JP2018163731A - 表示パネル、情報処理装置、表示パネルの作製方法 - Google Patents

表示パネル、情報処理装置、表示パネルの作製方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018163731A
JP2018163731A JP2017058565A JP2017058565A JP2018163731A JP 2018163731 A JP2018163731 A JP 2018163731A JP 2017058565 A JP2017058565 A JP 2017058565A JP 2017058565 A JP2017058565 A JP 2017058565A JP 2018163731 A JP2018163731 A JP 2018163731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
light
pixel
conductive film
display panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2017058565A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018163731A5 (ja
Inventor
池田 寿雄
Toshio Ikeda
寿雄 池田
瀬尾 哲史
Tetsushi Seo
哲史 瀬尾
俊毅 佐々木
Toshiki Sasaki
俊毅 佐々木
中田 昌孝
Masataka Nakata
昌孝 中田
小野 幸治
Koji Ono
幸治 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority to JP2017058565A priority Critical patent/JP2018163731A/ja
Publication of JP2018163731A publication Critical patent/JP2018163731A/ja
Publication of JP2018163731A5 publication Critical patent/JP2018163731A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】色純度が良く、視認性の良い、発光素子を備えた表示パネルを提供する。【解決手段】表示パネルは、第1の導電膜と第2の導電膜との間隔により構成される微小光共振器を備える。第1の導電膜と第2の導電膜との一方は光反射性を有し、他方は半光透過性・半光反射性を備える。発光層は、第1の導電膜と第2の導電膜との間に挟まれる。第1の画素及び第2の画素において、第2の導電膜と第3の導電膜との間に発光層を挟む。第3の導電膜は光透過性を有する。第3の画素において、第2の導電膜は発光層と接する。第1の導電膜と第2の導電膜との間隔は第1の画素と第2の画素とにおいて等しく、第1の画素と第3の画素とにおいて異なる。第1の画素は、発光極大波長を赤色の波長領域に有する光を射出し、第2の画素は、発光極大波長を青色の波長領域に有する光を射出する。【選択図】図1

Description

本発明の一態様は、表示パネル、表示装置、情報処理装置または表示パネルの作製方法に関する。
なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本明細書等で開示する発明の一態様の技術分野は、物、方法、または、作製方法に関するものである。または、本発明の一態様は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関するものである。そのため、より具体的に本明細書で開示する本発明の一態様の技術分野としては、半導体装置、表示装置、発光装置、蓄電装置、記憶装置、それらの駆動方法、または、それらの作製方法、を一例として挙げることができる。
ディスプレイ技術の発展に伴って、要求される性能は日々高度化している。あるディスプレイが再現可能な色域を示す規格には、従来から広く指標とされているsRGB規格やNTSC規格などがあるが、最近ではより広い色域をカバーするBT.2020規格が提唱されている。
ほぼ全ての物体色を表現できるBT.2020規格ではあるが、有機化合物の発するブロードな発光スペクトルをそのまま用いるのでは現状実現が難しいため、微小光共振器(マイクロキャビティ)構造等を用いることによって色純度を高めることで、当該規格を実現する試みがなされている。
表示パネルにおいて、より広い色域をカバーする、微小光共振器構造長の異なる領域を設ける構造などが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−032327号公報
マイクロキャビティ方式を利用する発光素子は、フルカラー化を実現する上で有利である。特に、広い色再現性を達成するためには、最適な発光スペクトルピーク波長と、シャープなスペクトルを得ることが必要である。
しかしながら、マイクロキャビティ方式を利用するフルカラー化の発光素子の場合において、発光色の異なる画素毎に一対の電極間の距離を調節する必要があるが、画素によっては、複数の波長が存在する画素での色純度の低下が問題となっている。さらに、一対の電極間の距離を調節する上でのマスク枚数や工程の増加も問題になっている。
そこで、本発明は、異なる波長の光を呈する発光素子を複数有するマイクロキャビティ方式を利用した表示パネルにおいて、各発光素子から所望の波長の光が色純度良く射出される素子構造とすることができる構成により、視認性の良い発光素子を備えた表示パネルを提供することを課題の一とする。または、消費電力を低減させることのできる表示パネルを提供することを課題の一とする。または、鮮やかな表示が可能な表示パネルを提供することを課題の一とする。
または、新規な表示パネル、新規な表示装置、新規な情報処理装置または新規な半導体装置を提供することを課題の一とする。または、新規な表示パネルの作製方法を提供することを課題の一とする。
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。なお、本発明の一態様は、これらの課題の全てを解決する必要はないものとする。なお、これら以外の課題は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図面、請求項などの記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
本発明の一態様の表示パネルは、発光層と、第1の画素と、第2の画素と、第3の画素と、第1の導電膜と、第2の導電膜と、第3の導電膜と、を有する。発光層は、第1の導電膜と前記第2の導電膜との間に挟まれるように形成され、第2の導電膜は、第1の画素及び前記第2の画素において、第3の導電膜との間に前記発光層を挟み、第2の導電膜は、第3の画素において発光層と接する。第1の画素は、第1の導電膜と前記第2の導電膜との間に、第1の距離を備え、第2の画素は、第1の導電膜と前記第2の導電膜との間に、第2の距離を備え、第3の画素は、第1の導電膜と前記第2の導電膜との間に、第3の距離を備える。
第2の距離は、第1の距離と等しく、第3の距離は、第1の距離と異なる。第3の導電膜は、光透過性を備える。第1の画素は赤色の光を射出し、第2の画素は青色の光を射出する。
上記構成において、第1の画素は、発光極大波長を630nm以上670nm以下の波長領域に有するスペクトルを備える光を射出し、第2の画素は、発光極大波長を430nm以上460nm以下の波長領域に有するスペクトルを備える光を射出すると好ましい。
上記構成において、第1の導電膜は、半光透過性および半光反射性を備え、第2の導電膜は、光反射性を備えると好ましい。または、上記構成において、第1の導電膜は、光反射性を備え、第2の導電膜は、半光透過性および半光反射性を備えると好ましい。
上記各構成において、第1の導電膜は、銀を含むと好ましい。このとき、第1の導電膜の反射率を高めることができ、微小光共振器の有する特定の波長の光を強めあう特性を向上させることができる。
上記各構成において、発光層と、第1の導電膜との間には無機絶縁膜が形成され、無機絶縁膜は、第1の画素、第2の画素、及び第3の画素の間に設けられると好ましい。
上記各構成において、第3の画素は、緑色の光を射出すると好ましい。または発光極大波長を500nm以上550nm以下の波長領域に有するスペクトルを備える光を射出すると好ましい。このとき、本発明の一態様の表示パネルは、赤、青、緑の3色を備えたフルカラーの表示が好適に可能となる。
本発明の別の一態様の情報処理装置は、キーボード、ハードウェアボタン、ポインティングデバイス、タッチセンサ、照度センサ、撮像装置、音声入力装置、視線入力装置、姿勢検出装置、のうち一以上と、上記各構成の表示パネルと、を含む。
本発明の別の一態様の表示パネルの作製方法は、第1の導電層を形成する工程と、第1の導電層の上方に第2の導電層を形成する工程と、第2の導電層の上方に、第1の領域と、第1の領域における厚さよりも小さな厚さを有する第2の領域と、を有する第1のマスクを形成する工程と、第1のマスクと重ならない第1の導電層と、第1のマスクと重ならない第2の導電層と、を除去する第1の工程と、第1の工程の後、第1のマスクの膜の厚さを薄くすることにより第1のマスクの第2の領域を除去し、第2のマスクを形成する第2の工程と、第2の工程の後、第2のマスクと重ならない第2の導電層を除去する第3の工程と、第3の工程の後、第2のマスクを除去する工程と、第1の導電層、及び第2の導電層の上方に開口部を有する無機絶縁層を形成する工程と、第1の導電層、第2の導電層の上方、または無機絶縁層の上方に発光層を形成する工程と、発光層の上に、第3の導電層を形成する工程と、を含む。
上記作製方法によれば、露光回数を増やすことなく、赤、青、緑の3色を備え、各色純度を高められたフルカラーの表示パネルを作製することが可能となる。
本明細書に添付した図面では、構成要素を機能ごとに分類し、互いに独立したブロックとしてブロック図を示しているが、実際の構成要素は機能ごとに完全に切り分けることが難しく、一つの構成要素が複数の機能に係わることもあり得る。
本明細書においてトランジスタが有するソースとドレインは、トランジスタの極性及び各端子に与えられる電位の高低によって、その呼び方が入れ替わる。一般的に、nチャネル型トランジスタでは、低い電位が与えられる端子がソースと呼ばれ、高い電位が与えられる端子がドレインと呼ばれる。また、pチャネル型トランジスタでは、低い電位が与えられる端子がドレインと呼ばれ、高い電位が与えられる端子がソースと呼ばれる。本明細書では、便宜上、ソースとドレインとが固定されているものと仮定して、トランジスタの接続関係を説明する場合があるが、実際には上記電位の関係に従ってソースとドレインの呼び方が入れ替わる。
本明細書においてトランジスタのソースとは、活性層として機能する半導体膜の一部であるソース領域、或いは上記半導体膜に接続されたソース電極を意味する。同様に、トランジスタのドレインとは、上記半導体膜の一部であるドレイン領域、或いは上記半導体膜に接続されたドレイン電極を意味する。また、ゲートはゲート電極を意味する。
本明細書においてトランジスタが直列に接続されている状態とは、例えば、第1のトランジスタのソースまたはドレインの一方のみが、第2のトランジスタのソースまたはドレインの一方のみに接続されている状態を意味する。また、トランジスタが並列に接続されている状態とは、第1のトランジスタのソースまたはドレインの一方が第2のトランジスタのソースまたはドレインの一方に接続され、第1のトランジスタのソースまたはドレインの他方が第2のトランジスタのソースまたはドレインの他方に接続されている状態を意味する。
本明細書において接続とは、電気的な接続を意味しており、電流、電圧または電位が、供給可能、或いは伝送可能な状態に相当する。従って、接続している状態とは、直接接続している状態を必ずしも指すわけではなく、電流、電圧または電位が、供給可能、或いは伝送可能であるように、配線、抵抗、ダイオード、トランジスタなどの回路素子を介して間接的に接続している状態も、その範疇に含む。
本明細書において回路図上は独立している構成要素どうしが接続されている場合であっても、実際には、例えば配線の一部が電極として機能する場合など、一の導電膜が、複数の構成要素の機能を併せ持っている場合もある。本明細書において接続とは、このような、一の導電膜が、複数の構成要素の機能を併せ持っている場合も、その範疇に含める。
また、本明細書中において、トランジスタの第1の電極または第2の電極の一方がソース電極を、他方がドレイン電極を指す。
本発明の一態様の表示パネルは、光のスペクトルを狭線化することができる。その結果、当該光の色純度を高めることができる。色純度が高められることにより、色再現性が向上した、視認性の良い表示パネルを提供することができる。尚、ある色の色純度が高い光は、当該色の発光スペクトルが狭線化され、他の色の波長領域の光強度が小さい光である。
または、消費電力を低減させることのできる表示パネルを提供することができる。または、新規な表示パネル、新規な表示装置、新規な入出力装置、新規な情報処理装置または新規な半導体装置を提供することができる。または、新規な表示パネルの作製方法を提供することができる。または、鮮やかな表示が可能な表示パネルを提供することができる。
なお、これらの効果の記載は、他の効果の存在を妨げるものではない。なお、本発明の一態様は、必ずしも、これらの効果の全てを有する必要はない。なお、これら以外の効果は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図面、請求項などの記載から、これら以外の効果を抽出することが可能である。
実施の形態に係る表示パネルの画素を説明する上面図および断面図。 実施の形態に係る表示パネルの画素とその作製方法を説明する断面図。 実施の形態に係る表示パネルの構成を説明する上面図および模式図。 実施の形態に係る表示パネルの構成を説明する断面図。 実施の形態に係る表示パネルの構成を説明する断面図。 実施の形態に係る表示パネルの画素の構成を説明する上面図。 実施の形態に係る表示パネルの画素回路を説明する回路図。 実施の形態に係る表示パネルの構成を説明する断面図。 実施の形態に係る表示パネルの画素を説明する断面図。 実施の形態に係る表示パネルの画素を説明する断面図。 実施の形態に係る表示パネルの画素を説明する平面図。 実施の形態に係る多階調マスクを説明する図。 実施の形態に係る表示パネルの作製方法を説明する断面図。 実施の形態に係る表示パネルの作製方法を説明する断面図。 実施の形態に係る表示パネルの作製方法を説明するフロー図。 実施の形態に係る表示パネルの画素と副画素を説明する上面図および断面図。 実施の形態に係る表示パネルの構成を説明する模式図および断面図。 実施の形態に係る表示パネルの副画素を説明する平面図と断面図。 実施の形態に係る表示パネルの画素の構成を説明する上面図。 実施の形態に係る表示パネルの構成を説明する断面図。 実施の形態に係る表示パネルの構成を説明する断面図。 実施の形態に係る表示パネルの画素の構成を説明する上面図。 実施の形態に係る表示パネルの画素回路を説明する回路図。 実施の形態に係る表示パネルの光反射膜の形状を説明する模式図。 実施の形態に係る情報処理装置の構成を説明する図。 実施の形態に係る情報処理装置の構成を説明する図。 実施の形態に係る表示パネルの画素を説明する上面図および断面図。 実施例に係る屈折率特性を説明する図。 実施例に係る光のスペクトルを説明する図。
本発明の一態様の表示パネルは、複数の画素を備える。当該複数の画素は、色相が互いに異なる色を表示する自発光型の表示素子を備える。当該複数の画素は、該画素の備える表示素子に、微小光共振器を備えることができる。
これにより、色純度が高い発光素子を備えた発光装置および照明装置を提供することができる。さらに、色相が互いに異なる2の画素の、微少光共振器構造の作製工程の一部を同一とすることにより、工程数およびコストの削減を図ることができる。
実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する発明の構成において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様の表示パネルの構成について説明する。
図1(A)および図1(B)はそれぞれ、本発明の一態様の表示パネルの画素を説明する上面図および断面図である。図1(A)は本発明の一態様の表示パネルの画素の上面図であり、図1(B)は図1(A)の切断線Y3−Y4における断面図である。
図2(A)は、本発明の一態様の表示パネルの画素を説明する断面図である。図2(B)乃至(F)は、その作製方法を説明する断面図である。
図3は本発明の一態様の表示パネルの構成を説明する図である。図3(A)は表示パネルの上面図であり、図3(B)は図3(A)に示す表示パネルの画素の一部を説明する上面図である。図3(C)は図3(A)に示す表示パネルの断面の構成を説明する模式図である。
図4および図5は表示パネルの構成を説明する断面図である。図4(A)は図3(A)の切断線X1−X2、切断線X3−X4、図6の切断線X5−X6における断面図であり、図4(B)および図4(C)はいずれも図4(A)の一部を説明する図である。
図5(A)は図6の切断線X7−X8、図3(A)の切断線X9−X10における断面図である。
図6は図3(A)に示す表示パネルの画素の構成を説明する上面図である。
図7は本発明の一態様の表示パネルが備える画素回路の構成を説明する回路図である。
なお、本明細書において、1以上の整数を値にとる変数を符号に用いる場合がある。例えば、1以上の整数の値をとる変数pを含む(p)を、最大p個の構成要素のいずれかを特定する符号の一部に用いる場合がある。また、例えば、1以上の整数の値をとる変数mおよび変数nを含む(m,n)を、最大m×n個の構成要素のいずれかを特定する符号の一部に用いる場合がある。
<表示パネルの構成例1>
本実施の形態で説明する表示パネル700は、複数の画素を備える。当該複数の画素は、色相が互いに異なる色を表示する機能を備える。
表示パネル700は、当該複数の画素を用いて、各々その画素では表示できない色相の色を、加法混色により表示することができる。
例えば、画素702(i,j)、画素702(i,j+1)および画素702(i,j+2)を、を一組にして画素703(i,k)と言い換えることができる(図1(A)参照)。
表示パネル700はRGB方式を用い、赤、緑、青の3色によってフルカラー表示が可能となる。具体的には、赤色を表示する画素702(i,j)、緑色を表示する画素702(i,j+1)および青色を表示する画素702(i,j+2)を一組にして、画素703(i,k)に用いることができる。
また、例えば、白色を表示する画素等を上記の一組に加えて、画素に用いることができる。
<表示素子の構成例1>
画素702(i,j)は、表示素子550(i,j)を有する(図1(B)参照)。表示素子550(i,j)は、光を射出する機能を備える。例えば、有機EL素子を表示素子550(i,j)に用いることができる。同様に画素702(i,j+1)は、表示素子550(i,j+1)を有する。画素702(i,j+2)は、表示素子550(i,j+2)を有する。
画素702(i,j)は発光層553、電極551(i,j)、導電膜552を備える。画素702(i,j+1)は発光層553、電極551(i,j+1)、導電膜552を備える。画素702(i,j+2)は発光層553、電極551(i,j+1)、導電膜552を備える。発光層553は、発光性の材料を含む層である。
画素702(i,j)は赤色の着色膜CF1(R)を備え、画素702(i,j+1)は緑色の着色膜CF2(G)を備え、画素702(i,j+2)は青色の着色膜CF3(B)を備える。
画素702(i,j)において、導電膜551_0(i,j)と、導電膜551_1(i,j)とを、電極551(i,j)に用いる。画素702(i,j+2)において、導電膜551_0(i,j+2)と、導電膜551_1(i,j+2)とを、電極551(i,j+2)に用いる。画素702(i,j+1)において、導電膜551_0(i,j+1)を電極551(i,j+1)に用いる。
画素702(i,j)において、発光層553は、導電膜551_0(i,j)と、導電膜552との間に挟まれる。画素702(i,j+1)において、発光層553は、導電膜551_0(i,j+1)と、導電膜552との間に挟まれる。画素702(i,j+2)において、発光層553は、導電膜551_0(i,j+2)と、導電膜552との間に挟まれる。
