JP2018158529A - 画像処理装置、システムおよびプログラム - Google Patents

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尚志 野田
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林  和夫
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Abstract

【課題】処理の始動条件の成立が予め検出されているにもかかわらず一律に同じ表示態様の操作画像を表示手段に表示する場合と比較して、表示手段におけるユーザの操作の手間を軽減する。【解決手段】画像処理装置は、画像データに関する処理を行う処理手段と、処理手段による処理の始動条件の成立を検知する検知手段と、検知された始動条件に応じて特定される処理を処理手段に実行させる操作をユーザから受け付ける優先操作画像72の表示態様を、処理手段が実行可能な他の処理を処理手段に実行させる操作を受け付ける通常操作画像71とは異ならせて表示するユーザインタフェース部(タッチパネル31)とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置、システム、およびプログラムに関する。
画像処理装置では、処理を実行させる操作をユーザから受け付ける操作画像が表示手段に表示される。
表示手段における表示に関する従来技術として、例えば特許文献1には、パネルカスタマイズキーを押下した後、機能キーを押下すると、その機能キーについてHDDに記憶されている設定情報を列挙したウィンドウが表示され、そのウィンドウに列挙された項目の中から特定の項目を選択して押下すると、サイズ入力ウィンドウが表示され、変更対象機能キーの新たな表示サイズをテンキーから入力できるようになり、新たな表示サイズを入力すると、その入力した表示サイズがHDDに書き込まれ、パネルカスタマイズキーを押下すると、パネルカスタマイズモードは終了し、このパネルカスタマイズモードで書き換えられたHDDの記憶データに基づいて、レイアウト変更されたページが液晶表示器の表示画面に表示されるということが記載されている。
特開2005−045370号公報
ところで、近年の画像処理装置においては、実行可能な処理の種類が多くなっている。これに伴って、複数種類の処理のうちユーザが希望する処理の実行を行う際、操作画像が表示される表示手段におけるユーザの操作回数も増加する。
ここで、ユーザが画像処理装置を使用する際、処理の始動条件の成立が予め検出されている場合がある。しかしながら、従来の画像処理装置では、処理の始動条件の成立の有無にかかわらず一律に同じ内容の操作画像が表示手段に表示される。そのため、従来の画像処理装置にて、成立した始動条件に関する処理をユーザが実行したい場合でも、ユーザが希望する処理をすぐに実行できないことがあった。
本発明は、処理の始動条件の成立が予め検出されているにもかかわらず一律に同じ表示態様の操作画像を表示手段に表示する場合と比較して、表示手段におけるユーザの操作の手間を軽減することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像データに関する処理を行う処理手段と、前記処理手段による前記処理の始動条件の成立を検知する検知手段と、検知された前記始動条件に応じて特定される処理を前記処理手段に実行させる操作をユーザから受け付ける操作画像の表示態様を、当該処理手段が実行可能な他の処理を当該処理手段に実行させる操作を受け付ける他の操作画像とは異ならせて表示する表示手段と、を備える画像処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記始動条件として印刷処理対象の画像データの受信を前記検知手段が検知した場合、前記表示手段は、前記画像データの印刷処理に係わる前記操作画像の表示態様を、前記他の操作画像とは異ならせて表示する請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記表示手段は、前記印刷処理によって記録材に印刷される画像のプレビュー画像を前記操作画像と併せて表示する請求項2に記載の画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記表示手段は、前記画像データの印刷属性に関する印刷属性情報を前記操作画像と併せて表示する請求項2または3に記載の画像処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記始動条件として読取処理対象の原稿が読取手段に準備されたことを前記検知手段が検知した場合、前記表示手段は、前記原稿の読取処理に係わる前記操作画像の表示態様を、前記他の操作画像とは異ならせて表示する請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記表示手段は、前記読取処理に係わる複数の処理にそれぞれ対応する複数の前記操作画像を表示する請求項5に記載の画像処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記処理手段の前記処理に関する前記ユーザの履歴情報を記憶する記憶手段を備え、前記表示手段は、前記始動条件に係わる前記ユーザの履歴情報に応じて特定される前記操作画像を表示する請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項8に記載の発明は、画像データに関する処理を行う処理手段と、前記処理手段にて処理を行う処理対象をユーザから受け付ける受付手段と、自装置の周囲に設定された特定の範囲内に存在するユーザを検知する検知手段と、前記検知手段にてユーザの存在が検知されると、前記受付手段が受け付けた前記処理対象に応じて特定される処理を前記処理手段に実行させるための操作画像を、他の操作画像よりも優先的に表示する表示手段と、を備える画像処理装置である。
