JP2018175532A - 滅菌コンテナおよび滅菌装置 - Google Patents

滅菌コンテナおよび滅菌装置 Download PDF

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Abstract

【課題】使用済みの歯科用ハンドピースを納めた滅菌コンテナを滅菌装置に配するだけで、ハンドピースの洗浄、注油および滅菌の各工程が自動で行え、かつ、滅菌コンテナごと滅菌状態を維持したまま保管することができ、使用時にハンドピースを取り出して、常に衛生的に使用することができる滅菌コンテナ及び滅菌装置を提供する。【解決手段】流体122の供給回路121に接続される第一接続部11と、流体の排出回路130に接続される第二接続部13とを有する滅菌コンテナ10である。第一接続部および第二接続部は、逆流防止弁と、封止機構とを備え、第一接続部および第二接続部と其々連通する第1の空間12および第2の空間14が内部に形成され、かつ、両空間を連通させる接続領域15が設けられ、ハンドピース20は、両空間のいずれかに収容され、接続領域に着脱可能に固定され、滅菌コンテナの一部に、外部とを隔てるガス透過膜16が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は滅菌コンテナおよび滅菌装置に関する。
歯科用ハンドピースを初め、歯科治療に用いられた器具は、患者の唾液や血液に接触して汚染されている。汚染された歯科治療器具を十分に洗浄、滅菌せずに、再度、治療に用いることによる院内感染のリスクが問題視されている。
歯科治療器具の洗浄、滅菌は、一般に、超音波洗浄器、デントハイド(薬液滅菌)、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)といった器具または手法で行われ、歯科用ハンドピースについても同様である。また、歯科用ハンドピースは、オートクレーブによる滅菌前に、内部に注油し、余計なオイルを除去する(オイル切り)作業を要するが、洗浄、滅菌作業も含め、人の手が多く介在する。
そこで、歯科用ハンドピースの洗浄、注油および滅菌の各工程を自動的に行う装置が考え出され、実際に使用されている。上記の装置を利用した、歯科用ハンドピースの洗浄、注油および滅菌は、以下のような流れで行われる。すなわち、(1)自動洗浄器による洗浄、(2)自動注油装置による注油およびオイル切り、(3)手作業による滅菌パックへの封入(シーラーによるシール作業)、そして(4)滅菌器による滅菌である。
しかし、上記(1)または(2)のみ、上記(1)および(2)、ならびに、上記(1)、(2)および(4)を自動的に行う装置は存在するが、上記(1)〜(4)の全てを自動的に行うことができる装置は、未だ存在しない。また、現状存在する上記(1)、(2)および(4)を自動的に行う装置を用いても、上記(3)を(4)の後に行い、また、滅菌パックに封入した歯科用ハンドピースを再度、滅菌専用器により滅菌しなくてはならず、人手を十分に省くものであるとは言えない。
特許文献1には、さまざまな滅菌媒体および滅菌方法で用いることのできる滅菌コンテナが開示されている。
特許文献2には、外科用器具、インプラント等を滅菌し保管するための医療用滅菌コンテナが開示されている。
特開2004−267757号公報 特表2015−518452号公報
こうした滅菌コンテナは、飽和した蒸気等の滅菌媒体を内部に通過させ、滅菌コンテナ内に配置された医療器具等を滅菌し、再使用を可能にすると共に、滅菌後には、内部を密封し、保管を可能とするものであるが、滅菌以前の工程である、洗浄および注油を含めた全工程について、自動で行うことができるものではない。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、滅菌コンテナ内に使用済みの歯科用ハンドピースを納め、その状態で滅菌コンテナを滅菌装置に配するだけで、歯科用ハンドピースの洗浄、注油および滅菌の一連の工程が自動で行え、滅菌終了後には、滅菌コンテナごと滅菌状態を維持したまま歯科用ハンドピースを保管することができ、使用時に歯科用ハンドピースを取り出して、常に衛生的に使用することができる滅菌コンテナおよび滅菌装置を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、流体の供給回路