JP2018166622A - 歯科用インスツルメント - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造でハンドピースを識別し、ハンドピースに許容値を超えるような負荷が生ずるのを防止する歯科用インスツルメントを提供する。【解決手段】歯牙治療具を装着し、最大出力回転速度が第1の値に設定された第1のハンドピースと、最大出力回転速度が第1の値を超える第2の値に設定された第2のハンドピース10と、回転速度が第2の値に設定されたモータを有した動力部40とを備える。第2のガイド部材16によって第2のハンドピースが位置決めされた場合に、動力部が、モータを駆動させるための電気回路をオン状態にするスイッチ機構を有する。第1のハンドピースが、動力部に装着される際に、動力部に対する第1のハンドピースの位置を決める第1のガイド部材を有しており、第1のガイド部材によって第1のハンドピースが位置決めされた場合に、第1のガイド部材がスイッチ機構をオン状態にしないように構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、歯科用インスツルメントに関し、特に、歯牙治療具を装着し、最大出力回転速度が第1の値に設定された第1のハンドピースと、最大出力回転速度が第2の値に設定された第2のハンドピースと、第1,2のハンドピースに連結し、回転速度が第2の値に設定されたモータを有した動力部とを備えた歯科用インスツルメントに関する。
う歯への治療方法は、う蝕部分の除去が一般的であり、歯科用インスツルメントによる歯牙の切削が行われている。歯科用インスツルメントには、圧縮空気によるエアータービンや、モータの回転によるマイクロエンジンを用いたものなどがある。このマイクロエンジンを用いたものは、歯科治療用マイクロエンジンインスツルメントとも呼ばれ、エアータービンに比べて変速が可能である。
歯牙治療具やハンドピースは術者が選択する。ハンドピースの一端に歯牙治療具を装着し、ハンドピースの他端に動力部を装着すると、歯牙治療具が動力部のモータで回転可能になる。
ハンドピースには最大出力回転速度などの種々の仕様があり、例えば、特許文献1には、ハンドピースを識別可能な歯科用インスツルメントの技術が開示されている。
特許第5872053号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、ハンドピースを識別するために、データを送信する信号線が必要になり、識別するための構造が複雑になるという問題がある。
ハンドピースに許容値を超えるような負荷が生ずると、ハンドピースの故障を招くおそれがあるので、簡単な構造でハンドピースを識別することが望まれる。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、簡単な構造でハンドピースを識別し、ハンドピースに許容値を超えるような負荷が生ずるのを防止する歯科用インスツルメントを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、歯牙治療具を装着し、最大出力回転速度が第1の値に設定された第1のハンドピースと、前記歯牙治療具を装着し、最大出力回転速度が前記第1の値を超える第2の値に設定された第2のハンドピースと、前記第1のハンドピースあるいは前記第2のハンドピースに連結し、回転速度が前記第2の値に設定されたモータを有した動力部とを備えた歯科用インスツルメントであって、前記第1のハンドピースが、前記動力部に装着される際に、該動力部に対する前記第1のハンドピースの位置を決める第1のガイド部材を有し、前記第2のハンドピースが、前記動力部に装着される際に、該動力部に対する前記第2のハンドピースの位置を決める第2のガイド部材を有し、該第2のガイド部材によって前記第2のハンドピースが位置決めされた場合に、前記動力部が、前記モータを駆動させるための電気回路を導通させたオン状態にするスイッチ機構を有しており、前記第1のガイド部材によって前記第1のハンドピースが位置決めされた場合に、前記第1のガイド部材が前記スイッチ機構をオン状態にしないように構成されていることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第2のガイド部材が前記スイッチ機構をオン状態にする長さに形成され、前記スイッチ機構が、前記第2のガイド部材に押されることにより、前記電気回路をオン状態にし、前記第1のガイド部材が前記スイッチ機構をオン状態にしない長さに形成されていることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記スイッチ機構がマイクロスイッチを含んで構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、最大出力回転速度が第1の値に設定された第1のハンドピースには、第1のガイド部材が設けられ、第1のガイド部材はスイッチ機構をオン状態にしないように構成されている。このため、第1のハンドピースが、回転速度が第2の値に設定されたモータを有した動力部に装着された場合には、スイッチ機構がオン状態にならず、モータは回転しない。よって、動力部では、信号線を要していた従来に比べて簡単な構造で、最大出力回転速度が第1の値に設定された第1のハンドピースであると識別でき、第1のハンドピースに最大出力回転速度以上の負荷が生ずるのを防止することができる。
