JP2018156034A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】視認者からの制御光の視認を抑えつつ、表示像の描画される描画領域を確保可能なヘッドアップディスプレイ装置の提供。【解決手段】ヘッドアップディスプレイ装置100は、描画領域41に発光表示される表示像11のウィンドシールドへの投影により、表示像11の虚像を表示する。ヘッドアップディスプレイ装置100は、描画領域41を形成するスクリーンユニット30と、描画光DLの走査によって描画領域41に表示像11を描画するプロジェクタ20を備えている。プロジェクタ20は、描画光DLを制御するための制御光CLを、描画領域41の領域外へ向けて照射する。スクリーンユニット30のうちで制御光CLが到達する領域には、制御光CLを描画光DLとは異なる方向に反射させるAPC光反射面42が形成されている。【選択図】図2

Description

この明細書による開示は、虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置に関する。
従来、発光表示される表示像の投影により、表示像の虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置(以下、「HUD装置」)が知られている。HUD装置は、光の走査によってスクリーンに表示像を描画するプロジェクタを備えている。例えば特許文献1には、プロジェクタの一種として、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)による光の走査により、スクリーンに表示像を描画する画像表示装置が開示されている。
特許文献1の画像表示装置は、白バランスを制御するための基準光を照射し、照射した基準光の光量が一定となるように、光源をフィードバック制御する。しかし、こうした基準光が表示像の描画される有効表示エリアに入り込むと、視認者は、基準光を視認できてしまう。故に、特許文献1の画像表示装置では、MEMSとスクリーンとの間に、基準光を遮る遮光板が設けられている。遮光板の遮光により、基準光は、視認者から見えなくされている。
特開2014‐186068号公報
さて、光の走査によって表示像を描画するプロジェクタでは、特許文献1の基準光のように、表示像を描画する描画光の制御ための制御光が、描画光とは別に照射される。制御光及び描画光は、一般的に、スクリーンへ向かうほど収束し、スクリーン上で焦点を結ぶように調整されている。そのため、特許文献1のように、スクリーンよりも手前に遮光板を設けてしまうと、表示像を描画するための描画光の一部も、遮光板によって遮られてしまう。その結果、スクリーンのうちで表示像を描画可能な描画領域が狭められてしまっていた。
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、視認者からの制御光の視認を抑えつつ、表示像の描画される描画領域を確保可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、開示された一つの態様は、描画領域(41)に発光表示される表示像(11)の投影部材(WS)への投影により、表示像の虚像(10)を表示するHUD装置であって、描画領域を反射面(49)によって形成するスクリーン(30,630)と、描画光(DL)の走査によって描画領域に表示像を描画し、描画光を制御するための制御光(CL)をスクリーンのうちで描画領域の領域外へ向けて照射するプロジェクタ(20)と、を備え、スクリーンのうちで制御光が到達する領域には、制御光を描画光とは異なる方向に反射させる制御光反射面(42)が形成されているHUD装置である。
この態様によれば、スクリーンのうちで描画領域の領域外へ向けて照射された制御光は、制御光反射面により、描画光とは異なる方向に反射される。故に、制御光は、描画光と共に視認者に視認されなくなり得る。以上によれば、スクリーンの手前で制御光を遮る遮光構成が不要になるため、描画光は、こうした遮光構成に遮られることなく、スクリーンに到達し得る。その結果、表示像を描画可能な描画領域が狭められる事態は、回避される。
また開示された一つの態様は、描画領域(41)に発光表示された表示像(11)の投影部材(WS)への投影により、表示像の虚像(10)を表示するHUD装置であって、描画領域を反射面(49)によって形成するスクリーン(230,930,1030)と、描画光(DL)の走査によって描画領域に表示像を描画し、描画光を制御するための制御光(CL)をスクリーンのうちで描画領域の領域外へ向けて照射するプロジェクタ(20)と、を備え、スクリーンのうちで制御光が到達する領域には、制御光をスクリーンの背面側へ通過させる通過開口(231)が形成されているHUD装置である。
この態様によれば、スクリーンのうちで描画領域の領域外へ向けて照射された制御光は、通過開口を通過し、スクリーンの背面側へ抜ける。こうして制御光は、描画領域にて反射される描画光とは異なる方向に進み、視認者に視認されなくなり得る。以上によれば、スクリーンの手前で制御光を遮る遮光構成が不要になるため、描画光は、こうした遮光構成に遮られることなく、スクリーンに到達し得る。その結果、表示像を描画可能な描画領域が狭められる事態は、回避される。
また開示された一つの態様は、描画領域(41)に発光表示される表示像(11)の投影部材(WS)への投影により、表示像の虚像(10)を表示するHUD装置であって、描画領域を透過部(148,149)によって形成するスクリーン(330)と、描画光(DL)の走査によって描画領域に表示像を描画し、描画光を制御するための制御光(CL)を透過部のうちで描画領域の領域外へ向けて照射するプロジェクタ(20)と、を備え、透過部のうちで制御光が到達する領域には、描画領域を透過した描画光の光路(PDL)から、制御光の光路(PCL)を分離させる分離透過部分(342)が形成されているHUD装置である。
この態様によれば、スクリーンの透過部うちで描画領域の領域外へ向けて照射された制御光の光路は、分離透過部分により、描画領域を透過した描画光の光路から分離される。故に、制御光は、描画光と共に視認者に視認されなくなり得る。以上によれば、スクリーンの手前で制御光を遮る遮光構成が不要になるため、描画光は、こうした遮光構成に遮られることなく、スクリーンに到達し得る。その結果、表示像を描画可能な描画領域が狭められる事態は、回避される。
また開示された一つの態様は、描画領域(41)に発光表示される表示像(11)の投影部材(WS)への投影により、表示像の虚像(10)を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、描画領域を透過部(148,149)によって形成するスクリーン(430,530)と、描画光(DL)の走査によって描画領域に表示像を描画し、描画光を制御するための制御光(CL)をスクリーンのうちで描画領域の領域外へ向けて照射するプロジェクタ(20)と、スクリーンのうちで制御光が到達する領域を覆い、制御光のスクリーンの透過を遮る不透過部(431,531)と、を備えるHUD装置である。
