JP2018167248A - 掻寄ユニット、沈殿槽、および沈殿槽の保守方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ところで、沈殿槽は、保守作業の容易化を図ることができると好ましい。
図1から図7を参照し、第1の実施形態について説明する。
本実施形態の沈殿槽1は、例えば、工業廃水などの被処理水に含まれる微小のSS(懸濁物質または浮遊物質)を被処理水から分離させる沈殿槽であり、例えば沈降分離法が用いられる沈殿槽である。
図1は、本実施形態の沈殿槽1の全体構成を示す断面図である。
図1に示すように、沈殿槽1は、槽体11、下部回転支持機構12、被処理水供給部13、流入管ユニット14、掻寄ユニット15、溢流堰16、被処理水排出部17、および汚泥引抜管18を有する。なお図1中では、被処理水の流れを矢印で模式的に示す。
図3は、図1中に示された沈殿槽1のF3−F3線に沿う断面図である。
図1および図3に示すように、掻寄ユニット15は、回転軸29、駆動モータ30、上部回転支持機構31、掻寄板支持機構32、複数の掻寄板33、および複数の撹拌部材34を有する。撹拌部材34は、「別部材」の一例である。
回転軸29は、槽体11の中心部(流入管27の中心部)に配置されている。回転軸29は、流入管27の中心軸Cと略平行な方向で、流入管27よりも上方から、槽体11の底壁21の凹部21aの内側まで延びている。回転軸29は、上部回転支持機構31および槽体11に設けられた下部回転支持機構12によって回転可能に支持されている。回転軸29は、互いに略同軸上に配置された、回転軸本体35、下部回転軸36、および連結部材37を有する。なお、回転軸本体35、下部回転軸36、および連結部材37の詳細については後述する。
駆動モータ30は、槽体11および回転軸29よりも上方に配置されている。駆動モータ30は、直接または伝達機構などを介して回転軸本体35に接続され、回転軸本体35を回転させる。なお、駆動モータ30の位置は、上記例に限定されない。
上部回転支持機構31は、例えば、槽体11の上部開口部23を跨ぐように槽体11の周壁22の上端に架け渡された支持部材(フレーム)Fに固定されている。なお、槽体11への上部回転支持機構31の固定方式は、上記例に限定されない。上部回転支持機構31は、上部軸受38と、上部軸受ホルダ39とを有する。
掻寄板支持機構32は、回転軸本体35の下部に連結されている。複数の掻寄板33および複数の撹拌部材34は、掻寄板支持機構32に取り付けられ、槽体11の底部(沈殿槽1の底部)に配置されている。駆動モータ30により回転軸29が回転すると、それに伴い掻寄板支持機構32、掻寄板33、および撹拌部材34も回転する。
図4に示すように、掻寄板支持機構32は、第1支持部材40および第2支持部材41を有する。第1支持部材40は、回転軸29の軸方向から見たとき(すなわち、上方から見たとき)、第1方向X1に延びている。第1支持部材40は、複数の掻寄板33を支持している(図1参照)。一方で、第2支持部材41は、回転軸29の軸方向から見たとき、第1方向X1とは交差する(例えば略直交する)第2方向X2に延びている。第2支持部材41は、複数の撹拌部材34を支持している(図3参照)。
図5に示すように、連結部材37の上端部は、第3張出部44を有する。例えば、第3張出部44は、円環状に形成されたフランジである。第3張出部44は、複数(例えば4つ)の第1固定具46により回転軸本体35の第1張出部42に取り外し可能に固定される。第1固定具46は、例えばボルトとナットであるが、これに限定されない。第1固定具46は、連結部材37の第3張出部44と回転軸本体35の第1張出部42とを一体に挟持する部材などでもよい。
図6に示すように、連結部材37は、回転軸本体35および下部回転軸36から取り外され、回転軸本体35および下部回転軸36の間から外れた位置に移動可能である。「回転軸本体35および下部回転軸36の間から外れた位置に移動可能」とは、連結部材37が回転軸本体35と下部回転軸36との間に挟まれない位置に、すなわち、連結部材37が回転軸本体35と下部回転軸36とを連結しない位置に移動可能であることを意味する。例えば、「回転軸本体35および下部回転軸36の間から外れた位置に移動可能」とは、連結部材37が回転軸本体35および下部回転軸36に対して鉛直方向で重ならない位置に移動可能であることを意味する。なお、「回転軸本体35および下部回転軸36の間から外れた位置」とは、「回転軸本体35および下部回転軸36と接しない位置」と読み替えられてもよい。連結部材37が回転軸本体35および下部回転軸36から取り外されることで、回転軸本体35と下部回転軸36との間には、連結部材37の鉛直方向の第1長さL1に相当するスペースSが生じる。
図7は、本実施形態の沈殿槽1の保守方法の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、本実施形態の保守方法では、まず、回転軸本体35の第1張出部42と連結部材37の第3張出部44とを固定している第1固定具46が、第1張出部42および第3張出部44から取り外される(S101)。ここで、回転軸本体35の上部が上部軸受38により鉛直方向に支持されている。このため、連結部材37が回転軸本体35から取り外されても、沈殿槽1の槽体11に対する回転軸本体35、掻寄板支持機構32、複数の掻寄板33、および複数の撹拌部材34の鉛直方向の位置は、沈殿槽1の使用時と略同じ位置に保持される。
次に、図8を参照して、第2の実施形態について説明する。第2実施形態では、連結部材37が、回転軸本体35および下部回転軸36のうち下部回転軸36のみから外され、回転軸本体35の内側に収容される点で、第1の実施形態とは異なる。なお、以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
