JP2018163726A - 情報処理装置、メモリ制御システム、メモリ制御方法およびメモリ制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、メモリ制御システム、メモリ制御方法およびメモリ制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ハードウェア量を増大させることなく、システム動作中であってもSRAM内の不良セルをリダンダンシセルと自動的に入れ替えることによりソフトエラーがセル固定故障のデータに発生しても救済することができる情報処理装置、メモリ制御システム、メモリ制御方法およびメモリ制御プログラムを提供する。【解決手段】メモリから読み出したデータの誤り訂正を行う訂正回路と、訂正回路による誤り訂正の対象となったメモリセルにおいて誤り訂正が行われた回数を計数する計数手段と、計数手段により計数された回数が所定回数を超えると、メモリに有効なデータが格納されていないときに、メモリセルをリダンダンシセルに切り替える切替手段とを備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、メモリ制御システム、メモリ制御方法およびメモリ制御プログラムに関する。
経年劣化によるメモリセル固定故障などのSRAM(Static Random Access Memory)の故障に対して、SRAMの二重化による冗長構成を用いるといった対策や、リダンダンシ機能付きSRAMを使用するといった対策が採られている。
関連する技術として、特許文献1には、不良メモリセルを冗長メモリセルにより置き換える技術が記載されている。
特開2008−186460号公報
しかし、SRAMを二重化する場合にはハードウェア量の増加が膨大となり、リダンダンシ機能付きSRAMを使用する場合には不良セルとリダンダンシセルとの切り替えがLSI(Large−Scale Integration)の初期化時に行われるためシステム運用中に切り替えることができず、運用中にセルの固定故障に進行してしまうとその不良セルを使い続けることになる。また、ソフトエラー対策としてECC(Error Check and Correct)による1bitエラー訂正を行う場合でも、不良セルを使い続けている状態でソフトエラーが発生してしまうとECCによる訂正ができなくなり、システムダウンに至るといった課題がある。
特許文献1に記載された技術では、冗長メモリへのアクセスを停止させる手段についての記載がなく、システム動作中に置き換えることは想定されていない。よって、上記のような課題を有することになる。
そこで、本発明は、ハードウェア量を増大させることなく、システム動作中であってもSRAM内の不良セルをリダンダンシセルと自動的に入れ替えることによりソフトエラーがセル固定故障のデータに発生しても救済することができる情報処理装置、メモリ制御システム、メモリ制御方法およびメモリ制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明による情報処理装置は、メモリから読み出したデータの誤り訂正を行う訂正回路と、訂正回路による誤り訂正の対象となったメモリセルにおいて誤り訂正が行われた回数を計数する計数手段と、計数手段により計数された回数が所定回数を超えると、メモリに有効なデータが格納されていないときに、メモリセルをリダンダンシセルに切り替える切替手段とを備えていることを特徴とする。
本発明によるメモリ制御システムは、メモリから読み出したデータの誤り訂正を行う訂正回路と、訂正回路による誤り訂正の対象となったメモリセルにおいて誤り訂正が行われた回数を計数する計数手段と、計数手段により計数された回数が所定回数を超えると、メモリに有効なデータが格納されていないときに、メモリセルをリダンダンシセルに切り替える切替手段とを備えていることを特徴とする。
本発明によるメモリ制御方法は、訂正回路が、メモリから読み出したデータの誤り訂正を行い、計数手段が、訂正回路による誤り訂正の対象となったメモリセルにおいて誤り訂正が行われた回数を計数し、切替手段が、計数手段により計数された回数が所定回数を超えると、メモリに有効なデータが格納されていないときに、メモリセルをリダンダンシセルに切り替えることを特徴とする。
本発明によるメモリ制御プログラムは、コンピュータに、メモリから読み出したデータの誤り訂正を行う訂正処理と、誤り訂正の対象となったメモリセルにおいて誤り訂正が行われた回数を計数する計数処理と、計数された回数が所定回数を超えると、メモリに有効なデータが格納されていないときに、メモリセルをリダンダンシセルに切り替える切替処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ハードウェア量を増大させることなく、システム動作中であってもSRAM内の不良セルをリダンダンシセルと自動的に入れ替えることによりソフトエラーがセル固定故障のデータに発生しても救済することができる。
本発明による情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 エラーカウント部の構成の一例を示すブロック図である。 リダンダンシ切替制御部の構成の一例を示すブロック図である。 情報処理装置におけるメモリ制御処理の一例を示すフローチャートである。 情報処理装置の最小の構成例を示すブロック図である。
実施形態1.
