JP2018166025A - 一体型絶縁キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】配電盤等の電気機器に設けた端子台に接続されている端子を解線し、その後元の接続先に復旧する際の誤接続等による人為的ミスを防止する。
【解決手段】電気機器の端子台の固定ネジから取外した解線端子を、端子台に設けた他の導電部材に誤接触しないように絶縁保護する一体型絶縁キャップであって、解線端子を収納する収納凹部を有する絶縁キャップ本体部、絶縁キャップ本体部に開閉自在に構成され、収納凹部に収納された解線端子を覆い挟持する絶縁キャップ蓋体部、絶縁キャップ本体部と一体に形成され伸縮性を有し、延出した先端部に前記固定ネジで仮止めされる仮止め部を有する紐状又は帯状の仮止め体、及びこの仮止め体と共に絶縁キャップ本体部と一体に形成され作業状況に応じて隣り合う解線端子を互いに連結し結束可能とした連結手を備え、仮止め体は、解線端子の識別を可能とする異色で着色されているものである。
【選択図】図3
【解決手段】電気機器の端子台の固定ネジから取外した解線端子を、端子台に設けた他の導電部材に誤接触しないように絶縁保護する一体型絶縁キャップであって、解線端子を収納する収納凹部を有する絶縁キャップ本体部、絶縁キャップ本体部に開閉自在に構成され、収納凹部に収納された解線端子を覆い挟持する絶縁キャップ蓋体部、絶縁キャップ本体部と一体に形成され伸縮性を有し、延出した先端部に前記固定ネジで仮止めされる仮止め部を有する紐状又は帯状の仮止め体、及びこの仮止め体と共に絶縁キャップ本体部と一体に形成され作業状況に応じて隣り合う解線端子を互いに連結し結束可能とした連結手を備え、仮止め体は、解線端子の識別を可能とする異色で着色されているものである。
【選択図】図3
Description
この発明は、配電盤等の電気機器端子台から取外した端子が、他導電部に接触しないよう保護する一体型絶縁キャップに関するものである。
配電盤等の電気機器に設けた端子台に接続されている端子を取外し解線する際に、解線した端子が他導電部と接触しないよう、解線した端子に絶縁キャップを取付け保護することは種々提案されている(特許文献1から5参照)。
従来の端子絶縁保護具においても、配電盤等の電気機器に設けた端子台に接続されている端子を解線する際、解線した端子にキャップを取付けていたが、元の接続先に復旧する際は、その都度図面を確認しなければならず、また接続先を照合することが必要であるため時間を費やしていた。また、図面の見誤りによる誤接続等により電気機器の焼損や短絡・地絡事故による感電が起きる問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、復旧にかかる時間を短縮できるとともに、誤接続による人為的ミスを防止することを目的とする。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、復旧にかかる時間を短縮できるとともに、誤接続による人為的ミスを防止することを目的とする。
この発明に係わる一体型絶縁キャップは、電気機器の端子台の固定ネジから取外した解線端子を、当該端子台に設けた他の導電部材に誤接触しないように絶縁保護する一体型絶縁キャップであって、前記解線端子を収納する収納凹部を有する絶縁キャップ本体部、この絶縁キャップ本体部に開閉自在に構成され、前記収納凹部に収納された前記解線端子を覆い挟持する絶縁解線キャップ蓋体部、前記絶縁キャップ本体部と一体に形成され伸縮性を有し、延出した先端部に前記固定ネジで仮止めされる仮止め部を有する紐状又は帯状の仮止め体、及びこの仮止め体と共に前記絶縁キャップ本体部と一体に形成され作業状況に応じて隣り合う前記解線端子を互いに連結し結束可能とした連結手を備え、前記仮止め体は、前記解線端子の識別を可能とする異色で着色されているものである。
この発明の一体型絶縁キャップによれば、いずれのタイプの端子にも使用でき、解線した端子を接触させることなく絶縁保護することができる。また一体型絶縁キャップは異なる色で着色され視覚的に識別されているので、ひと目で復旧すべき端子台が判り、復旧先の誤接続を防止でき作業性が向上する。また、連結手により、隣接する一体型絶縁キャップの端子を安全に結束・纏めることできるので、複数の解線がバラバラになることを防ぎ、この点においても作業性が向上する。また、隣接する一体型絶縁キャップを纏めても、確実に識別できるので誤接続することがないなどの効果がある。
以下、図面に基づいて、この発明の実施の形態1を説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における一体型絶縁キャップを示す簡略平面図、図2は、一体型絶縁キャップの本体部を示す斜視図、図3は、一体型絶縁キャップの使用状態を示す斜視図である。
図1は、実施の形態1における一体型絶縁キャップを示す簡略平面図、図2は、一体型絶縁キャップの本体部を示す斜視図、図3は、一体型絶縁キャップの使用状態を示す斜視図である。
