JP2018163651A - 自動ドアセンサの検知エリアの提示方法および提示装置ならびに提示システム - Google Patents

自動ドアセンサの検知エリアの提示方法および提示装置ならびに提示システム Download PDF

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Abstract

【課題】自動ドアセンサの各検知スポットの実際の位置または検知範囲を検知スポットの大きさにかかわらず確認できるようにすること。
【解決手段】自動ドアセンサ16の検知エリアの確認方法であって、この方法は、自動ドア10とマーカを含む実画像を撮影する。つづいて、自動ドアセンサ16の検知エリアを構成する複数の検知スポット54の状態を取得する。その後、複数の検知スポット54それぞれの状態を示す画像を、マーカの位置を基準として実画像に重ね合わせて合成画像56を生成し、表示する。合成画像56に、自動ドア10の実画像と検知エリア52の画像が重ねて表示されるので、センサの各検知スポットの実際の位置または検知範囲を容易に確認することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動ドアセンサの検知エリアの提示方法および提示装置ならびに提示システムに関する。
建物の出入り口などの近傍を通行する通行人などを赤外線方式または電波方式の自動ドアセンサで検知して開閉する自動ドアが知られている。
自動ドアセンサが通行人などを検知するエリア(以下「検知エリア」という)は、それぞれ通行人などを検知する複数のスポット(以下「検知スポット」という)から構成されている。各検知スポットでの検知を有効化するか否かなどの設定は、自動ドアの不要開閉を低減するとともに通行人の円滑な通行を確保するため、自動ドアの設置環境に合わせて適宜変更される。特許文献1には、センサの検知スポットごとの設定や、設定内容の確認や、検知結果の確認をGUI端末で行う方法が開示されている。GUI端末を用いることで、こうした設定や確認を簡単に実行できる。
特開2008−291598号公報
自動ドアセンサの検知エリアの位置や範囲などの設定は、各検知スポットが設定されている実際の位置または検知範囲を把握した上で、自動ドアの設置環境に合わせて適切に行う必要があるが、赤外線方式、電波方式、超音波方式またはレーザスキャン方式のセンサの各検知スポットは目視では確認できない。そのためセンサの検知エリアの位置や範囲を設定する調整作業者は、実際に自身がセンサの検知エリアに入ったり、物を置いたりして、そのときの各検知スポットの検知結果から各検知スポットの実際の位置を個別に確認していた。このような方法は効率が悪いだけでなく、配置した物などと検知スポットの大きさとの関係によっては複数の検知スポットが同時に検知状態となってしまい、この場合、各検知スポットの実際の位置の特定がきわめて難しく、場合により、位置が特定できないこともある。
本発明は、こうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、自動ドアセンサの各検知スポットの実際の位置または検知範囲等の効率的な確認を支援することにある。
本発明のある態様は、自動ドアセンサの検知エリアの提示方法である。この方法は、自動ドアセンサの検知エリアを構成する複数の検知スポットの位置を特定可能なマーカを含む実画像を取得するステップと、複数の検知スポットのいずれかの状態を取得するステップと、複数の検知スポットのいずれかについて取得された状態を示す情報を、マーカの位置を基準として特定された、当該検知スポットの実画像内における位置に提示するステップとを備える。
「状態」の具体例は以下を含む。
(1)その検知スポットが物体を検知しているかどうか(検知状態)。
(2)その検知スポットに設定された、物体検知のための閾値、物体検知の有効・無効の指示、自動ドアにさせるべき特定の動作など(設定状態)。
(3)その検知スポットに異常が発生しているかどうか(作動状態)。
(4)その検知スポットが作業の対象になっているかどうか(指定状態)。
(5)その検知スポットの設定が変更されたかどうか(更新状態)。
この態様によれば、自動ドアが写っている実画像との適切な位置に検知スポットの状態が提示されるので、作業効率が高まる。
本発明の別の態様は、自動ドアセンサの検知エリアの提示装置である。この装置は、自動ドアセンサの検知エリアを構成する複数の検知スポットの位置を特定可能なマーカを含む実画像を取得する画像取得部と、複数の検知スポットのいずれかの状態を取得するセンサ情報取得部と、複数の検知スポットのいずれかについて取得された状態を示す情報を、マーカの位置を基準として特定された、当該検知スポットの実画像内における位置に提示する処理部とを備える。この処理部は、前記の状態を画像情報として実画像と合成等し、表示する画像処理部でもよい。
本発明のさらに別の態様は、自動ドアセンサの検知エリアの提示システムである。このシステムは、自動ドアセンサの検知エリアを構成する複数の検知スポットの位置を特定可能なマーカと、提示装置とを含む。提示装置は、マーカを含む実画像を取得する画像取得部と、複数の検知スポットのいずれかの状態を取得するセンサ情報取得部と、複数の検知スポットのいずれかについて取得された状態を示す情報を、マーカの位置を基準として特定された、当該検知スポットの実画像内における位置に提示する処理部とを備える。