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明による情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、図1に示す一方向性の矢印は、あるデータの流れの方向を端的に示したものであり、双方向性を排除するものではない。図1に示すように、本実施形態では、情報処理装置は、LSI内に、FIFO(First IN,First Out)として使用するSRAM10と、ECC訂正回路20とを備えている。また、本発明によるメモリ制御システムが適用された情報処理装置は、エラーカウント部30と、リダンダンシ切替制御部40とを備えている。エラーカウント部30およびリダンダンシ切替制御部40は、SRAM10およびECC訂正回路20と同じLSIに含まれていてもよいし、異なるLSIに含まれていてもよい。エラーカウント部30およびリダンダンシ切替制御部40は、プログラムに従って動作する。
ECC訂正回路20は、SRAM10のリードデータをECCにより誤り訂正を行う機能を備えている。また、ECC訂正回路20は、SRAM10から読み出されたデータにおいて1bitエラーを検出した場合に、ECCエラー情報(少なくともエラー箇所を特定可能なエラー箇所情報を含む)をエラーカウント部30に出力する機能を備えている。
図2は、エラーカウント部30の構成の一例を示すブロック図である。なお、図2に示す一方向性の矢印は、あるデータの流れの方向を端的に示したものであり、双方向性を排除するものではない。エラーカウント部30は、エラー箇所比較部300と、エラーカウンタ330と、リダンダンシ切替判定部340とを備えている。
エラー箇所比較部300は、ECC訂正回路20から出力されたECCエラー情報を入力し、ECCエラー情報からエラー箇所情報(例えば、SRAM10のメモリセルを特定する情報)を抽出し、エラー箇所情報レジスタ310が保持するエラー箇所情報と比較する機能を備えている。エラー箇所情報レジスタ310には、前回1bitエラーを検出したエラー箇所を特定可能なエラー箇所情報が格納されている。
エラー箇所比較部300は、ECCエラー情報から抽出したエラー箇所情報と、エラー箇所情報レジスタ310が保持するエラー箇所情報との比較の結果、不一致の場合には、エラー回数レジスタ320をリセットするとともに、抽出したエラー箇所情報をエラー箇所情報レジスタ310に格納し、一致した場合には、エラー回数レジスタ320の値をエラーカウンタ330によりカウントアップする機能を備えている。エラー回数レジスタ320には、同一箇所での1bitエラー回数を示す値が格納されている。
リダンダンシ切替判定部340は、エラー回数レジスタ320が保持するエラー回数を示す値が、閾値レジスタ350が保持する閾値を超えたかどうかを判断する機能を備えている。閾値レジスタ350には、同一箇所での1bitエラーをセル固定故障と判断し得るエラー回数を示す値があらかじめ格納されている。
リダンダンシ切替判定部340は、エラー回数レジスタ320が保持するエラー回数を示す値が、閾値レジスタ350が保持する閾値を超えたと判定した場合に、リダンダンシ切替判定信号とエラー箇所情報とをリダンダンシ切替制御部40に出力する機能を備えている。
図3は、リダンダンシ切替制御部40の構成の一例を示すブロック図である。なお、図3に示す一方向性の矢印は、あるデータの流れの方向を端的に示したものであり、双方向性を排除するものではない。図3に示すように、リダンダンシ切替制御部40は、リダンダンシ切替指示部410と、FIFO空判定部420と備えている。
リダンダンシ切替制御部40は、エラーカウント部30から出力されたリダンダンシ切替判定信号およびエラー箇所情報を入力するとともに、SRAM10のリードアドレス(RA)およびライトアドレス(WA)を入力する。
FIFO空判定部420は、リダンダンシ切替判定信号を入力すると、リードアドレス(RA)とライトアドレス(WA)とを比較し、RA=WAすなわちFIFOが空かどうかを判断する機能を備えている。
FIFO空判定部420は、FIFOが空だと判断し、且つ、リダンダンシ切替が完了しているか否かを示す切替完了フラグ430が、切り替えが行われていないことを示している場合に、リダンダンシ切替が可能なタイミングであると判断して、SRAM10の入力元にBUSY信号を出力してSRAM10に新たなデータが送られてくるのを一時的に抑止するとともに、リダンダンシ切替要求をリダンダンシ切替指示部410に出力する機能を備えている。また、FIFO空判定部420は、リダンダンシ切替指示部410から出力された切替完了報告により、切替完了フラグ430がリダンダンシ切替を完了したことを示す状態に設定されると、BUSY信号の出力を停止し、SRAM10への新たなデータの受け付けを再開させる機能を備えている。
