JP2018160809A - 画像処理装置、撮像システム、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像システム、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像したときの状況によって、広角画像からより好適な平面画像を得ることを可能にする。【解決手段】撮像装置1Aにより撮像された広角画像を取得する画像取得手段と、撮像装置1A又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段と、動き情報に基づいて、広角画像の歪みの補正内容を決定する補正内容決定手段と、補正内容決定手段によって決定された補正内容に基づいて、広角画像の歪みを補正する画像補正手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、広角画像の歪みを補正して平面画像を生成する画像処理装置、撮像システム、画像処理方法及びプログラムに関する。
従来、魚眼レンズを用いて撮影された魚眼画像等の広角画像を、平面画像へ変換する画像処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。魚眼画像は、非常に広範囲を撮影して得られた画像データを円形の画像にして表示したものであるため、魚眼画像の端に向かうほど歪みは大きくなる。このような画像処理装置においては、魚眼画像を平面画像に変換する際に、できるだけ歪みが小さくなるように補正するのが一般的である。
特開2014−35589号公報
しかしながら、平面画像においても歪みを残した方が好ましい場合もある。例えば、ウェアラブルなカメラを用いて撮影を行う場合に、カメラを装着したユーザーが走っている場合や、車で走行中の場合など、ユーザーが移動しているとき、あるいは動きのある被写体を撮影したときには、歪みの大きい画像の方が迫力のある画像になる。
本発明の課題は、撮像したときの状況によって、広角画像からより好適な平面画像を得ることを可能にすることである。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理装置は、
撮像装置により撮像された広角画像を取得する画像取得手段と、
前記撮像装置又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段と、
前記動き情報に基づいて、前記広角画像の歪みの補正内容を決定する補正内容決定手段と、
前記補正内容決定手段によって決定された補正内容に基づいて、前記広角画像の歪みを補正する画像補正手段と、を備える
ことを特徴とする。
本発明によれば、撮像したときの状況によって、広角画像からより好適な平面画像を得ることが可能となる。
本発明を適用した撮像装置の一実施形態の構成を示すもので、撮像装置と本体装置を一体的に組み合わせた状態(a)と撮像装置と本体装置を分離した状態(b)を表す図である。 図1の撮像装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 図1の本体装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 撮像装置が停止した状態で撮影された魚眼画像の一例を示す図(a)と歪みを補正した平面画像の一例を示す図(b)である。 撮像装置が動く状態で撮影された魚眼画像の一例を示す図(a)と、撮像装置が魚眼画像に対して中央方向に動く場合の切り出し範囲の一例を示す図(b)と、撮像装置が魚眼画像に対して左方向に動く場合の切り出し範囲の一例を示す図(c)である。 水平構え姿勢の撮像装置の一例を示す図(a)と、垂直構え姿勢の撮像装置の一例を示す図(b)である。 第1実施形態における本体装置の動作の一例を示すフローチャートである。 補正中心の特定処理の一例を示す図(a)とアスペクト比の決定処理の一例を示す図(b)である。 歪み補正処理における本体装置の動作の一例を示すフローチャートである。 補正範囲の決定処理における本体装置の動作の一例を示すフローチャートである。 補正強度の決定処理における本体装置の動作の一例を示すフローチャートである。 補正強度の概念を説明する図である。 第2実施形態における本体装置の動作の一例を示すフローチャートである。 切り出し処理における本体装置の動作の一例を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、図を参照して本発明を適用した第1実施形態について説明するが、本発明はこれらに限定されない。
<撮像システム100の構成>
図1に、撮像システム100の全体構成例を示す。
撮像システム100は、撮像装置1Aの動き情報に基づいて広角画像の歪みを補正するシステムである。
図1に示すように、撮像システム100は、撮像装置1Aと、画像処理装置として機能する本体装置2Aとが分離可能なセパレート型デジタルカメラから構成される。図1(a)は、撮像装置1Aと本体装置2Aとを一体的に組合せた状態を示し、図1(b)は、撮像装置1Aと本体装置2Aとを分離した状態を示した図である。
撮像装置1Aと本体装置2Aとは、それぞれが利用可能な無線通信を用いてペアリングが可能なもので、無線通信としては、無線LAN(Wi−Fi)又はBluetooth(登録商標)などを使用している。
図2に、撮像装置1Aの機能構成例を示す。
図2に示すように、撮像装置1Aは、制御部11、撮像部12、動き検出部13、通信I/F14、記憶部15、操作部16、電源部17などを備えて構成され、各部はバス18を介して接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などを備えて構成され、電源部17による電力供給によって動作する。
制御部11は、記憶部15に記憶されている各種プログラムとの協働により各種処理を実行し、撮像装置1Aの動作を統括的に制御する。例えば、制御部11は、通信I/F14を介して受信した本体装置2Aによる撮影指示に従って撮像部12を制御し、広角画像を撮影させる。
撮像部12は、CMOS(Complementary MOS)又はCCD(Charge Coupled Device)センサーなどの撮像素子121と、魚眼レンズ122と、を備えたデジタルカメラであり、制御部11の指示に従って画像を取得する。魚眼レンズ122は、例えば3枚構成のレンズ系からなり、画角が略180度の広範囲な撮像が可能な全周魚眼レンズである。魚眼レンズ122によって撮像された広角画像の全体は、円形の画像(以降、魚眼画像と表記)となる。
