JP2018163845A - ソケットおよび照明装置 - Google Patents

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長田 武
Takeshi Osada
武 長田
圭次郎 田坂
Keijiro Tasaka
圭次郎 田坂
寛成 鳥居
Hironari Torii
寛成 鳥居
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Abstract

【課題】電極ピンの接続に影響なく、ソケット本体の表面から端子までの絶縁距離を長くできるソケットを提供する。【解決手段】ソケット22は、ソケット本体30、端子31および端子規制部42を備える。ソケット本体30は、中央部に設けられ、ランプ装置の突出部が挿通される挿通口37と、周辺部に設けられ、ランプ装置の複数の電極ピンがそれぞれ挿入される複数の接続孔41とを有する。端子31は、ソケット本体30の裏面側で接続孔41の側部に配設され、接続孔41に挿入される電極ピンが電気的に接続される。端子規制部42は、ソケット本体30の裏面側に設けられ、接続孔41の縁部と端子31との間に隙間43が形成されるようにソケット本体30の裏面側に配設される端子31の位置を規制する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ランプ装置を装着するソケット、およびこのソケットを備えた照明装置に関する。
従来、例えばGX53形口金、GH76p形口金およびGH69h形口金等の口金を備えたフラット形のランプ装置、およびこのランプ装置を装着するソケットを用いた照明装置がある。
このランプ装置は、複数の電極ピンを備えており、また、このソケットは、複数の接続孔が設けられたソケット本体、およびソケット本体の裏面側で接続孔の側部にそれぞれ配設される複数の端子を備えている。そして、ランプ装置の電極ピンをソケット本体の接続孔にそれぞれ挿入し、ランプ装置を回動させることにより、電極ピンが接続孔内を移動して端子にそれぞれ接触し、電極ピンと端子とがそれぞれ電気的に接続されるように構成されている。
ソケット本体の裏面側において端子は接続孔の縁部に当接する位置にあり、ソケット本体の表面側から端子までの絶縁距離は接続孔の縁部の厚み寸法と同一になっている。絶縁性の向上のために絶縁距離を長くするには、接続孔の縁部の厚み寸法を増加させればよいが、電極ピンの形状によっては電極ピンが装着できなくなるおそれがある。そのため、絶縁距離を長くすることが難しい場合がある。
特開2011−70901号公報
本発明が解決しようとする課題は、電極ピンの接続に影響なく、ソケット本体の表面から端子までの絶縁距離を長くできるソケットおよび照明装置を提供することである。
実施形態のソケットは、ソケット本体、端子および端子規制部を備える。ソケット本体は、中央部に設けられ、ランプ装置の突出部が挿通される挿通口と、周辺部に設けられ、ランプ装置の複数の電極ピンがそれぞれ挿入される複数の接続孔とを有する。端子は、ソケット本体の裏面側で接続孔の側部に配設され、接続孔に挿入される電極ピンが電気的に接続される。端子規制部は、ソケット本体の裏面側に設けられ、接続孔の縁部と端子との間に隙間が形成されるようにソケット本体の裏面側に配設される端子の位置を規制する。
本発明によれば、電極ピンの接続に影響なく、ソケット本体の表面から端子までの絶縁距離を長くすることが期待できる。
一実施形態を示すソケットの断面図である。 同上ソケットの断面図である。 同上ソケットの正面図である。 同上ソケットの斜視図である。 同上ソケットの分解斜視図である。 同上ソケットの端子およびカバーの斜視図である。 同上ソケットを用いた照明装置の側面図である。
以下、一実施形態を、図面を参照して説明する。
図7に示すように、照明装置10は、例えばダウンライト等の天井埋込形照明装置である。照明装置10は、光源としてランプ装置11が用いられている。
ランプ装置11は、筐体12、筐体12の下面側に配設される発光部13、この発光部13を覆う透光カバー14、筐体12の上面側に配設される例えばGX53形の口金15、および口金15と筐体12との間に収容される電源回路16等を備えている。口金15は、上面中央に円筒状の突出部17が突設され、この突出部17の周面の対称位置に一対の略L字形のキー溝18が形成されている。突出部17の側方で口金15の上面周辺部の対称位置に一対の電極ピン19が突設されている。電極ピン19は、ピン部19aの先端に径大部19bを有する断面T字形に形成されている。
