JP2018168951A - 低温液化ガス気化装置及びガス気化方法 - Google Patents

低温液化ガス気化装置及びガス気化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低コスト構造で且つランニングコストを抑えることができる低温液化ガス気化装置を提供する。【解決手段】低温液化ガス気化装置10は、海中であって自然に海水が流動するところに配置された伝熱管を有し、伝熱管内に供給されたLNGと海水との間で熱交換を行う気化器12と、下端部が海底に固定され、気化器12が固定された架台14と、を備えている。気化器12は、蒸発部35と、蒸発部35とは別体に構成された加温部36とを備える。伝熱管は、蒸発部35に含まれLNGの少なくとも一部を蒸発させる蒸発管部と、加温部36に含まれ蒸発管部で蒸発したガスを加温する加温管部と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、低温液化ガス気化装置及びガス気化方法に関するものである。
従来、海水を熱源として低温液化ガスを気化させるガス気化装置が知られている。この種のガス気化装置には、オープンラック式のガス気化装置(ORV)、中間媒体式のガス気化装置(IFV)、浮体式LNG受入基地(FSRU)に付帯する各種ガス気化装置などがある。
オープンラック式のガス気化装置は、例えば下記特許文献1にも開示されているように、多数の伝熱管パネルを有し液化天然ガス(LNG)等の低温液化ガスを気化させる熱交換部と、熱源媒体としての海水を地上まで汲み上げる取水設備と、汲み上げられた海水を熱交換部の各伝熱管の上部に行き渡らせて各伝熱管に沿って流下させるための流下設備と、を備える。
中間媒体式のガス気化装置は、例えば下記特許文献2及び3にも開示されているように、中間媒体の熱によってLNG等の低温液化ガスを気化させる気化器と、気化器で凝縮した中間媒体を熱源媒体としての海水の熱によって蒸発させる蒸発器と、を備える。特許文献3に開示されたガス気化装置では、加温用熱交換器が海水中に配置される一方、気化器が運搬体上に配置され、ポンプによって中間媒体を加温用熱交換器と気化器との間で循環させる。
浮体式LNG受入基地(FSRU)に付帯する各種ガス気化装置は、例えば下記特許文献4及び5にも開示されているように、船体に設置された熱交換部において熱源媒体としての海水とLNG等の低温液化ガスとを熱交換させる。特許文献4に開示されたガス気化装置では、洋上に浮かぶ装置本体に海水導入通路が形成されており、この海水導入通路の中に熱交換チューブとバブリング装置とが配置されている。バブリング装置は熱交換チューブの下方に設置されており、このバブリング装置から発生したバブリング空気を動力として、海水が海水導入通路に強制的に導入される。
特許文献5に開示されたガス気化装置は、船体の下方に水平方向に延びる筒状シェルが設けられ、この筒状シェル内にLNGが流れる伝熱管が配置されている。筒状シェル内では、ポンプによって送り出された海水が流れ、伝熱管内のLNGを気化させる。
特開2017−40296号公報 特開2016−191424号公報 特表2005−519239号公報 特開2005−256908号公報 特表2003−517545号公報
特許文献1に開示されたようなオープンラック式のガス気化装置では、地上に設置された熱交換部まで海水を汲み上げる取水設備と、汲み上げられた海水を熱交換部の各伝熱管に沿って流下させるための流下設備と、流下後に海に戻すトラフ等が少なくとも必要である。すなわち、オープンラック式のガス気化装置では、大がかりな設備が必要であるため、高コスト構造となる。
特許文献2及び3に開示されたような中間媒体式のガス気化装置では、中間媒体を循環させる循環路と、気化器及び蒸発器(特許文献2)または気化器及び加温用熱交換器(特許文献3)という2種類の熱交換部と、が必要である。すなわち、中間媒体式のガス気化装置でも、大がかりな設備が必要であるため、高コスト構造となる。