本発明の一実施形態による歯科用インスツルメントの斜視図である。 動力部の例を説明するための部分断面図である。 スイッチ機構の例を説明するための分解斜視図である。 第2のハンドピースを動力部に装着する前の状態を説明するための拡大断面図である。 第2のハンドピースを動力部に装着した後の状態を説明するための拡大断面図である。 第1のハンドピースを動力部に装着する前の状態を説明するための拡大断面図である。 第1のハンドピースを動力部に装着した後の状態を説明するための拡大断面図である。 スイッチ機構の他の例を説明するための図であり、第2のハンドピースを動力部に装着する前の状態を説明するための拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の歯科用インスツルメントについて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る歯科用インスツルメントの斜視図であり、図2は、動力部の例を説明するための部分断面図である。歯科用インスツルメントはハンドピースおよび動力部からなり、図1(A)に示すハンドピース10,60の後端に、図1(B)に示す動力部40が装着される。
図1(A)に示すハンドピースは第1のハンドピース60、あるいは第2のハンドピース10である。第1のハンドピース60は、最大出力回転速度が例えば40,000min-1(本発明の第1の値に相当する)のものであり、第2のハンドピース10は、最大出力回転速度が40,000min-1を超える値(本発明の第2の値に相当する)のものである。
まず、第2のハンドピース10は、例えば、第1グリップ部11、第2グリップ部20、およびヘッド部30からなり、第2グリップ部20は第1グリップ部11に対して例えば傾斜して配置されている。
第1グリップ部11の内部にはスピンドル(図示省略)が設けられている。このスピンドルの一端は第1グリップ部11の開口12の近傍に位置し、動力部40に連結する。
第1グリップ部11の内部には、例えばLEDからの光を導くライドガイド13が設置されている。ライドガイド13の一端面は、図1(A)に示すように、開口12の径方向外側の位置で表出する。一方、ライドガイド13の他端面は第2グリップ部20から表出し、ヘッド部30に設置された歯牙治療具31の先端付近を照らすことができる。
第2グリップ部20の内部にもスピンドル(図示省略)が設けられ、このスピンドルの一端が第1グリップ部11の内部のスピンドルの他端に連結している。第2グリップ部20のスピンドルの他端には、例えばギア(図示省略)が設置され、ヘッド部30の内部に達している。
ヘッド部30は、歯牙治療具31を装着可能なスリーブ(図示省略)を有する。このスリーブの回転軸は、第2グリップ部20のスピンドルの回転軸に対して例えば直交方向に交差している。歯牙治療具31は、その根元がスリーブの開口から挿入されてスリーブの内部に装着される。
また、ヘッド部30には、図1(A)に示すように、例えばプレスチャック方式のチャック機構32が設けられている。スリーブに装着されていた歯牙治療具31は、チャック機構32を押すと、このスリーブから抜き取ることができる。
次に、第1のハンドピース60は、最大出力回転速度が異なるものの、基本的な構造は第2のハンドピース10と同じである。つまり、例えば、第1グリップ部61、第2グリップ部20、およびヘッド部30からなり、第1グリップ部61の内部にもスピンドル(図示省略)が設けられ、開口62の近傍で動力部40に連結する。また、ライドガイド63の一端面が開口62の径方向外側の位置で表出している。
動力部40は歯科治療用マイクロエンジンを備えている。具体的には、動力部40は、略円筒形状の動力部本体41や、この動力部本体41に比べて小径の連結筒42を有する。動力部本体41と連結筒42とは同心である。連結筒42の一端には、大径のフランジ面43が取り付けられており、連結筒42はフランジ面43を介して動力部本体41に取り付けられ、例えばネジで固定される。
動力部本体41の内部には、図2に示すように、回転速度が例えば100〜40,000min-1を超える値のモータ(図示省略)やモータ軸48が設置されている。モータ軸48の先端は連結筒42に達し、動力部40を図1(A)で説明した第2のハンドピース10に装着した場合、モータの回転は、第1,2グリップ部11,20の各スピンドルを経て歯牙治療具31に伝達される。
