JP2018164022A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品収容キャビティ内での発塵の少ないプリント配線板の製造方法の提供。【解決手段】実施形態のプリント配線板の製造方法は、一方の表面である第1面10Fに電子部品接続用の導体パッド3を有する第1基板10を用意することと、樹脂材料からなる第2基板20を用意することと、第2基板20に貫通孔21を形成することと、貫通孔21の内壁上に被覆層を形成することと、第2基板20の厚さ方向の一方の表面に接着層4を形成することと、接着層4を介して第1基板10の第1面10Fに第2基板20を接合することにより、貫通孔21の内壁からなる壁面と、導体パッド3を備える第1面10Fの一部からなる底面とを有する電子部品収容用キャビティ2を形成することと、を含んでいる。【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板の製造方法に関し、特に電子部品収容用キャビティの内壁が被覆されるプリント配線板の製造方法に関する。
特許文献1には、基板に設けられた凹部に実装された撮像素子を有するカメラモジュールが開示されている。この凹部は、基板のコア層およびコア層上に積層される絶縁層それぞれに貫通孔を形成することにより形成されている。コア層は導電性材料や合成樹脂材料で形成される。また、絶縁層はエポキシ樹脂やポリイミド樹脂により形成される。このようなコア層や絶縁層に形成された凹部に撮像素子が実装されている。
特開2014−170893号公報
電子デバイスのパッケージなどに用いられる基板の絶縁層は、特許文献1のように、主にエポキシなどの樹脂材料で形成されている。さらに、このような樹脂材料は、ガラス繊維や、SiO2などからなるフィラーなどを含んでいることもある。このような樹脂材料からなる絶縁層にレーザー光やドリルなどによって貫通孔が形成されると、貫通孔の内壁として露出する被加工面から、樹脂やフィラーの粉や繊維片などが貫通孔の形成後に脱落し易いと考えられる。樹脂粉などによる塵は、貫通孔内に配置される電子部品の機能を阻害することがある。特にイメージセンサのように極小領域に区画された受光面への光の入射により動作する電子部品の場合、発塵が問題になり易いと考えられる。また、特許文献1の形成方法による凹部の底面は、貫通孔が形成されるコア層と、コア層に積層される絶縁層との接合面である。そのため、凹部の底面に任意の導体パターンを形成するのが困難であると考えられる。
本発明のプリント配線板の製造方法は、一方の表面である第1面に電子部品接続用の導体パッドを有する第1基板を用意することと、樹脂材料からなる第2基板を用意することと、前記第2基板に貫通孔を形成することと、前記貫通孔の内壁上に被覆層を形成することと、前記第2基板の厚さ方向の一方の表面に接着層を形成することと、前記接着層を介して前記第1基板の第1面に前記第2基板を接合することにより、前記貫通孔の内壁からなる壁面と、前記導体パッドを備える前記第1面の一部からなる底面とを有する電子部品収容用キャビティを形成することと、を含んでいる。
本発明の実施形態によれば、キャビティの壁面が被覆層に覆われるため、キャビティ内での発塵が抑制されると考えられる。キャビティ内に実装される電子部品の正常な動作が得られると考えられる。また、電子部品実装用のキャビティの底面に任意の導体パターンを設けることができる。
本発明の実施形態のプリント配線板の製造方法により製造されるプリント配線板の一例の断面図。 図1のプリント配線板の平面図。 実施形態のプリント配線板の製造方法において用いられる金属箔付き樹脂基板の一例を示す断面図。 実施形態のプリント配線板の製造方法における第1基板の形成工程の一例を示す断面図。 実施形態のプリント配線板の製造方法における第1基板の形成工程の一例を示す断面図。 実施形態のプリント配線板の製造方法における第1基板の形成工程の一例を示す断面図。 実施形態のプリント配線板の製造方法における第1基板の形成工程の一例を示す断面図。 実施形態のプリント配線板の製造方法における第1基板の形成工程の一例を示す断面図。 実施形態のプリント配線板の製造方法における第1基板の形成工程の一例を示す断面図。 第1実施形態のプリント配線板の製造方法における第2基板の貫通孔の形成工程の一例を示す断面図。 第1実施形態のプリント配線板の製造方法における第2基板の貫通孔の内壁上へ被覆層の形成工程の一例を示す断面図。 第1実施形態のプリント配線板の製造方法における被覆層の形成後の状態の一例を示す断面図。 第1実施形態のプリント配線板の製造方法における接着層の形成工程の一例を示す断面図。 第1実施形態のプリント配線板の製造方法における第1基板と第2基板との接合工程の一例を示す断面図。 第1実施形態のプリント配線板の製造方法の他の例における被覆層の形成後の状態を示す断面図。 