本発明のさらに別の態様も自動ドアセンサの検知エリアの提示システムである。このシステムは、自動ドアセンサの検知エリアを構成する複数の検知スポットの位置を特定可能なマーカと、第1装置と、第2装置とを含む。第1装置は、マーカを含む実画像を取得する画像取得部と、複数の検知スポットのいずれかの状態を取得するセンサ情報取得部と、第1処理部とを含む。第2装置は、マーカの位置を基準として、状態が取得された検知スポットの実画像内における位置を特定する第2処理部を備える。第1処理部は第2処理部によって特定された位置に状態を示す情報を提示する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、自動ドアセンサの各検知スポットの実際の位置または検知範囲等の効率的な確認を支援することができる。
第1の実施の形態に係る自動ドアセンサの検知エリア提示システムの構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る自動ドアセンサの検知エリア提示システムの機能構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る自動ドアセンサの検知エリアを示す図である。 第1の実施の形態に係る提示装置の合成画像生成処理のフローチャートを示す図である。 第1の実施の形態に係る合成画像を示す図である。 第1の実施の形態に係る提示装置の設定処理のフローチャートを示す図である。 第1の実施の形態に係る提示装置において検知スポットが指定される様子を示す図である。 第1の実施の形態に係る提示装置において検知スポットの設定が変更される様子を示す図である。 変形例1に係る合成画像の生成方法を説明するための図である。 変形例2に係る合成画像の生成方法を説明するための図である。 変形例4に係る合成画像を示す図である。 第2の実施の形態に係る合成画像生成処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施の形態に係る合成画像を示す図である。 第3の実施の形態に係る自動ドアセンサの検知エリア提示システムの機能構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態に係る合成画像を示す図である。
以下の実施の形態では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略する。
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態に係る自動ドアセンサの検知エリア提示システムを概説する。自動ドアセンサは、無目などに取り付けられ、通行人などの検知結果に応じて自動ドアを開閉させる。提示装置は、表示機能、画像取得機能としての撮像機能および通信機能を備える携帯端末であり、センサから検知エリアや検知スポットに関する情報(検知スポットでの検知が有効か否かや検知の閾値などの検知条件、検知スポットの検知状態、センサの故障の有無などのセンサの動作状態など)を取得する。
調整作業者は、提示装置を用いてセンサを含む画像を撮影する。提示装置の画面には、撮影された画像(実画像)に、センサの位置を基準として検知エリアを仮想的に示す画像が位置的に関連付けられ、具体的には、位置を合わせて重ねられ、合成画像が表示される。調整作業者は、合成画像から検知エリアの範囲や複数の検知スポットの位置や範囲を確認することができる。この確認は検知スポットの大きさに関係なく可能になる。
さらに調整作業者は合成画像を見ながら各検知スポットの検知状態や動作状態を確認することができる。また各検知スポットの設定状態(物体検知のための閾値などの検知条件、物体検知の有効・無効の指示、自動ドアにさせるべき特定の動作など)を表示させることにより、設定内容の確認および変更なども行うことができる。
図1は、第1の実施の形態に係る自動ドアセンサの検知エリアの提示システムである自動ドアセンサ提示システム100の構成を示す。自動ドアセンサ提示システム100は、自動ドア10、提示装置22を含む。自動ドア10は、自動ドアセンサ16による通行人などの検知結果に応じてコントローラ12がモータ14を制御してドア18を開閉する。コントローラ12と自動ドアセンサ16とは、CAN(Controller Area Network)により接続している。提示装置22は、表示機能、撮影機能および通信機能を備えるスマートフォン、タブレットPC、メガネタイプのウェアラブル端末などの携帯端末であり、近距離無線通信によりコントローラ12が接続されているCANバスに接続された図示しない通信変換装置と通信可能に構成している。つまり提示装置22は通信変換装置を介してコントローラ12や自動ドアセンサ16と相互に情報を送受信可能に構成している。
