JP2018167283A - 管材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】長手方向の端部に座屈が生じるおそれのない管材の製造方法を提供する。
【解決手段】断面形状がU形状であり、U形状の2等分点を結ぶ線が湾曲し、2等分点を結ぶ線の弧の内側がU形状の曲げ部11aの内側にある湾曲部12aと、湾曲部12aの両端に隣接し、断面形状がU形状であり、U形状の2等分点を結ぶ線が直線である、またはU形状の2等分点を結ぶ線がU形状の曲げ部11aの外側を内側とする湾曲線である延長部12bと、を備えた中間成形品12に金属板11をプレス成形する第1成形工程と、中間成形品12のU形状の開口端12c同士を接近させる第2成形工程と、開口端12c同士を接合する造管工程と、を備える管材13の製造方法を採用する。
【選択図】図10

Description

本発明は、管材の製造方法に関する。
例えば、自動車部品には、長手方向に対して交差する方向の断面形状が閉断面形状である部品がある。閉断面形状の自動車部品として例えば、車体骨格の一部を構成する部材や、サスペンション装置の部材が挙げられる。
例えば、車体骨格を構成する部材であるフロントサイドメンバは、断面がハット形状になるように成形されたハット状部材に、平板状部材を溶接することによって得られた閉断面形状の部材からなる。ハット状部材自体は閉断面形状ではないので、比較的複雑な形状にプレス成形することが可能である。例えば、長手方向に沿って曲げられた形状であっても比較的容易に成形可能である。従って、フロントサイドメンバやセンターピラーのように、2つの部材を接合して1つの部品を製造する場合は、比較的複雑な形状の自動車部品を製造可能である。
一方、サスペンション装置は、様々な大きさ・形状を有する閉断面形状の部品が相互に組み合わされて構成されている。サスペンション装置を構成する部品には、長手方向に沿って曲げられた管材が多く用いられる。こうした管材は、一般には、UO管や電縫管などの溶接管に対して曲げ加工を施すことで製造される。しかし、曲げ加工によって溶接管が座屈してしまう場合があり、座屈した溶接管は部品として使用できなくなる。そこで、特許文献1に記載のように、金属板をU成形して中間成形品とし、中間成形品を更にO成形することで、曲がった溶接管を製造し、これを自動車部品に適用する試みがなされている。
国際公開第2016/043280号
特許文献1に記載のように曲がった溶接管を金属板から成形する際、溶接管の溶接部が部品の曲げ部の内側になるように成形したい要求がある。溶接部は他の部分に比べて引張強度や疲労強度が弱いおそれがあるため、引張変形よりも圧縮変形に曝される箇所に溶接部を配置した方が破壊されにくくなるからである。しかし、溶接管の溶接部が部品の曲げ部の内側になるように成形した場合、管端部が成形途中に座屈し、所望の閉断面形状に成形できない問題が生じることが明らかになった。
座屈した箇所を観察したところ、座屈は管端側で起きていることがわかった。そこで発明者らは、座屈の原因を次のように推測した。座屈は、中間成形品をO成形する際に、管端になる角部が金型に当たり、角部が折れ曲がって(座屈して)発生する。O成形の際、曲げ部の断面の線長が縮む変形(伸びフランジ変形)が発生する。このため、管端になる箇所より曲げ部中央が金型に接触する時期と、突き合わされる時期が遅れる。このとき管端になる箇所が折れ曲がっていると、大きく座屈する。つまり、O成形時に中間成形品は図8に示すように変形するため、管端部で座屈が生じやすい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、長手方向の端部に座屈が生じるおそれのない管材の製造方法を適用することを課題とする。
[1] 断面形状がU形状であり、前記U形状の2等分点を結ぶ線が湾曲し、前記2等分点を結ぶ線の弧の内側が前記U形状の曲げ部の内側にある湾曲部と、前記湾曲部の両端に隣接し、断面形状がU形状であり、前記U形状の2等分点を結ぶ線が直線である、または前記U形状の2等分点を結ぶ線が前記U形状の曲げ部の外側を内側とする湾曲線である延長部と、を備えた中間成形品に金属板をプレス成形する第1成形工程と、
