JP2018170706A - 映像情報送信プログラム、映像情報送信方法および映像情報送信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴルフ等の試合の観戦において観客が試合をよく見ることができる映像情報送信プログラム、映像情報送信方法および映像情報送信装置を提供する。【解決手段】映像情報送信プログラムは、複数の端末装置10から受信した映像のうち、位置情報と時刻情報が一致、または所定の範囲内となる複数の映像を特定する処理をコンピュータに実行させる。映像情報送信プログラムは、特定した複数の映像を解析する処理をコンピュータに実行させる。映像情報送信プログラムは、所定の条件を満たさない映像を送信する端末装置10に対して、特定した複数の映像の中から所定の条件を満たす映像を送信する処理をコンピュータに実行させる。【選択図】図1
Description
本発明は、映像情報送信プログラム、映像情報送信方法および映像情報送信装置に関する。
ゴルフ等の試合の観戦において観客の数が多く、観客が観戦する位置によっては、観客が試合の様子をよく見ることができない場合がある。
しかし、ゴルフ等の試合の観戦において観客が試合の様子をよく見ることができない場合に、観客に試合の様子をよく見えるようにする技術はない。
一つの側面では、ゴルフ等の試合の観戦において観客が試合の様子をよく見ることができる映像情報送信プログラム、映像情報送信方法および映像情報送信装置を提供することにある。
一つの態様では、映像情報送信プログラムは、複数の情報処理端末から映像を示す映像を、前記映像が撮影された位置を示す位置情報と、前記映像が撮影された時刻を示す時刻情報とともに受信する処理をコンピュータに実行させる。映像情報送信プログラムは、受信した前記映像のうち、前記位置情報と前記時刻情報が一致、または所定の範囲内となる複数の映像を特定する処理をコンピュータに実行させる。映像情報送信プログラムは、特定した前記複数の映像を解析する処理をコンピュータに実行させる。映像情報送信プログラムは、所定の条件を満たさない映像を送信する情報処理端末に対して、特定した前記複数の映像の中から前記所定の条件を満たす映像を送信する処理をコンピュータに実行させる。
ゴルフ等の試合の観戦において観客が試合の様子をよく見ることができる。
以下、図面に基づいて、本願の開示する映像情報送信プログラム、映像情報送信方法および映像情報送信装置の実施例を詳細に説明する。なお、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下の実施例は、矛盾しない範囲で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施例の映像情報送信システムの構成の一例を示すイメージ図である。このイメージ図を用いて、映像情報送信システムの動作例を説明する。ここでは、ゴルフの試合の観客が端末装置(情報処理端末)10を装着し、ゴルフを観戦している場合を例に説明する。この端末装置10は、例えば、ヘッドマウントカメラやヘッドマウントディスプレイ等により実現される。なお、映像情報送信システムは、端末装置10で撮影された映像の送受信または映像の解析等において、当該映像を含む映像情報を用いる場合を例に説明する。
端末装置10は、ゴルフの選手等を撮影した映像情報(映像)に、撮影時刻を示す時刻情報と、撮影位置を示す位置情報とを付与して、映像情報送信装置100へ送信する。なお、端末装置10は、映像情報に、選手データやホール名をタグ付けしてもよい。例えば、1ホールの選手Aの観客の端末装置10は、選手Aの映像情報に、時刻情報と、位置情報(例えば、1ホール)と、選手データ(例えば、選手A)と、撮影角度とを付与して映像情報送信装置100へ送信する。また、9ホールの選手Bの観客の端末装置10は、選手Bの映像情報に、時刻情報と、位置情報(例えば、9ホール)と、選手データ(例えば、選手B)と、撮影角度とを付与して映像情報送信装置100へ送信する。
映像情報送信装置100は、各端末装置10から映像情報を受信すると、当該映像情報の映像に映る選手の大きさや、撮影角度から、映像情報の映像が良い映像か悪い映像かを判定する。そして、映像情報送信装置100は、この判定結果から、良い視点で見ている観客と、悪い視点で見ている観客とを判別する。その後、映像情報送信装置100は、悪い視点で見ている観客の端末装置10に、同じ場所、同じ時間に他の観客の端末装置10により撮影された良い映像情報を送信する。
例えば、映像情報送信装置100は、端末装置10Bの観客は9ホールで選手Bを良い視点(良い角度)で見えなかったが、端末装置10Aの観客は9ホールで選手Bを良い視点で見えたと判定した場合を考える。この場合、映像情報送信装置100は、端末装置10Bに対し、同じ時間帯に9ホールで撮影された端末装置10Aによる映像情報を送信する。
このように映像情報送信装置100は、ゴルフ等の試合をよく見ることができなかった観客に対し、良い映像情報(例えば、試合を良い視点から撮影した映像の映像情報)を提供することができる。その結果、ゴルフ等の観客全員の満足度を向上させることができる。
