JP2018159399A - 流体圧回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑回路を流れる流体の流量を調整すると共に流体の状態を良好に維持することができる流体圧回路を提供すること。
【解決手段】潤滑回路5は、潤滑用流路L4に接続されるメイン流路L6と、メイン流路L6に接続される第2制御弁11と、第2制御弁11に接続され流体を流体ポンプに戻す戻し流路L7と、メイン流路L6から分岐するサブ流路L8とを備える。第2制御弁11は、バルブ収容室21の供給ポート24に間隔を存して環状に形成され戻し流路L7に繋がる排出ポート25と、バルブ収容室21の一端に形成され流体を排出する開放ポート28とスプール22の外周面31に形成され供給ポート24から排出ポート25に亘る幅を有する環状の第1凹部32と、排出ポート25と開放ポート28との間に且つバルブ収容室21の内周面23に環状に形成されサブ流路L8に繋がるサブポート33を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、潤滑回路と該潤滑回路に流体を送給する流体ポンプとを備える流体圧回路に関する。
従来、流体ポンプから供給される流体圧によって自動変速機を制御する流体圧回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の自動変速機は、ベルト式無段変速機であり、流体圧回路は、プーリからなる作動系の回路と、無段変速機の部品へ流体を供給して潤滑したり冷却したりする潤滑系の回路とを備える。
特開2015−200369号公報
流体圧回路において、エンジンの駆動力により流体ポンプから流路に送給された流体は、流体圧で制御される圧力制御弁を介して潤滑系の回路(以下、潤滑回路という。)に送られる。一般的には、潤滑回路を流れる流体の流量を調整するために、潤滑回路内の流量が多くなった場合に潤滑回路内の流体を逃がして制御する流量制御機構を設けることが考えられる。しかし、潤滑回路内の流量を制御する流量制御機構を設けた場合であっても、流体の状態を良好に保てないことがある。
本発明は、以上の点に鑑み、潤滑回路を流れる流体の流量を調整すると共に流体の状態を良好に維持することができる流体圧回路を提供することを目的とする。
[1]上記目的を達成するため、本発明は、
作動部(例えば、作動部2。以下同一。)に流体(例えば、実施形態の潤滑油。以下同一。)を供給する作動回路(例えば、実施形態の作動回路3。以下同一。)と、
潤滑部(例えば、潤滑部4。以下同一。)に流体を供給する潤滑回路(例えば、実施形態の潤滑回路5。以下同一。)と、
前記流体を送給する流体ポンプ(例えば、実施形態の油圧ポンプ6。以下同一。)と、
該流体ポンプから前記潤滑回路への前記流体の流量を制御することにより前記作動回路の流体圧を制御する第1制御弁(例えば、実施形態の第1制御弁7。以下同一。)とを備える流体圧回路(例えば、実施形態の流体圧回路1。以下同一。)であって、
前記潤滑回路は、前記第1制御弁からの前記流体を導く潤滑用流路と、該潤滑用流路に接続され前記流体を逃がすメイン流路(例えば、実施形態のメイン流路L6。以下同一。)と、該メイン流路に接続され前記潤滑用流路を流れる前記流体の流量を制御する第2制御弁(例えば、実施形態の第2制御弁11。以下同一。)と、該第2制御弁に接続され前記流体を前記流体ポンプに戻す戻し流路(例えば、実施形態の戻し流路L7。以下同一。)と、前記メイン流路から分岐するサブ流路(例えば、実施形態のサブ流路L8。以下同一。)とを備え、
