JP2018158331A - 水処理方法および水処理装置 - Google Patents
水処理方法および水処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018158331A JP2018158331A JP2018021335A JP2018021335A JP2018158331A JP 2018158331 A JP2018158331 A JP 2018158331A JP 2018021335 A JP2018021335 A JP 2018021335A JP 2018021335 A JP2018021335 A JP 2018021335A JP 2018158331 A JP2018158331 A JP 2018158331A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water treatment
- reaction
- suspension
- iron
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
Abstract
Description
R1=A1/B1
B1は、工程(i)で設定時間に処理された排水の量(単位:L)で、設定時間に排水に添加された過酸化水素の合計の質量(単位:mg)を除することにより算出される過酸化水素の質量濃度(単位:mg/L)を表す。
[1]被酸化性汚染物質を含む排水の水処理方法であって、下記工程(i)〜(iii)を含む水処理方法。
(i)下記条件(A)を満たす前記排水に、下記条件(B)を満たすように第一鉄イオンおよび過酸化水素を添加して、前記排水中の前記被酸化性汚染物質を酸化する酸化処理と、前記酸化処理によって生じた第二鉄イオンを鉄還元触媒の存在下で第一鉄イオンに還元する還元処理と、を行い、反応液を得る反応工程。
(ii)前記反応液のpHを6以上10以下に調整して、前記反応液中の第一鉄イオンおよび第二鉄イオンを不溶化させ、第一鉄化合物および第二鉄化合物が懸濁した懸濁液を得る不溶化工程。
(iii)前記懸濁液から処理水を分離して、第二鉄化合物を含む汚泥が濃縮された濃縮懸濁液を得る濃縮工程。
(A)前記排水のpHが1以上4以下
(B)下式で算出される比R1が1.9以上100以下
R1=A1/B1
(A1は、反応液全量に対する鉄還元触媒の質量濃度(単位:mg/L)を表す。
B1は、工程(i)で設定時間に処理された前記排水の量(単位:L)で、前記設定時間に前記排水に添加された前記過酸化水素の合計の質量(単位:mg)を除することにより算出される前記過酸化水素の質量濃度(単位:mg/L)を表す。)
[2]前記懸濁液の少なくとも一部と、前記濃縮懸濁液の少なくとも一部とのいずれか一方または両方を前記工程(i)に返送する懸濁液返送工程を含む[1]に記載の水処理方法。
[3]前記懸濁液と前記濃縮懸濁液とのいずれか一方または両方に含まれる常磁性体を、磁気により分離する磁気分離工程を含む[1]または[2]に記載の水処理方法。
[4]前記鉄還元触媒は、活性炭およびゼオライトからなる群から選ばれる少なくとも一つである[1]〜[3]のいずれか1項に記載の水処理方法。
[5]前記工程(i)において、酸を用いて前記排水のpHを1以上4以下に調整する[1]〜[4]のいずれか1項に記載の水処理方法。
[6]前記工程(i)において、第一鉄塩または第一鉄酸化物を添加する[1]〜[5]のいずれか1項に記載の水処理方法。
[7]前記工程(iii)において、濾過膜を用いて前記濃縮懸濁液を得る[1]〜[6]のいずれか1項に記載の水処理方法。
[8]ナノ濾過膜または逆浸透膜を用いて、前記処理水を、前記処理水に含まれる前記被酸化性汚染物質と透過水とに分離する分離工程を有する[1]〜[7]のいずれか1項に記載の水処理方法。
[9]下記(1)〜(3)を備える水処理装置。
(1)下式で算出される比R2が1.9以上100以下の条件下で、排水に含まれる被酸化性汚染物質をフェントン反応により酸化するとともに、前記フェントン反応により生成した第二鉄イオンを鉄還元触媒により第一鉄イオンに還元し、反応液を得る反応槽。
R2=A2/B2
(A2は、前記反応槽内の反応液全量に対する前記鉄還元触媒の質量濃度(単位:mg/L)を表す。
B2は、前記反応槽に設定時間で流入させた前記排水の量(単位:L)で、前記設定時間に前記排水に添加される過酸化水素の合計の質量(単位:mg)を除することにより算出される前記過酸化水素の質量濃度(単位:mg/L)を表す。)
(2)前記反応液に含まれる第一鉄イオンおよび第二鉄イオンを不溶化させ、第一鉄化合物および第二鉄化合物を生成させ、第一鉄化合物および第二鉄化合物が懸濁した懸濁液を得る不溶化槽。
(3)前記懸濁液から処理水を分離して、第二鉄化合物を含む汚泥が濃縮された濃縮懸濁液を得る濃縮装置。
[10]前記懸濁液の少なくとも一部と、前記濃縮懸濁液の少なくとも一部とのいずれか一方または両方を前記反応槽に返送する懸濁液返送手段を備える[9]に記載の水処理装置。
