JP2018163518A - 医療・介護情報管理方法、医療・介護情報管理システム及び医療・介護情報管理プログラム - Google Patents

医療・介護情報管理方法、医療・介護情報管理システム及び医療・介護情報管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018163518A
JP2018163518A JP2017060247A JP2017060247A JP2018163518A JP 2018163518 A JP2018163518 A JP 2018163518A JP 2017060247 A JP2017060247 A JP 2017060247A JP 2017060247 A JP2017060247 A JP 2017060247A JP 2018163518 A JP2018163518 A JP 2018163518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical
group
information
care
room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017060247A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6813403B2 (ja
Inventor
学 伊東
Manabu Ito
学 伊東
佳浩 小倉
Yoshihiro Ogura
佳浩 小倉
啓伸 市場
Hironobu Ichiba
啓伸 市場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON EMBRACE KK
Original Assignee
NIPPON EMBRACE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON EMBRACE KK filed Critical NIPPON EMBRACE KK
Priority to JP2017060247A priority Critical patent/JP6813403B2/ja
Priority to PCT/JP2018/011928 priority patent/WO2018181072A1/ja
Publication of JP2018163518A publication Critical patent/JP2018163518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6813403B2 publication Critical patent/JP6813403B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H40/00ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices
    • G16H40/20ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the management or administration of healthcare resources or facilities, e.g. managing hospital staff or surgery rooms
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • G06Q10/107Computer-aided management of electronic mailing [e-mailing]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • G06Q10/109Time management, e.g. calendars, reminders, meetings or time accounting
    • G06Q10/1091Recording time for administrative or management purposes
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H80/00ICT specially adapted for facilitating communication between medical practitioners or patients, e.g. for collaborative diagnosis, therapy or health monitoring

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】 医療・介護サービスの対象者(患者または要介護者)毎に1以上のグループを作成できるが、各グループに関連付けられる前記対象者は1名に限られるという制限の有無に関係なく、誰についての情報かを特定して投稿される前記対象者の医療・介護情報にアクセスできる人の範囲を、必要に応じて任意に設定することができる医療・介護情報管理方法を提供する。【解決手段】患者PのグループG毎に患者IDに関連させて固有のルームIDを持つ内緒話ルームSを作成し、グループGのメンバーの少なくとも一部を内緒話ルームSのメンバーとして所属させる。内緒話ルームSのメンバーの間で、グループGに係る患者Pについての医療・介護情報を、ユーザー端末を介して共有可能とする。患者Pの個々の医療・介護情報に対してアクセス可能者を設定し、前記医療・介護情報と前記アクセス可能者をグループIDまたはルームIDに関連付けて記憶する。【選択図】 図11

Description

本発明は、医療・介護情報管理方法、医療・介護情報管理システム及び医療・介護情報管理プログラムに関し、さらに言えば、例えば、医療・介護サービスの対象者(患者、要介護者)毎に一つ以上のグループを生成し、各グループのグループ・メンバー間でのコミュニケーションをタイムラインを使って容易化すると共に、前記タイムラインにメッセージやファイルの形式で投稿される前記対象者の医療情報や介護情報をそのプライバシーを守りながら共有するようにした場合であっても、前記対象者の医療情報または介護情報にアクセスできる人の範囲を必要に応じて任意に設定することができる医療・介護情報管理方法、そのシステム及びそのプログラムに関するものである。
本出願人は、医療・介護サービスの対象者(患者、要介護者)毎に一つ以上のグループを生成し、各グループのグループ・メンバー間でのコミュニケーションをタイムラインを使って容易化すると共に、前記タイムラインにメッセージやファイルの形式で投稿される前記対象者の医療情報や介護情報をそのプライバシーを守りながら共有するようにした医療・介護支援システムについて特許出願をしている(特許文献1参照)。このシステムでは、医療・介護サービスの対象者(患者、要介護者)毎に一つ以上のグループを生成できるが、前記対象者の医療情報や介護情報をそのプライバシーを守りながら共有するため、各グループに所属する前記対象者つまり患者や要介護者は、一名に限られる、という運用上のルールがある。これは、同じグループ内に複数の患者や要介護者の医療情報や介護情報が混在するという事態が決して生じないようにするためであり、このルールは厳格に守られる。
特許文献1の医療・介護支援システムでは、通信ネットワークを介して、個々の患者または要介護者に関する医療情報や介護情報の閲覧や入出力、メッセージの送受信等をユーザー端末(医療・介護サービスの利用者の端末)で実行可能とすることで、専門分野が異なる医師や看護師、栄養士、ケアマネージャー、ヘルパー等の多職種の医療従事者や介護従事者が相互に連携して、患者や要介護者に対してより良質の医療サービスや介護サービスを提供できるように支援することが可能である。
また、非特許文献1には、グループ毎にタイムラインや掲示板、共有フォルダ等を備えていて、当該グループのグループ・メンバー間でタイムラインに投稿されたメッセージやファイルを閲覧したり共有したりできる、「サイボウズlive」と称するグループウェアが開示されている。このグループウェアは、サイボウズ株式会社が提供しており、携帯端末やパーソナル・コンピュータで使用することができる。任意のグループのタイムラインにメッセージやファイルの形式で投稿される情報は、当該グループのメンバーだけが閲覧可能である。同様に、任意のグループの共有フォルダにアップロードされたファイルは、当該グループのメンバーだけが閲覧可能である。このグループウェアでは、特許文献1の医療・介護支援システムとは異なり、グループは必要に応じて自由に作成することができる。
特開2015−15010号公報
https://live.cybozu.co.jp/overview.html/
しかし、上述した特許文献1の医療・介護支援システムには、対応できない問題があることが判明した。それは、医療や介護の現場では、患者や要介護者毎に一つ以上作成されるグループ単位よりも小さい単位で共有したい医療・介護情報が多数あり、しかも、その情報共有単位がしばしば変動するという状況があるのに、同システムではその状況には対応できないという問題である。
具体的に言えば、特許文献1の医療・介護支援システムでは、グループは個々の患者や要介護者毎に、疾患等のテーマに応じて一つ以上作成される。そして、各グループ所属の全メンバー(患者、患者関係者、医療従事者、介護従事者等)で情報共有するタイムライン(以下、全メンバー・タイムラインともいう)と、当該グループ所属の医療従事者や介護従事者のみで情報共有するタイムライン(以下、医療・介護従事者タイムラインともいう)とが作成され、各グループのグループ・メンバー間でのコミュニケーションに使用される。各グループのグループ・メンバーには、通常、患者や要介護者と、患者関係者や要介護者関係者のほかに、複数の医療関連施設や介護関連施設に所属する多数の医師や看護師、薬剤師、ケアマネージャー等が含まれるため、例えば、同じ医療関連施設に所属する医療従事者だけで共有したい情報や、看護師だけあるいは理学療法士だけで共有すれば足りる情報等、各グループのグループ・メンバーよりも限定されたメンバー間(つまり、より少人数)で共有したい情報が、頻繁に生じる。しかし、特許文献1の医療・介護支援システムではそのような情報共有を実現するのは不可能である。これは、同システムでは、医療・介護サービスの対象者(患者、要介護者)毎に一つ以上のグループを生成できるが、各グループに関連付けられた前記対象者(患者、要介護者)は一名に限られるという、運用上の厳格なルールがあるため、同じ患者や要介護者の同じテーマ(疾患等)については、複数のグループを重複して作成できないからである。このため、同システムでは、医療・介護情報を共有できる範囲は、同一グループに所属する全医療・介護従事者と、それに患者と患者関係者を含めた全グループ・メンバーのいずれかに限定されてしまうのである。
また、特許文献1の医療・介護支援システムでは、全メンバー・タイムラインと医療・介護従事者タイムラインが作成され、各タイムラインに投稿されたメッセージとそれらメッセージに添付されるファイルは、各タイムラインにアクセス可能なメンバー(つまり全医療・介護従事者または全グループ・メンバー)の間でしか共有できない。例えば、ある医療関連施設が特定の患者に対するリハビリテーション計画案を作成した場合、同施設に所属する医療従事者のみで前もって検討し、その後に適宜修正して完成したリハビリテーション計画最終案を全医療・介護従事者や全グループ・メンバーの閲覧に供したいと思っても、そのような要望は同システムでは実現不可能なのである。
他方、非特許文献1の「サイボウズlive」と称するグループウェアでは、一つ以上のグループを必要に応じて自由に作成することができるため、特許文献1の医療・介護支援システムのような問題は生じない。必要に応じて、情報を共有したい人だけを含むように新たにグループを作成すればよいからである。しかし、このグループウェアは、一般的な情報の共有をグループ単位で行おうとするものであり、特許文献1の医療・介護支援システムのように各グループが特定の患者や要介護者とは結びついていない。このため、特定の患者や要介護者のプライバシーを守りながら、その人の医療情報や介護情報を限定された人々の間で共有するという発想は含まれていない点で、非特許文献1のグループウェアは特許文献1のシステムとは明らかに異なっている。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、医療・介護サービスの対象者(患者または要介護者)毎に一つ以上のグループを作成できるが、各グループに関連付けられる前記対象者(患者または要介護者)は一名に限られるという制限の有無に関係なく、誰についての情報かを特定して投稿される前記対象者の医療・介護情報にアクセスできる人の範囲を、必要に応じて任意に設定することができる医療・介護情報管理方法、そのシステム及びそのプログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、誰についての情報かを特定して投稿される前記対象者(患者または要介護者)の医療・介護情報に対するアクセス権限を、前記対象者毎に一元的に管理することができ、もって前記対象者のプライバシーを守りながら前記医療・介護情報を限定された人々の間で共有することを可能とする医療・介護情報管理方法、そのシステム及びそのプログラムを提供することにある。
ここに明記しない本発明のさらに他の目的は、以下の説明及び添付図面から明らかになる。
(1) 本発明の第1の観点による医療・介護情報管理方法は、
ユーザー端末からの要求に応じて、通信ネットワークを介して特定の患者または要介護者に係る医療・介護情報を前記ユーザー端末で閲覧可能にすることで、前記患者または前記要介護者への医療・介護サービスの提供を支援する際に、前記患者または前記要介護者に係る前記医療・介護情報を管理する方法であって、
前記ユーザー端末を介して前記医療・介護サービスを利用する個々のユーザーに対して、ユーザー識別情報(例えばユーザーID)を割り当てて記憶し、
前記ユーザーとしての前記患者または前記要介護者に対してサービス受給者識別情報(例えば患者ID)を割り当てると共に、当該サービス受給者識別情報を前記ユーザー識別情報に関連づけて記憶し、
前記ユーザーとしての医療従事者または介護従事者に対して事業従事者識別情報(例えば医療者ID)を割り当てると共に、当該事業従事者識別情報を前記ユーザー識別情報に関連づけて記憶し、
前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記サービス受給者識別情報に関連させて固有のグループ識別情報(例えばグループID)を持つグループを生成し、
前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記グループに1または複数の前記ユーザーを選択的にグループ・メンバーとして所属させることで、前記グループに係る前記サービス受給者識別情報に対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記グループ・メンバーの間で共有可能とし、
前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記グループ識別情報に関連させて固有のルーム識別情報(例えばルームID)を持つ内緒話ルームを生成し、
前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記内緒話ルームに係る前記グループに所属する前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記内緒話ルームに選択的にルーム・メンバーとして所属させることで、前記グループに係る前記サービス受給者識別情報に対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記ルーム・メンバーの間で共有可能とし、
誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の個々の医療・介護情報を、当該医療・介護情報の投稿先である前記グループの前記グループ識別情報または前記内緒話ルームの前記ルーム識別情報に関連付けて記憶することを特徴とするものである。
本発明の第1の観点による医療・介護情報管理方法では、前記サービス受給者識別情報(例えば患者ID)に関連させて固有のグループ識別情報(例えばグループID)を持つグループを生成し、そのグループに1または複数の前記ユーザーを選択的にグループ・メンバーとして所属させることで、前記グループに対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記グループ・メンバーの間で共有可能とする。このため、前記グループに対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記ユーザー端末を介して、当該グループに所属する前記グループ・メンバーの間で共有することが可能である。
また、前記グループ識別情報に関連させて、固有のルーム識別情報(例えばルームID)を持つ内緒話ルームを生成してから、その内緒話ルームに係る前記グループに所属する前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記内緒話ルームに選択的にルーム・メンバーとして所属させることで、前記グループに対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記ルーム・メンバーの間で共有可能とする。このため、前記グループに対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記ユーザー端末を介して、前記内緒話ルームに所属する前記ルーム・メンバーの間で共有することが可能である。ここで、前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーは、前記グループ・メンバーの少なくとも一部であるから、必要に応じて前記グループ・メンバーからその一部または全部を選択して前記ルーム・メンバーとすることにより、前記グループに対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報にアクセスできる人の範囲を容易に変更することができる。
よって、誰についての情報かを特定して投稿される前記対象者(つまり前記患者または前記要介護者)の個々の医療・介護情報にアクセスできる人の範囲(アクセス可能者)を、必要に応じて任意に設定することができる。これは、前記医療・介護サービスの対象者である前記患者または前記要介護者毎に一つ以上のグループを作成できるが、各グループに関連付けられる前記対象者(患者または要介護者)は一名に限られるという制限の有無に無関係である。
さらに、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の個々の医療・介護情報を、当該医療・介護情報の投稿先である前記グループの前記グループ識別情報または前記内緒話ルームの前記ルーム識別情報に関連付けて記憶するため、前記医療・介護情報の各々に対するアクセス可能者は、それが投稿された前記グループの前記グループ・メンバーまたは前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーに自動的に設定される。よって、誰についての情報かを特定して投稿される前記対象者(つまり前記患者または前記要介護者)の医療・介護情報に対するアクセス権限を、前記対象者毎に一元的に管理することができる。また、これにより、前記対象者のプライバシーを守りながら前記医療・介護情報を限定された人々の間で共有することが可能となる。
(2) 本発明の第1の観点による医療・介護情報管理方法の好ましい例では、前記内緒話ルームに係る前記グループの前記グループ・メンバーであるが前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーではない者は、前記内緒話ルーム宛てに投稿される前記対象者の医療・介護情報に対するアクセス権限を有しないように設定される。
(3) 本発明の第1の観点による医療・介護情報管理方法の他の好ましい例では、前記内緒話ルームを生成する際に、前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記ルーム・メンバーとして指定すると、指定された前記グループ・メンバーは前記内緒話ルームに自動招待されて前記ルーム・メンバーとなる。
(4) 本発明の第1の観点による医療・介護情報管理方法のさらに他の好ましい例では、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の前記医療・介護情報の投稿先として、前記グループが指定されると、前記グループの前記グループ・メンバー全員が、前記医療・介護情報に対するアクセス可能者として記憶され、前記内緒話ルームが指定されると、前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバー全員が、前記医療・介護情報に対するアクセス可能者として記憶される。
