JP2018156639A - 情報処理システム、情報処理方法、電子機器、サーバ装置及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、電子機器、サーバ装置及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの健康状態を、より正確に判断して、適したタイミングで通知する。【解決手段】腕時計型端末1によりユーザの血圧値及び心拍数等の生体情報を収集し、MFP2にアップロードする。MFP2は、アップロードされた生体情報に基づいて、ユーザのヘルスチェックを行い、ユーザがMFP2の前に位置しているタイミングで、ヘルスチェック結果を表示する。これにより、ヘルスチェック結果は、ユーザの血圧値及び心拍数等の生体情報を解析して生成される情報であるため、ユーザの健康状態を正確に判断可能とすることができる。また、ヘルスチェック結果を表示するタイミングは、ユーザがMFP2に近接したタイミングで表示する。これにより、ヘルスチェック結果が他人に見られる不都合を防止でき、ヘルスチェック結果の秘密性を保持した状態でユーザに提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、電子機器、サーバ装置及び情報処理プログラムに関する。
近年、腕時計型携帯端末やネックストラップ型携帯端末などウェアラブルデバイスと称される人間個体の生体情報(例えば、脈拍数、血圧、消費カロリなど)を取得し、表示できる携帯端末が登場している。また、企業においては従業員が長時間の過重労働により健康障害を引き起こすような社会問題を意識し、その防止策に取り組むことも多くなっている。
その中で、例えば、特許文献1(特開2006−243969号公報)に開示されている健康管理システムのように、健康管理データサーバが、収集した入退場情報及び勤務情報に基づいて、長時間勤務者を抽出し、長時間勤務者の職場従業員端末に、ヘルスチェックを行う旨の指示情報を送信し、収集したヘルスチェック情報を、従業員に対応付けて健康管理データベースに蓄積することにより、健康管理部門端末からの要求に応じて配信する技術によれば、長時間勤務時における従業員の健康状態を把握して、従業員の過重労働による健康障害を防止可能とすることができる。
しかし、特許文献1に開示されている健康管理システムは、勤務時間に基づいて従業員の健康状態を判断しているため、例えば労働時間が長時間に及ぶ従業員は、全て一律に健康状態に問題があると判断されるという問題がある。
ユーザの健康状態を、より正確に判断できること、さらには、ヘルスチェックの結果は、雇用者側で把握するのみならず、従業員にも通知して自己管理を促すことが好ましい。ただ、ヘルスチェックの結果は、秘密性の高い個人情報であるため、従業員に提供する場合は、適したタイミングで個人的に提供することが好ましい。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザの健康状態を、より正確に判断して、適したタイミングで通知可能な情報処理システム、情報処理方法、電子機器、サーバ装置及び情報処理プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、携帯端末と、携帯端末との間で通信を行う電子機器とを有する情報処理システムであって、携帯端末は、生体としての動きに基づいて生成される生体情報を取得する生体情報取得部と、生体情報を送信する送信部と、を備え、電子機器は、携帯端末から送信された生体情報を受信する受信部と、受信した生体情報に基づいて所定の解析処理を行う解析部と、解析部の解析結果を表示部に表示する場合、生体情報の生成元となったユーザが視認可能な所定のタイミングで解析結果を表示制御する表示制御部とを備える。
本発明によれば、ユーザの健康状態を、より正確に判断して、適したタイミングで通知できるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態の情報処理システムのシステム構成を示す図である。 図2は、第1の実施の形態の情報処理システムの腕時計型端末のブロック図である。 図3は、腕時計型端末のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。 図4は、第1の実施の形態のMFPのブロック図である。 図5は、MFPのソフトウェア構成を説明するための機能ブロック図である。 図6は、第1の実施の形態の情報処理システムにおける腕時計型端末の動作の流れを示すフローチャートである。 図7は、第1の実施の形態の情報処理システムにおけるMFPの動作の流れを示すフローチャートである。 図8は、第1の実施の形態の情報処理システムにおけるMFPに設けられている生体DBに記憶されている生体情報の一例を示す図である。 図9は、生体DBに記憶されているユーザ情報の一例を示す図である。 図10は、第2の実施の形態の情報処理システムのシステム構成を示す図である。 図11は、第2の実施の形態の情報処理システムに設けられているサーバ装置のブロック図である。 図12は、サーバ装置のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。 図13は、第2の実施の形態の情報処理システムのMFPの動作の流れを示すフローチャートである。 図14は、第2の実施の形態の情報処理システムのサーバ装置の動作の流れを示すフローチャートである。 図15は、第3の実施の形態の情報処理システムに設けられている生体DBに記憶されている生体情報を示す図である。 図16は、第3の実施の形態の情報処理システムに設けられている生体DBに記憶されているユーザ情報を示す図である。 図17は、第4の実施の形態の情報処理システムに設けられている生体DBに記憶されているユーザ情報を示す図である。 図18は、第5の実施の形態の情報処理システムに設けられている腕時計型端末1のブロック図である。 図19は、第5の実施の形態の情報処理システムの各部の動作を説明するためのシーケンス図である。 図20は、第5の実施の形態の情報処理システムにおける表示画像の一例を示す図である。
以下、一例として携帯端末で計測された生体情報を複合機(MFP:Multifunction Peripheral)で受信して解析し、この解析結果を敵したタイミングでユーザに提供する情報処理システムを説明する。
(第1の実施の形態)
(システム構成)
図1は、第1の実施の形態の情報処理システムのシステム構成図である。この図1に示すように、第1の実施の形態の情報処理システムは、腕時計型端末1と、MFP2と、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイント装置3とを有している。腕時計型端末1は、携帯端末の一例である。MFP2は、電子機器の一例である。腕時計型端末1及びMFP2は、それぞれ複数設けてもよい。
一例ではあるが、腕時計型端末1及びMFP2は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)による直接通信、及び、無線LANのアクセスポイント装置3を介したLAN通信が可能となっている。腕時計型端末1と無線LANのアクセスポイント装置3との間は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11b等のWi−Fi(登録商標)規格に準拠した無線通信を行う。また、MFP2と無線LANのアクセスポイント装置3は、イーサネット(登録商標)に接続されており、IEEE802.3規格に準拠した通信プロトコルを使用した通信を行う。
(腕時計型端末のハードウェア構成)
図2に、腕時計型端末1のハードウェア構成を示すブロック図である。この図2に示すように腕時計型端末1は、操作部9.中央演算部(CPU)10、メインメモリ12、フラッシュメモリ13、第1の通信部14、第2の通信部16、表示部18及び生体測定部19を有している。
CPU10は、フラッシュメモリ13に記憶されたOS(Operating System)を実行する。また、CPU10は、後述のように情報処理プログラムを実行することで、例えば血圧値、脈拍数、歩行歩数等の、ユーザの生体としての動きに基づいて生成される生体情報を定期的又はランダムな時刻に計測し、MFP2に送信制御する。メインメモリ12はとしては、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)が設けられている。メインメモリ12は、CPU10のワークエリアとして使用され、また、MFP2に送信する生体情報等を一時的に記憶する。フラッシュメモリ13は、電源オン時のシステム立ち上げ、腕時計型端末1の機能を実現するための各種プログラム、及び各種情報処理に必要なデータを記憶する。
第1の通信部14は、BLE通信を行う通信部となっており、BLE規格に準拠した無線通信プロトコルに基づいて、アンテナ15を介してMFP2との間の無線通信を行う。第2の通信部16は、Wi−Fi(登録商標)通信を行う通信部となっており、例えばIEEE802.11b規格に準拠した無線通信プロトコルに基づいて、アンテナ17を介して無線LANのアクセスポイント装置3との間で無線通信を行う。
表示部18は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electro-Luminescence)等を有しており、計測された生体情報及び所定のメッセージ等を表示する。生体測定部19は、腕時計型端末1をユーザの手首に装着した際に、動脈上に位置するように設けられた圧力センサ、圧力センサを加圧して動脈に押し当てる加圧機構、及び、加速度センサを有している。また、腕時計型端末1は、圧力センサで検出される動脈の振動に基づいて、ユーザの最高血圧、最低血圧、及び、脈拍数を演算する測定制御部(図3の符号51)を有している。また、測定制御部は、加速度センサのセンサ出力に基づいて、ユーザが歩いた歩数を演算し、また、ユーザが歩いた歩数に対応する運動量(多中少、消費カロリー等)を演算する。