[11]前記懸濁液と前記濃縮懸濁液とのいずれか一方または両方に含まれる常磁性体を、磁気により分離する磁気分離装置を備える[9]または[10]に記載の水処理装置。
[12]前記懸濁液全量に対する前記鉄還元触媒の質量濃度と、前記濃縮懸濁液全量に対する前記鉄還元触媒の質量濃度との少なくとも一方を測定する触媒濃度測定部と、
前記比R2が1.9以上100以下になるように制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記触媒濃度測定部の測定結果に基づいて、返送する前記懸濁液の少なくとも一部と、前記濃縮懸濁液の少なくとも一部とのいずれか一方または両方の流量および前記鉄還元触媒の添加量を決定するとともに、前記過酸化水素の添加量を決定する[10]または[11]に記載の水処理装置。
[13]前記反応槽に、前記鉄還元触媒を添加する触媒添加手段を備える[9]〜[12]のいずれか1項に記載の水処理装置。
[14]前記反応槽に酸またはアルカリを供給して前記排水のpHを調整する第一pH調整装置と、
前記不溶化槽にアルカリを供給して前記反応液のpHを調整する第二pH調整装置と、を備える[9]〜[13]のいずれか1項に記載の水処理装置。
[15]前記酸は、硫酸または塩酸である[14]に記載の水処理装置。
[16]前記濃縮装置は、濾過膜を有し、
前記濾過膜を用いて、前記懸濁液を得る[9]〜[15]のいずれか1項に記載の水処理装置。
[17]前記濃縮装置は、前記不溶化槽内に設けられている[9]〜[16]のいずれか1項に記載の水処理装置。
[18]ナノ濾過膜または逆浸透膜を有し、前記ナノ濾過膜または前記逆浸透膜を用いて、前記処理水を、前記処理水に含まれる前記被酸化性汚染物質と透過水とに分離する分離装置を備える[9]〜[17]のいずれか1項に記載の水処理装置。
(i)被酸化性の汚染物質を含む排水のpHを1.0以上4.0以下に調整するとともに、下式で算出される比R1が2.0以上100以下の条件下で、フェントン反応を行って、前記被酸化性の汚染物質を酸化する酸化工程。
R1=A1/B1
(ただし、
A1は、前記酸化工程で得られた反応液全量に対する鉄還元触媒の質量濃度(単位:mg/L)を表す。
B1は、前記酸化工程に持ち込まれる前記排水全量に対する過酸化水素の質量濃度(単位:mg/L)を表す。)
(ii)前記反応液のpHを6.0以上10.0以下に調整し、第一鉄イオン、および前記フェントン反応により生成した第二鉄イオンを不溶化させ、第一鉄化合物および第二鉄化合物を生成させる不溶化工程。
(iii)前記第一鉄化合物および前記第二鉄化合物が懸濁した懸濁液を、前記第二鉄化合物を含む汚泥と処理水とに分離して、前記汚泥が濃縮された前記懸濁液を得る濃縮工程。
(iv)前記懸濁液の少なくとも一部を前記酸化工程に返送する懸濁液返送工程。
(v)前記第二鉄イオンを、鉄還元触媒により前記第一鉄イオンに還元する還元工程。[2]前記鉄還元触媒は、活性炭およびゼオライトからなる群から選ばれる少なくとも一つである[1]に記載の水処理方法。
[3]前記酸化工程において、酸を用いて前記排水のpHを1.0以上4.0以下に調整する[1]または[2]に記載の水処理方法。
[4]前記酸化工程において、第一鉄塩または第一鉄酸化物を添加する[1]〜[3]のいずれか1項に記載の水処理方法。
[5]前記濃縮工程において、濾過膜を用いて前記懸濁液を得る[1]〜[4]のいずれか1項に記載の水処理方法。
[6]ナノ濾過膜または逆浸透膜を用いて、前記処理水を、前記処理水に含まれる前記被酸化性の汚染物質と透過水とに分離する分離工程を有する[1]〜[5]のいずれか1項に記載の水処理方法。
[7]下記(1)〜(4)を備える、水処理装置。
(1)下式で算出される比R2が2.0以上100以下の条件下で、排水に含まれる被酸化性の汚染物質をフェントン反応により酸化するとともに、前記フェントン反応により生成した第二鉄イオンを鉄還元触媒により第一鉄イオンに還元する反応槽。
R2=A2/B2
(ただし、
A2は、前記反応槽内の反応液全量に対する鉄還元触媒の質量濃度(単位:mg/L)を表す。
B2は、前記反応槽に流入される前記排水全量に対する過酸化水素の質量濃度(単位:mg/L)を表す。)
(2)前記反応槽から供給される前記反応液に含まれる前記第一鉄イオンおよび第二鉄イオンを不溶化させ、第一鉄化合物および第二鉄化合物を生成させる不溶化槽。
(3)前記第一鉄化合物および前記第二鉄化合物が懸濁した懸濁液を、前記第二鉄化合物を含む汚泥と処理水とに分離して、前記汚泥が濃縮された前記懸濁液を得る濃縮装置。
(4)前記懸濁液の少なくとも一部を前記反応槽に返送する懸濁液返送手段。
[8]前記懸濁液全量に対する前記鉄還元触媒の質量濃度を測定する触媒濃度測定部と、前記比R2が2.0以上100以下になるように制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記触媒濃度測定部の測定結果に基づいて、返送する前記懸濁液の流量および前記鉄還元触媒の添加量を決定するとともに、前記過酸化水素の添加量を決定する[7]に記載の水処理装置。
