆動指令パルス信号の供給を停止する第3の工程と、を備えたことを特徴とする制御方法を提案している。
形態12;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、電動モータと、該電動モータに駆動電力を供給するモータドライバーと、前記電動モータの動力によりワークに対して加圧作業を行うラムと、該ラムの目標荷重値を記憶する目標荷重値記憶部と、第1の推定部と、第2の推定部と、駆動指令パルス信号停止部と、を有する電動プレスにおける制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記第1の推定部が前記モータドライバーに入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、前記ラムがオーバーシュートする距離を推定する第1の工程と、前記第2の推定部が、前記目標荷重値に到達するまでの前記ラムの移動距離を推定する第2の工程と、前記駆動指令パルス信号停止部が前記第1の推定部による推定値が前記第2の推定部による推定値となった時点で前記駆動指令パルス信号の供給を停止する第3の工程と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、タクトタイムの延長を防止しつつ、ワークに対して適切な荷重で加圧作業を実行できるという効果がある。
本発明の第1の実施形態に係る電動プレスの構造を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電動プレスの電気的構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る中央演算処理装置の電気的構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る駆動指令パルス信号停止部の電気的構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電動プレスの処理を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る無負荷状態で速度Vをパラメータとして変化させた場合に、駆動指令パルス信号が停止した時点からラムが停止するまでの距離との関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る中央演算処理装置の電気的構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る電動プレスの処理を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る電動プレスの電気的構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る中央演算処理装置の電気的構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る電動プレスの処理を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について、図1から図6を用いて説明する。
<電動プレスの構造>
図1を用いて、本実施形態に係る電動プレスの構造を説明する。
本実施形態に係る電動プレス100は、図1に示すように、昇降動作により、ワークW(加工対象)に対して所望の圧力を与えるプレス用のラム1と、該ラム1に昇降動作(直線運動)を与えるボール螺子2とからなり、これらが、プレス本体3内に設けられている。また、駆動源となるACサーボモータ等のサーボモータ4もプレス本体3に接続されたケーシング5の頭部枠体内に収納されている。そして、サーボモータ4の駆動は、プーリ、ベルトを介してボール螺子2に伝達される。
ラム1は、図1に示すように、筒状体に形成されている。具体的には、円筒状に形成された筒状本体1aの内部に軸方向に沿って中空状部が形成されており、該中空状部の内部にボール螺子2の螺子軸2aが挿入可能となっている。また、ラム1の筒状本体1aの軸長方向端部箇所には、ボール螺子2のナット体2bが固着されている。
筒状本体1aの先端部には、起歪柱9が装着自在となるように構成されており、実際には、起歪柱9がワークWに当接して、適宜、圧力を与えるものである。また、起歪柱9は、歪ゲージが取り付け可能に構成され、この歪ゲージによって、ワークWに与える圧力を検出することができるようになっている。
筒状本体1aの外周側面を包むようにして筒状ガイド6が設けられている。筒状ガイド6は、ケーシング5内に固定され、該筒状ガイド6に沿ってラム1が昇降移動可能に構成されている。
<電動プレスの電気的構成>
図2に示すように、本実施形態に係る電動プレス100は、サーボモータドライバー13と、エンコーダ14と、CPU(中央演算処理装置)20と、制御プログラム記憶部21と、表示部22と、操作部23と、一時記憶部24と、目標荷重値記憶部25と、データ列記憶部26と、回路部27と、駆動指令パルス発生部28と、エンコーダ位置カウンタ29とから構成されている。
