JP2018173033A - エンジン始動発電ユニット及び油圧回路 - Google Patents

エンジン始動発電ユニット及び油圧回路 Download PDF

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Koji Iwaki
浩二 岩木
中村 祐輔
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Abstract

【課題】エンジン始動発電ユニットにおいて、エンジンに対する組み付け作業を簡略化でき、かつ、潤滑性能を高くでき、かつ、始動モータ及び発電機の両方の機能を持たせることができる構成を提供する。【解決手段】エンジン始動発電ユニット20は、ハウジング相当部材24に固定され、エンジンの始動モータ及び発電機としての機能を有する回転電機22と、ハウジング相当部材の内側に配置され、入出力軸21と回転電機のモータ軸23との間に接続された不思議遊星歯車機構30等の遊星歯車機構と、油圧ポンプ部90とを含む。油圧ポンプ部90は、ハウジング相当部材の内部に形成され、またはハウジング相当部材に固定されて形成され、入出力軸またはモータ軸により駆動され、外部の油溜まりから吸引した油を吐出する。【選択図】図2A

Description

本発明は、エンジンに対し動力の伝達可能に接続された状態で、エンジンの始動と発電とのために用いられるエンジン始動発電ユニット及び油圧回路に関する。
エンジンを搭載し、芝刈り作業、耕うん作業等を行うための農業トラクターなどの作業車両が、従来から知られている。このような作業車両において、運転者によるイグニッション・スイッチのオフからオンへの操作にしたがって、エンジンは、セルモータと呼ばれる始動モータにより始動される。また、エンジンの始動後において、エンジンがプーリ、ベルト等を介して発電機を駆動する。
特許文献1には、内燃機関を回転させるためのスタータモータ(始動モータ)としても、または自動車の電圧源に供給するための発電機としても使用させる電気機械及び遊星歯車装置が記載されている。電気機械のロータと遊星歯車支持軸との間に遊星歯車装置が配置される。遊星歯車装置は、ロータに固定されたサンギヤと、サンギヤ及び中空歯車(外側ギヤ)に噛合された遊星歯車と、遊星歯車を支持する遊星歯車支持体とを含む。中空歯車が、第1の位置、第2の位置、及びニュートラル位置である、周方向の3つの位置で切り替えられる。第1の位置では、中空歯車がブレーキライニングに押し付けられロックされる。この位置では、電気機械の回転数が低下し、高いモーメントが実現されるとされている。第2の位置では、中空歯車が軸方向に移動して遊星歯車支持体に押し付けられてロックされる。このときには、電気機械は高回転数で駆動され、高い電気的な出力が供給されるとされている。ニュートラル位置では中空歯車は自由回転し、自動車の駆動系と電気機械との間の接続が中断されるとされている。また、特許文献1には、遊星歯車装置が潤滑油を備えることが記載されている。
特表2001−519504号公報
車両に始動モータ及び発電機の2つを搭載することは、車両の小型化及び軽量化を図る上での妨げとなる。また、部品点数が多くなり、コストが増大する要因となる。
特許文献1に記載された構成では、電気機械に始動モータ及び発電機の機能を持たせることができるが、潤滑油が内部に貯留されており外部に排出する構成ではないので、油の攪拌抵抗に伴うエネルギーロスや油温上昇で潤滑性能が劣る面から改良の余地がある。電気機械との間で潤滑油を循環させる潤滑油ポンプを設けることにより、潤滑性能を高くできる可能性があるが、エンジンに潤滑油ポンプと電気機械とを異なる位置に組み付ける必要があるため、エンジンに対する組み付け作業が煩雑になる。
本発明の目的は、エンジン始動発電ユニット及び油圧回路において、エンジンに対する組み付け作業を簡略化でき、かつ、エネルギーロスを低減でき潤滑性能を高くでき、かつ、始動モータ及び発電機の両方の機能を持たせることができる構成を提供することである。
本発明に係るエンジン始動発電ユニットは、エンジンに対し動力の伝達可能に接続された状態で、前記エンジンの始動と発電とのために用いられるエンジン始動発電ユニットであって、ハウジング相当部材と、前記ハウジング相当部材に固定され、前記エンジンの始動モータ及び発電機としての機能を有する回転電機と、前記ハウジング相当部材の内側に回転可能に支持され、前記エンジン側の部材に接続される接続部を有する入出力軸と、前記ハウジング相当部材の内側に配置され、前記入出力軸と前記回転電機のモータ軸との間に接続された遊星歯車機構と、前記ハウジング相当部材の内部に形成され、または前記ハウジング相当部材に固定されて形成される油圧ポンプであって、前記入出力軸または前記モータ軸により駆動され、外部の油溜まりから吸引した油を吐出する油圧ポンプとを備え、前記油圧ポンプから吐出された油は、前記ハウジング相当部材の内部空間で前記遊星歯車機構を潤滑するとともに該油は潤滑後に前記内部空間より前記油溜まりに排出されるようにしている、エンジン始動発電ユニットである。
本発明に係る油圧回路は、本発明に係るエンジン始動発電ユニットと、第1ポート、第2ポート及び第3ポートを含む方向切換弁であって、前記第1ポート及び前記第2ポートを選択的に前記第3ポートに接続するように切換可能な方向切換弁と、を備え、前記第1ポートは、前記油圧ポンプ部の出口に接続され、前記第2ポートは、前記内部空間に通じる内部潤滑用入口ポートに接続され、前記第3ポートは、油圧で駆動する油圧駆動装置に接続され、前記方向切換弁の切換に応じて、前記油圧ポンプ部から吐出された油が前記油圧駆動装置に供給され、前記油圧駆動装置から排出された油が前記内部空間に供給されるように構成される、油圧回路である。
本発明に係るエンジン始動発電ユニット及び油圧回路によれば、エンジンに対する組み付け作業を簡略化でき、かつ、エネルギーロスを低減でき潤滑性能を高くでき、かつ、始動モータ及び発電機の両方の機能を持たせることができる構成を提供できる。
