JP2018165177A - ローラモータと搬送コンベア - Google Patents
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Abstract
Description
上記第2中心歯車の外周側には第2遊星歯車が噛合されている。上記第2遊星歯車は第3中心歯車が形成され上記固定軸に遊嵌された構体に回転可能に設置されている。
上記第3中心歯車の外周側には第3遊星歯車が噛合されている。上記第3遊星歯車は上記固定軸に固定された構体に回転可能に設置されている。
すなわち、上記第1中心歯車、第1遊星歯車、第2中心歯車、第2遊星歯車、第3中心歯車、第3遊星歯車によって減速歯車機構が構成されている。上記ローラ本体の内面には内歯筒が固定されていて、第1遊星歯車、第2遊星歯車、第3遊星歯車はこの内歯筒に噛合されている。
そして、上記内部回転子の回転が、上記減速歯車機構を介して上記内歯筒に伝達され、この内歯筒を介して上記ローラ本体に伝達される。
上記第2の太陽歯車の外周側には複数の第2の遊星歯車が噛合されている。これら第2の遊星歯車は、上記第1の遊星歯車と同様に、上記第2の太陽歯車によって自転及び公転される。上記ローラ本体内には第3の太陽歯車が回転可能に設置されていて、この第3の太陽歯車は上記第2の遊星歯車の公転によって回転される。
上記第3の太陽歯車の外周側には複数の第3の遊星歯車が噛合されている。これら第3の遊星歯車は、上記第1の遊星歯車と同様に、上記第3の太陽歯車によって自転する。
なお、第3の遊星歯車の公転はクラッチ機構のオンにより選択的に規制される。
すなわち、ローラ本体とは別に内歯筒若しくは内歯歯車を設置する構成になっているため、その分構成が複雑化するとともに製造が面倒になるという問題があった。
又、請求項2によるローラモータは、請求項1記載のローラモータにおいて、上記ギヤは上記ローラ本体の内周面に全長にわたって形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるローラモータは、請求項1又は請求項2記載のローラモータにおいて、上記回転伝達機構は複数段の遊星歯車機構から構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項4によるローラモータは、請求項1〜請求項3の何れかに記載のローラモータにおいて、上記ローラ本体は押出成形品であることを特徴とするものである。
又、請求項5による搬送コンベアは、請求項1〜請求項4の何れかに記載のローラモータを適宜のピッチで配置してなることを特徴とするものである。
又、請求項2によるローラモータによると、請求項1記載のローラモータにおいて、上記ギヤは上記ローラ本体の内周面に全長にわたって形成されているので、上記回転伝達機構の構成が変わってもそのまま対応することができる。
又、請求項3によるローラモータによると、請求項1又は請求項2記載のローラモータにおいて、上記回転伝達機構は複数段の遊星歯車機構から構成されているので、簡易な構成によりトルクを確保することができる。
又、請求項4によるローラモータは、請求項1〜請求項3の何れかに記載のローラモータにおいて、上記ローラ本体は押出成形品であるので、容易に製造することができる。
又、請求項5による搬送コンベアによると、請求項1〜請求項4の何れかに記載のローラモータを適宜のピッチで配置してなるので、容易に製造することができる。
まず、図2に示すように、上記ローラモータ9にはローラ本体21がある。このローラ本体21は略円筒形状を成していて、図3に示すようにその内周面には全長にわたってギヤ23が形成されている。上記ローラ本体21は、例えば、アルミニウム製であり、押し出し成形によって製造される。
なお、上記軸受39の構成要素については上記軸受37の構成要素と同じ符号を付し、その説明を省略する。
上記回転伝達機構79は、第1遊星歯車機構80a、第2遊星歯車機構80b、第3遊星歯車機構80cから構成されている。
上記駆動モータ69の出力軸75の先端側(図3中左側)には、第1太陽歯車81が固着されている。上記モータケースカバ65の一端側(図3中左側)には外歯車ユニット83が固着されている。この外歯車ユニット83には略ドーナツ型円板状の第1遊星歯車キャリア85が回転可能に設置されている。また、上記外歯車ユニット83の一端側(図3中左端側)は略円筒形状となっており、内周面に内歯車87が形成されている。
図4に示すように、上記第1太陽歯車81の外周側には、上記第1太陽歯車81と上記内歯車87に噛合される複数個(この一実施の形態の場合は4個)の第1遊星歯車89が設置されている。これらの第1遊星歯車89は、上記第1遊星歯車キャリア85に立設された第1遊星歯車回転軸91に回転可能に設置されている。
上記第1遊星歯車89の一端側(図3中左側)には、第2太陽歯車93が設置されている。この第2太陽歯車93の他端側(図3中右側)には、拡径されるとともに上記第1遊星歯車回転軸91の一端側(図3中左側)が係合される遊星歯車側連結部95がある。この遊星歯車側連結部95の他端側(図3中左側)は縮径された軸部97となっており、この軸部97の先端側(図3中左側)の外周面には歯部99が形成されている。