図2は、自動ドアセンサ提示システム100の機能ブロック図である。各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする電子素子や機械部品などで実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラムなどによって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
コントローラ12は、通信部24、駆動制御部26を備える。通信部24は、自動ドアセンサ16との間でデータを送受信する。駆動制御部26は、自動ドアセンサ16が通行人などを検知エリア内で検知したときに送信するドアを開放させるための信号である起動信号に応じてモータ14を制御してドア18を開閉させる。より具体的には、起動信号を受信するとドア18が全開位置まで移動し、起動信号を受信している限りはドア18を全開状態に維持し、起動信号を受信しなくなってから予め設定された時間を経過した後、ドア18を全閉位置まで移動させる。なお、ドア18が全閉位置までに移動する間に起動信号を再度受信すると、ドア18は再度全開位置まで移動する。
自動ドアセンサ16は、検知素子としてのセンサ部28のほかに、記憶部30、開閉指示部32、通信部34を備える。通信部34は、コントローラ12および提示装置22との間でデータを送受信する。センサ部28は、赤外線反射式センサであり、赤外線を後述の検知エリアに投光する投光器、人や物体からの反射光を受光する受光器を備える。図3は、センサ部28の検知エリア52の床面における状態を示す。検知エリア52は床面から自動ドアセンサ16が配置される無目部や天井に至る立体的な範囲を有する。検知エリア52は、ドア18の移動方向に平行な方向に12列並び、ドア18の移動方向に直交する方向に6列並ぶよう配列された複数の検知スポット54で構成される。各検知スポット54には、配列の位置に対応するアドレス1A、1B、・・・、6K、6Lが割り当てられている。
各検知スポット54は、ドアウェイスポット54a、起動スポット54b、および無効スポット54cのいずれかに予め設定される。初期設定として、ドア18が通る領域Iをドアウェイスポット54aとする。通行人が近づいたときにドア18を開ける領域IIを起動スポット54bとする。また、ドア18から遠く、通行人が存在してもドア18を開けない領域IIIを無効スポット54cとする。なお、検知スポット54の形状は、円形、楕円、長方形、矩形以外の多角形であってもよい。また、センサ部28は、電波式センサや、超音波式センサ、レーザスキャン式センサ、画像式センサであってもよい。
図2に戻り、自動ドアセンサ16の記憶部30は、自動ドアセンサ16の機器情報として、型番や形式(無目付、天井付、無目下付などの種別)センサ筐体の形状、設置されている位置や高さ、検知エリア52の形状および大きさ、検知スポット54の総数および配列の形態(配列の形状や位置など)を記憶する。また、自動ドアセンサ16の設定情報として、検知スポット54ごとの設定、つまり検知スポット54ごとに検知を有効にするか否か、検知の閾値などの検知条件などに関する設定をアドレスに関連付けて記憶する。開閉指示部32は、各検知スポット54の検知結果に応じて起動信号を出力する。なお、型式やセンサ筐体の形状や検知スポット54の総数および配列の形態については、図示しないデータサーバに保存しておき、型番からこれらを参照できるようにしても構わない。
開閉指示部32は、起動スポット54bにおいて通行人などが検知された場合に、起動信号を出力してドア18を開いた状態に保つ。また、ドアウェイスポット54a上にドア18が存在しない間(すなわちドア18が開閉途中か完全に開いた状態の間)、ドアウェイスポット54aにおいて通行人などが検知された場合に、ドアウェイ検知信号を出力し、ドア18をそのまま開いた状態に保つ。ドアウェイ検知信号は、検知エリアがドアウェイに設定されている検知スポットが出力する起動信号である。
一方、ドアウェイスポット54a上にドア18が存在する間(すなわちドア18が開閉途中か完全に閉じている状態の間)、ドアウェイスポット54aおよび無効スポット54cにおける検知結果は無効とされる。このために開閉指示部32はそれらの検知結果をマスクして参照しない構成とし、起動スポット54bにおける検知結果のみを参照する。
いまドア18が開いているとする。この状態で、ドアウェイスポット54aおよび起動スポット54bにおいて通行人などが検知されない状態が所定時間継続したとき、コントローラ12はドア18を閉じる。
提示装置22は、通信部36、センサ情報取得部38、画像処理部40、画像取得部である撮像部42、表示部44、操作部46、記憶部48、位置検出部50、姿勢検出部51を備える。通信部36は、自動ドアセンサ16との間でデータを送受信する。センサ情報取得部38は、自動ドアセンサ16から機器情報および設定情報を取得する。また、調整作業者により検知スポット54の設定が変更された場合には、変更後の設定内容を自動ドアセンサ16に送信し、自動ドアセンサ16の記憶部30に記憶されている設定情報を更新する。
