JP2018156022A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2には、正常状態に対する画像データのずれ量を算出し、そのずれ量に基づいて異常状態か否か判定する状態判定手段と、画像形成装置の状態から異常箇所を特定する異常個所特定手段と、状態判定手段で異常であると判定した場合に、異常個所特定手段の出力に応じた異常用の画像処理を行う画像処理手段と、状態判定手段で異常であると判定した場合に、サービスマンコール信号を出力するサービスマンコール出力手段とを備える画像形成装置が開示されている。
また、特許文献4には、潜像担持体が複数設けられ、各潜像担持体からの画像を転写体に転写する工程と、転写体に向けられた光学式センサと画像形成装置の故障発生予測を行う故障検知手段を備えた画像形成装置において、色すじの発生が予測された場合、潜像担持体の一つずつに対して転写体に対する転写バイアスを印加して故障検知手段により転写体の表面状態を検知するモードを持つ画像形成装置が開示されている。また、特許文献4には、この画像形成装置により、色すじなどの画像不良の予兆が発生している色の作像部を特定できることも示されている。
画像を形成する工程に用いる複数の物品を備え、
前記複数の物品の少なくとも1つの物品が、前記工程の進行方向と交差する軸方向における正規の位置と異なる非正規の位置に移動可能に配置されており、
前記移動可能に配置された物品の少なくとも1つの物品を前記非正規の位置に移動させた場合と前記正規の位置に配置している場合とで確認用画像を同じ条件にて形成する動作をそれぞれ実行する制御手段を有しているものである。
この発明(A4)の画像形成装置は、上記発明A3の画像形成装置において、前記制御手段は、前記移動する複数の物品を、前記正規の位置と前記非正規の位置との間において互いに異なる時期又は速さで移動させながら前記確認用画像を形成する動作を実行するよう構成されているものである。
この発明(A7)の画像形成装置は、上記発明A6の画像形成装置において、前記制御手段は、前記記録媒体として、2つの記録媒体を重ね合わせた際に各記録媒体の確認用画像が透視できる物性を有する記録媒体を使用するよう構成されているものである。
この発明(A9)の画像形成装置は、上記発明A8の画像形成装置において、前記読取手段は、記録媒体に記録された確認用画像を読み取るよう構成されているものである。
この発明(A11)の画像形成装置は、上記発明A1からA10のいずれかの画像形成装置において、前記物品は、感光体、接触帯電部材、コロナ放電器、ライン型露光装置、現像装置、一次転写部材、感光体清掃部材、中間転写体、ベルト支持ロール、二次転写部材、中間転写体清掃部材、定着部材、記録媒体案内部材、及びこれらの少なくとも1つを有するユニット構造物を含むものである。
上記発明A4の画像形成装置では、制御手段が移動する複数の物品を正規の位置と非正規の位置との間において互いに異なる時期又は速さで移動させながら確認用画像を形成する動作を実行しない場合に比べて、確認用画像を形成する1回の画像形成動作で、故障又は劣化している物品の特定を容易にかつ効率よく行うことができる。
上記発明A7の画像形成装置では、記録媒体として2つの記録媒体を重ね合わせた際に各記録媒体の確認用画像が透視できる物性を有する記録媒体を使用しない場合に比べて、故障又は劣化している物品を特定する際の目視による比較作業を容易に且つ効率よく行うことができる。
上記発明A9の画像形成装置では、読取手段が記録媒体に記録された確認用画像を読み取るように構成されていない場合に比べて、故障又は劣化している物品の特定を、確認用画像が記録媒体に記録される工程以後に配置されている物品を含めて精度よく行うことができる。
上記発明A11の画像形成装置では、上記掲げられた物品としての複数の部材若しくは装置又はユニット構造物のうちから故障又は劣化している部材若しくは装置又はユニット構造物を特定することができる。
図1から図3は、実施の形態1に係る画像形成装置1を示すものである。図1はその画像形成装置1の構成を示し、図2はその画像形成装置1における作像装置の構成を示し、図3はその画像形成装置1における制御系の一部の構成を示している。
画像形成装置1は、電子写真方式を採用して、文字、写真、図形等からなる画像情報に基づきトナーで構成される画像を最終的に記録媒体の一例である記録用紙9に形成するものである。
筐体10は、例えば、支持部材、外装材等の材料を用いて支持構造部や外装部が形成されており、その上面部に画像が形成された記録用紙9が排出されて収容される排出収容面部12が設けられている。図1に示す一点鎖線は、筐体10の内部における記録用紙9の主な搬送経路である。
さらに、画像形成装置1は、後述するように、画像を形成する工程に用いる複数の物品のうちから故障又は劣化している物品を特定するための動作を行う機能を備えている。