この態様によれば、スクリーンのうちで描画領域の領域外へ向けて照射された制御光は、スクリーンを覆う不透過部によって遮られ、スクリーンを透過できない。このように制御光は、描画領域を透過する描画光と同一方向に進まないので、視認者に視認されなくなり得る。以上によれば、スクリーンの手前で制御光を遮る遮光構成が不要になるため、描画光は、こうした遮光構成に遮られることなく、スクリーンに到達し得る。その結果、表示像を描画可能な描画領域が狭められる事態は、回避される。
以上のような各態様によれば、視認者からの制御光の視認を抑えつつ、表示像の描画される描画領域を確保可能なヘッドアップディスプレイ装置が実現される。
尚、上記括弧内の参照番号は、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
反射型のスクリーンを備えるHUD装置の構成を模式的に示す図である。 プロジェクタ及びスクリーンユニットの構成を模式的に示す図である。 スクリーンユニットの正面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 第一実施形態のスクリーン本体の形状を示す斜視図である。 スクリーンホルダの形状を示す斜視図である。 第二実施形態のスクリーン本体の形状を示す斜視図である。 スクリーンユニットの正面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 透過型のスクリーンを備えるHUD装置の構成を模式的に示す図である。 第三実施形態のスクリーン本体の形状を示す斜視図である。 スクリーンユニットの正面図である。 図12のXIII−XIII線断面図である。 第四実施形態のスクリーン本体の形状を示す斜視図であって、不透過部の形成範囲をドットにて示す図である。 スクリーンユニットの正面図であって、不透過部の形成範囲をドットにて示す図である。 図15のXVI−XVI線断面図である。 第五実施形態のスクリーンユニットの正面図である。 図17のXVIII−XVIII線断面図である。 第六実施形態のスクリーンユニットの正面図である。 図19のXX−XX線断面図である。 変形例1のスクリーン本体の形状を示す斜視図である。 変形例1のAPC光反射面によるAPC光の反射の態様を示す図である。 変形例2のスクリーン本体の形状を示す斜視図である。 APC光反射面による反射の考え方を示す図である。 図8の変形例3を示す断面図である。 図9の変形例3を示す断面図である。 図8の変形例4を示す断面図である。 図9の変形例4を示す断面図である。 変形例4の分離プリズムの形状を示す図である。
以下、本開示の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
(第一実施形態)
図1に示す本開示の第一実施形態によるHUD装置100は、車両に搭載され、車両に関連する各種の情報を車両の運転者Dに提供する。HUD装置100は、運転者Dの着座する運転席の前方に配置されており、車両のインスツルメントパネルに収容されている。HUD装置100は、発光表示される表示像11の光を、ウィンドシールドWSの投影領域PAに投影する。ウィンドシールドWSに投影された光は、投影領域PAによって運転者D側へ向けて反射され、運転者Dの頭部周辺に位置するよう予め規定されたアイボックスEBに到達する。アイボックスEBにアイポイントを位置させた運転者Dは、表示像11の光を、前景に重畳された虚像10として視認可能となる。
虚像10は、例えば車速及び燃料残量等の車両の状態情報、並びに経路案内のナビゲーション情報等を、運転者Dに提示する。虚像10は、例えばアイポイントから車両の前方に10〜20メートル程度の空間中に結像される。虚像10は、運転者Dの見かけ上で路面等に重畳されることで、拡張現実(Augmented Reality:AR)表示として機能する。
HUD装置100は、図1及び図2に示すように、プロジェクタ20、スクリーンユニット30、凹面鏡60、及びHUD筐体70等によって構成されている。
プロジェクタ20は、スクリーンユニット30へ向けて照射する光の走査により、スクリーンユニット30に規定された描画領域41に、表示像11を描画するレーザ方式の走査型投影装置である。プロジェクタ20は、スクリーンユニット30の下方に配置されている。プロジェクタ20は、スクリーンユニット30の正面にレーザ光を入射させる。プロジェクタ20は、スキャナ21、レーザ光源22、及びコントローラ23を備えている。スキャナ21、レーザ光源22、及びコントローラ23は、箱状に形成されたスキャナ筐体24に収容されている。
スキャナ21は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)に設けられた構成である。MEMSは、ミラー部を有しており、コントローラ23と接続されている。MEMSには、共振走査軸線27及び強制走査軸線28が規定されている。MEMSは、コントローラ23からの駆動信号に従って、共振走査軸線27及び強制走査軸線28を中心にミラー部を振動させる。MEMSは、振動するミラー部をスキャナ21として機能させる。
レーザ光源22は、例えば複数のレーザダイオードを有する光源である。レーザ光源22は、赤色、緑色、及び青色のレーザ光を射出する。レーザ光源22は、描画領域41にて収束するように焦点位置を調整されたレーザ光を、スキャナ21に入射させる。レーザ光源22は、コントローラ23と接続されている。レーザ光源22は、コントローラ23からの制御信号に従って、各色相のレーザ光の明るさ(光量)を増減させる。
コントローラ23は、レーザ光源22へ向けた制御信号の出力により、レーザ光を断続的にパルス点灯させる。コントローラ23は、MEMSへ向けた駆動信号の出力により、ミラー部によって反射されるレーザ光の方向を制御する。コントローラ23は、レーザ光の照射とスキャナ21の走査とを統合的に制御することにより、描画領域41に表示像11を描画させる。
スクリーンユニット30は、描画領域41の形成された正面を、プロジェクタ20及び凹面鏡60に向けた姿勢で、HUD筐体70に保持されている。スクリーンユニット30は、プロジェクタ20から入射するレーザ光を、拡散させつつ凹面鏡60へ反射させる反射型のスクリーンである。スクリーンユニット30は、全体として横長の矩形状に形成されている。スクリーンユニット30は、図2〜図4に示すように、スクリーン本体40及びスクリーンホルダ50を備えている。