[9]前記反応槽に、前記鉄還元触媒を添加する触媒添加手段を備える[7]または[8]に記載の水処理装置。
[10]前記反応槽に酸またはアルカリを供給して前記排水のpHを調整する第一pH調整装置と、
前記不溶化槽にアルカリを供給して前記反応液のpHを調整する第二pH調整装置と、を備える[7]〜[9]のいずれか1項に記載の水処理装置。
[11]前記酸は、硫酸または塩酸である[10]に記載の水処理装置。
[12]前記濃縮装置は、濾過膜を有し、前記濾過膜を用いて、前記懸濁液を得る[7]〜[11]のいずれか1項に記載の水処理装置。
[13]前記濃縮装置は、前記不溶化槽内に設けられている[7]〜[12]のいずれか1項に記載の水処理装置。
[14]ナノ濾過膜または逆浸透膜を有し、前記ナノ濾過膜または前記逆浸透膜を用いて、前記処理水を、前記処理水に含まれる前記被酸化性の汚染物質と透過水とに分離する分離装置を備える[7]〜[13]のいずれか1項に記載の水処理装置。
(i)排水に含まれる被酸化性の汚染物質を、酸性条件下でフェントン反応により酸化する酸化工程。
(ii)前記酸化工程で得られた反応液のpHを6.0以上10.0以下に調整し、第一鉄イオン、および前記フェントン反応により生成した第二鉄イオンを含む鉄を不溶化させ、第一鉄化合物および第二鉄化合物を生成させる不溶化工程。
(iii)前記第一鉄化合物および前記第二鉄化合物が懸濁した懸濁液を、前記第二鉄化合物を含む汚泥と処理水とに分離して、前記汚泥が濃縮された濃縮懸濁液を得る濃縮工程。
(iv)前記濃縮懸濁液の少なくとも一部を前記酸化工程に返送する懸濁液返送工程。 (v)前記第二鉄イオンを、鉄還元触媒により前記第一鉄イオンに還元する還元工程。 (vi)前記懸濁液と前記濃縮懸濁液とのいずれか一方または両方に含まれる常磁性体を、磁気により分離する磁気分離工程。
[2]前記鉄還元触媒は、活性炭およびゼオライトからなる群から選ばれる少なくとも一つである[1]に記載の水処理方法。
[3]前記酸化工程において、酸を用いて酸性条件下とする[1]または[2]に記載の水処理方法。
[4]前記酸化工程において、第一鉄塩および第一鉄酸化物からなる群から選ばれる少なくとも一つを添加する[1]〜[3]のいずれか1項に記載の水処理方法。
[5]前記濃縮工程において、濾過膜を用いて前記濃縮懸濁液を得る[1]〜[4]のいずれか1項に記載の水処理方法。
[6]ナノ濾過膜または逆浸透膜を用いて、前記処理水を、前記処理水に含まれる前記被酸化性の汚染物質と透過水とに分離する分離工程を有する[1]〜[5]のいずれか1項に記載の水処理方法。
[7]下記(1)〜(4)を備える、水処理装置。
(1)排水に含まれる被酸化性の汚染物質をフェントン反応により酸化するとともに、前記フェントン反応により生成した第二鉄イオンを前記鉄還元触媒により第一鉄イオンに還元する反応槽。
(2)前記反応槽から供給される反応液に含まれる前記第一鉄イオンおよび第二鉄イオンを不溶化させ、第一鉄化合物および第二鉄化合物を生成させる不溶化槽。
(3)前記第一鉄化合物および前記第二鉄化合物が懸濁した懸濁液を、前記第二鉄化合物を含む汚泥と処理水とに分離して、前記汚泥が濃縮された濃縮懸濁液を得る濃縮装置。 (4)前記濃縮懸濁液の少なくとも一部を前記反応槽に返送する懸濁液返送手段。
(5)前記懸濁液と前記濃縮懸濁液とのいずれか一方または両方に含まれる常磁性体を、磁気により分離する磁気分離装置。
[8]前記反応槽に第一鉄塩、第一鉄酸化物、第二鉄塩および第二鉄酸化物からなる群から選ばれる少なくとも一つを添加する添加手段を備える[7]に記載の水処理装置。
[9]前記反応液全量に対する鉄還元触媒の質量濃度を測定する触媒濃度測定部を備え、前記触媒濃度測定部の測定結果に基づいて、前記鉄還元触媒を添加するとともに、前記群から選ばれる少なくとも一つを添加する[8]に記載の水処理装置。
[10]前記反応槽に、前記鉄還元触媒を添加する触媒添加手段を備える[7]〜[9]のいずれか1項に記載の水処理装置。
[11]前記反応槽に酸またはアルカリを供給して前記排水のpHを調整する第一pH調整装置と、前記不溶化槽にアルカリを供給して前記反応液のpHを調整する第二pH調整装置と、を備える[7]〜[10]のいずれか1項に記載の水処理装置。
[12]前記酸は、硫酸または塩酸である[11]に記載の水処理装置。
[13]前記濃縮装置は、濾過膜を有し、前記濾過膜を用いて、前記濃縮懸濁液を得る[7]〜[12]のいずれか1項に記載の水処理装置。
[14]前記濃縮装置は、前記不溶化槽内に設けられている[7]〜[13]のいずれか1項に記載の水処理装置。
[15]前記磁気分離装置は、前記反応槽、前記不溶化槽および前記懸濁液返送手段からなる群から選ばれる少なくとも一つに設けられている[7]〜[14]のいずれか1項に記載の水処理装置。
[16]ナノ濾過膜または逆浸透膜を有し、前記ナノ濾過膜または前記逆浸透膜を用いて、前記処理水を、前記処理水に含まれる前記被酸化性の汚染物質と透過水とに分離する分離装置を備える[7]〜[15]のいずれか1項に記載の水処理装置。