に接続される第一接続部と、前記流体の排出回路に接続される第二接続部とを有する、歯科用ハンドピースを収容するための滅菌コンテナであって、前記第一接続部および前記第二接続部は、前記流体が前記滅菌コンテナの内部に供給され、前記滅菌コンテナの内部から排出される向きを一方向に制限する逆流防止弁と、前記供給回路および前記排出回路との接続が解除されると、前記第一接続部と前記第二接続部を通じて前記滅菌コンテナが外部と通じることを遮断する封止機構とを備え、前記滅菌コンテナの内部には、前記第一接続部と連通する第1の空間と、前記第二接続部と連通する第2の空間が形成され、かつ、前記第1の空間と前記第2の空間を連通させる接続領域が設けられ、前記歯科用ハンドピースは、前記第1の空間または前記第2の空間に収容され、前記接続領域に着脱可能に固定され、前記第1の空間に供給された前記流体は、前記歯科用ハンドピースの内部を通じて、前記第2の空間に流入し、前記滅菌コンテナの一部に、前記第1の空間または前記第2の空間のいずれか一方と、前記滅菌コンテナの外部とを隔てるガス透過膜が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記流体が、洗浄液、潤滑油またはエアーを含むことを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記滅菌コンテナを収容可能な滅菌装置であって、前記滅菌コンテナに前記流体を供給する前記供給回路と、前記滅菌コンテナから前記流体を排出する前記排出回路と、前記滅菌コンテナが内部に収容された状態で、前記滅菌コンテナを滅菌するための媒体を内部に供給する第二供給回路とを備えていることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記媒体を外部に排出する第二排出回路をさらに備えていることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項3または4の発明において、前記媒体が、高圧蒸気であることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項3から5のいずれか1項の発明において、前記滅菌コンテナを保持するロック機構を備えていることを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記ロック機構が解除された状態で、前記滅菌コンテナと前記供給回路および前記排出回路との接続が解除される方向に前記滅菌コンテナを移動する手段を備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、専用の滅菌コンテナ内に使用済みの歯科用ハンドピースを納め、その状態で滅菌コンテナを専用の滅菌装置に配するだけで、歯科用ハンドピースの洗浄、注油および滅菌の一連の工程が自動で行え、滅菌終了後には、滅菌コンテナごと滅菌状態を維持したまま歯科用ハンドピースを保管することができ、使用時に歯科用ハンドピースを取り出して、常に衛生的に使用することができる滅菌コンテナおよび滅菌装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る滅菌コンテナが滅菌装置の内部に収容されている様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係る滅菌装置のブロック図である。 本発明の一実施形態に係る滅菌コンテナのブロック図である。 本発明の一実施形態に係る滅菌装置を用いて滅菌コンテナ内の歯科用ハンドピースを洗浄、注油および滅菌処理する際のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る滅菌装置によって滅菌コンテナ内の歯科用ハンドピースが洗浄される工程を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る滅菌装置によって滅菌コンテナ内の歯科用ハンドピースが注油される工程を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る滅菌装置によって滅菌コンテナ内の歯科用ハンドピースが滅菌される工程を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の歯科用治療ユニットに係る好適な実施の形態について説明する。