本発明に係る実施形態のエンジン始動発電ユニットを含むエンジンユニットを示す図である。 本発明に係る実施形態の油圧回路を示す図であって、図1に示すエンジン始動発電ユニットを断面にして示す図である。 図2Aにおいて油圧ポンプ部及び不思議遊星歯車機構を構成する部分を拡大して示す図である。 図2BのA−A断面図である。 図2BのB−B断面図である。 図2Bの中心部の拡大図である。 実施形態において、モータ軸から入出力軸にエンジン始動用の動力が伝達されるときの動力伝達経路を示している図2Bに対応する図である。 実施形態において、エンジン始動用の動力によって、第1インターナルギヤから第1一方向クラッチを介して入出力軸が回転される状態を示している図2BのC−C断面図である。 実施形態において、入出力軸からモータ軸に発電用の動力が伝達されるときの動力伝達経路を示している図2Bに対応する図である。 実施形態において、発電用の動力によって、入出力軸から第2一方向クラッチを介してサンギヤが回転される状態を示している図2BのD−D断面図である。 実施形態の別例の油圧回路を示す図であって、エンジン始動発電ユニットを断面にして示す図である。 実施形態の別例の油圧回路を示す図であって、エンジン始動発電ユニットを断面にして示す図である。
以下に図面を用いて本発明に係る実施形態につき詳細に説明する。以下で述べる形状、個数、部品の配置関係等は、説明のための例示であって、エンジン始動発電ユニットの仕様等に合わせ、適宜変更が可能である。また、以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付している。
図1は、実施形態のエンジン始動発電ユニット20を含むエンジンユニット10を示す図である。エンジンユニット10は、作業機を備える作業車両等の車両(図示せず)に搭載され、車両の駆動力を得るために使用される。エンジンユニット10は、駆動源としてのエンジン15、動力取り出し部16、及びエンジン始動発電ユニット20を備える。以下では、エンジン始動発電ユニットは、始動発電ユニットと記載する。なお、図1及び後述の図2A〜図2Cでは、便宜上、始動発電ユニット20において、車両搭載状態での前後方向をXで示し、前後方向に対し直交する左右方向をYで示し、X,Yに対し直交する上下方向をZで示している。一方、始動発電ユニット20の車両搭載状態での向きは、以下で説明する向きには限定されない。例えば始動発電ユニットにおいて、以下で説明する前後方向、左右方向がそれぞれ左右方向、前後方向となるように、向きが90度回転するように変更された状態で配置されてもよい。
動力取り出し部16は、エンジン15に固定されるフライホイールケース85と、フライホイールケース85に収容されるフライホイール17とを含む。エンジン15の出力軸15aの動力は、フライホイール17を介して第1動力伝達軸(図示せず)に取り出される。第1動力伝達軸は、例えば車両の後車軸駆動装置を構成する作動歯車装置に連結されることにより、左右の後輪の車軸を駆動可能とする。なお、第1動力伝達軸の動力を、歯車機構等を介して第2動力伝達軸に伝達して第2動力伝達軸に連結した前車軸駆動装置により左右の前輪を駆動可能としてもよい。また、第1動力伝達軸の動力をPTO軸(図示せず)に伝達して、PTO軸に連結された耕うん機、芝刈機等の各種作業機を駆動させるようにしてもよい。
一方、エンジン15において、フライホイール17とは反対側には、後述の出力軸15aの回転を、通例の如くエンジン15内のカム軸や燃料噴射ポンプに伝達するためのギヤケース86が取り付けられている。ギヤケース86の一部は、エンジン15の一方側面(図1の紙面の表側面)より外側にはみ出しており、このはみ出した部分のフライホイール17側の面には、始動発電ユニット20が固定されている。
ギヤケース86の内部には、第1及び第2ギヤ87,88と、アイドルギヤ(図示せず)とが収容される。第1ギヤ87は、エンジン15の出力軸15aの一端部(図1の左端部)に固定される。第2ギヤ88は、始動発電ユニット20を構成する後述の入出力軸21の端部に固定される。第1及び第2ギヤ87,88には図示しないアイドルギヤが噛み合わされる。これにより、エンジン15と入出力軸21との間で動力の伝達が可能である。
図2Aは、実施形態の油圧回路200を示す図であって、図1に示す始動発電ユニット20を断面にして示す図である。図2Bは、図2Aにおいて油圧ポンプ部90及び不思議遊星歯車機構30を構成する部分を拡大して示す図である。図2Cは、図2BのA−A断面図である。
油圧回路200は、エンジン始動発電ユニット20と、エンジン始動発電ユニット20の外部の油タンク部122とを備える。油タンク部122は、油溜まり部に相当する。
始動発電ユニット20は、エンジン15に対し動力の伝達可能に接続された状態で、エンジン15の始動と発電とのために用いられる。始動発電ユニット20は、ハウジング相当部材24、回転電機22、入出力軸21、不思議遊星歯車機構30及び油圧ポンプ部90を含んで構成される。
ハウジング相当部材24は、始動発電ユニット20のケースに相当するものであり、エンジン側ハウジング部材25、モータ側ハウジング部材26、ギヤ形成部材27、及びカバー部材29を含んで構成される。エンジン側ハウジング部材25及びモータ側ハウジング部材26は、ギヤ形成部材27を挟んで、それぞれの外周部を共通のボルト28によりネジ止め結合することにより固定される。なお、別々のボルトによって部材25と部材27、並びに、部材26と部材27をそれぞれ接合するようにしてもよい。ギヤ形成部材27は、略円筒状に形成され、ハウジング相当部材24の外側面の中間部を形成する。ギヤ形成部材27は、ハウジング相当部材24の内側面となる内周面に、第2インターナルギヤ31の歯部が直接に機械加工によって形成されている。該ギヤ31は、後述の不思議遊星歯車機構30の一部を構成する。
エンジン側ハウジング部材25には、前後方向Xの一端面(図2A、図2Bの左端面)において、略中心部に開口するポンプ室92が形成される。図2Cに示すように、ポンプ室92は、上下方向Zに長く、かつ、複数の円弧が接続されてなる略楕円形の断面形状を有する。図2A、図2Bに示すように、エンジン側ハウジング部材25には、ポンプ室92の底面(図2A、図2Bの右側面)に、それぞれ一端が開口するように凹孔25bと貫通孔である軸孔25aとが、上下方向Zに並んで形成される。凹孔25b及び軸孔25aは、エンジン側ハウジング部材25の前後方向Xに沿って平行に配置される。凹孔25bには、後述のポンプ軸91の一端部(図2Bの右端部)が挿入される。この凹孔25bの底部には、底部の直径より小径の油通路25cが形成され、その油通路25cが、ハウジング相当部材24の後述の内部空間Sに通じている。軸孔25aには、後述の入出力軸21の小径軸部21cが挿通される。入出力軸21、ポンプ軸91及びポンプ室92は、後述の油圧ポンプ部90を構成する。