[水処理装置]
本実施形態の水処理方法に用いる水処理装置1の構成について説明する。図1は、本実施形態の水処理装置1の概略構成を示す図である。図1に示すように、水処理装置1は、反応槽11と、不溶化槽21と、調整槽41と、貯留槽61と、を備える。
また、水処理装置1は、不溶化槽21と反応槽11との間に懸濁液返送手段32を備える。
水処理装置1による水処理では、被酸化性汚染物質を含む排水を、フェントン反応を利用して酸化処理する。被酸化性汚染物質としては、生物処理による分解が困難な有機物、または、亜リン酸や次亜リン酸などの無機物が挙げられる。
亜リン酸や次亜リン酸は、めっき工場の工場排水などに含まれている。
反応槽11では、排水に含まれる被酸化性汚染物質をフェントン反応により酸化するとともに、フェントン反応により生成した第二鉄イオンを鉄還元触媒により第一鉄イオンに還元する。反応槽11は、少なくとも第一鉄イオン(Fe2+)を発生させる鉄試薬、過酸化水素および鉄還元触媒を充填するものである。
なお、本明細書において、第一反応槽および第二反応槽は、特許請求の範囲における反応槽を構成している。
鉄試薬添加手段15は、反応槽11内に鉄試薬を添加するものである。
過酸化水素添加手段16は、反応槽11内に過酸化水素を添加するものである。
pH調整装置14は、槽内のpHに応じて、反応槽11内に酸またはアルカリを添加し、反応槽11内のpHを調整するものである。
これらのアルカリは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
触媒添加手段17は、反応槽11内に鉄還元触媒を添加するものである。
R2=A2/B2
B2は、反応槽11に設定時間で流入させた前記排水の量(単位:L)で、設定時間に排水に添加された過酸化水素の合計の質量(単位:mg)を除することにより算出される過酸化水素の質量濃度(単位:mg/L)を表す。なお、上記2つの設定時間は同じ長さである。
過酸化水素濃度測定部19Aは、反応液全量に対する過酸化水素の質量濃度を測定するものである。
不溶化槽21は、第一鉄イオン、およびフェントン反応により生成した第二鉄イオンを反応液から除去するために不溶化させ、第一鉄化合物および第二鉄化合物を生成させるものである。
pH調整装置24は、槽内のpHに応じて、不溶化槽21内にアルカリを添加し、不溶化槽21内のpHを調整するものである。不溶化槽21内は、第一鉄イオンおよび第二鉄イオンを不溶化させることが可能なpHの範囲に調整される。不溶化槽21内のpHは、6.0以上10.0以下の範囲に調整される。不溶化槽21内のpHは、7.0以上9.0以下となることが好ましく、7.5以上8.5以下がより好ましく、7.8以上8.3以下がさらに好ましい。
濃縮装置22は、第一鉄化合物および第二鉄化合物が懸濁した懸濁液を、鉄化合物および鉄還元触媒を含む汚泥と処理水とに固液分離して、汚泥が濃縮された濃縮懸濁液を得るものである。濃縮装置22は、第一膜モジュール23を用いた全量濾過方式を採用している。第一膜モジュール23を用いることにより、懸濁液に汚泥が高濃度で含まれる場合においても、高い分離能で分離することができる。
懸濁液返送手段32は、不溶化槽21から反応槽11に汚泥が濃縮された濃縮懸濁液の少なくとも一部を返送するものである。懸濁液返送手段32は、第五の流路33を備える。第五の流路33は、濃縮懸濁液の少なくとも一部を不溶化槽21から排出し、反応槽11に流入(供給)させるものである。
第五の流路33には、ポンプ33aが設置されている。これにより、不溶化槽21内の濃縮懸濁液の少なくとも一部を不溶化槽21から反応槽11に返送することができる。
触媒濃度測定部19Bは、濃縮懸濁液全量に対する鉄還元触媒の質量濃度を測定するものである。本実施形態においては、反応液全量に対する鉄還元触媒の質量濃度、および触媒濃度測定部19Bの測定結果に基づいて濃縮倍率を求めることができる。
制御部19Cは、下式で算出される比R2が1.9以上100以下になるように過酸化水素添加手段16および触媒添加手段17を制御するものである。
R2=A2/B2
B2は、反応槽11に設定時間で流入させた前記排水の量で、設定時間に排水に添加された過酸化水素の合計の質量(単位:mg)を除することにより算出される過酸化水素の質量濃度(単位:mg/L)を表す。
調整槽41は、不溶化槽21から第三の流路31を介して供給される処理水を貯留するものである。
貯留槽61は、分離装置42から第四の流路51を介して供給される透過水を貯留するものである。貯留槽61に貯留された透過水は、工業用水などで希釈され、河川などに放流される。
本実施形態の水処理方法では、酸化工程(酸化処理)と、不溶化工程と、濃縮工程と、分離工程と、懸濁液返送工程と、還元工程(還元処理)と、を有する。
本明細書において、酸化工程および還元工程は、特許請求の範囲における「反応工程」に相当する。
R1=A1/B1