画素702(i,j)において、導電膜551_0(i,j)は、発光層553との間に導電膜551_1(i,j)を挟む。画素702(i,j+1)において、導電膜551_0(i,j+1)は、発光層553との間に導電膜551_1(i,j+1)を挟む。
画素702(i,j+1)において、導電膜551_0(i,j+1)は、発光層553と接する。
導電膜551_0(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)はいずれも半光透過性・半光反射性を備える。また導電膜552は光反射性を備える。また導電膜551_1(i,j)、(i,j+2)はいずれも光透過性を備える。また発光層553は光透過性を有する材料を用いる。
画素702(i,j)、画素702(i,j+1)、画素702(i,j+2)のうち1または複数に微小光共振器構造を備えることができる。本実施の形態では、画素702(i,j)、画素702(i,j+1)、画素702(i,j+2)のいずれにも微小光共振器構造を備える。
微小光共振器構造は、半光透過性・半光反射性を備える膜と、光反射膜とを備える。該半光透過性・半光反射性を備える膜と、光反射膜との間には、所定の間隔が設けられる。該所定の間隔には、光透過性の膜または空隙を有する。微小光共振器構造内の光は、該間隔において共振し、特定の波長の光を強めあう。その結果、当該色以外の光強度が相対的に小さくなり、当該色の色純度が高くなる。
画素702(i,j)において、発光層553と、導電膜551_1(i,j)とはいずれも光透過性を有し、微小光共振器構造の一部を成す。画素702(i,j+1)において、発光層553が光透過性を有し、微小光共振器構造の一部を成す。画素702(i,j+2)において、発光層553と、導電膜551_1(i,j+2)とはいずれも光透過性を有し微小光共振器構造の一部を成す。
導電膜551_1(i,j)、(i,j+2)は、光透過率の異なる2種以上の、光透過性を有する積層構造膜でも良い。
図1(B)には、赤色の光R01及びR02、緑色の光G01及びG02、青色の光B01及びB02、とが示されている。いずれの光も発光層553から射出される。
また表示パネル700は、距離d0、d1、d2を備える(図1(B)参照)。距離d0は、画素702(i,j)において導電膜551_0(i,j)と導電膜552との間の距離である。距離d1は、画素702(i,j+1)において導電膜551_0(i,j+1)と導電膜552との間の距離である。距離d2は、画素702(i,j+2)において導電膜551_0(i,j+2)と導電膜552との間の距離である。距離d0と、距離d1とは異なる。距離d0と、距離d2とは等しい。尚、本明細書において距離d0と、距離d2とは等しいとは、5nmの誤差を許容する。
光R02は半光透過性・半光反射性を備える導電膜551_0(i,j)と、光透過性を備える導電膜551_1(i,j)との界面で反射する。光B02は半光透過性・半光反射性を備える導電膜551_0(i,j+2)と、光透過性を備える導電膜551_1(i,j+2)との界面で反射する。光G02、は半光透過性・半光反射性を備える導電膜551_0(i,j+1)と、発光層553との界面で反射する。また光R02、光G02、光B02、は発光層553と、導電膜552との界面で反射する。
画素702(i,j)において光R01と光R02とは干渉して強めあう。画素702(i,j+1)において光G01と光G02とは干渉して強めあう。画素702(i,j+2)において光B01と光B02とは干渉して強めあう。
表示素子550(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)において、上記干渉して強めあう条件を考慮して、距離d0、d1、d2を決定する。但し、実施例で示されるように、距離d0と距離d2を等しくすることができる。
なお、半光透過性・半光反射性を備える膜は、可視光の一部を透過する機能および他の一部を反射する機能を備える。例えば、光が透過する程度に薄い金属膜を半光透過性・半光反射性を備える膜に用いることができる。
これにより、微小光共振器構造を画素702(i,j)、画素702(i,j+1)、画素702(i,j+2)に設けることができる。または、所定の波長の光を他の光より効率よく取り出すことができる。または、色純度の高い光を取り出すことができる。
表示パネル700が備える画素702(i,j)は、赤色の色純度を高めた表示をすることができる。また画素702(i,j+2)は、青色の色純度を高めた表示をすることができる。
画素702(i,j)は赤色を、発光極大波長を630nm以上670nm以下の波長領域に有するスペクトルを備える光を射出することにより、表示できる。また画素702(i,j+2)は青色を、発光極大波長を430nm以上460nm以下の波長領域に有するスペクトルを備える光を射出することにより、表示できる。
画素702(i,j+1)は、緑色の色純度を高めた表示をすることができる。
画素702(i,j+1)は緑色を、発光極大波長を500nm以上550nm以下の波長領域に有するスペクトルを備える光を射出することにより、表示できる。
例えば、白色の光を発する発光層を発光層553に用いることができる(図1(B)参照)。
画素702(i,j)は赤色の着色膜CF1(R)を備え、赤色の光を射出する機能を備える(図1(B)参照)。画素702(i,j+1)は緑色の着色膜CF2(G)を備え、緑色の光を射出する機能を備える。画素702(i,j+2)は青色の着色膜CF3(B)を備え、青色の光を射出する機能を備える。画素は、互いに絶縁膜528で区切られている。発光層553は、画素702(i,j)において配設される領域、画素702(i,j+1)において配設される領域、画素702(i,j+2)において配設される領域、を有する。
画素702(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)において、発光層553は、例えば246nmの膜厚とすることができる。
画素702(i,j)において、導電膜551_1(i,j)は、例えば膜厚62nmの、インジウムと錫と珪素とを有する酸化物導電膜を用いることができる。画素702(i,j+2)を構成する導電膜551_1(i,j+2)も同じである。
上記膜厚による各画素の構成により、画素702(i,j)は赤色の色純度を高め、画素702(i,j+1)は緑色の色純度を高め、画素702(i,j+2)は青色の色純度を高め、表示をすることができる。
図2(A)は、画素702(i,j+1)の一部を含む断面図である。画素702(i,j+1)を構成する、基板770、導電膜552、発光層553、導電膜551_0(i,j+1)、絶縁膜528が示されている。図2(B)乃至(F)は、画素702(i,j+1)の作製方法を示す断面図である。絶縁膜528は、例えば画素702(i,j)と画素702(i,j+1)のような互いに隣接する画素の間に配設される。
また図2(A)には、領域532と領域533とが、基板770上に示されている。領域532は、発光層553と重なり、かつ絶縁膜528と重ならない領域である。領域533は、発光層553と重なり、かつ絶縁膜528と重なる領域である。例えば画素702(i,j)と画素702(i,j+1)のような互いに隣接する画素は、その境界に領域533を有する。
領域532においては、発光層553の膜厚方向に電圧を加えられることにより、発光層553は光を射出することができる。一方、領域533においては、絶縁膜528と導電膜552との間に発光層553が配設される、または発光層553と導電膜551_0(i,j+1)との間に絶縁膜528が配設される。そのため発光層553において膜厚方向に電流が流れることはない。
画素702(i,j)においては導電膜551_1(i,j)が、画素702(i,j+1)においては導電膜551_0(i,j+1)が、画素702(i,j+2)においては導電膜551_1(i,j+2)が、それぞれ露出した状態(図2(B)参照)で絶縁膜528を形成する必要がある。そのため絶縁膜528は、導電膜551_1(i,j)、導電膜551_0(i,j+1)、導電膜551_1(i,j+2)、と接している。
絶縁膜528を有機材料を用いて形成する場合、領域533に有する絶縁膜528の膜面の平坦性は良好となるものの、加工時に、領域532に有する導電膜551_0(i,j+1)の表面に有機材料が残存しやすい。そのため絶縁膜528形成の過程で、領域532の導電膜551_0(i,j+1)に接する有機材料を十分除去するため、酸素プラズマ534を照射する処理を行う必要がある(図2(C)、(D)参照)。
このとき、導電膜551_0(i,j+1)には、酸素プラズマ534による処理後に、半光透過性・半光反射性を備え、導電性を有し、かつ脆くならない材料を用いることが好ましい。
絶縁膜528に無機絶縁膜を用いる場合、絶縁膜528を形成する際に酸素プラズマ534による処理は不要である(図2(E)、(F)参照)。そのため、酸化性雰囲気にて酸化し膜剥がれが生じる等、脆くなる材料でも、導電膜551_0(i,j+1)に用いることができる。
絶縁膜528に無機絶縁膜を用いるとき、導電膜551_0(i,j+1)には、例えば5nm以上30nm以下の膜厚の、銀を含む材料を用いることができる。本明細書中では、導電膜551_0(i,j+1)は、単層膜とする。
画素702(i,j)における導電膜551_1(i,j)、画素702(i,j+2)における導電膜551_1(i,j+2)は、後述の部分にて説明する導電性酸化物を用いることで、酸素プラズマに晒されても膜剥がれを避けることができる。
画素702(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)の他の作製方法は、実施の形態2にて説明する。また、上記の導電膜、絶縁膜に用いる材料について、下記に説明する。
<導電膜551_0>
導電膜551_0(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)には、例えば、銀を用いることができる。または銀にアルミニウム、金、白金、ニッケル、タングステン、クロム、モリブデン、鉄、コバルト、銅、もしくはパラジウム等の金属材料を含む合金を用いることができる。また、上記金属材料または合金に、ランタン、ネオジム、またはゲルマニウム等が添加されていてもよい。また、銀と銅の合金、銀とパラジウムと銅の合金(Ag−Pd−Cu、APCとも記す)、銀とマグネシウムの合金等の銀を含む合金を用いてもよい。銀と銅を含む合金は、耐熱性が高いため好ましい。なお、ここでAPCとは(株)フルヤ金属製の、銀、パラジウム及び銅の合金で、その組成は、Agが約98重量%、Pdが約1重量%、Cuが約1重量%である。
導電膜551_0(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)は、銀を含む材料が用いられることにより、反射率を高めることができ、微小光共振器の有する特定の波長の光を強めあう特性を向上させることができる。
導電膜551_0(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)は、発光層553の正極の電極になることから、仕事関数の高い材料を用いることが好ましい。APCは、主材料に銀が含まれることから、仕事関数が大きくホール注入性は高いため好ましい。
また、銀を含んだ材料以外にも、アルミニウム、金、白金、ニッケル、タングステン、クロム、モリブデン、鉄、コバルト、銅、もしくはパラジウム等の金属材料、またはこれら金属材料を含む合金を用いることができる。チタン、タンタル、タングステン、モリブデン、クロムから選ばれた一または複数の金属膜、もしくは金属窒化膜は、酸化性雰囲気に晒されても脆くならず、かつ導電性を維持するので、酸素プラズマに晒される場合には好ましい材料である。また、上記金属材料または合金に、ランタン、ネオジム、またはゲルマニウム等が添加されていてもよい。
また、アルミニウムとチタンの合金、アルミニウムとニッケルの合金、アルミニウムとネオジムの合金、アルミニウム、ニッケル、及びランタンの合金(Al−Ni−La)等のアルミニウムを含む合金(アルミニウム合金)、を用いることができる。さらに、アルミニウム合金膜に接する金属膜または金属酸化物膜を積層することで、アルミニウム合金膜の酸化を抑制することができる。該金属膜、金属酸化物膜の材料としては、チタン、酸化チタンなどが挙げられる。また、上記可視光を透過する導電膜と金属材料からなる膜とを積層してもよい。
導電膜551_0(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)は、例えば可視光の反射率が20%以上80%以下、好ましくは40%以上70%以下である膜を用いることができる。例えばAPCを材料に用いたとき、5nm以上30nm以下の膜厚、代表的には15nmの膜厚とすることができる。
<絶縁膜528>
例えば、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、酸化アルミニウム膜等またはこれらから選ばれた複数を積層した積層材料を含む無機絶縁膜を、絶縁膜528に用いることができる。なお、窒化シリコン膜は緻密な膜であり、不純物の拡散を抑制する機能に優れる。このような無機絶縁膜はCVD法やスパッタ法で形成でき、該形成時の酸素プラズマ処理は不要である。すなわち導電膜551_0(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)に銀を含む材料を用いたときに好適である。
または、絶縁性の無機材料、絶縁性の有機材料または無機材料と有機材料を含む絶縁性の複合材料を、絶縁膜528に用いることができる。具体的には、無機酸化物膜、無機窒化物膜または無機酸化窒化物膜等またはこれらから選ばれた複数を積層した積層材料を、絶縁膜528に用いることができる。
有機絶縁膜としては、例えば、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリシロキサン若しくはアクリル樹脂等またはこれらから選択された複数の樹脂の積層材料もしくは複合材料などを絶縁膜528に用いることができる。また、感光性を有する材料を用いて形成してもよい。これにより、絶縁膜528は、例えば、絶縁膜528と重なるさまざまな構造に由来する段差を平坦化することができる。
なお、ポリイミドは熱的安定性、絶縁性、靱性、低誘電率、低熱膨張率、耐薬品性などの特性において他の有機材料に比べて優れた特性を備える。これにより、特にポリイミドを絶縁膜528等に好適に用いることができる。
例えば、感光性を有する材料を用いて形成された膜を絶縁膜528に用いることができる。具体的には、感光性のポリイミドまたは感光性のアクリル等を用いて形成された膜を絶縁膜528に用いることができる。
例えば、光透過性を有する材料を絶縁膜528に用いることができる。具体的には、窒化シリコンを絶縁膜528に用いることができる。
導電膜551_0(i,j+1)に銀を含む材料を用いた場合、導電膜551_0(i,j+1)は容易に酸化されやすくなる。そのため導電膜551_0(i,j+1)が露出した状態で、酸素プラズマ処理が行われる必要のない、無機絶縁膜を絶縁膜528に用いることが好ましい。
<導電膜551_1>
導電膜551_1(i,j)には、例えば、可視光について光透過性を有する材料を、用いることができる。導電膜551_1(i,j+2)についても同様である。
具体的には、導電性酸化物またはインジウムを含む導電性酸化物、酸化インジウム、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化亜鉛、ガリウムを添加した酸化亜鉛などの導電性酸化物を、導電膜551_1(i,j)に用いることができる。または、光が透過する程度に薄い金属膜を導電膜551_1(i,j)に用いることができる。これにより、微小光共振器構造を表示素子550(i,j)に設けることができる。その結果、所定の波長の光を他の光より効率よく取り出すことができる。
導電膜551_1(i,j)、導電膜551_1(i,j+2)については、いずれも発光層553の正極になることから、仕事関数の高い材料を用いることが好ましい。導電膜551_1(i,j)、(i,j+2)には、上記の導電性酸化物を用いることで、仕事関数を高くすることができる。
<導電膜552>
配線等に用いることができる材料を導電膜552に用いることができる。具体的には、光反射性の材料、換言すれば可視光について反射性を有し、導電性を有する材料、を導電膜552に用いることができる。
導電膜552は、銀を含む材料が用いられることにより、反射率を高めることができ、微小光共振器の有する特定の波長の光を強めあう特性を向上させることができる。
発光層553に流れる所望の電流密度を得たい場合、電極551(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)に用いる材料の仕事関数を高くすることは、電極551(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)と導電膜552との間の電圧を小さくするために有効である。表示における該電圧を小さくすることで、表示パネル700の消費電力の低減に寄与する。
以上より表示パネル700は、導電膜551_0(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)に銀を用い、絶縁膜528に無機絶縁膜とすることにより、銀の大きい仕事関数に由来するホール注入性の向上と、絶縁膜528に無機絶縁膜を用いることによる導電膜551_0(i,j+1)への保護作用とを備えることができ、表示素子が射出する光の輝度を高め、消費電力を低減することができる。
また、表示パネル700の構造では(図1(B)参照)、画素702(i,j)に導電膜551_1(i,j)を有し、画素702(i,j+2)に導電膜551_1(i,j+2)とを有する。導電膜551_1(i,j)、(i,j+2)は金属酸化物が用いられていることから、水分の透過を防ぐことができる。発光層553が、水分により劣化する場合、導電膜551_1(i,j)、(i,j+2)を有することで、画素702(i,j)、画素702(i,j+2)の表示劣化を防ぐことができる。例えば、画素702(i,j)と画素702(i,j+2)とに、水分を放出しやすい素子を重ねて配設する場合、信頼性の向上に有効である。
また導電膜551_1(i,j+1)に、光吸収係数が0でない材料を用いる場合、光の吸収が起きる。画素702(i,j+1)が光射出するとき、この吸収を防ぎたい場合、表示パネル700のように発光層553と導電膜551_0(i,j+1)とが接する構造とすれば良い。
すなわち、表示パネル700は、微小共振器構造が有する効果とは別に、画素702(i,j)と画素702(i,j+2)の劣化を防ぎ、信頼性を向上させる効果を有することができる。
<表示パネルの構成例2>
本実施の形態で説明する表示パネル700は、画素702(i,j)を有する(図3(A)参照)。
画素702(i,j)は、表示素子550(i,j)を備える(図3(C)参照)。また、画素702(i,j)は、画素回路530(i,j)を備える。
画素回路530(i,j)は導電膜を備える。当該導電膜は可視光を透過する領域を備えてもよい。例えば、可視光を透過する導電膜を導電膜512A、導電膜512Bおよび導電膜504に用いることができる(図4(A)参照)。
なお、導電膜512A、導電膜512Bおよび導電膜504は、いずれもトランジスタMの電極の機能を備える。または、導電膜512A、導電膜512Bおよび導電膜504は、いずれも画素回路530(i,j)の配線の機能を備える(図4(A)または図4(B)参照)。
<表示素子の構成例2>
表示素子550(i,j)は画素回路530(i,j)と電気的に接続される(図4(A)参照)。例えば、表示素子550(i,j)は、接続部522Aにおいて、画素回路530(i,j)と電気的に接続される。具体的には、表示素子550(i,j)の電極551(i,j)は、トランジスタMの導電膜512Aと電気的に接続される。
画素702(i,j)において表示素子550(i,j)は、基板770に向かって可視光を射出する機能を備える(図3(C)、図4(A)参照)。このとき光L1の射出する経路に、着色膜CF1(R)を設けることができる。同様に、画素702(i,j+1)において着色膜CF2(G)、画素702(i,j+2)において着色膜CF3(B)を設けることができる。