図2は、実施例の映像情報送信システムの構成の一例を示すブロック図である。図2を用いて、映像情報送信システム1の構成を詳細に説明する。
図2に示す映像情報送信システム1は、端末装置10と、映像情報送信装置100と有する。なお、端末装置10の数は限定されず、任意の数の端末装置10を有してもよい。端末装置10と、映像情報送信装置100との間は、ネットワークNを介して相互に通信可能に接続される。かかるネットワークNには、有線または無線を問わず、インターネットを始め、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)等の任意の種類の通信網を採用できる。
まず、端末装置10を説明する。端末装置10は、通信部11と、カメラ12と、表示部13と、制御部14とを有する。
通信部11は、例えば、無線LANモジュールやLTE(Long Term Evolution)等によって実現される。通信部11は、ネットワークNを介して映像情報送信装置100と無線で接続され、映像情報送信装置100との通信を司る通信インタフェースである。通信部11は、例えば、制御部14から入力された映像情報を映像情報送信装置100へ送信したり、映像情報送信装置100から送信された映像情報を制御部14へ出力したりする。
カメラ12は、端末装置10のユーザの視線方向の映像を撮影する。カメラ12は、例えば、ゴルフの選手等の映像を撮影する。カメラ12は、例えば、ヘッドマウントカメラ等によって実現される。
表示部13は、制御部14から出力される各種情報を表示する表示デバイスである。表示部13は、例えば、ヘッドマウントディスプレイ等により実現される。表示部13は、例えば、制御部14から出力される映像情報(例えば、映像情報送信装置100から送信された映像情報)を表示する。
制御部14は、端末装置10全体の制御を司る。例えば、制御部14は、カメラ12で撮影された映像を示す映像情報に、撮影時刻を示す時刻情報と、撮影位置を示す位置情報とを付与する。そして、制御部14は、当該映像情報を、通信部11経由で映像情報送信装置100へ送信する。
なお、制御部14は、映像情報に、映像の被写体データ(例えば、ゴルフの選手名)、撮影場所の名前(例えば、ホール名)、撮影角度の情報等をタグ付けしてもよい。
ここでの被写体データや撮影場所の名前は、例えば、端末装置10のユーザ(観客)が手動で入力したものであってもよいし、制御部14が、映像情報の時刻情報および位置情報の組み合わせを用いて判定したものであってもよい。例えば、制御部14は、ゴルフの選手がいつ、どのホールでプレイしているかを示したデータベースと、映像情報における時刻情報および位置情報の組み合わせとを照合することにより、映像情報に映る選手名やホール名を判定する。
また、制御部14は、映像情報に、映像の撮影時に収録された音声データ等も付与してもよい。
この端末装置10は、例えば、ヘッドマウントカメラ等のカメラと、スマートフォンや携帯電話機等の移動通信端末との組み合わせにより実現してもよい。
次に、映像情報送信装置100を説明する。映像情報送信装置100は、各端末装置10から送信された映像情報を解析し、例えば、悪い視点からの映像を撮影している観客の端末装置10に対しては、良い視点からの映像情報を送信する。
図2に示すように、映像情報送信装置100は、通信部110と、表示部111と、操作部112と、記憶部120と、制御部130とを有する。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、ネットワークNを介して端末装置10と有線または無線で接続され、端末装置10との間で情報の通信を司る通信インタフェースである。通信部110は、端末装置10から受信した映像情報を制御部130に出力する。また、通信部110は、制御部130から入力された映像情報を端末装置10に送信する。
表示部111は、映像情報送信装置100の管理者に対して各種情報を表示するための表示デバイスである。表示部111は、例えば、表示デバイスとして液晶ディスプレイ等によって実現される。表示部111は、制御部130から入力された表示画面等の各種画面を表示する。
操作部112は、映像情報送信装置100の管理者から各種操作を受け付ける入力デバイスである。操作部112は、例えば、入力デバイスとして、キーボードやマウス等によって実現される。操作部112は、管理者によって入力された操作を操作情報として制御部130に出力する。なお、操作部112は、入力デバイスとして、タッチパネル等によって実現されるようにしてもよく、表示部111の表示デバイスと、操作部112の入力デバイスとは、一体化されるようにしてもよい。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、映像情報記憶部121を有する。また、記憶部120は、制御部130での処理に用いる情報を記憶する。なお、破線で示したユーザ別評価基準情報122は、記憶部120に装備される場合と装備されない場合とがあり、装備される場合については後記する。