一方、特許文献4及び5に開示されたような浮体式LNG受入基地(FSRU)に付帯するガス気化装置では、LNG等の低温液化ガスを気化させる熱交換部が海中に配置されるため、オープンラック式及び中間媒体式のガス気化装置に比べると低コスト構造となる。しかしながら、これら特許文献4及び5に開示されたガス気化装置では、熱交換部において海水を流動させるための駆動手段が必要となっているため、ランニングコストが高くなるという問題がある。
そこで、本発明は、前記従来技術を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、低コスト構造で且つランニングコストを抑えることができる低温液化ガス気化装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、海中であって自然に海水が流動するところに配置された伝熱管を有し、前記伝熱管内に供給された低温液化ガスと海水との間で熱交換を行う気化器と、下端部が海底に固定され、前記気化器が固定された架台と、を備えた低温液化ガス気化装置である。
本発明では、低温液化ガスが供給される伝熱管が、自然に海水が流動するところに配置されている。このため、海水を流動させるための駆動機(例えば、電気的に駆動される駆動機等)を設けることなく、伝熱管内を流れる低温液化ガスと海水との間で熱交換を行なわせることができる。したがって、低温液化ガス気化装置のランニングコストを抑えることができる。また、気化器が架台によって海中に固定されるため、海水を地上に汲み上げるための取水設備や、伝熱管に海水を流下させるための流下設備、流下後に海に戻すトラフ等が不要となる。したがって、低温液化ガス気化装置を低コスト構造とすることができる。なお、自然に海水が流動する場合として、例えば、海流、潮流(潮汐に伴う海水の流動)、波浪に伴う海水の流動等が挙げられる。
前記気化器は、蒸発部と、前記蒸発部とは別体に構成された加温部とを備えていてもよい。この場合、前記伝熱管は、前記蒸発部に含まれ前記低温液化ガスの少なくとも一部を蒸発させる蒸発管部と、前記加温部に含まれ前記蒸発管部で蒸発したガスを加温する加温管部と、を含んでもよい。
この態様では、蒸発部と加温部とをその要求特性に応じて別個に設計することができる。したがって、より高性能な低温液化ガス気化装置を得ることができる。
前記蒸発部における伝熱管ピッチは、前記加温部における伝熱管ピッチよりも大きくてもよい。この態様では、蒸発部における着氷による閉塞を抑制することができるとともに、加温部における伝熱効率を高くすることができる。
前記気化器は、前記架台から分離可能に前記架台に固定されてもよい。この場合、前記架台は、海面よりも上の位置で水平に広がる床面を有し、前記床面には、前記気化器が通過可能な大きさの貫通孔が形成されていてもよい。
この態様では、架台から分離された気化器を海上に引き上げる際に、床面の貫通孔を通して気化器を床面上に引き上げることができる。したがって、気化器のメンテナンス作業の負担を軽減することができる。
前記低温液化ガス気化装置は、海水の流動を補助する補助スクリューを備えていてもよい。この態様は、海水の流動の少ないとき、海水の流動が低下する時間帯等にスクリューを駆動することにより、海水と低温液化ガスとの熱交換を促進することができる。
低温液化ガス気化装置は、前記気化器で得られたガスの温度を検出する温度検出器と、前記温度検出器の検出結果に応じて前記補助スクリューの駆動制御を行うスクリュー制御部と、を備えていてもよい。この態様では、気化器で得られたガスの温度に応じて補助スクリューの駆動制御を行うため、補助スクリューの駆動に要する電力消費が過大にならないようにすることができる。
前記低温液化ガス気化装置は、前記伝熱管の延びる向きに対して設定された向きで配置され、海水の流動を補助する第1補助スクリューと、前記第1補助スクリューとは異なる向きで配置され、海水の流動を補助する第2補助スクリューと、海水の流動方向を検知する検知器と、前記検知器で検知された海水の流動方向に応じて、前記第1補助スクリュー及び前記第2補助スクリューの駆動制御を行うスクリュー制御部と、を備えていてもよい。この態様では、海水の流動方向が変化するようなところに設置される場合において、海水の流動方向が変化した場合であっても、その検知結果に応じて第1補助スクリュー及び第2補助スクリューの駆動制御を行うことにより、海水と低温液化ガスとの熱交換を促進することができる。