なお、腕時計型端末1は、通常時は、腕時計として機能しており、現在時刻等を表示するようになっている。また、腕時計型端末1は、ユーザから指定された際、又は、MFP2から指定された際に、ユーザの生体情報を測定し、MFP2に送信する。
(腕時計型端末のソフトウェア構成)
図3に、腕時計型端末1のソフトウェア構成となる機能ブロック図を示す。図2に示したCPU10は、フラッシュメモリ13に記憶されている情報処理プログラムを実行することで、図3に示す各機能を実現する。具体的には、CPU10は、情報処理プログラムを実行することで、BLE通信を行う第1の通信制御部50(送信部の一例)、及び、上述の圧力センサで検出される動脈の振動に基づいて、ユーザの最高血圧、最低血圧、及び、脈拍数を演算する測定制御部51(生体情報取得部の一例)の各機能を実現する。
また、CPU10は、測定制御部51として機能することで、加速度センサのセンサ出力に基づいて、ユーザが歩いた歩数を演算し、また、ユーザが歩いた歩数に対応する運動量(消費カロリー等)を演算する。また、CPU10は、情報処理プログラムを実行することで、Wi−Fi(登録商標)通信を行う第2の通信部52、及び、表示部18に対して計測された生体情報及び所定のメッセージ等を表示する表示制御部53の各機能を実現する。
また、操作部9は、ソフトウェアキー又はハードウェアキーとなっている。ユーザは、操作部9を接触操作又は押し下げ操作することで、腕時計型端末1に対して生体情報の計測動作、及び、計測した生体情報の送信動作等を指示するようになっている。CPU10は、情報処理プログラムを実行することで、操作部9を介して行われたこのようなユーザの入力操作を処理する操作処理部54を実現する。また、CPU10は、情報処理プログラムを実行することで、計測した生体情報をメインメモリ12又はフラッシュメモリ13に記憶制御する記憶制御部55を実現する。
なお、この例では、第1の通信制御部50〜記憶制御部55をソフトウェアで実現することとしたが、第1の通信制御部50〜記憶制御部55のうち、一部又は全部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現してもよい。
また、第1の通信制御部50〜記憶制御部55の各機能をCPU10に実現させる情報処理プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリなどのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、情報処理プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよい。また、情報処理プログラムは、は、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
(MFPのハードウェア構成)
次に、図4は、MFP2のハードウェア構成を示すブロック図である。この図4に示すように、MFP2は、CPU60、メインメモリ61、フラッシュメモリ62、バスコントローラ64、PCI(Peripheral Component Interconnect)ブリッジ65、キャッシュメモリ66、スキャナ部70及びプリント部72を有している。また、MFP2は、ハードディスクドライブ74、有線LAN通信部75、LANインタフェース(LANI/F)76、第1の通信部77、第2の通信部87、ハードキー80、タッチパネル82、及び、RTC(Real Time Clock)83を有している。さらに、MFP2は、リーダライタ89を有している。リーダライタ89は、ICカード100に記憶されている社員情報、ユーザ名、所属部署等の認証情報の読み取り等を行う。
CPU60は、フラッシュメモリ62等の記憶部に記憶されたOSを実行し、所定の情報処理を行う。また、CPU60は、フラッシュメモリ62に記憶された情報処理プログラムを実行することで、腕時計型端末1から取得した生体情報に基づいてユーザのヘルスチェックを行い、チェック結果を所定のタイミングでユーザに通知する。
MFP2のメインメモリ61としては、例えばDRAMが設けられており、CPU60のワークエリア等で使用される。フラッシュメモリ62は、電源を切ってもデータが消去されない不揮発性メモリとなっており、電源オン時のシステム立ち上げ、及び、MFP2の機能を実現するための各種プログラムが記憶されている。また、フラッシュメモリ62には、プログラムの実行時に参照されるスイッチ及びパラメータ等のデータも記憶されている。
バスコントローラ64は、CPUバス84とバス86でのデータ転送を制御する。PCIブリッジ65は、キャッシュメモリ66を使用して、PCIバス85とCPU60との間のデータ転送を行う。例えばDRAMであるキャッシュメモリ66は、PCIブリッジ65により使用される。スキャナ部70は、例えば1次元配列されたLED(Light Emitting Diode)アレイを光源として、カラーCCDラインセンサにより紙面画像を読み取る。そして、カラーCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサから出力されるR(赤)、G(緑)、B(青)の各アナログ画像信号をデジタル化した画像データを生成する。また、スキャナ部70は、RGBの各画像データに基づいて、色差成分(Cb,Cr)の画像データ及び輝度成分(Y)の画像データを生成し、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)に準拠した圧縮(符号化)処理を施した画像データを生成する。
プリント部72は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナーを使用して、紙面にカラー画像又はモノクロ画像をプリントする。HDD74は、スキャナ70から入力された画像データ又はネットワーク(イーサネット(登録商標))を介して受信した画像データ等を記憶する。
有線LAN通信部75は、例えばIEEE802.3規格に準拠した通信プロトコルを実行し、イーサネット(登録商標)に接続された他の機器との通信を、LANI/F76を介して制御する。第1の通信部77は、BLE通信部となっており、BLE規格に準拠した無線通信プロトコルを実行して、アンテナ78を介して他の機器との無線通信を行う。第2の通信部87は、Wi−Fi(登録商標)通信部となっており、例えばIEEE802.11b規格に準拠した無線通信プロトコルを実行して、アンテナ88を介して他の機器との無線通信を行う。
ハードキー80は、MFP2の操作部又は筐体等に物理的に設けられた入力ボタンである。一例ではあるが、タッチパネル82は、LCD表示部上に透明電極等で形成された透明電導膜を張り合わせた静電容量方式のタッチパネルとなっている。タッチパネル82には、CPU60により、例えばユーザがMFP2に対してログインしたタイミング、又は、出退勤のタイミング等で、ユーザのヘルスチェックの結果が表示される。RTC83は、日付時計となっており、図示していないバッテリーによりバックアップされ、現在時刻を計時する。
(MFPのソフトウェア構成)
図5は、MFP2のソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。MFP2のCPU60は、フラッシュメモリ62に記憶された情報処理プログラムを実行することで、第1の通信制御部90(受信部の一例)、入力処理部91、有線LAN通信制御部92(電子機器通信部の一例)、表示制御部93、解析部94、ユーザ認証部95、記憶制御部96、及び、第2の通信制御部97を実現する。
第1の通信制御部90は、BLE通信制御部となっており、図6に示す第1の通信部77のBLE通信を制御する。入力処理部91は、タッチパネル82の接触操作位置を検出する。有線LAN通信制御部92は、有線LAN通信部75における、IEEE802.3規格に準拠した通信プロトコルを実行制御する。解析部94は、ユーザの腕時計型端末1から取得した生体情報と、健康体の生体情報とを比較することでヘルスチェック(解析処理)を行う。表示制御部93は、解析部94のヘルスチェック結果(解析結果)を、ユーザがMFP2にログインしたタイミング等の所定のタイミングでタッチパネル82に表示制御する。
記憶制御部96は、メインメモリ61、フラッシュメモリ62又はHDD74等の記憶部に対して各ユーザの腕時計型端末1から受信した生体情報等を記憶制御する。第2の通信制御部97は、例えばIEEE802.11b規格に準拠した無線通信プロトコルを実行して、Wi−Fi(登録商標)通信を行う第2の通信部87を通信制御する。
(腕時計型端末における生体情報の検出動作及び送信動作)
次に、腕時計型端末1でユーザの生体情報を検出してMFP2に送信する動作を、図6のフローチャートを用いて説明する。まず、ユーザは、生体情報の検出の前に、ユーザ情報を腕時計型端末1及びMFP2に登録する。具体的には、腕時計型端末1において、最初に情報処理プログラムを起動したタイミングで、図2に示す腕時計型端末1の表示制御部53は、例えばユーザ名、年齢、性別、身長、体重、所属部署、病歴等のユーザ情報の入力画面を表示する。
ユーザにより、操作部9を介してユーザ情報の入力が行われると、記憶制御部96は、フラッシュメモリ12等の記憶部に、入力されたユーザ情報を記憶制御する。また、第1の通信制御部90は、MFP2との間にBLE通信回線を確立し、ユーザから入力されたユーザ情報を、MFP2にBLE送信する。MFP2の記憶制御部96は、ユーザの腕時計型端末1から受信したユーザ情報を、フラッシュメモリ62等の記憶部に記憶されている生体情報データベース(生体DB)に記憶制御する。これにより、MFP2の生体DBには、各ユーザのユーザ情報が一覧的に記憶される。図6のフローチャートのステップS1では、腕時計型端末1及びMFP2に対して、このようなユーザ情報の登録が完了しているか否かを、表示制御部53が判別する。そして、ユーザ情報の登録が完了していると判別された際に(ステップS1:Yes)、ステップS2に処理が進む。
ユーザは、例えば朝の出社時又は昼休み時等の所定の時刻となると、腕時計型端末1の操作部9を操作して、生体情報の取得指示を行う。ステップS2では、操作処理部54が、このような生体情報の取得指示を検出したか否かを判別する。そして、操作処理部54により、生体情報の取得指示が検出されたタイミングで、処理がステップS3に進む。
