JP2018174988A - 内視鏡手術用マルチファンクショナルポート、及びマルチファンクショナルポートシステム - Google Patents

内視鏡手術用マルチファンクショナルポート、及びマルチファンクショナルポートシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 医療機器の使用状態に応じて、ポート本体に接続された制御対象機器の動作を制御することのできるマルチファンクショナルポート、及びマルチファンクショナルポートシステムを提供する。【解決手段】 内視鏡手術に用いられる医療機器を体腔内へ案内するマルチファンクショナルポート1は、前後端が開口し、軸方向の内部に前記医療機器を挿入して保持するメインルーメン6が形成されたポート本体5を具え、このポート本体5には、前記メインルーメン6に挿入された医療機器から発生する磁気ノイズを検出する磁気ノイズ検出部30と、該磁気ノイズ検出部30で検出された磁気ノイズのレベルに基づき、該ポート本体5に接続された制御対象機器の動作を制御する制御部33と、が設けられている。【選択図】 図8

Description

この発明は、内視鏡手術用マルチファンクショナルポート、及びマルチファンクショナルポートシステムに関し、詳しくは内視鏡手術に用いられる医療機器の使用状態に応じて該ポートに接続された制御対象機器の動作を制御する技術に関する。
近年の外科手術では、患者の負担を最小限に抑える「低侵襲医療」を目的とし、切開創が小さい内視鏡手術が様々な領域で盛んに行われている。この内視鏡手術では、腹壁や胸壁に開けた小さな孔を通して体腔内に内視鏡手術器具を挿入するが、その時はポート(トロカーともいう)と呼ばれる筒状のデバイスを複数個使用し、体腔内へ手術器具を出し入れする際の組織損傷を防止している。また、腹腔鏡手術の際は、術野を確保するため腹腔内に炭酸ガスを送り込み、腹腔をガスで満たし腹部を膨らませて腹壁が術野に落ち込むのを防止しながら手術を行っているが、この炭酸ガスの注入は前記ポートの内腔と手術器具との隙間を利用して行われている。
また、従来の外科手術では病巣などの組織を切除する際に電気メスが用いられており、内視鏡手術も例外ではない。内視鏡手術でこの電気メスを使用する際の問題点として、体内の脂肪などを焼き切る際にミストと呼ばれる油分を含んだ煙が発生し、内視鏡の視野が確保できなくなることが挙げられる。開腹手術ではミストは大気へと拡散するが、内視鏡手術では腹壁や胸壁に小さな孔を開けて行うのでほぼ閉鎖空間となり、ミストは拡散されず体腔内に留まってしまう。そのため、炭酸ガスを送り込んでいる前記隙間とは別のポートの内腔と手術器具との隙間を利用して隙間先端部より吸引を行い、ミストを炭酸ガスごと排出してしまう方法が取られている。
しかしながら、ミストの発生源から吸引する隙間の先端までは数十センチ程の距離があるため、ミストを吸引するには大量の炭酸ガスを排出しなければならない。このように炭酸ガスを大量に排出すると、腹腔内圧が下がって腹壁が術野に落ち込んでしまい、術野が狭まってしまう。そのため、吸引した分の炭酸ガスを腹腔内に補充して腹腔内圧を保ち、術野を確保する必要があるが、そうすると炭酸ガスの使用量が多くなり医療費が高額となってしまうという問題が生じている。
内視鏡手術におけるミストの吸引に関しては上記のような種々の問題があるが、かかる状況のもと本願出願人は先に、電気メスの先端に取り付けられる電気メス洗浄用水出しチューブを提案した(特許文献1)。これは、電気メスを洗浄又は冷却するための水を送るのに用いられる水出しチューブであって、前後端が開口し、軸方向の内部が電気メスを挿入して保持する空洞部に形成された耐熱性チューブ本体を具え、このチューブ本体の周壁に注水用ルーメンが軸方向に沿って形成されているとともに、このチューブ本体の前端部に前記ルーメンからの水を電気メスの電極に滴下させるための注水口が設けられたものである。