図5Aに示される第2基板の表裏両面に形成された被膜の除去後の状態を示す断面図。 図5Aに示される第2基板と、第1基板との接合後の状態の一例を示す断面図。 第2実施形態のプリント配線板の製造方法における接着層の形成工程の一例を示す断面図。 第2実施形態のプリント配線板の製造方法における第2基板の貫通孔の形成工程の一例を示す断面図。 第2実施形態のプリント配線板の製造方法における被覆層の形成後の状態を示す断面図。 第3実施形態のプリント配線板の製造方法における第1基板と第2基板との接合工程の一例を示す断面図。 第3実施形態のプリント配線板の製造方法における被覆層の形成後の状態を示す断面図。 外部の板状部材の取付け部の一例を示す断面図。 外部の板状部材の取付け部の他の例を示す断面図。
本発明の実施形態のプリント配線板の製造方法が図面を参照しながら説明される。まず、実施形態のプリント配線板の製造方法により製造されるプリント配線板が、その一例であるプリント配線板1を示す図1および図2を参照しながら説明される。図1はプリント配線板1の断面図であり、図2はその平面図である。図1は、図2のI−I線での断面図である。
図1および図2に示されるように、プリント配線板1は、プリント配線板1内に形成される凹部からなるキャビティ2を備えるキャビティ付き配線板である。キャビティ2は、プリント配線板1の使用時に外部の電子部品(図示せず)が配置される電子部品収容用のキャビティである。プリント配線板1は、第1基板10と、樹脂材料からなり、第1基板10に接合される第2基板20とを有している。
第1基板10は、主に、積層されている樹脂絶縁層(図1の例では、第1樹脂絶縁層11a、第2樹脂絶縁層11b、および第3樹脂絶縁層11c)および導体層(図1の例では、第1導体層12a、第2導体層12b、第3導体層12cおよび第4導体層12d)により構成されている。第1基板10は、厚さ方向の一方の表面である第1面10Fと、第1面10Fと反対側の表面である第2面10Sとを有している。図1の例では、第1基板10は、さらに、第1面10F側および第2面10S側のいずれかにそれぞれ形成されている第1および第2のソルダーレジスト層13a、13bを有している。また、第1基板10は、第1面10Fに、図示されない外部の電子部品との接続に用いられる導体パッド3を有している。導体パッド3は、第1面10F側の最も外側の導体層である第1導体層12aに形成されている。第1〜第4の導体層12a〜12dは、それぞれ、導体パッドや配線パターンなどの任意の形状の導体パターンを有し得る。
第2基板20には、貫通孔21が形成されており、第1基板10の第1面10Fに接着層4を介して接合されている。第1基板10と第2基板20との接合によりキャビティ2が形成されている。キャビティ2は、貫通孔21の内壁からなる壁面2aと、導体パッド3を備える第1基板10の第1面10Fの一部からなる底面とを有している。そして、キャビティ2の壁面2a上に被覆層5が形成されており、壁面2aは被覆層5により被覆されている。
第2基板20の貫通孔21は、たとえば、後述のようにレーザー光の照射やルーター加工、またはドリル加工などにより形成され得る。従って、レーザー加工などの被加工面である第2基板20の断面が、貫通孔21の形成と共に貫通孔21の壁面、すなわちキャビティ2の壁面2aに露出する。第2基板20は樹脂材料により形成されているため、被加工面がキャビティ2の壁面2aとして露出したままであると、壁面2aから、前述のように樹脂粉などによる塵が生じることがある。しかし、実施形態の製造方法により製造されるプリント配線板1では、キャビティ2の壁面2a上に被覆層5が形成される。キャビティ2の壁面2aが被覆層5により覆われるため、塵の発生や、壁面2aからの塵の落下もしくはキャビティ2内への塵の放散などが防止されると考えられる。キャビティ2内に配置される電子部品の動作への塵による悪影響が防止されると考えられる。従って、実施形態のプリント配線板の製造方法によれば、セラミックなどと比べて安価な樹脂材料からなる基板を用いながら、塵による電子部品の誤動作などの少ないキャビティ付きプリント配線板を得ることができると考えられる。
また、実施形態のプリント配線板の製造方法では、第1基板10と第2基板20との接合により、キャビティ2が形成される。キャビティ2の底面は、任意の導体層(図1の例では導体パッド3を含む第1導体層12a)を備え得る第1基板10の第1面10Fにより構成される。第1基板10の各導体層には、後述のように一般的なプリント配線板の導体層の形成方法を用いて任意の導体パターンが容易に形成され得る。すなわち、実施形態のプリント配線板の製造方法によれば、任意の導体パターンを底面に有する電子部品収容用のキャビティを容易に形成することができる。キャビティ付きプリント配線板のパターン設計の自由度が高まると考えられる。また、キャビティ付きプリント配線板の配線密度が高まると推察される。