図2Cに示すように、エンジン側ハウジング部材25には、左右方向Y両端に開口する吸入ポート94及び吐出ポート95と、第1油路96及び第2油路97とが形成される。第1油路96は、吸入ポート94と、ポンプ室92の入口M1とを連通する。第2油路97は、吐出ポート95と、ポンプ室92の出口M2とを連通する。なお、図2A、図2Bでは、吸入ポート94及び吐出ポート95を、それぞれエンジン側ハウジング部材25の下端、上端に図示している。これらの下端、上端の図は、図2Cにおいて、ポンプ軸91、入出力軸21の両方の中心を通る上下方向Zの直線N1と、吸入ポート94、吐出ポート95の両方の中心を結ぶ左右方向Yの直線N2との交点Oを中心として、90度回転させたときに見える図を仮想的に示している。図2Cに示すように、実際には、吸入ポート94及び吐出ポート95は、エンジン側ハウジング部材25の左右方向両端に開口する。
モータ側ハウジング部材26は、後述の回転電機22のモータ軸23を挿通させる軸孔26aを有する。モータ側ハウジング部材26は、内周側端部からハウジング相当部材24の内部空間S側に突出する段付き円筒状の筒部26bを有する。
カバー部材29は、エンジン側ハウジング部材25において、ギヤ形成部材27とは反対側の前後方向X一端部(図2A、図2Bの左端部)にボルト(図示せず)等により結合固定される。カバー部材29には、上記の凹孔25b及び軸孔25aに対応して、凹孔29b及び軸孔29aが、上下方向Zに並んで形成される。凹孔29bには、後述のポンプ軸91の他端部(図2Bの左端部)が挿入される。軸孔29aには、入出力軸21の小径軸部21cが挿通される。
回転電機22は、ケース22a、ケース22aの内側に回転可能に支持されたモータ軸23、モータ軸23に固定されたロータ(図示せず)、及びケース22aの内側に固定されたステータ(図示せず)を含んで構成される。回転電機22は、直流電流により駆動されるDCモータ、または交流電流により駆動されるACモータの構造を有する。例えば、回転電機22は、磁石付ロータを含む三相交流型モータの構造を有する。ケース22aは、ハウジング相当部材24において、エンジンとは反対側の端面に突き当てた状態で、ボルト22bによりモータ側ハウジング部材26を挟んでギヤ形成部材27と結合固定される。この状態で、モータ軸23の一端部(図2Bの左端部)は、ケース22aからハウジング相当部材24側に突出する。そして、モータ軸23は、一端部が、後述のようにハウジング相当部材24に回転可能に支持された中間連結部材50とスプライン係合されることにより、中間連結部材50と同期して回転する。中間連結部材50は、後述のように、不思議遊星歯車機構30を構成するサンギヤ33とスプライン係合することにより、サンギヤ33と同期して回転する。
回転電機22は、エンジンの始動モータ及び発電機としての機能を有する。例えば、イグニッション・スイッチ(図示せず)の人為操作によりバッテリ(図示せず)から直流交流変換器であるドライバ(図示せず)を介して、3相交流電流が供給されることにより、回転電機22は一方向に回転駆動する。このとき、後述の不思議遊星歯車機構30、入出力軸21、第2ギヤ88、アイドルギヤ、第1ギヤ87を介して、回転電機22の動力がエンジン15の出力軸15aに伝達されることにより、エンジン15が始動される。これにより、回転電機22がエンジン15の始動モータとして機能する。また、エンジン15の始動後には、エンジン15の出力軸15aの動力が、第1ギヤ87、アイドルギヤ、第2ギヤ88、入出力軸21、及び不思議遊星歯車機構30の一部の要素を介して回転電機22のモータ軸23に伝達され、モータ軸23が回転駆動される。これにより、回転電機22が発電機として機能する。回転電機22により発電された電力は、ドライバを介してバッテリに供給されることで、バッテリが充電される。
入出力軸21は、ハウジング相当部材24の内側に回転可能に支持される。具体的には、入出力軸21は、軸方向中間部の大径円筒面21aと、軸方向一端部(図2Bの右端部)の小径円筒面21bと、軸方向他端部(図2Bの左端部)の小径軸部21cとを有する。小径軸部21cの軸方向他端部は、ハウジング相当部材24の前後方向一端面(図2Bの左端面)より外側に突出する。小径軸部21cのこの突出した部分には、第2ギヤ88が固定される。このとき、第2ギヤ88がエンジン側の部材に相当し、小径軸部21cは、第2ギヤ88に接続される接続部に相当する。なお、入出力軸21と第2ギヤ88とはスプラインに代えてキーによって接続してもよい。
入出力軸21は、ハウジング相当部材24を構成するエンジン側ハウジング部材25において、軸受24bにより回転可能に支持されている。カバー部材29と入出力軸21との間にはオイルシール24cが配置される。入出力軸21は、後述の第1インターナルギヤ34及びキャリア38の内側においても、それぞれ軸受により回転可能に支持されている。
不思議遊星歯車機構30は、ハウジング相当部材24の内側に配置される。不思議遊星歯車機構30は、入出力軸21と回転電機22のモータ軸23との間にクラッチ手段60を介して接続される。具体的には、不思議遊星歯車機構30は、上記のギヤ形成部材27に直接に形成された第2インターナルギヤ31と、第1インターナルギヤ34、複数のプラネタリギヤ39、キャリア38、及びサンギヤ33とを含んで構成される。
第1インターナルギヤ34は、ハウジング嵌合部材35と、ギヤ形成部材36とが結合固定されて形成される。ハウジング嵌合部材35は、外周面がハウジング相当部材24の円筒状の内周面とほぼ合致する円筒状外周面を有する筒部35aと、筒部35aの一端に中間段差部35bを介して連結された外向きのフランジ35cとを有する。
ギヤ形成部材36は、円環状のリング部36aと、リング部36aの内周面に形成されたギヤ部36bとを有する。フランジ35cにギヤ形成部材36のリング部36aが重ねられた状態で、フランジ35cとリング部36aとがボルト37によりねじ結合される。これにより、第1インターナルギヤ34が形成される。