なお、本実施形態における撮像部12は、通常の撮像レンズと魚眼レンズ122とが交換可能なものであって、図1は、通常の撮像レンズに代わって魚眼レンズ122が装着された状態を示している。
この場合、射影方式を採用しているために、魚眼レンズ122で撮像された魚眼画像は、その中心から端部に向かうほど、大きく歪んだものとなる。この魚眼レンズ122からの被写体像が撮像素子121に結像されると、撮像素子121によって光電変換された画像信号(アナログ値の信号)は、図示しないA/D変換部によってデジタル信号に変換されると共に、所定の画像表示処理が施された後、本体装置2A側に送信されてモニタ表示される。
動き検出部13は、撮像装置1Aに加わる加速度を検出可能な3軸加速度センサーであり、互いに直交する3軸方向の加速度を検出し、3軸方向の各加速度成分(運動加速度データ)を制御部11に伝達し、動き検知手段としての機能を実現する。また、動き検出部13は、撮像装置1Aの傾きを検出可能なジャイロセンサーであり、撮像装置1Aを構える向き(傾きデータ)を検出して制御部11に伝達し、動き検知手段としての機能を実現するものであってもよい。本実施形態では、動き検出部13は、3軸加速度センサー及びジャイロセンサーの両方を有するものとする。
通信I/F14は、外部機器との間でデータ送受信を行なうためのインターフェースである。
通信I/F14は、本体装置2Aとデータ送受信可能に接続され、制御部11の制御下で本体装置2Aにデジタルデータ化された魚眼画像やライブビュー画像を送信する。
記憶部15は、たとえばROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどで構成されており、前述のように各種プログラムや各種データなどが記憶されている。
操作部16は、電源スイッチなどの基本的な操作キーを備えている。
電源部17は、例えば、2次電池などから構成され、制御部11に電力を供給する。
図3に、本体装置2Aの機能構成例を示す。
図3に示すように、本体装置2Aは、制御部21、操作表示部22、動き検出部23、通信I/F24、記憶部25、操作部26、電源部27などを備えて構成され、各部はバス28を介して接続されている。
本体装置2Aは、撮像装置1Aから送信された魚眼画像を再生する再生機能を有するとともに、画像処理装置としての機能を実現する。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などを備えて構成され、電源部17による電力供給によって動作し、記憶部25に記憶されている各種プログラムとの協働により各種処理を実行し、本体装置2Aの動作を統括的に制御する。また、制御部11は、操作部26からの入力操作信号に応じた処理を実行し、入力操作信号を通信I/F24を介して撮像装置1Aに送信する。
制御部21は、記憶部25に記憶されている画像処理プログラムとの協働により画像解析処理を実行し、動き情報取得手段、画像補正手段、補正内容決定手段、強度決定手段、範囲決定手段、動き量判断手段としての機能を実現する。
操作表示部22は、ディスプレイ221上にタッチパネル222が積層配置されて構成される。
ディスプレイ221はLCD(Liquid Crystal Display)などからなり、制御部21から入力される表示信号の指示に従って、撮像装置1Aによって撮影された画像をリアルタイムに表示するライブビュー画面や、撮影済みの魚眼画像の表示画面など、表示手段としての機能を実現する。
タッチパネル222は、各種のタッチキーを割り当て配置してその機能名を表示し、また指などによるタッチ操作を感知してそのタッチ位置に応じた操作信号を、入力信号として制御部21に出力する。
動き検出部23は、本体装置2Aに加わる加速度を検出可能な3軸加速度センサーであり、互いに直交する3軸方向の加速度を検出し、3軸方向の各加速度成分(運動加速度データ)を制御部21に伝達する。また、動き検出部23は、本体装置2Aの傾きを検出可能なジャイロセンサーであり、撮像装置1Aと本体装置2Aとを一体型として利用する際に、撮像装置1Aを構える向き(傾きデータ)を検出して制御部11に伝達し、動き検知手段としての機能を実現するものであってもよい。本実施形態では、動き検出部23は、3軸加速度センサー及びジャイロセンサーの両方を有するものとする。
通信I/F24は、撮像装置1Aをはじめとする外部機器との間でデータ送受信を行なうためのインターフェースである。通信I/F24は、魚眼画像やライブビュー画像の画像取得手段としての機能を実現する。
記憶部25は、例えばROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどで構成されており、前述のように各種プログラムや各種データなどが記憶されている。なお、記憶部25は、例えば、魚眼画像などを記録保存するSDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリを含む構成であってもよく、通信機能を介してネットワークに接続されている状態においては、図示しない所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。
操作部26は、電源ボタン、レリーズボタン、露出やシャッタスピードなどの撮影条件を設定可能な設定ボタンなどの押しボタン式の操作キーを備えている。
電源部27は、例えば、2次電池などから構成され、制御部21に電力を供給する。
<魚眼画像の歪み補正方法>
以下、撮像システム100における、魚眼画像の歪み補正方法について説明する。
上記説明したように、魚眼レンズ122によって撮像された画像は、射影方式により円形の魚眼画像として表示される。図4に、魚眼画像の一例を示す。
図4(a)は、撮像装置1Aが停止した状態で撮影された魚眼画像30aであり、図中に示した枠内の画像を切り出し範囲31aとして切り出し、歪みを補正して表示したものが、図4(b)に示す平面画像40aである。魚眼画像30aから平面画像40aを生成するためには、魚眼画像30aを構成する各画素の画素値及び座標を、平面画像40aを構成する各画素の画素値及び座標に変換する必要がある。
なお、魚眼画像30aから平面画像40aへの画素値の変換には、周知の演算を使用することができる。
ここで、本実施形態における撮像システム100においては、撮影者の運動状態に基づいて魚眼画像の歪みの補正内容((1)補正強度、(2)切り出し範囲等)を決定する。
(1)補正強度
本実施形態における撮像システム100においては、撮影者の運動状態によって、補正強度を決定する。
上記のように撮像装置1Aが停止している場合とは異なり、アクションシーンなど撮像装置1Aを装着した撮影者が動いている場合には、歪みを残した画像の方がユーザーにとって好適な画像となることがある。