前記第2制御弁は、シリンダ状に形成されたバルブ収容室(例えば、実施形態のバルブ収容室21。以下同一。)と、該バルブ収容室に摺動自在に収容されたスプール(例えば、実施形態のスプール22。以下同一。)と、前記バルブ収容室の中央部の内周面に形成され前記メイン流路に繋がる供給ポート(例えば、実施形態の供給ポート24。以下同一。)と、前記バルブ収容室の前記供給ポートに間隔を存して環状に形成され前記戻し流路に繋がる排出ポート(例えば、実施形態の排出ポート25。以下同一。)と、前記バルブ収容室の一端に配置され前記スプールを他端に付勢するスプリング(例えば、実施形態のコイルばね26。以下同一。)と、前記バルブ収容室の他端に形成され前記潤滑用流路から延びるライン流路(例えば、実施形態のライン流路L9。以下同一。)の圧力を作用させるスプール制御室(例えば、実施形態のスプール制御室27。以下同一。)と、前記バルブ収容室の一端に形成され前記流体を排出する開放ポート(例えば、実施形態の開放ポート28。以下同一。)と、前記スプールの外周面に形成され前記供給ポートから前記排出ポートに亘る幅を有する環状の第1凹部(例えば、実施形態の第1凹部32。以下同一。)とを備え、前記スプール制御室に所定圧以上の前記流体の圧力が加わることにより、前記スプールが前記スプリングの付勢力に抗して前記バルブ収容室の一端側へ移動し、前記供給ポートと前記排出ポートとを前記第1凹部を介して連通させるものであり、
前記排出ポートと前記開放ポートとの間に且つ前記バルブ収容室の内周面に環状に形成され前記サブ流路に繋がるサブポート(例えば、実施形態のサブポート33。以下同一。)を備えることを特徴とする。
ここで、潤滑回路には、メイン流路を介して第2制御弁が設けられているため、潤滑回路内の流体の流量が多くなると第2制御弁を開き、潤滑回路内の流体をメイン流路、第2制御弁及び戻し流路を通して流体ポンプに戻す。従って、潤滑回路を流れる流体の流量を制御することができる。
一方、供給ポートと排出ポートが第1凹部を介して連通し流体が流れる際、仮にサブ流路及びサブポートが無い場合は、開放ポートからバルブ収容室とスプールとの隙間に空気が引き込まれ、この空気が戻し流路に流れて流体(潤滑油)に混入する恐れがある。この点、本発明では、第2制御弁に、メイン流路に繋がる供給ポート及びサブ流路に繋がるサブポートが備えられ、戻し流路に繋がる排出ポートと開放ポートとの間に環状のサブポートが配置されているため、サブポート内に環状の流体の壁が形成され、開放ポートからの空気の浸入を遮断する。従って、戻し流路の流体に空気が混入せず、流体の状態を良好に維持することができる。
[2]また、本発明においては、メイン流路には、オリフィス(例えば、実施形態のオリフィス34。以下同一。)が形成されていることが好ましい。オリフィスによってメイン流路での急激な流量変化を低減することができ、油振を低減することができる。
[3] また、本発明においては、スプールの外周面に形成されサブポートから排出ポートに亘る幅を有する環状の第2凹部(例えば、実施形態の第2凹部36。以下同一。)を備え、スプール制御室に所定圧以上の流体の圧力が加わることにより、スプールがスプリングの付勢力に抗してバルブ収容室の一端側へ移動し、サブポートと排出ポートとを第2凹部を介して連通させるものであることが好ましい。第2凹部を介してサブポートと排出ポートが連通するので、オリフィスによってメイン流路で大流量を流せない場合であっても、サブ流路からも流体を流すことで大流量に対応することができる。
[4]また、本発明においては、スプールは、第1凹部の縁が面取りされていることが好ましい。第1凹部の縁に面取りをすることで、スプールが移動して供給ポートと排出ポートとを第1凹部を介して連通する際に、徐々に流路面積を変化させ、急激な流量変化を低減することができる。