(5) 本発明の第1の観点による医療・介護情報管理方法のさらに他の好ましい例では、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループのタイムラインまたは前記内緒話ルームのタイムライン宛てに、メッセージ形式またはファイル形式で投稿され、あるいは、前記グループ及び前記内緒話ルームの前記タイムラインとは別に設けられた所定の直接投稿箇所に向けてファイル形式で直接投稿される。
(6) 本発明の第1の観点による医療・介護情報管理方法のさらに他の好ましい例では、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループ宛てに投稿されると、投稿された前記グループの前記グループ・メンバー全員が閲覧可能とされ、前記内緒話ルーム宛てに投稿されると、投稿された前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーのみが閲覧可能とされる。
(7) 本発明の第1の観点による医療・介護情報管理方法のさらに他の好ましい例では、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループ宛てに投稿されると、投稿された前記グループの前記グループ・メンバー全員が、投稿された前記医療・介護情報を所定の投稿情報一覧画面で確認可能とされ、前記内緒話ルーム宛てに投稿されると、投稿された前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーのみが、投稿された前記医療・介護情報を所定の投稿情報一覧画面で確認可能とされる。
(8) 本発明の第2の観点による医療・介護情報管理システムは、
ユーザー端末からの要求に応じて、通信ネットワークを介して特定の患者または要介護者に係る医療・介護情報を前記ユーザー端末で閲覧可能にすることで、前記患者または前記要介護者への医療・介護サービスの提供を支援する際に、前記患者または前記要介護者に係る前記医療・介護情報を管理するシステムであって、
前記ユーザー端末を介して前記医療・介護サービスを利用する個々のユーザーに対して、ユーザー識別情報(例えばユーザーID)を割り当てて記憶するユーザー識別情報記憶手段(例えばユーザー情報記憶部)と、
前記ユーザーとしての前記患者または前記要介護者に対してサービス受給者識別情報(例えば患者ID)を割り当てると共に、当該サービス受給者識別情報を前記ユーザー識別情報に関連づけて記憶するサービス受給者識別情報記憶手段(例えば患者情報記憶部)と、
前記ユーザーとしての医療従事者または介護従事者に対して事業従事者識別情報(例えば医療者ID)を割り当てると共に、当該事業従事者識別情報を前記ユーザー識別情報に関連づけて記憶する事業従事者識別情報記憶手段(例えば医療従事者情報記憶部)と、
前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記サービス受給者識別情報に関連させて、固有のグループ識別情報(例えばグループID)を持つグループを生成するグループ管理手段(例えばグループ管理部)と、
前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記グループに1または複数の前記ユーザーを選択的にグループ・メンバーとして所属させることで、前記グループに係る前記サービス受給者識別情報に対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記グループ・メンバーの間で共有可能とするグループ・メンバー選定手段(例えばグループ管理部)と、
前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記グループ識別情報に関連させて固有のルーム識別情報(例えばルームID)を持つ内緒話ルームを生成する内緒話ルーム管理手段(例えば内緒話ルーム管理部)と、
前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記内緒話ルームに係る前記グループに所属する前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記内緒話ルームに選択的にルーム・メンバーとして所属させることで、前記グループに係る前記サービス受給者識別情報に対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記ルーム・メンバーの間で共有可能とするルーム・メンバー選定手段(例えばユーザー管理部)と、
誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の個々の医療・介護情報を、当該医療・介護情報の投稿先である前記グループの前記グループ識別情報または前記内緒話ルームの前記ルーム識別情報に関連付けて記憶する投稿情報記憶手段(例えば内緒話ルーム管理部及びファイル管理部)と
を備えたことを特徴とするものである。
本発明の第2の観点による医療・介護情報管理システムでは、前記グループ管理手段と前記グループ・メンバー選定手段により、前記サービス受給者識別情報(例えば患者ID)に関連させて固有のグループ識別情報(例えばグループID)を持つグループを生成し、そのグループに1または複数の前記ユーザーを選択的にグループ・メンバーとして所属させることで、前記グループに対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記グループ・メンバーの間で共有可能とする。このため、前記グループに対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記ユーザー端末を介して、当該グループに所属する前記グループ・メンバーの間で共有することが可能である。
また、前記内緒話ルーム管理手段と前記ルーム・メンバー選定手段により、前記グループ識別情報に関連させて、固有のルーム識別情報(例えばルームID)を持つ内緒話ルームを生成してから、その内緒話ルームに係る前記グループに所属する前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記内緒話ルームに選択的にルーム・メンバーとして所属させることで、前記グループに対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記ルーム・メンバーの間で共有可能とする。このため、前記グループに対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記ユーザー端末を介して、前記内緒話ルームに所属する前記ルーム・メンバーの間で共有することが可能である。ここで、前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーは、前記グループ・メンバーの少なくとも一部であるから、必要に応じて前記グループ・メンバーからその一部または全部を選択して前記ルーム・メンバーとすることにより、前記グループに対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報にアクセスできる人の範囲を容易に変更することができる。
よって、誰についての情報かを特定して投稿される前記対象者(つまり前記患者または前記要介護者)の個々の医療・介護情報にアクセスできる人の範囲(アクセス可能者)を、必要に応じて任意に設定することができる。これは、前記医療・介護サービスの対象者である前記患者または前記要介護者毎に一つ以上のグループを作成できるが、各グループに関連付けられる前記対象者(患者または要介護者)は一名に限られるという制限の有無に無関係である。
さらに、前記投稿情報記憶手段により、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の個々の医療・介護情報を、当該医療・介護情報の投稿先である前記グループの前記グループ識別情報または前記内緒話ルームの前記ルーム識別情報に関連付けて記憶するため、前記医療・介護情報の各々に対するアクセス可能者は、それが投稿された前記グループの前記グループ・メンバーまたは前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーに自動的に設定される。よって、誰についての情報かを特定して投稿される前記対象者(つまり前記患者または前記要介護者)の医療・介護情報に対するアクセス権限を、前記対象者毎に一元的に管理することができる。また、これにより、前記対象者のプライバシーを守りながら前記医療・介護情報を限定された人々の間で共有することが可能となる。
(9) 本発明の第2の観点による医療・介護情報管理システムの好ましい例では、前記内緒話ルームに係る前記グループの前記グループ・メンバーであるが前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーではない者は、前記内緒話ルーム宛てに投稿される前記対象者の医療・介護情報に対するアクセス権限を有しないように設定される。
(10) 本発明の第1の観点による医療・介護情報管理システムの他の好ましい例では、前記内緒話ルームを生成する際に、前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記ルーム・メンバーとして指定すると、指定された前記グループ・メンバーは前記内緒話ルームに自動招待されて前記ルーム・メンバーとなる。
(11) 本発明の第1の観点による医療・介護情報管理システムのさらに他の好ましい例では、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の前記医療・介護情報の投稿先として、前記グループが指定されると、前記グループの前記グループ・メンバー全員が、前記医療・介護情報に対するアクセス可能者として記憶され、前記内緒話ルームが指定されると、前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバー全員が、前記医療・介護情報に対するアクセス可能者として記憶される。
(12) 本発明の第1の観点による医療・介護情報管理システムのさらに他の好ましい例では、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループのタイムラインまたは前記内緒話ルームのタイムライン宛てに、メッセージ形式またはファイル形式で投稿され、あるいは、前記グループ及び前記内緒話ルームの前記タイムラインとは別に設けられた所定の直接投稿箇所に向けてファイル形式で直接投稿される。
(13) 本発明の第1の観点による医療・介護情報管理システムのさらに他の好ましい例では、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループ宛てに投稿されると、投稿された前記グループの前記グループ・メンバー全員が閲覧可能とされ、前記内緒話ルーム宛てに投稿されると、投稿された前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーのみが閲覧可能とされる。
(14) 本発明の第1の観点による医療・介護情報管理システムのさらに他の好ましい例では、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループ宛てに投稿されると、投稿された前記グループの前記グループ・メンバー全員が、投稿された前記医療・介護情報を所定の投稿情報一覧画面で確認可能とされ、前記内緒話ルーム宛てに投稿されると、投稿された前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーのみが、投稿された前記医療・介護情報を所定の投稿情報一覧画面で確認可能とされる。
(15) 本発明の第3の観点による医療・介護情報管理プログラムは、
ユーザー端末からの要求に応じて、通信ネットワークを介して特定の患者または要介護者に係る医療・介護情報を前記ユーザー端末で閲覧可能にすることで、前記患者または前記要介護者への医療・介護サービスの提供を支援する際に、前記患者または前記要介護者に係る前記医療・介護情報を管理するプログラムであって、
前記ユーザー端末を介して前記医療・介護サービスを利用する個々のユーザーに対して、ユーザー識別情報(例えばユーザーID)を割り当てて記憶する処理と、
前記ユーザーとしての前記患者または前記要介護者に対してサービス受給者識別情報(例えば患者ID)を割り当てると共に、当該サービス受給者識別情報を前記ユーザー識別情報に関連づけて記憶する処理と、
前記ユーザーとしての医療従事者または介護従事者に対して事業従事者識別情報(例えば医療者ID)を割り当てると共に、当該事業従事者識別情報を前記ユーザー識別情報に関連づけて記憶する処理と、
前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記サービス受給者識別情報に関連させて固有のグループ識別情報(例えばグループID)を持つグループを生成する処理と、
前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記グループに1または複数の前記ユーザーを選択的にグループ・メンバーとして所属させることで、前記グループに係る前記サービス受給者識別情報に対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記グループ・メンバーの間で共有可能とする処理と、
前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記グループ識別情報に関連させて固有のルーム識別情報(例えばルームID)を持つ内緒話ルームを生成する処理と、
前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記内緒話ルームに係る前記グループに所属する前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記内緒話ルームに選択的にルーム・メンバーとして所属させることで、前記グループに係る前記サービス受給者識別情報に対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記ルーム・メンバーの間で共有可能とする処理と、
誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の個々の医療・介護情報を、当該医療・介護情報の投稿先である前記グループの前記グループ識別情報または前記内緒話ルームの前記ルーム識別情報に関連付けて記憶する処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
本発明の第3の観点による医療・介護情報管理プログラムでは、上述した本発明の第1の観点による医療・介護情報乖離方法と同じ理由により、誰についての情報かを特定して投稿される前記対象者(つまり前記患者または前記要介護者)の個々の医療・介護情報にアクセスできる人の範囲(アクセス可能者)を、必要に応じて任意に設定することができる。これは、前記医療・介護サービスの対象者である前記患者または前記要介護者毎に一つ以上のグループを作成できるが、各グループに関連付けられる前記対象者(患者または要介護者)は一名に限られるという制限の有無に無関係である。
さらに、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の個々の医療・介護情報を、当該医療・介護情報の投稿先である前記グループの前記グループ識別情報または前記内緒話ルームの前記ルーム識別情報に関連付けて記憶するため、前記医療・介護情報の各々に対するアクセス可能者は、それが投稿された前記グループの前記グループ・メンバーまたは前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーに自動的に設定される。よって、誰についての情報かを特定して投稿される前記対象者(つまり前記患者または前記要介護者)の医療・介護情報に対するアクセス権限を、前記対象者毎に一元的に管理することができる。また、これにより、前記対象者のプライバシーを守りながら前記医療・介護情報を限定された人々の間で共有することが可能となる。
(16) 本発明の第3の観点による医療・介護情報管理プログラムの好ましい例では、前記内緒話ルームに係る前記グループの前記グループ・メンバーであるが前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーではない者は、前記内緒話ルーム宛てに投稿される前記対象者の医療・介護情報に対するアクセス権限を有しないように設定される。
(17) 本発明の第3の観点による医療・介護情報管理プログラムの他の好ましい例では、前記内緒話ルームを生成する際に、前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記ルーム・メンバーとして指定すると、指定された前記グループ・メンバーは前記内緒話ルームに自動招待されて前記ルーム・メンバーとなる。
(18) 本発明の第3の観点による医療・介護情報管理プログラムのさらに他の好ましい例では、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の前記医療・介護情報の投稿先として、前記グループが指定されると、前記グループの前記グループ・メンバー全員が、前記医療・介護情報に対するアクセス可能者として記憶され、前記内緒話ルームが指定されると、前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバー全員が、前記医療・介護情報に対するアクセス可能者として記憶される。
(19) 本発明の第3の観点による医療・介護情報管理プログラムのさらに他の好ましい例では、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループのタイムラインまたは前記内緒話ルームのタイムライン宛てに、メッセージ形式またはファイル形式で投稿され、あるいは、前記グループ及び前記内緒話ルームの前記タイムラインとは別に設けられた所定の直接投稿箇所に向けてファイル形式で直接投稿される。
(20) 本発明の第3の観点による医療・介護情報管理プログラムのさらに他の好ましい例では、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループ宛てに投稿されると、投稿された前記グループの前記グループ・メンバー全員が閲覧可能とされ、前記内緒話ルーム宛てに投稿されると、投稿された前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーのみが閲覧可能とされる。
(21) 本発明の第3の観点による医療・介護情報管理プログラムのさらに他の好ましい例では、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループ宛てに投稿されると、投稿された前記グループの前記グループ・メンバー全員が、投稿された前記医療・介護情報を所定の投稿情報一覧画面で確認可能とされ、前記内緒話ルーム宛てに投稿されると、投稿された前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーのみが、投稿された前記医療・介護情報を所定の投稿情報一覧画面で確認可能とされる。
本明細書において、「医療・介護情報」とは、メッセージの形式で、あるいは、ファイルの形式で、グループ毎または内緒話ルーム毎に作成されるタイムラインに投稿される情報や、グループ及び内緒話ルームのタイムラインとは別に設けられた所定の直接投稿箇所に向けて直接投稿される情報で、医療または介護に関するものをいう。換言すれば、医療・介護サービスの対象者である個々の患者または要介護者の医療または介護に係わる情報をいう。例えば、患者や要介護者のカルテに記載の診察結果情報、レントゲン写真情報、CTやMRIの検査装置による画像情報、治療・介護・投薬・リハビリ等に係る計画書・報告書・議事録等のテキスト情報、それらの情報が格納された各種ファイルなどがある。これら以外には、例えば、種々のアプリケーションのデータファイル、写真や静止画、動画等の各種ファイルや、それらファイルに係る情報がある。メッセージの形式で前記タイムラインに投稿される情報も「医療・介護情報」に含まれる。
本明細書において、「投稿」とは、前記グループまたは前記内緒話ルームに、メッセージ形式あるいはファイル形式で任意の情報を届けることを意味する。その情報の投稿先は、前記グループのタイムラインまたは前記内緒話ルームのタイムラインであってもよいし、前記グループ及び前記内緒話ルームのタイムラインを経由せずに、前記グループまたは前記内緒話ルームに設けられた所定の投稿先(直接投稿先)であってもよい。