照明装置10は、器具本体21、この器具本体21にそれぞれ取り付けられたソケット22および反射体23を備えている。
そして、図1ないし図5に示すように、ソケット22は、ソケット本体30、このソケット本体30に配設される一対の端子31および一対の端子カバー32を備えている。ソケット本体30に配設された端子31および端子カバー32の箇所が端子部33として構成され、この端子部33に電力供給のための電源線や送り配線等の電線が挿入接続される。
ソケット本体30は、絶縁性を有する樹脂製で、円環状に一体に形成されている。ソケット本体30は、円環状のフランジ部35、およびこのフランジ部35の内周部から立ち上げられた円筒状の筒部36を備えている。筒部36の内側には、ランプ装置11の突出部17が挿通されて回動可能とする挿通口37が形成されている。
フランジ部35は、平板の円環状で、フランジ部35の外周の対称位置には一対の四角形状の切欠部38が形成されているとともに、これら一対の切欠部38に直交するフランジ部35の外周の対称位置には一対の円形状の切欠部39が形成されている。
フランジ部35には、端子31および端子カバー32がそれぞれ配設される一対の端子配設部40が設けられている。端子配設部40は、フランジ部35の中心に対して点対称の位置に、点対称となる構造でそれぞれ設けられている。端子配設部40は、筒部36と切欠部38との間で、フランジ部35の接線方向に沿ってそれぞれ設けられている。
フランジ部35には、ランプ装置11の電極ピン19がそれぞれ挿入される一対の接続孔41が設けられている。すなわち、端子配設部40に、接続孔41がそれぞれ設けられている。接続孔41は、接続孔41の一端側に設けられ、ランプ装置11の電極ピン19が挿入される円形の挿入孔部41aと、接続孔41の他端側に設けられ、挿入孔部41aに挿入された電極ピン19が周方向に移動されて係合する係合孔部41bとを備えている。挿入孔部41aは、電極ピン19の径大部19bが挿入可能な内径寸法の円形孔状に形成されている。係合孔部41bは、電極ピン19の径大部19bの直径よりも溝幅が狭く、周方向に移動する電極ピン19のピン部19aが移動可能な円弧溝状に形成されている。
フランジ部35の上面側(裏面側)において、接続孔41の縁部に沿って溝部41cが設けられ、この溝部41cとフランジ部35の上面との間に段差部41dが設けられている。溝部41cは、係合孔部41bの縁部から所定幅の領域に設けられている。係合孔部41bの両側で互いに対向する溝部41c間の最大の幅W、つまり係合孔部41bの両側で互いに対向する段差部41d間の幅Wは、電極ピン19の径大部19bの直径よりも少し大きく、溝部41cに電極ピン19の径大部19bが配置可能としている。
フランジ部35の上面(裏面)は、端子配設部40に配設される端子31が当接してその端子31の位置を規制する端子規制部42として構成されている。
端子規制部42で位置が規制された端子31は、接続孔41の縁部との間に溝部41cが介在して離反され、つまり接続孔41の縁部との間に隙間43が形成されている。
フランジ部35の下面側(表面側)とフランジ部35の上面である端子規制部42との間の距離L1は、フランジ部35の下面側(表面側)と接続孔41の縁部の上面との間の距離L2よりも長い。距離L1は例えば1.5mm以上であり、距離L2は例えば1.5mm未満である。
端子配設部40は、フランジ部35に立設されていて端子カバー32を嵌合する壁部44を備えている。壁部44は、フランジ部35の内径側に設けられる内側壁部45、およびフランジ部35の外径側に設けられる外側壁部46を備えている。壁部44の内側に、端子カバー32を嵌合する空間部47が上方に開口形成されているとともに、この空間部47に連通して接続孔41が形成されている。
内側壁部45は、中間部が筒部36に一体形成され、両端部が端子31の形状に合わせて屈曲形成されている。外側壁部46は、フランジ部35の接線方向に沿って直線状に形成されている。内側壁部45の中間部(筒部36)、および外側壁部46の両端部には、壁部44に嵌合された端子カバー32を係止するための係止溝48がそれぞれ設けられている。
フランジ部35には、ソケット本体30を器具本体21にねじ止め固定するための複数のボス49が立設されている。
筒部36の内面には、ランプ装置11のキー溝18が係合する一対のキー50が突設されている。
また、図1ないし図3、図5および図6に示すように、端子31は、導電性を有する板ばねによって構成されている。端子31は、端子カバー32内に収容されてソケット本体30の端子配設部40に配設され、ソケット本体30の外径側である接続孔41の外側部に配設されている。