なお、第1基板10の「第1面」は、第1基板10の一方の表面であり、図1の例では、第1基板10の第2基板20側の面である。第1面10F側には、第1樹脂絶縁層11a、第1導体層12a、および第1ソルダーレジスト層13aが形成されている。従って、第1基板10の第1面10Fは、たとえば、第1ソルダーレジスト層13aの形成領域では、第1ソルダーレジスト層13aの厚さ方向と直交する外側の表面である。また、第1導体層12aおよび第1ソルダーレジスト層13aに覆われていない第1樹脂絶縁層11a上においては、第1樹脂絶縁層11aの露出面が、第1基板10の第1面10Fである。なお、同様に、第1基板10の第2面10Sは、第3樹脂絶縁層11c、第4導体層12d、または第2ソルダーレジスト層13bの、厚さ方向と直交する外側の表面である。
図1の例では、第1基板10は、第2樹脂絶縁層11bと、その両面に形成される第2および第3の導体層12b、12cとからなるコア基板の両面に1層ずつ樹脂絶縁層および導体層を積層してなるビルドアップ基板により構成されている。第1基板10は、電子部品接続用の導体パッド3を有する任意の構造および任意の層数の電子部品実装基板により構成され得る。
導体パッド3は、キャビティ2内の第1導体層12aのうちの第1ソルダーレジスト層13aに覆われていない部分である。図示されない外部の電子部品が、はんだ付けやワイヤボンディングなどにより導体パッド3に接続され得る。図1の例では、導体パッド3は、たとえば、無電解めっきにより形成されるNi/Pd/Au膜などからなる表面保護膜14に被覆されている。導体パッド3は、キャビティ2の外周側に延びる配線パターン12a1に接続されている。また、第4導体層12dは、外部のマザーボードなどに接続される接続パッドを含んでいてもよい。
第1ソルダーレジスト層13aには、導体パッド3を露出させる開口13a1が設けられている。第2ソルダーレジスト層13bには、第4導体層12dの接続パッドなどを露出させる開口13b1が所定の位置に設けられている。各ソルダーレジスト層は任意のパターンに形成され得る。また、図1の例では、スルーホール15bにより第2導体層12bと第3導体層12cとが接続されている。また、ビア導体15aにより第1導体層12aと第2導体層12bとが接続され、ビア導体15cにより第3導体層12cと第4導体層12dとが接続されている。スルーホール15bの内部はエポキシ樹脂などからなる充填物15b2で埋められている。
図2に示されるように、実施形態のプリント配線板1のキャビティ2は、矩形の開口形状を有している。キャビティ2の開口形状は、キャビティ2内に配置される電子部品に応じて任意に選択され得る。キャビティ2の壁面2aは全周にわたって被覆層5により被覆されている。しかし、壁面2aが部分的に被覆されているだけでも、その被覆部分からの発塵が防止され得る。図2の例では、キャビティ2の中央部に形成されている第1ソルダーレジスト層13aの周囲に導体パッド3が設けられている。導体パッド3は、表面保護膜14に覆われると共に、キャビティ2の外周側に延びる配線パターン12a1に接続されている。図示されていないが、キャビティ2の外周側の第1ソルダーレジスト層13aのパターンとは別に、壁面2aに沿った枠状のソルダーレジストパターンが、キャビティ2の壁面2aと導体パッド3との間に形成されていてもよい。第1基板10と第2基板20との接合時に、軟化した接着層4の導体パッド3に達するような拡張が防止されると考えられる。
第1実施形態のプリント配線板の製造方法が、図1および図2に示されるプリント配線板1を例に、図3A〜3Gおよび図4A〜4Eを参照して説明される。まず、図3A〜3Gに示されるように、一方の表面である第1面10Fに電子部品接続用の導体パッド3を有する第1基板10が用意される。図3A〜3Gには、コア基板を有する一般的なビルドアップ配線板の製造方法を用いる例が示されている。
図3Aに示されるように、第2樹脂絶縁層11bの両面に数μm程度の厚さの金属箔121、122を有する金属箔付き樹脂基板10aが用意される。金属箔付き樹脂基板10aは、たとえば両面銅張積層板である。第2樹脂絶縁層11bは、たとえば、ガラス繊維およびガラス繊維に含浸されたエポキシなどの樹脂材料によって構成されている。
図3Bに示されるように、スルーホール15b(図1参照)形成用の貫通孔15b1が、CO2ガスレーザー光の照射などにより第2樹脂絶縁層11bおよび金属箔121、122の所定の位置に形成される。その後、第2および第3の導体層12b、12c(図1参照)形成用のめっきレジスト51が、貫通孔15b1の形成パターン、ならびに形成される第2および第3の導体層12b、12cの導体パターンに応じたパターンで形成される。その後、めっきレジスト51の開口51a内に、電解めっきにより銅などのめっき膜が形成され、めっきレジスト51が除去される。さらに、めっきレジスト51の除去により露出する部分の金属箔121、122がエッチングにより除去される。