ステップS3では、測定制御部51が、ユーザの生体情報を取得して、フラッシュメモリ12等の記憶部に記憶する。具体的には、腕時計型端末1がユーザの腕に正しく装着されると、圧力センサはユーザの動脈上に位置するようになっている。この状態で、測定制御部51は、加圧された圧力センサが動脈に押し当てられるように加圧機構を制御する。圧力センサは、加圧時の所定時間における動脈の振動数を検出する。測定制御部51は、圧力センサにより検出された動脈の振動数に基づいて、ユーザの最高血圧、最低血圧、及び、脈拍数を演算する。記憶制御部55は、算出された最高血圧値、最低血圧値、及び、脈拍数の値を、算出した日付及び時刻を示す日時情報と共に、フラッシュメモリ12等の記憶部に記憶する。
また、腕時計型端末1に設けられている加速度センサは、ユーザが歩く毎にセンサ出力を出力する。測定制御部51は、ユーザにより操作部9を介して行われるリセット操作以降に加速度センサから出力されるセンサ出力数を積算する。これにより、リセット操作以降、ユーザが歩いた歩数が積算されることとなる。測定制御部51は、生体情報の取得指示が検出された際に、積算したセンサ出力数を取得する。記憶制御部55は、取得されたセンサ出力数を、生体情報の取得指示がされた際におけるユーザが歩いた歩数を示す歩数情報として、上述の血圧値等と共に記憶部に記憶する。
また、測定制御部51は、生体情報の取得指示が検出された際にセンサ出力数を取得すると、所定の閾値との比較結果に基づいてユーザの運動量を判定すると共に、身長、体重及び歩数に基づいて消費カロリーを算出する。すなわち、測定制御部51は、第1の閾値及び第2の閾値を有しており(第1の閾値>第2の閾値)、センサ出力数が第1の閾値以上の場合は、運動量を「多」と判定し、センサ出力数が第1の閾値未満かつ第2の閾値以上の場合は、運動量を「中」と判定し、センサ出力数が第2の閾値未満の場合は、運動量を「少」と判定する。また、測定制御部51は、ユーザの「体重」及びセンサ出力数(=歩数)に基づいて、リセット操作から生体情報の取得指示が検出されたまでの間の消費カロリーを算出する。記憶制御部55は、このように算出された運動量を示す運動量情報及び消費カロリー情報を、フラッシュメモリ13等の記憶部に記憶する。
このような各情報が記憶部に記憶されると、腕時計型端末1の表示制御部53は、表示部18に対して、例えば「生体情報を送信しますか?」等の生体情報の送信の有無を問うメッセージを表示する。ユーザは、操作部9を操作して、生体情報の送信又は非送信を指示する。図6のフローチャートのステップS4では、操作処理部54が、ユーザから生体情報の送信指示がされたか否かを判別する。操作処理部54で生体情報の送信指示が検出されると(ステップS4:Yes)、第1の通信制御部50は、ステップS5において、MFP2との間でBLE通信回線を確立する。
ここで、測定制御部51は、ステップS6において、前回、MFP2に送信した血圧値、運動量情報及び消費カロリー情報等の生体情報が、記憶部に記憶されているか否かを判別する。前回、MFP2に送信した生体情報が記憶部に記憶されていないと判別された場合、すなわち、MFP2に対して生体情報を最初に送信する場合は(ステップS6:No)、第1の通信制御部50は、ステップS8において、記憶部に記憶されている血圧値、運動量情報及び消費カロリー情報等の生体情報を、BLE通信によりMFP2に送信する。これにより、図6のフローチャートの全処理が終了となる。
これに対して、前回、MFP2に送信した生体情報が記憶部に記憶されていると判別された場合(ステップS6:Yes)、測定制御部51は、ステップS7において、前回送信した生体情報と、今回送信する生体情報の差分を算出する。すなわち、測定制御部51は、前回の血圧値と今回の血圧値との差分、前回の消費カロリーと今回の消費カロリーとの差分等を算出する。そして、この差分情報を今回の生体情報として、第1の通信制御部50が、ステップS8において、BLE通信によりMFP2に送信して、図6のフローチャートの全処理を終了する。前回の生体情報と今回の生体情報との差分を送信することで、送信するデータ量を少なくすることができ、通信の高速化、必要とする記憶容量の削減等を図ることができる。
(MFPにおける生体情報の解析動作)
次に、腕時計型端末1から受信した生体情報の解析を行うMFP2の動作を、図7のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS11では、図5に示す第1の通信制御部90が、ウェアラブルデバイスの一例である腕時計型端末1から生体情報を受信したか否かを判別する。生体情報を受信したタイミングで(ステップS11:Yes)、処理がステップS12に進む。
ステップS12では、記憶制御部96が、腕時計型端末1から受信した生体情報を、フラッシュメモリ62等の記憶部に記憶されている生体情報データベース(生体DB)に記憶制御する。そして、解析部94が、腕時計型端末1から取得した生体情報と、健康体の生体情報とを比較することでヘルスチェックを行う。
具体的には、解析部94は、腕時計型端末1から、前回の差分の状態の生体情報を受信した場合、前回の生体情報に差分情報を反映させることで、今回の生体情報(フルデータ)を再生し、健康体の生体情報と比較処理する。また、解析部94は、腕時計型端末1から、差分情報ではなくフルデータの状態で生体情報を受信した場合(生体情報の初回計測時)、このフルデータの状態で受信した生体情報と、健康体の生体情報とを比較処理する。
そして、解析部94は、ステップS13において、異常値の有無を判別する。一例ではあるが、解析部94は、腕時計型端末1から受信した生体情報と健康体の生体情報とを比較処理した結果、心拍数が1分間に100拍以上の場合に異常と見なす。また、解析部94は、最高血圧値が135mmHg以上の場合に異常と見なす。また、解析部94は、最高血圧値が85mmHg以上の場合に異常と見なす。また、解析部94は、心拍数及び血圧値に基づいてストレスの有無を判別する。すなわち、解析部94は、心拍数及び血圧値が共に上昇している場合はストレス有りと判別し、これ以外の場合はストレス無と判別する。記憶制御部55は、解析部94により判別されたストレスの有無を示す情報を、生体情報の一部として生体DBに記憶制御する。
次に、このようなヘルスチェックで異常値が検出された場合(ステップS13:Yes)、処理がステップS14に進み、表示制御部93が、以下に説明するタイミングで、ユーザに対して異常通知を行い、図7のフローチャートの全処理を終了する。なお、表示制御部93は、健康異常が生じていることを示すアイコンを付加して異常通知を行う。このアイコンにより、ユーザは、一目で健康異常を認識することができる。
これに対して、ヘルスチェックで異常値が検出されなかった場合(ステップS13:No)、処理がステップS15に進み、表示制御部93が、以下に説明するタイミングで、ユーザに対して正常通知を行い、図7のフローチャートの全処理を終了する。
ここで、異常通知又は通常通知のようなヘルスチェック結果は、秘密性の高い個人情報である。このため、表示制御部93は、生体情報の生成元となったユーザが視認可能な所定のタイミングで(ユーザが見得るタイミングで)、ヘルスチェック結果をタッチパネル82に表示することが好ましい。一例ではあるが、MFP2は、正規のユーザのみがコピー機能又はスキャナ機能等を使用可能となっている。MFP2を使用するユーザは、図4に示すICカード100をリーダライタ89に近接させてユーザ認証を行う。リーダライタ89は、ICカード100からユーザ名及び社員番号等のユーザ認証に必要な情報の読み取りを行う。
図5に示すユーザ認証部95は、ICカード100から読み出されたユーザ名及び社員番号に基づいて、生体DBを参照することで、ユーザ認証処理を行う。表示制御部93は、ユーザ認証部95により、生体DBに登録されている正規のユーザであることが認証された際に、ヘルスチェック結果をタッチパネル82に表示する。これにより、ユーザがMFP2のカードリーダ89に対して自分のICカード100を近接操作することで、ユーザがMFP2の前に位置しているタイミングで、MFP2のタッチパネル82に、そのユーザのヘルスチェック結果を表示することができる。このため、ヘルスチェック結果が他人に知られる不都合を防止でき、秘密性を保持した状態でユーザに提供することができる。
なお、表示制御部93は、正規のユーザであることを示すユーザ認証が行われるたびに、そのユーザのヘルスチェック結果を表示する。このため、ICカード100をリーダライタ89に近接させてユーザ認証を行うたびに、ユーザは、自分のヘルスチェック結果を確認できる。このため、ユーザは、MFP2の使用時のみならず、出社時及び退社時等の所望のタイミングでICカード100をリーダライタ89に近接させてユーザ認証を行うことで、所望のタイミングで自分のヘルスチェック結果を確認できる。
また、この例では、ICカード100でユーザ認証できた場合に、MFP2は、そのユーザのヘルスチェック結果を表示することとした。しかし、ユーザによりタッチパネル82を介して入力されたユーザ名及びパスワード等の所定の情報に基づいてユーザ認証処理を行い、正規のユーザに対してヘルスチェック結果を表示してもよい。
また、管理者等が、MFP2のタッチパネル82を操作して管理者コードを入力し、ヘルスチェック結果の表示を指定した際に、MFP2のユーザ認証部95が、入力された管理者コードに基づいて、ユーザ認証処理を行う。そして、正規の管理者であることが認証された際に、表示制御部93が、各ユーザのヘルスチェック結果の一覧画面をタッチパネル82に表示する。これにより、管理者は、所望のタイミングで各ユーザのヘルスチェック結果を確認できる。