<画素回路の構成例1>
画素回路530(i,j)は、トランジスタMを備え、トランジスタMは、半導体膜508、導電膜512A、導電膜512Bおよびゲート電極として機能する導電膜504を備える。
半導体膜508は、導電膜512Aと電気的に接続される領域508A、導電膜512Bと電気的に接続される領域508Bを備える(図4(B)参照)。
半導体膜508は、領域508Aおよび領域508Bの間にゲート電極として機能する導電膜504と重なる領域508Cを備える。
画素回路530(i,j)は表示素子550(i,j)を駆動する機能を備える(図7参照)。
スイッチ、トランジスタ、ダイオード、抵抗素子、インダクタまたは容量素子等を画素回路530(i,j)に用いることができる。
例えば、単数または複数のトランジスタをスイッチに用いることができる。または、並列に接続された複数のトランジスタ、直列に接続された複数のトランジスタ、直列と並列が組み合わされて接続された複数のトランジスタを、一のスイッチに用いることができる。
例えば、画素回路530(i,j)は、信号線S2(j)、走査線G2(i)および導電膜ANOと電気的に接続される(図7参照)。なお、導電膜512Bは、接続部522Bにおいて導電膜ANOと電気的に接続される(図4(A)および図7参照)。
画素回路530(i,j)は、スイッチSW2、トランジスタMおよび容量素子C21を含む(図7参照)。
例えば、走査線G2(i)と電気的に接続されるゲート電極と、信号線S2(j)と電気的に接続される第1の電極と、を有するトランジスタを、スイッチSW2に用いることができる。
トランジスタMは、スイッチSW2に用いるトランジスタの第2の電極と電気的に接続されるゲート電極と、導電膜ANOと電気的に接続される第1の電極と、を有する。
なお、半導体膜をゲート電極との間に挟むように設けられた導電膜を備えるトランジスタを、トランジスタMに用いることができる。例えば、トランジスタMのゲート電極と同じ電位を供給することができる配線と電気的に接続される導電膜を当該導電膜に用いることができる。
容量素子C21は、スイッチSW2に用いるトランジスタの第2の電極と電気的に接続される第1の電極と、トランジスタMの第1の電極と電気的に接続される第2の電極と、を有する。
また、表示素子550(i,j)の電極551(i,j)をトランジスタMの第2の電極と電気的に接続し、表示素子550(i,j)の導電膜552を導電膜VCOM2と電気的に接続する。これにより、表示素子550(i,j)を駆動することができる。
画素702(i,j)は絶縁膜573を備える(図5参照)。例えば、単数の膜または複数の膜を積層した積層膜を絶縁膜573に用いることができる。具体的には、絶縁膜573Aおよび絶縁膜573Bを積層した積層膜を絶縁膜573に用いることができる。
画素702(i,j)は、絶縁膜518を備える。なお、絶縁膜573は、例えば、表示領域231の外側で絶縁膜518と接する領域を備える。
表示素子550(i,j)は絶縁膜573および絶縁膜518に挟まれる領域を備える。
表示素子550(i,j)は電極551(i,j)、発光層553、および導電膜552を備える。発光層553は、電極551(i,j)および導電膜552の間に挟まれる領域を備える。発光層553は、有機化合物を含む。
これにより、表示素子への不純物の拡散を抑制することができる。その結果、利便性または信頼性に優れた新規な表示装置を提供することができる。
<駆動回路GD>
駆動回路GDは、制御情報に基づいて選択信号を供給する機能を有する。
一例を挙げれば、制御情報に基づいて、30Hz以上、好ましくは60Hz以上の頻度で一の走査線に選択信号を供給する機能を備える。これにより、動画像をなめらかに表示することができる。
例えば、制御情報に基づいて、30Hz未満、好ましくは1Hz未満より好ましくは一分に一回未満の頻度で一の走査線に選択信号を供給する機能を備える。これにより、フリッカーが抑制された状態で静止画像を表示することができる。
<駆動回路SD>
駆動回路SDは、画像信号を生成する機能と、当該画像信号を一の表示素子と電気的に接続される画素回路に供給する機能を備える。具体的には、極性が反転する信号を生成する機能を備える。これにより、例えば、液晶表示素子を駆動することができる。
例えば、シフトレジスタ等のさまざまな順序回路等を駆動回路SDに用いることができる。
例えば、COG(Chip on glass)法またはCOF(Chip on Film)法を用いて、集積回路を端子に実装することができる。具体的には、異方性導電膜を用いて、集積回路を端子に実装することができる。
<表示パネルの構成例3>
また、本実施の形態で説明する表示パネル700は、端子519B、基板570、基板770、接合層505、機能膜770P等を備える(図4(A)または図5(A)参照)。
<端子519B>
端子519Bは、例えば、導電膜511Bを備える。端子519Bは、例えば、信号線S2(j)と電気的に接続することができる。
<基板570、基板770>
基板770は、基板570と重なる領域を備える。基板770は、基板570との間に表示素子550(i,j)を挟む領域を備える。
基板770の、表示素子550(i,j)と重なる領域において、例えば、複屈折が抑制された材料を用いることができる。
<接合層505>
接合層505は、基板770および基板570を貼り合せる機能を備える。
<機能膜770P等>
機能膜770Pは、表示素子550(i,j)と重なる領域を備える。
<構成要素の例>
表示パネル700は、基板570、基板770または接合層505を有する。
また、表示パネル700は、絶縁膜521A、絶縁膜521B、絶縁膜528、絶縁膜516、絶縁膜503または絶縁膜506を有する。
また、表示パネル700は、信号線S2(j)、走査線G2(i)または導電膜ANOを有する。
また、表示パネル700は、端子519Bまたは導電膜511Bを有する。
また、表示パネル700は、画素回路530(i,j)またはトランジスタMを有する。
また、表示パネル700は、表示素子550(i,j)、電極551(i,j)、導電膜552または発光層553を有する。
また、表示パネル700は、絶縁膜501Bおよび絶縁膜501Cを有する。
また、表示パネル700は、絶縁膜573を有する。
また、表示パネル700は、駆動回路GDまたは駆動回路SDを有する。
<基板570>
作製工程中の熱処理に耐えうる程度の耐熱性を有する材料を基板570に用いることができる。例えば、厚さ0.7mm以下厚さ0.1mm以上の材料を基板570に用いることができる。具体的には、厚さ0.1mm程度まで研磨した材料を用いることができる。
例えば、第6世代(1500mm×1850mm)、第7世代(1870mm×2200mm)、第8世代(2200mm×2400mm)、第9世代(2400mm×2800mm)、第10世代(2950mm×3400mm)等の面積が大きなガラス基板を基板570に用いることができる。これにより、大型の表示装置を作製することができる。
有機材料、無機材料または有機材料と無機材料等の複合材料等を基板570に用いることができる。例えば、ガラス、セラミックス、金属等の無機材料を基板570に用いることができる。
具体的には、無アルカリガラス、ソーダ石灰ガラス、カリガラス、クリスタルガラス、アルミノ珪酸ガラス、強化ガラス、化学強化ガラス、石英またはサファイア等を、基板570に用いることができる。具体的には、無機酸化物膜、無機窒化物膜または無機酸窒化物膜等を、基板570に用いることができる。例えば、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、酸化アルミニウム膜等を、基板570に用いることができる。ステンレス・スチールまたはアルミニウム等を、基板570に用いることができる。
例えば、シリコンや炭化シリコンからなる単結晶半導体基板、多結晶半導体基板、シリコンゲルマニウム等の化合物半導体基板、SOI基板等を基板570に用いることができる。これにより、半導体素子を基板570に形成することができる。
例えば、樹脂、樹脂フィルムまたはプラスチック等の有機材料を基板570に用いることができる。具体的には、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネートまたはアクリル樹脂等の樹脂フィルムまたは樹脂板を、基板570に用いることができる。
例えば、金属板、薄板状のガラス板または無機材料等の膜を樹脂フィルム等に貼り合わせた複合材料を基板570に用いることができる。例えば、繊維状または粒子状の金属、ガラスもしくは無機材料等を樹脂フィルムに分散した複合材料を、基板570に用いることができる。例えば、繊維状または粒子状の樹脂もしくは有機材料等を無機材料に分散した複合材料を、基板570に用いることができる。
また、単層の材料または複数の層が積層された材料を、基板570に用いることができる。例えば、基材と基材に含まれる不純物の拡散を防ぐ絶縁膜等が積層された材料を、基板570に用いることができる。具体的には、ガラスとガラスに含まれる不純物の拡散を防ぐ酸化シリコン層、窒化シリコン層または酸化窒化シリコン層等から選ばれた一または複数の膜が積層された材料を、基板570に用いることができる。または、樹脂と樹脂を透過する不純物の拡散を防ぐ酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸化窒化シリコン膜等が積層された材料を、基板570に用いることができる。
具体的には、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート若しくはアクリル樹脂等の樹脂フィルム、樹脂板または積層材料等を基板570に用いることができる。
具体的には、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド(ナイロン、アラミド等)、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリウレタン、アクリル樹脂、エポキシ樹脂もしくはシリコーン等のシロキサン結合を有する樹脂を含む材料を基板570に用いることができる。
具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルフォン(PES)またはアクリル等を基板570に用いることができる。または、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー(COC)等を用いることができる。
また、紙または木材などを基板570に用いることができる。
例えば、可撓性を有する基板を基板570に用いることができる。
なお、トランジスタまたは容量素子等を基板に直接形成する方法を用いることができる。また、例えば作製工程中に加わる熱に耐熱性を有する工程用の基板にトランジスタまたは容量素子等を形成し、形成されたトランジスタまたは容量素子等を基板570に転置する方法を用いることができる。これにより、例えば可撓性を有する基板にトランジスタまたは容量素子等を形成できる。
<基板770>
例えば、基板570に用いることができる材料を基板770に用いることができる。例えば、基板570に用いることができる材料から選択された光透過性を備える材料を、基板770に用いることができる。または、片側の表面に、例えば1μm以下の反射防止膜が形成された材料を基板770に用いることができる。具体的には、誘電体を3層以上、好ましくは5層以上、より好ましくは15層以上積層した積層膜を基板770に用いることができる。これにより、反射率を0.5%以下好ましくは0.08%以下に抑制することができる。
例えば、アルミノ珪酸ガラス、強化ガラス、化学強化ガラスまたはサファイア等を、表示パネルの使用者に近い側に配置される基板770に好適に用いることができる。これにより、使用に伴う表示パネルの破損や傷付きを防止することができる。
例えば、樹脂フィルムを基板770に好適に用いることができる。これにより、重量を低減することができる。または、例えば、落下に伴う破損等の発生頻度を低減することができる。
また、例えば、厚さ0.7mm以下厚さ0.1mm以上の材料を基板770に用いることができる。具体的には、厚さを薄くするために研磨した基板を用いることができる。これにより、重量を低減することができる。
<絶縁膜521A、B>
例えば、絶縁膜528に用いることができる材料を、絶縁膜521AまたはBに用いることができる。
画素702(i,j)において、着色膜CF1(R)は表示素子550(i,j)と離れて配設されていても良い。例えば着色膜CF1(R)と導電膜551_0(i,j)との間に、絶縁膜521Bを挟んでも良い。同様に着色膜CF2(G)と導電膜551_0(i,j+1)との間に、絶縁膜521Bを挟んでも良い。同様に着色膜CF3(B)と導電膜551_0(i,j+2)との間に、絶縁膜521Bを挟んでも良い(図1(B)参照)。
<絶縁膜518>
例えば、絶縁膜521AまたはBに用いることができる材料を絶縁膜518に用いることができる。
例えば、酸素、水素、水、アルカリ金属、アルカリ土類金属等の拡散を抑制する機能を備える材料を絶縁膜518に用いることができる。具体的には、窒化物絶縁膜を絶縁膜518に用いることができる。例えば、窒化シリコン、窒化酸化シリコン、窒化アルミニウム、窒化酸化アルミニウム等を絶縁膜518に用いることができる。これにより、トランジスタの半導体膜への不純物の拡散を抑制することができる。例えば、トランジスタの半導体膜に用いる酸化物半導体膜からトランジスタの外部への酸素の拡散を抑制することができる。または、トランジスタの外部から酸化物半導体膜への水素または水等の拡散を抑制することができる。
例えば、水素または窒素を供給する機能を有する材料を絶縁膜518に用いることができる。これにより、絶縁膜518に接する膜に水素または窒素を供給することができる。例えば、酸化物半導体膜に接するように絶縁膜518を形成し、当該酸化物半導体膜に水素または窒素を供給することができる。または、当該酸化物半導体膜に導電性を付与することができる。または、当該酸化物半導体膜を第2のゲート電極に用いることができる。
<絶縁膜516>
例えば、絶縁膜521AまたはBに用いることができる材料を絶縁膜516に用いることができる。具体的には、作製方法が異なる膜を積層した積層膜を絶縁膜516に用いることができる。
例えば、厚さが5nm以上150nm以下、好ましくは5nm以上50nm以下の酸化シリコンまたは酸化窒化シリコン等を含む第1の膜と、厚さが30nm以上500nm以下、好ましくは50nm以上400nm以下の、酸化シリコンまたは酸化窒化シリコン等を含む第2の膜とを積層した積層膜を、絶縁膜516に用いることができる。
具体的には、ESR測定により観測することができるシリコンのダングリングボンドに由来するg=2.001に現れる信号のスピン密度が3×1017spins/cm以下である膜を第1の膜に用いると好ましい。これにより、例えば、トランジスタの半導体膜に用いる酸化物半導体膜を、絶縁膜の形成にともなう損傷から、保護することができる。または、シリコンの欠陥に捉えられる酸素を低減することができる。または、酸素の透過または移動を容易にすることができる。
また、例えば、ESR測定により観測することができるシリコンのダングリングボンドに由来するg=2.001に現れる信号のスピン密度が1.5×1018spins/cm未満、さらには1×1018spins/cm以下である材料を第2の膜に用いると好ましい。
<絶縁膜503>
例えば、絶縁膜521AまたはBに用いることができる材料を絶縁膜503に用いることができる。具体的には、窒化シリコン、窒化酸化シリコン、窒化アルミニウム、窒化酸化アルミニウム、酸化シリコンまたは酸化窒化シリコン等を絶縁膜503に用いることができる。これにより、例えば、トランジスタの半導体膜への不純物の拡散を抑制することができる。
<絶縁膜506>
例えば、絶縁膜521AまたはBに用いることができる材料を絶縁膜506に用いることができる。具体的には、酸素の透過を抑制する機能を備える第1の膜と、酸素を供給する機能を備える第2の膜とを積層した積層膜を、絶縁膜506に用いることができる。これにより、例えば、トランジスタの半導体膜に用いる酸化物半導体膜に酸素を拡散することができる。
具体的には、酸化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、窒化酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸化アルミニウム膜、酸化ハフニウム膜、酸化イットリウム膜、酸化ジルコニウム膜、酸化ガリウム膜、酸化タンタル膜、酸化マグネシウム膜、酸化ランタン膜、酸化セリウム膜または酸化ネオジム膜を含む膜を絶縁膜506に用いることができる。
例えば、酸素雰囲気下において形成された膜を第2の膜に用いることができる。または、成膜後に酸素を導入した膜を第2の膜に用いることができる。具体的には、イオン注入法、イオンドーピング法、プラズマイマージョンイオン注入法、プラズマ処理等を用いて成膜後に酸素を導入することができる。
<絶縁膜573>
例えば、絶縁膜521AまたはBに用いることができる材料を絶縁膜573に用いることができる。具体的には、絶縁膜573Aおよび絶縁膜573Bを積層した積層膜を絶縁膜573に用いることができる。
例えば、酸化物または窒化物を絶縁膜573に用いることができる。具体的には、酸化アルミニウム、酸化ガリウム、酸化ゲルマニウム、酸化イットリウム、酸化ジルコニウム、酸化ランタン、酸化ネオジム、酸化ハフニウム、酸化タンタル、窒化シリコンまたは窒化アルミニウム等を絶縁膜573に用いることができる。
具体的には、1×10−2g/(m・day)未満、好ましくは、5×10−3g/(m・day)以下、好ましくは1×10−4g/(m・day)以下、好ましくは1×10−5g/(m・day)以下、好ましくは1×10−6g/(m・day)以下の水蒸気透過率を備える膜を、絶縁膜573に用いる。
例えば、スパッタリング法を用いて形成することができる膜を絶縁膜573Aに用いることができる。また、原子層堆積法(Atomic Layer Deposition法;ALD法)を用いて形成することができる膜を絶縁膜573Bに用いることができる。これにより、例えば、スパッタリング法を用いて形成される絶縁膜に生じる密度が低い領域を、原子層堆積法を用いて形成される緻密な絶縁膜で覆うことができる。または、スパッタリング法を用いて形成される絶縁膜に生じる不純物が拡散しやすい領域を、原子層堆積法を用いて形成される不純物の拡散しにくい膜で覆うことができる。または、外部から表示素子への不純物の拡散を抑制することができる。
具体的には、50nm以上1000nm以下、好ましくは100nm以上300nm以下の厚さの酸化アルミニウムを含む膜を、絶縁膜573Aに用いることができる。また、1nm以上100nm以下、好ましくは5nm以上50nm以下の厚さの酸化アルミニウムを含む膜を、絶縁膜573Aに用いることができる。
<配線、端子、導電膜>
導電性を備える材料を配線等に用いることができる。具体的には、導電性を備える材料を、信号線S2(j)、走査線G2(i)、導電膜ANO、端子519Bまたは導電膜511B等に用いることができる。
例えば、無機導電性材料、有機導電性材料、金属または導電性セラミックスなどを配線等に用いることができる。
具体的には、アルミニウム、金、白金、銀、銅、クロム、タンタル、チタン、モリブデン、タングステン、ニッケル、鉄、コバルト、パラジウムまたはマンガンから選ばれた金属元素などを、配線等に用いることができる。または、上述した金属元素を含む合金などを、配線等に用いることができる。特に、銅とマンガンの合金がウエットエッチング法を用いた微細加工に好適である。
具体的には、アルミニウム膜上にチタン膜を積層する二層構造、窒化チタン膜上にチタン膜を積層する二層構造、窒化チタン膜上にタングステン膜を積層する二層構造、窒化タンタル膜または窒化タングステン膜上にタングステン膜を積層する二層構造、チタン膜と、そのチタン膜上にアルミニウム膜を積層し、さらにその上にチタン膜を形成する三層構造等を配線等に用いることができる。
具体的には、酸化インジウム、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化亜鉛、ガリウムを添加した酸化亜鉛などの導電性酸化物を、配線等に用いることができる。