スクリーン本体40は、ガラス等の無色透明な板状の基材に、アルミニウム等の蒸着によって反射面49を形成した光学素子である。スクリーン本体40は、多数のマイクロミラーが反射面に二次元配列されたマイクロミラーアレイ(Micro Mirror Array:MMA)である。スクリーン本体40は、多数のマイクロミラーが並ぶ反射面49により、スクリーンユニット30の描画領域41を形成している。
描画領域41は、例えば横長の矩形状に形成されている。描画領域41には、プロジェクタ20から射出されたレーザ光が照射される。レーザ光は、スキャナ21の共振走査によって描画領域41の長手方向(x軸方向)に走査され、スキャナ21の強制走査によって描画領域41の短手方向(y軸方向)に走査される。スキャナ21の共振走査方向RSDは、描画領域41のx軸方向に沿うよう規定されており、スキャナ21の強制走査方向FSDは、描画領域41のy軸方向に沿うよう規定されている。
スクリーン本体40には、反射面49に加えて、取付部43が設けられている。取付部43は、スクリーン本体40の基材によって形成されている。取付部43は、スクリーン本体40において、反射面49の長手方向の両側に形成されている(図5参照)。各取付部43には、突起44が形成されている。突起44は、スクリーンホルダ50に形成された取付穴に内嵌され、スクリーンホルダ50に対するスクリーン本体40の相対位置を位置決めする。
スクリーンホルダ50は、樹脂材料等により、矩形の枠状に形成されている。スクリーンホルダ50は、スクリーン本体40を保持する構成である。スクリーンホルダ50には、取付枠部51及び開口部52が形成されている(図6参照)。取付枠部51は、開口部52を囲む枠状である。取付枠部51には、スクリーン本体40の取付部43が背面側から取り付けられている。開口部52は、反射面49よりも僅かに小さい長手の矩形形状に形成されている。開口部52は、反射面49と重ねられている。レーザ光は、開口部52を通過して反射面49に入射し、反射面49にて拡散反射される。
図1及び図2に示す凹面鏡60は、ガラス等のからなる無色透明な板状の基材に、アルミニウム等の蒸着によって反射面を形成した光学素子である。凹面鏡60は、アルミニウムの蒸着面である拡大反射面61が凹面状となるように湾曲している。凹面鏡60は、投影領域PAの下方、且つ、スクリーンユニット30の前方に配置されている。凹面鏡60は、スクリーンユニット30及び投影領域PAに拡大反射面61を向けた姿勢で、HUD筐体70に保持されている。凹面鏡60は、スクリーンユニット30から入射する光を拡大反射面61によって広げつつ、ウィンドシールドWS側となる上方へ向けて反射させる。拡大反射面61での反射により、描画領域41の表示像11から拡大された虚像10が結像される。
HUD筐体70は、車両に確保された収容空間に収容可能な形状に形成されている。HUD筐体70は、樹脂材料又は金属材料により、箱状に形成されている。HUD筐体70は、凹面鏡60によって反射されたレーザ光を通過させる投射開口78が形成されている。投射開口78には、透光性の材料によって形成された防塵シート79が嵌め込まれている。HUD筐体70には、上述のプロジェクタ20、スクリーンユニット30、及び凹面鏡60が収容されている。HUD筐体70は、プロジェクタ20、スクリーンユニット30、及び凹面鏡60を保持することで、これらの相互の相対的な位置関係を厳密に規定している。
以上のプロジェクタ20は、図2〜図4に示すように、描画領域41に表示像11を描画するための光(以下、「描画光DL」)とは別に、描画光DLを制御するための制御光CLを、レーザ光源22から射出させる。制御光CLは、スキャナ21の走査の位置制御、及びレーザ光源22のパワー制御に関連する光である。例えば制御光CLには、レーザ光源22から射出される光量をフィードバック制御するためAPC(Auto Power Control)光が含まれる。
詳記すると、レーザダイオードの出力は、温度によって変化する。加えて、温度と出力との対応関係は、レーザダイオードの出力波長(組成)に大きく依存する。さらに、レーザダイオードの個々の個体差も存在する。故に、RGBの三色のレーザダイオードを用いて白色を作成するレーザ光源22では、光量及び色を実質一定に維持するために、レーザダイオードへの入力に対する出力が継続的に測定され、入力へのフィードバックが実施される。こうしたフィードバック制御がオートパワーコントロールと呼ばれ、オートパワーコントロールに用いられる制御光CLがAPC光である。
APC光は、スキャナ筐体24の内部にて計測され、オートパワーコントロールに用いられる。しかしながら、APC光は、描画光DLと同様に、プロジェクタ20からスクリーンユニット30へ向けて射出される。描画光DLとは異なり、APC光は、表示像11の描画には不要な光である。加えてAPC光は、表示像11の描画が中断されている期間においても、継続的に出力される。故に、コントローラ23は、スキャナ21が描画領域41の上下左右のいずれかの外側を向いたタイミングで、レーザ光源22からAPC光を出力させる。以上により、APC光は、スクリーンユニット30のうちで描画領域41の領域外であって、描画領域41の一方の側方へ向けて、プロジェクタ20から照射される。
図2〜図6に示すスクリーンユニット30は、APC光を視認者に視認させないための構成として、APC光反射面42を有している。APC光反射面42は、スクリーンユニット30のうちでAPC光が到達する領域、即ち、描画領域41の一方の側方に形成されている。APC光反射面42は、スクリーン本体40において描画領域41に臨む位置に設けられている。APC光反射面42は、描画領域41と同様に反射面49によって形成されている。APC光反射面42は、プロジェクタ20から見て開口部52の内側に配置されている。APC光反射面42は、x軸方向に沿って描画領域41から離れるに従い、スクリーン本体40の板厚を薄くするように傾斜した傾斜面である。APC光反射面42は、x軸方向における描画領域41の外側へ向けてAPC光を反射させる。その結果、描画領域41が拡大反射面61へ向けて描画光DLを拡散反射させる一方で、APC光反射面42は、拡大反射面61から外れた側方の領域へ向けて、APC光を横方向に逃がす。
APC光反射面42にて反射されたAPC光は、図2及び図4に示すHUD筐体70の筐体壁71に到達する。APC光が到達する位置に設けられた筐体壁71は、塗装又は印刷等によって黒色とされている。筐体壁71は、APC光の大部分を吸収することにより、HUD筐体70の内部におけるAPC光の乱反射を防止している。
尚、制御光CLは、APC光に限定されない。制御光CLは、レーザ光源22の光量及び色バランスを調整するための種々の参照光であってよい。また、制御光CLは、共振走査方向の走査における往路及び復路での発光タイミングを合わせるための参照光であってもよい。さらに、制御光CLは、レーザ光の焦点位置を調整するための参照光であってもよい。