以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した部材は同じものであるとして、その説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る滅菌コンテナ10が滅菌装置100の内部に収容されている様子を示す図である。本図は、滅菌コンテナ10を上方から内部を透過して描いている。滅菌コンテナ10は、密閉性のある蓋(図示せず)付きの容器で、内部に歯科用ハンドピース20(以下、「ハンドピース」ともいう。)を納めた状態で蓋を閉じることができる。滅菌コンテナ10の内部は、第一接続部11を有する第1の空間12と、第二接続部13を有する第2の空間14とに分けられる。両空間は、少なくとも蓋が閉じられた状態では、隔てられ、互いに独立した空間となるように構成される。なお、本図では、第1の空間12は、周囲を第2の空間14に囲われているが、第1の空間12と滅菌コンテナ10の外部が直接、隔てられる構成としてもよい。
第一接続部11は、滅菌装置100の供給回路121に接続され、流体122が滅菌コンテナ10の内部に供給される入口となる。また、第二接続部13は、滅菌装置100の排出回路130に接続され、流体122が滅菌コンテナ10の内部から排出される出口となる。第一接続部11および第二接続部13は、いずれも逆流防止弁(図示せず)および封止機構(図示せず)を備え、流体122が供給および排出される向きを一方向に制限すると共に、供給回路121および排出回路130との接続が解除された状態では、第一接続部11からの流体122の通過を遮断する。ここで、流体122には、ハンドピース20を洗浄するための洗浄液、ハンドピース20に注油するための潤滑油、または、ハンドピース20内の洗浄液や余計な潤滑油を吹き飛ばすためのエアーが含まれる。
滅菌コンテナ10が供給回路121および排出回路130と接続された状態を保つために、滅菌装置100はロック機構161を備えることが好ましい。ロック機構161は、例えば、滅菌コンテナ10の所定の位置に設けられた凹部に嵌合する凸部を有する形状で、かつ、進退可能に設けられ、滅菌コンテナ10が滅菌コンテナ収納部160に納められ、供給回路121および排出回路130と接続された状態で滅菌コンテナ10を保持する。滅菌コンテナ収納部160は、滅菌コンテナ10を収納した状態で、密閉性のある蓋(図示せず)が閉じられ、かつ、高温、高圧に耐えるように構成される。なお、滅菌コンテナ10が、ロック機構161により保持されるのと、供給回路121および排出回路130と接続されるのとは、いずれが先でもよい。
第1の空間12と第2の空間14との間には、両空間を連通する接続領域15が設けられている。接続領域15は、例えば、第2の空間14に対して張り出し、ハンドピース20の持ち手側の接続部分であるリアジョイントと嵌合し、ハンドピース20を固定可能な形状に構成されることが好ましい。流体122は、第1の空間12から、接続領域15を通じて、ハンドピース20の内部を経由し、第2の空間14に流入する。なお、ハンドピース20が第1の空間12の側に配置可能なように接続領域15が構成されてもよい。
滅菌コンテナ10の一部には、第2の空間14と、滅菌コンテナ10の外部とを隔てるガス透過膜16が設けられている。なお、ガス透過膜16は、第1の空間12と外部とを隔てるように構成されてもよい。ガス透過膜16は、高圧蒸気等の滅菌効果のある媒体142は透過させるが、微生物は通過させない材料、例えば、TYVEK(商標)やCSRラップから形成される。なお、同様の性質を有するものであれば、別の構造により、当該構成が実現されてもよい。
滅菌装置100には、媒体142を滅菌コンテナ収納部160に供給する第二供給回路141と、媒体142を滅菌コンテナ収納部160から排出する第二排出回路150が設けられている。滅菌コンテナ10の内部を通過した流体122により、ハンドピース20の洗浄、注油が完了した後、ロック機構161は解除され、滅菌コンテナ10は、滅菌コンテナ収納部160内で移動可能となる。