映像情報記憶部121は、各端末装置10から送信された映像情報を記憶する。例えば、映像情報記憶部121は、端末装置10のユーザIDと、当該端末装置10から送信された映像情報に付された時刻情報と、位置情報と、撮影角度と、被写体データと、映像データとを対応付けて記憶する。なお、映像データのスコアの算出後は、映像情報記憶部121に、当該映像データのスコア(詳細は後記)が付加される。
図3は、映像情報記憶部の一例を示す図である。例えば、図3に示す映像情報記憶部121は、ユーザID「10A」の端末装置10から送信された、時刻「aa」、位置「xx」、撮影角度「・・・」、被写体「A」、スコア「10」の映像データを記憶する。また、映像情報記憶部121は、ユーザID「10B」の端末装置10から送信された、時刻「aa」、位置「xx」、撮影角度「・・・」、被写体「A」、スコア「3」の映像データを記憶する。
図2の制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されるようにしてもよい。
制御部130は、受信部131と、映像情報特定部132と、解析部133と、送信部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
受信部131は、端末装置10で撮影された映像を示す映像情報を、映像の撮影位置を示す位置情報と、映像の撮影時刻を示す時刻情報とともに受信する。
映像情報特定部132は、受信部131で受信した映像情報のうち、位置情報と時刻情報が一致、または所定の範囲内となる複数の映像情報を特定する。例えば、映像情報特定部132は、受信部131で受信した端末装置10Bからの映像情報を受信した場合を考える。この場合、映像情報特定部132は、図3に示す映像情報記憶部121の映像情報のうち、端末装置10Bの映像情報(符号1302参照)と、位置情報および時刻情報が一致する端末装置10Aの映像情報(符号1301参照)を特定する。
図2の解析部133は、映像情報を解析する。例えば、解析部133は、映像情報特定部132により特定された映像情報それぞれについて、当該映像情報が良い映像である度合いを示すスコアを算出する。なお、このスコアは、例えば、映像情報の映像に、所定の人物(例えば、所定の選手)が映っている領域の割合、映像のブレの発生の度合い、撮影角度のいずれか、またはこれらの組み合わせにより算出される。
図4は、映像情報の映像の一例を示す図である。例えば、図4の符号401に示す映像情報の映像は、選手の映っている領域の割合が小さく、また、選手を遮る障害物も多い。よって、解析部133は、当該映像情報のスコアを低く算出する。一方、符号402に示す映像情報の映像は、選手の映っている領域の割合が大きく、また、選手を遮る障害物も少ない。よって、解析部133は、当該映像情報のスコアを高く算出する。なお、この解析部133による、映像情報のスコアの算出の詳細については、後記する。
また、図2の解析部133は、映像情報特定部132により特定された映像情報のうち、所定の条件を満たさない(例えば、スコアが所定値未満の)映像情報を送信した端末装置10を特定する。そして、解析部133は、当該端末装置10へ送信する映像情報を選択する。ここで選択する映像情報は、例えば、映像情報特定部132により特定された映像情報のうち、所定の条件を満たす(例えば、スコアが所定値以上の)映像情報である。
例えば、映像情報特定部132により特定された映像情報が、図4の符号401,402に示す映像の情報であり、符号401に示す映像の映像情報のスコアが所定値未満であり、符号402に示す映像の映像情報のスコアが所定値以上である場合を考える。この場合、解析部133は、符号401に示す映像の映像情報の送信元の端末装置10(例えば、端末装置10B)を特定する。また、解析部133は、当該端末装置10(例えば、端末装置10B)へ送信する映像情報として符号402に示す映像の映像情報を選択する。
送信部134は、解析部133により特定された端末装置10(例えば、スコアが所定値未満の端末装置10B)へ、解析部133により選択された映像情報を送信する。例えば、送信部134は、解析部133により特定された端末装置10Bへ、図4の符号402に示す映像の映像情報を送信する。
これにより、映像情報送信装置100は、例えば、悪い視点で見ている観客の端末装置10Bに対し、同じ場所、同じ時間において良い視点で見ている観客の端末装置10Aで撮影された映像情報を送信することができる。
次に、図5を用いて、実施例の映像情報送信装置100の動作について説明する。図5は、実施例の映像情報送信処理の一例を示すフローチャートである。なお、映像情報送信装置100は、他の端末装置10から受信した映像情報と、当該映像情報のスコアとを映像情報記憶部121に記憶しているものとする。
映像情報送信装置100の受信部131は、端末装置10からの映像情報を受信すると(ステップS1)、解析部133は、映像情報を解析し、スコアを算出する(ステップS2)。そして、解析部133は、ステップS1で受信した映像情報と、S2で算出したスコアとを対応付けて映像情報記憶部121に記憶する。