図5(a)に示す魚眼画像30bは、撮像装置1Aを装着した撮影者が、魚眼画像30bの中央方向に移動しながら、撮影者の前方の風景を撮影したものである。このような魚眼画像30bから平面画像を生成する場合には、補正強度を下げて敢えて歪みを残した方が、撮影者の記憶に残っている映像に近いものとなり、迫力や臨場感が生まれる。
したがって、本実施形態における撮像システム100においては、撮像装置1Aを装着した撮影者が動いている場合に、撮影者の運動状態、即ち撮像装置1Aの動き情報(撮像装置1Aに加わる加速度:運動加速度データ)に基づいて、歪みの補正強度を決定するものとし、動きが大きい程補正強度を小さくする。なお、運動加速度データは、動き検出部23としての3軸加速度センサーによって検出される。
具体的には、動き情報に対して所定の閾値(所定値)を設け、所定値を上回る場合の補正強度(第2の補正強度)を、所定値を下回る場合の補正強度(第1の補正強度)よりも小さくする、2段階の制御を行うことが可能である。また、閾値を複数設け、複数段階で補正強度を変更することも、もちろん可能である。
(2)切り出し範囲
本実施形態における撮像システム100においては、撮像装置1Aを構える向きに応じて、切り出し範囲を決定することも可能である。
例えば図6(a)のように、撮像装置1Aを魚眼レンズ122の光軸方向を水平方向に向けたカメラ姿勢(水平構えの姿勢)で撮影者に装着した場合では、図5(a)に示すように魚眼画像30bに対してその中央方向に向かって撮像装置1Aが移動しているように撮影される。このような場合は、切り出し範囲を縦方向に大きくすると、よりユーザーの記憶に残る映像を広く抽出することができる。
また、図6(b)のように、撮像装置1Aを魚眼レンズ122の光軸方向を天頂方向(反重力方向)、又は天頂方向に対して所定の角度範囲内となる方向(略天頂方向)に向けたカメラ姿勢(垂直構えの姿勢)で撮影者に装着した場合では、魚眼画像30bに対してのその魚眼画像の周辺部分が円周方向に移動するように撮影される。このような場合は、切り出し範囲を横方向に大きくすると、よりユーザーの記憶に残る映像を広く抽出することができる。
図5(b)及び図5(c)は、撮像装置1Aを構える向きに応じた、切り出し範囲31bの決定方法の概念図である。図6(a)のように水平構えの姿勢で撮影者に装着した場合、図5(b)のように切り出し範囲31bを縦方向に大きくする。また、図6(b)のように垂直構えの姿勢で撮影者に装着した場合、図5(c)のように切り出し範囲31bを横方向に大きくする。即ち、撮像装置1Aの動き情報(撮像装置1Aの傾き:傾きデータ)に基づいて、平面画像40bのアスペクト比を決定するものとする。なお、傾きデータは、動き検出部23としてのジャイロセンサーによって検出される。
<撮像システム100の動作>
以下、撮像システム100において、上記説明した魚眼画像から切り出し範囲を抽出し、歪みを補正した平面画像を生成する動作(魚眼画像補正処理)について説明する。
図7に、本体装置2Aにおける魚眼画像補正処理のフローチャートを示す。図7に示す魚眼画像補正処理は、制御部21と記憶部25に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、制御部21は、通信I/F24を介して、撮像装置1Aから魚眼画像のデジタルデータを取得すると(ステップS1)、ディスプレイ221に魚眼画像を表示する(ステップS2)。
次いで、制御部21は、ユーザーによるタッチパネル222上の操作(タッチ操作)を検出し(ステップS3)、これに基づいて補正中心を特定する(ステップS4)。
これについて、図8(a)を用いて説明する。図8(a)に示すように、ディスプレイ221上に表示された魚眼画像30cを確認したユーザーは、平面画像を取得したい関心領域をタッチ操作する。制御部21は、タッチ操作を検出すると、タッチされた位置に存在する画素を補正中心P1として特定する。
次いで制御部21は、歪み補正処理を実行する(ステップS5)。
図9に、ステップS5における処理の詳細フローを示す。ステップS5の処理は、制御部21と記憶部25に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
ステップS5では、まず、制御部21は、撮像装置1Aの動き情報を取得する(ステップS51)。具体的には、撮像装置1Aの動き情報は、動き検出部13によって検出された、3軸方向の運動加速度データ及び傾きデータであり、制御部11はこれに基づいて撮像装置1Aの運動方向・運動速度や、撮像装置1Aのカメラ姿勢を検出する。検出された運動加速度データ及び傾きデータは、通信I/F14を介して本体装置2Aに送信され、制御部21は、通信I/F24を介して運動加速度データ及び傾きデータを受信する。
次いで、制御部21は、補正範囲を決定する(ステップS52)。
図10に、ステップS52における処理の詳細フローを示す。ステップS52の処理は、制御部21と記憶部25に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
ステップS52では、まず、制御部21は、アスペクト比を決定する(ステップS521)。アスペクト比とは、魚眼画像補正処理によって得られる矩形の平面画像の、長辺と短辺の比率である。
これについて、図8(b)を用いて説明する。ステップS4で特定された補正中心P1を中心として補正範囲を決定するが、平面画像の一辺となる方向をA、それに交わる他辺となる方向をBとすると、AとBの比率は撮像装置1Aの動き情報(傾きデータ)をもとに決定される。即ち、撮像装置1Aが水平構えの姿勢の場合、Bに対するAの比率を大きくし、撮像装置1Aが垂直構えの姿勢の場合、Aに対するBの比率を大きくする。
アスペクト比が決定されると、次いで制御部21は、切り出し範囲を決定する(ステップS522)。
図8(b)に示すように、画像中心Oと補正中心P1を結ぶガイドg1を描画し、さらにガイドg1によって二分されるような頂角θを形成するように、ガイドg2及びg3を描画する。続いて、ガイドg2及びg3を利用して、AとBの比率がステップS521で決定したアスペクト比となるような略台形の領域を切り出し、切り出し範囲31cとする。
以上で、補正範囲の決定の処理が完了する。
続いて、図9のフローチャートに戻り、制御部21は、切り出し範囲に対して台形補正処理を施す(ステップS53)。台形補正処理は、一般的に用いられている周知技術を利用するため、詳細な説明は省略する。
次いで、制御部21は、補正強度を決定する(ステップS54)。
図11に、ステップS54における処理の詳細フローを示す。ステップS54の処理は、制御部21と記憶部25に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