作像装置20(Y,M,C,K)はいずれも、図1や図2に示されるように、所要の方向に回転駆動される感光ドラム21をそれぞれ備えており、その各感光ドラム21の周囲に帯電装置22、露光装置23、現像装置24、一次転写装置25、ドラム清掃装置26、除電器27等がそれぞれの定位置に配置されている。図1では、作像装置20を構成する主な装置等を示す符号(21〜26)を作像部20Yにすべて付しているが、それ以外の作像部20M,20C,20Kには省略して一部の符号のみを付している。
帯電装置22は、例えば、感光ドラム21の像形成面に接触して従動回転する状態で配置されるとともに所要の帯電電流が供給される帯電ロール221等の接触部材を備えた接触型の帯電装置である。
現像装置24は、例えば、前記4色(Y,M,C,K)のいずれか1色のトナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤を利用する現像装置24(Y,M,C,K)である。また、現像装置24(Y,M,C,K)は、例えばトナーをマイナス極性に帯電させて反転現像を行うよう使用される。さらに、現像装置24(Y,M,C,K)は、筐体内に収容されている二成分現像剤を磁力により保持して感光ドラム21と対向する現像領域に搬送するよう回転する現像ロール241等を備えている。現像ロール241には、感光ドラム21との間に例えば直流成分に交流成分を重畳した現像電流が供給される。
ドラム清掃装置26は、筐体26aの清掃作業用開口において感光ドラム21の少なくとも一次転写後の像形成面部分に接触するよう配置されて、その像形成面上にある残留トナー等の不要物をかきとって除去する弾性板、回転ブラシ等の清掃部材26b等を備えている。
また、中間転写部3は、作像装置20(Y,M,C,K)における感光ドラム21の一次転写装置25と向き合う一次転写位置をそれぞれ通過しながら矢印Bで示す方向に回転するよう配置される中間転写ベルト31を備えている。
また、中間転写ベルト31は、複数の支持ロール32a〜32eに掛けまわされて回転自在に支持されている。支持ロール32aは駆動ロール兼二次転写バックアップロールとして、支持ロール32bは清掃バックアップロールとして、支持ロール32cは中間転写ベルト31に張力を付与するとともに中間転写ベルト31の蛇行を矯正する張力付与兼蛇行矯正(ステアリング)ロールとして、支持ロール32d及び32eは協働して中間転写ベルト31の一次転写面を形成するように保持する面出しロールとして、それぞれ構成されている。
ベルト清掃装置36は、筐体36aの清掃作業用開口において中間転写ベルト31の少なくとも二次転写後の像保持面部分に接触するよう配置されて、その像保持面上にある残留トナー等の不要物をかきとって清掃する弾性板、回転ブラシ等の清掃部材36b等を備えている。
また、給紙部4は、筐体10に対して引き出し自在に取り付けられ、所望のサイズ、種類等の記録用紙9が積載板42の上に積み重ねた状態で収容される収容体41と、その収容体41から記録用紙9を1枚ずつ給紙搬送路にむけて送り出す送出装置43を少なくとも備えて構成されている。収容体41及び送出装置43の数については、必要に応じて増減される。
記録用紙9としては、筐体10内における搬送路による搬送が可能であってトナー像の転写及び定着が可能な記録媒体であれば適用することができ、例えば、所定のサイズに裁断された記録紙(普通紙、コート紙など)をはじめとし、はがき等の厚紙や、封筒、透明又は半透明シート等の特殊な媒体も使用することができる。
また、定着部5は、記録用紙9の導入口及び排出口が形成された筐体51の内部に、矢印で示す方向に回転するとともに表面温度が所定の温度に保持されるよう加熱用手段によって加熱されるロール形態又はベルト形態からなる加熱用回転体52と、この加熱用回転体52の幅方向にほぼ沿う状態で所定の圧力で接触して従動回転するロール形態又はベルト形態からなる加圧用回転体53とを少なくとも設置して構成されている。
さらに、定着部5は、加熱用回転体52と加圧用回転体53の接触部分が、トナー像を保持する記録用紙9が導入されて定着処理(加熱及び加圧)される定着処理部として構成されている。
この画像形成装置1では、以下に説明する基本的な画像形成動作が行われる。ここでは、4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成する場合の動作を例にして説明する。
続いて、各露光装置23が、各感光ドラム21の帯電後における像形成面に対して各色成分(Y,M,C,K)に分解された画像信号に応じた露光をそれぞれ行う。これにより、各感光ドラム21の像形成面には、所定の電位からなる各色成分の静電潜像がそれぞれ形成される。
この後、中間転写部3の二次転写位置において、二次転写装置35の二次転写ロール351又は二次転写バックアップロール32aが二次転写電流の供給を受けて二次転写ロール351と中間転写ベルト31との間に二次転写電界を形成する。これにより、二次転写装置35が、中間転写ベルト31上にある4色のトナー像を記録用紙9の片面に対して二次転写させる。また、ベルト清掃装置36が、弾性板等の清掃部材36bを中間転写ベルト31の像保持面に接触させ続けていることにより、二次転写後等における中間転写ベルト31の像保持面を清掃する。