具体的には、グラフェンまたはグラファイトを含む膜を配線等に用いることができる。
例えば、酸化グラフェンを含む膜を形成し、酸化グラフェンを含む膜を還元することにより、グラフェンを含む膜を形成することができる。還元する方法としては、熱を加える方法や還元剤を用いる方法等を挙げることができる。
例えば、金属ナノワイヤーを含む膜を配線等に用いることができる。具体的には、銀を含むナノワイヤーを用いることができる。
具体的には、導電性高分子を配線等に用いることができる。
なお、例えば、導電材料ACF1を用いて、端子519Bとフレキシブルプリント基板FPC1を電気的に接続することができる。具体的には、端子519Bとフレキシブルプリント基板FPC1を導電材料CPを用いて電気的に接続することができる。
<機能膜770P>
例えば、反射防止フィルム、偏光フィルムまたは位相差フィルム等を機能膜770Pに用いることができる。
具体的には、円偏光フィルムを機能膜770Pに用いることができる。
また、ゴミの付着を抑制する帯電防止膜、汚れを付着しにくくする撥水性の膜、反射防止膜(アンチ・リフレクション膜)、非光沢処理膜(アンチ・グレア膜)、使用に伴う傷の発生を抑制するハードコート膜などを、機能膜770Pに用いることができる。
<表示素子550(i,j)>
例えば、光を射出する機能を備える表示素子を表示素子550(i,j)に用いることができる。具体的には、有機エレクトロルミネッセンス素子、無機エレクトロルミネッセンス素子、発光ダイオードまたはQDLED(Quabtumn Dot LED)等を、表示素子550(i,j)に用いることができる。
例えば、発光性の有機化合物を発光層553に用いることができる。
例えば、量子ドットを発光層553に用いることができる。これにより、半値幅が狭く、鮮やかな色の光を発することができる。
<発光層>
例えば、白色の光を射出するように積層された積層材料等を、発光層553に用いることができる。
発光層553は同じ列の表示素子において連続し、異なる列の表示素子においては、発光層同士が分離して配設されても良い。例えば、553(j)と553(j+1)とが分離されてもよい。
例えば、信号線S2(j)に沿って列方向に長い帯状の積層材料を、発光層553(j)に用いることができる。
例えば、画素毎に異なる発光層を形成しても良い。このとき、赤色の光を射出するように積層された積層材料を発光層553(j)に、緑色の光を射出するように積層された積層材料を発光層553(j+1)に、青色の光を射出するように積層された積層材料等を発光層553(j+2)に、用いることができる。
このとき、信号線S2(j)に沿って列方向に長い帯状の積層材料を、発光層553(j)、553(j+1)、553(j+1)に用いることができる。
<駆動回路GD>
シフトレジスタ等のさまざまな順序回路等を駆動回路GDに用いることができる。例えば、トランジスタMD、容量素子等を駆動回路GDに用いることができる。具体的には、スイッチSW2に用いることができるトランジスタまたはトランジスタMと同一の工程で形成することができる半導体膜を備えるトランジスタを用いることができる。
例えば、トランジスタMと同一の構成を、トランジスタMDに用いることができる。
例えば、トランジスタMに用いることができるトランジスタと異なる構成をトランジスタMDに用いることができる。具体的には、金属膜を導電膜512C、導電膜512Dおよび導電膜504Eに用いることができる(図4(C)参照)。これにより、配線としての機能を兼ねる導電膜の電気抵抗を低減することができる。または、領域508Cに向かって進行する外光を遮光することができる。または、外光に起因するトランジスタの電気特性の異常を防ぐことができる。または、トランジスタの信頼性を向上することができる。
<トランジスタ>
例えば、同一の工程で形成することができる半導体膜を駆動回路および画素回路のトランジスタに用いることができる。
例えば、ボトムゲート型のトランジスタまたはトップゲート型のトランジスタなどを駆動回路のトランジスタまたは画素回路のトランジスタに用いることができる。
ところで、例えば、アモルファスシリコンを半導体に用いるボトムゲート型のトランジスタの製造ラインは、酸化物半導体を半導体に用いるボトムゲート型のトランジスタの製造ラインに容易に改造できる。また、例えばポリシリコンを半導体に用いるトップゲート型の製造ラインは、酸化物半導体を半導体に用いるトップゲート型のトランジスタの製造ラインに容易に改造できる。いずれの改造も、既存の製造ラインを有効に活用することができる。
例えば、酸化物半導体を半導体膜に用いるトランジスタを利用することができる。具体的には、インジウムを含む酸化物半導体またはインジウムとガリウムと亜鉛を含む酸化物半導体を半導体膜に用いることができる。
一例を挙げれば、オフ状態におけるリーク電流が、半導体膜にアモルファスシリコンを用いたトランジスタより小さいトランジスタを用いることができる。具体的には、酸化物半導体を半導体膜に用いたトランジスタを用いることができる。
これにより、アモルファスシリコンを半導体膜に用いたトランジスタを利用する画素回路と比較して、画素回路が画像信号を保持することができる時間を長くすることができる。具体的には、フリッカーの発生を抑制しながら、選択信号を30Hz未満、好ましくは1Hz未満より好ましくは一分に一回未満の頻度で供給することができる。その結果、情報処理装置の使用者に蓄積する疲労を低減することができる。また、駆動に伴う消費電力を低減することができる。
例えば、半導体膜508、導電膜504、導電膜512Aおよび導電膜512Bを備えるトランジスタをトランジスタMに用いることができる(図4(B)参照)。なお、絶縁膜506は、半導体膜508および導電膜504の間に挟まれる領域を備える。
導電膜504は、半導体膜508と重なる領域を備える。導電膜504はゲート電極の機能を備える。絶縁膜506はゲート絶縁膜の機能を備える。
導電膜512Aおよび導電膜512Bは、半導体膜508と電気的に接続される。導電膜512Aはソース電極の機能またはドレイン電極の機能の一方を備え、導電膜512Bはソース電極の機能またはドレイン電極の機能の他方を備える。
また、導電膜524を有するトランジスタを、駆動回路または画素回路のトランジスタに用いることができる(図4(B)または図4(C)参照)。導電膜524は、導電膜504との間に半導体膜508を挟む領域を備える。なお、絶縁膜516は、導電膜524および半導体膜508の間に挟まれる領域を備える。また、例えば、導電膜504と同じ電位を供給する配線に導電膜524を電気的に接続することができる。
例えば、タンタルおよび窒素を含む厚さ10nmの膜と、銅を含む厚さ300nmの膜と、を積層した導電膜を、トランジスタMDの導電膜504Eに用いることができる。なお、銅を含む膜は、絶縁膜506との間に、タンタルおよび窒素を含む膜を挟む領域を備える。
例えば、シリコンおよび窒素を含む厚さ400nmの膜と、シリコン、酸素および窒素を含む厚さ200nmの膜と、を積層した積層膜を絶縁膜506に用いることができる。なお、シリコンおよび窒素を含む膜は、半導体膜508との間に、シリコン、酸素および窒素を含む膜を挟む領域を備える。
例えば、インジウム、ガリウムおよび亜鉛を含む厚さ25nmの膜を、半導体膜508に用いることができる。
例えば、タングステンを含む厚さ50nmの膜と、アルミニウムを含む厚さ400nmの膜と、チタンを含む厚さ100nmの膜と、をこの順で積層した導電膜を、トランジスタMDの導電膜512Cまたは導電膜512Dに用いることができる。なお、タングステンを含む膜は、半導体膜508と接する領域を備える。
本実施の形態で説明する表示パネルは、トップゲート型のトランジスタを備えてもよい。またボトムゲート型のトランジスタを用いる場合でも、チャネルエッチ型、チャネル保護型の何れを用いても良い。
<表示パネルの構成例4>
本発明の一態様の表示パネルの構成について、図8を参照しながら説明する。
図8は、本発明の一態様の表示パネルの構成を説明する図である。図8(A1)および図8(A2)は、画素900を表示面側から見たときの上面概略図である。図8(B)は図8(A2)の切断線A−Bにおける断面図である。
図8(A1)に、画素900を表示面側から見たときの上面概略図を示す。画素900内には、色相が異なる色を表示することができる複数の画素を有する。
色相が異なる色を表示することができる複数の画素を混色に用いる場合において、それぞれの画素を副画素と言い換えることができる。また、複数の副画素を一組にして、画素と言い換えることができる。
図8(A1)に示す画素900は、3つの副画素を有する。各副画素には、発光素子930EL(図8(A1)および図8(A2)には図示しない)、トランジスタ910、及びトランジスタ912が設けられている。また、図8(A1)に示す各副画素では、発光素子930ELの発光領域(発光領域916R、発光領域916G、または発光領域916B)を示している。なお、発光素子930ELは、トランジスタ910及びトランジスタ912側に光を射出する、所謂ボトムエミッション型の発光素子とする。
また、画素900は、配線902、配線904、及び配線906等を有する。配線902は、例えば走査線として機能する。配線904は、例えば信号線として機能する。配線906は、例えば発光素子に電位を供給する電源線として機能する。また、配線902と配線904とは、互いに交差する部分を有する。また、配線902と配線906とは、互いに交差する部分を有する。なお、ここでは、配線902と配線904、及び配線902と配線906とが交差する構成について例示したが、これに限定されず、配線904と配線906とが交差する構成としてもよい。
トランジスタ910は、選択トランジスタとして機能する。トランジスタ910のゲートは、配線902と電気的に接続されている。トランジスタ910のソースまたはドレインの一方は、配線904と電気的に接続されている。
トランジスタ912は、発光素子に流れる電流を制御するトランジスタである。トランジスタ912のゲートは、トランジスタ910のソースまたはドレインの他方と電気的に接続されている。トランジスタ912のソースまたはドレインの一方は配線906と電気的に接続され、他方は発光素子930ELの一対の電極の一方と電気的に接続されている。
図8(A1)では、発光領域916R、発光領域916G、及び発光領域916Bが、それぞれ縦方向に長い短冊状の形状を有し、横方向にストライプ状に配列している。
ここで、配線902、配線904、及び配線906は遮光性を有する。またこれ以外の層、すなわち、トランジスタ910、トランジスタ912、トランジスタに接続する配線、コンタクト、容量等を構成する各層には、光透過性を有する膜を用いると好適である。図8(A2)は、図8(A1)に示す画素900を、可視光を透過する透過領域900tと、可視光を遮る遮光領域900sと、に分けて明示した例である。このように、光透過性を有する膜を用いてトランジスタを作製することで、各配線が設けられる部分以外を透過領域900tとすることができる。また、発光素子の発光領域を、トランジスタ、トランジスタに接続する配線、コンタクト、容量などと重ねることができるため、画素の開口率を高めることができる。
なお、画素の面積に対する透過領域の面積の割合が高いほど、発光素子の光取り出し効率を高めることができる。例えば、画素の面積に対する、透過領域の面積の割合は、1%以上95%以下、好ましくは10%以上90%以下、より好ましくは20%以上80%以下とすることができる。特に40%以上または50%以上とすることが好ましく、60%以上80%以下であるとより好ましい。
また、図8(A2)に示す一点鎖線A−Bの切断面に相当する断面図を図8(B)に示す。なお、図8(B)では、上面図において図示していない、発光素子930EL、容量素子913、及び駆動回路部901などの断面も合わせて図示している。駆動回路部901としては、走査線駆動回路部または信号線駆動回路部として用いることができる。また、駆動回路部901は、トランジスタ911を有する。
図8(B)に示すように、発光素子930ELからの光は、破線の矢印に示す方向に射出される。発光素子930ELの光は、トランジスタ910、トランジスタ912、及び容量素子913等を介して外部に取り出される。したがって、容量素子913を構成する膜などについても、光透過性を有すると好ましい。容量素子913が有する光透過性の領域の面積が広いほど、発光素子930ELから射出される光の減衰を抑制することができる。
なお、駆動回路部901においては、トランジスタ911については、遮光性であってもよい。駆動回路部901のトランジスタ911などを遮光性とすることで、駆動回路部の信頼性や、駆動能力を高めることができる。すなわち、トランジスタ911を構成するゲート電極、ソース電極、及びドレイン電極に、遮光性を有する導電膜を用いることが好ましい。またこれらに接続される配線も同様に、遮光性を有する導電膜を用いることが好ましい。
また、図8に示すトランジスタ、配線、容量素子等には、以下に示す材料を用いることができる。
トランジスタが有する半導体膜は、光透過性を有する半導体材料を用いて形成することができる。光透過性を有する半導体材料としては、金属酸化物、または酸化物半導体(Oxide Semiconductor)等が挙げられる。酸化物半導体は、少なくともインジウムを含むことが好ましい。特にインジウム及び亜鉛を含むことが好ましい。また、それらに加えて、アルミニウム、ガリウム、イットリウム、銅、バナジウム、ベリリウム、ホウ素、シリコン、チタン、鉄、ニッケル、ゲルマニウム、ジルコニウム、モリブデン、ランタン、セリウム、ネオジム、ハフニウム、タンタル、タングステン、またはマグネシウムなどから選ばれた一種、または複数種が含まれていてもよい。
トランジスタが有する導電膜は、光透過性を有する導電性材料を用いて形成することができる。光透過性を有する導電性材料は、インジウム、亜鉛、錫の中から選ばれた一種、または複数種を含むことが好ましい。具体的には、In酸化物、In−Sn酸化物(ITO:Indium Tin Oxideともいう)、In−Zn酸化物、In−W酸化物、In−W−Zn酸化物、In−Ti酸化物、In−Sn−Ti酸化物、In−Sn−Si酸化物、Zn酸化物、Ga−Zn酸化物などが挙げられる。
また、トランジスタが有する導電膜に、不純物元素を含有させる等して低抵抗化させた酸化物半導体を用いてもよい。当該低抵抗化させた酸化物半導体は、酸化物導電体(OC:Oxide Conductor)ということができる。
例えば、酸化物導電体は、酸化物半導体に酸素欠損を形成し、当該酸素欠損に水素を添加することで、伝導帯近傍にドナー準位が形成される。酸化物半導体にドナー準位が形成されることで、酸化物半導体は、導電性が高くなり導電体化する。
なお、酸化物半導体は、エネルギーギャップが大きい(例えば、エネルギーギャップが2.5eV以上である)ため、可視光に対して光透過性を有する。また、上述したように酸化物導電体は、伝導帯近傍にドナー準位を有する酸化物半導体である。したがって、酸化物導電体は、ドナー準位による吸収の影響は小さく、可視光に対して酸化物半導体と同程度の光透過性を有する。
また、酸化物導電体は、トランジスタが有する半導体膜に含まれる金属元素を一種類以上有することが好ましい。同一の金属元素を有する酸化物半導体を、トランジスタを構成する層のうち2層以上に用いることで、製造装置(例えば、成膜装置、加工装置等)を2以上の工程で共通で用いることが可能となるため、製造コストを抑制することができる。
本実施の形態に示す表示装置が有する画素の構成とすることで、発光素子から射出される光を効率よく使用することができる。したがって、消費電力が低減された、優れた表示装置を提供することができる。
また、本発明の一態様の表示装置は、さまざまな規格の色域を再現することができる。例えば、テレビ放送で使われるPAL(Phase Alternating Line)規格およびNTSC(National Television System Committee)規格、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、プリンタなどの電子機器に用いる表示装置で広く使われているsRGB(standard RGB)規格およびAdobe RGB規格、HDTV(High Definition Television、ハイビジョンともいう)で使われるITU−R BT.709(International Telecommunication Union Radiocommunication Sector Broadcasting Service(Television) 709)規格、デジタルシネマ映写で使われるDCI−P3(Digital Cinema Initiatives P3)規格、UHDTV(Ultra High Definition Television、スーパーハイビジョンともいう)で使われるITU−R BT.2020(REC.2020(Recommendation 2020))規格などの色域を再現することができる。
なお、本実施の形態は、本明細書で示す他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態2)
<画素の作製方法例1>
本実施の形態では、表示素子550(i,j)、表示素子550(i,j+1)、表示素子550(i,j+2)の作製方法について説明する。特に多階調(高階調)マスクを用いる作製方法について説明する。
図9は表示パネル700の構成を説明する断面図である。
図9は、図6に示される画素702(i,j)の切断線X5−X5M、切断線X11−X12の断面図である。また図6に示される画素702(i,j)と同様に、画素702(i,j+1)、に切断線X5_1−X5M_1を設け(図10(A)参照)、画素702(i,j+2)に切断線X5_2−X5M_2を設けたとき(図10(B)参照)、それらの各断面を図9に並べて示している。ただし機能膜770Pは図9には示していない。
表示素子550(i,j)は、電極551(i,j)として、導電膜551_0(i,j)と、導電膜551_1(i,j)を有する。表示素子550(i,j+1)は、電極551(i,j+1)として、導電膜551_0(i,j+1)とを有する。表示素子550(i,j+2)は、電極551(i,j+2)として、導電膜551_0(i,j+2)と、導電膜551_1(i,j+2)とを有する。
図9の画素702(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)において、それぞれ点線536_0、536_1、536_2、に囲まれる部分を図11(A)に並べて示す。
図11(B)、(C)、図13(A)、(B)、(C)、(D)、図14(A)、(B)、(C)、は表示パネルの作製方法を説明する断面図である。また図15は、表示パネルの作製方法を説明するフロー図である。
図11(B)には、絶縁膜521B上に、導電膜551_0と、その上方に導電膜551_1と、が成膜された状態が示される。各材料は、例えば実施の形態1にて導電膜551_0(i,j)と、導電膜551_1(i,j)として示された材料を用いることができる。
一例として、まず工程P1にて導電膜551_0は、APCを15nmの膜厚でスパッタ法にて形成する。
次いで工程P2にて、導電膜551_1を形成する。導電膜551_1は実施の形態1で示される材料を用いることができる。本実施の形態では導電膜551_1は、重量比にて、Inを85%、SnOを10%、SiOを5%を有するターゲットを用いて、アルゴンガスと酸素ガスを用いたスパッタ法にて、62nmの膜厚で形成する。
導電膜551_1の膜厚については、例えば実施の形態1や、実施例にて示される例と同様に設定することができる。
次いで、工程P3にて、レジストマスク541を、導電膜551_1上に形成する(図11(C)参照)。
レジストマスク541は、領域41と、領域42とを有する。領域41には、画素702(i,j)、(i,j+2)を有する。領域42には、画素702(i,j+1)を有する。レジストマスク541は、領域41における膜厚より、領域42における膜厚の方が小さい。すなわち、画素702(i,j+1)と重なる領域は凹部ともいえる。
本実施の形態では、レジストマスク541の形成に、多階調(高階調)マスクを用いた露光を用いる。このとき、レジストの厚さが異なるレジストマスク541を形成できる。また基板上の領域43は、例えば導電膜551_1(i,j)、(i,j+1)の間や、駆動回路GD、SDが形成される領域である。領域43にはレジストマスク541は形成されない。
