JP2018161684A - 金属管の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
上記平板状の金属板を断面U字形にプレス成形するU曲げ工程と、
上記U曲げ工程によってU字形になった金属板を断面O字形の管状になるようにプレス成形するO曲げ工程とを備え、
上記O曲げ工程では、相対する円弧状成形面を有する一対の割型を用い、上記U字形になった金属板の湾曲部を一方の割型の円弧状成形面で受け、他方の割型を上記一方の割型を合わせることによって上記プレス成形をするものであり、
上記平板状の金属板として、上記O曲げ工程のプレス成形によって突き合わされる両側端間の長さが、上記一対の割型の円弧状成形面を合わせてなる環状成形面の周長よりも長い金属板を用い、
上記O曲げ工程によって、上記管状になった金属板の全周長にわたり、該金属板の内周面から外周側に向かって該金属板の板厚の少なくとも90%の範囲に周方向の圧縮応力を生じさせることを特徴とする。
上記他方の割型は、その円弧状成形面における上記U字形になった金属板の両側端が突き合わされる位置に対応する部位に凹部を有し、
上記O曲げ工程では、上記U字形になった金属板を、その板厚が突き合わせ端部において他の部分よりも上記円弧状成形面の凹部の深さだけ外周側に厚くなるようにプレス成形する。
上記U字形になった金属板の湾曲部を上記一対の割型のうちの一方の割型の円弧状成形面で受ける第1過程、
上記一対の割型を相対的に接近させていくことにより、当該両割型のうちの他方の割型の円弧状成形面が上記U字形になった金属板の相対する両側壁各々の端部に当接する第2過程、
上記一対の割型のさらなる接近によって、上記相対する両側壁各々の端部が、上記他方の割型の円弧状成形面に案内され該円弧状成形面の最奥部において当該側壁全長にわたって突き合わされた状態になる第3過程、並びに
上記一対の割型のさらなる接近によって、上記相対する両側壁が両外側に膨出変形して当該両割型の円弧状成形面に当接することにより、上記金属板が管状になる第4過程を有し、
上記平板状の金属板の両側端間の長さが上記一対の割型の円弧状成形面を合わせてなる環状成形面の周長よりも長いことにより、上記第4過程において上記管状の金属板に周方向に圧縮応力を生ずる。
U曲げ工程Aでは、図2に示す第1成形型21を用いて、平板状の金属板5から断面U字形の金属板22を成形する。第1成形型21において、23はパンチ、24はダイであり、各々パンチプレート25、ダイホルダ26に取り付けられている。ダイ24の上に金属板5を搬入し、パンチ23を下降させることにより、金属板5を断面U字形に曲げて、湾曲部27と該湾曲部27に続く相対する側壁28を有するU字形金属板22を得る。得られたU字形金属板22は、スプリングバックにより、相対する側壁28の間隔が端部に行くほど広くなった拡開形状になっている。
予備成形工程Bでは、図3に示す第2成形型31を用いて、U字形金属板22の拡開形状になっている相対する側壁28を互いに内側に傾斜させる。第2成形型31において、33はU字形金属板22を受ける円弧状受け部33aを有する受けダイ、34は加工ダイ、35は加工ダイ34が取り付けられたダイプレートである。
O曲げ工程Cでは、図7に示す一対の割型を有する金属管成形型41を用いて、上記予備成形がされたU字形金属板22を断面O字形の管状に成形する。金属管成形型41において、42はU字形金属板22を受ける第1割型である。43は第1割型42に向かって接近していくことにより、第1割型42と相俟って、U字形金属板22を管状になるようにプレス成形する第2割型である。両割型42,43は、金属板22を管状にするための円弧状成形面44,45を有する。第2割型43はダイプレート46に取り付けられている。
ここに、図1に示す平板状の金属板5としては、その幅W(O曲げ工程Cにおいて第2割型43の円弧状成形面45の最奥部で突き合わせ状態になる両側端間の長さ)が、割型42,43の円弧状成形面44,45を合わせてなる環状成形面の周長よりも長いものを用いている。
上記幅Wを過度に大きくすると、O曲げ工程において金属板22に座屈を生ずるから、好ましいのは、π×D<W≦π×(D+2t)とすることである。
図11に示すように、割型42,43から脱型した管状金属板40の突き合わせ端部に向けてレーザーLを照射して溶接する。この突き合わせ端部のギャップ47は板厚tの10%以下になっているから、レーザー溶接によって当該突き合わせ端部を確実な接合することができる。
本実施形態についてはその要部のみを図12乃至図14に示す。図12に示すように、本実施形態は、O曲げ工程において、上記金属板22の両側端が突き合わされる円弧状成形面45の最奥部に凹部48が設けられている割型43を用いる点が先の実施形態と相違し、他の工程は先の実施形態と同じである。凹部48は、金属板22の突き合わされる両側端に跨がるように設けられている。
5 平板状の金属板
21 第1成形型
22 U字形の金属板
27 湾曲部
28 側壁
31 第2成形型
41 金属管成形型
42 第1割型
43 第2割型
44 円弧状成形面
45 円弧状成形面
51 カムスライダー(拘束手段)
51a 拘束面
Claims (5)
- 平板状の金属板から断面O字形の金属管を製造する方法であって、
上記平板状の金属板を断面U字形にプレス成形するU曲げ工程と、
上記U曲げ工程によってU字形になった金属板を断面O字形の管状になるようにプレス成形するO曲げ工程とを備え、
上記O曲げ工程では、相対する円弧状成形面を有する一対の割型を用い、上記U字形になった金属板の湾曲部を一方の割型の円弧状成形面で受け、他方の割型を上記一方の割型を合わせることによって上記プレス成形をするものであり、
上記平板状の金属板として、上記O曲げ工程のプレス成形によって突き合わされる両側端間の長さが、上記一対の割型の円弧状成形面を合わせてなる環状成形面の周長よりも長い金属板を用い、
上記O曲げ工程によって、上記管状になった金属板の全周長にわたり、該金属板の内周面から外周側に向かって該金属板の板厚の少なくとも90%の範囲に周方向の圧縮応力を生じさせることを特徴とする金属管の製造方法。 - 請求項1において、
上記O曲げ工程によって、上記管状になった金属板の全周長にわたり、その板厚の全範囲に周方向の圧縮応力を生じさせることを特徴とする金属管の製造方法。 - 請求項1又は請求項2において、
上記O曲げ工程の後に、上記金属板の突き合わせ端部をレーザー溶接する溶接工程を備え、
上記他方の割型は、その円弧状成形面における上記U字形になった金属板の両側端が突き合わされる位置に対応する部位に凹部を有し、
上記O曲げ工程では、上記U字形になった金属板を、その板厚が突き合わせ端部において他の部分よりも上記円弧状成形面の凹部の深さだけ外周側に厚くなるようにプレス成形することを特徴とする金属管の製造方法。 - 請求項3において、
上記O曲げ工程では、上記金属板をその突き合わせ端部において金属板長手方向への材料の移動を生じないように拘束してプレス成形することを特徴とする金属管の製造方法。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一において、
上記O曲げ工程では、
上記U字形になった金属板の湾曲部を上記一対の割型のうちの一方の割型の円弧状成形面で受ける第1過程、
上記一対の割型を相対的に接近させていくことにより、当該両割型のうちの他方の割型の円弧状成形面が上記U字形になった金属板の相対する両側壁各々の端部に当接する第2過程、
上記一対の割型のさらなる接近によって、上記相対する両側壁各々の端部が、上記他方の割型の円弧状成形面に案内され該円弧状成形面の最奥部において当該側壁全長にわたって突き合わされた状態になる第3過程、並びに
上記一対の割型のさらなる接近によって、上記相対する両側壁が両外側に膨出変形して当該両割型の円弧状成形面に当接することにより、上記金属板が管状になる第4過程を有し、
上記平板状の金属板の両側端間の長さが上記一対の割型の円弧状成形面を合わせてなる環状成形面の周長よりも長いことにより、上記第4過程において上記管状の金属板に周方向に圧縮応力を生ずることを特徴とする金属管の製造方法。
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