ステップS2の後、解析部133は、ステップS2で算出したスコアが所定値未満であれば(ステップS3:肯定)、ステップS4へ進む。そして、映像情報特定部132は、映像情報記憶部121を参照し、ステップS1で受信した映像情報と、位置情報および時刻情報が一致する、または、所定範囲内となる映像情報を特定する(ステップS4)。一方、ステップS2で算出したスコアが所定値以上であれば(ステップS3:否定)、映像情報送信装置100は、処理を終了する。
また、ステップS4の後、解析部133は、ステップS4で特定した映像情報のうち、スコアが所定値以上の映像情報を選択する(ステップS5)。その後、送信部134は、ステップS1で受信した映像情報の送信元の端末装置10へ、ステップS5で選択した映像情報を送信する(ステップS6)。
映像情報送信装置100は、以上の処理を、端末装置10から映像情報を受信するたびに繰り返す。このようにすることで、映像情報送信装置100は、例えば、ゴルフ等を悪い視点で見ている観客の端末装置10Bに対し、同じ場所、同じ時間において良い視点で見ている観客の端末装置10Aで撮影した映像情報を送信することができる。
次に、図6を用いて、解析部133による映像情報のスコアの算出を詳細に説明する。図6は、実施例の解析部による映像情報のスコアの算出に用いる評価基準の一例を示す図である。
例えば、解析部133は、映像情報における映像について、映像としての基本的な評価を行い、評価値が高いほど、スコアを高く算出する。映像としての基本的な評価の基準としては、例えば、映像における、被写体(例えば、選手)との間の障害物の無さ、距離の適切さ、映像の安定性等の基準がある。
このうち、障害物の無さについては、解析部133は、例えば、映像に、被写体(例えば、選手)の顔が映っているか(障害物に遮られていないか)をチェックする。このときのチェック方法としては、例えば、解析部133が映像の画像認識により、顔が映っているかを判別する方法が考えられる。
また、距離の適切さについては、解析部133は、例えば、映像における被写体が小さすぎないか(遠すぎないか)をチェックする。このときのチェック方法としては、例えば、解析部133が映像の画像認識により、画像における被写体の顔の占める領域の大きさの割合で評価する方法が考えられる。
また、映像の安定性については、解析部133は、例えば、映像がぶれていないかをチェックする。このときのチェック方法としては、例えば、解析部133が、映像の各コマの色データの変化から、ぶれを判断する方法が考えられる。
なお、解析部133は、上記のような映像としての基本的な評価の基準に加え、映像情報の送信先の端末装置10(視聴者)ごとに設定された映像の評価の基準を用いて映像の評価を行ってもよい。つまり、解析部133は、視聴者(端末装置10のユーザ)の嗜好性を踏まえた評価を行ってもよい。
例えば、視聴者(端末装置10のユーザ)の嗜好性を踏まえた評価の基準としては、映像における、撮影角度の適切さ、被写体の適切さ、撮影者の位置づけ等の基準がある。
このうち、撮影角度の適切さについては、解析部133は、例えば、被写体を正面から撮影できているか(視聴者が横や背後からの撮影を見たいケースでは、そのニーズに合致した角度から撮影できているか)をチェックする。このときのチェック方法としては、例えば、視聴者(観客)の座席が固定されている場合、解析部133が、座席情報から、被写体の撮影角度を判断する方法が考えられる。また、視聴者(観客)の座席が固定されていない場合、解析部133が、画像認識により、被写体の撮影角度を判断する方法が考えられる。
また、被写体の適切さについては、解析部133は、例えば、映像に複数人の被写体がいる場合、誰が映っているのかをチェックする。このときのチェック方法としては、例えば、解析部133が、誰がどのような顔かを示す情報と、画像認証の結果により、誰が映っているかを判別する。
また、撮影者の位置づけについては、解析部133は、例えば、映像が、特別な映像を撮影するように位置づけられた人により撮影された映像か否かをチェックする。このときのチェック方法としては、例えば、以下の方法が考えられる。
まず、所定のスタッフ(例えば、ゴルフのキャディー、スポーツの審判、コンサートのダンサー、その他撮影要員など)の端末装置10により撮影された映像情報に対し、当該端末装置10がその旨のデータをタグ付けする。そして、解析部133は、映像情報にタグ付けされたデータを参照して、特別な映像を撮影するように位置づけられた人の映像か否かをチェックする方法が考えられる。
なお、上記の端末装置10(視聴者)ごとに設定された評価基準を示す情報(ユーザ別評価基準情報122)は、記憶部120に記憶される。そして、解析部133は、例えば、端末装置10から受信した映像情報について、映像としての基本的な評価に加え、ユーザ別評価基準情報122を用いた、視聴者(端末装置10のユーザ)の嗜好性を踏まえた評価も行い、スコアを算出する。