本発明の流体圧回路の実施形態を模式的に示す説明図。 本実施形態の第2制御弁の断面を示す説明図。 本実施形態の変形例に係る第2制御弁の断面を示す説明図。 本実施形態の潤滑回路の作用図。 比較例の第2制御弁の作用図。 本実施形態の第2制御弁の作用図。
図を参照して、本発明の実施形態の流体圧回路を説明する。図1に示すように、本発明の実施形態の流体圧回路1は、車両(自動車)に搭載される動力伝達装置に流体(以下、潤滑油という。)を供給するものであり、動力伝達装置が備える摩擦クラッチ等の作動部2に潤滑油を供給する作動回路3と、作動部2の部品等からなる潤滑部4に潤滑油を供給する潤滑回路5と、駆動源ENG(内燃機関、電動機)の動力を利用して潤滑油を送給する流体ポンプ(以下、油圧ポンプという。)6と、油圧ポンプ6から潤滑回路5への潤滑油の流量を制御することにより作動回路3の流体圧を制御する第1制御弁7とを備える。
潤滑部4は、摩擦クラッチ等の部品を備える第1の潤滑部4Aと、動力伝達装置のデファレンシャルギヤ等を備える第2の潤滑部4Bとからなる。潤滑回路5は、第1の潤滑部4Aを構成する摩擦クラッチ等にメインシャフトなどを介して潤滑油を導く第1の潤滑回路5Aと、第2の潤滑部4Bを構成するデファレンシャルギヤ等にオイルウォーマーで温度調整された潤滑油を供給する第2の潤滑回路5Bとからなる。
また、流体圧回路1は、流体圧回路1内の潤滑油を貯留するオイルパン8と、該オイルパン8からの潤滑油の異物を排除するストレーナ9と、ストレーナ9からの潤滑油を油圧ポンプ6へ導く第1流路L1と、油圧ポンプ6から送給された潤滑油を作動回路3へ導く第2流路L2と、該第2流路L2から分岐して第1制御弁7に接続される第3流路L3と、第1制御弁7からの潤滑油を第1の潤滑回路5Aへ導く第1の潤滑用流路L4と、第1制御弁7からの潤滑油を第2の潤滑回路5Bへ導く第2の潤滑用流路L5とを備える。
油圧ポンプ6は、オイルパン8に貯留された潤滑油をストレーナ9及び第1流路L1を介して吸い上げ、第2流路L2へ送給する。第2流路L2から第3流路L3へ導かれた潤滑油は、第1制御弁7が開くことによって第1の潤滑用流路L4及び第2の潤滑用流路L5へ送給される。
潤滑回路5は、第2制御弁11、第3制御弁12及び第4制御弁13を備えている。第2制御弁11は、第1の潤滑用流路L4の潤滑油の圧力が所定圧以上になった際に第1の潤滑用流路L4の潤滑油を第1流路L1へ逃がすものである。第3制御弁12は、第2の潤滑用流路L5の潤滑油の圧力が第1の潤滑用流路L4の潤滑油の圧力との差よりも所定圧以上高くなった際に第2の潤滑用流路L5の潤滑油を潤滑用流路L4へ逃がすものである。第4制御弁13は、第3流路L3の潤滑油の圧力が所定圧以上になった際に第1の潤滑用流路L4から第1流路L1への潤滑油の流れを遮断するものである。
図2は、第2制御弁11を示す断面図であり、第1の潤滑回路5Aは、第1制御弁7(図1参照。)からの潤滑油を導く第1の潤滑用流路L4と、該第1の潤滑用流路L4に接続され潤滑油を逃がすメイン流路L6と、該メイン流路L6に接続され第1の潤滑用流路L4を流れる潤滑油の流量を制御する第2制御弁11と、該第2制御弁11に接続され潤滑油を第1流路L1(図1参照。)を介して油圧ポンプ6(図1参照。)に戻す戻し流路L7と、メイン流路L6から分岐するサブ流路L8とを備える。
第2制御弁11は、シリンダ状に形成されたバルブ収容室21と、該バルブ収容室21に摺動自在に収容されたスプール22と、バルブ収容室の中央部の内周面23に形成されメイン流路L6に繋がる供給ポート24と、バルブ収容室21の供給ポート24に間隔W1を存して環状に形成され戻し流路L7に繋がる排出ポート25と、バルブ収容室21の一端に配置されスプール22を他端に付勢するスプリング26と、バルブ収容室21の他端に形成され第1の潤滑用流路L4から延びるライン流路L9の圧力を作用させるスプール制御室27と、バルブ収容室21の一端に形成され潤滑油を排出する開放ポート28と、スプール22の外周面31に形成され供給ポート24から排出ポート25に亘る幅W2を有する環状の第1凹部32とを備える。
この構成は、スプール制御室27に所定圧以上の潤滑油の圧力が加わることにより、スプール22がスプリング26の付勢力に抗してバルブ収容室21の一端側へ移動し、供給ポート24と排出ポート25とを第1凹部32を介して連通させるものである。
また、第1凹部32は、その内部に供給される潤滑油の圧力がバルブ収容室21の他端側よりも一端側へ強く作用するように、一端側の面が他端側の面よりもスプール22の軸方向に対する傾斜角度が大きくなるように設定されている。このように構成することにより、スプール制御室27のみならず、第1凹部32に供給される潤滑油の圧力によってもスプール22をスプリング26の付勢力に抗してバルブ収容室21の一端側へ移動させることができる。
スプール22の一端側はくり貫かれて筒状に形成されており、この筒状に形成された部分がばね座の役割を果たすと共にスプリング26をガイドするので、スプリング26の付勢力をスプール22の軸方向に向け、スプール22を滑らかに摺動させることができる。
また、排出ポート25と開放ポート28との間に且つバルブ収容室21の内周面23に環状に形成されサブ流路L8に繋がるサブポート33を備える。
また、メイン流路L6には、サブ流路L8の分岐点より供給ポート24側に第1のオリフィス34が形成されている。ライン流路L9には、第2のオリフィス35が形成されている。第1のオリフィス34を設けることでメイン流路L6での急激な流量変化を低減することができ、油振を低減することができる。同様に、第2のオリフィス35を設けることでライン流路L9での急激な流量変化を低減することができ、油振を低減することができる。
排出ポート25はサブポート33から間隔W3を存して形成されている。スプール22の外周面31に形成されサブポート33から排出ポート25に亘る幅W4を有する環状の第2凹部36を備える。間隔W3は幅W4よりも小さいので、スプール制御室27に所定圧以上の流体の圧力が加わることにより、スプール22がスプリング26の付勢力に抗してバルブ収容室21の一端側へ移動し、サブポート33と排出ポート25とが第2凹部36を介して連通する。第2凹部36を介してサブポート33と排出ポート25が連通するので、第1のオリフィス34によってメイン流路L6で大流量を流せない場合であっても、サブ流路L8からも潤滑油を流すことで大流量に対応することができる。
図3は、図2に示した第2制御弁11の変形例であり、図2と同一の符号については説明を省略する。第2制御弁11において、スプール22は、第1凹部32の縁が面取りされている。第1凹部32の縁に面取り部37を形成することで、スプール22が移動して供給ポート24と排出ポート25とを第1凹部32を介して連通する状態とこの連通が断たれた状態とが切り替わる際に、徐々に流路面積が変化し、急激な流量変化を低減して、油振を低減することができる。また、面取り部37で油振を低減できるため、図2に示したメイン流路L6の第1のオリフィス34は、形成しなくても差し支えない。換言すれば、図2の第2制御弁11によれば、第1のオリフィス34で油振を低減できるため、面取り部37を形成しなくても差し支えない。また、面取り部37を形成しないことにより、第1凹部32の一端側の面積を確保し易くなる。
次に、以上に述べた潤滑回路5の作用を説明する。
図4Aに示すように、第1の潤滑用流路L4の潤滑油がライン流路L9に導かれ(矢印(1))、第2のオリフィス35を通りスプール制御室27に送給される(矢印(2))。スプール制御室27に所定以上の潤滑油の圧力が加わることにより、スプール22がスプリング26の付勢力に抗してバルブ収容室21の一端側に移動する(矢印(3))。
図4Bに示すように、第1の潤滑用流路L4の潤滑油がライン流路L9に流れ続け(矢印(1))、供給ポート24と排出ポート25とが第1凹部32を介して連通している。第1の潤滑用流路L4の潤滑油がメイン流路L6に導かれ(矢印(4))、供給ポート24から第1凹部32に入り(矢印(5))、排出ポート25から戻し流路L7に排出される(矢印(6))。
一方、サブポート33と排出ポート25とが第2凹部36を介して連通している。第1の潤滑用流路L4からメイン流路L6に導かれた潤滑油の一部はサブ流路L8に流れ、サブポート33から第2凹部36を介して排出ポート25に導かれる(矢印(7))。このように、潤滑回路5には、メイン流路L6を介して第2制御弁11が設けられているため、潤滑回路5内の潤滑油の流量が多くなると第2制御弁11を開き、潤滑回路5内の潤滑油をメイン流路L6、第2制御弁11及び戻し流路L7を通して油圧ポンプ6(図1参照。)に戻す。従って、潤滑回路5を流れる潤滑油の流量を制御することができる。
次に、比較例の第2制御弁111の作用を説明する。
図5は比較例の第2制御弁111であり、図2又は図3に示した実施形態の第2制御弁11に比較して、サブ流路L8、サブポート33、第1のオリフィス34及び面取り部37が設けられていない。比較例の第2制御弁111は、スプール制御室27に所定以上の潤滑油の圧力が加わることにより、スプール22がスプリング26の付勢力に抗してバルブ収容室21の一端に移動し、供給ポート24と排出ポート25とが第1凹部32を介して連通した状態である。第1の潤滑用流路L4の潤滑油がメイン流路L6に導かれ、供給ポート24から第1凹部32に入り(矢印(8))、排出ポート25から戻し流路L7に排出される(矢印(9))。
ここで、潤滑油が排出ポート25から排出されるとき、開放ポート28からバルブ収容室21とスプール22との隙間に空気が引き込まれ(矢印(10))、この空気が戻し流路L7に流れて潤滑油に混入する恐れがある(矢印(11))。油圧ポンプ6の上流側にある戻し流路L7が排出ポート25に繋がっているため、排出ポート25は負圧になりやすい。特に潤滑油が低温の場合には、潤滑油の粘度が高くなり、バルブ収容室21とスプール22との隙間に潤滑油が入り込み難く、開放ポート28から空気が引き込まれやすい。この点を本実施形態では改善している。
次に、実施形態の第2制御弁11の作用を説明する。
図6は実施形態の第2制御弁11であり、供給ポート24と排出ポート25とが第1凹部32を介して連通した状態である。第1の潤滑用流路L4の潤滑油がメイン流路L6に導かれ、第1のオリフィス34を通って供給ポート24に入る(矢印(12))。潤滑油は、第1凹部32から排出ポート25を介して戻し流路L7に排出される(矢印(13))。一方、第1の潤滑用流路L4からメイン流路L6に導かれた潤滑油の一部はサブ流路L8に流れ、サブポート33から第2凹部36を介して排出ポート25に導かれる(矢印(14))。このとき、サブポート33内に環状の潤滑油の壁が形成される。このため、開放ポート28からの空気の浸入が遮断される(矢印(15))。
このように、第2制御弁11に、メイン流路L6に繋がる供給ポート24及びサブ流路L8に繋がるサブポート33が備えられ、戻し流路L7に繋がる排出ポート25と開放ポート28との間に環状のサブポート33が配置されているため、サブポート33内に環状の潤滑油の壁が形成され、開放ポート28からの空気の浸入を遮断する。従って、戻し流路L7の潤滑油に空気が混入せず、低温や高温等の環境変化によっても流体の状態を良好に維持することができる。
なお、実施形態では、メイン流路L6に第1のオリフィス34を設けた場合は、スプール22の第1凹部32の縁に面取り部37を設けないものとしたが、これに限定されず、メイン流路L6に第1のオリフィス34を設け且つ第1凹部32の縁に面取り部37を設けてもよい。
また、本実施形態では、第1の潤滑部4Aとして摩擦クラッチ、第2の潤滑部4Bとしてデファレンシャルギヤを用いて説明したが、本発明の第1の潤滑部及び第2の潤滑部はこれに限らない。
1 流体圧回路
2 作動部(摩擦クラッチ)
3 作動回路
4 潤滑部
4A 第1の潤滑部(摩擦クラッチ)
5 潤滑回路
5A 第1の潤滑回路
6 流体ポンプ(油圧ポンプ)
7 第1制御弁
11 第2制御弁
21 バルブ収容室
22 スプール
23 バルブ収容室の内周面
24 供給ポート
25 排出ポート
26 スプリング(コイルばね)
27 スプール制御室
28 開放ポート
31 スプールの外周面
32 第1凹部
33 サブポート
34 オリフィス
36 第2凹部
37 面取り部
L4 潤滑用流路
L6 メイン流路
L7 戻し流路
L8 サブ流路
L9 ライン流路

Claims (4)

  1. 作動部に流体を供給する作動回路と、
    潤滑部に流体を供給する潤滑回路と、
    前記流体を送給する流体ポンプと、
    該流体ポンプから前記潤滑回路への前記流体の流量を制御することにより前記作動回路の流体圧を制御する第1制御弁とを備える流体圧回路であって、
    前記潤滑回路は、前記第1制御弁からの前記流体を導く潤滑用流路と、該潤滑用流路に接続され前記流体を逃がすメイン流路と、該メイン流路に接続され前記潤滑用流路を流れる前記流体の流量を制御する第2制御弁と、該第2制御弁に接続され前記流体を前記流体ポンプに戻す戻し流路と、前記メイン流路から分岐するサブ流路とを備え、
    前記第2制御弁は、シリンダ状に形成されたバルブ収容室と、該バルブ収容室に摺動自在に収容されたスプールと、前記バルブ収容室の中央部の内周面に形成され前記メイン流路に繋がる供給ポートと、前記バルブ収容室の前記供給ポートに間隔を存して環状に形成され前記戻し流路に繋がる排出ポートと、前記バルブ収容室の一端に配置され前記スプールを他端に付勢するスプリングと、前記バルブ収容室の他端に形成され前記潤滑用流路から延びるライン流路の圧力を作用させるスプール制御室と、前記バルブ収容室の一端に形成され前記流体を排出する開放ポートと、前記スプールの外周面に形成され前記供給ポートから前記排出ポートに亘る幅を有する環状の第1凹部とを備え、前記スプール制御室に所定圧以上の前記流体の圧力が加わることにより、前記スプールが前記スプリングの付勢力に抗して前記バルブ収容室の一端側へ移動し、前記供給ポートと前記排出ポートとを前記第1凹部を介して連通させるものであり、
    前記排出ポートと前記開放ポートとの間に且つ前記バルブ収容室の内周面に環状に形成され前記サブ流路に繋がるサブポートを備えることを特徴とする流体圧回路。
  2. 請求項1に記載の流体圧回路であって、
    前記メイン流路には、オリフィスが形成されていることを特徴とする流体圧回路。
  3. 請求項2に記載の流体圧回路であって、
    前記スプールの外周面に形成され前記サブポートから前記排出ポートに亘る幅を有する環状の第2凹部を備え、前記スプール制御室に所定圧以上の前記流体の圧力が加わることにより、前記スプールが前記スプリングの付勢力に抗して前記バルブ収容室の一端側へ移動し、前記サブポートと前記排出ポートとを前記第2凹部を介して連通させるものであることを特徴とする流体圧回路。
  4. 請求項1に記載の流体圧回路であって、
    前記スプールは、前記第1凹部の縁が面取りされていることを特徴とする流体圧回路。
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