ここまで説明した第一実施形態では、スクリーンユニット30のうちで描画領域41の領域外へ向けて照射されたAPC光等の制御光CLは、APC光反射面42により、描画光DLとは異なる方向に反射される。故に、制御光CLは、運転者Dに視認されなくなり得る。以上によれば、スクリーンユニット30の手前で制御光CLを遮る遮光構成BE(図2参照)が不要になる。
仮に遮光構成BEがスキャナ筐体24に設けられていたとする。上述したように、制御光CL及び描画光DLは、描画領域41へ向かうほど収束し、描画領域41上で焦点を結ぶように調整されている。そのため、遮光構成BEは、制御光CLだけを遮ることができず、描画光DLの一部も遮るようになる。その結果、表示像11を描画可能な描画領域41は、遮光構成BEの形成に伴って生じる描画不可能領域141(図2参照 二点差線参照)により、狭められてしまうのである。
対して、遮光構成BEが不要とされることで、描画光DLは、遮光構成BEに遮られることなく、スクリーン本体40に到達し得る。その結果、表示像11を描画可能な描画領域41が狭められる事態は、回避される。したがって、運転者Dからの制御光CLの視認を抑えつつ、表示像11の描画される描画領域41を確保可能なHUD装置100が実現される。
加えて第一実施形態では、APC光反射面42によって反射された制御光CLは、黒色の筐体壁71に到達し、この筐体壁71によって大部分を吸収される。故に、APC光反射面42で反射された制御光CLが、HUD筐体70内部の他の箇所にて反射されて、描画領域41又は拡大反射面61に到達してしまう事態は、防がれ得る。
また第一実施形態のAPC光反射面42は、制御光CLを拡大反射面61から外れた領域へ向けて反射させる。こうしたAPC光反射面42の形状によれば、反射された制御光CLは、凹面鏡60には到達困難となる。故に、制御光CLが凹面鏡60からウィンドシールドWSに投影されて、運転者Dに視認されてしまう事態は、防がれ得る。
さらに第一実施形態のAPC光反射面42は、スクリーン本体40において描画領域41に臨む位置に形成されている。こうした構成であれば、描画領域41とAPC光反射面42とを、一つの反射面49として一体的に形成可能となる。加えて、描画領域41とAPC光反射面42とを近接させれば、共振走査方向におけるスキャナ21の走査角の拡大が抑制される。
尚、第一実施形態では、スクリーンユニット30が「スクリーン」に相当し、APC光反射面42が「制御光反射面」に相当し、凹面鏡60が「投影光学素子」に相当し、筐体壁71が「壁部」に相当し、ウィンドシールドWSが「投影部材」に相当する。
(第二実施形態)
図7〜図9に示す本開示の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態によるスクリーンユニット230のうちで制御光CLが到達する領域には、APC光反射面42(図5参照)に相当する構成に替えて、通過開口231が形成されている。以下、第二実施形態のスクリーンユニット230の詳細を説明する。
スクリーンユニット230は、スクリーン本体240及びスクリーンホルダ250を備えている。スクリーン本体240の取付部43は、描画領域41を形成する反射面49の三方を囲む形状に形成されている。取付部43は、描画領域41の短手方向の両側と、描画領域41の長手方向における一方の側とに設けられている。描画領域41の二つの短辺のうちで、取付部43が形成されていない他の側の短辺は、スクリーン本体240の端面45と接している。端面45は、スクリーン本体240の横断面に沿った平面状に形成されている。
描画領域41の長手方向の寸法は、開口部52の長手方向の内法よりも短くされている。開口部52の面積は、描画領域41の面積よりも大きくされている。スクリーン本体240のスクリーンホルダ250への取り付により、端面45は、プロジェクタ20(図2参照)の配置された正面側から見て、開口部52の短辺52aよりも内側に位置している。通過開口231は、スクリーン本体240の端面45と、スクリーンホルダ250の短辺52aとの間に形成されている。
通過開口231は、スクリーンユニット230を板厚方向に貫通している貫通孔部である。通過開口231は、制御光CLの到達する領域、即ち、描画領域41の一方の側方に形成されている。通過開口231は、制御光CLをスクリーンユニット230の背面側へ通過させる。通過開口231は、スクリーンユニット230において描画領域41に臨む位置に形成されている。
スクリーンユニット230の背面側には、通過光反射鏡242及び反射防止筒72が設けられている。通過光反射鏡242は、通過開口231を挟んでプロジェクタ20(図2参照)の反対側に配置されている。通過開口231を通過した制御光CLは、通過光反射鏡242に入射する。通過光反射鏡242は、入射する制御光CLを、反射防止筒72へ向けて反射させる。
反射防止筒72は、樹脂材料によって有底の筒状に形成されている。反射防止筒72は、HUD筐体70の一部であって、入口開口72aを通過光反射鏡242へ向けた姿勢で、HUD筐体70の本体に保持されている。底壁72b及び側壁72cは、黒色に形成されている。反射防止筒72の入口開口72aには、通過光反射鏡242にて反射された制御光CLが入射する。制御光CLが到達する位置に設けられた底壁72b及び側壁72cは、制御光CLの大部分を吸収することにより、HUD筐体70の内部における制御光CLの乱反射を防止している。
ここまで説明した第二実施形態では、スクリーンユニット230のうちで描画領域41の領域外へ向けて照射された制御光CLは、通過開口231を通過し、スクリーンユニット230の背面側へ抜ける。こうして制御光CLは、描画領域41にて拡散反射される描画光DLとは異なる方向に進み、運転者D(図1参照)に視認されなくなり得る。以上によれば、第二実施形態でも遮光構成BE(図2参照)が不要になるため、描画光DLは、遮光構成BEに遮られることなく、スクリーンユニット230に到達し得る。その結果、描画領域41が狭められる事態は、回避される。したがって、運転者Dからの制御光CLの視認を抑えつつ、描画領域41が確保可能となる。
加えて第二実施形態でも、通過開口231を通過した制御光CLが到達する位置には、黒色の底壁72b及び側壁72cが設けられている。故に、制御光CLの大部分は、底壁72b及び側壁72cにて吸収され得る。以上によれば、通過開口231を通過した制御光CLが、HUD筐体70内部の他の箇所にて反射されて、描画領域41又は拡大反射面61(図1参照)に到達してしまう事態は、防がれる。
また第二実施形態では、スクリーン本体240及びスクリーンホルダ250の間に通過開口231が形成されている。こうした構成であれば、MLAのような光学部品であるスクリーン本体240に、貫通孔部を形成する必要がなくなる。故に、スクリーンユニット230に容易に通過開口231を形成することが可能になる。