動力部本体41には、このモータを駆動させるための電気回路が形成されており、この電気回路の一部をなす配線部47がフランジ面43の近傍に設けられている。そして、配線部47の近傍には、この電気回路を導通させたオン状態/電気回路を導通させないオフ状態に切り替え可能なスイッチ機構が設置されている。
図3は、スイッチ機構の例を説明するための分解斜視図である。
フランジ面43には、連結筒42の径方向でみてライドガイドと反対側の位置に、凹所44が形成されている。凹所44はスイッチ開口45を有し、フランジ面43を貫通して設けられている。動力部本体41には、凹所44に対応する位置に、スイッチ受容部46を有する。スイッチ機構は、例えば、スイッチ50、認識ピン53、スイッチ用バネ58を有し、スイッチ50は、スイッチ開口45やスイッチ受容部46に挿通可能に形成されている。
一方、上記の配線部47は、モータ側から引き出された第1電極47aや第2電極47bを有する。図3に示すように、第1電極47aや第2電極47bは、例えば動力部本体41の外周面に表出しており、動力部本体41の長手方向に沿って並設されている。そして、スイッチ機構がオン状態の場合、電気は、第1電極47aからスイッチ機構を経由して第2電極47bに流れる。
図4は、第2のハンドピースを動力部に装着する前の状態を説明するための拡大断面図である。
図3などに示したスイッチ50は、例えばカップ状に形成され、このカップ状の有底側にスイッチ正面51を有し、動力部40をハンドピースに装着する場合、図1(A)に示した第2のガイド部材16に対向している。一方、図4に示すように、カップ状の開口側にはピン受容部52が形成され、金属製の認識ピン53を収容している。
認識ピン53は、小径の軸部55の周囲に大径の鍔部分を有し、この鍔部分がピン受容部52に嵌合されている。軸部55は、第1電極47aに挿通可能に構成され、第2電極47bに向けて延びており、先端部54が第2電極47bに当接可能に配置されている。
軸部55の根元にはバネ受け部56が設けられ、スイッチ用バネ58は、バネ受け部56と第1電極47aとの間に配置されている。
これに対し、第2のハンドピース10には、第2のガイド部材16が設置されている。具体的には、図1(A)で説明した第1グリップ部11の開口12の径方向でみてライドガイドと反対側の位置には、有底のガイド受容部14が設けられている。第2のガイド部材16は、動力部40をハンドピースに装着する場合、ガイド正面18がスイッチ50のスイッチ正面51に対向した位置で、ガイド受容部14に挿通されている。
ガイド受容部14の有底部分には、ガイド用バネ15の一端が取り付けられており、ガイド用バネ15の他端は、第2のガイド部材16のガイド背面17に取り付けられている。
そして、この第2のガイド部材16は、ガイド正面18からガイド背面17までの長さが、上述のスイッチ機構をオン状態にする長さに形成されている。なお、第2のガイド部材の長さを調整したり、ガイド受容部14の長さを調整することにより、ガイド用バネは省略可能である。
図5は、第2のハンドピースを動力部に装着した後の状態を説明するための拡大断面図である。
図4に示した動力部40が第2のハンドピース10に装着される際には、第2のガイド部材16がフランジ面43の凹所44に入ると、動力部40に対する第2のハンドピース10の位置が決まる。
第2のハンドピース10が位置決めされた場合、第2のガイド部材16のガイド正面18がスイッチ50のスイッチ正面51に接触してスイッチ50を強く押す。スイッチ50(認識ピン53)が第2電極47bに向けて移動し、スイッチ用バネ58と第1電極47aとが接触すると、スイッチ用バネ58が導通する。また、スイッチ用バネ58が認識ピン53のバネ受け部56に接触すると、認識ピン53が導通する。その後、図5に示すように、スイッチ50(認識ピン53)が、スイッチ用バネ58の付勢力に抗して第2電極47bに向けてさらに移動し、認識ピン53の先端部54と第2電極47bとが接触する。これにより、第1電極47a、スイッチ用バネ58、認識ピン53、第2電極47bが電気的に接続されて電気回路が導通するので、モータが回転速度100〜40,000min-1を超える値の範囲で回転可能になる。
なお、動力部40を第2のハンドピース10から取り外した場合には、スイッチ50(認識ピン53)は、スイッチ用バネ58の付勢力によって第2電極47bから離れる方向に移動し、認識ピン53の先端部54と第2電極47bとの接触が解かれる。これにより、第1電極47a、スイッチ用バネ58、認識ピン53、第2電極47bが電気的に接続しなくなる。
このように、最大出力回転速度が40,000min-1を超える値の第2のハンドピース10には、スイッチ機構をオン状態にする長さに形成された第2のガイド部材16が設けられている。このため、第2のハンドピース10が、回転速度が100〜40,000min-1を超える値のモータを有した動力部40に装着された場合には、スイッチ機構がオン状態になり、モータは回転可能になる。よって、動力部40では、信号線を要していた従来に比べて非常に簡単な構造で、最大出力回転速度が40,000min-1を超える値の第2のハンドピース10であると識別できる。