制御プログラム記憶部21は、CPU(中央演算処理装置)20が電動プレス100全体の動作や処理を制御するための制御プログラムを記憶する。例えば、本実施形態においては、プレス作業に関するメインプログラムはもとより、後述するサーボモータドライバー13に入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、ラム1がオーバーシュートする距離を推定するオーバーシュート距離推定プログラムモジュールや目標荷重値に到達するまでのラム1の距離を推定するラム移動距離推定プログラムモジュール、オーバーシュート距離推定プログラムモジュールによる推定値がラム移動距離推定プログラムモジュールによる推定値となった時点で駆動指令パルス信号の供給を停止する駆動指令パルス信号供給停止プログラムモジュール等を記憶する。表示部22は、各種情報を表示する表示装置である。本実施形態では、プログラムNoや加圧条件、処理ワーク数等の情報を表示する。
操作部23は、加圧条件等を設定するためのタッチパネル、タクトスイッチ等で構成されている。一時記憶部24は、一時的なデータを記憶する。目標荷重値記憶部25は、ラム1の目標荷重値を記憶する。データ列記憶部26は、エンコーダ位置カウンタ29から得られる位置情報と起歪柱9および回路部27において検出された荷重値とを関連付けて記憶する。
回路部27は、起歪柱9に取り付けられた歪みゲージの抵抗変化に対する信号を増幅し、A/D変換処理によりアナログ信号をデジタル信号に変換した後に、CPU(中央演算処理装置)20へ出力する。CPU(中央演算処理装置)20は、回路部27から入力したデジタル信号により荷重値を検出する。
駆動指令パルス発生部28は、CPU(中央演算処理装置)20からの指令に基づいて、所望の駆動指令パルスを発生し、後述する駆動指令パルス信号停止部を介して、サーボモータドライバー13に出力する。エンコーダ14は、ラム1の位置を検出するために利用されるためのものであり、サーボモータ4に連結されている。エンコーダ位置カウンタ29は、エンコーダ14からのパルス信号をカウントアップする。CPU(中央演算処理装置)20は、エンコーダ14のカウント値からラム1の位置を検出する。
<中央演算処理装置の電気的構成>
本実施形態に係る中央演算処理装置20は、図3に示すように、速度検出部30と、第1の推定部31と、荷重傾斜値算出部33と、第2の推定部34と、駆動指令パルス信号停止部35とから構成されている。
速度検出部30は、エンコーダ位置カウンタ29からの入力信号と図示しないタイマーの値とによりラム1の速度を検出し、第1の推定部31に出力する。
第1の推定部31は、サーボモータドライバー13に入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、ラム1がオーバーシュートする距離を推定する。
ここで、サーボモータ4を用いて、負荷(本実施形態ではラム1)を駆動する場合、サーボモータ4の特性により、サーボモータドライバー13からの駆動指令パルス信号の1パルスあたりのモータ回転角度が決まることにより、サーボモータ4の回転による負荷の移動距離が決まる。しかしながら、負荷の駆動中においては、実際には、指示した位置と現在の位置との差分(誤差分)が発生し、駆動指令パルス信号を止めても、負荷が移動してしまう現象、所謂、オーバーシュートが生じてしまう。このオーバーシュートの量を以下では、適宜、「溜りパルス量」と記す。第1の推定部31は、この溜りパルス量を推定する。
具体的には、オーバーシュートによるラム1の移動量(溜りパルス量)は、速度に比例する要素と、荷重に比例する要素とがあることから、溜りパルス量をDvf〔mm〕、速度依存係数をK〔sec〕、ラム1の速度をV〔mm/s〕、荷重依存係数をK〔sec/N〕、荷重値をF〔N〕としたときに、数1に基づいて、溜りパルス量を推定する。
Figure 2018176214
ここで、速度依存係数Kは、速度に比例する溜りパルス量の係数であり、荷重依存係数Kは、荷重によって発生する溜りパルス量の係数であって、この係数も速度に依存する。そのため、溜りパルス量はこれらの和として推定される。なお、速度依存係数Kや荷重依存係数Kは、駆動系やサーボモータドライバー13のフィードパックゲインによって変わる。そのため、これらの計数の値は事前に測定によって求める。具体的には、無負荷状態(荷重値F=0)において、速度Vをパラメータとして変えていき、指令駆動パルス信号が停止した時点から負荷(本実施形態ではラム1)が移動停止するまでの距離を測定する。この具体例を図6に示す。図6において、グラフの傾きが速度依存係数Kに相当する。また、荷重依存係数Kについては、負荷(本実施形態ではラム1)をかけた時に、速度依存係数Kの測定の場合と同様の測定を行い、K*Vの項を除いたものの係数からその値を求めることができる。
なお、上記のように、現在の速度と荷重値とから溜りパルス量を算出する代わりに、サーボモータドライバー13がサーボモータドライバー13に溜まっているパルス量を把握し、これをCPU(中央演算処理装置)20に送信する機能を有する場合には、サーボモータドライバー13からCPU(中央演算処理装置)20が直接、溜りパルス量をリアルタイムに取得するようにしてもよい。
また、数1において、荷重依存係数をKの値は小さいため、溜りパルス量をDvfに対する荷重値Fの項の影響は限定的ともいえる。そこで、簡易的に、溜りパルス量をD〔mm〕を速度依存係数K〔sec〕とラム1の速度をV〔mm/s〕とから数2に基づいて求めてもよい。
Figure 2018176214