多階調(高階調)マスクを用いる露光について、説明する。
まず、レジストマスクを形成するためレジストを形成する。レジストは、ポジ型レジスト又はネガ型レジストを用いることができる。ここでは、ポジ型レジストを用いて示す。レジストはスピンコート法で形成してもよいし、インクジェット法で選択的に形成してもよい。レジストをインクジェット法で選択的に形成すると、不要箇所へのレジスト形成を削減することができるので、材料の無駄を軽減することができる。
次に、露光マスクとして多階調マスクを用いて、レジストに光を照射して、レジストを露光する。
多階調マスクとは、露光部分、中間露光部分、及び未露光部分に3つの露光レベルを行うことが可能なマスクであり、透過した光が複数の強度となる露光マスクである。一度の露光及び現像工程により、複数の厚さの領域を有するレジストマスクを形成することが可能である。よって、多階調マスクを用いることで、リソグラフィ工程の回数を削減でき、工程を簡略化できる。
多階調マスクの代表例としては、図12(A)に示すようなグレートーンマスク10a、図12(C)に示すようなハーフトーンマスク10bがある。
図12(A)に示すように、グレートーンマスク10aは、光透過性基板13及び光透過性基板13の上に形成される遮光膜15を備える。また、グレートーンマスク10aは、遮光膜が設けられた遮光部17、遮光膜のパターンにより設けられた回折格子部18及び遮光膜が設けられない透過部19を有する。
光透過性基板13は、石英等の光透過性基板を用いることができる。遮光膜15は、クロムや酸化クロム等の光を吸収する遮光材料を用いて形成することができる。
グレートーンマスク10aに露光光を照射した場合の、光の透過率TRを図12(B)に示す。図12(B)に示すように、遮光部17では光の透過率21は0%である。透過部19では光の透過率21は略100%である。また、回折格子部18では光の透過率21は10%以上70%以下の範囲で調整可能である。回折格子部18においては、スリット、ドット、メッシュ等の光透過部の間隔を露光に用いる光の解像度限界以下の間隔にしている。そして、回折格子部18は、スリット、ドット又はメッシュの間隔及びピッチを調整することで、光の透過率を制御できる。なお、回折格子部18は、周期的なスリット、ドット、メッシュ、または非周期的なスリット、ドット、メッシュのどちらも用いることができる。
図12(C)に示すように、ハーフトーンマスク10bは、光透過性基板13及び光透過性基板13の上に形成される遮光膜25及び半光透過膜23を備える。また、ハーフトーンマスク10bは、遮光膜25及び半光透過膜23が設けられた遮光部27、遮光膜25が設けられずかつ半光透過膜23が設けられた半光透過部28、及び遮光膜25及び半光透過膜23が設けられない透過部29を有する。
ハーフトーンマスク10bに露光光を照射した場合の、光の透過率を図12(D)に示す。
図12(D)に示すように、遮光部27では光の透過率31は0%であり、透過部29では光の透過率31は略100%である。また、半光透過部28では光の透過率31は10%以上70%以下の範囲で調整可能である。半光透過部28においては、半光透過膜23の材料により、光の透過率を制御できる。
半光透過膜23は、MoSiN、MoSi、MoSiO、MoSiON、CrSiなどを用いることができる。遮光膜25は、クロムや酸化クロム等の光を吸収する遮光材料を用いることができる。
多階調マスクを用いて露光した後、現像することで、図11(C)に示すように膜厚の異なる領域を有するレジストマスクを形成することができる。
なお、多階調マスクとして、レジストの膜厚が2種類の例を示したが、本発明の形態はこれに限られない。複数の光の透過率を有する回折格子部18又は半光透過膜23を用いることにより、3種類以上の膜厚を有するレジストを形成できる。
次に、工程P4にてレジストマスク541をマスクに、領域43の導電膜551_0と、導電膜551_1とを除去する(図13(A)参照)。工程P4により、画素702(i,j)においては導電膜551_0(i,j)と、導電膜551_1(i,j)と、を形成する。同様に、画素702(i,j+1)においては、導電膜551_0(i,j+1)と、導電膜551_1(i,j+1)とを形成する。画素702(i,j+2)においては、導電膜551_0(i,j+1)と、導電膜551_1(i,j+1)とを形成する。
導電膜551_1は、ウェットエッチングで加工することができる。ウェットエッチングに用いることができる薬液としては、例えばシュウ酸、混酸アルミ、85%リン酸を1%に希釈した溶液、が挙げられる。
導電膜551_1のエッチングは、ウェットエッチングに限定されずドライエッチングを用いてもよい。
ドライエッチングに用いるエッチングガスとしては、塩素を含むガス(塩素系ガス、例えば塩素(Cl)、三塩化硼素(BCl)、四塩化珪素(SiCl)、四塩化炭素(CCl)など)が好ましい。
また、ドライエッチングに用いるその他のエッチングガスとして、フッ素を含むガス(フッ素系ガス、例えば四弗化炭素(CF)、六弗化硫黄(SF)、三弗化窒素(NF
)、トリフルオロメタン(CHF)など)、臭化水素(HBr)、酸素(O)、これらのガスにヘリウム(He)やアルゴン(Ar)などの希ガスを添加したガス、などを用いることができる。
画素702(i,j+1)において形成される導電膜551_1(i,j+1)は、後に示される工程で除去を行う。
導電膜551_0と、導電膜551_1との加工には、ウエットエッチングを用いることができる。ただし、加工方法としてはこれに限定されず、例えば、ドライエッチングを用いてもよい。
次に工程P5にて、レジストマスク541の膜の厚さを、矢印543の方向に薄くして、レジストマスク542を形成する(図13(A)、(B)参照)。
レジストマスク541の膜の厚さを薄くする手段として、アッシング装置を用いることができる。
例えば、アッシングとして、酸素、オゾンなどのガスに紫外線などの光を照射し、ガスと有機物を化学反応させて有機物を除去する光励起アッシングを用いてもよい。アッシングとして、酸素、オゾンなどのガスを高周波などでプラズマ化し、そのプラズマを利用して有機物を除去するプラズマアッシングを用いてもよい。
レジストマスク541のレジストマスクが薄い領域42は、工程P5によりレジストが除去される(図13(B)参照)。これにより、画素702(i,j+1)と重なる領域42のレジストマスクが除去され、画素702(i,j+1)の導電膜551_1(i,j+1)が露出する。
次に、工程P6にてレジストマスク542をマスクに、画素702(i,j+1)の導電膜551_1をエッチングする。エッチング前には導電膜551_1(i,j+1)は、導電膜551_0(i,j+1)上に形成されているが、エッチング後には図13(C)に示すように導電膜551_0(i,j+1)は残存させる。そのため、導電膜551_1(i,j)、導電膜551_1(i,j+2)は、所定の溶液またはエッチング雰囲気に対して、導電膜551_0(i,j+1)に比べてエッチングレートが大きい材料が望ましい。
エッチングは、例えば室温のシュウ酸、または室温の混酸アルミ、または85%リン酸を1%に希釈した室温の溶液、を用いることができる。
導電膜551_1のシュウ酸を用いた場合のエッチングレートは、APCの同エッチングレートより、10倍ほど大きい。そのため、上記導電膜551_1のシュウ酸を用いたエッチングによるAPCの膜減りは小さい。
次に工程P7にてレジストマスク542を除去する(図13(D)参照)。
次に工程P8にて、複数の開口部45を有する、絶縁膜528を形成する(図14(A)参照)。絶縁膜528の形成方法は、実施の形態1で示された方法を用いることができる。絶縁膜528の開口部45は、領域532が含まれるように形成する(図2(A)、図14(A)参照)。
次に、工程P9にて発光層553を形成し、工程P10にて発光層553の上に導電膜552を形成する(図14(B)参照)。次いで絶縁膜573A、573Bを形成する。次いで、接合層505を用いて基板570を、基板770と接合する(図14(C)参照)。次いで、機能膜770Pを形成する。このような工程により、表示パネル700を作製することができる。
なお、本実施の形態は、本明細書で示す他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、実施の形態1とは異なる表示パネルについて説明する。
<画素の構成例5>
本発明の一態様の表示パネル700_2には、赤色の光を射出するように積層された材料を発光層553(j)に、緑色の光を射出するように積層された材料を発光層553(j+1)に、青色の光を射出するように積層された材料を発光層553(j+2)に、用いることができる(図16(A)、(B)参照)。
画素702(i,j)は発光層553(j)を、画素702(i,j+1)は発光層553(j+1)を、画素702(i,j+2)は発光層553(j)を備える。
これにより、画素702(i,j)を用いて赤色の表示をすることができる。画素702(i,j+1)を用いて緑色の表示をすることができる。画素702(i,j+2)を用いて青色の表示をすることができる。
このとき、発光層553(j)、発光層553(j+1)、発光層553(j+2)、の膜厚方向における各光学距離を、画素の構成例1と同等にする。
表示素子550における、他の構成については、表示パネル700と同じ構成とする。
上記膜厚による各画素の構成により、画素702(i,j)は赤色の色純度を高め、画素702(i,j+1)は緑色の色純度を高め、画素702(i,j+1)は青色の色純度を高めることができる。
<画素の構成例6>
また、表示パネル700_4(図17(A)参照)のように、表示素子550(i,j)から光L2が、画素回路530(i,j)が配設される方向とは逆の方向に、射出される構造としてもよい。このとき画素回路530(i,j)を、電極551(i,j)との間に導電膜552を挟むように設ける。このとき光L2の射出する経路に、着色膜CF1(R)を設けることができる。同様に、画素702(i,j+1)に着色膜CF2(G)、画素702(i,j+2)に着色膜CF3(B)を設ける。
表示パネル700_4においては、導電膜551_0(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)を、例えば10nm以上の膜厚とし、光反射性を備える膜とする(図17(B)参照)。また導電膜552を、例えば5nm以上30nm以下の膜厚とし、半光透過性・半光反射性を備える膜とする。
表示素子550(i,j)には、電極551(i,j)と、導電膜552(i,j)との間に、発光層553が配設される。表示素子550(i,j+1)、表示素子550(i,j+2)についても同様に、発光層553が配設される。
表示パネル700_4は、画素回路530(i,j)が、射出光を遮らない個所に配設されるため、表示パネル700に比べて開口率を向上させることができる。
<画素の構成例7>
表示パネル700_5(図18(A)参照)のように、画素702(i,j)に絶縁膜528(i,j)、画素702(i,j+1)に絶縁膜528(i,j+1)、画素702(i,j+2)に絶縁膜528(i,j+2)を設けても良い。このとき絶縁膜528(i,j)、絶縁膜528(i,j+1)、及び絶縁膜528(i,j+2)には無機絶縁膜を用いる。
絶縁膜528(i,j)と絶縁膜528(i,j+1)は分離している。また、絶縁膜528(i,j+1)と絶縁膜528(i,j+2)は分離している。
図18(B)は図18(A)の切断線Y5−Y6における断面図である。絶縁膜528と重ならない領域532と、絶縁膜528が形成される領域533と、隣接する画素間の領域535が示されている。図18(B)では領域535は、絶縁膜528(i,j+1)と絶縁膜528(i,j+2)との間とする。
導電膜551_0(i,j+1)に接して、絶縁膜521Bが示されている。絶縁膜521Bは、領域535において、膜厚が小さくなっている。領域535における絶縁膜521Bは、絶縁膜528をエッチングする工程にてエッチングすることができる。
図18(B)には、領域533と領域535の境界に近く、かつ発光層553が形成された領域556が示されている。絶縁膜528を無機絶縁膜とすることで、領域556付近の絶縁膜528の側面は急峻に形成される。
領域556において、絶縁膜528の側面と、絶縁膜521Bの段差を覆うように発光層553が形成されているが、この領域では発光層553の膜厚は小さい。そのため、画素702(i,j+1)から画素702(i,j+2)方向に、発光層553を流れる電流を抑制することができる。
その結果、表示パネル700_5は、本来発光しない隣接の画素の発光素子が発光することにより、隣接画素間において混色が起き、表示装置の色再現性が低下してしまうといった現象を避けることができる。尚、上記現象をクロストークとも呼ぶことができる。クロストークを低減することで、色純度が良く、視認性の良い発光素子を備えた表示パネル700_5を提供することができる。
<画素の構成例8>
図27(A)および図27(B)はそれぞれ、本発明の一態様の表示パネル700_6の画素を説明する上面図および断面図である。図1(A)は本発明の一態様の表示パネル700_6の画素の上面図であり、図27(B)は図27(A)の切断線Y3−Y4における断面図である。
表示パネル700_6のように、画素702(i,j)に導電膜554(i,j)、画素702(i,j+1)に導電膜554(i,j+1)、画素702(i,j+2)に導電膜554(i,j+2)を設けても良い。導電膜554(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)には、光透過性を有する膜を用いることができる。
導電膜554(i,j)は、絶縁膜521Bと導電膜551_0(i,j)との間に挟まれる。導電膜554(i,j+1)は、絶縁膜521Bと導電膜551_0(i,j+1)との間に挟まれる。導電膜554(i,j+2)は、絶縁膜521Bと導電膜551_0(i,j+2)との間に挟まれる。
導電膜554(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)には、例えば導電膜551_1(i,j)と同じ材料を用いることができる。
導電膜554(i,j)は、導電膜551_0(i,j)の補助配線として用いることができる。導電膜554(i,j+1)、(i,j+2)についても同様に補助配線として用いることができる。
表示パネル700_6の有する画素702(i,j)において、表示素子550(i,j)に含まれる導電膜552、発光層553、導電膜551_1(i,j)、導電膜551_0(i,j)の構成は表示パネル700の構成と同一である。すなわち表示パネル700_6は、表示パネル700と同様に、表示素子550(i,j)が有する、色純度の高い表示をすることができる。
なお、本実施の形態は、本明細書で示す他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態4)
本発明の一態様の表示パネルについては、実施の形態1乃至実施の形態3と異なる構成としても良い。
本実施の形態では、液晶材料を含む層を用いた反射型の表示素子750(i,j)と、光を射出する機能を備える表示素子550(i,j)と、の双方を有する表示パネル700_3の構成について、図26乃至図24を参照しながら説明する。
表示パネル700_3は、演算装置等から、情報V11および情報V12を取得する機能を備える。上記演算装置は、表示パネル700_3が映像等を所望の表示方法で表示できるように、情報V11および情報V12を生成することができる。例えば、映像のうち動画情報を情報V11に含ませ、静止画情報を情報V12に含ませる、等である。
表示パネル700_3は、情報V11に基づいて、第1の表示素子を表示し、情報V12に基づいて、表示素子550(i,j)を表示する。
図19は本発明の一態様の表示装置に用いることができる表示パネルの構成を説明する図である。図19(A)は表示パネルの上面図であり、図19(B)は図19(A)に示す表示パネルの画素の一部を説明する上面図である。図19(C)は図19(B)に示す画素の構成を説明する模式図である。
図20および図21は表示パネルの構成を説明する断面図である。図20(A)は図19(A)の切断線X1−X2、切断線X3−X4、切断線X5−X6における断面図であり、図20(B)は図20(A)の一部を説明する図である。
図21(A)は図19(A)の切断線X7−X8、切断線X9−X10における断面図であり、図21(B)は図21(A)の一部を説明する図である。
図22(A)は図19(B)に示す表示パネルの画素の一部を説明する下面図であり、図22(B)は図22(A)に示す構成の一部を省略して説明する下面図である。
図23は本発明の一態様の表示パネルが備える画素回路の構成を説明する回路図である。
図24は表示パネルの画素に用いることができる光反射膜の形状を説明する模式図である。
なお、本明細書において、1以上の整数を値にとる変数を符号に用いる場合がある。例えば、1以上の整数の値をとる変数pを含む(p)を、最大p個の構成要素のいずれかを特定する符号の一部に用いる場合がある。また、例えば、1以上の整数の値をとる変数mおよび変数nを含む(m,n)を、最大m×n個の構成要素のいずれかを特定する符号の一部に用いる場合がある。
<画素の配置>
画素702(i,j)は表示領域の一部を成す(図19(A)、図22(A)(B)参照)。表示領域は、一群の複数の画素702(i,1)乃至画素702(i,n)と、他の一群の複数の画素702(1,j)乃至画素702(m,j)と、走査線G1(i)と、を有する。また、走査線G2(i)と、配線CSCOMと、第3の導電膜ANOと、信号線S2(j)と、を有する。なお、iは1以上m以下の整数であり、jは1以上n以下の整数であり、mおよびnは1以上の整数である。
一群の複数の画素702(i,1)乃至画素702(i,n)は画素702(i,j)を含み、一群の複数の画素702(i,1)乃至画素702(i,n)は行方向(図中に矢印R1で示す方向)に配設される。
他の一群の複数の画素702(1,j)乃至画素702(m,j)は画素702(i,j)を含み、他の一群の複数の画素702(1,j)乃至画素702(m,j)は行方向と交差する列方向(図中に矢印C1で示す方向)に配設される。
走査線G1(i)および走査線G2(i)は、行方向に配設される一群の複数の画素702(i,1)乃至画素702(i,n)と電気的に接続される。
列方向に配設される他の一群の複数の画素702(1,j)乃至画素702(m,j)は、信号線S1(j)および信号線S2(j)と電気的に接続される。
<画素の構成例>
画素702(i,j)は、表示素子750(i,j)、表示素子550(i,j)および機能層520の一部を備える(図19(C)、図20(A)および図21(A)参照)。
<機能層>
機能層520は、第1の導電膜と、第2の導電膜と、絶縁膜501Cと、画素回路530(i,j)と、を含む(図20(A)および図20(B)参照)。また、機能層520は、絶縁膜521と、絶縁膜528と、絶縁膜518および絶縁膜516を含む。
なお、機能層520は、基板570および基板770の間に挟まれる領域を備える。
<絶縁膜501C>
絶縁膜501Cは、第1の導電膜および第2の導電膜の間に挟まれる領域を備え、絶縁膜501Cは開口部591Aを備える(図21(A)参照)。
<第1の導電膜>
例えば、表示素子750(i,j)の第1の電極751(i,j)を、第1の導電膜に用いることができる。第1の導電膜は、第1の電極751(i,j)と電気的に接続される。
<第2の導電膜>
例えば、導電膜512Bを第2の導電膜に用いることができる。第2の導電膜は、第1の導電膜と重なる領域を備える。第2の導電膜は、開口部591Aにおいて第1の導電膜と電気的に接続される。ところで、絶縁膜501Cに設けられた開口部591Aにおいて第2の導電膜と電気的に接続される第1の導電膜を、貫通電極ということができる。
第2の導電膜は、画素回路530(i,j)と電気的に接続される。例えば、画素回路530(i,j)のスイッチSW1に用いるトランジスタのソース電極またはドレイン電極として機能する導電膜を、第2の導電膜に用いることができる。
<画素回路>
画素回路530(i,j)は、表示素子750(i,j)および表示素子550(i,j)を駆動する機能を備える(図23参照)。
スイッチ、トランジスタ、ダイオード、抵抗素子、インダクタまたは容量素子等を画素回路530(i,j)に用いることができる。