請求項9に記載の発明は、画像データに関する処理を行う処理手段と、前記処理手段による前記処理の始動条件の成立を検知する検知手段と、前記処理手段を利用するユーザの認証を行う認証手段と、前記ユーザの前記処理に関する履歴情報を記憶する記憶手段と、検知された前記始動条件および前記履歴情報に応じて特定される処理を前記処理手段に実行させる操作を前記ユーザから受け付ける操作画像の表示態様を、当該処理手段が実行可能な他の処理を当該処理手段に実行させる操作を受け付ける他の操作画像とは異ならせて表示する表示手段と、を備えるシステムである。
請求項10に記載の発明は、画像処理装置として機能するコンピュータに、画像データに関する処理の始動条件の成立を検知する機能と、検知された前記始動条件に応じて特定される処理を実行させる操作をユーザから受け付ける操作画像の表示態様を、他の処理を実行させる操作を受け付ける他の操作画像とは異ならせて表示する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、処理の始動条件の成立が予め検出されているにもかかわらず一律に同じ表示態様の操作画像を表示手段に表示する場合と比較して、表示手段におけるユーザの操作の手間を軽減することができる。
請求項2の発明によれば、画像データの受信を受け付けたにもかかわらず一律に同じ表示態様の操作画像を表示手段に表示する場合と比較して、印刷処理を実行するための操作画像をユーザが操作し易くなる。
請求項3の発明によれば、操作画像の操作によって実行される印刷処理内容を、表示手段にてユーザが直感的に確認できる。
請求項4の発明によれば、操作画像の操作によって実行される印刷処理内容の詳細を、表示手段にてユーザが確認することができる。
請求項5の発明によれば、原稿が読取手段に準備されているにもかかわらず一律に同じ表示態様の操作画像を表示手段に表示する場合と比較して、読取処理を実行するための操作画像をユーザが操作し易くなる。
請求項6の発明によれば、読取処理に係わる複数の処理を、表示手段にてユーザが一括して確認することができる。
請求項7の発明によれば、ユーザの履歴情報を反映しない場合と比較して、ユーザが実行したい処理の予測の精度を高めることが可能になる。
請求項8の発明によれば、処理が始動される条件となる処理対象が画像処理装置にて受け付けられているにもかかわらず一律に同じ表示態様の操作画像を表示手段に表示する場合と比較して、表示手段におけるユーザの操作の手間を軽減することが可能になる。
請求項9の発明によれば、処理の始動条件の成立が予め検出されているにもかかわらず一律に同じ表示態様の操作画像を表示手段に表示する場合と比較して、表示手段におけるユーザの操作の手間を軽減可能なシステムを提供できる。
請求項10の発明によれば、処理の始動条件の成立が予め検出されているにもかかわらず一律に同じ表示態様の操作画像を表示する場合と比較して、ユーザの操作の手間を軽減可能なプログラムを提供できる。
本実施形態の画像処理装置の全体図である。 本実施形態の画像処理装置の機能ブロック図である。 ユーザインタフェース部におけるホーム画面の説明図である。 単数枚プリントジョブの場合に表示される画面の説明図である。 複数枚プリントジョブの場合に表示される画面の説明図である。 複数ファイルプリントトジョブの場合に表示される画面の説明図である。 ローカルジョブの場合に表示される画面の説明図である。 本実施形態の画像処理装置の動作フロー図である。 (A)および(B)は、ユーザインタフェース部に表示される他の画面例である。 第2実施形態のシステムの構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態の画像処理装置1の全体図である。
図1に示すように、画像処理装置1は、原稿の画像を読み取る画像読取部10(処理手段の一例)と、記録材に画像を形成する画像形成部20(処理手段の一例)と、ユーザが画像処理装置1を使用する際にユーザによる操作(指示)を受け付け、かつ、ユーザに対し各種情報の表示を行うユーザインタフェース部30(表示手段の一例)と、を備える。また、画像処理装置1は、本装置を統括的に制御する制御部40と、本装置外部との間での通信を行う通信部50と、情報を記憶する記憶部60とを備える。
画像読取部10は、本実施形態では、画像形成部20の上方に配置されている。画像読取部10は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する。
画像形成部20は、取得した画像データに基づいて、用紙等の記録材に画像を形成する。なお、画像形成部20は、電子写真方式により画像を形成しても良いし、その他の方式により画像を形成しても良い。
ユーザインタフェース部30は、タッチパネル31(表示画面)と、操作ボタン群32と、情報取得部33とを備えている。
タッチパネル31は、ユーザに対し画像を用いて情報を表示し、且つ、ユーザからの入力を受け付ける機能を有している。
操作ボタン群32は、機械構造の操作ボタンを有し、ユーザからの入力を受け付ける機能を有している。そして、操作ボタン群32は、処理の実行の開始を受け付けるスタートボタン321(後述の図3参照)や、ユーザ認証を開始するための操作を受け付ける認証ボタン322(後述の図3参照)等を有している。
情報取得部33は、タッチパネル31および操作ボタン群32から得られる情報以外の情報を取得する機能を有している。そして、情報取得部33は、ユーザの顔等を撮像するカメラ331(後述の図3参照)と、IDカード等の各種認証に関するカードの情報を取得するカードリーダ332(後述の図3参照)と、画像処理装置1の周囲に設定された特定の範囲内に存在するユーザを検知する検知センサ333と、を有している。