さらに第二実施形態では、スクリーンユニット230の正面側から見て、通過開口231が描画領域41に接する位置に開口している。このように描画領域41と通過開口231とを近接させれば、スキャナ21(図2参照)の走査角の拡大を抑えて、表示像11の輝度を確保することが可能になる。尚、第二実施形態では、スクリーンユニット230が「スクリーン」に相当し、スクリーンホルダ250が「保持部材」に相当し、底壁72b及び側壁72cが「壁部」に相当する。
(第三実施形態)
図10〜図13に示す本開示の第三実施形態は、第二実施形態の変形例である。第三実施形態による第三実施形態のHUD装置300において、プロジェクタ20から照射された描画光DLは、光路変更鏡63によって反射され、スクリーンユニット30の背面に入射する。スクリーンユニット330は、背面側から入射するレーザ光を、拡散させつつ凹面鏡60(図1参照)へ向けて透過させる透過型のスクリーンである。スクリーンユニット330は、描画領域41の形成された正面を、凹面鏡60に向けた姿勢で、HUD筐体70に保持されている。
スクリーンユニット330のうちで制御光CLが到達する領域には、通過開口231(図8参照)に相当する構成に替えて、分離プリズム342が形成されている。スクリーンユニット330は、スクリーン本体340及びスクリーンホルダ350を備えている。
スクリーン本体340は、ガラス等の無色透明な材料によって板状に形成された光学素子である。スクリーン本体340には、正透過部149、拡散透過部148、取付部43、及び分離プリズム342が形成されている。正透過部149は、スクリーン本体340の入射面146を形成している。入射面146は、プロジェクタ20(図2参照)から照射された描画光DLをスクリーン本体340の内部に入射させる。
拡散透過部148は、スクリーン本体340の射出面147を形成している。拡散透過部148には、多数のマイクロレンズが配列されている。スクリーン本体340は、マイクロレンズアレイ(Micro Lens Array:MLA)となっている。スクリーン本体340は、多数のマイクロレンズが並ぶ拡散透過部148により、スクリーンユニット330の描画領域41を形成している。
取付部43は、描画領域41を形成する拡散透過部148の四方を全周に亘って囲む形状に形成されている。取付部43は、突起44等の構成により、スクリーンホルダ350の取付枠部51に対して位置決めされる。スクリーン本体340は、射出面147を開口部52へ向けた姿勢で、取付部43によってスクリーンホルダ350に保持されている。
分離プリズム342は、スクリーンユニット330のうちで制御光CLが到達する領域、即ち、描画領域41の一方の側方に形成されている。スクリーンユニット330を正面から見たとき、分離プリズム342は、描画領域41に臨む位置に形成されている。分離プリズム342は、入射面146及び射出面147に対してそれぞれ傾斜した姿勢の屈折入射面部342a及び屈折射出面部342bを有している。分離プリズム342は、屈折入射面部342a及び屈折射出面部342bにて制御光CLを屈折させることで、描画領域41を拡散透過した描画光DLの光路PDLから、制御光CLの光路PCLを分離させる。分離プリズム342は、制御光CLの光路PCLを、凹面鏡60から外れた領域へ向けて屈折させる。
不透過部331は、入射面146のうちで、スクリーン本体340の板厚方向にて、屈折射出面部342bと重なる領域に形成されている。不透過部331は、例えば遮光性の黒色の印刷等によって形成されている。不透過部331は、スクリーン本体340の内部に入射した制御光CL及び描画光DLの入射面146からの射出を防いでいる。
第三実施形態の反射防止筒72は、入口開口72aを屈折射出面部342bへ向けた姿勢で、HUD筐体70の本体に保持されている。入口開口72aには、分離プリズム342にて屈折された制御光CLが入射する。制御光CLの到達位置に設けられた黒色の底壁72b及び側壁72cは、制御光CLの大部分を吸収し、HUD筐体70の内部における制御光CLの乱反射を防止している。
ここまで説明した第三実施形態では、正透過部149のうちで描画領域41の領域外へ向けて照射された制御光CLの光路は、分離プリズム342により、描画領域41を透過した描画光DLの光路PDLから分離される。故に、制御光CLは、描画光DLと共に運転者Dに視認されなくなり得る。以上によれば、第三実施形態でも遮光構成BE(図2参照)が不要になるため、描画光DLは、遮光構成BEに遮られることなく、スクリーンユニット330に到達し得る。その結果、描画領域41が狭められる事態は、回避される。したがって、運転者Dからの制御光CLの視認を抑えつつ、描画領域41が確保可能となる。
加えて第三実施形態において、分離プリズム342を透過した制御光CLが到達する位置には、黒色の底壁72b及び側壁72cが設けられている。以上の構成であれば、制御光CLの大部分は、底壁72b及び側壁72cにて吸収され得る。故に、分離プリズム342にて描画光DLから分離された制御光CLが、HUD筐体70内部の他の箇所にて反射されて、描画領域41又は拡大反射面61(図1参照)に到達してしまう事態は、防がれる。
また第三実施形態の分離プリズム342は、制御光CLを拡大反射面61(図1参照)から外れた領域へ向けて反射させる。こうした分離プリズム342の光学的な形状によれば、屈折された制御光CLは、凹面鏡60には到達困難となる。故に、制御光CLが凹面鏡60からウィンドシールドWSに投影されて、運転者Dに視認されてしまう事態は、防がれ得る。
さらに第三実施形態では、分離プリズム342は、描画領域41に臨む位置に形成されている。このように、描画領域41と分離プリズム342とを近接させれば、スキャナ21(図2参照)の走査角の拡大を抑えて、表示像11の輝度を確保することが可能になる。尚、第三実施形態では、スクリーンユニット330が「スクリーン」に相当し、分離プリズム342が「分離透過部分」に相当し、拡散透過部148及び正透過部149が「透過部」に相当する。
(第四実施形態)
図14〜図16に示す本開示の第四実施形態は、第三実施形態の変形例である。第四実施形態によるスクリーンユニット430は、第三実施形態と同様に、背面側から照射されるレーザ光により、描画領域41に表示像11を発光表示する透過型のスクリーンである。スクリーンユニット430は、スクリーン本体440及びスクリーンホルダ450を備えている。
スクリーン本体440には、第三実施形態と実質同一の正透過部149及び拡散透過部148に加えて、取付部43及び不透過部431が形成されている。取付部43は、L字状に形成されている。取付部43は、拡散透過部148の長手方向及び短手方向の各一方のみに隣接している。
不透過部431は、第三実施形態の分離プリズム342(図11参照)に替えて、スクリーン本体440に設けられる構成である。不透過部431は、例えば遮光性の印刷等により、黒色の膜状に形成されている。不透過部431は、正透過部149のうちで制御光CLが到達する領域を覆っている。不透過部431は、スクリーン本体440の入射面146及び射出面147のうちで、入射面146を覆っている。不透過部431は、制御光CLのスクリーン本体440の透過を遮る。