ステップS54では、まず、制御部21は、撮像装置1Aの動き情報に基づいて補正強度テーブルを参照し(ステップS541)、次いで切り出し範囲における各画素の平面画像における座標を演算する(ステップS542)。
これについて、図12を用いて説明する。図12は、魚眼画像30から平面画像40を合成する際の座標変換の概念図である。
図12(a)は、魚眼画像30cからステップS52において決定した切り出し範囲31cを表す。図中に数字1〜5で示された各画素の座標を、平面画像40cに対応する画素の座標に変換する必要があるが、補正強度とは、この座標の変換の度合いを表す。
本実施形態においては、上記したように、制御部21は、撮像装置1Aの動き情報に基づいて補正強度を決定する。具体的には、ステップS54で取得した運動加速度データの値が所定値より大きい場合の補正強度(第2の補正強度)を、運動加速度データの値が所定値以下の場合の補正強度(第1の補正強度)よりも小さくする。
図12(b)は、補正強度を大きくした場合、即ち歪みの小さい平面画像40cを表示したものである。これに対し、図12(c)は、補正強度を小さくした場合、即ち歪みの大きい平面画像40cを表示したものである。図から明らかなように、補正強度を大きくすることは、座標の変換の度合いを大きくすることであり、逆に補正強度を小さくすることは、座標の変換の度合いを小さくすることである。
なお、図12(b)の40cと図12(c)の平面画像40cとは補正強度が違うのにも関わらず、両者とも同様の形の矩形の平面画像となっているのは、歪み補正をした後に最終的には矩形の形状になるように周囲をトリミングした場合を例示しているためである。勿論、平面画像を矩形形状にする必要がなければ、周囲をトリミングしないものとしても良いし、又は、補正範囲の決定を行なう前に補正強度を決定しておき、この決定された補正強度に基づいて、歪み補正がなされた平面画像が矩形画像となるように補正範囲を決定するようにしても良い。
補正強度テーブルは、予め記憶部25に格納されている、撮像装置1Aの動き情報に対応する補正強度をテーブル化したデータである。補正強度として、補正前の切り出し範囲31cにおける各画素が、補正後の平面画像40cのどの座標に配置されるかを予め算出しておくことで、撮像装置1Aの動き情報をもとに、平面画像40cにおける各画素の座標を演算によって一義的に求めることができる。
補正強度が決定されると、図9のフローチャートに戻り、制御部21は、各画素の補正を行う(ステップS55)。ここでは、上記したように、周知の演算方法を利用してステップS54における魚眼画像30cの切り出し範囲31cに対応する座標の画素を利用して、平面画像40cに対応する座標値の画素を求める。
以上により、歪み補正処理が完了する。
歪み補正処理が完了すると、図7のフローチャートに戻り、制御部21は、ディスプレイ221上に、ステップS5の歪み補正処理によって得られた補正後の平面画像を表示する(ステップS6)。
以上が、魚眼画像補正処理である。
<魚眼画像補正処理の効果>
以上説明したように、本実施形態における魚眼画像補正処理は、撮像装置1Aによって取得された魚眼画像を、本体装置2Aによって歪み補正する。本体装置2Aは、動き検出部13によって検出された撮像装置1Aの動き情報に基づいて、補正内容を決定する。したがって、魚眼画像から、撮像装置1Aの動きの状態に適した平面画像を取得することができる。
また、本実施形態においては、撮像装置1Aの動き情報に基づいて、補正強度を決定する。即ち、撮影者が撮像装置1Aを身に着けている場合、撮影者の動きが大きい程歪みを大きくした平面画像を得ることができ、ユーザーの記憶に残る映像に近い、臨場感のある画像を提供することができる。
また、本実施形態においては、撮像装置1Aの動き情報に基づいて、切り出し範囲を異ならせる。即ち、得られる平面画像のアスペクト比を、撮像装置1Aのカメラ姿勢に応じて設定するため、撮影者が実際に見た映像により近付けることができ、臨場感のある画像を提供することができる。
また、本実施形態においては、運動加速度データを得るための動き検出部13として、3軸加速度センサーを用いるものとした。これにより、比較的安価で簡易な構成で、撮像装置1Aの速度検出を行うことができる。
なお、上記実施形態においては、動き情報に基づいて常に補正を行うものとしたが、これに限定されない。例えば、検出された動き量を、予め設定された所定の動き量と比較し、所定の動き量を超えた場合のみに補正を行うものとし、超えない場合には補正を行わないものとしてもよい。さらに、所定の動き量を超えた場合には、上記したように動き量に基づいた補正強度の設定を行うことも可能である。
即ち、補正内容には、上記した補正強度及び切り出し範囲の他に、歪み補正をするか否かの情報が含まれる。
また、上記実施形態においては、静止画の撮影について説明したが、動画撮影時においても同様の制御を行うことが可能である。この場合、全フレームに対して補正強度を一定とする第1処理、フレームごとに補正強度を変化させる第2処理、又は全フレームのうち動き量の大きいものに対してのみ補正強度を変化させる第3処理、等の制御を行うことが可能である。
例えば、第1処理として、全フレームの動き情報の平均値を算出し、当該平均値を用いて上記した歪み補正処理を実施することが可能である。この場合、全フレームに対して一律の補正処理を行うため、比較的簡便な処理によって本発明の効果を得ることができる。
また、第2処理として、複数の閾値を設定し、フレームごとに上記した歪み補正処理を実施することが可能である。したがって、フレームごとに撮像装置1Aの動き情報に応じた補正強度を設定し、動きの大きいフレーム程歪みを大きくすることで、臨場感を得られる。
また、第3処理として、動き情報に所定の閾値を設け、フレームごとに当該閾値との比較を行い、閾値を超えたフレームに対してのみ歪み補正を実施することが可能である。したがって、第2処理よりも簡便な処理で、動きの大きいフレームについて臨場感のある画像を得ることができる。
なお、この3つの処理のうち、少なくとも一つの処理を行うようにプログラムされていてもよいし、各処理に対応するモードが準備されており、ユーザーがそのモードを切り替えるようにしてもよい。
また、上記実施形態における撮像システム100においては、撮像装置1Aを構える向きに応じて、切り出し範囲を決定するようにしているが、撮像装置1Aで取得した画像を解析することで取得したユーザーの移動方向、または撮像装置1Aや本体装置2Aが有する動き検出部により検出されたユーザーの移動方向に応じて切り出し範囲を決定してもよい。