制御部40は、例えばCPU(Central Processing Unit)とメモリとを有する。そして、制御部40は、画像処理装置1の各部を制御する。
CPUは、メモリまたは記憶部60に記憶されたプログラムを実行する。メモリは、例えばROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを有する。ROMは、予めプログラムやデータを記憶する。RAMは、プログラムやデータを一時的に記憶し、CPUがプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。
通信部50は、図示しない通信回線に接続される通信用のインタフェースである。通信部50は、外部の端末装置や他の画像処理装置等と通信回線を介して通信を行う。
記憶部60は、例えばハードディスクであり、制御部40により用いられる各種のプログラムやデータを記憶する。
以上のように構成される本実施形態の画像処理装置1では、スキャンジョブ、コピージョブ、プリントジョブ、ファクシミリ送信ジョブ、およびファクシミリ受信ジョブが行われる。
スキャンジョブとは、原稿の画像を読み取って画像データを生成する処理をいう。このスキャンジョブは、画像読取部10によって行われる。
コピージョブとは、原稿の画像を読み取って画像データを生成し、この画像データに基づいて記録材に画像を形成する処理をいう。このコピージョブは、主に画像読取部10および画像形成部20によって行われる。
プリントジョブとは、外部に設けられた端末装置から受信した画像データに基づいて記録材に画像を形成する処理をいう。このプリントジョブは、主に通信部50および画像形成部20によって行われる。
ファクシミリ送信ジョブは、原稿の画像を読み取って画像データを生成し、生成した画像データを、通信部50を介して外部のファクシミリ装置に送信する処理をいう。このファクシミリ送信ジョブは、主に画像読取部10および通信部50によって行われる。
なお、本実施形態のファクシミリ送信ジョブにおいて、例えば画像処理装置1に接続する外部の端末から画像データを取得し、取得した画像データを外部のファクシミリ装置に送信する場合がある。
ファクシミリ受信ジョブは、外部のファクシミリ装置から受信した画像データに基づいて記録材に画像を形成する処理をいう。このファクシミリ受信ジョブは、通信部50および画像形成部20によって行われる。
なお、本実施形態のファクシミリ受信ジョブにおいて、例えば外部のファクシミリ装置から受信した画像データをすぐに印刷せず、記憶部60に記憶しておく場合がある。
なお、本実施形態の画像処理装置1は、画像処理装置1が予め定められた時間以上利用されない場合に、電力消費を通常の場合と比較して低減する省エネルギーモード(省エネモード)に移行する。この省エネモードは、例えば検知センサ333にてユーザが検知された場合等に解除される。
ところで、従来は、ユーザが希望するジョブを実行する場合には、ユーザインタフェース部にて、例えば「ジョブ選択ボタン」にて各種ジョブのうちから任意のジョブを選択し、「ジョブ実行ボタン(スタートボタン)」を押すという、少なくとも2回のボタン操作が必要であった。また、従来は、ユーザがユーザインタフェース部30の操作画面をカスタマイズする場合、少なくとも1回は、カスタマイズ操作の実施が必要となっていた。
これに対して、本実施形態の画像処理装置1は、例えばユーザインタフェース部30にて、ユーザが希望すると予測したジョブを1回の操作で実行させる機能(以下、簡易操作機能)を備えている。
この簡易操作機能では、ユーザが画像処理装置1におけるジョブ(処理)の始動の条件となる処理対象に基づいて特定されるジョブ、すなわちユーザが実行したいと考えられるジョブを画像処理装置1が予測する。そして、簡易操作機能では、ユーザインタフェース部30にて、予想したジョブの実行を受け付ける操作画像の表示態様を、他の操作画像とは異ならせることで優先的に表示する。これによって、本実施形態の画像処理装置1では、ユーザインタフェース部30におけるユーザの操作の手間の軽減を図る。
なお、本実施形態の説明において、ユーザインタフェース部30における1回の操作でジョブが実行される例を用いて説明するが、1回の操作に限定するものではない。ユーザインタフェース部30におけるユーザの操作の操作性が高まれば良く、操作の回数は1回に限定されない。
図2は、本実施形態の画像処理装置1の機能ブロック図である。
図2に示すように、本実施形態の画像処理装置1における簡易操作機能を実現するための機能構成を説明する。なお、本実施形態の簡易操作機能は、主に制御部40によって実現される。
制御部40は、ユーザ認証を行う認証部41(認証手段の一例)と、処理対象を受け付けるジョブ受付部42(検知手段、受付手段の一例)と、画像データの処理に関する履歴を管理する履歴管理部43(記憶手段の一例)とを有する。また、制御部40は、ユーザインタフェース部30(タッチパネル31)に表示する画像を制御する操作画像表示部44と、ユーザインタフェース部30にて受け付けたユーザの操作に応じてジョブ(処理)を実行させる処理実行部45とを有する。
認証部41は、画像処理装置1にて操作を行うユーザの認証を行う。認証部41は、例えば情報取得部33のカメラ331(後述の図3参照)によるユーザの特定や、カードリーダ332(後述の図3参照)にてユーザが所有するIDカードに基づいて、画像処理装置1を利用するユーザの認証を行う。
なお、認証部41は、認証ボタン322(後述の図3参照)の操作を契機として、パスワードを受け付けることでユーザの認証を行っても良い。
