JP2015221424A - 有機性排水の処理方法及び処理装置 - Google Patents
有機性排水の処理方法及び処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015221424A JP2015221424A JP2014107596A JP2014107596A JP2015221424A JP 2015221424 A JP2015221424 A JP 2015221424A JP 2014107596 A JP2014107596 A JP 2014107596A JP 2014107596 A JP2014107596 A JP 2014107596A JP 2015221424 A JP2015221424 A JP 2015221424A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- activated carbon
- treated water
- powdered activated
- cod
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
Abstract
【解決手段】生物処理を経た後の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定して、予め求めておいた検量線を用いて溶解性COD濃度を推定し、推定した溶解性COD濃度と粉末活性炭のCOD平衡吸着量とに基づいて粉末活性炭の必要量を算出し、当該粉末活性炭の必要量を当該生物処理水に添加して処理水を得ることを特徴とする、有機性排水の処理方法。
【選択図】図1
Description
ろ紙でろ過したろ過水や、孔径0.45μmまたは1μmのMF膜や繊維ろ紙のろ過水のCODMnを測定し、SS性CODMn濃度は排水のCODMn濃度から溶解性CODMn濃度を引くことで求められる。
しかし、COD成分はBOD成分と全く同一ではなく、BOD成分ではないCOD成分、すなわち生物分解性ではない有機成分は生物処理後の生物処理水中に残留してしまう。
,000mg/L程度と記載されているが、その根拠は何ら説明されていない。また、特許文献2に開示されている粉末活性炭の濃度は、特許文献1に開示されている粉末活性炭の濃度よりも高いことから、粉末活性炭の使用量低減は達成されていない。
[1]生物処理を経た後の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定して、予め求めておいた検量線を用いて溶解性COD濃度を推定し、推定した溶解性COD濃度と粉末活性炭のCOD平衡吸着量とに基づいて粉末活性炭の必要量を算出し、当該粉末活性炭の必要量を当該生物処理水に添加して処理水を得ることを特徴とする、有機性排水の処理方法。
[2]前記検量線は、処理対象となる排水処理設備における生物処理水の電気伝導率(mS/m)又は塩化物イオン濃度(mg/L)と溶解性COD濃度とを測定して求めることを特徴とする、[1]に記載の処理方法。
粉末活性炭の必要量は、推定した溶解性COD濃度を粉末活性炭のCOD平衡吸着量で除算することによって算出することができる。
前記COD平衡吸着量は、処理対象となる排水処理設備における生物処理水に対する粉末活性炭の添加量と処理水中のCOD残留濃度から求めることができる。
前記粉末活性炭は、COD平衡吸着量が0.1kg−COD/kg−活性炭(乾燥重量)〜0.2kg−COD/kg−活性炭(乾燥重量)の新規活性炭であることが好ましい。前記粉末活性炭は、新規活性炭と再生活性炭との混合物であり、粉末活性炭の必要量(mg/L)を決定する際に、新規活性炭のCOD平衡吸着量の70%〜80%の値を用いることが好ましい。
[3]生物処理を経た後の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定する測定手段と、当該電気伝導率又は塩化物イオン濃度に相当する溶解性COD濃度を推定して、当該推定溶解性COD濃度と粉末活性炭のCOD平衡吸着量とに基づいて粉末活性炭の必要量を決定する演算手段と、当該必要量の粉末活性炭を当該生物処理水に添加する粉末活性炭添加手段と、を具備することを特徴とする有機性排水の処理装置。
[4]生物処理水に凝集剤を添加する混和槽をさらに具備し、
前記測定手段は、当該混和槽に導入される前の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定し、
前記粉末活性炭添加手段は、当該混和槽中の生物処理水に粉末活性炭を添加する
ことを特徴とする[3]に記載の処理装置。
[5]生物処理水に凝集剤を添加する混和槽と、当該混和槽の後段に設けられている処理槽と、をさらに具備し、
前記測定手段は、当該混和槽に導入される前の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定し、
前記粉末活性炭添加手段は、当該処理槽中の凝集剤混和後の生物処理水に粉末活性炭を添加する
ことを特徴とする[3]に記載の処理装置。
[6]生物処理水を受け容れる膜分離槽をさらに具備し、
前記測定手段は、当該膜分離槽に導入される前の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定し、
前記粉末活性炭添加手段は、当該膜分離槽中の生物処理水に粉末活性炭を添加する