B1は、酸化工程で設定時間に処理された前記排水の量(単位:L)で、設定時間に排水に添加された過酸化水素の合計の質量(単位:mg)を除することにより算出される過酸化水素の質量濃度(単位:mg/L)を表す。
さらに、第一鉄化合物および第二鉄化合物が懸濁した懸濁液を、濃縮装置22により鉄化合物および鉄還元触媒を含む汚泥と処理水とに固液分離して、汚泥が濃縮された濃縮懸濁液を得る(濃縮工程)。
[水処理装置]
本実施形態の水処理方法に用いる水処理装置2の構成について説明する。図2は、本実施形態の水処理装置2の概略構成を示す図である。図2に示すように、水処理装置2は、第1実施形態の水処理装置1と一部の構成が共通している。したがって、本実施形態において第1実施形態と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
触媒濃度測定部18は、反応槽11内の反応液全量に対する鉄還元触媒の質量濃度を測定するものである。本実施形態においては、触媒濃度測定部18の測定結果に基づいて、反応液全量に対する鉄還元触媒の質量濃度が所定の濃度となるように、鉄還元触媒を添加する。同時に、鉄還元触媒と鉄試薬との質量濃度比が所定の値となるように、鉄試薬を添加する。鉄還元触媒における所定の濃度とは、目的の処理水質に応じた添加量の過酸化水素を用い、第二鉄イオンの還元反応に必要な鉄還元触媒の濃度のことである。また、鉄還元触媒と前記鉄試薬との質量濃度比における所定の値とは、第二鉄イオンの還元反応が進行可能な鉄還元触媒と前記鉄試薬との質量濃度比のことである。
懸濁液返送手段32は、不溶化槽21から磁気分離装置34を介して反応槽11に汚泥が濃縮された濃縮懸濁液の少なくとも一部を返送するものである。
磁気分離装置34は濃縮懸濁液に含まれる常磁性体を、濃縮懸濁液から磁気により分離するものである。
本実施形態の水処理方法は、第1実施形態の水処理方法と一部の工程が共通している。本実施形態の水処理方法は、磁気分離工程を含む点において、第1実施形態の水処理方法と異なる。
R2=A2/B2
B2は、反応槽11に設定時間で流入させた前記排水の量(単位:L)で、設定時間に排水に添加された過酸化水素の合計の質量(単位:mg)を除することにより算出される過酸化水素の質量濃度(単位:mg/L)を表す。
全有機炭素除去率(以下、「全有機炭素」を「TOC」と称することがある。)は、鉄還元触媒の活性を示す指標の一つであり、TOC除去率が高いほど鉄還元触媒の活性は高いといえる。実施例および比較例のTOC除去率は、原水(モデル排水)中のTOC濃度、および処理水中のTOC濃度から式(S1)に基づいて算出した。
実施例および比較例の水処理装置を用いて原水の水処理を1日ごとに繰返し行い、1日ごとに処理水をサンプリングした。そして、得られた処理水中のTOC除去率が50%を下回るまでの時間(以下、これを「失活時間」ということがある。)を求めた。この時間が長いほど鉄還元触媒の失活が抑制され、鉄還元触媒の寿命が長いといえる。
鉄試薬:硫酸鉄(II)七水和物(FeSO4・7H2O)
鉄還元触媒:活性炭(DiaFellow CT、三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社製)
第一反応槽と、第一反応槽に直列接続された第二反応槽と、濃縮装置が備えられた不溶化槽とから構成された水処理装置を作製した。本実施例において、第一反応槽および第二反応槽は、特許請求の範囲における反応槽を構成している。また、純水に、ジメチルスルホキシド(DMSO)を200mg/L(全有機炭素量として65mg/L)添加し、溶解させたものをモデル排水とした。なお、DMSOは、活性炭によってほとんど吸着除去されないことを予め確認した。このモデル排水を、作製した水処理装置により水処理した。
R2=A2/B2
B2は、反応槽に設定時間(10分間)で流入させた前記排水の量(単位:L)で、当該設定時間に排水に添加された過酸化水素の合計の質量(単位:mg)を除することにより算出される過酸化水素の質量濃度(単位:mg/L)を表す。
第一反応槽および第二反応槽の槽内の反応液全量に対する鉄試薬の質量濃度が600mg/L(第一鉄イオン換算で120mg/L)となるように、第一反応槽および第二反応槽に鉄試薬を添加した。
第一反応槽および第二反応槽の槽内の反応液全量に対する鉄試薬の質量濃度が4500mg/L(第一鉄イオン換算で900mg/L)となるように、第一反応槽および第二反応槽に鉄試薬を添加した。また、第一反応槽および第二反応槽の槽内の反応液全量に対する鉄還元触媒の質量濃度が1500mg/Lとなるように、第一反応槽と第二反応槽とのいずれか一方または両方に鉄還元触媒を添加した。
第一反応槽および第二反応槽の槽内の反応液全量に対する鉄試薬の質量濃度が720mg/L(第一鉄イオン換算で144mg/L)となるように、第一反応槽および第二反応槽に鉄試薬を添加した。