図3は、図2BのA−A断面図である。ハウジング嵌合部材35と、ギヤ形成部材36との接合面の間には、油流通用の油通路34aが形成される。具体的には、ハウジング嵌合部材35のフランジ35cの下端部で、ボルト37に対し周方向に異なる位置においてギヤ形成部材36と対面する内側面の複数位置には、溝34bが形成される。各溝34bは、ギヤ形成部材36の歯底より内径側の位置からフランジ35cの外周面に達する位置にわたって形成される。そして、各溝34bとギヤ形成部材36の面とにより油通路34aが形成される。これにより、後述のように油圧ポンプ部90からハウジング相当部材24の内部に油が送られることにより、第1インターナルギヤ34の内側に溜まった油は速やかに第1インターナルギヤ34の外側に排出される。第1インターナルギヤ34の外側で、ハウジング相当部材24の内側下端部に流れた油は、ハウジング相当部材24の下端部に形成されたドレンポート24aから外部の油タンク部122(図2A)に排出されハウジング相当部材24内には油を溜めないようにしている。
第1インターナルギヤ34は、ハウジング相当部材24の内側に、軸受により支持された状態で回転可能に配置される。また、第1インターナルギヤ34は、ギヤ形成部材36によって形成する部分において、ギヤ形成部材27の軸方向一端面(図2Bの左端面)にわずかな隙間を介して対面するように、第2インターナルギヤ31と隣り合って第2インターナルギヤ31の中心軸線と同一の回転軸線を持つように並設される。これにより、第2インターナルギヤ31は、第1インターナルギヤ34の回転軸線と同一の中心軸線を持つように、第1インターナルギヤ34に並設される。
複数のプラネタリギヤ39は、第1インターナルギヤ34のギヤ部36bと第2インターナルギヤ31との両方の内側に噛合される。このために、各プラネタリギヤ39の軸方向長さは、ギヤ部36bと第2インターナルギヤ31とに同時に係合可能な長さとしている。各プラネタリギヤ39は内側にギヤ軸41が貫通され、ギヤ軸41とプラネタリギヤ39との間にニードル軸受等の軸受42が配置される。
キャリア38は、互いに略平行であり、それぞれ中心孔を有する第1円板部38a及び第2円板部38bと、第1及び第2円板部38a、38bを連結する連結部38cとを有する。第1円板部38aの内周側端部には軸方向に沿って円筒状の筒部38dが連結され、その筒部38dの内側には、入出力軸21の小径円筒面21bが配置される。ギヤ軸41の両端部は、第1円板部38a及び第2円板部38bに支持される。これにより、キャリア38は、複数のプラネタリギヤ39のそれぞれを、ギヤ軸41を介して自転可能に支持する。キャリア38の第2円板部38bの内周側端部には、軸方向一方側(図2Bの右側)に突出するように円筒状の筒部38eが連結される。この筒部38eは、モータ側ハウジング部材26に形成された筒部26bの外径側に、軸受により回転可能に支持される。また、キャリア38の筒部38dの軸方向他端(図2Bの左端)は、円板部材51を介して入出力軸21の大径円筒面21aと小径円筒面21bとの段差面に突き当てられる。円板部材51は、金属または樹脂により形成される。円板部材51を金属により形成する場合、円板部材51の表面に滑りをよくするための適宜の表面処理または樹脂コーティングを施すことが好ましい。
クラッチ手段60は、第1一方向クラッチ61と、第2一方向クラッチ62とを有する。第1一方向クラッチ61は、ハウジング嵌合部材35と入出力軸21との間に配置される。ハウジング嵌合部材35と入出力軸21との間には、軸受40も配置される。第1一方向クラッチ61は、例えば複数のローラとバネとを含むローラ式であり、第1インターナルギヤ34が入出力軸21に対し一方向に回転する傾向となる場合に第1インターナルギヤ34と入出力軸21とをロックし、第1インターナルギヤ34と入出力軸21との相対回転を阻止する。一方、第1一方向クラッチ61は、入出力軸21が第1インターナルギヤ34に対し一方向に回転する傾向となる場合には、第1インターナルギヤ34と入出力軸21とのロックを解除し、第1インターナルギヤ34と入出力軸21との相対回転を許容する。このような第1一方向クラッチ61は、後述のようにモータ軸23から入出力軸21に対しエンジン始動用の動力が伝達される場合に、入出力軸21と第1インターナルギヤ34とを同期して回転させるように接続する。
第2一方向クラッチ62は、キャリア38の筒部38dの内周面と入出力軸21の小径円筒面21bとの間に配置される。筒部38dの内周面と入出力軸21の小径円筒面21bとの間には、軸受43も配置される。
第2一方向クラッチ62は、例えば第1一方向クラッチ61と同様にローラ式であり、入出力軸21がキャリア38に対し一方向に回転する傾向となる場合に入出力軸21とキャリア38とをロックし、入出力軸21とキャリア38との相対回転を阻止する。一方、第2一方向クラッチ62は、キャリア38が入出力軸21に対し一方向に回転する傾向となる場合には、キャリア38と入出力軸21とのロックを解除し、キャリア38と入出力軸21との相対回転を許容する。このような第2一方向クラッチ62は、エンジンが始動した後、入出力軸21からモータ軸23に対し発電用の動力が伝達される場合に、入出力軸21とキャリア38とを同期して回転させるように接続する。
図4は、図2Bの中心部の拡大図である。サンギヤ33は、筒部38eを通じて、キャリア38の内側に挿入され、回転可能に配置される。サンギヤ33は、円板部33aと、円板部33aの一端面(図4の右端面)から軸方向に突出する軸部33bとを有する。円板部33aの外周面にはギヤ部33cが形成され、そのギヤ部33cが複数のプラネタリギヤ39の内側に噛合される。軸部33bの外周面には雄スプライン部33dが形成され、その雄スプライン部33dが中間連結部材50とスプライン係合する。これにより、サンギヤ33は、中間連結部材50及びモータ軸23(図2B)と同期して回転する。サンギヤ33は、キャリア38の筒部38dの軸方向端面に取り付けられた断面L字形で環状のスリーブ44と、第2円板部38bの内周面に係止された止め輪45及び円板部材46とにより、軸方向の移動及び姿勢が規制されている。スリーブ44及び円板部材46は、金属または樹脂により形成される。スリーブ44及び円板部材46を金属により形成する場合、サンギヤ33に対面する表面に、滑りをよくするための適宜の表面処理または樹脂コーティングを施すことが好ましい。サンギヤ33は、中間連結部材50とスプライン係合した状態でモータ軸23の回転軸線に対し若干の傾き及び変位が許容される。これにより、負荷等配可能とし、不思議遊星歯車機構30の各構成部材の若干の製造誤差及び組み付け誤差を、このサンギヤ33で吸収可能である。
中間連結部材50は、円筒状で、内側の軸方向中間部に仕切り部50aが形成される。仕切り部50aは、中間連結部材50の軸方向両側の内側空間を連通させず、遮断する。オイルシール52は、中間連結部材50の外周とモータ側ハウジング部材26に形成された筒部26bの内周との間の隙間を埋めるためのオイルシールである。