荷重傾斜値算出部33は、データ列記憶部26に記憶されたデータ列に基づいて、荷重傾斜値を算出する。荷重傾斜値算出部33は、荷重傾斜値として、ラム1の位置の変化に関する荷重値の1階微分値を算出する。具体的には、例えば、荷重傾斜値をS〔N/mm〕、荷重値をF〔N〕、距離をD〔mm〕としたときに、荷重傾斜値S〔N/mm〕を数3に基づいて、算出する。
Figure 2018176214
また、荷重傾斜値算出部33は、回帰直線を用いる直線回帰計算により荷重傾斜値を求めることもできる。この場合、荷重傾斜値をS〔N/mm〕、加圧部位の位置データ系列を(x1、x2、・・・・、xn)、荷重のデータ系列を(y1、y2、・・・・、yn)とすると、荷重傾斜値S〔N/mm〕は、数4に基づいて、算出される。
Figure 2018176214
第2の推定部34は、目標荷重値に到達するまでのラム1の移動距離を推定する。具体的には、回路部27(荷重値検出部)が検出する現在のラム1にかかる荷重値と荷重傾斜値算出部33が算出する荷重傾斜値とに基づいて、目標荷重値記憶部25に記憶された目標荷重値に回路部27(荷重値検出部)により検出される荷重値が到達するまでのラム1の移動距離を推定する。つまり、無負荷状態における現在の荷重値をF〔N〕とし、荷重傾斜値算出部33が算出した荷重傾斜値をS〔N/mm〕とし、求めるラム1の移動距離をD〔mm〕とすると、数5の関係となる。
Figure 2018176214
数5において、目標荷重値をF〔N〕とし、目標荷重値Fに到達するまでのラムの移動距離をDとすると、数6のようになる。ここで、数6を変形すると、目標荷重値Fに到達するまでのラムの移動距離Dを求める数7となる。したがって、数7に目標荷重値F〔N〕、現在の荷重値をF〔N〕、荷重傾斜値S〔N/mm〕の値を代入すれば、目標荷重値Fに到達するまでのラム1の移動距離Dを求めることができる。
Figure 2018176214
Figure 2018176214
なお、上記では、荷重傾斜値S〔N/mm〕からの1次近似として、目標荷重値Fに到達するまでのラム1の移動距離Dを求める方法を例示したが、荷重値の距離に対する2階微分値を用いて、2次近似として、目標荷重値Fに到達するまでのラム1の移動距離Dを求めることもできる。
具体的には、荷重値の2階微分値Ssf〔N/mm〕を数8とすると、荷重値Fは、数9のように表される。ここで、数9において、荷重値Fを目標荷重値Fと、距離Dを目標荷重値Fに到達するまでのラム1の移動距離Dとすると、数10のようになる。この数10を変形して、数11のように、Dに関する2次方程式として、これを解くと、数12に示すように、Dを求めることができる。
Figure 2018176214
Figure 2018176214
Figure 2018176214
Figure 2018176214
Figure 2018176214
駆動指令パルス信号停止部35は、第1の推定部31による推定値(溜りパルス量(ラム1がオーバーシュートする距離))が第2の推定部34による推定値(目標荷重値に到達するまでのラム1の移動距離)となった時点で駆動指令パルス信号の供給を停止する。
駆動指令パルス信号停止部35の具体的な構成は、例えば、図4に示すように、比較部36とスイッチ素子SWと抵抗器Rとからなっている。比較部36は、第1の推定部31から得られる溜りパルス量(ラム1がオーバーシュートする距離)と第2の推定部34から得られる目標荷重値に到達するまでのラム1の移動距離とを比較して、溜りパルス量(ラム1がオーバーシュートする距離)が目標荷重値に到達するまでのラム1の移動距離となった時点でスイッチ素子SWを閉状態とする。スイッチ素子SWが閉状態となると、サーボモータドライバー13の駆動指令パルス信号入力端子が「Low」レベルとなることから、サーボモータドライバー13がサーボモータ4に供給する電力がOFFとなる。なお、スイッチ素子SWとしては、トランジスタやFET(Field effect transistor)等の電子部品を用いることができる。また、抵抗器Rに代えて、Vの小さいショットキーダイオードを用いてもよい。
<電動プレスの処理>
図5を用いて、本実施形態に係る電動プレス100の処理について説明する。
まず、CPU(中央演算処理装置)20は、目標荷重値記憶部25から目標荷重値を読み出し、一時記憶部24に格納する(ステップS101)。CPU(中央演算処理装置)20は、一時記憶部24に格納した目標荷重値に基づき、駆動指令パルス発生部28に駆動指令パルスを発生させ、発生させた駆動指令パルス信号をサーボモータドライバー13に出力する(ステップS102)。
次いで、CPU(中央演算処理装置)20は、一時記憶部24から読み出した目標荷重値と荷重値検出部(回路部27)が検出した現在のラム1にかかる現在荷重値とを比較し、目標荷重値と現在荷重値との差分値が予め定めた規定値以下であるか否かを判定する(ステップS103)。そして、判定の結果、目標荷重値と現在荷重値との差分値が予め定めた規定値以下でないと判定した場合(ステップS103の「No」)には、ステップS102に戻る。なお、ステップS103において、目標荷重値と現在荷重値との差分値が予め定めた規定値以下であるか否かを判定するのは、目標荷重値にある程度近づいた時点から第1の推定部31を起動させるためであり、規定値としては、例えば、最大加圧力の5%程度が妥当であると考えられる。