第一反応槽および第二反応槽の槽内の反応液全量に対する鉄試薬の質量濃度が600mg/L(第一鉄イオン換算で120mg/L)となるように、第一反応槽および第二反応槽に鉄試薬を添加した。また、第一反応槽および第二反応槽の槽内の反応液全量に対する鉄還元触媒の質量濃度が1000mg/Lとなるように、第一反応槽と第二反応槽とのいずれか一方または両方に鉄還元触媒を添加した。
第一反応槽および第二反応槽の槽内の反応液全量に対する鉄還元触媒の質量濃度が1000mg/Lとなるように、第一反応槽と第二反応槽とのいずれか一方または両方に鉄還元触媒を添加した。
Claims (18)
- 被酸化性汚染物質を含む排水の水処理方法であって、下記工程(i)〜(iii)を含む水処理方法。
(i)下記条件(A)を満たす前記排水に、下記条件(B)を満たすように第一鉄イオンおよび過酸化水素を添加して、前記排水中の前記被酸化性汚染物質を酸化する酸化処理と、前記酸化処理によって生じた第二鉄イオンを鉄還元触媒の存在下で第一鉄イオンに還元する還元処理と、を行い、反応液を得る反応工程。
(ii)前記反応液のpHを6以上10以下に調整して、前記反応液中の第一鉄イオンおよび第二鉄イオンを不溶化させ、第一鉄化合物および第二鉄化合物が懸濁した懸濁液を得る不溶化工程。
(iii)前記懸濁液から処理水を分離して、第二鉄化合物を含む汚泥が濃縮された濃縮懸濁液を得る濃縮工程。
(A)前記排水のpHが1以上4以下
(B)下式で算出される比R1が1.9以上100以下
R1=A1/B1
(A1は、反応液全量に対する鉄還元触媒の質量濃度(単位:mg/L)を表す。
B1は、工程(i)で設定時間に処理された前記排水の量(単位:L)で、前記設定時間に前記排水に添加された前記過酸化水素の合計の質量(単位:mg)を除することにより算出される前記過酸化水素の質量濃度(単位:mg/L)を表す。) - 前記懸濁液の少なくとも一部と、前記濃縮懸濁液の少なくとも一部とのいずれか一方または両方を前記工程(i)に返送する懸濁液返送工程を含む請求項1に記載の水処理方法。
- 前記懸濁液と前記濃縮懸濁液とのいずれか一方または両方に含まれる常磁性体を、磁気により分離する磁気分離工程を含む請求項1または2に記載の水処理方法。
- 前記鉄還元触媒は、活性炭およびゼオライトからなる群から選ばれる少なくとも一つである請求項1〜3のいずれか1項に記載の水処理方法。
- 前記工程(i)において、酸を用いて前記排水のpHを1以上4以下に調整する請求項1〜4のいずれか1項に記載の水処理方法。
- 前記工程(i)において、第一鉄塩または第一鉄酸化物を添加する請求項1〜5のいずれか1項に記載の水処理方法。
- 前記工程(iii)において、濾過膜を用いて前記濃縮懸濁液を得る請求項1〜6のいずれか1項に記載の水処理方法。
- ナノ濾過膜または逆浸透膜を用いて、前記処理水を、前記処理水に含まれる前記被酸化性汚染物質と透過水とに分離する分離工程を有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の水処理方法。
- 下記(1)〜(3)を備える水処理装置。
(1)下式で算出される比R2が1.9以上100以下の条件下で、排水に含まれる被酸化性汚染物質をフェントン反応により酸化するとともに、前記フェントン反応により生成した第二鉄イオンを鉄還元触媒により第一鉄イオンに還元し、反応液を得る反応槽。
R2=A2/B2
(A2は、前記反応槽内の反応液全量に対する前記鉄還元触媒の質量濃度(単位:mg/L)を表す。
B2は、前記反応槽に設定時間で流入させた前記排水の量(単位:L)で、前記設定時間に前記排水に添加される過酸化水素の合計の質量(単位:mg)を除することにより算出される前記過酸化水素の質量濃度(単位:mg/L)を表す。)
(2)前記反応液に含まれる第一鉄イオンおよび第二鉄イオンを不溶化させ、第一鉄化合物および第二鉄化合物を生成させ、第一鉄化合物および第二鉄化合物が懸濁した懸濁液を得る不溶化槽。
(3)前記懸濁液から処理水を分離して、第二鉄化合物を含む汚泥が濃縮された濃縮懸濁液を得る濃縮装置。 - 前記懸濁液の少なくとも一部と、前記濃縮懸濁液の少なくとも一部とのいずれか一方または両方を前記反応槽に返送する懸濁液返送手段を備える請求項9に記載の水処理装置。
- 前記懸濁液と前記濃縮懸濁液とのいずれか一方または両方に含まれる常磁性体を、磁気により分離する磁気分離装置を備える請求項9または10に記載の水処理装置。
- 前記懸濁液全量に対する前記鉄還元触媒の質量濃度と、前記濃縮懸濁液全量に対する前記鉄還元触媒の質量濃度との少なくとも一方を測定する触媒濃度測定部と、
前記比R2が1.9以上100以下になるように制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記触媒濃度測定部の測定結果に基づいて、返送する前記懸濁液の少なくとも一部と、前記濃縮懸濁液の少なくとも一部とのいずれか一方または両方の流量および前記鉄還元触媒の添加量を決定するとともに、前記過酸化水素の添加量を決定する請求項10または11に記載の水処理装置。 - 前記反応槽に、前記鉄還元触媒を添加する触媒添加手段を備える請求項9〜12のいずれか1項に記載の水処理装置。
