JP2018167545A - 化粧板 - Google Patents
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Abstract
Description
1.基材層上に、前記基材層側から順に接着剤層及び化粧シートを備える化粧板であって、
(1)前記接着剤層は、ウレタン2液硬化型接着剤の硬化物であり、溶剤を含有し、
(2)前記化粧シートは、熱可塑性樹脂を含有する、
ことを特徴とする化粧板。
2.前記接着剤層中の前記溶剤の含有量が7質量%以下である、上記項1に記載の化粧板。
3.前記接着剤層中の前記溶剤の含有量が3質量%以下である、上記項1に記載の化粧板。
4.前記接着剤層の厚さが25μm以上である、上記項1〜3のいずれかに記載の化粧板。
5.前記接着剤層の厚さが30μm以上50μm以下である、上記項1〜3のいずれかに記載の化粧板。
6.前記熱可塑性樹脂は、オレフィン系熱可塑性樹脂である、上記項1〜5のいずれかに記載の化粧板。
7.前記基材層は、アルミニウム板を含む、上記項1〜6のいずれかに記載の化粧板。
8.前記基材層は、熱可塑性樹脂板を含む、上記項1〜6のいずれかに記載の化粧板。
9.前記アルミニウム板は、その片面又は両面にコーティング層を備えており、当該コーティング層は、フッ素樹脂及びポリエステル樹脂の少なくとも一種を含有する、上記項7に記載の化粧板。
(1)前記接着剤層は、ウレタン2液硬化型接着剤の硬化物であり、溶剤を含有し、
(2)前記化粧シートは、熱可塑性樹脂を含有する、
ことを特徴とする。
基材層1としては、従来から建築物の内外装材としての化粧板の基材として利用されているものが幅広く使用できる。例えば、樹脂板、金属板、窯業系素材板、複合パネル板等が使用できる。
図1の化粧板において、接着剤層2は基材層1と化粧シート3とを接着する。
化粧シートとしては、基材シート上に少なくとも絵柄模様層、接着剤層、透明性樹脂層及び透明性表面保護層を有し、透明性表面保護層が最表面層として設けられる構成が好ましい実施形態として挙げられる。また、化粧シートの最表面層には、エンボス加工により凹凸模様が付与されてもよい。更に、化粧シートの裏面には、バッカー層(化粧シートに緩衝性などを付与する合成樹脂層)を設けてもよい。
基材シートは、その表面(おもて面)には絵柄模様層等が順次積層される。
絵柄層は、化粧シートに所望の絵柄(意匠)を付与するものであり、絵柄の種類等は限定的ではない。例えば、木目模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられる。
接着剤層は、絵柄層と透明性樹脂層との間に存在する。接着剤層で使用する接着剤は、絵柄層又は透明性樹脂層を構成する成分等に応じて適宜選択することができる。例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂等を含む各種接着剤を使用できる。また、反応硬化タイプのほか、ホットメルトタイプ、電離放射線硬化タイプ、紫外線硬化タイプ等の接着剤でもよい。
透明性樹脂層は、透明である限り着色されていてもよく、絵柄層が視認できる範囲内で半透明であってもよい。
透明性樹脂層の上には、透明性表面保護層が形成されている。透明性表面保護層は限定的ではないが、樹脂成分として電離放射線硬化型樹脂又は2液硬化型ウレタン系樹脂を含有することが好ましい。実質的には、これらの樹脂から形成されているものが好ましい。電離放射線硬化型樹脂又は2液硬化型ウレタン系樹脂により透明性表面保護層を形成する場合には、化粧シートの耐摩性、耐衝撃性、耐汚染性、耐擦傷性、耐候性等を高め易い。本発明では、これらの中でも最表層が電離放射線硬化型樹脂層であることが好ましい。
化粧シートは、透明性表面保護層側からエンボス加工が施されていてもよい。
化粧シートは、基材シート裏面にバッカー層(合成樹脂層)を設けてもよい。
(化粧シートの作製)
実施例及び比較例で使用する化粧シートは、下記の手順で作製した。
(化粧板の作製)
実施例1〜11(ウレタン2液硬化型接着剤を使用)
事前に準備した離型紙(離型剤付き離型紙)のロール状物から離型紙を引き出し、離型紙の離型剤側に表1に示す接着剤を塗布した。塗布した接着剤を乾燥部(85℃)で乾燥させて接着剤層とし、事前に準備した化粧シートのロール状物から化粧シートを引き出し、化粧シートの裏面側と接着剤層とを貼り合わせて中間積層体とした。
接着剤をPOゴム系ホットメルト型接着剤に変更し、180℃で接着剤を溶解して化粧シート裏面側に塗布した以外は実施例1と同様にして化粧板を作製した。
接着剤を水性エマルション型接着剤をに変更した以外は実施例1と同様にして化粧板を作製した。
作製直後の各化粧板の外観を肉眼観察に評価した。
△…許容範囲の軽微な凹凸が認められた、
×…明確な凹凸が認められた。
常態密着性、及び80℃×200時間放置後の密着性を評価した。
(常態密着性)
化粧板を40℃雰囲気下に放置し養生した。次いで、図2に示すように、化粧シートのみを15mm幅で3cm程剥がし、その部分を手で180°方向に急激に剥離させて剥離した界面を観察した。
(80℃×200時間放置後の密着性)
前記養生後の化粧板を80℃雰囲気下に200時間放置し、次いで、図2に示すように、化粧シートのみを15mm幅で3cm程剥がし、その部分を手で180°方向に急激に剥離させて剥離した界面を観察した。
△…化粧シートが軽微変形する程度に伸びている(接着性評価としては許容範囲)、
×…容易に剥離した(化粧シートはほとんど変形していない)。
≪ウレタン2液≫
主剤:「5211」ノーテープ工業株式会社製、ウレタン樹脂系
硬化剤:「U−5」ノーテープ工業株式会社製、イソシアネート系
配合比:主剤:硬化剤=100:5(質量比)
接着剤の固形分:61.0質量%、
溶剤含有量:39.0質量%
≪POゴム系ホットメルト型≫
主剤:「ハイボン9646」日立化成ポリマー株式会社製、POゴム系
無溶剤型
≪水性エマルション型≫
主剤:「BA−10L」ジャパンコーティングレジン株式会社製、変性エチレン・酢ビ系
硬化剤:「BA−11B」ジャパンコーティングレジン株式会社製、イソシアネート系
配合比:主剤:硬化剤=100:2.5(質量比)
接着剤の固形分:55.0質量%
溶剤(水)含有量:45.0質量%
≪アルポリック≫
「アルポリック/frAD」厚み3mm(フッ素樹脂表面処理)
≪プラメタル≫
「プラメタルPA」厚み3mm(ポリエステル樹脂表面処理)
≪アルミニウム≫
アルミニウム板、厚み2mm
≪アクリル≫
透明アクリル板、厚み2mm
≪ポリカーボネート≫
透明ポリカーボネート板、厚み2mm
2.接着剤層
3.化粧シート
4.剥離部分
Claims (9)
- 基材層上に、前記基材層側から順に接着剤層及び化粧シートを備える化粧板であって、
(1)前記接着剤層は、ウレタン2液硬化型接着剤の硬化物であり、溶剤を含有し、
(2)前記化粧シートは、熱可塑性樹脂を含有する、
ことを特徴とする化粧板。 - 前記接着剤層中の前記溶剤の含有量が7質量%以下である、請求項1に記載の化粧板。
- 前記接着剤層中の前記溶剤の含有量が3質量%以下である、請求項1に記載の化粧板。
- 前記接着剤層の厚さが25μm以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の化粧板。
- 前記接着剤層の厚さが30μm以上50μm以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の化粧板。
- 前記熱可塑性樹脂は、オレフィン系熱可塑性樹脂である、請求項1〜5のいずれかに記載の化粧板。
- 前記基材層は、アルミニウム板を含む、請求項1〜6のいずれかに記載の化粧板。
- 前記基材層は、熱可塑性樹脂板を含む、請求項1〜6のいずれかに記載の化粧板。
- 前記アルミニウム板は、その片面又は両面にコーティング層を備えており、当該コーティング層は、フッ素樹脂及びポリエステル樹脂の少なくとも一種を含有する、請求項7に記載の化粧板。
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JP2017068663A JP6904006B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 化粧板 |
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JP6904006B2 JP6904006B2 (ja) | 2021-07-14 |
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