判定の結果、目標荷重値と現在荷重値との差分値が予め定めた規定値以下であると判定した場合(ステップS103の「Yes」)には、第1の推定部31を起動して、現在の速度と荷重値とから駆動指令パルス信号の溜り量を検出する(ステップS104)。
次に、荷重傾斜値算出部33により荷重傾斜値を算出し(ステップS105)、第2の推定部34を起動させ、荷重値検出部(回路部27)が検出した現在のラム1にかかる現在荷重値と荷重傾斜値算出部33が算出した荷重傾斜値とに基づいて、目標荷重値記憶部25に記憶された目標荷重値に荷重値検出部(回路部27)により検出される現在荷重値が到達するまでのラム1の移動距離を推定する(ステップS106)。
そして、駆動指令パルス信号停止部35が、第1の推定部31が検出するオーバーシュート距離に相当する駆動指令パルス信号の溜り量が第2の推定部34が算出する移動距離と一致するのかを判断し(ステップS107)、一致したと判断すると(ステップS107の「Yes」)、駆動指令パルスの出力を停止する(ステップS108)。一方で、駆動指令パルス信号停止部35が、第1の推定部31が検出するオーバーシュート距離に相当する駆動指令パルス信号の溜り量が第2の推定部34が算出する移動距離と一致しないと判断した場合(ステップS107の「No」)には、処理をステップS102に戻す。
<本実施形態の作用・効果>
本実施形態に係る電動プレスによれば、サーボモータドライバー13に入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、ラム1がオーバーシュートする距離を推定する第1の推定部31と、目標荷重値に到達するまでのラム1の移動距離を推定する第2の推定部34と、第1の推定部31による推定値が第2の推定部34による推定値となった時点で駆動指令パルス信号の供給を停止する駆動指令パルス信号停止部35と、を備えていることから、タクトタイムの延長を防止しつつ、ワークに対して適切な荷重で加圧作業を実行できる。
また、第1の推定部31は、ラム1がオーバーシュートする距離Dvf〔mm〕、速度依存係数K〔sec〕、ラム1の速度V〔mm/s〕、荷重依存係数K〔sec/N〕、荷重値F〔N〕をパラメータとした関係式によりラム1がオーバーシュートする距離(溜りパルス量)を推定することから、簡易な計算処理により、正確にラム1がオーバーシュートする距離(溜りパルス量)を推定することができる。
また、第1の推定部31は、ラム1がオーバーシュートする距離D〔mm〕、速度依存係数K〔sec〕、ラム1の速度V〔mm/s〕をパラメータとした関係式によりラム1がオーバーシュートする距離(溜りパルス量)をさらに簡略化した計算式により推定することができる。
さらに、第2の推定部34は、目標荷重値F〔N〕、現在の荷重値F〔N〕、荷重傾斜値S〔N/mm〕、荷重値の2階微分値Ssf〔N/mm2〕、移動距離D〔mm〕をパラメータとした関係式により、目標荷重値記憶部25に記憶された目標荷重値に荷重値検出部(回路部27)により検出される現在荷重値が到達するまでのラム1の移動距離を推定する。そのため、簡易な計算処理により、正確に、目標荷重値に現在荷重値が到達するまでのラム1の移動距離を推定することができる。
<第2の実施形態>
図7、8を用いて、本実施形態に係る電動プレス110について説明する。なお、本実施形態に係る電動プレス110は、設定荷重値で一旦停止し、そこから指定された距離だけラム1を移動させて加圧作業を行なう2段駆動方式に関するものである。
<中央演算処理装置の電気的構成>
本実施形態に係る中央演算処理装置20Aは、図7に示すように、速度検出部30と、第1の推定部41と、荷重傾斜値算出部33と、第2の推定部44と、駆動指令パルス信号停止部45とから構成されている。なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同様の機能を有するものであることから、その詳細な説明は省略する。
第1の推定部41は、1段目の駆動処理のために、サーボモータドライバー13に入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、ラム1がオーバーシュートする距離(溜りパルス量)を推定する。また、第1の推定部41は、1段目の駆動処理において、駆動指令パルス信号停止部45が駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、実際にラム1の駆動終了を待つこと無く、1段目の駆動処理で推定したラム1がオーバーシュートする距離(溜りパルス量)に対応する位置を基点として、さらに、目標位置までの距離に相当する駆動指令パルス信号がサーボモータドライバー13に入力された際に、その入力された駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、ラム1がオーバーシュートする距離(溜りパルス量)を推定する。なお、オーバーシュートする距離の推定方法は、第1の実施形態と同様である。