本発明は、前記低温液化ガス装置によるガス気化方法であって、地上又は洋上の低温液化ガス貯留器から、配管を通して、前記気化器において海中に固定された前記伝熱管内に低温液化ガスを供給し、自然に流動する海水と、前記伝熱管内を流れる低温液化ガスとを熱交換させて、低温液化ガスの少なくとも一部を気化させるガス気化方法である。
このガス気化方法によれば、海水を地上又は洋上に汲み上げることなく、しかも、海水を流動させるための駆動力を発生する駆動機を用いることなく、低温液化ガスから気化したガスを得ることができる。したがって、低コストでガスを得ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、低コスト構造であり、しかもランニングコストを抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係る低温液化ガス気化装置の全体構成を概略的に示す図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る低温液化ガス気化装置の全体構成を概略的に示す図である。 本発明の第2実施形態に係る低温液化ガス気化装置の全体構成を概略的に示す図である。 図3の低温液化ガス気化装置を上から見たときの構成を概略的に示す図である。 本発明の第3実施形態に係る低温液化ガス気化装置の全体構成を概略的に示す図である。 本発明の第4実施形態に係る低温液化ガス気化装置の全体構成を概略的に示す図である。 第4実施形態に係る低温液化ガス気化装置によるスクリュー制御方法を説明するためのフロー図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、第1実施形態に係る低温液化ガス気化装置(以下、単に気化装置と称する)10は、護岸Pに固定された気化装置であり、熱源媒体である海水によって低温液化ガスである液化天然ガス(LNG)を気化させて、NGを得る装置である。なお、気化装置10は、液化石油ガス(LPG)、液体窒素(LN2)等、LNG以外の低温液化ガスを気化する装置として構成されていてもよい。
気化装置10は、気化器12と、気化器12を固定する架台14と、護岸P即ち地上に配置された液化ガスラインL1からガス気化装置10に液化ガスを送るための液化ガス配管16と、ガス気化装置10で得られたガスを地上に配置されたガスラインL2まで送るガス配管18と、を備えている。液化ガスラインL1には、地上に設置されたLNG受け入れ基地等に設けられた図外の低温液化ガス貯留器から供給されたLNGが流れる。
架台14は、下端部が海底に固定された複数(例えば4つ)の支柱部材20と、支柱部材20間に架け渡された梁部材22と、梁部材22の上方で支柱部材20間に架け渡された上部梁部材24と、梁部材22間に架け渡された保持部材26と、を備えている。支柱部材20は、海底に敷設された基礎部28に立設されており、海中から海上まで延びている。梁部材22は、各支柱部材20に結合されることによって、例えば矩形枠体を構成している。
保持部材26は、互いに平行に配置された梁部材22に固定されている。保持部材26は、海面よりも下方の位置に配置されている。すなわち、保持部材26は、海中に固定されている。保持部材26は、複数設けられており、各保持部材26は、互いに平行で且つ水平に延びる姿勢で固定されている。
上部梁部材24は、支柱部材20の上端部に接続されており、海面よりも上方に配置されている。上部梁部材24は例えば4本の梁部材22からなり、例えば矩形状の枠体を形成するように支柱部材20同士を接続している。そして、この枠体中の空間を塞ぐように歩廊32が形成されており、この歩廊32の床面上を作業員が歩くことができるようになっている。歩廊32の周囲には手すり33が設置されている。歩廊32は、架台14と護岸Pとの間とを接続している。したがって、作業者は、歩廊32を渡って護岸Pと架台14上との間を行き来することができる。