ことを特徴とする[3]に記載の処理装置。
[7]生物処理水に凝集剤を添加する第1混和槽と、当該第1混和槽の後段に設けられている第1凝集沈殿槽と、当該第1凝集沈殿槽の後段に設けられている処理槽と、当該処理槽の後段に設けられている第2混和槽と、当該第2混和槽の後段に設けられている第2凝集沈殿槽と、をさらに具備し、
前記測定手段は、当該第1混和槽に導入される前の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定し、
前記粉末活性炭添加手段は、当該処理槽中の第1凝集沈殿処理を経た生物処理水に粉末活性炭を添加する
ことを特徴とする[3]に記載の処理装置。
[8]生物処理水に凝集剤を添加する混和槽と、当該混和槽の後段に設けられている凝集沈殿槽と、当該凝集沈殿槽の後段に設けられている膜分離槽と、をさらに具備し、
前記測定手段は、当該混和槽に導入される前の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定し、
前記粉末活性炭添加手段は、当該膜分離槽中の凝集沈殿処理を経た生物処理水に粉末活性炭を添加する
ことを特徴とする[3]に記載の処理装置。
本発明の処理装置は、従来の処理装置において必要とされていた顆粒活性炭吸着塔を含まない。
電気伝導率及びイオン濃度を得ることができない。塩化物イオン濃度が1wt%を越えると、生物処理が不安定になり、特に塩化物濃度が変動する場合には生物処理が困難であり、本発明で用いる生物処理水を得ることができない。
沈殿処理法の場合の処理フローであり、図2は膜分離処理法の場合の処理フローである。
を添加することが好ましい。
態様よりも、粉末活性炭の必要添加量を少量とすることができ、処理水中のCOD濃度も低濃度になる。
が設けられている。膜分離槽42にて、溶解性COD成分、溶解性色度成分及び他の難溶性成分が粉末活性炭に吸着されて除去された生物処理水は、分離膜モジュール43にて膜分離される。分離膜モジュール43には吸引ポンプが接続されており、吸引ポンプによる吸引圧力を駆動力として分離膜モジュール43を介して膜透過水が得られ、処理水として放流する。分離膜モジュール43の下方には、散気装置が設けられている。散気装置は、分離膜表面の閉塞を防止するため、分離膜を連続的に曝気する。さらに、膜分離槽42には、粉末活性炭が槽底部に沈下して、生物処理水との接触が低下することを防止するために、別の散気装置又は攪拌装置(図示せず)を設けてもよい。
溶解性COD推定値(2)=溶解性COD推定値(1)×(1−溶解性COD除去率/100)
次いで溶解性COD推定値(2)に基づいて、粉末活性炭の必要添加量を決定し、粉末活性炭供給装置70を制御する。粉末活性炭供給装置70は演算処理装置60に電気的に接続されている。粉末活性炭供給装置70は、ホッパーと定量供給装置とを具備し、演算処理装置60からの指令に基づいて必要量の粉末活性炭を処理槽20に供給する。処理槽2
0にて粉末活性炭が添加された生物処理水は、第2凝集槽31に送られる。第2凝集槽31には、有機高分子凝集剤添加装置101が接続されており、生物処理水にさらに有機高分子凝集剤が添加される。次いで、生物処理水は、第2固液分離槽40に送られ、沈殿物と、上澄み液とに分離される。沈殿物には、溶解性COD成分、溶解性色度成分及び他の難溶性成分を吸着した粉末活性炭、凝集剤により凝集した溶解性COD成分や色度成分、生物処理水に含まれるSS成分を含む汚泥が含まれる。上澄み液は、処理水として放流される。
溶解性COD推定値(2)=溶解性COD推定値(1)×(1−溶解性COD除去率/100)
次いで溶解性COD推定値(2)に基づいて、粉末活性炭の必要添加量を決定し、粉末活性炭供給装置70を制御する。粉末活性炭供給装置70は演算処理装置60に電気的に接続されている。粉末活性炭供給装置70は、ホッパーと定量供給装置とを具備し、演算処理装置60からの指令に基づいて必要量の粉末活性炭を膜分離槽42に供給する。膜分離槽42にて、溶解性COD成分、溶解性色度成分及び他の難溶性成分が粉末活性炭に吸着されて除去された生物処理水は、分離膜モジュール43にて膜分離される。分離膜モジュール43には吸引ポンプが接続されており、吸引ポンプによる吸引圧力を駆動力として分離膜モジュール43を介して膜透過水が得られ、処理水として放流する。
懸濁物質)が除去され、さらに顆粒活性炭吸着塔において残留溶解性COD成分が除去された後、処理水として放流される。
溶解性COD成分の除去が必要であった。本発明の処理フローにおいては、生物処理後の生物処理水に必要量の粉末活性炭を添加して残留溶解性COD成分を除去することによって、後段の顆粒活性炭吸着塔における残留溶解性COD成分の除去工程を不要とする。
し尿処理量20kL/日と浄化槽汚泥処理量60kL/日、希釈倍率3〜5倍で処理している標準脱窒素処理方式の屎尿処理施設Aの生物処理水を定期的に採取し、粉末活性炭によるCOD処理試験を行った。希釈倍率は、1日当たりの放流水量をし尿処理量と浄化槽汚泥処理量の合計量で割った値である。表1に屎尿処理施設Aの生物処理水の性状を示す。生物処理水のCOD濃度と色度は、No.5Aろ紙でろ過したろ過水の測定値であり、溶解性COD成分濃度及び溶解性色度を示す。
(1−1)電気伝導率に基づくCOD濃度推定(COD平衡吸着量0.1kg−COD/kg−AC(乾燥重量換算))
生物処理水1リットルに粉末活性炭(水ing(株)製、エバダイヤLP5、ヨウ素吸