なお、本実施形態では、画像処理装置1は、複数のユーザが利用する場合を想定している。ここで、印刷物が画像処理装置1から排出されるプリントジョブの場合、他のユーザに印刷物の内容が見られるおそれがある。そこで、本実施形態では、画像処理装置1の前にユーザが存在した状態にて、プリントジョブが実行されるようにしている。例えば、プリントジョブを行う場合に、ユーザが外部の端末装置から画像処理装置1に画像データを送っても、画像処理装置1にてユーザがプリントジョブの実行の操作を行わなければ、プリントジョブが実行されない。
ジョブ受付部42は、プリントジョブやファクシミリ送受信ジョブの場合には、例えば外部の端末装置やファクシミリ装置からネットワークを介して画像データを受信することで、処理対象を受け付ける。すなわち、ジョブ受付部42は、画像データの受信を、ジョブの始動条件の成立として検知する。
なお、本実施形態の説明において、画像処理装置1が外部から画像データを受信することを契機として行われるジョブのことを、「リモートジョブ」と呼ぶ場合がある。
また、ジョブ受付部42は、コピージョブ、スキャンジョブ、またはファクシミリ送信ジョブの場合には、画像読取部10に読取対象である原稿がセット(準備)されることで、処理対象を受け付ける。すなわち、ジョブ受付部42は、画像読取部10に原稿がセットされたことを、ジョブの始動条件の成立として検知する。
なお、本実施形態の説明において、画像読取部10に原稿がセットされることを契機として行われるジョブのことを、「ローカルジョブ」と呼ぶ場合がある。
また、本実施形態のジョブ受付部42は、リモートジョブを受け付けた場合、受信した画像データに基づいてプレビュー画像を作成する。本実施形態では、ジョブ受付部42は、画像データを受信したときに、予めプレビュー画像を作成しておく。
なお、プレビュー画像とは、画像データに基づいて画像形成部20にて用紙に画像が印刷された場合、用紙に形成される画像をユーザインタフェース部30にて表示するためのイメージ画像である。プレビュー画像によって、ユーザインタフェース部30にて、処理対象の画像データの印刷後のイメージがユーザにより確認される。
履歴管理部43は、画像処理装置1にて実行可能なジョブであるプリントジョブ、コピージョブ、スキャンジョブ、およびファクシミリ送受信ジョブ等の履歴情報を記憶する。また、履歴管理部43は、各種ジョブの履歴情報をユーザ毎に管理している。なお、本実施形態において、履歴管理部43は、既に完了したジョブのみならず、ジョブ受付部42にて受け付けた未処理のジョブに関する履歴情報も記憶している。
より具体的には、履歴管理部43は、ユーザ毎に、各種ジョブの受付(登録)日時、各種ジョブの利用回数、各種ジョブの利用時間、各種ジョブを実行した画像処理装置1が設定された場所等の各種情報を記憶する。
なお、履歴管理部43は、単一の画像処理装置のみについて履歴情報を管理するのではなく、ユーザが複数の異なる画像処理装置を利用している場合には、複数の画像処理装置に関する履歴情報を管理しても良い。
さらに、履歴管理部43は、各ジョブの詳細なジョブ内容についても記憶している。
履歴管理部43は、プリントジョブに関して、例えば、カラー/白黒印刷、用紙サイズ、印刷部数、両面印刷/片面印刷、1枚の用紙に割り付けるページ数など、印刷に関する詳細なジョブ内容について記憶する。
履歴管理部43は、コピージョブに関して、例えば、カラー/白黒印刷、用紙サイズ、コピー部数、両面印刷/片面印刷、1枚の用紙に割り付けるページ数など、コピー印刷に関する詳細なジョブ内容について記憶する。
履歴管理部43は、スキャンジョブに関して、例えば、読取解像度、カラー読取/白黒読取、スキャンデータのデータ形式、スキャンデータの保存先の設定など、スキャンに関する詳細なジョブ内容について記憶する。
履歴管理部43は、ファクシミリジョブに関して、例えば、ファクシミリの送付先、読取解像度など、ファクシミリ送信に関する詳細なジョブ内容について記憶する。
また、履歴管理部43は、例えば、ファクシミリ受信の場合の印刷条件、受信データの保存先など、ファクシミリ受信に関する詳細なジョブ内容について記憶する。
そして、履歴管理部43は、操作画像表示部44からの要求に応じて、上述したジョブに関する履歴情報を操作画像表示部44に送信する。
操作画像表示部44は、ユーザインタフェース部30に、ジョブを実行させる操作をユーザから受け付ける操作画像の表示を行う。
より具体的には、操作画像表示部44は、認証部41にて認証されたユーザの情報を取得する。さらに、操作画像表示部44は、履歴管理部43から各ユーザに対応する履歴情報を取得する。そして、操作画像表示部44は、履歴情報に基づいてユーザが実行したいと予測する候補のジョブ(以下、候補ジョブと呼ぶ)を選択する。そして、操作画像表示部44は、候補ジョブの実行をユーザから受け付けるための操作画像(以下、候補ジョブ操作画像)を表示する。
そして、操作画像表示部44は、リモートジョブの場合には、画像形成部20に係わるジョブ(例えば、プリントジョブ、ファクシミリ受信ジョブ)を候補ジョブとして選択する。
また、操作画像表示部44は、ローカルジョブの場合には、画像読取部10に係わるジョブ(例えば、コピージョブ、スキャンジョブ、ファクシミリ送信ジョブ)を候補ジョブとして選択する。
さらに、本実施形態の操作画像表示部44は、ユーザの履歴情報に基づいて、候補ジョブを選択しても良い。この場合、操作画像表示部44は、認証部41にて認証されたユーザ毎に候補ジョブを判断する。
なお、操作画像表示部44は、履歴管理部43が管理するユーザの履歴情報に基づいて、ジョブ単位ではなく、各種ジョブの詳細な処理内容まで特定した候補ジョブを選択しても良い。
また、操作画像表示部44は、リモートジョブの場合、ユーザ認証が行われた時間から予め定められた時間以内(例えば、10分以内)にジョブ受付部42が受け付けたジョブや、ジョブ受付部42にて受け付けられたジョブのうち最も新しいジョブを候補ジョブとしても良い。
また、操作画像表示部44は、リモートジョブまたはローカルジョブの場合、予め定められた過去のジョブ件数から計算された利用頻度の高いジョブを候補ジョブとしても良い。