第2の推定部44は、1段目の駆動処理において、目標荷重値に到達するまでのラム1の距離を推定する。また、第2の推定部44は、1段目の駆動処理において、駆動指令パルス信号停止部45が駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、実際にラム1の駆動終了を待つこと無く、2段目の駆動処理において、目標荷重値に到達するまでのラム1の距離を推定する。なお、目標荷重値に到達するまでのラム1の距離の推定方法は、第1の実施形態と同様である。
駆動指令パルス信号停止部45は、1段目の駆動処理において、第1の推定部41による推定値(溜りパルス量(ラム1がオーバーシュートする距離))が第2の推定部44による推定値(目標荷重値に到達するまでのラム1の移動距離)となった時点で駆動指令パルス信号の供給を停止する。また、2段目の駆動処理において、第1の推定部41による推定値(溜りパルス量(ラム1がオーバーシュートする距離))が第2の推定部44による推定値(目標荷重値に到達するまでのラム1の移動距離)となった時点で駆動指令パルス信号の供給を停止する。なお、駆動指令パルス信号停止部45の構成は、第1の実施形態と同様である。
<電動プレスの処理>
図8を用いて、本実施形態に係る電動プレスの処理について説明する。
まず、CPU(中央演算処理装置)20Aは、1段目の駆動処理として、目標荷重値記憶部25から目標荷重値を読み出し、一時記憶部24に格納する(ステップS201)。CPU(中央演算処理装置)20Aは、一時記憶部24に格納した目標荷重値に基づき、駆動指令パルス発生部28に駆動指令パルスを発生させ、発生させた駆動指令パルス信号をサーボモータドライバー13に出力する(ステップS202)。
次いで、CPU(中央演算処理装置)20Aは、一時記憶部24から読み出した目標荷重値と荷重値検出部(回路部27)が検出した現在のラム1にかかる現在荷重値とを比較し、目標荷重値と現在荷重値との差分値が予め定めた規定値以下であるか否かを判定する(ステップS203)。そして、判定の結果、目標荷重値と現在荷重値との差分値が予め定めた規定値以下でないと判定した場合(ステップS203の「No」)には、ステップS202に戻る。なお、ステップS203において、目標荷重値と現在荷重値との差分値が予め定めた規定値以下であるか否かを判定するのは、目標荷重値にある程度近づいた時点から第1の推定部41を起動させるためであり、規定値としては、例えば、最大加圧力の5%程度が妥当であると考えられる。
判定の結果、目標荷重値と現在荷重値との差分値が予め定めた規定値以下であると判定した場合(ステップS203の「Yes」)には、第1の推定部41を起動して、現在の速度と荷重値とから駆動指令パルス信号の溜り量を検出する(ステップS204)。
次に、荷重傾斜値算出部33により荷重傾斜値を算出し(ステップS105)、第2の推定部44を起動させ、荷重値検出部(回路部27)が検出した現在のラム1にかかる現在荷重値と荷重傾斜値算出部33が算出した荷重傾斜値とに基づいて、目標荷重値記憶部25に記憶された目標荷重値に荷重値検出部(回路部27)により検出される現在荷重値が到達するまでのラム1の移動距離を推定する(ステップS206)。
そして、駆動指令パルス信号停止部45が、第1の推定部41が検出するオーバーシュート距離に相当する駆動指令パルス信号の溜り量が第2の推定部44が算出する移動距離と一致するのかを判断し(ステップS207)、一致したと判断すると(ステップS207の「Yes」)、駆動指令パルスの出力を停止する(ステップS208)。一方で、駆動指令パルス信号停止部45が、第1の推定部41が検出するオーバーシュート距離に相当する駆動指令パルス信号の溜り量が第2の推定部44が算出する移動距離と一致しないと判断した場合(ステップS207の「No」)には、処理をステップS202に戻す。
駆動指令パルスの出力を停止すると、CPU(中央演算処理装置)20Aは、ステップS201からステップS208までの一連の処理が、1段目の駆動処理であるのか、2段目の駆動処理であるのかを判定し、1段目の駆動処理であると判定した場合(ステップS209の「No」)には、ステップS201に戻り、ステップS201からステップS208までの一連の処理を実行する。一方、2段目の駆動処理であると判定した場合(ステップS209の「Yes」)には、処理を終了する。
<本実施形態の作用・効果>
本実施形態に係る電動プレスによれば、2段駆動方式による加圧作業の場合でも、サーボモータドライバー13に入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、ラム1がオーバーシュートする距離を推定する第1の推定部41と、目標荷重値に到達するまでのラム1の移動距離を推定する第2の推定部44と、第1の推定部41による推定値が第2の推定部44による推定値となった時点で駆動指令パルス信号の供給を停止する駆動指令パルス信号停止部45と、を備えているおり、1段目の駆動処理と2段目の駆動処理との間で、実際に駆動が終了することを待つことがないため、タクトタイムの延長を防止しつつ、ワークに対して適切な荷重で加圧作業を実行できる。
<第3の実施形態>
図9から図11を用いて、本実施形態に係る電動プレス120について説明する。なお、本実施形態に係る電動プレス120は、荷重の傾きが目標荷重傾斜値を越えたところで停止処理を行なう、所謂、ディファレンシャル荷重停止方式に関するものである。
<電動プレスの電気的構成>