図2Aから図2Cを用いて油圧ポンプ部90を説明する。油圧ポンプ部90は、ギヤポンプであり、ハウジング相当部材24の内部に形成される。具体的には、油圧ポンプ部90は、ポンプ軸91、第1ギヤ98、第2ギヤ99、及びポンプ室92を含んで構成される。ポンプ軸91は、エンジン側ハウジング部材25及びカバー部材29の凹孔25b、29bに、両端部が回転可能に支持される。第1ギヤ98は、ポンプ軸91の中間部に一体形成される。第2ギヤ99は、入出力軸21の中間部に相対回転不能に固定される。固定手段としてはスプラインやキーを用いる。第1ギヤ98及び第2ギヤ99は、ポンプ室92の内側に配置されて互いに噛合する。入出力軸21の回転により、第1ギヤ98及び第2ギヤ99が噛合した状態で、ポンプ軸91も回転する。ポンプ室92の入口M1は、上下方向Zの中間部において左右方向Yの一端に形成される。ポンプ室92の出口M2は、上下方向Zの中間部において左右方向Yの他端に形成される。これにより、油圧ポンプ部90は、入出力軸21により駆動され、第1ギヤ98及び第2ギヤ99の回転によって、吸入ポート94からポンプ室92に油を吸引し、ポンプ室92から吐出ポート95に向けて第2油路97に油を吐出する。
また、第2油路97において、吐出ポート95より上流側の位置には、オリフィス130を有する分岐経路132が接続され、第1インターナルギヤ34、入出力軸21、ギヤ軸41、及びサンギヤ33のそれぞれに形成された油路L2,L3,L4、L5と連通する。これにより、ハウジング相当部材24の内部空間Sに油を供給するための油経路が形成される。
また、図2Aに示すように、吐出ポート95には、ラインフィルタ201及び方向切換弁202を介して、油圧で駆動される油圧駆動装置204が接続される。油圧駆動装置204は、例えば作業機の駆動・非駆動を油圧で入り切りさせる油圧クラッチ等である。油圧駆動装置は、作業機を昇降させる油圧シリンダであってもよい。方向切換弁202は、電磁切換弁であり、ユーザの操作部(図示せず)の操作に応じて吐出ポート95及び油圧駆動装置204の給油ライン204aが連通される状態と、外部の油タンク部122及び油圧駆動装置の給油ライン204aが連通される状態とが切り換えられる。具体的には、方向切換弁202は、第1ポートP1、第2ポートP2及び第3ポートP3を含み、第1ポートP1及び第2ポートP2を選択的に第3ポートP3に接続するように切換可能である。第1ポートP1は、ラインフィルタ201を介して吐出ポート95に接続される。その途中には油圧駆動装置204の作動油圧を設定するリリーフ弁204bが接続される。第2ポートP2は、油タンク部122に接続される。第3ポートP3は、油圧駆動装置204の給油ライン204aに接続される。油タンク部122は、吸入ポート94に連通する。これにより、油圧ポンプ部90の作動によって、油タンク部122から吸引された油が吐出ポート95より油圧駆動装置204に供給されることで油圧駆動装置204が駆動される。また、吐出ポート95より上流側で分岐した油は、オリフィス130を通じて油量を制限したうえで、ハウジング相当部材24の内部空間Sに供給される。
具体的には、油圧ポンプ部90から排出された油は、オリフィス130、第1インターナルギヤ34、入出力軸21、ギヤ軸41、及びサンギヤ33のそれぞれに形成された油路L2,L3,L4、L5を介して、各一方向クラッチ61,62、及び不思議遊星歯車機構30の回転部分に供給される。また、上記のように、第1インターナルギヤ34の内側の空間に溜まった油は、第1インターナルギヤ34に形成された油通路34a(図3)を通じて、第1インターナルギヤ34の外側に排出される。このとき、キャリア38ならびに第1インターナルギヤ34が回転するので、遠心ポンプ効果を生み出し、プラネタリギヤ39の油路L4内の潤滑油や第1インターナルギヤ34の内側の油を第1インターナルギヤ34の外側へ強く排出すると同時に、前述した遠心ポンプ効果は油路L3,L2内の油をケース内方へ吸い込んで第1、第2一方向クラッチ61,62への潤滑を確実に行うことができる。そして、ハウジング相当部材24の下端部に形成されたドレンポート24aから外部の油タンク部122まで油が排出される。油圧ポンプ部90は、油タンク部122から油を吸い上げる。また、油圧ポンプ部90からハウジング相当部材24の内部空間Sに供給された油が、クラッチ手段60及び不思議遊星歯車機構30を潤滑するとともに該油は潤滑後に内部空間Sより速やかに排出されるようにしてある。これにより、ハウジング相当部材24の内部で溜まった油が、ハウジング相当部材24の内部で回転する部材の回転抵抗となることを抑制できる。
また、油圧駆動装置204の作動・非作動にかかわらず、オリフィス130によって、油圧ポンプ部90で吸引された油の一部を不思議遊星歯車機構30の潤滑油として良好に確保できる。
また、上記のように、モータ軸23の接続部となる中間連結部材50の内側が仕切り部50aで、また、外側がオイルシール52で仕切られている。これにより、回転電機22とハウジング相当部材24との間で油密状態を維持し回転電機22側に油が侵入することが阻止される。
上記のように始動発電ユニット20が構成されるので、第1一方向クラッチ61は、第1インターナルギヤ34側から入出力軸21側に、エンジン始動用の一方向の動力が伝達される場合に、入出力軸21と第1インターナルギヤ34とを同期して回転させるように接続する。一方、第1一方向クラッチ61は、入出力軸21側から第1インターナルギヤ34側に一方向の動力が伝達される傾向となる場合には、入出力軸21と第1インターナルギヤ34とを相対回転させるように接続を遮断する。これにより、第1一方向クラッチ61は、モータ軸23から入出力軸21に対しエンジン始動用の動力が伝達される場合にのみ、入出力軸21と第1インターナルギヤ34とを接続する。
図5は、実施形態において、モータ軸23から入出力軸21にエンジン始動用の動力が伝達されるときの動力伝達経路を示している図2Bに対応する図である。図6は、実施形態において、エンジン始動用の動力によって、第1インターナルギヤ34から第1一方向クラッチ61を介して入出力軸21が回転される状態を示している図2BのC−C断面図である。
