JP2018172993A - 排ガス処理装置及び船舶 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でC重油を燃料とする内燃機関の排ガスに含まれるSO2を低減できる排ガス処理装置及び船舶を提供する。【解決手段】排ガス処理装置10は、海水SWを貯留する貯留部12と、C重油を燃料とする内燃機関から排出される排ガスを貯留部12に貯留された海水SWの中に導入する導入部14と、貯留部12にて海水SWが排ガスに接触して生じた接触後海水を外部の海水を用いて冷却する熱交換器16と、熱交換器16にて冷却された接触後海水を貯留し、接触後海水に空気を放出する処理部18と、処理部18にて処理された接触後海水の上澄みを貯留部12に送出するポンプ20と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、排ガス処理装置及び船舶に関する。
特許文献1には、一般燃料としてC重油の使用を前提として、C重油使用の際に発生する排ガス中のSOxを本質的に低減することが可能な船舶が記載されている。この船舶は、船舶ディーゼルエンジンの排気通路内に石灰石スラリーを供給する石灰石スラリー供給装置と、排気通路に配置され、供給された石灰石スラリーに反応して生成される石膏を捕集する集塵機を備えている。石灰石スラリー貯蔵タンク、石灰石スラリー供給ポンプ及び石灰石スラリータンクからなる石灰石スラリー供給装置は、船舶内で比較的大きな広さがあり、かつ、機関室の近辺で大きな装置の設置が容易な舵取機室に配置されている。集塵機は、上甲板上のファンネル内に配置され、排気通路は、集塵機内で主機関排気通路とファンネル排気通路に分割され、かつ、互いにその中心が異なる位置になるように開口して配置され、主機排気通路からの排気が屈曲してファンネル排気通路に流れる込むように構成されている。
特開2014−133551号公報
ここで一般に、C重油を燃料とする内燃機関から排出されるSOは、A重油を燃料とする内燃機関から排出されるSOよりも多い。
本発明は、C重油を燃料とする内燃機関の排ガスに含まれるSOを低減できる排ガス処理装置及び船舶を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る排ガス処理装置は、海水を貯留する貯留部と、
C重油を燃料とする内燃機関から排出される排ガスを前記貯留部に貯留された前記海水の中に導入する導入部と、
前記貯留部にて前記海水が前記排ガスに接触して生じた接触後海水を外部の海水を用いて冷却する熱交換器と、
前記熱交換器にて冷却された前記接触後海水を貯留し、該接触後海水に空気を放出する処理部と、
前記処理部にて処理された前記接触後海水の上澄みを前記貯留部に送出するポンプと、を備える。
第1の発明に係る排ガス処理装置において、
前記導入部が、前記貯留部の下側に配置され、前記排ガスが流れる流路を複数の分岐管に分岐させるマニホールドと、
前記複数の分岐管からそれぞれ上方に延び、前記海水の水面よりも高い位置にて折り返され、先端部が前記貯留部に貯留された前記海水の中に没する複数の導入管と、を有していてもよい。
第1の発明に係る排ガス処理装置において、
前記複数の導入管の先端部に、それぞれ、該導入管の径よりも小さく、前記排ガスが排出される複数の排出孔が形成されていることが好ましい。
前記目的に沿う第2の発明に係る船舶は、第1の発明に係る排ガス処理装置と、排ガスを大気中に排出するための煙突と、を備えた船舶であって、
前記貯留部が、上下方向に延び前記排ガスが流れる排気管部と、前記煙突と、の間に設けられている。
本発明によれば、簡易な構成でC重油を燃料とする内燃機関の排ガスに含まれるSOを低減できる排ガス処理装置及び船舶を提供できる。
本発明の一実施の形態に係る排ガス処理装置の構成を示す説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ、図1の断面A−Aを示す断面図及び断面B−Bを示す断面図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、図において、説明に関連しない部分は図示を省略する場合がある。
本発明の一実施の形態に係る排ガス処理装置10は、船舶に搭載され、C重油を燃料とする舶用の内燃機関(不図示)から出た排ガスを処理して排ガス中に含まれるSO2を低減できる。
排ガス処理装置10は、図1に示すように、貯留部12、導入部14、熱交換器16、処理部18、及びポンプ20を備えている。なお、図1において、貯留部12及び導入部14については、その断面を模式的に示している。
貯留部12は、上下方向に延びる筒状の容器であり、海水SWを貯留できる。貯留部12は、内燃機関(不図示)から上下方向に延び排ガスが流れる排気管部22と、排ガスを外部に排出する煙突(不図示)と、の間に設けられる。
貯留部12の底部には、電磁弁24が設けられ、この電磁弁24が必要に応じて開くことにより、貯留部12の内部の海水SWや貯留部12の底部に溜まった不純物が外部に排出される。
導入部14は、C重油を燃料とする内燃機関から排出される排ガスを貯留部12に貯留された海水SWの中に導入できる。
導入部14は、マニホールド142及び複数の導入管144を有している。
マニホールド142は、排気管部22に接続され、排ガスが流れる流路を複数の分岐管143に分岐させることができる。なお、マニホールド142よりも上流側の排気管部22には、軸流ファン26が設けられ、排気管部22を流れる排ガスの圧力が高められる。
導入管144は複数の分岐管143からそれぞれ貯留部12の外周面に沿って上方に延びている。導入管144は、海水SWの水面よりも高い位置にて折り返され、折り返された先端側が貯留部12に貯留された海水SWの中に没する(図2(A)及び図2(B)参照)。各導入管144の先端部には、それぞれ、導入管144の径よりも小さい複数の排出孔H1が形成されている。これら排出孔H1からは、排ガスが排出される。
海水SW中に排ガスが排出されることによって、溶け込んだ排ガス中のSO(二酸化硫黄)は、NaSO(亜硫酸ナトリウム)となる。
熱交換器16は、貯留部12に接続され、貯留部12にて排ガスに接触した海水(以下、「接触後海水」という。)を外部の海水を用いて冷却できる。
処理部18は、熱交換器16に接続され、熱交換器16にて冷却された接触後海水を貯留し、接触後海水に空気を放出できる。
処理部18は、分離槽182、フィルター184、沈殿槽186、及び循環水槽188を有している。
分離槽182は、熱交換器16に接続され、冷却後の接触後海水が貯留される。分離槽182には、この接触後海水に空気を吹き込むための空気管183が設けられている。
分離槽182において、NaSO(亜硫酸ナトリウム)は空気中の酸素(O)と反応してNaSO(硫酸ナトリウム)となる。
NaSO(硫酸ナトリウム)は、フィルター184によって分離槽182に溜まり、定期的に排出される。
沈殿槽186は、フィルター184を通過した接触後海水が溜まるとともに、フィルター184にて取り除くことができなかった不純物が沈殿する槽である。沈殿した不純物は定期的に排出される。
循環水槽188は、沈殿槽186の上澄み液(以下、「処理後海水」という。)が溜まる槽である。
ポンプ20は、処理部18にて処理された処理後海水を貯留部12に送出できる。すなわち、循環水槽188の処理後海水を貯留部12に戻すことができる。戻された処理後海水は、貯留部12の上部から排出され、再び貯留部12に貯留される。
次に、排ガス処理装置10の動作について説明する。
排ガス処理装置10において、内燃機関(不図示)から排出された排ガスは、排気管部22を通り、軸流ファン26によって増圧される。その後、排ガスはマニホールド142を通り、各導入管144に分かれて貯留部12に貯留している海水SWの中に排出される。海水SWと接触した排ガスは、SOが海水SWに溶け込むことで低減され、貯留部12の下流側に設けられた煙突(不図示)から大気中へと排出される。
一方、海水SWが排ガスと接触して生じた接触後海水は、熱交換器16にて冷却され、分離槽182に貯留される。分離槽182にて空気と接触した接触後海水は、フィルター184にてNaSO(硫酸ナトリウム)が分離され、フィルター184を通過した不純物とともに沈殿槽186に溜まる。沈殿槽186の上澄みが処理後海水として循環水槽188に溜まり、ポンプ20によって貯留部12に戻される。
このように、排ガス処理装置10によれば、簡易な構成で排ガスに含まれるSOを低減できる。
従って、排ガス処理装置を搭載していない船舶において、本排ガス処理装置10を容易に搭載することが可能である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
10 排ガス処理装置
12 貯留部
14 導入部
16 熱交換器
18 処理部
20 ポンプ
22 排気管部
24 電磁弁
26 軸流ファン
142 マニホールド
143 分岐管
144 導入管
182 分離槽
183 空気管
184 フィルター
186 沈殿槽
188 循環水槽
H1 排出孔
SW 海水