図3Cに示されるように、所定の導体パターンを有する第2および第3の導体層12b、12cならびにスルーホール15bが形成される。図3Cの例では、さらに、第2樹脂絶縁層11bの一方の表面へのエポキシ樹脂などの印刷および他方の面からの吸引などにより、スルーホール15b内に充填物15b2が充填される。図示されていないが、充填物15b2の充填後、スルーホール15bの両端を塞ぐめっき膜が形成されてもよい。
図3Dに示されるように、第2樹脂絶縁層11bの両面に第1および第3の樹脂絶縁層11a、11cとなる樹脂フィルムなどが、銅などの金属箔123、124と共に積層され、加熱雰囲気中でプレスされる。それにより、第1および第3の樹脂絶縁層11a、11cが形成される。
図3Eに示されるように、ビア導体15a、15c(図1参照)形成用のビアホール151が、CO2レーザー光の照射などにより形成される。さらに、金属箔123、124上に、第1および第4の導体層12a、12d(図1参照)形成用のめっきレジスト52が形成される。少なくとも、めっきレジスト52の導体パッド3(図1参照)の形成箇所に対応する領域には開口52aが設けられる。
図3Fに示されるように、第1および第4の導体層12a、12dならびにビア導体15a、15cが形成される。この第1導体層12aなどは、第2および第3の導体層12b、12cならびにスルーホール15bの形成方法と同様の方法で形成され得る。但し、図3Fの例では、ビア導体15a、15cは、ビアホール151を埋め込むように形成されている。第1導体層12aには、導体パッド3および配線パターン12a1が形成されている。
図3Gに示されるように、第1および第2のソルダーレジスト層13a、13bが第1導体層12a側および第4導体層12d側の両表面に形成される。たとえば、感光性のエポキシ樹脂などがほぼ全面に印刷や吹き付けなどにより塗布され、フォトリソグラフィ技術を用いて開口13a1、13b1が形成される。その後、表面保護膜14が、導体パッド3上などに、ニッケルやパラジウムまたは金などの無電解めっきにより形成される。表面保護膜14は、溶融はんだ中へのディッピングや液状樹脂材料の吹き付けなどにより形成されてもよい。以上の工程を経ることにより第1基板10が完成する。各導体層は、好ましくは、銅により形成される。各導体層は、たとえばニッケルなど、銅以外の任意の導電性材料により形成され得る。第1および第3の樹脂絶縁層11a、11cは、第2樹脂絶縁層11bと同様にエポキシ樹脂などにより形成される。ガラス繊維などの補強材が第1および第3の樹脂絶縁層11a、11c中に含まれていてもよい。また、第1〜第3の樹脂絶縁層11a〜11cは、シリカなどの充填材を含んでいてもよい。
図3A〜3Gは、主にセミアディティブ法による各導体層の形成方法の例であるが、第1基板10の各導体層は、サブトラクティブ法やフルアディティブ法により形成されてもよい。また、図3A〜3Gに示される例と異なり、ビルドアップ工法により第1基板10の全層が形成されてもよく、パターニング済みの両面配線板の積層により第1基板10が形成されてもよい。
つぎに、図4A〜4Eを参照して、第1実施形態のプリント配線板の製造方法における第2基板20の準備からプリント配線板1の完成までの工程が説明される。
図4Aに示されるように、エポキシ樹脂などの樹脂材料からなる第2基板20が用意される。第1実施形態のプリント配線板の製造方法では、まず、第2基板20に貫通孔21が形成される。第2基板20は、たとえば、ガラス繊維などの芯材に含浸されたエポキシ樹脂からなるプリプレグの本硬化後の樹脂基板である。第2基板20の材料は、ビスマレイミドトリアジン樹脂(BT樹脂)、フェノール樹脂などであってもよく、これらに限定されない。また、図1の例と異なり、第2基板20は、両面に導体層を有する所謂両面銅張積層板、または一方の面に導体層を有する樹脂基板であってもよい。
実施形態のプリント配線板の製造方法により形成されるキャビティ2(図1参照)の深さは、ほぼ第2基板20の厚さに相当する。従って、キャビティ2内に配置される外部の電子部品の高さなどに応じて、第2基板20の厚さが選択され得る。好ましくは、第2基板20の厚さは、100μm以上、1000μm以下であり、たとえば450μmである。しかし、第2基板20の厚さは、これらに限定されない。