モータ軸23から入出力軸21に対しエンジン始動用の動力が伝達される場合には、不思議遊星歯車機構30を用いて、モータ軸23に比べて入出力軸21が所定の減速比H1で減速されるように、入出力軸21と第1インターナルギヤ34とが接続される。このとき、モータ軸23の動力は、図5の矢印αで示すように、中間連結部材50、サンギヤ33、プラネタリギヤ39、第1インターナルギヤ34、第1一方向クラッチ61、入出力軸21の順に伝達される。このとき、不思議遊星歯車機構30のサンギヤ33、プラネタリギヤ39、第1インターナルギヤ34の順に動力が伝達されるので、大減速比、例えば50〜100のうちの任意の値の減速比H1で、モータ軸23に対し入出力軸21が減速される。
一方、第2一方向クラッチ62は、入出力軸21側からキャリア38側にエンジン始動による一方向の発電用の動力が伝達される場合に、入出力軸21とキャリア38とを同期して回転させるように接続する。一方、第2一方向クラッチ62は、キャリア38側から入出力軸21側に一方向の動力が伝達される傾向となる場合には、入出力軸21とキャリア38とを相対回転させるように接続を遮断する。これにより、第2一方向クラッチ62は、エンジン15が始動した後、入出力軸21からモータ軸23に対し発電用の動力が伝達される場合にのみ、入出力軸21とキャリア38とを接続する。
図7は、実施形態において、入出力軸21からモータ軸23に発電用の動力が伝達されるときの動力伝達経路を示している図2Bに対応する図である。図8は、実施形態において、発電用の動力によって、入出力軸21から第2一方向クラッチ62を介してサンギヤ33が回転される状態を示している図2BのD−D断面図である。
エンジンが始動した後、入出力軸21からモータ軸23に発電用の動力が伝達される場合には、入出力軸21に比べてモータ軸23が上記の減速比H1の値より低い増速比H2で増速されるように、入出力軸21とキャリア38とが接続される。このとき、入出力軸21の動力は、図7に矢印βで示すように、第2一方向クラッチ62、キャリア38、プラネタリギヤ39、サンギヤ33、中間連結部材50、モータ軸23の順に伝達される。この場合、不思議遊星歯車機構30の一部の構成要素として、キャリア38、プラネタリギヤ39、第2インターナルギヤ31、サンギヤ33を用いて入出力軸21に対しモータ軸23が増速される。この際、第1インターナルギヤ34は、自由回転するので増速比を得る作用に実質上影響せず、不思議遊星歯車機構30は、実質上、不思議遊星歯車機構30ではない一般的な遊星歯車機構として動作する。これにより、減速比H1の値より低い増速比H2として、例えば3〜5等のうちの任意の値の増速比H2が得られる。
したがって、上記の始動発電ユニット20によれば、始動モータ及び発電機の両方の機能を持たせることができ、かつ、不思議遊星歯車機構30の大減速比を用いてエンジン始動時の始動トルクを大きくできる。特に、エンジンとしてディーゼルエンジン等の始動トルクを大きくすることがより望まれるものを使用する場合に、本実施形態の効果が顕著になる。
また、油圧ポンプ部90から吐出された油は、内部空間Sで不思議遊星歯車機構30を潤滑するとともに、油は潤滑後に内部空間Sより油タンク部122に排出されるようにしている。これにより、始動発電ユニット20及び油圧回路200によれば、潤滑油が始動発電ユニットの内部で貯留された状態で維持される構成に比べて、油の攪拌抵抗に伴うエネルギーロスが抑制される上、油の熱は内部空間Sにこもることがなく油を冷却しやすい。このため、潤滑性能を高くでき、かつ、始動モータ及び発電機の両方の機能を持たせることができる構成を提供できる。また、油圧ポンプ部90は、始動発電ユニット20において、ハウジング相当部材24の内部に形成されるので、始動発電ユニットと、油圧ポンプ部とを別部材としてエンジンに組み付ける場合と異なり、エンジン15に対する組み付け作業を簡略化できる。
図9は、実施形態の別例の油圧回路200aを示す図であって、始動発電ユニット20aを断面にして示す図である。図9に示す別例の油圧回路200aは、始動発電ユニット20aと、始動発電ユニット20aの外部の油タンク部122と、方向切換弁202とを備える。方向切換弁202の第1ポートP1には、ハウジング相当部材144に形成された吐出ポート95aと、後述する内部潤滑用の入口ポート151とが接続される。
図9に示す始動発電ユニット20aは、上記の図1から図8の構成と異なり、回転電機22のモータ軸23と不思議遊星歯車機構30との間に、油圧ポンプ部90aが形成されている。具体的には、ハウジング相当部材144は、カバー部材29(図2B参照)を含んでいない。その代わりに、ハウジング相当部材144は、エンジン側ハウジング部材145、ギヤ形成部材27、ポンプハウジング部材146、及びモータ側ハウジング部材147を含んで構成される。モータ側ハウジング部材147は、ポンプハウジング部材146に対してボルト147cを用いたネジ結合により固定される。モータ側ハウジング部材147は、ポンプ軸91の一端部(図9の右端部)が挿入される凹孔147aと、中間回転軸154の一端部(図9の右端部)が挿入される軸孔147bとが形成される。モータ側ハウジング部材147の図9の紙面右側面にはボルト22bによって回転電機22が装着される。
中間回転軸154の一端部(図9の右端部)には、内側に回転電機22のモータ軸23がスプライン係合される第1接続部155が形成され、他端部(図9の左端部)には、サンギヤ160の中心孔にスプライン係合される第2接続部156が形成される。また、中間回転軸154の中間部には第2ギヤ99が固定される。サンギヤ160は、円板状であり、外周面に形成されたギヤ部が複数のプラネタリギヤ39と噛合する。
ポンプハウジング部材146には、前後方向Xの一端面(図9の右端面)に開口するポンプ室92aが形成される。ポンプ室92aの形状は、図2Cに示したポンプ室92の形状と同様である。ポンプハウジング部材146には、ポンプ室92aの底面(図9の左側面)に、それぞれ一端が開口するように2つの軸孔146a、146bが、上下方向Zに並んで形成される。