続いて、トナー像が定着された後の記録用紙9が、定着部5から排出された後に排出搬送路Rt3を経由して搬送され、最後に用紙排出口11から筐体10の外部に排出されて排出収容面部12に収容される。
ところで、画像形成装置1においては、画像形成動作が繰り返されること等により、画像を形成する工程に用いる複数ある物品8の一部の物品が故障することや経時的に劣化することがある。
画像を形成する工程に用いる物品8とは、その工程における一連の流れのなかで直接的に関与することになる物品であって故障や劣化により画像を形成する動作の際に悪影響(画像欠陥などの発生)を及ぼしやすい物品である。その物品8としては、例えば、感光ドラム21、帯電ロール221、露光装置23、現像装置24、一次転写ロール251、ドラム清掃装置26の清掃部材26a、中間転写ベルト31、支持ロール32a,32b、二次転写ロール351、ベルト清掃装置36の清掃部材36a、定着部5の加熱用回転体52又は加圧用回転体53等である。
しかも、このような画像欠陥が発生した場合、その発生要因になっている物品8を特定することが難しいときが多い。
そこで、この画像形成装置1では、画像を形成する工程に用いる複数の物品8のうちから故障又は劣化している物品を特定するための以下の動作を行う機能を備えている。
すなわち、画像形成装置1は、図3〜図5等に示されるように、複数の物品8の少なくとも1つの物品80が、画像を形成する工程の進行方向Dと交差する軸方向Eにおける正規の位置Kと異なる非正規の位置Jに移動可能に配置されており、その移動可能に配置された物品80の少なくとも1つの物品を非正規の位置Jに移動させた場合と正規の位置Kに配置している場合とで確認用画像Gnを同じ条件にて形成する動作をそれぞれ実行する制御手段(制御部)61を備えている。
これ以降では、上記制御手段61により実行される動作を「確認動作」と称する。
すなわち、トナー像を形成する作像工程に用いられる物品8としては、感光ドラム21、帯電ロール221、ライン型の露光装置23、現像ロール241、ドラム清掃部材26a、除電器27等である。また、トナー像を転写する転写工程に用いられる物品8としては、中間転写ベルト31、一次転写ロール251、一部のベルト支持ロール32a,32b,32c、ベルト清掃部材36a、二次転写ロール351等である。また、トナー像が転写された記録用紙9を搬送する搬送工程に用いられる物品8としては、用紙案内部材46等である。さらに、トナー像を記録用紙9に定着させる定着工程に用いられる物品8としては、加熱用回転体52や加圧用回転体53である。
このため、物品80における非正規の位置Jは、正規の位置Kとの離間距離Lが、軸方向Eへの位置が自動で補正される物品(例えば中間転写ベルト31やベルト支持ロール32c)の最大の補正移動長さαよりも長い寸法(L>α)になるよう設定されている。
例えば、許容される位置ずれの条件が70μm以下であった場合、上記最大の補正移動長さαも70μmになるとみなし、非正規の位置Jの正規の位置Kとの離間距離Lについては制御誤差等の発生も考慮して0.1mmよりも長い寸法に設定される。
支障がない長さ(Lx)とは、例えば、確認用画像Gnを形成する動作自体が正常にできない位置や、画像を形成する動作が可能であってもリーク放電等の障害が発生するおそれがある位置等の不適切な位置に達しない位置の正規の位置Kからの最大の離間距離である。
実施の形態1では、例えば、感光ドラム21、帯電ロール221、一次転写ロール251、二次転写ロール351等を移動可能な物品80として構成している。
また、実施の形態1では、図3に示されるように、現像ロール241については現像装置24全体でもって移動可能に配置する物品80として構成している。また、ドラム清掃部材26aとベルト清掃部材36aについては、ドラム清掃装置26全体やベルト清掃装置36全体でもって移動可能に配置する物品80として構成している。さらに、加熱用回転体52(及び加熱用回転体53)については、定着ユニット50全体をまとめて移動可能に配置する物品80として構成している。
また、中間転写ベルト31、一次転写ロール251(一次転写装置25)、支持ロール32a〜32eについては、例えば、筐体10に対して着脱自在に取り付けて交換できるよう一体化させたユニット構造物である中間転写ユニット30として構成し、その中間転写ユニット30全体を移動可能に配置する物品80として扱うようにしてもよい。
このように移動可能に配置する物品80として交換するユニット構造物を採用した場合は、そのユニット構造物を故障又は劣化している1つの物品として特定することが可能になる。
この場合は、制御手段61が、確認動作の際に移動駆動部75を介して駆動装置74を作動させるよう制御することにより移動機構7を所要量だけ駆動させることになる。
確認動作を実行するときの画像形成動作は、形成する画像の内容が確認用画像Gnになる点で相違する場合もあるが、それ以外の画像形成条件については通常の画像を形成するときの条件と同じ条件が適用されることで行われる。また、確認動作を実行するときの画像形成動作は、移動可能に配置された物品80が正規の位置Kにある場合と非正規の位置Jに移動された場合とで互いに同じ画像形成条件が適用されて行われる。