例えば、単数または複数のトランジスタをスイッチに用いることができる。または、並列に接続された複数のトランジスタ、直列に接続された複数のトランジスタ、直列と並列が組み合わされて接続された複数のトランジスタを、一のスイッチに用いることができる。
例えば、画素回路530(i,j)は、信号線S1(j)、信号線S2(j)、走査線G1(i)、走査線G2(i)、配線CSCOMおよび第3の導電膜ANOと電気的に接続される(図23参照)。なお、導電膜512Aは、信号線S1(j)と電気的に接続される(図21(A)および図23参照)。
画素回路530(i,j)は、スイッチSW1、容量素子C11を含む(図23参照)。
画素回路530(i,j)は、スイッチSW2、トランジスタMおよび容量素子C12を含む。
例えば、走査線G1(i)と電気的に接続されるゲート電極と、信号線S1(j)と電気的に接続される第1の電極と、を有するトランジスタを、スイッチSW1に用いることができる。
容量素子C11は、スイッチSW1に用いるトランジスタの第2の電極と電気的に接続される第1の電極と、配線CSCOMと電気的に接続される第2の電極と、を有する。
例えば、走査線G2(i)と電気的に接続されるゲート電極と、信号線S2(j)と電気的に接続される第1の電極と、を有するトランジスタを、スイッチSW2に用いることができる。
トランジスタMは、スイッチSW2に用いるトランジスタの第2の電極と電気的に接続されるゲート電極と、第3の導電膜ANOと電気的に接続される第1の電極と、を有する。
なお、半導体膜をゲート電極との間に挟むように設けられた導電膜を備えるトランジスタを、トランジスタMに用いることができる。例えば、トランジスタMのゲート電極と同じ電位を供給することができる配線と電気的に接続される導電膜を当該導電膜に用いることができる。
容量素子C12は、スイッチSW2に用いるトランジスタの第2の電極と電気的に接続される第1の電極と、トランジスタMの第1の電極と電気的に接続される第2の電極と、を有する。
なお、表示素子750(i,j)の第1の電極を、スイッチSW1に用いるトランジスタの第2の電極と電気的に接続する。また、表示素子750(i,j)の第2の電極を、配線VCOM1と電気的に接続する。これにより、表示素子750(i,j)を駆動することができる。
また、表示素子550(i,j)の第3の電極551(i,j)をトランジスタMの第2の電極と電気的に接続し、表示素子550(i,j)の第4の導電膜552を第4の導電膜VCOM2と電気的に接続する。これにより、表示素子550(i,j)を駆動することができる。
<表示素子750(i,j)>
例えば、光の反射または透過を制御する機能を備える表示素子を、表示素子750(i,j)に用いることができる。具体的には、反射型の液晶表示素子を表示素子750(i,j)に用いることができる。または、シャッター方式のMEMS表示素子等を用いることができる。反射型の表示素子を用いることにより、表示パネルの消費電力を低減することができる。
表示素子750(i,j)は、第1の電極751(i,j)、第2の電極752および液晶材料を含む層753を備える。第2の電極752は、第1の電極751(i,j)との間に液晶材料の配向を制御する電界が形成されるように配置される(図20(A)および図21(A)参照)。
なお、表示素子750(i,j)は、配向膜AF1および配向膜AF2を備える。配向膜AF2は、配向膜AF1との間に液晶材料を含む層753を挟む領域を備える。
<表示素子550(i,j)>
例えば、光を射出する機能を備える表示素子を表示素子550(i,j)に用いることができる。具体的には、有機EL素子等を用いることができる。
表示素子550(i,j)は、絶縁膜501Cに向けて光を射出する機能を備える(図20(A)参照)。
表示素子550(i,j)は、表示素子750(i,j)を用いた表示を視認できる範囲の一部において視認できるように配設される。例えば、外光を反射する強度を制御して画像情報を表示する表示素子750(i,j)に外光が入射し反射する方向を、破線の矢印で図中に示す(図21(A)参照)。また、表示素子750(i,j)を用いた表示を視認できる範囲の一部に表示素子550(i,j)が光を射出する方向を、実線の矢印で図中に示す(図20(A)参照)。
表示素子550(i,j)は、第3の電極551(i,j)と、第4の導電膜552と、発光層553(j)と、を備える(図20(A)参照)。
第4の導電膜552は、第3の電極551(i,j)と重なる領域を備える。
発光層553(j)は、第3の電極551(i,j)および第4の導電膜552の間に挟まれる領域を備える。
第3の電極551(i,j)は、接続部522において、画素回路530(i,j)と電気的に接続される。なお、第3の電極551(i,j)は、第3の導電膜ANOと電気的に接続され、第4の導電膜552は、第4の導電膜VCOM2と電気的に接続される(図23参照)。
<中間膜>
また、本実施の形態で説明する表示パネルは、中間膜754Aと、中間膜754Bと、中間膜754Cと、を有する。
中間膜754Aは、絶縁膜501Cとの間に第1の導電膜を挟む領域を備え、中間膜754Aは、第1の電極751(i,j)と接する領域を備える。中間膜754Bは導電膜511Bと接する領域を備える。中間膜754Cは導電膜511Cと接する領域を備える。
<絶縁膜501A>
また、本実施の形態で説明する表示パネルは、絶縁膜501Aを有する(図20(A)参照)。
絶縁膜501Aは、第1の開口部592A、第2の開口部592Bおよび開口部592Cを備える(図20(A)または図21(A)参照)。
第1の開口部592Aは、中間膜754Aおよび第1の電極751(i,j)と重なる領域または中間膜754Aおよび絶縁膜501Cと重なる領域を備える。
第2の開口部592Bは、中間膜754Bおよび導電膜511Bと重なる領域を備える。
また、開口部592Cは、中間膜754Cおよび導電膜511Cと重なる領域を備える。
また、絶縁膜501Aは、導電膜511Bとの間に絶縁膜501Cを挟む領域を備える。絶縁膜501Aは、絶縁膜501Cの開口部591Bにおいて導電膜511Bと接する。絶縁膜501Aは、絶縁膜501Cの開口部591Cにおいて導電膜511Cと接する。
絶縁膜501Aは、第1の開口部592Aの周縁に沿って、中間膜754Aおよび絶縁膜501Cの間に挟まれる領域を備え、絶縁膜501Aは、第2の開口部592Bの周縁に沿って、中間膜754Bおよび導電膜511Bの間に挟まれる領域を備える。
<絶縁膜521、絶縁膜528、絶縁膜518、絶縁膜516等>
絶縁膜521は、画素回路530(i,j)および表示素子550(i,j)の間に挟まれる領域を備える。
絶縁膜528は、絶縁膜521および基板570の間に配設され、表示素子550(i,j)と重なる領域に開口部を備える。
第3の電極551(i,j)の周縁に沿って形成される絶縁膜528は、第3の電極551(i,j)および第4の電極の短絡を防止する。
絶縁膜518は、絶縁膜521および画素回路530(i,j)の間に挟まれる領域を備える。
絶縁膜516は、絶縁膜518および画素回路530(i,j)の間に挟まれる領域を備える。
<端子等>
また、本実施の形態で説明する表示パネルは、端子519Bおよび端子519Cを有する。
端子519Bは、導電膜511Bと、中間膜754Bと、を備え、中間膜754Bは、導電膜511Bと接する領域を備える。端子519Bは、例えば信号線S1(j)と電気的に接続される。
端子519Cは、導電膜511Cと、中間膜754Cと、を備え、中間膜754Cは、導電膜511Cと接する領域を備える。導電膜511Cは、例えば配線VCOM1と電気的に接続される。
導電材料CPは、端子519Cと第2の電極752の間に挟まれ、端子519Cと第2の電極752を電気的に接続する機能を備える。例えば、導電性の粒子を導電材料CPに用いることができる。
<基板等>
また、本実施の形態で説明する表示パネルは、基板570と、基板770と、を有する。
基板770は、基板570と重なる領域を備える。基板770は、基板570との間に機能層520を挟む領域を備える。
<接合層、封止材、構造体等>
また、本実施の形態で説明する表示パネルは、接合層505と、封止材705と、構造体KB1と、を有する。
接合層505は、機能層520および基板570の間に挟まれる領域を備え、機能層520および基板570を貼り合せる機能を備える。
封止材705は、機能層520および基板770の間に挟まれる領域を備え、機能層520および基板770を貼り合わせる機能を備える。
構造体KB1は、機能層520および基板770の間に所定の間隙を設ける機能を備える。
<機能膜等>
また、本実施の形態で説明する表示パネルは、遮光膜BMと、絶縁膜771と、機能膜770Pと、機能膜770Dと、を有する。また、着色膜CFAおよび着色膜CFBを有する。
遮光膜BMは、表示素子750(i,j)と重なる領域に開口部を備える。着色膜CFBは、絶縁膜501Cおよび表示素子550(i,j)の間に配設され、開口部751Hと重なる領域を備える(図20(A)参照)。
絶縁膜771は、着色膜CFAと液晶材料を含む層753の間または遮光膜BMと液晶材料を含む層753の間に挟まれる領域を備える。これにより、着色膜CFAの厚さに基づく凹凸を平坦にすることができる。または、遮光膜BMまたは着色膜CFA等から液晶材料を含む層753への不純物の拡散を、抑制することができる。
機能膜770Pは、表示素子750(i,j)と重なる領域を備える。
機能膜770Dは、表示素子750(i,j)と重なる領域を備える。機能膜770Dは、表示素子750(i,j)との間に基板770を挟むように配設される。これにより、例えば、表示素子750(i,j)が反射する光を拡散することができる。
<構成要素の例>
表示パネル700_3は、基板570、基板770、構造体KB1、封止材705または接合層505を有する。
また、表示パネル700_3は、機能層520、絶縁膜521または絶縁膜528を有する。
また、表示パネル700_3は、信号線S1(j)、信号線S2(j)、走査線G1(i)、走査線G2(i)、配線CSCOMまたは第3の導電膜ANOを有する。
また、表示パネル700_3は、第1の導電膜または第2の導電膜を有する。
また、表示パネル700_3は、端子519B、端子519C、導電膜511Bまたは導電膜511Cを有する。
また、表示パネル700_3は、画素回路530(i,j)またはスイッチSW1を有する。
また、表示パネル700_3は、表示素子750(i,j)、第1の電極751(i,j)、光反射膜、開口部、液晶材料を含む層753または第2の電極752を有する。
また、表示パネル700_3は、配向膜AF1、配向膜AF2、着色膜CFA、着色膜CFB、遮光膜BM、絶縁膜771、機能膜770Pまたは機能膜770Dを有する。
また、表示パネル700_3は、表示素子550(i,j)、第3の電極551(i,j)、第4の導電膜552または発光層553(j)を有する。
また、表示パネル700_3は、絶縁膜501Aおよび絶縁膜501Cを有する。
また、表示パネル700_3は、駆動回路GDまたは駆動回路SDを有する。
<構造体KB1>
例えば、有機材料、無機材料または有機材料と無機材料の複合材料を構造体KB1等に用いることができる。これにより、所定の間隔を、構造体KB1等を挟む構成の間に設けることができる。
具体的には、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリシロキサン若しくはアクリル樹脂等またはこれらから選択された複数の樹脂の複合材料などを構造体KB1に用いることができる。また、感光性を有する材料を用いて形成してもよい。
<封止材705>
無機材料、有機材料または無機材料と有機材料の複合材料等を封止材705等に用いることができる。
例えば、熱溶融性の樹脂または硬化性の樹脂等の有機材料を、封止材705等に用いることができる。
例えば、反応硬化型接着剤、光硬化型接着剤、熱硬化型接着剤または/および嫌気型接着剤等の有機材料を封止材705等に用いることができる。
具体的には、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、イミド樹脂、PVC(ポリビニルクロライド)樹脂、PVB(ポリビニルブチラル)樹脂、EVA(エチレンビニルアセテート)樹脂等を含む接着剤を封止材705等に用いることができる。
<接合層505>
例えば、封止材705に用いることができる材料を接合層505に用いることができる。
<絶縁膜521>
例えば、絶縁膜521A,Bに用いる材料を、用いることができる。
<絶縁膜501A>
例えば、絶縁膜521に用いることができる材料を絶縁膜501Aに用いることができる。また、例えば、水素を供給する機能を備える材料を絶縁膜501Aに用いることができる。
具体的には、シリコンおよび酸素を含む材料と、シリコンおよび窒素を含む材料と、を積層した材料を、絶縁膜501Aに用いることができる。例えば、加熱等により水素を放出し、放出した水素を他の構成に供給する機能を備える材料を、絶縁膜501Aに用いることができる。具体的には、作製工程中に取り込まれた水素を加熱等により放出し、他の構成に供給する機能を備える材料を絶縁膜501Aに用いることができる。
例えば、原料ガスにシラン等を用いる化学気相成長法により形成されたシリコンおよび酸素を含む膜を、絶縁膜501Aに用いることができる。
具体的には、シリコンおよび酸素を含む厚さ200nm以上600nm以下の材料と、シリコンおよび窒素を含む厚さ200nm程度の材料と、を積層した材料を絶縁膜501Aに用いることができる。
<絶縁膜501C>
例えば、絶縁膜521に用いることができる材料を絶縁膜501Cに用いることができる。具体的には、シリコンおよび酸素を含む材料を絶縁膜501Cに用いることができる。これにより、画素回路または表示素子550(i,j)等への不純物の拡散を抑制することができる。
例えば、シリコン、酸素および窒素を含む厚さ200nmの膜を絶縁膜501Cに用いることができる。
<中間膜754A、中間膜754B、中間膜754C>
例えば、10nm以上500nm以下、好ましくは10nm以上100nm以下の厚さを有する膜を、中間膜754A、中間膜754Bまたは中間膜754Cに用いることができる。なお、本明細書において、中間膜754A、中間膜754Bまたは中間膜754Cを中間膜という。
例えば、水素を透過または供給する機能を備える材料を中間膜に用いることができる。
例えば、導電性を備える材料を中間膜に用いることができる。
例えば、光透過性を備える材料を中間膜に用いることができる。
具体的には、インジウムおよび酸素を含む材料、インジウム、ガリウム、亜鉛および酸素を含む材料またはインジウム、スズおよび酸素を含む材料等を中間膜に用いることができる。なお、これらの材料は水素を透過する機能を備える。
具体的には、インジウム、ガリウム、亜鉛および酸素を含む厚さ50nmの膜または厚さ100nmの膜を中間膜に用いることができる。
なお、エッチングストッパーとして機能する膜が積層された材料を中間膜に用いることができる。具体的には、インジウム、ガリウム、亜鉛および酸素を含む厚さ50nmの膜を中間膜に用いることができる。
<配線、端子、導電膜>
導電性を備える材料を配線等に用いることができる。具体的には、導電性を備える材料を、信号線S1(j)、信号線S2(j)、走査線G1(i)、走査線G2(i)、配線CSCOM、第3の導電膜ANO、端子519B、端子519C、端子719、導電膜511Bまたは導電膜511C等に用いることができる。
例えば、無機導電性材料、有機導電性材料、金属または導電性セラミックスなどを配線等に用いることができる。
具体的には、アルミニウム、金、白金、銀、銅、クロム、タンタル、チタン、モリブデン、タングステン、ニッケル、鉄、コバルト、パラジウムまたはマンガンから選ばれた金属元素などを、配線等に用いることができる。または、上述した金属元素を含む合金などを、配線等に用いることができる。特に、銅とマンガンの合金がウエットエッチング法を用いた微細加工に好適である。
具体的には、アルミニウム膜上にチタン膜を積層する二層構造、窒化チタン膜上にチタン膜を積層する二層構造、窒化チタン膜上にタングステン膜を積層する二層構造、窒化タンタル膜または窒化タングステン膜上にタングステン膜を積層する二層構造、チタン膜と、そのチタン膜上にアルミニウム膜を積層し、さらにその上にチタン膜を形成する三層構造等を配線等に用いることができる。
具体的には、酸化インジウム、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化亜鉛、ガリウムを添加した酸化亜鉛などの導電性酸化物を、配線等に用いることができる。
具体的には、グラフェンまたはグラファイトを含む膜を配線等に用いることができる。
例えば、酸化グラフェンを含む膜を形成し、酸化グラフェンを含む膜を還元することにより、グラフェンを含む膜を形成することができる。還元する方法としては、熱を加える方法や還元剤を用いる方法等を挙げることができる。
例えば、金属ナノワイヤーを含む膜を配線等に用いることができる。具体的には、銀を含むナノワイヤーを用いることができる。
具体的には、導電性高分子を配線等に用いることができる。
なお、例えば、導電材料ACF1を用いて、端子519Bとフレキシブルプリント基板FPC1を電気的に接続することができる。
<第1の導電膜、第2の導電膜>
例えば、配線等に用いることができる材料を第1の導電膜または第2の導電膜に用いることができる。
また、第1の電極751(i,j)または配線等を第1の導電膜に用いることができる。
また、スイッチSW1に用いることができるトランジスタのソース電極またはドレイン電極として機能する導電膜512Bまたは配線等を第2の導電膜に用いることができる。
<表示素子750(i,j)>
例えば、光の反射または透過を制御する機能を備える表示素子を、表示素子750(i,j)に用いることができる。例えば、液晶素子と偏光板を組み合わせた構成またはシャッター方式のMEMS表示素子等を用いることができる。具体的には、反射型の液晶表示素子を表示素子750(i,j)に用いることができる。反射型の表示素子を用いることにより、表示パネルの消費電力を低減することができる。
例えば、IPS(In−Plane−Switching)モード、TN(Twisted Nematic)モード、FFS(Fringe Field Switching)モード、ASM(Axially Symmetric aligned Micro−cell)モード、OCB(Optically Compensated Birefringence)モード、FLC(Ferroelectric Liquid Crystal)モード、AFLC(AntiFerroelectric Liquid Crystal)モードなどの駆動方法を用いて駆動することができる液晶素子を用いることができる。
また、例えば垂直配向(VA)モード、具体的には、MVA(Multi−Domain Vertical Alignment)モード、PVA(Patterned Vertical Alignment)モード、ECB(Electrically Controlled Birefringence)モード、CPA(Continuous Pinwheel Alignment)モード、ASV(Advanced Super−View)モードなどの駆動方法を用いて駆動することができる液晶素子を用いることができる。
表示素子750(i,j)は、第1電極と、第2電極と、液晶材料を含む層と、を有する。液晶材料を含む層は、第1電極および第2電極の間の電圧を用いて配向を制御することができる液晶材料を含む。例えば、液晶材料を含む層の厚さ方向(縦方向ともいう)、縦方向と交差する方向(横方向または斜め方向ともいう)の電界を、液晶材料の配向を制御する電界に用いることができる。
<液晶材料を含む層753>
例えば、サーモトロピック液晶、低分子液晶、高分子液晶、高分子分散型液晶、強誘電性液晶、反強誘電性液晶等を、液晶材料を含む層に用いることができる。または、コレステリック相、スメクチック相、キュービック相、カイラルネマチック相、等方相等を示す液晶材料を用いることができる。または、ブルー相を示す液晶材料を用いることができる。
<第1の電極751(i,j)>
例えば、配線等に用いる材料を第1の電極751(i,j)に用いることができる。具体的には、光反射膜を第1の電極751(i,j)に用いることができる。例えば、光透過性を備える導電膜と、開口部を備える光反射膜と、を積層した材料を第1の電極751(i,j)に用いることができる。