リダンダンシ切替指示部410は、FIFO空判定部420からリダンダンシ切替要求を入力すると、エラーカウント部30から出力されたエラー箇所情報からリダンダンシ切替に必要なリダンダンシ情報を生成し、生成したリダンダンシ情報をSRAM10に出力してリダンダンシ切替を行う機能を備えている。
リダンダンシ切替指示部410は、リダンダンシ切替を行うと、切替完了報告を出力して、切替完了フラグ430をリダンダンシ切替が完了したことを示す状態に設定する機能を備えている。
次に、メモリ制御システムを適用した情報処理装置の動作を説明する。図4は、情報処理装置におけるメモリ制御処理一例を示すフローチャートである。
SRAM10に対するリード要求がなされると、SRAM10のリードデータがECC訂正回路20に出力される。ECC訂正回路20は、エラーチェックを行い、ECCエラーを検出した場合には、ECCエラー情報をエラーカウント部30に出力する(ステップS01)。
エラーカウント部30のエラー箇所比較部300は、エラーカウント部30から出力されたECCエラー情報を入力し、入力したECCエラー情報から抽出したエラー箇所情報と、エラー箇所情報レジスタ310が保持するエラー箇所情報とを比較する(ステップS02)。そして、不一致の場合には、エラー箇所比較部300は、エラー回数レジスタ320をリセットするとともに、ECCエラー情報から抽出したエラー箇所情報をエラー箇所情報レジスタ310に格納する(ステップS12)。
ECCエラー情報から抽出したエラー箇所情報と、エラー箇所情報レジスタ310が保持するエラー箇所情報とが一致した場合には、エラー箇所比較部300は、エラー回数レジスタ320の値をエラーカウンタ330によりカウントアップする(ステップS03)。
次いで、リダンダンシ切替判定部340は、エラー回数が閾値を超えたかどうかを判定する(ステップS04)。具体的には、リダンダンシ切替判定部340は、エラー回数レジスタ320の値が、閾値レジスタ350の値を超えているかどうか判定する。閾値レジスタ350には、同一箇所での1bitエラーをセル固定故障と判断し得るエラー回数を示す閾値があらかじめ設定されている。
エラー回数が閾値を超えたと判定した場合には、リダンダンシ切替判定部340は、リダンダンシ切替判定信号とエラー箇所情報とをリダンダンシ切替制御部40に出力する(ステップS05)。
次いで、FIFO空判定部420は、エラーカウント部30から出力されたリダンダンシ切替判定信号を入力すると、リダンダンシ切替が可能なタイミングであるか否かを判定する。具体的には、FIFO空判定部420は、リダンダンシ切替が完了しているか否かを示す切替完了フラグ430の状態が、切替未実施(すなわち未完了)であることを示していて、且つ、SRAM10のリードアドレスとライトアドレスとが等しい、すなわちFIFOが空である場合に、リダンダンシ切替が可能なタイミングであると判定する(ステップ06)。
リダンダンシ切替が可能なタイミングであると判定すると、FIFO空判定部420は、SRAM10の入力元にBUSY信号を出力してSRAM10に新たなデータが送られてくるのを一時的に抑止する制御を行うとともに、リダンダンシ切替要求をリダンダンシ切替指示部410に出力する(ステップS07)。
リダンダンシ切替指示部410は、FIFO空判定部420から出力されたリダンダンシ切替要求を入力すると、エラーカウント部30から出力されたエラー箇所情報からリダンダンシ切替に必要なリダンダンシ情報を生成し、生成したリダンダンシ情報をSRAM10に出力してリダンダンシ切替を行う(ステップS08,S09)。
リダンダンシ切替を行うと、リダンダンシ切替指示部410は、切替完了報告を出力して、切替完了フラグ430をリダンダンシ切替が完了していることを示す状態に設定する(ステップS10)。例えば、切替完了報告を切替完了フラグ430に出力し、切替完了フラグ430はそれを保持する。
切替完了フラグ430がリダンダンシ切替を完了していることを示す状態に設定されると、FIFO空判定部420は、BUSY信号の送出を停止し、SRAM10への新たなデータの受け付けを再開させる制御を行う(ステップS11)。
以上に説明したように、本発明による情報処理装置は、LSI内にFIFOとして使われる、リダンダンシセルを備えたSRAM(図1のSRAM10)と、そのSRAMからのリードデータのECCによる誤り訂正を行うECC訂正回路(図1のECC訂正回路20)とを有する。