図9に示すように、本実施形態に係る電動プレス120は、サーボモータドライバー13と、エンコーダ14と、CPU(中央演算処理装置)20Bと、制御プログラム記憶部21と、表示部22と、操作部23と、一時記憶部24と、目標荷重傾斜値記憶部25Aと、データ列記憶部26と、回路部27と、駆動指令パルス発生部28と、エンコーダ位置カウンタ29とから構成されている。なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同様の機能を有するものであることから、その詳細な説明は省略する。
目標荷重傾斜値記憶部25Aは、本実施形態に係る目標荷重傾斜値を記憶する。
<中央演算処理装置の電気的構成>
本実施形態に係る中央演算処理装置20Bは、図10に示すように、速度検出部30と、第1の推定部31と、荷重傾斜値算出部33と、第3の推定部38と、駆動指令パルス信号停止部55とから構成されている。なお、第1の実施形態および第2の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同様の機能を有するものであることから、その詳細な説明は省略する。
第3の推定部38は、荷重傾斜値算出部33が算出する現在の荷重傾斜値と目標荷重傾斜値記憶部25Aに記憶された目標荷重傾斜値とに基づいて、目標荷重傾斜値に到達するまでのラム1の移動距離を推定する。
ここで、第3の推定部38は、以下に示すように、目標荷重傾斜値に到達するまでのラム1の移動距離を推定する。
まず、Sを荷重傾斜値〔N/mm〕、Sf0を現在荷重傾斜値〔N/mm〕、Dを距離〔mm〕、Ssfを荷重値の2階微分値〔N/mm〕とすると、これらは、数13の関係となる。
Figure 2018176214
数13において、目標荷重傾斜値Sftとなる距離をDとして、これをDについて解くと、数14となる。こうして、目標荷重傾斜値に到達するまでのラム1の移動距離Dを推定する。
Figure 2018176214
また、荷重値の2階微分値Ssfは、荷重値の1階微分値Sと同様に、回帰直線の傾きから求めることもできる。この場合、位置データ系列を(x1、x2、・・・・、xn)、荷重の1階部分値のデータ系列を(y1、y2、・・・・、yn)とすると、荷重値の2階微分値Ssfは、数15に基づいて、算出される。
Figure 2018176214
<電動プレスの処理>
図11を用いて、本実施形態に係る電動プレスの処理について説明する。
まず、CPU(中央演算処理装置)20Bは、目標荷重傾斜値記憶部25Aから目標荷重傾斜値を読み出し、一時記憶部24に格納する(ステップS301)。CPU(中央演算処理装置)20Bは、一時記憶部24に格納した目標荷重傾斜値に基づき、駆動指令パルス発生部28に駆動指令パルスを発生させ、発生させた駆動指令パルス信号をサーボモータドライバー13に出力する(ステップS302)。
次いで、荷重傾斜値算出部33が現在荷重傾斜値を算出する(ステップS303)。CPU(中央演算処理装置)20は、一時記憶部24から読み出した目標荷重傾斜値と荷重傾斜値算出部33が算出した現在荷重値とを比較し、目標荷重傾斜値と現在荷重傾斜値との差分値が予め定めた規定値以下であるか否かを判定する(ステップS304)。そして、判定の結果、目標荷重傾斜値と現在荷重傾斜値との差分値が予め定めた規定値よりも大きいと判定した場合(ステップS304の「No」)には、ステップS302に戻る。
判定の結果、目標荷重傾斜値と現在荷重傾斜値との差分値が予め定めた規定値以下であると判定した場合(ステップS304の「Yes」)には、第1の推定部31を起動して、現在の速度と荷重値とから駆動指令パルス信号の溜り量を検出する(ステップS305)。
次に、第3の推定部38を起動させ、目標荷重傾斜値記憶部25Aに記憶された目標荷重傾斜値に荷重傾斜値算出部33により検出される荷重傾斜値が到達するまでのラム1の移動距離を推定する(ステップS306)。
そして、駆動指令パルス信号停止部55が、第1の推定部31が検出するオーバーシュート距離に相当する駆動指令パルス信号の溜り量が第3の推定部38が算出する目標荷重傾斜値になるまでの移動距離と一致するのかを判断し(ステップS307)、一致したと判断すると、駆動指令パルスの出力を停止する(ステップS308)。一方で、駆動指令パルス信号停止部55が、第1の推定部31が検出するオーバーシュート距離に相当する駆動指令パルス信号の溜り量が第3の推定部38が算出する移目標荷重傾斜値になるまでの動距離と一致しないと判断した場合(ステップS307の「No」)には、処理をステップS302に戻す。
<本実施形態の作用・効果>
本実施形態に係る電動プレスによれば、サーボモータドライバー13に入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、ラム1がオーバーシュートする距離を推定する第1の推定部31と、ラム1の位置とその位置においてラム1にかかる荷重値とを紐付けたデータ列を記憶するデータ列記憶部26と、データ列記憶部26に記憶されたデータ列に基づいて、荷重傾斜値を算出する荷重傾斜値算出部33と、目標荷重傾斜値を記憶する目標荷重傾斜値記憶部37と、荷重傾斜値算出部33が算出する現在の荷重傾斜値と目標荷重傾斜値記憶部37に記憶された目標荷重傾斜値とに基づいて、目標荷重傾斜値に到達するまでのラム1の移動距離を推定する第3の推定部38と、第1の推定部31による推定値が第3の推定部38による推定値となった時点で駆動指令パルス信号の供給を停止する駆動指令パルス信号停止部55と、を備えていることから、ディファレンシャル荷重停止の場合でも、第1の推定部31による推定値が第3の推定部38による推定値となった時点で駆動指令パルス信号の供給を停止することにより、ラム1のオーバーシュートを防止することができる。そのため、タクトタイムの延長を防止しつつ、ワークに対して適切な荷重で加圧作業を実行できる。