貫通孔21は、たとえば、貫通孔21の形成領域の縁部へのレーザー光53の照射により形成される。貫通孔21は、ルーター加工やドリル加工により形成されてもよい。また、第2基板20がプリプレグの硬化により準備される場合は、プリプレグの状態で、貫通孔21の形成領域がプレスにより型抜きされてもよい。その後のプリプレグの加熱により、貫通孔21を備えた第2基板20が準備され得る。型抜きにより形成された貫通孔が加熱時に変形などする場合は、所望の形状や大きさになるように貫通孔の端面の研磨などが行われてもよい。実施形態のプリント配線板の製造方法により形成されるキャビティ2(図1参照)の開口サイズおよび形状は、第2基板20に形成される貫通孔21の開口サイズおよび形状によってほぼ定まる。従って、貫通孔21は、たとえば、キャビティ2内に配置される外部の電子部品に応じた開口サイズおよび形状に形成される。
第1実施形態のプリント配線板の製造方法では、接着層4(図1参照)の形成や第1基板10と第2基板20との接合の前に、第2基板20の貫通孔21の内壁に被覆層5(図1参照)が形成される。貫通孔21の内壁上への被覆層5の形成は、たとえば、エポキシ樹脂などの適切な樹脂材料の塗布により行われる。エポキシ樹脂以外には、たとえば、アクリル系樹脂などが、貫通孔21の内壁の被覆用樹脂として例示される。塗布された樹脂材料は、加熱、紫外線照射、自然乾燥などをされることにより硬化する。樹脂材料の塗布には種々の方法が用いられ得る。たとえば、貫通孔21以外の部分をマスキングされた第2基板20に、エポキシ樹脂などが印刷や吹き付けなどにより塗布される。その際、第2基板20の一方の表面に樹脂材料が塗布され、塗布された樹脂材料が他方の表面側から吸引されてもよい。また、液状の樹脂材料中に第2基板20が浸漬されてもよい。
また、被覆層5の形成は、適切なツールを用いて貫通孔21の内壁に被覆層5の形成用樹脂を塗布することにより行われてもよい。図4Bには、そのような被覆方法の一例が示されている。図4Bの例では、貫通孔21の開口に応じた形状および大きさで、かつ、貫通孔21の開口よりも少し小さな端面を有する凸状部54aを備えた塗装具54が用いられる。被覆層5の形成用樹脂5aが、図示されない容器中の液状の樹脂への浸漬などにより凸状部54aの表面に付着されている。図4Bに示されるように、この凸状部54aを貫通孔21に挿入することにより、被覆層形成用樹脂5aが貫通孔21の内壁に塗布される。なお、凸状部54aの端面サイズが小さく、貫通孔21の内壁が全周にわたって一度に凸状部54aの表面の被覆層形成用樹脂5aと接触し得ない場合は、貫通孔21への挿入後、その内壁に沿って凸状部54aが動かされる。その結果、被覆層形成用樹脂5aが内壁全周にわたって塗布され得る。このように任意の適切な方法によって、図4Cに示されるように、第2基板20の貫通孔21の内壁に被覆層5が形成され、貫通孔21の内壁が被覆層5により被覆される。
被覆層5の厚さは、特に限定されないが、最も薄いところでも、3μm以上の厚さとなるように形成される。貫通孔21の内壁面が多少凹凸を有していても、確実に発塵が防止されると考えられる。また、キャビティ2内の有効エリア確保の観点から、被覆層5の厚さとしては、50μm以下が好ましい。なお、被覆層5は、図1や図4Cには、貫通孔21の内壁に沿ったほぼ平坦な断面形状を有するほぼ均一な厚さの被膜として示されているが、被覆層5の断面形状は図1などに示されるものに限定されない。たとえば、被覆層5は、第2基板20の厚さ方向の中央部分で貫通孔21の内周側に盛り上がった断面形状を有する被膜であってもよい。
被覆層5は、前述のようなエポキシ樹脂などの塗布ではなく、無電解めっきやスパッタリングや蒸着などにより形成されてもよい。たとえば、貫通孔21以外の部分がマスキングされ、無電解めっきなどが行われる。銅やニッケルまたは金などからなる無電解めっき膜などにより貫通孔21の内壁が被覆される。無電解めっき膜などは、銅などに限定されず、任意の金属材料により形成され得る。
被覆層5が金属のめっき膜などで形成される場合、好ましくは、被覆層5は、銅、スズまたはニッケルの無光沢めっきによって形成される。被覆層5での光の反射が防止または低減される。キャビティ2内にイメージセンサなどの光学系の電子部品が配置される場合、反射光の影響による電子部品の誤動作が抑制されると考えられる。
第1実施形態のプリント配線板の製造方法では、被覆層5の形成よりも後に、第2基板20の厚さ方向の一方の表面に接着層4(図1参照)が設けられる。たとえば、図4Dに示されるように、接着層4の構成材料からなり、第2基板20の貫通孔21に応じた開口4aを有する接着フィルム41が第2基板20の厚さ方向の一方の表面に貼り合わされる。接着フィルム41は、好ましくは、光学的手段などによる位置合わせ手段を用いて第2基板20に貼り合わされる。接着フィルム41の貼り付けにより接着層4が形成される。なお、接着層4は、液状やペースト状の接着剤の塗布などにより第2基板20に設けられてもよい。
接着層4には、第1基板10と第2基板20とを容易に剥離し得ない強度で接合可能な任意の接着性の材料が用いられ得る。たとえば、ポリイミド系の接着剤が、接着層4の材料として例示される。キャビティ2への電子部品の実装時の高温雰囲気にも耐え得る耐熱性を有していると考えられる。しかし、接着層4の材料はポリイミド系の接着剤に限定されず、シリコーン系樹脂や耐熱性エポキシ樹脂などからなる接着剤が用いられてもよい。
接着フィルム41の開口4aは、たとえばポリイミドなどからなる接着フィルム41の成型と同時に、または、その前もしくは後に型抜きなどにより形成され得る。開口4aは、たとえば、貫通孔21の開口サイズよりも大きめに形成されてもよい。接着フィルム41と第2基板20との貼り合せの際に多少位置ずれが生じても、接着フィルム41が貫通孔21内に容易にはみ出さないと考えられる。また、後述される第1基板10と第2基板20との接合時に接着フィルム41が軟化する場合でも、軟化した接着剤のキャビティ2内への漏出が少ないと考えられる。それとは逆に、たとえば接着フィルム41が顕著に軟化しないような場合には、キャビティ2内に接着層4が確実にはみ出るように、開口4aが貫通孔21の開口サイズより小さくされてもよい。第1基板10と第2基板20との接合後の工程において、両基板の界面へのめっき液や溶剤などの意図されない浸透が効果的に防がれると考えられる。
図4Eに示されるように、接着層4を介して第1基板10と第2基板20とが貼り合わされる。接着層4の特性に応じて、加熱などの硬化プロセスが行われる。第2基板20には、好ましくは、所定の位置への特定の形状の凹凸や金属膜の形成などにより図示されない認識マークが設けられ得る。この認識マークを用いて第1基板10と第2基板20との位置合わせが行われてもよい。第1基板10と第2基板20との接合により、貫通孔21の内壁からなる壁面2aと、導体パッド3を備える第1基板10の第1面10Fの一部からなる底面とを有する電子部品収容用キャビティ2が形成される。以上の工程を経ることにより図1に示されるプリント配線板1が完成する。
第1基板10の厚さは、好ましくは、300μm以上、1000μm以下であり、たとえば、650μmである。従って、先に例示された第2基板20の厚さ、および接着層4の厚さを含めたプリント配線板1の全体の厚さは、好ましくは、400μm以上、2100μm以下であり、たとえば、1150μmである。しかし各基板の厚さはこれらに限定されない。
前述の図4Bおよび図4Cに示される例では、第2基板20の露出面中、貫通孔21の内壁だけが被覆層5の形成により被覆される。しかし、図5Aに示されるように、第2基板20の貫通孔21の内壁以外の表面が、貫通孔21の内壁と共に、被覆層5と同じ材料で被覆されてもよい。図5Aの例では、第2基板20の厚さ方向の両表面が全面的に被膜5bにより被覆されている。たとえば、被覆層5の形成工程の簡素化のために、貫通孔21以外の領域のマスキングなしに、被覆層形成用樹脂の第2基板20への印刷や吹き付け、または、液状の樹脂材料中への第2基板20の浸漬などが行われる。その結果、貫通孔21の内壁以外の第2基板20の表面が、貫通孔21の内壁と共に被覆される。
第2基板20の貫通孔21の内壁と共に被覆される際に形成された内壁以外の表面の被膜5bは、必要に応じて、図5Bに示されるように除去されてもよい。たとえば、被膜5bは、機械的研磨や化学機械研磨(CMP)、または、サンドブラストなどにより除去され得る。
被覆層5が無電解めっきやスパッタリングなどにより形成される場合も、貫通孔21の内壁以外の表面が、貫通孔21の内壁と共に、被覆層5と同じ材料で被覆されてもよい。貫通孔21以外の領域のマスキングなしに無電解めっきなどを行うことにより、貫通孔21の内壁以外の表面がめっき膜などにより被覆され得る。貫通孔21の内壁以外の表面に形成された被膜は、必要に応じて、選択エッチングにより除去され得る。
貫通孔21の内壁以外の表面に被膜5bを備える第2基板20にも、図4Dを参照して説明された方法と同様の方法で接着層4が設けられ得る。そして、図5Cに示されるように、第2基板20と第1基板10とが、接着層4を介して接合される。第1基板10と第2基板20との接合は、図4Eを参照して説明された方法と同様に行われ得る。図5Bに示されるように両表面に形成された被膜が除去された場合も、第2基板20への接着層4の形成、および、第1基板10と第2基板20との接合が、同様に行われ得る。
つぎに、第2実施形態のプリント配線板の製造方法が、図6A〜6Cを参照して説明される(以下、第2実施形態のプリント配線板の製造方法は、単に第2実施形態の方法とも称される。第1および後述の第3実施形態も同様である)。なお、第2実施形態および後述の第3実施形態の方法における第1基板10の製造方法は、先に説明された第1実施形態における第1基板10の製造方法と同じであるため、その説明は省略される。第2実施形態では、接着層4の形成と第2基板20の貫通孔21の形成との間の順序が、第1実施形態における順序と異なる。その他の点については、第2実施形態の方法と第1実施形態の方法とは、ほぼ同じである。