気化器12は、保持部材26に固定されている。気化器12は、干潮時における海面よりも下方に位置している。このため、気化器12は、常時海上に露出しない状態で配置されている。すなわち、気化器12は、海中に配置されていて、自然に海水が流動するところに配置されている。ここでいう、「自然に海水が流動するところ」とは、海流、潮流等のように、海水を強制的に流動させるための駆動機(例えば、電気的に駆動される駆動機等)を設けなくても海水が流動するところを意味している。ただし、常時同じ方向、同じ流速で流動している必要はなく、ある程度の流速以上で流動していれば、流動方向が変わるようなところであってもよい。
気化器12は、蒸発部35と、蒸発部35とは別体に構成された加温部36と、接続配管37と、を有する。蒸発部35は、複数の伝熱管35aからなる伝熱管束(例えば図4参照)によって構成される蒸発管部35bと、液化ガス配管16から流れてきたLNGを各伝熱管35aに分配する分配室35cと、各伝熱管35aで蒸発して生成したNGを集合させる集合室35dと、を有する。蒸発部35は、伝熱管束を収納するシェルを有していないため、伝熱管35aは海中に露出している。
図1に示す形態では、伝熱管35aがU字管からなり、分配室35cが下側で集合室35dが分配ヘッダ35cの上側に位置する構成となっている。なお、この構成に限られるものではなく、伝熱管35aが直管からなり、伝熱管35aの一方の端部に分配室35cが配置され、伝熱管35aの他方の端部に集合室35dが配置される構成であってもよい。また、図1に示す形態では、伝熱管35aが矩形状に配列された構成となっているが、伝熱管35aがその他の多角形状又は円状に配列された構成となっていてもよい。
加温部36は、複数の伝熱管36aからなる伝熱管束(例えば図4参照)によって構成される加温管部36bと、接続配管37を通して流れてきたNGを各伝熱管36aに分配する分配室36cと、各伝熱管36aで蒸発して生成したガスを集合させる集合室36dと、を有する。加温部36は、伝熱管束を収納するシェルを有していないため、伝熱管36aは海中に露出している。
図1に示す形態では、伝熱管36aがU字管からなり、分配室36cが上側で集合室36dが分配室36cの下側に位置する構成となっている。なお、この構成に限られるものではなく、伝熱管36aが直管からなり、伝熱管36aの一方の端部に分配室36cが配置され、伝熱管36aの他方の端部に集合室36dが配置される構成であってもよい。また、図1に示す形態では、伝熱管36aが矩形状に配列された構成となっているが、伝熱管36aがその他の多角形状又は円状に配列された構成となっていてもよい。
蒸発部35を構成する伝熱管束での伝熱管ピッチは、加温部36を構成する伝熱管束での伝熱管ピッチよりも大きいのが好ましい。つまり、蒸発部35においては、隣接する伝熱管35aどうしの間隔が、加温部36における隣接する伝熱管36aどうしの間隔よりも広い。このため、より低温となる蒸発部35の伝熱管35aに着氷したとしても、伝熱管35aどうしの間隙が塞がってしまうことを防止することができる。その一方で、加温部36においては、伝熱効率を高くすることができる。
接続配管37は、蒸発部35の集合室35dと加温部36の分配室36cとを接続している。接続配管37も海中に配置されている。したがって、NGは接続配管37を流れているときにも海水によって加温され得る。加温部36の集合室36dにはガス配管18が接続されている。
気化器12を設置する際には、海水の流動方向を予め調査しておき、海水の流動方向に対して伝熱管35a,36aの向きが適正となるように気化器12を設置するのが好ましい。例えば、海水の流れる向きが常時一定であるようなところでは、海水の流れる方向に対して伝熱管35a,36aが略垂直になるように気化器12を設置してもよい。海水の流れる向きが時間によって変わるような場合には、最も多く流れる方向に合わせて気化器12の向きを決定してもよい。