Claims (4)

  1. 海水を貯留する貯留部と、
    C重油を燃料とする内燃機関から排出される排ガスを前記貯留部に貯留された前記海水の中に導入する導入部と、
    前記貯留部にて前記海水が前記排ガスに接触して生じた接触後海水を外部の海水を用いて冷却する熱交換器と、
    前記熱交換器にて冷却された前記接触後海水を貯留し、該接触後海水に空気を放出する処理部と、
    前記処理部にて処理された前記接触後海水の上澄みを前記貯留部に送出するポンプと、を備えた排ガス処理装置。
  2. 請求項1記載の排ガス処理装置において、
    前記導入部が、前記貯留部の下側に配置され、前記排ガスが流れる流路を複数の分岐管に分岐させるマニホールドと、
    前記複数の分岐管からそれぞれ上方に延び、前記海水の水面よりも高い位置にて折り返され、先端部が前記貯留部に貯留された前記海水の中に没する複数の導入管と、を有する排ガス処理装置。
  3. 請求項2記載の排ガス処理装置において、
    前記複数の導入管の先端部に、それぞれ、該導入管の径よりも小さく、前記排ガスが排出される複数の排出孔が形成されている排ガス処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の排ガス処理装置と、排ガスを大気中に排出するための煙突と、を備えた船舶であって、
    前記貯留部が、上下方向に延び前記排ガスが流れる排気管部と、前記煙突と、の間に設けられている船舶。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109018288A (zh) * 2018-06-25 2018-12-18 广州市泰诚船舶工业有限公司 一种船舶冷却系统

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