この水出しチューブは、水を電気メスの電極に滴下することで電気メスの洗浄や冷却を行うことができるものではあるが、内視鏡手術において腹腔内に滞留するミストの吸引を行うまでには至らず、依然として課題の残るものであった。また、とりわけ内視鏡手術においては、電気メスの電極への水の滴下と腹腔内に滞留するミストの吸引を電気メスの作動するタイミングに合わせて行えるように制御したいという要請もあり、かかる制御を可能にする技術の開発が望まれていた。
特許第5275527号公報
そこで、本発明は、前記のような従来の問題点に鑑み、電気メスなどの医療機器の使用状態に応じて、ポート本体に接続された制御対象機器の動作を制御することのできるマルチファンクショナルポート、及びマルチファンクショナルポートシステムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、内視鏡手術に用いられる医療機器を体腔内へ案内するマルチファンクショナルポートであって、前後端が開口し、軸方向の内部に前記医療機器を挿入して保持するメインルーメンが形成されたポート本体を具え、このポート本体には、前記メインルーメンに挿入された医療機器から発生する磁気ノイズを検出する磁気ノイズ検出部と、該磁気ノイズ検出部で検出された磁気ノイズのレベルに基づき、該ポート本体に接続された制御対象機器の動作を制御する制御部と、が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、内視鏡手術に用いられる医療機器を体腔内へ案内するマルチファンクショナルポートを含んで構成されるマルチファンクショナルポートシステムであって、前記マルチファンクショナルポートは、前後端が開口し、軸方向の内部に前記医療機器を挿入して保持するメインルーメンが形成されたポート本体を具え、このポート本体には、前記メインルーメンに挿入された医療機器から発生する磁気ノイズを検出する磁気ノイズ検出部と、該磁気ノイズ検出部で検出された磁気ノイズのレベルに基づき、該ポート本体に接続された制御対象機器の動作を制御する制御部と、が設けられているとともに、該ポート本体には、前記制御対象機器として電磁弁が接続され、前記制御部は、前記磁気ノイズ検出部で検出した磁気ノイズのレベルに基づき、前記電磁弁の開閉動作を制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記医療機器は電気メスで構成されるとともに、該電気メスの電極に水を滴下するための注水装置と、水を電極に滴下することにより発生して体腔内に滞留するミストを吸引するための吸引装置と、が設けられ、前記マルチファンクショナルポートのポート本体には、前記注水装置と連通し、該注水装置から送られる水を電気メスの電極に滴下する注水ルーメンと、前記吸引装置と連通し、体腔内に滞留するミストを吸引する吸引ルーメンとが設けられるとともに、前記電磁弁は、前記注水装置と注水ルーメンとを連通する連通路、及び前記吸引装置と吸引ルーメンとを連通する連通路を開閉可能に設けられており、前記磁気ノイズ検出部は、前記メインルーメンに挿入された電気メスから発生する磁気ノイズを検出し、前記制御部は、前記磁気ノイズ検出部で検出した磁気ノイズのレベルが所定のレベルを上回るとき、前記注水装置から送られる水を電極に滴下し、前記吸引装置により体腔内に滞留するミストを吸引するように前記電磁弁を開放制御する。
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記ポート本体の軸方向前端部は、電気メスの電極付近に装着される電気メス装着部に形成され、この電気メス装着部に設けられた注水ルーメンは、前端部が電極に水を滴下する注水口に形成されるとともに、この電気メス装着部に設けられた吸引ルーメンは、前端部が前記ミストを吸い込む吸引口に形成されている。
請求項5に記載の発明は、請求項4において、前記注水口は、前記吸引口の上方に設けられ、かつ前記ポート本体の軸方向において該吸引口より前方に突出して設けられている。