本発明の第1の観点による医療・介護情報管理方法、本発明の第2の観点による医療・介護情報管理システム、及び本発明の第3の観点による医療・介護情報管理プログラムは、(a)医療・介護サービスの対象者(患者または要介護者)毎に一つ以上のグループを作成できるが、各グループに関連付けられる前記対象者(患者または要介護者)は一名に限られるという制限の有無に関係なく、誰についての情報かを特定して投稿される前記対象者の医療・介護情報にアクセスできる人の範囲を、必要に応じて任意に設定することができる、という効果と、(b)誰についての情報かを特定して投稿される前記対象者(患者または要介護者)の医療・介護情報に対するアクセス権限を、前記対象者毎に一元的に管理することができ、もって前記対象者のプライバシーを守りながら前記医療・介護情報を限定された人々の間で共有することが可能となる、という効果がある。
本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムと連携して動作する医療支援システムの利用状態を示す概念図である。 図1に示した医療支援システムに参加している患者、患者関係者、医療従事者及び医療関連施設の相互関係を示す説明図である。 図1に示した医療支援システムの内部構成を示す機能ブロック図である。 図1に示した医療支援システムに使用されているテーブルの構成例を示す図で、(a)はユーザーテーブル、(b)は患者テーブル、(c)は医療従事者テーブル、(d)は医療関連施設テーブルである。 図1に示した医療支援システムに使用されているテーブルの構成例を示す図で、(a)は医療関連施設患者テーブル、(b)は疾患テーブル、(c)はグループテーブル、(d)はグループ参加テーブルである。 図1に示した医療支援システムに使用されているテーブルの構成例を示す図で、(a)は招待リクエストテーブル、(b)はタイムラインテーブル、(c)は医療情報共有ルールテーブル、(d)はNFC端末管理ルールテーブルである。 図1に示した医療支援システムに使用されているテーブルの構成例を示す図で、(a)はメッセージ送信予約テーブル、(b)は患者属性テーブルである。 図1に示した医療支援システムに使用されている全テーブル間の関係を示す説明図である。 図1に示した医療支援システムによって各グループに形成されるタイムラインの、患者別疾患毎に生成される表示領域と、その表示領域にアクセスできる人の関係を示す説明図ある。 図1に示した医療支援システムと、そのシステムと連携して動作する本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムの内部構造の概要を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムの内部構造の詳細を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムで作成される内緒話ルーム、その所属メンバー及びタイムラインと、図1に示した医療支援システムで作成されるグループ、その所属メンバー及びタイムラインとの関係を示す概念図である。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムに使用されているテーブルの構成例を示す図で、(a)はルームテーブル、(b)はルーム参加ユーザー管理テーブル、(c)はルームタイムライン管理テーブル、(d)はファイル管理テーブルである。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムにおいて、内緒話ルームを新規に作成してそのタイムラインにメッセージやファイルを投稿する際の一連の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムにおいて、内緒話ルームを作成してそのタイムラインにメッセージやファイルを投稿する際の一連の動作を示すフローチャートで、図14Aの続きである。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムにおいて、内緒話ルームを作成してそのタイムラインにメッセージやファイルを投稿する際の一連の動作を示すフローチャートで、図14Aの続きである。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムにおいて、既存の内緒話ルームのタイムラインにメッセージやファイルを投稿する際の一連の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムにおいて、既存の内緒話ルームのタイムラインにメッセージやファイルを投稿する際の一連の動作を示すフローチャートで、図15Aの続きである。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムにおいて、既存の内緒話ルームのタイムラインに投稿されたファイルを閲覧する際の一連の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムにおいて、既存の内緒話ルームのタイムラインに投稿されたファイルを閲覧する際の一連の動作を示すフローチャートで、図16Aの続きである。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムにおいて、既存の内緒話ルームのタイムラインに投稿されたファイルを閲覧する際の一連の動作を示すフローチャートで、図16Aの続きである。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムにおいて、既存の内緒話ルームにファイルを直接投稿する際の一連の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムにおいて、既存の内緒話ルームにファイルをファイルを直接投稿する際の一連の動作を示すフローチャートで、図17Aの続きである。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムにおいて、既存の内緒話ルームにファイルを直接投稿する際の一連の動作を示すフローチャートで、図17Aの続きである。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムで使用される、特定の患者の「ホーム画面」の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムで使用される、特定の患者の「グループのタイムラインの表示画面」の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムで使用される、特定の患者の「内緒話ルーム名入力画面」の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムで使用される、特定の患者の「内緒話ルーム参加者選択画面」の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムで使用される、特定の患者の「ホーム画面」の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムで使用される、特定の患者の「内緒話ルームのタイムラインの表示画面」の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムで使用される、特定の患者の内緒話ルームの「ファイル直接投稿画面」の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムで使用される、特定の患者の内緒話ルームのタイムラインへの「ファイル直接投稿での投稿先選択画面」の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療情報管理システムで使用される、特定の患者の「患者詳細情表示画面」の例を示す説明図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明する。
(医療支援サービスの利用形態)
本発明の一実施形態に係る医療情報管理システム100と連携する医療支援システム30が提供する医療支援サービスを、患者や医療従事者等のサービス受給者が利用する際の全体構成を、図1に示す。
以下の説明では、個々の患者を区別する場合は「患者P1」、「患者P2」などと表記し、個々の患者を区別しない場合は「患者P」と表記する。同様に、個々の医療従事者を区別する場合は「医療従事者M1」、「医療従事者M2」などと表記し、区別しない場合は「医療従事者M」と表記する。個々の患者関係者を区別する場合は「患者関係者R1」、「患者関係者R2」などと表記し、区別しない場合は「患者関係者R」と表記する。個々の医療関連施設を区別しない場合は、「医療関連施設F」と表記し、区別する場合は、「医療関連施設F1」、「医療関連施設F2」などと表記する。個々のグループを区別しない場合は、「グループG」と表記し、区別する場合は、「グループG11」、「グループG12」などと表記する。
図1に示すように、医療支援システム30が提供するこの医療支援サービスは、その利用を希望する患者P、患者関係者Rまたは医療従事者Mが、所定の方法でユーザー登録をした後、患者Pが所有する患者端末10や、医療従事者Mが操作する医療従事者端末11、あるいは、患者関係者Rが所有する患者関係者端末12(以下、これらの端末をまとめて「ユーザー端末」ということがある)から、通信ネットワークであるインターネット20を介して利用するようになっている。
ユーザー登録をした患者P、患者関係者Rまたは医療従事者Mは、この医療支援サービスの「ユーザー」となる。この医療支援サービスは、医療支援システム30によって実現されているから、この医療支援サービスの「ユーザー」は医療支援システム30の「ユーザー」と言うこともできる。ユーザー登録をしていない患者P、患者関係者Rまたは医療従事者Mは、この医療支援サービスを利用できない。
いずれかのユーザー端末10、11または12からインターネット20を介して医療支援システム30に指示を送ると、医療支援システム30内に設置されたハードウェアとソフトウェアの動作により、後述する「ユーザー登録」や「グループの生成」、「グループへの招待」、「メッセージの送受信(コミュニケーション)」、「かかりつけ登録」、「医療情報の閲覧」といった種々の動作や機能が実行される。また、そうすることで、患者一人ひとりの医療情報や交換されたメッセージを、患者Pのプライバシーを守りながら、複数の医療従事者Mの間で、もしくは患者Pと医療従事者Mの間で、または患者Pと医療従事者Mと患者関係者Rの間で共有することが可能となり、その共有された医療情報やメッセージに基づいて個々の患者Pに、より良質の医療サービスを提供できるようになる。
患者端末10と患者関係者端末12は、通常、携帯電話やスマートフォンのような携帯端末とされ、個々の患者Pや患者関係者Rが自分専用の端末を所有するが、デスクトップ型あるいはノート型のパーソナル・コンピューター(パソコン)や、タッチパネル型の端末も使用可能である。医療従事者端末11は、医療関連施設に設置されることが多いので、通常はデスクトップ型あるいはノート型のパソコンとされるが、タッチパネル型の端末や携帯端末も使用可能であることは言うまでもない。要するに、これらの端末10、11及び12は、インターネット20を介して医療支援システム30との間で情報の送信、受信及び表示ができる端末装置であればよく、その形態や構成は問わない。
個々の患者Pは、一つ以上の疾患を患っており、特定の医療関連施設Fにおいてそこに所属する医療従事者Mから診断・治療等の医療サービスを受けている。説明を簡単にするため、本実施形態では、2人の患者P1及びP2のみがこの医療支援サービスを利用している場合を想定しているが、実際はもっと多くの患者Pが利用することは言うまでもない。
患者関係者Rとは、個々の患者Pの家族や親戚、友人、知人など、何らかの形で患者Pと関係のある人を指す。医療従事者Mであっても、ある患者Pの家族や親戚、友人あるいは知人等である場合は、その患者Pの患者関係者Rになり得る。ここでは、8人の患者関係者R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8が参加している場合を想定しているが、患者Pの事情に応じて、もっと多くの、あるいはもっと少ない患者関係者Rが利用することがあるのは言うまでもない。
医療従事者Mとは、医師、看護師等の医療関連施設Fにおいて医療に従事している人を指す。医療従事者Mは、専門分野を持つクリニック(小規模の医院)や病院(中規模・大規模の医療施設)、訪問看護ステーション等の各種の医療関連施設Fに所属して、その医療関連施設Fで患者Pに対して診断・治療等の医療サービスを提供する。ここでは、8人の医療従事者M1、M2、M3、M4、M5、M6、M7及びM8のみが参加している場合を想定しているが、実際はもっと多くの、あるいはもっと少ない医療従事者Mが参加することは言うまでもない。
医療関連施設Fとは、医療従事者Mにより患者Pに対して医療サービスが提供される施設、例えば、小規模の医院(クリニック)やそれよりも規模の大きい病院、訪問看護ステーションなどを指す。診断・治療・看護・ケア・検査・手術・相談等、何らかの医療サービスが提供される施設であれば足り、その形態や規模は問わない。
また、図1では、患者Pと医療従事者Mと患者関係者Rがそれぞれ端末10、11及び12を所有しているとして描いているが、本発明はこれに限定されない。患者Pと患者関係者Rと医療従事者Mは、それぞれ、一意に識別できる識別情報(ユーザーID)を持ち、同じ端末から医療支援システム30にログインしても区別されることから、同じ端末を複数の人が共用しても支障は生じない。
図2は、医療支援システム30を利用している、換言すれば、医療支援システム30のユーザーである患者P1及びP2、患者関係者R1〜R8、及び医療従事者M1〜M8の相互関係を示す説明図である。
医療支援システム30では、個々の患者Pの疾患毎にグループGが生成・登録される。つまり、個々の患者Pが持つ疾患それぞれについて別個のグループGが形成されるのである。各グループGに参加している人(参加者)(つまりグループ・メンバー)は、通常、患者P本人の他に、患者Pが治療等を受けている医療関連施設Fに所属する担当の医療従事者Mを少なくとも一人含み、さらに、必要に応じて追加された患者関係者Rを含む。したがって、各グループGのグループ・メンバーは、患者P本人と、担当の医療従事者M及び患者関係者Rから構成されるのが一般的である。
各グループGに参加している医療従事者Mが所属する医療関連施設Fのいずれか一つは、そのグループG(ひいては患者P)に対して「かかりつけ登録」されるのが通常である。「かかりつけ登録」された医療関連施設Fは、グループGに係る患者Pの疾患の治療方針全般について主たる責任を負う。
しかし、グループ・メンバーの構成は、そのような場合に限定されない。例えば、患者Pと一人または複数の医療従事者Mだけがグループ・メンバーである(患者関係者Rを含まない)場合もあるし、複数の医療従事者Mだけがグループ・メンバーである(患者Pも患者関係者Rも含まない)場合もある。前者は、例えば、患者Pが患者関係者Rに対して自己の医療情報を知らせたくないようなときに生じる。後者は、患者Pの治療に関わっている複数の医療従事者Mの間で患者Pの医療情報を共有したいが、患者Pには知らせたくないようなときに生じる。なお、患者Pをグループ・メンバーに含まない場合は、医療支援システム30上で患者Pから医療情報の共有に対する承認を得ることができないため、別途、医療支援システム30外で得るようにする。例えば、書面等で承認を得るようにすればよい。むろん、書面等をデジタル化したものを患者Pが承認するプロセスのみを、医療支援システム30に便宜的に追加してもよい。なお、患者Pから医療情報の共有に対する承認を得るためのサブシステムを別個に医療支援システム30に組み込むようにしてもよいことは言うまでもない。
各グループGの患者P本人を除く参加者(グループ・メンバー)は、医療従事者Mであると患者関係者Rとを問わず、「サポーター」と呼ばれる。何らかの形で患者Pをサポートする人たちだからである。したがって、各グループGのグループ・メンバーは、患者Pを含む場合は、患者P本人と、少なくとも一人のサポーターから構成されると言うことができる。患者Pを含まない場合は、複数のサポーターのみから構成されると言うことができる。
ここでは、図2から明らかなように、患者P1は、三つの疾患(ここでは糖尿病、高脂血症、痛風とする)を患っていて、患者P1の三つの疾患毎にグループG11、G12及びG13が生成されており、各グループGに対して医療関連施設Fが関連づけられている。具体的に言えば、糖尿病治療用のグループG11に対してはクリニックF1がかかりつけ登録され、高脂血症治療用のグループG12に対してはクリニックF2がかかりつけ登録され、痛風治療用のグループG13に対しては、病院F3がかかりつけ登録されている。このように、ここでは、患者P1は、三つのグループG11、G12及びG13に所属している。後述するように、グループG11、G12及びG13には、かかりつけ登録されたクリニックF1、クリニックF2及び病院F3にそれぞれ所属する医療従事者Mも所属している。
患者P2は、二つの疾患(ここではアルツハイマー、高血圧とする)を患っていて、患者P2の二つの疾患毎にグループG21及びG22が生成されており、各グループに対して医療関連施設Fが関連づけられている。具体的に言えば、アルツハイマー治療用のグループG21に対しては病院F3がかかりつけ登録され、高血圧治療用のグループG22に対しては訪問看護ステーションF4がかかりつけ登録されている。このように、ここでは、患者P2は、二つのグループG21及びG22に所属している。後述するように、グループG21及びG22には、かかりつけ登録された病院F3及び訪問看護ステーションF4にそれぞれ所属する医療従事者Mも所属している。
上述したように、グループG11は患者P1の糖尿病治療用グループ、グループG12は患者P1の高脂血症治療用グループ、グループG13は患者P1の痛風治療用グループである。また、グループG21は患者P2のアルツハイマー治療用グループ、グループG22は患者P2の高血圧治療用グループである。このように、グループGは、個々の患者Pが持つ疾患毎に作られるので、各グループG内では、特定の患者Pの特定の疾患に関する医療情報が共有されるため、当該疾患の治療等に対して高い支援効果が期待でき、結果としてより良質の医療サービスが提供できるようになる。
医療従事者M1は、医師で、クリニックF1に所属しており、患者P1の糖尿病治療用グループG11及び痛風治療用グループG13にサポーターとして所属している。医療従事者M2は、看護師で、医療従事者M1と同じクリニックF1に所属しており、患者P1の糖尿病治療用グループG11にサポーターとして所属している。
医療従事者M3は、医師で、クリニックF2に所属しており、患者P1の高脂血症治療用グループG12にサポーターとして所属している。医療従事者M4は、看護師で、医療従事者M3と同じクリニックF2に所属しており、患者P1の高脂血症治療用グループG12にサポーターとして所属している。
医療従事者M5は、医師で、病院F3に所属しており、患者P1の糖尿病治療用グループG13にサポーターとして所属している。医療従事者M6は、医師で、医療従事者M5と同じ病院F3に所属しており、患者P1の糖尿病治療用グループG11と患者P2のアルツハイマー治療用グループG21及び高血圧治療用グループG22にサポーターとして所属している。
医療従事者M7は、看護師で、訪問看護ステーションF4に所属しており、患者P2のアルツハイマー治療用グループG21にサポーターとして所属している。医療従事者M8は、看護師で、医療従事者M7と同じ訪問看護ステーションF4に所属しており、患者P2の高血圧治療用グループG22にサポーターとして所属している。
以上述べたように、医療支援システム30では、患者P1が持つ三つの疾患(ここでは糖尿病、高脂血症、痛風)毎にグループG11、G12及びG13が形成されており、これらのグループG11、G12及びG13のそれぞれに、クリニックF1、クリニックF2及び病院F3が、かかりつけ登録されている。したがって、クリニックF1に所属する医療従事者M1とM2が、主治医として、患者P1のグループG11の疾患(ここでは糖尿病)の治療等を担当する。クリニックF2に所属する医療従事者M3とM4が、主治医として、患者P1のグループG12の疾患(ここでは高脂血症)の治療等を担当する。病院F3に所属する医療従事者M5とM6が、主治医として、患者P1のグループG13の疾患(ここでは痛風)の治療等を担当する。
同様に、患者P2持つ二つの疾患(ここではアルツハイマー、高血圧)毎にグループG21及びG22が形成されており、これらのグループG21及びG22のそれぞれに、病院F3及び訪問看護ステーションF4が、かかりつけ登録されている。したがって、病院F3に所属する医療従事者M5とM6が、主治医として、患者P2のグループG21の疾患(ここではアルツハイマー)の治療等を担当する。訪問看護ステーションF4に所属する医療従事者M7とM8が、主治医として、患者P2のグループG22の疾患(ここでは高血圧)の治療等を担当する。