そして、好ましくは、滅菌コンテナ10の第一接続部11および第二接続部13が、其々、滅菌装置100の供給回路121および排出回路130との接続が解除され、封止機構により、第一接続部11と第二接続部13を通じて外部と通じることを遮断された状態で、第二供給回路141から媒体142が供給される。媒体142は、ガス透過膜16を通じて、滅菌コンテナ10の内部に行き渡り、ハンドピース20を滅菌する。滅菌コンテナ10の内部を循環した媒体142は、ガス透過膜16から出て、第二排出回路150から排出される。
また、供給回路121からの流体122の流入を中止した上で、第一接続部11および第二接続部13が、其々、供給回路121および排出回路130と接続された状態で、第二供給回路141から媒体142が供給されてもよい。この場合、滅菌コンテナ10の内部を循環した媒体142は、第二接続部13を通じて、排出回路130から排出され、第二排出回路150を省略した構成とすることができる。なお、第一接続部11、第二接続部13、第二供給回路141、第二排出回路150、ロック機構161等の各構成の位置は、図1によって限定されない。
図2Aは、本発明の一実施形態に係る滅菌装置100のブロック図であり、図2Bは、本発明の一実施形態に係る滅菌コンテナ10のブロック図である。滅菌コンテナ10および滅菌コンテナ収納部160の説明は、図1の説明と重複する部分は省略する。
滅菌装置100は、制御部110、流体供給部120、排出回路130、媒体供給部140、第二排出回路150、滅菌コンテナ収納部160、吸引装置170、表示部180、および操作部190から成る。
そして、制御部110は、記憶部111、検出部112、表示制御部113、操作信号受信部114、流体制御部115、媒体制御部116、ロック機構制御部117、および滅菌コンテナ移動手段制御部118を備えている。
記憶部111は、滅菌装置100を制御するためのプログラムや設定モードを記憶する。検出部112は、滅菌コンテナ収納部160内に設けられた図示しないセンサにより、滅菌コンテナ10が所定の位置に納められたことを検出する。また、検出部112は、上述のセンサにより、滅菌コンテナ収納部160内の温度や圧力を検出するように構成されてもよい。
表示制御部113は、滅菌装置100の設定モードや稼働状況等を表示部180に表示する。操作信号受信部114は、操作部190からの入力を受け付ける。なお、表示部180および操作部190は、タッチパネルとして一つに構成されてもよい。
流体制御部115は、洗浄液タンク123、潤滑油タンク124、圧縮空気タンク125から供給される流体122を切り換え、其々、適切なタイミングと流量で滅菌コンテナ10に流入するように、流体供給部120の供給回路121を制御する。なお、圧縮空気タンク125は、コンプレッサーとして構成されてもよい。滅菌コンテナ10に流入した流体122は、第二接続部13から排出回路130に排出される。
媒体制御部116は、高圧蒸気発生装置143から供給される媒体142が、適切なタイミングと流量で滅菌コンテナ収納部160に流入するように、媒体供給部140の第二供給回路141を制御する。滅菌コンテナ収納部160に流入した流体122は、第二排出回路150に排出される。
流体制御部115および媒体制御部116は、流体122を滅菌コンテナ10に、媒体142を滅菌コンテナ収納部160に供給している間、排出回路130から排出される流体122、および、第二排出回路150から排出される媒体142を吸引するように吸引装置170を制御することができる。
ロック機構制御部117は、滅菌コンテナ10が所定の位置に納められたことを検出する信号を検出部112から受け取ると、滅菌コンテナ収納部160に設けられたロック機構161を動作させ、滅菌コンテナ10を当該位置で保持するように制御する。また、ロック機構制御部117は、流体制御部115が、供給回路121を通じて、滅菌コンテナ10の第一接続部11に流体122を供給するのを停止すると、ロック機構161を動作させ、滅菌コンテナ10を保持するのを解除するように制御する。
滅菌コンテナ移動手段制御部118は、ロック機構161による滅菌コンテナ10の保持を解除する信号をロック機構制御部117から受け取ると、滅菌コンテナ収納部160に設けられた滅菌コンテナ移動手段162を動作させ、滅菌コンテナ10の第一接続部11および第二接続部13と、滅菌装置100の供給回路121および排出回路130との接続が解除される方向に滅菌コンテナ10を移動させる。これにより、滅菌コンテナ10の第一接続部11および第二接続部13は、封止機構により、第一接続部11と第二接続部13を通じて滅菌コンテナ10が外部と通じることを遮断され、滅菌コンテナ10の内部に流入するのは、ガス透過膜16を通じた媒体142のみとなる。なお、滅菌コンテナ10を滅菌コンテナ移動手段162によって移動させることなく、滅菌コンテナ10の第一接続部11および第二接続部13と、滅菌装置100の供給回路121および排出回路130との接続を解除することができる構成としてもよい。