スクリーンホルダ450の開口部52は、スクリーン本体440の板厚方向にて、拡散透過部148と重なる領域に形成されている。開口部52は、長手方向及び短手方向の各寸法が拡散透過部148よりも僅かに短い矩形状に形成されている。開口部52は、スクリーン本体440の板厚方向にて、不透過部431と重ならない位置に形成されている。
ここまで説明した第四実施形態では、スクリーンユニット430のうちで描画領域41の領域外へ向けて照射された制御光CLは、スクリーン本体440を覆う不透過部431によって遮られ、スクリーン本体440を透過できない。このように制御光CLは、描画領域41を透過する描画光DLと同一方向に進まないので、運転者Dに視認されなくなり得る。以上によれば、第四実施形態でも遮光構成BE(図2参照)が不要になるため、描画光DLは、遮光構成BEに遮られることなく、スクリーンユニット430に到達し得る。その結果、描画領域41が狭められる事態は、回避される。したがって、運転者Dからの制御光CLの視認を抑えつつ、描画領域41が確保可能となる。
加えて第四実施形態の不透過部431は、スクリーン本体440の入射面146及び射出面147のうちで、入射面146を覆っている。故に、正透過部149に入射した制御光CLが、スクリーン本体440の内部で散乱する事態を防ぐことができる。
また第四実施形態の制御光CLは、黒色の不透過部431によって大部分を吸収され得る。故に、不透過部431によって反射された制御光CLが運転者Dに視認されてしまう事態は、防止可能となる。尚、第四実施形態では、スクリーンユニット430が「スクリーン」に相当する。
(第五実施形態)
図17及び図18に示す本開示の第五実施形態は、第四実施形態の変形例である。第五実施形態のスクリーンユニット530は、スクリーンホルダ550及びスクリーン本体540等によって構成されている。スクリーンホルダ550には、スクリーン収容空間53及び不透過部531が形成されている。一方で、スクリーン本体540からは、不透過部431(図15参照)に相当する構成が省略されている。
スクリーン収容空間53は、スクリーン本体540を収容する空間である。スクリーン収容空間53に嵌め込まれることにより、スクリーン本体540の入射面146の一部は、不透過部531によって覆われる。不透過部531は、制御光CLの到達する領域に形成されている。不透過部531は、スクリーン本体540の板厚方向において、開口部52及び描画領域41と重ならない位置に形成されている。不透過部531は、遮光性の塗料等の塗布等により、黒色に形成されている。不透過部531は、スクリーン本体540への制御光CLの入射を遮ることができる。
ここまで説明した第五実施形態でも、第四実施形態と同様の効果を奏し、運転者Dからの制御光CLの視認を抑えつつ、描画領域41の確保が可能となる。加えて第五実施形態のように、スクリーンホルダ550に不透過部531が設けられていれば、スクリーン本体540のスクリーンホルダ550への組付けにより、制御光CLの到達領域が不透過部531によって覆われる。以上の構成によれば、制御光CLの表示像11への映り込みを阻む不透過部531を適切な位置に設けることが容易となる。尚、第五実施形態では、スクリーンユニット530が「スクリーン」に相当し、スクリーンホルダ550が「保持部材」に相当する。
(第六実施形態)
図19及び図20に示す本開示の第六実施形態は、第一実施形態の別の変形例である。第六実施形態のスクリーンユニット630は、スクリーンホルダ650及びスクリーン本体40等によって構成されている。スクリーンホルダ650には、取付枠部51に加えて、描画開口部652、制御開口部654、及び遮蔽部655が形成されている。描画開口部652、制御開口部654、及び遮蔽部655は、取付枠部51によって囲まれている。
描画開口部652は、第一実施形態の開口部52(図3参照)に相当する開口である。描画開口部652は、反射面49のうちで描画領域41と重ねられている。描画光DLは、描画開口部652を通過して描画領域41に入射し、描画領域41にて拡散反射される。
制御開口部654は、描画開口部652の長手方向において、描画開口部652と隣接する位置に設けられている。制御開口部654は、反射面49のうちでAPC光反射面42と重ねられている。制御光CLは、制御開口部654を通過してAPC光反射面42に入射し、APC光反射面42にて筐体壁71へ向けて反射される。制御開口部654は、APC光反射面42にて反射された制御光CLを通過させる。
遮蔽部655は、描画開口部652及び制御開口部654の間に帯状に設けられている。遮蔽部655は、APC光反射面42に臨む描画領域41の端部46に沿って延伸しており、描画領域41の端部46に対してプロジェクタ20(図2参照)側となる前面を覆っている。遮蔽部655は、黒色等に形成されており、制御光CL及び描画光DLの透過及び反射を実質的に防ぐ。遮蔽部655は、描画領域41の端部46への制御光CL及び描画光DLの到達を阻む。
ここまで説明した第六実施形態でも、第一実施形態と同様の効果を奏し、運転者D(図1参照)からの制御光CLの視認を抑えつつ、描画領域41の確保が可能となる。加えて第二実施形態では、スクリーン本体40における描画領域41の端部46の上部には、遮蔽部655が配置されている。故に、端部46に到達した描画光DL又は制御光CLが迷光となる事態は、防がれ得る。
(他の実施形態)
以上、本開示の複数の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
上記第一実施形態の変形例1,2によるスクリーン本体740,840では、APC光反射面42の形態が第一実施形態とは異なっている。具体的に、図21及び図22に示す変形例1のAPC光反射面42は、y軸方向に沿って一方(上方)から他方(下方)へ向かうに従い、スクリーン本体740の板厚を薄くするように傾斜した傾斜面である。APC光反射面42は、y軸方向における描画領域41の下側へ向けてAPC光等の制御光CLを反射させる。その結果、描画領域41が拡大反射面61へ向けて描画光DLを拡散反射させる一方で、APC光反射面42は、拡大反射面61から外れた下側の領域にある筐体壁71へ向けて、制御光CLを縦方向へ逃がすことができる。
図23に示す変形例2のスクリーン本体840では、取付部43がy軸方向における描画領域41の両側に形成されている。APC光反射面42は、描画領域41の下側に形成されており、変形例1と同様に、描画領域41の下側へ向けてAPC光を反射させる。以上により、変形例2のAPC光反射面42も、制御光CLを拡大反射面61の下方へ逃がすことができる。