図において、一体型絶縁キャップ1は、電気機器端子台10の固定ネジ11から導電部材6の端子6bを取外した時、図3に示すようにその解線端子6aが電気機器端子台10に設けた他の導電部材に誤接触しないように絶縁保護するもので、直方状の絶縁キャップ本体部2、絶縁キャップ蓋体部3、仮止め部4aを有する仮止め体4などによって構成されている。
絶縁キャップ本体部2には、取外された解線端子6aを収納する収納凹部2aと導電部材6の導入溝2bを有し、収納凹部2aは、端子(Y型・C型・O型等)の型・大きさを問わず
収納できるものである。
絶縁キャップ本体部2には、取外された解線端子6aを収納する収納凹部2aと導電部材6の導入溝2bを有し、収納凹部2aは、端子(Y型・C型・O型等)の型・大きさを問わず
収納できるものである。
絶縁キャップ蓋体部3は、例えば蝶番機構32によって絶縁キャップ本体部2に対し開閉自在に構成され、収納凹部2aに収納された解線端子6aを覆い挟持するものである。
又、絶縁キャップ蓋体部3の裏面3か所には、錨状フック3aが設けられ、この錨状フック3aと対向する絶縁キャップ本体部2の上面3か所には、錨状フック3aを挿入係止する溝状窪み部3bが設けられている。従って、絶縁キャップ蓋体部3は、収納凹部2aへ解線端子6aを収納した後、絶縁キャップ蓋体部3を回動し錨状フック3aを矢印Yで示すように溝状窪み部3bに挿入係止(挿脱自在)させることによって閉じられる。
又、絶縁キャップ蓋体部3の裏面3か所には、錨状フック3aが設けられ、この錨状フック3aと対向する絶縁キャップ本体部2の上面3か所には、錨状フック3aを挿入係止する溝状窪み部3bが設けられている。従って、絶縁キャップ蓋体部3は、収納凹部2aへ解線端子6aを収納した後、絶縁キャップ蓋体部3を回動し錨状フック3aを矢印Yで示すように溝状窪み部3bに挿入係止(挿脱自在)させることによって閉じられる。
又、絶縁キャップ本体部2の長手両側面には、連結手50が設けられている。すなわち一方の絶縁キャップ本体部長手側面には、2個のキャップ連結用錨状フック5aが設けられ、他方の絶縁キャップ本体部長手側面には、キャップ連結用錨状フック5aを挿入係止するキャップ連結用溝状窪み部5bが設けられている。従って、互いに隣り合う絶縁キャップ本体部2のキャップ連結用錨状フック5aが互いに隣り合うキャップ連結用溝状窪み部5bに挿入係止(挿脱自在)されることによって互いに隣り合う絶縁キャップの連結が行われる。このように連結手50は、作業状況に応じて隣り合う解線端子6aを互いに連結し結束するものである。
仮止め体4は、紐状又は帯状の形状のもので、絶縁キャップ本体部2と一体に形成され延出した先端部には、孔部4bを有するリング状の仮止め部4aが形成されている。そして、孔部4bに固定ネジ11が挿入され、その固定ネジ頭部でリング状の仮止め部4aが押圧され仮止めされる。なお、仮止め体4は、伸縮性を有する材質のものが採用され、絶縁キャップ本体部2とは別部材又は一体の部材で構成されており、また仮止め部4aは、リング状の別部材で構成することもできる。
一体型絶縁キャップ1は、絶縁キャップ本体部2、絶縁キャップ蓋体部3、及び仮止め体4などを全て同色とし、各一体型絶縁キャップ1は、互いに異色で着色され識別可能とした多色性のものである。
次に一体型絶縁キャップの使用要領について説明する。
(1)解線した解線端子6aを一体型絶縁キャップ1にセットし、絶縁キャップ蓋体部3を閉じることにより挟み込む。
(2)図3のように、固定ネジ11の頭部で仮止め部4aを仮止めする。
(3)導電部材6を接続する時は、仮止め部4aを固定ネジ11から取り外し、絶縁キャップ蓋体部3をあけ一体型絶縁キャップ1から解線端子6aを取り出し、解線端子6aを識別色に合わせて接続する。
(1)解線した解線端子6aを一体型絶縁キャップ1にセットし、絶縁キャップ蓋体部3を閉じることにより挟み込む。
(2)図3のように、固定ネジ11の頭部で仮止め部4aを仮止めする。
(3)導電部材6を接続する時は、仮止め部4aを固定ネジ11から取り外し、絶縁キャップ蓋体部3をあけ一体型絶縁キャップ1から解線端子6aを取り出し、解線端子6aを識別色に合わせて接続する。
次に実施の形態1における一体型絶縁キャップの変形例について説明する。
図2の丸枠B中の(ii)において、変形例の一体型絶縁キャップの仮止め部は、柔軟性
のある部材で構成され、固定ネジ11の頭部を挿通する孔部4cは、径方向に長孔状に穿設されたものであり、この長孔状の孔部4cの短径は、固定ネジ11の頭部より短く、長径は、固定ネジ11の頭部より長く設定され、固定ネジ11の頭部に対し長孔を拡げ挿脱自在にすることによって、固定ネジ11に対する一体型絶縁キャップ1の取付け、取外しが行われるものである。
図2の丸枠B中の(ii)において、変形例の一体型絶縁キャップの仮止め部は、柔軟性