図5を参照して詳述すると、図5(a)に示すように魚眼画像30bに対してユーザーが魚眼画像の下部から中央に向かって移動している場合(即ち、図5(a)における縦方向にユーザーが移動していると判断された場合)は図5(b)のように切り出し範囲を縦方向に大きくすると、よりユーザーの記憶に残る映像を広く抽出することができる。また、例えば図5(a)に示す魚眼画像30bに対してユーザーが魚眼画像の左から右へ、又は右から左へ移動していると検出された場合(即ち、図5(a)における横方向にユーザーが移動していると判定された場合)は、図5(c)のように切り出し範囲を横方向に大きくするようにしても良い。
[第2実施形態]
以下、図を参照して本発明を適用した第2実施形態について説明するが、本発明はこれらに限定されない。なお、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
第2実施形態に係る撮像システム100は、撮像装置1Aの動き情報に基づいて切り出し範囲を決定し、歪み補正を行うことなく平面画像を生成する。
切り出し範囲を変更することは、切り出した画像内の歪みの大きさを変更することと同義である。したがって、補正強度の変更の制御を搭載しない画像処理装置に対しても、動き情報に基づいた歪み量の変更を行うことが可能である。
この場合、制御部21は切り出し手段として機能し、動き情報に基づいて切り出し範囲を決定する。
<撮像システム100の動作>
以下、撮像システム100において、上記説明した魚眼画像から切り出し範囲を決定し、平面画像を生成する動作(魚眼画像切り出し処理)について説明する。
図13に、本体装置2Aにおける魚眼画像切り出し処理のフローチャートを示す。図13に示す魚眼画像切り出し処理は、制御部21と記憶部25に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
図13におけるステップS7〜S9における処理は、図7におけるステップS1〜S3における処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS10では、制御部21は、切り出し中心を特定する。
ここでは、図7のステップS4と同様の処理を行う。即ち、制御部21は、ディスプレイ221上のタッチ操作を検出すると、タッチされた位置に存在する画素を切り出し中心P2として特定する。
次いで制御部21は、切り出し処理を実行する(ステップS11)。
図14に、ステップS11における処理の詳細フローを示す。ステップS11の処理は、制御部21と記憶部25に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
ステップS11では、まず、制御部21は、撮像装置1Aの動き情報を取得する(ステップS111)。具体的には、撮像装置1Aの動き情報は、動き検出部13によって検出された、3軸方向の運動加速度データ及び撮像装置1Aの傾きデータであり、制御部11はこれに基づいて撮像装置1Aの運動方向・運動速度や、撮像装置1Aのカメラ姿勢を検出する。検出された運動加速度データ及び傾きデータは、通信I/F14を介して本体装置2Aに送信され、制御部21は、通信I/F24を介して運動加速度データ及び傾きデータを受信する。
次いで、制御部21は、切り出し範囲の大きさを決定する(ステップS112)。
切り出し範囲の大きさは、動き検出部13によって検出された運動加速度データが大きい場合、即ち撮影者の動きが大きい場合には切り出し範囲を大きくし、運動加速度データが小さい場合、即ち撮影者の動きが小さい場合には切り出し範囲を小さくする。なお、切り出し範囲の大きさと運動加速度データの関係は予めテーブル化され、記憶部25に格納されているものとしてもよい。
切り出し範囲の大きさが決定されると、制御部21は、切り出し範囲を決定する(ステップS113)。具体的には、制御部21は、ステップS112で決定した切り出し範囲の大きさに基づいて、切り出し中心P2を中心とする矩形画像を切り出し範囲として決定する。
以上で、切り出し処理が完了する。
切り出し処理が完了すると、図13のフローチャートに戻り、制御部21は、ディスプレイ221上に、ステップS11の切り出し処理によって得られた平面画像を表示する(ステップS12)。
以上が、魚眼画像切り出し処理である。
<魚眼画像切り出し処理の効果>
以上説明したように、本実施形態における魚眼画像切り出し処理は、撮像装置1Aによって取得された魚眼画像を、動き検出部13により検出された撮像装置1Aの動き情報に基づいて、本体装置2Aによって切り出し範囲を決定し、平面画像を得る。したがって、魚眼画像から、撮像装置1Aの動きの状態に適した平面画像を取得することができる。
なお、本実施形態においては、動き情報(運動加速度データ)に基づいて切り出される平面画像の大きさを決定するものとしたが、この他にも、動き情報(傾きデータ)に基づいて切り出される平面画像のアスペクト比を決定するものとしてもよい。アスペクト比とは、魚眼画像切り出し処理によって得られる矩形の平面画像の長辺と短辺の比率であり、制御部21は、第1実施形態と同様に、撮像装置1Aを構える向きに応じてアスペクト比を決定する。なお、動き情報とアスペクト比の関係は予めテーブル化され、記憶部25に格納されているものとしてもよい。
[他の実施形態]
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、上記の実施形態は本発明の好適な一例であり、これに限定されない。
例えば、上記実施形態においては、撮像装置1Aと本体装置2Aが分離可能なセパレート型のデジタルカメラを用いるものとしたが、これにより、撮像装置1Aを固定した状態で、本体装置2Aを保持した被写体の動きに基づいて補正処理を行うことなどが可能となり、本発明を適用可能な場面が広まるが、これに限定されず、撮像装置1Aと本体装置2Aが一体となったデジタルカメラについても、本発明を適用することは可能である。即ち、画像処理装置としてのデジタルカメラに、撮像装置1Aが組み込まれるものとすることが可能である。
また、上記実施形態においては、動き検出部13によって検出された撮像装置1A(撮影者)の動きを検知するものとしたが、これに限定されない。例えば、魚眼画像に写される被写体の動きを解析することによって、相対的に撮像装置1A(撮影者)の運動状態を算出することも可能である。
また、上記実施形態においては、傾きデータは動き検出部23としてのジャイロセンサーによって検出されるものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、被写体の動きを解析することによっても、カメラ姿勢(傾きデータ)を検出することは可能であり、この方法によると、ジャイロセンサーを有しない画像処理装置においても同様の処理を行うことができる。