また、第3の推定部38は、目標荷重傾斜値をSft〔N/mm〕、1階微分値あるいは回帰計算により算出した荷重傾斜値(現在荷重傾斜値)をSf0〔N/mm〕、荷重の2階微分値をSsf〔N/mm2〕、目標荷重傾斜値となるまでの移動距離をD〔mm〕としたときに、所定の関係式に基づいて、Dを推定することから、簡易な計算処理により、目標荷重傾斜値となるまでのラム1の移動距離を正確に推定することができる。
なお、電動プレスの処理をコンピュータシステムあるいはコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを電動プレスに読み込ませ、実行することによって本発明の電動プレスを実現することができる。ここでいうコンピュータシステムあるいはコンピュータとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステムあるいはコンピュータ」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムあるいはコンピュータから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムあるいはコンピュータに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムあるいはコンピュータにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1;ラム
1a;筒状本体
2;ボール螺子
2a;螺子軸
2b;ナット体
3;プレス本体
4;電動機
5;ケーシング
6;筒状ガイド
9;起歪柱
13;サーボモータドライバー
14;エンコーダ
20;CPU(中央演算処理装置)
21;制御プログラム記憶部
22;表示部
23;操作部
24;一時記憶部
25;目標荷重値記憶部
25A;目標荷重傾斜値記憶部
26;データ列記憶部
27;回路部
28;駆動指令パルス発生部
29;エンコーダ位置カウンタ
30;速度検出部
31;第1の推定部
33;荷重傾斜値算出部
34;第2の推定部
35;駆動指令パルス信号停止部
36;比較部
38;第3の推定部
41;第1の推定部
42;第2の推定部
45;駆動指令パルス信号停止部
55;駆動指令パルス信号停止部
100;電動プレス

Claims (12)

  1. 電動モータと、該電動モータに駆動電力を供給するモータドライバーと、前記電動モータの動力によりワークに対して加圧作業を行うラムと、該ラムの目標荷重値を記憶する目標荷重値記憶部とを有し、
    前記モータドライバーに入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、前記ラムがオーバーシュートする距離を推定する第1の推定部と、
    前記目標荷重値に到達するまでの前記ラムの移動距離を推定する第2の推定部と、
    前記第1の推定部による推定値が前記第2の推定部による推定値となった時点で前記駆動指令パルス信号の供給を停止する駆動指令パルス信号停止部と、
    を備えたことを特徴とする電動プレス。
  2. 前記ラムの速度を検出する速度検出部を有し、
    前記第1の推定部は、
    前記ラムがオーバーシュートする距離をD〔mm〕、速度依存係数をK〔sec〕、前記ラムの速度をV〔mm/s〕としたときに、数1に基づいて、前記ラムがオーバーシュートする距離を推定することを特徴とする請求項1に記載の電動プレス。
    Figure 2018176214
  3. 前記ラムの速度を検出する速度検出部と、該ラムにかかる荷重値を検出する荷重値検出部とを有し、
    前記第1の推定部は、
    前記ラムがオーバーシュートする距離をDvf〔mm〕、速度依存係数をK〔sec〕、前記ラムの速度をV〔mm/s〕、荷重依存係数をK〔sec/N〕、前記荷重値をF〔N〕としたときに、数2に基づいて、前記ラムがオーバーシュートする距離を推定することを特徴とする請求項1に記載の電動プレス。
    Figure 2018176214
  4. 前記ラムの位置を検出する位置検出部と、
    該ラムにかかる荷重値を検出する荷重値検出部と、
    前記ラムの位置と該位置において前記ラムにかかる荷重値とを紐付けたデータ列を記憶するデータ列記憶部と、
    前記データ列記憶部に記憶されたデータ列に基づいて、荷重傾斜値を算出する荷重傾斜値算出部と、
    を備え、
    前記第2の推定部が、前記荷重値検出部が検出する現在の前記ラムにかかる荷重値と前記荷重傾斜値算出部が算出する前記荷重傾斜値とに基づいて、前記目標荷重値記憶部に記憶された前記目標荷重値に前記荷重値検出部により検出される前記荷重値が到達するまでの前記ラムの移動距離を推定することを特徴とする請求項1に記載の電動プレス。
  5. 前記荷重傾斜値算出部は、前記荷重傾斜値として、前記ラムの位置の変化に関する前記荷重値の1階微分値を算出することを特徴とする請求項4に記載の電動プレス。