のある部材で構成され、固定ネジ11の頭部を挿通する孔部4cは、径方向に長孔状に穿設されたものであり、この長孔状の孔部4cの短径は、固定ネジ11の頭部より短く、長径は、固定ネジ11の頭部より長く設定され、固定ネジ11の頭部に対し長孔を拡げ挿脱自在にすることによって、固定ネジ11に対する一体型絶縁キャップ1の取付け、取外しが行われるものである。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1:一体型絶縁キャップ、 2:絶縁キャップ本体部、 2a:収納凹部、
3:絶縁キャップ蓋体部、 3a:錨状フック、 3b:溝状窪み部、
4:仮止め体、 4a:仮止め部、 4b、4c:孔部、
50(5a、5b):連結手、 5a:キャップ連結用錨状フック、
5b:キャップ連結用溝状窪み部、 6:導電部材、 6a:解線端子、
10:電気機器端子台、 11:固定ネジ
3:絶縁キャップ蓋体部、 3a:錨状フック、 3b:溝状窪み部、
4:仮止め体、 4a:仮止め部、 4b、4c:孔部、
50(5a、5b):連結手、 5a:キャップ連結用錨状フック、
5b:キャップ連結用溝状窪み部、 6:導電部材、 6a:解線端子、
10:電気機器端子台、 11:固定ネジ
Claims (2)
- 電気機器の端子台の固定ネジから取外した解線端子を、当該端子台に設けた他の導電部材に誤接触しないように絶縁保護する一体型絶縁キャップであって、
前記解線端子を収納する収納凹部を有する絶縁キャップ本体部、この絶縁キャップ本体部に開閉自在に構成され、前記収納凹部に収納された前記解線端子を覆い挟持する絶縁解線キャップ蓋体部、前記絶縁キャップ本体部と一体に形成され伸縮性を有し、延出した先端部に前記固定ネジで仮止めされる仮止め部を有する紐状又は帯状の仮止め体、及びこの仮止め体と共に前記絶縁キャップ本体部と一体に形成され作業状況に応じて隣り合う前記解線端子を互いに連結し結束可能とした連結手を備え、前記仮止め体は、前記解線端子の識別を可能とする異色で着色されていることを特徴とする一体型絶縁キャップ。 - 前記仮止め部は、前記固定ネジを挿通する長孔を有し、この長孔の短径は前記固定ネジの頭部より短く、前記長孔の長径は前記固定ネジの頭部より長く設定され、前記固定ネジの頭部に対し挿脱自在に構成したことを特徴とする請求項1に記載の一体型絶縁キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017062129A JP2018166025A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 一体型絶縁キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017062129A JP2018166025A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 一体型絶縁キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018166025A true JP2018166025A (ja) | 2018-10-25 |
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JP2017062129A Pending JP2018166025A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 一体型絶縁キャップ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2018166025A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110233452A (zh) * | 2019-06-27 | 2019-09-13 | 广东电网有限责任公司 | 一种防误操作计量接线盒 |
JP2020036792A (ja) * | 2018-09-05 | 2020-03-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2020036791A (ja) * | 2018-09-05 | 2020-03-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2020036793A (ja) * | 2018-09-05 | 2020-03-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2020080606A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤーハーネスの端部の仮係止構造 |
-
2017
- 2017-03-28 JP JP2017062129A patent/JP2018166025A/ja active Pending
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