着性能1000mg/g、水分量5%)を添加して、約30分間撹拌して、その後、孔径1.0μmのMF膜で分離し、膜分離水のCOD濃度と色度を測定した。粉末活性炭添加前の電気伝導率を測定し、検量線(図12)を作成し、係数α=0.3を得た。粉末活性炭の添加量は、電気伝導率の測定値に係数αを乗算して求めた溶解性COD濃度推定値をCOD平衡吸着量0.1kg−COD/kg−AC(乾燥重量換算)で除算して求めた。表2に、電気伝導率から推定した粉末活性炭添加量と処理結果を示す。
電気伝導率に代えて、生物処理水の塩化物イオン濃度を測定し、検量線(図13)を作成し、係数α=0.2を得た。粉末活性炭の添加量は、塩化物イオン濃度の測定値に係数
αを乗算して求めた溶解性COD濃度推定値をCOD平衡吸着量0.1kg−COD/kg−AC(乾燥重量換算)で除算して求めた。表3に、塩化物イオン濃度から推定した粉末活性炭添加量と処理結果を示す。
COD平衡吸着量0.2kg−COD/kg−AC(乾燥重量換算)とした以外は、(1−1)と同様にして、検量線(図12)の係数α=0.3に基づき、電気伝導率から溶解性COD濃度を推定して求めた粉末活性炭添加量による活性炭処理水のCOD及び色度を測定した。結果を表4に示す。
発明の方法により、活性炭処理水COD規制値20mg/L以下を達成することが確認できた。
COD平衡吸着量0.2kg−COD/kg−AC(乾燥重量換算)とした以外は、(1−2)と同様にして、検量線(図13)の係数α=0.2に基づき、塩化物イオン濃度から溶解性COD濃度を推定して求めた粉末活性炭添加量による活性炭処理水のCOD及び色度を測定した。結果を表5に示す。
屎尿処理量20kL/日と浄化槽汚泥処理量60kL/日、希釈倍率3〜5倍で処理している標準脱窒素処理方式の屎尿処理施設Bの生物処理水を定期的に採取し、実施例1(1−1)〜(1−2)と同様に試験し、生物処理水の電気伝導率及び塩化物イオン濃度に基づき検量線(図14及び15)を作成し、それぞれ係数α=0.9及び0.4を得て、COD平衡吸着量0.1kg−COD/kg−AC(乾燥重量換算)について粉末活性炭添加量を算出し、活性炭処理水のCOD及び色度を測定した。屎尿処理施設Bの生物処理水の性状を表6に示し、処理結果を表7〜8に示す。
屎尿処理量40kL/日と浄化槽汚泥処理量40kL/日、希釈倍率1.5〜3倍で処理している標準脱窒素処理方式の屎尿処理施設Cの生物処理水を定期的に採取し、実施例1(1−1)〜(1−2)と同様に試験し、生物処理水の電気伝導率及び塩化物イオン濃度に基づき検量線(図16及び17)を作成し、それぞれ係数α=1.2及び0.6を得て、COD平衡吸着量0.1kg−COD/kg−AC(乾燥重量換算)について粉末活性炭添加量を算出し、活性炭処理水のCOD及び色度を測定した。屎尿処理施設Cの生物処理水の性状を表9に示し、処理結果を表10〜11に示す。
屎尿40kL/日と浄化槽汚泥40kL/日、希釈倍率1.5〜3倍で処理している膜分離高負荷脱窒素処理方式の屎尿処理施設Dの膜分離生物処理水を定期的に採取し、実施例1(1−1)〜(1−2)と同様に試験し、生物処理水の電気伝導率及び塩化物イオン濃度に基づき検量線(図18及び19)を作成し、それぞれ係数α=0.3及び0.15を得て、COD平衡吸着量0.1kg−COD/kg−AC(乾燥重量換算)について粉末活性炭添加量を算出し、活性炭処理水のCOD及び色度を測定した。屎尿処理施設Dの生物処理水の性状を表12に示し、処理結果を表13〜14に示す。
BOD200−500mg/L、COD150−250mg/L、塩素イオン1800−2300mg/Lの漬物製造排水を活性汚泥処理(BOD汚泥負荷0.15kg/kg日)と無機凝集剤として硫酸バンドとアニオンポリマで凝集沈殿処理、活性炭処理を経て放流している排水処理施設Eから、活性汚泥処理後の生物処理水を定期的に採取し、実施例1(1−1)〜(1−2)と同様に試験し、生物処理水の電気伝導率及び塩化物イオン濃度に基づき検量線(図20及び21)を作成し、それぞれ係数α=0.12及び0.05を得て、COD平衡吸着量0.1kg−COD/kg−AC(乾燥重量換算)について粉末活性炭添加量を算出し、活性炭処理水のCOD及び色度を測定した。排水処理施設Eの生物処理水の性状を表15に示し、処理結果を表16〜17に示す。本実施例においては、生物処理水を孔径0.45μmのMF膜で膜ろ過したろ過水及び活性炭処理水のCODCr及びTOCも測定した。
図3に示す処理フローを用いて、実施例5の生物処理水500mLに、電気伝導率(係数α=0.12)または塩化物イオン濃度(係数α=0.05)から溶解性COD濃度を推定し、その値から算出した粉末活性炭(水ing(株)製、エバダイヤLP5、ヨウ素吸着性能1000mg/g、水分量5%)と、無機凝集剤として硫酸バンド(8%Al2O3品)200mg/L、凝集pHを6.5−7に調整するためにアルカリ剤を添加し、
10分間撹拌後、アニオンポリマ(水ing(株)製、エバグロースA−151)1mg/Lを添加、凝集後、5分間静置し、その上澄み水を採取し、その全量をNo.5Aろ紙(東洋濾紙(株)製)でろ過し、そのろ過水のCODと色度を測定した。電気伝導率を用いた場合の結果を表18に、塩化物イオン濃度を用いた場合の結果を表19に示す。
凝集pHを5.0−5.5に調整するために酸を添加した以外は実施例6と同様にして、ろ過水のCODと色度を測定した。電気伝導率を用いた場合の結果を表20に、塩化物イオン濃度を用いた場合の結果を表21に示す。