或いは、管理者等は、パーソナルコンピュータ装置のWebブラウザを介してMFP2のWebブラウザにアクセスし、管理者コードを入力したうえで、ヘルスチェック結果の表示を指定する。MFP2の記憶制御部55は、ユーザ認証部95で正規の管理者であることが認証されると、生体DBから各ユーザのヘルスチェック結果を読み出す。有線LAN通信制御部92は、読み出されたヘルスチェック結果を、有線LANを介して、パーソナルコンピュータ装置のWebブラウザに送信する。これにより、管理者は、パーソナルコンピュータ装置を介して、MFP2に記憶されている各ユーザのヘルスチェック結果を閲覧できる。
図8に、生体DBに記憶されている生体情報の一例を、図9に、生体DBに記憶されているユーザ情報の一例を示す。まず、図8からわかるように、各ユーザの腕時計型端末1から受信される生体情報は、ユーザ毎及び日付毎に生体DBに記憶される。図8は、ユーザA及びユーザBの2017年1月10日〜2017年1月13日における最高血圧値、最低血圧値、心拍数及びストレスの有無が記憶された例を示している。すなわち、図8の例は、1日1回、所定時刻に腕時計型端末1でユーザの生体情報を計測する例である。表示制御部93は、最初に当日のヘルスチェック結果をタッチパネル82に表示し、ユーザにより日付の指定操作がされた場合、この指定された日付のヘルスチェック結果をタッチパネル82に表示する。
(個人差に対応した通知動作)
ここで、血圧値及び心拍数等は、ある程度の個人差がある。このため、解析部94は、図8に示すように、ユーザ毎に生体情報の履歴を残しておき、血圧値及び心拍数等の生体情報の平均値を算出する。そして、解析部94は、今回の生体情報を、健康体の生体情報及び算出した平均値と比較する。解析部94は、今回の生体情報の値が、健康体の生体情報の値未満、又は、算出した平均値未満である場合は、異常は生じていないことを示す解析結果を生成する。また、解析部94は、今回の生体情報の値が、健康体の生体情報の値以上であり、かつ、算出した平均値以上である場合は、異常が生じていることを示す解析結果を生成する。
表示制御部93は、異常が生じていないことを示す解析結果が得られた場合、「異常無し」の通知を行うが、異常が生じていることを示す解析結果が得られた場合、例えば緊急を意味する文字色でメッセージ等を表示し、また、緊急を意味するアイコンを付加して異常通知を行う。これにより、ユーザは、健康異常が生じていることを認識することができ、休憩、通院、又は帰宅等の適切な処置をとることができる。
また、異常が生じていることを示す解析結果が得られた場合、有線LAN通信制御部92又は第2の通信制御部97等の通信部は、管理者に対して、異常通知が行われたユーザを示す情報を通知する。これにより、管理者は、異常通知が行われたユーザに対して休憩、通院、又は帰宅を促す等、適切な処置をとることができる。
(予測される病気の注意喚起動作)
一方、図9は、生体DBに記憶されているユーザ情報の一例を示す図である。なお、図8に示す生体情報と、図9に示すユーザ情報は、互いに関連付けされて、CPU60により管理されている。図9に示すユーザ情報は、上述のように腕時計型端末1の情報処理プログラムを最初に起動したタイミングでユーザにより入力された情報、ユーザの身長及び体重に基づいて、図3に示す測定制御部51により算出された体脂肪率、及び、ユーザの腕時計型端末1の加速度センサのセンサ出力に基づいて算出された運動量を示す情報となっている。一例ではあるが、図9の例の場合、ユーザAに対しては、年齢:38才、性別:男性、身長:170cm、体重65kg、体脂肪率:22%、運動量:少、所属部署:経理部、病歴:十二指腸潰瘍等のユーザ情報が記憶されている。同様に、ユーザC対しては、年齢:28才、性別:女性、身長:158cm、体重:42kg、体脂肪率:20%、運動量:多、所属部署:営業部、病歴:無等のユーザ情報が記憶されている。換言すると、生成DBには、ユーザ毎の年齢、性別及び身体的特徴を示すユーザ情報が記憶されている。
MFP2の解析部94は、生体情報の解析を行ったユーザのユーザ情報と、生体DBに記憶されている各ユーザのユーザ情報とを照合し、生体情報の解析を行ったユーザに対して、同じ性別で年齢及び身体的特徴が近いユーザを検出する。そして、解析部94は、検出したユーザの病歴に記載されている病気を示す情報を表示制御部93に通知する。なお、ここでいう「病気」の概念は、心又は体に不調又は不都合が生じた状態の他、症候群、疾病、疾患、骨折等も含む広義の概念である。表示制御部93は、解析部94から通知された病気を示す情報を、生体情報の測定を行ったユーザに対してヘルスチェック結果と共に提供する。または、表示制御部93は、解析部94から通知された病気の予防を促すメッセージ等を生成し、生体情報の測定を行ったユーザに対してヘルスチェック結果と共に提供する。
例えば、解析部94により、生体情報の測定を行ったユーザに対して、同じ性別で年齢及び身体的特徴が近いユーザとして図9に示すユーザDが検出され、このユーザDの病歴として高血圧及び高血糖が記載されていたとする。この場合、解析部94から表示制御部93に、高血圧及び高血糖を示す情報が通知される。表示制御部93は、解析結果と共に、将来的に発病するおそれがある病気として高血圧及び高血糖を示す表示を行う。または。表示制御部93は、例えば「同じ年代で同じ体格のユーザに、高血圧及び高血糖の発病が見られます。塩分を控え、適度な運動を心がけましょう。」等の病気の予防を促すメッセージを生成し、生体情報の測定を行ったユーザに対してヘルスチェック結果と共に提供する。これにより、ユーザは、ヘルスチェック結果と共に、将来的に発病するおそれのある病気を認識することができ、予防に努めることができる。
(第1の実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、第1の実施の形態の情報処理システムは、腕時計型端末1によりユーザの血圧値及び心拍数等の生体情報を収集し、MFP2にアップロードする。MFP2は、アップロードされた生体情報に基づいて、ユーザのヘルスチェックを行い、ユーザがMFP2の前に位置しているタイミングで、ヘルスチェック結果を表示する。これにより、ヘルスチェック結果は、ユーザの血圧値及び心拍数等の生体情報を解析して生成される情報であるため、ユーザの健康状態を正確に判断可能とすることができる。
また、ヘルスチェック結果を表示するタイミングは、ユーザがMFP2に近接したタイミングで表示する。これにより、ヘルスチェック結果が他人に見られる不都合を防止でき、ヘルスチェック結果の秘密性を保持した状態でユーザに提供することができる。
また、生体情報の履歴に基づいて生体情報の平均値を算出する。そして、現在の生体情報が、健康体の生体情報と比較して異常値を示し、なおかつ、算出した平均値と比較しても異常値を示す場合、通常の異常通知よりも重要度の高いことを意味する異常通知を行う。これにより、生体情報の個人差に対応した通知を行うことができる。
また、年齢、体格及び病歴を示すユーザ情報をユーザ毎に記憶しておき、ヘルスチェック結果を提供する際に、年齢及び体格が似ているユーザの病歴に記載されている病気の予防を促す通知を行う。これにより、各ユーザが将来的に発病するおそれのある病気に対する注意を喚起することができ、病気の予防を可能とすることができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態の情報処理システムの説明をする。第1の実施の形態は、MFP2側で生体情報の収集及び解析を行う例であった。これに対して、第2の実施の形態は、MFP2がサーバ装置に対して生体情報を転送し、サーバ装置が、生体情報の収集及び解析を行い、ヘルスチェック結果をMFP2に送信して表示する例である。なお、第1の実施の形態と第2の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、両者の差異の説明のみ行い、重複説明は省略する。
(システム構成)
図10は、第2の実施の形態の情報処理システムのシステム構成図である。この図2に示すように、第2の実施の形態の情報処理システムの場合、腕時計型端末1、MFP2、アクセスポイント装置3と共に、イーサネット(登録商標)に接続されたサーバ装置4を有している。
図11は、サーバ装置4のハードウェア構成を示すブロック図である。この図11に示すように、サーバ装置4は、CPU110、メインメモリ111、フラッシュメモリ112、及び、有線LAN通信部113を有している。メインメモリ111又はフラッシュメモリ112等の記憶部には、OSの他、上述の生体情報の収集及び解析を行うための情報処理プログラムが記憶されている。また、メインメモリ111又はフラッシュメモリ112等の記憶部には、図8に示した各ユーザの生体情報、及び、図9に示した各ユーザのユーザ情報が記憶される生体DBが記憶されている。
図12は、サーバ装置4のCPU110が情報処理プログラムを実行することで実現する各機能の機能ブロック図である。この図12に示すように、CPU110が情報処理プログラムを実行することで、有線LAN通信制御部121(サーバ通信部の一例)、解析部122(サーバ解析部の一例)、及び、記憶制御部110として機能する。なお、ソフトウェア的に実現されることとした有線LAN通信制御部121〜記憶制御部110のうち、一部又は全部は、ハードウェアで実現してもよいこと等は、上述のとおりである。
(MFPの動作)
図13は、第2の実施の形態におけるMFP2の動作を示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、ステップS21では、図5に示す第1の通信制御部90が、ウェアラブルデバイスの一例である腕時計型端末1から生体情報を受信したか否かを判別する。腕時計型端末1から生体情報を受信したタイミングで、処理がステップS22に進む。
ステップS22では、有線LAN通信制御部92が、有線LAN通信部75を通信制御して、腕時計型端末1から受信した生体情報をサーバ装置4に転送する。サーバ装置4は、後述するように図12に示す記憶制御部110が記憶部に記憶されている生体DBに、MFP2から転送されて生体情報を記憶制御する。これにより、サーバ装置4の生体DBには、図8を用いて説明したように、各ユーザの生体情報の履歴が形成されることとなる。なお、サーバ装置4の生体DBには、図9を用いて説明した各ユーザのユーザ情報も記憶されていることは、上述のとおりである。