請求項6に記載の発明は、請求項5において、前記吸引口のうち前記注水口の下方に位置する箇所には、該注水口から滴下される水の吸引を阻止する目止め部材が設けられている。
この発明は、前記のようであって、請求項1に記載のマルチファンクショナルポートの発明によれば、前後端が開口し、軸方向の内部に内視鏡手術に用いられる医療機器を挿入して保持するメインルーメンが形成されたポート本体を具え、このポート本体には、前記メインルーメンに挿入された医療機器から発生する磁気ノイズを検出する磁気ノイズ検出部と、該磁気ノイズ検出部で検出された磁気ノイズのレベルに基づき、該ポート本体に接続された制御対象機器の動作を制御する制御部と、が設けられているので、ポート本体のメインルーメンに挿入された医療機器の作動状態に応じて、ポート本体に接続された制御対象機器の動作を適切に制御することができる。
請求項2に記載のマルチファンクショナルポートシステムの発明によれば、マルチファンクショナルポートは、前後端が開口し、軸方向の内部に前記医療機器を挿入して保持するメインルーメンが形成されたポート本体を具え、このポート本体には、前記メインルーメンに挿入された医療機器から発生する磁気ノイズを検出する磁気ノイズ検出部と、該磁気ノイズ検出部で検出された磁気ノイズのレベルに基づき、該ポート本体に接続された制御対象機器の動作を制御する制御部と、が設けられているとともに、該ポート本体には、前記制御対象機器として電磁弁が接続され、前記制御部は、前記磁気ノイズ検出部で検出した磁気ノイズのレベルに基づき、前記電磁弁の開閉動作を制御するので、ポート本体のメインルーメンに挿入された医療機器の作動状態に応じて、ポート本体に接続された電磁弁の動作を適切に制御することができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記医療機器は電気メスで構成されるとともに、該電気メスの電極に水を滴下するための注水装置と、水を電極に滴下することにより発生して体腔内に滞留するミストを吸引するための吸引装置と、が設けられ、前記マルチファンクショナルポートのポート本体には、前記注水装置と連通し、該注水装置から送られる水を電気メスの電極に滴下する注水ルーメンと、前記吸引装置と連通し、体腔内に滞留するミストを吸引する吸引ルーメンとが設けられるとともに、前記電磁弁は、前記注水装置と注水ルーメンとを連通する連通路、及び前記吸引装置と吸引ルーメンとを連通する連通路を開閉可能に設けられており、前記磁気ノイズ検出部は、前記メインルーメンに挿入された電気メスから発生する磁気ノイズを検出し、前記制御部は、前記磁気ノイズ検出部で検出した磁気ノイズのレベルが所定のレベルを上回るとき、前記注水装置から送られる水を電極に滴下し、前記吸引装置により体腔内に滞留するミストを吸引するように前記電磁弁を開放制御するので、ポート本体のメインルーメンに挿入された電気メスが作動したときに、注水装置からの水を電極へ確実に滴下するとともに体腔内からミストを吸引することができる。
請求項4に記載の発明によれば、前記ポート本体の軸方向前端部は、電気メスの電極付近に装着される電気メス装着部に形成され、この電気メス装着部に設けられた注水ルーメンは、前端部が電極に水を滴下する注水口に形成されるとともに、この電気メス装着部に設けられた吸引ルーメンは、前端部が前記ミストを吸い込む吸引口に形成されているので、注水口及び吸引口を電気メスの電極の動きに合わせて追従させ、電極への水の滴下とミストの吸引を確実に行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、注水口は、前記吸引口の上方に設けられ、かつ前記ポート本体の軸方向において該吸引口より前方に突出して設けられているので、電気メスの電極へより確実に水を滴下することができる。
請求項6に記載の発明によれば、前記吸引口のうち前記注水口の下方に位置する箇所には、該注水口から滴下される水の吸引を阻止する目止め部材が設けられているので、注水口から滴下された水が吸引口から吸引されてしまうことを阻止することができる。