端子31の長手方向の両端部には、電線を接続する電線接続部53がそれぞれ設けられている。電線接続部53は、端子31の端部に設けられた孔54から挿入される電線を電気的接続状態に係止する鎖錠端子によって構成されている。
端子31の中間部には、接続孔41の係合孔部41bに向けて突出される当接部55が設けられている。当接部55は、端子31の両端部から頂部56に向けて山形に突出され、この頂部56の一側すなわち挿入孔部41a側に傾斜状の導入面部57が設けられ、頂部56の他側すなわち挿入孔部41aに対して反対側に傾斜状の接続面部58が設けられている。本実施形態では、当接部55の頂部56が係合孔部41b上に突出されている。
そして、挿入孔部41aに挿入されて係合孔部41b上に移動される電極ピン19の径大部19bが当接部55の一側の導入面部57に当接するとともに、電極ピン19の径大部19bで押動される当接部55が係合孔部41bの外側であって外径側に弾性変形することで電極ピン19の径大部19bが当接部55の頂部56を乗り越え、当接部55の頂部56を乗り越えた電極ピン19の径大部19bに当接部55の他側の接続面部58が圧接して電気的に接続される。
また、図1、図2、図4ないし図6に示すように、端子カバー32は、絶縁性を有する樹脂製で、細長く形成されている。端子カバー32の内部に端子31を収容する端子収容部61が形成され、端子カバー32の長手方向の両端に電線を挿入する挿入孔62を有する挿入筒部63が突設されている。挿入孔62は端子収容部61にそれぞれ連通されている。また、挿入孔62の側方に連通して挿入孔62よりも幅が狭いスリット溝68が形成されている。このスリット溝68は、端子収容部61側にいくに従って電線接続部53に向かって傾斜しており、スリット溝68に棒状の治具を挿入し電線接続部53による電線の係止を解除操作するためのリリース孔として機能する。
端子カバー32は、端子配設部40の内側壁部45の内側に嵌合される第1の側面部64、外側壁部46の内側に嵌合される第2の側面部65、およびこれら第1の側面部64と第2の側面部65の上面を閉塞する閉塞部66を有している。第1の側面部64は、中間部が筒部36に外周面に嵌合するように円弧状に形成され、長手方向の両端が内側壁部45に嵌合するように屈曲形成されている。第2の側面部65は、外側壁部46に嵌合するように直線状に形成されている。第1の側面部64、第2の側面部65、閉塞部66、および両端の挿入筒部63の間に端子収容部61が形成され、この端子収容部61の下面が開口されている。
端子カバー32の第1の側面部64の中間部、および第2の側面部65の両端部には、端子配設部40の係止溝48に係止される係止爪67がそれぞれ突設されている。
端子収容部61には、端子31の両端の電線接続部53が端子収容部61の両端にそれぞれ配置されているとともに、端子31の両端間の中間部が第2の側面部65の内面側に沿って配置されている。したがって、端子31を収容した端子カバー32がソケット本体30の端子配設部40に取り付けられることにより、端子カバー32内の端子31はソケット本体30の外径側である接続孔41の外側部に配設される。
また、ソケット本体30は、端子カバー32の端子収容部61内に突出し、端子31を保持するガイド部69およびリブ70を備えている。ガイド部69およびリブ70は、フランジ部35の上面から一体に突設されている。ガイド部69は、接続孔41の一端側すなわち挿入孔部41aの縁部から突設され、挿入孔部41aの内周縁に沿って断面円弧状に形成されている。リブ70は、接続孔41の他端側よりも外側に配置される。
なお、ガイド部69およびリブ70は、端子カバー32が備えていてもよい。
また、図7に示すように、反射体23は、上下面が開口され、上部側から下部側にかけて拡径する円筒状に形成されている。反射体23の上部が器具本体21に取り付けられている。反射体23の下面には、開口23aが形成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
ソケット22を組み立てる際には、まず、端子31を端子カバー32の端子収容部61に収容する。続いて、端子31を収容した端子カバー32を、ソケット本体30の端子配設部40に取り付ける。このとき、端子カバー32を端子配設部40の壁部44の内側に嵌合し、端子カバー32の各係止爪67を端子配設部40の各係止溝48に係止する。
ソケット22を組み立てた状態では、端子31は、ソケット本体30の外径側である接続孔41の外側部に配設される。端子31は、フランジ部35の上面である端子規制部42に当接し、接続孔41の縁部との間に溝部41cが介在して離反された位置、つまり接続孔41の縁部との間に隙間43が形成された位置に位置決め規制されている。