各グループG内における上述した医療情報の共有やコミュニケーション(メッセージ交換)を実現するのに必要な各種機能は、後述するように、患者端末10、医療従事者端末11または患者関係者端末12からの要請や指示に応じて、医療支援システム30が提供する。
(医療支援システムの構成及び機能)
次に、医療支援システム30の構成と機能について、図3を参照しながら説明する。図3は、医療支援システム30の内部構成を示す機能ブロック図である。
医療支援システム30は、図3に示すように、ユーザー管理部310と、グループ管理部320と、認証部340と、通信制御部350を備えている。
通信制御部350は、医療支援システム30の外部に設けられた通信ネットワークとしてのインターネット20を介して、医療支援システム30と複数のユーザー端末(つまり患者端末10、医療従事者端末11及び患者関係者端末12)との間で、情報の送受信を可能とするセクションである。通信制御部350の通信制御プロセスは、公知の方法で実行されるので、その説明は省略する。
認証部340は、ユーザー端末10、11または12からインターネット20を介して医療支援システム30にアクセスしてきた人が、当該医療支援システム30でユーザー登録を受けた正規ユーザーであるか否かの認証を行うセクションである。
認証部340は、通信制御部350を介して、医療支援システム30の外部に設けられたインターネット20に接続されている。ユーザー管理部310とグループ管理部320は、認証部340において所定の認証を得ることを条件として、医療支援システム30の外部にある患者端末10、医療従事者端末11及び患者関係者端末12との間で情報の送受信を行う。そして、認証部340において正規ユーザーとして認証された場合に限り、その人によるユーザー管理部310とグループ管理部320へのアクセスが許可される。そうして初めて、そのユーザーは、医療支援システム30が提供する医療支援サービスを利用することが可能となる。
次に、ユーザー管理部310について説明する。
ユーザー管理部310は、医療関連施設Fから提供される医療サービスを利用する個々のユーザー、あるいは、そのユーザーを支援するユーザー、すなわち患者P、医療従事者M及び患者関係者Rの登録(ユーザー登録)と、登録したユーザーの管理を行うセクションである。ユーザー管理部310は、登録部311、ユーザー情報記憶部312、患者情報記憶部313、医療従事者情報記憶部314、医療関連施設情報記憶部315及び疾患情報記憶部316を有している。
登録部311は、その動作を制御するソフトウェアから形成され、ユーザー管理部310におけるユーザー登録全般に関わる動作を制御する。例えば、医療支援システム30にアクセスしてきたユーザー端末10、11または12に、所定のユーザー登録画面(図示省略)を表示し、当該医療支援サービスの利用を希望する人(利用希望者)に対して、所定の個人情報を入力・送信するよう促す。それに応じて、ユーザー端末10、11または12から所定の個人情報が医療支援システム30まで送信されて来ると、その個人情報をその利用希望者の「ユーザー情報」としてユーザー情報記憶部312に記憶する。また、登録部311は、必要に応じて、ユーザー情報記憶部312に記憶されたユーザー情報を読み出して利用し、また、ユーザー情報の修正・消去等も行う。
ユーザー情報記憶部312は、ハードディスク等の情報記憶媒体と、その情報記憶媒体への情報の記録、再生、消去等の動作を制御するソフトウェアから形成され、登録部311の指示に応じて、ユーザー情報、すなわち、ユーザーとしての患者P、医療従事者M及び患者関係者Rの必要情報を記憶する。この時、個々のユーザーに、一意的に識別できる「ユーザー識別情報」(ユーザーID)を割り当てる。ユーザー情報は、例えば、図4(a)に示すようなユーザーテーブルの形式で記憶される。このユーザーテーブルの項目は、各ユーザーに割り当てられた「ユーザーID」(ユーザー識別情報)と、各ユーザーが医療支援システム30にログインする際に必要な「ログインID」及び「パスワード」と、各ユーザーが医療支援システム30に登録された日である「登録日」、そして、各ユーザーの登録の有効・無効を示す「ステータス」となっている。
患者情報記憶部313は、ハードディスク等の情報記憶媒体と、その情報記憶媒体への情報の記録、再生、消去等の動作を制御するソフトウェアから形成され、登録部311の指示に応じて、患者Pの個人情報を記憶する。この時、個々の患者Pに一意的に識別可能な「患者ID」を割り当てる。この「患者ID」は、「患者識別情報」であり、「サービス受給者識別情報」でもある。患者Pの個人情報は、例えば、図4(b)に示すような患者テーブルの形式で記憶される。この患者テーブルの項目は、各患者Pに割り当てられた「患者ID」(サービス受給者識別情報)と、各患者Pが持つ「ユーザーID」(ユーザー識別情報)と、各患者Pの「患者名」、「性別」、「生年月日」、「メールアドレス」、「住所」及び「電話番号」となっている。
医療従事者情報記憶部314は、ハードディスク等の情報記憶媒体と、その情報記憶媒体への情報の記録、再生、消去等の動作を制御するソフトウェアから形成され、登録部311の指示に応じて、医療従事者Mの個人情報を記憶する。この時、個々の医療従事者Mに一意的に識別可能な「医療者ID」を割り当てる。この「医療者ID」は、「医療従事者識別情報」であり、「事業従事者識別情報」でもある。医療従事者Mの個人情報は、例えば、図4(c)に示すような医療従事者テーブルの形式で記憶される。この医療従事者テーブルの項目は、各医療従事者Mに割り当てられた「医療者ID」(事業従事者識別情報)と、各医療従事者Mが持つ「ユーザーID」(ユーザー識別情報)、各医療従事者Mが所属する医療関連施設Fに割り当てられた「医療関連施設ID」、そして、各医療従事者Mの「医療者名」、「性別」、「生年月日」及び「職種」となっている。「職種」の欄には、医師、看護師等の職種が格納される。
医療関連施設情報記憶部315は、ハードディスク等の情報記憶媒体と、その情報記憶媒体への情報の記録、再生、消去等の動作を制御するソフトウェアから形成され、登録部311の指示に応じて、医療関連施設Fの必要情報を記憶する。この時、個々の医療関連施設Fに一意的に識別可能な「医療関連施設ID」を割り当てる。この「医療関連施設ID」は、「医療関連施設識別情報」である。医療関連施設Fの必要情報は、例えば、図4(d)に示すような医療関連施設テーブルの形式で記憶される。この医療関連施設テーブルの項目は、各医療関連施設Fに割り当てられた「医療関連施設ID」(医療関連施設識別情報)と、各医療関連施設Fの「施設名」、「施設種別」、「診療科目」、「住所」、「電話番号」、「HP(ホームページ)」、「診療時間」及び「最寄り駅」となっている。「施設種別」の欄には、医科診療所、病院、訪問看護ステーション等の各医療関連施設Fの種別が格納される。
疾患情報記憶部316は、ハードディスク等の情報記憶媒体と、その情報記憶媒体への情報の記録、再生、消去等の動作を制御するソフトウェアから形成され、登録部311の指示に応じて、疾患情報を記憶する。この時、個々の疾患に一意的に識別可能な「疾患ID」を割り当てる。この「疾患ID」は、「疾患識別情報」である。疾患情報は、例えば、図5(b)に示すような疾患テーブルの形式で記憶される。この疾患テーブルの項目は、各疾患に割り当てられた「疾患ID」(疾患識別情報)と、図5(a)に示した医療関連施設患者テーブルで規定された「医療関連施設患者ID」と、「疾患名」となっている。「医療関連施設患者ID」は、患者Pと、患者Pがかかりつけ登録している医療関連施設Fとの関係(リンク)を示す識別情報である。なお、疾患テーブルにおいて、「疾患ID」が「医療関連施設患者ID」と関連付けられているのは、「医療関連施設患者ID」を使用すると、患者Pと疾患と医療関連施設の関連付けが容易に行えるからである。
次に、グループ管理部320について説明する。
グループ管理部320は、医療支援システム30において、個々の患者Pの疾患毎に登録・形成されるグループGを管理するセクションである。例えば、グループの新規登録のほか、グループ・メンバーの情報の記憶、招待リクエストやタイムラインやメッセージの制御、かかりつけ登録等々、多くの機能を実行する。グループ管理部320は、登録部321、グループ情報記憶部322、グループ・メンバー情報記憶部323、招待リクエスト制御部324、招待リクエスト情報記憶部325、タイムライン制御部326、メッセージ制御部327、かかりつけ施設情報記憶部328、共有同意情報記憶部329、患者実在性検証部330、そして認証部331を有している。
登録部321は、その動作を制御するソフトウェアから形成され、医療従事者Mまたは患者Pの要請に応じて、個々の患者Pの疾患毎にグループGを生成し、登録する。また、医療従事者Mまたは患者Pの要請に応じて、後述する「かかりつけ登録」(具体的には、患者Pと疾患と医療関連施設Fの関連付け)に係るプロセスも実行する。
医療従事者Mの要請によりグループGが生成されるのは、医療従事者Mが「患者グループ登録」をする場合である。「患者グループ登録」とは、医療従事者Mが所属する医療関連施設Fが治療等をしている患者Pとその疾患を、医療支援システム30に登録することを指す。このとき、医療従事者Mは、自分が所属する医療関連施設Fが治療等をしている患者Pとその疾患を指定して、医療支援システム30に登録するが、これは、その医療従事者Mが所属する医療関連施設F内で、患者Pの医療情報を共有できるようにするためである。登録部321は、「患者グループ登録」に同期して自動的にグループGを生成し、生成されたグループGに係る情報をグループ情報記憶部322に記憶する。
こうして生成されたグループGの当初のグループ・メンバーは、予め決められたメンバー(デフォルトメンバー)が自動的に招待されている場合を除き、ゼロである。「患者グループ登録」をした医療従事者Mも、「患者グループ登録」の対象となった患者Pも、グループ・メンバーにはなっていない。「患者グループ登録」をした医療従事者Mがグループ・メンバーになるには、自分自身に向けて招待リクエストを送信し、自分で承認する必要がある。同様に、「患者グループ登録」の対象となった患者Pがグループ・メンバーになるには、患者P宛に招待リクエストを送信し、承認してもらう必要がある。
患者Pの要請によりグループGが生成されるのは、患者Pが「かかりつけ登録」を要請する場合である。このとき、患者Pは、自分が治療等を受けている、あるいは、受けようとしている医療関連施設Fのうちの一つを選んで、「かかりつけ登録」を要請し、医療関連施設Fに承認してもらうようにする。これは、その患者Pが、主として治療を受けることを希望し、且つ、治療方針全般について主たる責任を持つ医療関連施設Fを指定するためである。登録部321は、「かかりつけ登録」に同期して自動的にグループGを生成し、生成されたグループGに係る情報(グループ情報)をグループ情報記憶部322に記憶する。なお、「かかりつけ登録」では、具体的には、患者Pと疾患と医療関連施設Fの関連付けが行われる。
こうして生成されたグループGにおいても、デフォルトメンバーが自動的に招待されている場合を除き、当初のグループ・メンバーはゼロである。「かかりつけ登録」を要請した患者Pも、「かかりつけ登録」の対象となった医療関連施設Fの医療従事者Mも、グループ・メンバーにはなっていない。「かかりつけ登録」を要請した患者Pがグループ・メンバーになるには、自分自身に招待リクエストを送信し、自分で承認する必要がある。同様に、「かかりつけ登録」に係る医療従事者Mがグループ・メンバーになるには、「かかりつけ登録」を要請した患者Pが、医療従事者M宛に招待リクエストを送信し、承認してもらう必要がある。
新たにグループGを生成する際に、デフォルトメンバーとして、新たに生成されるグループGに当初から所属するメンバー(例えば特定の医療従事者Mや患者P本人)を指定しておくことができる。そのようにすれば、グループGの生成と同時に予め指定されたメンバーが当該グループGに自動招待され、当該グループGの生成時からそのグループ・メンバーとなる。
グループ情報記憶部322は、ハードディスク等の情報記憶媒体と、その情報記憶媒体への情報の記録、再生、消去等の動作を制御するソフトウェアから形成され、グループ情報、すなわち、各グループGがどの患者Pのどのような疾患に関するものであり、また、どの医療関連施設Fを「かかりつけ施設」として登録しているかを示す情報を記憶する。「グループ情報」は、例えば、図5(c)のようなグループテーブルとの形式で記憶される。このグループテーブルは、グループ識別情報である「グループID」と、そのグループがどのような疾患に関するものかを示す「グループ名」と、図5(b)の疾患テーブルで規定された「患者ID」とを、項目として含んでいる。
グループ・メンバー情報記憶部323は、ハードディスク等の情報記憶媒体と、その情報記憶媒体への情報の記録、再生、消去等の動作を制御するソフトウェアから形成される。グループ・メンバー情報記憶部323は、グループ・メンバー情報、すなわち、各グループGの所有者とも言える患者P本人と、各グループGに患者Pのサポーターとして参加している医療従事者Mや患者関係者Rに係る情報を記憶する。「グループ・メンバー情報」は、例えば、図5(d)のようなグループ参加テーブルの形式で記憶される。このグループ参加テーブルは、あるグループGへの「グループ参加」という行動に付された識別情報である「グループ参加ID」と、そのグループGに参加しているユーザーの「ユーザーID」と、参加しているグループGの「グループID」と、各メンバーがアクセス可能なタイムラインを指定する「アクセス可能タイムライン」という項目を含んでいる。このようなグループ参加テーブルを使用すれば、個々のグループGに所属するグループ・メンバーを記録することができると共に、各グループGではどのグループ・メンバーがどのタイムラインにアクセスできるか(つまり、各グループ・メンバーがどのようなアクセス権限を持っているか)も記録することができる。
招待リクエスト制御部324は、その動作を制御するソフトウェアから形成され、個々のグループGに参加して欲しい非グループ・メンバー(すなわち、患者P、医療従事者Mまたは患者関係者R)を特定して、それらの非グループ・メンバーに対して送られる「招待リクエスト」を制御する。招待リクエスト制御部324は、ユーザーすなわち医療従事者Mまたは患者Pまたは患者関係者Rの指示に応じて、特定された非グループ・メンバーに対して、招待リクエストを電子メールの形で送信する。また、招待リクエストを受信したユーザーからの返信(招待リクエストを承認したか否かを示す)を受信する。
招待リクエストは、所望のグループGに参加してグループ・メンバーになって欲しいユーザーに対して送られる、電子メール形式の招待状である。招待リクエストの送信は、患者P、医療従事者M、患者関係者Rのいずれも可能であるが、グループGへの参加を希望するユーザーに招待リクエストを送信する前に、所定の管理者の「許可」を受ける必要がある。これは、招待しようとしているユーザーがグループ・メンバーとしてふさわしいか否か、そのユーザーの参加により何らかの支障が生じないか等の点を考慮して、管理者が決定する。この管理者には、「医療従事者側管理者」と「患者側管理者」がある。「医療従事者側管理者」は、招待リクエストの送信を「許可」または「拒否」する権限を有する医療従事者M(ユーザーでもある)であり、医療関連施設F毎に、あるいは、グループ毎に設定される。「医療従事者側管理者」としては、例えば、クリニックの院長や事務長などが指定される。「患者側管理者」は、患者P本人(ユーザーでもある)か、患者Pの家族や友人等で患者Pから招待リクエストの送信を「許可」または「拒否」する権限を与えられたユーザーであり、患者P毎に、あるいは、グループ毎に設定される。「患者側管理者」としては、例えば、患者Pの親や配偶者や子、親しい友人などが指定される。
通常は、医療従事者Mが招待リクエストを送信する場合でも、患者Pまたは患者関係者Rが招待リクエストを送信する場合でも、「医療従事者側管理者」と「患者側管理者」の双方の許可が得られないと招待リクエストを送信できない、と規定される。つまり、医療従事者M側の事情と患者P側の事情の双方を考慮したうえで、招待リクエストの送信の許否を決定するように設定する。これは、グループ・メンバーになると、患者Pの医療情報やメッセージを閲覧できるようになるため、だれがグループ・メンバーになるかは患者Pと医療従事者Mの双方に及ぼす影響が大きいからである。しかし、これに限定されるものではない。「医療従事者側管理者」と「患者側管理者」のいずれか一方の許可が得られれば、招待リクエストを送信できるようにしてもよいし、「医療従事者側管理者」のみの許可が得られれば、招待リクエストを送信できるようにしてもよい。この点は、必要あるいは要望に応じて決めることができる。
このように、医療支援システム30では、招待リクエストの送信が「完了」する(「招待の完了」)ためには、「医療従事者側管理者」及び「患者側管理者」の少なくとも一方の「許可」が必要であり、グループ・メンバーの追加によって問題が生じないようになっている。
「医療従事者側管理者」及び「患者側管理者」の双方、または、その少なくとも一方の「許可」を受けて送信された招待リクエストを受け取ったユーザーは、その招待リクエストで指定されたグループGに参加する場合は、その招待を「承認」すればよい。そうすると、自動的に、グループ・メンバーとして追加される。グループGに参加しない場合は、その招待を「拒絶」すればよい。このように、招待リクエストを受け取ったユーザーは、招待を「承認」するか否かを決めることで、グループGへの参加・不参加を選択することができる。
招待を承認したユーザーは、グループGのメンバーとなるが、患者P以外のグループ・メンバー(具体的には医療従事者Mと患者関係者R)はすべて、患者Pのサポーターとなる。グループ・メンバーの間では、患者Pが選択した共有ルール(後述)に従って、患者Pの医療情報やメッセージが共有される。したがって、例えば、他の医療関連施設Fの医療従事者Mから自己の疾患に対するセカンド・オピニオンをもらいたい場合や、患者Pが自己の疾患に関する治療経過等について知っておくことを望む家族や親戚、友人等の患者関係者Rがいる場合には、このような人々に対して招待リクエストが送信される。こうすることで、医療関連施設Fの患者Pの特定疾患についての医療情報を、一意性を担保しながら、他の医療関連施設の医療従事者を含む複数の医療従事者Mや、患者関係者R、患者P本人と共有することができる。
「医療従事者側管理者」及び「患者側管理者」の設定は、招待リクエスト情報記憶部325に記憶される。「医療従事者側管理者」及び「患者側管理者」による「許可」プロセスは、招待リクエスト制御部324が実行する。招待リクエストの生成及び送信と、招待リクエスト受信者からの返信の受信は、招待リクエスト制御部324が実行する。
招待リクエスト情報記憶部325は、ハードディスク等の情報記憶媒体と、その情報記憶媒体への情報の記録、再生、消去等の動作を制御するソフトウェアから形成される。招待リクエスト情報記憶部325は、要請に応じて招待リクエスト制御部331が生成する「招待リクエスト情報」、すなわち、誰が誰に対して招待リクエストを送るのかを示す各種情報と、管理者による招待リクエストの許否に関する情報を記憶する。また、招待リクエストの受信者からの返信内容(招待リクエストの承認または許否)と、「医療従事者側管理者」及び「患者側管理者」の設定も記憶する。「招待リクエスト情報」は、例えば、図6(a)に示した招待リクエストテーブルの形式で記憶される。この招待リクエストテーブルの項目としては、各招待リクエストに割り当てられた「招待リクエストID」と、招待リクエストを送るユーザーの識別情報である「招待元ユーザーID」、招待リクエストを送信してよいかどうかの識別情報である「招待リクエスト許否」、被招待者によって招待リクエストが承認されたかどうかの識別情報である「招待リクエスト承認」、招待リクエストが送られる相手先の識別情報である「招待先ユーザーID」、招待リクエストが送られる相手先(送付先)の「招待先メールアドレス」と「招待先パスフレーズ」、招待されるグループの識別情報である「グループID」、グループ・メンバーがアクセスできるタイムラインのコードを示す「アクセス可能タイムライン」が含まれている。
なお、図6(a)の招待リクエストテーブルに「招待先パスフレーズ」が含まれているのは、招待リクエストを受け取った人が、正規の招待先であるか否か、換言すれば、本人であるか否かを、このパスフレーズで確認するためである。招待リクエストを受け取った人が、その招待リクエストに係る招待元のグループに参加するためには、招待リクエストの電子メール中に記載されているURLにアクセスして、そこで表示される招待リクエスト承認画面中に、パスフレーズを入力する必要がある。入力されたパスフレーズが、招待リクエストテーブルに格納されている「招待先パスフレーズ」と一致しないと、そのグループには参加できないようになっているから、これで招待先の本人認証が容易にできるのである。