確認用画像Gnの画像情報は、特定の画像データとして画像処理部15の記憶部又は制御手段61の記憶素子にあらかじめ格納されている。制御手段61は、確認動作のための画像形成動作を実行する際、その格納されている確認用画像Gnの画像データ(信号)を、露光駆動部16を通して露光装置23に送信するよう制御する。
この確認動作で使用する記録用紙9は、画像形成装置1で使用対象になっている最大サイズの記録用紙か、あるいは、搬送時における送り幅が最大の寸法になる記録用紙である。また、確認動作で使用する記録用紙9としては、確認動作で得られる記録用紙9のうち2つの記録用紙9を重ね合わせた際に各記録用紙9の確認用画像Gn(実際には異常な像部分)が透視できる物性(半透明性、透明性など)を有する記録媒体を使用することが好ましい。この透視できる物性を有する記録媒体の使用を推奨する場合は、例えば、制御手段61により、確認動作を実行する際、その物性を有する記録媒体の使用を促すためのメッセージを操作表示装置14の表示部14bに表示させるようにする。
この場合、確認動作の実行モードは、例えば、操作表示装置14における表示部14bに選択指示用の画面として表示される。また、このサービスエンジニア等の指示による確認動作の実行は、例えば、画像形成枚数等の情報に基づく使用頻度の経過状況に応じて定期的に行うか、あるいは、画像欠陥が発生したときに行うようにする。
画像形成装置1においては、サービスエンジニア等により操作表示装置14の入力部14aから確認動作の実行モードが選択されて指示された場合、制御手段61によって以下に例示する確認動作が実行される。
また、このときの確認用画像Gnを形成する画像形成動作は、前述したフルカラー画像を形成するときの動作と同様に行った。また、確認用画像Gnとしては、例えばハーフトーン画像を適用した。
ちなみに、この物品80のすべてが正規の位置Kに配置されている場合に出力された記録用紙9の確認用画像Gnのなかに画像欠陥になる異常な像部分が存在していないことが確認されたときは、この時点で確認動作を終了させても差し支えない。この場合は、故障又は劣化している部品8が存在しない可能性が高いため、それ以降の確認動作を続行させる必要が殆どないからである。
つまり、この確認動作Bで確認用画像Gnを形成するときの画像形成動作は、1つの物品80が非正規の位置Jにある点で相違する以外、前述した確認動作Aでフルカラー画像を形成するときの動作と同じ条件で行った。またこの際、非正規の位置Jに移動する物品80としては、確認用画像Gnの形成に使用される感光ドラム21を選択した。このときの物品80の移動は、手動で行うか、又は制御手段61の制御により移動駆動部75を介して移動機構7を作動させることによる自動で行われる。
この例では、確認動作Aにより記録された確認用画像Gnに、図6(a)に例示されるように、確認用画像Gnとは異なる異常な像部分95aが、画像を形成する工程の進行方向D(記録用紙9の搬送方向にも該当する)に沿って間隔をあけた状態で形成されていることが確認される。
一方、確認動作Bにより記録された確認用画像Gnにも、図6(b)に例示されるように、確認動作Aのときに確認された異常な像部分95aと同じ種類(間欠的な筋状の像)であって画像を形成する工程の進行方向Dに沿って同様の間隔をあけた状態で存在する異常な像部分95bが形成されていることが確認される。
このような結果が得られた場合は、確認動作Bにおける異常な像部分95bと確認動作Aにおける異常な像部分95aとの距離βが、確認動作Bで移動させた物品80の正規の位置Kと非正規の位置Jとの離間距離Lと一致又はほぼ一致していれば、その異常な像部分95a、95bの発生原因が移動させた物品80であることを特定(推測)することができる。
そして、このときの異常な像部分95a、95bの発生原因が移動させた物品80の故障又は劣化にあると関連付けられた場合には、その移動させた物品80が「故障又は劣化している物品である」と特定することが可能になる。
異常な像部分95a、95bが、彩色の筋、白色の筋、彩色の点、白色の点、濃度むら、部分的な濃度低下、又は部分的な背景かぶりのいずれかであり、移動させた物品80が感光ドラム21(又はドラムユニット28における感光ドラム21又は帯電ロール221)であった場合を仮定する。この場合は、その異常な像部分95a、95bが、感光ドラム21(又は帯電ロール221)における傷、打痕、感光層の摩耗、異物の付着、感光層の光特性疲労等の故障や劣化に起因して発生している可能性が高い、と関連付けることができる。
また、故障又は劣化している物品80を特定できた場合には、その対象の物品80を修理するか又は新品に交換することになる。
このような結果が得られた場合には、そのときの異常な像部分95a、95bの発生原因が移動させた物品80ではなく別の物品8(80)の可能性があることを推測することができる。また、この場合は、その移動させた物品80が故障又は劣化している物品でないと推測することもできる。