さらに、操作画像表示部44は、リモートジョブまたはローカルジョブの場合、前回利用されたジョブを候補ジョブとしても良い。
なお、操作画像表示部44は、画像処理装置1が設置されている場所など、位置情報に基づいて特定されるジョブを候補ジョブとしても良い。
そして、操作画像表示部44は、候補ジョブ操作画像を、候補ジョブとは異なる他の操作画像(以下、非候補ジョブ操作画像)とは表示態様を異ならせて表示する。
また、操作画像表示部44は、候補ジョブ操作画像を、非候補ジョブ操作画像よりも優先的に表示する。
操作画像表示部44による候補ジョブ操作画像の優先的な表示の具体例としては、以下の態様がある。
例えば、操作画像表示部44は、複数階層に複数の操作画像がそれぞれ表示される場合には、候補ジョブ操作画像を比較的上位(最上位)の階層に表示する。また、操作画像表示部44は、候補ジョブ操作画像の表示サイズを、非候補ジョブ操作画像よりも大きくする。さらにまた、操作画像表示部44は、候補ジョブ操作画像の表示色や模様を、非候補ジョブ操作画像とは異なり目立つ内容にする。
すなわち、操作画像表示部44は、候補ジョブをユーザが実行するにあたって、ユーザの操作性が高まる表示内容で候補ジョブ操作画像の表示を行うようにしている。
処理実行部45は、ジョブ受付部42にて受け付けられているジョブについて、ユーザインタフェース部30にて操作を受け付けた際に、画像読取部10、画像形成部20および通信部50を用いてジョブを実行する。
処理実行部45は、ユーザインタフェース部30にて候補ジョブの実行の操作があれば候補ジョブを実行させる。また、処理実行部45は、ユーザインタフェース部30にて、候補ジョブ以外のジョブが指定された場合には、指定されたジョブを実行させる。
また、本実施形態では、処理実行部45は、実行したジョブに関する情報を履歴管理部43に送る。
次に、操作画像表示部44が表示する操作画像について詳細に説明するにあたって、本実施形態のユーザインタフェース部30(タッチパネル31)に表示されるホーム画面70について説明する。
図3は、ユーザインタフェース部30におけるホーム画面70の説明図である。
図3に示すように、ホーム画面70は、全ての操作の基本となる画面である。ホーム画面70は、画像処理装置1に搭載される機能を実行するための操作を行う起点となる画面のことである。そして、ホーム画面70は、例えば、起動画面の直後や、ユーザ認証が行われたときや、省エネモードから復帰したときや、後述するホーム画面移行ボタン70Hが押されたときに表示される。
図3に示すように、ホーム画面70には、ユーザ表示画像70Uと、ステータス表示画像70Tと、ホーム画面移行ボタン70Hと、通常操作画像71とが表示される。
ユーザ表示画像70Uは、ユーザ認証され、画像処理装置1にログインしているユーザ名を表示する。ステータス表示画像70Tは、画像処理装置1の状態や、ユーザに対するメッセージ等を表示する。ホーム画面移行ボタン70Hは、ホーム画面70以外の画面が表示された状態からホーム画面70に移行させるためのボタン画像である。
なお、ユーザ表示画像70U、ステータス表示画像70Tおよびホーム画面移行ボタン70Hは、他の画面が表示された場合であっても、表示位置が固定されている。
通常操作画像71は、コピー選択ボタン71Cと、スキャン選択ボタン71Sと、ファックス選択ボタン71Fと、プリント選択ボタン71Pと、ボックス選択ボタン画像71Bとを有している。
コピー選択ボタン71Cは、コピージョブを選択する際に用いるボタン画像である。スキャン選択ボタン71Sは、スキャンジョブを選択する際に用いるボタン画像である。ファックス選択ボタン71Fは、ファックスジョブを選択する際に用いるボタン画像である。プリント選択ボタン71Pは、プリントジョブを選択する際に用いるボタン画像である。ボックス選択ボタン画像71Bは、記憶部60に記憶される画像データを扱う際に用いるボタン画像である。
次に、ユーザインタフェース部30(タッチパネル31)に表示する操作画面について具体的に説明する。
以下では、[1]リモートジョブであって、単一ページの画像データを受け付けた際に、候補ジョブとしてプリントジョブ(以下、単数枚プリントジョブ)を表示する場合の例を説明する。
また、[2]リモートジョブであって、複数ページを有する画像データを受け付けた際に、候補ジョブとしてプリントジョブ(以下、複数枚プリントジョブ)を表示する場合の例を説明する。
さらに、[3]リモートジョブであって、複数ファイルの画像データを受け付けた際に、候補ジョブとして、複数ファイルに対応する複数のプリントジョブ(以下、複数プリントジョブ)を表示する場合の例を説明する。
さらにまた、[4]ローカルジョブであって、画像読取部10にて原稿がセットされた際に、候補ジョブとしてコピージョブ、スキャンジョブおよびファクシミリ送信ジョブを表示する場合の例を説明する。
([1]単数枚プリントジョブ)
図4は、単数枚プリントジョブの場合に表示される画面の説明図である。
図4に示すように、操作画像表示部44は、ユーザインタフェース部30に、非候補ジョブ操作画像として通常操作画像71と、候補ジョブ操作画像としての優先操作画像72とを表示する。
優先操作画像72は、通常操作画像71よりも表示階層において上位(ユーザの顔側)に配置される。さらに、優先操作画像72は、通常操作画像71の各ボタン画像よりも表示サイズが大きく、また、目立つ内容になっている。
そして、優先操作画像72は、プレビュー画像72Vと、印刷属性情報画像72Iと、実行ボタン画像72Eと、ジョブ内容変更ボタン72Hと、削除ボタン72Dとを有している。
プレビュー画像72Vは、処理対象である画像データのプレビュー画像である。この例では、単数枚の印刷を対象にしている。従って、プレビュー画像72Vは、1枚の印刷後のイメージ画像を表示する。