  6. 前記荷重傾斜値算出部は、前記荷重傾斜値を回帰計算により算出することを特徴とする請求項4に記載の電動プレス。
  7. 前記荷重傾斜値算出部は、さらに、前記ラムの位置の変化に関する荷重値の2階微分値を算出し、
    前記第2の推定部は、
    前記目標荷重値をF〔N〕、現在の荷重値をF〔N〕、前記荷重傾斜値をS〔N/mm〕、前記荷重値の2階微分値をSsf〔N/mm2〕、前記移動距離をD〔mm〕としたときに、数3に基づいて、Dを推定することを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載の電動プレス。
    Figure 2018176214
  8. 前記ラムに対して、一旦停止処理を実行した後、前記ラムをさらに、所定の設定位置に移動させて、ワークに対して加圧作業を行なう場合に、前記第1の推定部が推定した前記ラムがオーバーシュートする距離に対する位置を基点として、さらに、前記設定位置までの距離に相当する駆動指令パルス信号を前記モータドライバーに入力することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の電動プレス。
  9. 電動モータと、該電動モータに駆動電力を供給するモータドライバーと、前記電動モータの動力により、ワークに対して加圧動作を行なうラムと、前記ラムにかかる荷重値を検出する荷重値検出部と、前記ラムの位置を検出する位置検出部と、を備えた電動プレスであって、
    前記モータドライバーに入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、前記ラムがオーバーシュートする距離を推定する第1の推定部と、
    前記ラムの位置と該位置において前記ラムにかかる荷重値とを紐付けたデータ列を記憶するデータ列記憶部と、
    前記データ列記憶部に記憶されたデータ列に基づいて、荷重傾斜値を算出する荷重傾斜値算出部と、
    目標荷重傾斜値を記憶する目標荷重傾斜値記憶部と、
    前記荷重傾斜値算出部が算出する現在の荷重傾斜値と前記目標荷重傾斜値記憶部に記憶された前記目標荷重傾斜値とに基づいて、前記目標荷重傾斜値に到達するまでの前記ラムの移動距離を推定する第3の推定部と、
    前記第1の推定部による推定値が前記第3の推定部による推定値となった時点で前記駆動指令パルス信号の供給を停止する駆動指令パルス信号停止部と、
    を備えたことを特徴とする電動プレス。
  10. 前記荷重傾斜値算出部は、前記荷重傾斜値を、前記ラムの位置の変化に関する前記荷重値の1階微分値あるいは回帰計算により算出するとともに、前記ラムの位置の変化に関する前記荷重値の2階微分値を算出し、
    前記第3の推定部は、
    前記目標荷重傾斜値をSft〔N/mm〕、前記1階微分値あるいは回帰計算により算出した荷重傾斜値(現在荷重傾斜値)をSf0〔N/mm〕、前記荷重値の2階微分値をSsf〔N/mm2〕、前記目標荷重傾斜値となるまでの移動距離をD〔mm〕としたときに、数4に基づいて、Dを推定することを特徴とする請求項9に記載の電動プレス。
    Figure 2018176214
  11. 電動モータと、該電動モータに駆動電力を供給するモータドライバーと、前記電動モータの動力によりワークに対して加圧作業を行うラムと、該ラムの目標荷重値を記憶する目標荷重値記憶部と、第1の推定部と、第2の推定部と、駆動指令パルス信号停止部と、を有する電動プレスにおける制御方法であって、
    前記第1の推定部が前記モータドライバーに入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、前記ラムがオーバーシュートする距離を推定する第1の工程と、
    前記第2の推定部が、前記目標荷重値に到達するまでの前記ラムの移動距離を推定する第2の工程と、
    前記駆動指令パルス信号停止部が前記第1の推定部による推定値が前記第2の推定部による推定値となった時点で前記駆動指令パルス信号の供給を停止する第3の工程と、
    を備えたことを特徴とする制御方法。
  12. 電動モータと、該電動モータに駆動電力を供給するモータドライバーと、前記電動モータの動力によりワークに対して加圧作業を行うラムと、該ラムの目標荷重値を記憶する目標荷重値記憶部と、第1の推定部と、第2の推定部と、駆動指令パルス信号停止部と、を有する電動プレスにおける制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記第1の推定部が前記モータドライバーに入力される駆動指令パルス信号の供給を停止した後に、前記ラムがオーバーシュートする距離を推定する第1の工程と、
    前記第2の推定部が、前記目標荷重値に到達するまでの前記ラムの移動距離を推定する第2の工程と、
    前記駆動指令パルス信号停止部が前記第1の推定部による推定値が前記第2の推定部による推定値となった時点で前記駆動指令パルス信号の供給を停止する第3の工程と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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