また、本発明による情報処理装置は、ECC訂正回路(図1のECC訂正回路20)により誤り訂正されたときのECCエラー情報から得られるエラー箇所情報を保持し、そのエラー箇所においてECCによる誤り訂正が発生した回数をカウントするエラーカウント部(図1のエラーカウント部30)を有する。
エラーカウント部(図1のエラーカウント部30)は、あらかじめ設定する閾値を記憶しておき、保持するエラーカウント数が閾値を超えた場合にリダンダンシセルに切替えるよう判定したことを示す信号を出力する。
また、本発明による情報処理装置は、エラーカウント部(図1のエラーカウント部30)においてリダンダンシセルに切替えるよう判定された場合に、リダンダンシセルへの切り替えが可能な状態、すなわちFIFOが空かどうかを判定するリダンダンシ切替制御部(図1のリダンダンシ切替制御部40)を有する。
リダンダンシ切替制御部(図1のリダンダンシ切替制御部40)は、SRAM(図1のSRAM10)へのリードアドレスとライトアドレスとを比較し、リードアドレスとライトアドレスが等しい、すなわち、FIFOが空だと判定した場合には、BUSY信号をSRAM(図1のSRAM10)の入力元に出力してSRAM(図1のSRAM10)に新たなデータが送られてくるのを抑止するとともに、リダンダンシ情報をSRAM(図1のSRAM10)に出力してリダンダンシ切替指示を行い、リダンダンシ切替が完了した事を記憶しておく。
リダンダンシ切替制御部(図1のリダンダンシ切替制御部40)は、リダンダンシ切替が完了するとBUSY信号の出力を停止して、SRAM(図1のSRAM10)が新たなデータを受け付けられるようにする。
したがって、本発明による情報処理装置では、ECCによる1bitエラー訂正が同じ箇所で何度も発生した場合にはセル固定故障と判断し、システム運用中であってもSRAM内に有効なデータが無いタイミングでその不良セルとリダンダンシセルとを切り替えることで、セル固定故障が発生している場合においてもソフトエラーによるシステムダウンを回避できる。また、ハードウェア量を増大させることなく、情報処理装置の性能に影響を与えることもなく実現することができる。
実施形態2.
先に示した第1の実施形態では、1bitエラーが同一箇所で設定する閾値回数以上連続して発生した場合にリダンダンシ切替を行うため、固定故障による1bitエラーが閾値回数に至る前に異なるbitでソフトエラーが発生すると、エラーカウンタ330がリセットされるため、リダンダンシ切替が適切に実施されない可能性がある。これを回避するため、第2の実施形態では、エラー箇所情報レジスタ310とエラー回数レジスタ320との組を複数個備えるように構成する。
例えば、第1エラー箇所情報レジスタおよび第2エラー箇所情報レジスタと、第1エラー回数レジスタおよび第2エラー回数レジスタとを備え、第1のエラー箇所を特定するエラー箇所情報を第1エラー箇所情報レジスタが保持し、当該第1のエラー箇所において検出された1bitエラーの回数を示す値を第1エラー回数レジスタが保持する。また、上記の第1のエラー箇所とは異なる第2のエラー箇所を特定するエラー箇所情報を第2エラー箇所情報レジスタが保持し、当該第2のエラー箇所において検出された1bitエラーの回数を示す値を第2エラー回数レジスタが保持するように構成する。
エラー箇所比較部300は、ECCエラー情報に含まれるエラー箇所情報と、第1エラー箇所情報レジスタおよび第2エラー箇所情報レジスタが保持するエラー箇所情報とを比較し、いずれかと一致する場合には、対応する第1エラー回数レジスタまたは第2エラー回数レジスタの値をカウントアップする。また、いずれとも一致しない場合には、例えば、第1エラー箇所情報レジスタと第2エラー箇所情報レジスタとのうち、先にエラー箇所情報が格納された方をリセットする(すなわち先に1bitエラーが検出された箇所を示すエラー箇所情報をリセットする)。また、対応する第1エラー回数レジスタまたは第2エラー回数レジスタをリセットする。
そして、リダンダンシ切替判定部340は、第1エラー回数レジスタおよび第2エラー回数レジスタの値から、いずれかのエラー箇所におけるエラー回数が閾値を超えた場合にリダンダンシ切替を実施すると判定する。
この実施形態では、情報処理装置は、エラー箇所情報レジスタ310とエラー回数レジスタ320との組を複数個備えていることにより、いずれかのエラー箇所におけるエラー回数が閾値を超えた場合にリダンダンシ切替を実施することができ、リダンダンシ切替を適切に実施することができる。
なお、この実施形態では、エラー箇所情報レジスタ310とエラー回数レジスタ320とを2組備えるように構成されているが、3組以上であってもよい。
実施形態3.