そして、解析部133は、算出したスコアが所定値未満であった場合、当該端末装置10からの映像情報と、位置情報および時刻情報が一致する、または、所定範囲内となる複数の映像情報の中から、スコアが所定値以上の映像情報を選択する。そして、送信部134は、解析部133により選択された映像情報を当該端末装置10へ送信する。
このようにすることで、映像情報送信装置100は、視聴者の端末装置10に対し、当該視聴者(端末装置10のユーザ)の嗜好性に合った映像情報を送信することができる。
図7は、実施例の解析部により算出されたスコアの低い映像、スコアの高い映像の一例を示す図である。例えば、解析部133は、障害物のある映像、被写体が小さい(被写体との距離が遠い)映像(符号701に示す映像)、映像のぶれが生じている映像(符号702に示す映像)のスコアを低く算出する。一方、解析部133は、障害物のない映像、被写体が小さくない(被写体との距離が適切である)映像、ぶれが生じていない映像について、スコアを高く算出する。
また、解析部133が、視聴者の嗜好性を踏まえた評価も含めてスコアを算出する場合、スコアをさらに高く算出する。解析部133は、例えば、障害物がなく、被写体が小さくなく、映像のぶれも生じていない映像であり、かつ、視聴者の所望する被写体が正面から撮影された映像(符号703に示す映像)について、スコアをさらに高く算出する。
なお、上記実施例において、各端末装置10からの映像情報のスコアの高さに応じて、送信部134は、当該映像情報の送信元の端末装置10への映像情報の送信タイミングを変更してもよい。例えば、端末装置10から送信された映像情報のスコアが、前回当該端末装置10から送信された映像情報のスコアに比べ、急激に下がった場合、送信部134は、当該端末装置10へ早いタイミングで映像情報を送信する。例えば、送信部134は、当該端末装置10へほぼリアルタイムで映像情報を送信する。
一方、端末装置10から送信された映像情報のスコアは所定値未満ではあったが、前回当該端末装置10から送信された映像情報のスコアとあまり差がなかった場合、送信部134は、当該端末装置10へ通常通りのタイミングで映像情報を送信する。例えば、送信部134は、当該端末装置10へある程度のタイムラグが生じた状態で映像情報を送信する。
このようにすることで映像情報送信装置100は、ユーザの視点が急に悪くなった場合に、当該ユーザの端末装置10に対し、良い視点からの映像情報を速やかに送信することができる。
なお、上記実施例において映像情報送信システム1は、ゴルフ等の試合観戦に用いられる場合を例に説明したが、他のスポーツの試合観戦に用いられてもよいし、コンサートやイベント等の観覧に用いられてもよい。
また、上記実施例において、映像の被写体データ、撮影場所の名前、被写体の撮影角度報等の映像情報へのタグ付けは、端末装置10で行うものとして説明したが、映像情報送信装置100が行ってもよい。
映像情報送信装置100は、複数の端末装置10から受信した映像情報のうち、位置情報および時刻情報が一致、または所定の範囲内となる複数の映像情報を特定する。これにより、映像情報送信装置100は、同じ時間、同じ場所で撮影された複数の映像情報を特定することができる。そして、映像情報送信装置100は、特定した複数の映像情報の解析し、所定の条件を満たさない映像情報(例えば、悪い映像の映像情報)と、所定の条件を満たす映像情報(例えば、良い映像の映像情報)とを判別する。その後、映像情報送信装置100は、所定の条件を満たさない映像情報を送信する端末装置10に対して、所定の条件を満たす映像情報を送信する。
これにより、映像情報送信装置100は、例えば、悪い視点から見ているユーザの端末装置10へ、同じ時間、同じ場所で撮影された良い視点からの映像情報を送信することができる。
また、映像情報送信装置100は、映像情報が所定の条件を満たすか否かを、映像情報の映像における所定の人物が映っている領域の割合、映像情報における映像のぶれの発生の度合い、所定の人物の撮影角度等に基づき判定する。これにより、例えば、映像情報送信装置100は、所定の人物が映っている領域の割合が適切であり、映像のぶれの発生の度合いが少なく、所定の人物の撮影角度が適切な映像の映像情報を良い映像の映像情報と判定することができる。また、映像情報送信装置100は、所定の人物が映っている領域の割合が適切ではない、映像のぶれの発生の度合いが多い、所定の人物の撮影角度が適切なではない映像の映像情報を悪い映像の映像情報と判定することができる。
また、映像情報送信装置100は、映像情報が所定の条件を満たすか否かを、映像情報の送信先の端末装置10ごとに設定された条件に基づき判定する。これにより、例えば、端末装置10のユーザごとに設定された基準で、映像情報の映像が良い映像か悪い映像かを判定することができる。その結果、映像情報送信装置100は、ユーザの所望する映像の映像情報を撮影できなかった端末装置10に対し、当該ユーザの所望する映像情報を当該端末装置10へ送信することができる。