なお、この第2のハンドピース10は、40,000min-1の回転速度で回転することも可能であり、互換性がある。
図6は、第1のハンドピースを動力部に装着する前の状態を説明するための拡大断面図であり、図7は、第1のハンドピースを動力部に装着した後の状態を説明するための拡大断面図である。
図6に示した動力部40は、図4で説明したものと同じであり、回転速度が100〜40,000min-1を超える値のモータを有し、スイッチ50や第1電極47a、第2電極47bを有している。
また、第1のハンドピース60には、ガイド受容部64やガイド用バネ65が設けられており、これらは図4で説明したガイド受容部14やガイド用バネ15と同じ機能を有する。
しかし、ガイド受容部64には、第1のガイド部材66が設置されている。この第1のガイド部材66は、ガイド正面68からガイド背面67までの長さが、図4で説明した第2のガイド部材16の長さよりも短く形成されており、上述のスイッチ機構をオン状態にしない長さである。
動力部40が第1のハンドピース60に装着される際には、図6に示した第1のガイド部材66がフランジ面43の凹所44に入ると、動力部40に対する第1のハンドピース60の位置が決まる。
第1のハンドピース60が位置決めされた場合、図7に示すように、第1のガイド部材66のガイド正面68がスイッチ50のスイッチ正面51に例えば接触するが、スイッチ50を押せない。
このため、スイッチ50(認識ピン53)は、第2電極47bから離れたままであり、認識ピン53の先端部54と第2電極47bとが接触しない。これにより、第1電極47a、スイッチ用バネ58、認識ピン53、第2電極47bが電気的に接続せず、電気回路が導通しないので、モータは回転可能にならない。
このように、最大出力回転速度が40,000min-1の第1のハンドピース60には、第1のガイド部材66が設けられているが、第1のガイド部材66の長さがスイッチ機構をオン状態にしない長さに形成されている。このため、第1のハンドピース60が、回転速度が100〜40,000min-1を超える値のモータを有した動力部40に装着された場合には、スイッチ機構がオン状態にならず、モータは回転しない。よって、動力部40では、信号線を要していた従来に比べて非常に簡単な構造で、最大出力回転速度が40,000min-1の第1のハンドピースであると識別でき、第1のハンドピース60に最大出力回転速度以上の負荷が生ずるのを防止することができる。
なお、第1のガイド部材66の長さをより一層短くし、第1のハンドピース60が位置決めされた場合に、ガイド正面68がスイッチ正面51に接触しなくてもよい。あるいは、第1のガイド部材66の長さは図4で説明した第2のガイド部材16と同じにするが、ガイド用バネ65のバネ定数をスイッチ用バネ58よりも小さくし、第1のガイド部材66がスイッチ50を押せないようにしてもよい。
また、ハンドピースを識別する際に、マイクロスイッチを使用することもできる。図8は、スイッチ機構の他の例を説明するための図であり、図4の例と同じ機能を有する部品には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
スイッチ機構は、例えば、スイッチ50、スイッチ用バネ58、収容カバー70、プランジャ71、可動接点72を有している。スイッチ50は、図3で説明したスイッチ開口45やスイッチ受容部46に挿通可能に形成され、スイッチ用バネ58は、バネ受け部56と収容カバー70との間に配置されている。また、収容カバー70、プランジャ71、可動接点72は、スイッチ受容部46に設置されている。
図8に示すように、プランジャ71は、スイッチ50の先端部54に対向した位置に設けられ、プランジャ71の周囲は収容カバー70で覆われている。可動接点72は、プランジャ71の裏側に設けられており、可動接点72の一端は例えば図3等に示した第1電極47aに接続されている。
第2のハンドピース10が位置決めされた場合、第2のガイド部材16がスイッチ50を強く押す。スイッチ50が、スイッチ用バネ58の付勢力に抗してプランジャ71に向けて移動し、スイッチ50の先端部54がプランジャ71に接触してプランジャ71を押すと、可動接点72が移動を開始する。
可動接点72が移動して図3等に示した第2電極47bに接触すると、第1電極47a、可動接点72、第2電極47bが電気的に接続されて電気回路が導通するので、モータが回転速度100〜40,000min-1を超える値の範囲で回転可能になる。