この結果、確認動作Cのときの異常な像部分が確認動作Aのときの異常な像部分95aから軸方向E1の側に距離βだけずれた位置に形成されていることが確認された場合には、その2回目に非正規の位置Jに移動させた物品80が、異常な像部分95a等の発生原因であって故障又は劣化している物品であると特定できることもある。
また、確認動作は、この画像形成装置1のように4つの作像装置20(Y,M,C,K)を備えている場合、その作像装置20(Y,M,C,K)の一部(1つ、2つ又は3つ)を作動させて確認用画像Gnの形成動作を実行するように構成してもよい。
最後に、この確認動作は、故障又は劣化している物品80を特定することができた段階で終了させることができる。
しかも、この際、記録用紙9として2つの記録用紙9を重ね合わせた際に各記録用紙9の確認用画像Gnが透視できる物性を有する記録媒体を使用したときには、そのような特性を有する記録媒体を使用しない場合に比べて、故障又は劣化している物品を特定する際の目視による比較作業を容易に、しかも効率よく行うことができる。
図7は、実施の形態2に係る画像形成装置の要部である移動可能に配置される物品の構成について示している。
実施の形態2に係る画像形成装置1は、移動可能に配置する複数の物品80について非正規の位置Jを互いに異なる位置(例えばJ1,J2)に設定したうえで、その異なる位置に設定した物品80を異なる非正規の位置(例えばJ1,J2)にそれぞれ移動させた状態で確認用画像Gnを形成する動作を行うように変更した以外は、実施の形態1に係る画像形成装置1と同じ構成からなるものである。
1つの物品80Aでは、非正規の位置Jを正規の位置Kから軸方向E1の側に離間距離L1だけ離れた位置J1に設定している(図7(a))。もう1つの物品80Bでは、非正規の位置Jを正規の位置Kから軸方向E1の側に離間距離L1よりも長い離間距離L2(>L1)だけ離れた位置J2に設定している(図7(b))。この物品80A,80Bの異なる非正規の位置J1,J2への移動は、例えば、各物品80A,80Bにおける位置決め基準部分83に対して移動機構7のカム機構71における偏心カム73の接触させる部位を互いに変更することにより行うように構成している。
実施の形態2では、例えば、物品80Aとして確認用画像Gnの形成に使用される上記ドラムユニット28を採用し、物品80Bとして物品Aのドラムユニット28と同色の現像装置ユニット24を採用した。
この画像形成装置1における確認動作は、まず、移動可能に配置された物品80のすべて(物品80A,80Bを含む)を正規の位置Kに配置したうえで、確認用画像Gnを形成する動作(確認動作A)を実施の形態1における確認動作Aの場合と同様に実行する。
この例では、確認動作Aにより記録された確認用画像Gnに、図8(a)に例示されるように、確認用画像Gnとは異なる2種類の異常な像部分95a、96aが、画像を形成する工程の進行方向Dに沿って間隔をあけてそれぞれ形成されていることが確認される。
一方、確認動作Dにより記録された確認用画像Gnにも、図8(b)に例示されるように、確認動作Aのときに確認された2種類の異常な像部分95a、96aと同じ種類であって画像を形成する工程の進行方向Dに沿って同様の間隔をあけた状態で存在する2種類の異常な像部分95b、96bがそれぞれ形成されていることが確認される。
このときには、その異常な像部分95a、95bが発生した原因が非正規の位置J1に移動させた物品80Aであることを特定することと、異常な像部分96a、96bが発生した原因が非正規の位置J2に移動させた物品80Bであることを特定することの一方又はその双方が可能になる。
そして、このときの異常な像部分95a、95bの発生原因が物品80Aの故障又は劣化にあると関連付けられた場合には、その移動させた物品80Aが「故障又は劣化している物品である」と特定することができる。また、異常な像部分96a、96bの発生原因が物品80Bの故障又は劣化にあると関連付けられた場合には、その移動させた物品80Bが「故障又は劣化している物品である」と特定することができる。さらに、上記双方の特定ができることもある。
このような結果が得られた場合には、そのときの異常な像部分95a、95bの発生原因が、移動させた物品80A,80Bのいずれでもなく、別の物品8(80)の可能性があることを推測することができる。また、この場合は、非正規の位置J1,J2にそれぞれ移動させた物品80A,80Bが故障又は劣化している物品でないと推測することもできる。
また、実施の形態2においては、異なる非正規の位置Jとして、正規の位置Kとの離間距離Lが前述した条件を満たす限り、3種以上の互いに異なる位置に設定することも可能である。
図9は、実施の形態3に係る画像形成装置の要部(移動可能に配置される物品)の構成について示している。
実施の形態3に係る画像形成装置は、移動可能に配置された複数の物品80の少なくとも1つの物品80Dについて、確認用画像Gnを形成する動作中に移動するように構成したうえで、その移動する物品の少なくとも1つの物品80Dを移動させながら確認用画像Gnを形成する動作を行うように変更した以外は、実施の形態1に係る画像形成装置1と同じ構成からなるものである。