位置検出部50は、GPSなどの公知の技術を用いて提示装置22の位置を検出する。姿勢検出部51は、ジャイロセンサおよび加速度センサなどの公知の技術を用いて提示装置22の姿勢を検出する。画像処理部40は、撮像部42により撮影された画像、すなわち実画像に、自動ドアセンサ16の検知エリア52を示す画像を重ね合わせて合成画像を生成する。検知エリア52を示す画像は各検知スポット54を示す画像を含む。画像処理部40は、公知のAR(Augmented Reality)技術を用いて、自動ドアセンサ16をマーカ、すなわち重ね合わせの位置の基準として認識したうえで、姿勢検出部51の検出結果も加味して検知エリア52の画像を重ね合わせる。よって、一度マーカを含む実画像を取得し、そのときの姿勢検出部51の検出結果を保持しておけば、その後、マーカを含まない実画像であっても、この実画像の取得時の姿勢検出部51の検出結果と、保持している姿勢検出部51の検出結果とから検知エリア52の画像を、マーカを含まない実画像に重ね合わせることができる。
表示部44は、液晶ディスプレイであり、実画像や合成画像などを表示する。操作部46は、表示部44に重ねられたタッチパネルであり、調整作業者の操作を受け付ける。記憶部48は、合成画像を記憶する。
図4は、提示装置22の合成画像生成処理のフローを示す。まず、センサ情報取得部38が、自動ドアセンサ16から機器情報および設定情報を取得する(S11)。次に、撮像部42が、自動ドアセンサ16を含む実画像を撮影する(S12)。撮像部42により撮影された画像(静止画であっても動画であっても構わない。以下、同じ。)は、表示部44にリアルタイムに表示される。調整作業者は、撮像部42の撮影範囲に自動ドアセンサ16が入るように、提示装置22を持って角度などを調整しながら移動する。画像処理部40は、自動ドアセンサ16から取得したセンサ筐体の形状などを含む機器情報を用いて、実画像から自動ドアセンサ16を検出する(S13)。なお、自動ドアセンサ16の検出は、センサ筐体の形状や色などを基準として公知の画像認識技術を用いて行うことができる。また、センサ筐体の形状は、機器情報に含まれていなくても、機器情報に含まれる型番に対応付けて提示装置22の記憶部48または図示しないデータサーバに予め記憶しているものを用いても構わない。次に、自動ドアセンサ16の位置を基準として検知エリア52を示す画像を配置した仮想空間を構築する(S14)。
画像処理部40は、位置検出部50および姿勢検出部51により検出される提示装置22の位置や姿勢(仰角などの角度)から、現実の撮影範囲に対応する仮想空間上の撮影範囲を計算によりビューボリュームとして求める(S15)。また、実画像にビューボリュームのレンダリング画像を重ね合わせて合成画像を生成する(S16)。表示部44は、生成された合成画像を表示する(S17)。仮想空間上の撮影範囲に検知エリア52が存在する場合、合成画像に検知エリア52を示す画像が各検知スポット54を示す画像とともに現れる。合成画像を保存する場合(S18のY)、画像処理部40が提示装置22の記憶部48に合成画像を保存する(S19)。保存する合成画像は、静止画でも動画でもよい。調整作業者が撮影を継続する場合(S20のN)、S15に戻る。
図5は合成画像56を示す。調整作業者が自動ドアセンサ16を撮影すると、提示装置22において検知エリア52を含む仮想空間が構築される。調整作業者が撮像部42を移動させ、ドア18の周辺を撮影すると、合成画像56に検知エリア52を示す画像が現れる。画像処理部40は、複数の検知スポット54それぞれを示す画像で検知エリア52を示す画像を構成する。検知スポット54を示す画像を設定内容ごとに異なる色や模様あるいは点滅周期などの動的態様で表現すれば、調整作業者は同じ設定内容の検知スポット54を一目で把握できる。
調整作業者から検知スポット54の設定変更を受け付ける処理を説明する。図6は、提示装置22の設定処理のフローを示す。まず、表示部44が合成画像を表示する(S21)。提示装置22の記憶部48に保存されている合成画像を表示してもよく、画像処理部40により生成された合成画像をリアルタイムに表示してもよい。
次に、調整作業者による検知スポット54の指定を受け付ける(S22)。調整作業者が提示装置22においてタッチペンや指で検知スポット54を指定した場合、操作部46がその位置を検出し、画像処理部40が対応する検知スポット54を特定する。調整作業者が現実空間において指や足といった身体の一部、レーザポインタや指示棒などの指示器で特定の検知スポット54を指定した場合、画像処理部40が公知の画像認識技術を用いて身体の一部や指示器で指定されている位置を検出し、当該位置に対応する検知スポット54を特定する。調整作業者が音声入力で検知スポット54を指定する構成であってもよい。この場合、提示装置22は、マイクなどの音声入力部(図示せず)と、音声を認識するための音声認識部(図示せず)とを備える。
調整作業者から検知スポット54の指定があったとき(S22のY)、画像処理部40が、指定された検知スポット54の表示を変更する(S23)。これにより、調整作業者は、いずれの検知スポット54が作業の指定対象になっているかどうか(指定状態)を容易に把握できる。