また、映像情報送信装置100は、映像情報が所定の条件を満たす度合いを示すスコアを算出し、算出したスコアの高さに応じて、端末装置10に対して、映像情報を送信するタイミングを変更する。例えば、端末装置10から送信された映像情報のスコアが、前回当該端末装置10から送信された映像情報のスコアに比べ、急激に下がった場合、映像情報送信装置100は、当該端末装置10へ映像情報を早いタイミングで送信する。これにより、映像情報送信装置100は、ユーザの視点が急に悪くなった場合に、当該ユーザの端末装置10に対し、良い視点からの映像情報を速やかに送信することができる。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、映像情報特定部132と解析部133とを統合してもよい。また、図示した各処理は、上記の順番に限定されるものでなく、処理内容を矛盾させない範囲において、同時に実施してもよく、順序を入れ替えて実施してもよい。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図8は、映像情報送信プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図8に示すように、コンピュータ300は、各種演算処理を実行するCPU301と、データ入力を受け付ける入力装置302と、モニタ303とを有する。また、コンピュータ300は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置304と、各種装置と接続するためのインタフェース装置305と、他の情報処理装置等と有線または無線により接続するための通信装置306とを有する。また、コンピュータ300は、各種情報を一時記憶するRAM307と、ハードディスク装置308とを有する。また、各装置301〜308は、バス309に接続される。
ハードディスク装置308には、図2に示した受信部131、映像情報特定部132、解析部133、送信部134と同様の機能を有する映像情報送信プログラムが記憶される。また、ハードディスク装置308には、映像情報記憶部121、ユーザ別評価基準情報122、および、映像情報送信プログラムを実現するための各種データが記憶される。入力装置302は、例えば、コンピュータ300の管理者から操作情報等の各種情報の入力を受け付ける。モニタ303は、例えば、コンピュータ300の管理者に対して表示画面等の各種画面を表示する。インタフェース装置305は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置306は、例えば、図2に示した通信部110と同様の機能を有しネットワークNと接続され、端末装置10と各種情報をやりとりする。
CPU301は、ハードディスク装置308に記憶された各プログラムを読み出して、RAM307に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、コンピュータ300を図2に示した受信部131、映像情報特定部132、解析部133、送信部134として機能させることができる。
なお、上記の映像情報送信プログラムは、必ずしもハードディスク装置308に記憶されている必要はない。例えば、コンピュータ300が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピュータ300が読み出して実行するようにしてもよい。コンピュータ300が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこの映像情報送信プログラムを記憶させておき、コンピュータ300がこれらから映像情報送信プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
1 映像情報送信システム
10 端末装置
100 映像情報送信装置
110 通信部
111 表示部
112 操作部
120 記憶部
121 映像情報記憶部
122 ユーザ別評価基準情報
130 制御部
131 受信部
132 映像情報特定部
133 解析部
134 送信部
N ネットワーク
10 端末装置
100 映像情報送信装置
110 通信部
111 表示部
112 操作部
120 記憶部
121 映像情報記憶部
122 ユーザ別評価基準情報
130 制御部
131 受信部
132 映像情報特定部
133 解析部
134 送信部
N ネットワーク
Claims (6)
- 複数の情報処理端末から映像を、前記映像が撮影された位置を示す位置情報と、前記映像が撮影された時刻を示す時刻情報とともに受信し、
受信した前記映像のうち、前記位置情報と前記時刻情報が一致、または所定の範囲内となる複数の映像を特定し、
特定した前記複数の映像を解析して、所定の条件を満たさない映像を送信する情報処理端末に対して、特定した前記複数の映像の中から前記所定の条件を満たす映像を送信する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする映像情報送信プログラム。 - 前記映像が所定の条件を満たすか否かは、前記映像における、所定の人物が映っている領域の割合、前記映像のぶれの発生の度合い、および、前記所定の人物の撮影角度のいずれか、またはこれらの組み合わせにより判定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の映像情報送信プログラム。 - 前記所定の条件は、前記映像の送信先の情報処理端末ごとに設定された条件である、