図9に示す処理フローを用いて、実施例8を説明する。
で求めた溶解性COD除去率15%を加味して、下記式に従って溶解性COD推定値(2)を算出した。
溶解性COD推定値(2)=溶解性COD推定値(1)×(1−15/100)
溶解性COD推定値(2)とCOD平衡吸着量0.1kg−COD/kg−ACから算出した粉末活性炭(水ing(株)製、エバダイヤLP5、ヨウ素吸着性能1000mg/g、水分量5%)の必要添加量を添加し、30分間攪拌後、ノニオン系ポリマ(水ing(株)製、エバグロースN−800)1mg/L添加凝集後、5分間静置し、第2凝集沈殿処理水を得た。第2凝集沈殿処理水のCODと色度を測定した。電気伝導率を用いた場合の結果を表23に、塩化物イオン濃度を用いた場合の結果を表24に示す。
図10に示す処理フローを用いて、実施例9を説明する。
した。電気伝導率を用いた場合の結果を表25に、塩化物イオン濃度を用いた場合の結果を表26に示す。
Claims (8)
- 生物処理を経た後の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定して、予め求めておいた検量線を用いて溶解性COD濃度を推定し、推定した溶解性COD濃度と粉末活性炭のCOD平衡吸着量とに基づいて粉末活性炭の必要量を算出し、当該粉末活性炭の必要量を当該生物処理水に添加して処理水を得ることを特徴とする、有機性排水の処理方法。
- 前記検量線は、処理対象となる排水処理設備における生物処理水の電気伝導率(mS/m)又は塩化物イオン濃度(mg/L)と溶解性COD濃度とを測定して求めることを特徴とする、請求項1に記載の処理方法。
- 生物処理を経た後の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定する測定手段と、当該電気伝導率又は塩化物イオン濃度に相当する溶解性COD濃度を推定して、当該推定溶解性COD濃度と粉末活性炭のCOD平衡吸着量とに基づいて粉末活性炭の必要量を決定する演算手段と、当該必要量の粉末活性炭を当該生物処理水に添加する粉末活性炭添加手段と、を具備することを特徴とする有機性排水の処理装置。
- 生物処理水に凝集剤を添加する混和槽をさらに具備し、
前記測定手段は、当該混和槽に導入される前の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定し、
前記粉末活性炭添加手段は、当該混和槽中の生物処理水に粉末活性炭を添加する
ことを特徴とする請求項3に記載の処理装置。 - 生物処理水に凝集剤を添加する混和槽と、当該混和槽の後段に設けられている処理槽と、をさらに具備し、
前記測定手段は、当該混和槽に導入される前の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定し、
前記粉末活性炭添加手段は、当該処理槽中の凝集剤混和後の生物処理水に粉末活性炭を添加する
ことを特徴とする請求項3に記載の処理装置。 - 生物処理水を受け容れる膜分離槽をさらに具備し、
前記測定手段は、当該膜分離槽に導入される前の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定し、
前記粉末活性炭添加手段は、当該膜分離槽中の生物処理水に粉末活性炭を添加する
ことを特徴とする請求項3に記載の処理装置。 - 生物処理水に凝集剤を添加する第1混和槽と、
当該第1混和槽の後段に設けられている第1凝集沈殿槽と、
当該第1凝集沈殿槽の後段に設けられている処理槽と、
当該処理槽の後段に設けられている第2混和槽と、当該第2混和槽の後段に設けられている第2凝集沈殿槽と、
をさらに具備し、
前記測定手段は、当該第1混和槽に導入される前の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定し、
前記粉末活性炭添加手段は、当該処理槽中の第1凝集沈殿処理を経た生物処理水に粉末活性炭を添加する
ことを特徴とする請求項3に記載の処理装置。 - 生物処理水に凝集剤を添加する混和槽と、
当該混和槽の後段に設けられている凝集沈殿槽と、
当該凝集沈殿槽の後段に設けられている膜分離槽と、
をさらに具備し、
前記測定手段は、当該混和槽に導入される前の生物処理水の電気伝導率又は塩化物イオン濃度を測定し、
前記粉末活性炭添加手段は、当該膜分離槽中の凝集沈殿処理を経た生物処理水に粉末活性炭を添加する
ことを特徴とする請求項3に記載の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014107596A JP6239442B2 (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | 有機性排水の処理方法及び処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014107596A JP6239442B2 (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | 有機性排水の処理方法及び処理装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015221424A true JP2015221424A (ja) | 2015-12-10 |
