JP2018159289A - 消音装置 - Google Patents

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一紀 吉田
Kazunori Yoshida
一紀 吉田
昇吾 ▲高▼村
昇吾 ▲高▼村
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【課題】消音装置において、消音効果及び背圧の低減を両立できること。【解決手段】消音装置(11)は、内部が中空の本体(15)と、本体の内部を、少なくとも1つの隔壁(31、33)で仕切って形成された複数の膨張室(37、39、41)と、隔壁を貫通し、膨張室間を連通する連通パイプ(43、45)と、を具備する。隔壁のうち少なくとも1つは、漏斗状構造(51、53)を有し、漏斗状構造の絞り部(51a、53a)は、排気ガスの下流側を向き、絞り部に、連通パイプが接続され、かつ、連通パイプの先端は、隔壁から排気ガスの上流側に向って突出していない。【選択図】図1

Description

本発明は、消音装置に関する。
従来、多段膨張式の消音装置は、筒状の本体をバッフルプレートで仕切ることで複数の膨張室を設け、パイプで膨張室間を連通させた構成である。このような構成により、排気ガスの膨張及び収縮を繰り返すことにより、消音効果を得ている。
例えば、筒状の本体の内部に、挿入パイプ側から前後方向に所定間隔をあけて第1バッフルプレート及び第2バッフルプレートが順に配置され、第1膨張室、第2膨張室及び第3膨張室が、挿入パイプ側から順に形成されている。そして、第1バッフルプレートから第2バッフルプレートにかけて、第1バッフルパイプが貫通して設けられている。これにより、第1膨張室及び第3膨張室が連通されている。また、第2バッフルプレートには、第2バッフルパイプが貫通して設けられ、第3膨張室及び第2膨張室が連通されている(特許文献1参照)。
特開平11−247647号公報
従来の多段膨張式の消音装置において、消音効果と背圧の低減とはトレードオフの関係にあることが知られている。すなわち、消音性能を高めるために、排出側のバッフルパイプの口径を小さくすると、膨張室の背圧が大きくなる。背圧が大きくなると、エンジン出力が低下する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、消音効果及び背圧の低減を両立できる消音装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の消音装置の一態様は、内部が中空の本体と、前記本体の内部を、少なくとも1つの隔壁で仕切って形成された複数の膨張室と、前記隔壁を貫通し、前記膨張室間を連通する連通パイプと、を具備し、前記隔壁のうち少なくとも1つは、漏斗状構造を有し、前記漏斗状構造の絞り部は、排気ガスの下流側を向き、前記絞り部に、前記連通パイプが接続され、かつ、前記連通パイプの先端は、前記隔壁から前記排気ガスの上流側に向って突出していないことを特徴とする。
本発明によれば、消音装置において、消音効果及び背圧の低減を両立することができる。
本実施の形態に係るマフラーを示す断面模式図である。 本実施の形態に係るマフラーを示す断面模式図である。 図1中のA−A’線に対応する断面模式図である。 図1中のB−B’線に対応する断面模式図である。 本実施の形態に係るマフラーの第1膨張室内部での排気ガスの流れを説明するための模式図である。 本実施の形態に係るマフラーの第2膨張室内部での排気ガスの流れを説明するための模式図である。 本実施の形態に係るマフラーの第1バッフルプレートの他の例を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
<概要>
従来の多段膨張式の消音装置において、ある一つの膨張室に着目して説明すると、断面積が大きくなるところで音響インピーダンスが変化する。したがって、排気ガスが導入される側のパイプ(ジョイントパイプ等)から流れてきた音は、一部は膨張室の内壁面で反射し、一部は進行する。
さらに、排気ガスが流出する側の貫通パイプに入る際に断面積が小さくなるため、音の一部は反射する。この反射音と進行してきた音とが干渉しあって減衰する。膨張室と貫通パイプとの断面積比が大きいほど、反射する音の割合が大きくなる。したがって、貫通パイプの口径を小さくすれば、消音効果が高まる。