<光反射膜>
例えば、可視光を反射する材料を光反射膜に用いることができる。具体的には、銀を含む材料を光反射膜に用いることができる。例えば、銀およびパラジウム等を含む材料または銀および銅等を含む材料を光反射膜に用いることができる。
光反射膜は、例えば、液晶材料を含む層753を透過してくる光を反射する。これにより、表示素子750(i,j)を反射型の液晶素子にすることができる。また、例えば、表面に凹凸を備える材料を、光反射膜に用いることができる。これにより、入射する光をさまざまな方向に反射して、白色の表示をすることができる。
例えば、第1の導電膜または第1の電極751(i,j)等を光反射膜に用いることができる。
例えば、液晶材料を含む層753と第1の電極751(i,j)の間に挟まれる領域を備える膜を、光反射膜に用いることができる。または、液晶材料を含む層753との間に光透過性を有する第1の電極751(i,j)を挟む領域を備える膜を、光反射膜を用いることができる。
光反射膜は、例えば表示素子550(i,j)が射出する光を遮らない領域が形成される形状を備える。
例えば、単数または複数の開口部を備える形状を光反射膜に用いることができる。
多角形、四角形、楕円形、円形または十字等の形状を開口部に用いることができる。また、細長い筋状、スリット状、市松模様状の形状を開口部751Hに用いることができる。
非開口部の総面積に対する開口部751Hの総面積の比の値が大きすぎると、表示素子750(i,j)を用いた表示が暗くなってしまう。
また、非開口部の総面積に対する開口部751Hの総面積の比の値が小さすぎると、表示素子550(i,j)を用いた表示が暗くなってしまう。または、表示素子550(i,j)の信頼性を損なう場合がある。
例えば、画素702(i,j)に隣接する画素702(i,j+1)の開口部751Hは、画素702(i,j)の開口部751Hを通る行方向(図中に矢印R1で示す方向)に延びる直線上に配設されない(図24(A)参照)。または、例えば、画素702(i,j)に隣接する画素702(i+1,j)の開口部751Hは、画素702(i,j)の開口部751Hを通る、列方向(図中に矢印C1で示す方向)に延びる直線上に配設されない(図24(B)参照)。
例えば、画素702(i,j+2)の開口部751Hは、画素702(i,j)の開口部751Hを通る、行方向に延びる直線上に配設される(図24(A)参照)。また、画素702(i,j+1)の開口部751Hは、画素702(i,j)の開口部751Hおよび画素702(i,j+2)の開口部751Hの間において当該直線と直交する直線上に配設される。
または、例えば、画素702(i+2,j)の開口部751Hは、画素702(i,j)の開口部751Hを通る、列方向に延びる直線上に配設される(図24(B)参照)。また、例えば、画素702(i+1,j)の開口部751Hは、画素702(i,j)の開口部751Hおよび画素702(i+2,j)の開口部751Hの間において当該直線と直交する直線上に配設される。
なお、例えば、表示素子550(i,j)が射出する光を遮らない領域751Eが形成されるように、端部が切除されたような形状を備える材料を、光反射膜に用いることができる(図24(C)参照)。具体的には、列方向(図中に矢印C1で示す方向)が短くなるように端部が切除された第1の電極751(i.j)を光反射膜に用いることができる。
<第2の電極752>
例えば、導電性を備える材料を、第2の電極752に用いることができる。可視光について光透過性を備える材料を、第2の電極752に用いることができる。
例えば、導電性酸化物、光が透過する程度に薄い金属膜または金属ナノワイヤーを第2の電極752に用いることができる。
具体的には、インジウムを含む導電性酸化物を第2の電極752に用いることができる。または、厚さ1nm以上10nm以下の金属薄膜を第2の電極752に用いることができる。また、銀を含む金属ナノワイヤーを第2の電極752に用いることができる。
具体的には、酸化インジウム、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化亜鉛、ガリウムを添加した酸化亜鉛、アルミニウムを添加した酸化亜鉛などを、第2の電極752に用いることができる。
<配向膜AF1、配向膜AF2>
例えば、ポリイミド等を含む材料を配向膜AF1または配向膜AF2に用いることができる。具体的には、液晶材料が所定の方向に配向するようにラビング処理または光配向技術を用いて形成された材料を用いることができる。
例えば、可溶性のポリイミドを含む膜を配向膜AF1または配向膜AF2に用いることができる。これにより、配向膜AF1を形成する際に必要とされる温度を低くすることができる。その結果、配向膜AF1を形成する際に他の構成に与える損傷を軽減することができる。
<着色膜CFA、着色膜CFB>
所定の色の光を透過する材料を着色膜CFAまたは着色膜CFBに用いることができる。これにより、着色膜CFAまたは着色膜CFBを例えばカラーフィルターに用いることができる。例えば、青色、緑色または赤色の光を透過する材料を着色膜CFAまたは着色膜CFBに用いることができる。また、黄色の光または白色の光等を透過する材料を着色膜に用いることができる。
なお、射出された光を所定の色の光に変換する機能を備える材料を着色膜CFBに用いることができる。具体的には、量子ドットを着色膜CFBに用いることができる。これにより、色純度の高い表示をすることができる。
<遮光膜BM>
光の透過を妨げる材料を遮光膜BMに用いることができる。これにより、遮光膜BMを例えばブラックマトリクスに用いることができる。
<絶縁膜771>
例えば、ポリイミド、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等を絶縁膜771に用いることができる。
<機能膜770P、機能膜770D>
例えば、反射防止フィルム、偏光フィルム、位相差フィルム、光拡散フィルムまたは集光フィルム等を機能膜770Pまたは機能膜770Dに用いることができる。
具体的には、2色性色素を含む膜を機能膜770Pまたは機能膜770Dに用いることができる。または、基材の表面と交差する方向に沿った軸を備える柱状構造を有する材料を、機能膜770Pまたは機能膜770Dに用いることができる。これにより、光を軸に沿った方向に透過し易く、他の方向に散乱し易くすることができる。
また、ゴミの付着を抑制する帯電防止膜、汚れを付着しにくくする撥水性の膜、使用に伴う傷の発生を抑制するハードコート膜などを、機能膜770Pに用いることができる。
具体的には、円偏光フィルムを機能膜770Pに用いることができる。また、光拡散フィルムを機能膜770Dに用いることができる。
<表示素子550(i,j)>
例えば、発光素子を表示素子550(i,j)に用いることができる。具体的には、有機エレクトロルミネッセンス素子、無機エレクトロルミネッセンス素子または発光ダイオードなどを、表示素子550(i,j)に用いることができる。
例えば、発光性の有機化合物を発光層553(j)に用いることができる。
例えば、量子ドットを発光層553(j)に用いることができる。これにより、半値幅が狭く、鮮やかな色の光を発することができる。
例えば、青色の光を射出するように積層された積層材料、緑色の光を射出するように積層された積層材料または赤色の光を射出するように積層された積層材料等を、発光層553(j)に用いることができる。
例えば、信号線S2(j)に沿って列方向に長い帯状の積層材料を、発光層553(j)に用いることができる。
また、例えば、白色の光を射出するように積層された積層材料を、発光層553(j)に用いることができる。具体的には、青色の光を射出する蛍光材料を含む発光層と、緑色および赤色の光を射出する蛍光材料以外の材料を含む層または黄色の光を射出する蛍光材料以外の材料を含む層と、を積層した積層材料を、発光層553(j)に用いることができる。
例えば、配線等に用いることができる材料を第3の電極551(i,j)に用いることができる。
例えば、配線等に用いることができる材料から選択された、可視光について光透過性を有する材料を、第3の電極551(i,j)に用いることができる。
具体的には、導電性酸化物またはインジウムを含む導電性酸化物、酸化インジウム、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化亜鉛、ガリウムを添加した酸化亜鉛などを、第3の電極551(i,j)に用いることができる。または、光が透過する程度に薄い金属膜を第3の電極551(i,j)に用いることができる。または、光の一部を透過し、光の他の一部を反射する金属膜を第3の電極551(i,j)に用いることができる。これにより、微小光共振器構造を表示素子550(i,j)に設けることができる。その結果、所定の波長の光を他の光より効率よく取り出すことができる。
例えば、配線等に用いることができる材料を第4の導電膜552に用いることができる。具体的には、光反射性の材料、換言すれば可視光について反射性を有する材料を、第4の導電膜552に用いることができる。
<駆動回路GD>
例えば、スイッチSW1に用いることができるトランジスタと異なる構成をトランジスタMDに用いることができる。具体的には、導電膜524を有するトランジスタをトランジスタMDに用いることができる(図20(B)参照)。
なお、トランジスタMと同一の構成を、トランジスタMDに用いることができる。
表示パネル700_3の構造(図20(A)、図21(A)参照)は、表示パネル700の構造(図4(A)、図5参照)に比べて、表示素子750(i,j)を有する分、工程に要するマスク枚数が増える。実施の形態1乃至実施の形態3に示すような構造を表示パネルに有することで、微小光共振器を形成しても工程を増えることはなく、製造コストの低減に有効である。
(実施の形態5)
本実施の形態では、本発明の一態様の情報処理装置の構成について、図25および図26を参照しながら説明する。
図25および図26は、本発明の一態様の情報処理装置の構成を説明する図である。図25(A)は情報処理装置のブロック図であり、図25(B)乃至図25(E)は情報処理装置の構成を説明する斜視図である。また、図26(A)乃至図26(E)は情報処理装置の構成を説明する斜視図である。
<情報処理装置>
本実施の形態で説明する情報処理装置5200Bは、演算装置5210と、入出力装置5220とを、有する(図25(A)参照)。
演算装置5210は、操作情報を供給される機能を備え、操作情報に基づいて画像情報を供給する機能を備える。
入出力装置5220は、表示部5230、入力部5240、検知部5250、通信部5290、操作情報を供給する機能および画像情報を供給される機能を備える。また、入出力装置5220は、検知情報を供給する機能、通信情報を供給する機能および通信情報を供給される機能を備える。
入力部5240は操作情報を供給する機能を備える。例えば、入力部5240は、情報処理装置5200Bの使用者の操作に基づいて操作情報を供給する。
具体的には、キーボード、ハードウェアボタン、ポインティングデバイス、タッチセンサ、音声入力装置、視線入力装置などを、入力部5240に用いることができる。
表示部5230は表示パネルおよび画像情報を表示する機能を備える。例えば、実施の形態1において説明する表示パネルを表示部5230に用いることができる。
検知部5250は検知情報を供給する機能を備える。例えば、情報処理装置が使用されている周辺の環境を検知して、検知情報として供給する機能を備える。
具体的には、照度センサ、撮像装置、姿勢検出装置、圧力センサ、人感センサなどを検知部5250に用いることができる。
通信部5290は通信情報を供給される機能および供給する機能を備える。例えば、無線通信または有線通信により、他の電子機器または通信網と接続する機能を備える。具体的には、無線構内通信、電話通信、近距離無線通信などの機能を備える。
<情報処理装置の構成例1>
例えば、円筒状の柱などに沿った外形を表示部5230に適用することができる(図25(B)参照)。また、使用環境の照度に応じて、表示方法を変更する機能を備える。また、人の存在を検知して、表示内容を変更する機能を備える。これにより、例えば、建物の柱に設置することができる。または、広告または案内等を表示することができる。または、デジタル・サイネージ等に用いることができる。
<情報処理装置の構成例2>
例えば、使用者が使用するポインタの軌跡に基づいて画像情報を生成する機能を備える(図25(C)参照)。具体的には、対角線の長さが20インチ以上、好ましくは40インチ以上、より好ましくは55インチ以上の表示パネルを用いることができる。または、複数の表示パネルを並べて1つの表示領域に用いることができる。または、複数の表示パネルを並べてマルチスクリーンに用いることができる。これにより、例えば、電子黒板、電子掲示板、電子看板等に用いることができる。
<情報処理装置の構成例3>
例えば、使用環境の照度に応じて、表示方法を変更する機能を備える(図25(D)参照)。これにより、例えば、スマートウオッチの消費電力を低減することができる。または、例えば、晴天の屋外等の外光の強い環境においても好適に使用できるように、画像をスマートウオッチに表示することができる。
<情報処理装置の構成例4>
表示部5230は、例えば、筐体の側面に沿って緩やかに曲がる曲面を備える(図25(E)参照)。または、表示部5230は表示パネルを備え、表示パネルは、例えば、前面、側面および上面に表示する機能を備える。これにより、例えば、携帯電話の前面だけでなく、側面および上面に画像情報を表示することができる。
<情報処理装置の構成例5>
例えば、使用環境の照度に応じて、表示方法を変更する機能を備える(図26(A)参照)。これにより、スマートフォンの消費電力を低減することができる。または、例えば、晴天の屋外等の外光の強い環境においても好適に使用できるように、画像をスマートフォンに表示することができる。
<情報処理装置の構成例6>
例えば、使用環境の照度に応じて、表示方法を変更する機能を備える(図26(B)参照)。これにより、晴天の日に屋内に差し込む強い外光が当たっても好適に使用できるように、映像をテレビジョンシステムに表示することができる。
<情報処理装置の構成例7>
例えば、使用環境の照度に応じて、表示方法を変更する機能を備える(図26(C)参照)。これにより、例えば、晴天の屋外等の外光の強い環境においても好適に使用できるように、画像をタブレットコンピュータに表示することができる。
<情報処理装置の構成例8>
例えば、使用環境の照度に応じて、表示方法を変更する機能を備える(図26(D)参照)。これにより、例えば、晴天の屋外等の外光の強い環境においても好適に閲覧できるように、被写体をデジタルカメラに表示することができる。
<情報処理装置の構成例9>
例えば、使用環境の照度に応じて、表示方法を変更する機能を備える(図26(E)参照)。これにより、例えば、晴天の屋外等の外光の強い環境においても好適に使用できるように、画像をパーソナルコンピュータに表示することができる。
なお、本実施の形態は、本明細書で示す他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
例えば、本明細書等において、XとYとが接続されている、と明示的に記載されている場合は、XとYとが電気的に接続されている場合と、XとYとが機能的に接続されている場合と、XとYとが直接接続されている場合とが、本明細書等に開示されているものとする。したがって、所定の接続関係、例えば、図または文章に示された接続関係に限定されず、図または文章に示された接続関係以外のものも、図または文章に記載されているものとする。
ここで、X、Yは、対象物(例えば、装置、素子、回路、配線、電極、端子、導電膜、層、など)であるとする。
XとYとが直接的に接続されている場合の一例としては、XとYとの電気的な接続を可能とする素子(例えば、スイッチ、トランジスタ、容量素子、インダクタ、抵抗素子、ダイオード、表示素子、発光素子、負荷など)が、XとYとの間に接続されていない場合であり、XとYとの電気的な接続を可能とする素子(例えば、スイッチ、トランジスタ、容量素子、インダクタ、抵抗素子、ダイオード、表示素子、発光素子、負荷など)を介さずに、XとYとが、接続されている場合である。
XとYとが電気的に接続されている場合の一例としては、XとYとの電気的な接続を可能とする素子(例えば、スイッチ、トランジスタ、容量素子、インダクタ、抵抗素子、ダイオード、表示素子、発光素子、負荷など)が、XとYとの間に1個以上接続されることが可能である。なお、スイッチは、オンオフが制御される機能を有している。つまり、スイッチは、導通状態(オン状態)、または、非導通状態(オフ状態)になり、電流を流すか流さないかを制御する機能を有している。または、スイッチは、電流を流す経路を選択して切り替える機能を有している。なお、XとYとが電気的に接続されている場合は、XとYとが直接的に接続されている場合を含むものとする。
XとYとが機能的に接続されている場合の一例としては、XとYとの機能的な接続を可能とする回路(例えば、論理回路(インバータ、NAND回路、NOR回路など)、信号変換回路(DA変換回路、AD変換回路、ガンマ補正回路など)、電位レベル変換回路(電源回路(昇圧回路、降圧回路など)、信号の電位レベルを変えるレベルシフタ回路など)、電圧源、電流源、切り替え回路、増幅回路(信号振幅または電流量などを大きく出来る回路、オペアンプ、差動増幅回路、ソースフォロワ回路、バッファ回路など)、信号生成回路、記憶回路、制御回路など)が、XとYとの間に1個以上接続されることが可能である。なお、一例として、XとYとの間に別の回路を挟んでいても、Xから出力された信号がYへ伝達される場合は、XとYとは機能的に接続されているものとする。なお、XとYとが機能的に接続されている場合は、XとYとが直接的に接続されている場合と、XとYとが電気的に接続されている場合とを含むものとする。
なお、XとYとが電気的に接続されている、と明示的に記載されている場合は、XとYとが電気的に接続されている場合(つまり、XとYとの間に別の素子又は別の回路を挟んで接続されている場合)と、XとYとが機能的に接続されている場合(つまり、XとYとの間に別の回路を挟んで機能的に接続されている場合)と、XとYとが直接接続されている場合(つまり、XとYとの間に別の素子又は別の回路を挟まずに接続されている場合)とが、本明細書等に開示されているものとする。つまり、電気的に接続されている、と明示的に記載されている場合は、単に、接続されている、とのみ明示的に記載されている場合と同様な内容が、本明細書等に開示されているものとする。
なお、例えば、トランジスタのソース(又は第1の端子など)が、Z1を介して(又は介さず)、Xと電気的に接続され、トランジスタのドレイン(又は第2の端子など)が、Z2を介して(又は介さず)、Yと電気的に接続されている場合や、トランジスタのソース(又は第1の端子など)が、Z1の一部と直接的に接続され、Z1の別の一部がXと直接的に接続され、トランジスタのドレイン(又は第2の端子など)が、Z2の一部と直接的に接続され、Z2の別の一部がYと直接的に接続されている場合では、以下のように表現することが出来る。
例えば、「XとYとトランジスタのソース(又は第1の端子など)とドレイン(又は第2の端子など)とは、互いに電気的に接続されており、X、トランジスタのソース(又は第1の端子など)、トランジスタのドレイン(又は第2の端子など)、Yの順序で電気的に接続されている。」と表現することができる。または、「トランジスタのソース(又は第1の端子など)は、Xと電気的に接続され、トランジスタのドレイン(又は第2の端子など)はYと電気的に接続され、X、トランジスタのソース(又は第1の端子など)、トランジスタのドレイン(又は第2の端子など)、Yは、この順序で電気的に接続されている」と表現することができる。または、「Xは、トランジスタのソース(又は第1の端子など)とドレイン(又は第2の端子など)とを介して、Yと電気的に接続され、X、トランジスタのソース(又は第1の端子など)、トランジスタのドレイン(又は第2の端子など)、Yは、この接続順序で設けられている」と表現することができる。これらの例と同様な表現方法を用いて、回路構成における接続の順序について規定することにより、トランジスタのソース(又は第1の端子など)と、ドレイン(又は第2の端子など)とを、区別して、技術的範囲を決定することができる。