印刷属性情報画像72Iは、処理対象である画像データの印刷に関する属性情報をテキスト画像にしたものである。印刷属性情報画像72Iは、画像データのジョブ受付日時、画像データのファイル名、画像データのページ数、印刷部数などの印刷条件を示す画像である。
実行ボタン画像72Eは、候補ジョブの処理対象の処理の実行をユーザから受け付けるボタン画像である。この例では、実行ボタン画像72Eは、併せて表示されているプレビュー画像72Vおよび印刷属性情報画像72Iが示す画像データのプリントジョブの実行を受け付けるボタン画像である。
なお、優先操作画像72において実行ボタン画像72Eが表示されている状態で、スタートボタン321(図3参照)が押下されることで、プリントジョブの実行を受け付けても良い。
ジョブ内容変更ボタン72Hは、処理対象である画像データの印刷条件の変更を受け付けるボタンである。ジョブ内容変更ボタン72Hは、ユーザによって押された場合に、例えば印刷部数の変更等の印刷条件の設定画面を表示させる。
削除ボタン72Dは、候補ジョブとして表示されるプリントジョブを削除する操作を受け付けるボタンである。削除ボタン72Dは、ユーザによって押された場合に、当該プリントジョブをジョブ受付部42に削除させる。また、削除ボタン72Dは、ユーザによって押された場合に、削除ボタン72Dが表示されている優先操作画像72そのものの表示を消させる。
([2]複数枚プリントジョブ)
図5は、複数枚プリントジョブの場合に表示される画面の説明図である。
図5に示すように、操作画像表示部44は、ユーザインタフェース部30に、非候補ジョブ操作画像として通常操作画像71と、候補ジョブ操作画像としての優先操作画像72とを表示する。
複数枚プリントジョブの場合、プレビュー画像172Vは、画像データにおける複数ページのイメージ画像を表示する。イメージ画像は、全部のページであっても良く、第1ページから予め定められたページまででも良い。また、プレビュー画像172Vは、ユーザの指やタッチペンなどによってスライド操作(スワイプ)するようになっている。本実施形態のプレビュー画像172Vは、操作されたページのイメージ画像が他のページの画像と表示階層が入れ替わる。
([3]複数プリントジョブ)
図6は、複数ファイルプリントトジョブの場合に表示される画面の説明図である。
複数プリントジョブの場合には、複数ファイルに対応する複数のプリントジョブが候補ジョブとして選択される。なお、複数のプリントジョブが候補ジョブとして表示される状況としては、予め定められた時間以内に複数のプリントジョブがジョブ受付部42にて受け付けられた場合が挙げられる。
そして、図6に示すように、操作画像表示部44は、ユーザインタフェース部30に、例えば、非候補ジョブ操作画像として通常操作画像71と、候補ジョブ操作画像としての複数の優先操作画像72とを表示する。
複数の優先操作画像72は、それぞれ複数のプリントジョブに対応している。なお、優先操作画像72の表示内容は、上述した単数枚プリントジョブや複数枚プリントジョブと同様である。
複数の優先操作画像72は、ユーザの指やタッチペンなどによってスライド操作(スワイプ)するようになっている。すなわち、スライド操作(スワイプ)によって、複数の優先操作画像72の表示階層が入れ替わる。そして、本実施形態では、複数の優先操作画像72のうち一の優先操作画像72が、他の優先操作画像72よりも最上位にて拡大表示されたり、目立つ表示内容になったりする。
そして、本実施形態では、最上位に表示される一の優先操作画像72の実行ボタン画像72Eが操作されることで、一の優先操作画像72に対応する画像データのプリントジョブが実行される。
([4]ローカルジョブ)
図7は、ローカルジョブの場合に表示される画面の説明図である。
図7に示すように、操作画像表示部44は、ユーザインタフェース部30に、非候補ジョブ操作画像として通常操作画像71と、候補ジョブ操作画像としての複数の優先操作画像72とを表示する。
ローカルジョブの場合、操作画像表示部44は、画像読取部10に係わる複数のジョブの実行を受け付ける複数の優先操作画像72を表示する。すなわち、操作画像表示部44は、コピージョブ、スキャンジョブ、ファクシミリジョブにそれぞれ対応する複数の優先操作画像72を表示する。
具体的には、複数の優先操作画像72は、コピージョブの実行を受け付けるコピー優先操作画像721と、スキャンジョブの実行を受け付けるスキャン優先操作画像722と、ファクシミリ送信ジョブの実行を受け付けるファクシミリ優先操作画像723とを有している。
各優先操作画像72は、それぞれのジョブの実行をユーザから受け付ける実行ボタン画像72Eと、ジョブ内容の変更を行うためのジョブ内容変更ボタン72Hとを有している。
そして、複数の優先操作画像72は、ユーザの指やタッチペンなどによってスライド操作(スワイプ)するようになっている。すなわち、スライド操作(スワイプ)によって、複数の優先操作画像72の表示階層が入れ替わる。そして、本実施形態では、複数の優先操作画像72のうち一の優先操作画像72が、他の優先操作画像72よりも最上位にて拡大表示されたり、目立つ表示内容になったりする。
そして、本実施形態では、最上位に表示される一の優先操作画像72の実行ボタン画像72Eが操作されることで、一の優先操作画像72に対応するジョブが実行される。
なお、本実施形態では、画像読取部10に係わる複数のジョブの実行を受け付ける複数の優先操作画像72のうち、ユーザの履歴情報に基づいて選択した一のジョブを最上位に表示するようにしている。
また、ファクシミリ優先操作画像723では、ユーザの履歴情報に基づいて、例えばユーザが頻繁に送信する宛先を予め表示しても良い。
図8は、本実施形態の画像処理装置1の動作フロー図である。
続いて、本実施形態の画像処理装置1にて実行される簡易操作機能の具体的な動作について説明する。なお、以下の動作は、主に、制御部40によって実現される。