タイムライン制御部326は、その動作を制御するソフトウェアから形成されており、各グループGに対して割り当てられる「タイムライン」(すなわち情報表示領域)を制御する。具体的には、新たに生成されたグループGに対して、「タイムライン」と呼ばれる情報表示領域を割り当て、共有される医療情報をそのタイムラインに所定の順序で(例えば投稿された時刻順に)表示させる。表示する情報と、その表示時刻等のパラメータは、医療従事者端末11からインターネット20を介してグループ管理部330に送られるので、タイムライン制御部326は、そのパラメータに従って、送られてきた情報をタイムラインに表示させる。
タイムラインの一例を図9に示す。このタイムライン51は、患者P1の糖尿病治療のグループG11用に生成されたものであり、全員共有エリア51aと医療従事者共有エリア51bを備えている。全員共有エリア51aには、グループG11のメンバー全員が共有する情報が表示される。医療従事者共有エリア51bには、グループG11の医療従事者Mだけが共有する情報が表示される。したがって、全員共有エリア51aに表示される医療情報は、グループG11のメンバー全員が共有可能であり、患者P1のほか、クリニックF1に所属する医療従事者M1及びM2と、病院F3に所属する医療従事者M6と、患者関係者R1、R2及びR4が、自由に投稿・閲覧可能である。これとは異なり、医療従事者共有エリア51bに表示される医療情報は、グループG11医療従事者のみが共有可能であり、クリニックF1に所属する医療従事者M1及びM2と、病院F3に所属する医療従事者M6が、自由に投稿・閲覧可能である。
なお、図9では、グループG11用として全員共有エリア51aと医療従事者共有エリア51bに分割された一つのタイムライン51が設けられているが、グループG11用として「全員用タイムライン」及び「医療従事者用タイムライン」と称する二つのタイムラインを設けるようにしてもよいことは、言うまでもない。実際に、図6(b)のタイムラインテーブルでは、そのようになっており、グループID「10001」のグループにおいて、タイムラインID「1」が割り当てられた患者側タイムライン(全員用タイムライン)と、タイムラインID「2」が割り当てられた医療者側タイムライン(医療従事者用タイムライン)が設けられている。
メッセージ制御部327は、その動作を制御するソフトウェアから形成されており、一人のグループ・メンバーから他のグループ・メンバーに宛てられたメッセージの送信・受信を制御する。この制御には、例えば、図7(a)に示したメッセージ送信予約テーブルが使用される。このメッセージ送信予約テーブルの項目としては、各送信予約に割り当てられた識別情報である「送信予約ID」と、メッセージが送られるユーザーの識別情報である「宛先ユーザーID」、メッセージを送るユーザーの識別情報である「差出人ユーザーID」、送信される内容である「メッセージ」、メッセージが送信される予定日時が格納される「送信予定日時」である。
図7(b)に示した患者属性テーブルは、個々の患者Pの属性が記憶されるものであり、メッセージ制御部336が所定のメッセージを一部の患者Pに選択的に送信する際に使用される。この患者属性テーブルは、各患者Pの属性に付された識別情報である「患者属性ID」と、各患者Pの「患者ID」と、各患者Pの「属性名」と、各患者Pの「属性値」という項目を有している。「属性名」に格納されている「2013年健診案内」という値は、この患者Pには、「2013年の健康診断の案内文」を送信する必要があり、「属性値」に格納されている「未」という値は、「2013年の健康診断の案内文」の送信が未だ行われていないことを示す。
かかりつけ施設情報記憶部328は、ハードディスク等の情報記憶媒体と、その情報記憶媒体への情報の記録、再生、消去等の動作を制御するソフトウェアから形成される。かかりつけ施設情報記憶部328は、登録部321が実行する「かかりつけ登録」(患者Pと疾患と医療関連施設Fの関連付け)プロセスで利用され、生成される「かかりつけ施設情報」を記憶する。かかりつけ登録についての詳細は、上述した特許文献1に記載されており、また、医療情報管理とは関係がないので、その説明は省略する。「かかりつけ施設情報」は、例えば、図5(a)に示すような医療関連施設患者テーブルの形式で記憶される。この医療関連施設患者テーブルの項目は、各医療関連施設Fで治療等を受けている個々の患者Pに割り当てられた「医療関連施設患者ID」と、図4(d)に示した医療関連施設テーブルで規定された「医療関連施設ID」と、その患者Pのその医療関連施設Fにおける「患者番号」と、その患者Pの「患者名」、「性別」、「生年月日」、「保険」、「最終受診日」、「住所」、「電話番号」、「メールアドレス」及び「パスコード」となっている。「医療関連施設患者ID」は、患者Pと、患者Pがかかりつけ登録している医療関連施設Fとの関係を示す識別情報であり、「かかりつけ施設識別情報」あるいは「医療関連施設・患者関係識別情報」と言うことができる。「患者番号」は、その医療関連施設Fで治療等を受けている患者Pの識別情報である。「パスコード」は、本人確認のために各患者Pに割り当てられた情報であり、患者Pがかかりつけ登録要請を承認する際などに使用される。
登録部321は、所定の医療情報共有の照会画面(これはユーザー端末上に表示される。図示省略)において、所定の共有ルール選択画面(図示省略)を表示し、共有ルール、すなわち医療情報の共有範囲を選択するよう促す。例えば、共有ルールの選択肢は二つとされ、一つは「かかりつけ登録に係る医療関連施設Fの内部のみで共有」、他の一つは「かかりつけ登録に係る医療関連施設Fの内部と、かかりつけ登録に係る患者P本人とを含む、グループ・メンバー全員で共有」とされる。いずれかの共有ルールが選択されると、登録部321は、「共有に同意する」旨の回答と、選択された共有ルールとを共有同意情報記憶部329に記憶する。共有ルールを三つ以上設定してもよいことは言うまでもない。
共有同意情報記憶部329は、ハードディスク等の情報記憶媒体と、その情報記憶媒体への情報の記録、再生、消去等の動作を制御するソフトウェアから形成され、登録部321によって生成された、「自己の医療情報の共有に同意する」旨の意思表示(共有同意情報)と、選択された共有ルールとを記憶する。共有同意情報と選択された共有ルールは、例えば、図6(c)に示す医療情報共有テーブルの形式で記憶される。この医療情報共有テーブルの項目は、患者Pの「ユーザーID」と、かかりつけ登録された医療関連施設Fの「医療関連施設ID」と、患者Pが同意した「共有ルール」となっている。図6(c)に示す医療情報共有テーブルでは、ユーザーIDが「100」の患者Pは、医療関連施設IDが「1000」の医療関連施設Fでは「院内共有許可」を与えており、医療関連施設IDが「1001」の医療関連施設Fでは「包括的共有許可」を与えている。
患者実在性検証部330は、その動作を制御するソフトウェアから形成されており、「かかりつけ登録を要請して来た患者Pが実在するか否か」、換言すれば、「その患者Pが本人であり、他人のなりすましではないかどうか」を検証する。この患者実在性検証プロセスは、上述したかかりつけ登録プロセスを開始する前に行うのが好ましい。図6(d)に、NFC端末を管理するために作成されたNFC端末テーブルの一例を示す。このNFC端末テーブルは、個々の医療関連施設Fに割り当てられた「医療関連施設ID」と、個々のNFC端末に割り当てられた「NFC端末番号」と、図5(a)の医療関連施設患者テーブルで規定された、個々の医療関連施設Fにおいて患者毎に割り当てられた「医療関連施設患者ID」と、個々の患者Pに割り当てられた「パスコード」という項目を持つ。NFC端末テーブルの「パスコード」欄に記入されたパスコードは、図5(a)の医療関連施設患者テーブルの「パスコード」欄に記入されたパスコードと同じである。
認証部331は、その動作を制御するソフトウェアから形成されており、ユーザー端末を介して、医療支援システム30の特定のグループGにアクセスして来た患者P、医療従事者Mまたは患者関係者Rが、そのグループGの正規のメンバーであるか否か、換言すれば、そのグループGのタイムラインにアクセスする権限があるか否かをチェックする。そして、正規のメンバーであることが確認されれば、そのグループGのタイムラインにアクセスすることを許可する。正規のメンバーでないと確認されれば、そのグループGのタイムラインにアクセスすることを拒否する。
医療支援システム30で使用される上述した各種テーブルは、図8に示すような関係を持つ。
(医療支援システムの動作)
以上の構成を持つ医療支援システム30では、医療情報とメッセージの共有のために、個々の患者Pの疾患毎にグループGが登録・生成される。グループGの作成は、上述したように、医療従事者Mによる患者グループ登録、または、患者Pによるかかりつけ登録によって行われる。また、グループGのグループ・メンバーは、デフォルトメンバーを除き、必要に応じて患者Pや医療従事者M、患者関係者Rを招待することで追加され、また、必要に応じてグループGから削除される。医療支援システム30のこれら動作の詳細は特許文献1に記載されているが、これらは本実施形態に係る医療情報管理システム100とは関係がないため、それらの説明は省略する。
また、医療支援システム30のユーザー登録、新規患者登録、新規医療従事者登録、サポーター招待等の動作についての説明も、同じ理由により、省略する。
(医療情報管理システムの構成)
次に、本発明の一実施形態に係る医療情報管理システム100の構成について、図10及び図11を参照しながら説明する。
図10及び図11に示すように、本実施形態に係る医療情報管理システム100は、医療支援システム30と連携して動作するように構成されており、ユーザー管理部110と内緒話ルーム管理部120とファイル管理部130を備えている。
ユーザー管理部110は、医療情報管理システム100を利用するユーザーの管理を行うセクションである。つまり、医療支援システム30のユーザーである患者P、医療従事者M及び患者関係者Rの中でさらに医療情報管理システム100を利用するユーザーの登録(ユーザー登録)と、登録したユーザーの管理を行うセクションである。ユーザー管理部110は、登録部111、ユーザー情報記憶部112及びユーザー参加制御部113を有している。ユーザー管理部110は、医療支援システム30のユーザー管理部310と連携して動作する。
登録部111は、その動作を制御するソフトウェアから形成され、ユーザー管理部110におけるユーザー登録全般に関わる動作を制御する。例えば、医療情報管理システム100を利用するユーザー(つまり、内緒話ルームSを作成してその機能を利用する医療支援システム30のユーザー)のユーザー端末10、11または12に、所定の内緒話ルーム名入力画面(図20を参照)や内緒話ルーム参加者選択画面(図21を参照)を表示し、医療情報管理システム100の内緒話ルーム機能の利用を希望する人(利用希望者)に対して、所定の情報を入力・送信するよう促す。それに応じて、ユーザー端末10、11または12から所定の情報が医療情報管理システム100まで送信されて来ると、その情報をその利用希望者の「ユーザー情報」としてユーザー情報記憶部112に記憶する。また、登録部111は、必要に応じて、ユーザー情報記憶部112に記憶されたユーザー情報を読み出して利用し、また、そのユーザー情報の修正・消去等も行う。
ユーザー情報記憶部112は、ハードディスク等の情報記憶媒体と、その情報記憶媒体への情報の記録、再生、消去等の動作を制御するソフトウェアから形成され、登録部111の指示に応じて、内緒話ルーム機能の利用を希望するユーザー(患者P、医療従事者Mまたは患者関係者R)のユーザー情報と、作成された内緒話ルームSに所属するルーム・メンバーのユーザー情報とを記憶する。具体的には、例えば、医療支援システム30によって個々のユーザーに割り当てられた「ユーザー識別情報」(ユーザーID)を、図13(a)に示したルームテーブルの形式で記憶する。このルームテーブルの項目としては、作成された内緒話ルームSに割り当てられた「ルームID」、その内緒話ルームSに付された「ルーム名」、その内緒話ルームSが作成されたグループGの「グループID」、そして、その内緒話ルームSを作成したユーザーのユーザーIDである「作成ユーザーID」が含まれている。
ユーザー参加制御部113は、その動作を制御するソフトウェアから形成され、登録部111の指示に応じて、内緒話ルームの参加者(ルーム・メンバー)となるユーザー(患者P、医療従事者M及び患者関係者R)を、新たに作成された内緒話ルームS、あるいは既存の内緒話ルームSにルーム・メンバーとして参加させるように制御する。そして、ルーム・メンバーとして参加するユーザーのユーザー情報をユーザー情報記憶部112に記憶する。具体的には、例えば、医療支援システム30によって個々のユーザーに割り当てられた「ユーザー識別情報」(ユーザーID)を、図13(b)に示したルーム参加ユーザー管理テーブルの形式で記憶する。このルーム参加ユーザー管理テーブルの項目としては、内緒話ルームSに割り当てられた「ルームID」、その内緒話ルームSが作成されたグループGの「グループID」、そして、その内緒話ルームSの参加ユーザー(ルーム・メンバー)のユーザーIDである「作成ユーザーID」が含まれている。
次に、内緒話ルーム管理部120について説明する。
内緒話ルーム管理部120は、医療情報管理システム100において、個々のグループG中に作成される内緒話ルームSを管理するセクションである。例えば、内緒話ルームSの新規登録のほか、内緒話ルームSのルーム・メンバーの情報の記憶、内緒話ルームSのタイムラインやメッセージの制御等の機能を実行する。内緒話ルーム管理部120は、内緒話ルーム登録部121、タイムライン制御部122、そして、内緒話ルーム情報記憶部123を有している。内緒話ルーム管理部120は、医療支援システム30のグループ管理部320と連携して動作する。
内緒話ルーム登録部121は、その動作を制御するソフトウェアから形成されており、個々の患者PのグループGのグループ・メンバー(例えば医療従事者M)の要請に応じて、個々の患者PのグループGの内部に内緒話ルームSを作成し、登録する。その際に、内緒話ルーム登録部121は、内緒話ルーム情報、すなわち、各内緒話ルームSがどの患者PのどのグループGの内部にあり、どのようなメンバーが所属しているかを示す情報を生成し、内緒話ルーム情報記憶部123に記憶する。「内緒話ルーム情報」は、例えば、図13(a)のようなルームテーブルの形式で記憶される。内緒話ルームSは、その名称を変えることで、必要に応じて同じグループGの中に複数個作成することができる。同じグループGの中に作成される内緒話ルームSの総数に制限はない。
こうして作成された内緒話ルームSの当初のルーム・メンバーは、ゼロであるが、内緒話ルームSの作成直後に参加者が選択されて追加されるので、追加されたグループGのグループ・メンバーがルーム・メンバーとなる。この場合、内緒話ルームSへの参加者の招待は、グループGへの参加の場合とは異なり、医療支援システム30によって自動的に行われる、つまり、自動招待で行われる。このため、グループGの作成時に必要な招待リクエストの送信とその承認というプロセスは、ルーム・メンバーの参加の場合には不要である。
こうして作成された内緒話ルームSには、一人の「ルーム管理者」が存在する。換言すれば、ルーム・メンバーのうちの一人が必ず、内緒話ルームSの「ルーム管理者」に割り当てられるのである。通常は、内緒話ルームSを作成したユーザー(ルーム作成者)が「ルーム管理者」に自動的に割り当てられるが、「ルーム管理者」は任意に変更可能である。しかし、「ルーム管理者」を変更する権限は「ルーム管理者」のみが持つため、「ルーム管理者」を変更する操作は、その時の「ルーム管理者」が新しい「ルーム管理者」を指定しながら行う必要がある。「ルーム管理者」のユーザーIDは、図示していないが、例えば、図13(b)のルーム参加ユーザー管理テーブル、または、図13(a)のルームテーブルに、ルーム管理者ユーザーID」の項目を設けて記録される。
タイムライン制御部122は、その動作を制御するソフトウェアから形成され、各内緒話ルームSに対して割り当てられる「タイムライン」(すなわち情報表示領域)を制御する。具体的には、新たに生成された内緒話ルームSに対して、「タイムライン」と呼ばれる情報表示領域を生成して割り当て、共有される医療関係のメッセージや添付ファイルをそのタイムラインに所定の順序で(例えば投稿された時刻順に)表示させる。表示する情報と、その表示時刻等のパラメータは、メッセージ等を投稿したユーザー端末からインターネット20とグループ管理部330を介して内緒話ルーム管理部120に送られるので、タイムライン制御部122は、そのパラメータに従って、送られてきた情報をタイムラインに表示させる。各内緒話ルームSのタイムライン情報の記憶には、例えば、図13(c)に示すようなルームタイムライン管理テーブルの形式が使用される。このルームタイムライン管理テーブルの項目としては、内緒話ルームSに割り当てられた「ルームID」、その内緒話ルームSが作成されたグループGの「グループID」、そのメッセージをルームタイムラインに投稿したユーザーのユーザーIDである「投稿ユーザーID」、そのメッセージが投稿された時刻を示す情報である「投稿タイムスタンプ」、そのメッセージの内容である「投稿メッセージ」、そして、投稿されたファイルに割り当てられた識別情報である「投稿ファイルID」が含まれている。
タイムラインの一例を図12(b)に示す。このタイムライン151は、患者Paの糖尿病治療のグループGa内に生成された内緒話ルームSa用のものである。グループGaのグループ・メンバーは、患者Paと、3名の患者関係者Ra、Rb、Rcと、7名の医療従事者Ma、Mb、Mc、Md、Me、Mf及びMgの計11名であり、そのうちの3名の医療従事者Ma、Mb及びMcのみが内緒話ルームSaに参加している。したがって、内緒話ルームSaのルーム・メンバーは、医療従事者Ma、Mb及びMcの3名であり、タイムライン151に投稿されたメッセージやファイル等の情報は、内緒話ルームSaのルーム・メンバー全員(つまり医療従事者Ma、Mb及びMc)で共有される、すなわち、ルーム・メンバー全員が自由に投稿・閲覧可能である。
内緒話ルーム情報記憶部123は、ハードディスク等の情報記憶媒体と、その情報記憶媒体への情報の記録、再生、消去等の動作を制御するソフトウェアから形成され、内緒話ルーム登録121が生成した内緒話ルーム情報を記憶する。内緒話ルーム情報は、例えば、図13(a)のルームテーブルと、図13(b)のルーム参加ユーザー管理テーブルと、図13(c)のルームタイムライン管理テーブルの形式で記憶される。
次に、ファイル管理部130について説明する。
ファイル管理部130は、医療情報管理システム100において、タイムラインに投稿されるメッセージに添付する形で、あるいは、タイムラインに投稿されるメッセージとは独立した形で、個々の内緒話ルームSに投稿されるファイルを管理するセクションである。ファイル管理部130は、ファイル登録部131、ファイル閲覧制御部132、ファイル投稿制御部133、そしてファイル・アクセス制御部134を有している。ファイル管理部130は、医療支援システム30のグループ管理部320と連携して動作する。
ファイル登録部131は、ハードディスク等の情報記憶媒体と、その情報記憶媒体への情報の記録、再生、消去等の動作を制御するソフトウェアから形成され、個々の内緒話ルームSに投稿されるファイルの記憶と、そのファイルに係る情報(ファイル名、ファイルID、ファイル投稿者のユーザーID等)の登録とを行う。各ファイルに係る情報は、例えば、図13(d)に示すようなファイル管理テーブルの形式で記憶される。このファイル管理テーブルの項目としては、各ファイルに割り当てられた「ファイルID」、各ファイルの「ファイル名」、内緒話ルームSに割り当てられた「ルームID」、そして、その内緒話ルームSが作成されたグループGの「グループID」が含まれている。
ファイル閲覧制御部132は、個々の内緒話ルームSに投稿されたファイルの閲覧の可否を制御する。これは、内緒話ルームSに投稿されたファイルを、アクセス権限があるユーザー、つまりアクセス可能者(例えば所定の医療関連施設Fに所属する医療従事者M)だけが閲覧ができるようにするためである。この制御は、各ファイルに与えられたファイル・アクセス権限(後述)に応じて実行される。
ファイル投稿制御部133は、タイムラインに投稿されるメッセージに添付する形で、あるいは、タイムラインに投稿されるメッセージとは独立した形で、個々の内緒話ルームSにファイルが投稿(アップロード)される際の動作を制御する。ファイルの投稿(アップロード)は、公知の方法で実行される。