図7は、検知スポット54が指定される様子を示す。画像処理部40は、タッチペン58で指定された検知スポット54dを示す画像を、指定されていない他の検知スポット54を示す画像とは異なる色や模様に変更する。指定された検知スポット54dを示す画像の枠線の太さや種類(実線から破線にするなど)を変更してもよく、画像を点滅させてもよい。
図6に戻り、次に調整作業者による検知スポット54dの設定変更を受け付ける(S24)。調整作業者が検知スポット54dの設定を変更した場合(S24のY)、提示装置22の通信部36が設定された内容を自動ドアセンサ16に送信する(S25)。自動ドアセンサ16は、自動ドアセンサ16の記憶部30に記憶されている検知スポット54dの設定内容(設定情報)を更新する。また、画像処理部40が、設定変更された検知スポット54dを示す画像の表示を変更する(S26)。これにより、調整作業者は、いずれの検知スポット54の設定が変更ないし更新されたか(更新状態)を容易に把握できる。
図8は、提示装置22において検知スポット54dの設定が変更される様子を示す。検知スポット54dの設定が変更されると、画像処理部40が、検知スポット54dを示す画像の枠線を設定変更されていない検知スポット54の枠線より太くする。なお、検知スポット54dを示す画像の色や模様、枠線の種類を変更してもよく、検知スポット54dを示す画像を点滅させてもよい。
図6に戻り、調整作業者が設定変更を継続する場合(S27のN)、S22に戻る。設定変更を終了する場合(S27のY)、処理を終了する。なお、複数の検知スポット54の指定を受け付けて、これらの設定を同時に変更可能な構成としてもよい。
以上をまとめる。調整作業者が自動ドアセンサ16の状態を確認する場合、まず提示装置22が自動ドアセンサ16から機器情報および設定情報を取得する。次に、調整作業者が自動ドアセンサ16を含む画像を撮影する。提示装置22は、自動ドアセンサ16のセンサ筐体の形状や機器情報を用いて、マーカとしての自動ドアセンサ16の位置を基準に、検知エリア52を示す画像を配置した仮想空間を構築する。調整作業者がドア18を撮影すると、実画像と検知エリア52を示す画像の合成画像56が表示される。検知エリア52を示す画像は、設定内容ごとに異なる態様で表示される複数の検知スポット54を示す画像で構成され、各検知スポットを個別に確認することができる。
調整作業者は、合成画像56において特定の検知スポット54dを指定し、その設定内容を変更できる。提示装置22は、指定された検知スポット54dや設定が変更された検知スポットを、他の検知スポットとは異なる表示に変更する。変更内容は自動ドアセンサ16に送信され、検知スポットの設定情報が更新される。調整作業者は検知エリア52や検知スポット54の位置や範囲や検知状態、および、検知スポット54の設定や検知状態などを検知スポット54の大きさにかかわらず効率的に確認できる。この結果、調整作業は容易になる。
さらに、自動ドアセンサ16の設定を変更するたびに、設定変更と関連付けて合成画像を保存しておくことにより、自動ドアセンサ16の設定の変更履歴をその設定根拠を示す情報の一つである自動ドア10の実際の設置環境を示す画像とともに管理できる。また、他の調整作業者と自動ドアセンサ16の設定内容を実際の設置環境を示す画像とともに共有できる。
(変形例1)
第1の実施の形態では、自動ドアセンサ16をマーカとして用いたが、ドア18の近くの床面に配置した物体をマーカとして用いてもよい。図9は、円柱状の物体64をマーカとして合成画像56を生成する様子を示す。物体64を、少なくとも一部が検知エリア52に入るように配置する。また物体64の大きさは検知スポット54よりも小さく、物体64が複数の検知スポットに検知されにくくしている。
提示装置22は、自動ドアセンサ16から各検知スポット54の検知状態を取得する。画像処理部40は、撮像部42により撮影された実画像から公知の画像認識技術により物体64を検出する。そして、物体64を検知した検知スポット54の位置と実画像における物体64の位置とから、検知エリア52および検知スポット54を示す画像を配置した仮想空間を構築して合成画像を生成する。
マーカとして用いる物体64が1つであっても、物体64は床面に配置されるので床面およびその上方に形成される検知エリア52および各検知スポット54の位置を特定できる。複数の物体64を用いることで、より正確に検知エリア52の位置を特定できる。
変形例1によれば、自動ドアセンサ16が無目内や天井に取り付けられて、センサ筐体の全体が露出しない場合であっても、検知エリア52や検知スポット54の位置や範囲を特定して合成画像を正確に生成することができる。また、全ての検知スポット54に物体64を配置する必要はないため、調整作業員の検知スポット54の位置や検知範囲を確認する手間が低減できる。
(変形例2)
レーザポインタや指示棒などの指示器で床面に形成されている検知エリア52を指し示し、その指示位置をマーカとして用いてもよい。さらに指示器としてプロジェクタを用いて、予め設定されたマークなどを投影してもよい。図10は、レーザポインタ66の照射位置68をマーカとして合成画像56を生成する様子を示す。レーザポインタ66は、撮像部42が認識できる可視光および自動ドアセンサ16が検知できる赤外線や電波を同一箇所へ照射する。