図3は、本発明の一実施形態に係る滅菌装置100を用いて滅菌コンテナ10内のハンドピース20を洗浄、注油および滅菌処理する際のフローチャートである。まず、使用済みのハンドピース20が、滅菌コンテナ10内の接続領域15に配される(ステップS101)。そして、密閉性のある蓋が閉められ、滅菌コンテナ10は封止される(ステップS102)。次に、滅菌コンテナ10は、滅菌コンテナ収納部160に納められ、滅菌コンテナ10の第一接続部11および第二接続部13は、滅菌装置100の供給回路121および排出回路130に其々、接続される(ステップS103)。
供給回路121および排出回路130に接続された滅菌コンテナ10は、ロック機構161により、所定の位置で保持される(ステップS104)。すると、滅菌装置100は作動を開始し(ステップS105)、以降、洗浄工程(ステップS106)、注油工程(ステップS107)と続く。両工程の詳細は、後述する。
注油工程が終わると、滅菌コンテナ10を保持していたロック機構161は、解除される(ステップS108)。滅菌コンテナ10に対するロックが解除されると、滅菌コンテナ移動手段162により、滅菌コンテナ10は、供給回路121および排出回路130との接続が解除される方向に移動され、両回路と分離する(ステップS109)。
さらに、詳細を後述する滅菌工程(ステップS110)を経て、滅菌装置100は作動を終了する(ステップS111)。そして、滅菌コンテナ10は、滅菌装置100の滅菌コンテナ収納部160から取り出され(ステップS112)、その後、保管され(ステップS113)、すべての工程が終了する。
図4Aは、本発明の一実施形態に係る滅菌装置100によって滅菌コンテナ10内のハンドピース20が洗浄される工程を示すフローチャートである。先に述べた洗浄工程(ステップS106)は、詳細には次の工程から成る。
まず、洗浄液タンク123から供給される流体122である洗浄液は、供給回路121から、第一接続部11と接続領域15を経由して、ハンドピース20の内部に流入し、洗浄する(ステップS201)。そして、ハンドピース20の洗浄に十分な時間が経過すると、供給回路121は洗浄液の供給を停止する(ステップS202)。
次に、圧縮空気タンク125から供給される流体122であるエアーは、供給回路121から、第一接続部11と接続領域15を経由して、ハンドピース20の内部に流入し、洗浄液を吹き飛ばす(ステップS203)。そして、ハンドピース20の内部から洗浄液を除去するのに十分な時間が経過すると、供給回路121はエアーの供給を停止する(ステップS204)。
図4Bは、本発明の一実施形態に係る滅菌装置100によって滅菌コンテナ10内のハンドピース20に注油される工程を示すフローチャートである。先に述べた注油工程(ステップS107)は、詳細には次の工程から成る。
まず、潤滑油タンク124から供給される流体122である潤滑油は、供給回路121から、第一接続部11と接続領域15を経由して、ハンドピース20の内部に流入し、注油が行われる(ステップS301)。そして、ハンドピース20の注油に十分な時間が経過すると、供給回路121は潤滑油の供給を停止する(ステップS302)。
次に、圧縮空気タンク125から供給される流体122であるエアーは、供給回路121から、第一接続部11と接続領域15を経由して、ハンドピース20の内部に流入し、余計な潤滑油を吹き飛ばし、オイル切りをする(ステップS303)。そして、ハンドピース20の内部から余計な潤滑油を除去するのに十分な時間が経過すると、供給回路121はエアーの供給を停止する(ステップS304)。
図4Cは、本発明の一実施形態に係る滅菌装置100によって滅菌コンテナ10内のハンドピース20が滅菌される工程を示すフローチャートである。先に述べた滅菌工程(ステップS110)は、詳細には次の工程から成る。