また、上記第2遊星歯車103の一端側(図3中左側)に、第3太陽歯車107が設置されている。この第3太陽歯車107の他端側(図3中右側)には、拡径されるとともに上記第2遊星歯車回転軸105の一端側(図3中左側)が係合される遊星歯車側連結部109がある。この遊星歯車側連結部109の他端側(図3中左側)は縮径された軸部111となっており、この軸部111の先端側(図3中左側)の外周面には歯部113が形成されている。
上記ローラ11、13は、上記ローラモータ9から回転伝達機構79と駆動モータ69等が除去され、ローラ本体21内に支持部材49と支持部材59を連結する図示しない固定軸が設置されている。すなわち、上記ローラ11、13は、上記支持部材49、上記支持部材59、及び、上記図示しない固定軸に対して、軸受37、39を介して、上記ローラ本体21、プーリ25、端部カバ33が回転されるように構成されている。
また、上記ローラ11、13は上記ローラモータ9と同様に上記側面フレーム5a、5bに設置される。
なお、上記ローラ11、13と上記ローラモータ9に共通する構成要素については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
まず、ローラモータ9の動作について説明する。上記ローラモータ9の駆動モータ69を回転駆動させると、第1太陽歯車81の回転によって、第1遊星歯車89が自転すると共に上記第1太陽歯車81の外周側を公転する。
上記第1遊星歯車81の公転によって、第2太陽歯車93が回転される。上記第2太陽歯車93の回転によって、第2遊星歯車103が自転すると共に上記第2太陽歯車93の外周側を公転する。
また、上記第2遊星歯車93の公転によって、第3太陽歯車107が回転される。上記第3太陽歯車107の回転によって第3遊星歯車117が自転するが、上記軸連結部材121の回転は支持部連結用軸129と支持部材49を介して側面フレーム5aによって規制されているため、上記第3遊星歯車117の公転も規制される。上記第3遊星歯車117の自転が上記ギヤ23を介して上記ローラ本体21に伝達される。
このようにして、上記ローラモータ9のローラ本体21が回転される。
上記ローラモータ9、ローラ11、ローラ13上に、図示しない搬送対象物が載置されると、上記ローラモータ9、ローラ11、ローラ13のローラ本体21、21、21の回転により、前方(図1中左下方向)又は後方(図1中右上方向)に上記図示しない搬送対象物が移動される。
まず、ローラ本体21の内周面にギヤ23が形成されているため、上記ローラ本体21とは別にギヤ23が形成された部材を用意する必要がなく、ローラモータ9を部品点数が少ない簡易な構成とすることができ、容易に上記ローラモータ9を製造できる。
また、上記ギヤ23は上記ローラ本体21の全長にわたって形成されているので、例えば、回転伝達機構79の遊星歯車機構の段数が変更されて、ローラ本体21への回転伝達部位の位置が変更されても問題はなくそのままで対応することができる。
また、回転伝達機構79は、遊星歯車機構80a、80b、80cから構成されているので、簡易な構成により所望の減速を行なうことができる。
また、搬送コンベア1は、ローラモータ9を適宜のピッチで配置して構成されているので、必要な駆動力を容易に提供することができる。
また、本実施の形態におけるローラ本体21はアルミの押出成形品であるので、その製造も容易である。
ベルトを介してローラモータの回転を伝達されるローラの数は、1つの場合や、3つ以上の場合も考えられる。また、ローラモータとローラの組の数も、様々な場合が考えられる。
また、ローラ本体の製造方法には様々な場合が考えられる。
また、回転伝達機構の構成も様々な場合が考えられる。
また、前記一実施の形態においてはローラ本体をアルミの押出成形品として説明したが、それ以外にも、マグネシウムの押出成形品、樹脂の押出成形品、等、様々な材質の押出成形品とすることが考えられる。
また、押出成形品に限定されるものでもない。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
9 ローラモータ
21 ローラ本体
23 ギヤ
69 駆動モータ
79 回転伝達機構
80a 第1遊星歯車機構
80b 第2遊星歯車機構
80c 第3遊星歯車機構
Claims (5)
- ローラ本体と、
上記ローラ本体内に内装された駆動モータと、
上記ローラ本体内に内装され上記駆動モータの回転を上記ローラ本体に伝達する回転伝達機構と、
を具備したローラモータにおいて、
上記ローラ本体の内周面にはギヤが形成されていて、上記駆動モータの回転を上記回転伝達機構を介して上記ローラ本体に直接伝達するようにしたことを特徴とするローラモータ。 - 請求項1記載のローラモータにおいて、
上記ギヤは上記ローラ本体の内周面に全長にわたって形成されていることを特徴とするローラモータ。 - 請求項1又は請求項2記載のローラモータにおいて、
上記回転伝達機構は複数段の遊星歯車機構から構成されていることを特徴とするローラモータ。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載のローラモータにおいて、
上記ローラ本体は押出成形品であることを特徴とするローラモータ。 - 請求項1〜請求項4の何れかに記載のローラモータを適宜のピッチで配置してなることを特徴とする搬送コンベア。
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