提示装置22は、自動ドアセンサ16から各検知スポット54の検知状態を取得する。画像処理部40は、撮像部42により撮影された実画像から公知の画像認識技術により照射位置68を検出する。また、照射位置68を検知した検知スポット54の位置と実画像における照射位置68の位置とから、検知エリア52および各検知スポット54を示す画像を配置した仮想空間を構築して合成画像56を生成する。照射位置68を動かして、複数箇所で実画像における照射位置と検知スポット54の検知結果とを照らし合わせることで、より正確に検知エリア52の位置を特定できる。指示棒を用いた場合にも、実画像で指示位置を特定し、自動ドアセンサ16が指示位置を検知することで、同様に合成画像56を生成できる。
変形例2によれば、変形例1と同様の効果に加え、物体64を配置するために調整作業者が移動する必要がないため確認の手間を削減することができる。
(変形例3)
自動ドアセンサ16が露出しないよう取り付けられている場合、レーザポインタや指示棒などの指示器で自動ドアセンサ16の取り付け位置を指し示し、実画像から指示位置を検出して自動ドアセンサ16の位置を特定してもよい。また、指示器としてプロジェクタを用いて、自動ドアセンサ16の取り付け位置に予め設定されたマークなどを指示位置として投影してもよい。画像処理部40は、実画像から指示器による指示位置を検出し、自動ドアセンサ16の位置を特定する。特定した自動ドアセンサ16の位置を基準として、検知エリア52を示す画像を配置した仮想空間を構築して合成画像56を生成できる。変形例3によれば、変形例1、2と同様の効果を奏する。
(変形例4)
図11は、変形例4に係る合成画像56を示す。画像処理部40は、高さ方向に複数の検知エリア52の平面画像を積層して、自動ドアセンサ16の検知空間78を示す画像を実画像に重ね合わせて合成画像56としてもよい。自動ドアセンサ16の検知空間78を立体的に把握できる。
(変形例5)
自動ドアセンサ16に、各検知スポット54の異常を検出する異常検出部(図示せず)を設けてもよい。異常検出部は、公知の技術により、検知スポット54に対応して設けられている検出素子の物理的故障などを検出する。
提示装置22は、自動ドアセンサ16から検知スポット54の異常検出結果を取得する。画像処理部40は、合成画像56において、異常が検出された検知スポット54を示す画像を、異常が検出されていない検知スポット54を示す画像とは異なる色や模様や点滅などの動的態様などに変更して表示する。調整作業者は各検知スポット54の作動状態(正常または異常)を簡単に把握できる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、各検知スポット54の検知状態をリアルタイムに合成画像56に表示する。図12は、第2の実施の形態に係る合成画像生成処理のフローを示す。S31からS34までの処理は、第1の実施の形態に係る合成画像生成処理のS11からS14までと同様である。
提示装置22のセンサ情報取得部38は、自動ドアセンサ16から各検知スポット54の検知情報を取得する(S35)。画像処理部40は、仮想空間上の撮影範囲を求め(S36)、合成画像を生成する(S37)。画像処理部40は、各検知スポット54を示す画像を設定内容ごとに異なる色や模様として表示する。また、各検知スポット54の検知情報にしたがって、通行人などを検知している検知スポット54を示す画像の表示を変更し、検知していない検知スポット54を示す画像と異なる色や模様とする。通行人などを検知している検知スポット54を示す画像の枠線の太さや種類を変更してもよく、通行人などを検知している検知スポット54を示す画像を点滅させてもよい。生成された合成画像を表示部44が表示する(S38)。
図13は、第2の実施の形態に係る合成画像56を示す。合成画像56には、設定内容ごとに異なる色や模様で検知スポット54を示す画像が表示される。また、通行人70を検知した検知スポット54eを示す画像は、検知していない検知スポット54を示す画像とは異なる表示に変更される。合成画像56には、各検知スポット54の検知状態がリアルタイムに表示される。
図12に戻り、合成画像56を保存する場合(S39のY)、画像処理部40が提示装置22の記憶部48に合成画像を保存する(S40)。調整作業者が撮影を継続する場合(S41のN)、S15に戻る。
以上、第2の実施の形態によれば、調整作業者は、各検知スポット54の通行人などの検知状態とともに、検知結果に応じたドア18の動きを確認できる。第1の実施の形態と同様、合成画像56を確認しながら各検知スポット54の設定を変更可能な構成としてもよい。調整作業者は各検知スポット54の検知状態を確認して設定を最適化できる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、各検知スポット54の検知頻度を合成画像56に表示する。図14は、第3の実施の形態に係る自動ドアセンサ提示システム102の機能ブロック図である。自動ドアセンサ16の記憶部30は、複数の検知スポット54のいずれかが通行人などを検知した場合、検知した検知スポット54のアドレスと検知した日時とを関連付けて記憶する。頻度算出部72は、記憶部30に記憶されている検知結果から、調整作業者により設定された期間や時間帯における各検知スポット54の検知頻度を算出する。