図8に示すように、まず、ユーザの認証が行われる(S101)。次に、ユーザから受け付けたリモートジョブの確認を行う(S102)。
なお、本実施形態において、ジョブの確認を行うタイミングは、ユーザ認証後に行っている。ただし、例えば省エネモードからの復帰が行われたときや、検知センサ333によってユーザが検知されたときなど、ユーザ認証の前に、ジョブの確認を行っても良い。この場合、例えば、ユーザ認証後に、比較的すぐに候補ジョブ操作画像が表示される。
そして、認証したユーザのリモートジョブが有るか否かを判断する(S103)。リモートジョブが有る場合には(S103にてYes)、画像形成部20に係わる候補ジョブの候補ジョブ操作画像をユーザインタフェース部30に表示する(S104)。なお、本実施形態では、候補ジョブは、ユーザの履歴情報に基づいて選択される。
さらに、候補ジョブに対するユーザからの実行指示が有るか否かを判断する(S105)。実行指示の有無は、例えば優先操作画像72における実行ボタン画像72Eが操作されたか否かを判断する(例えば図4参照)。
そして、候補ジョブに対する実行指示がある場合には(S105にてYes)、候補ジョブについてジョブを実行する(S106)。
一方、S103にてリモートジョブが無いと判断された場合(S103にてNo)、または、S105にて候補ジョブに対するユーザの実行指示が無いと判断された場合(S105にてNo)、ローカルジョブが有るか否かを判断する(S107)。
そして、ローカルジョブが有る場合には(S107にてYes)、画像読取部10に係わる候補ジョブの候補ジョブ操作画像をユーザインタフェース部30に表示する(S108)。
その後、候補ジョブに対するユーザからの実行指示が有るか否かを判断する(S109)。実行指示の有無は、例えば優先操作画像72における実行ボタン画像72Eが操作されたか否かを判断する(図7参照)。
そして、候補ジョブに対する実行指示がある場合には(S109にてYes)、S106に進んで、候補ジョブについてジョブを実行する。
一方、S107にてローカルジョブが無い場合(S107にてNo)、また、S109にて候補ジョブに対するユーザの実行指示が無いと判断された場合(S109にてNo)、ユーザインタフェース部30にホーム画面70を表示する(S110)。そして、ホーム画面70における通常操作画像71(図3参照)からジョブの選択をユーザから受け付ける。その後、ユーザによる任意のジョブの実行指示があった場合には、S106に進んで、任意のジョブについてジョブを実行する。
以上のように、本実施形態の画像処理装置1では、ユーザインタフェース部30におけるユーザの操作の手間が軽減される。
例えば、あるユーザが通常使用している画像処理装置とは操作画面が異なる画像処理装置を操作する場合や、ユーザによる操作画面のカスタマイズが行われていないような画像処理装置においても、本実施形態の簡易操作機能を採用することで、ユーザインタフェース部30におけるユーザの操作の手間が軽減される。
図9は、ユーザインタフェース部30に表示される他の画面例である。
なお、図9では、リモートジョブの場合であって、候補ジョブとしてプリントジョブが選択されている場合を例に説明する。
図9(A)に示すように、ユーザインタフェース部30には、ユーザ表示画像70U、ステータス表示画像70T、ホーム画面移行ボタン70Hおよび通常操作画像71が表示されている。そして、通常操作画像71のうち、プリント選択ボタン71Pは、他の選択ボタン(例えば、スキャン選択ボタン71S)と比較して大きく表示される。
さらに、プリント選択ボタン71Pは、強調表示73およびジョブ数表示74を伴って表示される。強調表示73は、他の選択ボタンの反転色や、他の選択ボタンよりも目立つ色によって表示される。また、ジョブ数表示74は、未処理のプリントジョブが3件あること、未処理のファクシミリが1件あることを示している。
なお、図9(A)に示すように、未処理のファクシミリジョブが1件あることがジョブ数表示74にて明示されている。ただし、この例では、ユーザの履歴情報に基づいて、プリントジョブが候補ジョブとして選択されているため、プリント選択ボタン71Pに対して優先的に強調表示73が表示される。
以上のように、図9(A)では、複数の選択ボタンのうち、候補ジョブを強調することで、例えばユーザは、プリントジョブが受け付けられているか否かのジョブ確認をする操作が省略され、候補ジョブを実行する際のユーザの操作の手間が軽減される。
なお、候補ジョブの操作ボタンが押された場合に、上述した優先操作画像72が表示されるようにしても良い。
図9(B)に示すように、ユーザインタフェース部30には、ユーザ表示画像70U、ステータス表示画像70T、ホーム画面移行ボタン70Hおよび通常操作画像71が表示されている。そして、ステータス表示画像70Tに、候補ジョブであるプリントジョブの実行を受け付けるプリント実行画像75が表示される。プリント実行画像75は、プリントジョブが存在することを示すテキスト画像751と、プリントジョブの実行を受け付ける実行画像752とを有している。
以上のように、図9(B)では、ユーザインタフェース部30の画面が遷移しても、常に表示される画面部分に、候補ジョブの実行を受け付ける操作画像を表示する。これによって、ユーザインタフェース部30を操作する際における操作の手間が軽減される。
なお、第1実施形態において、画像処理装置1におけるユーザ認証は、必須ではない。例えば、画像処理装置1を利用するユーザが実質的に限定されているような場合には、ユーザを認証する必要がない。従って、ユーザが画像処理装置1の前に立っていることを検知センサ333(図1参照)にて検知したことを契機として、候補ジョブ操作画像を表示しても良い。この場合においても、ユーザインタフェース部30におけるユーザの操作の手間が軽減される。