まず、高圧蒸気発生装置143から供給される滅菌用の媒体142である高圧蒸気は、第二供給回路141から、滅菌コンテナ収納部160に供給される(ステップS401)。そして、媒体142(高圧蒸気)は、滅菌コンテナ10の一部に設けられたガス透過膜16を通じて、滅菌コンテナ10の内部に流入する(ステップS402)。
次に、滅菌コンテナ10の内部に流入した媒体142(高圧蒸気)がハンドピース20を滅菌するのに必要な一定時間が経過すると、高圧蒸気発生装置143は停止され、第二供給回路141は媒体142(高圧蒸気)の供給を停止する(ステップS403)。
以上より、洗浄工程、注油工程および滅菌工程を含む、上記ステップS105からS111に渡る工程が自動化され、滅菌済みの歯科用ハンドピースを収容する滅菌コンテナを滅菌装置から取り出して、そのまま保管するのみで、人の手を殆ど介在させることなく、歯科用ハンドピースの安定したメンテナンスが可能となり、歯科治療の現場における作業時間の有効活用に寄与する。
10…滅菌コンテナ、11…第一接続部、12…第1の空間、13…第二接続部、14…第2の空間、15…接続領域、16…ガス透過膜、20…歯科用ハンドピース、100…滅菌装置、110…制御部、111…記憶部、112…検出部、113…表示制御部、114…操作信号受信部、115…流体制御部、116…媒体制御部、117…ロック機構制御部、118…滅菌コンテナ移動手段制御部、120…流体供給部、121…供給回路、122…流体、123…洗浄液タンク、124…潤滑油タンク、125…圧縮空気タンク、130…排出回路、140…媒体供給部、141…第二供給回路、142…媒体、143…高圧蒸気発生装置、150…第二排出回路、160…滅菌コンテナ収納部、161…ロック機構、162…滅菌コンテナ移動手段、170…吸引装置、180…表示部、190…操作部。

Claims (7)

  1. 流体の供給回路に接続される第一接続部と、前記流体の排出回路に接続される第二接続部とを有する、歯科用ハンドピースを収容するための滅菌コンテナであって、
    前記第一接続部および前記第二接続部は、前記流体が前記滅菌コンテナの内部に供給され、前記滅菌コンテナの内部から排出される向きを一方向に制限する逆流防止弁と、前記供給回路および前記排出回路との接続が解除されると、前記第一接続部と前記第二接続部を通じて前記滅菌コンテナが外部と通じることを遮断する封止機構とを備え、
    前記滅菌コンテナの内部には、前記第一接続部と連通する第1の空間と、前記第二接続部と連通する第2の空間が形成され、かつ、前記第1の空間と前記第2の空間を連通させる接続領域が設けられ、
    前記歯科用ハンドピースは、前記第1の空間または前記第2の空間に収容され、前記接続領域に着脱可能に固定され、前記第1の空間に供給された前記流体は、前記歯科用ハンドピースの内部を通じて、前記第2の空間に流入し、
    前記滅菌コンテナの一部に、前記第1の空間または前記第2の空間のいずれか一方と、前記滅菌コンテナの外部とを隔てるガス透過膜が設けられていることを特徴とする滅菌コンテナ。
  2. 前記流体が、洗浄液、潤滑油またはエアーを含むことを特徴とする請求項1に記載の滅菌コンテナ。
  3. 請求項1または2に記載の滅菌コンテナを収容可能な滅菌装置であって、
    前記滅菌コンテナに前記流体を供給する前記供給回路と、
    前記滅菌コンテナから前記流体を排出する前記排出回路と、
    前記滅菌コンテナが内部に収容された状態で、前記滅菌コンテナを滅菌するための媒体を内部に供給する第二供給回路とを備えていることを特徴とする滅菌装置。
  4. 前記媒体を外部に排出する第二排出回路をさらに備えていることを特徴とする請求項3に記載の滅菌装置。
  5. 前記媒体が、高圧蒸気であることを特徴とする請求項3または4に記載の滅菌装置。
  6. 前記滅菌コンテナを保持するロック機構を備えていることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の滅菌装置。
  7. 前記ロック機構が解除された状態で、前記滅菌コンテナと前記供給回路および前記排出回路との接続が解除される方向に前記滅菌コンテナを移動する手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載の滅菌装置。
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