マイクロスイッチを使用すれば、可動接点の移動によってオン状態とオフ状態を瞬時に切り替えられるので、スイッチ機構の耐久性が向上する。さらに、第2のハンドピース10を用いた場合には、術者はプランジャを押した触覚や聴覚が得られるため、使用可能なハンドピースであることを容易に認識できる。
(第2実施形態)
上記の第1実施形態では、ガイド部材の長さを変更することによりスイッチ機構をオン/オフ状態に設定する例を挙げて説明した。しかし、本発明は、この例に限定されるものではなく、例えばガイド部材の磁力を変更してもよい。
詳しくは、その図示は省略するが、動力部の配線部には、例えば2本の金属片を用いたリードスイッチが設置され、第2のガイド部材が、スイッチ機構をオン状態にする強い磁力の磁石で形成されるのに対し、第1のガイド部材が、スイッチ機構をオン状態にしない弱い磁力の磁石で形成されている。
この例では、第2のハンドピースを位置決めした場合、第2のガイド部材が動力部のリードスイッチに接近すると、2本の金属片同士が第2のガイド部材からの強い磁力で接触する。これにより、モータを駆動させるための電気回路が導通し、モータが回転速度100〜40,000min-1を超える値の範囲で回転可能になる。
これに対し、第1のハンドピースを位置決めした場合、第1のガイド部材が動力部のリードスイッチに接近しても、第1のガイド部材からの磁力が弱いので、2本の金属片同士は接触しない。この結果、電気回路が導通しないので、モータは回転可能にならない。
(第3実施形態)
上記の第1実施形態では接点式の例を挙げ、上記の第2実施形態では非接点式の例を挙げて説明した。この非接点式については、リードスイッチの他、例えばフォトインタラプタによる光学的スイッチであってもよい。具体的には、その図示は省略するが、動力部の配線部に、発光部と受光部を設けておき、第2のハンドピースを位置決めし、発光部からの光が第2のガイド部材で遮られた場合に、モータを駆動させるための電気回路が導通し、モータが回転速度100〜40,000min-1を超える値の範囲で回転可能になる。
これに対し、第1のハンドピースを位置決めし、発光部からの光が第1のガイド部材で遮られずに受光部で検出された場合に、電気回路が導通せず、モータが回転可能にならないとすることも可能である。
10…第2のハンドピース、11,61…第1グリップ部、12,62…開口、13,63…ライドガイド、14,64…ガイド受容部、15,65…ガイド用バネ、16…第2のガイド部材、17,67…ガイド背面、18,68…ガイド正面、20…第2グリップ部、30…ヘッド部、31…歯牙治療具、32…チャック機構、40…動力部、41…動力部本体、42…連結筒、43…フランジ面、44…凹所、45…スイッチ開口、46…スイッチ受容部、47…配線部、47a…第1電極、47b…第2電極、48…モータ軸、50…スイッチ、51…スイッチ正面、52…ピン受容部、53…認識ピン、54…先端部、55…軸部、56…バネ受け部、58…スイッチ用バネ、60…第1のハンドピース、66…第1のガイド部材、70…収容カバー、71…プランジャ、72…可動接点。

Claims (3)

  1. 歯牙治療具を装着し、最大出力回転速度が第1の値に設定された第1のハンドピースと、前記歯牙治療具を装着し、最大出力回転速度が前記第1の値を超える第2の値に設定された第2のハンドピースと、前記第1のハンドピースあるいは前記第2のハンドピースに連結し、回転速度が前記第2の値に設定されたモータを有した動力部とを備えた歯科用インスツルメントであって、
    前記第1のハンドピースが、前記動力部に装着される際に、該動力部に対する前記第1のハンドピースの位置を決める第1のガイド部材を有し、
    前記第2のハンドピースが、前記動力部に装着される際に、該動力部に対する前記第2のハンドピースの位置を決める第2のガイド部材を有し、
    該第2のガイド部材によって前記第2のハンドピースが位置決めされた場合に、前記動力部が、前記モータを駆動させるための電気回路を導通させたオン状態にするスイッチ機構を有しており、
    前記第1のガイド部材によって前記第1のハンドピースが位置決めされた場合に、前記第1のガイド部材が前記スイッチ機構をオン状態にしないように構成されていることを特徴とする歯科用インスツルメント。
  2. 前記第2のガイド部材が前記スイッチ機構をオン状態にする長さに形成され、
    前記スイッチ機構が、前記第2のガイド部材に押されることにより、前記電気回路をオン状態にし、
    前記第1のガイド部材が前記スイッチ機構をオン状態にしない長さに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用インスツルメント。
  3. 前記スイッチ機構がマイクロスイッチを含んで構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の歯科用インスツルメント。
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