図6Aおよび図6Bに示されるように、第2実施形態の方法では、第2基板20への貫通孔21の形成よりも前に、接着層4が形成される。接着層4の形成は、第1実施形態の方法と同様に、第2基板20の一方の表面への接着フィルム41の貼り付けなどによって行われる。図6Aおよび図6Bは、開口4aの形成前の接着フィルム41が第2基板20に貼り付けられ、そして、レーザー光53の照射により、貫通孔21の形成と共に、接着層4に開口4aが形成される例である。互いにほぼ同じ開口サイズを有する貫通孔21および開口4aが同時に形成され得る。また、既に貫通孔21および開口4aをそれぞれ備える第2基板20と接着フィルム41とを貼り合せる場合のような両者の正確な位置決めは不要である。容易に効率よくキャビティ2を形成することができると考えられる。しかし、第2実施形態においても、図4Dの例のように、開口4aを既に有する接着フィルム41が第2基板20に貼り付けられてもよい。そして、開口4aに応じた開口サイズおよび形状を有する貫通孔21が形成されてもよい。
図6Cに示されるように、貫通孔21の内壁上に、図4Bおよび図4Cを参照して説明された方法などによって被覆層5が形成される。なお、被覆層5の形成の際には、接着層4は適宜マスキングされる。そして、被覆層5の形成よりも後に、第1実施形態と同様の方法で、第1基板10と第2基板20とが接合される。それによりキャビティ2が形成される。
つぎに、第3実施形態のプリント配線板の製造方法が、図7Aおよび図7Bを参照して説明される。第3実施形態の方法は、被覆層5の形成とキャビティ2の形成との間の順序が、第2実施形態の方法と異なる。その他の点については、第3実施形態の方法は、第2実施形態の方法とほぼ同じである。
第3実施形態では、第2実施形態と同様の方法で接着層4が形成され、その後に第2基板20の貫通孔21が形成される。そして、第3実施形態では、図7Aに示されるように、貫通孔21の形成よりも後で、かつ、被覆層5の形成の前に、第1基板10と第2基板20とが接合される。それによりキャビティ2(図7B参照)が形成される。第1基板10と第2基板20との接合は、第1および第2の実施形態と同様の方法で行われ得る。
第3実施形態では、キャビティ2の形成よりも後に、図7Bに示されるように、被覆層5の形成が行われる。被覆層5の形成は、第1および第2の実施形態と同様の方法で行われ得る。その形成工程では、好ましくは、キャビティ2の底面は適宜マスキングされ、被膜の形成から保護される。また、図7Bの例では、第2基板20の第1基板10と反対側の表面も被膜5bにより被覆されているが、被覆層5の形成工程での適切なマスキングにより貫通孔21の内壁だけが被覆されてもよい。また、貫通孔21の内壁以外の表面に形成された被膜5bは研磨などにより除去されてもよい。第3実施形態では、第1基板10と第2基板20との接合後に被覆層5の形成が行われる。すなわち、第2実施形態と異なり、両基板の接合前の接着層4は、被覆層形成用樹脂の硬化のための加熱や、めっき液との接触に晒されない。接着層4の変質のリスクが低く、第1基板10と第2基板20とが所望の強度で接合されると考えられる。
実施形態のプリント配線板の製造方法により製造されたプリント配線板には、さらに、プリント配線板の使用時に有益な構成要素が形成されてもよい。図8Aに示されるプリント配線板1aには、プリント配線板1aの使用時にキャビティ2を覆う外部の板状部材81の取付け用の取付け部6aが設けられている。なお、図1に示されるプリント配線板1の構成要素と同じ構成要素には同じ符号が付されるか符号が省略され、その詳細な説明は適宜省略される。後述の図8Bについても、同様に、図中の符号やその構成要素の説明は適宜省略される。
取付け部6aは、キャビティ2の開口部の周囲に少なくとも部分的に、好ましくは、その全周にわたって形成される。取付け部6aは、たとえば、銅などの金属からなる導体により構成される。たとえば、第2基板20の材料として前述のように両面銅張積層板が用いられる場合、キャビティ2の形成領域の周囲の領域だけを残して両面の銅箔が除去される。その残された領域が取付け部6aとなり得る。また、選択的な無電解めっきやスパッタリングなどにより新たに銅などの金属膜からなる取付け部6aが形成されてもよい。取付け部6aには、外部の板状部材81が任意の接着剤やはんだなどのろう材で接合され得る。図8Aには、キャビティ2内の中央部のダイボンドパッド12a3上に配置される外部の電子部品80aが二点鎖線で示されている。電子部品80aの図示されない電極と導体パッド3とがボンディングワイヤ82により接続されている。