以上のように、反射型のスクリーン本体にAPC光反射面を形成する形態では、APC光反射面による制御光の反射方向は、描画領域から拡大反射面へ向かう描画光から遠ざかる方向であれば、描画領域に対して上下左右いずれの方向であってもよい。加えて、スクリーン本体においてAPC光反射面の形成される位置は、描画領域に対して上下左右のいずれの場所であってもよい。
具体的に、図24に示すように、描画領域41及びAPC光反射面42が設けられたスクリーンにおいて、プロジェクタ20からの制御光CLがAPC光反射面42によって反射した角度を、Arとする。そして、描画領域41の端部と、次の光学素子である凹面鏡60において、光学有効面である拡大反射面61の端部とを結んだ角度をOとする。APC光反射面42がAr≧Oとなるような傾斜又は曲率をもった反射面であれば、制御光CLを逃がす効果が獲得可能になる。尚、角度Ar,Oの基準となる基準仮想線RLは、描画領域41から拡大反射面61へ向かう光軸に平行な仮想線である。
図25〜図28に示すスクリーンユニット930,1030は、共に上記第二実施形態の変形例3,4である。図25及び図26に示す変形例3のスクリーンホルダ950には、第二実施形態の開口部52(図9参照)に相当する構成として、制御開口部954及び描画開口部952が設けられている。制御開口部954は、通過開口231の入射口部分を形成している。描画開口部952は、スクリーン本体240の板厚方向にて、描画領域41に重られている。制御開口部954が描画開口部952と一体的な開口であることにより、通過開口231は、描画開口部952と連続している。y軸方向において、制御開口部954の寸法は、描画開口部952の寸法よりも狭く規定されている。
以上の変形例3のように、通過開口231の大きさは、制御光CLの照射範囲を含む大きさであれば、適宜変更されてよい。また通過開口231は、上記第二実施形態及び変形例3のような貫通孔部であってもよく、スクリーンホルダに設けられた切欠き等であってもよい。加えて変形例3では、通過光反射鏡242(図9参照)が省略されている。通過開口231を通過した制御光CLは、直接的に入口開口72aから反射防止筒72に入射し、底壁72b及び側壁72cにて吸収される。
また図27及び図28に示すスクリーンユニット1030では、制御開口部1054が描画開口部1052から独立した貫通孔部として、スクリーンホルダ1050に設けられている。描画開口部1052及び制御開口部1054の間には、遮蔽部1055が形成されている。描画開口部1052及び制御開口部1054は、遮蔽部1055によって区切られている。
遮蔽部1055は、通過開口231に臨む描画領域41の端部46の前側に位置している。遮蔽部1055は、描画光DLが描画領域41に入射する方向から見て、描画領域41の端部46を覆っている。描画領域41の端部46は、スクリーン本体240の端部47となっている。遮蔽部1055は、黒色等に形成されており、制御光CL及び描画光DLの透過及び反射を実質的に防ぐ。遮蔽部1055は、描画領域41の端部46又はスクリーン本体240の端部47への制御光CL及び描画光DLの到達を阻むことができる。
図29に示すスクリーン本体1140は、上記第三実施形態の変形例5である。変形例5の分離プリズム342には、y軸方向に傾斜した屈折入射面部342a及び屈折射出面部342bが形成されている。屈折入射面部342aは、屈折射出面部342bに沿った平面状に形成されている。分離プリズム342は、y軸方向における描画領域の下側へ向けてAPC光等の制御光CLを屈折させる。以上のように、分離プリズム342は、制御光CLを縦方向へ逃がす形状であってもよい。
上記実施形態のスクリーンユニットは、スクリーン本体及びスクリーンホルダを組み合わせた構成であった。しかし、例えばスクリーン本体に通過開口が形成されていてもよい。また、上記実施形態のAPC光反射面及び通過開口等の構成は、描画領域と接する位置に形成されていたが、これらの構成は、スキャナによる走査が可能な範囲内であれば、描画領域から離れた位置に形成されていてもよい。さらに、投影光学素子とスクリーンとの間に、一つ以上の光学素子が設けられていてもよい。
HUD装置を搭載する移動体は、車両以外の船舶、航空機、及び輸送機器等であってもよい。加えて、移動体の乗員は、移動体を操縦する運転者でなくてもよい。また、HUD装置によって表示像の光が投影される投影部材は、ウィンドシールドに限定されず、メータフードの上方に配置されるコンバイナ等であってもよい。
ここまで開示した構成は、上述の効果以外にも、HUD装置に関連する種々の性能の向上に寄与する。例えば本開示の構成は、各虚像の表示輝度及び表示品質(表現力及び自由度等)の向上、AR表示の対象物への色及び位置の追従性向上、視域の拡大、小型化、省電力化、軽量化、低コスト化、並びに製造時の成形性及び組み立て易さ向上等に寄与し得る。さらに、本開示の構成は、車両への搭載作業時の作業性、搭載後のメンテナンス性、太陽光等に対する耐熱性、車両の振動及び衝撃等に対する耐久性、並びに防塵性等の向上にも寄与し得る。そして本開示の構成は、上記のような複数の効果を互いに両立させつつ発揮することも可能である。
10 虚像、11 表示像、20 プロジェクタ、30,230,330,430,530,630,930,1030 スクリーンユニット(スクリーン)、231 通過開口、331,431,531 不透過部、40,240,340,440,540,640,740,840,1140 スクリーン本体、41 描画領域、42 APC光反射面(制御光反射面)、342 分離プリズム(分離透過部分)、45,46 端部、49 反射面、50,250,350,450,550,650,950,1050 スクリーンホルダ(保持部材)、652,952,1052 描画開口部、655,1055 遮蔽部、60 凹面鏡(投影光学素子)、71 筐体壁(壁部)、72b 底壁(壁部)、72c 側壁(壁部)、146 入射面、147 射出面、148 拡散透過部(透過部)、149 正透過部(透過部)、100,300 HUD装置(ヘッドアップディスプレイ装置)、CL 制御光、DL 描画光、PCL 制御光の光路、PDL 描画光の光路、WS ウィンドシールド(投影部材)

Claims (19)

  1. 描画領域(41)に発光表示される表示像(11)の投影部材(WS)への投影により、前記表示像の虚像(10)を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記描画領域を反射面(49)によって形成するスクリーン(30,630)と、
    描画光(DL)の走査によって前記描画領域に前記表示像を描画し、前記描画光を制御するための制御光(CL)を前記スクリーンのうちで前記描画領域の領域外へ向けて照射するプロジェクタ(20)と、を備え、