JP2015221424A5 JP2015221424A5 (ja) | 2016-12-08 |
JP6239442B2 JP6239442B2 (ja) | 2017-11-29 |
Family
ID=54784777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014107596A Active JP6239442B2 (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | 有機性排水の処理方法及び処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6239442B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105439238A (zh) * | 2015-12-11 | 2016-03-30 | 哈尔滨工业大学宜兴环保研究院 | 一种磁性活性炭一体化处理印染废水的方法 |
JP2020131107A (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | 株式会社オメガ | 排水処理方法 |
CN112414910A (zh) * | 2020-09-25 | 2021-02-26 | 黑龙江诺潽生物科技有限公司 | 一种定量分析精确控制脱色活性炭使用量的方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09108692A (ja) * | 1995-10-20 | 1997-04-28 | Ataka Kogyo Kk | 有機性廃水の処理方法およびその装置 |
JPH10309567A (ja) * | 1997-05-12 | 1998-11-24 | Kurita Water Ind Ltd | 浄水処理装置 |
JP2008076338A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Cod分析装置、cod分析方法及び排水処理システム |
JP2008279435A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-11-20 | Hitachi Ltd | 廃水中に含まれる有機物の処理方法、処理装置、及び処理システム、並びにビチュメン回収システム |
JP2010264424A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Kobelco Eco-Maintenance Co Ltd | 有機性廃水処理施設及びその運転方法 |
JP2013119042A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-17 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 水処理方法 |
JP2015167895A (ja) * | 2014-03-06 | 2015-09-28 | 静岡県 | 有機性汚濁物質濃度測定方法と有機性排水処理装置 |
-
2014
- 2014-05-23 JP JP2014107596A patent/JP6239442B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09108692A (ja) * | 1995-10-20 | 1997-04-28 | Ataka Kogyo Kk | 有機性廃水の処理方法およびその装置 |
JPH10309567A (ja) * | 1997-05-12 | 1998-11-24 | Kurita Water Ind Ltd | 浄水処理装置 |
JP2008076338A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Cod分析装置、cod分析方法及び排水処理システム |
JP2008279435A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-11-20 | Hitachi Ltd | 廃水中に含まれる有機物の処理方法、処理装置、及び処理システム、並びにビチュメン回収システム |
JP2010264424A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Kobelco Eco-Maintenance Co Ltd | 有機性廃水処理施設及びその運転方法 |
JP2013119042A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-17 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 水処理方法 |
JP2015167895A (ja) * | 2014-03-06 | 2015-09-28 | 静岡県 | 有機性汚濁物質濃度測定方法と有機性排水処理装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105439238A (zh) * | 2015-12-11 | 2016-03-30 | 哈尔滨工业大学宜兴环保研究院 | 一种磁性活性炭一体化处理印染废水的方法 |