このときの物品80Dの移動は、移動機構7におけるカム機構71の偏心カム73を所要の速度で所要の回転角度の範囲だけ回転させて、その偏心カム73の半径が徐々に大きくなるカム部分を物品80Dの本体81にある位置決め基準部83に順次対峙させることにより行う。
また、この物品80Dの移動は、制御手段61の制御動作により移動駆動部75(図5)を介して駆動装置74の駆動を制御して、移動機構7のカム機構71を所要量だけ駆動させることにより自動で行うようにしている。なお、物品80Dの移動は、その物品80の種類や移動機構7の形式等の条件が適当である場合には、手動で行うように対応しても構わない。
この画像形成装置1における確認動作は、まず、移動可能に配置された物品80のすべて(物品Dを含む)を正規の位置Kに配置したうえで、確認用画像Gnを形成する動作(「確認動作A」)を実施の形態1における確認動作Aの場合と同様に実行する。
この例では、確認動作Aにより記録された確認用画像Gnに、図10(a)に例示されるように、確認用画像Gnとは異なる長い筋状の異常な像部分97aが、画像を形成する工程の進行方向Dに沿ってほぼ直線状に延びるよう形成されていることが確認される。
一方、確認動作Eにより記録された確認用画像Gnにも、図10(b)に例示されるように、確認動作Aのときに確認された筋状の異常な像部分97aと同じ種類(長い筋状の像)であって画像を形成する工程の進行方向Dにほぼ沿う筋状の異常な像部分97bが形成されていることが確認される。
このときには、その線状で異常な像部分97a、97bが発生した原因が非正規の位置Jに移動させた物品80Dであることを特定(推測)することができる。
そして、このときの異常な像部分97a、97bの発生原因が移動させた物品80Dの故障又は劣化にあると関連付けられた場合には、その移動させた物品80Dが「故障又は劣化している物品である」と特定することができる。
このような結果が得られた場合には、そのときの異常な像部分97a、97bの発生原因が、移動させた物品80Dではなく別の物品8(80)の可能性があることを推測することができる。また、この場合は、移動させた物品80Dが故障又は劣化している物品でないと推測することもできる。
また、この画像形成装置1においては、移動させる物品80Dについて、正規の位置Kと非正規の位置Jの間を所要の速度で往復移動させるよう設定することもできる。
このように設定したときの画像形成装置1による確認動作は、上記確認動作Aを行った後、物品80Dの1つを正規の位置Kと非正規の位置Jの間を所要の速度で往復移動させながら、確認用画像Gnを形成する動作(以後、このような動作を「確認動作F」と称することもある。)を上記確認動作Aのときと同じ画像形成条件のもとで実行する。
この例では、特に確認動作Fにより記録された確認用画像Gnに、図11(b)に例示されるように、確認動作Aのときに確認された筋状の異常な像部分97a(図11(a))と同じ種類(長い筋状の像)であって画像を形成する工程の進行方向Dにほぼ沿う筋状の異常な像部分97cが形成されていることが確認される。
このときには、その長い筋状の異常な像部分97a、97cが発生した原因が移動させた物品80Dであることを特定することができる。
そして、このときの異常な像部分97a、97cの発生原因が移動させた物品80Dの故障又は劣化にあると関連付けられた場合には、その移動させた物品80Dが「故障又は劣化している物品である」と特定することができる。
さらに、この画像形成装置1においては、移動させる複数の物品80Dについて、正規の位置Kと非正規の位置Jとの間で互いに異なる時期又は速さで移動させながら確認用画像Gnを形成する動作を実行するよう構成することもできる。
このように構成したときの画像形成装置1による確認動作は、上記確認動作Aを行った後、例えば2つの物品80Dを正規の位置Kと非正規の位置Jの間で互いに異なる時期に往復移動させながら、確認用画像Gnを形成する動作(以後、このような動作を「確認動作H」と称することもある。)を上記確認動作Aのときと同じ画像形成条件のもとで実行する。
この例では、確認動作Aにより得られた確認用画像Gnに、図12(a)に例示されるような連続する筋状の異常な像部分97aと非連続の(間欠的な)筋状の異常な像部分98aが形成されていることが確認される。
一方、確認動作Hにより得られた確認用画像Gnにも、図12(b)に例示されるように、確認動作Aのときに確認された筋状の異常な像部分97a、98aと同じ種類(筋状の像)であって画像を形成する工程の進行方向Dにほぼ沿う連続する筋状の異常な像部分97bと非連続の筋状の異常な像部分98bが別の位置にそれぞれ形成されていることが確認される。
また、確認動作Hのときに発生した筋状の異常な像部分98bが、他方の物品80Dの上記2回の移動時期とは異なる1回の移動時期にほぼ合致して1回のみ往復移動してように屈曲する非連続の屈曲線を描くように形成されていることがある。