提示装置22は、頻度算出部72により算出された検知頻度を取得する。画像処理部40は、検知頻度に応じて検知スポット54の表示を変えて合成画像56を生成する。図15は、第3の実施の形態に係る合成画像56を示す。合成画像56には、検知頻度に応じて段階的に異なる色でそれぞれの検知スポット54を示す画像が表示される。
以上、第3の実施の形態によれば、調整作業者は、設定した期間や時間帯における各検知スポット54の検知頻度を確認できる。第1の実施の形態と同様に、合成画像56を確認しながら各検知スポット54の設定を変更可能な構成としてもよい。調整作業者は、検知頻度が低い起動スポットを無効スポットに変更し、検知頻度が高い無効スポットを起動スポットに変更するなどして、各検知スポット54の設定を最適化できる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、また、そうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、自動ドアセンサを確認、調整等する場合を説明したが、本発明は、移動する物体を検知するセンサ、例えば防犯のための侵入検知センサ、シャッター用センサ、産業用ロボットの可動範囲への作業員等の侵入を検知するセンサなどの検知エリアの確認やその結果の確認等にも適用可能である。
例えば、センサの検知エリアの提示方法として、移動する人または物体を検知する領域と位置関係が特定可能なマーカを含む実画像を取得するステップと、移動する人又は物体を検知するセンサの検知エリアを構成する複数の検知スポットの状態を取得するステップと、複数の検知スポットのいずれかの状態を示す情報を、前記マーカの位置を基準として実画像に位置的に関連付けて提示するステップとを備える。
また、センサの検知エリアの提示装置として、移動する人または物体を検知する領域と位置関係が特定可能なマーカを含む実画像を取得する画像取得部と、移動する物体を人又は検知するセンサの検知エリアを構成する複数の検知スポットの状態を取得する状態取得部と、複数の検知スポットのいずれかの状態を示す情報を、マーカの位置を基準として実画像と位置的に関連付けて提示する提示部とを備える。
これらの場合、マーカは先に示した例のようにセンサの筐体であっても、検知エリア内に配置あるいは投影された物体などであってもよい。
これらの構成によれば、センサの各検知スポットの実際の位置または検知範囲を検知スポットの大きさにかかわらず確認でき、作業の手間を低減することができる。
実施の形態では、検知スポット54の状態を示す画像と実画像の合成画像を表示したが、検知スポット54の状態は必ずしも画像として生成される必要はない。例えば、画像処理部40は検知スポット54の状態をテキストデータ等、任意の形式の情報で生成すればよい。テキストデータの場合、例えば通行人等を検知している検知スポット54に「○」、そうでない検知スポット54に「×」の記号を割り当て、それらの記号の実画像における対応位置を実画像の画素番号や座標データで表し、各記号に付帯させればよい。こうして位置情報が付帯された記号等の情報は、実画像とともに表示することができる。また、記号の代わりに通行人等を検知している検知スポット54に「ON」、そうでない検知スポット54に「OFF」の文字を割り当てても良い。(以下、位置情報が付帯された記号等の情報と実画像のセットを「情報付加画像」という)。
画像処理部40は必ずしも表示部44にデータを出力しなくてもよい。外部装置(図示せず)が表示できるよう合成画像や情報付加画像をその外部装置へ出力等提示するための処理部として機能してもよい。
実施の形態では、実画像を取得するために提示装置22の撮像部42を用いた。しかし、実画像は提示装置22の外部から入力してもよく、その場合、撮像部42は画像取得部として機能すればよい。
実施の形態では、検知エリア52を構成するすべての検知スポット54を表示の対象としたが、もちろん、一部の検知スポット54だけを表示してもよい。比較的小さな検知スポット54が多数ある場合、行ごと、列ごとなど、表示の対象を減らすとわかりやすいこともある。この場合ももちろん、合成画像の表示だけでなく、合成画像や情報付加画像の出力等提示をするだけでもよい。
実施の形態では、提示装置22として携帯端末を例示したが、これは必ずしも単一の装置である必要はない。以下図示しないが、例えば、携帯端末を第1装置とし、クラウド側のサーバその他の装置を第2装置とする。また、実施の形態における提示装置22の画像処理部40をふたつに分け、第1および第2処理部とする。第1処理部は第1装置へ、第2処理部は第2装置へ置く。
第2処理部は、表示状態を変更すべき検知スポット54の実画像内の位置を算出し、特定する。第1処理部は特定された位置に関する情報を受信し、合成画像を生成する。または、第2処理部で合成画像まで生成し、第1処理部はそれを受信してもよい。
この態様では、位置計算(と場合により画像合成まで)をクラウド側で行う点が異なるものの、あとは各実施の形態およびそれらの変形例と同じである。この形態によれば、ときとして計算負荷が大きくなる計算ないし画像処理をクラウド側で実行し、調整作業者の携帯端末の負荷を軽減することができる。