- 前記反応槽に酸またはアルカリを供給して前記排水のpHを調整する第一pH調整装置と、
前記不溶化槽にアルカリを供給して前記反応液のpHを調整する第二pH調整装置と、を備える請求項9〜13のいずれか1項に記載の水処理装置。 - 前記酸は、硫酸または塩酸である請求項14に記載の水処理装置。
- 前記濃縮装置は、濾過膜を有し、
前記濾過膜を用いて、前記懸濁液を得る請求項9〜15のいずれか1項に記載の水処理装置。 - 前記濃縮装置は、前記不溶化槽内に設けられている請求項9〜16のいずれか1項に記載の水処理装置。
- ナノ濾過膜または逆浸透膜を有し、前記ナノ濾過膜または前記逆浸透膜を用いて、前記処理水を、前記処理水に含まれる前記被酸化性汚染物質と透過水とに分離する分離装置を備える請求項9〜17のいずれか1項に記載の水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN201810175249.4A CN108529735B (zh) | 2017-03-03 | 2018-03-02 | 水处理方法及水处理装置 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017040944 | 2017-03-03 | ||
JP2017040944 | 2017-03-03 | ||
JP2017070041 | 2017-03-31 | ||
JP2017070041 | 2017-03-31 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018158331A true JP2018158331A (ja) | 2018-10-11 |
Family
ID=63796070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018021335A Pending JP2018158331A (ja) | 2017-03-03 | 2018-02-08 | 水処理方法および水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018158331A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110342740A (zh) * | 2019-07-19 | 2019-10-18 | 内蒙古久科康瑞环保科技有限公司 | 含盐有机废水的净化方法和净化系统 |
CN111392907A (zh) * | 2020-04-03 | 2020-07-10 | 贺利氏贵金属技术(中国)有限公司 | 处理废水的方法 |
CN113548751A (zh) * | 2021-08-04 | 2021-10-26 | 浙江欧德利科技有限公司 | 一种高盐废水中cod的去除工艺 |
WO2021261078A1 (ja) * | 2020-06-24 | 2021-12-30 | 三菱電機株式会社 | マイクロプラスチックの磁気分離装置およびマイクロプラスチックの磁気分離方法 |
KR102403493B1 (ko) * | 2021-03-12 | 2022-05-30 | 환경시설관리 주식회사 | 인공지능을 이용한 하·폐수 처리장 통합관리 시스템 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004243162A (ja) * | 2003-02-12 | 2004-09-02 | Toray Ind Inc | 難分解性有機物含有液の処理方法および処理装置 |
JP2008229415A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Japan Organo Co Ltd | 水処理方法及び水処理装置 |
CN102358651A (zh) * | 2011-09-23 | 2012-02-22 | 郑州大学 | 一种发酵类制药废水的深度处理工艺 |
JP2012115803A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 水処理装置および水処理方法 |
-
2018
- 2018-02-08 JP JP2018021335A patent/JP2018158331A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004243162A (ja) * | 2003-02-12 | 2004-09-02 | Toray Ind Inc | 難分解性有機物含有液の処理方法および処理装置 |
JP2008229415A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Japan Organo Co Ltd | 水処理方法及び水処理装置 |
JP2012115803A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 水処理装置および水処理方法 |