このときは、その連続する線状で異常な像部分97a、97bが発生した原因が、2回往復移動をした一方の物品80Dであることを特定することができる。また、その非連続の線状で異常な像部分98a、98bが発生した原因が、2回の移動時期とは異なる時期に1回の往復移動をした他方の物品80Dであることを特定することができる。
このため、複数の物品80Dを互いに異なる速さで移動させながら確認用画像Gnを形成した場合、その確認用画像Gnのなかに物品80Dの数に応じた数の異なる異常な像部分が形成されているときには、その各異常な像部分の軸方向Eに対するずれ方の違いで、複数の物品80Dのどの物品80Dの移動に対して発生した異常な像部分であるかを識別することができる。
実施の形態4に係る画像形成装置は、実施の形態1〜3に係る画像形成装置1において、確認動作で形成される確認用画像Gnを読み取る読取手段71と、その読取手段71で読み取った確認用画像Gnの情報のなかに移動させる物品80の移動量に相当する距離βだけ軸方向Eにずれた異常な像部分(例えば上記符号95b〜98b、97cで示した異常な像部分)が存在するか否かを検出する検出手段72とを追加した構成からなるものである。
この読取手段71と検出手段72は、図5に二点鎖線で示すように制御手段61と接続される。これにより、制御手段61は、確認動作の際、読取手段71と検出手段72を作動させるようになっている。
読取手段71として原稿読取装置を利用する場合は、各確認動作(確認動作Aの場合と、それ以外の確認動作B〜F,H等の場合)でそれぞれ出力される各記録用紙9に記録された確認用画像Gnを原稿読取装置によりそれぞれ読み取る。
この検出手段72を利用した場合は、実施の形態1〜3において確認用画像Gnが形成された各記録用紙9を人の視覚等により比較検討する作業が不要となり、その比較作業に比べて異常な像部分の解析も正確になされるようになるので、最終的に、故障又は劣化している物品の特定を精度よく行うことが可能になる。
さらに、検出手段72は、制御装置61の制御動作により、その検出結果を画像形成装置1と通信部19を介して接続されている使用者又はサービスエンジニアのパーソナルコンピュータ等の情報端末などに通知することができるように構成しておいてもよい。
このような画像読取センサ71a、71bを読取手段71として利用した場合は、確認動作で形成される確認用画像Gnを感光ドラム21上にある段階か又は中間転写ベルト31上にある段階でトナー像として読み取ることができる。このときの確認用画像Gnのトナー像は、画像読取センサ71a、71bで読み取られた後はドラム清掃装置26かあるいはベルト清掃装置36で除去される。これにより、確認用画像Gnの記録のために記録用紙9を使用する必要がなくなる。
ただし、この画像読取センサ71a、71bで読み取る構成の場合は、確認動作のときに移動させる物品80が感光ドラム21の周囲に配置されている物品80群か又は中間転写ベルト31の周囲に至るまでに配置されている物品80群に限られる。このため、この場合は、移動させる物品80の数が確認用画像Gnを記録用紙9に記録した状態で読み取る構成の場合の物品80の数に比べて(二次転写ロール351以後にある物品80の分だけ)少なくなる結果、故障又は劣化している物品の特定できる種類も少なくなる。
実施の形態1〜3では、移動可能に配置する物品80の移動機構7としてカム機構71を適用した構成例を示したが、その移動機構7としては他の機構を適用してもよく、例えば、図13に例示するような機構74〜76を適用することもできる。
そして、このネジ機構74は、確認動作のときに動力伝達部74bから手動又は自動で動力を与えてネジ本体部74aを軸方向E1,E2に進退移動させることにより、物品80の本体81を軸方向E1,E2に移動させることができ、これにより物品80を正規の位置Kと非正規の位置Jとの間で移動させる。
そして、このくさび機構75は、確認動作のときに駆動部から手動又は自動で動力を与えてくさび部75aを両矢印で示す方向に進退(上下)移動させることにより、物品80の本体81を軸方向E1,E2に進退移動させることができ、これにより物品80を正規の位置Kと非正規の位置Jとの間で移動させることができる。
そして、この出没機構76は、確認動作のときに駆動部から手動又は自動で動力を与えて出没部材76を軸方向Eにそって出没移動させることにより、物品80の本体81を軸方向E1,E2に進退移動させることができ、これにより物品80を正規の位置Kと非正規の位置Jとの間で移動させることができる。
そして、制御手段61による各確認動作を行った場合、その各確認動作で形成される確認用画像Gnのなかに発生する異常な像部分と物品80との関連付け(関連性)については、この図14に例示されるような故障又は劣化の例と画像欠陥の例との関係性を示す情報を参考にして調べてもよい。
8 …物品
9 …記録用紙(記録媒体の一例)
21…感光ドラム(感光体の一例)
23…露光装置(ライン型露光装置)
24…現像措置24