また、サーバ装置4は、解析部122で生体情報の解析を行い、有線LAN通信制御部121が、解析結果となるヘルスチェック結果をMFP2に送信する。なお、解析部122は、ユーザの生体情報を健康体の生体情報と比較し、また、上述の平均値と比較した結果、異常値を検出した場合、ヘルスチェック結果に、異常の度合い(大中小)を示す情報を付加してMFP2に送信する。図13のステップS23では、MFP2の有線LAN通信制御部92が、有線LAN通信部75を介してサーバ装置4からの解析結果であるヘルスチェック結果を受信する。
ステップS24では、図5に示すMFP2の表示制御部93が、ヘルスチェック結果に異常の度合いを示す情報が付加されているか否かを判別することで、ヘルスチェック結果に異常値が存在するか否かを判別する。異常値が存在する場合(ステップS24:Yes)、表示制御部93は、ステップS25において、ヘルスチェック結果を上述のタイミングでタッチパネルに表示する際に、異常の度合い(大中小)に応じた表示形態の表示を行い、図13のフローチャートの全処理を終了する。
これに対して、異常値が存在しない場合(ステップS24:No)、表示制御部93は、ステップS26において、ヘルスチェック結果と共に健康状態は正常(良好)であることを示す通知を行い、図13のフローチャートの全処理を終了する。
(サーバ装置の動作)
次に、図14のフローチャートを用いて、サーバ装置4の動作を説明する。まず、ステップS31では、図12に示すサーバ装置4の有線LAN通信制御部121が、図11に示す有線LAN通信部113を介して、MFP2から生体情報を受信したか否かを判別する。MFP2から生体情報を受信すると、処理がステップS32に進む。
ステップS32では、図12に示す解析部122が、MFP2から受信した生体情報と健康体の生体情報とを比較処理する等の、上述のヘルスチェック(解析処理)を行う。ステップS33では、記憶制御部123が、ヘルスチェック結果(解析結果)を記憶部に記憶する。また、有線LAN通信制御部121が、有線LAN通信部113を介して、ヘルスチェック結果(解析結果)をMFP2に送信する。このヘルスチェック結果としては、血圧値、心拍数、ストレスの有無、将来的に発病が予測される病気等の情報が含まれることは、上述のとおりである。
MFP2は、サーバ装置4から受信したヘルスチェック結果を、例えばフラッシュメモリ62等の記憶部に記憶する。そして、MFP2は、ユーザがMFP2にログインしたタイミング等の所定のタイミングで、タッチパネル82等を介してユーザに表示する。または、MFP2は、有線LAN等のネットワークを介して管理者等にヘルスチェック結果を提供する。
なお、MFP2は、サーバ装置4から受信したヘルスチェック結果を、記憶部に対して一時的に記憶してもよいし、又は、記憶部に設けた上述の生体DBに長期的に記憶してもよい。
(第2の実施の形態の効果)
このような第2の実施の形態の情報処理システムは、生体情報の解析処理をサーバ装置4が行う。このため、MFP2の解析処理の負担を大幅に軽減できる他、上述の第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態の情報処理システムの説明をする。上述の各実施の形態は、1日1回、生体情報の計測を行ってヘルスチェック結果を提供する例であった。これに対して、第3の実施の形態の情報処理システムは、例えば10分又は1時間等のように所定の時間毎に生体情報の計測を行い、所定のタイミングでヘルスチェック結果を提供する例である。なお、上述の各実施の形態と第3の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、両者の差異の説明のみ行い、重複説明は省略する。
(第3の実施の形態の構成及び動作)
この第3の実施の形態の情報処理システムの場合、腕時計型端末1は、例えば10分又は1時間等のように所定の時間毎に生体情報の計測を行いMFP2に送信する。MFP2又はサーバ装置4(MFP2からサーバ装置4に生体情報を転送する場合)は、転送された生体情報を、順次、生体DBに記憶する。なお、以下、MFP2に生体DBが設けられていることとして説明を進める。サーバ装置4に生体DBが設けられている場合も、同様の動作となるため、以下の説明を参照されたい。
図15は、生体DBに記憶される生体情報の一例を示している。MFP2は、所定時間毎に腕時計型端末1から送信される生体情報を生体DBに記憶することで、生体DBに生体情報の履歴がユーザ毎に形成される。図15の例は、ユーザAの2017年1月10日の午前9時00分から午後19時05分までの間の生体情報が記憶された例である。
また、図15の例は、ユーザBの2017年1月10日の午前9時30分から午後16時15分までの間の生体情報が記憶された例である。この例に示すように、生体情報としては、計測時刻毎に、最低血圧値、最高血圧値、心拍数、及び、上述のように血圧値及び心拍数に基づいて検出されたストレスの有無を示す情報が生体DBに記憶される。
MFP2の解析部94は、生体DBに記憶されたユーザ毎の各最低血圧値のうち、最も計測回数が多い最低血圧値を基本最低血圧値として検出し、記憶制御部96が、生体DBに記憶制御する。同様に、解析部94は、ユーザ毎の各最高血圧値のうち、最も計測回数が多い最高血圧値を基本最高血圧値として検出し、記憶制御部96が、生体DBに記憶制御する。同様に、解析部94は、ユーザ毎の各心拍数のうち、最も計測回数が多い心拍数を基本心拍数として検出し、記憶制御部96が、生体DBに記憶制御する。
このような基本最低血圧値、基本最高血圧値及び基本心拍数は、各ユーザの生体情報の一部として、図16に示すように生体DBに記憶される。図16の例の場合、ユーザAの基本最低血圧値(下)として71mHgの値が、基本最高血圧値(上)として112mHgの値が、基本心拍数として、61回の値が、それぞれ生体DBに記憶されている。
また、この第3の実施の形態の情報処理システムの場合、血圧及び心拍数の異常を判断するための閾値は、ユーザ、管理者又はヘルスケア有識者等が任意で設定可能となっている。また、この第3の実施の形態の情報処理システムの場合、異常警告を行うまでの異常血圧値又は異常心拍数の検出回数(警告開始回数)を設定可能となっている。さらに、この第3の実施の形態の情報処理システムの場合、異常血圧値又は異常心拍数が設定回数以上検出された際に行う異常警告のタイミングを設定可能となっている。
具体的には、図16に示すユーザAの場合、基本心拍数の+20%以上の心拍数及び基本心拍数の−20%以下の心拍数を異常心拍数として検出するように設定されている(基本心拍数の±20%)。また、ユーザAの場合、基本最高血圧の+20%以上の最高血圧値及び基本最高血圧値の−20%以下の最高血圧値を異常最高血圧値として検出するように設定されている(基本最高血圧値の±20%)。また、ユーザAの場合、基本最低血圧の+10%以上の最低血圧値及び基本最低血圧値の−10%以下の最低血圧値を異常最低血圧値として検出するように設定されている(基本最低血圧値の±10%)。そして、このような異常心拍数又は異常血圧値が「30回」以上計測された際に、ユーザAの「退社時刻」のタイミングで、異常心拍数の発生を警告するように設定されている。
従って、ユーザAの場合、表示制御部93は、異常心拍数、異常最高血圧値及び異常最低血圧値のうち、いずれか一つ又は複数が30回以上計測された際に、ユーザAが退社するタイミングで、異常値の発生が計測されたことを示す警告メッセージ等をタッチパネル82に表示する。同様に、図16に示すユーザBの場合、表示制御部93は、異常心拍数、異常最高血圧値及び異常最低血圧値のうち、いずれか一つ又は複数が10回以上計測された際に、午後3時となったタイミングで、異常値の発生が計測されたことを示す警告メッセージ等をタッチパネル82に表示する。
なお、表示制御部93は、タッチパネル82に対する警告メッセージ等の表示を以下のように行う。ユーザAの場合、出社時刻に自分のICカード100でMFP2にログインし、退社時刻に自分のICカード100でMFP2からログアウトする。このログアウト操作を検出した際に、表示制御部93は、警告メッセージ等をタッチパネル82に表示する。これにより、ユーザAがMFP2の近くに居る際に、警告メッセージ等を表示することができる。または、タッチパネル82にソフトウェアキーとして退社ボタン又はMFP2にハードウェアキーとして退社ボタンを設け、退社ボタンが操作された際に、表示制御部93は、警告メッセージ等をタッチパネル82に表示する。これにより、ユーザAがMFP2の近くに居る際に、警告メッセージ等を表示することができる。
また、警告メッセージ等の表示タイミングを「午後3時」と指定しているユーザBの場合、午後3時となった際にユーザBは、MFP2の前に移動する。表示制御部93は、午後3時を検知したタイミングで、警告メッセージ等をタッチパネル82に表示する。これにより、ユーザBがMFP2の前に移動したタイミングで、警告メッセージ等をタッチパネル82に表示することができる。或いは、午後3時となった際にユーザBは、MFP2の前に移動し自分のICカード100でログイン操作を行う。表示制御部93は、午後3時前後(例えば午後2時50分〜午後3時10分の間等)に、ユーザBのログインが検出された場合に、警告メッセージ等をタッチパネル82に表示する。これにより、ユーザBにより指定された時刻及びユーザBがMFP2の近くに居る際に、警告メッセージ等の表示を行うことができる。
(第3の実施の形態の効果)
このように第3の実施の形態の情報処理システムは、所定の時間毎に生体情報の計測を行い、所定のタイミングでヘルスチェック結果を提供することができる。これにより、より詳細に生体情報を解析して生成したヘルスチェック結果を、ユーザが希望するタイミングで安全に提供できる他、上述の各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態の情報処理システムの説明をする。上述の第1の実施の形態において、年齢及び身体的特徴が近いユーザが発症した経験のある病気の予防を促すメッセージを、生体情報の計測を行ったユーザに対してヘルスチェック結果と共に提供する例を説明した。このような第1の実施の形態の変形例に相当するのが、以下に説明する第4の実施の形態である。なお、重複説明を避けるため、以下の第4の実施の形態の説明は、上述の各実施の形態に対する差異の説明のみ行う。