この発明の一実施の形態に係るマルチファンクショナルポートの全体構成を示す図である。 同上のマルチファンクショナルポートの横断面図である。 ポート本体の内部構造を示すA−A’線断面図である。 吸引管の内部構造を示すB−B’線断面図である。 連結管の内部構造を示すC−C’線断面図である。 電気メス装着部の拡大正面図である。 電気メス装着部の拡大左側面図である。 ハウジング部の構成を示すブロック図である。 この発明の一実施の形態に係るマルチファンクショナルポートシステムの全体概要を示す図である。 マルチファンクショナルポートシステムの使用状態を説明する図である。 電磁弁の制御の流れを示すフロー図である。 マルチファンクショナルポートの使用状態におけるポート先端拡大図である。
以下、図面を参照しながら、はじめにこの発明の一実施の形態に係るマルチファンクショナルポートの構成について説明し、次にこのポートを含んで構成されるマルチファンクショナルポートシステムについて説明する。
図1〜7において、1はマルチファンクショナルポートを示し、このポート1は、主にポート部2と、連結管3と、電気メス装着部4とを含んで構成される。
(ポート部2)
ポート部2は、略円筒状に形成されたポート本体5を具えている。ポート本体5は、シリコーンゴムやポリカーボネートなどの医療用具で一般的に使用される材質で形成された外套管からなり、その内部に電気メスなどの医療機器が挿通するメインルーメン6が軸方向に沿って形成されている。メインルーメン6の外周には、ルーメン6内を医療機器が移動する際にポート本体5が損傷するのを防ぐための補強パイプ7が設けられる(図3)。メインルーメン6の上部には、軸方向に沿って吸引ルーメン8が形成され、この吸引ルーメン8の内部には注水用のチューブ(注水ルーメン)9が配設される。
また、ポート本体5には分岐部10が形成され、この分岐部10に吸引管11が取り付けられており、吸引管11は更に補強部材12で補強固定されている。吸引管11は、図4に示すように、管内部にそれぞれ独立した吸引ルーメン13と注水ルーメン14が形成されており、これら吸引ルーメン13及び注水ルーメン14は、前記したポート本体5の吸引ルーメン8及び注水用チューブ(注水ルーメン)9とそれぞれ連通する。吸引管11の途中からは注水管15が分岐して設けられ、注水ルーメン14はこの注水管15に連通する。なお、吸引ルーメン13の径は、体腔内からのミストの吸引を効率よく行うため、注水ルーメン14の径よりも大きく形成されるとよい。
ポート本体5の後端側には、医療機器から生じる磁気ノイズを検出するコイルなどが収容されたハウジング部16が設けられる。ハウジング部16には、ポート本体5のメインルーメン6に連通する空洞部Rが形成されており、電気メスなどの医療機器はこの空洞部Rからポート本体5のメインルーメン6内へ導かれる。ハウジング部16には、メインルーメン6に挿入された電気メスなどの医療機器から生じる磁気ノイズを検出するコイル(磁気ノイズ検出部)や、検出した磁気ノイズのレベルに応じてハウジング部16に接続される電磁弁などの制御対象機器の動作を制御するマイコン(制御部)などが設けられており、これにより電気メスなどの医療機器の使用状態に応じた制御対象機器の制御が可能となっている。このハウジング部16の詳しい構成については後述する。
(連結管3)
連結管3は、ポート部2とポート部2の前端に形成される電気メス装着部4とを連結するためのチューブであり、例えば軟らかく耐熱性を有し伸縮性の良いシリコーンゴムなどでらせん状に形成される。連結管3は、図5に示すように、管内に吸引ルーメン17と注水ルーメン18とがそれぞれ独立して形成されたダブルルーメンチューブとなっており、これらの吸引ルーメン17及び注水ルーメン18は、前記したポート本体5の吸引ルーメン8及び注水用チューブ(注水ルーメン)9とそれぞれ連通する。吸引ルーメン17の径は、体腔内からのミストの吸引を効率よく行うため、注水ルーメン18の径よりも大きく形成されるとよい。