本発明は、自動ドアとの位置関係を特定可能なマーカを含む実画像を取得するステップと、自動ドアセンサの検知エリアを構成する複数の検知スポットの状態を取得するステップと、前記複数の検知スポットのいずれかの状態を示す情報を、前記マーカの位置を基準として前記実画像と位置的に関連付けて提示するステップと、を備えることを特徴とする自動ドアセンサの検知エリアの提示方法と捉えることもできる。
10 自動ドア、 16 自動ドアセンサ、 22 提示装置、 38 センサ情報取得部、 40 画像処理部(処理部)、 42 撮像部(画像取得部)、 44 表示部、 52 検知エリア、 54 検知スポット、 100、102 自動ドアセンサ提示システム。

Claims (11)

  1. 自動ドアセンサの検知エリアを構成する複数の検知スポットの位置を特定可能なマーカを含む実画像を取得するステップと、
    前記複数の検知スポットのいずれかの状態を取得するステップと、
    前記複数の検知スポットのいずれかについて取得された状態を示す情報を、前記マーカの位置を基準として特定された、当該検知スポットの前記実画像内における位置に提示するステップと、
    を備えることを特徴とする自動ドアセンサの検知エリアの提示方法。
  2. 前記マーカは、前記自動ドアセンサであることを特徴とする請求項1に記載の自動ドアセンサの検知エリアの提示方法。
  3. 前記マーカは、指示器により指し示された指示位置であることを特徴とする請求項1に記載の自動ドアセンサの検知エリアの提示方法。
  4. 前記複数の検知スポットの検知状態を記憶するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自動ドアセンサの検知エリアの提示方法。
  5. 前記複数の検知スポットのうち、いずれかの指定を受け付けるステップと、
    指定された検知スポットを、指定されていない検知スポットとは異なる表示に変更するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の自動ドアセンサの検知エリアの提示方法。
  6. 検知スポットの設定変更を受け付けるステップと、
    設定が変更された検知スポットを、設定が変更されていない検知スポットとは異なる表示に変更するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の自動ドアセンサの検知エリアの提示方法。
  7. 検知スポットの異常を検出するステップと、
    異常が検出された検知スポットを、異常が検出されていない検知スポットとは異なる表示に変更するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の自動ドアセンサの検知エリアの提示方法。
  8. 前記提示するステップは、前記状態を画像情報として前記実画像と重ね合わせて合成画像を生成し、提示することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の自動ドアセンサの検知エリアの提示方法。
  9. 自動ドアセンサの検知エリアを構成する複数の検知スポットの位置を特定可能なマーカを含む実画像を取得する画像取得部と、
    前記複数の検知スポットのいずれかの状態を取得するセンサ情報取得部と、
    前記複数の検知スポットのいずれかについて取得された状態を示す情報を、前記マーカの位置を基準として特定された、当該検知スポットの前記実画像内における位置に提示する処理部と、
    を備えることを特徴とする自動ドアセンサの検知エリアの提示装置。
  10. 自動ドアセンサの検知エリアを構成する複数の検知スポットの位置を特定可能なマーカと、提示装置とを含み、
    前記提示装置は、
    前記マーカを含む実画像を取得する画像取得部と、
    前記複数の検知スポットのいずれかの状態を取得するセンサ情報取得部と、
    前記複数の検知スポットのいずれかについて取得された状態を示す情報を、前記マーカの位置を基準として特定された、当該検知スポットの前記実画像内における位置に提示する処理部と、
    を備えることを特徴とする自動ドアセンサの検知エリアの提示システム。
  11. 自動ドアセンサの検知エリアを構成する複数の検知スポットの位置を特定可能なマーカと、第1装置と、第2装置とを含み、
    前記第1装置は、
    前記マーカを含む実画像を取得する画像取得部と、
    前記複数の検知スポットのいずれかの状態を取得するセンサ情報取得部と、
    第1処理部と、を含み、
    前記第2装置は、
    前記マーカの位置を基準として、前記状態が取得された検知スポットの前記実画像内における位置を特定する第2処理部を備え、
    前記第1処理部は、前記第2処理部によって特定された位置に前記状態を示す情報を提示することを特徴とする自動ドアセンサの検知エリアの提示システム。
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