油圧ポンプ部90aは、ポンプ軸91の中間部に一体形成された第1ギヤ98と、中間回転軸154に固定された第2ギヤ99と、ポンプ室92aとを含んでいる。ポンプ軸91の両端部は、モータ側ハウジング部材147の凹孔147a及びポンプハウジング部材146の軸孔146aに回転可能に支持される。中間回転軸154の一端部(図9の右端部)は、モータ側ハウジング部材147の軸孔147bに、軸受によって回転可能に支持される。中間回転軸154の他端寄り部分(図9の左端寄り部分)は、ポンプハウジング部材146の軸孔146bに、軸受によって回転可能に支持される。ポンプハウジング部材146の左右方向両端部には、吸入ポート94aと吐出ポート95aとが外側面に開口するように形成される。吸入ポート94aはポンプ室92aの入口に接続され、吐出ポート95aは、ポンプ室92aの出口に接続される。吸入ポート94aは、始動発電ユニット20aの外部で、油タンク部122に接続される。吐出ポート95aは、始動発電ユニット20aの外部で、方向切換弁202の第1ポートP1に、ラインフィルタ201を有する油路205を介して接続される。なお、図9では、ポンプハウジング部材146の下端、上端にそれぞれ吸入ポート94a及び吐出ポート95aが図示されている。一方、実際には、図2Cのエンジン側ハウジング部材25の場合と同様にポンプハウジング部材146の左右方向Yの両端部に吸入ポート94a及び吐出ポート95aが形成されている。
エンジン側ハウジング部材145には、内部潤滑用の入口ポート151が形成され、その入口ポート151が、エンジン側ハウジング部材145の内側で第1インターナルギヤ34に形成された油路L2に連通している。入口ポート151には、始動発電ユニット20aの外部で、方向切換弁202及び吐出ポート95aを接続する油路205から分岐した油路206が接続される。この油路206にはオリフィス207が設けられている。これにより、油圧ポンプ部90aは、モータ軸23によって駆動され、外部の油タンク部122から吸引した油を吐出ポート95a側に吐出する。吐出ポート95aから排出された油は、方向切換弁202を介して油圧駆動装置204に供給される。また、吐出ポート95aから排出された油は、オリフィス207を有する油路206、入口ポート151を通じて、ハウジング相当部材144の内部空間Sに供給される。具体的には、油圧ポンプ部90から排出された油は、第1インターナルギヤ34、入出力軸21、及びギヤ軸41のそれぞれに形成された油路L2,L3,L4を介して、各一方向クラッチ61,62、及び不思議遊星歯車機構30の回転部分に供給される。その他の構成及び作用は、図1から図8の構成と同様である。
図10は、実施形態の別例の油圧回路200bを示す図であって、始動発電ユニット20bを断面にして示す図である。図10に示す別例の油圧回路200bは、始動発電ユニット20bと、始動発電ユニット20bの外部の油タンク部122と、方向切換弁202とを備える。方向切換弁202の第1ポートP1には、後述の油圧ポンプ部170に形成された吐出ポート171が接続される。方向切換弁202の第2ポートP2には、ハウジング相当部材180に形成された内部潤滑用の入口ポート151が接続される。
図10に示す始動発電ユニット20bは、上記の図1から図8の構成と異なり、回転電機22のケース22aを介して、ハウジング相当部材180に固定されて形成される油圧ポンプ部170を備える。具体的には、油圧ポンプ部170は、回転電機22のケース22aにおいて、ハウジング相当部材180と反対側に固定されたポンプケース172を備える。また、油圧ポンプ部170は、ポンプケース172の内部に回転可能に支持された第1ポンプ軸170a及び、図示を省略する第2ポンプ軸、第1ギヤ、第2ギヤ及びポンプ室を含んでいる。回転電機22のモータ軸23の他端部(図10の右端部)は、ポンプケース172側に突出させて、その突出させた端部に第1ポンプ軸170aがスプライン係合されて、同期して回転するように結合されている。この第1ポンプ軸170a、第2ポンプ軸によって回転される第1ギヤ及び第2ギヤは、ポンプ室の構成は、図2Aから図2Cに示した油圧ポンプ部90と同様である。油圧ポンプ部170のポンプケース172の左右方向両端には、吸入ポート(図示せず)及び吐出ポート171が形成される。吸入ポートは、ポンプ室の入口に接続され、排出吐出ポート171は、ポンプ室の出口に接続される。また、吸入ポートには、油圧ポンプ部170の外部で、油タンク部122が接続される。吐出ポート171には、油圧ポンプ部170の外部で、ラインフィルタ201を介して方向切換弁202の第1ポートP1が接続される。
ハウジング相当部材180は、エンジン側ハウジング部材145、ギヤ形成部材27、及びモータ側ハウジング部材26を含んで構成される。エンジン側ハウジング部材145の構成は、図9に示した構成と同様である。ギヤ形成部材27及びモータ側ハウジング部材26の構成は、図1から図8に示した構成と同様である。エンジン側ハウジング部材145に形成された入口ポート151は、方向切換弁202の第2ポートP2に接続される。
上記の構成によって、油圧回路200bは、方向切換弁202の切換に応じて、油圧ポンプ部170から吐出された油が油圧駆動装置204に供給され、油圧駆動装置204から排出された油が、ハウジング相当部材180の内部空間Sに供給されるように構成される。油圧ポンプ部170から油圧駆動装置204に油が供給される場合には、方向切換弁202の第1ポートP1及び第3ポートP3が接続されるように切り換えられる。このとき、リリーフ弁204bが油圧駆動装置204の作動油圧に調圧作動したときに排出されるリリーフ油は内部空間Sへ導かれるようにしている。油圧駆動装置204から内部空間Sに油が供給される場合には、方向切換弁202の第1ポートP1及び第2ポートP2が第3ポートP3に接続されるように切り換えられる。したがって、内部空間Sへの潤滑には、油圧駆動装置204からの戻り油としての潤滑油が途切れることなく供給される。上記の構成の場合、油圧ポンプ部170は、ハウジング相当部材24に固定されて形成されるので、始動発電ユニットと、油圧ポンプ部とを別部材としてエンジンに組み付ける場合と異なり、エンジンに対する組み付け作業を簡略化できる。その他の構成及び作用は、図1から図8の構成、または図9の構成と同様である。
なお、上記の各例の構成では、遊星歯車機構が、不思議遊星歯車機構である場合を説明したが、これに限定するものではなく、遊星歯車機構は、不思議遊星歯車機構ではない一般的な構成としてもよい。一方、始動発電ユニット20,20a、20bにおいて、エンジンの始動トルクを大きくし、かつ、発電機として用いる場合に回転電機を有効に保護する面からは、上記のように不思議遊星歯車機構を用いることが好ましい。