また、先に示した実施形態では、FIFOとして使用するSRAMに限定しているが、第3の実施形態ではFIFOに限定しない。リダンダンシ切替制御部40は、先の実施形態ではSRAM10のリードアドレスとライトアドレスとを比較しFIFOが空かどうかを判定していたが、第3の実施形態ではFIFOが空かどうかを判定することなく、リダンダンシ切替判定信号が入力され、且つ、切替完了フラグ430がリダンダンシ切替を未実施であることを示している場合に、BUSY信号を出力してSRAM10への入力を抑止する。そして、その間に、リダンダンシ切替指示部410は、リダンダンシ情報を出力してリダンダンシ切替を行う。このような構成により、セル固定故障が発生している場合においてもソフトエラーによるシステムダウンを回避できる。また、ハードウェア量を増大させることなく、情報処理装置の性能に影響を与えることなく実現することができる。
なお、上記の各実施形態に示した構成については、いずれかの構成のみを情報処理装置に適用してもよいし、上記の各実施形態のうちの一部または全ての構成を組み合わせて情報処理装置に適用してもよい。
次に、本発明による情報処理装置の最小構成を説明する。図5は、情報処理装置の最小の構成例を示すブロック図である。図5に示されるように、情報処理装置は、最小の構成要素として、訂正回路1と、計数手段2と、切替手段3とを備えている。
図5に示す最小構成の情報処理装置では、計数手段2は訂正回路1による誤り訂正の対象となったメモリセルにおいて誤り訂正が行われた回数を計数し、切替手段3は計数手段2により計数された回数が所定回数を超えると、メモリに有効なデータが格納されていないときに、メモリセルをリダンダンシセルに切り替える。
したがって、最小構成の情報処理装置によれば、誤り訂正が同じ箇所で何度も発生した場合にはセル固定故障と判断し、システム運用中であってメモリ内に有効なデータが無いタイミングでその不良セルとリダンダンシセルとを切り替えることで、セル固定故障が発生している場合においてもソフトエラーによるシステムダウンを回避できる。また、ハードウェア量を増大させることなく、情報処理装置の性能に影響を与えることもなく実現することができる。
なお、本実施形態では、以下の(1)〜(5)に示すような情報処理装置の特徴的構成が示されている。
(1)メモリ(例えば、SRAM10により実現される)から読み出したデータの誤り訂正を行う訂正回路(例えば、ECC訂正回路20により実現される)と、訂正回路による誤り訂正の対象となったメモリセル(例えば、エラー箇所情報により特定される)において誤り訂正が行われた回数(例えば、エラー回数)を計数する計数手段(例えば、エラーカウント部30により実現される)と、計数手段により計数された回数が所定回数(例えば、閾値レジスタ350が保持する閾値により特定される)を超えると、メモリに有効なデータが格納されていないときに、メモリセルをリダンダンシセルに切り替える切替手段(例えば、リダンダンシ切替制御部40により実現される)とを備えたことを特徴とする。
(2)メモリ(例えば、SRAM10により実現される)から読み出したデータの誤り訂正を行う訂正回路(例えば、ECC訂正回路20により実現される)と、訂正回路による誤り訂正の対象となったメモリセル(例えば、エラー箇所情報により特定される)において誤り訂正が行われた回数(例えば、エラー回数)を計数する計数手段(例えば、エラーカウント部30により実現される)と、計数手段により計数された回数が所定回数(例えば、閾値レジスタ350が保持する閾値により特定される)を超えると、メモリセルをリダンダンシセルに切り替える切替手段(例えば、リダンダンシ切替制御部40により実現される。第3の実施形態参照)とを備えたことを特徴とする。
(3)情報処理装置において、メモリは、FIFOによりデータを格納し(図1のSRAM10参照)、切替手段は、メモリへのリードアドレスとライトアドレスとが等しいときに、メモリに有効なデータが格納されていないと判定する空判定手段(例えば、FIFO空判定部420により実現される)を含むように構成されていてもよい。
(4)情報処理装置において、切替手段は、空判定手段によりメモリに有効なデータが格納されていないと判定されたことにもとづいて、メモリへのデータ入力を制限する制御を行う(例えば、FIFO空判定部420がステップS06〜S07の処理を実行することにより実現される。図4参照)ように構成されていてもよい。
(5)情報処理装置において、訂正回路による誤り訂正の対象となったメモリセルを特定可能な情報を保持するレジスタと、当該メモリセルにおいて誤り訂正が行われた回数を特定可能な情報を保持するレジスタとの組を複数備える(第2の実施形態参照)ように構成されていてもよい。
本発明は、エンタープライズサーバなど運用を止めないことが重要な分野で用いられる情報処理装置に好適に適用可能である。
1 訂正回路
2 計数手段
3 切替手段
20 ECC訂正回路
30 エラーカウント部
300 エラー箇所比較部
310 エラー箇所情報レジスタ
320 エラー回数レジスタ
330 エラーカウンタ
340 リダンダンシ切替判定部
350 閾値レジスタ
40 リダンダンシ切替制御部
410 リダンダンシ切替指示部
420 FIFO空判定部
430 切替完了フラグ

Claims (8)

  1. メモリから読み出したデータの誤り訂正を行う訂正回路と、
    前記訂正回路による誤り訂正の対象となったメモリセルにおいて誤り訂正が行われた回数を計数する計数手段と、
    前記計数手段により計数された回数が所定回数を超えると、前記メモリに有効なデータが格納されていないときに、前記メモリセルをリダンダンシセルに切り替える切替手段とを備えた
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. メモリから読み出したデータの誤り訂正を行う訂正回路と、
    前記訂正回路による誤り訂正の対象となったメモリセルにおいて誤り訂正が行われた回数を計数する計数手段と、
    前記計数手段により計数された回数が所定回数を超えると、前記メモリセルをリダンダンシセルに切り替える切替手段とを備えた
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. メモリは、FIFOによりデータを格納し、
    切替手段は、前記メモリへのリードアドレスとライトアドレスとが等しいときに、前記メモリに有効なデータが格納されていないと判定する空判定手段を含む
    請求項1記載の情報処理装置。
  4. 切替手段は、空判定手段によりメモリに有効なデータが格納されていないと判定されたことにもとづいて、前記メモリへのデータ入力を制限する制御を行う
    請求項3記載の情報処理装置。
  5. 訂正回路による誤り訂正の対象となったメモリセルを特定可能な情報を保持するレジスタと、当該メモリセルにおいて誤り訂正が行われた回数を特定可能な情報を保持するレジスタとの組を複数備える
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. メモリから読み出したデータの誤り訂正を行う訂正回路と、
    前記訂正回路による誤り訂正の対象となったメモリセルにおいて誤り訂正が行われた回数を計数する計数手段と、
    前記計数手段により計数された回数が所定回数を超えると、前記メモリに有効なデータが格納されていないときに、前記メモリセルをリダンダンシセルに切り替える切替手段とを備えた
    ことを特徴とするメモリ制御システム。
  7. 訂正回路が、メモリから読み出したデータの誤り訂正を行い、
    計数手段が、前記訂正回路による誤り訂正の対象となったメモリセルにおいて誤り訂正が行われた回数を計数し、
    切替手段が、前記計数手段により計数された回数が所定回数を超えると、前記メモリに有効なデータが格納されていないときに、前記メモリセルをリダンダンシセルに切り替える
    ことを特徴とするメモリ制御方法。
  8. コンピュータに、
    メモリから読み出したデータの誤り訂正を行う訂正処理と、
    誤り訂正の対象となったメモリセルにおいて誤り訂正が行われた回数を計数する計数処理と、
    計数された回数が所定回数を超えると、前記メモリに有効なデータが格納されていないときに、前記メモリセルをリダンダンシセルに切り替える切替処理とを
    実行させるためのメモリ制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110473585A (zh) * 2019-07-31 2019-11-19 珠海博雅科技有限公司 一种擦失效存储单元的替换方法、装置、设备及存储介质

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