CN102358651A (zh) * | 2011-09-23 | 2012-02-22 | 郑州大学 | 一种发酵类制药废水的深度处理工艺 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110342740A (zh) * | 2019-07-19 | 2019-10-18 | 内蒙古久科康瑞环保科技有限公司 | 含盐有机废水的净化方法和净化系统 |
CN110342740B (zh) * | 2019-07-19 | 2024-01-19 | 内蒙古久科康瑞环保科技有限公司 | 含盐有机废水的净化方法和净化系统 |
CN111392907A (zh) * | 2020-04-03 | 2020-07-10 | 贺利氏贵金属技术(中国)有限公司 | 处理废水的方法 |
WO2021261078A1 (ja) * | 2020-06-24 | 2021-12-30 | 三菱電機株式会社 | マイクロプラスチックの磁気分離装置およびマイクロプラスチックの磁気分離方法 |
JPWO2021261078A1 (ja) * | 2020-06-24 | 2021-12-30 | ||
KR102403493B1 (ko) * | 2021-03-12 | 2022-05-30 | 환경시설관리 주식회사 | 인공지능을 이용한 하·폐수 처리장 통합관리 시스템 |
CN113548751A (zh) * | 2021-08-04 | 2021-10-26 | 浙江欧德利科技有限公司 | 一种高盐废水中cod的去除工艺 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018158331A (ja) | 水処理方法および水処理装置 | |
CN103288309B (zh) | 一种煤气化废水零排放的处理方法及其应用 | |
Kang et al. | Use of iron oxide particles as adsorbents to enhance phosphorus removal from secondary wastewater effluent | |
JP2017080740A (ja) | 廃水の処理装置、処理方法、および廃水処理システム | |
US10703660B2 (en) | Method and system for treatment of organic contaminants by coupling Fenton reaction with membrane filtration | |
JP5866823B2 (ja) | 廃水の処理方法および処理装置 | |
JP2008246386A (ja) | 有機性排水の処理装置 | |
WO2000027756A1 (fr) | Procede de traitement de l'eau | |
JP7283088B2 (ja) | 水処理方法および水処理装置 | |
CN104058550A (zh) | 水处理方法及水处理系统 | |
JP2009507625A (ja) | 酸化剤の添加による廃水の浄化方法 | |
JP2011173040A (ja) | 排水処理方法及び装置 | |
CN203319802U (zh) | 三维电极、芬顿反应器结合膜技术的水处理设备 | |
JP2012016695A (ja) | 淡水生成装置および淡水生成方法 | |
CN105481202A (zh) | 一种不锈钢酸洗废水处理系统及处理方法 | |
TWI684573B (zh) | 水處理方法及水處理裝置 | |
JP4358652B2 (ja) | 排水の処理装置及び方法 | |
JP2006095425A (ja) | 廃水の生物処理水含有水の浄化方法及び浄化装置 | |
CN108529735B (zh) | 水处理方法及水处理装置 | |
JP2018122289A (ja) | 水処理方法および水処理装置 | |
JP2015221424A (ja) | 有機性排水の処理方法及び処理装置 | |
CN108311160B (zh) | 铁还原催化剂及水处理装置,以及水处理方法 | |
JP7082871B2 (ja) | 鉄還元触媒および水処理装置、ならびに水処理方法 | |
CN109415234A (zh) | 用生物、化学和膜处理去除硒的方法 | |
JP2017077509A (ja) | 水処理方法及び水処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20190612 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211102 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20211221 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220419 |