(第4の実施の形態の動作)
図17に、第4の実施の形態の情報処理システムのMFP2(又はサーバ装置4)の生体DBに記憶されているユーザ情報の一例を示す。この図17の例の場合、ユーザIDが12345のAさんは、年齢が40歳、性別が男性、身長が180cm、体重が70kgであり、1日に100回の心拍異常回数が検出され、また、1日の10回の血圧異常回数が検出されている。そして、Aさんは、過去に病気A及び病気Bを患った経験がある。同様に、ユーザIDが54321のBさんは、年齢が35歳、性別が男性、身長が170cm、体重が85kgであり、1日に100回の心拍異常回数が検出され、また、1日の15回の血圧異常回数が検出されている。そして、Bさんは、過去に病気A及び病気Cを患った経験がある。
第4の実施の形態の場合、MFP2の解析部94(又はサーバ装置4の解析部122)は、生体DBに記憶されている各ユーザのユーザ情報に基づいて、各病気及び各パラメータの組み合わせ情報を形成する。すなわち、図17の例の場合、解析部94は、Aさんのユーザ情報に基づいて、[年齢40歳,病気A]、[性別男,病気A]、[身長180cm,病気A]、[体重70kg,病気A]、[心拍異常回数100回,病気A]、[血圧異常回数10回,病気A]との組み合わせ情報を形成する。また、図17の例の場合、解析部94は、Aさんのユーザ情報に基づいて、[年齢40歳,病気B]、[性別男,病気B]、[身長180cm,病気B]、[体重70kg,病気B]、[心拍異常回数100回,病気B]、[血圧異常回数10回,病気B]との組み合わせ情報を形成する。
また、図17の例の場合、解析部94は、Bさんのユーザ情報に基づいて、[年齢35歳,病気A]、[性別男,病気A]、[身長170cm,病気A]、[体重85kg,病気A]、[心拍異常回数100回,病気A]、[血圧異常回数15回,病気A]との組み合わせ情報を形成する。また、図17の例の場合、解析部94は、Bさんのユーザ情報に基づいて、[年齢35歳,病気C]、[性別男,病気C]、[身長170cm,病気C]、[体重85kg,病気C]、[心拍異常回数100回,病気C]、[血圧異常回数15回,病気C]との組み合わせ情報を形成する。
次に、解析部94は、数が多い順に、各組み合わせの組み合わせ情報を検出する。上述の例の場合、[心拍異常回数100回,病気A]の組み合わせ情報が、最も数が多い組み合わせの組み合わせ情報として検出され、続いて数が多い組み合わせの組み合わせ情報として、[性別男,病気A]の組み合わせの組み合わせ情報が検出される。
ここで、このような組み合わせ情報の検出結果は、ユーザA及びユーザBの2名のユーザ情報に基づく検出結果であるが、さらに多くのユーザのユーザ情報に基づいて、各組み合わせの組み合わせ情報を検出すると、[心拍異常回数100回,病気A]の組み合わせの他、例えば[心拍異常回数101回,病気A]及び[心拍異常回数110回,病気A]等の組み合わせの組み合わせ情報も検出される。
解析部94は、このような検出結果を統計的に判断することで、病気の要因と、患う病気を特定する。図17の例の場合、最も多い組み合わせが[心拍異常回数100回,病気A]であるため、解析部94は、「心拍異常回数が多いと、病気Aに罹りやすい」と判断し、心拍異常回数が多いユーザが罹りやすい病気は病気Aであることを示す情報を表示制御部93に通知する。表示制御部93は、解析部94から通知された病気を示す情報を、生体情報の測定を行ったユーザに対してヘルスチェック結果と共に提供する。または、表示制御部93は、解析部94から通知された病気の予防を促すメッセージ等を生成し、生体情報の測定を行ったユーザに対してヘルスチェック結果と共に提供する。
(第4の実施の形態の効果)
これにより、ユーザに対して、将来的に罹りやすい病気の予防を促すことができる他、上述の各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態の情報処理システムの説明をする。上述の各実施の形態の説明では、ヘルスチェック結果を主にMFP2のタッチパネル82に表示することとした。この第5の実施の形態は、サーバ装置が、腕時計型端末1から収集した生体情報に基づいて生成したヘルスチェック結果を、MFP2を介してユーザの腕時計型端末1に送信して表示する例である。なお、重複説明を避けるため、以下の第5の実施の形態の説明は、上述の各実施の形態に対する差異の説明のみ行う。
(第5の実施の形態の動作)
(ヘルスチェック結果の生成動作)
図18に、第5の実施の形態の情報処理システムのシーケンス図を示す。この図18のシーケンス図において、ステップS41〜ステップS46は、サーバ装置4が、収集したユーザの生体情報に基づいてヘルスチェック結果を生成して保存するまでの動作を示している。
具体的には、ユーザの腕時計型端末1は、ステップS41において、生体情報を定期的又はランダムな時刻に収集する。一例ではあるが、この生体情報の収集は、腕時計型端末1及びMFP2の間のBLT通信回線を常時確立しておく。そして、腕時計型端末1がMFP2付近に位置した際に、MFP2が腕時計型端末1に対して生体情報の送信要求を行う。腕時計型端末1の第1の通信制御部50及び第1の通信部14は、ステップS42において、BLE通信により、ユーザID等と共に生体情報をMFP2に送信する。MFP2は、ステップS43において、腕時計型端末1からBLE通信で送信された生体情報及びユーザID等を、例えばフラッシュメモリ62又はHDD74等の記憶部に記憶する。
なお、BLT通信回線は、所定時間毎、又は、ランダムに確立してもよい。換言すれば、腕時計型端末1及びMFP2は、BLT通信回線等の所定の通信回線により、連続的(常時)に接続する他、断続的に接続してもよい。また、MFP2からの送信要求に応じて、腕時計型端末1が、生体情報をMFP2に送信することとしたが、腕時計型端末1がMFP2付近に位置した際に、腕時計型端末1から自発的にMFP2に生体情報等を送信してもよい。
また、プリント処理時又はスキャン処理時等において、腕時計型端末1でMFP2のリーダライタ89にタッチ操作することで、ユーザID等の認証情報をMFP2に送信し、ユーザ認証が成功した際(後)に、その認証成功のレスポンスを受信した腕時計型端末1が生体情報をMFP2に自動送信してもよい。
MFP2の例えば有線LAN通信部75及び有線LAN通信制御部92は、このように記憶部に記憶したユーザの生体情報を、ステップS44において、定期的又はランダムな時刻に、ユーザID(社員番号)等と共にサーバ装置11に送信する。なお、MFP2は、サーバ装置4に対して、有線LANの他、例えば無線LAN又はWi−Fi(登録商標)通信等の他の通信形態で送信してもよい。
サーバ装置4の解析部122は、受信した生体情報を、サンプルとなる正常値を示す生体情報に照合し、記憶制御部123は、この照合結果をヘルスチェック結果としてメインメモリ111に記憶制御する。このように腕時計型端末1で収集された生体情報は、上述のタイミングでサーバ装置4に蓄積される。
次に、この第5の実施の形態の情報処理システムの場合、腕時計型端末1は、図18に示すように例えば通信距離が30cm程度の非接触無線通信部である第3の通信部131を備えている。一例ではあるが、非接触無線通信部としてNFC(Near Field Communication)等を用いることができる。
また、この第5の実施の形態の情報処理システムの場合、MFP2の表示制御部93は、図19に示すように「社員証やウェアラブルデバイスをタッチしてください」等の、リーダライタ89に対するタッチ操作を促すメッセージを表示した表示画面をデフォルト画面G1としてタッチ操作パネル82に表示している。
ユーザは、例えば出勤時及び退社時に、ステップS47に示すようにICカード100又は腕時計型端末1でMFP2のリーダライタ89をタッチ操作する。このタッチ操作がされると、リーダライタ89は、ICカード100又は腕時計型端末1と非接触無線通信を行うことで、ユーザID(社員番号)等の情報を読み出し、ステップS48に示すように出勤時刻又は退勤時刻と共にメインメモリ61等の記憶部に記憶する。
(健康状態が正常の場合)
次に、ステップS49において、MFP2の有線LAN通信制御部92は、ICカード100又は腕時計型端末1から取得したユーザID(社員番号)をサーバ装置4に送信すると共に、ヘルスチェック結果の取得要求を行う。サーバ装置4の記憶制御部123は、MFP2から受信したユーザID(社員番号)に対応するヘルスチェック結果を記憶部から読み出す。サーバ装置4の有線LAN通信部121は、記憶部から読み出されたヘルスチェック結果を、ステップS50においてMFP2に送信する。MFP2は、サーバ装置4から受信したヘルスチェック結果を、ステップS51において、例えば第1の通信部77を介して腕時計型端末1にBLE送信する。
一例ではあるが、サーバ装置4からMFP2に送信されるヘルスチェック結果には、健康状態の正常又は異常を示す健康状態情報が付加されている。腕時計型端末1の表示制御部53は、ヘルスチェック結果に付加されている健康状態情報に基づいて、ユーザの健康状態(正常又は異常)を判別する。そして、ユーザの健康状態が正常であると判別した場合、腕時計型端末1の表示制御部53は、図19の表示画像G2に示すように、ユーザID(社員番号)、名前、ステータス(出勤、退勤、休暇等)、出勤時間、及び、健康状態(この場合は、正常)を示す各種情報を、表示部18に表示制御する。
(健康状態が異常の場合)
これに対して、ユーザの健康状態が異常であると判別した場合、腕時計型端末1の表示制御部53は、図19の表示画像G3に示すように、ユーザID(社員番号)、名前、ステータス(出勤、退勤、休暇等)、出勤時間と共に、健康状態を示す情報として「異常」の文字を表示部18に表示制御する。