(電気メス装着部4)
電気メス装着部4は、電気メス先端の電極の近傍に装着されるマルチルーメンタイプのチューブであり、例えばシリコーンゴムなど医療用具で使用される軟らかく耐熱性を有する材質で形成される。電気メス装着部4は、略円筒状のチューブ本体4’を具え、チューブ本体4’の軸方向に沿って電気メスが挿入されるメインルーメン20が形成されている。また、チューブ本体4’は、上方前端部が前方へ突出した嘴状片23を有し、この嘴状片23には前端が吸引口Sに形成された吸引ルーメン21がメインルーメン20に沿って形成されている(図6、図7)。
チューブ本体4’の周壁には、注水用のチューブ(注水ルーメン)22が設けられる。注水チューブ22は、チューブ本体4’の周壁から嘴状片23の上面に延在して取り付けられ、その前端が注水口Tに形成される。注水口Tは、吸引口Sよりも上方に設けられ、かつ吸引口Sから前方へやや突出するように設けられる。このようにすることで、注水口Tから電極に水を確実に滴下することができる。また、吸引口Sのうち注水口Tの下方に位置する箇所には、注水口Tから滴下される水の吸引を阻止するための目止め部材24が設けられている。これらの吸引ルーメン21及び注水ルーメン22は、前記した連結管3の吸引ルーメン17及び注水ルーメン18とそれぞれ連通する。
(ハウジング部16)
次に、ハウジング部16の構成について詳しく説明する。図8は、ハウジング部16の詳細構成を示すブロック図である。ハウジング部16は、図8に示すように、コイル(磁気ノイズ検出部)30、磁界強度検出回路31、増幅回路32、マイコン(制御部)33、絶縁及び駆動回路34、電源安定化回路35、及び低ノイズ電源36を具えている。コイル30は、ハウジング部16に形成された空洞部Rを径方向に取り囲むように設けられ、電気メスなどの医療機器から発生する磁気ノイズを検出する。
磁界強度検出回路31は、コイル30で検出された磁気ノイズに対応した磁界強度(dB値)を直流電圧に変換する。増幅回路32は、磁界強度検出回路31で変換された直流電圧を所定に増幅する。この増幅回路32による増幅は必ずしも行われる必要はなく、磁気ノイズの出力レベルが弱い場合に必要に応じて行われればよい。
マイコン(制御部)33は、磁界強度検出回路31で変換された直流電圧をデジタル値に変換するとともに(AD変換)、変換されたデジタル値と予め設定された電圧の上限閾値とを比較する。そして、直流電圧値が上限閾値を超えているとき、電気メスなどの医療機器が作動したと判定する。
絶縁及び駆動回路34は、マイコン33により電気メスなどの医療機器が作動したと判定されると、ハウジング部16に接続された制御対象機器に対して動作制御信号(ON信号)を送信する。制御対象機器としては例えば電磁弁が挙げられるが、この場合の制御例については後述する。
電源安定化回路35は、外部の電源装置から5V電源の供給を受けるとともに、供給された5V電源からマイコン33と絶縁及び駆動回路34の動作に必要な3.3V電源をそれぞれの回路33、34に供給する。また、電源安定化回路35は、3.3V電源を低ノイズ電源36に供給する。低ノイズ電源36は、電源安定化回路35から供給される3.3V電源から、磁界強度検出回路31及び増幅回路32の動作に必要な3.0V電源をそれぞれの回路31、32に供給する。
なお、ハウジング部16のポート本体5との接続部25には一方弁27が設けられる(図2)。一方弁27は、腹腔内に充填される気腹ガスがポート本体5のメインルーメン6及び空洞部Rを通ってポート2の外へ漏出するのを防止するための弁である。
(マルチファンクショナルポートシステム50)
次に、マルチファンクショナルポート1を用いて構成されるマルチファンクショナルポートシステム50とその動作例について、図面を参照しながら説明する。