ことを特徴とする請求項1に記載の映像情報送信プログラム。 - 前記映像が前記所定の条件を満たす度合いを示すスコアを算出し、算出した前記スコアの高さに応じて、前記情報処理端末に対して、前記映像を送信するタイミングを変更する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の映像情報送信プログラム。 - 複数の情報処理端末から映像を、前記映像が撮影された位置を示す位置情報と、前記映像が撮影された時刻を示す時刻情報とともに受信し、
受信した前記映像のうち、前記位置情報と前記時刻情報が一致、または所定の範囲内となる複数の映像を特定し、
特定した前記複数の映像を解析して、所定の条件を満たさない映像を送信する情報処理端末に対して、特定した前記複数の映像の中から前記所定の条件を満たす映像を送信する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする映像情報送信方法。 - 複数の情報処理端末から映像を、前記映像が撮影された位置を示す位置情報と、前記映像が撮影された時刻を示す時刻情報とともに受信する受信部と、
受信した前記映像のうち、前記位置情報と前記時刻情報が一致、または所定の範囲内となる複数の映像を特定する映像情報特定部と、
特定した前記複数の映像を解析する解析部と、
前記解析の結果、所定の条件を満たさないと判定された映像を送信する情報処理端末に対して、特定した前記複数の映像の中から前記所定の条件を満たすと判定された映像を送信する送信部と、
を備えることを特徴とする映像情報送信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017068234A JP2018170706A (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 映像情報送信プログラム、映像情報送信方法および映像情報送信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017068234A JP2018170706A (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 映像情報送信プログラム、映像情報送信方法および映像情報送信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018170706A true JP2018170706A (ja) | 2018-11-01 |
Family
ID=64019561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017068234A Pending JP2018170706A (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 映像情報送信プログラム、映像情報送信方法および映像情報送信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018170706A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020177384A (ja) * | 2019-04-17 | 2020-10-29 | 株式会社Jvcケンウッド | チャットサーバ、チャットシステム、チャット表示方法、及び映像データ処理プログラム |
JP2021010084A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | 株式会社Nttドコモ | 情報処理装置 |
JP2021010081A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | 株式会社Nttドコモ | 情報処理装置 |
-
2017
- 2017-03-30 JP JP2017068234A patent/JP2018170706A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7147673B2 (ja) | 2019-04-17 | 2022-10-05 | 株式会社Jvcケンウッド | チャットサーバ、チャットシステム、チャット表示方法、及び映像データ処理プログラム |
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JP7299083B2 (ja) | 2019-06-28 | 2023-06-27 | 株式会社Nttドコモ | 情報処理装置 |
JP7323355B2 (ja) | 2019-06-28 | 2023-08-08 | 株式会社Nttドコモ | 情報処理装置 |
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