    前記スクリーンのうちで前記制御光が到達する領域には、前記制御光を前記描画光とは異なる方向に反射させる制御光反射面(42)が形成されているヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記制御光反射面にて反射された前記制御光が到達する位置に設けられている黒色の壁部(71)、をさらに備える請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記描画領域にて反射された前記描画光を前記投影部材に投影する投影光学素子(60)、をさらに備え、
    前記制御光反射面は、前記投影光学素子から外れた領域へ向けて前記制御光を反射させる請求項1又は2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記制御光反射面は、前記スクリーンにおいて前記描画領域に臨む位置に形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記制御光反射面に臨む前記描画領域の端部(47)への前記描画光の到達を阻む遮蔽部(655)、をさらに備える請求項4に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 描画領域(41)に発光表示された表示像(11)の投影部材(WS)への投影により、前記表示像の虚像(10)を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記描画領域を反射面(49)によって形成するスクリーン(230,930,1030)と、
    描画光(DL)の走査によって前記描画領域に前記表示像を描画し、前記描画光を制御するための制御光(CL)を前記スクリーンのうちで前記描画領域の領域外へ向けて照射するプロジェクタ(20)と、を備え、
    前記スクリーンのうちで前記制御光が到達する領域には、前記制御光を前記スクリーンの背面側へ通過させる通過開口(231)が形成されているヘッドアップディスプレイ装置。
  7. 前記通過開口を通過した前記制御光が到達する位置に設けられている黒色の壁部(72b,72c)、をさらに備える請求項6に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  8. 前記スクリーンは、前記描画領域を形成するスクリーン本体(240)、及び前記スクリーン本体を保持する保持部材(250,950,1050)、を有し、
    前記通過開口は、前記スクリーン本体と前記保持部材との間に形成されている請求項6又は7に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  9. 前記保持部材には、前記描画領域へ向かう前記描画光を通過させる描画開口部(952)が形成され、
    前記通過開口は、前記描画開口部と連続している請求項8に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  10. 前記保持部材は、前記描画領域へ向かう前記描画光を通過させる描画開口部(1052)、及び前記描画開口部を前記通過開口から区切る遮蔽部(1055)、を形成し、
    前記遮蔽部は、前記通過開口に臨む前記描画領域の端部(47)への前記描画光の到達を阻む請求項8に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  11. 前記通過開口は、前記スクリーンにおいて前記描画領域に臨む位置に形成されている請求項6〜10のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  12. 描画領域(41)に発光表示される表示像(11)の投影部材(WS)への投影により、前記表示像の虚像(10)を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記描画領域を透過部(148,149)によって形成するスクリーン(330)と、
    描画光(DL)の走査によって前記描画領域に前記表示像を描画し、前記描画光を制御するための制御光(CL)を前記透過部のうちで前記描画領域の領域外へ向けて照射するプロジェクタ(20)と、を備え、
    前記透過部のうちで前記制御光が到達する領域には、前記描画領域を透過した前記描画光の光路(PDL)から、前記制御光の光路(PCL)を分離させる分離透過部分(342)が形成されているヘッドアップディスプレイ装置。
  13. 前記分離透過部分を透過した前記制御光が到達する位置に設けられている黒色の壁部(72b,72c)、をさらに備える請求項12に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  14. 前記描画領域にて反射された前記描画光を投影部材に投影する投影光学素子(60)、をさらに備え、
    前記分離透過部分は、前記制御光の光路を前記投影光学素子から外れた領域へ向ける請求項12又は13に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  15. 前記分離透過部分は、前記スクリーンにおいて前記描画領域に臨む位置に形成されている請求項12〜14のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  16. 描画領域(41)に発光表示される表示像(11)の投影部材(WS)への投影により、前記表示像の虚像(10)を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記描画領域を透過部(148,149)によって形成するスクリーン(430,530)と、
    描画光(DL)の走査によって前記描画領域に前記表示像を描画し、前記描画光を制御するための制御光(CL)を前記スクリーンのうちで前記描画領域の領域外へ向けて照射するプロジェクタ(20)と、
    前記スクリーンのうちで前記制御光が到達する領域を覆い、前記制御光の前記スクリーンの透過を遮る不透過部(431,531)と、を備えるヘッドアップディスプレイ装置。
  17. 前記スクリーンは、前記描画領域を形成するスクリーン本体(540)、及び前記スクリーン本体を保持する保持部材(550)、を有し、
    前記不透過部は、前記保持部材によって形成されている請求項16に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  18. 前記不透過部は、前記透過部の入射面(146)及び射出面(147)のうちで、前記入射面を覆っている請求項16又は17に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  19. 前記不透過部は、黒色に形成されている請求項16〜18のいずれか一項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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