10 エンジンユニット、15 エンジン、15a 出力軸、16 動力取り出し部、17 フライホイール、20,20a,20b エンジン始動発電ユニット(始動発電ユニット)、21 入出力軸、21a 大径円筒面、21b 小径円筒面、21c 小径軸部、22 回転電機、22a ケース、22b ボルト、23 モータ軸、24 ハウジング相当部材、24a ドレンポート、24b 軸受、24c オイルシール、25 エンジン側ハウジング部材、25a 軸孔、25b 凹孔、25c 油通路、26 モータ側ハウジング部材、26a 軸孔、26b 筒部、27 ギヤ形成部材、28 ボルト、29 カバー部材、29a 軸孔、29b 凹孔、30 不思議遊星歯車機構、31 第2インターナルギヤ、33 サンギヤ、33a 円板部、33b 軸部、33c ギヤ部、33d 雄スプライン部、34 第1インターナルギヤ、34a 油通路、34b 溝、35 ハウジング嵌合部材、35a 筒部、35b 中間段差部、35c フランジ、36 ギヤ形成部材、36a リング部、36b ギヤ部、37 ボルト、38 キャリア、38a 第1円板部、38b 第2円板部、38c 連結部、38d,38e 筒部、39 プラネタリギヤ、40 軸受、41 ギヤ軸、42,43 軸受、44 スリーブ、45 止め輪、46 円板部材、50 中間連結部材、50a 仕切り部、51 円板部材、52 オイルシール、60 クラッチ手段、61 第1一方向クラッチ、62 第2一方向クラッチ、85 フライホイールケース、86 ギヤケース、87 第1ギヤ、88 第2ギヤ、90,90a 油圧ポンプ部、91 ポンプ軸、92 ポンプ室、94 吸入ポート、95,95a 吐出ポート、96 第1油路、97 第2油路、98 第1ギヤ、99 第2ギヤ、122 油タンク部、130 オリフィス、144 ハウジング相当部材、145 エンジン側ハウジング部材、146 ポンプハウジング部材、146a,146b 軸孔、147 モータ側ハウジング部材、147a 凹孔、147b 軸孔、147c ボルト、151 入口ポート、154 中間回転軸、155 第1接続部、156 第2接続部、160 サンギヤ、170 油圧ポンプ部、170a 第1ポンプ軸、171 吐出ポート、172 ポンプケース、180 ハウジング相当部材、200,200a、200b 油圧回路、201 ラインフィルタ、202 方向切換弁、204 油圧駆動装置、204a 給油ライン、204b リリーフ弁、205,206 油路、207 オリフィス。

Claims (4)

  1. エンジンに対し動力の伝達可能に接続された状態で、前記エンジンの始動と発電とのために用いられるエンジン始動発電ユニットであって、
    ハウジング相当部材と、
    前記ハウジング相当部材に固定され、前記エンジンの始動モータ及び発電機としての機能を有する回転電機と、
    前記ハウジング相当部材の内側に回転可能に支持され、前記エンジン側の部材に接続される接続部を有する入出力軸と、
    前記ハウジング相当部材の内側に配置され、前記入出力軸と前記回転電機のモータ軸との間に接続された遊星歯車機構と、
    前記ハウジング相当部材の内部に形成され、または前記ハウジング相当部材に固定されて形成される油圧ポンプ部であって、前記入出力軸または前記モータ軸により駆動され、外部の油溜まりから吸引した油を吐出する油圧ポンプ部とを備え、
    前記油圧ポンプ部から吐出された油は、前記ハウジング相当部材の内部空間で前記遊星歯車機構を潤滑するとともに該油は潤滑後に前記内部空間より前記油溜まりに排出されるようにしている、エンジン始動発電ユニット。
  2. 請求項1に記載のエンジン始動発電ユニットにおいて、
    前記遊星歯車機構は、
    前記ハウジング相当部材の内側に回転可能に配置された第1インターナルギヤと、
    前記ハウジング相当部材に回転不能に配置された第2インターナルギヤと、
    前記第1、第2インターナルギヤの内側に噛合された複数のプラネタリギヤと、
    前記複数のプラネタリギヤの内側に噛合され、前記モータ軸と同期して回転するサンギヤと、
    前記複数のプラネタリギヤのそれぞれを、ギヤ軸を介して自転可能に支持するキャリアと、を含み、前記入出力軸と前記モータ軸との間にクラッチ手段を介して接続される不思議遊星歯車機構であり、
    前記クラッチ手段は、
    前記モータ軸から前記入出力軸に対しエンジン始動用の動力が伝達される場合に、前記不思議遊星歯車機構を用いて、前記モータ軸に比べて前記入出力軸が所定の減速比で減速されるように、前記入出力軸と前記第1インターナルギヤとを接続し、
    前記エンジンが始動した後、前記入出力軸から前記モータ軸に対し発電用の動力が伝達される場合に、前記不思議遊星歯車機構の一部の構成要素を用いて、前記入出力軸に比べて前記モータ軸が前記減速比の値より低い増速比で増速されるように、前記入出力軸と前記キャリアとを接続する、エンジン始動発電ユニット。
  3. 請求項2に記載のエンジン始動発電ユニットにおいて、
    前記クラッチ手段は、
    前記入出力軸と前記第1インターナルギヤとの間に配置され、前記第1インターナルギヤ側から前記入出力軸側に動力が伝達される場合に、前記入出力軸と前記第1インターナルギヤとを同期して回転させるように接続し、前記入出力軸側から前記第1インターナルギヤ側に動力が伝達される傾向となる場合に、前記入出力軸と前記第1インターナルギヤとを相対回転させるように接続を遮断する第1一方向クラッチと、
    前記入出力軸と前記キャリアとの間に配置され、前記入出力軸側から前記キャリア側に動力が伝達される場合に、前記入出力軸と前記キャリアとを同期して回転させるように接続し、前記キャリア側から前記入出力軸側に動力が伝達される傾向となる場合には、前記入出力軸と前記キャリアとを相対回転させるように接続を遮断する第2一方向クラッチと、を含む、エンジン始動発電ユニット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1に記載のエンジン始動発電ユニットと、
    第1ポート、第2ポート及び第3ポートを含む方向切換弁であって、前記第1ポート及び前記第2ポートを選択的に前記第3ポートに接続するように切換可能な方向切換弁と、を備え、
    前記第1ポートは、前記油圧ポンプ部の出口に接続され、
    前記第2ポートは、前記内部空間に通じる内部潤滑用入口ポートに接続され、
    前記第3ポートは、油圧で駆動する油圧駆動装置に接続され、
    前記方向切換弁の切換に応じて、前記油圧ポンプ部から吐出された油が前記油圧駆動装置に供給され、前記油圧駆動装置から排出された油が前記内部空間に供給されるように構成される、油圧回路。
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