次に、図9を参照して、第3の実施形態について説明する。第3実施形態では、連結部材37は、ヒンジ51により下部回転軸36と結合され、ヒンジ51を回動中心として回動される点で、第1の実施形態とは異なる。なお、以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
Claims (12)
- 沈殿槽の内側に配置される掻寄ユニットであって、
駆動モータによって回転される回転軸本体と、
前記回転軸本体に取り付けられ、掻寄板を支持した掻寄板支持機構と、
前記沈殿槽の底部に設けられた下部軸受に挿入される下部回転軸と、
前記回転軸本体と前記下部回転軸との間に挿入されて前記回転軸本体と前記下部回転軸とを連結するとともに、前記回転軸本体および前記下部回転軸から取り外し可能な連結部材と、
を備えた掻寄ユニット。 - 前記連結部材の上端部は、第1固定具により前記回転軸本体に取り外し可能に固定され、
前記連結部材の下端部は、第2固定具により前記下部回転軸に取り外し可能に固定される、
請求項1に記載の掻寄ユニット。 - 前記掻寄板支持機構は、前記回転軸本体の軸方向から見たとき、第1方向に延びて前記掻寄板を支持した第1支持部材と、前記第1方向とは交差する第2方向に延びて掻寄板と別部材のうち少なくとも一方を支持した第2支持部材とを含み、
前記第1固定具および前記第2固定具の少なくとも一方は、前記回転軸本体の軸方向から見たとき、前記回転軸本体の周方向で前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に配置される、
請求項2に記載の掻寄ユニット。 - 前記連結部材の鉛直方向の第1長さは、前記下部回転軸のうち、前記回転軸本体と前記下部回転軸とが前記連結部材により連結された状態で前記下部軸受に挿入される部分の鉛直方向の第2長さよりも長い、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の掻寄ユニット。 - 前記沈殿槽の上部に配置されて前記回転軸本体の軸方向の荷重を受けることで、前記連結部材が前記回転軸本体および前記下部回転軸から取り外された場合でも前記沈殿槽の槽体に対する前記回転軸本体の鉛直方向の位置を保持する上部軸受をさらに備えた、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の掻寄ユニット。 - 沈殿槽の内側に配置される掻寄ユニットであって、
駆動モータによって回転される回転軸本体と、
前記回転軸本体に取り付けられ、掻寄板を支持した掻寄板支持機構と、
前記沈殿槽の底部に設けられた下部軸受に挿入される下部回転軸と、
前記回転軸本体と前記下部回転軸との間に挿入されて前記回転軸本体と前記下部回転軸とを連結するとともに、前記回転軸本体および前記下部回転軸の少なくとも一方から取り外されて前記回転軸本体および前記下部回転軸の少なくとも一方と接しない位置に移動可能な連結部材と、
を備えた掻寄ユニット。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の掻寄ユニットを備えた沈殿槽。
- 駆動モータによって駆動される回転軸本体と、沈殿槽の底部に設けられた下部軸受に挿入された下部回転軸と、前記回転軸本体と前記下部回転軸との間に挿入されて前記回転軸本体と前記下部回転軸とを連結した連結部材とを備えた沈殿槽の保守方法であって、
前記連結部材を前記回転軸本体および前記下部回転軸から取り外し、
前記下部回転軸を前記下部軸受から取り外す、
沈殿槽の保守方法。 - 前記連結部材は、前記沈殿槽の槽体に対する前記回転軸本体の鉛直方向の位置が前記沈殿槽の使用時と略同じ位置に保持された状態で、前記回転軸本体および前記下部回転軸から取り外される、
請求項8に記載の沈殿槽の保守方法。 - 前記下部回転軸は、前記沈殿槽の槽体に対する前記回転軸本体の鉛直方向の位置が前記沈殿槽の使用時と略同じ位置に保持された状態で、前記下部軸受から取り外される、
請求項9に記載の沈殿槽の保守方法。 - 前記連結部材を前記回転軸本体および前記下部回転軸から取り外した後に、前記下部軸受を前記沈殿槽から取り外す、
請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の沈殿槽の保守方法。 - 駆動モータによって駆動される回転軸本体と、沈殿槽の底部に設けられた下部軸受に挿入された下部回転軸と、前記回転軸本体と前記下部回転軸との間に挿入されて前記回転軸本体と前記下部回転軸とを連結した連結部材とを備えた沈殿槽の保守方法であって、
前記連結部材を前記回転軸本体および前記下部回転軸の少なくとも一方から取り外し、
前記連結部材を前記回転軸本体および前記下部回転軸の少なくとも一方と接しない位置に移動させ、
前記下部回転軸を前記下部軸受から取り外す、
沈殿槽の保守方法。
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JP2017069209A JP6878089B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 掻寄ユニットおよび沈殿槽 |
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JP2021137783A (ja) * | 2020-03-09 | 2021-09-16 | 住友重機械エンバイロメント株式会社 | 水処理装置 |
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- 2017-03-30 JP JP2017069209A patent/JP6878089B2/ja active Active
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