この第5の実施の形態の場合、各ユーザは、連絡先となる所望の電子メールアドレスを事前に登録するようになっている。この電子メールアドレスは、MFP2のHDD74等の記憶部、及び(又は)、腕時計型端末1のメインメモリ12等の記憶部に記憶されている。なお、サーバ装置4のメインメモリ111等の記憶部に電子メールアドレスを記憶しておき、「異常」のヘルスチェック結果を送信する際等に、有線LAN通信制御部121がMFP2、又は(及び)、腕時計型端末1に送信してもよい。
腕時計型端末1の第2の通信制御部52(解析結果通知部の一例)は、ステップS52において、メインメモリ12等の記憶部に記憶されている電子メールアドレス宛てに、ヘルスチェック結果に含まれる健康状態の詳細情報を、WiFi通信を用いて送信する。これにより、登録されている電子メールアドレスに従って、ヘルスチェックの詳細情報が、例えばユーザのパーソナルコンピュータ装置、携帯端末装置、MFP2、又は、腕時計型端末1等に送信される。
(ICカードでタッチ操作が行われた場合)
次に、この第5の実施の形態の場合、上述のステップS47において、MFP2のリーダライタ89が、例えば社員証等のICカード100でタッチ操作されると、MFP2の第1の通信制御部90は、ステップS53において、腕時計型端末の広告情報を腕時計型端末1に、BLE通信で送信する。
この広告情報には、広告の詳細情報の表示を指定するための詳細ボタンの情報が含まれている。腕時計型端末1の表示制御部53は、MFP2から受信した広告情報に基づいて、例えば図19の表示画像G4に示すように、腕時計型端末の広告画像及び詳細ボタン150を表示部18に表示制御する。ユーザは、表示された広告の詳細を知りたい場合、詳細ボタン150を操作する。腕時計型端末1の操作処理部54は、ステップS54において、ユーザによる詳細ボタン150の操作を検出する。表示制御部53は、詳細ボタン150の操作が検出されると、ステップS155において、MFP2から受信した広告情報の詳細情報を表示部18に表示する。
なお、この例では、ICカード100でタッチ操作された場合、MFP2は、ユーザの腕時計型端末1に広告情報を表示することとしたが、この他、MFP2は、タッチパネル82に広告情報を表示してもよいし、パーソナルコンピュータ装置又は携帯端末装置等の、ユーザの他の通信機器に広告情報を送信して表示してもよい。
(タッチ操作ミスの場合)
次に、ステップS47において、腕時計型端末1を用いて行った、MFP2のリーダライタ89に対するタッチ操作が、タッチ操作ミスであった場合、MFP2の第1の通信制御部90は、図19に示すエラーメッセージ画像G5を、ステップS56において、BLE通信により、ユーザの腕時計型端末1に送信する。腕時計型端末1の表示制御部53は、MFP2からエラーメッセージ画像G5を受信すると、表示部18に表示する。これにより、ユーザは、腕時計型端末1の表示部18を見ることで、タッチ操作ミスが発生したことを認識して、再度、タッチ操作を行うこととなる。このようなエラーメッセージ画像G5の表示と共に、電子音又は音声でユーザにタッチ操作ミスを知らせてもよい。
なお、ICカード100でタッチ操作ミスが行われた場合、MFP2の表示制御部93は、上述のエラーメッセージ画像G5を、MFP2のタッチパネル82に表示制御する。これにより、ユーザは、MFP2のタッチパネル82を見ることで、タッチ操作ミスが発生したことを認識して、再度、タッチ操作を行うこととなる。この場合も、エラーメッセージ画像G5の表示と共に、電子音又は音声でユーザにタッチ操作ミスを知らせてもよい。
(第5の実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、第5の実施の形態の情報処理システムは、腕時計型端末1とMFP2との間のBLT通信回線を常時確立しておき(所定の時間毎に確立してもよい)、腕時計型端末1とMFP2との間が所定の距離となった際に、MFP2が、腕時計型端末1から自動的に生体情報を収集する。これにより、特別な操作及び設定を必要とすることなく、MFP2で自動的に生体情報を収集してヘルスチェック結果を各ユーザに提供できる。また、ヘルスチェック結果を腕時計型端末1に表示することで、秘密性のある情報(ヘルスチェック結果)を、秘密性を保持した状態でユーザに提供できる他、上述の各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述の第5の実施の形態の説明では、図19に示したメッセージ又はヘルスチェック結果等の各画像G1〜G5を、主に腕時計型端末1に表示することとしたが、MFP2のタッチパネル82に表示してもよい。
(各実施の形態の変形例)
上述の各実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。
すなわち、情報処理システムとしては、電子機器と携帯端末との間で情報の共有を図るシステムであれば、どのようなシステムでもよい。例えば、MFPの代わりにコピー装置又はスキャナ装置等の他の情報処理機器を用いてもよい。
また、人間の生体情報を解析することとしたが、例えば首輪型の携帯端末等で、犬又は猫等の、人間以外の生物の生体情報を取得して電子機器に表示することで、人間以外の生物の健康管理等を行うようにしてもよい。
また、上述のCPU10及びCPU60としては、ソフトウェアによって各機能を実行するようプログラムされたプロセッサ、及び、各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、IC(Integrated Circuit)又は回路モジュールなどのハードウェアを含むものとする。
また、上述の各実施の形態は、情報処理技術分野における通常の知識を有した技術者であれば、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)や、従来の回路モジュールを接続して構成した装置によって実施することが可能である。
また、上述の各実施の形態に記載された各機能は、それぞれ、一又は複数の処理回路(Circuit)によって実現することが可能である。なお、ここで、本明細書における「処理回路」とは、ソフトウェアによって各機能を実行するようプログラムされたプロセッサ、各機能を実行するよう設計されたASIC及び回路モジュール等のハードウェアを含むものとする。
また、携帯端末として腕時計型端末1を用いることとした。しかし、携帯端末としては、血圧値、脈拍数、歩行した歩数、運動量等の生体情報が検出できれば、例えば指輪型又は眼鏡型の携帯端末の他、スマートフォン、タブレット端末等を用いてもよい。また、携帯端末としては、上述の腕時計型端末1のように腕に装着するもの以外でも、頭又は胸等の体の所定の部位に装着するものでもよい。また、体の所定の部位に装着しなくても、例えば手に握るかたちのものでもよいし、衣服のポケット等に入れたままで動作するものでもよい。
すなわち、携帯端末は、例えばMFP2に対して上述の近距離無線通信で通信可能な携帯通信端末としてのスマートフォン、タブレット端末、又はウェアラブルデバイス等のいわゆるスマート端末とも呼ばれるデバイスである。スマートフォンとは、携帯電話装置が備える通話機能のほか、カメラ装置による撮像機能、パーソナルコンピュータ装置のようなWeb情報表示機能など多機能を備える端末というのが典型である。また、タブレット端末とは、スマートフォンと同様に多機能端末として機能するタブレット型の端末というのが典型である。
また、ウェアラブルデバイスとは、例えばユーザゴーグルのような頭部に装着され得るもの、時計のような手首に装着され得るもの、或いはネックストラップのような胸部等に装着され得るものが典型である。しかし、これに限らず、ウェアラブルデバイスは、ユーザが所持している、例えば帽子、ランドセル又はカバン等の物体に装着されるものでも良い。すなわち、上述の各実施の形態において「携帯」とは、ユーザの身体に直接的に装着される場合と、ユーザの身体に間接的に装着される場合との双方を含み得るものとする。
このような実施の形態及び実施の形態の変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 腕時計型端末
2 複合機(MFP)
3 無線LANのアクセスポイント装置
4 サーバ装置
9 操作部
10 CPU
18 表示部
19 生体測定部
30 リム部
32 耳掛け部
51 測定制御部
53 表示制御部
82 タッチパネル
89 リーダライタ
93 表示制御部
94 解析部
95 ユーザ認証部
95 記憶制御部
100 ICカード
122 解析部
123 記憶制御部
特開2006−243969号公報

Claims (20)

  1. 携帯端末と、前記携帯端末との間で通信を行う電子機器とを有する情報処理システムであって、
    前記携帯端末は、
    生体としての動きに基づいて生成される生体情報を取得する生体情報取得部と、
    前記生体情報を送信する送信部と、を備え、
    前記電子機器は、
    前記携帯端末から送信された前記生体情報を受信する受信部と、
    受信した前記生体情報に基づいて所定の解析処理を行う解析部と、
    前記解析部の解析結果を表示部に表示する場合、前記生体情報の生成元となったユーザが視認可能な所定のタイミングで前記解析結果を表示制御する表示制御部と、を備えること
    を特徴とする情報処理システム。
  2. 携帯端末と、前記携帯端末との間で通信を行う電子機器と、前記電子機器との間で通信を行うサーバ装置とを有する情報処理システムであって、
    前記携帯端末は、
    生体としての動きに基づいて生成される生体情報を取得する生体情報取得部と、
    前記生体情報を送信する送信部と、を備え、
    前記電子機器は、
    前記携帯端末から送信された前記生体情報を受信して、前記サーバ装置に転送し、また、前記サーバ装置から送信された前記生体情報の解析結果を受信する電子機器通信部と、
    前記サーバ装置から受信した前記生体情報の解析結果を表示部に表示する場合、前記生体情報の生成元となったユーザが視認可能な所定のタイミングで前記解析結果を表示制御する表示制御部と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記電子機器から転送される前記生体情報を受信し、また、前記生体情報の解析結果を前記電子機器に送信するサーバ通信部と、