<第2実施形態>
図10は、第2実施形態のシステムの構成例を示す図である。
なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成部については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図10に示すように、第2実施形態のシステムは、管理サーバ100(記憶手段の一例)と、複数の画像処理装置1とを有している。そして、管理サーバ100および複数の画像処理装置1は、直接またはネットワークを介してデータ接続されている。
そして、管理サーバ100は、履歴管理部43の機能を備えている。すなわち、管理サーバ100は、複数の画像処理装置1からユーザの履歴情報を収集する。また、ユーザが複数の画像処理装置1のうち一の画像処理装置1を利用する際には、そのユーザに関して記憶している履歴情報を、一の画像処理装置1に送る。そして、一の画像処理装置1の操作画像表示部44は、取得したユーザの履歴情報に基づいて候補ジョブ操作画像の表示を行う。
以上のように構成される第2実施形態のシステムにおいても、画像処理装置1のユーザインタフェース部30におけるユーザの操作の手間が軽減される。
なお、管理サーバ100にて一括して履歴情報を管理するのではなく、複数の画像処理装置1の間にて履歴情報を共有することで、ユーザの履歴情報を管理しても良い。
また、本実施形態における各構成の機能をコンピュータに実現させるプログラムは、例えば通信手段により提供することはもちろん、各種の記録媒体に格納して提供しても良い。
1…画像処理装置、10…画像読取部、20…画像形成部、30…ユーザインタフェース部、70…ホーム画面、71…通常操作画像、72…優先操作画像、72E…実行ボタン画像

Claims (10)

  1. 画像データに関する処理を行う処理手段と、
    前記処理手段による前記処理の始動条件の成立を検知する検知手段と、
    検知された前記始動条件に応じて特定される処理を前記処理手段に実行させる操作をユーザから受け付ける操作画像の表示態様を、当該処理手段が実行可能な他の処理を当該処理手段に実行させる操作を受け付ける他の操作画像とは異ならせて表示する表示手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記始動条件として印刷処理対象の画像データの受信を前記検知手段が検知した場合、前記表示手段は、前記画像データの印刷処理に係わる前記操作画像の表示態様を、前記他の操作画像とは異ならせて表示する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記表示手段は、前記印刷処理によって記録材に印刷される画像のプレビュー画像を前記操作画像と併せて表示する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示手段は、前記画像データの印刷属性に関する印刷属性情報を前記操作画像と併せて表示する請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記始動条件として読取処理対象の原稿が読取手段に準備されたことを前記検知手段が検知した場合、前記表示手段は、前記原稿の読取処理に係わる前記操作画像の表示態様を、前記他の操作画像とは異ならせて表示する請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記表示手段は、前記読取処理に係わる複数の処理にそれぞれ対応する複数の前記操作画像を表示する請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記処理手段の前記処理に関する前記ユーザの履歴情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記表示手段は、前記始動条件に係わる前記ユーザの履歴情報に応じて特定される前記操作画像を表示する請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 画像データに関する処理を行う処理手段と、
    前記処理手段にて処理を行う処理対象をユーザから受け付ける受付手段と、
    自装置の周囲に設定された特定の範囲内に存在するユーザを検知する検知手段と、
    前記検知手段にてユーザの存在が検知されると、前記受付手段が受け付けた前記処理対象に応じて特定される処理を前記処理手段に実行させるための操作画像を、他の操作画像よりも優先的に表示する表示手段と、
    を備える画像処理装置。
  9. 画像データに関する処理を行う処理手段と、
    前記処理手段による前記処理の始動条件の成立を検知する検知手段と、
    前記処理手段を利用するユーザの認証を行う認証手段と、
    前記ユーザの前記処理に関する履歴情報を記憶する記憶手段と、
    検知された前記始動条件および前記履歴情報に応じて特定される処理を前記処理手段に実行させる操作を前記ユーザから受け付ける操作画像の表示態様を、当該処理手段が実行可能な他の処理を当該処理手段に実行させる操作を受け付ける他の操作画像とは異ならせて表示する表示手段と、
    を備えるシステム。
  10. 画像処理装置として機能するコンピュータに、
    画像データに関する処理の始動条件の成立を検知する機能と、
    検知された前記始動条件に応じて特定される処理を実行させる操作をユーザから受け付ける操作画像の表示態様を、他の処理を実行させる操作を受け付ける他の操作画像とは異ならせて表示する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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