また、上記実施形態においては、撮像装置1Aの動き検出部13を用いて、撮像装置1Aの動きを検出するものとしたが、これに限定されず、本体装置2Aの動き検出部23を用いて、本体装置2Aの動きを検出するものとしてもよい。
これにより、例えば、撮像装置1Aを固定して本体装置2Aを被写体が保持した状態で撮影を行う場合に上記の制御を適用することができる。即ち、被写体の運動状態が大きい程、補正強度を小さくし歪みの大きい画像とし、さらに被写体の運動方向に大きく切り出すことで、より臨場感のある画像として表現することができる。
また、動き検出部13を本体装置2Aから切り離して被写体に取り付け、無線通信を介して検出結果を本体装置2Aに送信してもよい。
また、上記実施形態においては、広角画像として魚眼レンズを用いて撮影された魚眼画像の補正について説明した。魚眼画像の場合、歪みの大きい画像となるため、本発明の効果を最大限に発揮することができるが、これに限定されず、広角レンズを用いた歪みのある広角画像についても、上記の補正制御を行うことは可能である。
その他、撮像システム100を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
[付記]
<請求項1>
撮像装置により撮像された広角画像を取得する画像取得手段と、
前記撮像装置又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段と、
前記動き情報に基づいて、前記広角画像の歪みの補正内容を決定する補正内容決定手段と、
前記補正内容決定手段によって決定された補正内容に基づいて、前記広角画像の歪みを補正する画像補正手段と、を備える
ことを特徴とする画像処理装置。
<請求項2>
前記補正内容決定手段は、前記動き情報に基づいて、前記画像補正手段による前記広角画像の歪みの補正強度を前記補正内容として決定する強度決定手段を備え、
前記画像補正手段は、前記強度決定手段によって決定された補正強度に基づいて、前記広角画像の歪みを補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
<請求項3>
前記強度決定手段は、
前記動き情報に基づく動き量が所定値よりも小さい場合に、第1の補正強度に決定し、前記動き量が所定値以上の場合に、前記第1の補正強度よりも弱い第2の補正強度に決定する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
<請求項4>
前記強度決定手段は、前記広角画像が動画である場合に、前記動画の全フレーム画像に対する補正強度を一定とする第1処理、前記動き情報に基づく動き量に応じてフレーム画像ごとに補正強度を変化させる第2処理、又は全フレーム画像のうち前記動き量が所定値以上のフレーム画像に対してのみ補正強度を変化させる第3処理のうち、何れか一つを決定する
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
<請求項5>
前記補正内容決定手段は、前記動き情報に基づいて、前記画像補正手段によって補正される矩形画像の範囲を決定する範囲決定手段を備え、
前記画像補正手段は、前記範囲決定手段によって決定された前記矩形画像の範囲に対して、前記広角画像の歪みを補正する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
<請求項6>
前記範囲決定手段は、前記動き情報に基づいて、前記矩形画像のアスペクト比を決定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
<請求項7>
前記動き情報が、所定の動き量を超えたか否かを判断する動き量判断手段を備え、
前記補正内容決定手段は、
前記動き量判断手段によって、前記所定の動き量を超えたと判断された場合に、前記画像補正手段により前記広角画像を補正しないと決定し、前記動き量判断手段によって、前記所定の動き量を超えていないと判断された場合に、前記画像補正手段により前記広角画像を補正すると決定する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
<請求項8>
撮像装置により撮像された広角画像を取得する画像取得手段と、
前記撮像装置又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段と、
前記動き情報に基づいて、切り出される矩形画像の範囲を設定する範囲決定手段と、
前記切り出される矩形画像の範囲に基づいて、前記広角画像から矩形画像を切り出す切り出し手段と、
ことを特徴とする画像処理装置。
<請求項9>
前記広角画像は、魚眼レンズを用いて撮像された魚眼画像であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
<請求項10>
前記動き情報取得手段は、前記広角画像の被写体の動きを解析することにより撮像装置又は被写体の動き情報を取得することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
<請求項11>
広角画像を撮影する撮像装置を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像処理装置。
<請求項12>
広角画像を撮影する撮像装置と、
前記撮像装置又は被写体に取り付けられ、前記撮像装置又は被写体の動きを検知して動き情報を生成する動き検知手段と、
画像処理装置と、を備え、
前記画像処理装置は、
撮像装置により撮像された広角画像を取得する画像取得手段と、
前記撮像装置又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段と、
前記動き情報に基づいて、前記広角画像の歪みの補正内容を決定する補正内容決定手段と、
前記補正内容決定手段によって決定された補正内容に基づいて、前記広角画像の歪みを補正する画像補正手段と、を備える
ことを特徴とする撮像システム。
<請求項13>
前記動き検知手段は、加速度センサーであることを特徴とする請求項12に記載の撮像システム。
<請求項14>
画像処理装置が行う画像処理方法において、
撮像装置により撮像された広角画像を取得するステップと、
前記撮像装置及び/又は被写体の動き情報を取得するステップと、
前記動き情報に基づいて、前記広角画像の歪みの補正内容を決定するステップと、
決定された補正内容に基づいて、前記広角画像の歪みを補正するステップと、
を有する画像処理方法。