ここで、第1実施形態に係る気化装置10によるガス気化方法について説明する。このガス気化方法では、LNG受け入れ基地等の図外の低温液化ガス貯留器から、液化ガスラインL1及び液化ガス配管16を通して気化器12の蒸発部35に向かってLNGが流れる。液化ガス配管16は海中に配置されている部分も有しているので、LNGは液化ガス配管16を流れる最中にも加温され得る。
液化ガス配管16を流れたLNGは気化器12の蒸発部35に導入される。蒸発部35は海中に固定されており、蒸発部35においては、分配室35cを介して各伝熱管35a内にLNGが流入する。伝熱管35aは海水に接触しており、しかも、蒸発部35は自然に海水の流動するところに設置されている。このため、自然に流動する海水と、伝熱管35a内を流れるLNGとが熱交換し、LNGの少なくとも一部が気化してNGとなる。各伝熱管35aを流れるNGは集合室35dで合流して接続配管37を流れ、加温部36の分配室36cに導入される。このNGは加温部36の各伝熱管36aに分配されて、各伝熱管36aを流れる。伝熱管36aは海水に接触しており、しかも、加温部36は自然に海水の流動するところに設置されている。このため、自然に流動する海水と、伝熱管36a内を流れるNGとが熱交換し、NGはさらに加温される。伝熱管36a内で加温されたNGは集合ヘッダ36dを通してガス配管18に流入し、地上に配置されたガスラインL2に送られる。
以上説明したように、本実施形態では、LNGが供給される気化器12の伝熱管35a,36aが、自然に海水が流動するところに配置されている。このため、海水を強制的に流動させるための駆動機(例えば、電気的に駆動される駆動機)等を設けることなく、伝熱管35a,36a内を流れるLNGと海水との間で熱交換を行なわせることができる。したがって、気化装置10のランニングコストを抑えることができる。また、気化器12が架台14によって海中に固定されるため、海水を地上に汲み上げるための取水設備や、伝熱管に海水を流下させるための流下設備、流下後に海に戻すトラフ等が不要となる。したがって、気化装置10を低コスト構造とすることができる。
また本実施形態では、蒸発部35と加温部36とが別体に構成されているので、蒸発部35と加温部36とをその要求特性に応じて別個に設計することができる。したがって、より高性能な気化装置10を得ることができる。
また本実施形態では、蒸発部35における伝熱管ピッチが、加温部36における伝熱管ピッチよりも大きい。このため、蒸発部35における着氷による閉塞を抑制することができるとともに、加温部36における伝熱効率を高くすることができる。
なお、第1実施形態の気化器12では、蒸発部35と加温部36とが別体に構成され、これらが接続配管37によって接続された構成となっているが、これに限られない。気化器12は、蒸発部35と加温部36が一体的に形成された構成であってもよい。この場合、気化器12は、液化ガス配管16に接続される分配室と、ガス配管18に接続される集合室と、分配室と集合室とを繋ぐ複数の伝熱管からなる伝熱管束と、を備えた構成となる。
図1に示す第1実施形態は、架台14が護岸Pに近接して設置された気化装置10であるが、これと異なり、図2に示すように、架台14は、浮体式液化ガス貯蔵体(FSU:Floating storage unit)40が横付けされる桟橋Bに近接して設置されてもよい。この場合、歩廊32は、架台14と桟橋Bとを接続するように設けられる。桟橋Bには、ガスラインL2及び液化ガスラインL1が設置される。液化ガスラインL1は、桟橋Bに横付けされた浮体式液化ガス貯蔵体40に接続されるように構成されていて、浮体式液化ガス貯蔵体40からLNGの供給を受ける。この構成においても、気化器12は、蒸発部35と加温部36が一体的に形成された構成であってもよい。
(第2実施形態)
図3及び4は本発明の第2実施形態を示す。尚、ここでは第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第2実施形態に係る気化装置10は、気化器12を吊り上げるために用いられる架構44を備えており、歩廊32には、気化器12を通過させることができるように貫通孔46が形成されている。
架構44は、海中に設置された気化器12をメンテナンス等する場合に、架台14から切り離された気化器12を海上に引き上げるために用いられる。架構44は、柱及び梁をなすフレーム材を組み合わせて形成されたものであり、歩廊32に固定されている。架構44において梁を構成するフレーム材44aに例えば、ウインチ等を取り付けて、ウインチから繰り出されたワイヤで気化器12を引き上げることができる。このときの引き上げ作業は、歩廊32に形成された貫通孔46を通しての作業となる。なお、架構44は、作業時のみ歩廊32に固定され、それ以外のときは取り外されていてもよい。
液化ガス配管16には、蒸発部35(気化器12)を着脱可能に接続するための接続部16aが設けられている。ガス配管18には、加温部36(気化器12)を着脱可能に接続するための接続部18aが設けられている。接続配管37には、蒸発部35を着脱可能に接続するための接続部37aと、加温部36を着脱可能に接続するための接続部37bと、が設けられている。したがって、これらの接続部16a,18aで蒸発部35及び加温部36を液化ガス配管16及びガス配管18から分離することができる。また、加温部36から蒸発部35を分離することができる。
また、気化器12は、架台14から分離可能に架台14に固定されている。すなわち、気化器12を架台14の保持部材26に固定する固定部材48は、ボルト・ナット等のように着脱可能な締結具(図示省略)によって保持部材26に固定されている。締結具を外すことにより、気化器12を架台14から引き離すことができる。
したがって、本実施形態によれば、架台14から分離された気化器12を海上に引き上げる際に、歩廊(床面)32の貫通孔46を通して気化器12を歩廊(床面)32上に引き上げることができる。したがって、気化器12のメンテナンス作業の負担を軽減することができる。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが前記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図5は本発明の第3実施形態を示す。尚、ここでは第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第3実施形態に係る気化装置10は、海水の流動を補助する補助スクリュー50を備えている。気化装置10は、海中において自然に海水の流動するところに設置されるが、常時所定値以上の海水の流動が生じているとは限られない。また、冬場等に海水の温度が下がって、得られるガスの温度が下がる場合もある。このような問題に対処すべく、第3実施形態に係る気化装置10には、海水の流動を助長する補助スクリュー50が設けられている。
補助スクリュー50は、気化器12の伝熱管35a,36aの延びる方向(A方向)に対して所定の向きの海水の流動を促進するように、配置されている。補助スクリュー50は、例えばスクリューの回転軸が伝熱管の延びる方向(A方向)に対して直交する方向になる姿勢で配置されている。補助スクリュー50は架台14に保持されていてもよい。
補助スクリュー50は、羽根車を一定回転数で回転させるタイプの駆動機として構成されていてもよいが、本実施形態では、インバーターによって羽根車の回転数を制御可能なタイプの駆動機として構成されている。補助スクリュー50の駆動制御を行うスクリュー制御部52は、例えばガス配管18を流れるガスの温度を検出する温度検出器54から出力された信号を受け取る。この信号は、ガスの温度に応じた信号となっている。スクリュー制御部52は、受信した信号に基づいて補助スクリュー50の回転数を調整する制御を行う。
なお、スクリュー制御部52は、ガス温度に基づいて補助スクリュー50の回転数制御を行う構成に限られない。例えば、気化器12付近の海水の流速に基づいて補助スクリュー50の駆動制御を行ってもよい。また、回転数制御ではなく、補助スクリュー50をオンオフ制御してもよい。また、事前の調査によって、海水の流動が低下する時間帯が分かっていれば、スクリュー制御部52は、その時間帯のみ補助スクリュー50を駆動する構成であってもよい。
本実施形態によれば、スクリューを駆動することにより、海水と低温液化ガスとの熱交換を促進することができる。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが前記第1及び第2実施形態と同様である。
(第4実施形態)
図6は本発明の第4実施形態を示す。尚、ここでは第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第4実施形態に係る気化装置10は、第3実施形態と異なり、2つの補助スクリュー57,58を備え、海水の流動方向に応じてこれら2つの補助スクリュー57,58を駆動制御するように構成されている。
具体的に、気化装置10は、第1補助スクリュー57と、第2補助スクリュー58と、ガス温度を検出する温度検出器54と、海水の流動方向を検知する検知器60と、スクリュー制御部52と、を備えている。
第1補助スクリュー57は、伝熱管の延びる方向(A方向)に対して垂直な方向(B方向)に回転軸が向く姿勢で配置されている。第1補助スクリュー57は、例えば、羽根車を正方向及び逆方向に回転可能に構成されている。これは、気化器12周囲の海水の流動が、A方向においては、例えば潮流のように流れの向きが変わることを前提としたものでる。ただし、この構成に限られず、第1補助スクリュー57は羽根車を一方向のみに回転させる構成であってもよい。
一方、第2補助スクリュー58は、伝熱管の延びる方向(A方向)に回転軸が向く姿勢で配置されている。第2補助スクリュー58は、例えば、羽根車を一方向のみに回転可能に構成されている。これは、気化器12周囲の海水の流動が、A方向において、例えば第2補助スクリュー58から気化器12に向かう向きで変わらないことを前提としたものである。ただし、この構成に限られず、第2補助スクリュー58は、羽根車を正方向及び逆方向に回転可能に構成されていてもよい。
スクリュー制御部52は、温度検出器54によって検出されたガス温度が予め設定された温度ts未満のときに第1補助スクリュー57及び第2補助スクリュー58の駆動を行い、設定温度ts以上のときには、補助スクリュー57,58を停止する制御を行う。また、スクリュー制御部52は、検知器60よって検知された海水の流動方向に基づいて、第1補助スクリュー57及び第2補助スクリュー58の駆動制御を行うように構成されている。
ここで、スクリュー制御部52による補助スクリュー57,58の駆動制御について、図7を参照しつつ説明する。
まず、ガス流量fが予め設定された流量(閾値fs)以上となっているかどうかを判定する(ステップST1)。ガス流量fが閾値fs未満であれば、補助スクリュー57,58のスクリュー制御を行わない(ステップST2)。一方、ガス流量fが閾値fs以上であれば、ステップST3に移行し、温度検出器54によって検出されたガス温度tが予め設定された温度(閾値Ts)未満であるかどうか判定する。ガス温度tが閾値Ts以上であれば、ステップST2に移行し、補助スクリュー57,58のスクリュー制御を行わない。一方、ガス温度が閾値Ts未満であれば、ステップST4に移行し、スクリュー制御を行う。
スクリュー制御においては、まず、検知器60によって検知された海水の流動方向を判定する(ステップST5)。例えば、海水が流動する向きが、第2補助スクリュー58から気化器12に向かう向き(Cの向き)に対して±45度の範囲である第1範囲、Cの向きに対して時計回りに90度±45度の範囲である第2範囲、Cの向きにして時計回りに270度±45度の範囲である第3範囲のいずれに属するか判定する。
海水が流れる向きが第1範囲のときには、スクリュー制御部52は、第1補助スクリュー57を停止して、第2補助スクリュー58の駆動制御を行う(ステップST6)。スクリュー制御部52は、例えば、第2補助スクリュー58を一定回転数で駆動してもよく、あるいはガス温度に基づく回転数制御を行ってもよい。一方、海水が流れる向きが第2範囲のときには、スクリュー制御部52は、第1補助スクリュー57の駆動制御を行う一方、第2補助スクリュー58を停止する(ステップST7)。このとき、第1補助スクリュー57は、Cの向きに対して90度の向きの海水の流れを促進するように羽根車を回転させる。また、海水が流れる向きが第3範囲のときには、スクリュー制御部52は、第1補助スクリュー57の駆動制御を行う一方、第2補助スクリュー58を停止する(ステップST8)。このとき、第1補助スクリュー57は、Cの向きに対して270度の向きの海水の流れを促進するように羽根車を回転させる。スクリュー制御部52は、例えば、第1補助スクリュー57を一定回転数で駆動してもよく、あるいはガス温度に基づく回転数制御を行ってもよい。
したがって、本実施形態によれば、海水の流動方向が変化するようなところに設置される場合においてもLNGの気化を促進することができる。すなわち、海水の流動方向が変化した場合であっても、海水の流動方向の検知結果に応じて、海水の流速を上げるように第1補助スクリュー57及び第2補助スクリュー58の駆動制御を行うため、海水とLNGとの熱交換を促進することができる。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが前記第1〜第3実施形態と同様である。
10 低温液化ガス気化装置
12 気化器
14 架台
32 歩廊
35 蒸発部
35a 伝熱管
35b 蒸発管部
36 加温部
36a 伝熱管
36b 加温管部
44 架構
46 貫通孔
50 補助スクリュー
52 スクリュー制御部
54 温度検出器
57 第1補助スクリュー
58 第2補助スクリュー
60 検知器

Claims (8)

  1. 海中であって自然に海水が流動するところに配置された伝熱管を有し、前記伝熱管内に供給された低温液化ガスと海水との間で熱交換を行う気化器と、
    下端部が海底に固定され、前記気化器が固定された架台と、を備えた低温液化ガス気化装置。
  2. 前記気化器は、蒸発部と、前記蒸発部とは別体に構成された加温部とを備え、
    前記伝熱管は、前記蒸発部に含まれ前記低温液化ガスの少なくとも一部を蒸発させる蒸発管部と、前記加温部に含まれ前記蒸発管部で蒸発したガスを加温する加温管部と、を含む請求項1に記載の低温液化ガス気化装置。
  3. 前記蒸発部における伝熱管ピッチは、前記加温部における伝熱管ピッチよりも大きい請求項2に記載の低温液化ガス気化装置。
  4. 前記気化器は、前記架台から分離可能に前記架台に固定され、
    前記架台は、海面よりも上の位置で水平に広がる床面を有し、
    前記床面には、前記気化器が通過可能な大きさの貫通孔が形成されている請求項1から3の何れか1項に記載の低温液化ガス気化装置。
  5. 海水の流動を補助する補助スクリューを備えている請求項1から4の何れか1項に記載の低温液化ガス気化装置。
  6. 前記気化器で得られたガスの温度を検出する温度検出器と、
    前記温度検出器の検出結果に応じて前記補助スクリューの駆動制御を行うスクリュー制御部と、を備えている請求項5に記載の低温液化ガス気化装置。
  7. 前記伝熱管の延びる向きに対して設定された向きで配置され、海水の流動を補助する第1補助スクリューと、
    前記第1補助スクリューとは異なる向きで配置され、海水の流動を補助する第2補助スクリューと、
    海水の流動方向を検知する検知器と、
    前記検知器で検知された海水の流動方向に応じて、前記第1補助スクリュー及び前記第2補助スクリューの駆動制御を行うスクリュー制御部と、を備えている請求項1から4の何れか1項に記載の低温液化ガス気化装置。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載の低温液化ガス気化装置によるガス気化方法であって、
    地上又は洋上の低温液化ガス貯留器から、配管を通して、前記気化器において海中に固定された前記伝熱管内に低温液化ガスを供給し、
    自然に流動する海水と、前記伝熱管内を流れる低温液化ガスとを熱交換させて、低温液化ガスの少なくとも一部を気化させるガス気化方法。
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