図9は、マルチファンクショナルポートシステム50の概略構成を示す図である。このシステム50では、まず、電気メス本体装置60に接続された電気メスのハンドピース61(以下、単に電気メス61という)が準備されるとともに、マルチファンクショナルポート1が患者の腹腔にセットされる。そして、電気メス61がポート1のハウジング部16側からポート本体5のメインルーメン6内に挿入され、電気メス61の先端の電極63、63’付近に電気メス装着部4が取り付けられる。また、ポート1の吸引管11にはチューブ64aを介して吸引装置65が接続され、ポート1の注水管15にはチューブ64bを介して注水装置(生理食塩水バッグ)66が接続される。
吸引管11の途中には電磁弁70が設けられる。電磁弁70は、吸引管11内の吸引ルーメン13及び注水ルーメン14を開閉可能に設けられている。また、電磁弁70は、電磁弁制御装置71を介してポート1のハウジング部16に接続されている。
電磁弁制御装置71には電源装置72が接続される。電磁弁制御装置71は電源装置72から電源の供給を受けて動作し、さらにハウジング部16内の電源安定化回路35に対してマイコン33の動作に必要な電源を供給する。電磁弁制御装置71には図示省略のスイッチング回路が設けられており、電気メス61の作動が停止している平常時は電磁弁70を閉鎖状態に維持している。このとき、吸引装置65から電磁弁70までの間では、吸引ルーメン13内が吸引装置65による吸引により負圧に維持されている。また、注水装置66から電磁弁70までの間では、注水ルーメン14内が注水装置66から送られた生理食塩水で満たされている。以上でシステム50の使用準備が完了する。
次に、システム50の使用例を説明する。図10はシステム50の使用状態図であり、図11はシステム50による電磁弁70の制御の流れを示すフロー図である。図10において73,74はポート(トロカー)であり、予め患者の腹腔にセットされる。術者はポート73に内視鏡75を挿入するとともに、このポート73の内腔と内視鏡75との隙間から図示省略のガス注入装置により腹腔内に炭酸ガスを注入し、腹腔内を膨らませて術野を確保する。そして、ポート74に鉗子76を挿入し、切除対象となる病巣などの組織Uを把持するとともに、ポート1のハウジング部16側からポート部2へ電気メス61を挿入する(図11のS01)。
このとき、ポート1では、ハウジング部16内に設けられたコイル30により、電気メス61から発生する磁気ノイズが検出される(S02)。コイル30で検出された磁気ノイズは、磁界強度検出回路31で直流電圧に変換され、増幅回路32により必要に応じて増幅される。そして、マイコン33は、電圧をデジタル値に変換し、変換後の値が予め設定された上限閾値を超えているか否か、すなわち磁気ノイズが所定のレベルを上回るか否かを判定する(S03)。
その結果、デジタル変換後の電圧値が上限閾値を超えていなければ(S03におけるNo)、マイコン33は電気メス61が作動していないと判定し、電磁弁制御装置71に対してはいかなる信号も送信しない。その間、電磁弁制御装置71は電磁弁70の閉鎖状態を継続する(S04)。
一方、デジタル変換後の電圧値が上限閾値を超えていれば(S03におけるYes)、マイコン33は磁気ノイズが所定のレベルを上回った、すなわち電気メス61が作動したと判定し、絶縁及び駆動回路34を介して電磁弁制御装置71に対し動作制御信号(ON信号)を送信する。
電磁弁制御装置71は、マイコン33から動作制御信号(ON信号)を受信すると、内部に設けられたスイッチング回路により電磁弁70を開放する(S05)。すると、閉鎖されていた吸引管11内の吸引ルーメン13及び注水ルーメン14が開放され、注水装置66から電気メス装着部4までに至る各注水ルーメン(注水管15、吸引管11の注水ルーメン14、ポート本体5の注水チューブ9、連結管3の注水ルーメン18、電気メス装着部4の注水チューブ22)が連通する。こうして、注水装置66から送出された生理食塩水が各注水ルーメンを経て、注水チューブ22先端の注水口Tから電気メス61の電極63、63’に滴下される(図12参照)。
また、電磁弁70が開放されると、同様に吸引装置65から電気メス装着部4までに至る各吸引ルーメン(吸引管11の吸引ルーメン13、ポート本体5の吸引ルーメン8、連結管3の吸引ルーメン17、電気メス装着部4の吸引ルーメン21)が連通する。こうして、吸引装置65による吸引により各吸引ルーメンが負圧となり、吸引ルーメン21先端の吸引口Sからミスト77の吸引が行われる。このように、電気メス61が作動した時にマイコン33が電磁弁70を開放するように制御することで、電極63、63’に対する注水と腹腔内からのミストの吸引が行われる。
次に、電気メス61が作動している状態において、コイル30は電気メス61から発生する磁気ノイズを検出し(S06)、マイコン33は電圧値をデジタル変換するとともに、この変換後の電圧値が下限閾値を下回るか否かを判定する(S07)。ここで、電圧値が下限閾値を下回らないとき(S07におけるNo)、マイコン33は電気メス61の作動が継続していると判定し、電磁弁制御装置71に対してはいかなる信号も送信しない。その間、電磁弁制御装置71は電磁弁70の開放状態を継続する(S08)。こうして、電気メス61の作動中は電極63、63’に対する注水と腹腔内からのミストの吸引が継続される。
一方、S07において、電圧値が下限閾値を下回ると、マイコン33は電気メス61の作動が停止したと判定し(S07におけるYes)、絶縁及び駆動回路34を介して電磁弁制御装置71に対し動作制御信号(OFF信号)を送信する。電磁弁制御装置71は、マイコン33から動作制御信号(OFF信号)を受信すると、電磁弁70を閉鎖するように制御する(S09)。すると、開放されていた吸引管11内の吸引ルーメン13及び注水ルーメン14が閉鎖され、電極63、63’に対する注水装置66からの注水と吸引装置65による腹腔内からのミストの吸引が停止される。注水装置66からの注水とミストの吸引が停止されると再びS02に戻り、以下同様にしてS02からS09までの処理を繰り返す。
このように、本発明のマルチファンクショナルポート1及びマルチファンクショナルポートシステム50によれば、ポート1に挿入された電気メス61などの医療機器から発生する磁気ノイズを検出するコイル(磁気ノイズ検出部)30と、コイル30で検出された磁気ノイズのレベルに基づき、ポート本体5に接続された電磁弁70の動作を制御するマイコン(制御部)33とを備えるので、ポート1に挿入された電気メスなどの医療機器の作動状態に応じて、ポート1に接続された電磁弁70の開閉動作を適切に制御することができる。
また、本発明のマルチファンクショナルポートシステム50によれば、コイル30で検出した磁気ノイズのレベルが所定のレベルを上回るとき、注水装置66から送られる水を電極に滴下し、吸引装置65により体腔内に滞留するミストを吸引するように電磁弁70を開放制御するので、ポート1に挿入された電気メス61が作動したタイミングで注水装置66からの水を電極63、63’へ確実に滴下するとともに、吸引装置65により体腔内からミストを吸引することができる。
なお、上記実施の形態では、ポート1に挿入される医療機器として電気メス61を用いた場合を例示して説明したが、医療機器としてはこれに限らず、例えば内視鏡であってもよい。この場合でも、内視鏡から発生する磁気ノイズを検出し、その検出結果に応じて電磁弁70の開閉動作を制御することができる。
また、上記実施の形態では、制御対象装置が電磁弁70である場合を例示して説明したが、制御対象装置としてはこれに限らず、他の装置であってもよい。要は、電気メスなどの医療機器の作動状態の判定結果に応じてマイコン33から送信される動作制御信号に基づいて何らかの動作を行う装置であれば、どのような装置であってもかまわない。このように、上記実施の形態はあくまでも好ましい一例であり、この発明は特許請求の範囲に記載した範囲内であれば細部の設計等は任意に変更、修正が可能であることは言うまでもない。
1 マルチファンクショナルポート
2 ポート部
3 連結管
4 電気メス装着部
5 ポート本体
6 メインルーメン
8 吸引ルーメン
9 注水用のチューブ(注水ルーメン)
11 吸引管
15 注水管
16 ハウジング部
24 目止め部材
30 コイル(磁気ノイズ検出部)
33 マイコン(制御部)
50 マルチファンクショナルポートシステム
61 電気メス
63、63’ 電極
65 吸引装置
66 注水装置(生理食塩水バッグ)
70 電磁弁(制御対象機器)
71 電磁弁制御装置
S 吸引口
T 注水口

Claims (6)

  1. 内視鏡手術に用いられる医療機器を体腔内へ案内するマルチファンクショナルポートであって、
    前後端が開口し、軸方向の内部に前記医療機器を挿入して保持するメインルーメンが形成されたポート本体を具え、
    このポート本体には、前記メインルーメンに挿入された医療機器から発生する磁気ノイズを検出する磁気ノイズ検出部と、該磁気ノイズ検出部で検出された磁気ノイズのレベルに基づき、該ポート本体に接続された制御対象機器の動作を制御する制御部と、が設けられていることを特徴とするマルチファンクショナルポート。
  2. 内視鏡手術に用いられる医療機器を体腔内へ案内するマルチファンクショナルポートを含んで構成されるマルチファンクショナルポートシステムであって、
    前記マルチファンクショナルポートは、
    前後端が開口し、軸方向の内部に前記医療機器を挿入して保持するメインルーメンが形成されたポート本体を具え、
    このポート本体には、前記メインルーメンに挿入された医療機器から発生する磁気ノイズを検出する磁気ノイズ検出部と、該磁気ノイズ検出部で検出された磁気ノイズのレベルに基づき、該ポート本体に接続された制御対象機器の動作を制御する制御部と、が設けられているとともに、
    該ポート本体には、前記制御対象機器として電磁弁が接続され、
    前記制御部は、前記磁気ノイズ検出部で検出した磁気ノイズのレベルに基づき、前記電磁弁の開閉動作を制御することを特徴とするマルチファンクショナルポートシステム。
  3. 前記医療機器は電気メスで構成されるとともに、
    該電気メスの電極に水を滴下するための注水装置と、水を電極に滴下することにより発生して体腔内に滞留するミストを吸引するための吸引装置と、が設けられ、
    前記マルチファンクショナルポートのポート本体には、
    前記注水装置と連通し、該注水装置から送られる水を電気メスの電極に滴下する注水ルーメンと、
    前記吸引装置と連通し、体腔内に滞留するミストを吸引する吸引ルーメンとが設けられるとともに、
    前記電磁弁は、前記注水装置と注水ルーメンとを連通する連通路、及び前記吸引装置と吸引ルーメンとを連通する連通路を開閉可能に設けられており、
    前記磁気ノイズ検出部は、前記メインルーメンに挿入された電気メスから発生する磁気ノイズを検出し、
    前記制御部は、前記磁気ノイズ検出部で検出した磁気ノイズのレベルが所定のレベルを上回るとき、前記注水装置から送られる水を電極に滴下し、前記吸引装置により体腔内に滞留するミストを吸引するように前記電磁弁を開放制御する請求項2に記載のマルチファンクショナルポートシステム。
  4. 前記ポート本体の軸方向前端部は、電気メスの電極付近に装着される電気メス装着部に形成され、
    この電気メス装着部に設けられた注水ルーメンは、前端部が電極に水を滴下する注水口に形成されるとともに、この電気メス装着部に設けられた吸引ルーメンは、前端部が前記ミストを吸い込む吸引口に形成されている請求項3に記載のマルチファンクショナルポートシステム。
  5. 前記注水口は、前記吸引口の上方に設けられ、かつ前記ポート本体の軸方向において該吸引口より前方に突出して設けられている請求項4に記載のマルチファンクショナルポートシステム。
  6. 前記吸引口のうち前記注水口の下方に位置する箇所には、該注水口から滴下される水の吸引を阻止する目止め部材が設けられている請求項5に記載のマルチファンクショナルポートシステム。
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