<請求項15>
画像処理装置のコンピューターを、
撮像装置により撮像された広角画像を取得する画像取得手段、
前記撮像装置及び/又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段、
前記動き情報に基づいて、前記広角画像の歪みの補正内容を決定する補正内容決定手段、
前記補正内容決定手段によって決定された補正内容に基づいて、前記広角画像の歪みを補正する画像補正手段、
として機能させるためのプログラム。
1A 撮像装置
11 制御部
12 撮像部
121 撮像素子
122 魚眼レンズ
13 動き検出部(動き検知手段)
14 通信I/F
2A 本体装置(画像処理装置)
21 制御部(動き情報取得手段、画像補正手段、補正内容決定手段、強度決定手段、範囲決定手段、動き量判断手段、切り出し手段)
22 操作表示部
221 ディスプレイ
222 タッチパネル
23 動き検出部(動き検知手段)
24 通信I/F(画像取得手段)
30 魚眼画像(広角画像)
31 切り出し範囲
40 平面画像
100 撮像システム
その他、撮像システム100を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
撮像装置により撮像された広角画像を取得する画像取得手段と、
前記撮像装置又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段と、
前記動き情報に基づいて、前記広角画像の歪みの補正内容を決定する補正内容決定手段と、
前記補正内容決定手段によって決定された補正内容に基づいて、前記広角画像の歪みを補正する画像補正手段と、を備える
ことを特徴とする画像処理装置。
<請求項2>
前記補正内容決定手段は、前記動き情報に基づいて、前記画像補正手段による前記広角画像の歪みの補正強度を前記補正内容として決定する強度決定手段を備え、
前記画像補正手段は、前記強度決定手段によって決定された補正強度に基づいて、前記広角画像の歪みを補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
<請求項3>
前記強度決定手段は、
前記動き情報に基づく動き量が所定値よりも小さい場合に、第1の補正強度に決定し、前記動き量が所定値以上の場合に、前記第1の補正強度よりも弱い第2の補正強度に決定する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
<請求項4>
前記強度決定手段は、前記広角画像が動画である場合に、前記動画の全フレーム画像に対する補正強度を一定とする第1処理、前記動き情報に基づく動き量に応じてフレーム画像ごとに補正強度を変化させる第2処理、又は全フレーム画像のうち前記動き量が所定値以上のフレーム画像に対してのみ補正強度を変化させる第3処理のうち、何れか一つを決定する
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
<請求項5>
前記補正内容決定手段は、前記動き情報に基づいて、前記画像補正手段によって補正される矩形画像の範囲を決定する範囲決定手段を備え、
前記画像補正手段は、前記範囲決定手段によって決定された前記矩形画像の範囲に対して、前記広角画像の歪みを補正する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
<請求項6>
前記範囲決定手段は、前記動き情報に基づいて、前記矩形画像のアスペクト比を決定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
<請求項7>
前記動き情報が、所定の動き量を超えたか否かを判断する動き量判断手段を備え、
前記補正内容決定手段は、
前記動き量判断手段によって、前記所定の動き量を超えたと判断された場合に、前記画像補正手段により前記広角画像を補正しないと決定し、前記動き量判断手段によって、前記所定の動き量を超えていないと判断された場合に、前記画像補正手段により前記広角画像を補正すると決定する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
<請求項8>
撮像装置により撮像された広角画像を取得する画像取得手段と、
前記撮像装置又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段と、
前記動き情報に基づいて、切り出される矩形画像の範囲を設定する範囲決定手段と、
前記切り出される矩形画像の範囲に基づいて、前記広角画像から矩形画像を切り出す切り出し手段と、
ことを特徴とする画像処理装置。
<請求項9>
前記広角画像は、魚眼レンズを用いて撮像された魚眼画像であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
<請求項10>
前記動き情報取得手段は、前記広角画像の被写体の動きを解析することにより撮像装置又は被写体の動き情報を取得することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
<請求項11>
広角画像を撮影する撮像装置を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像処理装置。
<請求項12>
広角画像を撮影する撮像装置と、
前記撮像装置又は被写体に取り付けられ、前記撮像装置又は被写体の動きを検知して動き情報を生成する動き検知手段と、
画像処理装置と、を備え、
前記画像処理装置は、
撮像装置により撮像された広角画像を取得する画像取得手段と、
前記撮像装置又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段と、
前記動き情報に基づいて、前記広角画像の歪みの補正内容を決定する補正内容決定手段と、
前記補正内容決定手段によって決定された補正内容に基づいて、前記広角画像の歪みを補正する画像補正手段と、を備える
ことを特徴とする撮像システム。
<請求項13>
前記動き検知手段は、加速度センサーであることを特徴とする請求項12に記載の撮像システム。
<請求項14>
画像処理装置が行う画像処理方法において、
撮像装置により撮像された広角画像を取得するステップと、
前記撮像装置及び/又は被写体の動き情報を取得するステップと、
前記動き情報に基づいて、前記広角画像の歪みの補正内容を決定するステップと、
決定された補正内容に基づいて、前記広角画像の歪みを補正するステップと、
を有する画像処理方法。
<請求項15>
画像処理装置のコンピューターを、
撮像装置により撮像された広角画像を取得する画像取得手段、