ファイル・アクセス制御部134は、内緒話ルームSに投稿されたファイル毎に、適法にアクセスするためのアクセス権限を設定し、ファイルの投稿先に応じて、グループGに所属するグループ・メンバーだけ、あるいは、内緒話ルームSに所属するルーム・メンバーだけが、そのファイルにアクセス(閲覧)できるように制御する。ここでは、ファイル登録部131が投稿された個々のファイルを登録する際に、各ファイルに対して属性フラグが設定されるようになっており、タイムライン情報の添付ファイルとして投稿されたか、タイムライン情報とは独立して投稿されたかに関係なく、ファイルの投稿先がグループGであるときは、そのファイルの属性フラグが立ち、ファイルの投稿先がグループGでない(つまり投稿先が内緒話ルームSである)ときは、そのファイルの属性フラグが立たないようになっている。ファイル・アクセス制御部134は、投稿されたファイルの属性フラグを常にチェックしており、その属性フラグが立っているときは、投稿先がグループGであると判断し、そのグループGのグループ・メンバー全員にアクセス権限(閲覧権限)を付与する。他方、投稿されたファイルの属性フラグが立っていないときは、投稿先が内緒話ルームSであると判断し、投稿先である内緒話ルームSのルーム・メンバー全員にアクセス権限(閲覧権限)を付与する。このアクセス制御には、例えば、図13(d)に示すようなファイル管理テーブルの形式が使用される。このファイル管理テーブルでは、各ファイルのファイルIDがルームID及びグループIDと関連付けられており、そのルームID及びグループIDがさらに図13(b)のルーム参加ユーザー管理テーブルに関連付けられている。このため、各ファイルにアクセス権限(閲覧権限)を持つユーザーのユーザーIDが、ルーム参加ユーザー管理テーブルの中において、対応するルームID(例えばルームIDが「0001」)を持つルーム参加ユーザーID欄に、「00111」、「02432」、「09879」のように、リストアップ(一覧として登録)される。しかし、本発明はこのような方法に限定されるわけではない。
上述した図13(a)〜(d)の四つのテーブルの意味するところは、次のとおりである。
図13(a)のルームテーブルは、グループIDが「00522」であるグループ内に、「医療従事者のみ」と称する内緒話ルームが作成されており、その内緒話ルームにはルームID「0001」が付与されていること、そして、その内緒話ルームを作成したユーザーが、ユーザーID「00111」が付与されたユーザーであることを示す。また、グループIDが「00813」であるグループ内にも、「医療従事者のみ」と称する内緒話ルームが作成されており、その内緒話ルームにはルームID「0002」が付与されていること、そして、その内緒話ルームを作成したのが、上記の「医療従事者のみ」と称する内緒話ルームを作成したのと同じユーザーであることを示す。さらに、「医療従事者のみ」と称する内緒話ルームが作成されたグループIDが「00813」のグループ内には、上記二つの内緒話ルームを作成したのと同じユーザーによって、「リハビリ関連情報」と称するもう一つの内緒話ルームが作成されており、その内緒話ルームにはルームID「0003」が付与されていることを示す。このように、内緒話ルームのルームIDは、グループID及びルームIDと関連付けて記憶される。
図13(b)のルーム参加ユーザー管理テーブルは、グループIDが「00522」であるグループ内に作成された「医療従事者のみ」と称する内緒話ルーム(ルームID=0001)に所属するメンバー(ルーム・メンバー)が、ユーザーIDが「00111」、「02432」、「09879」である3名のユーザーであることを示す。このように、内緒話ルームに参加するユーザーのユーザーIDは、当該内緒話ルームのルームIDとその内緒話ルームが所属するグループのグループIDと関連付けて記憶される。
図13(c)のルームタイムライン管理テーブルは、グループIDが「00522」であるグループ内に作成された「医療従事者のみ」と称する内緒話ルーム(ルームID=「0001」)のタイムラインの状況を示しており、「褥瘡がだいぶ良いです。」という投稿メッセージの投稿者は、ユーザーIDが「00111」のユーザーであり、同じユーザーによりファイルIDが「00001」のファイルが、そのメッセージに添付されて投稿されていることを示す。また、「了解です。」という投稿メッセージの投稿者は、ユーザーIDが「02432」のユーザーであり、同じユーザーよりファイルIDが「00002」のファイルが、そのメッセージに添付されて投稿されていることを示す。さらに、「ありがとうございます。」という投稿メッセージの投稿者は、ユーザーIDが「09879」のユーザーであることを示す。このテーブルの空欄(矢印Aで示した箇所)は、「了解です。」という投稿メッセージの投稿者が投稿したファイルがない(そのメッセージに添付されて投稿されたファイルがない)ことを示す。このように、内緒話ルームに投稿されたメッセージ(これは特定の患者または要介護者についての医療・介護情報である)は、そのメッセージの投稿者であるユーザーのユーザーIDと、そのメッセージの投稿先である内緒話ルームのルームIDと、その内緒話ルームが所属するグループのグループIDとに関連付けて、そのメッセージの投稿時刻を示す投稿タイムスタンプ情報と共に記憶される。また、メッセージに添付されて投稿されたファイルには、それぞれファイルIDが割り当てられてから、添付元のメッセージを特定する情報(投稿ユーザーIDとルームIDとグループID)に関連付けて記憶される。
図13(d)のファイル管理テーブルは、グループIDが「00522」であるグループ内に作成された「医療従事者のみ」と称する内緒話ルーム(ルームID=0001)のタイムラインの状況を示しており、ファイルIDが「0001」のファイルのファイル名は、「リハビリ計画書3月分.xls」であることを示し、ファイルIDが「0002」のファイルのファイル名は、「褥瘡1月.jpg」であることを示し、ファイルIDが「0003」のファイルのファイル名は、「リハビリ.jpg」であることを示す。このテーブルの空欄(矢印Bで示した箇所)は、ファイル名が「リハビリ.jpg」であるファイルの投稿先が、「医療従事者のみ」と称する内緒話ルーム(ルームIDは「0001」)ではなく、グループ(グループID=00522)であることを示す。このように、内緒話ルームまたはグループに投稿されたファイル(これも特定の患者または要介護者についての医療・介護情報である)には、それぞれ、ファイルIDが割り当てられてから、そのファイルの投稿先である内緒話ルームのルームIDと、その内緒話ルームが所属するグループのグループIDとに関連付けて、そのファイルのファイル名情報と共に記憶される。ただし、ファイルの投稿先が内緒話ルームではなくグループである場合は、ルームIDは存在しないため、ルームIDとの関連付けは行われない。
(医療情報管理システムの動作)
次に、以上の構成を持つ本実施1形態の医療情報管理システム100の動作について説明する。
(内緒話ルームの新規作成とそのタイムラインへの投稿)
図14A〜14Cは、医療支援システム30と連携して動作する医療情報管理システム100において、特定のグループGに内緒話ルームSを新規に作成してそのタイムライン151にメッセージやファイルを投稿する際の一連の動作を示すフローチャートである。
まず、医療支援システム30のユーザーである医療従事者Mが、自己のユーザー端末(医療従事者端末11)から医療支援システム30にログインすると(ステップS201)、医療支援システム30は認証を行う(ステップS202)。医療支援システム30が正当なユーザーと判断すると、ホーム画面上にタイムライン一覧が表示される(ステップS203)。ホーム画面は、例えば図18のような形式の画面とされる。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上でホーム画面を見て、希望するタイムラインを選択すると(ステップS204)、医療支援システム30は、ログインした医療従事者Mに所定の管理権限があるか否かを判断する(ステップS205)。所定の管理権限がないと判断すると、内緒話ルーム作成ボタンを表示することなしに、選択されたグループのタイムラインをユーザー端末11上に表示する(ステップS206)。所定の管理権限があると判断すると、内緒話ルーム作成ボタンを表示しながら、選択されたグループのタイムラインをユーザー端末11上に表示する(ステップS207)。この時のタイムライン表示画面は、例えば図19のような形式の画面とされ、医療従事者側タイムライン(医療従事者のみが閲覧可能)と患者側タイムライン(グループ・メンバー全員が閲覧可能)のいずれかを選択・表示するためのタブの右端に、内緒話ルーム作成ボタンが表示されている。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上でタイムライン表示画面を見て、内緒話ルーム作成ボタンをクリックすると(ステップS208)、医療情報管理システム100は、内緒話ルーム名の入力画面をユーザー端末11上に表示する(ステップS209)。内緒話ルーム名入力画面は、例えば図20のような形式の画面とされる。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上で内緒話ルーム名入力画面を見て、「病院内スタッフのみ」という内緒話ルーム名を入力すると(ステップS210)、医療情報管理システム100は、入力された内緒話ルーム名で、新規に内緒話ルームSを選択されたグループ内に作成し登録する(ステップS211)。そして、医療情報管理システム100は、内緒話ルームSへの参加ユーザーの選択画面をユーザー端末11上に表示する(ステップS212)。医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上で内緒話ルーム参加ユーザー選択画面を見て、内緒話ルームSへの参加ユーザーを選択すると(ステップS213)、医療支援システム30は、選択されたユーザーを新規の内緒話ルームSへ自動招待する処理(自動招待処理)を実行する。このようなステップを通じて、選択されたユーザーをルーム・メンバーとして含む新規の内緒話ルームSが作成・登録される。その後、ユーザー端末11上にはホーム画面が表示される(図14BのステップS215を参照)。この時のホーム画面の例を図22に示す。図22より分かるように、ホーム画面上に表示されたタイムライン一覧の中に、「病院内スタッフのみ」という名前で新規に作成された内緒話ルームSのタイムラインが含まれている。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上で図22のようなホーム画面を見て、新規に作成された「病院内スタッフのみ」と称する内緒話ルームSのタイムラインを選択すると(ステップS216)、医療情報管理システム100は、選択された内緒話ルームSのタイムラインをユーザー端末11上に表示する(ステップS217)。この状態では、医療従事者Mは、その内緒話ルームSのタイムラインに、ファイルを添付せずに、あるいは、所望のファイルを添付して、メッセージを自由に投稿することができる。「病院内スタッフのみ」と称する内緒話ルームSのタイムラインの例を図23に示す。このタイムラインには、その内緒話ルームSのルーム・メンバーのみがアクセス可能である。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上で、「病院内スタッフのみ」と称する内緒話ルームSのタイムラインにメッセージを投稿すると(ステップS218)、医療情報管理システム100は、入力されたメッセージを登録してそのタイムラインに表示する(ステップS219)。そして、入力されたメッセージに添付ファイルがあるか否かを判断する(ステップS220)。添付ファイルがないと判断すると、一連の処理は終了する。添付ファイルがあると判断すると、医療情報管理システム100は、アクセス可能なユーザー範囲をこの内緒話ルームSのルーム・メンバー全員に設定して、添付ファイルを登録する(ステップS221)。入力されたメッセージの登録とタイムラインへの表示は、内緒話ルーム管理部120のタイムライン制御部122が実行する。投稿された添付ファイルとその添付ファイルに係る情報は、ファイル管理部130のファイル登録部131に記憶される。この添付ファイルには、内緒話ルームSのルーム・メンバーのみがアクセス可能である。
こうして登録された添付ファイルのファイル名は、患者詳細情報表示画面(図26参照)のファイル一覧に追加して表示される(ステップS222)。そして、一連の処理は終了する。なお、患者詳細情報表示画面に表示されるこのファイル一覧(ファイルリスト)は、内緒話ルームSのルーム・メンバーのみが視認可能であるから、内緒話ルームSが作成されたグループGのグループ・メンバーであるが、この内緒話ルームSのルーム・メンバーでない者は、投稿されたファイルの存在自体を知ることができない。
図14AのステップS206で所定の管理権限がないと判断された場合、内緒話ルーム作成ボタンを表示することなしに、選択されたグループGのタイムラインをユーザー端末11上に表示するので、内緒話ルームを新規に作成することはできず、メッセージの投稿とファイルの添付しかできない。この段階で、医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上で、「病院内スタッフのみ」と称する内緒話ルームSのタイムラインにメッセージを投稿すると(ステップS223)、そのメッセージ(添付ファイルがあれば、そのメッセージと添付ファイル)に対して図14CのステップS224〜S227が実行されるが、そこで行われる処理は図14BのステップS219〜S222の処理と同じである。こうして、一連の処理が終了する。
(既存の内緒話ルームのタイムラインへの投稿)
図15A及び15Bは、医療支援システム30と連携して動作する医療情報管理システム100において、既存の内緒話ルームSのタイムライン151にメッセージやファイルを投稿する際の一連の動作を示すフローチャートである。
まず、医療支援システム30のユーザーである医療従事者Mが、自己のユーザー端末(医療従事者端末11)から医療支援システム30にログインすると(ステップS231)、医療支援システム30は認証を行う(ステップS232)。医療支援システム30が正当なユーザーと判断すると、医療支援システム30は、既存の内緒話ルームSのいずれかの参加ユーザーか否かを判断する(ステップS233)。そして、既存のいずれの内緒話ルームSの参加ユーザーでもないと判断すると、ホーム画面上にグループのみのタイムライン一覧を表示する(ステップS234)。逆に、既存のいずれかの内緒話ルームSの参加ユーザーであると判断すると、ホーム画面上にグループと内緒話ルームの双方のタイムライン一覧を表示する(ステップS235)。この時のホーム画面は、例えば図22のような形式の画面とされる。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上でホーム画面を見て、希望する内緒話ルーム(例えば「病院内スタッフのみ」と称する内緒話ルームS)のタイムラインを選択すると(ステップS236)、医療情報管理システム100は、選択された内緒話ルームのタイムラインをユーザー端末11上に表示する(ステップS237)。この時のタイムライン表示画面は、例えば図23のような形式の画面とされる。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上でタイムライン表示画面を見て、「病院内スタッフのみ」と称する内緒話ルームSのタイムラインにメッセージを投稿すると(ステップS238)、医療情報管理システム100は、入力されたメッセージを登録してそのタイムラインに表示する(ステップS239)。そして、入力されたメッセージに添付ファイルがあるか否かを判断する(ステップS240)。添付ファイルがないと判断すると、一連の処理は終了する。添付ファイルがあると判断すると、医療情報管理システム100は、アクセス可能なユーザー範囲をこの内緒話ルームSのルーム・メンバー全員に設定して、添付ファイルを登録する(ステップS241)。この添付ファイルには、内緒話ルームSのルーム・メンバーのみがアクセス可能である。
こうして登録された添付ファイルのファイル名は、患者詳細情報表示画面のファイル一覧に追加して表示される(ステップS242)。そして、一連の処理は終了する。なお、患者詳細情報表示画面に表示されるこのファイル一覧(ファイルリスト)は、内緒話ルームSのルーム・メンバーのみが視認可能であるから、内緒話ルームSが作成されたグループGのグループ・メンバーであるが、この内緒話ルームSのルーム・メンバーでない者は、投稿されたファイルの存在自体を知ることができない。
図15AのステップS233で、医療支援システム30が、ログインしたユーザーが既存のいずれの内緒話ルームSの参加ユーザーでもないと判断すると、ホーム画面上にグループのみのタイムライン一覧を表示する(ステップS234)。この段階で、医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上で、選択したグループGのタイムラインにメッセージを投稿すると(ステップS245)、そのメッセージ(添付ファイルがあれば、そのメッセージと添付ファイル)に対して図15BのステップS246〜S249が実行されるが、そこで行われる処理は図15AのステップS239〜S242の処理と同じである。こうして、一連の処理が終了する。
(既存の内緒話ルームのタイムラインに投稿されたファイルの閲覧)
図16A〜16Cは、医療支援システム30と連携して動作する医療情報管理システム100において、既存の内緒話ルームのタイムラインに投稿されたファイルを閲覧する際の一連の動作を示すフローチャートである。
まず、医療支援システム30のユーザーである医療従事者Mが、自己のユーザー端末(医療従事者端末11)から医療支援システム30にログインすると(ステップS251)、医療支援システム30は認証を行う(ステップS252)。医療支援システム30が正当なユーザーと判断すると、医療支援システム30は、既存の内緒話ルームSのいずれかの参加ユーザーか否かを判断する(ステップS253)。そして、既存のいずれの内緒話ルームSの参加ユーザーでもないと判断すると、ホーム画面上にグループのみのタイムライン一覧を表示する(ステップS254)。逆に、既存のいずれかの内緒話ルームSの参加ユーザーであると判断すると、ホーム画面上にグループと内緒話ルームの双方のタイムライン一覧を表示する(ステップS255)。この時のホーム画面は、例えば図22のような形式の画面とされる。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上でホーム画面を見て、希望する内緒話ルーム(例えば「病院内スタッフのみ」と称する内緒話ルームS)のタイムラインを選択すると(ステップS256)、医療情報管理システム100は、選択された内緒話ルームのタイムラインをユーザー端末11上に表示する(ステップS257)。この時のタイムライン表示画面は、例えば図23のような形式の画面とされる。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上でタイムライン表示画面を見て、患者詳細情報表示ボタン(図23参照)をクリックすると(ステップS258)、医療情報管理システム100は、既存の内緒話ルームSのいずれかの参加ユーザーか否かを判断する(ステップS259)。そして、既存のいずれの内緒話ルームSの参加ユーザーでもないと判断すると、患者詳細情報表示画面上にグループのみに投稿されたファイルの一覧を表示する(ステップS260)。逆に、既存のいずれかの内緒話ルームSの参加ユーザーであると判断すると、患者詳細情報表示画面上にグループと内緒話ルームの双方に投稿されたファイルの一覧を表示する(ステップS261)。この時の患者詳細情報表示画面は、例えば図26のような形式の画面とされる。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上で患者詳細情報表示画面を見て、希望するファイルを選択すると(ステップS262)、医療情報管理システム100は、選択されたファイルをユーザー端末11上で開く(ステップS263)。そこで、医療従事者Mは、自己のユーザー端末11上でそのファイルの中身を閲覧できるようになる(ステップS264)。医療従事者Mが、閲覧を終えてそのファイルを閉じるボタンをクリックすると(ステップS265)、医療情報管理システム100は、その開かれていたファイルを閉じ(ステップS266)、一連の処理を終了する。
図16AのステップS254で、医療支援システム30が、ログインしたユーザーが既存のいずれの内緒話ルームSの参加ユーザーでもないと判断すると、ホーム画面上にグループのみのタイムライン一覧を表示する(ステップS254)。この段階で、医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上で、希望するグループGのタイムラインを選択すると(図16BのステップS267)、選択されたグループのタイムラインを表示する(ステップS268)。そこで、医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上でタイムライン表示画面を見て、患者詳細情報表示ボタン(図23参照)をクリックすると(ステップS269)、医療情報管理システム100は、患者詳細情報表示画面上にグループのみに投稿されたファイルの一覧を表示する(ステップS270)。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上でファイル一覧を見て、希望するファイルを選択すると(ステップS271)、医療情報管理システム100は、選択されたファイルをユーザー端末11上で開く(ステップS272)。そこで、医療従事者Mは、自己のユーザー端末11上でそのファイルの中身を閲覧できるようになる(ステップS273)。医療従事者Mが、閲覧を終えてそのファイルを閉じるボタンをクリックすると(ステップS274)、医療情報管理システム100は、その開かれていたファイルを閉じ(ステップS275)、処理を終了する。
図16AのステップS259で、医療支援システム30が、ログインしたユーザーが既存のいずれの内緒話ルームSの参加ユーザーでもないと判断すると、ホーム画面上にグループのみに投稿されたファイルの一覧を表示する(ステップS260)。この段階で、医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上で、希望するファイルを選択すると(図16CのステップS276)、選択されたファイルをユーザー端末11上で開く(ステップS277)。そこで、医療従事者Mは、自己のユーザー端末11上でそのファイルの中身を閲覧できるようになる(ステップS278)。医療従事者Mが、閲覧を終えてそのファイルを閉じるボタンをクリックすると(ステップS279)、医療情報管理システム100は、その開かれていたファイルを閉じ(ステップS280)、一連の処理を終了する。
(既存の内緒話ルームへのファイルの直接投稿)
図17A〜17Cは、医療支援システム30と連携して動作する医療情報管理システム100において、既存の内緒話ルームにファイルを直接投稿する際の一連の動作を示すフローチャートである。
まず、医療支援システム30のユーザーである医療従事者Mが、自己のユーザー端末(医療従事者端末11)から医療支援システム30にログインすると(ステップS301)、医療支援システム30は認証を行う(ステップS302)。医療支援システム30が正当なユーザーと判断すると、医療情報管理システム100は、既存の内緒話ルームSのいずれかの参加ユーザーか否かを判断する(ステップS303)。そして、既存のいずれの内緒話ルームSの参加ユーザーでもないと判断すると、ホーム画面上にグループのみのタイムライン一覧を表示する(ステップS304)。逆に、既存のいずれかの内緒話ルームSの参加ユーザーであると判断すると、ホーム画面上にグループと内緒話ルームの双方のタイムライン一覧を表示する(ステップS305)。この時のホーム画面は、例えば図22のような形式の画面とされる。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上でホーム画面を見て、希望する内緒話ルーム(例えば「病院内スタッフのみ」と称する内緒話ルームS)のタイムラインを選択すると(ステップS306)、医療情報管理システム100は、選択された内緒話ルームのタイムラインをユーザー端末11上に表示する(ステップS307)。この時のタイムライン表示画面は、例えば図23のような形式の画面とされる。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上でタイムライン表示画面を見て、患者詳細情報表示ボタンをクリックすると(ステップS308)、医療情報管理システム100は、患者詳細情報表示画面をユーザー端末11上に表示する(ステップS309)。この時の患者詳細情報表示画面は、例えば図26のような形式の画面とされる。
その後、医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上で患者詳細情報表示画面を見て、ファイル直接投稿ボタン(図26参照)をクリックすると(ステップS310)、医療情報管理システム100は、ファイル直接投稿画面をユーザー端末11上に表示する(ステップS311)。この時のファイル直接投稿画面は、例えば図24のような形式の画面とされる。
医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上でファイル直接投稿画面を見て、直接投稿するファイルを選択すると(ステップS312)、医療情報管理システム100は、ユーザー端末11に投稿先選択画面を表示する(図17BのステップS313)。医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上で投稿先選択画面を見て、希望するグループまたは内緒話ルームを投稿先として選択すると(ステップS314)、医療情報管理システム100は、選択されたグループまたは内緒話ルームの所定箇所(例えば、所定の直接投稿用フォルダ)にファイルを直接投稿し(ステップS315)、それに対するアクセス可能なユーザー範囲を設定してからそのファイルを登録する(ステップS316)。そして、直接投稿ファイルのファイル名を、患者詳細情報表示画面のファイル一覧に追加表示して(ステップS317)、処理を終了する。
ステップS313の投稿先選択画面は、例えば図25のような形式の画面とされる。図25の投稿先選択画面において、ファイル名に「投稿する」ボタンが表示されているファイルは、投稿先が指定されていないファイルである。ファイル名に「投稿する」ボタンが表示されていないファイルは、既に投稿先が指定されているファイルであり、ファイル名の後ろに、例えば、(内緒話ルーム「病院内スタッフのみ」)というように、そのファイルに対して指定された投稿先が表示されている。「投稿する」ボタンをクリックすると、投稿可能なグループまたは内緒話ルームのタイムライン一覧(図22のホーム画面と同様のもの)が表示されるので、その中から投稿先としてのタイムラインを選択すればよい。
図17AのステップS303において、医療従事者Mが、既存のいずれの内緒話ルームSの参加ユーザーでもないと判断すると、ホーム画面上にグループのみのタイムライン一覧を表示する(ステップS304)。そこで、医療従事者Mが、自己のユーザー端末11上でタイムライン一覧を見て、希望するグループのタイムラインを選択すると(図17CのステップS318)、医療情報管理システム100は、ホーム画面上にグループのみのタイムライン一覧を表示する(ステップS319)。その後のステップS320〜S326は、図7AのステップS306〜S312と同じである。その後は、図17BのステップS313〜S317を実行して、処理を終了する。
以上述べたように、本発明の一実施形態に係る医療情報管理システム100では、医療支援システム30が提供する医療支援サービスの前記ユーザーに対し、医療支援システム30のグループ管理部320により、サービス受給者識別情報である患者IDに関連させて固有のグループ識別情報であるグループIDを持つグループGを生成し、そのグループGに1または複数の前記ユーザーを選択的にグループ・メンバーとして所属させることで、グループGに対応する患者の医療・介護情報をユーザー端末を介してグループ・メンバーの間で共有可能とする。このため、グループGに対応する患者の医療・介護情報は、ユーザー端末を介して、当該グループGに所属するグループ・メンバーの間で共有することが可能である。
また、グループ識別情報であるグループIDに関連させて、固有のルーム識別情報であるルームIDを持つ内緒話ルームSを生成してから、その内緒話ルームSに係るグループGに所属するグループ・メンバーの少なくとも一部を内緒話ルームSに選択的にルーム・メンバーとして所属させることで、前記グループGに対応する前記患者の医療・介護情報をユーザー端末を介してルーム・メンバーの間で共有可能とする。このため、前記グループGに対応する患者の医療・介護情報は、前記ユーザー端末を介して、内緒話ルームSに所属するルーム・メンバーの間で共有することが可能である。ここで、内緒話ルームSのルーム・メンバーは、前記グループ・メンバーの少なくとも一部であるから、必要に応じて前記グループ・メンバーからその一部または全部を選択して前記ルーム・メンバーとすることにより、前記グループGに対応する患者の医療・介護情報にアクセスできる人の範囲を容易に変更することができる。
よって、誰についての情報かを特定して投稿される前記医療支援サービスの前記対象者(つまり前記患者)の個々の医療・介護情報にアクセスできる人の範囲(アクセス可能者)を、必要に応じて任意に設定することができる。これは、前記医療支援サービスの対象者である前記患者毎に一つ以上のグループGを作成できるが、各グループGに関連付けられる前記対象者(患者)は一名に限られるという制限の有無に無関係である。
さらに、医療情報管理システム100の内緒話ルーム管理部120とファイル管理部130により、誰についての情報かを特定して投稿される前記患者の個々の医療・介護情報を、当該医療・介護情報の投稿先である前記グループGのグループIDまたは前記内緒話ルームSのルームIDに関連付けて記憶するため、前記医療・介護情報の各々に対するアクセス可能者は、それが投稿されたグループGのグループ・メンバーまたは内緒話ルームSのルーム・メンバーに自動的に設定される。よって、誰についての情報かを特定して投稿される前記対象者(つまり前記患者)の医療・介護情報に対するアクセス権限を、前記対象者(つまり前記患者)毎に一元的に管理することができる。また、これにより、前記対象者のプライバシーを守りながら前記医療・介護情報を限定された人々の間で共有することが可能となる。
なお、本発明に係る医療情報管理方法は、上述した医療情報管理システム100で実行される。本発明に係る医療情報管理プログラムは、コンピュータにインストールされて上述した医療情報管理システム100を実現するプログラムである。
(変形例)
上述した実施形態は本発明を具体化した例を示すものである。したがって、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を外れることなく種々の変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、本発明は、医療支援システムと連携するように構成した医療情報管理システムとして説明されているが、本発明はこれには限定されない。介護支援システムと連携するように構成した介護情報管理システムとすることも可能であるし、医療と介護の両面で支援できる医療・介護支援システムと連携するように構成した医療・介護情報管理システムとすることも可能であることは言うまでもない。また、他のシステムとは連携せずに、単独の医療・介護情報管理システムとして構成することも可能であり、その場合は、上記実施形態において医療支援システムに委ねられている諸機能を本発明の医療・介護情報管理システム内に実装することが必要である。しかし、そのような諸機能を追加実装する手法は特許文献1等によって明らかであるから、その点に関する説明は省略する。
また、上述した実施形態では、患者Pについて内緒話ルームSを作成して、医療従事者をルーム・メンバーとして参加させているが、本発明はこれに限定されない。要介護者について内緒話ルームSを作成して、医療従事者や介護従事者をルーム・メンバーとして参加させてもよい。個々の内緒話ルームが所属するグループのグループ・メンバーであれば、だれでも、必要に応じて、その内緒話ルームのルーム・メンバーになることができる。
さらに、上述した実施形態では、グループGaの中に一つの内緒話ルームSaを作成した例を説明しているが、本発明はこれに限定されない。一つのグループGaの中に二以上の内緒話ルームを作成してもよいことは言うまでもない。また、二以上の内緒話ルームに所属するルーム・メンバーは重複しても構わない。つまり、一つの内緒話ルームのあるルーム・メンバーは、同時に他の一あるいは二以上の内緒話ルームのルーム・メンバーになることができる。
10 患者端末
11 医療者端末
12 患者関係者端末
20 インターネット
30 医療支援システム
51 タイムライン
51a 全員共有エリア
51b 医療従事者共有エリア
100 医療情報管理システム
110 ユーザー管理部
111 登録部
112 ユーザー情報記憶部
113 ユーザー参加制御部
120 内緒話ルーム管理部
121 内緒話ルーム登録部
122 タイムライン制御部
123 内緒話ルーム情報記憶部
130 ファイル管理部
131 ファイル登録部
132 ファイル閲覧制御部
133 ファイル投稿制御部
134ファイル・アクセス制御部
151 内緒話ルームのタイムライン
310 ユーザー管理部
311 登録部
312 ユーザー情報記憶部
313 患者情報記憶部
314 医療従事者情報記憶部
315 医療関連施設情報記憶部
316 疾患情報記憶部
320 かかりつけ登録管理部
321 登録部
322 かかりつけ施設情報記憶部
323 共有同意情報記憶部
324 患者実在性検証部
330 グループ管理部
331 招待リクエスト制御部
332 招待リクエスト情報記憶部
333 グループ情報記憶部
334 グループ・メンバー情報記憶部
335 タイムライン制御部
336 メッセージ制御部
337 認証部
340 認証部
350 通信制御部
F 医療関連施設
F1 クリニック
F2 クリニック
F3 病院
F4 訪問看護ステーション
G グループ
Ga グループ
G11 患者P1の糖尿病治療用グループ
G12 患者P1の高脂血症治療用グループ
G13 患者P1の痛風治療用グループ
G21 患者P2のアルツハイマー治療用グループ
G22 患者P2の高血圧治療用グループ
M 医療従事者
M1、M2、M3、M4、M5、M6、M7、M8 医療従事者
Ma、Mb、Mc、Md、Me、Mf、Mg 医療従事者
P 患者
P1、P2 患者
Pa 患者
R 患者関係者
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、Ra,Rb,Rc 患者関係者
Ra,Rb,Rc 患者関係者
S,Sa 内緒話ルーム

Claims (21)

  1. ユーザー端末からの要求に応じて、通信ネットワークを介して特定の患者または要介護者に係る医療・介護情報を前記ユーザー端末で閲覧可能にすることで、前記患者または前記要介護者への医療・介護サービスの提供を支援する際に、前記患者または前記要介護者に係る前記医療・介護情報を管理する方法であって、
    前記ユーザー端末を介して前記医療・介護サービスを利用する個々のユーザーに対して、ユーザー識別情報を割り当てて記憶し、
    前記ユーザーとしての前記患者または前記要介護者に対してサービス受給者識別情報を割り当てると共に、当該サービス受給者識別情報を前記ユーザー識別情報に関連づけて記憶し、
    前記ユーザーとしての医療従事者または介護従事者に対して事業従事者識別情報を割り当てると共に、当該事業従事者識別情報を前記ユーザー識別情報に関連づけて記憶し、
    前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記サービス受給者識別情報に関連させて固有のグループ識別情報を持つグループを生成し、
    前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記グループに1または複数の前記ユーザーを選択的にグループ・メンバーとして所属させることで、前記グループに係る前記サービス受給者識別情報に対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記グループ・メンバーの間で共有可能とし、
    前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記グループ識別情報に関連させて固有のルーム識別情報を持つ内緒話ルームを生成し、
    前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記内緒話ルームに係る前記グループに所属する前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記内緒話ルームに選択的にルーム・メンバーとして所属させることで、前記グループに係る前記サービス受給者識別情報に対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記ルーム・メンバーの間で共有可能とし、
    誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の個々の医療・介護情報を、当該医療・介護情報の投稿先である前記グループの前記グループ識別情報または前記内緒話ルームの前記ルーム識別情報に関連付けて記憶することを特徴とする医療・介護情報管理方法。
  2. 前記内緒話ルームに係る前記グループの前記グループ・メンバーであるが前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーではない者は、前記内緒話ルーム宛てに投稿される前記対象者の医療・介護情報に対するアクセス権限を有しないように設定される請求項1に記載の医療・介護情報管理方法。
  3. 前記内緒話ルームを生成する際に、前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記ルーム・メンバーとして指定すると、指定された前記グループ・メンバーは前記内緒話ルームに自動招待されて前記ルーム・メンバーとなる請求項1または2に記載の医療・介護情報管理方法。
  4. 誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の前記医療・介護情報の投稿先として、前記グループが指定されると、前記グループの前記グループ・メンバー全員が、前記医療・介護情報に対するアクセス可能者として記憶され、
    前記内緒話ルームが指定されると、前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバー全員が、前記医療・介護情報に対するアクセス可能者として記憶される請求項1〜3のいずれかに記載の医療・介護情報管理方法。
  5. 誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループのタイムラインまたは前記内緒話ルームのタイムライン宛てに、メッセージ形式またはファイル形式で投稿され、あるいは、前記グループ及び前記内緒話ルームの前記タイムラインとは別に設けられた所定の直接投稿箇所に向けてファイル形式で直接投稿される請求項1〜4のいずれかに記載の医療・介護情報管理方法。
  6. 誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループ宛てに投稿されると、投稿された前記グループの前記グループ・メンバー全員が閲覧可能とされ、
    前記内緒話ルーム宛てに投稿されると、投稿された前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーのみが閲覧可能とされる請求項1〜5のいずれかに記載の医療・介護情報管理方法。
  7. 誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループ宛てに投稿されると、投稿された前記グループの前記グループ・メンバー全員が、投稿された前記医療・介護情報を所定の投稿情報一覧画面で確認可能とされ、
    前記内緒話ルーム宛てに投稿されると、投稿された前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーのみが、投稿された前記医療・介護情報を所定の投稿情報一覧画面で確認可能とされる請求項1〜6のいずれかに記載の医療・介護情報管理方法。
  8. ユーザー端末からの要求に応じて、通信ネットワークを介して特定の患者または要介護者に係る医療・介護情報を前記ユーザー端末で閲覧可能にすることで、前記患者または前記要介護者への医療・介護サービスの提供を支援する際に、前記患者または前記要介護者に係る前記医療・介護情報を管理するシステムであって、
    前記ユーザー端末を介して前記医療・介護サービスを利用する個々のユーザーに対して、ユーザー識別情報を割り当てて記憶するユーザー識別情報記憶手段と、
    前記ユーザーとしての前記患者または前記要介護者に対してサービス受給者識別情報を割り当てると共に、当該サービス受給者識別情報を前記ユーザー識別情報に関連づけて記憶するサービス受給者識別情報記憶手段と、
    前記ユーザーとしての医療従事者または介護従事者に対して事業従事者識別情報を割り当てると共に、当該事業従事者識別情報を前記ユーザー識別情報に関連づけて記憶する事業従事者識別情報記憶手段と、
    前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記サービス受給者識別情報に関連させて、固有のグループ識別情報を持つグループを生成するグループ管理手段と、
    前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記グループに1または複数の前記ユーザーを選択的にグループ・メンバーとして所属させることで、前記グループに係る前記サービス受給者識別情報に対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記グループ・メンバーの間で共有可能とするグループ・メンバー選定手段と、
    前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記グループ識別情報に関連させて固有のルーム識別情報を持つ内緒話ルームを生成する内緒話ルーム管理手段と、