図8Bには、外部の板状部材81の取付け部の他の例である取付け部6bを有するプリント配線板1bが示されている。取付け部6bは、取付け部6bの周囲の部分よりもキャビティ2の底面側に凹んだ部位である。取付け部6bは、たとえば、第2基板20のキャビティ2の開口部の周縁部をザグリ加工などにより部分的に除去することにより形成され得る。図8Bのような取付け部6bが形成されると、板状部材81の位置決めが容易である。また、板状部材81の表面と、その周囲の部分の表面とを面一にすることも可能になる。周囲よりも突出する板状部材81に外部から機械的衝撃が加わることが回避され得る。周囲の部分よりも凹んだ部位からなる取付け部は、ソルダーレジスト層によって形成されてもよい。たとえば、第2基板20の表面に全面的にソルダーレジスト層が設けられ、そのソルダーレジスト層のキャビティ2の周囲の部分を除去することにより取付け部が形成されてもよい。図8Bには、所謂フェイスダウン方式で実装されている電子部品80bが二点鎖線で示されている。電子部品80bの図示されない電極と導体パッド3とは、はんだボール83で電気的かつ機械的に接合されている。電子部品80a(図5A参照)および電子部品80bは、任意の能動部品または受動部品である。キャビティ2内での発塵が抑制される実施形態の製造方法により製造されるプリント配線板は、塵の影響を受け易いイメージセンサや光学的事象を利用する電子部品の実装に対して特に有益である。その場合、板状部材81は、たとえば、ガラス板やアクリル板または各種レンズなどの透光性の部材である。
1、1a、1b プリント配線板
2 キャビティ
2a キャビティの壁面
3 導体パッド
4 接着層
41 接着フィルム
5 被覆層
6a、6b 取付け部
10 第1基板
10F 第1面
10S 第2面
11a 第1樹脂絶縁層
11b 第2樹脂絶縁層
11c 第3樹脂絶縁層
12a 第1導体層
12b 第2導体層
12c 第3導体層
12d 第4導体層
13a 第1ソルダーレジスト層
13b 第2ソルダーレジスト層
14 表面保護膜
15a、15c ビア導体
15b スルーホール
20 第2基板
21 貫通孔
53 レーザー光
54 塗装具
54a 凸状部

Claims (11)

  1. 一方の表面である第1面に電子部品接続用の導体パッドを有する第1基板を用意することと、
    樹脂材料からなる第2基板を用意することと、
    前記第2基板に貫通孔を形成することと、
    前記貫通孔の内壁上に被覆層を形成することと、
    前記第2基板の厚さ方向の一方の表面に接着層を形成することと、
    前記接着層を介して前記第1基板の第1面に前記第2基板を接合することにより、前記貫通孔の内壁からなる壁面と、前記導体パッドを備える前記第1面の一部からなる底面とを有する電子部品収容用キャビティを形成することと、
    を含むプリント配線板の製造方法。
  2. 請求項1記載のプリント配線板の製造方法であって、
    前記被覆層の形成よりも後に前記接着層の形成が行われる。
  3. 請求項2記載のプリント配線板の製造方法であって、
    前記被覆層を形成することは、前記内壁と共に前記内壁以外の前記第2基板の表面を被覆することを含んでいる。
  4. 請求項3記載のプリント配線板の製造方法であって、
    前記被覆層を形成することは、さらに、前記内壁と共に被覆される際に前記第2基板の前記内壁以外の表面に形成された被膜を除去することを含んでいる。
  5. 請求項1記載のプリント配線板の製造方法であって、
    前記貫通孔の形成よりも前に前記接着層の形成が行われる。
  6. 請求項1記載のプリント配線板の製造方法であって、
    前記被覆層の形成よりも前に前記接着層の形成が行われる。
  7. 請求項1記載のプリント配線板の製造方法であって、前記被覆層は樹脂により形成される。
  8. 請求項7記載のプリント配線板の製造方法であって、前記被覆層を形成することは、前記被覆層の形成に用いられる樹脂を表面に付けられた塗装具を前記貫通孔に挿入することを含んでいる。
  9. 請求項1記載のプリント配線板の製造方法であって、前記被覆層は無光沢めっきで形成される。
  10. 請求項5記載のプリント配線板の製造方法であって、前記貫通孔を形成することは、前記貫通孔の形成と共に前記接着層に開口を形成することを含んでいる。
  11. 請求項2記載のプリント配線板の製造方法であって、前記接着層を形成することは、
    前記接着層を構成する材料からなるフィルムを前記第2基板の前記一方の表面に貼り付けること、および、
    前記第2基板への貼り付けの前に前記フィルムに前記貫通孔の開口サイズよりも大きなサイズの開口を形成することを含んでいる。
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