しかし、貫通パイプの口径を小さくすると、膨張室の背圧が大きくなる。背圧が大きくなると、エンジン出力が低下する。背圧を抑えるためには、貫通パイプの口径を大きくすればよいが、消音効果は低下する。
さらに、従来の多段膨張式の消音装置では、貫通パイプの先端が隔壁から膨張室内へ突出している。このため、排気ガスの一部は、隔壁に当たって反射し、貫通パイプの先端に沿って流れてから貫通パイプに流入する。また、排気ガスの他の一部は、隔壁に当たって反射し、膨張室の内壁面に沿って反対方向へ流れ、他の隔壁(フロントキャップ(後述)等)で反射し、再び貫通パイプに向って流れ、漸く貫通パイプに流入する。このように、排気ガスが膨張室から貫通パイプに流入するまでに余計な経路を経る必要があり、排気ガスの流れがスムーズでない。この結果、背圧が高くなり、エンジン出力が低下することがわかった。
本発明者は、このような観点に鑑みて鋭意検討した結果、隔壁に漏斗状構造を設け、かつ、貫通パイプの先端は、隔壁から排気ガスの上流側に向って突出していないという構成により、膨張室から排気ガスの流れをスムーズにし、貫通パイプの口径を大きくすることなく、背圧を低くし、かつ、膨張室と貫通パイプとの断面積比を保ちつつ、音響インピーダンス変化による消音効果を実現できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本実施の形態に係る消音装置は、内部が中空の本体と、本体の内部を、少なくとも1つの隔壁で仕切って形成された複数の膨張室と、隔壁を貫通し、膨張室間を連通する連通パイプと、を具備し、隔壁のうち少なくとも1つは、漏斗状構造を有し、漏斗状構造の絞り部は、排気ガスの下流側を向き、絞り部に、連通パイプが接続され、かつ、連通パイプの先端は、隔壁から排気ガスの上流側に向って突出していないことを特徴とする。
本実施の形態に係る消音装置においては、漏斗状構造を有する隔壁は、最も上流側に配置された第1の膨張室とそれに隣接する他の膨張室との間を仕切り、かつ、第1の膨張室には、排気ガスを送り込む排気パイプが、その先端が隔壁の漏斗状構造の絞り部を向くように傾斜して取り付けられていることが好ましい。
<消音装置>
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照してより詳細に説明する。まず、本実施の形態に係るマフラー11の構成について説明する。図1及び図2は、本実施の形態に係るマフラー11を示す断面模式図である。なお、図1は、図2中のC−C’線に対応する断面模式図である。
図1、図2に示すように、本実施の形態に係る消音装置の一例であるマフラー11(図1参照)は、エンジン(不図示)に接続された排気管(不図示)の後端部に接続される、排気パイプの一例であるジョイントパイプ13と、ジョイントパイプ13の後端部に接続されるマフラー本体15とからなる。
マフラー本体15の筒状部17は、2重筒状に形成され、外筒部材17aと、内筒部材17bとを備える。外筒部材17aは、その前端にフロントキャップ19の後端が嵌合されている。また、外筒部材17aの後端がテールカバー21の前端に嵌合されている。
フロントキャップ19には、ジョイントパイプ13が貫挿される貫通孔19aが形成されている。一方、テールカバー21には、2本のテールパイプ23a、23bが貫挿される貫通孔(図1中、不図示。図2中、一方の貫通孔21aのみ図示)が形成されている。
内筒部材17b内には、筒状部17の軸方向に間隔をあけて、本実施の形態の隔壁の一例である第1バッフルプレート31及び第2バッフルプレート33が設けられている。また、外筒部材17aの後端には第3バッフルプレート35が設けられている。そして、これらのバッフルプレート31、33、35により、マフラー本体15内は、排気ガスの上流側、すなわちフロントキャップ19側から、第1膨張室37、第3膨張室41及び第2膨張室39が形成されている。そして、第1膨張室37及び第2膨張室39を連通するように、第1バッフルパイプ43が、第2膨張室39及び第3膨張室41を連通するように、第2バッフルパイプ45が、それぞれ配設されている。すなわち、マフラー11は3室構造の多段膨張式マフラーとなっている。
図3は、図1中のA−A’線に対応する断面模式図である。図3に示すように、第1バッフルプレート31には、第1バッフルパイプ43(図1参照)の一端部が接続される貫通孔31aが形成されている。
そして、図1〜図3に示すように、第1バッフルプレート31には、内筒部材17bの内壁面との接合部(フランジ部)31b(図1、図2参照)の近傍を開放端51aとし、貫通孔31a近傍を絞り部51bとする、漏斗状構造51を有する。
なお、図3に示すように、貫通孔31aと、第2バッフルプレート33に貫挿された第2バッフルパイプ45とは、略水平方向(図面で見て左右方向)に並んでいる。
図4は、図1中のB−B’線に対応する断面模式図である。図4に示すように、第2バッフルプレート33には、第1バッフルパイプ43が貫通する貫通孔33aが形成されている。また、貫通孔33aに略水平方向(図面で見て左右方向)に並んで、第2バッフルパイプ45の一端部が接続される貫通孔33bが形成されている。
そして、図1、図2、図4に示すように、第2バッフルプレート33には、貫通孔33aよりも内径が大きい開放端53aを持ち、かつ、貫通孔33a近傍を絞り部53bとする、漏斗状構造53を有する。
さらに、図4に示すように、第2バッフルプレート33には、水平方向の略中央に略垂直方向(図面で見て縦方向)に並んで、2つの貫通孔33c、33dが形成されている。2つの貫通孔33c、33dには、テールパイプ23a、23bの一端部がそれぞれ接続される。
なお、図1、図4に示すように、テールパイプ23a、23bが接続される貫通孔33c、33dの周囲には、第2バッフルプレート33にテールパイプ23a、23bをより気密に接続するための接続部33e、33fが設けられている。
また、図1、図2、図4に示すように、第1バッフルパイプ43が貫挿される貫通孔33aの周囲には、第1バッフルプレート31に第1バッフルパイプ43をより強固に固定するための固定部33gが設けられている。
そして、第1バッフルプレート31及び第2バッフルプレート33には、本実施の形態の貫通パイプの一例である第1バッフルパイプ43が貫通して設けられている。これにより、第1膨張室37及び第2膨張室39が連通されている。また、第2バッフルプレート33には、本実施の形態の貫通パイプの一例である第2バッフルパイプ45が貫通して設けられ、第2膨張室39及び第3膨張室41が連通されている。
第3バッフルプレート35には、2つのテールパイプ23a、23bが貫通する貫通孔(不図示)が設けられている。したがって、テールパイプ23a、23bの一端部が、第2バッフルプレート33の貫通孔33c、33dにそれぞれ接続される。また、テールパイプ23a、23bは、第3バッフルプレート35を貫通し、それらの他端部は、テールカバー21に形成された2つの貫通孔(図4中、不図示)を貫通し、外部に突出する。
また、図1、図2に示すように、第1膨張室37において、ジョイントパイプ13が、その先端が第1バッフルプレート31の漏斗状構造51の絞り部51bを向くように傾斜して取り付けられている。このような構成は、例えば、図1、図2に示すように、ジョイントパイプ13のパイプ本体13aの端部に、角度付きの継手13bを介して、先端パイプ13cを接続することにより、実現してもよい。また、ジョイントパイプを曲げ加工して先端を傾斜させることにより、実現してもよい。
<排気ガスの流れ>
上述のような構成からなるマフラー11における排気ガスの流れについて説明する。ジョイントパイプ13から導入された排気ガスは、図1中に矢印で示すように、第1バッフルプレート31の、漏斗状構造51の絞り部51b、つまり、第1バッフルパイプ43の開口部43aに向って進む。そして、排気ガスは、第1バッフルパイプ43を通って、第2膨張室39に導出される。
次に、第2膨張室39内を循環した排気ガスは、第2バッフルパイプ45を通って、第3膨張室41に導出される。
さらに、第3膨張室41内を循環した排気ガスは、テールパイプ23a、23bを通って、外部に放出される。
図5、図6を参照して、本実施の形態に係るマフラー11の作用・効果について詳細に説明する。図5は、本実施の形態に係るマフラー11の第1膨張室37内部での排気ガスの流れを説明するための模式図である。
図5に示すように、ジョイントパイプ13から排出された排気ガスは、図中の矢印で示すように、第1膨張室37内で拡散しつつ、第1バッフルプレート31に向って進む。第1バッフルプレート31には、漏斗状構造51が設けられている。すなわち、第1バッフルプレート31を断面で見ると、漏斗状構造51の開放端51aから絞り部51bにわたって、第1バッフルプレート31の主面部31cが傾斜している。このため、排気ガスが、主面部31cに当たっても傾斜に沿って流れ、絞り部51b側、すなわち、第1バッフルパイプ43の開口部43aに向って進む。
第1バッフルプレート31の主面部31cが平面であり、傾斜していない場合に比べ、第1バッフルプレート31に当たって第1膨張室37の内壁面に沿って反対方向に流れるのを抑制できる。したがって、排気ガスが、第1膨張室37から第1バッフルパイプ43に流入するまでに余計な経路を経ることが少なくなり、排気ガスの流れがスムーズになる。この結果、第1膨張室37における背圧を抑えることができる。
一方、第1バッフルパイプ43の口径は小さくすることができるので、第1膨張室37と第1バッフルパイプ43との断面積比は維持されているので、消音効果は充分に発揮される。
また、図5に示すように、第1バッフルパイプ43の開口部43a側の先端は、第1バッフルプレート31から、ジョイントパイプ13側、すなわち排気ガスの上流側に向って突出していない。このため、排気ガスは、漏斗状構造51の面、すなわち第1バッフルプレート31の主面部31cの一部、に沿って、第1バッフルパイプ43の先端に遮られることなく、第1バッフルパイプ43に流入する。したがって、排気ガスが、第1膨張室37から第1バッフルパイプ43に流入するまでに余計な経路を経ることが少なくなり、排気ガスの流れがスムーズになる。この結果、第1膨張室37における背圧を抑えることができる。
また、図5に示すように、ジョイントパイプ13が、その先端が第1バッフルプレート31の漏斗状構造51の絞り部51bを向くように傾斜して取り付けられている。このため、ジョイントパイプ13から排出された排気ガスは、第1バッフルプレート31に当たっても反対側(排気ガスの上流側)に向って反射しにくくなり、より排気ガスの流れがスムーズになる。この結果、第1膨張室37における背圧をいっそう抑えることができる。
図6は、本実施の形態に係るマフラー11の第2膨張室39内部での排気ガスの流れを説明するための模式図である。図6に示すように、第1バッフルパイプ43から排出された排気ガスは、図中の矢印で示すように、第2膨張室39内で拡散しつつ、第3バッフルプレート35に向って進む。そして、排気ガスは、第3バッフルプレート35に当たって方向転換し、第2膨張室39の内壁面に沿って第2バッフルプレート33に向う。排気ガスは、第2バッフルプレート33の主面部33hに当たって方向転換し、第2バッフルパイプ45の開口部45aに向う。
第2バッフルプレート33の主面部33hには、漏斗状構造53が設けられている。すなわち、第2バッフルプレート33を断面で見ると、漏斗状構造53の開放端53aから絞り部53bにわたって、第2バッフルプレート33の主面部33hの一部が傾斜している。このため、排気ガスが、傾斜した主面部33hに沿って、絞り部51b側、すなわち、第2バッフルパイプ45の開口部45aに誘導される。
また、第2バッフルプレート33の主面部33hがすべて平面であり、傾斜していない場合に比べ、第2バッフルプレート33に当たって第2膨張室39の内壁面に沿って反対方向に流れるのを抑制できる。したがって、排気ガスが、第2膨張室39から第2バッフルパイプ45に流入するまでに余計な経路を経ることが少なくなり、排気ガスの流れがスムーズになる。この結果、第2膨張室39における背圧を抑えることができる。
一方、第2バッフルパイプ45の口径は小さくすることができるので、第2膨張室39と第2バッフルパイプ45との断面積比は維持されているので、消音効果は充分に発揮される。
また、図6に示すように、第2バッフルパイプ45の開口部45a側の先端は、第2バッフルプレート33から、第3バッフルプレート35側、すなわち排気ガスの上流側に向って突出していない。このため、排気ガスは、漏斗状構造53の面、すなわち第2バッフルプレート33の主面部33hの一部、に沿って、第2バッフルパイプ45の先端に遮られることなく、第2バッフルパイプ45に流入する。したがって、排気ガスが、第2膨張室39から第2バッフルパイプ45に流入するまでに余計な経路を経ることが少なくなり、排気ガスの流れがスムーズになる。この結果、第2膨張室39における背圧を抑えることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るマフラー11によれば、第1膨張室37から第1バッフルパイプ43へ、及び、第2膨張室39から第2バッフルパイプ45への排気ガスの流れをスムーズにし、第1バッフルパイプ43及び第2バッフルパイプ45の口径を大きくすることなく、背圧を低くし、かつ、第1膨張室37及び第2膨張室39と第1バッフルパイプ43及び第2バッフルパイプ45との断面積比を保ちつつ、音響インピーダンス変化による消音効果を実現でき、その結果、消音効果及び背圧の低減を両立することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
図1〜図6を参照して説明した上記実施の形態に係るマフラー11では、第1バッフルプレート31に設けた漏斗状構造51を、第1バッフルプレート31の主面部31cの実質的に全面に設けている。しかし、これに限定されることなく、漏斗状構造は隔壁の主面の一部に設けてもよい。図7は、本実施の形態に係るマフラー11の第1バッフルプレート31の他の例を示す模式図である。図7は、図3と同様に、図1中のA−A’線に対応する断面模式図である。
例えば、図7に示すように、第1バッフルプレート31に設けた漏斗状構造51を、第1バッフルプレート31の主面の一部に設けてもよい。すなわち、漏斗状構造51の開放端51aが、内筒部材17bの内壁面との接合部(フランジ部)31b(図1、図2参照)よりも内側に位置するように構成されていてもよい。
また、上述の漏斗状構造に関しては、上記実施の形態では、第1バッフルプレート31及び第2バッフルプレート33の両方に漏斗状構造51、53をそれぞれ設けているが、少なくとも第1バッフルプレート31に設けることが好ましい。つまり、漏斗状構造を有するバッフルプレート(隔壁)は、最も上流側に配置された第1膨張室37とそれに隣接する第3膨張室41との間を仕切っていることが好ましい。第1膨張室37には、ジョイントパイプ13を介してエンジンより排気ガスが勢いよく流入するので、背圧が最も高くなる傾向にあり、ここに漏斗状構造51を有する第1バッフルプレート31を設けることが最も効果的だからである。
また、連通パイプの形状、数及びその配置、膨張室の形状、数及びその配置、並びに、テールパイプの形状、数及びその配置は、本発明の効果を奏する限りにおいて、特に限定されない。
以上説明したように、本発明は、消音装置において、消音効果及び背圧の低減を両立できるという効果を有し、特に、自動四輪車、鞍乗型車両等の消音装置に有用である。
11 マフラー(消音装置)
13 ジョイントパイプ(排気パイプ)
15 マフラー本体
17 筒状部
19 フロントキャップ
21 テールカバー
23a、23b テールパイプ
31 第1バッフルプレート(隔壁)
33 第2バッフルプレート(隔壁)
35 第3バッフルプレート(隔壁)
37 第1膨張室
39 第2膨張室
41 第3膨張室
43 第1バッフルパイプ(連通パイプ)
45 第2バッフルパイプ(連通パイプ)
51、53 漏斗状構造
51a、53a 開放端
51b、53b 絞り部

Claims (2)

  1. 内部が中空の本体と、
    前記本体の内部を、少なくとも1つの隔壁で仕切って形成された複数の膨張室と、
    前記隔壁を貫通し、前記膨張室間を連通する連通パイプと、
    を具備し、
    前記隔壁のうち少なくとも1つは、漏斗状構造を有し、
    前記漏斗状構造の絞り部は、排気ガスの下流側を向き、
    前記絞り部に、前記連通パイプが接続され、かつ、
    前記連通パイプの先端は、前記隔壁から前記排気ガスの上流側に向って突出していない
    ことを特徴とする消音装置。
  2. 前記漏斗状構造を有する隔壁は、最も上流側に配置された第1の膨張室とそれに隣接する他の膨張室との間を仕切り、かつ、
    前記第1の膨張室には、前記排気ガスを送り込む排気パイプが、その先端が前記隔壁の前記漏斗状構造の前記絞り部を向くように傾斜して取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の消音装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109386346A (zh) * 2018-12-24 2019-02-26 重庆凯罗尔机械配件有限公司 一种消音器用的隔板组件

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