    前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記内緒話ルームに係る前記グループに所属する前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記内緒話ルームに選択的にルーム・メンバーとして所属させることで、前記グループに係る前記サービス受給者識別情報に対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記ルーム・メンバーの間で共有可能とするルーム・メンバー選定手段と、
    誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の個々の医療・介護情報を、当該医療・介護情報の投稿先である前記グループの前記グループ識別情報または前記内緒話ルームの前記ルーム識別情報に関連付けて記憶する投稿情報記憶手段と
    を備えたことを特徴とする医療・介護情報管理システム。
  9. 前記内緒話ルームに係る前記グループの前記グループ・メンバーであるが前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーではない者は、前記内緒話ルーム宛てに投稿される前記対象者の医療・介護情報に対するアクセス権限を有しないように設定されている請求項6に記載の医療・介護情報管理システム。
  10. 前記内緒話ルームを生成する際に、前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記ルーム・メンバーとして指定すると、指定された前記グループ・メンバーは前記内緒話ルームに自動招待されて前記ルーム・メンバーとなる請求項8または9に記載の医療・介護情報管理システム。
  11. 誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の前記医療・介護情報の投稿先として、前記グループが指定されると、前記グループの前記グループ・メンバー全員が、前記医療・介護情報に対するアクセス可能者として記憶され、
    前記内緒話ルームが指定されると、前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバー全員が、前記医療・介護情報に対するアクセス可能者として記憶される請求項8〜10のいずれかに記載の医療・介護情報管理システム。
  12. 誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループのタイムラインまたは前記内緒話ルームのタイムライン宛てに、メッセージ形式またはファイル形式で投稿され、あるいは、前記グループ及び前記内緒話ルームの前記タイムラインとは別に設けられた所定の直接投稿箇所に向けてファイル形式で直接投稿される請求項8〜11のいずれかに記載の医療・介護情報管理システム。
  13. 誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループ宛てに投稿されると、投稿された前記グループの前記グループ・メンバー全員が閲覧可能とされ、
    前記内緒話ルーム宛てに投稿されると、投稿された前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーのみが閲覧可能とされる請求項8〜12のいずれかに記載の医療・介護情報管理システム。
  14. 誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループ宛てに投稿されると、投稿された前記グループの前記グループ・メンバー全員が、投稿された前記医療・介護情報を所定の投稿情報一覧画面で確認可能とされ、
    前記内緒話ルーム宛てに投稿されると、投稿された前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーのみが、投稿された前記医療・介護情報を所定の投稿情報一覧画面で確認可能とされる請求項8〜13のいずれかに記載の医療・介護情報管理システム。
  15. ユーザー端末からの要求に応じて、通信ネットワークを介して特定の患者または要介護者に係る医療・介護情報を前記ユーザー端末で閲覧可能にすることで、前記患者または前記要介護者への医療・介護サービスの提供を支援する際に、前記患者または前記要介護者に係る前記医療・介護情報を管理するプログラムであって、
    前記ユーザー端末を介して前記医療・介護サービスを利用する個々のユーザーに対して、ユーザー識別情報を割り当てて記憶する処理と、
    前記ユーザーとしての前記患者または前記要介護者に対してサービス受給者識別情報を割り当てると共に、当該サービス受給者識別情報を前記ユーザー識別情報に関連づけて記憶する処理と、
    前記ユーザーとしての医療従事者または介護従事者に対して事業従事者識別情報を割り当てると共に、当該事業従事者識別情報を前記ユーザー識別情報に関連づけて記憶する処理と、
    前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記サービス受給者識別情報に関連させて固有のグループ識別情報を持つグループを生成する処理と、
    前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記グループに1または複数の前記ユーザーを選択的にグループ・メンバーとして所属させることで、前記グループに係る前記サービス受給者識別情報に対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記グループ・メンバーの間で共有可能とする処理と、
    前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記グループ識別情報に関連させて固有のルーム識別情報を持つ内緒話ルームを生成する処理と、
    前記ユーザー端末からの指示に応じて、前記内緒話ルームに係る前記グループに所属する前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記内緒話ルームに選択的にルーム・メンバーとして所属させることで、前記グループに係る前記サービス受給者識別情報に対応する前記患者または前記要介護者の医療・介護情報を前記ユーザー端末を介して前記ルーム・メンバーの間で共有可能とする処理と、
    誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の個々の医療・介護情報を、当該医療・介護情報の投稿先である前記グループの前記グループ識別情報または前記内緒話ルームの前記ルーム識別情報に関連付けて記憶する処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする医療・介護情報管理プログラム。
  16. 前記内緒話ルームに係る前記グループの前記グループ・メンバーであるが前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーではない者は、前記内緒話ルーム宛てに投稿される前記対象者の医療・介護情報に対するアクセス権限を有しないように設定される請求項15に記載の医療・介護情報管理プログラム。
  17. 前記内緒話ルームを生成する際に、前記グループ・メンバーの少なくとも一部を前記ルーム・メンバーとして指定すると、指定された前記グループ・メンバーは前記内緒話ルームに自動招待されて前記ルーム・メンバーとなる請求項15または16に記載の医療・介護情報管理プログラム。
  18. 誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の前記医療・介護情報の投稿先として、前記グループが指定されると、前記グループの前記グループ・メンバー全員が、前記医療・介護情報に対するアクセス可能者として記憶され、
    前記内緒話ルームが指定されると、前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバー全員が、前記医療・介護情報に対するアクセス可能者として記憶される請求項15〜17のいずれかに記載の医療・介護情報管理プログラム。
  19. 誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループのタイムラインまたは前記内緒話ルームのタイムライン宛てに、メッセージ形式またはファイル形式で投稿され、あるいは、前記グループ及び前記内緒話ルームの前記タイムラインとは別に設けられた所定の直接投稿箇所に向けてファイル形式で直接投稿される請求項15〜18のいずれかに記載の医療・介護情報管理プログラム。
  20. 誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループ宛てに投稿されると、投稿された前記グループの前記グループ・メンバー全員が閲覧可能とされ、
    前記内緒話ルーム宛てに投稿されると、投稿された前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーのみが閲覧可能とされる請求項15〜19のいずれかに記載の医療・介護情報管理プログラム。
  21. 誰についての情報かを特定して投稿される前記患者または前記要介護者の医療・介護情報は、前記グループ宛てに投稿されると、投稿された前記グループの前記グループ・メンバー全員が、投稿された前記医療・介護情報を所定の投稿情報一覧画面で確認可能とされ、
    前記内緒話ルーム宛てに投稿されると、投稿された前記内緒話ルームの前記ルーム・メンバーのみが、投稿された前記医療・介護情報を所定の投稿情報一覧画面で確認可能とされる請求項15〜20のいずれかに記載の医療・介護情報管理プログラム。
JP2017060247A 2017-03-25 2017-03-25 医療・介護情報管理方法、医療・介護情報管理システム及び医療・介護情報管理プログラム Active JP6813403B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017060247A JP6813403B2 (ja) 2017-03-25 2017-03-25 医療・介護情報管理方法、医療・介護情報管理システム及び医療・介護情報管理プログラム
PCT/JP2018/011928 WO2018181072A1 (ja) 2017-03-25 2018-03-23 医療・介護情報管理方法、医療・介護情報管理システム及び医療・介護情報管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017060247A JP6813403B2 (ja) 2017-03-25 2017-03-25 医療・介護情報管理方法、医療・介護情報管理システム及び医療・介護情報管理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018163518A true JP2018163518A (ja) 2018-10-18
JP6813403B2 JP6813403B2 (ja) 2021-01-13

Family

ID=63676159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017060247A Active JP6813403B2 (ja) 2017-03-25 2017-03-25 医療・介護情報管理方法、医療・介護情報管理システム及び医療・介護情報管理プログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6813403B2 (ja)
WO (1) WO2018181072A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020166095A1 (ja) * 2019-02-14 2020-08-20 エンブレース株式会社 医療・介護分野における多職種連携支援方法及びシステム
JP6895202B1 (ja) * 2020-11-27 2021-06-30 株式会社Arblet 情報処理システム、サーバ、情報処理方法及びプログラム
JP7060666B1 (ja) 2020-12-21 2022-04-26 テクマトリックス株式会社 コメント投稿システム
WO2022230151A1 (ja) * 2021-04-28 2022-11-03 株式会社スクリエ オーラルアドバイスシステム、オーラルアドバイス方法及びプログラム
JP7437990B2 (ja) 2020-03-25 2024-02-26 株式会社日立社会情報サービス 掲示板管理装置、掲示板管理方法及び掲示板管理プログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070053308A1 (en) * 2005-09-07 2007-03-08 Dumas Phillip J Apparatus and method for dynamically updating and communicating within flexible networks
JP2013161103A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Tmdance Corp 情報処理システム、及び情報処理方法
JP2014238651A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 キヤノン株式会社 コンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法及びプログラム
JP2015015010A (ja) * 2013-06-03 2015-01-22 株式会社日本エンブレース 医療・介護支援方法、医療・介護支援システム及び医療・介護支援プログラム
WO2016123359A1 (en) * 2015-01-30 2016-08-04 The Diary Corporation System and method for controlling permissions for selected recipients by owners of data

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070053308A1 (en) * 2005-09-07 2007-03-08 Dumas Phillip J Apparatus and method for dynamically updating and communicating within flexible networks
JP2013161103A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Tmdance Corp 情報処理システム、及び情報処理方法
JP2015015010A (ja) * 2013-06-03 2015-01-22 株式会社日本エンブレース 医療・介護支援方法、医療・介護支援システム及び医療・介護支援プログラム
JP2014238651A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 キヤノン株式会社 コンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法及びプログラム
WO2016123359A1 (en) * 2015-01-30 2016-08-04 The Diary Corporation System and method for controlling permissions for selected recipients by owners of data

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020166095A1 (ja) * 2019-02-14 2020-08-20 エンブレース株式会社 医療・介護分野における多職種連携支援方法及びシステム
JP2020135125A (ja) * 2019-02-14 2020-08-31 エンブレース株式会社 医療・介護分野における多職種連携支援方法及びシステム
JP7437990B2 (ja) 2020-03-25 2024-02-26 株式会社日立社会情報サービス 掲示板管理装置、掲示板管理方法及び掲示板管理プログラム
JP6895202B1 (ja) * 2020-11-27 2021-06-30 株式会社Arblet 情報処理システム、サーバ、情報処理方法及びプログラム
JP2022085814A (ja) * 2020-11-27 2022-06-08 株式会社Arblet 情報処理システム、サーバ、情報処理方法及びプログラム
JP7060666B1 (ja) 2020-12-21 2022-04-26 テクマトリックス株式会社 コメント投稿システム
JP2022097856A (ja) * 2020-12-21 2022-07-01 テクマトリックス株式会社 コメント投稿システム
WO2022230151A1 (ja) * 2021-04-28 2022-11-03 株式会社スクリエ オーラルアドバイスシステム、オーラルアドバイス方法及びプログラム
JP7237404B1 (ja) * 2021-04-28 2023-03-13 株式会社スクリエ オーラルアドバイスシステム、オーラルアドバイス方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6813403B2 (ja) 2021-01-13
WO2018181072A1 (ja) 2018-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6193659B2 (ja) 医療・介護支援方法、医療・介護支援システム及び医療・介護支援プログラム
WO2018181072A1 (ja) 医療・介護情報管理方法、医療・介護情報管理システム及び医療・介護情報管理プログラム
JP6674435B2 (ja) 医療・介護支援システムにおけるサービス構築支援方法及びシステム
JP2022509488A (ja) グループ・ベースの携帯装置管理
US20120150565A1 (en) Patient Controlled and Initiated Method and System for Physician Reporting of Patient Status
JP6806345B2 (ja) 医療・介護分野における多職種連携支援方法及びシステム
US20090281833A1 (en) System and method for secure multi-party medical conferencing
JP2015203959A (ja) 介護者支援システム及びプログラム
JP5889472B1 (ja) 治療方針決定支援システム
US20160335400A1 (en) Systems and methods for managing patient-centric data
US10986144B1 (en) System and method for collaboration over a network
JP2015176223A (ja) チーム医療支援装置、チーム医療支援装置の制御方法、チーム医療支援プログラム、及びチーム医療支援システム
JP6349155B2 (ja) 医療・介護関連施設の連携先探索支援方法及びシステム
Teske et al. Mobile care-a possible future for emergency care in Sweden
JP6124854B2 (ja) 訪問看護支援システム
JP2015158754A (ja) 訪問サービス支援システム
JP5666029B1 (ja) 訪問看護支援システム
JP2015179539A (ja) 訪問看護支援システム
WO2011130735A1 (en) Collaborative telemedicine application for portable electronic communication devices
JP2013149019A (ja) 情報処理システム、及び情報処理方法
JP2023116287A (ja) 医療用通信システム
JP2024027972A (ja) 追悼ページ提供装置及び追悼ページ提供方法
WO2018232454A1 (en) COMMUNICATION SYSTEM AND METHOD FOR REMOTE SERVICE PLATFORM
JP2016095818A (ja) 医療従事者専用プラットフォーム提供システム、医療従事者専用プラットフォーム提供方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6813403

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250