26a…清掃部材(感光体清掃部材の一例)
28…ドラムユニット(ユニット構造物の一例)
30…中間転写ユニット(ユニット構造物の一例)
31…中間転写ベルト(中間転写体の一例)
32a〜32c…ベルト支持ロール
36a…清掃部材(中間転写体清掃部材の一例)
46…用紙案内部材
50…定着ユニット(ユニット構造物の一例)
52…加熱用回転体(定着部材の一例)
53…加圧用回転体(定着部材の一例)
61…制御手段
71…読取手段
72…検出手段
75…検出手段
80…移動可能に配置する物品
221…帯電ロール(接触帯電部材の一例)
251…一次転写ロール(一次転写部材の一例)
351…二次転写ロール(二次転写部材の一例)
D …進行方向
E …軸方向
K …正規の位置
J …非正規の位置
Gn…確認用画像
L …離間距離
α …最大の補正移動長さ
Claims (11)
- 画像を形成する工程に用いる複数の物品を備え、
前記複数の物品の少なくとも1つの物品が、前記工程の進行方向と交差する軸方向における正規の位置と異なる非正規の位置に移動可能に配置されており、
前記移動可能に配置された物品の少なくとも1つの物品を前記非正規の位置に移動させた場合と前記正規の位置に配置している場合とで確認用画像を同じ条件にて形成する動作をそれぞれ実行する制御手段を有している画像形成装置。 - 前記移動可能に配置された複数の物品は、前記非正規の位置が互いに異なる位置に設定されており、
前記制御手段は、前記複数の物品のうちから2以上の物品を前記互いに異なる非正規の位置にそれぞれ移動させた状態で前記確認用画像を形成する動作を実行するよう構成されている請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記移動可能に配置された複数の物品の少なくとも1つの物品は、前記確認用画像を形成する動作中に前記正規の位置と前記非正規の位置との間を移動するように構成されており、
前記制御手段は、前記移動する物品の少なくとも1つの物品を、前記正規の位置と前記非正規の位置との間で移動させながら前記確認用画像を形成する動作を実行するよう構成されている請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記移動する複数の物品を、前記正規の位置と前記非正規の位置との間において互いに異なる時期又は速さで移動させながら前記確認用画像を形成する動作を実行するよう構成されている請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記非正規の位置は、前記正規の位置との間の離間距離が、前記物品のうち前記軸方向への位置が自動で補正される物品の最大の補正移動長さよりも長い寸法になり且つ前記確認用画像を形成する動作に支障がない長さ以内の寸法になるよう設定されている請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記正規の位置及び非正規の位置における各画像形成動作で得られる確認用画像の結果を記録媒体に記録して出力するよう構成されている請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記記録媒体として、2つの記録媒体を重ね合わせた際に各記録媒体の確認用画像が透視できる物性を有する記録媒体を使用するよう構成されている請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段にて実行される動作で形成される各確認用画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段で読み取った確認用画像の情報のなかに前記移動させる物品の移動量に相当する距離だけ前記軸方向にずれた異常な像部分が存在するか否かを検出する検出手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記動作の際に、前記読取手段及び検出手段を作動させる請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記読取手段は、記録媒体に記録された確認用画像を読み取るよう構成されている請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記移動可能に配置される物品は、手動又は自動で移動するよう配置されている請求項1乃至9のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記物品は、感光体、接触帯電部材、コロナ放電器、ライン型露光装置、現像装置、一次転写部材、感光体清掃部材、中間転写体、ベルト支持ロール、二次転写部材、中間転写体清掃部材、定着部材、記録媒体案内部材、及びこれらの少なくとも1つを有するユニット構造物を含む請求項1乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
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