そして、照明装置10を設置する際には、給電用の一対の電線を、一対の端子部33の挿入孔62に挿入して端子31の電線接続部53にそれぞれ電気的に接続する。
また、ランプ装置11を照明装置10に装着する際には、突出部17をソケット22の挿通口37に挿入するとともに、一対の電極ピン19をソケット22の一対の接続孔41の挿入孔部41aにそれぞれ挿入し、ランプ装置11を所定の装着方向に回動させる。これにより、電極ピン19のピン部19aが接続孔41の係合孔部41b内に移動するとともに、電極ピン19の径大部19bが係合孔部41b上に移動し、電極ピン19の径大部19bが端子31の当接部55に電気的に接続される。さらに、突出部17のキー溝18がソケット22のキー50に引っ掛かってランプ装置11がソケット22に装着される。
また、電線を通じてソケット22に電源が供給されると、電源が端子31を通じてランプ装置11の電極ピン19から電源回路16に供給され、発光部13が発光し、発光部13からの光が反射体23の開口23aから下方へ照射される。
そして、本実施形態では、フランジ部35の下面側とフランジ部35の上面側の端子規制部42との間の距離L1を、フランジ部35の下面側と接続孔41の縁部の上面との間の距離L2よりも長くし、例えば距離L1を1.5mm以上、距離L2を1.5mm未満とする。
端子規制部42によって、接続孔41の縁部と端子31との間に隙間43が形成されるように端子31の位置を規制することにより、ソケット本体30の下面側から端子31までの絶縁距離(距離L1)を長く確保することができる。
絶縁距離を確保するために接続孔41の縁部の厚みを厚くする必要が無いため、電極ピン19が接続孔41の縁部に干渉して装着できないような不都合が生じることがない。
このように、本実施形態のソケット22によれば、接続孔41の縁部と端子31との間に隙間43が形成されるように、端子規制部42によって端子31の位置を規制するため、接続孔41の縁部の厚みを厚くすることなく、つまり電極ピン19の接続に影響を及ぼすことなく、ソケット本体30の表面から端子31までの絶縁距離(距離L1)を長くし、絶縁性を向上できる。
しかも、接続孔41の縁部と端子31との間に隙間43を形成することにより、ソケット本体30の下面側と端子31との間の沿面距離も長くでき、絶縁性を向上できる。
なお、ランプ装置11およびソケット22は、GX53形口金に対応したものに限らず、GH76p形口金やGH69h形口金に対応したものでもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 照明装置
11 ランプ装置
17 突出部
19 電極ピン
22 ソケット
30 ソケット本体
31 端子
37 挿通口
41 接続孔
41d 段差部
42 端子規制部
43 隙間

Claims (3)

  1. 中央部に設けられ、ランプ装置の突出部が挿通される挿通口と、周辺部に設けられ、前記ランプ装置の複数の電極ピンがそれぞれ挿入される複数の接続孔とを有するソケット本体と;
    前記ソケット本体の裏面側で前記接続孔の側部に配設され、前記接続孔に挿入される前記電極ピンが電気的に接続される端子と;
    前記ソケット本体の裏面側に設けられ、前記接続孔の縁部と前記端子との間に隙間が形成されるように前記ソケット本体の裏面側に配設される前記端子の位置を規制する端子規制部と;
    を備えることを特徴とするソケット。
  2. 前記ソケット本体に裏面側で前記接続孔の縁部と前記端子規制部との間に段差部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のソケット。
  3. 請求項1または2記載のソケットと;
    突出部および複数の電極ピンを有し、前記ソケットに装着されるランプ装置と;
    を備えることを特徴とする照明装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015149233A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 東芝ライテック株式会社 ソケット装置および照明器具
JP2017033760A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 東芝ライテック株式会社 ソケットおよび照明装置

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