または、別の表現方法として、例えば、「トランジスタのソース(又は第1の端子など)は、少なくとも第1の接続経路を介して、Xと電気的に接続され、前記第1の接続経路は、第2の接続経路を有しておらず、前記第2の接続経路は、トランジスタを介した、トランジスタのソース(又は第1の端子など)とトランジスタのドレイン(又は第2の端子など)との間の経路であり、前記第1の接続経路は、Z1を介した経路であり、トランジスタのドレイン(又は第2の端子など)は、少なくとも第3の接続経路を介して、Yと電気的に接続され、前記第3の接続経路は、前記第2の接続経路を有しておらず、前記第3の接続経路は、Z2を介した経路である。」と表現することができる。または、「トランジスタのソース(又は第1の端子など)は、少なくとも第1の接続経路によって、Z1を介して、Xと電気的に接続され、前記第1の接続経路は、第2の接続経路を有しておらず、前記第2の接続経路は、トランジスタを介した接続経路を有し、トランジスタのドレイン(又は第2の端子など)は、少なくとも第3の接続経路によって、Z2を介して、Yと電気的に接続され、前記第3の接続経路は、前記第2の接続経路を有していない。」と表現することができる。または、「トランジスタのソース(又は第1の端子など)は、少なくとも第1の電気的パスによって、Z1を介して、Xと電気的に接続され、前記第1の電気的パスは、第2の電気的パスを有しておらず、前記第2の電気的パスは、トランジスタのソース(又は第1の端子など)からトランジスタのドレイン(又は第2の端子など)への電気的パスであり、トランジスタのドレイン(又は第2の端子など)は、少なくとも第3の電気的パスによって、Z2を介して、Yと電気的に接続され、前記第3の電気的パスは、第4の電気的パスを有しておらず、前記第4の電気的パスは、トランジスタのドレイン(又は第2の端子など)からトランジスタのソース(又は第1の端子など)への電気的パスである。」と表現することができる。これらの例と同様な表現方法を用いて、回路構成における接続経路について規定することにより、トランジスタのソース(又は第1の端子など)と、ドレイン(又は第2の端子など)とを、区別して、技術的範囲を決定することができる。
なお、これらの表現方法は、一例であり、これらの表現方法に限定されない。ここで、X、Y、Z1、Z2は、対象物(例えば、装置、素子、回路、配線、電極、端子、導電膜、層、など)であるとする。
なお、回路図上は独立している構成要素同士が電気的に接続しているように図示されている場合であっても、1つの構成要素が、複数の構成要素の機能を併せ持っている場合もある。例えば配線の一部が電極としても機能する場合は、一の導電膜が、配線の機能、及び電極の機能の両方の構成要素の機能を併せ持っている。したがって、本明細書における電気的に接続とは、このような、一の導電膜が、複数の構成要素の機能を併せ持っている場合も、その範疇に含める。
本実施例においては、本発明の一態様である表示パネル700_6(図27(B)参照)の有する、画素702(i,j)から色純度の高い赤色の光が射出され、画素702(i,j+1)から色純度の高い緑色の光が射出され、画素702(i,j+2)から色純度の高い青色の光が射出されることを計算により示す。
透過率や吸収率などの物理定数が異なる、複数の材料が用いられた積層構造に入射した光の挙動は、光学分野において十分に理解されている。
積層構造における各層の、厚さ(t)及び屈折率の波長分散(n)が既知であれば、積層構造中で発生する反射、吸収、干渉及び透過された光の量を計算することで、積層構造に入射した光の挙動を予測することができる。
積層構造における全ての層について厚さ及び屈折率の波長分散が既知である場合には、例えば、Eugene Hecht著「Optics」Addison Wesley出版、第85頁乃至第140頁に記載されている式及び方法を参考に正確に計算することができる。また当業者であれば、該計算を行うさまざまなシミュレータを入手可能であり、積層構造に入射した光の挙動を計算することは可能である。
本実施例では該シミュレータの一つである、有機デバイスシミュレータ(semiconducting emissive thin film optics simulator:商品名setfos;サイバネットシステム株式会社製)を用いて積層構造に入射した光の挙動を計算した。setfosは、積層構造における各層の膜厚と、各層の屈折率の波長分散と、積層構造の内部から射出されるスペクトルと、を用いて、積層構造の外部に到達する光のスペクトルを計算することができる。
具体的には、setfosにより、表示パネル700_6の画素702(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)が備える構成および発光層553から射出されるスペクトルに基づいて、絶縁膜521Bに到達する光のスペクトルを計算した(図27(B)参照)。
導電膜551_1(i,j)、(i,j+2)、発光層553、導電膜552、導電膜554を積層した構造を、表示パネル700_6に用いた。計算に用いたそれぞれの構成の物性を、以下に説明する。
膜厚62nmのインジウムと錫と珪素とを有する酸化物導電膜を導電膜551_1(i,j)、(i,j+2)に用いた。なお、後述する方法で測定した結果を、インジウムと錫と珪素とを有する酸化物導電膜の屈折率の波長分散に用いた。
膜厚246nmの発光性の有機化合物を発光層553に用いた。発光層553は、波長に依らず、屈折率1.8とした。
なお、発光層553は、赤色、緑色、青色の光を含む光を射出する。発光層553から射出される光のスペクトルの例を、図29(A)に示す。横軸が発光層553から射出される光の波長(nm)を、縦軸が光強度を、それぞれ表している。尚、図29(A)の縦軸は波長455nmの光の強度を1として規格化した尺度とした。
膜厚200nmのAPCを導電膜552に用いた。
膜厚25nmのAPCを導電膜551_0(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)に用いた。なお、銀の屈折率をAPCの屈折率に用いた。
膜厚70nmの、インジウムと錫と珪素とを有する酸化物導電膜を導電膜554に用いた。屈折率1.5の酸化窒化珪素を絶縁膜521Bに用いた。
<インジウムと錫と珪素とを有する酸化物導電膜の屈折率の波長分散の測定方法>
膜厚100nmのインジウムと錫と珪素とを有する酸化物導電膜の、屈折率の波長分散N1を、株式会社日製エレクトロニクス製分光エリプソメータUVISEL―FASE(TFT)を用いて測定し求めた(図28参照)。図28の横軸は光の波長(nm)であり、縦軸は屈折率である。
なお、膜厚100nmのインジウムと錫と珪素とを有する酸化物導電膜は、重量比にて、Inを85%、SnOを10%、SiOを5%を有するターゲットを用いて、アルゴンガスと酸素ガスを用いたスパッタ法にて光透過性基板上に形成した。
<計算結果>
図29(B)に、画素702(i,j)、(i,j+1)、(i,j+2)において、絶縁膜521Bに到達する光のスペクトルを計算した結果を示す。図29(B)において、横軸が絶縁膜521Bに到達する光の波長(nm)を、縦軸が光の相対的な強度(光強度)を、それぞれ表している。尚、図29(B)の縦軸は任意の尺度とした。
画素702(i,j)と画素(i,j+2)とは、各層の膜厚と、各層の屈折率の波長分散が共通していることから、絶縁膜521Bに到達する光のスペクトルも同じであった。
画素702(i,j)、(i,j+2)において、発光極大波長を449nmと654nmとに有するスペクトルの光が、絶縁膜521Bに到達した。赤色を示す630nm以上670nm以下の波長領域と、青色を示す430nm以上460nm以下の波長領域とに発光極大波長を有する光が絶縁膜521Bに到達した。
図29(B)に示す画素702(i,j)、(i,j+2)のスペクトルは、赤色を示す波長領域と、青色を示す波長領域とにおいて狭線化され、赤色と青色との間の波長領域の光強度が小さい。また画素702(i,j+1)のスペクトルは、緑色を示す波長領域に狭線化されたピークを有し、緑色以外の波長領域の光強度が小さい。
図29(B)に示される画素702(i,j)のスペクトルの光は、表示パネル700_6にて赤色の着色膜CF1(R)を透過することで(図27(B)参照)、青色の光強度を小さくし、かつ狭線化された赤色の光のスペクトルを有する光を射出できる。
表示パネル700_6にて画素702(i,j+2)は、青色の着色膜CF3(B)を備えることから、同様に赤色の光強度を小さくし、狭線化された青色の光のスペクトルを有する光を射出できる。
表示パネル700_6にて画素702(i,j+1)は緑色の着色膜CF2(G)を備え、ることから、狭線化された緑色の光のスペクトルを有する光を射出できる。
すなわち表示パネル700_6は色純度が高い、赤色の光と、緑色の光と、青色の光と、を射出することができる。
本実施例に示す構成は、他の実施の形態に示す構成と適宜組み合わせて用いることができる。
ACF1 導電材料
AF1 配向膜
AF2 配向膜
ANO 導電膜
B01 光
B02 光
BM 遮光膜
C1 矢印
C11 容量素子
C12 容量素子
C21 容量素子
CF1 着色膜
CF2 着色膜
CF3 着色膜
CFA 着色膜
CFB 着色膜
CP 導電材料
CSCOM 配線
d0 距離
d1 距離
d2 距離
FPC1 フレキシブルプリント基板
G01 光
G1 走査線
G02 光
G2 走査線
GD 駆動回路
KB1 構造体
L1 光
L2 光
M トランジスタ
MD トランジスタ
R01 光
R1 矢印
R02 光
S1 信号線
S2 信号線
SD 駆動回路
SW1 スイッチ
SW2 スイッチ
V11 情報
V12 情報
VCOM1 配線
VCOM2 導電膜
10a グレートーンマスク
10b ハーフトーンマスク
13 光透過性基板
15 遮光膜
17 遮光部
18 回折格子部
19 透過部
23 半光透過膜
25 遮光膜
27 遮光部
28 半光透過部
29 透過部
41 領域
42 領域
43 領域
45 開口部
231 表示領域
501A 絶縁膜
501B 絶縁膜
501C 絶縁膜
503 絶縁膜
504 導電膜
504E 導電膜
505 接合層
506 絶縁膜
508 半導体膜
508A 領域
508B 領域
508C 領域
511B 導電膜
511C 導電膜
512A 導電膜
512B 導電膜
512C 導電膜
512D 導電膜
516 絶縁膜
518 絶縁膜
519B 端子
519C 端子
520 機能層
521 絶縁膜
521A 絶縁膜
521B 絶縁膜
522 接続部
522A 接続部
522B 接続部
524 導電膜
528 絶縁膜
530 画素回路
532 領域
533 領域
534 酸素プラズマ
535 領域
541 レジストマスク
542 レジストマスク
543 矢印
550 表示素子
551 電極
551_0 導電膜
551_1 導電膜
552 導電膜
553 発光層
554 導電膜
556 領域
570 基板
573 絶縁膜
573A 絶縁膜
573B 絶縁膜
591A 開口部
591B 開口部
591C 開口部
592A 開口部
592B 開口部
592C 開口部
700 表示パネル
700_2 表示パネル
700_3 表示パネル
700_4 表示パネル
700_5 表示パネル
700_6 表示パネル
702 画素
703 画素
705 封止材
719 端子
750 表示素子
751 電極
751E 領域
751H 開口部
752 電極
753 層
754A 中間膜
754B 中間膜
754C 中間膜
770 基板
770D 機能膜
770P 機能膜
771 絶縁膜
900 画素
900s 遮光領域
900t 透過領域
901 駆動回路部
902 配線
904 配線
906 配線
910 トランジスタ
911 トランジスタ
912 トランジスタ
913 容量素子
916B 発光領域
916G 発光領域
916R 発光領域
930EL 発光素子
5200B 情報処理装置
5210 演算装置
5220 入出力装置
5230 表示部
5240 入力部
5250 検知部
5290 通信部

Claims (10)

  1. 発光層と、第1の導電膜と、第2の導電膜と、第3の導電膜と、第1の画素と、第2の画素と、第3の画素と、を有し、
    前記第1の導電膜と前記第2の導電膜との間に、前記発光層が形成され、
    前記第1の画素及び前記第2の画素において、前記第1の導電膜と、前記発光層との間に、前記第3の導電膜が形成され、
    前記第3の画素において、前記第1の導電膜は、前記発光層と接し、
    前記第1の画素は、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜との間に、第1の距離を備え、
    前記第2の画素は、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜との間に、第2の距離を備え、
    前記第3の画素は、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜との間に、第3の距離を備え、
    前記第2の距離は、前記第1の距離と等しく、
    前記第3の距離は、前記第1の距離と異なり、
    前記第3の導電膜は、光透過性を備え、
    前記第1の画素は、赤色の光を射出し、
    前記第2の画素は、青色の光を射出する表示パネル。
  2. 請求項1において、
    前記第1の画素は、発光極大波長を630nm以上670nm以下の波長領域に有するスペクトルを備える光を射出し、
    前記第2の画素は、発光極大波長を430nm以上460nm以下の波長領域に有するスペクトルを備える光を射出する表示パネル。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1の導電膜は、半光透過性および半光反射性を備え、
    前記第2の導電膜は、光反射性を備える表示パネル。
  4. 請求項1または2において、
    前記第1の導電膜は、光反射性を備え、
    前記第2の導電膜は、半光透過性および半光反射性を備える表示パネル。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1において、
    前記第1の導電膜は、銀を含む、表示パネル。
  6. 請求項5において、
    前記第1の導電膜と、前記発光層との間には無機絶縁膜が形成され、
    前記無機絶縁膜は、前記第1の画素、前記第2の画素、及び前記第3の画素の間に設けられる表示パネル。
  7. 請求項1乃至6において、
    前記第3の画素は、緑色の光を射出する表示パネル。
  8. 請求項7において、
    前記第3の画素は、発光極大波長を500nm以上550nm以下の波長領域に有するスペクトルを備える光を射出する表示パネル。
  9. キーボード、ハードウェアボタン、ポインティングデバイス、タッチセンサ、照度センサ、撮像装置、音声入力装置、視線入力装置、姿勢検出装置、のうち一以上と、請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載の表示パネルと、を含む、情報処理装置。
  10. 第1の導電層を形成する工程と、
    前記第1の導電層の上方に第2の導電層を形成する工程と、
    前記第2の導電層の上方に、第1の領域と、前記第1の領域における厚さよりも小さな厚さを有する第2の領域と、を有する第1のマスクを形成する工程と、
    前記第1のマスクと重ならない前記第1の導電層と、前記第1のマスクと重ならない前記第2の導電層と、を除去する第1の工程と、
    前記第1の工程の後、前記第1のマスクの膜の厚さを薄くすることにより前記第1のマスクの前記第2の領域を除去し、第2のマスクを形成する第2の工程と、
    前記第2の工程の後、前記第2のマスクと重ならない前記第2の導電層を除去する第3の工程と、
    前記第3の工程の後、前記第2のマスクを除去する工程と、
    前記第1の導電層、及び前記第2の導電層の上方に開口部を有する無機絶縁層を形成する工程と、
    前記第1の導電層の上方、前記第2の導電層の上方、及び前記無機絶縁層の上方に発光層を形成する工程と、
    前記発光層の上に、第3の導電層を形成する工程と、を含む表示パネルの作製方法。
JP2017058565A 2017-03-24 2017-03-24 表示パネル、情報処理装置、表示パネルの作製方法 Withdrawn JP2018163731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017058565A JP2018163731A (ja) 2017-03-24 2017-03-24 表示パネル、情報処理装置、表示パネルの作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017058565A JP2018163731A (ja) 2017-03-24 2017-03-24 表示パネル、情報処理装置、表示パネルの作製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018163731A true JP2018163731A (ja) 2018-10-18
JP2018163731A5 JP2018163731A5 (ja) 2020-05-07

Family

ID=63860569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017058565A Withdrawn JP2018163731A (ja) 2017-03-24 2017-03-24 表示パネル、情報処理装置、表示パネルの作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018163731A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102643613B1 (ko) 표시 장치, 표시 모듈, 및 전자 기기
JP6131356B2 (ja) 表示装置及び半導体装置
CN107632453B (zh) 显示面板及制造方法和显示装置
WO2020052192A1 (zh) 显示面板、显示屏和显示终端
TWI459076B (zh) 顯示裝置
WO2020052232A1 (zh) 显示面板、显示屏和显示终端
US20190391427A1 (en) Display device
WO2017031908A1 (zh) 阵列基板及其制作方法和显示装置
JP2017191317A (ja) 表示装置
KR20180076661A (ko) 표시 장치용 기판과 그를 포함하는 표시 장치
KR20160043230A (ko) 표시 장치
KR20160130055A (ko) 액정 표시 장치 및 그 구동 방법
CN110931538A (zh) 一种显示面板及电子设备
TWI395030B (zh) 畫素結構與包含此畫素結構之顯示面板及光電裝置以及其製造方法
JP4271000B2 (ja) 異なるセルギャップを有する、半透過型液晶ディスプレイ装置
US8477278B1 (en) Liquid crystal display panel
CN113517321A (zh) 一种显示面板、显示装置以及制作方法
US10948786B2 (en) Electro-optical device, electronic apparatus, and method for manufacturing electro-optical device
JP5786675B2 (ja) 有機発光装置
JP2017194520A (ja) 表示装置
KR101881119B1 (ko) 액정표시장치용 어레이 기판
JP2018163731A (ja) 表示パネル、情報処理装置、表示パネルの作製方法
JP7112383B2 (ja) 表示パネルの作製方法
KR102508916B1 (ko) 유기 발광 표시 장치 및 그 제조 방법
KR101824651B1 (ko) 산화물 반도체 박막트랜지스터 및 그 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200324

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200324

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20200917