    前記電子機器から受信した前記生体情報に基づいて所定の解析処理を行うサーバ解析部と、を備えること、
    を特徴とする情報処理システム。
  3. 前記携帯端末の送信部は、前回送信した前記生体情報が存在する場合、前回送信した前記生体情報と今回送信する前記生体情報との差分となる差分情報を生成して前記電子機器に送信し、
    前記電子機器の前記解析部、又は、前記サーバ装置の前記サーバ解析部は、前回解析を行った生体情報に前記差分情報を反映させて今回の生体情報を再生し、再生した生体情報に基づいて所定の解析処理を行うこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記電子機器の前記解析部、又は、前記サーバ装置の前記サーバ解析部は、受信した前記生体情報と健康体の生体情報との比較結果となる前記解析結果を生成すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記電子機器の前記解析部、又は、前記サーバ装置の前記サーバ解析部は、過去に受信した複数の生体情報の平均値を算出し、今回受信した前記生体情報が、前記健康体の生体情報以上であり、かつ、前記平均値以上の場合に異常が生じていることを示す解析結果を生成し、今回受信した前記生体情報が少なくとも前記平均値未満の場合に異常は生じていないことを示す解析結果を生成すること
    を特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記電子機器の前記解析部、又は、前記サーバ装置の前記サーバ解析部は、過去に受信した複数の生体情報の平均値である基本値を算出すると共に、前記基本値に対する異常値の発生回数を検出し、
    前記表示制御部は、前記異常値の発生回数が所定回数以上となった際に、ユーザ毎に指定されたタイミング、かつ、前記生体情報の生成元となったユーザが視認可能な所定のタイミングで前記解析結果を前記表示部に表示制御すること
    を特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
  7. ユーザ毎の年齢、性別、身体的特徴及び病歴を含むユーザ情報が記憶された記憶部を有し、
    前記電子機器の前記解析部、又は、前記サーバ装置の前記サーバ解析部は、前記生体情報の解析を行ったユーザの年齢、性別、身体的特徴に近いユーザの病歴に記載されている病気を前記記憶部から検出して前記表示制御部に通知し、
    前記表示制御部は、通知された前記病気を示す情報を、前記生体情報の解析結果と共に前記表示部に表示制御すること
    を特徴とする請求項1から請求項6のうち、いずれか一項に記載の情報処理システム。
  8. 前記電子機器の前記解析部、又は、前記サーバ装置の前記サーバ解析部は、前記記憶部に前記ユーザ情報として記憶されている各パラメータと、病歴として記憶されている病気との組み合わせを、前記記憶部に前記生体情報が記憶されているユーザ毎に検出し、パラメータと病気との組み合わせが所定数以上となる組み合わせに基づいて、病気の要因及び将来的に患うおそれのある病気を特定して前記表示制御部に通知し、
    前記表示制御部は、通知された前記病気を示す情報を、前記生体情報の解析結果と共に前記表示部に表示制御すること
    を特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 前記携帯端末は、腕時計型端末であり、ユーザの腕に装着された際に、ユーザの動脈の振動に基づいて血圧値及び脈拍数を検出し、前記生体情報として前記電子機器に送信すること
    を特徴とする請求項1から請求項8のうち、いずれか一項に記載の情報処理システム。
  10. 前記携帯端末は、携帯表示部と、前記携帯表示部の表示制御を行う携帯表示制御部とを備え、
    前記携帯表示制御部は、前記電子機器から受信した前記生体情報の解析結果を前記携帯端末表示部に表示制御すること
    を特徴とする請求項1から請求項9に記載の情報処理システム。
  11. 前記携帯端末及び前記電子機器は、所定の通信回線により連続的又は断続的に接続されており、
    前記電子機器は、前記携帯端末との間の距離が所定以下の距離となった際、又は、所定時間毎に、前記所定の通信回線を介して、前記携帯端末から前記生体情報を収集すること
    を特徴とする請求項1から請求項10のうち、いずれか一項に記載の情報処理システム。
  12. 前記電子機器は、前記携帯端末から収集した前記生体情報を、所定時間毎に、前記サーバ装置に送信すること
    を特徴とする請求項2から請求項8のうち、いずれか一項に記載の情報処理システム。
  13. 前記携帯端末は、前記電子機器から受信した前記生体情報の解析結果が健康状態の異常を示す場合、異常の健康状態を示す解析結果の詳細情報を、予め指定されている電子メールアドレス宛てに送信する解析結果通知部を有すること
    を特徴とする請求項1から請求項12のうち、いずれか一項に記載の情報処理システム。
  14. 前記電子機器は、所定のタイミングで広告情報、前記広告情報の詳細情報、及び前記広告情報の詳細情報の表示を指定する詳細ボタンを表示するためのボタン情報を、前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末の前記携帯表示制御部は、前記広告情報と共に前記詳細ボタンを前記携帯端末表示部に表示制御し、詳細ボタンが操作された際に、前記広告情報の詳細情報を前記携帯端末表示部に表示制御すること
    を特徴とする請求項10から請求項13のうち、いずれか一項に記載の情報処理システム。
  15. 携帯端末と、前記携帯端末との間で通信を行う電子機器とを有する情報処理システムにおける情報処理方法であって、
    前記携帯端末において、
    生体情報取得部が、生体としての動きに基づいて生成される生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
    送信部が、前記生体情報を送信する送信ステップと、を備え、
    前記電子機器において、
    受信部が、前記携帯端末から送信された前記生体情報を受信する受信ステップと、
    解析部が、受信した前記生体情報に基づいて所定の解析処理を行う解析ステップと、
    表示制御部が、前記解析部の解析結果を表示部に表示する場合、前記生体情報の生成元となったユーザが視認可能な所定のタイミングで前記解析結果を表示制御する表示制御ステップと、を備えること
    を特徴とする情報処理方法。
  16. 携帯端末と、前記携帯端末との間で通信を行う電子機器と、前記電子機器との間で通信を行うサーバ装置とを有する情報処理システムにおける情報処理方法であって、
    前記携帯端末において、
    生体情報取得部が、生体としての動きに基づいて生成される生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
    送信部が、前記生体情報を送信する送信ステップと、を備え、
    前記電子機器において、
    電子機器通信部が、前記携帯端末から送信された前記生体情報を受信して、前記サーバ装置に転送し、また、前記サーバ装置から送信された前記生体情報の解析結果を受信する電子機器通信ステップと、
    表示制御部が、前記サーバ装置から受信した前記生体情報の解析結果を表示部に表示する場合、前記生体情報の生成元となったユーザが視認可能な所定のタイミングで前記解析結果を表示制御する表示制御ステップと、を備え、
    前記サーバ装置において、
    サーバ通信部が、前記電子機器から転送される前記生体情報を受信し、また、前記生体情報の解析結果を前記電子機器に送信するサーバ通信ステップと、
    サーバ解析部が、前記電子機器から受信した前記生体情報に基づいて所定の解析処理を行うサーバ解析ステップと、を備えること、
    を特徴とする情報処理方法。
  17. 携帯端末から送信された、生体としての動きに基づいて生成される生体情報を受信する受信部と、
    受信した前記生体情報に基づいて所定の解析処理を行う解析部と、
    前記解析部の解析結果を表示部に表示する場合、前記生体情報の生成元となったユーザが視認可能な所定のタイミングで前記解析結果を表示制御する表示制御部と
    を有する電子機器。
  18. 携帯端末から電子機器に対して、生体としての動きに基づいて生成される生体情報を送信することで、前記電子機器から転送された前記生体情報を受信する受信部と、
    前記電子機器から受信した前記生体情報に基づいて所定の解析処理を行うサーバ解析部と、
    前記電子機器において、前記生体情報の生成元となったユーザが視認可能な所定のタイミングで表示制御される前記解析処理の解析結果を前記電子機器に送信するサーバ通信部と
    を有するサーバ装置。
  19. コンピュータを、
    携帯端末から送信された、生体としての動きに基づいて生成される生体情報を受信するように受信部を制御する受信制御部と、
    受信した前記生体情報に基づいて所定の解析処理を行う解析部と、
    前記解析部の解析結果を表示部に表示する場合、前記生体情報の生成元となったユーザが視認可能な所定のタイミングで前記解析結果を表示制御する表示制御部として機能させること
    を特徴とする情報処理プログラム。
  20. コンピュータを、
    携帯端末から電子機器に対して、生体としての動きに基づいて生成される生体情報を送信することで、前記電子機器から転送された前記生体情報を受信するように受信部を制御する受信制御部と、
    前記電子機器から受信した前記生体情報に基づいて所定の解析処理を行うサーバ解析部と、
    前記電子機器において、前記生体情報の生成元となったユーザが視認可能な所定のタイミングで表示制御される前記解析処理の解析結果を前記電子機器に送信するサーバ通信部として機能させること
    を特徴とする情報処理プログラム。
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