前記中間成形品の前記U形状の開口端同士を接近させる第2成形工程と、
前記開口端同士を接合する造管工程と、
を備える管材の製造方法。
[2] 前記中間成形品の前記延長部の片側の長さLが式(1)を満たす請求項1に記載の管材の製造方法。
L>(R+1.25×θ−(14×H/t−26))/(−0.4) …(1)
式(1)におけるL、H、R、θ、tは以下の通りである。
L:前記延長部における前記U形状の2等分点を結ぶ直線または湾曲線の長さ(単位:mm)
H:前記U形状の2等分点を結ぶ線と直交する断面内の前記管材の高さ(単位:mm)
R:前記管材における前記湾曲部の内側の曲率半径(前記湾曲部の前記U形状の2等分点を結ぶ線の曲率半径と前記Hとの差分)(単位:mm)
θ:前記湾曲部の挟み角度(前記湾曲部の端部の断面の法線同士のなす角)(単位:°)
t:前記金属板の板厚(単位:mm)
[3] 前記第1成形工程と前記第2成形工程の間に、前記中間成形品の前記U形状の開口端の輪郭形状を整える工程を備える[1]又は[2]に記載の管材の製造方法。
[4] 前記造管工程後に、前記延長部を切断除去する[1]乃至[3]の何れか一項に記載の管材の製造方法。
[5] 前記管材が自動車部品用の管材である[1]乃至[4]の何れか一項に記載の管材の製造方法。
本発明では、湾曲部の長手方向両側に延長部を有するU断面形状の中間成形品を製造し、これを第2成形工程において閉断面形状に成形する。延長部は、湾曲部の両端に隣接し、断面形状がU形状である。延長部のU形状の2等分点を結ぶ線は、直線かまたはU形状の曲げ部の外側を内側とする湾曲線となっている。
このような延長部は、管端側の断面の線長の長手方向の変化を抑えるために設ける。なぜなら、延長部の断面の線長は、湾曲部における断面の線長に比べ変化しにくいためである。延長部を設けることで、第2成形工程の初期において管端に成形される箇所が局所的に金型に当たり難くなる。その結果、図9に示すように、長手方向の断面の線長の変化が緩やかになり、管端になる箇所が局所的に金型に接触して生じる座屈を抑えることができる。
延長部を設けることで、ある程度の長さに渡って管端側になる箇所同士が突き合わされるため、長手方向中央の湾曲部になる箇所の突き合わせのタイミングが、管端部の突き合わせタイミングよりも多少遅れたとしても、管端側になる箇所は座屈しない。
また、延長部が真直部ではなく、曲げ部とは反対方向に曲がる場合は、更に管端部になる箇所が局所的に金型に当たり難くなるため、座屈が生じにくくなる。
このように、本発明の管材の製造方法では、湾曲部を有する中間成形品を製造する際に湾曲部の長手方向両側に延長部を形成しておき、次いで、中間成形品を加工して閉断面形状の管材とする。延長部を設けることで、上述のように第2成形工程の初期において第2上型が開口端と広い範囲で接触するようになり、開口端の座屈が生じにくくなる。その結果、本発明の管材の製造法によれば、接合部が湾曲部の湾曲方向内側に配置される管材を製造する際に、中間成形品の長手方向両端において座屈が起きにくくなり、湾曲部におけるしわの発生を抑制できる。
また、本実施形態の管材の製造方法によれば、中間成形品の延長部の片側の長さLが式(1)を満たす範囲にすることで、中間成形品の長手方向両端における座屈の発生を確実に抑制し、湾曲部におけるしわの発生を防止できる。
更に、第1成形工程と第2成形工程の間で、中間成形品のU形状の開口端の輪郭形状を整える工程を行うことで、第2成形工程を行った際に開口端同士を適切に突き合わせることができ、しわの発生を防止できる。
また、造管工程後に、延長部を切断除去することで、所望の部品形状に成形することができる。
トーションビーム式サスペンション装置に使用されるトレーリングアームの一例を示す斜視図。 トレーリングアームの素管となる管材の製造工程の検討例を示す工程図。 図2に示す製造工程によって製造された管材の一部を示す斜視図。 管材を製造する際の第1成形工程を説明する斜視図。 管材を製造する際の第2成形工程を説明する斜視図。 第1成形工程及び第2成形工程を経て製造された管材を示す図であって、(a)は斜視図であり、(b)(c)はそれぞれ、(a)の断面X、Xにおける断面形状を示す図。 第1成形工程後の中間成形品の側面図。 中間成形品の開口端の形状と座屈との関係を説明する模式図。 中間成形品の開口端の形状と座屈との関係を説明する模式図。 本発明の実施形態である管材の製造方法を説明する工程図。 式(1)のパラメータを説明する模式図。
図1には、自動車部品の一例として、トーションビーム式サスペンション装置に使用されるトレーリングアーム1の斜視図を示す。図1に示すトレーリングアーム1は、略S字状に成形された中空筒状の部材からなる。トレーリングアーム1は、長手方向一端部1bの断面形状が矩形の閉断面形状とされ、長手方向他端部1c側の断面形状が円形の閉断面形状とされている。長手方向一端部1bと長手方向他端部1cとの間には、2つの湾曲部1d、1eが設けられている。湾曲部1dの断面形状は、長手方向一端部1bの断面形状と同様に矩形の閉断面形状とされている。一方、湾曲部1eの断面形状は、長手方向他端部1cの断面形状と同様に円形の閉断面形状とされている。湾曲部1dと湾曲部1eとの間における断面形状は、円形から矩形に徐々に変化している。
図1に示すトレーリングアーム1は、従来、例えば、中空筒状の金属管を用意し、曲げ加工により金属管に湾曲部1d、1eを設け、更に、金属管の一端側の断面形状を矩形に成形することで製造される。しかし、金属管を曲げ加工すると、湾曲部1d、1eまたはその近傍にしわが生じるおそれがある。そこで本発明者らは、金属板をプレス成形することで、湾曲部を有する閉断面形状の管材を製造することを検討した。
図2に、トレーリングアーム1の素管となる管材1aの製造工程の検討例を示す。まず、図2(a)に示す金属板1gを用意する。次に、図2(b)に示すように、第1成形工程として、プレス成形により、金属板1gの幅方向中央に、金属板の長手方向に沿う曲げ部1hを設けることで金属板1gをU形状に成形して中間成形品1mとする。また、中間成形品1mには、プレス成形時に、長手方向の全体に渡って湾曲部1nを設ける。また、中間成形品1mには、加工前の金属板1gの幅方向端部であった開口端1iが形成される。また、湾曲部1nは、開口端1iが湾曲形状の内側に位置するように湾曲する。
次に、第2成形工程として、図2(c)に示すように、中間成形品1mの開口端1i同士を接近させるように曲げ加工する。次いで、造管工程として、開口端1i同士を接合して接合部1fを設けることで管材1aを得る。
図3は、管材1aの部分斜視図である。図3に示すように、管材1aには、その上部に、管材1aの長手方向に沿う接合部1fが設けられる。接合部1fは先に述べたように中間成形品1mの開口端1i同士を接合させてなる。接合手法は例えば、溶接などが例示される。図3に示すように、接合部1fは、湾曲部1nの湾曲形状の内側に配置される。
本発明者らは図2に示した製法によって管材1aを製造することを試みた。しかし、図2に示す方法では、管材1aの長手方向両端部に座屈が生じるおそれがあることが判明した。以下、図2に示す管材1aの製造方法における問題点を説明する。
図4は、管材1aを製造する際の第1成形工程の斜視図である。第1成形工程では、ブランクとなる金属板1gを、第1上型2及びしわ押さえパッド3と、第1下型4との間に配置する。次いで、第1上型2及びしわ押さえパッド3と第1下型4とを相互に接近させることで、金属板1gに曲げ部1hを形成しつつ成形加工して図2(b)に示すような中間成形品1mとする。加工前の金属板1gの幅方向両端が開口端1iになる。中間成形品1mは、曲げ部1hが設けられたことで、その長手方向と直交する方向の断面形状が略U形状とされ、かつ、長手方向の全体にわたって湾曲されている。湾曲の向きは、中間成形品1mにおけるU形状の2等分点を結ぶ線(以下、2等分線という)の方向によって定義する。図4に示す工程で製造された中間成形品1mの2等分線は、開口端1i側が湾曲の内側になるように曲げられている。
次に、図5には、管材1aを製造する際の第2成形工程の斜視図を示す。第2成形工程では、図5に示すように、中間成形品1mを、第2上型5と第2下型6との間に配置する。次いで、第2上型5及び第2下型6とを相互に接近させることで、中間成形品1mを成形して管材1aとする。
図6(a)には製造された管材1aを示す。また、図6(b)、図6(c)はそれぞれ、図6(a)の断面X、Xにおける断面形状を示している。図6(a)及び図6(b)に示すように、管材1aの長手方向中央部の断面Xにおける断面形状は、目的とする円形の断面形状になっている。しかし、図6(a)及び図6(c)に示すように、管材1aの長手方向端部の断面Xにおける断面形状は、円形ではなく、円形の一部が座屈して歪んだ形状になっている。特に、開口端同士の突き合わせ部分が大きく歪んでいる。
管材1aの長手方向端部に座屈が生じた原因は、第2成形工程において開口端1i同士を突き合わせる際に、開口端1iの両端部k1が第2上型5に当たった際に座屈変形し、座屈変形したまま開口端1iが突き合わされたためである。
図7には、第2成形工程前の、中間成形品1mの側面図を示している。また、図7には、第2成形工程後の開口端1iの位置を二点鎖線で示している。第2成形工程前の開口端1iの長さをq1としたとき、第2成形工程後の開口端1iの長さq2は、成形前の長さq1よりも長くなる。すなわち、開口端1iは、第2成形工程によってその長手方向に沿って引っ張られ、開口端1iの長手方向中央部に引っ張り応力が集中する。開口端1iの中央部に引っ張り応力が集中してこの部分の材料が伸ばされると、開口端1iの長手方向に直交する周方向では、長手方向に伸ばされた分だけ材料が縮められる。一方、中間成形品の長手方向端部では、長手方向中央部に比べてほとんど変形しない。このため、長手方向端部では周方向に縮み変形が生じない。この状況を図示したのが図8である。
図8に示すように、第2成形工程にて加工中の中間成形品においては、長手方向中央部において材料が周方向に縮む一方で、長手方向端部では材料の形状に大きな変化はない。このため、第2成形工程中における開口端1iの高低差が広がり、開口端1iの長手方向端部k1の先端の角度がψ1からψ2に小さくなる。これにより、第2上型が中間成形品に最初に接触する際に、開口端1iの長手方向端部k1のみに当たりやすくなる。図8には、第2上型の接触範囲を点線の円で示している。これにより、長手方向端部k1の角部が座屈しやすくなり、管材の長手方向端部において座屈が生じやすくなる。
そこで発明者らは、図9に示すように、中間成形品の長手方向両端部を湾曲部から遠ざけることで、第2上型が開口端1iの長手方向端部k1のみに接触することを回避することを試みた。図9に示すように、第2成形工程にて加工中の中間成形品の長手方向中央部における材料の縮み量は、図8の場合と比べて大きな違いはないが、中間成形品の長さを長くして、長手方向両端部k1の位置を湾曲部から遠ざけることで、第2成形工程中の開口端1iの高低差が小さくなり、長手方向端部k1の先端の角度の変化がψ3からψ4への僅かな変化になる。そのため、第2上型の接触範囲が図9において点線の楕円で示した範囲に広がり、図8の場合に比べて、接触範囲が明らかに広くなる。このように、中間成形品における第2上型の接触範囲が広がることで、長手方向端部k1の先端が座屈しにくくなり、管材の長手方向端部において座屈が生じにくくなる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の自動車部品用の管材の製造方法は、金属板をプレス成形してU形状の中間成形品を得る第1成形工程と、中間成形品の開口端同士を接触させて閉断面形状に成形する第2成形工程と、開口端同士を接合する造管工程とから構成される。第1成形工程において成形される中間成形品は、湾曲部と、湾曲部の長手方向両端にある直線状または湾曲した延長部とを有している。中間成形品の長手方向両端に延長部を設けることで、中間成形品における座屈の発生を抑制できるようになる。以下、本実施形態を図面を参照して説明する。
まず、図10(a)に示すように、金属板11を用意する。金属板11の材質は特に限定されず、鋼、純アルミニウム、アルミニウム合金、銅または銅合金などが例示されるが、自動車用部品として用いるには、鋼板またはアルミニウム合金板がよい。また、金属板11の厚みは例えば4mm以下であることが好ましい。図10(a)に示す金属板11は、湾曲部及び延長部を有する中間成形品を得るために十分な長さを有することが好ましい。また、金属板11の平面視形状は、単純な矩形であってもよいが、後述するトリム工程を省略するためにあらかじめ所定の形状に成形しておいてもよい。
次に、図10(b)に示すように、第1成形工程において、図示略の第1上型、第1下型及びしわ押さえパッドを用い、金属板11をプレス成形することにより、中間成形品12を製造する。より詳細には、金属板11の幅方向中央に、金属板の長手方向に沿って曲げ部11aを設けることで金属板11をU形状に成形し、中間成形品12とする。また、中間成形品12には、プレス成形時に長手方向中央部分に湾曲部12aを設ける。更に、湾曲部12aの長手方向両側には直線状の延長部12bを設ける。延長部12bの長さLについては後述する。また、中間成形品12には、開口端12cが形成される。開口端12cは、加工前の金属板11の幅方向端部であったものである。開口端12cは、中間成形品12の長手方向に沿って延在している。
中間成形品12は、長手方向全体にわたり、その断面形状がU形状となっている。すなわち、湾曲部12a及び延長部12bの断面形状がU形状となっている。U形状の底の部分にあたる部位に曲げ部11aがあり、U形状の上部には開口端12cがある。湾曲部12aでは、U形状の2等分点を結ぶ線12fが、曲げ部11aの内側に向かって湾曲している。すなわち、U形状の2等分点を結ぶ線12fによって形成される弧の内側は曲げ部11aの内側である。また、延長部12bでは、U形状の2等分点を結ぶ線12fが直線になっている。延長部12bは直線状に限らず、湾曲部12aの湾曲方向とは反対向きに湾曲していてもよい。この場合のU形状の2等分点を結ぶ線12fは、U形状の外側に向かって湾曲する。
また、延長部12bは、湾曲部12aの長手方向両側に必ず設ける必要がある。湾曲部12aの片側のみに延長部12bを設けると、延長部12bを設けない側の湾曲部12aの端部において座屈が生じてしまうので好ましくない。
曲げ部11aの断面形状は、図10(b)に示す例では半円弧形状であるが、円弧状に限るものではなく、楕円形状にしてもよく、角部を有する形状であってもよく、その他の形状にしてもよい。また、湾曲部12aの長手方向両側に2つの延長部12bが形成されるが、各延長部12bの長さは、後述する条件を満たす限り、同じ長さであってもよく、異なる長さであってもよい。また、図10(b)に示す延長部12bは両方とも直線状であるが、本発明ではこれに限らず、一方または両方の延長部が、湾曲部12aとは反対側に湾曲していてもよい。
第1成形工程後に、開口端12cの輪郭形状を整えるトリム工程を行ってもよい。第1成形工程後の中間成形品12は、曲げ加工及び絞り加工を受けているため、全体的に変形量が比較的大きく、開口端12cの輪郭形状が乱れる場合がある。開口端12cの輪郭形状が乱れたまま次の第2成形工程を行うと、中間成形品12の全長に渡って開口端12c同士を適切に突き合わせることができず、開口端12c同士の間に隙間が生じたり、開口端12c同士が部分的に重なったりする場合がある。トリム工程を必要に応じて行い、開口端12cの輪郭形状を整えることで、第2成形工程において開口端12c同士を適切に突き合わせることができる。また、トリム工程は省略してもよい。例えば、第1成形工程における金属板11の変形量を見越して、予め金属板の形状を所定の形状に成形したらか第1成形工程を行うことで、トリム工程を省略できる。
次に、図10(c)に示すように、第2成形工程において、図示略の第2上型及び第2下型を用い、中間成形品の長手方向全長に渡って、中間成形品12の開口端12c同士を接近させる曲げ加工を行う。湾曲部12aの長手方向両側に延長部12bがあるため、開口端12cの長手方向端部の位置が湾曲部12aから離間し、これにより第2成形工程において中間成形品の開口端12cの長手方向端部の先端の角度変化が少なくなる。このため、第2上型が開口端の長手方向端部のみならず、中央寄りの開口端にも接触するようになり、開口端の座屈が生じにくくなる。
延長部12bの長さLは特に限定されるものではないが、より好ましい延長部12bの長さは下記式(1)により表すことができる。この下記式(1)は、実験的に求められたものであり、式(1)を満たすことで座屈をより確実に防止できることを確認している。
L>(R+1.25×θ−(14×H/t−26))/(−0.4) … (1)
なお、式(1)において、Lは、延長部12bにおけるU形状の2等分点を結ぶ直線12fまたは湾曲線12fの長さであり(単位:mm)、Hは、管材13の長手方向と直交する方向の高さであり(単位:mm)、Rは、管材13における湾曲部12aの内側の曲率半径(湾曲部12aのU形状の2等分点を結ぶ線12fの曲率半径と前記Hとの差分)であり(単位:mm)、θは、湾曲部12aの挟み角度(湾曲部12aの端部の断面の法線同士のなす角)であり(単位:°)、tは、金属板11の板厚である(単位:mm)。図11に、L,H,R、θをそれぞれ図示している。
次に、造管工程として、開口端12c同士を接合して接合部12dを設ける。このようにして管材13を製造する。
また、図10(d)に示すように、造管工程後の管材13から延長部12bを切断除去してもよい。図10(d)に示すように、湾曲部12aの両側にある2つの延長部12bを切断除去してもよく、一方の延長部12bを残し、他方の延長部12bを切断除去してもよい。延長部12bの切断除去は、目的とする自動車部品の部品形状に合わせて適宜選択すればよい。
本実施形態における延長部12bは、管端側の断面の線長の長手方向の変化を抑えるために設ける。なぜなら、上述のように、延長部12bの断面の線長は、湾曲部12aにおける断面の線長に比べ変化しにくいためである。延長部12bを設けることで、第2成形工程の初期において管端に成形される箇所が局所的に金型に当たり難くなる。その結果、図9に示すように、長手方向の断面の線長の変化が緩やかになり、管端になる箇所が局所的に金型に接触して生じる座屈を抑えることができる。
また、延長部12bを設けることで、ある程度の長さに渡って管端側になる箇所同士が突き合わされるため、長手方向中央の湾曲部になる箇所の突き合わせのタイミングが、管端部の突き合わせタイミングよりも多少遅れたとしても、管端側になる箇所は座屈しない。
また、延長部12bが真直部ではなく、曲げ部とは反対方向に曲がる場合は、更に管端部になる箇所が局所的に金型に当たり難くなるため、座屈が生じにくくなる。
本実施形態の管材の製造方法では、湾曲部12aを有する中間成形品12を製造する際に、湾曲部12aの長手方向両側に延長部12bを形成しておき、次いで、中間成形品12を加工して閉断面形状の管材13とする。延長部12bを設けることで、上述のように、第2成形工程の初期において、第2上型が開口端の長手方向端部のみならず、長手方向端部を含む広い領域に接触するようになり、開口端の座屈が生じにくくなる。その結果、本実施形態の管材の製造法によれば、中間成形品12の長手方向両端において座屈が起きにくくなり、湾曲部におけるしわの発生を抑制できる。
また、本実施形態の管材の製造方法によれば、中間成形品12の延長部12bの片側の長さLを式(1)を満たす範囲にすることで、中間成形品12の長手方向両端における座屈の発生を確実に抑制し、湾曲部におけるしわの発生を防止できる。
更に、第1成形工程と第2成形工程の間で、中間成形品12のU形状の開口端12cの輪郭形状を整えるトリム工程を行うことで、第2成形工程を行った際に開口端12c同士を適切に突き合わせることができ、しわの発生を防止できる。
また、造管工程後に、延長部12bを切断除去することで、所望の部品形状に成形することができる。
本実施形態の管材の製造方法は、例えば、自動車部品用の管材の製造方法に適用できる例えば、トーションビーム式サスペンション装置に使用されるトレーリングアームの製造方法に適用でき、金属板を成形加工することでトレーリングアームを製造できるので、従来の金属管を曲げ加工する場合に比べて外観不良の少ないトレーリングアームを製造できる。また、トレーリングアームを中空の閉断面形状の部品にすることができるので、自動車の軽量化にも貢献できる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
板厚3.6mm、引張強度440MPaの鋼板を用意し、図10(b)と同様にして、第1成形工程を行って鋼板を所定の形状の中間成形品に加工した。中間成形品は、湾曲部のみからなるものと、湾曲部及び延長部を有するものの2種類とした。延長部は、湾曲部の長手方向両側に隣接するように設けた。延長部は全て直線状とした。次いで、図10(c)と同様にして、第2成形工程を行い、中間成形品の開口端同士を接近させる加工を行い、次いで、開口端同士を突き合わせて溶接することにより、管材を製造した。得られた管材の外観を目視で確認し、しわなどの外観不良が発生していないかどうかを評価した。外観不良は以下の2段階で評価した。○:しわ発生なし。×:しわ発生。結果を表1に示す。
なお、表1における式(1)の右辺の値は、(R+1.25×θ−(14×H/t−26))/(−0.4)とした。Hは、管材の長手方向と直交する方向の高さ(単位:mm)、Rは、管材における湾曲部の内側の曲率半径(湾曲部のU形状の2等分点を結ぶ線の曲率半径とHとの差分)(単位:mm)、θは、湾曲部の挟み角度(湾曲部の端部の断面の法線同士のなす角)(単位:°)、tは、金属板の板厚(単位:mm)である。
また、延長部の長さLは、延長部におけるU形状の2等分点を結ぶ線の長さとした(単位:mm)。
Figure 2018167283
表1に示すように、実施例1〜6では、中間成形品の湾曲部の長手方向両側に、湾曲部に隣接する延長部を設けたことで、管材にしわが発生せず、外観不良が生じなかった。
一方、比較例1〜6では、管材にしわが発生して外観不良が生じた。比較例1、3、5は、延長部を設けなかったため、管材の長手方向両端部に、第2成形工程時に生じた座屈によるしわが発生した。また、比較例2、4、6は、延長部を設けたもの、その長さLが十分でなかったため、他の比較例と同様にしわが生じた。
11…金属板、11a…曲げ部、12…中間成形品、12a…湾曲部、12b…延長部、12c…開口端、12f…2等分点を結ぶ線、13…管材。

Claims (5)

  1. 断面形状がU形状であり、前記U形状の2等分点を結ぶ線が湾曲し、前記2等分点を結ぶ線の弧の内側が前記U形状の曲げ部の内側にある湾曲部と、前記湾曲部の両端に隣接し、断面形状がU形状であり、前記U形状の2等分点を結ぶ線が直線である、または前記U形状の2等分点を結ぶ線が前記U形状の曲げ部の外側を内側とする湾曲線である延長部と、を備えた中間成形品に金属板をプレス成形する第1成形工程と、
    前記中間成形品の前記U形状の開口端同士を接近させる第2成形工程と、
    前記開口端同士を接合する造管工程と、
    を備える管材の製造方法。
  2. 前記中間成形品の前記延長部の片側の長さLが式(1)を満たす請求項1に記載の管材の製造方法。
    L>(R+1.25*θ−(14*H/t−26))/(−0.4) …(1)
    式(1)におけるL、H、R、θ、tは以下の通りである。
    L:前記延長部における前記U形状の2等分点を結ぶ直線または湾曲線の長さ(単位:mm)
    H:前記U形状の2等分点を結ぶ線と直交する断面内の前記管材の高さ(単位:mm)
    R:前記管材における前記湾曲部の内側の曲率半径(前記湾曲部の前記U形状の2等分点を結ぶ線の曲率半径と前記Hとの差分)(単位:mm)
    θ:前記湾曲部の挟み角度(前記湾曲部の端部の断面の法線同士のなす角)(単位:°)
    t:前記金属板の板厚(単位:mm)
  3. 前記第1成形工程と前記第2成形工程の間に、前記中間成形品の前記U形状の開口端の輪郭形状を整える工程を備える請求項1又は請求項2に記載の管材の製造方法。
  4. 前記造管工程後に、前記延長部を切断除去する請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の管材の製造方法。
  5. 前記管材が自動車部品用の管材である請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の管材の製造方法。
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