前記撮像装置及び/又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段、
前記動き情報に基づいて、前記広角画像の歪みの補正内容を決定する補正内容決定手段、
前記補正内容決定手段によって決定された補正内容に基づいて、前記広角画像の歪みを補正する画像補正手段、
として機能させるためのプログラム。

Claims (15)

  1. 撮像装置により撮像された広角画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮像装置又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段と、
    前記動き情報に基づいて、前記広角画像の歪みの補正内容を決定する補正内容決定手段と、
    前記補正内容決定手段によって決定された補正内容に基づいて、前記広角画像の歪みを補正する画像補正手段と、を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補正内容決定手段は、前記動き情報に基づいて、前記画像補正手段による前記広角画像の歪みの補正強度を前記補正内容として決定する強度決定手段を備え、
    前記画像補正手段は、前記強度決定手段によって決定された補正強度に基づいて、前記広角画像の歪みを補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記強度決定手段は、
    前記動き情報に基づく動き量が所定値よりも小さい場合に、第1の補正強度に決定し、前記動き量が所定値以上の場合に、前記第1の補正強度よりも弱い第2の補正強度に決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記強度決定手段は、前記広角画像が動画である場合に、前記動画の全フレーム画像に対する補正強度を一定とする第1処理、前記動き情報に基づく動き量に応じてフレーム画像ごとに補正強度を変化させる第2処理、又は全フレーム画像のうち前記動き量が所定値以上のフレーム画像に対してのみ補正強度を変化させる第3処理のうち、何れか一つを決定する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正内容決定手段は、前記動き情報に基づいて、前記画像補正手段によって補正される矩形画像の範囲を決定する範囲決定手段を備え、
    前記画像補正手段は、前記範囲決定手段によって決定された前記矩形画像の範囲に対して、前記広角画像の歪みを補正する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記範囲決定手段は、前記動き情報に基づいて、前記矩形画像のアスペクト比を決定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記動き情報が、所定の動き量を超えたか否かを判断する動き量判断手段を備え、
    前記補正内容決定手段は、
    前記動き量判断手段によって、前記所定の動き量を超えたと判断された場合に、前記画像補正手段により前記広角画像を補正しないと決定し、前記動き量判断手段によって、前記所定の動き量を超えていないと判断された場合に、前記画像補正手段により前記広角画像を補正すると決定する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 撮像装置により撮像された広角画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮像装置又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段と、
    前記動き情報に基づいて、切り出される矩形画像の範囲を設定する範囲決定手段と、
    前記切り出される矩形画像の範囲に基づいて、前記広角画像から矩形画像を切り出す切り出し手段と、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  9. 前記広角画像は、魚眼レンズを用いて撮像された魚眼画像であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 前記動き情報取得手段は、前記広角画像の被写体の動きを解析することにより撮像装置又は被写体の動き情報を取得することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  11. 広角画像を撮影する撮像装置を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  12. 広角画像を撮影する撮像装置と、
    前記撮像装置又は被写体に取り付けられ、前記撮像装置又は被写体の動きを検知して動き情報を生成する動き検知手段と、
    画像処理装置と、を備え、
    前記画像処理装置は、
    撮像装置により撮像された広角画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮像装置又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段と、
    前記動き情報に基づいて、前記広角画像の歪みの補正内容を決定する補正内容決定手段と、
    前記補正内容決定手段によって決定された補正内容に基づいて、前記広角画像の歪みを補正する画像補正手段と、を備える
    ことを特徴とする撮像システム。
  13. 前記動き検知手段は、加速度センサーであることを特徴とする請求項12に記載の撮像システム。
  14. 画像処理装置が行う画像処理方法において、
    撮像装置により撮像された広角画像を取得するステップと、
    前記撮像装置及び/又は被写体の動き情報を取得するステップと、
    前記動き情報に基づいて、前記広角画像の歪みの補正内容を決定するステップと、
    決定された補正内容に基づいて、前記広角画像の歪みを補正するステップと、
    を有する画像処理方法。
  15. 画像処理装置のコンピューターを、
    撮像装置により撮像された広角画像を取得する画像取得手段、
    前記撮像装置及び/又は被写体の動き情報を取得する動き情報取得手段、
    前記動き情報に基づいて、前記広角画像の歪みの補正内容を決定する補正内容決定手段、
    前記補正内容決定手段によって決定された補正内容に基づいて、前記広角画像の歪みを補正する画像補正手段、
    として機能させるためのプログラム。
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