JP2020131107A (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | 株式会社オメガ | 排水処理方法 |
JP7000000B2 (ja) | 2019-02-19 | 2022-01-19 | 株式会社オメガ | 排水処理方法 |
CN112414910A (zh) * | 2020-09-25 | 2021-02-26 | 黑龙江诺潽生物科技有限公司 | 一种定量分析精确控制脱色活性炭使用量的方法 |
CN112414910B (zh) * | 2020-09-25 | 2024-04-12 | 黑龙江诺潽生物科技有限公司 | 一种定量分析精确控制脱色活性炭使用量的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6239442B2 (ja) | 2017-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Khatibikamal et al. | Fluoride removal from industrial wastewater using electrocoagulation and its adsorption kinetics | |
JP6331186B2 (ja) | 廃水の処理装置、処理方法、および廃水処理システム | |
JP4862361B2 (ja) | 排水処理装置及び排水処理方法 | |
US10562801B2 (en) | Redox water treatment method | |
CN105384316B (zh) | 一种电子工业含氟含氨氮废水的处理方法 | |
CN107337301B (zh) | 一种外加过氧化氢的电芬顿处理废水的方法 | |
CN110510778B (zh) | 一种垃圾渗滤液预处理方法及装置 | |
US20160102000A1 (en) | Redox Water Treatment Method | |
JP4997724B2 (ja) | 有機性排水の処理方法 | |
CN103663793B (zh) | 一种高浓度乳化液废水处理方法 | |
JP6239442B2 (ja) | 有機性排水の処理方法及び処理装置 | |
JP2020032412A (ja) | シアン含有水の処理方法及び処理設備 | |
JP6359257B2 (ja) | マンガン含有水の処理方法および処理装置 | |
De et al. | Application of integrated sequence of air stripping, coagulation flocculation, electrocoagulation and adsorption for sustainable treatment of municipal landfill leachate | |
JP2015173995A (ja) | 水処理装置および水処理方法 | |
Hossini et al. | Optimization of nitrate reduction by electrocoagulation using response surface methodology | |
Trus et al. | Low-Waste Technology for Water Purification from Iron Ions | |
CN204644026U (zh) | 一种采用光电化学技术去除水中氨氮的装置 | |
JP4678599B2 (ja) | リン酸含有排水の処理方法 | |
Prabu et al. | Effective Waste water treatment and its management | |
JP4249768B2 (ja) | 水質制御システム | |
JP4170610B2 (ja) | 水質制御システム | |
El-Shazly | Investigation for the possibility of nitrogen removal from industrial effluent of bone glue industry using a batch electrocoagulation unit with monopolar horizontal electrodes | |
JPH067792A (ja) | 有機性排水の処理方法及びメタン発酵処理装置 | |
JPH0720583B2 (ja) | 含リン排水の処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161025 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161025 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170619 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170810 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171101 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6239442 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |